JP3773003B2 - クローラダンプのキャノピ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はオペレータを日射や降雨などから防護する建設車両のキャノピの構造に関し、特にはクローラダンプのキャノピに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設車両のキャノピについては、種々の提案がなされており、たとえば、実開昭61−100619号、実開平3−28916号、実開平4−15657号、実開平5−89551号および特開平8−184075号により提案されたものがある。
【0003】
実開昭61−100619号に提案されたものは、車体フレームにルーフを支持する4本の支柱を上下方向の中間部において前後方向に回動自在に連結し、作業時には上部支柱を直立させてその連結部を支持ピンを挿入して固定し、所要時には上部支柱を傾倒させてルーフを下げるようにしたものである。
これにより運搬移動時にルーフ上面の高さを容易に低くすることができる。
【0004】
実開平3−28916号、実開平4−15657号および実開平5−89551号に提案されたものは、ルーフの後部を支持する2本の支柱を車体に取着したブラケットに前後方向に回動可能に取着したものである。
これにより運搬移動時その他の所要時に支柱を傾倒させ、ルーフ上面の高さを容易に低くすることができる。
【0005】
特開平8−184075号に提案されたものは、車体フレームにルーフを支持する4本の支柱の内、3本の支柱には下端に水平面になるような座板を固設して車体フレームにボルトにより締着し、1本の支柱の下部には鉛直面になるように座板を固設して車体フレームの側面にボルトにより締着するようにしたものである。
これにより一本の支柱の上下方向の位置調整を可能とし、取り付け時に無理な歪みを生じないようにしている。
【0006】
また、上記の提案も含め、一般のトラックや建設機械においては、前照灯や車両の前後端のコーナを保護するために、専用のプロテクタやコーナバンパを設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成においては以下のような問題点がある。
(1)実開昭61−100619号提案の構成においては、支柱が4本で、各々単独に車体に取付ける方式であるため車体フレームに装着するときに無理な歪みを生じる恐れがある。そのため、シムあるいはスペーサ等で調整するか、あるいは高い精度での部品の製作が要求され、作業が非効率的であったり、コストが高くなるという問題がある。
(2)実開平3−28916号、実開平4−15657号および実開平5−89551号提案の構成においては、支柱が2本であるためオペレータの周囲に簡易防寒あるいは防雨シートを装着する場合不都合であるという問題がある。
(3)特開平8−184075号提案の構成においては、車体取り付け時の上下方向の位置調整は可能であるが、左右方向の位置調整は困難であり、左右方向の寸法精度を高くするかスペーサ灯で調整する必要があり、作業が面倒であったり、あるいはコストが高くなるという問題がある。
(4)上記の提案を含め、一般のトラックや建設機械においては、前照灯や車両の前後端のコーナを保護するために専用のプロテクタやコーナバンパを設けており、そのため構造が複雑でコストが高くなるという問題がある。
【0008】
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、4本の支柱でルーフを支持し、取り付け時に上下、左右方向の位置調整が可能であり、構造簡単で、製作、組立が容易で、しかも前照灯や車両前方コーナ部を保護することのできるコストの安いクローラダンプのキャノピ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用および効果】
上記の目的を達成するために、本発明に係るクローラダンプのキャノピ装置の第1発明は、
車体にルーフを4本の支柱で支持してなるクローラダンプのキャノピ装置において、
前脚20および後脚30はそれぞれ各1本の管状部材により構成され、いずれも前方より見て上方が開放端であるほぼU字形状をなし、この開放端はルーフ40の下面に位置していて相互に着脱自在に結合され、この結合部は前脚20と後脚30の相互の上下方向位置調整手段27を有する構成としている。
【0010】
そのため、構造は簡単で、組立時に前脚と後脚との上下方向位置に多少の誤差を生じても調整して容易に組み立てることができるため、各部品の精度を高くする必要はなく、コストを安くすることができる。
【0011】
第2発明は、第1発明の構成において、前脚20はその下方中央部を前脚ブラケット21を介して車体フレーム2に着脱自在に取着され、後脚30はその下方中央部をブラケット31を介して車体フレーム2に着脱自在に取着されており、前記前脚20は左右方向の位置調整可能に取着された構成としている。
【0012】
そのため、前脚および後脚の車体への装着は容易であり、取り付け時に前脚と後脚の相互の左右位置に多少の誤差を生じても調整して容易に組み立てることができるため、部品精度を高くする必要はなく、コストを安くすることができる。
【0013】
第3の発明は、第1の発明の構成において、前脚と後脚の相互の上下方向位置調整手段27は、左右一対の後脚開放端34,34に固設された前脚取付用ブラケット35,35と、この前脚取付用ブラケット35,35に前記前脚20を締着するUボルト25とを備え、ルーフ40は前記後脚30に着脱自在に取着される構成としている。
【0014】
そのため、前脚と後脚の上下方向の位置調整を容易に行うことができる。また、ルーフは後脚のみに取着されているため前脚と後脚の相互位置に関係なく組み立てることができる。
【0015】
第4の発明は、第1,2または第3発明の構成において、前脚20の下方中央部は車体フレーム2の前面端に取着され、かつ、下端部は、少なくとも前記車体フレーム2の前方片側コーナ部7、および前照灯8を外部の障害物から保護するために、前記車体フレーム2の外端面より突出した構成としている。
【0016】
そのため、専用のプロテクタやコーナバンパは不要となり、構造簡単でコストも安くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るクローラダンプのキャノピ装置の実施例について、図面を参照して詳述する。
【0018】
図1はクローラダンプの側面図であり、図2は正面図である。
クローラ式の下部走行体1には車体フレーム2が旋回可能に搭載されている。車体フレーム2に搭載されたフロア3の前方、片側には運転席4が設けられ、車体フレーム2の後方にはダンプ荷台5が搭載されている。
運転席4にはキャノピ装置10が設けられている。キャノピ装置10は前脚20および後脚30に支持されたルーフ40により構成されている。
【0019】
図3はキャノピ装置10の第1実施例の側面図であり、図4は部品構成を示す斜視図である。
前脚20は前方よりみて上方が開放端であるほぼU字形状をしている。後脚30も前方よりみて上方が開放端であるほぼU字形状であり、側面よりみてほぼL字形状をしている。
後脚30の中央、下部には後脚ブラケット31が溶着されており、後脚ブラケット31は車体フレーム2に固設された支持台32の上部にボルト33により締着されている。
【0020】
車体フレーム2の前方には前脚ブラケット21がボルト22により締着されており、前脚ブラケット21には前脚20の下方中央部がUボルト23およびナット28により着脱自在に取着されている。
後脚30の左右の開放端部34,34には前脚取付用ブラケット35,35が溶着され、前脚20の開放端部24,24がUボルト25により着脱自在に取着され、前脚20と後脚30とを結合している。
【0021】
ルーフ40は後方支柱30の上面に固着されたプレート36にボルト41により締着されている。
したがって、ルーフ40は後脚40に対する前脚20の位置に関係なく取着することができる。
【0022】
図5は図3のA部詳細図であり、後脚30の左右の開放端部34に溶着された前脚取付用ブラケット35には前脚20の開放端部24がUボルト25およびナット26により着脱自在に締着され、上下方向位置調整手段27を構成している。
したがって、前脚20の開放端部24は上下方向に調整可能であり、前脚20と後脚30との取付位置が多少上下方向にずれても容易に組み立てることができる。そのため部品精度を高くする必要はなく、コストは安くなる。
【0023】
図6は図3のB部の正面図であり、車体フレーム2の前方に固設された前脚ブラケット21には前脚20の下方中央部がUボルト23により着脱自在に締着されている。
したがって、前脚20は左右方向に位置調整可能であり、前脚20と後脚30との左右方向位置が多少ずれていても容易に組み立てることができる。そのため部品精度を高くする必要はなく、コストは安くなる。
【0024】
図7はキャノピ装置10の平面図である。
図に示すように前脚20の下端部は車体フレーム2に搭載されたフロア3の外端面6、及び旋回中心からの距離がコーナ部7より突出している。
したがって、フロア3の前方左側コーナ部7および前照灯8を外部の障害物から保護する。そのため専用のプロテクタやコーナバンパは不要であり、コストは安くなる。
【0025】
図8はキャノピ装置の第2実施例の構成を示す斜視図である。第1実施例と同一部品は同番号を付してあるので説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
前脚20aの上部、左右の開放端部24a,24aには後脚取付用ブラケット29,29が溶着されている。組立時には後脚取付用ブラケット29,29に後脚30aの左右の開放端部34a,34aをUボルト37およびナット38により締着する。
したがって、前脚20aは前後方向に調整可能であり、前脚20aと後脚30aとの前後方向位置が多少ずれていても容易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャノピ装置を装着したクローラダンプの側面図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】キャノピ装置の第1実施例の側面図である。
【図4】キャノピ装置の第1実施例の部品構成を示す斜視図である。
【図5】前脚と後脚との結合部の詳細側面図である。
【図6】前脚と前脚ブラケットの結合部の正面図である。
【図7】キャノピ装置の平面図である。
【図8】キャノピ装置の第2実施例の部品構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 車体フレーム
3 フロア
10 キャノピ装置
20,20a 前脚
21 前脚ブラケット
23,25,37 Uボルト
24,24a,34,34a 開放端部
27 上下方向位置調整手段
29 後脚取付用ブラケット
30,30a 後脚
31 後脚ブラケット
32 支持台
35 前脚取付用ブラケット
36 プレート
40 ルーフ

Claims (4)

  1. 車体にルーフを4本の支柱で支持してなるクローラダンプのキャノピ装置において、
    前脚(20)および後脚(30)はそれぞれ各1本の管状部材により構成され、いずれも前方より見て上方が開放端であるほぼU字形状をなし、この開放端はルーフ(40)の下面に位置していて相互に着脱自在に結合され、この結合部は前脚(20)と後脚(30)の相互の上下方向位置調整手段(27)を有することを特徴とするクローラダンプのキャノピ装置。
  2. 請求項1記載のクローラダンプのキャノピ装置において、前脚(20)はその下方中央部を前脚ブラケット(21)を介して車体フレーム(2) に着脱自在に取着され、後脚(30)はその下方中央部を後脚ブラケット(31)を介して車体フレーム(2) に着脱自在に取着されており、前記前脚(20)は左右方向の位置調整可能に取着されていることを特徴とするクローラダンプのキャノピ装置。
  3. 請求項1記載のクローラダンプのキャノピ装置において、前脚(20)と後脚(30)の相互の上下方向位置調整手段(27)は、左右一対の後脚開放端(34,34) に固設された前脚取付用ブラケット(35,35) と、この前脚取付用ブラケット(35,35) に前記前脚(20)を締着するUボルト(25)とを備え、ルーフ(40)は前記後脚(30)に着脱自在に取着されることを特徴とするクローラダンプのキャノピ装置。
  4. 請求項1,2または3記載のクローラダンプのキャノピ装置において、前脚(20)の下方中央部は車体フレーム(2) の前面端に取着され、かつ、下端部は、少なくとも前記車体フレーム(2) の前方片側コーナ部(7) 、および前照灯(8) を外部の障害物から保護するために、前記車体フレーム(2) の外端面より突出していることを特徴とするクローラダンプのキャノピ装置。
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