JP3169362B2 - 回転ドラム式鍋による食材の炒め方法及び炒め機 - Google Patents
回転ドラム式鍋による食材の炒め方法及び炒め機Info
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Description
の食品を油炒めする横型の回転ドラム式鍋による食材の
炒め方法及び炒め機に関するものである。
める横型の回転ドラム式炒め機として、本願出願人は、
実願平9―825号(実用新案登録第3040706
号)に開示するように、横型の回転ドラム式鍋の内面
に、前後方向に延びて食材を保持する仕切板を備え、前
記回転ドラム式鍋の下方に配設した左,右数列のガスバ
ーナによって食材を加熱しつつ、駆動装置によって回転
ドラムを回転させることで、食材を炒めるようにしたも
のを提案している。
の横型の回転ドラム式炒め機では、食材が特に米粒、澱
粉質のチャーハンを炒め調理する場合には、回転ドラム
式鍋の内面に米粒等が付着し易く、焼き付いてしまう
と、これを取除くにはかなり困難であり、清掃も面倒で
あるという問題点があった。この発明は、前述した問題
点を解決して、回転ドラム式鍋内部に掻取り羽根を配設
し、そばなどの麺類または米飯など澱粉質の多い食材で
あっても前記鍋の内面に付着した食材を前記掻取り羽根
によって常に掻取り、食材を焼き付かせないようにして
攪拌すると共に、食材を高温で炒めた場合であっても、
回転ドラム式鍋の内面に食材を付着させず良質の製品を
提供することができる回転ドラム式鍋による食材の炒め
方法並びにこの炒め方法に好適する食材の炒め機を提供
することを目的としている。
の回転ドラム式鍋内に掻取り羽根を備え、前記回転ドラ
ム式鍋を加熱しつつ回転させ、前記掻取り羽根を回転さ
せて前記回転ドラム式鍋内の食材の攪拌並びに該鍋内面
に付着した食材を掻き取る回転ドラム式鍋による食材の
炒め方法であって、前記回転ドラム式鍋及び掻取り羽根
を回転させて前記食材を下方から上方へ移動させると共
に、該上方で前記食材を落下させる行程と、前記回転ド
ラム式鍋の回転を停止させ、前記掻取り羽根を回転させ
て前記停止中の回転ドラム式鍋の上方内面に付着した食
材を掻き落とす行程とを備えたことを特徴とする。
内に掻取り羽根を備え、前記回転ドラム式鍋を加熱しつ
つ回転させ、前記掻取り羽根を回転させて前記回転ドラ
ム式鍋内の食材の攪拌並びに該鍋内面に付着した食材を
掻き落とす回転ドラム式鍋による食材の炒め機であっ
て、前記回転ドラム式鍋を回転させる第1駆動装置と、
前記掻取り羽根を回転させる第2駆動装置と、前記回転
ドラム式鍋の回転停止用の第1スイッチとを備え、前記
第1,第2駆動装置の駆動により前記回転ドラム式鍋及
び掻取り羽根を回転させて前記食材を下方から上方へ移
動させると共に、該上方で前記食材を落下させ、前記第
1スイッチの付勢により前記第1駆動装置による回転ド
ラム式鍋の回転を停止させ、前記第2駆動装置により掻
取り羽根を回転させて前記停止中の回転ドラム式鍋の上
方内面に付着した食材を掻き落とすことを特徴とする。
ラム式鍋による食材の炒め機であって、前記掻取り羽根
は、ほぼ逆く字状を呈することを特徴とする。
図1〜図4を参照して説明する。図中、1は横型の回転
ドラム式鍋であり、この回転ドラム式鍋1は、正面側端
部に先細テーパ部1aによって縮径された開口部1bを
形成し、背面側に椀状の底部1cを形成し、外胴2内に
これと隙間を設けて同心に配置し、後述の駆動手段3で
ある第1駆動装置3Aによって軸回りに回転するように
してある。
設けられたボックス4内に設置された電動機5と、この
電動機5の回転をウオーム6を介して前記ボックス4の
側面板に固定した軸受7に支持されて回転する可動ブラ
ケット8の端部にキー結合されたウオームホイール9に
伝達し、前記可動ブラケット8の突出端部8aを前記回
転ドラム式鍋1の底部1c外面に熔着した外部ブラケッ
ト1dと連結することで、前記回転ドラム式鍋1を所望
速度で回転するようにしている。
向の軸方向と直交する左,右傾動軸10によって、左,
右脚11の上部に上下方向に傾動可能に軸支し、右方の
脚11に公知の手動式の傾動操作機構12を設け、その
ハンドル12aの回動操作により、回転ドラム式鍋1及
び駆動手段3を内装したボックス4とを共に前下がりに
傾動するようにしてある。
など左右複数列のガスバーナ13を回転ドラム式鍋1の
軸方向に沿って配置し、前記ガスバーナ13は外胴2に
固定し、バルブ(図示省略)を介してガス供給源に接続
してある。
従来の回転ドラム式炒め機とほぼ同様であるが、本発明
の第1実施形態の炒め機は、図3に示すように、回転ド
ラム式鍋1内部に軸中心を一致させた回転軸14が、前
記底部1cの中心部を貫通してメタル軸受け14aに支
持されて回転可能に片側支持(後部支持)によって装着
されると共に、前記回転軸14の端部は前記駆動手段3
内装のボックス4に取付けられた前記可動ブラケット8
の中心孔8bに取付けたメタル軸受8cを貫通し、前記
ボックス4内に突出し、ボックス4内部に設置された第
2駆動装置3Bと連結される。なお、本発明では変形例
として回転ドラム式鍋1の開口部1bに着脱自在の蓋部
材を取付け、前記片側支持の回転軸14を前後側で両側
支持とする構造とし、大型の回転ドラム式鍋1に適応さ
せることができる。
出力を減速機15aに連結したチエーン16を介して前
記回転軸14の後端部14bに取付けたチエーンスプロ
ケト17に伝達され、前記回転軸14が回転するように
なっている。
転軸14は、底部1cの近傍で軸方向がクランク状に折
り曲げられ、折り曲げ水平軸14c部分には所定の間隔
で、複数の掻取り羽根18が取り付けられている。前記
掻取り羽根18は、前記回転ドラム式鍋1の内面と圧接
する偏平な板状の食材の掻取り部18aと、この掻取り
部18aの上端中央に取付けた取付杆18bと、この取
付杆18bが嵌合する前記折り曲げ水平軸14c部分に
一端が固着された中空の連結杆18cとからなり、両者
は前記連結杆18cの中空内に配設されたコイルばね1
9を介して軸方向の伸縮が可能になっており、前記コイ
ルばね19によって、前記掻取り部18aが前記回転ド
ラム式鍋1の内面と圧接するようになっている。
aを回転ドラム式鍋1の軸線と平行に、長手(前後)方
向を一線状に揃えて配設してもよいが、回転ドラム式鍋
1の軸線と掻取り部18aの関係を少しの角度で交叉し
た捩じれの状態にさせることによって、回転軸14の回
転と併せて食材に送りを与えることが可能となる。一
方、互いの掻取り部18aの先端側と後端側とが互いに
重複するような位置関係の状態に配設することが好まし
い。
停止用の第1スイッチで、前記回転ドラム式鍋の底部1
c外面に熔着した外部ブラケット1dの外周面の直下に
あたる所から、ほぼ90度〜180度(好ましくは10
5度〜150度)の位置に対応する外胴2内面に固定さ
れたリミットスイッチからなり、前記外部ブラケット1
dの外周面に取付けた第1操作片(ドッグ)21によっ
て操作され、前記電動機5の回転を停止させる。
び掻取り羽根8の回転を停止すると共に、前記回転ドラ
ム式鍋1の回転を始動させるためのもので、前記回転軸
14の後端部14bに対応して配設された支持板22a
に取付けたリミットスイッチからなり、前記第1スイッ
チ20と軸中心のほぼ反対側に当たる支持板22aの直
下にあたる所から240度〜360度(好ましくは27
0度〜330度)の前記支持面位置に取り付けられ、こ
れと対応する前記回転軸14の後端部14bに取り付け
られた第2操作片(ドッグ)23によって操作され、前
記電動機15を停止すると共に電動機5を再度回転させ
る。
び掻取り羽根8の回転を始動するためのものであり、前
記外部ブラケット1dの外周面の直下にあたる所から、
ほぼ240度〜360度(好ましくは270度〜330
度)の位置に対応する外胴2内面に固定され、前記外部
ブラケット1dの外周面に取り付けた前記第1操作片
(ドッグ)21によって操作され、前記電動機15の回
転を始動させる。一方、前記右方の脚11の上方には操
作盤25を固定し、操作盤25には、回転ドラム式鍋1
を回転制御するための制御用タイマ26が設けられ、こ
のタイマ26を前記第1,第2,第3スイッチ20,2
2,24からの信号により前記駆動装置3A,3Bの各
電動機5,15の回転停止時間の長短を調節可能にして
ある。
食材の炒め機の使用について説明する。まず、回転ドラ
ム式鍋1が水平で空の状態で 回転ドラム式鍋1の底部
1cの外面に熔着された外部ブラケット1dに突設され
た第1操作片21と回転軸14の後端部14bに突設さ
せた第2操作片23が図4に示すように垂直線上(直下
にあたる所)にある状態で各駆動装置3A,3Bの電動
機5,15を動作させ、前記ドラム式鍋1及び掻取り羽
根18を取付けた回転軸14を時計方向に回転させると
共に、ガスバーナ13のバルブを開き、ガスバーナ13
から噴出する都市ガスなどのガスに着火し、前記バルブ
を全開して回転ドラム式鍋1を加熱する。
時点で、この位置に対応して取付けられた前記第1操作
片21により操作される鍋停止用の第1スイッチ20を
付勢することで、回転ドラム式鍋1の回転が停止する。 b)前記回転ドラム式鍋1と同速度で回転する掻取り羽
根18と回転軸14は前記回転ドラム式鍋1の回転が停
止する位置では停止することなく、停止した前記回転ド
ラム式鍋1の内面に掻取り羽根18の掻取り部18aを
圧接させ、内面に付着した食材を掻き落としながら回転
し、回転軸14の後端部14bに取付けた第2操作片2
3によって、スタートしてからほぼ300度の位置の支
持板22aに取付けた回転ドラム式鍋1の回転始動及び
回転軸14停止用の第2スイッチ22を付勢すること
で、回転ドラム式鍋1が再び回転始動すると共に、回転
軸14が回転を停止する。 c)前記回転ドラム式鍋1が120度の停止位置から回
転始動し、前記回転軸14停止位置と対応する外部ブラ
ケット1dの外周面に取付けられた前記第1操作片21
により操作される回転軸14軸始動用の第3スイッチ2
4を付勢することで、回転軸14と回転ドラム式鍋1と
は共に回転する。次に、回転と共に前記第1操作片21
と第2操作片23が図4に示すような下向きの一直線の
状態となって動作を進める。そして、前記の動作を繰り
返すことで、食材を炒め調理する。なお、前記回転ドラ
ム式鍋1内の温度が所望温度以上に上昇した時は、前記
バルブの開閉度制御することで、火力を調整する。
計方向に回転させることで、前記回転ドラム式鍋1の内
面に圧接した掻取り羽根18によって米飯などの食材を
支持して、これらが下方から上方に移動し、掻取り羽根
18が、図4に示すように、120度前後(10時と1
1時との間)の所定位置になると、斜め下向きになり、
前記食材が掻取り羽根18の掻取り部18aである支持
面から回転ドラム式鍋1内の下部に反転して落下する。
駆動装置3Aの電動機5は鍋停止用の第1スイッチ20
の付勢により回転ドラム式鍋1のみが停止し、回転を継
続する回転軸14の掻取り羽根18によって、回転ドラ
ム式鍋1の上方内面に付着した食材を掻き落とし、下方
に落下させる。
直線上からほぼ120度(10時と11時との間)の所
定位置になるごとに、停止状態での加熱を繰り返し、回
転ドラム式鍋1の回転停止時に掻取り羽根18によっ
て、回転ドラム式鍋1の上方内面に付着した食材を掻き
落し、食材の炒め作業を終り、ガスバーナ13のバルブ
を閉じて加熱を停止させ、かつ各電動機5,15をそれ
ぞれ停止させて回転ドラム式鍋1及び回転軸14の回転
を停止させる。
bから回転ドラム式鍋1内に入れ、ガスバーナ13を消
火したまま、各電動機5,15を駆動して回転ドラム式
鍋1を1回またはそれ以上回転させて混合した後、停止
させてチャーハンなどの製品に仕上げる。その後、ハン
ドル12aの手動操作で回転させ、傾動操作機構12を
動作させて、外胴2及びボックス4を共に回転ドラム式
鍋1の開口部1bが下になる前下がりに傾斜させ、チャ
ーハンなどの食材を開口部1bから取り出す。
ば、回転ドラム式鍋1を回転制御させ、回転ドラム式鍋
1の回転停止時に掻取り羽根18によって、回転ドラム
式鍋1の上方内面に付着した食材を掻き落しながら、食
材の炒め作業を行うので、回転ドラム式鍋1内面には食
材の焦げつきなどの付着が防止されると共に、回転ドラ
ム式鍋1に対する加熱効率が増大し、米飯などの温度を
短い時間で大幅に上昇させることができ、製品の味がよ
くなり、業務用炒め機に好適する。
転と回転軸14及び掻取り羽根18の回転制御を、前述
のa)〜c)の制御する方法を示したが、これに限定さ
れることなく、回転ドラム式鍋1の回転と回転軸14及
び掻取り羽根18の回転制御を、回転ドラム式鍋1が垂
直線上より120度回転して停止し、食材が落下した時
点で回転軸14及び掻取り羽根18も同時に停止し一定
時間経過した後、再び回転軸14及び掻取り羽根18の
みを回転始動し、300度〜330度の角度位置で停止
し、再び回転ドラム式鍋1の回転始動に同期して回転軸
14及び掻取り羽根18を回転し、次の動作を繰り返
す、というような回転制御を行うようにしても良い。こ
の場合、前述のa)〜c)の制御の場合も含め、掻取り
羽根18が停止した時に、回転ドラム式鍋1の停止もそ
のまま一定時間継続してもよい。
の回転始動位置は、前記回転ドラム式鍋1が回転を停止
する直前または停止時であってもよいことは勿論であ
る。また、この発明の前記実施形態では、回転ドラム式
鍋1の回転と回転軸14及び掻取り羽根18の回転制御
を、第1,第2操作片21,23とこれに操作される第
1,第2,第3スイッチ20,22,24によって、第
1,第2駆動装置3A,3Bを制御する方法を示した
が、前記機械的なスイッチに代えてホトセンサなどの光
学検知手段を用いて、回転ドラム式鍋1の回転角度と回
転軸14の回転角度をそれぞれ検出して、各駆動装置3
A,3Bの各電動機5,15の回転を制御するようにし
ても良く、またタイマー制御とリミットスイッチや光学
手段を単独で或いは組合わせて制御する回転角度検出手
段であってもよいことは勿論である。
を2個使用する場合について説明したが、変形カム或い
は歯車の組合わせによって、1個の電動機で兼用するこ
とも可能である。更にまた、制御用タイマ26を用い
て、1回の炒め作業中に回転ドラム式鍋1の停止時間
を、初めに長く、終りに短くするなど、停止時間の長短
を回転軸14の回転速度を調節したり、ガスバーナ13
による加熱やその停止回数などを変更したりすることが
でき、また回転ドラム式鍋の停止時間、ガスバーナ13
による加熱やその停止回数をプログラム化することが好
ましい。なお、ガスバーナから噴出するガスの着火をよ
くするために種火バーナを付設してもよく、また、ガス
に代えて電気による加熱であっても良い。
根18に代えて、図5に示すような掻取り羽根30とす
ることもできる。すなわち、図5に示す掻取り羽根30
は、回転軸14のクランク状の折り曲げ垂直部分14e
の長さを大きくして折り曲げ水平軸14cを前記回転ド
ラム式鍋1の内面と近接状態とし、前記水平軸14cの
上部外面に溶接などの手段により垂直に立設された広幅
の固定羽根30aと、前記折り曲げ水平軸14cの下部
に位置するように、前記水平軸14cに揺動自在に取り
付けられた幅の狭い揺動羽根(フラップ)30bとから
なり、前記揺動羽根30bは、前記水平軸14cの前,
後部に設けたばね30c,30cにより、常時、時計方
向軸周りが規制されており、掻取り羽根30として一体
に回転する場合は、横断面がほぼ逆「く」字状を呈するこ
とで、前記揺動羽根30bの下端部30dを、前記回転
ドラム式鍋1の内面と圧接させることができる。
取り羽根18に代えて、図6に示すような掻取り羽根3
1とすることもできる。すなわち、図6に示す掻取り羽
根31は、前記回転軸14と同様に構成された折り曲げ
水平軸14cの長手(前後)方向に沿って固定した取付杆
31bに上部をビス31c止めなどの手段によって、掻
取り部31aを固定したものである。前記掻取り部31
aは、薄い弾性を持つ鋼板或いはプラスチック製板材か
らなり、幅方向の寸法を前記水平軸14と回転ドラム式
鍋1の内面との間の距離より僅かに大きく形成されてお
り、掻取り羽根31として一体に回転する場合は、横断
面がほぼ逆「く」字状を呈することで、前記掻取り羽根3
1の下端部31dを、前記回転ドラム式鍋1の内面と圧
接させることができる。
回転ドラム式鍋1の内面と近接状態に折り曲げ、水平軸
14cに揺動羽根30b,掻取り部31aが取り付けら
れるので、回転ドラム式鍋1の内面との圧接を容易に強
くできる効果がある。なお、図示しないが、図6におい
て掻取り羽根31の水平軸14cの上方で前記掻取り部
31aと対応する位置には一定間隔で立設した丸棒を設
け、ホーク状の攪拌棒付きの掻取り羽根31とすること
も可能であり、麺類,スパゲッテイなどの攪拌炒めに好
適する。このことは、掻取り羽根30の場合も、固定羽
根30aの代わりに、ホーク状のものを使用すること
で、同じ効果を期待することが出来る。
ドラム式鍋1の内部でクランク状に曲折させて、折り曲
げ水平軸14cに掻取り羽根18,30,31を設けた
構成としたことで、前記水平軸14cに取付けた掻取り
羽根18,30,31のそれぞれの下端部を回転ドラム
式鍋1の内面と確実に且つ強い力で圧接させることがで
きるが、前記回転ドラム式鍋1内部に食材を投入する際
に多少邪魔になることを除けば、特に前記構成に拘るこ
となく、前記回転ドラム式鍋1の内面に付着する食材が
少ない場合は、回転軸14をストレートにして前記掻取
り羽根を取付けるようにしてもよい。
状やストレートの場合も含めて、掻取り羽根18,3
0,31は回転ドラム式鍋1の内部に圧接する、という
ことで述べてきたが、隙間がある場合も考えられる。そ
のような場合でも、大きな粒子の食材であれば、掻取り
に際してかなりの効果をもたらしている。
び掻取り羽根を回転させて食材を下方から上方へ移動さ
せると共に、該上方で前記食材を落下させる行程と、前
記回転ドラム式鍋の回転を停止させ、前記掻取り羽根を
回転させて前記停止中の回転ドラム式鍋の上方内面に付
着した食材を掻き落とす行程とを備えたことにより、回
転ドラム式鍋内面の食材の焦げ付きなどの付着を防止す
ることができる。また、回転式鍋に対する加熱効率が増
大し、米飯などの温度を、短い時間で大幅に上昇させる
ことができ、製品の仕上がりが向上し、業務用に適す
る。請求項2の発明では、第1,第2駆動装置の駆動に
より回転ドラム式鍋及び掻取り羽根を回転させて前記食
材を下方から上方へ移動させると共に、該上方で前記食
材を落下させ、第1スイッチの付勢により前記第1駆動
装置による回転ドラム式鍋の回転を停止させ、前記第2
駆動装置により掻取り羽根を回転させて前記停止中の回
転ドラム式鍋の上方内面に付着した食材を掻き落とすこ
とにより、回転ドラム式鍋内面の食材の焦げ付きなどの
付着を防止することができる。また、回転ドラム式鍋に
対する加熱効率が増大し、米飯などの温度を短い時間で
大幅に上昇させることができ、製品の仕上がりが向上
し、業務用炒め機に適する。請求項3の発明では、請求
項2の発明の効果に加え、掻取り羽根は、ほぼ逆く字状
を呈することで、掻き取りを確実に行わせることができ
る。
の炒め機を示した正面図。
図。
示した拡大垂直断面図。
取り羽根の回転動作を示す概略説明図。
取り羽根の変形例を示す要部斜視図。
取り羽根のさらに異なる変形例を示す要部斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 横型の回転ドラム式鍋内に掻取り羽根を
備え、前記回転ドラム式鍋を加熱しつつ回転させ、前記
掻取り羽根を回転させて前記回転ドラム式鍋内の食材の
攪拌並びに該鍋内面に付着した食材を掻き取る回転ドラ
ム式鍋による食材の炒め方法であって、 前記回転ドラム式鍋及び掻取り羽根を回転させて前記食
材を下方から上方へ移動させると共に、該上方で前記食
材を落下させる行程と、 前記回転ドラム式鍋の回転を停止させ、前記掻取り羽根
を回転させて前記停止中の回転ドラム式鍋の上方内面に
付着した食材を掻き落とす行程とを備えたことを特徴と
する回転ドラム式鍋による食材の炒め方法。 - 【請求項2】 横型の回転ドラム式鍋内に掻取り羽根を
備え、前記回転ドラム式鍋を加熱しつつ回転させ、前記
掻取り羽根を回転させて前記回転ドラム式鍋内の食材の
攪拌並びに該鍋内面に付着した食材を掻き落とす回転ド
ラム式鍋による食材の炒め機であって、 前記回転ドラム式鍋を回転させる第1駆動装置と、 前記掻取り羽根を回転させる第2駆動装置と、 前記回転ドラム式鍋の回転停止用の第1スイッチとを備
え、 前記第1,第2駆動装置の駆動により前記回転ドラム式
鍋及び掻取り羽根を回転させて前記食材を下方から上方
へ移動させると共に、該上方で前記食材を落下させ、 前記第1スイッチの付勢により前記第1駆動装置による
回転ドラム式鍋の回転を停止させ、前記第2駆動装置に
より掻取り羽根を回転させて前記停止中の回転ドラム式
鍋の上方内面に付着した食材を掻き落とすことを特徴と
する回転ドラム式鍋による食材の炒め機。 - 【請求項3】 請求項2記載の回転ドラム式鍋による食
材の炒め機であって、 前記掻取り羽根は、ほぼ逆く字状を呈することを特徴と
する回転ドラム式鍋による食材の炒め機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26301599A JP3169362B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 回転ドラム式鍋による食材の炒め方法及び炒め機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001078896A JP2001078896A (ja) | 2001-03-27 |
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ID=17383709
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JP26301599A Expired - Lifetime JP3169362B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 回転ドラム式鍋による食材の炒め方法及び炒め機 |
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JP7374701B2 (ja) * | 2019-10-17 | 2023-11-07 | 株式会社サンデリカ | 回転式加熱調理装置、及び加熱装置 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26301599A patent/JP3169362B2/ja not_active Expired - Lifetime
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