JP3076722B2 - 炊飯器の蓋開閉機構 - Google Patents
炊飯器の蓋開閉機構Info
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- JP3076722B2 JP3076722B2 JP06106712A JP10671294A JP3076722B2 JP 3076722 B2 JP3076722 B2 JP 3076722B2 JP 06106712 A JP06106712 A JP 06106712A JP 10671294 A JP10671294 A JP 10671294A JP 3076722 B2 JP3076722 B2 JP 3076722B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器の蓋の開閉機構
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の炊飯器には、炊込み時間や火加減
等をコントロールする様々な機能が付けられて商品とし
ての付加価値が与えられている。この手の炊飯器では、
釜がセットされる炊飯器の本体に蓋を開閉自在に支持
し、ねじりコイルバネ等によって蓋に開方向への回動習
性を与える開閉機構が装着されており、蓋を閉じ状態に
保持する係止部を押すとバネ力によって蓋が開方向へ回
動するようになっている。
等をコントロールする様々な機能が付けられて商品とし
ての付加価値が与えられている。この手の炊飯器では、
釜がセットされる炊飯器の本体に蓋を開閉自在に支持
し、ねじりコイルバネ等によって蓋に開方向への回動習
性を与える開閉機構が装着されており、蓋を閉じ状態に
保持する係止部を押すとバネ力によって蓋が開方向へ回
動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した開
閉機構を有する炊飯器では、係止部を押すと蓋がバネ力
によって勢い良く開方向に移動するので、蓋の内側に付
着した水滴が周囲に飛び散ってしまったり、あるいは蓋
の回動フィーリングが良くなく、商品の耐久性や高級感
を損なうといった問題点がある。また、蓋の開閉は、係
止部を押してロックを外して開いたり、あるいは蓋が係
止部にロックされるまで手で押して閉じているのが一般
的である。
閉機構を有する炊飯器では、係止部を押すと蓋がバネ力
によって勢い良く開方向に移動するので、蓋の内側に付
着した水滴が周囲に飛び散ってしまったり、あるいは蓋
の回動フィーリングが良くなく、商品の耐久性や高級感
を損なうといった問題点がある。また、蓋の開閉は、係
止部を押してロックを外して開いたり、あるいは蓋が係
止部にロックされるまで手で押して閉じているのが一般
的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、炊飯器の本体に一側を回動自在に支持された蓋
体と、蓋体を本体に対して回動自在に支持している蓋支
軸と、蓋支軸に巻装され、かつ一端が蓋体に係止され、
他端が本体に設けられた係合孔に係脱自在に係合されて
おり、蓋体が閉方向に回動するときに開方向へ蓄勢され
る蓄勢手段と、本体に固定され蓋体と一体回動する入力
歯車と噛合する歯車と、蓋体が開方向へ回動するときに
蓋支軸の回転を伝達するとともに、蓋体が閉方向へ回動
するときに蓋支軸の回転伝達が断たれる一方向クラッチ
とを有する蓋体の回動に制動をかける制動ユニットと、
蓋体が閉状態のときのみに蓋体の他側を本体に係止する
係止手段とを備え、入力歯車もしくは同入力歯車に噛合
する歯車の少なくとも一方が、蓋体が開方向へ回動する
に伴いそのギア比が高くなる非円形歯部を有することを
特徴とする。請求項2記載の発明は、炊飯器の本体に一
側を回動自在に支持された蓋体と、蓋体を本体に対して
回動自在に支持している蓋支軸と、蓋支軸に巻装され、
かつ一端が蓋体に係止され、他端が本体に設けられた係
合孔に係脱自在に係合されており、蓋体が閉方向に回動
するときに開方向へ蓄勢される蓄勢手段と、本体に固定
され蓋体と一体回動する入力歯車と噛合する歯車と、蓋
体が開方向へ回動するときに蓋支軸の回転を伝達すると
ともに、蓋体が閉方向へ回動するときに蓋支軸の回転伝
達が断たれる一方向クラッチとを有する蓋体の回動に制
動をかける制動ユニットと、蓋体が閉状態のときのみに
蓋体の他側を本体に係止する係止手段とを備え、制動ユ
ニットが、入力歯車と噛合する歯車を含む増速輪列と、
その最終段に配置されたウォーム軸と、同ウォーム軸に
固定された遠心力により拡開する回転体と、同回転体が
拡開したときに摺接可能な周壁とを有する庫とを特徴と
する。請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の
炊飯器の蓋開閉機構において、制動ユニットが、駆動モ
ータと、入力歯車と噛合する歯車を含む増速輪列中の少
なくとも1つの歯車に対して接離自在であり、駆動モー
タの回転を蓋体が閉方向へ回動するときのみに増速輪列
に伝達する一方向伝達手段とを備えたことを特徴とす
る。
発明は、炊飯器の本体に一側を回動自在に支持された蓋
体と、蓋体を本体に対して回動自在に支持している蓋支
軸と、蓋支軸に巻装され、かつ一端が蓋体に係止され、
他端が本体に設けられた係合孔に係脱自在に係合されて
おり、蓋体が閉方向に回動するときに開方向へ蓄勢され
る蓄勢手段と、本体に固定され蓋体と一体回動する入力
歯車と噛合する歯車と、蓋体が開方向へ回動するときに
蓋支軸の回転を伝達するとともに、蓋体が閉方向へ回動
するときに蓋支軸の回転伝達が断たれる一方向クラッチ
とを有する蓋体の回動に制動をかける制動ユニットと、
蓋体が閉状態のときのみに蓋体の他側を本体に係止する
係止手段とを備え、入力歯車もしくは同入力歯車に噛合
する歯車の少なくとも一方が、蓋体が開方向へ回動する
に伴いそのギア比が高くなる非円形歯部を有することを
特徴とする。請求項2記載の発明は、炊飯器の本体に一
側を回動自在に支持された蓋体と、蓋体を本体に対して
回動自在に支持している蓋支軸と、蓋支軸に巻装され、
かつ一端が蓋体に係止され、他端が本体に設けられた係
合孔に係脱自在に係合されており、蓋体が閉方向に回動
するときに開方向へ蓄勢される蓄勢手段と、本体に固定
され蓋体と一体回動する入力歯車と噛合する歯車と、蓋
体が開方向へ回動するときに蓋支軸の回転を伝達すると
ともに、蓋体が閉方向へ回動するときに蓋支軸の回転伝
達が断たれる一方向クラッチとを有する蓋体の回動に制
動をかける制動ユニットと、蓋体が閉状態のときのみに
蓋体の他側を本体に係止する係止手段とを備え、制動ユ
ニットが、入力歯車と噛合する歯車を含む増速輪列と、
その最終段に配置されたウォーム軸と、同ウォーム軸に
固定された遠心力により拡開する回転体と、同回転体が
拡開したときに摺接可能な周壁とを有する庫とを特徴と
する。請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の
炊飯器の蓋開閉機構において、制動ユニットが、駆動モ
ータと、入力歯車と噛合する歯車を含む増速輪列中の少
なくとも1つの歯車に対して接離自在であり、駆動モー
タの回転を蓋体が閉方向へ回動するときのみに増速輪列
に伝達する一方向伝達手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によると、炊飯器の本体に
回動自在に支持された蓋体を同本体に係止する係止手段
を解除すると、蓋支軸に巻装されて開方向に蓄勢された
付勢手段によって蓋体が開方向に回動し、その動作が入
力歯車から同入力歯車に噛合する歯車と一方向クラッチ
を有する制動ユニットに伝わり開方向への回動に制動が
掛けられる。蓋体を本体に対して閉方向に押すと、この
閉方向への回動により付勢手段が蓄勢されると共に、入
力歯車の回動が一方向クラッチの作用により断たれるた
め、制動ユニットによる制動力の発生がなく軽い力でス
ムーズに蓋体が閉じられる。入力歯車もしくは同入力歯
車に噛合する歯車の少なくとも一方に、上記蓋体が開方
向へ回動するに伴いそのギア比が高くなる非円形歯部を
形成することで、蓋体が開方向へ回動するに従い入力歯
車から制動ユニットに入力される蓋体の回転が増速され
る。請求項2記載の発明によると、炊飯器の本体に回動
自在に支持された蓋体を同本体に係止する係止手段を解
除すると、蓋支軸に巻装されて開方向に蓄勢された付勢
手段によって蓋体が開方向に回動し、その動作が入力歯
車から同入力歯車に噛合する歯車と一方向クラッチを有
する制動ユニットに伝わり開方向への回動に制動が掛け
られる。蓋体を本体に対して閉方向に押すと、この閉方
向への回動により付勢手段が蓄勢されると共に、入力歯
車の回動が一方向クラッチの作用により断たれるため、
制動ユニットによる制動力の発生がなく軽い力でスムー
ズに蓋体が閉じられる。蓋体の開方向への回動が入力歯
車から制動ユニットに伝達されると、入力歯車と噛合す
る歯車を含む増速輪列で増速されて最終段に配置された
ウォーム軸を高速で回転させ、ウォーム軸に固定された
回転体が遠心力により拡開して周壁に摺接する。請求項
3記載の発明によると、駆動モータが蓋体を閉方向へ回
動させる向きに回転すると、一方向伝達手段が入力歯車
と噛合する歯車を含む増速輪列中の少なくとも1つの歯
車と噛合して、増速輪列に駆動モータの回転が伝達され
る。増速輪列に伝達されたモータの回転は、入力歯車に
伝達されて蓋体を閉方向に回動させる。
回動自在に支持された蓋体を同本体に係止する係止手段
を解除すると、蓋支軸に巻装されて開方向に蓄勢された
付勢手段によって蓋体が開方向に回動し、その動作が入
力歯車から同入力歯車に噛合する歯車と一方向クラッチ
を有する制動ユニットに伝わり開方向への回動に制動が
掛けられる。蓋体を本体に対して閉方向に押すと、この
閉方向への回動により付勢手段が蓄勢されると共に、入
力歯車の回動が一方向クラッチの作用により断たれるた
め、制動ユニットによる制動力の発生がなく軽い力でス
ムーズに蓋体が閉じられる。入力歯車もしくは同入力歯
車に噛合する歯車の少なくとも一方に、上記蓋体が開方
向へ回動するに伴いそのギア比が高くなる非円形歯部を
形成することで、蓋体が開方向へ回動するに従い入力歯
車から制動ユニットに入力される蓋体の回転が増速され
る。請求項2記載の発明によると、炊飯器の本体に回動
自在に支持された蓋体を同本体に係止する係止手段を解
除すると、蓋支軸に巻装されて開方向に蓄勢された付勢
手段によって蓋体が開方向に回動し、その動作が入力歯
車から同入力歯車に噛合する歯車と一方向クラッチを有
する制動ユニットに伝わり開方向への回動に制動が掛け
られる。蓋体を本体に対して閉方向に押すと、この閉方
向への回動により付勢手段が蓄勢されると共に、入力歯
車の回動が一方向クラッチの作用により断たれるため、
制動ユニットによる制動力の発生がなく軽い力でスムー
ズに蓋体が閉じられる。蓋体の開方向への回動が入力歯
車から制動ユニットに伝達されると、入力歯車と噛合す
る歯車を含む増速輪列で増速されて最終段に配置された
ウォーム軸を高速で回転させ、ウォーム軸に固定された
回転体が遠心力により拡開して周壁に摺接する。請求項
3記載の発明によると、駆動モータが蓋体を閉方向へ回
動させる向きに回転すると、一方向伝達手段が入力歯車
と噛合する歯車を含む増速輪列中の少なくとも1つの歯
車と噛合して、増速輪列に駆動モータの回転が伝達され
る。増速輪列に伝達されたモータの回転は、入力歯車に
伝達されて蓋体を閉方向に回動させる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を用いて
説明する。図1,図2において、符号1は、炊飯器2に
装着される蓋開閉機構を示す。この蓋開閉機構1は、炊
飯器2の本体2Aにその基端である一側2aを回動自在
に支持された蓋体としての内蓋2B、内蓋2Bと一体的
に回動する蓋支軸3と入力歯車4、入力歯車4と噛合す
る従動歯車5を有し、内蓋2Bが矢印aで示す開方向に
回動するときにその回動に制動を掛けるメカニカルな制
動ユニット6、内蓋2Bが矢印bで示す閉方向に回動す
るときに蓄勢される蓄勢手段としてのねじりコイルバネ
7,8、内蓋2Bが図2に示す閉状態に置かれるときに
同蓋を本体2Aに係止する係止手段9から主に構成され
ている。
説明する。図1,図2において、符号1は、炊飯器2に
装着される蓋開閉機構を示す。この蓋開閉機構1は、炊
飯器2の本体2Aにその基端である一側2aを回動自在
に支持された蓋体としての内蓋2B、内蓋2Bと一体的
に回動する蓋支軸3と入力歯車4、入力歯車4と噛合す
る従動歯車5を有し、内蓋2Bが矢印aで示す開方向に
回動するときにその回動に制動を掛けるメカニカルな制
動ユニット6、内蓋2Bが矢印bで示す閉方向に回動す
るときに蓄勢される蓄勢手段としてのねじりコイルバネ
7,8、内蓋2Bが図2に示す閉状態に置かれるときに
同蓋を本体2Aに係止する係止手段9から主に構成され
ている。
【0007】本体2Aには、その底部に図示しない発熱
装置が配設されており、同発熱装置に接するように釜2
Cを内蔵している。内蓋2Bの一側2aに対応する本体
2Aの背面には、凹部10が形成されている。凹部10
内には、断面コの字形状に形成された度当り部材11が
固定されている。度当り部材11の両側上端部11a,
11bには、下方に向かって延び、蓋支軸3が落とし込
まれるU溝11cがそれぞれ形成され、背板11dに
は、制動ユニット6の取付部12,13が設けられてい
る。この取付部12,13には、入力歯車4と従動歯車
5との軸間距離を一定に保つと共に、制動ユニット6の
取付部12,13への取付時の案内となるガイドピン1
2A,13Aがそれぞれ形成されている。凹部10の底
面10aには、ねじりコイルバネ7、8を係止する係止
溝14と、凹部10を塞ぐカバー15の底部に成形され
た爪15a,15bを係止する係止部16a,16bと
がそれぞれ設けられている。
装置が配設されており、同発熱装置に接するように釜2
Cを内蔵している。内蓋2Bの一側2aに対応する本体
2Aの背面には、凹部10が形成されている。凹部10
内には、断面コの字形状に形成された度当り部材11が
固定されている。度当り部材11の両側上端部11a,
11bには、下方に向かって延び、蓋支軸3が落とし込
まれるU溝11cがそれぞれ形成され、背板11dに
は、制動ユニット6の取付部12,13が設けられてい
る。この取付部12,13には、入力歯車4と従動歯車
5との軸間距離を一定に保つと共に、制動ユニット6の
取付部12,13への取付時の案内となるガイドピン1
2A,13Aがそれぞれ形成されている。凹部10の底
面10aには、ねじりコイルバネ7、8を係止する係止
溝14と、凹部10を塞ぐカバー15の底部に成形され
た爪15a,15bを係止する係止部16a,16bと
がそれぞれ設けられている。
【0008】内蓋2Bの上面には、フレーム17が設け
られていて、同蓋にはフレーム17を覆うようにカバー
18が装着される。内蓋の一側2aには、切欠き部2b
が設けられている。切欠き部2bの両側まで延びるフレ
ーム17の一対のアーム部17aには、蓋支軸3がその
両端を固定ピン19により固定されている。カバー18
における切欠き部2bと対応する部位には、開口18a
が形成されている。
られていて、同蓋にはフレーム17を覆うようにカバー
18が装着される。内蓋の一側2aには、切欠き部2b
が設けられている。切欠き部2bの両側まで延びるフレ
ーム17の一対のアーム部17aには、蓋支軸3がその
両端を固定ピン19により固定されている。カバー18
における切欠き部2bと対応する部位には、開口18a
が形成されている。
【0009】アーム部17aの間に位置する蓋支軸3上
には、ねじりコイルバネ7、8がそれぞれ巻装されてい
る。ねじりコイルバネ7,8は、その一端7a,8aを
蓋支軸3よりも内蓋2Bの中央より位置するアーム部1
7aに支持された軸20に係止され、他端7b,8bを
係止溝14に挿入させており、内蓋2Bが矢印bで示す
閉方向に回動するときに蓄勢されるようになっている。
すなわち、ねじりコイルバネ7,8は、図2に示すよう
に、内蓋2Bが閉状態にあるときに最大に変形されてお
り、内蓋2Bに開方向への回動習性を与えている。
には、ねじりコイルバネ7、8がそれぞれ巻装されてい
る。ねじりコイルバネ7,8は、その一端7a,8aを
蓋支軸3よりも内蓋2Bの中央より位置するアーム部1
7aに支持された軸20に係止され、他端7b,8bを
係止溝14に挿入させており、内蓋2Bが矢印bで示す
閉方向に回動するときに蓄勢されるようになっている。
すなわち、ねじりコイルバネ7,8は、図2に示すよう
に、内蓋2Bが閉状態にあるときに最大に変形されてお
り、内蓋2Bに開方向への回動習性を与えている。
【0010】係止手段9は、内蓋2Bの他側2cに位置
するカバー18に設けられた突起9a、突起9aの下方
に位置する本体2Aに設けられた係止片9b、及びねじ
りばね9cから構成されている。係止片9bは、一方9
b1がカバー18から突出し、他方9b2がカバー18
内部に延びる略クランク形状に形成されたレバーであっ
て、本体2Aに設けられたヒンジ部2A1に回動自在に
支持されている。ねじりばね9cは、係止片9bに形成
されたバネ掛けにその両端を固定されていて、係止片9
bを内蓋2Bが閉状態にあるときの突起9aと係止する
向きに付勢している。
するカバー18に設けられた突起9a、突起9aの下方
に位置する本体2Aに設けられた係止片9b、及びねじ
りばね9cから構成されている。係止片9bは、一方9
b1がカバー18から突出し、他方9b2がカバー18
内部に延びる略クランク形状に形成されたレバーであっ
て、本体2Aに設けられたヒンジ部2A1に回動自在に
支持されている。ねじりばね9cは、係止片9bに形成
されたバネ掛けにその両端を固定されていて、係止片9
bを内蓋2Bが閉状態にあるときの突起9aと係止する
向きに付勢している。
【0011】蓋支軸3には、凹部10内に位置するよう
に、入力歯車4が固定ピン21で固定されている。入力
歯車4には、非円形歯部4aが形成されており、蓋支軸
3がU溝11cに落とし込まれることで、その位置が規
定される。
に、入力歯車4が固定ピン21で固定されている。入力
歯車4には、非円形歯部4aが形成されており、蓋支軸
3がU溝11cに落とし込まれることで、その位置が規
定される。
【0012】制動ユニット6は、図1,図4に示すよう
に、凹部10内の取付部12,13にねじ22で固定さ
れて、凹部10内に収容される。詳しくは、図5,図6
に示すように、制動ユニット6の外装を構成する2分割
可能なケース61,62に形成される案内スリット61
e,62c,62dからねじ22を取付部12,13に
締め付け、案内スリット61fと62eとにガイドピン
12A,13Aを係合させて本体2Aに装着される。制
動ユニット6は、従動歯車5を初段とし最終段をウォー
ム軸64とした増速輪列63、ウォーム軸64に固定さ
れた遠心力により拡開する回転体として摩擦板65、摩
擦板65を収容する制動カップ66、及び増速輪列63
中に設けられ、内蓋2Bが開方向へ回動するときの蓋支
軸3の回転をウォーム軸64に伝達する一方向クラッチ
67をケース61,62内に備えている。
に、凹部10内の取付部12,13にねじ22で固定さ
れて、凹部10内に収容される。詳しくは、図5,図6
に示すように、制動ユニット6の外装を構成する2分割
可能なケース61,62に形成される案内スリット61
e,62c,62dからねじ22を取付部12,13に
締め付け、案内スリット61fと62eとにガイドピン
12A,13Aを係合させて本体2Aに装着される。制
動ユニット6は、従動歯車5を初段とし最終段をウォー
ム軸64とした増速輪列63、ウォーム軸64に固定さ
れた遠心力により拡開する回転体として摩擦板65、摩
擦板65を収容する制動カップ66、及び増速輪列63
中に設けられ、内蓋2Bが開方向へ回動するときの蓋支
軸3の回転をウォーム軸64に伝達する一方向クラッチ
67をケース61,62内に備えている。
【0013】増速輪列63は、入力歯車4の回転を増速
して最終段のウォーム軸64に伝達するもので、ケース
61に圧入された軸68に回転自在に支持される従動歯
車5、ケース61に圧入された軸69,70にそれぞれ
回転自在に支持される2番歯車71と小径の3番歯車7
2Aとウォーム歯車72Bを有している。
して最終段のウォーム軸64に伝達するもので、ケース
61に圧入された軸68に回転自在に支持される従動歯
車5、ケース61に圧入された軸69,70にそれぞれ
回転自在に支持される2番歯車71と小径の3番歯車7
2Aとウォーム歯車72Bを有している。
【0014】従動歯車5は、入力歯車4の非円形歯部4
aに噛合する非円形歯部5aと2番歯車71の小径歯部
71に噛合する大径歯部5bとから構成されている。従
動歯車5には、その軸方向に向かって小孔5cが形成さ
れている。この小孔5cは、入力歯車の非円形歯部4a
と従動歯車の非円形歯部5aとの噛み合い位置を示した
もので、後述する位置決めピンを差し込むことで、非円
形歯部4aの位置が非円形歯部5aとの噛み合い位置に
保持される。
aに噛合する非円形歯部5aと2番歯車71の小径歯部
71に噛合する大径歯部5bとから構成されている。従
動歯車5には、その軸方向に向かって小孔5cが形成さ
れている。この小孔5cは、入力歯車の非円形歯部4a
と従動歯車の非円形歯部5aとの噛み合い位置を示した
もので、後述する位置決めピンを差し込むことで、非円
形歯部4aの位置が非円形歯部5aとの噛み合い位置に
保持される。
【0015】2番歯車71は、3番歯車72Aに噛合す
る大径歯部71bと先の小径歯部71aとから構成され
ている。3番歯車72Aの一方には、一方向クラッチ6
7を構成するクラッチスプリング67Aの一端を係止す
るバネ受け部67Bが一体的に形成されている。ウォー
ム歯車72Bは、クラッチスプリング67Aを内部に収
容し、バネ受け部67Bを緩嵌するクラッチケース67
Cの外周に形成されている。
る大径歯部71bと先の小径歯部71aとから構成され
ている。3番歯車72Aの一方には、一方向クラッチ6
7を構成するクラッチスプリング67Aの一端を係止す
るバネ受け部67Bが一体的に形成されている。ウォー
ム歯車72Bは、クラッチスプリング67Aを内部に収
容し、バネ受け部67Bを緩嵌するクラッチケース67
Cの外周に形成されている。
【0016】クラッチスプリング67Aは、有底筒状に
形成されたクラッチケース67C内に軽く圧入されてい
て、一端67Aaを同ケースに他端67Abをバネ受け
部67Bに係止されており、内蓋2Bが図2に矢印aで
示す開方向に回動するときには、3番歯車72Aの回転
によってクラッチケースの内周面67Caに向かって拡
開され、3番歯車72Aとウォーム歯車72Bとを一体
回転可能と、内蓋2Bが矢印bで示す閉方向に回動され
る時には、その拡開力が緩んで3番歯車72Aとウォー
ム歯車72Bとがスリップするようになっている。
形成されたクラッチケース67C内に軽く圧入されてい
て、一端67Aaを同ケースに他端67Abをバネ受け
部67Bに係止されており、内蓋2Bが図2に矢印aで
示す開方向に回動するときには、3番歯車72Aの回転
によってクラッチケースの内周面67Caに向かって拡
開され、3番歯車72Aとウォーム歯車72Bとを一体
回転可能と、内蓋2Bが矢印bで示す閉方向に回動され
る時には、その拡開力が緩んで3番歯車72Aとウォー
ム歯車72Bとがスリップするようになっている。
【0017】ウォーム軸64は、図7に示すように、ケ
ース61に形成された軸受部61aと制動カップ66に
形成された軸受部66aに回動自在に支持されて軸70
に対して直交する向きに配置されており、ウォーム歯車
72Bと噛合している。
ース61に形成された軸受部61aと制動カップ66に
形成された軸受部66aに回動自在に支持されて軸70
に対して直交する向きに配置されており、ウォーム歯車
72Bと噛合している。
【0018】摩擦板65は、ウォーム軸64の一端64
aに圧入される受台73に形成される弾性爪73aに保
持されてウォーム軸64と一体回転可能となっており、
ケース61に装着される制動カップ66内に配置されて
いる。摩擦板65は、弾性体であるゴムの円板から構成
されていて、一方向に回転するときに遠心力によって拡
開するようにスリットSが設けられている(図5,6参
照)。ここでいう摩擦板65を拡開させる方向とは、内
蓋2Bの開方向への回動時にウォーム軸64が回転する
方向であって、図5,図6における時計回り方向を示
す。
aに圧入される受台73に形成される弾性爪73aに保
持されてウォーム軸64と一体回転可能となっており、
ケース61に装着される制動カップ66内に配置されて
いる。摩擦板65は、弾性体であるゴムの円板から構成
されていて、一方向に回転するときに遠心力によって拡
開するようにスリットSが設けられている(図5,6参
照)。ここでいう摩擦板65を拡開させる方向とは、内
蓋2Bの開方向への回動時にウォーム軸64が回転する
方向であって、図5,図6における時計回り方向を示
す。
【0019】ケース61,62について説明する。ケー
ス61の縁部には、図5に示すように、ケース62への
取付孔61bが複数形成されていて、対向するケース6
2の部位に形成された複数のねじ孔62aに取付孔61
bからねじ74を締めることでケース61,62が締結
される。ケース61の側面には、従動歯車5に形成され
た小孔5cと連通可能な貫通孔61cが形成されてい
て、この貫通孔61cから位置決めピン75を差し込み
小孔5cに挿入することで、非円形歯部4a,と非円形
歯部5aの噛み合い位置が設定される。また、ケース6
1,62の上部には、軸68,69,70に対して直交
する向きに延びる溝61d,62bがそれぞれ形成され
ており、U溝11cに落とし込まれた蓋支軸3をケース
61,62に対して横方向から挿入してケース内に入力
歯車4を収納可能としている。
ス61の縁部には、図5に示すように、ケース62への
取付孔61bが複数形成されていて、対向するケース6
2の部位に形成された複数のねじ孔62aに取付孔61
bからねじ74を締めることでケース61,62が締結
される。ケース61の側面には、従動歯車5に形成され
た小孔5cと連通可能な貫通孔61cが形成されてい
て、この貫通孔61cから位置決めピン75を差し込み
小孔5cに挿入することで、非円形歯部4a,と非円形
歯部5aの噛み合い位置が設定される。また、ケース6
1,62の上部には、軸68,69,70に対して直交
する向きに延びる溝61d,62bがそれぞれ形成され
ており、U溝11cに落とし込まれた蓋支軸3をケース
61,62に対して横方向から挿入してケース内に入力
歯車4を収納可能としている。
【0020】一方、非円形歯部4aと非円形歯部5aと
のギヤ比は、図8に示すように、内蓋2Bが開くにつれ
て徐々に高くなる、すなわち、非円形歯部4aの回転速
度よりも非円形歯部5aの回転速度が高くなるように設
定されている。
のギヤ比は、図8に示すように、内蓋2Bが開くにつれ
て徐々に高くなる、すなわち、非円形歯部4aの回転速
度よりも非円形歯部5aの回転速度が高くなるように設
定されている。
【0021】このように構成された炊飯器の開閉機構1
の動作を説明する。 (開動作)先ず、図2に示す係止片9bの一端9b1を
押して、同片の他端9b2と突起9aとの係合を解除す
る。すると、内蓋2Bがねじりコイルバネ7の蓄勢され
たトルクによって、図2に示す閉位置から図3に示す開
位置に向かって蓋支軸3を中心に回動する。内蓋2Bが
回動すると、非円形歯部4aに噛合する非円形歯部5a
を有する従動歯車5が図7において、時計回り方向に回
転し、その回転が2番歯車71から3番歯車72Aに伝
達される。
の動作を説明する。 (開動作)先ず、図2に示す係止片9bの一端9b1を
押して、同片の他端9b2と突起9aとの係合を解除す
る。すると、内蓋2Bがねじりコイルバネ7の蓄勢され
たトルクによって、図2に示す閉位置から図3に示す開
位置に向かって蓋支軸3を中心に回動する。内蓋2Bが
回動すると、非円形歯部4aに噛合する非円形歯部5a
を有する従動歯車5が図7において、時計回り方向に回
転し、その回転が2番歯車71から3番歯車72Aに伝
達される。
【0022】3番歯車72Aが回転すると、クラッチス
プリング67Aが係止されたバネ受け部67Bがスプリ
ング67Aを拡開する方向に回転して3番歯車72Aと
ウォーム歯車72Bとが一体回転する。すると、ウォー
ム軸64が回転されるので、摩擦板65が遠心力で拡開
して制動カップ66の内壁66bに接触して摩擦力が発
生し、この摩擦力により内蓋2Bの開方向への回動に制
動が与えられる。回動の進んだ内蓋2Bが、図3に示す
開位置からさらに進むで開角度が90°を超えて図にお
いて右側に倒れると、度当り部材11の背面11eに内
蓋2Bが当接して内蓋2Bの回動が規制される。
プリング67Aが係止されたバネ受け部67Bがスプリ
ング67Aを拡開する方向に回転して3番歯車72Aと
ウォーム歯車72Bとが一体回転する。すると、ウォー
ム軸64が回転されるので、摩擦板65が遠心力で拡開
して制動カップ66の内壁66bに接触して摩擦力が発
生し、この摩擦力により内蓋2Bの開方向への回動に制
動が与えられる。回動の進んだ内蓋2Bが、図3に示す
開位置からさらに進むで開角度が90°を超えて図にお
いて右側に倒れると、度当り部材11の背面11eに内
蓋2Bが当接して内蓋2Bの回動が規制される。
【0023】ここで、内蓋2Bの開閉動作に伴うねじり
コイルバネ7,8のトルク特性と、内蓋2Bの回動動作
に必要なトルクの変化を図9に示す。図9の縦軸はトル
クを示し、横軸は内蓋2Bの開角度を示す。また、符号
Aで示す曲線がねじりコイルバネ7のトルク特性を示
し、符号Bで示す曲線が蓋の重量により蓋が閉方向に回
動するトルクの変化を示している。ここでは、開角度9
5°を蓋の全開位置としている。図によると、ねじりコ
イルバネ7,8のトルクの方が蓋の回動トルクよりも大
きく、両トルクは、内蓋2Bの開角度が大きくなるに従
い低下し、かつ、両トルクの開きが大きくなることが明
らかである。
コイルバネ7,8のトルク特性と、内蓋2Bの回動動作
に必要なトルクの変化を図9に示す。図9の縦軸はトル
クを示し、横軸は内蓋2Bの開角度を示す。また、符号
Aで示す曲線がねじりコイルバネ7のトルク特性を示
し、符号Bで示す曲線が蓋の重量により蓋が閉方向に回
動するトルクの変化を示している。ここでは、開角度9
5°を蓋の全開位置としている。図によると、ねじりコ
イルバネ7,8のトルクの方が蓋の回動トルクよりも大
きく、両トルクは、内蓋2Bの開角度が大きくなるに従
い低下し、かつ、両トルクの開きが大きくなることが明
らかである。
【0024】つまり、入力歯車4から従動歯車5に入力
されるトルク特性は、図10に符号Cで示すトルク曲線
のように、内蓋2Bの開角度が高くなるにつれて大きく
なることになり、入力トルクの変化が大きく内蓋2Bの
回動がスムーズ行なわれない。そこで、本実施例の非円
形歯車4a,5aのギア比を蓋2Bが開くほどに高くな
るように設定することは、図10のトルク曲線Cに制動
ユニット6への入力トルクを対応させることになり、安
定したトルク特性とすることができる。
されるトルク特性は、図10に符号Cで示すトルク曲線
のように、内蓋2Bの開角度が高くなるにつれて大きく
なることになり、入力トルクの変化が大きく内蓋2Bの
回動がスムーズ行なわれない。そこで、本実施例の非円
形歯車4a,5aのギア比を蓋2Bが開くほどに高くな
るように設定することは、図10のトルク曲線Cに制動
ユニット6への入力トルクを対応させることになり、安
定したトルク特性とすることができる。
【0025】このようにウォーム軸64の回転が徐々に
早くなるような構成することで、摩擦板64が制動カッ
プ66に強く接触して摩擦力が大きくなるので、内蓋2
Bの開方向への回動が進むにつれて内蓋2Bへの制動が
除々に大きくなり、回動フィーリングが良くなると共
に、度当り部材11への衝撃を軽減でき、水滴の飛散が
防止される。
早くなるような構成することで、摩擦板64が制動カッ
プ66に強く接触して摩擦力が大きくなるので、内蓋2
Bの開方向への回動が進むにつれて内蓋2Bへの制動が
除々に大きくなり、回動フィーリングが良くなると共
に、度当り部材11への衝撃を軽減でき、水滴の飛散が
防止される。
【0026】制動ユニット6は、メカニカルダンパーで
あるので、オイルダンパーが抱えるオイル洩れのおそれ
や環境温度等の影響による性能劣化が少なく、安定した
制動力を得られると共に、炊飯器2等の食品に関する機
器にも安心して使用することができる。さらに、制動ユ
ニット6を本体2Aの凹部10内に配設し、かつ、入力
歯車4を同ユニット64内に収容可能としたので、外観
の見栄えが良いと共に、ユニット6内への水滴の侵入も
防止でき、制動ユニット6の耐久性の向上と共に水滴の
飛散防止と相まって炊飯器2の高級感につながる。
あるので、オイルダンパーが抱えるオイル洩れのおそれ
や環境温度等の影響による性能劣化が少なく、安定した
制動力を得られると共に、炊飯器2等の食品に関する機
器にも安心して使用することができる。さらに、制動ユ
ニット6を本体2Aの凹部10内に配設し、かつ、入力
歯車4を同ユニット64内に収容可能としたので、外観
の見栄えが良いと共に、ユニット6内への水滴の侵入も
防止でき、制動ユニット6の耐久性の向上と共に水滴の
飛散防止と相まって炊飯器2の高級感につながる。
【0027】また、制動ユニット6は、増速輪列63等
の内部構成をユニット内に組込んだ後、ケース61,6
2を締結するが、組み込んで動作確認をした後に位置決
めピン75をケース61の貫通孔61cに差し込んで、
従動歯車5の小孔5cに差し込むことで、非円形歯車5
aを非円形歯車4aとの噛み合い位置に保持できるの
で、本体2A側に設けられる入力歯車4の非円形歯部4
aとの噛合を容易に行なうことができる。さらに、制動
ユニット6を凹部10内に装着する際、案内ピン12
A,13Aに沿って差し込みながら取付部12,13に
固定するので、取付性も良く、また、非円形歯車4a,
5aの軸間距離が適切に保持されるので、精度良く組付
けることができる。
の内部構成をユニット内に組込んだ後、ケース61,6
2を締結するが、組み込んで動作確認をした後に位置決
めピン75をケース61の貫通孔61cに差し込んで、
従動歯車5の小孔5cに差し込むことで、非円形歯車5
aを非円形歯車4aとの噛み合い位置に保持できるの
で、本体2A側に設けられる入力歯車4の非円形歯部4
aとの噛合を容易に行なうことができる。さらに、制動
ユニット6を凹部10内に装着する際、案内ピン12
A,13Aに沿って差し込みながら取付部12,13に
固定するので、取付性も良く、また、非円形歯車4a,
5aの軸間距離が適切に保持されるので、精度良く組付
けることができる。
【0028】(閉動作)一方、図3に示す開状態に保持
された内蓋2Bを閉方向へ手動で回動すると、この閉方
向への回動によりねじりコイルバネ7,8が蓄勢される
と共に、入力歯車4が回動してその回転が従動歯車5か
ら2番歯車71を介して、3番歯車72Aに伝達され
る。すると、この歯部72Aの回転により、今度はバネ
受け部67Bがスプリング67Aを締め付ける方向に回
転するので、バネ受け部67Bがクラッチケース67c
内でスリップしてウォーム歯車72Bからウォーム軸6
4への回転伝達が断たれる。従って、内蓋2Bを閉方向
に回動するときには、摩擦板65が回転しないので、制
動力の発生がなく軽い力でスムーズに内蓋2Bを閉じる
ことができる。
された内蓋2Bを閉方向へ手動で回動すると、この閉方
向への回動によりねじりコイルバネ7,8が蓄勢される
と共に、入力歯車4が回動してその回転が従動歯車5か
ら2番歯車71を介して、3番歯車72Aに伝達され
る。すると、この歯部72Aの回転により、今度はバネ
受け部67Bがスプリング67Aを締め付ける方向に回
転するので、バネ受け部67Bがクラッチケース67c
内でスリップしてウォーム歯車72Bからウォーム軸6
4への回転伝達が断たれる。従って、内蓋2Bを閉方向
に回動するときには、摩擦板65が回転しないので、制
動力の発生がなく軽い力でスムーズに内蓋2Bを閉じる
ことができる。
【0029】(第2実施例)第2実施例の特徴は、第1
実施例における制動ユニットに、駆動モータとそのモー
タの回転を内蓋の閉方向への回動時に入力歯車に伝達す
る一方向伝達手段を有する点にある。以下、図11乃至
図16を用いて第2実施例を説明するが、第1実施例と
同じ作用をする部材には、第1実施例で用いた符号を付
し、その説明は省略する。図11、図12に符号80で
示す制動ユニットは、ケース61’とケース62’の内
部に、入力歯車4と噛合する従動歯車5を初段とし、ウ
ォーム軸64を最終とする増速輪列63、及び図11,
図13に示す軸69に回動自在に支持され、第3歯車7
2Aに一体形成された大径歯部72Cと噛合する小径歯
部81aと、軸70に回転自在に支持された5番歯車8
2の小径歯部82aに噛合する大径歯部81bとを有す
る4番歯車81、5番歯車82の大径歯部82bと駆動
モータ86の駆動軸86aに固定された駆動歯車85と
の間に配置される一方向伝達手段を一部を構成するクラ
ッチ歯車83からなる第2歯車輪列87を備えている。
第3歯車72Aは、別体のクラッチバネ受け67Bに先
端部を嵌合させて同クラッチバネ受け67Bと一体回転
可能となっている。
実施例における制動ユニットに、駆動モータとそのモー
タの回転を内蓋の閉方向への回動時に入力歯車に伝達す
る一方向伝達手段を有する点にある。以下、図11乃至
図16を用いて第2実施例を説明するが、第1実施例と
同じ作用をする部材には、第1実施例で用いた符号を付
し、その説明は省略する。図11、図12に符号80で
示す制動ユニットは、ケース61’とケース62’の内
部に、入力歯車4と噛合する従動歯車5を初段とし、ウ
ォーム軸64を最終とする増速輪列63、及び図11,
図13に示す軸69に回動自在に支持され、第3歯車7
2Aに一体形成された大径歯部72Cと噛合する小径歯
部81aと、軸70に回転自在に支持された5番歯車8
2の小径歯部82aに噛合する大径歯部81bとを有す
る4番歯車81、5番歯車82の大径歯部82bと駆動
モータ86の駆動軸86aに固定された駆動歯車85と
の間に配置される一方向伝達手段を一部を構成するクラ
ッチ歯車83からなる第2歯車輪列87を備えている。
第3歯車72Aは、別体のクラッチバネ受け67Bに先
端部を嵌合させて同クラッチバネ受け67Bと一体回転
可能となっている。
【0030】駆動モータ86は、ケース内62’に形成
されたモータ収容部62’Aに収容支持されている。ケ
ース内には、駆動軸86aが緩嵌される中板88が設け
られている。この中板88には、クラッチギア83を固
定する支持軸84を摺動自在に支持する長孔88aが形
成されている。この長孔88aは、図14に示すよう
に、第5歯車の大径歯部82bの円周方向に延出して形
成されている。駆動モータ86は、内蓋2Bの閉方向へ
の回動時に図14において時計方向に回転駆動される。
また、内蓋2Bの閉方向への回動の閉止後は、駆動モー
タ86を反時計方向へ微回転させてクラッチ歯車83を
大径歯部82bから離すようにすることでも良い。
されたモータ収容部62’Aに収容支持されている。ケ
ース内には、駆動軸86aが緩嵌される中板88が設け
られている。この中板88には、クラッチギア83を固
定する支持軸84を摺動自在に支持する長孔88aが形
成されている。この長孔88aは、図14に示すよう
に、第5歯車の大径歯部82bの円周方向に延出して形
成されている。駆動モータ86は、内蓋2Bの閉方向へ
の回動時に図14において時計方向に回転駆動される。
また、内蓋2Bの閉方向への回動の閉止後は、駆動モー
タ86を反時計方向へ微回転させてクラッチ歯車83を
大径歯部82bから離すようにすることでも良い。
【0031】クラッチ歯車83は、駆動歯車85が時計
方向に回転するときに、大径歯部82bと噛合する実線
位置に置かれ、駆動歯車85が反時計方向に回動すると
きに大径歯車82bから離れる2点鎖線位置に置かれ
る。すなわち、駆動歯車85とクラッチ歯車83及び長
孔88aとによる遊星移動機構により、クラッチ歯車8
3が大径歯車82bに対して接離する一方向伝達手段8
9を構成している。
方向に回転するときに、大径歯部82bと噛合する実線
位置に置かれ、駆動歯車85が反時計方向に回動すると
きに大径歯車82bから離れる2点鎖線位置に置かれ
る。すなわち、駆動歯車85とクラッチ歯車83及び長
孔88aとによる遊星移動機構により、クラッチ歯車8
3が大径歯車82bに対して接離する一方向伝達手段8
9を構成している。
【0032】従動歯車5の近傍に位置するケース61’
内には、図12に示すように、駆動モータ86を駆動さ
せるスイッチ90が配置固定されている。このスイッチ
90は、従動歯車5に設けられるカム91によってオン
/オフされる。カム91は、内蓋2Bが図15に示す全
閉位置と図16に示す全開位置との間を回動するとき
に、スイッチ90をオン状態とすべく、その前端91a
から後端91bまでの角度が設定された扇形状をなして
いる。なお、ここでのスイッチ90のオン/オフは、カ
ム91の通過時によって行なわれているが、閉方向に僅
かに回動されると、スイッチ90がオン状態となる構成
としても良い。このようにすると、停電等で駆動モータ
86が停止しても手動動作によって内蓋2Bの開閉動作
を行なうことが可能となる。
内には、図12に示すように、駆動モータ86を駆動さ
せるスイッチ90が配置固定されている。このスイッチ
90は、従動歯車5に設けられるカム91によってオン
/オフされる。カム91は、内蓋2Bが図15に示す全
閉位置と図16に示す全開位置との間を回動するとき
に、スイッチ90をオン状態とすべく、その前端91a
から後端91bまでの角度が設定された扇形状をなして
いる。なお、ここでのスイッチ90のオン/オフは、カ
ム91の通過時によって行なわれているが、閉方向に僅
かに回動されると、スイッチ90がオン状態となる構成
としても良い。このようにすると、停電等で駆動モータ
86が停止しても手動動作によって内蓋2Bの開閉動作
を行なうことが可能となる。
【0033】このように構成された制動ユニット80に
よると、内蓋2Bが矢印aで示す開方向へ回動するとき
には、第1実施例と同様、入力歯車4の回転が従動歯車
5から増速輪列63を介して摩擦板65に伝えられて開
方向への回動に制動が与えられる(図12参照)。
よると、内蓋2Bが矢印aで示す開方向へ回動するとき
には、第1実施例と同様、入力歯車4の回転が従動歯車
5から増速輪列63を介して摩擦板65に伝えられて開
方向への回動に制動が与えられる(図12参照)。
【0034】一方、全開位置に置かれ内蓋2Bが矢印b
で示す閉方向に手で回動されると、一方向クラッチ63
が作用して入力歯車4から増速輪列63に入力される回
転は、ウォーム軸64には伝達されず、摩擦板73によ
る閉方向への回動には制動が与えられない。また、内蓋
2Bが閉方向に回動し、従動歯車5が図16に示す状態
から時計回りに回転すると、カム91の後端91bによ
ってスイッチ90がオンされ、カムの前端91aがスイ
ッチ90を通過するまで、駆動モータ86が図14にお
いて時計周りに回転駆動する。すると、駆動歯車85が
同方向に回転してクラッチ歯車83が駆動歯車85の回
転により連れ回りしながら2点鎖線位置から実線位置ま
で移動して大径歯部82bと噛合し、同歯車82bを時
計方向に回転させる。この回転は、4番歯車81、大径
歯車72Cから3番歯車72Aを介して増速輪列63の
2番歯車71に伝達され最終的に入力歯車4に伝達され
る。
で示す閉方向に手で回動されると、一方向クラッチ63
が作用して入力歯車4から増速輪列63に入力される回
転は、ウォーム軸64には伝達されず、摩擦板73によ
る閉方向への回動には制動が与えられない。また、内蓋
2Bが閉方向に回動し、従動歯車5が図16に示す状態
から時計回りに回転すると、カム91の後端91bによ
ってスイッチ90がオンされ、カムの前端91aがスイ
ッチ90を通過するまで、駆動モータ86が図14にお
いて時計周りに回転駆動する。すると、駆動歯車85が
同方向に回転してクラッチ歯車83が駆動歯車85の回
転により連れ回りしながら2点鎖線位置から実線位置ま
で移動して大径歯部82bと噛合し、同歯車82bを時
計方向に回転させる。この回転は、4番歯車81、大径
歯車72Cから3番歯車72Aを介して増速輪列63の
2番歯車71に伝達され最終的に入力歯車4に伝達され
る。
【0035】従って、内蓋2Bを全開位置から僅かに閉
方向に手で倒すと、駆動モータ86によって全閉状態に
なるまで内蓋2Bが回転駆動されることになる。よっ
て、第2実施例における制動ユニット80を炊飯器の本
体2Aに第1実施例同様に装着することで、第1実施例
の効果に加え、内蓋2Bの閉動作を略自動で行なうこと
ができる。
方向に手で倒すと、駆動モータ86によって全閉状態に
なるまで内蓋2Bが回転駆動されることになる。よっ
て、第2実施例における制動ユニット80を炊飯器の本
体2Aに第1実施例同様に装着することで、第1実施例
の効果に加え、内蓋2Bの閉動作を略自動で行なうこと
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明によれば、蓄勢手段によっ
て勢い良く開方向に回動する蓋体の回動速度に制動を与
えることができるので、蓋の内側に付着した水滴の周囲
への飛散を抑え、かつ、回動フィーリングを良くするこ
とができる。蓋体を本体に対して閉方向に押すと、入力
歯車の回動が一方向クラッチの作用により断たれるた
め、制動ユニットによる制動力の発生がなくなり、軽い
力でスムーズに蓋体を閉じることができる。蓋体の閉方
向への回動を駆動モータで略自動的に行なうことができ
るので、上記効果と相まって商品価値を高めることがで
き、炊飯器の高級感につながる。
て勢い良く開方向に回動する蓋体の回動速度に制動を与
えることができるので、蓋の内側に付着した水滴の周囲
への飛散を抑え、かつ、回動フィーリングを良くするこ
とができる。蓋体を本体に対して閉方向に押すと、入力
歯車の回動が一方向クラッチの作用により断たれるた
め、制動ユニットによる制動力の発生がなくなり、軽い
力でスムーズに蓋体を閉じることができる。蓋体の閉方
向への回動を駆動モータで略自動的に行なうことができ
るので、上記効果と相まって商品価値を高めることがで
き、炊飯器の高級感につながる。
【図1】本発明の第1実施例を示す炊飯器の蓋開閉機構
の構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
【図2】炊飯器の蓋の閉状態と開閉機構の関係を示す側
面断面図である。
面断面図である。
【図3】炊飯器の蓋の開状態と開閉機構の関係を示す側
面断面図である。
面断面図である。
【図4】制動ユニットと炊飯器の取付構造を示す側面図
である。
である。
【図5】第1実施例で用いられる制動ユニットの構成を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図6】第1実施例で用いられる制動ユニットの構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】第1実施例ので用いられる制動ユニットを構成
と動作を説明する断面図であるる。
と動作を説明する断面図であるる。
【図8】非円形歯車のギア比と蓋体の開角度の関係を示
す線図である。
す線図である。
【図9】蓄勢手段のトルク特性と蓋体の回動トルク変動
とを示す線図である。
とを示す線図である。
【図10】制動ユニットへの入力トルクの特性を示す線
図である。
図である。
【図11】本発明の第2実施例で用いられる制動ユニッ
トの概略構成を示す断面図である。
トの概略構成を示す断面図である。
【図12】図11に示す制動ユニットの概略構成と動作
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図13】第2実施例の要部である一方向伝達手段と第
2増速輪列の構成を示す分解斜視図である。
2増速輪列の構成を示す分解斜視図である。
【図14】一方向伝達手段の構成と動作を示す拡大断面
図である。
図である。
【図15】蓋体が閉状態にあるときの駆動モータの駆動
手段としてのスイッチとカムの関係を示す拡大図であ
る。
手段としてのスイッチとカムの関係を示す拡大図であ
る。
【図16】蓋体が開状態にあるときの駆動モータの駆動
手段としてのスイッチとカムの関係を示す拡大図であ
る。
手段としてのスイッチとカムの関係を示す拡大図であ
る。
1 蓋開閉機構 2 炊飯器 2A 本体 2B 蓋体(内蓋) 2a 一側 2c 他側 3 蓋支軸 4 入力歯車 5 入力歯車と噛合する歯車(従動
歯車) 4a,5a 非円形歯部 6,80 制動ユニット 7,8 蓄勢手段(ねじりコイルバネ) 7a,8a 一端 7b,8b 他端 9 係止手段 14 係合孔 67 一方向クラッチ 63 増速輪列 64 ウォーム軸 65 回転体(摩擦板) 66 制動カップ 66b 周壁 86 駆動モータ 89 一方向伝達手段 a 開方向 b 閉方向
歯車) 4a,5a 非円形歯部 6,80 制動ユニット 7,8 蓄勢手段(ねじりコイルバネ) 7a,8a 一端 7b,8b 他端 9 係止手段 14 係合孔 67 一方向クラッチ 63 増速輪列 64 ウォーム軸 65 回転体(摩擦板) 66 制動カップ 66b 周壁 86 駆動モータ 89 一方向伝達手段 a 開方向 b 閉方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 36/06 A47J 27/00 103
Claims (3)
- 【請求項1】炊飯器の本体に一側を回動自在に支持され
た蓋体と、 上記蓋体を上記本体に対して回動自在に支持している蓋
支軸と、 上記蓋支軸に巻装され、かつ一端が上記蓋体に係止さ
れ、他端が上記本体に設けられた係合孔に係脱自在に係
合されており、上記蓋体が閉方向に回動するときに開方
向へ蓄勢される蓄勢手段と、 上記本体に固定され、上記蓋体と一体回動する入力歯車
と噛合する歯車と、上記蓋体が開方向へ回動するときに
上記蓋支軸の回転を伝達するとともに、上記蓋体が閉方
向へ回動するときに上記蓋支軸の回転伝達が断たれる一
方向クラッチとを有する上記蓋体の回動に制動をかける
制動ユニットと、 上記蓋体が閉状態のときのみに上記蓋体の他側を上記本
体に係止する係止手段とを備え、 上記入力歯車もしくは同入力歯車に噛合する歯車の少な
くとも一方が、上記蓋体が開方向へ回動するに伴いその
ギア比が高くなる非円形歯部を有する炊飯器の蓋開閉機
構。 - 【請求項2】炊飯器の本体に一側を回動自在に支持され
た蓋体と、 上記蓋体を上記本体に対して回動自在に支持している蓋
支軸と、 上記蓋支軸に巻装され、かつ一端が上記蓋体に係止さ
れ、他端が上記本体に設けられた係合孔に係脱自在に係
合されており、上記蓋体が閉方向に回動するときに開方
向へ蓄勢される蓄勢手段と、 上記本体に固定され、上記蓋体と一体回動する入力歯車
と噛合する歯車と、上記蓋体が開方向へ回動するときに
上記蓋支軸の回転を伝達するとともに、上記蓋体が閉方
向へ回動するときに上記蓋支軸の回転伝達が断たれる一
方向クラッチとを有する上記蓋体の回動に制動をかける
制動ユニットと、 上記蓋体が閉状態のときのみに上記蓋体の他側を上記本
体に係止する係止手段とを備え、 上記制動ユニットは、上記入力歯車と噛合する歯車を含
む増速輪列と、その最終段に配置されたウォーム軸と、
同ウォーム軸に固定された遠心力により拡開する回転体
と、同回転体が拡開したときに摺接可能な周壁とを有す
る炊飯器の蓋開閉機構。 - 【請求項3】上記制動ユニットは、駆動モータと、上記
入力歯車と噛合する歯車を含む増速輪列中の少なくとも
1つの歯車に対して接離自在であり、上記駆動モータの
回転を上記蓋体が閉方向へ回動するときのみに上記増速
輪列に伝達する一方向伝達手段とを備えた請求項1また
は2記載の炊飯器の蓋開閉機構。
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---|---|---|---|
JP06106712A JP3076722B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 炊飯器の蓋開閉機構 |
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---|---|---|---|
JP06106712A JP3076722B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 炊飯器の蓋開閉機構 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313371A JPH07313371A (ja) | 1995-12-05 |
JP3076722B2 true JP3076722B2 (ja) | 2000-08-14 |
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ID=14440585
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JP06106712A Expired - Fee Related JP3076722B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 炊飯器の蓋開閉機構 |
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1994
- 1994-05-20 JP JP06106712A patent/JP3076722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07313371A (ja) | 1995-12-05 |
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