JP4021624B2 - 記録媒体のクリーニング方法及び記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体上の異物を除去するための粘着性を有するクリーニングローラを用いて記録媒体上の異物を除去する記録媒体のクリーニング方法及び記録装置に関し、特に、クリーニング動作による記録媒体の位置ずれ、外れ、膜剥離を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像情報を記録媒体にレーザ露光等により記録する記録装置としては、例えば、記録用回転ドラム上に真空吸引等により吸着固定した記録媒体に、記録ヘッドによってレーザ光を照射して画像記録を行う記録装置がある。その場合の記録媒体には、透明性の支持体に形成した加熱転写が可能な色材層を有する色材シートと、色材層を受け止める受像層を有する受像シートとが用いられ、これら色材シートと受像シートとを重ね合わせた状態で色材シートを画像データに応じて露光加熱する。これにより、色材層の加熱部分又は非加熱部分が受像層に転写され、受像シート上に画像が記録される。
【0003】
これらの記録媒体は、記録装置の供給トレイ等に供給された後、ピックアップローラにより最上層の一枚が取り出され、搬送路途中に配置された搬送ローラ(ニップローラ等)によって記録用回転ドラム位置まで搬送され、ドラム表面に巻回されて固定される。記録用回転ドラムには、ドラム周面や固定された記録媒体の表面をクリーニングするための粘着性材料を用いた粘着ローラが、ドラム周面や固定された記録媒体に対して接触及び離間自在にドラム周面に対峙して設けられている。
【0004】
このクリーニングローラは、記録媒体の記録用回転ドラムへの装着前に、ドラム表面に接触させて記録用回転ドラムを回転駆動することでドラム表面をクリーニングする。また、記録媒体が記録用回転ドラムに装着された後、クリーニングローラを記録媒体表面に接触させて記録用回転ドラムを回転駆動することで記録媒体表面をクリーニングする。
ところで、この記録媒体表面や記録用回転ドラム表面に異物が付着したまま画像記録を行うと、図11、図12に示す画像欠陥を生じることになる。
図11は、異物Xの付着した受像シートを記録用回転ドラム12に装着した後、その外周に色材シート3を装着した状態を示した図である。受像シート2の受像層2cと色材シートの色材層3cとは積層された状態で吸着され、各シート間に塵埃等の異物Xが混入すると、受像シート2と色材シート3との間に広い範囲S1にわたって隙間Gが形成される。この色材シート3が凸状に変形して隙間Gが形成された範囲S1においては、記録画像に白抜けが発生する。
【0005】
また、記録用回転ドラム12の表面に異物が付着したまま記録を行うと図12に示す密着不良部分を生じさせることになる。即ち、記録用回転ドラム12表面と受像シート2との間に異物Xが存在すると、異物Xが存在する位置を中心に受像シート2が凸状に変形する。色材シート3はこの凸状変形を受けて異物位置の周囲で受像シート2との間に隙間Gが環状に形成される。その結果、隙間Gが形成される範囲にリング抜けと呼ばれる画像欠陥が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の記録媒体のクリーニング方法においては、記録用回転ドラムに装着された記録媒体の一方の端部をクリーニング開始点とし、他方の端部をクリーニング終了点として、記録媒体にクリーニングローラを接触させて連続的にクリーニングを行っている。
図13に従来のクリーニング手順を示した。図13(a)に示すように記録媒体1の端部1a或いは端部1a手前側ドラム面にクリーニングローラ50を接触させ、記録用回転ドラム12を回転駆動すると、記録媒体1の端部1aでは、記録用回転ドラム12への吸着力が低下する傾向があるために、クリーニングローラ50の粘着力が記録用回転ドラム12からの真空吸引力より相対的に大きくなることがある。この場合、図13(b)に示すように記録媒体1の端部1aがクリーニングローラ50に巻き付いてしまう。
また同様に、記録媒体1に接触したクリーニングローラ50を記録媒体1の端部1aで垂直に離間させると、記録媒体1が引き上げられて記録用回転ドラム12から端部1aの一部が外れたり、記録媒体1の膜が剥離する可能性がある。
【0007】
そのため、クリーニングローラ50の粘着力は記録媒体1の性状に応じて予め適切に設計されているが、記録媒体1の適用可能種類を拡大したり、より強力に異物を除去する必要が生じた場合には、粘着力の強い材料からなるクリーニングローラを使用したり、ゴム硬度が小さく柔軟性の高いゴムローラを使用することがある。このときに、クリーニングローラ50の粘着性が強いために記録用回転ドラム12上の記録媒体1に位置ずれが生じたり、この位置ずれによって記録媒体固定用の吸引漏れが大きくなり、記録媒体1が記録用回転ドラム12から外れたり、記録媒体1の膜(受像シート2の受像層2cやクッション層2b等)が剥離するという問題を生じていた。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体に位置ずれ等の悪影響を及ぼすことなくクリーニングが行える記録媒体のクリーニング方法及び記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため本発明の請求項1に係る記録媒体のクリーニング方法は、記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体に粘着性を有するクリーニングローラを接触させつつ該クリーニングローラを前記記録媒体固定部材に対して相対移動させ、記録媒体表面の異物除去を行う記録媒体のクリーニング方法において、前記記録媒体固定部材に固定された記録媒体の前記相対移動方向の略中央部から一方の相対移動方向端部に向けてクリーニングし、その後、記録媒体の前記相対移動方向の略中央部から他方の相対移動方向端部に向けてクリーニングすることを特徴とする。
【0010】
この記録媒体のクリーニング方法では、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを接触させ、一方の相対移動方向端部に向けてクリーニングローラを相対移動させることで記録媒体表面をクリーニングし、その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させ、他方の相対移動方向端部に向けてクリーニングローラを相対移動させることで記録媒体表面をクリーニングすることにより、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体の端部がめくれ上がったり、膜剥離を生じたり、記録媒体が位置ずれ等を発生することなく、記録媒体表面全体がクリーニングされる。これにより、記録画像の画像欠陥を防止して高品位な画像形成が可能となる。
【0011】
請求項2記載の記録媒体のクリーニング方法は、記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体に粘着性を有するクリーニングローラを接触させつつ該クリーニングローラを前記記録媒体固定部材に対して相対移動させ、記録媒体表面の異物除去を行う記録媒体のクリーニング方法において、前記クリーニングローラを前記記録媒体の前記相対移動方向の略中央部に接触させつつ相対移動させ、記録媒体の前記相対移動方向端部を通過した後に、このクリーニングローラを前記記録媒体固定部材表面から離間させることを特徴とする。
【0012】
この記録媒体のクリーニング方法では、クリーニングローラを記録媒体の前記相対移動方向の略中央部に接触させつつ記録媒体の相対移動方向端部に向けて相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の相対移動方向端部を通過した後に、このクリーニングローラを記録媒体から乗り移った記録媒体固定部材表面から離間させることにより、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体の端部がめくれ上がったり、膜剥離を生じたり、記録媒体が位置ずれ等を発生することなく、記録媒体表面全体がクリーニングされる。これにより、記録画像の画像欠陥を防止して高品位な画像形成が可能となる。
【0013】
請求項3記載の記録媒体のクリーニング方法は、記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体に粘着性を有するクリーニングローラを接触させつつ該クリーニングローラを前記記録媒体固定部材に対して相対移動させ、記録媒体表面の異物除去を行う記録媒体のクリーニング方法において、前記記録媒体固定部材に固定された記録媒体の前記相対移動方向の略中央部に前記クリーニングローラを接触させつつ相対移動させ、クリーニングローラが前記記録媒体の一方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを前記記録媒体固定部材表面から離間させ、その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させつつ前記移動方向とは逆方向へ相対移動させ、クリーニングローラが前記記録媒体の他方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを前記記録媒体固定部材表面から離間させることを特徴とする。
【0014】
この記録媒体のクリーニング方法では、記録媒体固定部材に固定された記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを接触させつつ相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の一方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを記録媒体固定部材表面から離間させ、その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させつつ前回の移動方向とは逆方向へ相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の他方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを記録媒体固定部材表面から離間させる。これにより、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体の端部がめくれ上がったり、膜剥離を生じたり、記録媒体が位置ずれ等を発生することなく、記録媒体表面全体がクリーニングされる。従って、記録画像の画像欠陥が防止され高品位な画像形成が可能となる。
【0015】
請求項4記載の記録媒体のクリーニング方法は、前記記録媒体の相対移動方向の略中央部が、前記記録媒体の相対移動方向中央位置を含み、且つ記録媒体相対移動方向長さの50%の範囲内に位置することを特徴とする。
【0016】
この記録媒体のクリーニング方法では、記録媒体の相対移動方向の略中央部が、記録媒体の相対移動方向中央位置を含み、且つ記録媒体相対移動方向長さの50%の範囲内に位置することにより、記録媒体の相対移動方向端部から十分な距離が保て、1回当たりのクリーニング領域を拡げることができる。
【0017】
請求項5記載の記録媒体のクリーニング方法は、前記記録媒体の相対移動方向の略中央部が、前記記録媒体の相対移動方向中央位置を中心とした記録媒体相対移動方向長さの±25%の範囲内に位置することを特徴とする。
【0018】
この記録媒体のクリーニング方法では、記録媒体の相対移動方向の略中央部が、記録媒体の相対移動方向中央位置を中心とした記録媒体相対移動方向長さの±25%の範囲内に位置することにより、一層効率的なクリーニングを行うことができる。
【0019】
請求項6記載の記録媒体のクリーニング方法は、前記記録媒体の相対移動方向略中央部から一方の相対移動方向端部に向けた第1のクリーニング領域と、相対移動方向略中央部から他方の相対移動方向端部に向けた第2のクリーニング領域とがオーバーラップしていることを特徴とする。
【0020】
この記録媒体のクリーニング方法では、第1のクリーニング領域と第2のクリーニング領域とがオーバーラップしていることにより、記録媒体の全長にわたって確実にクリーニングが行われる。
【0021】
請求項7記載の記録媒体のクリーニング方法は、前記第1のクリーニング領域と第2のクリーニング領域とのオーバーラップ量が、記録媒体相対移動方向長さの45%以下であることを特徴とする。
【0022】
この記録媒体のクリーニング方法では、記録用回転ドラムの回転位置誤差や記録媒体の固定位置誤差が生じた場合でも確実にオーバーラップさせてクリーニングすることができ、また、過剰にオーバーラップさせることによる無駄なクリーニングを防止できる。
【0023】
請求項8記載の記録装置は、記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体へ文字・画像データに応じた記録を行う記録装置において、前記固定された記録媒体に接触及び離間自在に前記記録媒体固定部材に対峙して設けられ粘着性を有するクリーニングローラと、前記クリーニングローラの接触及び離間動作、及び前記記録媒体固定部材と前記クリーニングローラとの相対移動動作を、請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の記録媒体のクリーニング方法に基づいて制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0024】
この記録装置では、制御部によってクリーニングローラの接触及び離間動作、及び記録媒体固定部材とクリーニングローラとの相対移動動作が制御され、記録媒体固定部材に固定された記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを接触させつつ相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の一方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを記録媒体固定部材表面から離間させ、その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させつつ前回の移動方向とは逆方向へ相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の他方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを記録媒体固定部材表面から離間させる動作が可能になる。これにより、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体の端部がめくれ上がったり、膜剥離を生じたり、記録媒体が位置ずれ等を発生することなく、記録媒体表面全体がクリーニングされる。従って、記録画像の画像欠陥が防止され高品位な画像形成が可能となる。
【0025】
請求項9記載の記録装置は、前記記録媒体固定部材が、記録媒体を周面に固定して回転駆動される記録用回転ドラムであることを特徴とする。
【0026】
この記録装置では、記録部材固定部材が記録用回転ドラムであることにより、クリーニングローラとの相対移動制御が容易に行え低コストな装置構成にすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録媒体のクリーニング方法及び記録装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る記録装置の概略的な構成を示す全体構成図、図2は本発明に係る記録装置の記録ヘッド部を示す構成図、図3は記録媒体の断面図である。
【0028】
一般的に記録媒体に記録する記録装置には、例えば、記録媒体を回転ドラム周面に取り付けて回転ドラムを回転駆動する一方、記録ヘッドをドラム軸方向に移動させて、又は記録ヘッドからのレーザ光をドラム軸方向に移動させて記録を行うドラム回転記録方式、或いは、記録媒体を搬送ローラ等により記録位置に搬送する一方、記録ヘッドを搬送方向に直交する方向に移動させて、又は記録ヘッドからのレーザ光を搬送方向に直交する方向に移動させて記録を行う自走記録方式等がある。ここではドラム回転記録方式を一例として説明するが、本発明はこの方式に限らない。
【0029】
まず、本実施形態の記録装置の構成を説明する。
図1及び図2に示すように、記録装置100の記録部には記録用回転ドラム(記録媒体固定部材)12が設けられ、この記録用回転ドラム12に対向して記録ヘッド16が設けられている。また、記録ヘッド16には画像データに基づく信号を供給すると共に、記録装置100全体の動作を制御する制御部17が接続されている。この記録用回転ドラム12と記録ヘッドを有する記録部には、供給トレイ20とピックアップローラ22からなる記録媒体供給部から記録媒体1が供給される。また、記録用回転ドラム12の周面に対峙してクリーニングローラ50がドラム周面に接触及び離間自在に設けられている。
【0030】
記録用回転ドラム12は中空の円筒形状であり、図2に示すフレーム14に回転自在に軸支されている。この記録用回転ドラム12は、モータ13の回転軸に連結されて回転駆動される。記録用回転ドラム12には受像層を有する受像シートと色材層を有する色材シートからなる記録媒体1が重ね合わされて、図示しない真空ポンプ等の真空吸着装置による真空吸引によって吸着固定される。なお、本記録装置100においては、記録用回転ドラム12の回転方向が主走査方向となる。
【0031】
記録ヘッド16は、図示しない駆動装置によりガイドレール18に沿って記録用回転ドラム12の回転軸に平行な方向に直線移動可能に取り付けられている。この移動方向が副走査方向となる。また、記録ヘッド16は、レーザ光Lbを記録用回転ドラム12側に出射して、このレーザ光Lbの照射位置における色材シートの受像層を受像シートの受像層に転写させる。従って、記録用回転ドラム12の回転(主走査)と記録ヘッド16の直線移動(副走査)との組合せによって、受像シートを覆う色材シート上の所望の位置を選択的にレーザ露光することが可能となる。よって、供給トレイ20に載置された記録媒体1をピックアップローラ22により上側から取り出して記録用回転ドラム12に装着し、描画用のレーザ光Lbを記録媒体1上で走査させて、画像情報に基づいてオンオフ変調させて露光することにより、所望の画像が記録媒体1に形成される。
【0032】
クリーニングローラ50は、ローラ両端の支持部をエアーピストン等の駆動機構52に接続し、駆動機構52を動作させることにより所定のタイミングで記録用回転ドラム12表面に接触・離間される。
上記記録用回転ドラム12回転駆動用のモータ13,記録ヘッド16,クリーニングローラ50の駆動機構52は制御部17に接続されてそれぞれ制御される。
【0033】
次に、記録媒体1を説明する。
図3に示すように、記録媒体1を構成する受像シート2は、支持層2a、クッション層2b、受像層2cがこの順で積層されており、記録用回転ドラム12に支持層2a側を内側に巻回することで取り付けられる。支持層2aの材料としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)ベース、TAC(トリアセチルセルロース)ベース、PEN(ポリエチレンナフタレート)ベース等の材料が用いられる。受像層2cは、色材シート3から転写される色材層を受けとめる働きを有し、クッション層2bは、色材が複数重ねられたりするときに、その段差を吸収する働きを有する。
【0034】
一方、色材シート3は、支持層3a、光熱変換層3b、色材層3cがこの順で積層され、色材層3cが受像シート2の受像層2cに接するようにセットされる。支持層3aは、レーザ光を透過するものであれば一般的な支持体材料(例えば上記した支持層2aと同じ材料)から任意なものを選択できる。光熱変換層3bは、照射されたレーザ光のエネルギを熱に変換する働きを有し、カーボン、黒色物質、赤外吸収色素、特定波長吸収物質等、光エネルギを熱エネルギに変換する物質であれば一般的な光熱変換材料から任意なものを選択できる。色材層3cとしては、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色が用意され、場合によっては金色や銀色等の特色と呼ばれる色も用意される。
【0035】
この記録媒体1は、例えば、各色の記録順序がK→C→M→Yの順であるときは、記録媒体1の記録用回転ドラム12への供給搬送順を、R(受像シート)、K(ブラック色材シート)、C(シアン色材シート)、M(マゼンタ色材シート)、Y(イエロー色材シート)とする。このため、供給トレイ20に載置する記録媒体は、上層よりRKCMYの順にセットする。
なお、上記記録媒体の詳細は、例えば特開平4−296594号公報,特開平4−327982号公報,特開平4−327983号公報を参照されたい。
【0036】
次に、上述の供給トレイ20から、載置された受像シート2及びK,C,M,Yの4色の色材シート3を順次引き出して、所望のカラー画像を受像シート2上に形成する手順を図4に基づいて説明する。
まず、図1に示す供給トレイ20に記録媒体1を所定の順序で載置して、印刷を開始する。すると、ピックアップローラ22が動作して最上層の受像シート2が取り出され、図示しない搬送手段によって記録用回転ドラム12に搬送される。そして、受像シート2は記録用回転ドラム12の図示しない真空吸引装置により吸着固定される。このように、図4に示すステップ1においては、受像シート2を記録用回転ドラム12に供給して巻き付け固定する。なお、記録用回転ドラム12へ直接的に記録媒体1を取り付ける構成の場合は、ピックアップローラ22は不要となる。
【0037】
次にステップ2において、Kの色材シート3を供給トレイ20から同様に取り出して受像シート2の装着された記録用回転ドラム12に供給する。そして、必要に応じて、記録用回転ドラム12に巻回された受像シート2及びK色の加熱・加圧して色材シート3をラミネートする。このラミネート工程は、省略される場合もある。
【0038】
次のステップ3では、予め与えられた画像データに基づいて、記録ヘッド16によりレーザ露光を行う。これにより、色材シート3の光熱変換層3bによりレーザ光が熱変換され、色材層3cが受像シート2の受像層2cに接着される。ここで、画像データは各色毎の画像に色分解されており、上記レーザ露光は、色分解された各色毎の画像データ、即ちK色データに基づいて行われる。
【0039】
そして、ステップ4において、Kの色材シート3のみを記録用回転ドラム12から剥離する。これにより、色材層としてトナーが用いられる場合、受像シート2に色材シート3のトナー層が転写され、受像シート2上に像が形成されることになる。
上記のステップ2〜4と同様の処理を、画像記録に用いる全色分の色材シート3に対して繰り返し行う。つまり、転写済みのK色以外の、C,M,Y各色の色材シート3に対しても、ステップ5〜13までの各処理が繰り返される。その結果、4色(K,C,M,Y)の色材シート3の色材層が1枚の受像シート2に画像様に転写され、受像シート2上にカラー画像が形成される。
その後、画像の形成された受像シート2を記録用回転ドラム12から取り外す。取り外された受像シート2は、別設の画像転写部で受像シート2上の転写像が任意の印刷用紙にさらに転写される。以上のステップによりカラー印刷が行われる。
【0040】
なお、記録媒体1を記録装置100へ供給する際、予め受像シート2や色材シート3が所定の順序で積層して収容された記録媒体カセットを用い、この記録媒体カセットから逐次取り出す構成としてもよい。この場合の記録媒体カセットの断面図を図5に示した。この記録媒体カセット26には、記録媒体1である受像シート2及び色材シート3が記録用回転ドラム12に供給される順に積層されて収容されている。例えば、記録用回転ドラム12への供給搬送順が、受像シートR、K色材シート、C色材シート、M色材シート、Y色材シートのとき、記録媒体は、上層よりRKCMYの順に積層される。なお、図5にはそれぞれの記録媒体が1組分だけ描いてあるが、複数組を収容することも可能で連続的な供給を実現できる。
【0041】
このように記録媒体カセット26に記録媒体1を収容して記録装置100に装填することで、記録媒体1の連続供給が可能となり記録工数が低減されると共に、記録媒体1に装填作業者の衣服や空気中からの異物が付着する確率を低減できる。なお、カセット本体を金属製とすれば、記録媒体1の静電気の帯電を防止できる。
【0042】
次に、記録用回転ドラム12周面に装着された記録媒体(受像シート及び色材シート)の表面をクリーニングする手順を図6、図7を用いて説明する。
図6は記録用回転ドラムに装着された記録媒体とクリーニングローラの位置関係を示した図で、図7は記録用回転ドラム周面を展開して記録媒体とクリーニングローラとの位置関係を示した図である。
まず、図6(a)及び図7(a)に示すように、クリーニングローラ50を記録用回転ドラム12に固定された記録媒体1の周方向(クリーニングローラ50に対する相対移動方向)の略中央部に接触させ、図6(b)及び図7(b)に示すように記録用回転ドラム12を回転駆動(ここでは一例として時計方向)させる。そして、図6(c)及び図7(c)に示すようにクリーニングローラ50が記録媒体1の一方の周方向端部を通過した後にクリーニングローラ50を記録媒体1表面から略垂直に引き離す。以上の動作により、クリーニングローラ50が最初に記録媒体1に接触した周方向中央部から一方の周方向端部までの領域に対してクリーニングが行われる。
【0043】
次に、図6(d)及び図7(d)に示すように、クリーニングローラ50を記録用回転ドラム12に固定された記録媒体1の周方向略中央部に再度接触させ、図6(e)及び図7(e)に示すように記録用回転ドラムを前回とは逆方向(ここでは反時計方向)に回転駆動させる。そして、図6(f)及び図7(f)に示すように、クリーニングローラ50が記録媒体1の他方の周方向端部を通過した後にクリーニングローラ50を記録媒体1表面から略垂直に引き離す。以上の動作により、クリーニングローラ50が再度記録媒体1に接触した周方向中央部から他方の周方向端部までの領域に対してクリーニングが行われ、記録媒体の全面にわたってクリーニングが実行されたことになる。
【0044】
ここで、クリーニングローラ50を記録媒体1に接触させる位置は、次に示す位置に設定することが好ましい。
図8に記録用回転ドラム周面上の記録媒体に対するクリーニングローラの接触開始位置を示した。図8に示すように、記録媒体1の周方向長さをLとすると、記録媒体の周方向中央位置は、記録媒体1の周方向端部より0.5Lの位置となる。この周方向中央位置から周方向に±0.25Lの範囲、即ち、周方向中央位置を中心とした周方向長さの50%の範囲内でクリーニングローラを接触開始させることが好ましい。この範囲内で接触開始させることにより、記録媒体の周方向端部から十分な距離が保て、1回当たりのクリーニング領域を拡げることができ、効率的なクリーニングが行える。
【0045】
また、図9に記録媒体1の一方の周方向端部への第1のクリーニング領域と、他方の周方向端部への第2のクリーニング領域とがオーバーラップしている様子を示した。図9に示すように、各方向へのクリーニング領域をオーバーラップさせることにより、隙間なく、記録媒体1の全面にわたってクリーニングすることができる。このオーバーラップ量としては、記録媒体周方向長さの45%以下に設定することで、記録用回転ドラムの回転位置誤差や記録媒体の固定位置誤差が生じた場合でも確実にオーバーラップさせてクリーニングすることができ、また、過剰にオーバーラップさせることによる無駄なクリーニングを防止できる。
【0046】
上記の記録媒体1のクリーニング方法によれば、記録媒体1が記録用回転ドラム12表面からめくれ上がることが防止され、記録媒体1が位置ずれを生じたり、膜剥離を生じたり、記録用回転ドラム12から外れたりすることが防止される。そして、クリーニングローラ50が受像シート2をクリーニングする場合には、受像シート2の受像層2cに付着した異物が除去されて図11に示す画像抜けの発生が防止でき、受像シート2上の色材シート3をクリーニングする場合には、色材シート3の支持層3a上の異物が除去されて、記録時に照射されるレーザ光を遮ることがなくなり、画像抜けの発生を防止できる。
【0047】
また、記録用回転ドラム12には、表面を平滑にしてリング抜け等の画像欠陥を防止させると共に、種々のサイズの記録媒体を円滑に記録用回転ドラム12に装着するための記録媒体表面固定部材が取り付けられることがある。
この記録媒体表面固定部材は、図10に示すように、樹脂製や金属製等の表面が円滑な板状部材からなり、記録用回転ドラム12の周面に巻き付けられて、記録用回転ドラム12に設けられた固定・解除機構58によってクランプされ固定される。これにより、記録用回転ドラム12の周面を滑らかな面に形成でき、装着される記録媒体1に凹凸を生じさせることを防止できる。
【0048】
この記録媒体表面固定部材56の表面に固定された記録媒体1に対しても、上記同様にしてクリーニングローラ50による異物除去が行える。これにより、記録媒体1の表面に付着した異物Xを記録媒体1の位置ずれ等を生じさせることなく除去でき、記録画像に異物による画像欠陥が発生することを未然に防止できる。
【0049】
さらに、本実施形態においては、記録用回転ドラム12に記録媒体を固定して記録する回転ドラム式の記録装置を一例に説明したが、本発明はこの構成に限らずに、例えば図7に示す周面が展開された記録用回転ドラム12を平面固定台と見なし、記録媒体を固定して記録を行う固定式記録装置であっても、また、ニップローラ等により記録媒体を搬送しつつ記録する搬送式記録装置であっても、同様に上記記録媒体のクリーニング方法を適用することができる。つまり、記録用回転ドラムや平面固定台等の記録媒体固定部材に対してクリーニングローラが相対移動できる構成であればよい。
【0050】
【発明の効果】
本発明の記録媒体のクリーニング方法によれば、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを接触させ、一方の相対移動方向端部に向けてクリーニングローラを相対移動させることで記録媒体表面をクリーニングし、その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させ、他方の相対移動方向端部に向けてクリーニングローラを相対移動させることで記録媒体表面をクリーニングする。また、クリーニングローラを記録媒体に接触させつつ記録媒体の相対移動方向端部に向けて相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の相対移動方向端部を通過した後に、このクリーニングローラを記録媒体から乗り移った記録媒体固定部材表面から離間させる。
これにより、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体の端部がめくれ上がったり、膜剥離を生じたり、記録媒体が位置ずれ等を発生することなく、記録媒体表面全体がクリーニングされる。従って、記録画像の画像欠陥を防止して高品位な画像形成が可能となる。
【0051】
本発明に係る記録装置によれば、固定された記録媒体に接触及び離間自在に記録媒体固定部材に対峙して設けられ粘着性を有するクリーニングローラと、クリーニングローラの接触及び離間動作、及び記録媒体固定部材とクリーニングローラとの相対移動動作を制御する制御部とを備えたことにより、記録媒体固定部材に固定された記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを接触させつつ相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の一方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを記録媒体固定部材表面から離間させ、その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させつつ前回の移動方向とは逆方向へ相対移動させ、クリーニングローラが記録媒体の他方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを記録媒体固定部材表面から離間させる動作が可能になる。これにより、クリーニングローラの粘着性が大きい場合であっても、固定された記録媒体の端部がめくれ上がったり、膜剥離を生じたり、記録媒体が位置ずれ等を発生することなく、記録媒体表面全体がクリーニングされて、高品位な画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の概略的な構成を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る記録装置の記録ヘッド部の構成を示す構成図である。
【図3】記録媒体の断面図である。
【図4】カラー画像を受像シート上に形成する手順を説明する図である。
【図5】記録媒体カセットの断面図である。
【図6】記録用回転ドラムに装着された記録媒体とクリーニングローラの位置関係を示す図である。
【図7】記録用回転ドラム周面を展開して記録媒体とクリーニングローラとの位置関係を示す図である。
【図8】記録用回転ドラム周面上の記録媒体に対するクリーニングローラの接触開始位置を示す図である。
【図9】記録媒体の一方の周方向端部へのクリーニング領域と、他方の周方向端部へのクリーニング領域がオーバーラップしている様子を示した
【図10】記録媒体表面固定部材上に記録媒体を固定してクリーニングする様子を示す図である。
【図11】異物の付着した受像シートを記録用回転ドラムに装着した後、その外周に色材シートを装着した状態を示す図である。
【図12】記録用回転ドラム表面と受像シートとの間に異物が存在する様子を示す図である。
【図13】従来の従来のクリーニング手順を示す図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
2 受像シート
2a 支持層
2c 受像層
3 色材シート
3a 支持層
3b 光熱変換層
3c 色材層
12 記録用回転ドラム(記録媒体固定部材)
16 記録ヘッド
17 制御部
20 供給トレイ
22 ピックアップローラ
24 カセット用取付台
26 記録媒体カセット
50 クリーニングローラ
52 駆動機構
100 記録装置
Lb レーザ光
X 異物
Claims (9)
- 記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体に粘着性を有するクリーニングローラを接触させつつ該クリーニングローラを前記記録媒体固定部材に対して相対移動させ、記録媒体表面の異物除去を行う記録媒体のクリーニング方法において、
前記記録媒体固定部材に固定された記録媒体の前記相対移動方向の略中央部から一方の相対移動方向端部に向けてクリーニングし、その後、記録媒体の前記相対移動方向の略中央部から他方の相対移動方向端部に向けてクリーニングすることを特徴とする記録媒体のクリーニング方法。 - 記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体に粘着性を有するクリーニングローラを接触させつつ該クリーニングローラを前記記録媒体固定部材に対して相対移動させ、記録媒体表面の異物除去を行う記録媒体のクリーニング方法において、
前記クリーニングローラを前記記録媒体の前記相対移動方向の略中央部に接触させつつ相対移動させ、記録媒体の前記相対移動方向端部を通過した後に、このクリーニングローラを前記記録媒体固定部材表面から離間させることを特徴とする記録媒体のクリーニング方法。 - 記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体に粘着性を有するクリーニングローラを接触させつつ該クリーニングローラを前記記録媒体固定部材に対して相対移動させ、記録媒体表面の異物除去を行う記録媒体のクリーニング方法において、
前記記録媒体固定部材に固定された記録媒体の前記相対移動方向の略中央部に前記クリーニングローラを接触させつつ相対移動させ、クリーニングローラが前記記録媒体の一方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを前記記録媒体固定部材表面から離間させ、
その後、記録媒体の相対移動方向の略中央部にクリーニングローラを再度接触させつつ前記移動方向とは逆方向へ相対移動させ、クリーニングローラが前記記録媒体の他方の相対移動方向端部を通過した後、クリーニングローラを前記記録媒体固定部材表面から離間させることを特徴とする記録媒体のクリーニング方法。 - 前記記録媒体の相対移動方向の略中央部が、前記記録媒体の相対移動方向中央位置を含み、且つ記録媒体相対移動方向長さの50%の範囲内に位置することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の記録媒体のクリーニング方法。
- 前記記録媒体の相対移動方向の略中央部が、前記記録媒体の相対移動方向中央位置を中心とした記録媒体相対移動方向長さの±25%の範囲内に位置することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の記録媒体のクリーニング方法。
- 前記記録媒体の相対移動方向略中央部から一方の相対移動方向端部に向けた第1のクリーニング領域と、相対移動方向略中央部から他方の相対移動方向端部に向けた第2のクリーニング領域とがオーバーラップしていることを特徴とする請求項1又は請求項3〜請求項5のいずれか1項記載の記録媒体のクリーニング方法。
- 前記第1のクリーニング領域と第2のクリーニング領域とのオーバーラップ量が、記録媒体相対移動方向長さの45%以下であることを特徴とする請求項6記載の記録媒体のクリーニング方法。
- 記録媒体固定部材の表面に吸着固定された記録媒体へ文字・画像データに応じた記録を行う記録装置において、
前記固定された記録媒体に接触及び離間自在に前記記録媒体固定部材に対峙して設けられ粘着性を有するクリーニングローラと、
前記クリーニングローラの接触及び離間動作、及び前記記録媒体固定部材と前記クリーニングローラとの相対移動動作を、請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の記録媒体のクリーニング方法に基づいて制御する制御部とを備えたことを特徴とする記録装置。 - 前記記録媒体固定部材が、記録媒体を周面に固定して回転駆動される記録用回転ドラムであることを特徴とする請求項8記載の記録装置。
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