JPH059258Y2 - - Google Patents

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JPH059258Y2
JPH059258Y2 JP8937985U JP8937985U JPH059258Y2 JP H059258 Y2 JPH059258 Y2 JP H059258Y2 JP 8937985 U JP8937985 U JP 8937985U JP 8937985 U JP8937985 U JP 8937985U JP H059258 Y2 JPH059258 Y2 JP H059258Y2
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bonnet
grille
attached
bolts
grill
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の車輌のボンネツト及び
グリルの取付装置に関する。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点) トラクタにおいては、ボンネツトの前方にグリ
ルを配設し、車体に備えた取付フレームに、ボン
ネツトの前端部を、第1ステイと第1ボルトを介
して、又、グリルの後端部を、第2ステイと第2
ボルトを介して、夫々、取付けるようにしたもの
がある。
ところで、従来においては、第1・第2両ステ
イを取付フレームに前後方向に移動調整可能には
取付けていなかつた。
このため、組立誤差等により、取付フレームの
第1・第2ステイの取付個所が正規位置から前後
方向に関してずれていた場合には、第1・第2ス
テイを取付フレームに取付けた状態では、ボンネ
ツト及びグリルの車体に対する他の取付部分が正
規位置から前後方向に関してずれることとなり、
ボンネツト及びグリルの車体に対する取付が非常
に困難となる。
ところで、上記問題を解決するために、取付フ
レームの第1・第2各ボルト孔を前後方向の長孔
にすることが考えられる。
上記のようにすれば、取付フレームの第1・第
2両フレームの取付個所が正規位置から前後方向
に関してずれていても、第1・第2両ステイを取
付フレームに第1・第2両ボルトにより軽く仮止
めした状態で、ボンネツトやグリルを前後方向に
移動調整し乍ら、これらの車体に対する他の取付
部分を車体に取付けて、而る後、第1・第2両ボ
ルトを締結することにより、ボンネツト及びグリ
ルを車体に容易に取付けることができる。
然し乍ら、従来においては、第1・第2両ステ
イを全く別個に取付フレームに取付けるようにし
ていたため、ボンネツト及びグリルの上記移動調
整時に、上記両者が干渉したり、あるいは、誤つ
て、ボンネツト及びフロントグリルの前後方向に
関する相対位置関係が大きくずれた状態で、これ
らが車体に取付けられて、上記両者間の前後方向
に関する隙間の大きさが正規の大きさと大きく異
なるものとなつて、外観体裁が悪いものになる惧
れがある。
本考案は、上記問題を解決可能な車輌のボンネ
ツト及びグリルの取付装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の特徴とす
る処は、ボンネツト1の前方にグリル6を配設
し、車体に備えた取付フレーム17に、ボンネツ
ト1の前端部を、第1ステイ26と第1ボルト3
0を介して、又、グリル6の後端部を、第2ステ
イ27と第2ボルト31を介して、夫々、取付け
たものにおいて、ボンネツト1とグリル6との前
後方向に関する相対的な位置関係を略正規の関係
に保持すべく、第1・第2両ステイ26,27を
第1・第2ボルト30,31を介して連結材29
により連結し、取付フレーム17の第1・第2ボ
ルト30,31が挿通される第1・第2各ボルト
孔24,25を、第1・第2各ボルト30,31
が非締結状態でボンネツト1、グリル6及び連結
材29と共に前後方向に移動可能な前後方向の長
孔に形成した点にある。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図の
図面に基づき説明すると、第2図及び第3図はト
ラクタ前部を示すもので、トラクタ車体は、エン
ジン、ミツシヨンケース、前車軸受台等により構
成されている。
1はエンジン等を覆被するボンネツトで、天板
2と左右一対の側板3とから成る断面門形状とさ
れて、前端に開口を有する。
4は左右一対の安全カバーで、各側板3下方に
配設されて、側板3と前車軸受台等に着脱自在に
取付けられる。
5はボンネツト1の前端開口を開閉自在に施蓋
するフロントグリルで、上部グリル6と下部グリ
ル7とから構成されている。
上部グリル6は、上部グリル6を主構成し且つ
ラジエータ冷却風が通過する通風部8が上部に形
成された上部グリル本体9と、通風部8の内面側
に取付けられた金網10と、通風部8の外面側に
配設された横桟材11と、上部グリル本体9下部
に配設された左右一対のヘツドランプ12等から
構成されている。
下部グリル7は、下部グリル7を主構成し且つ
ラジエータ冷却風が通過する通風部13が略全面
にわたつて形成された下部グリル本体14と、通
風部13の内面側に取付けられた金網15と、通
風部13の外面側に配設された横桟材16等から
構成されている。
ところで、上部グリル6を主構成する上部グリ
ル本体9と、下部グリル7を主構成する下部グリ
ル本体14は、いずれも、厚肉の鋳鉄により形成
されて、重量物とされ、これにより、フロントグ
リル5は、従来の板金製又は合成樹脂製のものに
比較して強く、しかも、前部ウエイトを兼ねてい
る。これにより、フロントグリル5の破損・損傷
の惧れが従来より少なくなると共に、別途、前部
ウエイトを設ける必要性がなくされている。
17は取付フレームで、前車軸受台の前部に立
設されており、前車軸受台に取付けられた基台1
8と、基台18に固設されてバツテリを支持する
バツテリサポート19と、サポート19の左右両
側に立設された左右一対の支柱20と、両支柱2
0の上端部を連結する断面L形状の横部材21
と、横部材21の左右両側部上面に固設された左
右一対の支持材22と、各支柱20とサポート1
9間に介装された左右一対の補強材23等から成
る。
第1図及び第4図にも示すように、支持材22
はリツプ付き溝形状とされ、横部材21から上方
に突出して、ボンネツト1の天板2の両側部の前
端部下方に位置する。支持材22の天壁部の内外
両側部には、第1ボルト孔24と第2ボルト孔2
5が前後方向の長孔状に形成されている。
ボンネツト1の天板2の両側部下面には、下方
に突出する左右一対の第1ステイ26が固設され
ている。
又、上部グリル本体9の天壁部の左右両側部の
後端部には、後方に突出する左右一対の第2ステ
イ27がボルト28により着脱自在に取付けられ
ている。
そして、各第1ステイ26が、各支持材22の
天壁部の内側部上に、各第2ステイ27が、各支
持材22の天壁部の外側部上に配設され、対応す
る第1・第2ステイ26,27は左右方向に関し
て近接状に配設されている。
29は左右一対の連結材で、各支持材22の天
壁部下方に配置されている。
30は第1ステイ26を支持材22に取付ける
ための第1ボルト、31は第2ステイ27を支持
材22に取付けるための第2ボルトで、各第1・
第2ステイ26,27の第1・第2ボルト孔3
2,33、支持材22の第1・第2ボルト孔2
4,25、連結材29の第1・第2ボルト孔3
4,35に夫々挿脱自在に挿通され、各ボルト3
0,31先端部にナツト36,37が着脱自在に
螺結されている。
そして、各ステイ36,37及び連結材29の
第1・第2ボルト孔32,33,34,35と各
第1・第2ボルト30,31間には、隙間が無い
か、あるいは小さな隙間があるだけであつて、各
ステイ26,27及び連結材29にボルト30,
31が挿通されることにより、ボンネツト1と上
部グリル6の前後方向及び左右方向に関する相対
的な位置関係が正規乃至略正規の関係とされる。
第1・第2ボルト30,31は支持材22の第
1・第2ボルト孔24,25内を前後方向に移動
可能である。
尚、ボンネツト1は後部側等でも車体に着脱自
在に取付けられている。
又、取付フレーム17の左右の各支柱20に
は、夫々、上下支持ブラケツト38,39が固設
され、又、上部グリル本体9の下部の左右両側部
の後端部には取付体40が固設され、取付体40
が上支持ブラケツト38に着脱自在にボルト41
止めされている。
又、下部グリル7は、下支持ブラケツト39及
び基台18の左右両側部に着脱自在にボルト42
止めされている。
上記のように構成した実施例によれば、ボンネ
ツト1及びフロントグリル5の上部グリル6の車
体への取付は、フロントグリル5の下部グリル7
及び安全カバー4の車体への取付の前に行うので
あるが、この取付けについて次に説明する。
まず、各第1・第2ステイ26,27と各連結
材29を各支持材22の通常取付個所に第1・第
2ボルト30,31及びナツト36,37により
軽く仮止めする。
即ち、上記仮止めにより、ボンネツト1と上部
グリル6の前後方向及び左右方向の相対的な位置
関係を略正規の関係とするのであるが、第1・第
2ボルト30,31は、第1・第2ステイ26,
27、即ち、ボンネツト1及び上部グリル6や連
結材29と共に、支持材22の第1・第2ボルト
孔24,25内で前後方向に移動可能とするので
ある。
次に、上記状態で、ボンネツト1後部を車体に
取付けると共に、上部グリル6の取付体40を上
支持ブラケツト38にボルト41により取付ける
のである。
ところで、上記の際において、組立誤差によ
り、取付フレーム17が前後方向に関して傾斜し
て立設される等して、支持材22の位置が正規位
置から前後方向にずれている場合がある。
このような場合には、ボンネツト1及び上部グ
リル6を前後方向に移動調整して、ボンネツト1
後部の取付部分を車体の取付個所に対応位置させ
ると共に、上部グリル6の取付体40を上支持ブ
ラケツト38に対応位置させ、而る後、ボンネツ
ト1後部を車体に取付けると共に、取付体40を
上支持ブラケツト38に取付ける。
次に、第1・第2ボルト30,31に対してナ
ツト36,37を締結して、第1・第2ステイ2
6,27を支持材22に固定するのである。
上記のようにすることにより、支持材22の位
置が正規の位置から前後方向にずれていても、ボ
ンネツト1及び上部グリル6を車体に容易に取付
けることができると共に、ボンネツト1及び上部
グリル6を移動調整する際に、両者が干渉する惧
れもなく、しかも、ボンネツト1及び上部グリル
6の前後方向に関する相対位置関係が大きくずれ
た状態で、上記両者が車体に取付けられる惧れも
なく、従つて、上記両者間の前後方向に関する隙
間の大きさが正規の大きさから大きく異なるもの
となることがなく、外観体裁の悪化を招来する惧
れはない。
而して、ボンネツト1及び上部グリル6を車体
に取付けた後、安全カバー4及び下部グリル7を
車体に取付けるのである。
ところで、第5図は本考案とは別のトラクタ後
部を示すもので、ミツシヨンケース45後部上に
は作業機昇降用油圧装置46が搭載されると共
に、ミツシヨンケース45後部両側には左右一対
の後輪フエンダ47が配設されている。
そして、両後輪フエンダ47後部の上下端部は
夫々、上・下横梁部材48,49で連結され、下
横梁部材49の左右方向中央部は油圧装置46に
支持されている。又、上横梁部材48の断面は、
下方に開口する溝形状とされている。
50は油圧装置46上方に配置された燃料タン
クで、その前後方向中央部の外周部に、後傾状の
フランジ部51が配設されている。
フランジ部51下端部は下横梁部材49にボル
ト止めされ、上端部はゴム材52を介して上横梁
部材48内に挿入支持されている。
ゴム材52内にはワイヤハーネス53が切れ目
54から挿入されている。
第6図は本考案とは別のロアリンク端部を示す
もので、ロアリンク端部が、ロアリンク本体55
と挟持体56とに2分割されて、挟持体56が本
体55にボルトにより着脱自在に締結されること
で、上記両者により球継手58が交換自在に挟持
されている。
尚、実施例では、フロントグリルを上下に2分
割したが、フロントグリルを上下に2分割してい
ないものに対しても本考案を適用可能である。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、取付フ
レームの第1・第2ステイの取付個所が正規位置
から前後方向に関してずれていた場合でも、ボン
ネツト及びグリルを車体に容易に取付けることが
できると共に、取付時に、ボンネツトとグリルが
干渉したりする惧れもなく、しかも、上記両者間
の前後方向に関する隙間が正規の大きさから大き
く異なるものとなつたりする惧れがなく、外観体
裁の悪化を招来する惧れはない。本考案は上記利
点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は要部の平面図、第2図はトラクタ前部の
縦側断面図、第3図は同一部断面正面図、第4図
は第1図のA−A線矢視断面図、第5図は本考案
とは別のトラクタ後部の縦側断面図、第6図は本
考案とは別のロアリンク端部の縦側断面図であ
る。 1……ボンネツト、5……フロントグリル、
6,7……上部・下部グリル、17……取付フレ
ーム、22……支持材、24,32,34……第
1ボルト孔、25,33,35……第2ボルト
孔、26,27……第1・第2ステイ、29……
連結材、30,31……第1・第2ボルト、3
6,37……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネツト1の前方にグリル6を配設し、車体
    に備えた取付フレーム17に、ボンネツト1の前
    端部を、第1ステイ26と第1ボルト30を介し
    て、又、グリル6の後端部を、第2ステイ27と
    第2ボルト31を介して、夫々、取付けたものに
    おいて、ボンネツト1とグリル6との前後方向に
    関する相対的な位置関係を略正規の関係に保持す
    べく、第1・第2両ステイ26,27を第1・第
    2ボルト30,31を介して連結材29により連
    結し、取付フレーム17の第1・第2ボルト3
    0,31が挿通される第1・第2各ボルト孔2
    4,25を、第1・第2各ボルト30,31が非
    締結状態でボンネツト1、グリル6及び連結材2
    9と共に前後方向に移動可能な前後方向の長孔に
    形成したことを特徴とする車輌のボンネツト及び
    グリルの取付装置。
JP8937985U 1985-06-12 1985-06-12 Expired - Lifetime JPH059258Y2 (ja)

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