JP2004188031A - 無洗米用炊飯装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無洗米及び水加減水が収容される内釜11を有した炊飯器3と、前記内釜11を開閉自在に閉鎖する蓋体12と、この蓋体12を開閉自在に支持する支持アーム15と、内釜11内で無洗米及び水加減水をかき混ぜる攪拌部材25と、前記支持アーム15により蓋体12を閉じる動作を利用して攪拌部材25を作動させる駆動手段26と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無洗米の炊飯に適した炊飯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、米を洗うことなく炊飯することができる無洗米が注目を浴びつつあり、一般家庭はもとより外食産業においても作業の省力化の観点から重要視されている。また、無洗米を炊飯可能とした炊飯装置も種々提案されるに至っている。
その一つとして、下記特許文献には、一釜分量の無洗米と炊飯用水とを炊飯釜に投入して炊飯を行う炊飯装置が開示されており、詳しくは、貯米タンクの下方に炊飯器を備え、この貯米タンク下部の排米口から炊飯器の内釜に米を投入し、この排米口の近傍に設けた給水手段により内釜に炊飯用水(水加減水)を投入し、その後炊飯を行うものとなっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−194320号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような無洗米は、洗米が不要であるといっても米の表面には糠、澱粉質等の溶質固形分が残存しており、これが浸し工程中に内釜内で水加減水に溶け出すことがある。溶け出した糠等は内釜の底部に沈殿するため、そのまま炊飯を行うと糠等が加熱されて固まり、これが壁となって内釜底部の温度が局所的に上昇し逆に内部の米に充分熱が伝わり難くなることがあった。
このような現象を生じると、内釜の底部が所定の炊飯完了温度に達したことを感熱センサーで検知したときに内釜内の米は生煮え状態であるのに炊飯完了と判断し、早期に加熱を終えてしまうという「早切れ」の原因になる。
【0005】
また、内釜内に米を投入したあとに水加減水を投入すると、所々に吸水ブロック(乾いた米の周りを吸水した米が取り囲み塊状となる現象)が生じることがあり、これは炊きムラの原因になるため、従来はこの吸水ブロックを手でつぶすという煩わしい作業が必要であり、これが作業能率を著しく下げる要因となっていた。
本発明は、内釜内で無洗米及び水加減水をかき混ぜることにより、上記のような問題が生じることなく良好に無洗米を炊飯することができる無洗米用炊飯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
本発明にかかる無洗米用炊飯装置は、無洗米及び水加減水が収容される内釜を有した炊飯器と、前記内釜を閉鎖する蓋体と、この蓋体を開閉自在に支持する支持体と、内釜内で無洗米及び水加減水をかき混ぜる攪拌部材と、前記支持体により蓋体を閉じる動作を利用して攪拌部材を作動させる駆動手段と、を備えている。
【0007】
上記の攪拌部材によって内釜内に収納した無洗米及び水加減水をかき混ぜることで、糠やでんぷん質等が内釜底に沈殿することはほとんどなく、吸水ブロックも崩すことが可能となる。したがって、早切れや炊飯ムラを防止でき、おいしいご飯が炊けるようになる。
また、攪拌部材は、支持体により蓋体を閉じる動作で生ずる力を利用して作動されるため、この攪拌部材を電気的に作動させるモーター等を必要とせず、その分コストの低減が図れ、炊飯器の熱等に起因した故障も生じ難くなる。
【0008】
前記支持体は、揺動動作によって蓋体を開閉するように支軸を介して揺動自在に設けられ、前記攪拌部材は、支持体に回転自在に支持された縦軸に設けられており、駆動手段は、前記支持体の閉方向への揺動により生ずる回転力を縦軸に伝達して攪拌部材を作動させる連動体を備えている。これによって攪拌部材を効率よく作動させることができるようになる。
ただし、支持体を上下動(昇降動)自在に設けて蓋体を開閉する構成とし、この上下動を縦軸の回転力に変換して攪拌部材を作動させることも可能である。
【0009】
上記構成において、炊飯器を載置するベース部材と、このベース部材に設けられた装置ボックスとを備え、この装置ボックスの上部に支持体の一端部を揺動自在に支持し、支持体の自由端部に前記蓋体、攪拌部材、縦軸を取付け、支持体の内部に前記連動体を設けていること好ましい。
これにより、支持体の揺動で蓋体を好適に開閉することができ、連動体は支持体内に収められるため外観が良好となり、連動体を外部から保護できるようになる。
【0010】
前記攪拌部材は、折り畳み自在に設けられていることが好ましい。この場合、蓋体を開くときに攪拌部材を折り畳むことで内釜との干渉が防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図5及び図6は、本発明の実施形態(第1実施形態)にかかる無洗米用炊飯装置1を示している。この炊飯装置1は、装置フレーム2と、炊飯器3と、給水部4と、攪拌部5とを備えて主構成され、装置フレーム2は下部にベース部材6を備えると共に、ベース部材6の一側部に箱形の装置ボックス7を立設したものとなっている。
【0012】
ベース部材6上は炊飯器3を載せるための載置台8とされており、この載置台8に載せた炊飯器3と装置ボックス7とが左右に横並び状に配設されている。載置台8は固定式としてもよいし、前後方向又は左右方向に水平引き出し式に構成してもよい。引き出し式とした場合には、載置台8に把手(ハンドル)を立設するのが好ましい。
炊飯器3は、外釜10の内部に内釜11を着脱自在に装着し、この内釜11の上部開口を蓋体12によって開閉自在に閉鎖するようにしたものとなっている。この炊飯器3の外釜10には、ガスコンロ又は電気コンロ(ヒーター)等の加熱手段や内釜11の温度を測る感熱センサ等が備わっている。
【0013】
装置ボックス7の上部には、前後方向の支軸14回りに一端部(基端部)が枢支された支持アーム(支持体)15が設けられており、この支持アーム15の他端部(自由端部)に前記蓋体12が取り付けられている。そして、支持アーム15を下方に揺動することで蓋体12により内釜11を閉じ、支持アーム15を上方に揺動することで内釜11を開放するようになっている。支持アーム15の上面には、この揺動操作を行うための把手16が取り付けられている。
なお、支持アーム15は、平面視がL字形で、中空の箱形に形成されており、この内部には給水部4や攪拌部5の構成部材(配水管18,連動体29)が収容されている。
【0014】
給水部4は、炊飯器3の内釜11内に炊飯用の水(水加減水)を供給するためのものであって、炊飯器3への水の供給路を形成する配水管18を備え、この配水管18の一端は水道等の圧力水源に接続され、他端には炊飯器3の蓋体12に連結されたノズル20を備えている。配水管18の中途部は、装置ボックス7内及び支持アーム15内に配設され、開閉バルブや流量センサー等が付設されている。
配水管18は、支持アーム15の揺動に追従可能となるようにその中途部に支軸14と同軸心回りに回動自在な回動継手19を備えている。
【0015】
装置ボックス7の前面には操作パネル21が設けられ、内部には制御装置が設けられており、操作パネル21は、スタートスイッチの他、炊飯量を設定する設定スイッチや水加減を増減調整する調整スイッチ、浸し時間、むらし時間を設定する設定スイッチ等を適宜備えたものとされ、これらスイッチにて設定された内容で、水加減水の給水から炊飯完了までを自動的に行うように炊飯器3、給水部4が(場合によっては攪拌部5も)制御装置により制御されている。
つまり、この炊飯装置1の動作を図4を参照して説明すると、まず支持アーム15を介して蓋体12を開き、内釜11内に所望の無洗米を手作業により投入する。そして、蓋体12を閉じたあと、操作パネル21のスタートスイッチをONする。
【0016】
すると、制御手段からの命令で給水部4の開閉弁が開き、配水管18を介してノズル20から内釜11へ水加減水が供給される。
流量センサによって所定の水加減水が供給されたことが検知されると、開閉弁を閉じることによって給水が停止され、その後、所定時間浸し工程が行われる。浸し工程終了後、炊飯器3の加熱手段が作動(着火)して炊飯を開始し、炊飯が終了(加熱手段を消火)した後、所定時間のむらし工程を経て炊きあがりとなる。
【0017】
なお、上記炊飯工程において、蓋体12を閉鎖したことを検知して自動的にスタートスイッチをONする構成としてもよい。
攪拌部5は、内釜11内の米及び水加減水をかき混ぜることで、内釜11の底に糠やでんぷん質が沈殿するのを防止したり、吸水ブロックを崩したりするものであり、これによって炊飯の早切れや炊きムラを防止するようになっている。
攪拌部5は、内釜11内に配設される攪拌部材25と、この攪拌部材25を駆動する駆動手段26とを備えている。
【0018】
攪拌部材25は、図1に示すように、内釜11の中心(蓋体12の中心)位置に配設される縦軸27に対して放射状に複数設けられたものとなっており、各攪拌部材25は、横向き部25Aと縦向き部25Bとによって逆L字形を呈している。縦向き部25Bは、蓋体12を開閉するときに内釜11と干渉しないよう下端側が縦軸27側(内釜11の中心側)に向くように傾斜した配置となっている。
上記縦軸27は、支持アーム15に対して軸受け等を介して回転自在に支持されている。
【0019】
駆動手段26は、上記支持アーム15の揺動動作(蓋体12の開閉動作)を利用して攪拌部材25を作動するものとなっており、上記縦軸27と、該縦軸27に回転動力を伝達する連動体29とを備えている。
図2及び図3に示すように、連動体29は、装置ボックス7の上部に支持アーム15の揺動支軸14と同一軸心上に駆動ギヤ54を固定し、支持アーム15に駆動ギヤ54に咬合する中継ギヤ55を軸56を介して回転自在に設け、中継ギヤ55の軸56と連動軸30との間にベベルギヤよりなるギヤ機構31を設けている。
【0020】
したがって、支持アーム15を揺動させると、駆動ギヤ54上を中継ギヤ55が回転し、その回転力がギヤ機構31を介して連動軸30に伝達される。なお、駆動ギヤ54を大径とし中継ギヤ55を小径とすることで、支持アーム15の小さい揺動量(実質的に90度)で中継ギヤ55の回転数を大きくできるようにしている。
縦軸27は上下に2分割されており、縦軸上部27Aと連動軸30の他端側とがベベルギヤ等のギヤ機構32を介して接続され、連動軸30から縦軸上部27Aに動力が伝達されるようになっている。
【0021】
連動軸30の中途部にはワンウェイクラッチ57が設けられており、支持アーム15を下げる方向(蓋体12を閉じる方向)の揺動で生じる回転は縦軸27に伝達し、逆方向の揺動で生じる回転は縦軸27に伝達しないようになっている。縦軸上部27Aと縦軸下部27Bとの間には蓄力部58が設けられている。この蓄力部58としては、例えば、ぜんまい等の弾性部材を利用したものを採用することができ、この場合、ぜんまいの内外一端を縦軸上部27A側に連結し、内外他端を縦軸下部27B側に連結し、縦軸上部27Aの回転でぜんまいを巻き上げる構成とすればよい。
【0022】
縦軸下部27Bには、その回転を規制するストッパ具59が設けられており、このストッパ具59としては、例えば、その一端部を装置ボックス7側であって支持アーム15の支軸14よりも上側に揺動自在に支持し、他端部を縦軸下部27Bに係合可能とし、支持アーム15を上げた状態(蓋体12を開いた状態)では縦軸下部27Bに係合してその回転を阻止するとともに、支持アーム15を下げた状態(蓋体12を閉じた状態)では縦軸下部27Bから離れることでその回転を許容するようになっている。
【0023】
上記構成によれば、支持アーム15を立ち上げた状態から蓋体12を閉じるために下方に揺動すると、中継ギヤ55、ギヤ機構31を介して連動軸30が回転し、その回転がギヤ機構32を介して縦軸上部27Aに伝達される。支持アーム15が下方に揺動する間は、縦軸下部27Bの回転がストッパ具59により規制されているので、縦軸上部27Aの回転力が蓄力部58に蓄積される。
支持アーム15を略水平となるまで下方揺動し内釜11を蓋体12で閉じると、ストッパ具59が縦軸下部27Bから離脱し、蓄力部58に蓄積された力によって縦軸下部27Bが回転する。この回転で攪拌部材25を旋回させて内釜11内の米及び水加減水をかき混ぜるようになっている。
【0024】
したがって、支持アーム15の揺動が攪拌部材25の作動力に変換されるようになっている。
上記の構成では、攪拌部材25を作動させるためにモータ等を必要としないためコスト的に有利であり、モータ等が炊飯器3の熱や給水部4からの水漏れ等で故障する、といった不具合も生じないようになっている。
また、連動体29が支持アーム15内に配置されるので外観も良好となり、この連動体29を支持アーム15によって保護することも可能となる。
【0025】
本実施形態では、攪拌部材25は蓋体12が閉じると略同時に作動し、一方、水加減水は蓋体12を閉じてスタートスイッチをONしたあとに供給されるため、この水加減水の供給中に(またはその後も続けて)攪拌することができるように、前記蓄力部58を、数分間ゆっくりとした速さで攪拌部材25を作動させるように構成するのが好ましい。
上記ストッパ具59は、支持アーム15と機械的に連動する構成に限られず、例えば、ソレノイド等の電気的な駆動手段によってストッパ具59を作動し、縦軸下部27Bに係脱する構成を採用することもできる。
【0026】
このようにすれば、攪拌部5の作動時期を、図4に示すように、水加減水の供給中や浸し中、炊飯中等に設定することが可能となり、またその作動時期をオペレータの好みや米の種類等に応じて変更できるように構成することも可能となる。
水加減水の供給中に攪拌部5を作動する場合、吸水ブロックの発生自体を防止できる点で有利であり、浸し工程中に攪拌部5を作動する場合には、特に浸し工程の終了間際(炊飯工程に入る直前)とするのが好ましく、この場合、内釜11の底部に沈殿した糠等を拡散した直後に炊飯が行われるので、この糠等による熱の遮蔽を確実に防止できるものとなる。
【0027】
炊飯中に攪拌部5を作動する場合、炊飯器3が着火(加熱を開始)したあと沸点に達するまでの間に作動時期を設定するのが好ましい。より詳しくは、着火後から約60度に達するまでの間に作動時期を設定するのが好ましい。
これは、ある程度温度上昇した方が吸水ブロックを崩し易く、また崩れたブロック内の乾いた米が迅速に吸水し易くなるからであり、温度の上限を約60度とするのは、当該温度が一般に米がα化(糊化)する温度であることから、この温度に達する前に攪拌を行うことで攪拌部材25を円滑に動かすことができ、糠等の拡散や吸水ブロックの破壊も好適に行うことができるからである。
【0028】
また、予め設定された時期に自動的に作動するだけなく、手動スイッチにより必要に応じてオペレータの判断で攪拌部5を作動させるようにしてもよい。
以下、攪拌部5にかかる他の実施形態について説明する。
図7及び図8に示すものは、攪拌部材25の構成は上記実施形態と同様であり、駆動手段26を次のように構成している。
つまり、支持アーム15の基部には、この支持アーム15の揺動によって回転する巻車61が設けられており(この巻車61の回転は上記実施形態と同様に中継ギヤ55の軸56に巻車61を設けることにより実現する)、この巻車61の外周溝部61Aにはワイヤよりなる連動具62の一端が止着されている。連動具62の他端側は、縦軸27に巻き付けられると共に、その端部には引っ張りコイルバネ等の付勢部材63が接続され、この付勢部材63の他端は支持アーム15に止着されている。
【0029】
巻車61の外周縁部には、径外方向に突出し且つやや内側に折れ曲がった巻取解除具64が設けられている。
本実施形態では、立ち上がった状態の支持アーム15を下方に揺動すると巻車61が回動し、ワイヤ62が巻き上げられる。そして、蓋体12が閉じるやや前に巻取解除具64によってワイヤ62が溝部61Aから離脱させられ、このワイヤ62の離脱部分が巻車61の中心よりも上側にまで至ると、付勢部材63の付勢力でワイヤ62全体が巻車より離脱して引っ張られ、このワイヤ62を巻き付けた縦軸27が回転するようになっている。
【0030】
図9に示す他の実施形態にかかる攪拌部5は、縦軸27に対して取付アーム35を設け、この取付アーム35の適宜箇所に攪拌部材25を取り付けたものであり、この攪拌部材25は、上部25Cがコイルバネ、板バネ等の弾性体により構成され、下部25Dが棒体により構成されている。
上記取付アーム35は、縦軸27から放射状に4本(2本のアームを十字状に交差してもよい)設けられ、各取付アーム35に1つずつ攪拌部材25を取り付けたものとしている。また、攪拌部材25は、それぞれ縦軸27からの距離が異なる配置となっている。
【0031】
本実施形態では、攪拌部材25の上部25Cを弾性体により構成しているので、米に対する衝突が和らげられ、米に対して過度な負荷がかからないようにしており、これによって米割れを防止できるようになっている。
また、蓋体12を開閉するときに攪拌部材25が内釜11に当たったとしても弾性体25Cの弾性変形により逃れることができるため、攪拌部材25の攪拌範囲を可及的に広く設定することが可能となっている。
図10に示す他の実施形態にかかる攪拌部5は、縦軸27をパイプ材によって形成するとともに配水管18を回動継手を介して接続し、攪拌部材25も同様にパイプ材により形成して縦軸27に連通させ、攪拌部材25の適所に水加減水の吐出孔36を形成したものとなっている。また、吐出孔36は、攪拌部材25の旋回方向の後側面に形成されている。
【0032】
本実施形態の場合、攪拌部材25の回転中に水加減水を投入すると、吐出孔36からの水の勢いが攪拌部材25の回転を補助するようになり、より円滑な攪拌が可能となる。
図11及び図12に示す他の実施形態にかかる攪拌部5は、攪拌部材25が内釜11内に配置され、駆動手段26が蓋体12側に設けられており、この蓋体12の開閉によって両者の動力伝達を断接可能としている。つまり、蓋体12を閉じたときに攪拌部材25と駆動手段26とを接続し、蓋体12を開いたときに切り離す構成としている。
【0033】
具体的に、攪拌部材25は、炊飯ネット38を支持するネットスタンド39に対して装着、支持されるようになっており、この炊飯ネット38はポリエステル、ナイロン、布帛等よりなり、炊飯後、ご飯をネット38に包んだ状態でまとめて取り出すことができるように予め内釜11内面に沿うように装着されるものであり、ネットスタンド39は、炊飯ネット38を所定の装着状態に支持するものとなっている。
このネットスタンド39は、屈曲又は湾曲加工された金属製の棒材を組み合わせて接合することにより構成されており、上部に外周リング40と内周リング41とを備え、この内外リング40,41の間に略四角形の支持リング42を多数備え、この支持リング42の外側部に多数の脚部43を下方へ延設したものとなっており、この脚部43の下端部を内釜11底面(炊飯ネット38上)に載せるとともに、炊飯ネット38の裾を支持リング42に通すことによって炊飯ネット38を内釜11に装着できるようにしている。
【0034】
上記ネットスタンド39には、攪拌部材25を支持する支持体44が一体的に設けられており、この支持体44は、内周リング41の更に内側に配設された輪状受け具45と、この輪状受け具45と内周リング41とを接続する下側受け具46とからなり、この下側受け具46は、上方に開放したコの字形に屈曲形成され、その両端部が内周リング41と輪状受け具45とにそれぞれ接続されている。
一方、攪拌部材25は、上記下側受け具46のコの字内に挿入される装着リング(装着具)47を備え、この装着リング47の周方向複数箇所に係合具48と攪拌具49とを設けたものとなっている。
【0035】
係合具48は、装着リング47から立設する縦向き部分48aと、該部分の上端から内側に屈曲する横向き部分48bとでL字形に形成された棒材よりなり、攪拌具49は、係合具48の横向き部分の中途から下方に延設された棒材よりなる。
かかる構成の攪拌部材25は、装着リング47を下側受け具46に嵌めるようにして装着し、この下側受け具46上で周方向に旋回可能となっている。
駆動手段26は、縦軸27の下端部に水平方向のアーム50を設け、このアーム50の先端部に前記係合具48に係合する被係合具51を設けたものとしている。縦軸27は、上記実施形態と同様に連動体29により軸心回りに回転する。
【0036】
駆動手段26の作動によって縦軸27を回転し、被係合具51を旋回させると、この被係合具51が攪拌部材25の係合具48に係合し、攪拌部材25を同行回転させ、攪拌具49でもって内釜11内の無洗米及び水加減水を攪拌するようになっている。
また、支持アーム15を介して蓋体12を開くと、係合具48と被係合具51との係合が解かれ、攪拌部材25と駆動手段26との動力伝達が絶たれるようになっている。
【0037】
本実施形態では、炊飯後蓋体12を開くときに、ご飯のなかに入り込んだ攪拌部材25は一緒に持ち上げられないため、蓋体12を開く動作の抵抗を少なくすることができるし、ご飯を持ち上げてしまうこともない。また、攪拌部材25をネットスタンド39を利用して装着しているので、この攪拌部材25を支持する部材を別途設ける必要もなく、コストを抑制することができる。
ただし、攪拌部材25は、ネットスタンド39を利用せずに別途専用のスタンドによりセットすることもでき、この場合、ネットスタンド39や炊飯ネット38は省略することも可能である。
【0038】
図13〜図15に示す他の実施形態では、ネットスタンド39の内周リング41に対して攪拌具49の上端を揺動自在に枢支し、その上側に2股形状の係合具48A,48Bを取り付けている。
駆動手段26は、縦軸27に設けた水平なアーム50に、上記係合具48に係合する被係合具51A,51Bを取り付けたものとなっており、この被係合具51A,51Bは、アーム50の各先端部に対し、径方向及び周方向にずれた位置に2つずつ設けられていて、それぞれ略三角形の板状で傾斜したカム面52を有しており、その一方の被係合具51Aのカム面52が2股の一方の係合具48Aに係合し、他方の被係合具51Bのカム面52が他方の係合具48Bに係合するようになっている。
【0039】
そして、縦軸27が回転すると、一方の被係合具51Aが一方の係合具48Aに当接し、攪拌具49を内周リング41を支点として上方に揺動させ、その直後に他方の被係合具51Bが他方の係合具48Bに当接し、攪拌具49を下方に揺動させ、これの繰り返しにより米及び水加減水をかき混ぜるものとなっている。したがって、本実施形態の攪拌部5は、攪拌部材25を旋回させるのではなく、一定の位置で揺動運動させる点で上記実施形態とは異なる。
図16及び図17は、炊飯装置1の他の実施形態であり、これは、複数の炊飯装置1を横並べに配設し、その上側に作業台(調理台)81を設けたものとなっている。また、作業台81には収納スペース82を形成している。
【0040】
ベース部材6の載置台8は前後に引き出し自在とされ、この載置台8には引き出し操作のための把手83が設けられている。
支持アーム15は装置ボックス7又は作業台81側に対して上下昇降自在に支持され、この昇降により蓋体12を開閉するようになっている。
蓋体12を閉じる動作により攪拌部5を作動させる構成としては、例えば、図2及び図3で示した中継ギヤ55をピニオンギヤとし、装置ボックス7側にピニオンギヤが咬合するラックを設け、支持アーム15の昇降で中継ギヤ55を回転させるようにすることができる。
【0041】
図17において、攪拌部材25は折り畳み自在に構成されており、支持アーム15の上昇で蓋体12を開いたときに攪拌部材25を折り畳むようにすることで、蓋体12の上昇量が小さくても攪拌部材25に干渉することなく炊飯器3を前方に引き出せるようにしている。
具体的には、縦軸27の下端部には取付具85が設けられ、この取付具85に攪拌部材25の上端が枢支されている。また、攪拌部材25は上端部に屈曲部86を備え、全体として略L字状を呈したものとしている。また、攪拌部材25は、その先端(下端)が外方へ揺動する方向にバネ等によって付勢されている。
【0042】
縦軸27は筒軸とされていてその内部にガイド棒87が上下摺動自在に挿通され、このガイド棒87の下端部には屈曲部86の先端に当接する操作具88が設けられている。
ガイド棒87の上端部は、装置フレーム2側又は作業台81側に固定の基台89に固定され、この基台89と縦軸27との間には圧縮バネ90が介装されている。
蓋体12の上面には連結具を介して支持アーム15が連結され、この支持アームの一端部には、これを上下昇降操作するための操作レバー91が設けられている。また、蓋体12の上面にはガイドレール92が立設され、このガイドレール92の上部は基台89に摺動自在に挿通されている。
【0043】
操作レバー91を介して支持アーム15を持ち上げ、蓋体12を上昇させると、この蓋体12に相対して基台89に固定されたガイド棒87及び操作具88が下方に移動する。すると、この操作具88に当接している屈曲部86が操作具88に追従して下方に揺動し、逆に攪拌部材25が跳ね上げられ、折り畳み状態となる。
この状態で、攪拌部材25は蓋体12内に収まるか僅かに突出する程度となり、少なくとも内釜11から完全に離脱するようになっている。このため攪拌部材25に干渉することなく炊飯器3(外釜10及び内釜11)を引き出すことが可能となる。
【0044】
図18は、攪拌部材25を折り畳み自在に構成した場合の他の実施形態を示しており、この実施形態では、支持アーム15を第1実施形態と同様に上下揺動自在に支持したものとなっている。
支持アーム15内には、軸94を介してカム部材93が回動自在に設けられ、この軸94には従動ピニオン95が設けられている。支持アーム15内には、ラック96が長手方向移動自在として設けられ、このラック96の一端側に従動ピニオン95が咬合している。
【0045】
ラック96の他端部には駆動ピニオン97が咬合しており、この駆動ピニオン97の軸98を回動することによりラック96を介して従動ピニオン95及びカム部材93を回動し、このカム部材93に当接しているガイド棒87を押し下げ、攪拌部材25を折り畳む(上方に揺動する)ようになっている。
上記駆動ピニオン97は、図2に示した中継ギヤ55の如く支持アーム15の揺動によって回動させるようにしてもよいし、軸98を手動又はモータ等により自動で回動させるようにしてもよい。
【0046】
本実施形態の場合、蓋体12を開くときに攪拌部材25が内釜11に干渉するようなことを防止でき、また、支持アーム15を立ち上げたときに攪拌部材25が大きく突出しないので、内釜11に対する無洗米の投入作業等の邪魔にならない。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。
例えば、攪拌部材25は、板状若しくは羽根状に形成することができ、装置ボックス7と炊飯器3とを前後に並べて配設することもできる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、内釜内で無洗米及び水加減水をかき混ぜることにより、良好に無洗米を炊飯することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる攪拌部の正面図である。
【図2】駆動手段の概略正面図であり、(a)は支持アームを上方揺動した状態、(b)は下方揺動した状態を示す。
【図3】同駆動手段の概略平面図である。
【図4】炊飯装置の工程フロー図である。
【図5】炊飯装置の全体正面図である。
【図6】炊飯装置の全体平面図である。
【図7】他の実施形態にかかる駆動手段の概略図である。
【図8】(a)は巻車の正面図、(b)は巻車の側面図である。
【図9】(a)は他の実施形態にかかる攪拌部材の正面図、(b)は同平面図である。
【図10】(a)は他の実施形態にかかる攪拌部材の正面図、(b)は同平面図である。
【図11】他の実施形態にかかる攪拌部の正面図である。
【図12】攪拌部材の斜視図である。
【図13】他の実施形態にかかる攪拌部の正面図である。
【図14】攪拌部材の平面図である。
【図15】(a)は被係合具の側面図、(b)は底面図である。
【図16】他の実施形態にかかる炊飯装置の正面図である。
【図17】攪拌部材を示す正面図であり、(a)は攪拌部材を拡げた状態、(b)は攪拌部材を折り畳んだ状態である。
【図18】他の実施形態にかかる攪拌部材を示す正面図であり、(a)は攪拌部材を拡げた状態、(b)は攪拌部材を折り畳んだ状態である。
【符号の説明】
1 無洗米用炊飯装置
2 装置フレーム
3 炊飯器
5 攪拌部
6 ベース部材
7 装置ボックス
11 内釜
12 蓋体
14 支軸
15 支持アーム
25 攪拌部材
26 駆動手段
27 縦軸
29 連動体
Claims (4)
- 無洗米及び水加減水が収容される内釜(11)を有した炊飯器(3)と、前記内釜(11)を閉鎖する蓋体(12)と、この蓋体(12)を開閉自在に支持する支持体(15)と、内釜(11)内で無洗米及び水加減水をかき混ぜる攪拌部材(25)と、前記支持体(15)により蓋体(12)を閉じる動作を利用して攪拌部材(25)を作動させる駆動手段(26)と、を備えていることを特徴とする特徴とする無洗米用炊飯装置。
- 前記支持体(15)は、揺動動作によって蓋体(12)を開閉するように支軸(14)を介して揺動自在に設けられ、前記攪拌部材(25)は、支持体(15)に回転自在に支持された縦軸(27)に設けられており、駆動手段(26)は、前記支持体(15)の閉方向への揺動により生ずる回転力を縦軸(27)に伝達して攪拌部材(25)を作動させる連動体(29)を備えていることを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の無洗米用炊飯装置。
- 炊飯器(3)を載置するベース部材(6)と、このベース部材(6)に設けられた装置ボックス(7)とを備え、この装置ボックス(7)の上部に支持体(15)の一端部を揺動自在に支持し、支持体(15)の自由端部に前記蓋体(12)、攪拌部材(25)、縦軸(27)を取付け、支持体(15)の内部に前記連動体(29)を設けていることを特徴とする請求項2記載の無洗米用炊飯装置。
- 前記攪拌部材(25)が、折り畳み自在として設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無洗米用炊飯装置。
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