JP2012135451A - ガス炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス炊飯器において、誤った使用状態で炊飯が行われるのを未然に回避し、米飯全体の均質な炊き上がりを実現させること。
【解決手段】米等を収容する内釜2と、内釜2下面を下方から加熱するガスバーナ3とを備えたガス炊飯器1において、水平に対する傾きを検知する加速度センサ15と、加速度センサ15の検知した傾きが炊飯器本体10を略水平に設置したことを示す水平基準範囲内であるか否かを判定する傾き判定手段と、炊飯開始の操作がなされたときの前記加速度センサ15の検知した傾きが前記水平基準範囲外である場合に報知する報知手段16とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス炊飯器、特に、炊飯器本体や上蓋の傾きを検知可能なガス炊飯器に関するものである。
従来のガス炊飯器は、内釜の下方にガスバーナが配設されており、炊飯の際、そのガスバーナの燃焼炎によって内釜の下面を均一に加熱することで、内釜内に安定した熱対流を発生させ、米飯全体の均質な炊き上がりの実現を図っている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2007−215945号公報 特開2004−208806号公報
しかしながら、上記従来のガス炊飯器では、炊飯器本体が傾いた状態で設置されていると、その分、炊飯の際にガスバーナの燃焼炎が内釜下面の偏った位置を加熱するため、内釜内に安定した熱対流が発生せず、米飯の炊き上がりにむらを生じる。
また、上記従来のガス炊飯器では、上蓋が完全に閉じられていないと、炊飯中に上蓋と炊飯器本体との隙間から内釜内の熱が逃げるため、内釜の内気圧が十分に上昇せず、米飯の炊き上がりにむらを生じる。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、誤った使用状態での炊飯を回避可能なガス炊飯器を提供することを課題とする。
本発明に係るガス炊飯器は、
米等を収容する内釜と、内釜下面を下方から加熱するガスバーナとを備えたガス炊飯器において、
水平に対する傾きを検知する加速度センサと、
加速度センサの検知した傾きが炊飯器本体を略水平に設置したことを示す水平基準範囲内であるか否かを判定する傾き判定手段と、
炊飯開始の操作がなされたときの前記加速度センサの検知した傾きが前記水平基準範囲外である場合に報知する報知手段とを備えたものである(第1の構成)。
上記構成によれば、炊飯器本体が基準より傾いて設置されている場合には、その旨が使用者へ報知されるから、使用者は、炊飯を開始する前に炊飯器本体を水平に設置し直すといった措置を講ずることができる。
上記第1の構成において、
加速度センサは、炊飯器本体に対して上下回動可能な状態で軸支された上蓋に配設され、
前記上蓋を自動で開閉させるためのモータと、
前記加速度センサの検知した傾きが上蓋の閉じられていることを示す閉蓋基準範囲内であるか否かを判定する開閉判定手段と、
前記加速度センサの検知した傾きが前記閉蓋基準範囲外である場合に、モータを駆動して上蓋を閉方向へ回動させる自動閉動作の実行手段とを備えたものであるのが望ましい(第2の構成)。
このものでは、上蓋が基準より開いている場合には、自動で上蓋を閉方向へ回動させる閉動作が実行されるから、上蓋が完全に閉じられていない状態で炊飯が行われるのを未然に回避することが可能である。
さらに、上記第2の構成を採用することで、炊飯器本体の傾きと上蓋の開閉状態とを一つの加速度センサで監視することが可能であるから、ガス炊飯器の全体構成を簡素化できる。
上記第1の構成において、
加速度センサは、炊飯器本体に対して上下回動可能な状態で軸支された上蓋に配設され、
前記上蓋を自動で開閉させるためのモータと、
上蓋の開操作がなされた際にモータを駆動して上蓋を設定開位置まで回動させる自動開動作の実行手段と、
自動開動作実行中における前記加速度センサの検知した傾きの変化量が所定値未満になったか否かを判定する開停止判定手段とを備え、
前記変化量が所定値未満になった時点の前記加速度センサの検知した傾きから所定角度閉側の位置を前記設定開位置として記憶するものとしても良い(第3の構成)。
また、上記第2の構成において、
上蓋の開操作がなされた際にモータを駆動して上蓋を設定開位置まで回動させる自動開動作の実行手段と、
自動開動作実行中における前記加速度センサの検知した傾きの変化量が所定値未満になったか否かを判定する開停止判定手段とを備え、
前記変化量が所定値未満になった時点の前記加速度センサの検知した傾きから所定角度閉側の位置を前記設定開位置として記憶するものとしても良い(第4の構成)。
これら第3および第4の構成によれば、上蓋の自動開動作の実行中に、上蓋がキャビネットの天板や障害物等に接触した場合は、その接触した位置より所定角度閉側の位置が設定開位置として記憶され、次回、再び上蓋の自動開動作がなされた際には、その記憶された設定開位置で上蓋の開動作が停止されるから、上蓋が上記天板や障害物等に接触するのを防止できる。
以上のように、本発明によれば、誤った使用状態で炊飯が行われるのを回避できる。
本発明の実施の形態に係るガス炊飯器の側面視一部断面図である。 本発明の実施の形態に係るガス炊飯器の傾き判定動作および開閉判定動作を示す作動フローチャートである。 本発明の実施の形態に係るガス炊飯器の上蓋開閉動作を示す作動フローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るガス炊飯器の傾き判定動作および開閉判定動作を示す作動フローチャートである。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るガス炊飯器1は、米等を収容する内釜2と、内釜2の下面をその下方から加熱する外炎式のガスバーナ3と、ガスバーナ3による内釜2の加熱動作を制御する制御回路4とを備えている。
内釜2は、上方へ開放する円形の容器であり、炊飯器本体10内にその上面開口部100の上方から落とし込み状態で収容されている。
ガスバーナ3は、炊飯器本体10内で且つ内釜2の下面中央のやや下方に組み込まれており、炊飯が開始された際には、図示しないガス噴射ノズルから供給されたガスが空気と共に炎孔30へ導かれてその上方で着火し、この炎孔30の上方に形成された燃焼炎Fによって内釜2の下面中央部の周面が均一に加熱されるように構成されている。
炊飯器本体10の上部には、上面開口部100を開閉する上蓋11が設けられている。この上蓋11は、後端が炊飯器本体10の後部の軸部12に連結されており、この軸部12内に組み込まれたステッピングモータ13の駆動力によって、上面開口部100を全閉した水平位置(全閉位置)から略100度開いた全開位置までの範囲内で自動的に回動するように構成されている。
上蓋11の裏面側には、内釜2の上部開口20を被蓋するための内蓋14が取り付けられており、上蓋11が上記全閉位置にあるときには、内蓋14の周縁に環設されたパッキン140が内釜2の上部開口20の周縁へ密接する。
上蓋11内には、重力加速度のX軸方向成分(ガス炊飯器1の左右方向成分)の大きさおよびY軸方向成分(ガス炊飯器1の前後方向成分)の大きさに基づいて、炊飯器本体10および上蓋11の水平に対する傾きを検知する加速度センサ15が組み込まれている。
また、炊飯器本体10の内部には、炊飯器本体10が基準より傾いて設置されていることや上蓋11が閉じられていないことを使用者へ報知するための音声出力部16が組み込まれている。
制御回路4には、ガス噴射ノズルへのガスの供給および遮断を行う図示しない弁機構や上述したステッピングモータ13、加速度センサ15、音声出力部16、炊飯器本体10の上部正面に設けられた炊飯スイッチ17、開閉スイッチ18等が電気配線を通じて接続されている。
また、図示しないが、制御回路4は、ガスバーナ3の点火および消火を行う点消火制御部、上蓋11の自動開閉動作を行う上蓋開閉制御部、加速度センサ15によって検知した水平に対する傾き(以下、「検知角度」という)が所定の基準値以下であるか否か、即ち、0度から所定の基準値までの範囲内であるか否かを判定する傾き判定部、上蓋11を開いたときの上記検知角度の単位時間あたりの変化量が所定値未満になったか否かを判定する開停止判定部、上記変化量が所定値未満となった時点における上記検知角度から所定角度差し引いた値を算出する開位置算出部、上記算出された値を上蓋11の設定開位置として記憶するメモリ等によって構成されており、この制御回路4によって炊飯動作や炊飯器本体10の傾き検知動作、上蓋11の開放検知動作、上蓋11の自動開停止動作が実行される。
[傾き検知動作および開放検知動作の実際]
次に、上記制御回路4による炊飯器本体10の傾き検知動作および上蓋11の開放検知動作を図2の作動フローチャートに従って説明する。
炊飯を開始するため、炊飯スイッチ17が押されると、加速度センサ15の前後左右方向の検知角度がそれぞれ上記基準値(例えば、10度)以下であるか否かを判定する(ST1〜ST2)。
そして、ST2のステップにて、上記各検知角度が全て基準値以下であれば、炊飯器本体10が略水平に設置された状態であり且つ上蓋11も閉じられた状態、即ち、正しい使用状態であるとして、ガスバーナ3を点火し、炊飯を開始する(ST3)。
一方、ST2のステップにて、上記各検知角度のうちのいずれか一つが基準値を超えている場合は、上蓋11が完全に閉じられておらず、内蓋14のパッキン140と内釜2の上部開口20の周縁との間に隙間が生じている可能性があるから、上蓋11を全開位置から全閉位置まで回動させる分のステップ数だけステッピングモータ13を逆回転駆動させ、上蓋11を強制的に閉方向へ回動させる自動閉動作を行う(ST4)。
そして、再び、上述したステップST2と同様の判定を行い、上記各検知角度が全て基準値以下であれば、上蓋11が完全に閉じられて正しい使用状態になったとして、炊飯を開始する(ST5,ST3)。
一方、ST4のステップの自動閉動作を行ったにもかかわらず、上記各検知角度のうちのいずれか一つが基準値を超えている場合は、炊飯器本体10が基準より傾いて設置されている状態であるか、或いは、上蓋11が未だ完全に閉じられていない状態、即ち、誤った使用状態である可能性があるから、この場合は、ガスバーナ3の点火を禁止するとともに音声出力部16から異常を示す警告音を報知し、使用者に対して炊飯器本体10の設置状態や上蓋11の開閉状態の確認を促す(ST5〜ST6)。
尚、図示しないが、炊飯器本体10の上部正面には、運転状態や時刻等を表示する表示パネルが設けられており、ST5のステップにて、上記各検知角度のうちのいずれか一つが基準値を超えていると判定された場合には、上述した警告音による異常の報知とともに、表示パネルの警告表示による異常の報知も行われる。
そして、使用者が炊飯器本体10を水平に設置する、或いは、上蓋11を確実に閉じる等の措置を講じ、上記各検知角度が全て基準値以下になれば、ガスバーナ3の点火禁止を解除するとともに異常の報知を停止し、再び、上述したST1以降のステップを繰り返す(ST7)。
このように、上記ガス炊飯器1によれば、炊飯器本体10が基準より傾いて設置されている場合や上蓋11が完全に閉じられていない場合には、その旨が使用者へ報知されるから、炊飯を開始する前に、炊飯器本体10を水平に設置し直す、上蓋11を確実に閉じるといった措置を講ずることで、誤った使用状態で炊飯が行われるのを未然に回避することが可能である。これにより、米飯全体の均質な炊き上がりを実現できる。
また、上記ガス炊飯器1によれば、上蓋11が完全に閉じられていない場合には、炊飯を開始する前に、自動で上蓋11を全閉位置まで回動させる閉動作が実行されるから、上蓋11が完全に閉じられていない状態で炊飯が行われるのを未然に回避することが可能である。これにより、米飯全体の均質な炊き上がりを一層確実に実現できる。
また、上記ガス炊飯器1は、上蓋11の開閉状態を加速度センサ15で検知する構成であるから、接点式スイッチのような機械的なスイッチを用いて上蓋11の開閉を検知するものと比べて、耐水性、耐汚性、耐久性が高い。従って、長期に亘って上蓋11の開閉状態を検知できる。
さらに、上記ガス炊飯器1は、炊飯器本体10の傾きと上蓋11の開閉状態とを一つの加速度センサ15で監視する構成であるから、ガス炊飯器1の全体構成を簡素化できる。
[自動開停止動作の実際]
次に、上記制御回路4による上蓋11の自動開停止動作を図3の作動フローチャートに従って説明する。
上蓋11を開くため、開閉スイッチ18が押されると、上蓋11を全閉位置から全開位置まで回動させる分のステップ数を目標としてステッピングモータ13を正回転駆動させ、上蓋11を自動で開いていく。また、その間、加速度センサ15の後方への検知角度が設定開位置(初期状態では、水平から100度回動した全開位置)に達したか、或いは、その後方への検知角度の単位時間あたりの変化量、即ち、後方への角速度が所定値(例えば、1度/s)未満になったか否かを判定する。尚、上記所定値は、上蓋11をステッピングモータ13によって自動で開く際の設定角速度(ここでは、10度/s)より小さい値に設定されている(ST11〜ST14)。
そして、上記角速度が所定値未満になる前に、ST13のステップにて、加速度センサ15の後方への検知角度が設定開位置に達した場合は、上蓋11の自動開動作を終了し、次の指示(例えば、開閉スイッチ18が再度押されて上蓋11を閉じる指示)を待機した状態になる(ST15)。
一方、加速度センサ15の後方への検知角度が設定開位置に達する前に、上記角速度が所定値未満になった場合は、上蓋11が開いている途中でガス炊飯器1の載置されるキャビネットの天板や障害物等に接触した可能性がある。そこで、この場合は、上記角速度が所定値未満になった時点における検知角度から所定角度(例えば、5度)差し引いた値を算出し、この算出された値を新たな設定開位置としてメモリへ記憶するとともに、ステッピングモータ13を所定のステップ数だけ逆回転駆動させて、上蓋11を上記所定角度分閉方向へ戻す開度調整動作を行う。これにより、上蓋11は、上述した天板や障害物等に接触しない位置まで開いた状態で保持される(ST16〜ST18)。
その後、上蓋11を閉じるため、開閉スイッチ18が押されれば、現時点の上蓋11の開位置から全閉位置まで回動させる分のステップ数だけステッピングモータ13を逆回転駆動させて上蓋11を閉じ、上述したST15のステップの待機状態となる(ST19〜ST20,ST15)。
これにより、次回再び、上蓋11を開くために開閉スイッチ18が押されて、上蓋11の自動開動作が開始された際には、ST18のステップで記憶された新たな設定開位置に達した時点で上蓋11の自動開動作が停止されるから、上蓋11がガス炊飯器1の載置されるキャビネットの天板や障害物等に接触するのを防止できる。従って、使用する際には、上述した接触を避けるために設置場所を移動させなくても良く、そのままの設置状態で使用し続けることが可能である。
また、上蓋11を開くために開閉スイッチ18を押した後、使用者が上蓋11の開動作を意識的に停止させたり、強制的に所定位置(例えば、全開位置)まで回動させたりすることによって、上蓋11の開位置を任意に設定することが可能であるから、利便性が良いし、キッチンの狭い空間を上記ガス炊飯器1の設置場所として有効に利用することも可能である。
[その他]
尚、上記実施の形態では、ST2およびST5の各ステップにて、加速度センサ15の前後左右方向の検知角度がそれぞれ基準値以下であるか否かを判定したが、ST2のステップでは、後方への検知角度が基準値以下であるか否かのみを判定し、ST5のステップでは、前後左右方向の検知角度がそれぞれ基準値以下であるか否かを判定する制御構成としても良い。
具体的には、図4に示すように、炊飯を開始するため、炊飯スイッチ17が押されると、加速度センサ15の後方への検知角度が基準値以下であるか否かを判定し、その結果、上記検知角度が基準値を超えている場合は、上蓋11が完全に閉じられていない可能性があるから、上述したST4のステップと同様、自動閉動作を行った後、さらに、前後左右方向の検知角度がそれぞれ基準値以下であるか否かを判定する。一方、加速度センサ15の後方への検知角度が基準値以下であれば、自動閉動作を行わないで、前後左右方向の検知角度がそれぞれ基準値以下であるか否かを判定する(ST101〜ST102,ST104〜ST105)。
そして、ST105のステップにて、上記各検知角度が全て基準値以下であれば、上述した正しい使用状態であるとして炊飯を開始し、上記各検知角度のうちのいずれか一つが基準値を超えている場合には、炊飯器本体10が基準より傾いて設置されている状態であるか、或いは、上蓋11が未だ完全に閉じられていない可能性があるから、上述したST6のステップと同様、ガスバーナ3の点火禁止および異常の報知を行った後、上述したST7およびST8のステップと同様の動作を行う(ST103,ST106〜ST108)。この制御構成により、上記実施の形態と同様の作用効果を発揮できる。
また、上記実施の形態では、炊飯開始の操作がなされた際に加速度センサ15の検知角度が基準値を超えている場合は、一旦上蓋11を強制的に閉方向へ回動させた後、再び、加速度センサ15の検知角度が基準値を超えているか否かを判定する制御構成としたが(図2のST2,ST4〜ST5のステップ参照)、炊飯開始の操作がなされたときの加速度センサ15の前後左右方向の検知角度のうちのいずれか一つが基準値を超えている場合(ST2でNo)は、炊飯器本体10が基準より傾いて設置されている状態であるとして、上述した上蓋11の強制閉動作および検知角度の再判定(ST4およびST5)を実行しないで、ガスバーナ3の点火禁止および異常報知(ST6)を行う制御構成としても良い。
このものでは、炊飯器本体10が基準より傾いて設置されている場合は、その旨が使用者へ報知されるから、炊飯を開始する前に炊飯器本体10を水平に設置し直すことで、誤った使用状態で炊飯が行われるのを未然に回避することが可能である。これにより、米飯全体の均質な炊き上がりを実現できる。
さらに、上記実施の形態では、指示されたステップ数だけステッピングモータ13を逆回転駆動させることによって、上蓋11を強制的に全閉位置へ回動させるものを説明したが(ST4のステップ等参照)、ステッピングモータ13の駆動時間を監視する計時部を設け、上蓋11が全閉となるまでの駆動時間だけステッピングモータ13を逆回転駆動させることによって、上蓋11を強制的に全閉位置へ回動させるよう構成しても良いし、ステッピングモータ13の回転角を検知する回転角センサを設け、その回転角が制御回路4によって指示された回転角と一致するまでステッピングモータ13を逆回転駆動させることによって、上蓋11を強制的に全閉位置へ回動させるように構成しても良い。また、上蓋11の前方への角速度が所定値未満になるまでステッピングモータ13を回転駆動させることによって、上蓋11を強制的に全閉位置へ回動させるように構成しても良い。
また、上記実施の形態では、加速度センサ15の後方への角速度が所定値未満になったか否かによって、上蓋11がキャビネットの天板や障害物等に接触したか否かを判定したが、上蓋11がキャビネットの天板や障害物等に接触した際の振動によって発生する慣性力や加速度の変化を、加速度センサ15で検知する制御構成としても良い。
1・・・ガス炊飯器
2・・・内釜
3・・・ガスバーナ
4・・・制御回路
10・・・炊飯器本体
11・・・上蓋
12・・・軸部
13・・・ステッピングモータ(モータ)
14・・・内蓋
15・・・加速度センサ
16・・・音声出力部(報知手段)
17・・・炊飯スイッチ
18・・・開閉スイッチ

Claims (4)

  1. 米等を収容する内釜と、内釜下面を下方から加熱するガスバーナとを備えたガス炊飯器において、
    水平に対する傾きを検知する加速度センサと、
    加速度センサの検知した傾きが炊飯器本体を略水平に設置したことを示す水平基準範囲内であるか否かを判定する傾き判定手段と、
    炊飯開始の操作がなされたときの前記加速度センサの検知した傾きが前記水平基準範囲外である場合に報知する報知手段とを備えた、ガス炊飯器。
  2. 請求項1に記載のガス炊飯器において、
    加速度センサは、炊飯器本体に対して上下回動可能な状態で軸支された上蓋に配設され、
    前記上蓋を自動で開閉させるためのモータと、
    前記加速度センサの検知した傾きが上蓋の閉じられていることを示す閉蓋基準範囲内であるか否かを判定する開閉判定手段と、
    前記加速度センサの検知した傾きが前記閉蓋基準範囲外である場合に、モータを駆動して上蓋を閉方向へ回動させる自動閉動作の実行手段とを備えた、ガス炊飯器。
  3. 請求項1に記載のガス炊飯器において、
    加速度センサは、炊飯器本体に対して上下回動可能な状態で軸支された上蓋に配設され、
    前記上蓋を自動で開閉させるためのモータと、
    上蓋の開操作がなされた際にモータを駆動して上蓋を設定開位置まで回動させる自動開動作の実行手段と、
    自動開動作実行中における前記加速度センサの検知した傾きの変化量が所定値未満になったか否かを判定する開停止判定手段とを備え、
    前記変化量が所定値未満になった時点の前記加速度センサの検知した傾きから所定角度閉側の位置を前記設定開位置として記憶することを特徴とする、ガス炊飯器。
  4. 請求項2に記載のガス炊飯器において、
    上蓋の開操作がなされた際にモータを駆動して上蓋を設定開位置まで回動させる自動開動作の実行手段と、
    自動開動作実行中における前記加速度センサの検知した傾きの変化量が所定値未満になったか否かを判定する開停止判定手段とを備え、
    前記変化量が所定値未満になった時点の前記加速度センサの検知した傾きから所定角度閉側の位置を前記設定開位置として記憶することを特徴とする、ガス炊飯器。
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