JP4221815B2 - サイドスカート取付け用のブラケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の下部側面から車輪のほぼ中心レベルまで垂下されるサイドスカートをその車両の下部側面に取付けるサイドスカート取付け用のブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
サイドスカートは、図6に示されるように、後輪(図示されていない)の前後において、トラックDの下部側面Dtから車輪のほぼ中心レベルまで垂下される板状部材であり、トラックDの後輪回りの見栄え向上や、左折時等の歩行者の巻き込み防止を図るために使用される。
サイドスカート1は一般的にトラックDの下部側面Dtにボルト止めされるが、外観上の見栄え向上を図るため、ボルト3はサイドスカート1の上部内側に固定されたブラケット2に取付けられている。
【0003】
図4には、従来のサイドスカート1を内側から見た斜視図が示されている。
前記サイドスカート1は上部内側にほぼ直角に折り曲げられたフランジ部1uを備えており、そのフランジ部1uがブラケット2によって下方から支持される。
前記ブラケット2は、図4、図5(A)に示されるように、側面略L字形に折り曲げ成形された板であり、そのブラケット2の上板部2u(支持板部)がサイドスカート1のフランジ部1uに溶接される。また、前記上板部2uに対してほぼ直角に形成された取付け板部2jにはその中央にボルト3が溶接される。
【0004】
図5(B)は、ブラケット2の取付け板部2jに対してボルト3の頭部3hを溶接している状態を表している。図中Yは溶接機の電極であり、溶接を均一に行うため、その電極Yとボルト3とは同軸に保持される。さらに、前記電極Yの側面がブラケット2の上板部2uに接触しないように、その電極Yの側面と上板部2uとは約3mm離される。このため、前記ボルト3の中心から上板部2uまでの距離Lは、L=電極の半径R+3mm となる。
【0005】
前記サイドスカート1は、前述のようにトラックDの下部側面Dtにボルト止めされる。ここで、トラックDの下部両端にはボディの骨組みになるロアレールDrが前後方向に配置されている(図5(C)参照)。なお、図5(C)にはトラックDの下部側端の縦断面図が示されている。ロアレールDrはその下部がL字形に折り曲げ成形されており、前記サイドスカート1が取付けられる下部側面Dtは内側に入り込んだ位置に配置されている。そして、その下部側面Dtを除くロアレールDrの周囲が側面パネルDsによって覆われている。
【0006】
前記ロアレールDrの下部側面Dtには所定位置に複数のボルト孔Dkが形成されており(図6(B)参照)、それらのボルト孔Dkにサイドスカート1のボルト3が通される。そして、トラックDの内側から前記ボルト3に対してナット5が螺合され、サイドスカート1はトラックDの下部側面Dtに固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したサイドスカート1では、ブラケット2のボルト3から上板部2uまでの距離Lが、L=電極の半径R+3mm であり、前記距離Lがそのボルト3のサイズに係わらず電極Yのサイズ(半径)によって決まってしまう。このため、ボルト3から上板部2uまでの寸法に余裕がある場合でもそのボルト3を上板部2uに近づけて固定することはできない。即ち、ボルト3と上板部2uとの間の距離を希望する値にまで小さくすることができない。したがって、トラックDの下部側面Dtの幅H(高さH)が小さい部位ではサイドスカート1の取付けが困難になるという問題がある。
【0008】
本発明のうち請求項1に記載の発明は、ブラケットの上板部(支持板部)からボルトまでの距離を電極のサイズに係わらず小さくできるようにし、車両の下部側面の幅(高さ)が小さい部位であってもサイドスカートの取付けを可能にすることをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、請求項1に記載されたサイドスカート取付け用のブラケットによって解決される。
本発明によると、ブラケットは支持板部と連結材取付板部とから構成されており、連結材取付板部が支持板部からほぼ直角に折り曲げられている。さらに、支持板部には連結材取付板部に対して連結材を溶接する際に、溶接電極がその支持板部に接触しないように切り欠きが形成されている。このため、溶接電極のサイズ(半径)を考慮することなく、連結材から支持板部までの距離を決定することができる。したがって、連結材を支持板部の直近に位置決めすることができ、その連結材と支持板部との距離を可能な限り小さくできる。このため、車両の下部側面における高さ方向の幅が狭くてもその位置にサイドスカートを取付けることが可能になる。即ち、サイドスカートの取付け自由度が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図3及び図6に基づいて本発明の一の実施の形態に係るサイドスカート取付け用のブラケットの説明を行う。ここで、図1は本実施の形態に係るブラケットを備えるサイドスカートの斜視図であり、図2はサイドスカートの取付け手順を表す縦断面図、図3(A)は前記ブラケットの斜視図、図3(B)はボルトの溶接状況を表す側面図である。
【0011】
前記サイドスカート10は、前述のように、トラックDの後輪の前後においてそのトラックDの下部側面Dtから車輪のほぼ中心レベルまで垂下される板状部材であり(図6参照)、前後の二枚が一組で使用される。
サイドスカート10は、図1に示されるように、スカート本体10mの上部が一定幅で内側にほぼ直角に折り曲げられており、フランジ部10fが形成されている。なお、図1には片方のサイドスカート10が記載されている。
【0012】
前記サイドスカート10のフランジ部10fにはそのサイドスカート10をトラックDの下部側面Dtに取付けるためのブラケット20が溶接される。
ブラケット20は、図1、図3(A)に示されるように、側面略L字形に折り曲げ成形された板であり、上板部22と取付け板部24とから構成されている。また、上板部22と取付け板部24との両側にはブラケット20を補強するためのL型補強板23が設けられている。
【0013】
前記ブラケット20の取付け板部24にはその中央部分にボルト25が溶接されている。ここで、前記ボルト25は、図3(A)に示されるように、雄ネジ部25nが取付け板部24から直角に突出しており、その頭部25hが取付け板部24の内側に溶接される。
さらに、前記ブラケット20の上板部22にはボルト溶接用の電極Yがその上板部22と干渉しないように中央部分に角形の切り欠き部22vが形成されている。
【0014】
前記ボルト25を溶接するには、図3(B)に示されるように、そのボルト25と電極Yとを同軸に保持した状態で、その電極Yの先端面Yfをボルト25の頭部25hに当接させる。このとき、ブラケット20の上板部22には中央部分に切り欠き部22vが形成されているため、前記電極Yを上板部22側に十分接近させてもその電極Yが上板部22に接触することがない。このため、電極Yのサイズ(半径)を考慮せずにボルト25から上板部22までの距離Lを決定できる。即ち、ボルト25の頭部25hが上板部22に接触しない位置までそのボルト25を上板部22に接近させることができる。このため、ボルト25から上板部22までの距離Lを従来よりも十分小さくできる。
【0015】
このようにして、前記ボルト25の頭部25hがブラケット20の取付け板部24の内側に溶接されると、そのブラケット20の上板部22がサイドスカート10のフランジ部10fの下面所定位置に溶接され、サイドスカート10が完成する(図1参照)。
即ち、前記ボルト25が本発明の連結材に相当し、ブラケット20の上板部22が本発明の支持板部、ブラケット20の取付け板部24が本発明の連結材取付板部に相当する。
【0016】
次に、前記サイドスカート10をトラックDの下部側面Dtに取付ける手順を説明する。
ここで、前記トラックDの下部両端にはボディの骨組みになるロアレールDrがそのトラックDの前後方向に設置されている(図2参照)。なお、図2にはトラックDの下部側端の縦断面図が示されている。ロアレールDrはその下部がL字形に折り曲げ成形されており、内側に入り込んだ位置にサイドスカート10が取付けられる下部側面Dtが配置されている。そして、その下部側面Dtを除くロアレールDrの周囲が側面パネルDsによって覆われている。
【0017】
また、ロアレールDrの下部側面Dtには前記ボルト25が通される複数のボルト孔Dkが所定位置に形成されている(図6参照)。
前記サイドスカート10の各々のボルト25はトラックDの下部側面Dtに形成された所定のボルト孔Dkに通され、それらのボルト25に、図2に示されるように、トラックDの内側からナット15が螺合される。これによって、前記サイドスカート10はトラックDの下部側面Dtに固定される。
【0018】
このように、本実施の形態に係るサイドスカート取付け用のブラケット20によると、上板部22には取付け板部24に対してボルト25を溶接する際に、電極Yがその上板部22に接触しないように切り欠き部22vが形成されている。このため、電極Yのサイズ(半径)を考慮することなく、ボルト25から上板部22までの距離を決定することができる。したがって、ボルト25を上板部22の直近に位置決めすることができ、そのボルト25を上板部22との距離を極力小さくできる。このため、トラックDの下部側面Dtにおける高さ方向の幅Hが狭くてもその位置にサイドスカート10を取付けることが可能になる。即ち、サイドスカート10の取付け自由度が向上する。
【0019】
なお、本実施の形態においては連結材としてボルト25をブラケット20の取付け板部24に溶接する例を示したが、これに限定されず、例えば、ナット等を溶接することも可能である。
また、連結材としてファスナ等を使用することも可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によると、連結材と支持板部との距離を溶接電極のサイズに係わらず十分小さくできるため、車両の下部側面の幅が狭くてもその位置にサイドスカートを確実に取付けることができる。したがって、サイドスカートの取付け自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態に係るブラケットを備えるサイドスカートの斜視図である。
【図2】本発明の一の実施の形態に係るブラケットを備えるサイドスカートの取付け手順を表す縦断面図である。
【図3】図3(A)は本発明の一の実施の形態に係るブラケットの斜視図、図3(B)は前記ブラケットにおけるボルトの溶接状況を表す側面図である。
【図4】従来のブラケットを備えるサイドスカートの斜視図である。
【図5】図5(A)は従来のブラケットの斜視図、図5(B)は従来のブラケットにおけるボルトの溶接状況を表す側面図、図5(C)は従来のブラケットを備えるサイドスカートの取付け状態を表す縦断面図である。
【図6】図6(A)はトラックにサイドスカートを取り付ける様子を表す全体斜視図、図6(B)はトラックにサイドスカートを取り付ける様子を表す要部側面図である。
【符号の説明】
10 サイドスカート
10f フランジ部
20 ブラケット
22 上板部(支持板部)
22v 切り欠き
24 取付け板部(連結材取付板部)
25 ボルト(連結材)
Claims (1)
- 車両の下部側面から車輪のほぼ中心レベルまで垂下されるサイドスカートをその車両の下部側面に取付けるサイドスカート取付け用のブラケットにおいて、
サイドスカートの上部に形成されたフランジ部を下方から支持する支持板部と、
その支持板部に対してほぼ直角に折り曲げられており、前記サイドスカートの内側に位置するとともに、車両に対する連結材が溶接される連結材取付板部とを有しており、
前記支持板部には、連結材取付板部に対して連結材を溶接する際に、溶接電極がその支持板部に接触しないように切り欠きが形成されていることを特徴とするサイドスカート取付け用のブラケット。
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