JP2002220128A - 記録装置及び当該記録装置等の異物除去方法 - Google Patents
記録装置及び当該記録装置等の異物除去方法Info
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Abstract
体搬送手段に付着、堆積した異物を除去できる記録装置
及び当該記録装置等の異物除去方法を得る。 【解決手段】 記録装置100は、装置電源投入又は記
録開始動作に応動して記録媒体搬送手段となる搬送ロー
ラ25bに接触状態で回転する粘着性ローラ50を備
え、粘着性ローラ50による前記搬送ローラ25bのク
リーニングが記録動作前の記録準備段階で記録媒体搬送
系を動かして実施される。
Description
上に付着した異物を、記録媒体の記録部への供給前に除
去して、塵埃等による画像欠陥の発生を低減する記録装
置に関するものである。
ある受像シートと、同じく記録媒体である転写シートと
を重ね合わせて記録用回転ドラムに固定した状態で、記
録媒体上をレーザ露光する記録方法がある。この場合、
受像シートは受像層を上にして記録用回転ドラムに巻き
付けられ、転写シートはトナー層を受像層に重ね合わせ
て記録用回転ドラムに巻き付けられる。レーザ露光を行
う記録ヘッドは、記録用回転ドラムの回転軸と平行な方
向に往復動される。記録ヘッドからはレーザ光が出射さ
れ、複数スポットとして照射される。この記録方法で
は、記録用回転ドラムの回転方向が主走査方向とされ、
記録ヘッドの移動方向が副走査方向とされる。従って、
記録用回転ドラムの回転運動と、記録ヘッドの直線運動
とを組み合わせることにより、スポットを転写シート上
に走査して、所望の画像等を受像シートへ転写すること
ができる。
置では、特に記録媒体上に塵埃等の異物が付着した状態
で記録媒体が記録部に運ばれてレーザ露光が行われる
と、異物付着部分で画像が飛んだ、所謂、白抜けやリン
グムラと呼びれる画像欠陥が生じる。そこで、従来装置
では、記録媒体搬送手段である、例えばニップローラに
適度な粘着力を持たせて、記録媒体搬送時にこのニップ
ローラにより記録媒体上に付着(堆積)した塵埃等の異
物を除去するようにしている。
11は受像シート及び転写シートの記録媒体1が収容さ
れたカセット9の、記録媒体供給部への装着により、ピ
ックアップ機構7がカセットの中から最上層の記録媒体
1を1枚だけ取り上げて記録回転用ドラム12に供給す
るまでの間、上記したような、不図示の異物除去対策が
講じられた記録媒体搬送手段が記録媒体1を移送するこ
とよって、画像欠陥の発生を低減している。
置においては、既述したとおり、装置運転中に記録媒体
上に付着した異物は取り除くことができたけれども、装
置不使用時などで、記録媒体が搬送されていない状態で
の、記録用回転ドラムやニップローラなどの記録媒体搬
送手段に付着、堆積した異物については、除去すること
ができなかった。このため、特に装置の電源投入直後に
搬送される受像シートに異物が付着して画像欠陥を発生
した。
装置電源投入後であって、記録媒体搬送手段による記録
媒体の記録部への供給以前に、記録部やニップローラな
どの記録媒体搬送手段に付着した異物を除去して良好な
画像記録が行える記録装置を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、当該記録装置の異物除
去方法を提供することにある。
め、請求項1記載の記録装置の発明は、記録媒体を挟持
し記録媒体供給部から記録部へ移送する記録媒体搬送手
段を備えた記録装置において、回転自在な粘着性ローラ
を備え、前記粘着性ローラは、装置電源投入又は記録開
始指令に応動して少なくとも前記記録媒体の移送直前に
前記記録媒体搬送手段となる搬送ローラと接触して回転
することを特徴とする。そして、上記した構成を採るこ
とにより、粘着性ローラが、装置不使用時などに記録媒
体搬送手段に付着した異物を除去することができる。
請求項1記載の記録装置において、前記搬送ローラと前
記粘着性ローラとが常時接触状態に設けられていること
を特徴とする。上記構成により、粘着性ローラが記録媒
体上に付着した異物を搬送ローラを介して記録時にも除
去することができる。
請求項1記載の記録装置において、前記搬送ローラ及び
前記粘着性ローラの一方が移動して他方と接触可能に設
けられることを特徴とする。上記構成により、粘着性ロ
ーラは、例えば装置電源投入後であって、記録媒体の記
録部への供給前に搬送ローラと接触するように構成でき
るので、粘着性ローラ自体のクリーニング期間が延長さ
れる。
請求項2又は3記載の記録装置において、前記粘着性ロ
ーラは駆動もしくは被駆動されて回転することを特徴と
する。上記構成により、粘着性ローラは表面を偏摩耗さ
せないで搬送ローラとの接触状態を長期間にわたって良
好に維持できる。
請求項1〜4のいずれか1項記載の記録装置において、
前記搬送ローラを一対のニップローラで形成し、前記粘
着性ローラが上搬送ローラ及び下搬送ローラにそれぞれ
対応して設けられていることを特徴とする。上記構成に
より、粘着性ローラのそれぞれが各搬送ローラに付着し
た異物を効果的に除去することができる。
請求項1〜5のいずれか1項記載の記録装置において、
前記粘着性ローラは前記搬送ローラよりも粘着力が強い
ゴム材料又は粘着性物質が巻装されたことを特徴とす
る。上記構成により、搬送ローラ上に付着した異物は、
搬送ローラと粘着性ローラとが相互に強圧された際に粘
着力が強い粘着性ローラ側に転写される。
請求項1〜5のいずれか1項記載の記録装置において、
前記粘着性ローラは前記搬送ローラよりも硬度が小さい
ゴムで形成されることを特徴とする。上記構成により、
搬送ローラ上に付着した異物は、搬送ローラと粘着性ロ
ーラとが相互に強圧された際にくい込み変形力の大きい
粘着性ローラ側に転写される。
請求項1〜7のいずれか1項記載の記録装置において、
前記粘着性ローラが装置内の機外近傍位置に配置され、
機外よりクリーニング容易又は表面を1周分剥ぎ取って
刷新可能に設けられていることを特徴とする。上記構成
により、粘着性ローラ自体の清掃を容易に行うことがで
きて、常時、粘着力を良好に維持できる。
記録装置の発明は、記録媒体を挟持し記録媒体供給部か
ら記録部へ移送する記録媒体搬送手段を備えた記録装置
において、前記記録部がレーザ露光を行う記録ヘッドを
備えるとともに、該記録ヘッドが受像シートと該受像シ
ートの受像層にトナー層が重なり合うようにして順次積
層される複数の転写シートとからなる前記記録媒体の前
記転写シート上を走査してレーザ露光を行う前に、前記
記録媒体搬送手段となる搬送ローラと接触して回転する
粘着性ローラを備えたことを特徴とする。そして、上記
構成により、レーザ光が複数スポットとして記録媒体面
上を走査する記録動作開始前に、粘着性ローラが記録媒
体搬送手段に付着した異物を除去することができる。
の異物除去方法は、記録媒体を挟持し記録媒体供給部か
ら記録部へ移送する記録媒体搬送手段を備えた記録装置
において、装置電源投入又は記録開始指令に応動して少
なくとも前記記録媒体の移送以前に前記記録媒体搬送手
段となる搬送ローラと接触し回転する粘着性ローラを使
用して、前記搬送ローラの表面に付着した異物を除去す
ることを特徴とする。上記構成により、粘着性ローラ
が、装置不使用時などに記録媒体搬送手段に付着した異
物を除去することができる。
明は、請求項10記載の異物除去方法において、前記搬
送ローラと常時接触状態に設けられている前記粘着性ロ
ーラを使用して、前記搬送ローラの表面に付着した異物
を粘着性ローラ側に転写させて除去することを特徴とす
る。上記構成により、粘着性ローラが記録媒体上に付着
した異物を搬送ローラを介して記録時にも除去できる。
明は、請求項10記載の異物除去方法において、前記搬
送ローラと接触可能に移動して回転する前記粘着性ロー
ラを使用して、前記搬送ローラの表面に付着した異物を
粘着性ローラ側に転写させて除去することを特徴とす
る。上記構成により、粘着性ローラは、クリーニング時
のみ搬送ローラと接触して回転するようにできるので、
粘着性ローラ自体の汚れによるクリーニング期間を延長
することができる。
明は、請求項11または12記載の異物除去方法におい
て、駆動もしくは被駆動されて回転する前記粘着性ロー
ラを使用することを特徴とする。上記構成により、粘着
性ローラは搬送ローラに伴って回転するから、表面を偏
摩耗させないで搬送ローラとの接触状態を長期間にわた
って良好に維持できる。
明は、請求項9〜13のいずれか1項記載の異物除去方
法において、前記搬送ローラよりも粘着力が強いゴム材
料又は粘着性物質が巻装された前記粘着性ローラを使用
することを特徴とする。上記構成により、搬送ローラ上
に付着した異物は、搬送ローラと粘着性ローラとが接触
回転して相互に強圧された際に、粘着力が強い粘着性ロ
ーラ側に転写される。
明は、請求項10〜13のいずれか1項記載の異物除去
方法において、前記搬送ローラよりも硬度が小さいゴム
で形成される前記粘着性ローラを使用することを特徴と
する。上記構成により、搬送ローラ上に付着した異物
は、搬送ローラと粘着性ローラとが接触回転して相互に
強圧された際に、ゴム硬度が小さく、くい込み変形力の
大きい粘着性ローラ側に転写される。
明は、請求項10〜15のいずれか1項記載の異物除去
方法において、装置内の機外近傍位置に配置され、機外
よりクリーニング容易又は表面を1周分剥ぎ取って刷新
可能に設けられている前記粘着性ローラを使用すること
を特徴とする。上記構成により、粘着性ローラ自体が異
物によって汚染された場合には、装置に設けられた開閉
扉などを開放して機外より直ちに粘着性ローラを清掃で
きて、常時、粘着力を良好に維持できる。
当該記録装置等の異物除去方法の好適な実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る記録
装置の概略的な構成を示す全体構成図、図2は図1の記
録装置における粘着性ローラの移動機構を示す構成図、
図3は記録ヘッド部の構成を示す構成図、図4は記録媒
体の断面図である。
ば、記録媒体を回転ドラム周面に取り付けて回転ドラム
を回転駆動する一方、記録ヘッドをドラム軸方向に移動
させて、又は記録ヘッドからのレーザ光をドラム軸方向
に移動させて記録を行う回転方式、或いは、記録媒体を
搬送ローラ等により記録位置に搬送する一方、記録ヘッ
ドを搬送方向に直交する方向に移動させて、又は記録ヘ
ツドからのレーザ光を搬送方向に直交する方向に移動さ
せて記録を行う自走方式等がある。上記記録装置におい
て、記録媒体支持部材は、回転方式の場合では記録用回
転ドラムに相当し、自走方式の場合ではニップローラに
相当することになるが、ここでは前者の記録用回転ドラ
ムを使用する場合を一例として説明する。
媒体供給部23には、後述する受像シート2や転写シー
ト3である記録媒体1を収容した記録媒体用カセット2
6が着脱可能に設けられている。記録装置100は、こ
の記録媒体用カセット26が装着されることで、記録媒
体搬送手段であるピックアップ機構20が動作して記録
媒体用カセット26から記録媒体1を取り出して記録部
である記録用回転ドラム12に移送する。
クアップ機構20が、揺動可能なアーム22の先端に枢
支され回転駆動して記録媒体1を取り出す上搬送ローラ
25aと、この記録媒体取り出し位置から揺動変位した
上搬送ローラ25aと接触して回転する下搬送ローラ2
5bとを装備した構成である。また、この記録装置10
0には、装置電源投入によって下搬送ローラ25bと離
間した初期位置から下搬送ローラ25bとの接触位置に
移動するとともに、記録動作開始に伴って再び下搬送ロ
ーラ25bから離脱して初期位置に復帰する粘着性ロー
ラ50が装備される。つまり、この粘着性ローラ50
は、記録動作開始以前において上または下搬送ローラ2
5a、25bと接触状態となって回転し、上または下搬
送ローラ25a、25bに付着した異物を直接的または
間接的に除去できるように構成されている。なお、粘着
性ローラ50は下搬送ローラ25bから離間した初期位
置では機外近傍位置に配置され、不図示の記録装置10
0の開放扉を開放することにより、粘着性ローラ50の
表面をエタノールなどのアルコール類で拭いて容易にク
リーニングできるようになっている。また、粘着性ロー
ラは粘着物質がシート状に巻装された構成とし、汚染表
面を1周分剥ぎ取ることにより、簡単に刷新可能になさ
れる構成であってもよい。
ローラ両端部より突出した回転軸に移動駆動源であるエ
アピストン52が装備され、不図示のガイド溝やレール
などの案内手段により案内されて下搬送ローラ25bに
押え付けられる。なお、粘着性ローラ50は上搬送ロー
ラ25aと接触するように構成してもよい。また、移動
駆動源としては、エアピストン52の外にモータを適用
することもできる。そして、駆動エネルギ(エアー圧/
エアー流量/電力)を制御することで、移動量や移動力
あるいは押圧力が制御される。
3に示すように、記録媒体支持部材である記録用回転ド
ラム12が回転自在に設けられ、不図示のモータの回転
軸に連結されて回転駆動される。記録用回転ドラム12
は中空の円筒形状を有しており、図3に示すフレーム1
4に回転自在に保持されている。記録装置100におい
ては、この記録用回転ドラム12の回転方向が主走査方
向となる。
られている。記録ヘッド16は制御部17から送られる
画像データに基づいてレーザ光Lbを出射する。このレ
ーザ光Lbが照射された位置の転写シート3のトナー層
3cは、受像シート2の表面に転写される。また、記録
ヘッド16は不図示の駆動機構によってガイドレール1
8に沿って記録用回転ドラム12の回転軸に平行な方向
に直線的に移動する。この移動方向が副走査方向とな
る。従って、記録用回転ドラム12の回転運動と記録ヘ
ッド16の直線移動との組み合わせによって、受像シー
ト2を覆う転写シート3上の所望の位置をレーザ露光す
ることが可能である。よって、描画用のレーザ光Lbで
転写シート3上を走査して、画像情報に基づいて対応す
る位置のみをレーザ露光することにより、所望の画像を
受像シート2に転写することができる。
層2a、クッション層2b、及び受像層2cを有してお
り、支持層2aの上にクッション層2b及び受像層2c
が順次積層されている。支持層2aとしては、PET
(ポリエチレンテレフタレート)ベース、TAC(トリ
アセチルセルロース)ベース、PEN(ポリエチレンナ
フタレート)ベースなどを用いることができる。受像層
2cは、転写されるトナーを受け止める働きを有する。
クッション層2bは、トナーが複数重ねられたときに、
段差を吸収する働きを有する。
変換層3b、及びトナー層3cを有しており、支持層3
aの上に光熱変換層3b、トナー層3cが順次積層され
ている。支持層3aは、レーザ光が透過する物であれば
一般的な支持体材料(例えば上記した支持層3aと同じ
支持体材料)から任意なものを選択できる。光熱変換層
3bは、レーザエネルギを熱に変換する働きを有する。
光熱変換層3bは、カーボン、黒色物質、赤外吸収色
素、特定波長吸収物質など光エネルギを熱エネルギに変
換する物質であれば一般的な光熱変換材料から任意なも
のを選択できる。トナー層3cとしては、例えば、ブラ
ック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の各色が用意され、場合によっては金色や銀色等
の特色と呼ばれる色も用意される。
の断面図を示す。この記録媒体用カセット26には、記
録媒体である受像シート2及び転写シート3が記録用回
転ドラム12に供給される順に積層されて収容されてい
る。例えば、記録用回転ドラム12への供給搬送順が、
受像シートR、K転写シート、C転写シート、M転写シ
ート、Y転写シートのとき、上層よりRKCMYの順に
積載されている。
媒体用カセット26は、既述したように、記録装置10
0に設けられたピックアップ機構20により、最上層の
記録媒体1から取り出され、記録装置100内へ供給さ
れるようになる。
ら、収容された受像シート2及びK、C、M、Yの4色
の転写シート3を引き出して、所望のカラー画像を受像
シート3上に形成する手順を図6に基づいて説明する。
図1に示すように、記録媒体用カセット26が記録装置
100に装着されて装置電源が投入され、あるいは、制
御部17より記録開始指令が出力されると、既述したよ
うに、記録動作に先立って、記録媒体搬送手段でもある
ピックアップ機構20の上または下搬送ローラ25a、
25bが粘着性ローラ50の接触回転によって除去され
る。これによって、記録媒体搬送手段から記録媒体への
異物付着が低減され、異物による画像欠陥の発生を減ら
すことができる。この記録準備段階でのクリーニング工
程が終了すると、上搬送ローラ25aは、本来のピック
アップ位置に変位して、記録媒体用カセット26内の最
上層の受像シート2を記録用回転ドラム12に対して供
給する。次に、ステップ2において、Kの転写シート3
を記録用回転ドラム12に対して供給する。次のステッ
プ3では、加熱・加圧して転写シート3をラミネートす
る。このラミネート工程は、省略される場合もある。
データに基づいて、受像シート2上に画像が転写出力さ
れる。ここで、与えられた画像データは、各色ごとの画
像にさらに色分解されており、レーザ露光は、色分解さ
れた各色ごとの画像データに基づいて行われる。これに
より、受像シート2に転写シート3のトナー層の一部が
転写され、受像シート2上に像が形成される。
ト3のみが記録用回転ドラム12から剥離される。ここ
で、全ての色の転写シート3に対して、転写が終了した
かどうかを判断する。そして、別の種類の転写シート3
の供給が必要な場合は、上記のステップ2〜5までの処
理を繰り返す。つまり、他のC、M、Yの各色の転写シ
ート3について、ステップ6〜17までの各動作が繰り
返される。その結果、4色の転写シート3のトナーイン
クKCMYが1枚の受像シートの受像層2c上に転写さ
れ、受像シート2上にカラー画像が形成される。その
後、受像シート2が、記録用回転ドラム12から剥離さ
れる。剥離された受像シート2は、別段に構成された画
像転写部において受像シート2上のトナー層が任意の印
刷用紙にさらに転写される。これによって、校正用のカ
ラー印刷が行われる。
録動作の開始以前に、下搬送ローラ25bと直接接触回
転して下搬送ローラ25bの表面に付着した異物Xを除
去し、あるいは、上搬送ローラ25aから下搬送ローラ
25bの表面に転写された異物Xを間接的に除去する粘
着性ローラ50が設けられた構成である。そのため、こ
れら上または下搬送ローラ25a、25b及び粘着性ロ
ーラ50は、下記表1のように組み合わせて使用するこ
とができる。
や金属で形成された場合は、粘着性ローラは粘着ゴム又
は粘着性物質が巻装された構成として形成できる。ま
た、上または下搬送ローラが粘着ゴムで形成された場合
には、粘着性ローラはこれらよりも粘着力が強い粘着ゴ
ム又は粘着性物質が巻装された構成として形成できる。
また、上または下搬送ローラと粘着性ローラ(クリーニ
ングローラ)とを同一の成分構成で形成して、それぞれ
の粘着力を変えることもできる。つまり、ゴム硬度を変
えることによって粘着力の違いが実現できる。ゴム硬度
が、上または下搬送ローラよりも小さい(柔らかい)ク
リーニングローラを使用することにより、両ローラ同士
が互いに強圧状態で接触回転した際に、両ローラ間に挟
まれる状態となる異物は、硬度が柔らかい方のクリーニ
ングローラ側にくい込むようになって除去できる。従っ
て、本発明によれば、上または下搬送ローラ25a、2
5bに付着した異物Xはこれら上または下搬送ローラ2
5a、25bと間接的または直接的に接触回転する粘着
性ローラ50により、除去することができる。
異物を除去する場合を示している。この場合、記録媒体
搬送手段となるニップローラ45a、45bの下搬送ロ
ーラ45bに、前記したと同様な粘着性ローラ50が接
触状態により回転可能に設けられ、ニップローラ45
a、45bに付着した異物Xを直接的又は間接的に除去
するようになされている。なお、図7の各部構成、機能
等は図1と略同じであり説明は省略する。図7と図1と
の異なる点は、図1では、粘着性ローラ50が記録動作
開始以前のクリーニング時(準備工程)において移動し
て搬送ローラと接触したのに対し、図7の構成では常時
接触した固定状態にある。これにより、記録動作時に記
録媒体に付着した異物もニップローラを介して接着する
ことができる。
bの上搬送ローラ45aにも粘着性ローラ50が接触状
態で回転可能に設けられ、上または下搬送ローラに付着
した異物Xをそれぞれ直接的に除去できるようになされ
ている。
接触配置されている搬送ローラ65に対し、粘着性ロー
ラ60が接触状態で回転可能に設けられている。また、
図10は、図9の構成と同様、記録回転用ドラム12上
に接触配置されている搬送ローラ65に対し粘着性ロー
ラ60が設けられているものであるが、この図10の構
成のものも含めて、前記した各構成との違いは、粘着性
ローラ自体がモータ70の駆動軸に連結されて回転駆動
するようになされている点である。このように構成する
ことにより、モータを別途設けなければならない不利な
点はあるが、搬送ローラとの接触面の汚染などによる滑
りを無くして搬送ローラとの接触回転を確実にさせるこ
とができる。
分構成としては、例えば、TiOX(酸化チタン)、お
よび/又はC−O又はSi−Oの官能基を持つ炭化水素
化合物と、を含み、しかもBa(バリウム)を含まない
ものである。上記の構成成分の粘着性ゴムローラとして
は、具体的には、宮川ローラ株式会社製の「カーボレス
MIMOZA」なる品名でグレードがLTまたはSTの
表2の性能を有するゴムローラが良い。
LT」(表2では、単に「LT」と略す。)と「カー
ボレスMIMOZA ST」(表2では、単に「ST」
と略す。)とについて、粘着力、硬度、電気抵抗値をそ
れぞれ示している。上記ゴムローラの特徴は、電気抵抗
値が小さいため、記録媒体で発生している静電気を除去
できることである。
T」と「カーボレスMIMOZALT」と他の「MIM
OZA Under LT」と「クリーナーグリーン」
の4種類について、下記表3にゴム質の解析結果と総合
性能の比較を示しておく。
っても、カーボレスMIMOZASTやカーボレスMI
MOZA LTのゴム質のように、充填剤としてTiO
X(酸化チタン)を、かつ、可塑剤としてC−Oまたは
Si−Oの官能基を持つ炭化水素化合物を含む粘着性ゴ
ムローラは、粘着力の自然経時の劣化が遅いので、最適
であることが分かる。逆に、Ba(バリウム)を含む粘
着性ゴムローラは、粘着力の自然経時の劣化があり良く
ない。従って、Ba(バリウム)を含む粘着性ゴムロー
ラは、記録装置の異物除去としては不適であることが分
かる。
あるいは、粘着性物質が巻装された粘着性ローラを記録
媒体搬送手段の少なくとも何れかに適用し、装置電源投
入後であって記録動作開始以前(記録媒体供給前)に動
作させることにより、従前装置では除去することができ
なかった、装置不使用時や記録媒体供給前の装置待機時
に記録媒体搬送手段に付着(堆積)した異物を除去する
ことができる。また、記録装置としては、回転ドラムを
高速の走査(主走査)とし、光ヘッドでレーザ光を回転
ドラム軸方向に低速で走査(副走査)するレーザ記録装
置に用いることができる。なお、上記した実施の形態で
は、いずれも、粘着性ローラが搬送ローラを兼ねて記録
媒体と直接接触するようには構成していないが、これ
は、強い粘着力で記録媒体に直接接触することによって
生じる弊害を回避することにある。
れば、記録媒体が記録部に供給される以前の記録準備段
階で、粘着性ローラが、空運転される記録媒体搬送手段
に接触状態で回転するので、装置不使用時や記録動作待
機時に記録媒体搬送手段や記録部に付着、堆積した異物
を確実に除去して、画像欠陥の発生を低減することがで
きる。
体構成図である。
構の構成図である。
場所の1つである記録媒体搬送手段を示す図である。
場所の1つである他の記録媒体搬送手段を示す図であ
る。
場所の1つである更に他の記録媒体搬送手段を示す図で
ある。
的場所の1つである記録媒体搬送手段の他の構成を示す
図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 記録媒体を挟持し記録媒体供給部から記
録部へ移送する記録媒体搬送手段を備えた記録装置にお
いて、 回転自在な粘着性ローラを備え、 前記粘着性ローラは、装置電源投入又は記録開始指令に
応動して前記記録媒体の移送以前に前記記録媒体搬送手
段となる搬送ローラと接触し回転することを特徴とする
記録装置。 - 【請求項2】 前記搬送ローラと前記粘着性ローラとが
常時接触状態に設けられていることを特徴とする請求項
1記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記搬送ローラ及び前記粘着性ローラの
一方が移動して他方と接触可能に設けられることを特徴
とする請求項1記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記粘着性ローラは駆動もしくは被駆動
されて回転することを特徴とする請求項2又は3記載の
記録装置。 - 【請求項5】 前記搬送ローラを一対のニップローラで
形成し、前記粘着性ローラが上搬送ローラ及び下搬送ロ
ーラにそれぞれ対応して設けられていることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか1項記載の記録装置。 - 【請求項6】 前記粘着性ローラは前記搬送ローラより
も粘着力が強いゴム材料又は粘着性物質が巻装されたこ
とを特徴とする請求項1〜5記載の記録装置。 - 【請求項7】 前記粘着性ローラは前記搬送ローラより
も硬度が小さいゴムで形成されることを特徴とする請求
項1〜5のいずれか1項記載の記録装置。 - 【請求項8】 前記粘着性ローラが装置内の機外近傍位
置に配置され、機外よりクリーニング容易又は表面を1
周分剥ぎ取って刷新可能に設けられていることを特徴と
する請求項1〜7のいずれか1項記載の記録装置。 - 【請求項9】 記録媒体を挟持し記録媒体供給部から記
録部へ移送する記録媒体搬送手段を備えた記録装置にお
いて、 前記記録部がレーザ露光を行う記録ヘッドを備えるとと
もに、該記録ヘッドが受像シートと該受像シートの受像
層にトナー層が重なり合うようにして順次積層される複
数の転写シートとからなる前記記録媒体の前記転写シー
ト上を走査してレーザ露光を行う前に、前記記録媒体搬
送手段となる搬送ローラと接触して回転する粘着性ロー
ラを備えたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項10】 記録媒体を挟持し記録媒体供給部から
記録部へ移送する記録媒体搬送手段を備えた記録装置に
おいて、 装置電源投入又は記録開始指令に応動して前記記録媒体
の移送以前に前記記録媒体搬送手段となる搬送ローラと
接触し回転する粘着性ローラを使用して、前記搬送ロー
ラの表面に付着した異物を除去することを特徴とする異
物除去方法。 - 【請求項11】 前記搬送ローラと常時接触状態に設け
られている前記粘着性ローラを使用して、前記搬送ロー
ラの表面に付着した異物を粘着性ローラ側に転写させて
除去することを特徴とする請求項10記載の異物除去方
法。 - 【請求項12】 前記搬送ローラと接触可能に移動して
回転する前記粘着性ローラを使用して、前記搬送ローラ
の表面に付着した異物を粘着性ローラ側に転写させて除
去することを特徴とする請求項10記載の異物除去方
法。 - 【請求項13】 駆動もしくは被駆動されて回転する前
記粘着性ローラを使用することを特徴とする請求項11
又は12記載の異物除去方法。 - 【請求項14】 前記搬送ローラよりも粘着力が強いゴ
ム材料又は粘着性物質が巻装された前記粘着性ローラを
使用することを特徴とする請求項9〜13のいずれか1
項記載の異物除去方法。 - 【請求項15】 前記搬送ローラよりも硬度が小さいゴ
ムで形成される前記粘着性ローラを使用することを特徴
とする請求項10〜13のいずれか1項記載の異物除去
方法。 - 【請求項16】 装置内の機外近傍位置に配置され、機
外よりクリーニング容易又は表面を1周分剥ぎ取って刷
新可能に設けられている前記粘着性ローラを使用するこ
とを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項記載の
異物除去方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016983A JP2002220128A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 記録装置及び当該記録装置等の異物除去方法 |
US10/054,279 US7255042B2 (en) | 2001-01-25 | 2002-01-24 | Recording apparatus and method of foreign material removal thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016983A JP2002220128A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 記録装置及び当該記録装置等の異物除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002220128A true JP2002220128A (ja) | 2002-08-06 |
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ID=18883265
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001016983A Pending JP2002220128A (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 記録装置及び当該記録装置等の異物除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002220128A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1607144A2 (en) | 2004-06-16 | 2005-12-21 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc. | Maintenance method of medical recording apparatus and cleaning sheet for surface cleaning roller |
JP2010145597A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Hitachi High-Technologies Corp | 光学フィルム貼付け装置、光学フィルム貼付け方法、および表示用パネルの製造方法 |
-
2001
- 2001-01-25 JP JP2001016983A patent/JP2002220128A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1607144A2 (en) | 2004-06-16 | 2005-12-21 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc. | Maintenance method of medical recording apparatus and cleaning sheet for surface cleaning roller |
JP2006003515A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 医療用記録装置のメンテナンス方法及びクリーニングシート |
JP2010145597A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Hitachi High-Technologies Corp | 光学フィルム貼付け装置、光学フィルム貼付け方法、および表示用パネルの製造方法 |
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