JP3767778B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に係り、より詳細には、記録ドラム又は受像シート上にゴミ等の異物がのらないようにこれらの異物を除去する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明が対象としている記録装置は、記録用回転ドラム(以後、「記録ドラム」という。)又は記録平面の上に、記録媒体(すなわち、受像シートを記録ドラム上に固定し、その上にこの受像シートを覆うようにトナーシートを固定して成る受像シートとトナーシートの総称)を固定し、これに光ヘッドからのレーザビーム等を照射して画像記録を行なうものである。
本発明が対象とする記録装置の全体の概念図が図13に示されている。
同図において、30がこの記録装置で、記録装置30はフルカラー画像を得るため、記録媒体供給部32と、記録ドラム34と、この記録ドラム34上に設けられる記録媒体固定/解除機構36と、記録ドラム34の外周に沿って配置されるラミネート機構38と、露光ヘッド40と、剥離機構42と、給紙部44と、ラミネート部46と、定着部48と、剥離部50と、トレイ部52と制御部54とを有する。
【0003】
この記録装置30は、記録媒体供給部32から記録ドラム34上に受像シートRおよびトナーシートTとを供給し、まず、記録ドラム34上に受像シートRを記録媒体固定/解除機構36によって固定し、次いで、ラミネート機構38によって加圧加熱押圧して受像シートR上にトナーシートTを粘着して積層する。この加熱工程は記録媒体の種類によっては不要となる場合がある。
次いで制御部54によって画像信号に応じて制御された露光ヘッド40によって像様にヒートモードレーザ露光して潜像として画像を記録する。続いて剥離機構42によってトナーシートTを記録ドラム34上に固定されている受像シートRから剥離して、潜像として記録されたトナーシートTの画像を受像シートRに転写して現像して、受像シートR上に画像を形成する。
これを3〜4色について繰り返し、受像シートR上にカラー画像を形成した後、この受像シートRと給紙部44から供給された本紙Hとをラミネート部で積層・密着し、定着部48で受像シートRの受像層16を光硬化させた後、剥離部50で剥離し、フルカラー画像が形成された本紙Hはプルーフトレイ52aに、使用済受像シートRは廃材スタッカ52bに排出される。
こうして、フルカラー画像をハードコピーとして得ることができる。
【0004】
記録媒体供給部32は、記録媒体(すなわち、ロール状の受像シートR、および複数のトナーシートT、例えばK(黒)、C(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の標準トナーシートや印刷分野で用いられる金、銀等の特色シートなどのロール状感熱材料)が保持されている記録媒体ステーション53と、1つの記録媒体を引き出す1対の引出ローラ54と、引出ローラ54によって記録媒体ステーション53から所定の長さに引き出された記録媒体をシート状に切断するカッタ55と、シート状記録媒体を挟持搬送する1対のローラ56と、シート状記録媒体を記録ドラム34上に案内し、記録媒体の先端を記録ドラム34上の取り付けられた記録媒体固定/解除機構36に固定位置まで案内するガイド57とからなる。
【0005】
記録ドラム34には、まず受像シートRが供給されるが、その先端が機構36にクランプ等により固定され、記録ドラム34の図中矢印方向の回転によって記録ドラム34の外周上に巻き付けられ、後端も記録媒体固定/解除機構36により固定される。ここで、記録媒体固定/解除手段36の先端固定部と後端固定部の少なくとも一方は、色々な長さの記録媒体シートの記録ドラム34上への固定が可能なように、記録ドラム34の外周上を移動可能であるのが好ましい。
次いで、記録ドラム34の外周上に巻き付けられた受像シートR上に、全く同様にして記録媒体供給部32から搬送されてきたトナーシートTが積層して巻き付けられる。このトナーシートTの受像シートR上への積層は、内部に図示しないヒータを内蔵するラミネートローラ58と、ラミネートローラ58を支点59aを中心に回動し、記録ドラム34の外周に接離させるアーム59と、ラミネートローラ58を所定押圧力で記録ドラム外周に押圧する押圧手段60からなるラミネート機構38によって行われる。押圧手段60は、ばね等の付勢手段であってもエアシリンダのマニュピレータであってもよい。
受像シートRの最表層の受像層は粘着性を有しているため、ラミネートローラ58によって所定押圧力により押圧しながらトナーシートを巻き付けてラミネートできるので、トナーシートTにしわなどを発生させないことはもちろん、均一な粘着力で受像シートRの受像層とトナーシートTのトナー層とを接着することができる。
ここで、受像シートRへのトナーシートTのラミネートは、均一に強く接着させるため、加圧ラミネートローラ58によって行われるが、粘着力の向上を図るためラミネートローラ58を加圧と同時に加熱しながらラミネートするのも好ましい。加熱条件は130℃以下好ましくは100℃以下とするのがよい。
【0006】
また、記録ドラム34への受像シートRの巻き付けの際に、その先端を記録媒体固定/解除機構36によって固定し、搬送ローラ対56またはラミネートローラ58もしくはその他の手段で受像シートRの他の部分を保持し、受像シートRに所定の張力をかけて記録ドラム34の外周に巻き付けるのが好ましい。この時、後述するように記録ドラム34の外周に吸入孔を設けておき、受像シートRを吸着手段を用いて吸着するようにしてもよい(図14参照)。この吸着手段と記録媒体固定/解除機構36とは併用するのが好ましいが、いずれか一方のみとしてもよい。こうすることにより、しわ等を発生させず、また位置ずれを生じさせることなく、受像シートRを記録ドラム34の外周に固定することができる。さらに、トナーシートTの受像シートRへの積層時にも、トナーシートTに張力をかけておくのが好ましい。この時受像シートRの巻き付けと同様に記録媒体固定/解除機構36を用いて、トナーシートTの先端および/または後端を固定するようにしてもよいし、上述の吸着手段を併用するようにしてもよい。なお、積層時にトナーシートTにかける張力は記録ドラム34への巻き付け時に受像シートRにかける張力より小さくしておくのが好ましい。
【0007】
露光ヘッド40は、変調手段を含み、レーザビーム等の高密度エネルギ光を射出するレーザ光源とレーザ光のビームスポット径を調整する結像レンズ等からなるレーザヘッド24と、レーザヘッド24を記録ドラム34の軸方向(図1の紙面に垂直な方向)に移動して副走査を行う副走査手段61とを有する。
なお、レーザ光によるトナーシートTの主走査は、記録ドラム34の回転によって行う。ここで、露光ヘッド40に副走査移動手段61を設けず、記録ドラム34に軸方向の移動手段を設け、記録ドラム34を回転主走査しつつ軸方向に移動させて副走査させてもよい。
レーザ光源としては、ヒートモード露光が可能な高密度エネルギ光を射出できればよく、例えば、アルゴンイオンレーザ、ヘリウムネオンレーザ、ヘリウムカドミウムレーザ等のガスレーザ、YAGレーザなどの固体レーザ、半導体レーザなどの他に、色素レーザ、エキシマーレーザなどを用いることができる。画像信号によるレーザ光の変調は、例えばアルゴンイオンレーザの場合には外部変調器にビームを通し、また半導体レーザの場合には、レーザーに注入する電流を信号により制御(直接変調)する等、公知の方法により行なわれる。光熱変換層上で集光されるレーザスポットの大きさ、および走査速度は、画像に必要とされる解像力、材料の記録感度等に応じて設定される。印刷用途の場合、一般に高い解像力が必要であり、ビームスポットは小さい方が画質的に好ましいが、一方で焦点深度が小さくなり、機械的な制御が困難になる。また、走査速度が小さすぎると、トナーシート支持体等への熱伝導による熱損失が大きくなり、エネルギ効率が低下すると共に、記録時間が長くなり好ましくない。以上から、本発明での記録条件は、光熱変換層上のビーム径が5〜50μm、特に好ましくは6〜30μm、走査速度1m/秒以上、好ましくは3m/秒以上である。
【0008】
画像信号は、本発明の記録装置30の外部の画像読取装置、画像処理装置、DTP機能を持つワークステーション(W/S)、電子出版システムや各種の記憶媒体(磁気テープ、フロッピーディスク、ハードディスク、RAMカード等々)から、インターフェース等を介してディジタル信号として、制御部54に伝送され、必要な処理が施された後、露光ヘッド40に伝送され、レーザヘッド24のヒートモード露光の制御が行われる。
制御部54は、露光ヘッド40の副走査手段61による副走査および記録ドラム34の回転主走査の制御を始めとして、本発明の記録装置30の各部の制御および全体シーケンスの制御などを行う。
【0009】
剥離機構42は、露光ヘッド40によるヒートモード露光によって潜像として画像が形成されたトナーシートTを受像シートRから剥離すると同時にトナーシートTの潜像を受像シートRに剥離転写して現像するためのもので、剥離ローラ62と、剥離ローラ62に当接する2個の分割ローラ63,64と、剥離ローラ62に沿って分割ローラ63,64の分割ローラ片間に設けられる櫛刃ガイド板65、これらを一体として取り付けるブラケット(図示しない)とを有する。剥離ローラ62はアーム67に軸支され、支点67aを中心に回動し、記録ドラム36上を接離可能に構成される。またアーム67を介して剥離ローラ62を記録ドラム34上の受像シートRとトナーシートTとの積層体を押圧するための押圧手段68が設けられる。
【0010】
ヒートモード露光によって熱エネルギが像様に印加され、トナー層22の接着力が低下することで潜像として画像が形成されトナーシートTと、これが接着された受像層16を持つ受像シートRとの積層体に対し、支点67aを中心にアーム67がそれぞれ回動して、ブラケットを近づけ、積層体の受像シートRの受像層16とトナーシートTのトナー層22との間に櫛刃ガイド板65を挿入するとともに積層体をトナーシートT側から剥離ローラ62によって押圧する。ここで、トナーシートTと受像シートRのいずれかの接合長さを変えておけば櫛刃ガイド板65を両者間に容易に挿入できる。この後記録ドラム34を回転するとともに剥離ローラ62、分割ローラ63,64を回転させ、トナーシートTの先端を櫛刃ガイド65に沿って移動させ剥離ローラ62と分割ローラ63の間に挟持させる。こうして、トナーシートTを剥離ローラ62で押圧しながら、剥離ローラ62と分割ローラ63,64との間で挟持搬送して、受像シートRから剥離する。こうして、トナーシートTは剥離ローラ62で押圧した部分で、一定の剥離速度で剥離することができるので、剥離力も一定とすることができ、スティックスリップなど振動現象が発生することがなく、剥離ムラを生じることがない。また剥離の際に、受像シートRに加わる剥離力が変動しないので、受像シートRの記録ドラム34上の固定位置がずれることもない。従って、見当精度の低下を招くこともない。こうして、剥離ムラや見当ズレ等のない1色の高画質、高解像度、高階調網点画像を得ることができる。
このようにしてC,M,YおよびKの4色の画像が正確に見当合わせされて剥離・転写・現像された受像シートRは、ガイド部材70,70に案内されつつ、搬送ローラ対71によって搬送されて、ラミネート部46に搬送される。
ラミネート部46においては、受像シートRの搬送にタイミングを合わせて、本紙供給ロール72が本紙カセット73から本紙Hを送り出し、ガイド部材70によって案内しつつ図中左方向に搬送する。本紙Hを手差し供給口44aから本紙供給ロール72に供給してもよい。次いで、受像シートRおよび本紙Hは、レジストローラ対75によって位置合わせされつつ積層され、定着部48に搬送される。
このラミネート部は記録装置とは別体にされる場合もある。
【0011】
定着部48において、ラミネート部46において積層された受像シートRと本紙Hは、圧着ローラ76aおよび加熱ローラ76bより構成される加熱定着ローラ対76によって加熱定着されつつ挟持搬送され、さらに紫外線ランプ等の後露光ランプ77によってさらに受像シートRの受像層16が剥離しやすいように硬化する。
この定着工程は、記録媒体の種類によって不要な場合がある。
次いで、剥離部50において、剥離ローラ対78および剥離ガイド79によって、硬化して剥離しやすい受像層16が受像シートRより剥離され、受像層16が本紙Hに貼着されて画像が転写され、画像が転写された本紙Hはハードコピーとしてトレイ部52のプルーフトレイ52aに排出され、受像層16が剥離された受像シートRは、廃棄トレイ52bに廃棄される。
【0012】
このように、図13の記録装置は、記録媒体を記録ドラム34上に固定して記録等を行っており、この場合、記録中には記録ドラム34はかなり高速回転となるので、記録媒体が記録ドラム34上から浮いたりズレたりめくれたりすることがあった。
これを防止するために図14に示すような記録媒体固定用吸引装置が用いられている。図14はこの記録媒体固定用吸引装置を示す図で、図14(a)は記録媒体固定用吸引装置の断面概念図であり、図14(b)は表面に吸入孔を多数備えた記録ドラムの斜視図である。
同図において、11は記録ドラム、142は吸入孔、143は回転軸孔、144は吸引管、145はエアーブロアである。このように記録ドラム11には記録媒体10が固定される範囲内に多数の吸入孔が半径方向に開けられている。そして、記録ドラム11の内部を空洞にし、回転軸にも孔(回転軸孔)143が多数開けられている。そして吸引管144を介して外部の吸引源であるエアーブロア(あるいは真空ポンプ等)145に接続されている。吸入孔142は図示の関係上見やすくするために誇張して描いてあるが、実際は図示のものよりもかなり小さくかつもっと多数散在している。
吸引源エアーブロア145が吸引動作を開始すれば、吸引管144を介して記録ドラム11の内部の空気が吸引され、記録ドラム11の内部圧力が下がるので、記録ドラム11の表面に開孔した多数の吸入孔142より記録媒体10を吸着し、記録媒体10を確実に記録ドラム11上に保持固定する。
より正確に言えば、記録媒体10は既述したように受像シートRとトナーシートTとから成るので、まず、受像シートRを記録ドラム11の上に置くと、受像シートRの下に位置する多数の吸入孔142によって受像シートRが記録ドラム11の上に固定される。次に、トナーシートTを受像シートRの上に置く。トナーシートTは受像シートRよりも大きめにカットされているので、トナーシートTの四辺は受像シートRからはみ出し、このはみ出した部分の下に位置する多数の吸入孔142によってトナーシートTが吸引され、記録ドラム11の上に固定される。
【0013】
この場合、トナーシートTが受像シートRの上に覆われる際に、受像シートRの厚みによってトナーシートTの端部にシワが発生し、このシワは記録に悪影響を与えるので、シワが発生するのを防止する必要があった。
このために、記録ドラム11の表面に後述するように、▲1▼段差テープを張りつけたり、又は、▲2▼記録ドラムの表面に溝などを掘ったりして、段差部を設け、この段差部の高さを受像シートの厚みとほぼ同じにしておけば、トナーシートが受像シートの上に覆われてもトナーシートの端部にシワは発生しなくなる。このように段差テープを張りつけたり、又は記録ドラムの表面に溝などを掘ったりして、シワ対策用の段差部を設けた記録ドラムが用いられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このような記録装置においても、ゴミの付着による記録欠陥が問題となる。
ゴミ付着による記録欠陥は2種類に分けられる。
▲1▼ 1つは、ゴミが受像シート上に付着した場合の記録欠陥(いわゆる、「白抜き」発生。)であり、
▲2▼ もう1つは、ゴミが記録ドラム上に付着した場合の記録欠陥(いわゆる、「白リング」発生。)である。
【0015】
図15は、前者▲1▼の記録欠陥である白抜けが発生する理由を示す図である。
同図において、Rが記録ドラム面(ハッチング部)の上に固定された受像シートで、Tがその上に固定されたトナーシートで、Xがゴミである。
同図に示すように、受像シートRの上にゴミXが存在した場合、ゴミXによるトナーシートTと受像シートRとの密着不良が生じ、図中の矢印Aの範囲で画像の抜け(いわゆる、「白抜け」)が発生してしまう。
【0016】
また、図16は、後者▲2▼の記録欠陥である白リングが発生する理由を示す図である。同図において、Rが記録ドラム面(ハッチング部)の上に固定された受像シートで、Tがその上に固定されたトナーシートで、Xがゴミである。
同図に示すように、記録ドラムの上にゴミXが存在した場合、受像シートRは多数の吸入孔により強く吸引されるのでゴミXの形状に追随するが、トナーシートTはその周辺しか吸引されないのでゴミXが存在する箇所の吸引力は弱く、しかもナーシートT自体の剛性があるため、ゴミXが存在する中心部ではトナーシートTと受像シートRとが密着するものの、その周辺においてトナーシートTと受像シートRとの間に隙間Cがリング状にでき、それゆえこの隙間Cで転写ができず、ちょうど図中の矢印Bの範囲で白い部分がリング状に(いわゆる、「白リング」が)発生してしまう。
また、ゴミXによる受像シートRおよびトナーシートTの位置ずれのため記録用レーザ光Lの焦点がずれ、十分なエネルギ密度が得られなくなり、図中の矢印Bの範囲で画像の細りや濃度低下等が発生し画像ムラとなった。
【0017】
そこで、従来より、図13のラミネートローラ58にさらに粘着性を持たせたローラ(以下、粘着ローラという)を用いて、この粘着ローラを受像シートに接触回転させることにより、受像シートに付着したゴミの除去を行っていた。
【0018】
ところが、このような粘着ローラを用いて従来の段差テープ付き記録ドラム上の受像シートのゴミを除去する場合、次のような問題が生じた。
図11はこの粘着ローラを従来の段差テープ3付き記録ドラム1に設けたその正面断面図および側面断面図であり、図11(a)は記録ドラム1上に受像シート4が搬送され固定された状態、図11(b)は図11(a)の受像シート4の上にさらにトナーシート5が搬送され固定された状態を示している。
一般に、受像シートの幅は段差テープの内側寸法より狭く、またトナーシートの幅は受像シートとの密着を上げるため受像シートの幅よりも広くなっている。図11において、記録媒体(すなわち、受像シートおよびトナーシート)を回転しながら巻き付ける記録ドラム1は、この記録ドラム1の近傍に受像シートに接するように設けられた粘着ローラ2と、記録ドラム1の外表面の回転方向の上部および下部、および軸方向の両端近傍に設けられた段差テープ3とを備え、画像記録の際には、この段差テープ3の内側(ここで、段差テープの「内側」とは、記録ドラム上の外表面の回転方向の上部および下部、および軸方向の両端近傍に各々略並行に設けられた段差テープに囲まれた領域すなわち段差部間のことを指す。)に搬送され固定される受像シート4と、この受像シート4および段差テープ3の上に搬送され密着し、段差テープ3からはみ出さない大きさを有するトナーシート5とを備える。
粘着ローラは受像シートに接触及び回転することにより、その受像シートに付着したゴミを除去していた。
図11(a)に示すように、回転している記録ドラム1上に受像シート4を搬送し、この受像シート4を記録ドラム1上の粘着ローラ2でなぞりながら記録ドラム1に巻き付け固定する。この粘着ローラの動作により、受像シートに付着したゴミ等の異物が除去される。
【0019】
次いで図11(b)に示すように、記録ドラム1上に固定された受像シート4の上にトナーシート5を搬送し、真空吸着によって受像シート4と密着させる。この際、記録ドラム上に段差テープが設けられていなかったり、あるいはトナーシートが段差テープの外側寸法より長い場合、受像シートの段差又は段差テープの段差により、トナーシートの端が折れトナーシートにシワが発生し、均一な画像を得ることができなくなる。したがって、トナーシートの幅は受像シートの幅より広く段差テープの外側寸法よりも短くなっている。
【0020】
次に、溝付き記録ドラムについて図12を参照して説明する。
図12は粘着ローラを従来の溝付き記録ドラム1に設けたその正面断面図および側面断面図であり、図12(a)は記録ドラム1上に受像シート4が搬送され固定された状態、図12(b)は図11(a)の受像シート4の上にさらにトナーシート5が搬送され固定された状態を示している。
図12において、記録ドラム1は、図11の段差テープの代わりに溝を有した構造以外は図11と同様であり、近傍に設けられた粘着ローラ2と、溝に搬送されて固定される受像シート4と、この受像シートの上に搬送されて密着するトナーシート5とを有する。この溝によって記録ドラム上に段差部が設けられる。
一般に、受像シートの幅は溝の内側寸法より狭く、また、トナーシートの幅は受像シートより広くかつ記録ドラムの溝の幅よりも広くなっている。
【0021】
しかしながら、上記従来の段差テープまたは溝付き記録ドラムにおいて、段差テープの厚さが受像シートの厚さよりも厚い場合、又は記録ドラムの溝の深さが受像シートの厚さよりも深い場合、すなわち受像シートを変えたときに受像シートが所定の厚さよりも薄い場合、粘着ローラを用いて受像シートに付着したゴミの除去を行う際、粘着ローラの両端の一部が段差テープや記録ドラムに接触し、受像シートに均一に接触しなくなる。また、たとえテープ厚(溝)が受像厚と同一でも、一般的にローラ同士が接触する場合は、中央部より両端部の力が強いため、粘着ローラを用いて受像シートに付着したゴミの除去を行う際、粘着ローラが受像シートに均一に接触しなくなる。それゆえ、均一に受像シートのゴミを取り除くことができなくなるという問題点がある。
さらに、上述のように、従来は受像シート上のゴミを粘着ローラで除去することを行っていたものの、段差付き記録ドラムの表面上のゴミを粘着ローラで除去することは行われていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、粘着ローラを記録ドラムや受像シート上に確実に接触させることのできる記録装置を提供し、これによって記録ドラムや受像シート上のゴミを確実に取り除くことが可能な記録装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、記録装置に係り、受像シートを固定するための記録ドラムと記録ヘッドとを備え、かつ、トナーシートが前記受像シートの上に覆われたときに前記受像シートの厚さによって前記トナーシートの端部にシワが発生しないように前記記録ドラムが前記受像シートの厚さとほぼ同じ高さの段差部を有する記録装置において、前記記録ドラムが半径方向に多数の吸入孔を有し、かつ該記録ドラム上に固定された前記トナーシートおよび前記受像シートを前記記録ドラムに吸引固定するための記録媒体固定用吸引装置を備え、前記記録ドラムの表面をクリーニングする粘着ローラを該記録ドラム近傍に設置したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、前記粘着ローラが前記記録ドラムの表面をクリーニングする直前、最中、または直後に、前記吸引装置を動作させることにより、前記吸引装置自体に前記記録ドラムの周囲環境のゴミを吸入させることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、前記粘着ローラは、前記記録ドラムの段差テープの軸方向段差間隔より狭い軸方向間隔の段差を持つ段差付き粘着ローラであることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、前記粘着ローラが前記記録ドラムの表面をクリーニングした後、前記吸引装置を動作させ、その後、受像シートを固定し、さらに前記粘着ローラが該受像シートの表面をクリーニングすることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の記録装置において、前記吸引装置を動作させ、その後、前記粘着ローラが前記記録ドラムの表面をクリーニングし、受像シートを固定し、さらに前記粘着ローラが該受像シートの表面をクリーニングすることを特徴としている。
【0023】
請求項6記載の発明は、記録装置に係り、受像シートを固定するための記録ドラムと記録ヘッドとを備え、かつ、トナーシートが前記受像シートの上に覆われたときに前記受像シートの厚さによって前記トナーシートの端部にシワが発生しないように前記記録ドラムが前記受像シートの厚さとほぼ同じ高さの段差部を有する記録装置において、
前記記録ドラムが半径方向に多数の吸入孔を有し、かつ該記録ドラム上に固定された前記トナーシートおよび前記受像シートを前記記録ドラムに吸引固定するための記録媒体固定用吸引装置を備え、
前記記録ドラムに固定された受像シートの表面をクリーニングするため、又は前記受像シートが接触する前記記録ドラムの表面をクリーニングするために、選択的に使用される段差付き粘着ローラを該記録ドラム近傍に設置し、
前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より狭いことを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の記録装置において、前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より、3mm以上狭いことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項6記載の記録装置において、 前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より、3mm以上狭く、かつ、受像シートの軸方向幅より広いことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項6記載の記録装置において、前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より狭く、かつ、前記受像シートの記録範囲の軸方向幅より広いことを特徴としている。
【0024】
請求項10記載の発明は、記録装置に係り、受像シートを固定するための記録ドラムと記録ヘッドとを備え、かつ、トナーシートが前記受像シートの上に覆われたときに前記受像シートの厚さによって前記トナーシートの端部にシワが発生しないように前記記録ドラムが前記受像シートの厚さとほぼ同じ高さの段差部を有する記録装置において、前記記録ドラムが半径方向に多数の吸入孔を有し、かつ該記録ドラム上に固定された前記トナーシートおよび前記受像シートを前記記録ドラムに吸引固定するための記録媒体固定用吸引装置を備え、前記記録ドラムの表面をクリーニングする段差付き粘着ローラと、前記受像シートの表面をクリーニングする段差付き粘着ローラとを該記録ドラム近傍に設置したことを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項6記載の記録装置において、前記記録ドラムクリーニング用段差付き粘着ローラと前記受像シートクリーニング用段差付き粘着ローラを共用することを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図1〜図10を参照して説明する。
図1は、本発明の記録装置を示す斜視図である。
図1において、記録装置は、レーザビームを画像データ通りに照射する光ヘッド6と、この光ヘッド6を搭載して移動する移動ステージ7と、光ヘッド6により照射される受像シートを巻き付け固定する記録ドラム11と、この記録ドラム11の近傍に備えられ、受像シートのゴミを除去するために粘着ローラ12と、光ヘッド6により照射される受像シートの受像シート14およびトナーシート15と、を備えている。記録ドラム11の外表面の回転方向の上部および下部、および軸方向の両端近傍には段差テープ13が設けられ、この段差テープ13内に受像シート14が、そしてこの段差テープ13の上にトナーシート15が固定される。また、前述したように段差テープ13の代わりに、溝を掘った記録ドラム11が用いられてもよい。以上の2種類の記録ドラムを総称して、「段差部を有する記録ドラム」と言う。
記録装置は受像シート14およびトナーシート15を搬送方向(図中の矢印a)に搬送し、この搬送方向と略直交する移動方向(図中の矢印b)に移動する光ヘッド6からのレーザビームで露光することによってトナーシート15のトナーを画像データに従って受像シート14に転写するものである。この画像記録の間又は記録前に本発明による粘着ローラ12を用いて受像シート14に接触および回転させることにより、その受像シート上のゴミを取り除く。
また、段差付き記録ドラム11に受像シート14を固定する前に、段差付き記録ドラム11にも粘着ローラ12を接触および回転させることにより、この段差付き記録ドラム上のゴミも取り除くものである。
【0027】
このように本発明の記録装置は次の2つの実施の形態を有している。
1)第1の実施の形態では、従来のような段差無し粘着ローラではなく、段差の有る粘着ローラで受像シート上のゴミを効果的に除去すること。
2)第2の実施の形態では、受像シートの固定されていないときに粘着ローラを用いて段差付き記録ドラム上のゴミをも除去すること。
【0028】
図2は第1の実施形態における第1実施例の粘着ローラ12を備えた溝付き記録ドラム11の正面断面図を示している。図2において、粘着ローラ12の構造は粘着ゴム17および芯金16の径太部の軸方向幅を受像シート14の軸方向幅と略一致させたものである。
図3は第1の実施形態における第2実施例の粘着ローラ12を備えた溝付き記録ドラム11の正面断面図を示している。図3において、粘着ローラの構造は粘着ゴム17の軸方向幅を受像シートの軸方向幅と略一致させたものであり、芯金の径太部は粘着ゴムの軸方向幅より広い。
図4は第1の実施形態における第3の実施例における粘着ローラ12を備えた溝付き記録ドラム11の正面断面図を示す。図4において、粘着ローラの構造は芯金の径太部が全て粘着ゴムで覆われ、さらに粘着ゴムの厚い部分の受像シートと接触する部分の軸方向幅を受像シートの軸方向幅と略一致させたものである。
なお、図1〜図4において、同じ部材には同じ番号を付している。
【0029】
ここで用いられる粘着ローラ12の材質は、TiOX (酸化チタン)を含み、かつBa(バリウム)は含まない粘着性ゴムローラを使用するのがよい。または、C−OまたはSi−Oの官能基を持つ炭化水素化合物を含む粘着性ゴムローラか、TiOX (酸化チタン)と、かつ、C−OまたはSi−Oの官能基を持つ炭化水素化合物と、を含む粘着性ゴムローラを使用してもよい。この場合も、Baを含まない粘着性ゴムローラが良い。
【0030】
図2〜図4において、溝付き記録ドラム11は、受像シート14上のゴミを取るために設けられた粘着ローラ(又はスクイーズローラ)12を近傍に設けており、画像記録の際には受像シート14が記録ドラム11上に搬送され固定されて、粘着ローラ12によって受像シート14の上に付着したゴミが取り除かれる。粘着ローラ12は、芯金16と、芯金16の周りに設けられ、粘着性のゴムにより受像シート上のゴミを除去する粘着ゴム17とを有して構成され、受像シート上に付着したゴミ等の異物を取り除く。この粘着ローラ12の構造は、図2〜図4に示す構造には限らず、受像シートと接触する部分において粘着ローラ12の軸方向幅が受像シートの軸方向幅と略一致する以外は適宜に様々な構造を持つことができる。ここで、粘着ローラの軸方向幅とは、粘着性によってゴミを取り除く粘着ゴムの受像シートと接触する面の粘着ローラの軸方向の幅のことである。
【0031】
次に、本発明の第1〜第3の実施例における粘着ローラを備えた記録ドラムの動作を説明する。この記録ドラムの動作は従来の記録ドラムの動作と同じである。まず、記録ドラム11を回転させながら受像シート14を搬送する。次いで、記録ドラム11上の粘着ローラ12でなぞりながら受像シート14を記録ドラム1に巻き付け、固定する。この粘着ローラ12の動作により、受像シート14に付着したゴミが除去される。受像シートの記録ドラムへの固定は、前述の吸入孔を多数有する記録ドラム内の空気を抜く記録媒体固定用吸引装置で実施される。
また、受像シートを記録ドラムに巻き付ける際、粘着ローラとは別のスクイーズローラでなぞりながら巻き付けた後、スクイーズローラを別の粘着ローラでゴミ除去工程を実施してもよい。
【0032】
受像シート14が記録ドラム11に固定されると、受像シート14の上にトナーシートが搬送され、同様に粘着ローラによりゴミを除去してもよい。この際、この受像シート14及びトナーシート間の密着を上げるために記録媒体固定用吸引装置で真空吸着を行う。
受像シートおよびトナーシートが固定されると、光ヘッド6(図1)によりレーザビーム等を照射して記録媒体に画像/文字等の情報を記録し、トナーシートを受像シートから剥離させ画像記録工程が終了する。なお、K・C・M・Yの4色を用いたカラー画像記録の場合、上述した画像記録工程がK・C・M・Yの各色について行われる。
【0033】
図2〜図4に示した溝付き記録ドラムが溝掘り記録ドラムであったのに対して、図5〜図7に示した溝付き記録ドラムは段差テープ付き記録ドラムである点で異なる。図5は、第1実施の形態の第1実施例(図2)に対応するもので、粘着ローラ12を備えた段差テープ付き記録ドラム11の正面断面図、図6は同じく第2実施の形態の第の実施例(図3)に対応するもので、粘着ローラ12を備えた段差テープ付き記録ドラム11の正面断面図、図7は第1実施の形態の第3実施例(図4)に対応するもので、本発明の第3の実施例における粘着ローラ12を備えた段差テープ付き記録ドラム11の正面断面図を示す。但し、図5〜図7の各実施例において、図2〜図4に示した溝付き記録ドラムと同じ部材には同じ番号を付している。
【0034】
図5〜図7において、受像シートを巻き付け固定する記録ドラム11は、この記録ドラム11の近傍に設けられ、受像シート上のゴミを取るために設けられた粘着ローラ又はスクイーズローラ12と、記録ドラム11の外表面の回転方向の上部および下部、および軸方向の両端近傍に設けられた段差テープ13とを備え、画像記録の際には記録ドラム11に搬送され固定されて、粘着ローラ12によってその上に付着したゴミが取り除かれる受像シート14を有する。この粘着ローラ12は、芯金16と、芯金16の周りに設けられ、粘着性のゴムにより受像シート上のゴミを除去する粘着ゴム17とを有して構成され、受像シート上に付着したゴミ等の異物を取り除く。この粘着ローラ12は、図2〜図4における各実施例の構造を有するが、これに限定されず、受像シートと接触する部分において粘着ローラ12の軸方向幅が受像シートの軸方向幅と略一致する以外は適宜に様々な構造を持つことができる。この粘着ローラの構造により、段差テープに接触することなく、受像シート上の受像シートが固定される部分のゴミを取り除くことができる。
【0035】
ここで、第1および第2の実施の形態における粘着ローラは、受像シートが、段差テープ又は記録ドラムに接触することなく段差テープの内側又は記録ドラムの溝の中央に搬送され固定された場合のものである。しかしながら受像シートは、必ずしも溝の中央に搬送されるわけではない。このため粘着ローラは段差テープ又は記録ドラムに接触しないようにするため、機械的寸法の制約を受ける。
このように機械的寸法の制限を考慮した場合、記録装置は、粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が段差テープ又は溝などによる段差部の間より狭い構造を有する粘着ローラを備える。それによって、粘着ローラが段差テープ又は記録ドラムに接することなく受像シート上に均一に接触し、受像シートに付着したゴミを効果的に取り除きことができる。詳しくは、粘着ローラは、粘着ローラの接触部が段差テープまたは記録ドラムに接触しないようにするためには、機械的寸法により、段差テープ又は溝の端から各々1.5mmずつ離れていなければならない。したがってこの場合、粘着ローラは粘着ローラの軸方向幅が段差テープの内側寸法又は溝の軸方向幅より3mm程度以上狭い構造を有する。
加えて、受像シートの幅を考慮すると、均一な画像を得るためには粘着ローラの軸方向幅は受像シートの軸方向幅より広くするのが好ましい。従って、この場合、粘着ローラは、粘着ローラの軸方向幅が段差テープ内側寸法又は溝の軸方向幅より3mm以上狭く、かつ、受像シートの軸方向幅より広い構造を有する。
また、粘着ローラの軸方向幅が、記録範囲の軸方向幅と略一致させても、実質有効である。好ましくは、粘着ローラの軸方向幅は記録範囲の軸方向幅より広く、段差部間の軸方向幅より狭い構造を有する。
【0036】
本発明の記録装置における粘着ローラは、上記に示したように、その構造により記録ドラムに受像シートが固定される場合にゴミを効果的に取り除くことができる。しかしながら、記録ドラム上に受像シートが無い場合(受像シート搬送前、又は排出後)においても使用でき、段差テープに接することなく、記録ドラム上の受像シートが固定される部分のゴミを取り除くことができる。
【0037】
図8〜図10は本発明の第2の実施の形態で、図8は本発明の第1の実施の形態の実施例1(図2、図5に対応)における粘着ローラ12を用いて記録ドラム11をクリーニングする場合を示した正面断面図、図9は同じく本発明の第1の実施の形態の実施例2(図3、図6に対応)における粘着ローラ12を用いて記録ドラム11をクリーニングする場合を示した正面断面図、図10は本発明の第1の実施の形態の実施例3(図4、図7に対応)における粘着ローラ12を用いて記録ドラム11をクリーニングする場合を示した正面断面図を示している。但し、図8〜図10の各実施例において、図5〜図7に示した段差テープ付き記録ドラムと同じ部材には同じ番号を付している。
【0038】
図8〜図10において、いずれも、受像シートの厚さの影響を避けるための段差部13を有する記録ドラム11の表面を、受像シートを固定する前に粘着ローラ12でクリーニングするものである。溝付き記録ドラム11および粘着ローラ12の構成は、図5〜図7に示した構成と同じであり説明は省略する。
この粘着ローラ12は、少なくとも記録ドラムが受像シートと接触するドラム表面をクリーニングすればよい。
【0039】
粘着ローラ12の粘着力は約8ヘクトパスカル以上である場合、より良い効果がえられる。その理由は次のとおりである。すなわち、粘着ローラ12の粘着力が強ければ強いほどゴミ除去の効果は上がるが、他方で、受像シートの受像層やクッション層などの塗布膜までも引き剥がしてしまうこととなる。そこで、粘着ローラ12の粘着力は、つまるところこのA.ゴミ除去効果とB.塗布膜引き剥げ等(他に、ジャミング、記録媒体の巻き取り)の両者の許容程度の兼ね合いで決まるものである。
そこで、実験によると、
A:ゴミ除去効果では、粘着ローラ12の粘着力(ヘクトパスカル)が、
▲1▼ 0〜8未満では、記録欠陥は不許容レベル。
▲2▼ 8以上〜25未満では、記録欠陥はおおむね許容レベル。
▲3▼ 25以上〜50未満では、記録欠陥は許容レベル。
▲4▼ 50以上では、記録欠陥は十分すぎる許容レベル。
B:塗布膜引き剥げでは、粘着ローラ12の粘着力(ヘクトパスカル)が、
▲1▼ 0〜35未満では、記録媒体が安定して搬送されるレベル。
▲2▼ 35以上〜60未満では、搬送中にときどきジャム等発生するも許容レベル。
▲3▼ 60以上では、搬送中に確実にジャム等発生し、不許容レベル。
以上の結果から、粘着力の違いによって、次のように使う場所を変える必要があることがわかる。
1)粘着ローラの粘着力が60(ヘクトパスカル)以上の場合は、記録ドラム表面のクリーニング専用とし、記録媒体搬送系には使用しない。
2)粘着ローラの粘着力が約25〜40の場合は、記録媒体搬送系にも使用でき、記録ドラム表面のクリーニングと記録媒体(特に、受像シート)表面のクリーニングとに兼用して使用できる。
また、この範囲の粘着力は特に効果が大きい。
3)粘着ローラの粘着力が約8〜20の場合は、記録媒体搬送系にも使用で き、記録ドラム表面のクリーニングと記録媒体(特に、受像シート)表面 のクリーニングとに兼用して使用できる。
そして、粘着ローラ12は、段差部13に対応して段差付きの粘着ローラを使用し、この場合、粘着ローラ12の軸方向の段差間隔は、段差部13の軸方向段差間隔より狭く選んである。
以上の構成により、受像シートが搬送される前又は受像シートを排出した後、粘着ローラ12は回転している記録ドラム11上の受像シートが固定される部分に接触する。この粘着ローラ12の動作により、記録ドラム11上の受像シートが固定される部分に付着したゴミが除去される。その後、受像シートが記録ドラムに巻き付けられ、上記第1実施の形態により次に受像シート上のゴミが粘着ローラ12によって除去される。その後、画像記録工程が行われる。
【0040】
また、記録ドラムが上述したように多数の吸入孔142を有している、いわゆる記録媒体固定用吸引装置(図14参照)を備えたタイプのものであれば、粘着ローラ12が記録ドラム11の表面をクリーニングする際に、この吸引装置(エアーブロア)145を動作させるといっそう効果が増す。
この場合、まず、粘着ローラ12が記録ドラム11の表面をクリーニングした後に、吸引装置145を動作させ、その後、受像シート14を固定し、さらに粘着ローラ12がこの受像シート14の表面をクリーニングするか、
あるいは、まず吸引装置145を動作させ、その後、粘着ローラ12が記録ドラム11の表面をクリーニングし、受像シート14を固定し、さらに粘着ローラ12が受像シート14の表面をクリーニングする順序がよい。
このように吸引装置145を動作させることにより、吸引装置145自体が記録ドラム11の周囲環境のゴミを吸入するので、周囲環境のゴミが少なくなり記録ドラム11や受像シート14の表面にゴミが付着しにくくなる効果がある。
【0041】
記録ドラムの表面をクリーニングする段差付き粘着ローラと、受像シートの表面をクリーニングする段差付き粘着ローラとを同じ粘着ローラで共用する例で説明したが、もちろん別別の専用の粘着ローラを用いてもよい。
【0042】
本発明の記録装置は上記に示したよう構成により、粘着ローラが受像シートと均一に接触することが可能となり、受像シート上のゴミなどの異物を効果的に取り除くことができ、それによりゴミ欠陥のない画像を得ることができる。
また、記録ドラム上に受像シートが無い場合(受像シートの搬送前又は受像シートの排出後)でも、粘着ローラにより記録ドラム上の受像シートが固定される部分のゴミなどの異物を効果的に取り除き、受像シートおよびトナーシートの密着不良を防ぐことができ、それにより転写不良がない画像を得ることができる。
【0043】
図17は、本発明装置と従来装置の実験結果を示す図である。
実験結果は、通常環境よりもゴミ量を多くした加速試験の結果である。
また、実験の項目は、次のとおりである。
1:記録ドラム表面をクリーニングするかしないか。
1)記録ドラム表面をクリーニングしない(従来の記録装置)。
2)記録ドラム表面をクリーニングする(本発明の第2実施の形態)。
▲1▼ 段差無し粘着ローラでクリーニングする。
▲2▼ 段差有り粘着ローラでクリーニングする。
2:クリーニング時に真空吸引を行なうか否か。
3:受像シートの表面をクリーニングするかしないか。
以上の結果、▲1▼ 比較例Aは、記録ドラム表面も受像シート表面もクリーニングしないで、真空吸引も行わないで記録した場合である。結果はリングムラがA2サイズ判用紙上に26個発生し、白抜けも15個発生した。
▲2▼ 比較例Bは、記録ドラム表面のクリーニングと真空吸引はしないが、受像シート表面は段差無し粘着ローラでクリーニングした場合である。結果はリングムラが25個発生し、白抜けは11個発生した。
▲3▼ これに対して記録ドラム表面と受像シート表面をクリーニングする本発明の場合は、実施例Aが記録ドラム表面と受像シート表面を段差無し粘着ローラでクリーニングし、真空吸引はしない場合である。
結果はリングムラが20個発生し、白抜けは9個発生した。白抜けが9個と1桁台になったことは評価できる。
▲4▼ 実施例Bは記録ドラム表面と受像シート表面を段差有り粘着ローラでクリーニングし、真空吸引はしない場合である。結果はリングムラが7個、白抜けは6個であった。リングムラも白抜けも1桁台になったことは評価できる。
▲5▼ 実施例Cは記録ドラム表面と受像シート表面を段差有り粘着ローラでクリーニングし、真空吸引も行った場合である。結果はリングムラが5個、白抜けは4個であった。リングムラも白抜けも5以下になったことは高く評価できる。
以上の結果、▲1▼ 段差部を有する記録ドラム表面をクリーニングすること(請求項1〜)と、▲2▼ 段差有りの粘着ローラを用いること(請求項4、請求項9)が重要であることが分かる。
さらに、真空吸引を併用するといっそう効果が上がること(請求項6〜)が分かる。
【0044】
以上は、回転記録ドラムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、平面状の記録面に受像シートが固定されるタイプの記録装置にも適用できること(請求項18)はいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】
上述のように、本発明の記録装置によれば、粘着ローラを記録ドラムや受像シートに確実に接触させることができるのでゴミを取り除くことができる。したがって、受像シートとトナーシートとの密着不良を防ぐことができ、ゴミによる記録欠陥が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における第1実施例の粘着ローラを備えた溝つき記録ドラムの正面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における第2の実施例の粘着ローラを備えた溝つき記録ドラムの正面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における第3の実施例の粘着ローラを備えた溝つき記録ドラムの正面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における第1実施例の粘着ローラを備えた段差テープ付き記録ドラムの正面断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における第2の実施例の粘着ローラを備えた段差テープ付き記録ドラムの正面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における第3の実施例の粘着ローラを備えた段差テープ付き記録ドラムの正面断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における第1の実施例の粘着ローラを備えた段差テープ付き記録ドラムの正面断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における第2の実施例の粘着ローラを備えた段差テープ付き記録ドラムの正面断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における第3の実施例の粘着ローラを備えた段差テープ付き記録ドラムの正面断面図である。
【図11】従来の段差テープ付き記録ドラムの正面断面図および側面断面図である。
【図12】従来の溝付き記録ドラムの正面断面図および側面断面図である。
【図13】本発明が対象とする記録装置の概念図である。
【図14】記録媒体固定用吸引装置の原理図である。
【図15】受像シート上のゴミの問題点を説明する図である。
【図16】記録ドラム上のゴミの問題点を説明する図である。
【図17】本発明装置と従来装置の実験結果を示す図である。
【符号の説明】
1,11 記録ドラム
2,12 粘着ローラ
3,13 段差テープ
4,R 受像シート
5,T トナーシート
H 本紙
6 光ヘッド
7 移動ステージ
16 芯金
17 粘着ゴム
30 記録装置
32 記録媒体供給部
34 記録ドラム
36 記録媒体固定/解除機構
38 ラミネート機構
40 露光ヘッド
42 剥離機構
44 給紙部
46 ラミネート部
48 定着部
50 剥離部
52 トレイ部
54 制御部
142 吸入孔
143 回転軸孔
144 吸引管
145 エアーブロア
Claims (11)
- 受像シートを固定するための記録ドラムと記録ヘッドとを備え、かつ、トナーシートが前記受像シートの上に覆われたときに前記受像シートの厚さによって前記トナーシートの端部にシワが発生しないように前記記録ドラムが前記受像シートの厚さとほぼ同じ高さの段差部を有する記録装置において、
前記記録ドラムが半径方向に多数の吸入孔を有し、かつ該記録ドラム上に固定された前記トナーシートおよび前記受像シートを前記記録ドラムに吸引固定するための記録媒体固定用吸引装置を備え、
前記記録ドラムの表面をクリーニングする粘着ローラを該記録ドラム近傍に設置したことを特徴とする記録装置。 - 前記粘着ローラが前記記録ドラムの表面をクリーニングする直前、最中、または直後に、前記吸引装置を動作させることにより、前記吸引装置自体に前記記録ドラムの周囲環境のゴミを吸入させることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記粘着ローラは、前記記録ドラムの段差テープの軸方向段差間隔より狭い軸方向間隔の段差を持つ段差付き粘着ローラであることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記粘着ローラが前記記録ドラムの表面をクリーニングした後、前記吸引装置を動作させ、その後、受像シートを固定し、さらに前記粘着ローラが該受像シートの表面をクリーニングすることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記吸引装置を動作させ、その後、前記粘着ローラが前記記録ドラムの表面をクリーニングし、受像シートを固定し、さらに前記粘着ローラが該受像シートの表面をクリーニングすることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 受像シートを固定するための記録ドラムと記録ヘッドとを備え、かつ、トナーシートが前記受像シートの上に覆われたときに前記受像シートの厚さによって前記トナーシートの端部にシワが発生しないように前記記録ドラムが前記受像シートの厚さとほぼ同じ高さの段差部を有する記録装置において、
前記記録ドラムが半径方向に多数の吸入孔を有し、かつ該記録ドラム上に固定された前記トナーシートおよび前記受像シートを前記記録ドラムに吸引固定するための記録媒体固定用吸引装置を備え、
前記記録ドラムに固定された受像シートの表面をクリーニングするため、又は前記受像シートが接触する前記記録ドラムの表面をクリーニングするために、選択的に使用される段差付き粘着ローラを該記録ドラム近傍に設置し、
前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より狭いことを特徴とする記録装置。 - 前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より、3mm以上狭いことを特徴とする請求項6記載の記録装置。
- 前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より、3mm以上狭く、かつ、受像シートの軸方向幅より広いことを特徴とする請求項6記載の記録装置。
- 前記粘着ローラの受像シートと接触する面の軸方向幅が、前記受像シート固定部材の段差部間の軸方向幅より狭く、かつ、前記受像シートの記録範囲の軸方向幅より広いことを特徴とする請求項6記載の記録装置。
- 受像シートを固定するための記録ドラムと記録ヘッドとを備え、かつ、トナーシートが前記受像シートの上に覆われたときに前記受像シートの厚さによって前記トナーシートの端部にシワが発生しないように前記記録ドラムが前記受像シートの厚さとほぼ同じ高さの段差部を有する記録装置において、
前記記録ドラムが半径方向に多数の吸入孔を有し、かつ該記録ドラム上に固定された前記トナーシートおよび前記受像シートを前記記録ドラムに吸引固定するための記録媒体固定用吸引装置を備え、
前記記録ドラムの表面をクリーニングする段差付き粘着ローラと、前記受像シートの表面をクリーニングする段差付き粘着ローラとを該記録ドラム近傍に設置したことを特徴とする記録装置。 - 前記記録ドラムクリーニング用段差付き粘着ローラと前記受像シートクリーニング用段差付き粘着ローラを共用することを特徴とする請求項6記載の記録装置。
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