WO2019012723A1 - 加熱調理器 - Google Patents

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利弘 齋藤
吉川 秀樹
大聡 伊藤
智也 蜷川
佳寛 ▲高▼橋
明日香 入山
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Abstract

加熱調理器(100)は、加熱調理器本体(1)と、加熱調理器本体の背面側にヒンジ部(19)を介して回動自在に取り付けられ、加熱調理器本体の上部を覆い加熱調理器本体と共に被調理物(30)の加熱調理室(31)を形成する蓋体(2)と、加熱調理室を加熱する加熱装置(12,21)と、ヒンジ部を回転軸として回動する前記蓋体を目標の回動位置で保持する保持機構(3)と、を備えている。

Description

加熱調理器
 本発明は、加熱調理器本体と該加熱調理器本体の上面を塞ぐ蓋体とで、被調理物の加熱調理室を形成した加熱調理器に関するものである。
 従来、加熱調理器は、加熱調理器本体と、該加熱調理器本体に回動自在にヒンジ連結された蓋体と、を有する構成が知られている。加熱調理器は、加熱調理器本体と蓋体とで形成された内部空間を被調理物の加熱調理室とし、加熱調理器本体の内部に設置したヒーターで、被調理物を載せたプレート又は焼き網等を加熱して調理が行われる。例えば特許文献1には、一対の金属製の加熱プレートの間に形成された加熱調理室にパン生地を挟んで、これらの加熱プレートをヒーターで加熱することによりパン生地を焼き上げるパン類焼生成機が開示されている。一対の金属製の加熱プレートは、背面側がヒンジ連結されており、上側の加熱プレートを持ち上げて背面側に回動させることで、加熱調理室を開くことができる。
特開2000-152879号公報
 例えばオーブントースターのような加熱調理器では、広い加熱調理空間を有するが、密閉性が悪くなるため、例えば食パン等の被調理物を加熱した際に、当該被調理物が乾燥しやすくなる。一方、特許文献1に開示されたパン類焼生成機に代表されるように、一対の加熱プレートをヒンジ連結した構成では、2つ加熱プレートで加熱調理空間をしっかり密閉できるため、オーブントースターのような加熱調理器に比べて密閉性を確保することができる。しかし、この加熱調理器は、加熱調理した被調理物を取り出しやすくするために蓋体側の内部空間を広く形成する必要があり、蓋体の形状が大きくなる。また、加熱調理器本体とは別に、蓋体側にも加熱装置を設けて加熱調理の効率を高めた構成とすると、蓋体の形状を更に大きくする必要がある。そのため、蓋体を回動させて加熱調理空間を開放した際に、開いた蓋体が自重で勝手に閉じて、加熱調理器本体と蓋体との間に使用者の手が挟まる虞がある。また、開いた蓋体による重心の変化で加熱調理器本体が後方に転倒する虞があり、思わぬ事態に繋がりかねない。
 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、広い加熱調理空間と密閉性を両立させた構造であっても、開いた蓋体が自重で勝手に閉じたり、開いた蓋体による重心の変化で加熱調理器本体が転倒したりする事態を防止でき、安全に且つ安心して使用できる加熱調理器を提供することを目的とする。
 本発明に係る加熱調理器は、加熱調理器本体と、前記加熱調理器本体の背面側にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられ、前記加熱調理器本体の上部を覆い前記加熱調理器本体と共に被調理物の加熱調理室を形成する蓋体と、前記加熱調理室を加熱する加熱装置と、前記ヒンジ部を回転軸として回動する前記蓋体を目標の回動位置で保持する保持機構と、を備えているものである。
 本発明に係る加熱調理器によれば、ヒンジ部を回転軸として回動する蓋体を目標の回動位置で保持する保持機構を備えているので、開いた蓋体が自重で勝手に閉じたり、開いた蓋体による重心の変化で加熱調理器本体が転倒したりする事態を防止することができ、安全に且つ安心して使用できる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であって蓋体を回動させる途中段階を示した縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した縦断面概略図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の保持機構を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の保持部材の凸部の形状を拡大して示した説明図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の保持部材の凸部の形状を拡大して示した説明図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を閉じた状態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を回動させて略30度の位置に起こした状態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を閉じた状態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の保持機構であってロック機構部の固定部の上下移動を規制したストッパー部材を解除する様子を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態4に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。 本発明の実施の形態5に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。 本発明の実施の形態6に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。 本発明の実施の形態6に係る加熱調理器であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した縦断面概略図である。
 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
 実施の形態1.
 先ず、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を図1~図7に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であって蓋体を回動させる途中段階を示した縦断面概略図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した縦断面概略図である。図1~図4に示すように、本実施の形態1に係る加熱調理器100は、加熱調理器本体1と、加熱調理器本体1の背面側に設けられたヒンジ部19を介して開閉自在に取り付けられた蓋体2と、を備えている。
 加熱調理器本体1の内部は、遮蔽板10によって上部空間と下部空間とに区切られている。上部空間には、加熱プレート11と、底面加熱装置12と、断熱部材13と、ヒーター押さえ板14と、温度検知手段15とが設けられている。下部空間には、操作部16の操作基板17と、制御部90と、コードリール91と、が設けられている。
 蓋体2の内部には、内筐体20と、上面加熱装置21と、断熱部材22と、ヒーター押さえ板23と、遮蔽板24と、シール部材25とが設けられている。蓋体2の外面には、持ち手部26が設けられている。
 遮蔽板10は、下部空間に配置した操作基板17、制御部90、及びコードリール91が高温にならないように保護するためのものである。遮蔽板10は、例えば反射率が高く、耐熱温度も高いアルミメッキ鋼板が好適である。
 加熱プレート11は、加熱調理器本体1の上面に設けられ、食パンなどの被調理物30が載置されるものである。この加熱プレート11は、アルミニウムなどの熱伝導性の高い金属製の板材をプレス成形により形成されたものである。加熱プレート11の表面は、平面状でもよいし、波型でもよい。
 また、加熱プレート11には、耐熱性が高く、放射率の高い塗料がコーティングされている。塗料は、例えばシリコーン系又はフッ素系の耐熱塗料である。塗料は、セラミック塗料でもよい。
 底面加熱装置12は、加熱プレート11の下面側に設けられ、加熱プレート11からの熱伝導により被調理物30を下方から加熱する。底面加熱装置12は、例えば面状ヒーターであり、加熱調理器本体1の内壁面に固定されたヒーター押さえ板14によって支持されている。底面加熱装置12とヒーター押さえ板14との間には、例えばガラスウール等の断熱部材13が設けられている。面状ヒーターとしては、マイカ板に電熱体を巻いた面状ヒーター、又は電熱体をセラミックで挟んで形成したセラミックヒーターなどがある。面状ヒーターで成る底面加熱装置12は、加熱調理器本体1を小型化することができるとともに、被調理物30の均一加熱が可能となるため、焼きムラを少なくすることができる。
 底面加熱装置12を設置する範囲は、被調理物30を載せることができる範囲と同程度である。また、底面加熱装置12と加熱プレート11の間には、底面加熱装置12の熱効率が上がり、加熱効率を上げることができるように、黒鉛シートを設けてもよい。
 温度検知手段15は、加熱プレート11の下面側に設けられ、加熱プレート11の温度を検知するものである。温度検知手段15は、例えばサーミスタなどの温度センサーである。温度検知手段15は、バネ等の弾性体で加熱プレート11の下面に押しつけられている。加熱プレート11に対する接触圧を一定とし、正確に加熱温度を検知するためである。
 操作部16は、加熱装置の動作に関する入力操作を受け付けるものである。操作部16は、加熱調理器本体1の前面に設けられ、モード切替ボタン16aと、焼き色調整ダイヤル16bと、調理開始ボタン16cと、を備えている。また、操作部16は、使用者の操作により調理条件の設定が行われる。但し、操作部16の構成は、図示した形態に限定されない。
 モード切替ボタン16aは、使用者が「加熱モード」を設定するものである。ここで、「加熱モード」には、例えば「食パン」、「フレンチトースト」、「具材のせパン」、「冷凍パン」などがあり、調理する被調理物30の種類に応じて設定される。
 焼き色調整ダイヤル16bは、使用者が調理する被調理物30の「焼き色」を設定するものである。ここで、「焼き色」には、「濃い」、「普通」、「薄い」などがあり、使用者の好みに応じて設定される。
 調理開始ボタン16cは、加熱調理器100による調理を開始させるものである。
 操作基板17は、加熱調理器本体1の内部の前面側に設けられ、操作部16から入力された信号を処理するための回路が実装されたものであり、上記の信号を処理した後、制御部90に出力するものである。
 制御部90は、加熱調理器本体1の内部に設けられ、操作部16からの入力、つまり、使用者により設定された「加熱モード」および「焼き色」に基づいて、図示省略の電源基板に制御信号を出力するものである。なお、制御部90は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできるし、マイコンなどの演算装置とその動作を規定するソフトウェアで構成することもできる。
 なお、電源基板は、加熱調理器本体1の内部の背面側に設けられている。電源基板は、商用電源を高周波電力に変換して底面加熱装置12および上面加熱装置21に供給するための回路が実装されたものである。電源基板は、インバーター回路を構成するスイッチング素子などの部品で構成されている。
 コードリール91は、商用交流電源と接続する電源コードの巻き取るものであり、加熱調理器本体1の内部の背面側に設けられている。コードリール91は、加熱調理器100を運ぶ際に電源コードが邪魔にならないようにするために設けられている。コードリール91は、蓋体2を開いた際に加熱調理器本体1が転倒しないように、重心位置を配慮した位置に配置されている。なお、コードリール91に代えてマグネットプラグを設けて電源コードを接続する構成、又はコードリール91を設けることなく電源コードのみで構成してもよい。
 また、加熱調理器本体1の上面であって加熱プレート11の後方には、蓋体2に向かって立ち上がる本体上枠18が設けられている。本体上枠18と加熱調理器本体1の背面との間に形成された空間に、ヒンジ部19が設けられている。ヒンジ部19は、加熱調理器本体1の左右方向に沿って延びる鋼製の丸棒材で構成されている。
 蓋体2は、ヒンジ部19を介して加熱調理器本体1に回動自在に取り付けられている。蓋体2は、内部の中央部分が上方に向かって凹んだ内筐体20を有している。内筐体20は、例えばアルミメッキ鋼板を絞り加工して形成されている。内筐体20には、耐熱性が高く、放射率の高い塗料が塗装されている。塗料は、例えばセラミック塗料、又はシリコーン系若しくはフッ素系の耐熱塗料である。内筐体20の塗装は、内面側にのみ施してもよいし、内面及び外面の両面に施してもよい。なお、蓋体2は、内筐体20が接触する部分を耐熱温度の高い樹脂で形成することが望ましい。耐熱温度の高い樹脂とは、例えばフェノール、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂又はナイロン等である。
 加熱調理器100の内部には、蓋体2が閉じられた状態において、加熱プレート11と内筐体20とで囲まれることにより加熱調理室31が形成される。この加熱調理室31には、被調理物30が収容される。加熱調理室31の大部分は、蓋体2の内筐体20によって形成されている。加熱プレート11に載置した被調理物30を加熱調理後に取り出し易くするためである。
 上面加熱装置21は、内筐体20の上面に設けられ、内筐体20を介して加熱調理室31を加熱するものであり、内筐体20からの輻射熱により被調理物30を上方から加熱する。上面加熱装置21は、例えば底面加熱装置12と同様の面状ヒーターであり、加熱調理器本体1の内壁面に固定されたヒーター押さえ板23によって上面が押さえつけられて固定されている。上面加熱装置21とヒーター押さえ板23との間には、例えばガラスウール等の断熱部材22が設けられている。面状ヒーターとしては、マイカ板に電熱体を巻いた面状ヒーター、又は電熱体をセラミックで挟んで形成したセラミックヒーターなどがある。面状ヒーターで成る底面加熱装置12は、加熱調理器本体1を小型化することができるとともに、被調理物30の均一加熱が可能となるため、焼きムラを少なくすることができる。
 上面加熱装置21を設置する範囲は、被調理物30を載せることができる範囲と同程度である。また、上面加熱装置21は、加熱プレート11側の表面に黒鉛シートを設けてもよい。黒鉛シートによって、上面加熱装置21の熱効率が上がり、加熱効率を上げることができるからである。
 遮蔽板24は、ヒーター押さえ板23の上方に配置され、上面加熱装置21によって蓋体2の天面が高温にならないように保護するために設けられている。遮蔽板24は、例えば反射率が高く、耐熱温度も高いアルミメッキ鋼板が好適である。
 シール部材25は、内筐体20の側壁の下端に沿って設けられている。シール部材25は、蓋体2が閉じられた状態において、蓋体2の自重により加熱プレート11の周縁部と密着し、密閉度の高い加熱調理室31を形成するために設けられている。シール部材25は、例えばシリコーン又はフッ素ゴム等の耐熱性の高い材料で形成されている。なお、シール部材25と加熱プレート11の周縁部とは、例えばラッチ機構のように機械的に蓋体2を閉じる構成で密着させてもよい。
 持ち手部26は、蓋体2の前面側の外面に前方へ向かって突出して設けられ、使用者が蓋体2を回動操作する際に掴むものである。
 上記構成の加熱調理器100において、蓋体2を回動させて加熱調理室31を開放した際に、開いた状態の蓋体2が自重で勝手に閉じてしまうと、加熱調理器本体1と蓋体2との間に使用者の手が挟まって怪我をする虞がある。また、蓋体2を回動させて加熱調理室31を開放した際に、蓋体2の重さで加熱調理器本体1が後方に転倒してしまい思わぬ事態が発生する虞がある。そこで、実施の形態1の加熱調理器100では、ヒンジ部19を回転軸として回動する蓋体2を目標の回動位置で保持する保持機構3が設けられている。
 図5は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の保持機構を示した要部拡大断面図である。保持機構3は、図5に示すように、ヒンジ部19の外周面を被覆するように取り付けられ、ヒンジ部19の回動に連動して同一方向に回動する筒状の保持部材4と、保持部材4の回動を止めるロック機構部5と、を有している。保持機構3は、本体上枠18と加熱調理器本体1の背面との間に形成された空間に設けられた支持台9の上面に設けられている。支持台9は、保持機構3を前後から挟んで固定するために、段差部9aが設けられている。
 ヒンジ部19には、円を直線で切り欠いたDカット部が形成されている。保持部材4は、内面をヒンジ部19のDカット部に適合する形状とすることで、ヒンジ部19の回転に連動して回動させることができる。なお、詳細に図示することは省略したが、ヒンジ部19にキー溝を形成し、保持部材4の内面をキー溝に嵌る形状としてもよい。また、ヒンジ部19と保持部材4とをネジ等の接合部材を使用して接合してもよい。
 保持部材4の外面には、外方へ突き出す凸部40がヒンジ部19の周方向に沿って4つ設けられている。凸部40は、保持部材4の外面のうち、ロック機構部5で回動を止められた保持部材4によって蓋体2が目標の回動位置で保持できる領域に設けられている。具体的には、凸部40は、蓋体2を略30度、略60度及び略90度で保持できる位置に設けられている。図示した実施の形態1では、凸部40を4つ設けた構成を示したが、これに限定されない。凸部40の個数及び位置は、蓋体2の大きさ又は重さ等に応じて、適宜変更して設けるものとする。
 なお、凸部40は、蓋体2の回動範囲に対して、蓋体2を閉じた状態から30%回動させた位置に最初の頂部が設けられているものとする。つまり、加熱調理器100は、蓋体2を閉じた状態から30%より小さい回動範囲において、蓋体2が自重で閉じる構成としている。加熱調理器本体1と蓋体2との間に使用者の手が挟まる虞がなく、蓋体2がある程度閉じた時点で自重により閉まる構成とすることで、利便性が高まるからである。
 図6及び図7は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の保持部材の凸部の形状を拡大して示した説明図である。凸部40は、図6及び図7に示すように、前面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ1が、背面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ2よりも小さくしている。図6に示すように、前面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ1を小さくすることで、蓋体2を開ける際に、凸部40による負荷を軽減させて、蓋体2を開けやすくすることができる。一方、図7に示すように、背面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ2を大きくすることで、蓋体2が不用意に閉じたりする事態を防止することができる。なお、傾斜角度θ1は、一例として20度から30度程度である。また、傾斜角度θ2は、一例として45度から60度程度である。
 ロック機構部5は、図5に示すように、隣接する凸部40と凸部40との間に嵌る固定部50と、固定部50を上下移動可能に支持し、固定部50を保持部材4に向かって押しつける付勢部材51と、を有している。付勢部材51によって保持部材4に押し付けられた固定部50が隣接する凸部40と凸部40との間に嵌って、保持部材4の回動を止める構成である。なお、付勢部材51によって保持部材4の回動を止める力は、蓋体2が自重で閉じる方向に回動する力よりも大きいものとする。
 固定部50は、隣接する凸部40と凸部40との間に嵌る突起部50aと、突起部50aの下部に設けられ、付勢部材51を納める収納部50bとで構成されている。付勢部材51は、例えばばね材であり、上端部が収納部50bに取り付けられ、下端部が支持台9に取り付けられている。なお、付勢部材51は、図示したばね材に限定されず、ゴム材等の弾性部材でもよい。
 実施の形態1の加熱調理器100は、蓋体2を閉じた状態から開いて、背面側に向かって上方に回動させると、図3に示すように最初の凸部40が突起部50aに突き当たる。そして、突起部50aが付勢部材51によって付勢されつつ上下移動を繰り返して、途中の凸部40を順に乗り越えていき、図4に示すように、略90度回動させた位置で、ロック機構部5の固定部50が保持部材4の凸部40間に嵌まる。付勢部材51で付勢された固定部50によって保持部材4が、その位置で固定されるので、ヒンジ部19もその位置で固定され、蓋体2の位置を保持することができる。なお、図3では、蓋体2を開いて90度の位置で保持した構成を説明したが、蓋体2を途中位置に設けた凸部40と凸部40との間に嵌め込むことで、例えば略30度又は略60度の位置で保持することができる。
 蓋体2は、図4に示した開いた状態から、前面側に向かって下方に回動させると、凸部40が順番に突起部50aを乗り越えていき、図3に示すように最後の凸部40が突起部50aを乗り越えた時点で、自重により閉まる。
 上記したように、実施の形態1の加熱調理器100は、ヒンジ部19を回転軸として回動する蓋体2を目標の回動位置で保持する保持機構3を備えているので、広い加熱調理空間と密閉性を両立させた構造であっても、開いた蓋体2が自重で勝手に閉じたり、開いた蓋体2による重心の変化で加熱調理器本体1が転倒したりする事態を防止することができ、安全に且つ安心して使用できる。
 また、保持機構3は、ヒンジ部19の外周面に取り付けられ、ヒンジ部19の回動に連動して同一方向に回動する保持部材4と、保持部材4の回動を止めるロック機構部5と、を有している。保持部材4は、外方へ向かって突き出し、ヒンジ部19の周方向に沿って間隔をあけて形成された複数の凸部40を有している。ロック機構部5は、隣接する凸部40間に嵌る固定部50と、固定部50を上下移動可能に支持し、固定部50を保持部材4に向かって押しつける付勢部材51と、を有している。よって、実施の形態1の加熱調理器100の保持機構3は、部材点数が少なく簡易な構造なので、製造コストを削減に寄与することができる。
 また、凸部40は、前面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ1が、背面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ2よりも小さい構成である。つまり、実施の形態1の加熱調理器100は、前面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ1を小さくすることで、蓋体2を開ける際に、凸部40による負荷を軽減させて、蓋体2を開けやすくすることができる。一方、背面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度θ2を大きくすることで、蓋体2が不用意に閉じたりする事態を防止することができる。
 また、凸部40は、蓋体2の回動範囲に対して、蓋体2を閉じた状態から30%回動させた位置に最初の頂部が設けられている。つまり、実施の形態1の加熱調理器100は、蓋体2を閉じる際に、凸部40の頂部が固定部50の突起部50aを乗り越えて、蓋体2がある程度閉じた時点で自重により閉まるので、利便性を高めることができる。
 実施の形態2.
 次に、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を図8~図10に基づいて説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を閉じた状態を示した要部拡大断面図である。図9は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を回動させて略30度の位置に起こした状態を示した要部拡大断面図である。図10は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した要部拡大断面図である。
 実施の形態2に係る加熱調理器100は、保持機構3の構成が上記実施の形態1と異なる。保持機構3を除くその他の構造は、上記実施の形態1と同じ構成であるため、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。実施の形態2に係る加熱調理器100の保持機構3も、図8に示すように、ヒンジ部19の外周面に取り付けられ、ヒンジ部19の回動に連動して同一方向に回動する保持部材4と、保持部材4の回動を止めるロック機構部5と、を有している。
 保持部材4には、径方向の厚さが周方向に沿って漸次増加し、終端部に段差部41aが形成された凸部41を有している。ロック機構部5は、凸部41に当接する固定部50と、固定部50を上下移動可能に支持し、固定部50を保持部材4に向かって押しつける付勢部材51と、で構成されている。ロック機構部5の構成は、上記実施の形態1で説明した構成と同じである。
 凸部41は、図8に示すように、蓋体2を閉じた状態において、ロック機構部5の固定部50の突起部50aが段差部41aに位置するように形成されている。また、凸部41は、図10に示すように、蓋体2を略90度回動させた段階で、固定部50との圧接が解除されるように形成されている。なお、凸部40は、蓋体2の回動範囲に対して、蓋体2を閉じた状態から30%回動させた位置に最初の頂部を設けることが好ましい。蓋体2がある程度閉じた時点で自重により閉まる構成とすることで、利便性が高まるからである。
 実施の形態2の加熱調理器100は、図8に示す蓋体2を閉じた状態から開く方向に回動させると、図9に示すように、固定部50が段差部41aを乗り越えて、付勢部材51によって保持部材4の凸部41に圧接される。つまり、この加熱調理器100は、ロック機構部5の固定部50を凸部41に圧接させて、保持部材4の回動を止め、蓋体2を目標の回動位置で保持する構成である。図10に示すように、蓋体2を略90度回動させると、固定部50の圧接が解除されるが、凸部41によって蓋体2の閉じる方向の回動が制限されるため、開いた蓋体2が自重で勝手に閉じることはない。
 したがって、実施の形態2の加熱調理器100も、ヒンジ部19を回転軸として回動する蓋体2を目標の回動位置で保持する保持機構3を備えているので、開いた蓋体2が自重で勝手に閉じたり、開いた蓋体2による重心の変化で加熱調理器本体1が転倒したりする事態を防止することができ、安全に且つ安心して使用できる。
 実施の形態3.
 次に、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器100を図11~図13に基づいて説明する。図11は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を閉じた状態を示した要部拡大断面図である。図12は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の保持機構であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した要部拡大断面図である。図13は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の保持機構であってロック機構部の固定部の上下移動を規制したストッパー部材を解除する様子を示した要部拡大断面図である。
 実施の形態3に係る加熱調理器100は、保持機構3の構成が上記実施の形態1及び2と異なる。保持機構3を除くその他の構造は、上記実施の形態1及び2と同じ構成であるため、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。実施の形態3に係る加熱調理器100の保持機構3も、図11に示すように、ヒンジ部19の外周面に取り付けられ、ヒンジ部19の回動に連動して同一方向に回動する保持部材4と、保持部材4の回動を止めるロック機構部5と、を有している。
 保持部材4の外面には、凹部42が1つ形成されている。凹部42は、図12に示すように、回動させて略90度に起こした蓋体2をロック機構部5で保持できる位置に形成されている。
 ロック機構部5は、凹部42に嵌る固定部50と、固定部50を上下移動可能の支持し、固定部50を保持部材4に向かって押しつける付勢部材51と、を有している。付勢部材51によって保持部材4に押し付けられた固定部50が凹部42に嵌って、保持部材4の回動を止める構成である。
 固定部50は、凹部42に嵌る突起部50aと、突起部50aの下部に設けられ、付勢部材51を納める収納部50bとで構成されている。付勢部材51は、例えばばね材等であり、上端部が収納部50bに取り付けられ、下端部が支持台9に取り付けられている。なお、付勢部材51は、図示したばね材に限定されず、ゴム材等の弾性部材でもよい。
 また、ロック機構部5には、固定部50の上下移動を規制するストッパー部材52が設けられている。ストッパー部材52は、図12に示すように、収納部50bの外面から支持台9の段差部9aに向かって摺動自在に突き出し、段差部9aに形成された貫通孔9bに嵌め込まれて、固定部50の上下移動を規制する。貫通孔9bに嵌め込まれたストッパー部材52は、図13に示すように、例えばピン9cを貫通孔9bに差し込むことで貫通孔9bから外れて固定部50の規制を解除する。なお、ストッパー部材52は、加熱調理器本体1の左右方向に沿って2つ以上設けてもよい。
 したがって、実施の形態3の加熱調理器100も、ヒンジ部19を回転軸として回動する蓋体2を目標の回動位置で保持する保持機構3を備えているので、開いた蓋体2が自重で勝手に閉じたり、開いた蓋体2による重心の変化で加熱調理器本体1が転倒したりする事態を防止することができ、安全に且つ安心して使用できる。
 なお、詳細に図示することは省略したが、実施の形態1及び2に係る加熱調理器100のロック機構部5に、固定部50の上下移動を規制するストッパー部材52を設けてもよい。
 実施の形態4.
 次に、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器100を図14に基づいて説明する。図14は、本発明の実施の形態4に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。
 実施の形態4に係る加熱調理器100は、保持機構3の構成が上記実施の形態1~3と異なる。保持機構3を除くその他の構造は、上記実施の形態1~3と同じ構成であるため、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。実施の形態4に係る加熱調理器100の保持機構3も、図14に示すように、ヒンジ部19の外周面に取り付けられ、ヒンジ部19の回動に連動して同一方向に回動する保持部材4と、保持部材4の回動を止めるロック機構部5と、を有している。
 保持部材4は、外周面が歯車形状である。一方、ロック機構部5は、外周面が保持部材4の歯車形状と噛み合う歯車形状である。また、加熱調理器本体1の内部には、ロック機構部5を回転させる手段として動力機構6が設けられている。動力機構6は、例えばモーター等で構成され、操作部16の操作入力により制御部90によって制御される。動力機構6には、ロック機構部5に連結された回転軸60が取り付けられている。つまり、動力機構6は、モーターの駆動により回転する回転軸60を介してロック機構部5に動力を伝達する構成である。
 実施の形態4に係る加熱調理器100は、動力機構6の駆動によって回動させたロック機構部5に連動して保持部材4が回動し、その保持部材4の回動によって回動するヒンジ部19によって蓋体2を自動で開閉させる。保持機構3は、操作部16の操作により動力機構6を停止させて、保持部材4の回動を止め、蓋体2を目標の回動位置で保持する。
 ここで、制御部90は、使用者による操作部16の操作によって、加熱調理が開始される判断すると、蓋体2を閉じる方向に動力機構6を駆動する。一方、制御部90は、加熱手段である底面加熱装置12及び上面加熱装置21による加熱を停止し、加熱調理が終了した判断すると、蓋体2を開く方向に動力機構6を駆動する。これらは、使用者の利便性を向上させるものである。
 したがって、実施の形態4の加熱調理器100も、ヒンジ部19を回転軸として回動する蓋体2を目標の回動位置で保持する保持機構3を備えているので、開いた蓋体2が自重で勝手に閉じたり、開いた蓋体2による重心の変化で加熱調理器本体1が転倒したりする事態を防止することができ、安全に且つ安心して使用できる。
 実施の形態5.
 次に、本発明の実施の形態5に係る加熱調理器を図15に基づいて説明する。図15は、本発明の実施の形態5に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。なお、実施の形態1~4で説明した加熱調理器と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
 実施の形態5に係る加熱調理器100は、上記実施の形態4の加熱調理器100の構成に加えて、蓋体2の開閉動作の障害となる異物32の有無を検知する異物検知手段7を備えていることを特徴としている。異物検知手段7は、例えば感圧センサーで構成されている。異物検知手段7は、図示例の場合、蓋体2の内部であって加熱調理器100の前面側と背面側にそれぞれ設けられており、加熱調理器本体1の上面と蓋体2の下面との間に挟まった異物32の有無を検知する。
 制御部90は、異物検知手段7の検知情報に基づいて、加熱調理器本体1の上面と蓋体2の下面との間に異物32が挟まっていると判断すると、動力機構6の駆動を停止する制御を行う。したがって、実施の形態5に係る加熱調理器100は、蓋体2の開閉動作の障害となる異物32が存在するにも関わらず、使用者がそのことに気が付かず、動力機構6を駆動させて強引に蓋体2を開閉動作させることに起因する損壊を未然に防止することができる。
 実施の形態6.
 次に、本発明の実施の形態6に係る加熱調理器を図16及び図17に基づいて説明する。図16は、本発明の実施の形態6に係る加熱調理器であって蓋体を閉じた状態を示した縦断面概略図である。図17は、本発明の実施の形態6に係る加熱調理器であって蓋体を回動させて略90度の位置に起こした状態を示した縦断面概略図である。なお、実施の形態1~5で説明した加熱調理器と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
 実施の形態6に係る加熱調理器100は、上記実施の形態1~5で説明した加熱調理器100の構成に加えて、加熱調理器本体1の背面側に、開いた蓋体2に連動して設置面に向かって突き出す補助脚8を備えていることを特徴としている。なお、図16及び図17では、一例として実施の形態1で説明した保持機構3を設けた加熱調理器を示している。
 補助脚8は、図16及び図17に示すように、加熱調理器本体1の高さ方向に延びる棒状の脚部80と、脚部80を加熱調理器本体1の高さ方向に上下移動可能に支持する弾性部材81と、を備えている。補助脚8は、加熱調理器本体1の背面側に設けられた収納ケース82の中に収納されている。収納ケース82の上面及び下面には、脚部80の上下端部が外部へ露出できるように、開口を有している。脚部80の外周面には、周方向に沿って外方に突き出すフランジ部80aが設けられている。弾性部材81は、一例としてばね材であり、フランジ部80aと収納ケース82内の底面との間に配置され、脚部80を蓋体2側へ付勢するように設けられている。
 補助脚8は、図16に示すように、蓋体2を閉じた状態において、脚部80の上端部が収納ケース82の上面から外部に露出し、脚部80の下端部が収納ケース82の内部に納まるように設けられている。補助脚8は、図17に示すように、蓋体2を開いた状態において、蓋体2の背面側の外面に設けた外方に突き出す押込部27によって、脚部80の上端部が下方へ押し込まれ、下端部が収納ケース82から突き出して設置面に当接するように設けられている。
 したがって、実施の形態6に係る加熱調理器100は、加熱調理器本体1の背面側に、開いた蓋体2に連動して設置面に向かって突き出す補助脚8が設けられているので、開いた蓋体2によって重心位置が変化しても、補助脚8で蓋体2をしっかりと保持することができる。よって、この加熱調理器100は、加熱調理器本体1が転倒する事態を確実に防止することができ、安全に且つ安心して使用できる。
 また、補助脚8は、加熱調理器本体1の高さ方向に延びる棒状の脚部80と、脚部80を加熱調理器本体1の高さ方向に上下移動自在に支持する弾性部材81と、で構成されており、部材点数が少なく簡易な構造なので、製造コストの削減に寄与することができる。
 以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、図示した加熱調理器100の構成は、一例であって、上述した内容に限定されるものではなく、他の構成要素を含んだ加熱調理器であっても同様に実施することができる。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
 1 加熱調理器本体、2 蓋体、3 保持機構、4 保持部材、5 ロック機構部、6 動力機構、7 異物検知手段、8 補助脚、9 支持台、9a 段差部、9b 貫通孔、9c ピン、10 遮蔽板、11 加熱プレート、12 底面加熱装置、13 断熱部材、14 ヒーター押さえ板、15 温度検知手段、16 操作部、16a モード切替ボタン、16b 焼き色調整ダイヤル、16c 調理開始ボタン、17 操作基板、18 本体上枠、19 ヒンジ部、20 内筐体、21 上面加熱装置、22 断熱部材、23 ヒーター押さえ板、24 遮蔽板、25 シール部材、26 持ち手部、27 押込部、30 被調理物、31 加熱調理室、32 異物、40、41 凸部、41a 段差部、42 凹部、50 固定部、50a 突起部、50b 収納部、51 付勢部材、52 ストッパー部材、60 回転軸、80 脚部、80a フランジ部、81 弾性部材、82 収納ケース、90 制御部、91 コードリール、100 加熱調理器。

Claims (14)

  1.  加熱調理器本体と、
     前記加熱調理器本体の背面側にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられ、前記加熱調理器本体の上部を覆い前記加熱調理器本体と共に被調理物の加熱調理室を形成する蓋体と、
     前記加熱調理室を加熱する加熱装置と、
     前記ヒンジ部を回転軸として回動する前記蓋体を目標の回動位置で保持する保持機構と、を備えている、加熱調理器。
  2.  前記保持機構は、
     前記ヒンジ部の外周面に取り付けられ、前記ヒンジ部の回動に連動して同一方向に回動する保持部材と、
     前記保持部材の回動を止めるロック機構部と、を有する、請求項1に記載の加熱調理器。
  3.  前記保持部材は、外方へ向かって突き出し、前記ヒンジ部の周方向に沿って間隔をあけて形成された複数の凸部を有しており、
     前記ロック機構部は、隣接する前記凸部間に嵌る固定部と、前記固定部を上下移動可能に支持し、前記固定部を前記保持部材に向かって押しつける付勢部材と、を有しており、
     前記付勢部材によって前記保持部材に押し付けられた前記固定部が前記凸部間に嵌って、前記保持部材の回動を止める構成である、請求項2に記載の加熱調理器。
  4.  前記凸部は、前面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度が、背面側から頂部に向かう傾斜面の傾斜角度よりも小さい構成である、請求項3に記載の加熱調理器。
  5.  前記保持部材は、径方向の厚さが周方向に沿って漸次増加し、終端部に段差部が形成された凸部を有し、
     前記ロック機構部は、前記凸部に当接する固定部と、前記固定部を上下移動可能に支持し、前記固定部を前記保持部材に向かって押しつける付勢部材と、を有しており、
     前記ロック機構部の前記固定部を前記凸部に圧接させて、前記保持部材の回動を止める構成である、請求項2に記載の加熱調理器。
  6.  前記凸部は、前記蓋体の回動範囲に対して、前記蓋体を閉じた状態から30%回動させた位置に最初の頂部が設けられている、請求項3~5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7.  前記保持部材の外面には、凹部が形成されており、
     前記ロック機構部は、前記凹部に嵌る固定部と、前記固定部を上下移動可能の支持し、前記固定部を前記保持部材に向かって押しつける付勢部材と、を有し、
     前記付勢部材によって前記保持部材に押しつけられた前記固定部が前記凹部に嵌って、前記保持部材の回動を止める構成である、請求項2に記載の加熱調理器。
  8.  前記ロック機構部は、前記固定部の上下移動を規制するストッパー部材を備えている、請求項3~7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9.  前記加熱装置の動作に関する入力操作を受け付ける操作部と、
     前記操作部の操作によって前記ロック機構部を駆動させる動力機構と、
     前記操作部の入力に基づいて前記加熱装置及び前記動力機構を制御する制御部と、を更に備え、
     前記保持部材は、外周面が歯車形状とされ、
     前記ロック機構部は、外周面が前記保持部材の歯車形状と噛み合う歯車形状とされ、
     前記動力機構よって回転させた前記ロック機構部に連動して前記保持部材が回動し、前記動力機構が停止することで、前記保持部材の回動を止め、前記蓋体を目標の回動位置で保持する構成である、請求項2に記載の加熱調理器。
  10.  前記制御部は、前記操作部の操作によって加熱調理が開始される判断すると、前記蓋体を閉じる方向に前記動力機構を駆動する構成である、請求項9に記載の加熱調理器。
  11.  前記制御部は、前記加熱装置による加熱を停止し、加熱調理が終了した判断すると、前記蓋体を開く方向に前記動力機構を駆動する構成である、請求項9又は10に記載の加熱調理器。
  12.  前記蓋体の開閉動作の障害となる異物の有無を検知する異物検知手段を更に備え、
     前記制御部は、前記異物検知手段の検知情報に基づいて、前記動力機構を停止させる制御を行う構成である、請求項9~11のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  13.  前記加熱調理器本体の背面側には、開いた前記蓋体に連動し、設置面に向かって突き出す補助脚が設けられている、請求項1~12のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  14.  前記補助脚は、前記加熱調理器本体の高さ方向に延びる棒状の脚部と、前記脚部を前記加熱調理器本体の高さ方向に上下移動自在に支持する弾性部材と、を備えている、請求項13に記載の加熱調理器。
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