JP2009017992A - 食材炒め機 - Google Patents

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Setsu Nakai
節 中井
Yoshinori Nakagawa
義則 中川
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Nakai Kikai Kogyo KK
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Abstract

【課題】焦げ付きやベタツキのない炒め調理品を熱効率良く得られるようにする。
【解決手段】据付けフレーム(F)の天板(2)に受け止め支持されたほぼ半球形の食材収容鍋(P)と、その食材収容鍋(P)を下方から加熱する加熱源(26)と、上記円形に開口した食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断する一定長さの羽根軸(46)と、その羽根軸(46)の基端部に伝動連結された回転駆動モーター(55)と、同じく羽根軸(46)の中間部へ直かに又は枝軸(79)を介して間接的に枢着されることにより、上記食材収容鍋(P)の底面へ弾圧的にフイットする食材掻き取り羽根(84)の複数とを備え、上記食材収容鍋(P)の加熱中に羽根軸(46)を回転駆動して、その羽根軸(46)の食材掻き取り羽根(84)により食材を繰り返し掻き上げ落下させるように定めた。
【選択図】図5

Description

本発明は焼き飯(チャーハン)や焼きそば、野菜炒めなどの調理に有効な業務用の食材炒め機に関する。
この種業務用の食材炒め機としては、特開2001−78896号発明のような横向き開口するドラム状の鍋を、水平軸線廻りに回転させる型式と、特開2001−340225号発明のような上向き開口する平底鍋を、垂直軸線廻りに回転させる型式とが公知である。
特開2001−78896号公報 特開2001−340225号公報
ところが、前者の食材炒め機では、その回転ドラム式鍋(1)が開口部(1b)の横向きとして、しかも先細テーパー部(1a)によって縮径されているため、加熱中に食材から蒸発する水分や油分がすばやく円滑に放出されず、その鍋(1)の内部が食材の蒸し庫となる。その結果、炒め調理品が油分や水分の残溜したベタツキ状態に仕上がってしまうのである。
又、上記回転ドラム式鍋(1)の横向き開口部(1b)は狭小な開口面積を有し、しかもその鍋(1)の内部には回転軸(14)と掻取り羽根(18)が存在するため、たとえ開口部(1b)の下になる前下がり状態に傾斜させても、鍋(1)の内部から炒め調理品を取り出したり、又その鍋(1)の内部を清掃作業したりすることが、著しく困難であって、取り扱い上の利便性に劣る。
他方、後者の食材炒め機では鍋(1)の内部を、その回転半径長さ分だけ攪拌部(3)が仕切る状態にあり、その攪拌部(3)は攪拌軸(31)と多数の攪拌棒(32)とから成る言わば攪拌車として、回転されるようになっているため、食材が麺類やスパゲッティーなどの細長いものである場合には、攪拌車へ巻き付いて、その局部的に過熱されることとなり、全体の均一な炒め状態を効率良く得ることができない。
又、炒め終えた調理品はやはり上記攪拌車に絡らみ付くため、たとえ鍋(1)を揺動させたり、傾けたりしたとしても、その炒め調理品を自づとすばやく鍋(1)から取り出すことも不可能である。
それにもまして、上記公知発明の何れも鍋の回転駆動機構と、掻取り羽根や攪拌車の回転駆動機構とを装備させなければならないため、その必要機構として著しく複雑・高価となり、未だ実用性に問題がある。
本発明はこのような諸問題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では据付けフレームの天板に受け止め支持されたほぼ半球形の食材収容鍋と、その食材収容鍋を下方から加熱する加熱源と、上記円形に開口した食材収容鍋の直径線上に沿って横断する一定長さの羽根軸と、その羽根軸の基端部に伝動連結された回転駆動モーターと、同じく羽根軸の中間部へ直かに又は枝軸を介して間接的に枢着されることにより、上記食材収容鍋の底面へ弾圧的にフイットする食材掻き取り羽根の複数とを備え、
上記食材収容鍋の加熱中に羽根軸を回転駆動して、その羽根軸の食材掻き取り羽根により食材を繰り返し掻き上げ落下させることを特徴とする。
又、請求項1に従属する請求項2の構成では、食材収容鍋における円形な開口上縁部の一半位置から、食材掻き上げ誘導用の円弧カバー壁を内向きのオーバーハング状態に曲げ起すことにより、
羽根軸の食材掻き取り羽根が食材をその円弧カバー壁に沿って、掻き上げ誘導し得るように規制する一方、
同じく食材収容鍋における円形な開口上縁部の他半位置を、上記食材掻き取り羽根の導入舌片として外開き円弧状に曲げ出したことを特徴とする。
同じく請求項1に従属する請求項3の構成では、羽根軸の基端部へ抜き差し自在に差し込み一本化した入力軸と、その回転駆動モーターからの出力軸とを同一平面上での直角な交叉関係として、ベベルギヤ機構により伝動連結すると共に、
そのベベルギヤ機構を内蔵したギヤケースを据付けフレームへ、上記出力軸の水平な軸線廻りでの起伏操作自在に枢着して、
上記羽根軸を食材収容鍋の直径線上に沿って横断する伏倒姿勢の使用状態から、その食材収容鍋の外側へ起し上げ退避させることができるように定めたことを特徴とする。
請求項1に従属する請求項4の構成では、複数の鍋ロックピンが上向き一体的に垂立する鍋受け座板を据付けフレームへ、羽根軸と平行に延在する水平な支点ピンによって、起伏的な回動自在に枢着する一方、
食材収容鍋の円周面から外向き一体的に張り出す水平な円形の支持フランジに開口分布された複数のキー孔を、上記鍋受け座板の鍋ロックピンへ上方から係脱自在に係止させて、
上記鍋受け座板を上記支点ピンの廻りに立て起すことにより、その転倒姿勢の食材収容鍋から炒め調理品を取り出せるように定めたことを特徴とする。
請求項1に従属する請求項5の構成では、羽根軸を食材収容鍋の直径線上に沿い横断する水平なストレート軸として、
そのストレート軸の中間部から複数の枝軸を放射対称となる方向へ、且つほぼ一定の間隔ピッチを保つ位相変化した配列として一体的に張り出すと共に、
その各枝軸の張り出し先端部へ食材掻き取り羽根を、食材収容鍋の底面へ常時弾圧的に押し付けられる付勢状態として枢着したことを特徴とする。
請求項1に従属する請求項6の構成では、羽根軸を食材収容鍋の直径線上に沿って横断しつつも、その食材収容鍋の底面に沿い円弧状に弯曲するクランク軸として、
そのクランク軸の中間部へ複数の食材掻き取り羽根を、上記食材収容鍋の底面へ常時弾圧的に押し付けられる付勢状態として枢着したことを特徴とする。
請求項1に従属する請求項7の構成では、羽根軸の先端部を据付けフレームへ、合計4個のベアリングから囲まれるクランプ機構によって、回転自在に軸受けしたことを特徴とする。
更に、請求項1に従属する請求項8の構成では、各食材掻き取り羽根をフッソ樹脂板やその他の硬質な合成樹脂板とし、その羽根軸による回転進行方向の前側板面を食材掬い上げ傾斜面として、食材収容鍋の底面と鈍角に交叉させたことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、食材収容鍋が所謂中華鍋と同様な上向き全開するほぼ半球形をなし、その円形な開口上縁部の直径線上に沿い横断する羽根軸を回転駆動して、その食材収容鍋の底面へ弾圧的に押し付けられた食材掻き取り羽根の複数により、食材の掻き上げと落下・反転を繰り返すようになっているため、上記鍋に対する食材の焦げ付きや羽根に対する食材の巻き付きなどが起らず、その食材の水分や油分も空中にて自づと効率良く蒸発させることができ、ベタツキのない均一な炒め調理品を得られる効果がある。
又、食材収容鍋は据付けフレームに受け止め支持された固定状態にあり、これに対して食材掻き取り羽根の羽根軸だけが回転駆動されるようになっているため、冒頭に述べた公知発明と比較して、著しく簡素な必要構成で足りるのであり、量産効果の達成と保守点検の容易化などに役立つ。
特に、請求項2の構成を採用するならば、食材収容鍋の開口上縁部から内向きのオーバーハング状態に曲げ起された食材掻き上げ誘導用円弧カバー壁に沿って、食材掻き取り羽根の回転による食材の掻き上げ作用を円滑に洩れなく実行することができ、その食材を言わば上死点から確実に落下・反転させて、炒め調理を効率良く促進し得る効果がある。
請求項3の構成を採用するならば、羽根軸とその回転駆動モーターとが同一平面上でのベベルギヤ機構を介して伝動連結されているため、そのギヤケースを据付けフレームへ枢着することにより、上記回転駆動モーターからの出力軸と同じ水平な軸線を回動中心線として、上記羽根軸を食材収容鍋に横断する伏倒姿勢の使用状態から、その食材収容鍋の外側へ起し上げ退避させることができ、炒め終えた調理品の取り出し作業や、食材収容鍋の清掃作業などを容易に行なえる効果がある。
請求項4の構成を採用するならば、食材収容鍋が上方から搭載状態に係止された鍋受け座板を、据付けフレームから水平な支点ピンの廻りに立て起し、その横向き転倒した姿勢の食材収容鍋から炒め調理品を、別個な受け入れ容器へ滑り落す如く簡便に取り出せる効果があり、その作業性の向上に役立つ。
しかも、上記鍋受け座板から食材収容鍋を取りはずすこともできるため、その清掃作業をますます便利良く行なえることになる。
又、請求項5の構成を採用するならば、ほぼ半球形の食材収容鍋を採用しつつも、その内部の食材を複数の食材掻き取り羽根により、悉く確実に掻き上げ落下・反転させることができ、全体的な均一の炒め調理品を効率良く得られる効果がある。
他方、請求項6の構成を採用するならば、そばやうどん、スパゲッティなどの細長い食材でも、その羽根軸への宙吊り状態に引っ掛かることなく、確実に落下・反転させることができ、やはり均一に加熱された炒め調理品を得られる。
請求項7の構成を採用するならば、羽根軸の先端部をクランプ機構によって、回転自在に安定良く軸受けすることができ、その使用中における不慮な浮上を防止し得る効果がある。
更に、請求項8の構成を採用するならば、その硬質な合成樹脂板から成る食材掻き取り羽根により、ほぼ半球形をなす食材収容鍋の底面から、食材をますます円滑に洩れなく掬い上げて、落下・反転させることができ、その食材掻き取り羽根自身の耐用性と衛生効果にも優れる。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜4はその食材炒め機の全体を示しており、(F)は作業床への据付けフレームであって、金属板から一定な大きさ(例えば幅:約550mm×奥行:約790mm×高さ:約800mm)のほぼ直方体に枠組み一体化されている。
(1)はその据付けフレーム(F)の天板(2)から上向き一体的に垂立する鍋受け止め口筒、(3)は同じく底桟板(4)の4隅部を支持する複数のネジ脚柱であり、これによって据付け高さや水平度を調整できるようになっているが、これに代るキャスターが底桟板(4)の4隅部へ軸支されることもある。
(M)は上記据付けフレーム(F)における枠内の上部に位置しつつ、その左右両側板(5)に固定支持された火床(ガスかまど)であって、図5、6のような食材収容鍋(P)を包囲する金属板の内筒(6)と、その内筒(6)を包囲する同じ金属板の外筒(7)とから成る二重構造に造形されている。
(8)は熱しやすく冷めやすい非蓄熱性の内側断熱ライニング層であって、セラミックファイバーなどの焼成体から成り、上記火床(M)の内筒(6)へ嵌め付け固定されることにより、その内部空間をガス燃焼室(R)として画定している。(9)はその内筒(6)と内側断熱ライニング層(8)との上部位置へ、点在分布状態に貫通形成された多数の排気孔を示している。
他方、(10)はやはり熱しやすく冷めやすいセラミックファイバーなどの非蓄熱性外側断熱ライニング層であって、上記火床(M)における天板(2)やその鍋受け止め口筒(1)並びに外筒(7)へ裏打ち一体化されることにより、これと上記内筒(6)との向かい合う内外相互間に、上記排気孔(9)と連通する排気ジャケット(J)を区画している。
しかも、その排気ジャケット(J)と連通する集中排気管路(11)が、上記外筒(7)の上部から後向き一体的に張り出されており、更にその集中排気管路(11)からは排気ダクト(煙突)(12)が、上記据付けフレーム(F)よりも背高く一体的に垂立されている。(13)はその集中排気管路(11)に裏打ち一体化された非蓄熱性の断熱ライニング層、(14)は排気ダクト(12)を包囲する非蓄熱性の断熱カバー層であり、その何れも熱しやすく冷めやすいセラミックファイバーなどから成る。
又、(15)は上記外筒(7)の下端部から内向き一体的に張り出す水平な連結フランジ、(16)は上記ガス燃焼室(R)の下面に臨むガス拡散防止フードであり、これから上記内筒(6)と内側断熱ライニング(8)を受け止める状態として、外向き一体的に張り出す水平な取付フランジ(17)が、上記外筒(7)から内向く連結フランジ(15)へ複数の固定ボルト(18)を介して、着脱自在に取り付けられている。
(19)は上記排気ジャケット(J)の下部位置に介挿固定された覗き窓用スリーブであって、これもセラミックファイバーなどの非蓄熱性断熱材から成り、その内部には前方(正面)からガスの燃焼状況を目視点検するための覗き窓蓋(20)が嵌め付けられている。
更に、(21)は上記据付けフレーム(F)における枠内の中途高さ位置を横架する水平な支持バーであるが、これは据付けフレーム(F)の左右両側板(5)に開口する昇降ガイド長孔(22)に沿って、その設置高さを調整することができるようになっている。
(23)はこのような支持バー(21)の中間部に取り付けられたバーナー受け台であり、その上面にガス供給管(24)と混合管(25)並びにガスバーナー(26)が搭載されているが、これは上記支持バー(21)に開口する左右一対の水平なスライドガイド長孔(27)に沿って、その取付位置を調整できるようになっている。
つまり、ガスバーナー(26)はその火床(M)の中央部へ正しく望み、上記据付けフレーム(F)の鍋受け止め口筒(1)に受け止め支持された食材収容鍋(P)を、下方から加熱することになるが、その食材収容鍋(P)の底面と一定の上下相互間隔距離(H)(好ましくは炎の高さの約2〜3倍に相当する80mm程度)を保つ状態として、上記支持バー(21)により昇降調整され、その燃焼ガスの炎が食材収容鍋(P)の底面へ、直かに当らないようになっている。
先に一言した食材収容鍋(P)は鉄製品として、所謂中華鍋のような開口直径に比し深さの浅いほぼ半球形に造形されており、例えば約15リットルの容量を有するが、殊更その半球形をなす鍋本体(28)における円形な開口上縁部の後半位置から、図1〜6のような食材掻き上げ誘導用の円弧カバー壁(29)を内向き(前向き)のオーバーハング状態として、後述する羽根軸の食材掻き取り羽根と干渉しない限りでの極力大きな角度(α)(側面視の約70度)だけ連続的に曲げ起すことが好ましい。
そうすれば、後述する羽根軸の食材掻き取り羽根が、食材収容鍋(P)の鍋本体(28)に収容された米飯や麺類、野菜、肉などの炒め用食材を、その鍋本体(28)から上記円弧カバー壁(29)に沿い洩れなく円滑に掻き上げて、自づと反転状に鍋本体(28)の内部へ落下させることができ、鍋本体(28)の外部へ洩れ出し落下させてしまうおそれがないからである。
図示の実施形態において、上記円弧カバー壁(29)の曲げ起し角度(α)が約70度よりも大きいと、後述の羽根軸を食材収容鍋(P)から起伏操作する時に、その食材掻き取り羽根と円弧カバー壁(29)との干渉するおそれがあるほか、食材収容鍋(P)の上向き開口面積がそれだけ狭く制限されることになるため、食材の加熱中に蒸発する水分や油分をすばやく円滑に放出させることができず、その食材収容鍋(P)が言わば蒸し庫と化して、上記水分や油分の残溜したベタツキ状態に仕上がってしまうおそれがある。
何れにしても、上記食材収容鍋(P)の就中鍋本体(28)における円形な開口上縁部の前半位置は、後述する羽根軸の食材掻き取り羽根を鍋本体(28)の内部へ円滑に誘導する羽根導入舌片(30)として、図6のような側面視の外開き円弧状に曲げ出されている。
又、上記食材収容鍋(P)における就中鍋本体(28)の円形な開口上縁部には向かい合う左右一対の羽根軸逃し入れ凹溝(31)が切り欠かれているほか、その開口上縁部の付近からは水平な円形の支持フランジ(32)が、外向き一体的に張り出されてもいる。(33)はその支持フランジ(32)に開口分布された左右一対のキー孔、(34)は上記円弧カバー壁(29)の開口上縁部付近から外向き一体的に張り出された把手であるが、このような把手は上記羽根導入舌片(30)の下部付近からも外向き一体的に張り出すことができる。
更に、(35)は上記食材収容鍋(P)の支持フランジ(32)よりも大きな多角形の鍋受け座板であって、これからはその支持フランジ(32)のキー孔(33)と対応位置する左右一対の鍋ロックピン(36)が、上向き一体的に垂立されており(図8、13参照)、これに上記支持フランジ(32)のキー孔(33)を上方から係脱自在に係止させて、その食材収容鍋(P)を固定維持できるようになっている。
(37)は上記鍋受け座板(35)の前端部に付属一体化された左右一対の取付脚片、(38)はこれと対応位置する左右一対の支持片であって、上記据付けフレーム(F)の前桟板(39)から上向き一体的に垂立されており、その支持片(38)と取付脚片(37)とが図1、3、6のような水平の貫通支点ピン(40)を介して、上記鍋受け座板(35)の起伏的な回動自在に枢着されている。
そのため、その鍋受け座板(35)へ上方からの搭載状態に係止された食材収容鍋(P)を、上記水平な貫通支点ピン(40)の廻りに立て起すことができ、その図3、6の実線で示す上向き開口する使用状態から、同図の鎖線で示す前向き開口する転倒姿勢として、その食材収容鍋(P)から炒め調理品を前方へ便利良く取り出せるのであり、その際に上記羽根導入舌片(30)が炒め調理品の取り出し案内用としても機能し得る。尚、食材収容鍋(P)をその鍋受け座板(35)から取はずして、清掃作業できることは言うまでもない。
(41)は炒め調理品の受け入れ容器(図示省略)を載せるテーブルであり、その左右一対の取付ステー(42)が上記据付けフレーム(F)の左右両側板(5)へ、各々水平な支点ピン(43)によって起伏的な回動自在に枢着されている。(44)はその取付ステー(42)に各々開口形成された支点ピン受け入れ長孔、(45)は上記支点ピン(43)と相俟ってテーブル(41)を水平の使用状態(図3の鎖線参照)に保つ左右一対の位置決めストッパーであり、据付けフレーム(F)の左右両側板(5)から各々外向きに突設されている。
先に一言した羽根軸(46)は、食材収容鍋(P)における就中鍋本体(28)の直径線(X−X)上に沿って水平に横断し得る一定長さの金属管から成り、その鍋本体(28)の開口上縁部に向かい合う左右一対として切り欠かれた上記羽根軸逃し入れ凹溝(31)へ、上方から遊挿されることになる。
そして、その羽根軸(46)の先端部にはグリップ(47)が、同じく羽根軸(46)の基端部には伝動ソケット(48)が、何れも施栓状態に各々嵌め付け一体化されている。(49)は羽根軸(46)の伝動ソケット(48)へキー(50)とその止めビス(51)を介して、抜き差し自在に差し込み一本化された水平な入力軸であり、これが平面視の四角形なギヤケース(52)内へ臨む中間部には、入力ベベルギヤ(53)が固設されている。(54)はその入力軸(49)を回転自在に支持する左右一対の軸受フランジである。
又、(55)は上記据付けフレーム(F)における左側板(5)の上部位置へ、取付ベース(56)を介して固定設置された羽根軸用の回転駆動モーターであって、インバーターによる変速可能なギヤードモーターから成り、その回転駆動モーター(55)の水平な出力軸(57)が前後方向に沿い延在して、図7〜9のように上記入力軸(49)と同一平面上での直角な交叉関係にある。
しかも、その出力軸(57)がやはりギヤケース(52)内へ臨む先端部には、上記入力ベベルギヤ(53)と同じ出力ベベルギヤ(58)が固設されており、その出力ベベルギヤ(58)と入力ベベルギヤ(53)との噛合によって、ベベルギヤ伝動機構(G)を形作っている。そのため、上記羽根軸(46)はその回転駆動モーター(55)によって回転駆動されることとなる。図6の符号(A)はその羽根軸(46)の回転方向を示す矢印、(59)(60)は上記ギヤケース(52)を施蓋する上下一対のカバー、(61)は回転駆動モーター(55)を包囲する安全カバーである。
その場合、図7〜9から明白なように、上記出力軸(57)を回転自在に軸受けするベアリング(62)のケース(63)は円筒形として、上記ギヤケース(52)から後向き一体的に張り出されており、これと同じ直径を備えた円柱形の支軸(64)が、やはりギヤケース(52)から前向き一体的に張り出されている。その支軸(64)と上記ベアリングケース(63)とは出力軸(57)の水平な回転軸線(Y−Y)上に対応位置している。
(65)はその支軸(64)を回動自在に支持する軸受フランジ、(66)はそのベアリングケース(63)を回動自在に支持する軸受フランジであり、その互いに同じ軸受フランジ(65)(66)の前後一対が、上記据付けフレーム(F)における左側板(5)の上部位置から外向き一体的に張り出す対応的な軸受けプレート(67)へ、取り付け固定されている。
その結果、上記羽根軸用の回転駆動モーター(55)における出力軸(57)の水平な軸線(Y−Y)を回動中心線として、上記ギヤケース(52)とこれに支持された入力軸(49)や、延いては上記羽根軸(46)をその食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断する伏倒姿勢の使用状態から、その食材収容鍋(P)の外側(横側)へ図1、2、5、8の鎖線で示すように、起し上げ退避させることができる。更には、その羽根軸(46)を上記入力軸(49)から引き抜くことも可能である。
そうすれば、食材収容鍋(P)はその羽根軸(46)による上方からの拘束を解かれるため、既に述べたとおり、その食材収容鍋(P)を引き続き図3、6のような前向き開口する転倒姿勢として、水平な貫通支点ピン(40)の廻りに立て起すことも可能となるわけである。
他方、上記羽根軸(46)の先端部をなすグリップ(47)は、上下一対づつ並列する合計4個のベアリング(68)(69)から囲まれるクランプ機構(C)によって、回転自在に軸受けされており、その伏倒姿勢の使用状態のもとで不慮に浮上するおそれはない。
つまり、そのクランプ機構(C)を抽出して示した図12〜14において、(70)は上記据付けフレーム(F)における右側板(5)の上部位置へ、前後一対の固定ボルト(71)によって取り付けられた水平なベースプレートであり、その中間部から上向き一体的に垂立する軸受板(72)の上端部に、上記グリップ(47)を下方から支持する前後一対のベアリング(69)が軸支されている。
その場合、上記水平のベースプレート(70)には前後一対のボルト受け入れ長孔(73)が開口形成されており、これに沿ってベアリング(69)をグリップ(47)との位置関係上、正確に調整することができるようになっている。
又、(74)はその軸受板(72)から横向きに突出する水平な支点ボルト(75)を介して、X字形の交叉状態に枢着された前後一対の揺動アームであり、その上端部に上記グリップ(47)を上方から押えるベアリング(68)が各々軸支されている一方、同じく両揺動アーム(74)の下端部は引張りコイルバネ(76)を介して連繋されており、その前後一対のベアリング(68)を互いに引き寄せる方向へ付勢している。(77)は上記軸受板(72)から支点ボルト(75)と平行に突設されたストッパーピンであり、両揺動アーム(74)のベアリング(68)が閉合してしまうことを防止している。(78)は上記クランプ機構(C)の安全カバーである。
そのため、既に述べた羽根軸(46)の起し上げ操作やその伏倒操作を、自づと円滑にすばやく行なうことができる。その場合、図示の実施形態では上記羽根軸(46)のグリップ(47)を握り持って、人手作業により起伏操作するようになっているが、本発明の食材炒め機を大型化する際には、その羽根軸(46)の起伏操作を電動モーターやエヤーシリンダーなどによって、自動機械的に行なえるように定めることが好ましい。
更に、(79)は上記羽根軸(46)の中間部から放射対称となる方向へ一体的に張り出す複数(図示の実施形態では合計4本)の枝軸であるが、その羽根軸(46)の長手方向(左右方向)に沿う配列としては、ほぼ一定の間隔ピッチづつ位置ズレ変化されており、食材収容鍋(P)がほぼ半球形をなすこととの対応関係上、その食材収容鍋(P)の最も深い中央部から浅い周辺部へ行く程、枝軸(79)の張り出し長さが徐々に短かく設定されている。
この点、図示の実施形態では図1、5のような前後方向から見た場合に、複数の枝軸(79)を中途部から屈折させているけれども、その言わば幹となる上記羽根軸(46)から枝軸(79)が図21のように、食材収容鍋(P)の底面に対する接線と直交(β)する方向を目指して、一体的に張り出される限り、必らずしも屈折させることを要さない。
何れにしても、各枝軸(79)の張り出し先端部には角筒(80)が固着一体化されており、その内部にはピン(81)と、これを先端方向へ押圧付勢する圧縮コイルバネ(82)とが収容されているほか、同じく角筒(80)の先端部からは二又フォーク状の軸受片(83)が一体的に張り出されてもいる。
(84)は先に一言した食材掻き取り羽根であって、フッソ樹脂板やその他の硬質な合成樹脂板から成り、その先端部が図21、22のような食材収容鍋(P)の底面へフイットする円弧面として、しかも先細り状に造形されている。(85)はこのような食材掻き取り羽根(84)の基端部へ複数の皿ビス(86)を介して挟み付け固定された取付金具であり、これからは側面視のほぼL字形をなす係合板片(87)が、上記枝軸(79)の角筒(80)に向かって一体的に張り出されている。
そして、その係合板片(87)の起立片部(87a)が上記枝軸(79)の角筒(80)から張り出す軸受片(83)へ、水平な支点ボルト(88)を介して回動自在に枢着されている一方、同じく係合板片(87)の水平片部(87b)が上記角筒(80)内のピン(81)と常時係合する状態にあって、そのピン(81)の押圧力を受けている。その場合、支点ボルト(88)の軸線(Z−Z)は、ほぼ半球形をなす食材収容鍋(P)の底面に対する接線と、平行に延在している。
その結果、上記食材掻き取り羽根(84)は枝軸(79)の角筒(80)に対する取付金具(85)の支点ボルト(88)を揺動中心として、その先端部の円弧面が食材収容鍋(P)の底面へ弾圧的に押し付けられ、しかも上記羽根軸(46)が図6、20、22の矢印方向(A)へ回転されることとの関係上、食材収容鍋(P)内の食材を上記円弧カバー壁(29)が存在する後方へ掻き上げることができるようになっている。(84a)はその回転進行方向(A)の前側となる食材掬い上げ傾斜面であって、食材収容鍋(P)の底面と約140度の鈍角(γ)に交叉している。
又、食材掻き取り羽根(84)は常時食材収容鍋(P)の底面に対する押し付け弾圧力を受けているため、既述のとおり鍋本体(28)における開口上縁部の前半位置を、その羽根導入舌片(30)として外開き円弧状に曲げ出すことにより、食材掻き取り羽根(84)の先端部が鍋本体(28)の開口上縁部と干渉せず、その内部へ円滑に導入されることとなるように設定したわけである。
更に、複数の枝軸(79)がその幹となる羽根軸(46)の長手方向(左右方向)に沿って、ほぼ一定の間隔ピッチづつ位相変化した配列になっている旨を説明したが、その各枝軸(79)の先端部に付属する食材掻き取り羽根(84)の回転軌跡は図5のように、その隣り合う相互間での所要幅(W)だけオーバーラップする関係状態にあり、そのため食材の掻き上げ洩れを生じるおそれがなく、食材収容鍋(P)内の食材を効率良く均一に炒め調理することができる。
尚、図示の実施形態では食材収容鍋(P)の加熱源をガスとして、その火床(ガスかまど)(M)にガスバーナー(26)を設置すると共に、その着火や火力調整用コック(89)を操作ボックス(90)に取り付けているが、これらに代る電気を食材収容鍋(P)の加熱源として、電磁誘導加熱コイルやその加熱用高周波電源(図示省略)などを上記据付けフレーム(F)に設置してもさしつかえない。
先の図5では羽根軸(46)を、食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿い横断する水平なストレート軸として、その羽根軸(46)の中間部から複数の枝軸(79)を放射対称方向へ一体的に張り出すと共に、その各枝軸(79)の張り出し先端部へ食材掻き取り羽根(84)を、その食材収容鍋(P)の底面に対する弾圧付勢状態として枢着しているが、その図5と対応する図23の第1変形実施形態に示す如く、上記羽根軸(46)を食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断しつつも、その食材収容鍋(P)の底面に沿い円弧状に弯曲するクランク軸として、そのクランク軸の中間部へ直かに複数の食材掻き取り羽根(84)を、上記と同様な角筒(80)内のコイルバネ(82)とピン(81)による弾圧付勢状態に枢着しても良い。
これによれば、上記枝軸(79)の設置を省略することができるほか、羽根軸(46)の中間部が鍋本体(28)の開口上縁部を水平に横断しないため、その羽根軸(46)の食材掻き取り羽根(84)により繰り返し掻き上げ落下される食材が、そばやうどん、スパゲッティーなどの細長いものである場合にも、羽根軸(46)へ宙吊り状態に引っ掛かるおそれなく、その食材を洩れなく均一に炒め得る利点がある。
又、これと同様な趣旨のもとに、上記羽根軸(46)の中間部を図24、25の第2変形実施形態のような硬質合成樹脂の半円板から成る食材掻き取り羽根(84)とし、その食材収容鍋(P)の底面にフイットする円弧状の先端部を食材掬い上げ傾斜面(84a)として、これにより食材を繰り返し掻き上げ落下・反転させることも可能である。
本発明の上記食材炒め機を用いて、焼きそばや焼き飯(チャーハン)、野菜炒めなどの調理を行なうに当っては、食材収容鍋(P)を加熱して、その所定温度まで上昇したならば、先ずサラダ油やオリーブ油、ゴマ油、ラードなどの油類と、その後米飯や茹でたそば、スパゲッティ、野菜、肉などの各種炒め用食材を投入し、食材掻き取り羽根(84)の羽根軸(46)を好ましくは約15〜60r.p.m の回転数として、図6、20、22の矢印方向(A)へ回転駆動するのである。
そうすれば、上記羽根軸(46)は食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断しているため、その水平な軸線を中心として一体回転する食材掻き取り羽根(84)により、食材収容鍋(P)の底面から食材が繰り返し掻き上げられ、自づと反転状に落下されることとなり、全体的な均一に効率良く炒め調理されるのである。
その場合、食材収容鍋(P)は所謂中華鍋と同様なほぼ半球形をなし、その円形な開口周縁部の一半位置が上記羽根軸(46)における回転進行方向(A)との位置関係上、食材掻き上げ誘導用円弧カバー壁(29)として内向きのオーバーハング状態に曲げ起されているため、その鍋本体(28)内の食材をこれに沿って確実に掻き上げることができ、それにも拘らず鍋本体(28)の他半位置は依然広く上向き開口しているため、食材の炒め中に蒸発する油分や水分が速やかに放出されることとなり、焦げつきやベタツキなどが発生しない高品質の炒め状態を得られる。
そして、その仕上がった炒め調理品を取り出す場合には、上記食材掻き取り羽根(84)の羽根軸(46)を食材収容鍋(P)から水平な軸線(Y−Y)の廻りに起し上げ退避させた後、食材収容鍋(P)をその軸線(Y−Y)と直交する水平な貫通支点ピン(40)の廻りに転倒させて、テーブル(41)上の受け入れ容器(図示省略)へ落し込み収容すれば良い。その炒め調理品を取り出した後の食材収容鍋(P)や、上記食材掻き取り羽根(84)の羽根軸(46)は取りはずすこともできるため、その清掃作業を便利良く行なえる。
本発明に係る食材炒め機の正面図である。 図1の平面図である。 図1の左側面図である。 図1の右側面図である。 火床の詳細を示す正面断面図である。 同じく火床の詳細を示す側断面図である。 図3の伝動部分を拡大して示す正面図である。 図7の8−8線断面図である。 図7の9−9線断面図である。 図3の駆動モーター部分を拡大して示す正面図である。 図10の側面図である。 図4からクランプ機構を抽出して示す正面図である。 図12の側断面図である。 クランプ機構のベアリングを抽出して示す断面図である。 図1の操作ボックス部分を拡大して示す側面図である。 図15の正面図である。 食材収容鍋に対する食材掻き取り羽根の方向性を示す斜面図である。 同じく図17と別な方向から見た斜面図である。 図17の平面図である。 図19の側断面図である。 食材掻き取り羽根の各個を詳細に示す正面図である。 図21の22−22線断面図である。 羽根軸の第1変形実施形態を示す正面図である。 羽根軸の第2変形実施形態を示す正面図である。 図24の25−25線断面図である。
符号の説明
(1)・鍋受け止め口筒
(2)・天板
(5)・左右両側板
(6)・内筒
(7)・外筒
(8)・内側断熱ライニング層
(9)・排気孔
(10)・外側断熱ライニング層
(11)・集中排気管路
(12)・排気ダクト(煙突)
(16)・ガス拡散防止フード
(19)・覗き窓用スリーブ
(21)・支持バー
(22)・昇降ガイド長孔
(23)・バーナー受け台
(26)・ガスバーナー
(27)・スライドガイド長孔
(28)・鍋本体
(29)・円弧カバー壁
(30)・羽根導入舌片
(31)・羽根逃し入れ凹溝
(32)・支持フランジ
(33)・キー孔
(34)・把手
(35)・鍋受け座板
(36)・鍋ロックピン
(37)・取付脚片
(38)・支持片
(40)・貫通支点ピン
(41)・テーブル
(42)・取付ステー
(43)・支点ピン
(44)・支点ピン受け入れ長孔
(45)・位置決めストッパー
(46)・羽根軸
(47)・グリップ
(48)・伝動ソケット
(49)・入力軸
(50)・キー
(51)・止めビス
(52)・ギヤケース
(53)・入力ベベルギヤ
(54)・軸受フランジ
(55)・回転駆動モーター
(56)・取付ベース
(57)・出力軸
(58)・出力ベベルギヤ
(62)・ベアリングケース
(62)・ベアリング
(63)・ベアリングケース
(64)・支軸
(65)(66)・軸受フランジ
(67)・軸受プレート
(68)(69)・ベアリング
(70)・ベースプレート
(71)固定ボルト
(72)・軸受板
(73)・ボルト受け入れ長孔
(74)・揺動アーム
(75)・支点ボルト
(76)・引張りコイルバネ
(77)・ストッパーピン
(78)・カバー
(79)・枝軸
(80)・角筒
(81)・ピン
(82)・圧縮コイルバネ
(83)・軸受片
(84)・食材掻き取り羽根
(84a)・食材掬い上げ傾斜面
(85)・皿ビス
(86)・取付金具
(86)・皿ビス
(87)・係合板片
(87a)・起立片部
(87b)・水平片部
(88)・支点ボルト
(90)・操作ボックス
(A)・羽根軸の回転方向
(C)・クランプ機構
(F)・据付けフレーム
(G)・ベベルギヤ機構
(J)・排気ジャケット
(M)・火床
(P)・食材収容鍋
(W)・オーバーラップ幅
(α)・曲げ起し角度
(X−X)・直径線
(Y−Y)・回転軸線
(Z−Z)・支点ボルトの軸線

Claims (8)

  1. 据付けフレーム(F)の天板(2)に受け止め支持されたほぼ半球形の食材収容鍋(P)と、その食材収容鍋(P)を下方から加熱する加熱源(26)と、上記円形に開口した食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断する一定長さの羽根軸(46)と、その羽根軸(46)の基端部に伝動連結された回転駆動モーター(55)と、同じく羽根軸(46)の中間部へ直かに又は枝軸(79)を介して間接的に枢着されることにより、上記食材収容鍋(P)の底面へ弾圧的にフイットする食材掻き取り羽根(84)の複数とを備え、
    上記食材収容鍋(P)の加熱中に羽根軸(46)を回転駆動して、その羽根軸(46)の食材掻き取り羽根(84)により食材を繰り返し掻き上げ落下させることを特徴とする食材炒め機。
  2. 食材収容鍋(P)における円形な開口上縁部の一半位置から、食材掻き上げ誘導用の円弧カバー壁(29)を内向きのオーバーハング状態に曲げ起すことにより、
    羽根軸(46)の食材掻き取り羽根(84)が食材をその円弧カバー壁(29)に沿って、掻き上げ誘導し得るように規制する一方、
    同じく食材収容鍋(P)における円形な開口上縁部の他半位置を、上記食材掻き取り羽根(84)の導入舌片(30)として外開き円弧状に曲げ出したことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
  3. 羽根軸(46)の基端部へ抜き差し自在に差し込み一本化した入力軸(49)と、その回転駆動モーター(55)からの出力軸(57)とを同一平面上での直角な交叉関係として、ベベルギヤ機構(G)により伝動連結すると共に、
    そのベベルギヤ機構(G)を内蔵したギヤケース(52)を据付けフレーム(F)へ、上記出力軸(57)の水平な軸線(Y−Y)廻りでの起伏操作自在に枢着して、
    上記羽根軸(46)を食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断する伏倒姿勢の使用状態から、その食材収容鍋(P)の外側へ起し上げ退避させることができるように定めたことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
  4. 複数の鍋ロックピン(36)が上向き一体的に垂立する鍋受け座板(35)を据付けフレーム(F)へ、羽根軸(46)と平行に延在する水平な支点ピン(40)によって、起伏的な回動自在に枢着する一方、
    食材収容鍋(P)の円周面から外向き一体的に張り出す水平な円形の支持フランジ(32)に開口分布された複数のキー孔(33)を、上記鍋受け座板(35)の鍋ロックピン(36)へ上方から係脱自在に係止させて、
    上記鍋受け座板(35)を上記支点ピン(40)の廻りに立て起すことにより、その転倒姿勢の食材収容鍋(P)から炒め調理品を取り出せるように定めたことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
  5. 羽根軸(46)を食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿い横断する水平なストレート軸として、
    そのストレート軸の中間部から複数の枝軸(79)を放射対称となる方向へ、且つほぼ一定の間隔ピッチを保つ位相変化した配列として一体的に張り出すと共に、
    その各枝軸(79)の張り出し先端部へ食材掻き取り羽根(84)を、食材収容鍋(P)の底面へ常時弾圧的に押し付けられる付勢状態として枢着したことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
  6. 羽根軸(46)を食材収容鍋(P)の直径線(X−X)上に沿って横断しつつも、その食材収容鍋(P)の底面に沿い円弧状に弯曲するクランク軸として、
    そのクランク軸の中間部へ複数の食材掻き取り羽根(84)を、上記食材収容鍋(P)の底面へ常時弾圧的に押し付けられる付勢状態として枢着したことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
  7. 羽根軸(46)の先端部を据付けフレーム(F)へ、合計4個のベアリング(68)(69)から囲まれるクランプ機構(C)によって、回転自在に軸受けしたことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
  8. 各食材掻き取り羽根(84)をフッソ樹脂板やその他の硬質な合成樹脂板とし、その羽根軸(46)による回転進行方向(A)の前側板面を食材掬い上げ傾斜面(84a)として、食材収容鍋(P)の底面と鈍角(γ)に交叉させたことを特徴とする請求項1記載の食材炒め機。
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