JP5822746B2 - コンロ - Google Patents

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本発明は、コンロに関する。
従来、使用目的に応じて、五徳上に調理容器が載置されていない場合に消火又は火力を弱める安全機能の実施と、点火の不実施又は延期とを選択可能なガスこんろが知られている(例えば特許文献1参照)。この種のガスこんろでは、例えば使用者による点火操作により電源がオンされると、制御回路は例えば調理容器が五徳上に載置されている場合はガス供給管に設けられた電磁弁を開き、イグナイタを放電させることによってバーナに点火する。一方、調理容器が五徳上に載置されていない場合は電磁弁を閉めてバーナの点火を禁止する。
特開2006−138571号公報
ところが、特許文献1に記載のガスこんろでは、電磁弁の駆動動作には比較的大きな電流が流れる為、電源の供給電圧が低下している場合、電磁弁の駆動動作中に制御回路がリセットして再起動する場合があった。この場合、制御回路が再起動しても、電源の供給電圧が低下しているので電磁弁の駆動動作中に制御回路が再度リセットされてしまう。この一連の動作が繰り返されることにより、いつまで経ってもバーナが点火されないため、使用者からは一見コンロが全く動作していないように見えてしまい、コンロの電源異常に速やかに対応できなかった。
本発明の目的は、バーナの点火操作時において、電源異常に速やかに対応できるコンロを提供することである。
本発明の請求項1に係るコンロは、バーナの点火操作を行う操作部によって前記バーナの点火操作が行われた場合に電源が投入されて燃焼動作を開始するコンロであって、電源投入後の前記コンロの動作履歴情報を記憶する記憶手段と、前記操作部による点火操作後の所定の動作が正常に終了した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記動作履歴情報を消去する消去手段と、電源が投入された場合に、前記記憶手段に前記動作履歴情報が記憶されているか否かを判断する第一判断手段と、前記第一判断手段によって前記記憶手段に前記動作履歴情報が記憶されていると判断された場合に、所定の異常対応処理を行う異常対応処理手段とを備え、前記所定の動作は、イグナイタの点火動作、及び前記バーナへのガス通路を開閉する弁の駆動動作のうち少なくとも何れかであることを特徴とする。
また請求項に係る発明のコンロは、請求項に記載の発明の構成に加え、前記異常対応処理は、前記イグナイタによる点火動作を禁止する為の処理、及び異常を報知する為の処理の少なくとも何れかを含むことを特徴とする。
また請求項に係る発明のコンロは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記動作履歴情報は、前記バーナの上方にある五徳に調理容器が載置されているか否かの情報、及び電源が投入されているか否かの情報のうち少なくとも何れかを含むことを特徴とする。
また請求項に係る発明のコンロは、請求項1からの何れかに記載の発明の構成に加え、前記バーナの上方にある五徳に調理容器が載置されているか否かを検出する調理容器検出手段と、電源が投入された場合に、前記弁を一旦閉じて前記ガス通路を遮断する閉弁手段と、前記閉弁手段によって前記弁が閉じられる前に、前記調理容器検出手段による検出動作の情報を前記動作履歴情報の少なくとも一部として前記記憶手段に記憶する調理容器検出記憶手段と、前記閉弁手段によって前記弁が一旦閉じられた場合に、前記記憶手段に記憶された前記検出動作の情報に基づき、前記調理容器検出手段が調理容器を検出したか否かを判断する第二判断手段と、前記第二判断手段によって前記調理容器検出手段が調理容器を検出したと判断された場合、前記弁を開放すると共に、前記バーナを点火する点火実行手段と、前記第二判断手段によって前記調理容器検出手段が調理容器を検出していないと判断された場合、前記バーナの点火を禁止、又は前記バーナを点火した後の前記バーナの燃焼を制限する点火燃焼制限手段とを備える。
請求項1に係る発明のコンロでは、例えば電源の供給電圧が低下している場合、例えばコンロの点火操作後の所定の動作によって大きな電流が流れると、所定の動作が正常に終了しないままリセットされてしまう可能性がある。この場合、記憶手段には動作履歴情報が残っている。動作履歴情報が残っている場合、所定の動作が正常に終了しておらず、何らかの異常があると判断し、所定の異常対応処理を行う。それ故、バーナの点火操作時において、電源異常に速やかに対応できるので、コンロの安全性が向上する。更に、記憶手段には動作履歴情報が残っているので、リセット原因を特定できる。所定の動作は、イグナイタの点火動作、及びバーナへのガス通路を開閉する弁の駆動動作のうち少なくとも何れかであるので、例えばイグナイタの点火動作が正常に終了しなかった場合や、弁の駆動動作が正常に終了しなかった場合等に、所定の異常対応処理を行うことができるので、コンロの安全性が向上する。
また請求項に係る発明のコンロでは、請求項に記載の発明の効果に加え、電源異常の可能性があるので、イグナイタによる点火動作を禁止することにより、コンロの安全性を向上できる。また異常をユーザに報知することにより、ユーザによる迅速な対応が可能である。
また請求項に係る発明のコンロでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、バーナの上方にある五徳に調理容器が載置されているか否かの情報や、電源が投入されているか否かの情報が動作履歴情報として記憶手段に記憶されていれば、消去手段によって消去されていないので、電源異常の可能性を推定できる。
また請求項に係る発明のコンロでは、請求項1からの何れかに記載の発明の効果に加え、弁の駆動動作時には大電流が流れるので、その後の電圧は不安定となる。例えばこのタイミングで調理容器検出手段によって調理容器の有無を検出した場合、誤検出の虞がある。そこで本発明の場合、弁を閉じる前に調理容器の有無を検出してその結果を記憶し、弁を閉じた後に記憶結果を参照してバーナを点火するか否か、又はバーナの燃焼を制限するか否かを決める。それ故、コンロの安全性が更に向上する。
コンロ1の平面図である。 コンロ1の正面図である。 コンロ1の電気的構成を示すブロック図である。 CPU71による点火燃焼制御処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態であるコンロ1について、図面に基づいて説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図1に示すコンロ1はテーブルコンロであるが、ビルトインコンロ等であってもよい。
先ず、コンロ1の物理的構成について、図1,図2を参照して説明する。図1に示すように、コンロ1の天面にはトッププレート2が設けられている。トッププレート2の左側には開口部3が形成されている。右側には開口部4が形成されている。開口部3,4は平面視円形状である。開口部3の内側には標準バーナ5が設けられている。開口部4の内側には強火力バーナ6が設けられている。開口部3,4の各上部には五徳11,12が各々設けられている。五徳11,12の各上部には調理鍋(図示略)等が各々載置される。標準バーナ5の中心にはセンサ部15が設けられている。強火力バーナ6の中心にはセンサ部16が設けられている。
センサ部15,16は上下方向に出退可能である。センサ部15,16は五徳11,12に調理鍋が載置された際に下方向へ押し下げられる。センサ部15は、例えばサーミスタ7(図3参照)、鍋載置センサ55(図3参照)等を備える。センサ部16は、例えばサーミスタ8(図3参照)、鍋載置センサ56(図3参照)等を備える。サーミスタ7,8は、五徳11,12上に載置された調理鍋の鍋底に当接することにより鍋底温度を検出する。調理鍋内の被調理物の温度は直接検出できない。それ故、コンロ1は鍋底温度を検出することにより調理鍋内の被調理物の温度を推定する。鍋載置センサ55,56は、マイクロスイッチ(図示略)等を備える。マイクロスイッチは例えば通常オフの状態である。例えば鍋底によって押し下げられることによりオンする。この性質を利用することにより、コンロ1は、五徳11,12上に調理鍋が載置されているか否かを識別可能である。
トッププレート2の後方には、グリル排気口(図示略)が設けられている。グリル排気口はグリル庫内の排気を行う為の開口である。グリル庫はコンロ1の中央内部に設けられている。グリル排気口には排気口カバー13,14が設けられている。排気口カバー13,14は例えば複数の排気孔13A,14Aを備える。
図2に示すように、コンロ1の前面には、グリル扉17、点火スイッチ21〜23、火力調節レバー25〜27等が各々設けられている。グリル扉17はコンロ1の前面の幅方向略中央に設けられている。グリル扉17はグリル庫内の焼き網、受け皿等を出し入れ可能とする。点火スイッチ21はグリル扉17の左隣りに設けられている。点火スイッチ21は標準バーナ5(図1参照)の点火操作を行う。点火スイッチ22はコンロ1前面の右端に設けられている。点火スイッチ22は強火力バーナ6の点火操作を行う。点火スイッチ23はグリル扉17の右隣りに設けられている。点火スイッチ23はグリルバーナの点火操作を行う。火力調節レバー25は点火スイッチ21の上側に設けられている。火力調節レバー25は標準バーナ5の火力調整を行う。火力調節レバー26は点火スイッチ22の上側に設けられている。火力調節レバー26は強火力バーナ6の火力調整を行う。火力調節レバー27は点火スイッチ23の上側に設けられている。火力調節レバー27はグリルバーナの火力調整を行う。
コンロ1の前面の左端上部には操作パネル30が設けられている。操作パネル30は、コンロ1の各種設定、操作等を行う為の機器である。操作パネル30は、例えば表示画面31、スピーカ52(図3参照)、各種設定スイッチ等を備える。表示画面31は各種画面を表示して使用者に各種報知を行う。スピーカ52は使用者にブザー、音声等による各種報知を行う。操作パネル30の下方には電池ボックス29が設けられている。電池ボックス29は例えば2つの乾電池を格納可能である。なお詳述しないが、コンロ1にはグリルタイマー(図示略)が搭載されている。グリルタイマーは例えばグリルの調理時間を設定し、自動消火・音声報知を行う為のものである。グリルタイマーの設定時間、残り時間等は、表示画面31に表示される。グリルタイマーは例えば後述する制御回路70に設けられている。
なお、標準バーナ5、強火力バーナ6及びグリルバーナ(図示略)には、イグナイタ35(図3参照)が各々設けられている。各イグナイタ35は点火スイッチ21〜23の点火操作に連動して火花を放電させて各種バーナに点火する機器である。コンロ1は、第1〜第3ガス供給管(図示略)を備える。第1ガス供給管は例えば標準バーナ5にガスを供給する為の管である。第2ガス供給管は例えば強火力バーナ6にガスを供給する為の管である。第3ガス供給管は例えばグリルバーナにガスを供給する為の管である。第1ガス供給管には例えば安全弁37と電磁弁61が各々設けられている。第2ガス供給管には例えば安全弁38と電磁弁62が各々設けられている。第3ガス供給管には例えば安全弁39と電磁弁63が各々設けられている。電磁弁61〜63は例えばガス供給量を調節して各種バーナの火力を切り替える為の弁である。安全弁37〜39はガス供給を遮断して消火する為の弁である。
次に、コンロ1の電気的構成について、図3を参照して説明する。コンロ1は制御回路70を備える。制御回路70は、例えばCPU71、ROM72、RAM73に加え、図示しないタイマー、グリルタイマー、I/Oインタフェイス等を備える。タイマー、グリルタイマーはプログラムで作動するものである。CPU71はコンロ1の各種動作を統括制御する。ROM72はコンロ1の各種制御プログラム等を記憶する。RAM73はコンロ1の各種情報を一時的に記憶する。本実施形態では、後述する鍋フラグがRAM73に記憶される。
制御回路70には、電源回路41、スイッチ入力回路42、サーミスタ入力回路43、操作パネル入力回路44、イグナイタ回路45、安全弁回路46、電磁弁回路47、センサ入力回路48、ブザー回路49、音声合成回路50等が各々接続されている。電源回路41は電池ボックス29に搭載される2つの乾電池によって各種回路に電源を供給する。スイッチ入力回路42は、点火スイッチ21〜23の押下を各々検出する。操作パネル入力回路44は操作パネル30における各種操作の入力を行う。イグナイタ回路45は各種バーナのイグナイタ35を各々駆動する。安全弁回路46は各安全弁37〜39の開閉を行う。電磁弁回路47は各電磁弁61〜63の開閉を行う。センサ入力回路48には、鍋載置センサ55,56が各々接続されている。センサ入力回路48は鍋載置センサ55,56の各検出信号の入力を行う。ブザー回路49には圧電ブザー51が接続されている。ブザー回路49は圧電ブザー51を駆動する。音声合成回路50はスピーカ52から出力させる音声ガイドの音声を合成する。
次に、RAM73に記憶する鍋フラグについて説明する。鍋フラグは、例えば鍋載置センサ55,56の各検出結果を示す。例えば点火スイッチ21の点火操作の際に、鍋載置センサ55が五徳11上に調理鍋を検出した場合、鍋載置センサ55の鍋フラグ1が記憶される。調理鍋を検出しなかった場合、鍋フラグ0が記憶される。鍋載置センサ56の鍋フラグも同様である。鍋フラグは本発明の「動作履歴情報」の一例である。
本実施形態では、例えば点火スイッチ21,22の何れかによる点火操作後に、電磁弁61,62の何れかの動作が正常に終了した場合、RAM73に記憶された鍋フラグは消去される。それ故、電磁弁61,62の何れかの動作が正常に終了する前に、例えば電源異常による制御回路70のリセット動作が起きた場合、RAM73に記憶された鍋フラグは消去されない。従って、例えば点火スイッチ21,22の何れかによる点火操作後に制御回路70が起動して電源がオンされた際に、RAM73に鍋フラグが記憶されている場合、電源異常によるリセット動作が起きたことがわかる。本実施形態は、制御回路70の起動時にRAM73に鍋フラグが記憶されている場合、電源異常とみなし、点火禁止とする処理を実行する。これにより電源異常に対して迅速な対応が可能となる。
次に、CPU71による点火燃焼制御処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。例えば点火スイッチ21が使用者によって押下されると、CPU71はROM72に記憶された点火燃焼制御プログラムを読み出し、本処理を実行する。
先ず、CPU71は電源をオンする(S11)。電源回路41から各種回路に電源が供給される。CPU71はRAM73に鍋フラグが記憶されているか否か判断する(S12)。上述の通り、RAM73に鍋フラグが記憶されている場合、電源異常によるリセット動作が起きた可能性が高い。従って、CPU71はRAM73に鍋フラグが記憶されていると判断した場合(S12:YES)、電源異常であるとみなし、RAM73に記憶された鍋フラグを消去し(S23)、各種バーナの点火を禁止して(S24)、処理を終了する。制御回路70のリセット原因が特定できるので、コンロ1を安全に停止させることができる。コンロ1の安全性が向上する。
一方、CPU71は、RAM73に鍋フラグが記憶されていないと判断した場合(S12:NO)、電源異常は起きていないので、鍋載置センサ55によって、五徳11上に調理鍋が載置されているか否か判断する(S13)。五徳11上に調理鍋が載置されていると判断した場合(S13:YES)、RAM73に鍋フラグ1を記憶する(S14)。五徳11上に調理鍋が載置されていないと判断した場合(S13:NO)、RAM73に鍋フラグ0を記憶する(S15)。
次いで、CPU71は第1ガス供給管の電磁弁61を一旦閉じる(S16)。CPU71は、電磁弁61を閉じる前にRAM73に記憶した鍋フラグが1か否か判断する(S17)。電磁弁61の駆動動作には大きな電流が流れる。電磁弁61の閉弁後は電圧が不安定になる虞がある。特にコンロ1は乾電池を電源として使用しているので、電源回路41の供給電圧が低下している場合もある。電源回路41の供給電圧が低下するタイミングでは、鍋載置センサ55による誤検出を招く可能性がある。そこで電磁弁61を閉じる前にRAM73に記憶した鍋フラグを参照する。電磁弁61を閉弁する前は、電源回路41の供給電圧は安定している。電源回路41の供給電圧が安定した状態での鍋載置センサ55,56の検出結果は信頼性が高い。
CPU71はRAM73に記憶されている鍋フラグが1であると判断した場合(S17:YES)、五徳11上に調理鍋が載置されているので、電磁弁61を開弁する(S18)。電磁弁61を一旦閉じてから、標準バーナ5を点火させる必要がある場合に電磁弁61を開弁させるのでコンロ1の安全性が向上する。ガスは第1ガス供給管を流れて標準バーナ5に供給される。ここで電磁弁61の開弁動作は正常に終了しているので、供給電圧の低下によるリセット動作は起きていない。従って、RAM73に記憶されている鍋フラグを消去した上で(S19)、イグナイタ35を放電させて標準バーナ5に点火する(S20)。標準バーナ5が正常に点火されると、CPU71は燃焼制御処理を実行する(S21)。燃焼制御処理は、例えばサーミスタ7の検出温度に基づき、火力調節を行う処理である。五徳11上に載置された調理鍋は例えば設定温度になるようにガス量が制御されて火力が調整される。
CPU71は点火スイッチ21が押下されたか否か判断する(S22)。使用者による点火スイッチ21の再押下は標準バーナ5の消火操作である。CPU71は点火スイッチ21が押下されていないと判断した場合(S22:NO)、S21に戻り、引き続き燃焼制御処理を実行する。CPU71は点火スイッチ21が押下されたと判断した場合(S22:YES)、処理を終了する。
一方、CPU71はRAM73に記憶されている鍋フラグが0であると判断した場合(S17:NO)、五徳11上には調理鍋が載置されていない。ここで電磁弁61の閉弁動作は正常に終了しているので、供給電圧の低下によるリセット動作は起きていない。従って、RAM73に記憶されている鍋フラグを消去した上で(S25)、イグナイタ35の駆動を禁止することによって点火禁止の処理を行う(S26)。これにより五徳11上に調理鍋が載置されていない状態で、標準バーナ5が点火されるのを防止できるので、コンロ1の安全性が向上する。CPU71はこうして処理を終了する。
なお上記実施例では、点火スイッチ21が押下された場合について説明したが、例えば点火スイッチ22が押下された場合も、強火力バーナ6において同様の処理が実行される。
上記説明において、点火スイッチ21,22が本発明の「操作部」の一例である。RAM73が本発明の「記憶手段」の一例である。図4のS19,S25の処理を実行するCPU71が本発明の「消去手段」の一例である。S12の処理を実行するCPU71が本発明の「第一判断手段」の一例である。S24の処理を実行するCPU71が本発明の「異常対応処理手段」の一例である。
また鍋載置センサ55,56が本発明の「調理容器検出手段」の一例である。図4のS16の処理を実行するCPU71が本発明の「閉弁手段」の一例である。S13、S14,S15の処理を実行するCPU71が本発明の「調理容器検出記憶手段」の一例である。S17の処理を実行するCPU71が本発明の「第二判断手段」の一例である。S18、S20の処理を実行するCPU71が本発明の「点火実行手段」の一例である。S26の処理を実行するCPU71が本発明の「点火燃焼制限手段」の一例である。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1では、例えば点火スイッチ21の点火操作時において、鍋載置センサ55が五徳11上に調理鍋を検出した場合、鍋載置センサ55の鍋フラグ1が記憶される。調理鍋を検出しなかった場合、鍋フラグ0が記憶される。点火スイッチ21による点火操作後に、電磁弁61〜63の何れかの動作が正常に終了した場合、RAM73に記憶された鍋フラグは消去される。電磁弁61〜63の何れかの動作が正常に終了する前に、例えば電源異常による制御回路70のリセット動作が起きた場合、RAM73に記憶された鍋フラグは消去されない。従って、例えば点火スイッチ21による点火操作後に電源をオンした際に、RAM73に鍋フラグが記憶されている場合、電源異常によるリセット動作が起きたことがわかる。この場合、CPU71は電源異常とみなし、点火禁止とする処理を実行する。これにより電源異常に対して迅速な対応が可能となる。
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、点火スイッチ21による点火操作後において、標準バーナ5への第1ガス通路を開閉する電磁弁61の駆動動作が正常に終了した場合に、RAM73に記憶した鍋フラグを消去する。RAM73に記憶した鍋フラグを消去するか否かの判断基準となる所定の動作は、例えばイグナイタ35の点火動作等に替えてもよい。
また上記実施形態では、点火スイッチ21による点火操作時において、RAM73に鍋フラグが記憶されている場合、電源異常とみなして、イグナイタ35の点火動作を禁止する処理を実行する。この処理に替えて、例えば圧電ブザー51を駆動して電源異常を報知してもよい。また操作パネル30の表示画面31に、電源異常を報知する為のメッセージを表示させてもよい。さらにスピーカ52から電源異常を報知する為の音声を出力してもよい。
また上記実施形態では、点火スイッチ21により点火操作時において、RAM73に鍋フラグが記憶されているか否かで、電源異常か否かの判断をしている。例えば、電源が投入されているか否かを示すフラグをRAM73に記憶し、同様の処理を行うようにしてもよい。
また上記実施形態では、RAM73に鍋フラグを記憶しているが、例えば不揮発性のメモリに記憶するようにしてもよい。
1 コンロ
5 標準バーナ
6 強火力バーナ
11 五徳
15,16 センサ部
21〜23 点火スイッチ
31 表示画面
35 イグナイタ
51 圧電ブザー
52 スピーカ
55,56 鍋載置センサ
61〜63 電磁弁
70 制御回路
71 CPU
73 RAM

Claims (4)

  1. バーナの点火操作を行う操作部によって前記バーナの点火操作が行われた場合に電源が投入されて燃焼動作を開始するコンロであって、
    電源投入後の前記コンロの動作履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記操作部による点火操作後の所定の動作が正常に終了した場合に、前記記憶手段に記憶されている前記動作履歴情報を消去する消去手段と、
    電源が投入された場合に、前記記憶手段に前記動作履歴情報が記憶されているか否かを判断する第一判断手段と、
    前記第一判断手段によって前記記憶手段に前記動作履歴情報が記憶されていると判断された場合に、所定の異常対応処理を行う異常対応処理手段と
    を備え
    前記所定の動作は、イグナイタの点火動作、及び前記バーナへのガス通路を開閉する弁の駆動動作のうち少なくとも何れかであることを特徴とするコンロ。
  2. 前記異常対応処理は、前記イグナイタによる点火動作を禁止する為の処理、及び異常を報知する為の処理の少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項に記載のコンロ。
  3. 前記動作履歴情報は、前記バーナの上方にある五徳に調理容器が載置されているか否かの情報、及び電源が投入されているか否かの情報のうち少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンロ。
  4. 前記バーナの上方にある五徳に調理容器が載置されているか否かを検出する調理容器検出手段と、
    電源が投入された場合に、前記弁を一旦閉じて前記ガス通路を遮断する閉弁手段と、
    前記閉弁手段によって前記弁が閉じられる前に、前記調理容器検出手段による検出動作の情報を前記動作履歴情報の少なくとも一部として前記記憶手段に記憶する調理容器検出記憶手段と、
    前記閉弁手段によって前記弁が一旦閉じられた場合に、前記記憶手段に記憶された前記検出動作の情報に基づき、前記調理容器検出手段が調理容器を検出したか否かを判断する第二判断手段と、
    前記第二判断手段によって前記調理容器検出手段が調理容器を検出したと判断された場合、前記弁を開放すると共に、前記バーナを点火する点火実行手段と、
    前記第二判断手段によって前記調理容器検出手段が調理容器を検出していないと判断された場合、前記バーナの点火を禁止、又は前記バーナを点火した後の前記バーナの燃焼を制限する点火燃焼制限手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1からの何れかに記載のコンロ。
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