JP3769504B2 - 分散固化された白金−金材料、該材料の製造法および該材料の使用 - Google Patents

分散固化された白金−金材料、該材料の製造法および該材料の使用 Download PDF

Info

Publication number
JP3769504B2
JP3769504B2 JP2001401087A JP2001401087A JP3769504B2 JP 3769504 B2 JP3769504 B2 JP 3769504B2 JP 2001401087 A JP2001401087 A JP 2001401087A JP 2001401087 A JP2001401087 A JP 2001401087A JP 3769504 B2 JP3769504 B2 JP 3769504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platinum
gold
base metal
mass
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001401087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002266040A (ja
Inventor
フィッシャー ベルント
ゴイ カール−ハインツ
コック ヴルフ
フランシス ラプトン デイヴィッド
マンハルト ハラルト
メルカー ユルゲン
シェルツ フリートホルト
ツロヴスキー ベルトホルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WC Heraus GmbH and Co KG
Original Assignee
WC Heraus GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WC Heraus GmbH and Co KG filed Critical WC Heraus GmbH and Co KG
Publication of JP2002266040A publication Critical patent/JP2002266040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769504B2 publication Critical patent/JP3769504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/14Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of noble metals or alloys based thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/32Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at more than 1550 degrees C
    • B23K35/322Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at more than 1550 degrees C a Pt-group metal as principal constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/08Bushings, e.g. construction, bushing reinforcement means; Spinnerettes; Nozzles; Nozzle plates
    • C03B37/095Use of materials therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C32/00Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ
    • C22C32/001Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ with only oxides
    • C22C32/0015Non-ferrous alloys containing at least 5% by weight but less than 50% by weight of oxides, carbides, borides, nitrides, silicides or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides, whether added as such or formed in situ with only oxides with only single oxides as main non-metallic constituents
    • C22C32/0021Matrix based on noble metals, Cu or alloys thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、卑金属酸化物からなる微細に分布された微粒子によって分散固化された白金−金材料、該材料の製造法および該材料の使用に関する。
【0002】
本発明は特に、半製品または完成品の形の、分散固化された白金−金−合金からなる白金−金材料に関する。
【0003】
【従来の技術】
白金金属は、均一に分布される際に、不溶解性の微粒子を僅かな量で含有する場合には、高い耐熱性を有することが公知である。粒子は一般に二酸化ジルコニウムまたは酸化イットリウムからなる。この種の白金金属は分散固化されたか、または分散硬化されたと呼ばれる。分散固化された白金材料は、高温での腐食および酸化に対する抵抗性に優れ、かつ特にガラス溶融に対する安定性のため、ガラス工業で使用され、これは例えばドイツ連邦共和国特許第4440704C2号明細書に記載されている。この材料の製造は、種々の方法によって行われてよい(E.ドゥロスト(E.Drost)、H.ゲリッツァー(H.Goelitzer)、M.ポニアトフスキー(M.Poniatowski)、S.ツォイナー(S.Zeuner):Platin-Werkstoffe fuer Hochtemperatur-Einsatz, Metall 50(1966), 492〜498)。
【0004】
白金および白金金属の耐熱性を高める、もう1つの方法は、ロジウムまたは他の適当な金属を混入合金することである。即ち、例えばドイツ連邦共和国特許第1533267C1号明細書の記載からは、1個以上の希土類金属0.005〜0.2%、有利に0.01〜0.1%を含有する、溶融法によって製造された白金金属合金が公知である。白金金属合金は、紡糸ノズル、触媒網、化学工業および同様の使用分野のための装置を製造する材料として使用され、これらの場合、500℃以上の高温での合金紡晶粒の成長が回避されなければならない。例としては、セリウム0.005%を有する白金−ロジウム、ランタン0.02%を有する白金−金、イットリウム0.01%を有するパラジウムおよびガドリニウム0.005%を有するパラジウム−銀が挙げられる。
【0005】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第1783074A1号明細書は、内部酸化によって分散硬化された、白金金属または金を基礎とする材料に関する。この材料は、これらの金属と、酸化物が高い生成熱を有するような元素との合金から、二段階の熱処理−300〜800℃での経時硬化処理および800〜1400℃での酸化処理−によって製造される。合金は、例えば線材または薄板の形、または−酸化時間を短縮するため−緊密な合金体を機械的に粉砕することによって得られた粉末(約50〜500μmの粒度)の形で使用されてよい。例えば白金−ジルコニウム−合金、白金−ロジウム−ジルコニウム−合金および白金−パラジウム−ジルコニウム−合金が適当である。極めて微粒状の二酸化ジルコニウム−析出物が得られ;酸化物粒子の直径は、1μm未満から0.1μmを上回るまでの範囲内である。またジルコニウムとともに、酸化物が高い生成熱を有する他の元素、例えばアルミニウム、ベリリウム、チタン、ハフニウム、タンタルおよびトリウムも適当である。これらの含量は、0.1〜5%である。
【0006】
米国特許第4014692号および同第4123263号明細書の記載からは、溶融法により製造された、特にガラス繊維紡糸ノズルに好適な、ロジウム10〜40質量%、ホウ素0.001〜0.5質量%、ジルコニウム0.015〜1.25質量%、残りは白金からなるクリープ安定性の白金材料が公知である。この場合、ジルコニウムは完全にまたは部分的に、ハフニウム、マグネシウム、イットリウム、ランタン、チタン、ニオブおよびタンタルで置換されていてよいが;しかしジルコニウム含有白金材料が有利である。
【0007】
英国特許第2085028A号明細書の記載は、白金金属(白金、ロジウム、パラジウム、ルテニウム、イリジウム)、金および特に結晶粒安定化剤からなる結晶粒安定化された(“grain stabilised”)合金に関し、この合金は特にガラス溶融液と接触する機械および装置に適当であり、および試験体を壊変させるために蛍光X線分光分析法に適当である。顆粒安定化剤は、白金および金と比較して高い反応性を有する元素の酸化物、炭化物、窒化物および珪化物である。このような元素の例は、スカンジウム、イットリウム、トリウム、ジルコニウム、ハフニウム、チタン、アルミニウムおよびランタニドであり;ジルコニウムおよびトリウムが有利である。合金中の金含量は有利に3〜8質量%であり、結晶粒安定化剤の量は0.5質量%以下である。特に有利なものとしては、例えば酸化物形成を可能にする雰囲気中で、白金金属、金および反応元素からなる溶融液を噴霧することによる、合金の製造が記載されている。このような合金中には、結晶粒安定性酸化物が、酸化物への元素の75〜80%の変換率に相応する量で存在する。未反応元素の量は、結晶粒の成長に対する不利な影響のため、0.025質量%以下であるべきである。
【0008】
東ドイツ特許第157709号明細書中には、イットリウム0.01〜0.5%、ホウ素0.001〜0.5%、カルシウム0.001〜0.5%、残量は1個以上の白金金属および場合によっては金およびニッケルからなる白金金属合金が記載されている。合金は溶融法で製造され、かつ酸化されていない状態、ならびに内部酸化された状態で使用されてよい。この合金は長期の機械的応力、熱応力、化学的応力および腐食応力の場合もほとんど元来の結晶粒度を示し;クリープ安定性および経時安定性は極めて良好である。
【0009】
Neue Huette 35(1990),391〜393中には、イットリウムおよびホウ素との白金合金の性質についての研究が報告されており、Platinum Metals Rev.(1995),39,167〜170にはイットリウムおよびジルコニウムを用いて分散硬化された白金合金の微細構造および性質が報告されている。
【0010】
ドイツ連邦共和国特許第19531242C1号明細書の記載からは、白金およびジルコニウムおよび/または酸化ジルコニウム0.1〜0.35質量%およびホウ素および/または酸化ホウ素0.002〜0.02質量%からなる耐熱白金材料が公知である。白金材料は、有利にジルコニウムおよびホウ素を含有する白金−ジルコニウム−ホウ素−合金を溶融し、インゴットに鋳造し、薄板に冷間圧延し、かつアルゴンまたは空気中1000℃で半時間灼熱することによって製造される。耐熱性酸化物が生じる、酸化性灼熱は、経時安定性の上昇、および室温での延性の減少をもたらす。溶融冶金法により製造された白金材料と、本質的には高い経時安定性を有する粉末冶金法により製造された二酸化ジルコニウム−硬化された白金材料(FKS−白金)とは、経済的に選択される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明には、できるだけわずかな量の、未酸化卑金属を含有し、1200℃を上回る温度でも高い経時安定性を有し、かつ極めて良好な変形挙動を示すような、卑金属酸化物からなる微細に分布された微粒子によって分散固化された白金−金材料を見出すという課題が、基礎として課された。
【0012】
白金−金材料は特に、分散固化された白金−金−合金からなる材料であるべきである。さらに白金−金−卑金属−合金の溶融および鋳造を包含する、本発明による白金−金材料の製造法が記載されるべきである。白金−金材料は、特にガラス工業での使用に好適であるはずである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
課題の解決を示す白金−金材料は、本発明によれば、卑金属として卑金属が0.005〜1質量%であり、セリウムを含有するか、またはイットリウムおよびジルコニウム、および場合によってはセリウムからなる混合物を含有し、卑金属の少なくとも75質量%が酸化物として存在し、卑金属酸化物の形成が酸化性媒体中で緊密な形で存在する白金−金−卑金属合金の熱処理に基づくものであることによって特徴付けられる。
【0014】
特に、卑金属の少なくとも90質量%が酸化物として存在する場合に、本発明による白金−金材料は有効であることが判明した。
【0015】
白金−金材料の卑金属含量は、好ましくは0.005〜1質量%である。
【0016】
請求項1に記載の白金−金材料の実施態様の場合、卑金属は、(a)セリウムから形成されてよいか、または卑金属がイットリウム、ジルコニウムおよびセリウムの中の少なくとも2個からなる混合物から形成される場合には、(b)イットリウムおよびジルコニウムまたは(e)イットリウム、ジルコニウムおよびセリウムの組合せ物から形成されていてよい。
【0017】
本発明による白金−金材料は、実施態様のための卑金属の量が次のものである場合に、有効であることが判明した:
(a)0.005〜0.3質量%、特に0.01〜0.2質量%、
(b)0.005〜1質量%、特に0.05〜0.5質量%および
(e)0.005〜0.5質量%、特に0.01〜0.3質量%。
【0018】
酸化物の混合物は、実施態様の場合、次のものからなる:
(b)酸化イットリウム2〜70質量%、有利に5〜20質量%、および酸化ジルコニウム30〜98質量%、有利に80〜95質量%および
(e)酸化イットリウム2〜70質量%、有利に2〜20質量%、酸化ジルコニウム30〜96質量%、有利に70〜95質量%、および酸化セリウム2〜70質量%、有利に2〜50質量%。
【0019】
さらに課題の解決は、白金−金−卑金属−合金を溶融し、かつ鋳造し、および酸化性媒体中で熱処理しながら、卑金属酸化物からなる微細に分布された微粒子によって分散固化された白金材料を製造する方法にあり、この方法は卑金属としてセリウム、または元素イットリウム、ジルコニウムおよびセリウムの中の少なくとも2個からなる混合物を含有する白金−卑金属−合金を溶融し、かつ鋳造し、および卑金属少なくとも75質量%が酸化されるまで、酸化性媒体中、600〜1400℃で熱処理を行なうことによって特徴付けられる。
【0020】
卑金属少なくとも90質量%が酸化されるまで熱処理が行なわれる場合、この方法は特に有効であることが判明した。
【0021】
本発明による方法に必要とされる酸化性媒体は、本発明の範囲内では、600〜1400℃の温度範囲内で、貴金属ではなく、卑金属の酸化を生じさせる媒体を意味する。好ましくは、空気、酸素、水蒸気、または水蒸気と水素、希ガス、特にヘリウムまたはアルゴン、または窒素とからなる混合物からの雰囲気である。
【0022】
卑金属少なくとも75質量%、特に少なくとも90質量%の酸化に必要な熱処理時間は、予備試験から確認されるが、この試験の場合、白金−金−卑金属−合金の熱処理経過中に吸収された酸素の量が、時間と関連して測定される。酸素の測定は、白金−金材料の溶融した試験体と炭素とを(一酸化炭素に)反応させ、引続き酸化により形成される二酸化炭素の定量赤外分光分析に基づいており、および例15中に詳説されている。
【0023】
本発明によれば、有利に0.005〜1質量%の卑金属含量を有する白金−金−卑金属−合金が溶融され、かつ鋳造される。合金は貴金属としての白金とともになおロジウム0.5〜25質量%、イリジウム0.3〜50質量%または金0.5〜8質量%を含有する。
【0024】
卑金属としては、0.005〜0.3質量%、特に0.01〜0.2質量%の量のセリウム、0.005〜1質量%、特に0.05〜0.5質量%の量のイットリウムおよびジルコニウム、0.005〜0.5質量%および0.005〜0.5質量%、特に0.01〜0.3質量%の量のイットリウム、ジルコニウムおよびセリウムが有効であることが判明した。
【0025】
本発明を詳説するため、次の例中では、本発明により分散固化された白金−金材料の実施態様、および本発明の方法による白金−金材料の製造(例8〜10)、参考例としての白金材料の製造(例1〜7)および−比較として−公知の分散固化添加剤イットリウム(例11)、ジルコニウム(例12)、イットリウムおよびホウ素(例13)およびジルコニウムおよびホウ素(例14)を含有する白金−合金について記載されている。例中に使用された白金は、99.95%の純度を有する。
【0026】
例15中には、例1〜7および例11〜14中に記載された白金材料、例8〜10に記載された白金−金材料および白金および白金/ロジウム10の酸素含量の測定が記載されている。
【0027】
例16は、例1〜7中に記載された参考例としての白金材料、例8〜10に記載された本発明による白金−金材料および2個の市販の分散固化された白金材料、および白金/ロジウム10および白金/金5の経時安定性の測定に関する。
【0028】
【実施例】
例1(参考例1)
白金4675g、白金97質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体250g、および白金99質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体75gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.15質量%およびイットリウム0.015質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2.4mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に200時間1000℃の熱処理を施す。
【0029】
例2(参考例2)
白金4730g、白金97質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体200g、および白金99質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体70gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.12質量%およびイットリウム0.014質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2.4mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に200時間1000℃の熱処理を施す。
【0030】
例3(参考例3)
白金4683g、白金97質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体167g、および白金99質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体150gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.1質量%およびイットリウム0.03質量%を有する白金合金を溶融する。この白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に200時間1000℃の熱処理を施す。
【0031】
例4(参考例4)
白金4825g、および白金94質量%とセリウム6質量%とからなる合金前駆体175gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、セリウム0.21質量%を有する白金合金を溶融する。この白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に200時間1000℃の熱処理を施す。
【0032】
例5(参考例5)
白金4396.6g、白金97質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体416.7g、白金99質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体170g、および白金94質量%とセリウム6質量%とからなる合金前駆体16.7gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導炉内で、ジルコニウム0.25質量%、イットリウム0.034質量%およびセリウム0.02質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に200時間1000℃の熱処理を施す。
【0033】
例6(参考例6)
白金4645g、白金94質量%とセリウム6質量%とからなる合金前駆体230g、および白金99質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体125gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、セリウム0.275質量%およびイットリウム0.025質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に200時間1000℃の熱処理を施す。
【0034】
例7(参考例7)
白金90質量%とロジウム10質量%とからなる合金4688.3g、白金87質量%、ロジウム10質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体156.7g、および白金89質量%、ロジウム10質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体155gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.094質量%およびイットリウム0.031質量%を有する白金−ロジウム−合金を溶融する。白金−ロジウム−合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。
【0035】
例8
白金95質量%と金5質量%とからなる合金4743.3g、白金92質量%、金5質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体56.7g、および白金94質量%、金5質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体200gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.034質量%およびイットリウム0.04質量%を有する白金−金−合金を溶融する。白金−金−合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2.4mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に400時間空気中で1000℃の熱処理を施す。
【0036】
例9
白金95質量%と金5質量%とからなる合金4682.5g、白金92質量%、金5質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体259g、および白金94質量%、金5質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体67.5gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.15質量%およびイットリウム0.0135質量%を有する白金−金−合金を溶融する。白金−金−合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。
【0037】
例10
白金95質量%と金5質量%とからなる合金4833.3g、および白金89質量%、金5質量%とセリウム6質量%とからなる合金前駆体166.7gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、セリウム0.2質量%を有する白金−金−合金を溶融する。白金−金−合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。
【0038】
例11(比較)
白金4762g、白金97質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体200g、および白金99質量%とホウ素1質量%とからなる合金前駆体37.5gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.12質量%およびホウ素0.0075質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。
【0039】
例12(比較)
白金4685g、および白金99質量%とイットリウム1質量%とからなる合金前駆体315gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、イットリウム0.063質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。熱処理された白金−イットリウム−合金は、微粒組織を有する。しかし、既に1200℃で4時間の灼熱後、著しい晶粒の増大が判明する。
【0040】
例13(比較)
白金200g、イットリウム0.06gおよびホウ素0.02gから、アーク内で、イットリウム0.03質量%およびホウ素0.01質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。熱処理された白金−イットリウム−ホウ素−合金は、微粒組織を有する。しかし、既に1200℃で4時間の灼熱後、著しい晶粒の増大が判明する。
【0041】
例14(比較)
白金4877g、および白金97質量%とジルコニウム3質量%とからなる合金前駆体123gから、二酸化ジルコニウムるつぼの使用下に真空誘導溶融炉内で、ジルコニウム0.074質量%を有する白金合金を溶融する。白金合金をアルゴン(300ミリバール)下にインゴットに鋳造し、このインゴットから、冷間圧延することによって2mm厚さの薄板を製造する。次に薄板に300時間空気中で1000℃の熱処理を施す。熱処理された白金−ジルコニウム−合金の組織は粗大粒子である。
【0042】
例15
酸素含量の測定
例1〜14中に記載された白金材料の試験体、および−比較として−純度99.95%を有する白金の試験体および白金/ロジウム10の試験体を、個々の質量25〜50mgを有する顆粒に細分し、超音波浴中でまずアセトンを用いて、次に四塩化炭素を用いて洗浄し、引続き約60℃の熱い空気中で乾燥させる。次に試験体それぞれ300〜500mgを約2400℃で、予め約2500℃に加熱することによってガス抜きされた、炉内にあるグラファイトるつぼ中に入れる。2400℃で溶融した試験体中に存在した酸素は、ヘリウムを用いて担持ガスとして炉から除去され、かつ酸化触媒を介して誘導されるような一酸化炭素を形成しながら、グラファイトるつぼと反応する。形成された二酸化炭素の濃度を、定量赤外分光分析によって測定し、この分析から試験体中の酸素の含量を測定する。第1表には、このように測定した酸素含量を、酸素測定[質量%]として記載し、さらに卑金属75質量%および100質量%を酸化させるための理論的に必要な酸素の量を、酸素理論[質量%]の75%値および100%値として記載する。
【0043】
表が示すように、数個の試験体の酸素含量は100%値を上回る。この理由の1つは、白金−金−卑金属−合金中に、汚染物として極めて僅かな量の酸化物形成元素、例えばアルミニウムおよび珪素が含有されていることであり得る。もう1つの推測は、熱処理の結果、簡単な卑金属酸化物とともに付加的にさらに酸素を形成する(消費する?)白金−金−卑金属−混合酸化物、例えばZrO・PtOが形成されることである。
【0044】
例16
経時安定性の測定
経時安定性を測定する試験を、東ドイツ特許第245576A3号明細書中に記載された装置中で行なう。この装置を用いて、例中に記載された本発明による白金−金材料の実施態様からなる試験体(0.8×3mmの正方形、長さ120mm)、市販の材料2個(W.C.ヘロイス(W.C.Heraeus)、ドイツ在、のPt−DPH、およびジョンソン・マッテイ社(Johnson,Matthey Ltd.)、英国在、のPt−ZGS)、白金、白金/ロジウム10および白金/金5を、空気中で、1000〜1700℃の範囲内の定義された温度に加温する。1000〜1700℃に加温する間、試験体が破損に至るまで、試験体に定義された引張り応力をかける。次に経時グラフを作成し、そのグラフから補間法によって、1600℃もしくは1500℃(Pt)の温度で10時間後、それぞれ試験体の破損をもたらす引張り応力を測定する。このようにして測定した引張り応力値を、経時安定性R[MPa]として表II中に記載する。
【0045】
【表1】
【0046】
Figure 0003769504
【0047】
【表2】
【0048】
Figure 0003769504
【0049】
【発明の効果】
本発明による白金−金材料は高温でも、安定性および組織の微粒性を示す。
【0050】
白金−金材料を製造する本発明による方法の場合、簡易性および経済性が特に傑出しており;それというのも驚くべきことに、本発明による卑金属の選択は、緊密な形で存在する白金−金−卑金属−合金の熱処理中に、比較的迅速かつ十分な卑金属の酸化をもたらすからである。
【0051】
さらに利点は、溶融され、かつ鋳造された白金−金−卑金属−合金ならびに分散固化された白金−金材料の、極めて良好な変形挙動および溶接性である。即ち、本発明による方法は、熱処理工程の前後に、冷間加工、熱間加工および溶接を包含してよく、かつ白金−金材料は半製品または完成品の形で得られてよい。
【0052】
本発明による白金−金材料は、高温で安定性が必要とされる全ての使用分野に適当である。特に、ガラス工業、および実験室内で使用すべき装置のための使用、被覆の製造のための使用、および溶接添加材料としての使用に有効であった。

Claims (13)

  1. 卑金属酸化物からなる微細に分布された微粒子によって分散固化された、白金−金合金の金含量が0.5〜8質量%である白金−金材料において、卑金属として卑金属含量が0.005〜1質量%であり、セリウムを含有するか、またはイットリウムおよびジルコニウム、および場合によってはセリウムからなる混合物を含有し、卑金属の少なくとも75質量%が酸化物として存在し、卑金属酸化物の形成が酸化性媒体中で緊密な形で存在する白金−卑金属合金の熱処理に基づくものであることを特徴とする、分散固化された白金−金材料。
  2. 卑金属の少なくとも90質量%が酸化物として存在する、請求項1記載の白金−金材料。
  3. イットリウムおよびジルコニウムの含量が0.05〜0.5質量%である、請求項1または2記載の白金−金材料。
  4. 金含量が0.5〜8質量%である白金−金−卑金属−合金を溶融し、鋳造し、および酸化性媒体中で熱処理しながら、卑金属酸化物からなる微細に分布された微粒子によって分散固化された白金−金材料を製造する方法において、請求項1から3までのいずれか1項に記載の白金−金材料を製造するために、卑金属として0.005〜1質量%の卑金属含量を有し、セリウム、またはイットリウム、ジルコニウムおよび場合によってはセリウムを含有する白金−金−卑金属合金からなる混合物を溶融し、かつ鋳造し、および卑金属の少なくとも75質量%が酸化されるまで、酸化性媒体中、600〜1400℃で熱処理を行なうことを特徴とする、分散固化された白金−金材料の製造法。
  5. 熱処理を、卑金属少なくとも90質量%が酸化されるまで行なう、請求項4記載の方法。
  6. 酸化性媒体として、空気、酸素、水蒸気、または水蒸気と水素、希ガスまたは窒素との混合物からなる雰囲気を使用する、請求項4または5記載の方法。
  7. 熱処理の前および/または後に、冷間加工を行なう、請求項4から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 熱処理の前および/または後に、熱間加工を行なう、請求項4から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 熱処理の前および/または後に、溶接法を使用する、請求項4から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. ガラス工業において使用すべき装置を製造するための材料としての、請求項1から3までのいずれか1項記載の分散固化された白金−金材料の使用。
  11. 実験室内で使用すべき装置を製造するための材料としての、請求項1から3までのいずれか1項記載の分散固化された白金−金材料の使用。
  12. 被覆の製造のための材料としての、請求項1から3までのいずれか1項記載の分散固化された白金−金材料の使用。
  13. 溶接添加材料の製造のための材料としての、請求項1から3までのいずれか1項記載の分散固化された白金−金材料の使用。
JP2001401087A 1997-04-08 2001-12-28 分散固化された白金−金材料、該材料の製造法および該材料の使用 Expired - Fee Related JP3769504B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19714365.2 1997-04-08
DE19714365A DE19714365A1 (de) 1997-04-08 1997-04-08 Dispersionsverfestiger Platin-Werkstoff, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09611698A Division JP3538314B2 (ja) 1997-04-08 1998-04-08 分散固化された、白金または白金ロジウム合金からなる白金材料、該材料の製造法および該材料の使用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002266040A JP2002266040A (ja) 2002-09-18
JP3769504B2 true JP3769504B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=7825722

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09611698A Expired - Fee Related JP3538314B2 (ja) 1997-04-08 1998-04-08 分散固化された、白金または白金ロジウム合金からなる白金材料、該材料の製造法および該材料の使用
JP2001401087A Expired - Fee Related JP3769504B2 (ja) 1997-04-08 2001-12-28 分散固化された白金−金材料、該材料の製造法および該材料の使用

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09611698A Expired - Fee Related JP3538314B2 (ja) 1997-04-08 1998-04-08 分散固化された、白金または白金ロジウム合金からなる白金材料、該材料の製造法および該材料の使用

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0870844B1 (ja)
JP (2) JP3538314B2 (ja)
KR (1) KR100334519B1 (ja)
CN (1) CN1077144C (ja)
DE (3) DE19714365A1 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19813988C1 (de) * 1998-03-28 1999-10-28 Heraeus Gmbh W C Verfahren zur Herstellung eines aus durch feinverteilte, kleine Teilchen aus Unedelmetalloxid dispersionsverfestigtem Platinwerkstoff bestehenden, geschweißten, insbesondere mindestens eine Innenwand aufweisenden Formkörpers, isnbesondere eines Rohres
DE10046456C2 (de) * 2000-09-18 2003-04-10 Heraeus Gmbh W C Durch feinverteilte, kleine Teilchen aus Unedelmetalloxid dispersionsverfestigter, goldfreier Platin-Werkstoff
DE10203660A1 (de) * 2002-01-30 2003-08-07 Schott Glas Bauteil, das für eine Anlage zum Erzeugen oder Aufbereiten von Glasschmelzen bestimmt ist
DE102004025549A1 (de) * 2004-05-25 2005-12-22 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Herstellung von elektrischen Bauelementen sowie elektrisches Bauelement, insbesondere Sensorelement
EP1712646A4 (en) * 2004-10-08 2008-02-20 Tanaka Precious Metal Ind PLATINUM ALLOY MATERIAL COMPRISING DISPERSEED FORM OXIDE
DK1917370T3 (da) 2005-08-15 2009-08-17 Heraeus Gmbh W C Tråd af ved oxiddispersion hærdet PT-IR- og andre legeringer med en forbedret overflade til tændrörselektroder
DE102005038772B4 (de) * 2005-08-15 2013-04-18 Heraeus Materials Technology Gmbh & Co. Kg Draht aus oxiddispersionsgehärteten Pt-lr- und anderen Legierungen mit verbesserter Oberfläche für Zündkerzenelektroden
DE102007007873A1 (de) * 2007-02-14 2008-08-21 W.C. Heraeus Gmbh Oxiddispersionsgehärteter, durch innere Oxidation hergestellter Pt-, PtRh- oder PtAu-Werkstoff mit hohem Oxidanteil und guter Duktilität
CN100478468C (zh) * 2007-05-24 2009-04-15 昆明贵金属研究所 一种氧化物弥散强化铂基复合材料的制备方法
WO2009086723A1 (zh) * 2008-01-04 2009-07-16 Wuxi Yingtepai Metal Product Co., Ltd. 氧化锆氧化钇弥散强化钯金合金及其生产方法
US20110135957A1 (en) * 2009-12-04 2011-06-09 Martin Herbert Goller Platinum weld structures and methods
CN102068982B (zh) * 2010-12-20 2013-04-10 昆明理工大学 负载纳米Pt的蜂窝结构Al2O3催化剂的制备方法
DE102011107827A1 (de) 2011-07-01 2013-01-03 Universität Bayreuth Verfahren zur Herstellung einer porösen Keramik
DE102011116604A1 (de) 2011-09-15 2013-03-21 Universität Bayreuth Verfahren zur Herstellung eines Metallmatrix- Verbundwerkstoffs
DE102011116290A1 (de) 2011-10-19 2013-04-25 Universität Bayreuth Verfahren zur Herstellung eines Verbundwerkstoffes
KR101419443B1 (ko) * 2012-03-26 2014-07-14 희성금속 주식회사 산화물 분산 강화형 백금-금 합금의 제조방법
KR101321945B1 (ko) * 2012-03-27 2013-10-28 희성금속 주식회사 건식법을 이용한 산화물 분산강화형 백금-금 합금 분말의 제조방법
KR20140011151A (ko) * 2012-07-17 2014-01-28 희성금속 주식회사 융해 방사법을 이용한 산화물 분산강화형 백금 박판 제조 방법
CN102952958B (zh) * 2012-11-16 2014-05-21 无锡英特派金属制品有限公司 弥散强化铂与铂铑合金复合材料的制备方法
DE102012022846A1 (de) 2012-11-23 2014-05-28 Universität Bayreuth Verfahren zur Herstellung eines porösen metallbeschichteten Substrats
KR102205156B1 (ko) * 2013-10-23 2021-01-20 에이지씨 가부시키가이샤 유리 용융물용 도관, 유리 용융물용 용기, 그들의 제조 방법, 유리 물품 제조 장치 및 유리 물품 제조 방법
DE102013225187B4 (de) * 2013-12-06 2018-07-19 Heraeus Deutschland GmbH & Co. KG Verfahren zur Bearbeitung einer dispersionsgehärteten Platinzusammensetzung
JP6137011B2 (ja) * 2014-03-25 2017-05-31 トヨタ自動車株式会社 燃料電池用触媒の製造方法
JP5703414B1 (ja) 2014-09-10 2015-04-22 石福金属興業株式会社 白金族基合金の製造方法
CN107354339B (zh) * 2017-07-27 2019-03-05 成都光明派特贵金属有限公司 弥散强化铂铑与铂复合材料及其制备方法
CN107338366B (zh) * 2017-07-27 2019-03-05 成都光明派特贵金属有限公司 弥散强化铂与铂复合材料及其制备方法
CN108149055B (zh) * 2017-11-16 2019-09-24 重庆材料研究院有限公司 一种用于铂铑基器皿的弥散强化型材料及其制备方法和应用
CN110004317B (zh) * 2019-05-08 2020-11-24 昆明贵金属研究所 一种氧化物强化铂铑基复合材料的电弧熔炼制备方法
EP3971311B1 (de) 2020-09-17 2022-07-06 Heraeus Deutschland GmbH & Co. KG Verbesserte, dispersionsgehärtete edelmetalllegierung
EP3978884B1 (de) 2020-10-02 2024-05-29 Heraeus Precious Metals GmbH & Co. KG Draht mit platin-zusammensetzung zur kontaktierung von temperatursensoren
JP2022086046A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 田中貴金属工業株式会社 強化白金合金及び強化白金合金の製造方法、並びにガラス製造装置
WO2023204733A1 (ru) * 2022-04-17 2023-10-26 Открытое акционерное общество "Красноярский завод цветных металлов имени В.Н.Гулидова" (ОАО "Красцветмет") Способ изготовления устройства для получения стеклянного или базальтового волокна
CN115319424B (zh) * 2022-09-16 2024-02-06 咸阳三毅有岩科技有限公司 一种薄壁铱坩埚的加工方法及薄壁铱坩埚

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2636819A (en) * 1951-01-31 1953-04-28 Baker & Co Inc Grain stabilizing metals and alloys
DE1533273A1 (de) * 1966-01-15 1970-02-05 Johnson Matthey Co Ltd Verfahren zur Haertung von Platinmetallen
DE1783074A1 (de) * 1968-09-27 1971-03-18 Degussa Durch innere Oxydation dispersionsgehaerteter Werkstoff
NL6900716A (ja) * 1968-01-20 1969-07-22
DE2002886A1 (de) * 1970-01-23 1971-07-29 Degussa Verfahren zur Herstellung eines durch innere Oxydation dispersionsgehaerteten Werkstoffes
US4014692A (en) * 1976-01-09 1977-03-29 Owens-Corning Fiberglas Corporation Platinum-rhodium alloys having low creep rates
DD132673A1 (de) * 1976-11-04 1978-10-18 Klaus Schwarz Verfahren zur herstellung von platingeraeten
US4123263A (en) * 1977-11-02 1978-10-31 Owens-Corning Fiberglas Corporation Platinum-rhodium alloys
US4274852A (en) * 1979-08-17 1981-06-23 Owens-Corning Fiberglas Corporation Manufacturing glass with a bushing having a directionally aligned dispersion strengthened tip plate
GB2085028B (en) * 1980-01-25 1984-11-21 Johnson Matthey Co Ltd Platinum-based alloys
FR2474530A1 (fr) * 1980-01-25 1981-07-31 Johnson Matthey Co Ltd Alliage pour fabrication d'appareils travaillant a haute temperature et appareils realises en cet alliage
DD157709A1 (de) * 1981-03-31 1982-12-01 Klaus Schwarz Platinmetallegierung
US4374668A (en) * 1981-04-29 1983-02-22 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Gold based electrical materials
JPH0734162A (ja) * 1993-07-14 1995-02-03 Nagahori:Kk 硬質高純度白金合金
DE4417495C1 (de) * 1994-05-19 1995-09-28 Schott Glaswerke Verfahren zur Herstellung von mit Y¶2¶0¶3¶ dispersionsverfestigten Reinst-Platin-Werkstoffen, Halbzeugen und Blechen
DE4440704C2 (de) * 1994-11-15 1997-02-13 Ilmenau Tech Glas Rührer für schmelzflüssiges Glas
DE19531242C1 (de) * 1995-08-25 1996-10-31 Degussa Warmfester Platinwerkstoff

Also Published As

Publication number Publication date
EP0870844B1 (de) 2001-01-17
EP0870844A1 (de) 1998-10-14
JP3538314B2 (ja) 2004-06-14
JP2002266040A (ja) 2002-09-18
DE59800437D1 (de) 2001-02-22
DE19758724C2 (de) 2002-12-12
KR19980081129A (ko) 1998-11-25
CN1077144C (zh) 2002-01-02
CN1204695A (zh) 1999-01-13
JPH10280070A (ja) 1998-10-20
KR100334519B1 (ko) 2002-08-21
DE19714365A1 (de) 1998-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3769504B2 (ja) 分散固化された白金−金材料、該材料の製造法および該材料の使用
US3696502A (en) Method of making a dispersion strengthened metal
US2636819A (en) Grain stabilizing metals and alloys
US6663728B2 (en) Gold-free platinum material dispersion-strengthened by small, finely dispersed particles of base metal oxide
JP5294859B2 (ja) スパークプラグ電極のための改善された表面を有する酸化物分散強化されたPt−Ir合金および他の合金からのリボン、ワイヤまたは成形部材、ならびにその製造法
US6129997A (en) Method for manufacturing a welded shaped body dispersion-hardened platinum material
JP3894987B2 (ja) 耐熱性白金材料
US20230392248A1 (en) Dispersion-hardened precious-metal alloy
US4569825A (en) Palladium dental alloy
US3676114A (en) Improvement in the process relating to alloys containing platinum group metals
JP3457740B2 (ja) セラミックでマスキングされる及びマスキングされない歯科用鋳型成形品用の高い金含有率の金−パラジウム合金
JP3483736B2 (ja) 銀合金の製造方法
JP4158337B2 (ja) 連続鋳造鋳型用クロム・ジルコニウム系銅合金の製造方法
JP7315206B2 (ja) 耐熱材料
JP7212739B2 (ja) 温度センサを接触させるための白金組成物のワイヤ
Bichkov et al. Some properties of zirconium-niobium alloys
JPS626732B2 (ja)
JPS6048577B2 (ja) 強化Ptの製造方法
JPS6328970B2 (ja)
JP2021156819A (ja) 耐熱白金
JPH0348254B2 (ja)
JPH0832938B2 (ja) Cu合金製連続鋳造鋳型

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050525

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050819

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees