JP2021165611A - ガス調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池と端子との接触不良に起因する電池電圧の低下を報知できるようにする。【解決手段】負荷に通電していない状態で、電池電圧が、第1閾値より高い場合に、前記負荷に通電したときの前記電池電圧の電圧降下値が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、報知部によって、電池と接続端子との接触不良による電池電圧の低下を報知する。【選択図】図6

Description

本発明は、ガス調理器に関し、更に詳しくは、電池を電源として使用するガス調理器に関する。
従来、電池と、該電池から電力が供給されて動作する負荷とを備え、電池の電圧を測定し、電池電圧が所定電圧以下の場合に、電池の交換時期であるとして報知するガス器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−148425号公報
上記特許文献1では、測定した電池電圧から電池の内部抵抗及び接触抵抗を含む電池抵抗値を算出し、この電池抵抗値に基づいて、電池の交換時期を判定して報知するようにしている。
このように電池の内部抵抗と接触抵抗とを区別することなく、両抵抗を含む電池抵抗値に基づいて、電池の交換時期を判定する特許文献1では、電池が新品に近い状態であるにも関わらず、例えば、電池と該電池が収納される電池ケースの端子との接触不良によって、接触抵抗が上昇すると、負荷を駆動した場合の電池電圧の低下が大きくなり、電池の交換時期であると誤判定されることがある。すなわち、電池の寿命が到来していないにも関わらず、電池と電池ケースの端子との接触不良による接触抵抗の上昇に起因する電池電圧の低下によって、電池寿命が到来したと誤判定することがある。
このように電池と電池ケースの端子との接触不良に起因する電池電圧の低下を、電池寿命による電池電圧の低下であると誤判定し、電池の交換時期であるとして報知すると、ユーザは、新しい電池、または、使用して間もない電池であるにも関わらず、その電池を破棄して別の新しい電池に交換してしまい、電池を無駄にしてしまう場合がある。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、電池と端子との接触不良に起因する電池電圧の低下を報知できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明に係るガス調理器は、バーナと、前記バーナを点消火するために操作される操作部と、電池を電源として動作する負荷と、前記操作部の操作に基づいて、前記バーナの燃焼を制御すると共に、前記負荷への通電を制御して該負荷の動作を制御する制御部と、前記電池の電圧を検出する電池電圧検出部と、前記制御部によって制御されて、電池の電圧の低下を報知する報知部と、前記電池の各電極に当接する接続端子とを備え、
前記電池からの電力が、前記接続端子を介して前記負荷及び前記制御部に供給されるものであり、前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値より高い場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記報知部によって、前記電池と前記接続端子との接触不良による電池電圧の低下を報知する。
本発明に係るガス調理器によれば、負荷に通電していない状態での電池電圧が、新しい電池、または、使用間もない電池(以下、新しい電池と呼称する)の電池電圧として想定される第1閾値より高い場合、すなわち、電池が新しい(または、使用して間もない)場合に、前記負荷に通電したときの電池電圧が、電池と接続端子との接触不良が生じていなければ、それ以下にはならないと想定される第2閾値以下になったときには、電池と接続端子との接触不良に起因する接触抵抗の上昇によって電池電圧が大きく低下したとして、接触不良の報知を行う。
このように電池と接続端子との接触不良を報知できるので、ユーザは、接触不良に対応した措置をとることができ、例えば、電池の各電極や電池ケースの接続端子等を清掃してゴミや汚れを除去し、電池を適正にセットし直すことによって接触不良を解消することができる。
また、電池と接続端子との接触不良による電池電圧の低下を、電池寿命が到来したとして誤判定して、誤った報知を行うことがない。これによって、ユーザが、新しい電池であるにも関わらず、その電池を破棄して別の新しい電池に交換して電池を無駄にするのを防止することができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値以下である場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記報知部によって、前記電池の残量低下による電池電圧の低下を報知する。
この実施態様によると、負荷に通電していない状態の電池電圧が、新しい電池の電池電圧として想定される第1閾値以下である場合には、新しい電池ではなく、消耗した電池である。この消耗した電池の、前記負荷に通電したときの電池電圧が、第2閾値以下になったときには、前記電池の残量低下による電池電圧の低下であるとして報知する。
この電池の残量低下による報知を、電池寿命が到来したことを示す報知に利用することができ、ユーザは、電池寿命が到来したことを示す報知によって電池を新しい電池に交換することができる。
(3)本発明の他の実施態様では、前記制御部は、前記報知部によって、前記電池と前記接続端子との接触不良による電池電圧の低下と、前記電池の残量低下による電池電圧の低下とを、異ならせて報知させる。
この実施態様によると、接触不良による電池電圧の低下と、電池の残量低下による電池電圧の低下とを、異ならせて報知するので、ユーザは、接触不良による報知であるのか、あるいは、電池の残量低下による報知であるのかを知ることができ、報知内容に応じた適切な措置をとることができ、利便性が向上する。
(4)本発明の他の実施態様では、前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値より高い場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記バーナの燃焼及び前記負荷への通電を禁止する。
この実施態様によると、第2閾値を、制御部を構成するマイクロコンピュータの作動限界より少し高く設定しておくことによって、負荷に通電していない状態の電池電圧が第1閾値より高い場合、すなわち、新しい電池である場合に、負荷に通電したときの電池電圧が、第2閾値以下になったとき、すなわち、制御部を構成するマイクロコンピュータの作動限界付近の電圧になったときには、バーナの燃焼及び負荷への通電を禁止するので、制御部が、負荷を適切に制御できずに誤作動するのを防止することができる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値以下である場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記バーナの燃焼及び前記負荷への通電を禁止する。
この実施態様によると、第2閾値を、制御部を構成するマイクロコンピュータの作動限界より少し高く設定しておくことによって、負荷に通電していない状態の電池電圧が第1閾値以下である場合、すなわち、消耗した電池である場合に、負荷に通電したときの電池電圧が、第2閾値以下になったときとき、すなわち、制御部を構成するマイクロコンピュータの作動限界付近の電圧になったときには、バーナの燃焼及び負荷への通電を禁止するので、制御部が、負荷を適切に制御できずに誤作動するのを防止することができる。
本発明によれば、負荷に通電していない状態での電池電圧が、新しい電池の電池電圧として想定される第1閾値より高い場合、すなわち、電池が新しい場合に、負荷に通電したときの電池電圧が、電池と接続端子との接触不良が生じていなければ、それ以下にはならないと想定される第2閾値以下になったときには、電池と接続端子との接触不良に起因する接触抵抗の上昇によって電池電圧が大きく低下したとして、接触不良の報知を行うので、ユーザは、接触不良に対応した措置をとることができ、例えば、電池の各電極や電池ケースの接続端子等を清掃してゴミや汚れを除去し、電池を適正にセットし直すことによって接触不良を解消することができる。
また、電池と接続端子との接触不良による電池電圧の低下を、電池寿命が到来したとして誤判定して、誤った報知を行うことがないので、ユーザが、新しい電池であるにも関わらず、その電池を破棄して別の新しい電池に交換して電池を無駄にするのを防止することができる。
本発明の一実施形態のガスコンロの全体斜視図である。 図1のガスコンロの調理設定部の正面図である。 図1のガスコンロのコンロバーナおよびグリルバーナへのガス供給の説明図である。 図1のガスコンロの要部のブロック図である。 電池と接続端子との接触不良が生じていない場合の新品の電池及び消耗した電池の電池電圧の変化の例を示す図である。 電池と接続端子との接触不良が生じている場合の新品の電池の電池電圧の変化の例を示す図である。 図1のガスコンロの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るガス調理器としてのガスコンロを説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るガスコンロ1の全体斜視図であり、このガスコンロ1は、コンロ部とグリル部とを備えたビルトイン型のガスコンロである。
このガスコンロ1の天面部を構成するトッププレート11には、複数の加熱部2が設けてある。本実施形態では、図1に示すように、向かって左側および右側に加熱部2として高火力のコンロバーナ31を備えたコンロ部2aが設けてある。トッププレート11の上面には、各コンロバーナ31を中心にして五徳21が設けてあり、前記コンロバーナ31と五徳21と、点火装置23及び点火検知装置24(図3参照)とで、加熱部2としてのコンロ部2aが構成される。
また、ガスコンロ1には、加熱部2としてのグリル部2bが設けてある。この実施形態のグリル部2bは、片面グリルであり、ガスコンロ1の本体内の中央部に形成されるグリル庫と、グリル庫内に設けられるグリル上バーナ29(図3参照)と、点火装置23及び点火検知装置24とで構成され、グリル部2bの前端は、ガスコンロ1の前面部12に開口していてグリル扉28によって開閉自在に閉塞される。
点火装置23は、イグナイタ(図示せず)で発生させる高圧パルスにより、コンロバーナ31及びグリル上バーナ29の燃料ガスの吐出口に設けられる点火プラグに放電を起こさせて点火するもので、イグナイタは後述の図4の制御部5により制御される。
点火検知装置24は、コンロバーナ31及びグリル上バーナ29に設けられる熱電対からなるもので、点火されると火炎の熱により発生する熱起電力が制御部5に認識される。
グリル扉28の両側には、図1に示すように、グリル扉28と共にガスコンロ1の前面部12を構成する前面パネルP1、P2が設けてある。左側の前面パネルP1の上側には、左側のコンロバーナ31を点火及び消火するための点消火ボタン14aが設けてあり、右側の前面パネルP2の上側には、グリル上バーナ29を点火及び消火するための点消火ボタン14b、右側のコンロバーナ31を点火及び消火するための点消火ボタン14cとが設けてある。また前面部12には、各加熱部2の加熱量を調節するために操作される火力調節レバー15(15a〜15c)が、操作部としての各点消火ボタン14(14a〜14c)の上方にそれぞれ設けてある。
ガスコンロ1の左側の前面パネルP1の下側には、図2に示すように、コンロ用の調理設定部7が設けられ、ガスコンロ1の右側の前面パネルP2の左下には、グリル用の調理時間を設定するタイマー設定部8が設けられている。また、ガスコンロ1の右側の前面パネルP2の右下には、制御部5を構成するマイクロコンピュータや各種の負荷の電源となる電池が収容される電池ケース13が設けられている。
コンロ用の調理設定部7は、図2に示すように、揚げもの、炊飯、湯わかしの自動調理のメニューを設定するための設定部や表示部を備えると共に、調理時間を設定するためのプラスキー71a及びマイナスキー71bからなるタイマー入力部71と、タイマー表示部72とを備えている。自動調理では、設定した温度に維持されるように、バーナの火力を自動調整する温調モードを設定することができる。
図3は、ガスコンロ1のコンロバーナ31およびグリル上バーナ29へのガス供給の説明図である。
元ガス流路18は、各バーナ31,29用のガス流路61に分岐されており、分岐されたガス流路61には、上流側より安全弁62、メイン弁63が設けてある。メイン弁63の下流側は、大火用の流路61cと小火用の流路61dとが並列に設けてあり、大火用の流路61cにラッチ式電磁弁17が設けてあり、小火用の流路61dには、オリフィスof2が設けてある。
この実施形態では、ラッチ式電磁弁17は、各バーナ31,29に、それぞれ燃料ガスを供給するガス流路61にそれぞれ設けられた開閉弁であって、その開閉が、制御部5によって制御されて燃料ガスの供給遮断を行う。
ラッチ式電磁弁17の下流側と、オリフィスof2の下流側とで、大火用の流路61cと小火用の流路61dとが合流し、更にその下流側には、火力調節レバー15と連動する流量制御弁65が設けてある。
なお、ラッチ式電磁弁17は、開弁方向の極性のパルス電流の通電により開弁状態に移行し、その後は通電を停止した後にも開弁状態を維持し、閉弁方向の極性(開弁用とは逆極性)のパルス電流の通電により閉弁状態に移行し、その後は通電を停止した後にも閉弁状態を維持する。
安全弁62は、点火検知装置24により火炎が検知されている場合にのみ制御部5により開弁状態が維持され、火炎が検知されなくなると、制御部5により閉弁状態に移行する。これにより、煮こぼれや風により立ち消えが起こって点火検知装置24により火炎が検知されなくなった場合に、燃料ガスの流出が防止される。
この実施形態では、各バーナ31,29にそれぞれ対応する各ラッチ式電磁弁17は、消火時には、次回の点火の際に、強火で安定確実に点火できるように、開弁方向に通電されて開弁状態となるように、制御部5により制御される。
コンロバーナ31、グリル上バーナ29の点火を行うには、対応する点消火ボタン14を押し操作する。これによって、対応する安全弁62及びメイン弁63が開弁状態となり、既に開弁状態となっているラッチ式電磁弁17を介して燃料ガスが、対応するコンロバーナ31、グリル上バーナ29に供給されて点火される。
コンロバーナ31、グリル上バーナ29の消火を行うには、対応する点消火ボタン14を押し操作する。これによって、メイン弁63が閉止して消火し、安全弁62が閉止する。更に、ラッチ式電磁弁17は、次回の点火のために、開弁方向に通電されて開弁状態となるように、制御部5により制御される。
図4は、この実施形態の要部のブロック図である。
この実施形態のガスコンロ1は、上記電池ケース13に収容された内部抵抗rの電池4と、この電池4を電源として動作して、各部を制御する制御部5と、電池4の電圧を検出する電池電圧検出部6と、電池4によって動作する負荷、例えば、上記のラッチ式電磁弁17等の電磁弁や点火用のイグナイタといった各種の電気部品10と、電池の交換を要求する「電池警報」、あるいは、接触不良を示す「接触不良警報」を報知する報知部9とを備えている。電池4の正極及び負極の各電極と、これら各電極に当接する電池ケース13の各接続端子(図示せず)との間には、接触抵抗Ra,Rbが生じる。
制御部5は、電池電圧検出部6からの検出信号S1に基づいて、電池電圧を監視する。負荷である電気部品10の駆動を制御する制御部5は、電気部品10に対して駆動信号S2を出力する一方、電気部品10から動作信号S3が入力される。
また、制御部5は、駆動信号S4によって報知部9の駆動を制御する。
この実施形態では、電池4の電池電圧を監視し、負荷である電気部品10を駆動したときの電池電圧の低下が、電池残量の低下によるものであるか、あるいは、電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良に起因する接触抵抗Ra,Rbの上昇によるものであるかを判定し、上記のように電池交換を要求する「電池警報」、あるいは、接触不良を示す「接触不良警報」を、報知部9によって報知するようにしている。
ここで、電池4と電池ケース13の接続端子との接触が正常である場合と、電池4と電池ケース13の接続端子との接触が不良である場合とについて、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、電池4と電池ケース13の接続端子との接触が正常である場合の電池電圧の変化の例を示すものである。同図において、電池電圧Vnは、新品の電池の電圧の変化の例を、電池電圧Veは、消耗した電池の電圧の変化の例をそれぞれ示している。
電池4は、電池ケース13内に、1.5Vの乾電池2本を直列接続状態で収容されて構成され、負荷である電気部品10を駆動していない無負荷時の新品の電池4の電圧は、例えば、3.0Vである。
第1閾値L1は、無負荷時に新しい電池の電池電圧として想定される電圧値であり、この例では、2.8Vである。
第2閾値L2は、電池が新しい場合に、負荷である電気部品10に通電したときに、電池と接続端子との接触不良が生じていなければ、それ以下にはならないと想定される電圧値である。
この実施形態では、この第2閾値L2を、制御部5を構成するマイクロコンピュータの作動限界より少し高い電圧値としており、この例では、2.0Vである。電池電圧が、負荷の駆動によって降下し、その電圧降下値が、第2閾値以下になったときには、制御部5は、負荷を適切に制御できずに誤作動する虞があるので、制御部5は、バーナ29,31の点火や燃焼及び負荷の駆動を禁止すると共に、報知部9を駆動して、直ちに電池を交換することを要求する電池警報を報知する。
図5に示されるように、負荷である電気部品10を駆動していない無負荷時における新品の電池4の電池電圧Vnは、例えば、3.0Vであって、第1閾値L1である2.8Vを上回っている。この状態で、負荷である電気部品10を駆動する、例えば、第1の時点t1から第2の時点t2に亘って負荷、例えば、イグナイタに通電して点火動作を行うと、新品の電池4の電池電圧Vnは、降下する。このとき電池電圧Vnの降下は小さく、電圧降下値は、第1閾値L1である2.8Vを上回るか、あるいは、第1閾値L1を下回るものの、第2閾値L2である2.0Vを下回ることはない。
電池4が使用によって消耗してくると、電池4の電池電圧は低下し、消耗した電池4の電池電圧Veは、負荷である電気部品10を駆動していない無負荷時には、例えば、2.2Vであり、第2閾値L2である2.0を上回っている。この状態で、負荷である電気部品10を駆動する、例えば、第3の時点t3から第4の時点t4に亘って負荷、例えば、イグナイタに通電して点火動作を行うと、消耗した電池4の電池電圧Veは降下し、電圧降下値は、第2閾値L2を下回る。
電池電圧Veの電圧降下値が、第2閾値L2を下回ると、制御部5は、負荷である電気部品10を適切に制御することができず、誤作動の虞があるとして、バーナ29,31の点火を禁止し、バーナ29,31が燃焼中である場合には、バーナ29,31へのガスの供給を停止して、バーナ29,31の燃焼を停止させると共に、電気部品10の駆動を禁止する、すなわち、ガスコンロ1を使用不可の状態とする。更に、直ちに電池交換を要求する電池警報を報知するために報知部9を駆動する。これによって、報知部9は、例えば、電池交換ランプを点滅させ、ブザーを、例えば、「ピー」と一度鳴動させる。
これによって、ユーザは、電池寿命が到来し、直ちに電池交換が必要であることを認識し、電池4を新しい電池に交換する。
次に、電池4と電池ケース13の接続端子との接触が不良である場合について、図6を参照して説明する。この図6は、電池4と電池ケース13の接続端子との接触が不良である場合の新品の電池の電池電圧Vnの変化の例を示すものである。
電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良は、例えば、電池4の交換時に、電池4の各極や電池ケース13の接続端子にゴミや汚れが付着したり、電池ケース13へ電池4が適正にセットされなかったり、電池ケース3の接続端子に被膜が形成されたりするなどして生じる。
電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良が生じると、新品の電池では、図6に示されるように、負荷である電気部品10を駆動していない無負荷時における電池電圧Vnは、接触不良が生じていない場合と殆ど変わらない電圧、例えば、3.0Vであって、第1閾値L1である2.8Vを上回っている。
この状態で、負荷である電気部品10を駆動する、例えば、第1の時点t1から第2の時点t2に亘って負荷、例えば、イグナイタに通電して点火動作を行うと、電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良によって接触抵抗が上昇しているために、負荷の駆動による新品の電池4の電池電圧Vnの電圧降下は大きくなる。このとき、電池電圧Vnの電圧降下値は、第1閾値L1を下回って、第2閾値L2である2.0V以下となる。
このように電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良が生じると、接触抵抗が上昇しているために、負荷駆動時の新品の電池4の電池電圧の電圧降下値が、第2閾値値L2以下となる。
このように電池電圧Vnの電圧降下値が、第2閾値以下になったときには、接触不良の警報を報知するために報知部9を駆動する。この報知は、電池交換を要求する上記の電池警報とは異なる態様で行う。例えば、報知部9は、電池交換ランプを点滅させ、ブザーを、例えば、「ピー」、「ピー」。「ピー」と繰り返し鳴動させる。
また、電池電圧Vnの電圧降下値が、第2閾値L2以下になると、制御部5は、負荷である電気部品10を適切に制御することができず、誤作動の虞があるとして、バーナ29,31の点火を禁止し、バーナ29,31が燃焼中である場合には、バーナ29,31へのガスの供給を停止して、バーナ29,31の燃焼を停止させると共に、電気部品10の駆動を禁止する。
この接触不良の報知によって、ユーザは、接触不良に対応した措置をとることができ、例えば、電池4の各極や電池ケース13の接続端子を清掃してゴミや汚れを除去し、電池4を、電池ケース13に適正にセットし直す。
これによって、電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良が解消され、上記図5に示される正常な接触状態となる。
図7は、上記の電池電圧の監視制御のフローチャートである。
負荷である電気部品10を駆動していない無負荷時の電池電圧を測定し(ステップS1)、測定した無負荷時の電池電圧が、第2閾値L2以下であるか否かを判断する(ステップS2)。無負荷時の電池電圧が、第2閾値L2以下であるときには、上記のように、制御部5は、負荷である電気部品10を適切に制御することができず、誤作動の虞があるので、直ちに電池を交換することを要求する電池警報を報知すると共に、バーナ29,31の点火を禁止し、あるいは、バーナ29,31が燃焼中である場合には、バーナ29,31へのガスの供給を停止して、バーナ29,31の燃焼を停止させて、ガスコンロ1を使用できない状態にして処理を終了する(ステップS3)。
上記ステップS2で、無負荷時の電池電圧が、第2閾値L2以下でないときには、無負荷時の電池電圧が、第1閾値L1以下であるか否かを判断し(ステップS4)、無負荷時の電池電圧が、第1閾値L1以下であるときには、電池は消耗しており、負荷である電気部品10を駆動して、負荷駆動時の電池電圧を測定する(ステップS5)。
このステップS5における負荷の駆動は、強制的に行ってもよいが、例えば、ユーザによる点火操作に応答して負荷であるイグナイタを駆動したり、電磁弁を駆動する、あるいは、設定温度を維持するようにバーナの火力を自動調整する温調モードでの調理中において、火力を自動調整するために、電磁弁を駆動するといったように、必要なときに行うようにしてもよい。
次にステップS5で測定した負荷駆動時の電池電圧の電圧降下値が、第2閾値L2以下であるか否かを判断し(ステップS6)、負荷駆動時の電池電圧の電圧降下値が、第2閾値L2以下であるときには、消耗した電池の負荷駆動時の電池電圧が第2閾値以下になったとしてステップS3に移る。ステップS3では、電池寿命であるとして、直ちに電池を交換することを要求する電池警報を報知すると共に、バーナ29,31の点火を禁止し、あるいは、バーナ29,31が燃焼中である場合には、バーナ29,31へのガスの供給を停止して、バーナ29,31の燃焼を停止させて、ガスコンロ1を使用できない状態にして処理を終了する。
上記ステップS6で、負荷駆動時の電池電圧が、第2閾値L2以下でないときには、処理を終了する。
上記ステップS4で、無負荷時の電池電圧が、第1閾値L1以下でないとき、すなわち、無負荷時の電池電圧が、第1閾値L1より高いときには、新しい電池であるとして、ステップS7に移り、負荷である電気部品10を駆動して、負荷駆動時の電池電圧を測定する。
このステップS7における負荷の駆動は、上記ステップS5と同様であり、強制的に行ってもよいが、例えば、ユーザによる点火操作に応答して負荷であるイグナイタを駆動したり、電磁弁を駆動する、あるいは、設定温度を維持するようにバーナの火力を自動調整する温調モードでの調理中において、火力を自動調整するために、電磁弁を駆動するといったように、必要なときに行うようにしてもよい。
次にステップS7で測定した負荷駆動時の電池電圧の電圧降下値が、第2閾値L2以下であるか否かを判断し(ステップS8)、負荷駆動時の電池電圧の電圧降下値が、第2閾値L2以下であるときには、新しい電池であるにも関わらず、電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良による接触抵抗の上昇によって、負荷駆動時の電池電圧の降下が大きく、電圧降下値が、第2閾値L2以下になったとしてステップS9へ移る。
ステップS9では、電池4と電池ケース13の接続端子との接触不良の警報を報知する。同時に、バーナ29,31の点火を禁止し、あるいは、バーナ29,31が燃焼中である場合には、バーナ29,31へのガスの供給を停止して、バーナ29,31の燃焼を停止させて、ガスコンロ1を使用できない状態にして処理を終了する(ステップS9)。
上記ステップS8で、負荷駆動時の電池電圧が、第2閾値L2以下でないときには、処理を終了する。
このようにして本実施形態によれば、無負荷時の電池電圧が、第1閾値L1より高い場合、すなわち、新しい電池である場合には、負荷を駆動したときの電池電圧の電圧降下値が、第2閾値L2以下になるか否かを判断し、第2閾値L2以下になったときには、新しい電池であって、電池寿命は到来していないので、電池と接続端子との接触不良に起因する接触抵抗の上昇によって、負荷駆動時に大きな電池電圧の降下が生じたとして、電池と接続端子との接触不良を報知する。
これによって、ユーザは、接触不良に対応した措置をとることができ、例えば、電池の各電極や接続端子等を清掃してゴミや汚れを除去し、電池を適正にセットし直して接触不良を解消することができる。
したがって、上記特許文献1のように、電池の寿命が到来していないにも関わらず、電池と電池ケースの端子との接触不良による接触抵抗の上昇に起因する電池電圧の低下によって、電池寿命が到来したと誤判定して報知するのが防止される。これによって、ユーザが、電池寿命が到来していない新しい電池を破棄して、別の新しい電池に交換するのを防止することができ、電池を無駄にすることがない。
また、接触不良の警報の報知と、電池の交換を要求する電池警報の報知とは、異なるので、ユーザは、それぞれに適切に対応することができ、利便性が向上する。
上記実施形態では、接触不良であるか否かを判定するための第2閾値L2を、
制御部5を構成するマイクロコンピュータの作動限界より少し高い電圧値として、電池交換のための閾値と兼用したが、第2閾値L2は、電池交換のための閾値より高い別の閾値としてもよい。
上記実施形態では、消耗した電池の負荷駆動時の電池電圧の電圧降下値が、第2閾値以下なったときには、直ちに電池交換を要求する電池警報を報知すると共に、ガスコンロ1を使用できない状態にしたが、この構成に加えて、第2閾値L2よりも高い第3閾値、例えば、2.1Vを設定し、消耗した電池の負荷駆動時の電池電圧の電圧降下値が、この第3閾値以下になったときに、電池の交換を促す警報を報知する、すなわち、上記電池警報よりも前に前警報を報知できるようにしてもよい。
1 ガスコンロ
4 電池
5 制御部
6 電池電圧検出部
9 報知部
10 電気部品(負荷)
14 点消火ボタン(操作部)

Claims (5)

  1. バーナと、
    前記バーナを点消火するために操作される操作部と、
    電池を電源として動作する負荷と、
    前記操作部の操作に基づいて、前記バーナの燃焼を制御すると共に、前記負荷への通電を制御して該負荷の動作を制御する制御部と、
    前記電池の電圧を検出する電池電圧検出部と、
    前記制御部によって制御されて、電池の電圧の低下を報知する報知部と、
    前記電池の各電極に当接する接続端子とを備え、
    前記電池からの電力が、前記接続端子を介して前記負荷及び前記制御部に供給されるものであり、
    前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値より高い場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記報知部によって、前記電池と前記接続端子との接触不良による電池電圧の低下を報知する、
    ことを特徴するガス調理器。
  2. 前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値以下である場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記報知部によって、前記電池の残量低下による電池電圧の低下を報知する、
    請求項1に記載のガス調理器。
  3. 前記制御部は、前記報知部によって、前記電池と前記接続端子との接触不良による電池電圧の低下と、前記電池の残量低下による電池電圧の低下とを、異ならせて報知させる、
    請求項2に記載のガス調理器。
  4. 前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値より高い場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記バーナの燃焼及び前記負荷への通電を禁止する、
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のガス調理器。
  5. 前記制御部は、前記負荷に通電していない状態で、前記電池電圧検出部によって検出される電池電圧が、第1閾値以下である場合に、前記負荷に通電したときの前記電圧検出部によって検出される電池電圧が、前記第1閾値より低い第2閾値以下になったときには、前記バーナの燃焼及び前記負荷への通電を禁止する、
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載のガス調理器。
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