JP2022047718A - コンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】エラー検知時において電池電圧が低下、又は電源がオフした状態であってもエラーを報知し続けることができるコンロを提供する。【解決手段】コンロは電池駆動式であり、コンロ前面の左パネル部に表示部62を備える。表示部62は、表示内容を保持可能で且つ電気的に更新可能な電子ペーパーで構成される。コンロのCPUはエラーを検知した場合、そのエラー情報を表示部62に表示する。表示部62はエラー情報を表示後、電力消費無しで、表示部62に表示し続けることができる。これにより、コンロは電池電圧の低下、若しくは電源オフにより、表示されていたエラー情報が消失してしまうのを防止できる。よって、コンロはユーザに対し、エラー情報を確実に報知できる。【選択図】図6

Description

本発明は、コンロに関する。
従来、器具の前面に操作パネル部が設けられた乾電池駆動式のガスコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。操作パネル部には、タイマ表示部が設けられる。タイマ表示部は7セグの表示器であり、コンロタイマとグリルタイマの設定時間を表示可能であるが、エラー検知時、検知されたエラーに対応するエラーコードを表示する。
特開2020-18136号公報
特許文献1に記載のコンロでは、エラー検知時にタイマ表示部にエラーコードを表示するが、電池電圧が低下した状態、又は電源がオフした状態では、タイマ表示部に表示されていたエラーコードが消失してしまう可能性があった。その場合、ユーザはエラーを認識できず、対応に遅れが生じるという問題点があった。
本発明の目的は、エラー検知時において電池電圧が低下、又は電源がオフした状態であってもエラーを報知し続けることができるコンロを提供することである。
請求項1のコンロは、電池駆動式のコンロであって、表示内容を保持可能で且つ電気的に更新可能な電子ペーパーで構成され、各種情報を表示可能な表示部と、前記表示部における前記各種情報の表示と更新を行う表示制御部と、エラーを検知するエラー検知部とを備え、前記表示制御部は、前記エラー検知部が前記エラーを検知した場合、前記表示部にエラー情報を表示することを特徴とする。
請求項2のコンロの前記エラー情報は、緊急連絡先情報を含んでもよい。
請求項3のコンロの前記エラー情報は、前記エラーの内容を示すエラー内容情報を含んでもよい。
請求項1のコンロによれば、表示部は電子ペーパーで構成されるので、表示部に情報を表示後、電力消費無しで表示し続けることができる。コンロはエラーを検知した場合、そのエラー情報を表示部に表示し、そのエラー情報を電力消費無しで、表示部に表示し続けることができる。これにより、コンロは電池電圧の低下により、表示されていたエラー情報が消失してしまうのを防止できる。よって、コンロは、ユーザに対し、エラー情報を確実に報知できる。
請求項2のコンロによれば、エラーを検知した場合、緊急連絡先情報も表示し、その緊急連絡先情報を電力消費無しで、表示部に表示し続けることができる。なお、緊急連絡先情報とは、例えば、コンロ製造元の連絡先であって、電話番号、FAX、メールアドレス等の情報であるのがよい。ユーザはコンロにエラーが生じたときに、緊急連絡先が分かるので、検知されたエラーに速やかに対処できる。
請求項3のコンロによれば、ユーザは、表示部に表示されたエラー内容情報を確認することで、そのエラーの内容を把握できるので、検知されたエラーに速やかに対処できる。
コンロ1の斜視図である。 コンロ1の電気的構成を示すブロック図である。 エラーテーブル341の概念図である。 表示部62に電池アイコン80が表示された2つの態様(A)、(B)を示す図である。 5段階の電池残量に応じた電池アイコン80の表示態様(A)~(E)を示す図である。 エラーコードが表示された3つの態様(A)~(C)を示す図である。 表示制御処理のフローチャートである。 コンロ100(変形例)の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の外部構成、電気的構成、及び制御上の処理などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。
図1を参照し、コンロ1の構造を説明する。コンロ1はビルトインコンロである。コンロ1は筐体2と天板3を備える。筐体2は上部が開口し、該開口部分に天板3が設置される。天板3の上面において、右手前には右コンロバーナ4(以下、右コンロ4と呼ぶ)、左手前には左コンロバーナ5(以下、左コンロ5と呼ぶ)、中央奥側には奥コンロバーナ6(以下、奥コンロ6と呼ぶ)が設けられる。右コンロ4、左コンロ5、奥コンロ6の夫々の側面には多数の炎孔が設けられる。右コンロ4、左コンロ5、奥コンロ6の夫々の近傍には、イグナイタ51(図2参照)の点火電極と熱電対53(図2参照)が炎孔に臨むようにして設けられる。イグナイタ51は駆動することにより点火電極においてスパーク放電を発生し、炎孔から噴出されるガスに点火する。熱電対53は、炎孔に形成される火炎により加熱されて熱起電力を発生する。コンロ1は熱電対53に発生する熱起電力に基づき、右コンロ4、左コンロ5、奥コンロ6における立ち消えを検出できる。
右コンロ4、左コンロ5、奥コンロ6の夫々の略中央には、上方向に突出するサーミスタ52が設けられる。サーミスタ52は、五徳上に載置される鍋の底部に接触して押し下げられ、鍋底温度を検出する。天板3の後方部には、筐体2内に設置されたグリル装置(図示略)の排気口7が設けられる。コンロ1の前面の略中央には、グリル扉10が設けられる。グリル扉10は、グリル装置に設けられるグリル庫(図示略)の前側の開口部を開閉する。グリル庫内には、グリルバーナ(図示略)、イグナイタ51、熱電対53等が設けられる。グリルバーナは、グリル庫内に配置される焼き網(図示略)上の被調理物を加熱する。イグナイタ51の点火電極と熱電対53は、グリルバーナの炎孔に臨むようにして設けられる。
グリル扉10の右側の領域には、右パネル部8が設けられる。右パネル部8は、上パネル81と下パネル82を備える。上パネル81には、2つの操作つまみ11、12が設けられる。操作つまみ11、12は、横方向に並んで設けられ、右コンロ4とグリルバーナの点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。下パネル82を指で押し込むと、周知のプッシュ・プッシュ機構(図示略)によって、下パネル82の背面に固定された操作パネル23(図2参照)が下部を基点に前方に回動して引き出される。図示しないが、操作パネル23には、右コンロ4、左コンロ5、奥コンロ6、及びグリル装置の各種設定を行う為の操作部等、タイマ時間を表示する為の表示部等が設けられる。操作パネル23の表示部は、7セグの表示器又は液晶等であるが、後述の表示部62と同様に、電子ペーパーでもよい。
グリル扉10の左側の領域には、左パネル部9が設けられる。左パネル部9は、上パネル91と下パネル92を備える。上パネル91には、2つの操作つまみ13,14と表示部62が設けられる。操作つまみ13、14は、横方向に並んで設けられ、奥コンロ6、左コンロ5の点火、消火及び火力調節を行う為に操作される。表示部62は、操作つまみ13,14の下側に設けられ、正面視横長略矩形状に形成される。表示部62は電子ペーパーである。表示部62には、後述の電池残量が表示されるが、エラー検知時には、後述のエラー情報が表示される。なお、表示部62は、コンロ1の動作に必要とされる最低電圧未満であっても、表示と更新が可能であるのが望ましい。下パネル92は、左パネル部9の前面に着脱可能に取り付けられ、下パネル92を取り外すと、乾電池ボックス(図示略)が露出する。乾電池ボックスは、乾電池17(図2参照)を格納する。
図2を参照し、コンロ1の電気的構成を説明する。コンロ1は、制御回路30を備える。制御回路30は、CPU31、ROM32、RAM33、フラッシュメモリ34等を備える。CPU31はコンロ1の動作を統括制御する。ROM32は、表示制御プログラムを含む各種プログラム等を記憶する。表示制御プログラムは、後述の表示制御処理(図7参照)を実行する為のプログラムである。RAM33は各種情報を一時的に記憶する。フラッシュメモリ34は不揮発性であり、後述のエラーテーブル341(図3参照)を含む各種データを記憶する。
制御回路30には、電源回路35、スイッチ入力回路36、パネル制御回路37、表示制御回路61、イグナイタ回路41、サーミスタ回路42、失火検出回路43、安全弁回路44、電磁弁回路45等が接続される。
スイッチ入力回路36には、基板スイッチ21とイグナイタスイッチ22が接続される。基板スイッチ21は、対応する操作つまみ11~14の操作に連動してオン・オフされる。スイッチ入力回路36は、基板スイッチ21の状態を検出し、電源回路35と制御回路30に入力する。イグナイタスイッチ22は、対応する操作つまみ11~14が押し込まれる過程で、基板スイッチ21がオンになった後にオンになり、操作つまみ11~14が押し戻される過程で、基板スイッチ21がオフになるよりも先にオフになる。スイッチ入力回路36は、イグナイタスイッチ22の状態を検出し、制御回路30に入力する。
電源回路35は、何れかの操作つまみ11~14の基板スイッチ21がオンの場合に、電池ボックスに収容される乾電池17から供給される電力を各種回路に供給する。コンロ1の電源はオンになる。電源回路35は、操作つまみ11~14の基板スイッチ21が全てオフした場合に、乾電池17から各種回路への電力供給を停止する。コンロ1の電源はオフになる。制御回路30は、電源回路35から電力が供給されると作動し、電力の供給が途絶えると動作を停止する。乾電池17の+極側と-極側に対して、電圧測定部351が接続される。電圧測定部351は、制御回路30からの制御指令を受け、乾電池17の出力電圧を測定し、該測定結果を測定信号として制御回路30に入力する。
パネル制御回路37には、操作パネル23に設けられた上記の操作部と表示部等が接続される。パネル制御回路37は、操作部の操作を検出し、制御回路30に入力する。パネル制御回路37は、制御回路30からの制御指令を受け、表示部にタイマ時間等を表示する。
イグナイタ回路41は、制御回路30からの制御指令を受け、コンロ1の各種コンロ4~6及びグリル装置に設けられたイグナイタ51を駆動する。サーミスタ回路42は、各種コンロ4~6の夫々のサーミスタ52からの検出信号を制御回路20に入力する。
失火検出回路43は、熱電対53が発生する熱起電力に基づき、各種コンロ4~6、グリル装置の失火を検出し、制御回路30に入力する。安全弁回路44は、制御回路30からの制御指令を受け、安全弁54の通電を制御する。安全弁54は、各種コンロ4~6、及びグリル装置の夫々にガスを供給する4本のガス供給管(図示略)の夫々に設けられる。安全弁54はマグネット式安全弁であり、操作つまみ11~14の押し込み操作で機械的に開放され、開弁状態になる。安全弁回路44は、制御回路30からの制御指令を受け、安全弁54に通電する。安全弁54は開弁状態を維持する。例えば、各種コンロ4~6、及びグリル装置においてバーナが失火すると、熱電対53に発生する熱起電力が失われるので、失火検出回路43は失火信号を制御回路30に入力する。安全弁回路44は、制御回路30からの制御指令を受け、安全弁54への通電を遮断する。これにより、安全弁54はバネ(図示略)の付勢力で閉鎖される。
電磁弁回路45は、制御回路30からの制御指令を受け、ガス量調節用の電磁弁55を開閉する。電磁弁55は、ガス遮断用キープソレノイドバルブである。電磁弁55は、ガス供給管の途中から分岐して再度合流するバイパス管(図示略)に設けられる。電磁弁55を開閉することにより、バイパス管の流路が開閉され、各種コンロ4~6、及びグリル装置の夫々に供給されるガス量が増減する。これにより、各種コンロ4~6、及びグリル装置の火力を強火力と弱火力の2段階に調節できる。
表示制御回路61は、制御回路30からの制御指令に基づき、表示部62における電池残量の表示と更新を行う。上記の通り、表示部62は周知の電子ペーパーであり、表示内容を保持可能で且つ電気的に更新可能である。
図3を参照し、エラーテーブル341を説明する。エラーテーブル341は、コンロ1に搭載される各種安全装置によって検出される各種エラーのエラー情報を記憶する。エラー情報は、エラーコード、エラー内容、部位、報知パターン等を含む。エラーコードは、各種エラー内容と対応付けられ、二桁の数字、又はアルファベットと数字の2文字で設定される。なお、後述のように、ユーザによる処置で対応可能なエラーには、二桁の数字のエラーコードが設定され、ユーザでは対応できないエラーには、アルファベットのPと数字の2文字のエラーコードが設定される。
エラー内容は、例えば、不着火エラー、立消え安全装置、消し忘れ消火機能、天ぷら油過熱防止機能、焦げつき防止機能、回路不良、サーミスタ断線等である。不着火エラーは、点火時に、バーナに着火しなかった場合に検知される。立消え安全装置は、風や煮こぼれなどで炎が消えたときに自動的にガスを止める機能である。消し忘れ消火機能は、万一の消し忘れのために、点火後、約120分経過すると自動消火する機能である。天ぷら油過熱防止機能は、調理油が過熱による発火をする前に自動消火する機能である。焦げつき防止機能は、煮物等の調理中になべ底が焦げつき始めたら、自動消火する機能である。立消え安全装置、消し忘れ消火機能、天ぷら油過熱防止機能、焦げつき防止機能は、各種装置又は機能が作動したときにエラーと認識する。部位は、各種エラー毎に設定される。例えば、不着火エラーには、コンロとグリルが設定され、消し忘れ消火機能には、コンロのみ設定される。回路不良、サーミスタ断線は、部位とは関連性が無いので部位は設定されない。
報知パターンはパターン1と2の何れかが設定される。パターン1は、ユーザに対してエラーの処置方法を報知する内容である。パターン2は、ユーザに対してエラーの処置方法に加え、業者への点検・修理を促すことを報知する内容である。従って、不着火エラー、立消え安全装置等のようなユーザによる処置で対応可能なエラーにはパターン1が設定され、回路不良、サーミスタ断線等のようなユーザでは対応できないエラーにはパターン2が設定される。
図4,図5を参照し、表示部62における電池残量の表示態様を説明する。表示部62は、通常、コンロ1の電池残量を表示する。図4(A)に示すように、表示部62には、電池アイコン80が表示される。電池アイコン80はデータバー85を備え、データバー85の長さで、乾電池17の電池残量を5段階で表示する(図5(A)~(E)参照)。データバー85は左右方向に延び、4つのブロックに分断されて構成される。データバー85を構成する4つのブロックにおいて、電池残量に応じて中身を黒で表示することで、電池残量をデータバー85の長さで表示できる。
図5(A)に示す電池アイコン80は、電池残量が80%以上であることを示し、右側に「FULL」と表示される。図5(B)に示す電池アイコン80は、電池残量が75%以上80%未満であることを示し、右側に「75%」と数値で表示される。図5(B)に示す電池アイコン80は、電池残量が75%以上80%未満であることを示し、右側に「75%」と数値で表示される。
図5(C)に示す電池アイコン80は、電池残量が50%以上75%未満であることを示し、右側に「50%」と数値で表示される。図5(D)に示す電池アイコン80は、電池残量が25%以上50%未満であることを示し、右側に「25%」と数値で表示される。図5(E)に示す電池アイコン80は、電池残量が25%未満であることを示し、右側に「LOW」と表示される。
図4(B)に示すように、電池残量が25%未満で「LOW」の場合、電池ボックスの乾電池17を交換する必要がある。コンロ1は、ユーザに電池ボックスの電池交換を促す為、表示部62において、電池アイコン80の右側に、電池注意マーク87を表示する。これにより、コンロ1は、電池ボックスの電池交換(乾電池17の交換)をユーザに促す。
図6を参照し、表示部62におけるエラー情報の表示態様を説明する。上記の通り、表示部62は通常、電池残量を表示するが、エラーを検知した場合、電池残量の表示を消去し、検知したエラーに対応するエラー情報を表示する。図6(A)は、右コンロ4に不着火エラーが発生したときの表示部62に表示されたエラー情報を示す。表示部62の左側には、エラーコード「11」が表示され、その下側には「右コンロ」と表示される。ユーザは取扱説明書等に記載されているエラーコード一覧を参照し、表示部62に表示されたエラーコードの内容を特定することで、どのようなエラーが発生したのか把握できる。さらに、エラーコードの右側には、「取扱説明書の処置方法に従って処置して下さい。」と表示される。取扱説明書には、特定したエラーコード「11」に対応付けられて、例えば「操作つまみを押し戻して消火操作をしてください。その後、再点火してください。」と記載されている。ユーザは、取扱説明書に記載の処置方法に従って操作することで、不着火エラーに適切に対処できる。
図6(B)は、グリルにおいて立消え安全装置が作動したときの表示部62に表示されたエラー情報を示す。表示部62の左側には、エラーコード「12」が表示され、その下側には「グリル」と表示される。さらに、エラーコードの右側には、不着火エラー発生時と同様に、「取扱説明書の処置方法に従って処置して下さい。」と表示される。取扱説明書には、特定したエラーコード「12」に対応付けられて、例えば「すぐに操作つまみを押して消火操作をしてください。炎が消えてからガスが止まるまでしばらく時間がかかります。再点火するときは周囲にガスがなくなるのを待ってください。」と記載されている。ユーザは、取扱説明書に記載の処置方法に従って操作することで、炎の立消えに適切に対処できる。
図6(C)は、回路不良が発生したときの表示部62に表示されたエラー情報を示す。表示部62の左側には、エラーコード「P1」が表示される。さらに、エラーコードの右側には、「使用を中止しガス栓を閉じた後、下記連絡先に点検・修路を依頼して下さい。」と表示され、その下側には、緊急連絡先の会社名、及び電話番号等が表示される。コンロ1に回路不良が発生した場合、ユーザでは対処できない。ユーザは、表示部62に表示されたエラー情報に従って対応することで、回路不良に正しく対処できる。なお、緊急連絡先情報は、例えば、コンロ製造元や修理業者等の緊急連絡先であって、電話番号の他、FAX、メールアドレス、ホームページアドレス、QRコード(登録商標)等の情報を表示してもよい。
図7を参照し、表示制御処理を説明する。本処理は、表示部62の表示についての制御である。例えば、ユーザが右コンロ4で加熱調理する為、操作つまみ11を押し込むと、基板スイッチ21、イグナイタスイッチ22の順にオンする。基板スイッチ21がオンすると、スイッチ入力回路36からの信号に基づき、電源回路35は各種回路に電力を供給し、コンロ1の電源がオンになる。これをトリガーとして、制御回路30のCPU31は、ROM32から表示制御プログラムを読み出し、本処理を実行する。イグナイタスイッチ22がオンすると、スイッチ入力回路36からの入力信号に基づき、CPU31はイグナイタ51を作動させ、点火電極により右コンロ4に点火される。右コンロ4は燃焼状態になる。
CPU31は、コンロ1においてエラーを検知したか判断する(S11)。例えば、右コンロ4の点火時において、不着火エラーのエラーを検知した場合(S11:YES)、CPU31は、表示部62に、不着火エラーのエラー情報(図6(A)参照)を表示し(S19)、本処理を終了する。ユーザは、表示部62に表示されたエラー情報に従って処置することで、不着火エラーに適切に対処できる。
他方、エラーを検知しなかった場合(S11:NO)、CPU31は電圧測定部351により、乾電池17の電圧を測定する(S12)。CPU31は測定した電圧に基づき、乾電池17の電池残量を計算し(S13)、計算した電池残量に基づき、電池アイコン80を表示、又は更新する(S14)。
例えば、コンロ用の乾電池17の電池残量が52%であった場合、CPU31は、図5(C)に示す電池アイコン80を表示する。これにより、コンロ1は、電池残量が少なくとも50%であることを、ユーザに報知できる。電池アイコン80はデータバー85の長さで電池残量を表示するので、ユーザは電池残量を直感的に認識できる。さらにデータバー85の右隣には「50%」と数値で表示されるので、電池残量を容易に認識できる。また、表示部62は電子ペーパーなので、電力を消費することなく、電池アイコン80の表示を保持できる。
CPU31は、燃焼中の右コンロ4が消火されたか判断する(S15)。消火されていない場合(S15:NO)、CPU31はエラーを検知したか判断する(S16)。エラーを検知していない場合(S16:NO)、CPU31は、S12で乾電池17の電圧測定時から所定時間経過したか判断する(S18)。所定時間経過していない場合(S18:NO)、CPU31はS15に戻って右コンロ4の消火を監視する。電圧測定時から所定時間経過した場合(S18:YES)、CPU31はS12に戻り、乾電池17の電圧を再度測定し、上記処理を繰り返すことにより、電池残量の変化に応じて、電池アイコン80の表示を定期的に更新する。そして、右コンロ4が消火された場合(S15:YES)、CPU31は本処理を終了する。なお、右コンロ4の消火後、コンロ1の電源はオフするが、表示部62は、最後に更新した電池アイコン80の表示内容を保持できるので、コンロ1の電源が切れても、ユーザに対して電池残量を報知し続けることができる。
ところで、右コンロ4の燃焼中において、例えば、風や煮こぼれなどで炎が消えた場合、立消え安全装置が作動する。CPU31は、立消え安全装置の作動をエラーとして検知するので(S16:YES)、表示部62に立消え安全装置のエラー情報(図6(B)参照)を表示し(S17)、本処理を終了する。ユーザは、表示部62に表示されたエラー情報に従って処置することで、炎の立消えに適切に対処できる。
上記の通り、表示部62は電子ペーパーなので、仮に乾電池17の電圧が低下した状態であっても、エラー情報の表示後は、電力消費無しでそのまま表示し続けることができる。これにより、電池電圧の低下により、表示されていたエラー情報が消失してしまうのを防止できる。
また、ユーザはコンロ1において発生したエラーに対処する為、表示部62に表示されたエラー情報に従い、操作つまみを押し込んで消火操作を行うことが多い。このとき、コンロ1の電源がオフになるが、表示部62に表示されたエラー情報は消失することなく、次回更新時までその状態が保持される。これにより、電源オフにより、表示されていたエラー情報が消失してしまうのを防止できる。
このように、コンロ1は、ユーザに対してエラー情報を確実に報知できるので、ユーザはエラーに対して適切に対処できる。また、回路不良やサーミスタ断線のようなユーザでは対処できないエラーの場合、表示部62に表示するエラー情報には、緊急連絡先が含まれる。これにより、ユーザは、表示部62に表示された緊急連絡先をコンロ1の電源がオフになっても確認できる。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、電池駆動式である。コンロ1は、表示部62を備える。表示部62は、表示内容を保持可能で且つ電気的に更新可能な電子ペーパーで構成される。コンロ1の制御回路30のCPU31は、表示部62における各種情報の表示と更新を行う。CPU31は、コンロ1においてエラーを検知した場合、そのエラー情報を電力消費無しで、表示部62に表示し続けることができる。これにより、コンロ1は電池電圧の低下、若しくは電源オフにより、表示されていたエラー情報が消失してしまうのを防止できる。よって、コンロ1は、ユーザに対し、エラー情報を確実に報知できる。
上記説明において、図7のS12の処理を実行するCPU31は本発明の「表示制御部」の一例であり、S11とS18の処理を実行するCPU31は本発明の「エラー検知部」の一例である。エラー情報に含まれるエラーコードは、本発明の「エラー内容情報」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。コンロ1はビルトインコンロであるが、テーブルコンロであってもよい。コンロ1は筐体2内にグリル装置を備えるが、グリル装置を備えないコンロであってもよい。
上記実施形態は、表示部62にエラーコードを表示し、ユーザがそのエラーコードの種類を取扱説明書に記載されたエラーコード一覧で特定し、エラーの内容を把握できるようになっているが、エラーの内容を表示部62に直接的に表示してもよい。
上記実施形態は、表示部62において、通常、電池残量を表示し、エラー検知時にそれまで表示していた電池残量を消去し、検知したエラーに対応するエラー情報を表示するが、電池残量に加えてエラー情報を表示するようにしてもよい。
上記実施形態では、表示部62は、電源回路35から供給される既存のコンロ用の乾電池17の電力で駆動するが、例えば、乾電池17とは別に、表示用の乾電池から供給される電力を使用可能な表示モジュール(図示略)を備えてもよい。表示モジュールは、通常、表示用の乾電池から供給される電力を使用するが、電池電圧が低下した場合は、乾電池17の電力を使用できるようにしてもよい。
表示部62の位置、形状、大きさは、上記実施形態に限定されない。表示部62は、例えば、左パネル部9の下パネル92の前面、右パネル部8の上パネル81の前面、下パネル82の前面等に設けてもよい。また、図8に示すコンロ100のように、天板3の前側の左右方向の中央部に、電子ペーパーである表示部162を設けてもよい。
上記実施形態において、表示部62は左パネル部9の上パネル91に一つ設けているが、表示部の数は複数でもよい。例えば、左パネル部9の上パネル91に一つ設け(図1に示す表示部62参照)、天板3の上面に一つ(図8に示す表示部162参照)設けてもよい。
1 コンロ
17 乾電池
31 CPU
62 表示部

Claims (3)

  1. 電池駆動式のコンロであって、
    表示内容を保持可能で且つ電気的に更新可能な電子ペーパーで構成され、各種情報を表示可能な表示部と、
    前記表示部における前記各種情報の表示と更新を行う表示制御部と、
    エラーを検知するエラー検知部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記エラー検知部が前記エラーを検知した場合、前記表示部にエラー情報を表示すること
    を特徴とするコンロ。
  2. 前記エラー情報は、緊急連絡先情報を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記エラー情報は、前記エラーの内容を示すエラー内容情報を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコンロ。
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