JP5511596B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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本発明は、熱電対によりバーナの燃焼状態を監視する燃焼装置に関する。
従来より、バーナの燃焼状態を検出するためにバーナの近傍に設けられた熱電対を備えた燃焼装置において、バーナの燃焼中ではなく、バーナの消火操作がなされてから所定時間が経過した後に、熱電対から出力される検知信号のレベルにより熱電対回路の故障を検知するようにした構成が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された燃焼装置によれば、バーナの燃焼中に熱電対の検知信号のレベルから熱電対回路の故障を検知する場合よりも、故障の判断レベルを低く(例えば、正常燃焼の検知レベルよりも低く)設定することができる。そのため、熱電対回路の故障が生じているにも拘わらず、故障が検知できないといった事態が生じることを防止することができる。
特開2007−162991号公報
上述した特許文献1に記載された燃焼装置においては、燃焼運転中は熱電対回路の故障検知を行っていないため、燃焼運転中や前回の燃焼運転停止時からの経過期間中に熱電対回路の故障が生じたときには、燃焼状態の検知が不能な状態で燃焼運転が行なわれるという不都合がある。
そこで、本発明は、熱電対による燃焼状態の検知が不能な状態で、バーナの燃焼運転が行なわれることを抑制した燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、複数のバーナと、前記複数のバーナの燃焼開始と燃焼停止を指示する燃焼指示部と、前記複数のバーナに対して個別に設けられて、対応するバーナの燃焼炎を検知する複数の熱電対と、前記各熱電対から出力される検知信号を入力し、いずれか一つの熱電対から出力される検知信号を選択して出力する選択回路と、前記選択回路から出力される検知信号を増幅する増幅回路と、前記複数のバーナのいずれかが燃焼中であるときに、前記複数の熱電対から出力される検知信号を、前記選択回路及び前記増幅回路を介して順次入力し、燃焼中のバーナに対応した熱電対の検知信号のレベルが所定の失火判定範囲内であるとき、及び、消火状態にあるバーナに対応し、消火状態の継続により、正常動作していれば検知信号のレベルが所定の故障判定範囲から外れていると期待される熱電対の検知信号のレベルが、該故障判定範囲内であるときに、燃焼中のバーナを消火する燃焼中監視処理を行う熱電対監視部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記複数のバーナのいずれかが燃焼中であるときに、前記熱電対監視部により前記燃焼中監視処理が行われ、消火状態が継続しているバーナに対応した熱電対についても、前記選択回路及び前記増幅回路を介して検知信号が入力され、該検知信号のレベルが前記故障判定範囲内であるときには燃焼中のバーナが消火される。
ここで、消火状態が継続しているバーナに応じた熱電対の検知信号は、消火状態の継続により該熱電対の温度がバーナ燃焼時よりも低下するため、該熱電対と前記選択回路及び前記増幅回路が正常動作していれば、前記故障判定範囲から外れると期待される。
そのため、消火状態が継続しているバーナに応じた熱電対の検知信号が、前記故障判定範囲内であるときは、該熱電対が故障しているか、或いは、前記選択回路又は前記増幅回路が故障していると考えられる。そして、前記選択回路又は前記増幅回路が故障している場合には、燃焼中のバーナの燃焼状態を熱電対の検知信号により検知することができない状態になっている。
そこで、前記燃焼中監視処理により、消火状態が継続しているバーナに対応した熱電対の検知信号が前記故障判定範囲内にあるときに、燃焼中のバーナを消火することによって、前記選択回路又は前記増幅回路の故障により、熱電対による燃焼状態の検知が不能な状態でバーナの燃焼が継続することを抑制することができる。
また、前記熱電対監視部は、前記複数のバーナのいずれかが燃焼中である状態から前記複数のバーナの全てが消火した状態に移行したときに、該移行した時点から所定時間が経過するまでの間、前記複数の熱電対のうちの少なくとも一つの検知信号のレベルが前記故障判定範囲内である状態が継続したときは、故障報知を行い、前記移行した時点から前記所定時間が経過するまでの間に、検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れた熱電対を、前記燃焼中監視処理において、消火状態の継続により、正常動作していれば検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れていると期待される熱電対と認識する消火時故障検知処理を行うことを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、前記複数のバーナのいずれかが燃焼中である状態から前記複数のバーナの全てが消火した状態に移行すると、燃焼中であったバーナに応じた熱電対の温度が次第に低下する。そのため、前記複数の熱電対と前記選択回路及び前記増幅回路が、全て正常に作動していれば、前記所定時間が経過するまでに前記複数の熱電対の検知信号のレベルが、いずれも前記故障判定範囲から外れることになる。
そこで、熱電対監視部により、前記所定時間が経過するまでの間、前記複数の熱電対のうちの少なくとも一つの検知信号のレベルが前記故障判定範囲内である状態が継続したときに、報知を行なうことによって、使用者に故障への対処を促すことができる。
さらに、前記所定時間が経過するまでの間に、検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れた熱電対は、正常動作していると判断することができる。そこで、前記熱電対監視部は、前記所定時間が経過するまでの間に、検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れた熱電対を、消火状態の継続により、正常動作していれば検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れていると期待される熱電対と認識することができる。
また、前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部に作動電力を供給する電池と、前記複数の各バーナの燃焼開始と燃焼停止を指示する燃焼指示部と、電源スイッチ又は前記燃焼指示部によりいずれかのバーナの燃焼開始が指示されたときに、前記電池から前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部への電力供給を開始し、前記燃焼指示部により燃焼中のバーナの燃焼停止が指示されたときに、前記熱電対監視部による前記消火時故障検知処理が終了した時に、前記電池から前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部への電力供給を停止する電力供給制御部とを備えたことを特徴とする(第3発明)。
第3発明によれば、燃焼中のバーナの燃焼停止が指示されたときに、前記複数の熱電対が全て正常に動作していれば、前記所定時間が経過する前に、前記複数の熱電対の検知信号がいずれも前記故障判定範囲から外れて前記消火時故障検知処理が終了する。そのため、前記所定時間が経過した時に、前記複数の熱電対の全てについて故障の有無を判断する場合よりも、前記複数のバーナの全てが消火状態になった時点から、前記電池から前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部への電力供給を継続する時間を短くすることができる。そのため、前記電池の消耗を低減することができる。
ガスコンロの構成図。 図1に示したコントローラの構成図。 バーナ燃焼中及び消火後の熱電対による監視処理のフローチャート。
本発明の実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態のガスコンロ(本発明の燃焼装置に相当する)は、上面に配置された中バーナ3a、大バーナ3b、及び小バーナ3cと、グリル4内配置された上バーナ3d及び下バーナ3eとを備え、電池50を電源とするコントローラ30により全体的な作動が制御される。
また、ガスコンロの前面には、中バーナ3a用の点火スイッチ60a、大バーナ3b用の点火スイッチ60b、小バーナ3c用の点火スイッチ60c、及びグリル4用の点火スイッチ60dが設けられている。なお、点火スイッチ60a〜60dは、本発明の燃焼指示部に相当する。
点火スイッチ60a〜60dは円筒形であって、ロータリーエンコーダ61a〜61dにプッシュプッシュ機構を組込んで構成されている。点火スイッチ60a〜60dは、常時は後方の没入位置に所在し、該没入位置から使用者の操作により一度押込まれると、プッシュプッシュ機構の働きにより前方の突出位置に前進する。そして、点火スイッチ60a〜60dの突出位置への前進が、図示しないリミットスイッチにより検出され、突出位置での点火スイッチ60a〜60dの回転操作が対応するロータリーエンコーダ61a〜61dにより検出される。
中バーナ3aはガス供給管20から分岐した分岐管21aに連通し、分岐管21aを介して中バーナ3aに燃料ガスが供給される。そして、分岐管21aには、中バーナ3aに対する燃料ガスの供給/遮断を切替える電磁開閉弁22aと、中バーナ3aに対する燃料ガスの供給流量を変更する流量調節弁23aとが設けられている。また、中バーナ3aに臨ませて、燃焼炎を検出する熱電対24aと点火電極25aとが設けられ、中バーナ3aの中心部に鍋底温度センサ15が設けられている。
同様に、大バーナ3bに連通した分岐管21bには、電磁開閉弁22bと流量調節弁23bとが設けられ、大バーナ3bに臨ませて、熱電対24bと点火電極25bが設けられている。また、小バーナ3cに連通した分岐管21cには、電磁開閉弁22cと流量調節弁23cとが設けられ、小バーナ3cに臨ませて、熱電対24cと点火電極25cとが設けられている。
また、ガス供給管20のグリル4の上バーナ3dと下バーナ3eに連通した箇所には、電磁開閉弁22dと流量調節弁23dとが設けられ、上バーナ3dに臨ませて、熱電対24dと点火電極25dとが設けられている。また、下バーナ3eに臨ませて、熱電対24e,24fと点火電極25e,25fとが設けられ、さらに、グリル4の内部温度を検出するサーミスタ26が設けられている。
なお、流量調節弁23a〜23dは、ステッピングモータにより開度が制御される電動式の可変弁であり、ステッピングモータの制御位置により複数段階の開度が設定される。また、点火電極25a〜25fはイグナイタ27と接続され、イグナイタ27から印加される高電圧により火花放電を生じて、各バーナに点火する。
コントローラ30は、CPU40等により構成されて各バーナの燃焼運転を制御する。コントローラ30には、熱電対24a〜24fから出力される検知信号と、点火スイッチ60a〜60dの各リミットスイッチの検出信号と、点火スイッチ60a〜60dの各ロータリーエンコーダ61a〜61dの検出信号とが入力される。
また、コントローラ30から出力される制御信号により、電磁開閉弁22a〜22dと、流量調節弁23a〜23dと、イグナイタ27と、LED51の作動が制御される。さらに、コントローラ30には、CPU40から出力される選択信号S1〜S6に応じて、熱電対24a〜24fの検知信号の中から一つの検知信号を選択して増幅回路32に出力する選択回路31と、点火スイッチ60a〜60dのリミットスイッチ及びCPU40から出力される自己保持信号Hdに応じて、電池50からCPU40,選択回路31,増幅回路32への電力供給と遮断とを切替える自己保持回路33とを備えている。
次に、図2を参照して、コントローラ30の構成について説明する。CPU40は、メモリ(図示しない)に保持されたガスコンロの制御用プログラムを実行することにより、自己保持回路33による電池50からの電力供給と遮断を制御する電力供給制御部41と、中バーナ3a、大バーナ3b、小バーナ3c、及びグリル4の上バーナ3dと下バーナ3eの燃焼状態を制御する燃焼制御部42と、いずれかのバーナが燃焼中であるときに各熱電対24a〜24fの検知信号を監視する熱電対監視部43として機能する。
選択回路31は、各熱電対24a〜24fと増幅回路32の間に接続されたスイッチング回路31a〜31fにより構成され、各スイッチング回路31a〜31fのON/OFFが、CPU40の出力ポートPo0〜Po5から出力される選択信号S1〜S6のレベル(High/Low)により制御される。
本実施の形態では、各選択信号S1〜S6について、レベルがHighであるときに対応するスイッチング回路がONし、レベルがLowであるときに対応するスイッチング回路がOFFする構成となっている。例えば、(S1,S2,S3,S4,S5,S6)=(High,Low,Low,Low,Low,Low)であるときは、スイッチング回路31aがON(導通)状態となると共に、他のスイッチング回路31b〜31fがOFF(遮断)状態となり、中バーナ3a用の熱電対24aの検知信号が選択回路31及び増幅回路32を介して、CPU40のAD(アナログ/デジタル変換)入力ポートPadに入力される。
自己保持回路33は、点火スイッチ60a〜60dのリミットスイッチの少なくとも一つがONしているとき、及び、CPU40の出力ポートPo6から自己保持信号Hdが出力されているときに、電池50からCPU40,選択回路31,増幅回路32に電力供給し、点火スイッチ60a〜60dのリミットスイッチの全てがOFFし、且つ、CPU40の出力ポートPoから自己保持信号Hdが出力されていないときに、電池50からCPU40,選択回路31,増幅回路32への電力供給を遮断する構成となっている。
また、LED51は各種の報知を行なうためのものであり、CPU40の出力ポートPo7の出力がHighであるときに点灯し、Lowであるときに消灯する。
次に、図3に示したフローチャートに従って、電力供給制御部41、燃焼制御部42、及び熱電対監視部43による処理について説明する。
ガスコンロの使用者が、点火スイッチ60a〜60dのいずれかを操作して、操作された点火スイッチのリミットスイッチがONすると、自己保持回路33を介して電池50からCPU40に電力供給され、CPU40が図3のフローチャートを実行する。なお、点火スイッチ60a〜60dとは別に電源スイッチを設け、電源スイッチがON操作されたときに、自己保持回路33を介して電池からCPU40に電力供給されるようにしてもよい。
図3のSTEP1〜STEP2は電力供給制御部41による処理である。電力供給制御部41は、STEP1で点火スイッチ60a〜60dのいずれかがONしていることを検知したときにSTEP2に進み、出力ポートPo6から自己保持信号Hdを出力する。そして、これにより、点火スイッチ60a〜60dのリミットスイッチがOFFした後も、自己保持回路33を介して電池50からCPU40,選択回路31,及び増幅回路32への電力供給が継続される状態とする。
続くSTEP3は燃焼制御部42による処理である。燃焼制御部42は、リミットスイッチがONした点火スイッチに対応したバーナに点火し、この点火スイッチの回転をロータリーエンコーダにより検出して、このバーナの火力を調節する燃焼運転を実行する。
例えば、中バーナ3aの点火スイッチ60aのリミットスイッチがONしたときには、燃焼制御部42は、イグナイタ27に高電圧を印加して点火電極25aに火花放電を生じさせた状態で、電磁開閉弁22aを開弁すると共に流量調節弁23aの開度を点火位置として、中バーナ3aの点火処理を行う。
そして、燃焼制御部42は、選択回路31及び増幅回路32を介してAD入力ポートPadから中バーナ3a用の熱電対24aの検知信号Vtcを入力し、検知信号Vtcにより中バーナ3aの着火を検知した後、使用者による中バーナ3a用の点火スイッチ60aの回転操作に応じてエンコーダ61aから出力される角度信号に応じて、中バーナ3aの火力を複数段階に切替える。
なお、大バーナ3b、小バーナ3c、グリル4(上バーナ3d及び下バーナ3e)の燃焼運転は、中バーナ3aの場合と同様であるので、説明を省略する。
続くSTEP4〜STEP8のループは、熱電対監視部43及び燃焼制御部42による処理である。STEP4〜STEP5で、熱電対監視部43は、各熱電対24a〜24fの検出信号Vtcを監視する。
STEP4で、熱電対監視部43は、燃焼運転中のバーナの失火の有無を判断する。熱電対監視部43は、選択信号S1〜S6のうちで燃焼運転中のバーナに対応した熱電対を選択対象とするものを順次Highレベルとする。これにより、熱電対監視部43は、燃焼運転中のバーナに対応する熱電対の検知信号Vtcを、選択回路31及び増幅回路32を介してAD入力ポートPadから順次入力する。
熱電対監視部43は、燃焼運転中のバーナに対応する熱電対の検知信号Vtcが失火レベル(例えば2.5mV以下、本発明の失火判定範囲に相当する)であるか否かを判断し、Vtcが失火レベルであるときはSTEP20に分岐して、燃焼運転中のバーナを全て消火する。そして、STEP32に進み、消火されたバーナの点火スイッチがOFFになったときにSTEP15に進む。
STEP15は電力供給制御部41による処理であり、電力供給制御部41は、出力ポートPo6からの自己保持信号の出力を停止(OFF)する。これにより、自己保持回路33を介した電池50からCPU40,選択回路31,及び増幅回路32への電力供給が遮断され、CPU40が作動を停止する。
また、STEP4で、燃焼運転中のバーナの失火が検知されなかったときはSTEP5に進み、熱電対監視部43は、不使用バーナ(消火状態にあるバーナ)に対応した熱電対の故障の有無を判断する。熱電対監視部43は、選択信号S1〜S6のうちで不使用バーナに対応した熱電対を選択対象とするものを順次Highレベルとする。これにより、熱電対監視部43は、不使用バーナに対応する熱電対の検知信号Vtcを、選択回路31及び増幅回路32を介してAD入力ポートPadから順次入力する。
熱電対監視部43は、不使用バーナに対応する各熱電対の検知信号Vtcが故障レベル(例えば2.5mV以上、又は2.5mV以上の状態が60秒間継続した場合、本発明の故障判定範囲に相当する)であるか否かを判断し、Vtcが故障レベルであるときはSTEP30に分岐する。STEP30で、熱電対監視部43は、LED51を故障表示(例えば点滅)してSTEP31に進み、燃焼運転中のバーナの電磁開閉弁を閉弁して燃焼中の全てのバーナを消火し、STEP32に進む。
ここで、前回のバーナ消火時に実行された、後述するSTEP9以下のバーナ消火後の故障検知処理により、燃焼状態から消火されたバーナに対応する熱電対を含む全ての熱電対24a〜24fと選択回路31及び増幅回路32に、故障が生じていないことが確認されている。そのため、STEP5で、不使用バーナに対応する熱電対の検知信号Vtcが故障レベルであったときは、この熱電対又は選択回路31又は増幅回路32が故障していると判断することができる。
そして、選択回路31又は増幅回路32が故障しているときには、燃焼運転中のバーナに対応した熱電対の検知信号をADポートPadから入力して、燃焼運転中のバーナの失火の有無を監視することができなくなる。そこで、この場合に、STEP31で燃焼運転中のバーナを消火することにより、燃焼状態の監視が不能な状態でバーナの燃焼運転が継続されることを防止することができる。
また、STEP5で不使用バーナに対応する熱電対の異常が検知されなかったときにはSTEP6に進む。STEP6〜STEP7は燃焼制御部43による処理である。燃焼制御部43は、STEP6で燃焼運転中のバーナの点火スイッチがOFFになったか否かを判断する。
そして、燃焼運転中のバーナの点火スイッチがOFFになったときはSTEP7に進み、燃焼制御部43は、OFFになった点火スイッチに対応するバーナの電磁開閉弁を閉弁してこのバーナを消火し、STEP8に進む。一方、燃焼運転中のバーナの点火スイッチがOFFになっていないときにはSTEP4に戻る。
なお、STEP7で消火されたバーナについては、消火から所定時間(例えば60秒、対応する熱電対の温度が故障検知ができる程度まで低下する時間を想定して、設定される)が経過した後、対応する熱電対の検知信号Vtcが故障レベルよりも低くなるのをSTEP5で検出する。
STEP8からSTEP14は、熱電対監視部43による処理である。熱電対監視部43は、STEP8で、全てのバーナが消火状態になったか否かを判断する。そして、全てのバーナが消火状態になったときはSTEP9に進み、燃焼運転中のバーナが残っているときにはSTEP4に戻る。
STEP9で、熱電対監視部43は、故障検知タイマ(例えば60秒がタイマ時間に設定される。このタイマ時間は本発明の所定時間に相当する)をスタートさせ、続くSTEP10〜STEP11のループにより、STEP11で故障検知タイマがタイムアップするまで、STEP10で、全ての熱電対24a〜24fの検知信号Vtcを、選択信号S1〜S6を切替えることにより、選択回路31及び増幅回路32を介して順次AD入力ポートPadから入力し、各熱電対の検知信号が正常レベル(例えば2.5mV未満)になったか否かを判断する。
そして、全ての熱電対24a〜24fの検知信号Vtcが正常レベルになったときはSTEP15に分岐する。この場合は、全ての熱電対24a〜24fと、選択回路31及び増幅回路32が正常に動作していると判断することができる。
一方、STEP11で故障検知タイマがタイムアップしたときには、熱電対24a〜24fのうちのいずれかか、選択回路31又は増幅回路32が故障していると判断することができる。そのため、この場合にはSTEP12に進み、熱電対監視部43は、上述したSTEP30と同様に故障報知を行なう。なお、故障報知を、例えばブザーの鳴動等、LED51以外の報知手段により行なってもよい。
そして、続くSTEP13で、熱電対監視部43は故障報知タイマをスタートさせ、STEP14で故障報知タイマがタイムアップしたときにSTEP15に進む。STEP15は電源供給制御部41による処理であり、電源供給制御部41は、出力ポートPo6からの自己保持信号Hdの出力を停止する(電源OFF)。
なお、本実施の形態では、本発明の燃焼装置としてガスコンロを示したが、複数の熱電対による検知信号を選択回路により選択し、増幅回路を介して入力する構成を備えた燃焼装置であれば、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電池50を電源とするコントローラ30を示したが、商用電源からの電力供給により作動するコントローラを備えた燃焼装置に対しても、本発明の効果を得ることができる。
3a…中バーナ、3b…大バーナ、3c…小バーナ、4…グリル、3d…上バーナ、3e…下バーナ、24a…(中バーナ用の)熱電対、24b…(大バーナ用の)熱電対、24c…(小バーナ用の)熱電対、24d…(上バーナ用の)熱電対、24e,24f…(下バーナ用の)熱電対、30…コントローラ、31…選択回路、32…増幅回路、33…自己保持回路、40…CPU、41…電力供給制御部、42…燃焼制御部、43…熱電対監視部、50…電池。

Claims (3)

  1. 複数のバーナと、
    前記複数のバーナの燃焼開始と燃焼停止を指示する燃焼指示部と、
    前記複数のバーナに対して個別に設けられて、対応するバーナの燃焼炎を検知する複数の熱電対と、
    前記各熱電対から出力される検知信号を入力し、いずれか一つの熱電対から出力される検知信号を選択して出力する選択回路と、
    前記選択回路から出力される検知信号を増幅する増幅回路と、
    前記複数のバーナのいずれかが燃焼中であるときに、前記複数の熱電対から出力される検知信号を、前記選択回路及び前記増幅回路を介して順次入力し、燃焼中のバーナに対応した熱電対の検知信号のレベルが所定の失火判定範囲内であるとき、及び、消火状態にあるバーナに対応し、該バーナの消火状態の継続により、正常動作していれば検知信号のレベルが所定の故障判定範囲から外れていると期待される熱電対の検知信号のレベルが、該故障判定範囲内であるときに、燃焼中のバーナを消火する燃焼中監視処理を行う熱電対監視部と
    を備えたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 請求項1記載の燃焼装置において、
    前記熱電対監視部は、
    前記複数のバーナのいずれかが燃焼中である状態から前記複数のバーナの全てが消火した状態に移行したときに、該移行した時点から所定時間が経過するまでの間、前記複数の熱電対のうちの少なくとも一つの検知信号のレベルが前記故障判定範囲内である状態が継続したときは、故障報知を行い、
    前記移行した時点から前記所定時間が経過するまでの間に、検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れた熱電対を、前記燃焼中監視処理において、消火状態の継続により、正常動作していれば検知信号のレベルが前記故障判定範囲から外れていると期待される熱電対と認識する
    消火時故障検知処理を行うことを特徴とする燃焼装置。
  3. 請求項2記載の燃焼装置において、
    前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部に作動電力を供給する電池と、
    前記複数の各バーナの燃焼開始と燃焼停止を指示する燃焼指示部と、
    電源スイッチ又は前記燃焼指示部によりいずれかのバーナの燃焼開始が指示されたときに、前記電池から前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部への電力供給を開始し、前記燃焼指示部により燃焼中のバーナの燃焼停止が指示されたときに、前記熱電対監視部による前記消火時故障検知処理が終了した時に、前記電池から前記選択回路と前記増幅回路と前記熱電対監視部への電力供給を停止する電力供給制御部と
    を備えたことを特徴とする燃焼装置。
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