JPH0719383Y2 - 電気加熱器の蓋開閉機構 - Google Patents
電気加熱器の蓋開閉機構Info
- Publication number
- JPH0719383Y2 JPH0719383Y2 JP2743791U JP2743791U JPH0719383Y2 JP H0719383 Y2 JPH0719383 Y2 JP H0719383Y2 JP 2743791 U JP2743791 U JP 2743791U JP 2743791 U JP2743791 U JP 2743791U JP H0719383 Y2 JPH0719383 Y2 JP H0719383Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- closed
- opened
- motor
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- Expired - Lifetime
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- Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は電気炊飯器、電気ポッ
ト、食器乾燥器などの電気加熱器に関するものであっ
て、電動により蓋を開閉可能としたものである。
ト、食器乾燥器などの電気加熱器に関するものであっ
て、電動により蓋を開閉可能としたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来例えば電気炊飯器においては、本体
に蓋を開閉可能に取付け、ロック機構により閉蓋状態に
保持すると共に、そのロック機構を解除するボタンを押
しながら蓋を引上げることにより、蓋を開くようになっ
ている。
に蓋を開閉可能に取付け、ロック機構により閉蓋状態に
保持すると共に、そのロック機構を解除するボタンを押
しながら蓋を引上げることにより、蓋を開くようになっ
ている。
【０００３】また蓋を開蓋方向に付勢するスプリングを
設け、ロック解除ボタンを押すことによりスプリングの
力で開くようにしたものもある。この場合は蓋を閉じる
ときには、蓋を手で押下げて閉蓋する。
設け、ロック解除ボタンを押すことによりスプリングの
力で開くようにしたものもある。この場合は蓋を閉じる
ときには、蓋を手で押下げて閉蓋する。
【０００４】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら蓋を開
閉させる場合には、その蓋を手前から上奥方に回動させ
ることになり、操作が面倒であった。スプリングを設け
たときは開蓋は容易であるが、閉蓋する際には手で操作
しなければならず、何等問題は解決されているとはいえ
ない。
閉させる場合には、その蓋を手前から上奥方に回動させ
ることになり、操作が面倒であった。スプリングを設け
たときは開蓋は容易であるが、閉蓋する際には手で操作
しなければならず、何等問題は解決されているとはいえ
ない。
【０００５】特に電気炊飯器を棚などに置いたときは、
その電気炊飯器の上方に十分なスペースが確保されてい
ない場合も少くない。飯を茶碗に盛った後、狭いスペー
スの中で奥の方に開いた蓋を閉じなければならず、手が
塞がっているときなど不便を感じることが多いのであ
る。
その電気炊飯器の上方に十分なスペースが確保されてい
ない場合も少くない。飯を茶碗に盛った後、狭いスペー
スの中で奥の方に開いた蓋を閉じなければならず、手が
塞がっているときなど不便を感じることが多いのであ
る。
【０００６】電気ポットや食器乾燥器などの他の電気加
熱器においても、それぞれ同様の不便を生じている。
熱器においても、それぞれ同様の不便を生じている。
【０００７】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、蓋の開閉を電動により行い、スイッチ操作のみ
によって容易に蓋を開閉することのできる電気加熱器を
提供することを目的とするものである。
あって、蓋の開閉を電動により行い、スイッチ操作のみ
によって容易に蓋を開閉することのできる電気加熱器を
提供することを目的とするものである。
【０００８】
【問題点を解決する手段】而して本考案は、本体に蓋を
開閉可能に取付け、モーターの動力によりトルクリミッ
ターを介して前記蓋の開閉を行わしめると共に、当該モ
ーターの駆動スイッチを本体に設けたことを特徴とする
ものである。
開閉可能に取付け、モーターの動力によりトルクリミッ
ターを介して前記蓋の開閉を行わしめると共に、当該モ
ーターの駆動スイッチを本体に設けたことを特徴とする
ものである。
【０００９】図１は本考案における電気加熱器の一例と
しての電気炊飯器を示すものであって、１は本体であ
り、２は当該本体１に対して回動軸３により開閉可能に
取付けられた蓋である。本体１内下部には下面にヒータ
ー４を取付けた加熱板５が設けられ、該加熱板５上に設
けられた鍋６に水及び米を入れ、ヒーター４の熱で炊飯
するようになっている。
しての電気炊飯器を示すものであって、１は本体であ
り、２は当該本体１に対して回動軸３により開閉可能に
取付けられた蓋である。本体１内下部には下面にヒータ
ー４を取付けた加熱板５が設けられ、該加熱板５上に設
けられた鍋６に水及び米を入れ、ヒーター４の熱で炊飯
するようになっている。
【００１０】そして前記回動軸３には傘歯車７が取付け
られており、該傘歯車７に噛合った傘歯車８が、回転軸
９、トルクリミッター１０及び減速機１１を介して、モ
ーター１２に連結されている。そしてモーター１２の動
力を減速機１１で減速し、さらにトルクリミッター１０
でトルクを制御しつつ傘歯車８に伝達し、これに噛合っ
た傘歯車７を回転させて蓋２を開閉するようになってい
る。
られており、該傘歯車７に噛合った傘歯車８が、回転軸
９、トルクリミッター１０及び減速機１１を介して、モ
ーター１２に連結されている。そしてモーター１２の動
力を減速機１１で減速し、さらにトルクリミッター１０
でトルクを制御しつつ傘歯車８に伝達し、これに噛合っ
た傘歯車７を回転させて蓋２を開閉するようになってい
る。
【００１１】１３及び１４は、前記モーター１２を開閉
駆動するスイッチであって、本体１の前面などの操作し
易い箇所に設けられている。また１５及び１６は、蓋２
の閉蓋状態及び開蓋状態を検知する検知スイッチであ
る。
駆動するスイッチであって、本体１の前面などの操作し
易い箇所に設けられている。また１５及び１６は、蓋２
の閉蓋状態及び開蓋状態を検知する検知スイッチであ
る。
【００１２】図２は前記モーター１２を制御する電気回
路であって、このモーター１２は駆動用コンデンサー１
７で制御されるコンデンサーモーターである。また１８
は電源である。
路であって、このモーター１２は駆動用コンデンサー１
７で制御されるコンデンサーモーターである。また１８
は電源である。
【００１３】図２において１５及び１６は前記検知スイ
ッチ１５，１６であって、それぞれＮＣは常閉接点、Ｎ
Ｏは常開接点であり、常時は常閉接点ＮＣに接続してお
り、各検知スイッチ１５，１６がそれぞれ蓋２の開閉を
検知したとき、常開接点ＮＯに接続するようになってい
る。
ッチ１５，１６であって、それぞれＮＣは常閉接点、Ｎ
Ｏは常開接点であり、常時は常閉接点ＮＣに接続してお
り、各検知スイッチ１５，１６がそれぞれ蓋２の開閉を
検知したとき、常開接点ＮＯに接続するようになってい
る。
【００１４】また１９及び２０はリレーであって、それ
ぞれ１９c 及び２０c はコイルを示し、１９s1，１９s
2，２０s1，２０s2は接点を示す。各接点１９s,２０s
は常開であって、コイル１９c,２０c に通電したときに
閉じる。
ぞれ１９c 及び２０c はコイルを示し、１９s1，１９s
2，２０s1，２０s2は接点を示す。各接点１９s,２０s
は常開であって、コイル１９c,２０c に通電したときに
閉じる。
【００１５】モーター１２はコンデンサーモーターであ
って、二つの巻線２１，２２を有し、いずれかの巻線２
１，２２に駆動用コンデンサー１７を接続することによ
り、正逆転可能となっている。
って、二つの巻線２１，２２を有し、いずれかの巻線２
１，２２に駆動用コンデンサー１７を接続することによ
り、正逆転可能となっている。
【００１６】
【作用】次にこの電気炊飯器の作用を説明する。図１及
び図２は蓋２が閉じた状態を示している。すなわち図２
において、開蓋を検知する検知スイッチ１６は常閉接点
ＮＣに接続されており、閉蓋を検知する検知スイッチ１
５は常開接点ＮＯに接続されている。
び図２は蓋２が閉じた状態を示している。すなわち図２
において、開蓋を検知する検知スイッチ１６は常閉接点
ＮＣに接続されており、閉蓋を検知する検知スイッチ１
５は常開接点ＮＯに接続されている。
【００１７】ここで蓋２を開くために開蓋スイッチ１３
を操作すると、図２におけるスイッチ１３が閉じ、リレ
ー１９のコイル１９c に通電し、接点１９s1，１９s2が
閉じ、リレー１９は自己保持される。
を操作すると、図２におけるスイッチ１３が閉じ、リレ
ー１９のコイル１９c に通電し、接点１９s1，１９s2が
閉じ、リレー１９は自己保持される。
【００１８】そして接点１９s2が閉じることにより、モ
ーター１２の巻線２１に直接通電すると共に、駆動用コ
ンデンサー１７を介して巻線２２に通電し、モーター１
２は正方向に回転する。この回転を減速機１１で減速
し、トルクリミッター１０でトルクを制御して、傘歯車
８を介して傘歯車７を回転させ、蓋２を開蓋方向に回動
させる。
ーター１２の巻線２１に直接通電すると共に、駆動用コ
ンデンサー１７を介して巻線２２に通電し、モーター１
２は正方向に回転する。この回転を減速機１１で減速
し、トルクリミッター１０でトルクを制御して、傘歯車
８を介して傘歯車７を回転させ、蓋２を開蓋方向に回動
させる。
【００１９】蓋２の回動が開始すると、閉蓋検知スイッ
チ１５による検知が解消し、接点は常閉接点ＮＣに移動
する。
チ１５による検知が解消し、接点は常閉接点ＮＣに移動
する。
【００２０】蓋２が完全に開いたならばそれを開蓋検知
スイッチ１６が検知し、接点は常開接点ＮＯに移動す
る。これによりリレー１９のコイル１９c への通電が断
たれ、接点１９s1，１９s2が開く。従って巻線２１，２
２への通電が停止し、モーター１２の回転は停止する。
スイッチ１６が検知し、接点は常開接点ＮＯに移動す
る。これによりリレー１９のコイル１９c への通電が断
たれ、接点１９s1，１９s2が開く。従って巻線２１，２
２への通電が停止し、モーター１２の回転は停止する。
【００２１】次に開いた蓋２を閉じるときには、閉蓋ス
イッチ１４を操作する。このとき開蓋検知スイッチ１６
は常開接点ＮＯにあり、閉蓋検知スイッチ１５は常閉接
点ＮＣに通じているので、開蓋検知スイッチ１６、閉蓋
スイッチ１４及び閉蓋検知スイッチ１５を介して、リレ
ー２０のコイル２０c に通電する。そして接点２０s1，
２０s2が閉じるので、リレー２０は自己保持される。
イッチ１４を操作する。このとき開蓋検知スイッチ１６
は常開接点ＮＯにあり、閉蓋検知スイッチ１５は常閉接
点ＮＣに通じているので、開蓋検知スイッチ１６、閉蓋
スイッチ１４及び閉蓋検知スイッチ１５を介して、リレ
ー２０のコイル２０c に通電する。そして接点２０s1，
２０s2が閉じるので、リレー２０は自己保持される。
【００２２】そして接点２０s2が閉じることにより、モ
ーター１２の巻線２２に直接通電すると共に、駆動用コ
ンデンサー１７を介して巻線２１に通電し、モーター１
２は逆方向に回転する。この回転を減速機１１、トルク
リミッター１０及び傘歯車８を介して傘歯車７を回転さ
せ、蓋２を閉蓋方向に回動させる。
ーター１２の巻線２２に直接通電すると共に、駆動用コ
ンデンサー１７を介して巻線２１に通電し、モーター１
２は逆方向に回転する。この回転を減速機１１、トルク
リミッター１０及び傘歯車８を介して傘歯車７を回転さ
せ、蓋２を閉蓋方向に回動させる。
【００２３】蓋２の回動が開始すると、開蓋検知スイッ
チ１６による検知が解消し、接点は常閉接点ＮＣに移動
する。
チ１６による検知が解消し、接点は常閉接点ＮＣに移動
する。
【００２４】蓋２が完全に閉じたならばそれを閉蓋検知
スイッチ１５が検知し、接点は常開接点ＮＯに移動す
る。これによりリレー２０のコイル２０c への通電が断
たれ、接点２０s1，２０s2が開く。従って巻線２１，２
２への通電が停止し、モーター１２の回転は止まり、回
路は初期状態に戻る。
スイッチ１５が検知し、接点は常開接点ＮＯに移動す
る。これによりリレー２０のコイル２０c への通電が断
たれ、接点２０s1，２０s2が開く。従って巻線２１，２
２への通電が停止し、モーター１２の回転は止まり、回
路は初期状態に戻る。
【００２５】
【考案の効果】本考案によれば、本体１に設けられたス
イッチ１３，１４の操作のみによって蓋２を開閉するこ
とができるので、手が塞がっているときや、電気加熱器
を狭い場所に設置しているようなときでも、容易に蓋２
を開閉させることができ、極めて便利である。
イッチ１３，１４の操作のみによって蓋２を開閉するこ
とができるので、手が塞がっているときや、電気加熱器
を狭い場所に設置しているようなときでも、容易に蓋２
を開閉させることができ、極めて便利である。
【００２６】またモーター１２と蓋２の開閉機構との間
にトルクリミッター１０を介装しているので、開閉途中
に蓋２が何かに引掛かったときにも過大な荷重がかかる
ことがなく、また電源を抜いているときでも、手動によ
り蓋２を開閉させることが可能である。
にトルクリミッター１０を介装しているので、開閉途中
に蓋２が何かに引掛かったときにも過大な荷重がかかる
ことがなく、また電源を抜いているときでも、手動によ
り蓋２を開閉させることが可能である。
【００２７】なお以上の説明においては、主として電気
炊飯器について説明したが、本考案は電気ポット、食器
乾燥器、その他の各種の電気加熱器における蓋開閉機構
として採用することもできる。
炊飯器について説明したが、本考案は電気ポット、食器
乾燥器、その他の各種の電気加熱器における蓋開閉機構
として採用することもできる。
【図１】 本考案の電気炊飯器の中央縦断面図
【図２】 本考案における蓋の開閉のための電気回路
１……本体 ２……蓋 １０……トルクリミッター １２……モーター １３，１４……開閉スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 本体（１）に蓋（２）を開閉可能に取付
け、モーター（１２）の動力によりトルクリミッター
（１０）を介して前記蓋（２）の開閉を行わしめると共
に、当該モーター（１２）の駆動スイッチ（１３，１
４）を本体（１）に設けたことを特徴とする、電気加熱
器の蓋開閉機構
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2743791U JPH0719383Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 電気加熱器の蓋開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2743791U JPH0719383Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 電気加熱器の蓋開閉機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04116914U JPH04116914U (ja) | 1992-10-20 |
| JPH0719383Y2 true JPH0719383Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31911723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2743791U Expired - Lifetime JPH0719383Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 電気加熱器の蓋開閉機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719383Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012135451A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Rinnai Corp | ガス炊飯器 |
| WO2019012723A1 (ja) * | 2017-07-11 | 2019-01-17 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5243342B2 (ja) * | 2009-05-12 | 2013-07-24 | 象印マホービン株式会社 | 開閉蓋付き電気機器 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP2743791U patent/JPH0719383Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012135451A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Rinnai Corp | ガス炊飯器 |
| WO2019012723A1 (ja) * | 2017-07-11 | 2019-01-17 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
| JPWO2019012723A1 (ja) * | 2017-07-11 | 2019-11-07 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04116914U (ja) | 1992-10-20 |
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