JP3764572B2 - 小型4サイクルエンジンのチョーク機構 - Google Patents

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型4サイクルエンジンのチョーク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりエンジンのチョーク機構は、気化器の吸入口の開口面積を変化させるチョークプレートとこれと一体に形成されたチョークレバーとを備えている。そして、エンジン始動の際に、チョークレバーを操作してチョークプレートを移動させ、吸気口からエンジン内に吸入される吸入空気量を減少させる。そして、エンジンに供給される混合気を相対的に濃くして燃焼室内における着火を促進させ、エンジン運転の始動を容易ならしめるものである。
【0003】
一方、芝刈り機や草刈り機等に用いられる汎用エンジンは、4サイクルエンジンよりも小型軽量で、簡単な構成により高出力を得ることができる2サイクルエンジンが主流であった。
【0004】
そして、2サイクルエンジンは、実開平7−22054号公報に示されるごとく、シリンダの内周壁面に吸気ポートが開口しており、吸気ポートと連通してシリンダ内の吸気を行う吸気通路はシリンダブロックに設けられている。
【0005】
したがって、吸気通路の上流側に連結される気化器は、シリンダブロック、すなわちシリンダヘッド部よりも低位置に配置され、気化器の外側部に設けられるチョーク機構も同様に低い位置に配置することができる。
【0006】
この結果、2サイクルエンジンは、チョーク機構を設けた場合であってもエンジン高さが高くなることがなく、エンジン全体が大型化することはなかった。
【0007】
しかし、近年、排気ガスによる環境汚染が問題視されており、汎用エンジンの分野でも2サイクルエンジンよりも排気ガスがクリーンである4サイクルエンジンの需要が高まってきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、4サイクルエンジン、特にシリンダヘッドの側方位置に気化器を配置させたOHV型の4サイクルエンジンにおいては、吸気口がシリンダヘッド部の側方に設けられるため、前記吸気口に連結される気化器がシリンダヘッド部と同位置若しくは高い位置に配置せざるを得ない。
【0009】
また、汎用エンジンにおけるチョークレバーは、一般的にエンジン上部側に操作した場合にチョーク弁閉状態(エンジンチョーク状態)、エンジン下部側に操作した場合にチョーク弁開状態(エンジン通常状態)とすることが慣例的な操作方法として定着しており、このような慣例的操作を変更することは、使用者に混乱を生じさせ、エンジンの誤った取り扱いを誘発するために採用できない。
【0010】
したがって、従来のようにチョークレバーとチョークプレートを一体に設けてチョークレバーの慣例的操作を維持すると、これらの機構がエンジンの上方に位置することとなり、エンジンの小型化を図ることができない。
【0011】
本発明は、上述した不具合を解決すべくなされたものであり、その目的は、チョークレバーの慣行的操作を維持しつつ、エンジンの小型化を図ることができる4サイクルエンジンのチョーク機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記不具合を解決するために、本発明の請求項1に記載の4サイクルエンジンのチョーク機構は、エンジンの側部に設けられた気化器に固定され気化器の吸気口と連通する開口部を有する基板と、基板軸着され回動することにより、開口部を開・閉するチョークプレートと、チョークプレートと別体であって、一端部が基板に軸着され他端部が基板の側方に突出して、エンジンの上下方向に揺動操作可能なチョークレバーと、チョークレバーの他端部をエンジン下部側へ揺動操作することによりチョークプレートを前記開口部より下方に向かって移動させて開口部を開放し、チョークレバーの他端部をエンジン上部側へ揺動操作することによりチョークプレートを上方に移動させて開口部を閉塞するように、チョークプレートをチョークレバーと連動させる連動手段とを備えている。
【0014】
これによれば、チョークレバーとチョークプレートは互いが連動手段により連動可能に連結されており、チョークレバーの他端部をエンジン下部側へ揺動操作することによりチョークプレートを開口部より下方に向かって移動させて開口部を開放し、チョークレバーの他端部をエンジン上部側へ揺動操作することによりチョークプレートを上方に向かって移動させて開口部を閉塞することができる。
【0015】
したがって、従来から行われているチョークレバーの慣例的操作を変更することなく、チョークレバーのエンジン下部側への揺動操作によってチョークプレートが開口部より上方に移動するのを防ぐことができる。したがってエンジン高さを低くすることができ、エンジンの小型化を図ることができる。
【0016】
更に、チョークレバーが基板に軸着される位置をエンジンの側方に近い位置に設けた場合には、チョークレバーの長さを短くすることができ、チョークレバーの他端部の操作移動量を小さくすることができる。尚、ここで、エンジン上部側とは、エンジンのシリンダヘッド側をいい、エンジン下部側とは、エンジンのクランクケース側をいう。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の小型4サイクルエンジンのチョーク機構において、連動手段チョークプレートの軸着されている側に形成される従動ギヤと、チョークレバーの一端部側に形成される主動ギヤとからなり、従動ギヤと主動ギヤとの歯合によってチョークプレートとチョークレバーとを連動させることを特徴とする
【0018】
これによれば、チョークレバーの他端部の位置に対してチョークプレートの位置を任意に設定することができ、かつ従動ギヤと主動ギヤとの歯合によってチョークレバーの動作に対するチョークプレートの連動動作をより確実で正確なものとすることができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の小型4サイクルエンジンのチョーク機構において、チョークレバーを軸着する軸着部チョークレバーに突出形成された枢支軸と、基板に穿設された枢支孔とからなることを特徴とする。これによれば、軸着するための別部材を新たに設ける必要がなく、チョークレバーを基板に容易に軸着することができ、部品点数の減少及びこれに起因した組立工数の削減によるコスト低減を図ることができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の小型4サイクルエンジンのチョーク機構において、チョークレバー他端部側から枢支孔内に挿通可能な大きさでかつ主動ギヤが枢支軸の突出端部から径方向に所定高さ突出するように形成されており、チョークレバーの基板への取付けは、チョークレバーを基板に対して直交させた状態で他端部側から枢支孔内に挿通させ、枢支軸と枢支孔との当接後に接触部分を支点として他端部を基板の側方側に転回させて、枢支軸を枢支孔内に嵌入させることにより行われることを特徴とする
【0022】
これにより、請求項3の作用に加えて、チョークレバーを基板に容易に支承させることができ、チョーク機構の組み立てが容易となり、組立工数の削減によるコスト低減を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態が適用される汎用小型4サイクルエンジンを概略的に示す断面説明図である。エンジン1は、図示したように、OHV型の単気筒4サイクルエンジンであり、ピストン2が装填されたシリンダブロック3と、該シリンダブロック3の上部に載置された燃焼室4、吸気ポート5、排気ポート6等を有するシリンダヘッド7と、を備えている。
【0024】
吸気ポート5の上流端は、シリンダヘッド7の側壁に開口しており、吸気通路を備えた吸気マニホールド8の一端が接続されている。吸気マニホールド8は、シリンダヘッド7の側壁から所定高さ突出する略円筒形状をなしておりインシュレータとしての機能を備えるとともに、他端には燃焼室4内に供給される混合気を生成する気化器10が設けられている。
【0025】
気化器10は、吸気マニホールド8の吸気通路9とほぼ一直線状に形成される混合気生成通路11を有しており、他端側である吸気口12側にはエアクリーナボックス20が連結されている。そして、気化器10は、エアクリーナボックス20内に連通開口する略円形状の吸気口12を備えており、エアクリーナボックス20内には本発明が適用されるチョーク機構30が設けられている。
【0026】
図2は、本実施の形態にかかるチョーク機構30を説明する正面説明図、図3は、上面から要部断面により示した説明図である。気化器10は、図3に示したように、吸気口12側がエアクリーナボックス20の一部を形成するエアクリーナ基板21に設けられている。
【0027】
エアクリーナ基板21は、略平板形状をなし、略箱形形状で一面が開放されたエアクリーナ外壁部22との共働によってエアクリーナボックス20内に所定の室内空間を形成する。そして、気化器10の吸気口12に対応する位置には、所定径で穿設された開口部23が設けられている。
【0028】
開口部23は、エアクリーナボックス20の内壁面を構成するエアクリーナ基板21の表面(以下、単に「表面」という)21aから所定高さ突出し、表面21aと略平行でかつ所定幅を有する周縁面23aを備えている。また、周縁面23aの横方向左右位置には固定ネジ24が挿通されるネジ挿通孔25、26が貫設されており、エアクリーナ基板21を間に介して固定ネジ24を螺入することによって、エアクリーナ基板21を固定することができる。
【0029】
そして、ネジ挿通孔25を間に介して開口部23とほぼ反対側の位置(図2中、挿通孔25の右側で若干上方の位置)には、チョーク機構30のチョークレバー32が枢支される枢支孔27が穿孔されている。
【0030】
チョーク機構30は、エアクリーナ基板21上に重畳配置されたチョークプレート31と、該チョークプレート31の位置を操作するチョークレバー32とを備えている。チョークプレート31は、図2に示したように、大径円板部31aと小径円板部31bとを隣り合わせて滑らかな曲線で連結した略断面だるま型をなす略平板部材により形成されている。
【0031】
チョークプレート31の小径円板部31bは、その中心位置に固定ネジを挿通可能な支承孔31cを備えている。大径円板部31aは、チョークプレート31を回動させた際に開口部23の周縁面23a上を摺接移動して開口部23を閉塞する弁部31eとその中心位置に貫設された小径の空気孔31fとを備えている。
【0032】
そして、チョークプレート31は、支承孔31c及びネジ挿通孔25を貫通して気化器10に螺入される固定ネジ24(図3参照)によって、周縁面23a上に重畳的に配置され、支承孔31cを中心として回動可能に支承される。
【0033】
また、小径円部31bの周縁部には、支承孔31cと同心を有する略円弧形状をなすように形成された第1噛合部31gが設けられている。第1噛合部31gは、径方向に所定高さで突出しかつ周方向に所定間隔毎に複数の歯先を有する略半円弧形状の歯車によって構成されている。
【0034】
チョークレバー32は、略平板棒形状を基本形状としたアーム部32aと、アーム部32aの先端に設けられエンジン外方より把持可能な操作部32bと、アーム部32aの基端にてアーム部32aと直交する方向に所定高さで突出する略円柱形状の枢支軸32cと、を備えている。
【0035】
アーム部32aは、枢支孔27内に挿通可能な横幅を有し、エアクリーナ基板21に枢支された際に操作部32bがエアクリーナ基板21の側部21bから側方へ所定長さ突出する長さを有している。また、アーム部32aの基端には、図3に示したように、中心が枢支軸32c側にある球面状をなす肩部32dが形成されている。
【0036】
枢支軸32cは、枢支軸32cの突出端において枢支軸32cを間に介して操作部32bと反対側の略半周面上に、枢支軸32cと同心を有し略円弧形状をなすように形成された第2噛合部32eを有している。第2噛合部32eは、径方向に所定高さで突出しかつ周方向に所定間隔毎に設けられた複数の歯の集合によって構成されており、チョークプレート31の第1噛合部31gと歯合する。そして、チョークレバー32は、エアクリーナ基板21に枢支された状態で、操作部32bがエンジン1の側部から側方に突出する。
【0037】
図4は、チョークレバー32のエアクリーナ基板21に対する装着方法を示した説明図である。チョークレバー32は、図示したように、まず最初にエアクリーナ基板21の表面21a側から枢支孔27内にエアクリーナ基板21に対して交差する方向でかつ操作部32bから挿入され、枢支軸32cが枢支孔27と接触する位置まで挿入される(図中(1)の状態)。
【0038】
次に、操作部32bをエアクリーナ基板21の開口部23と反対方向、すなわち前記基板21の側方側に転回させる(図中、矢印方向)。これにより、チョークレバー32は、枢支軸32cが枢支孔27との接触部分を中心として転回される(図中(2)〜(4)の状態)。
【0039】
そして、チョークレバー32は、肩部32dから枢支孔27内に侵入しつつ更に転回され(図中(5)〜(9)の状態)、最終的に枢支軸32cが枢支孔27内に嵌入される(図中(10)の状態)。以上の装着方法によって、チョークレバー32はエアクリーナ基板21に枢支される。
【0040】
したがって、チョークレバー32とエアクリーナ基板21との間を軸支する軸部を別途に設けることなく、かつ容易に支承させることができる。これにより、チョーク機構の部品点数及び組立工数を削減することができ、コスト低減を図ることができる。
【0041】
上記方法によりエアクリーナ基板21に枢支されたチョークレバー32は、操作部32bをエンジン上部或いは下部に揺動操作することによって枢支軸32cを中心として回動する。したがって、チョークレバー32の第2噛合部32eは、枢支軸32cを中心として回動し、チョークプレート31の第1噛合部31gを回動させ、チョークプレートを回動させる。
【0042】
また、図3に示したように、エアクリーナ基板21の表面側には、チョークプレート31を抑える状態で、固定プレート33が配置される。固定プレート33は、略矩形状の平板部材を開口部23と対向する部分がエアクリーナ外壁部22側に所定高さ突出する形状をなし、横断面が略ハット形形状をなすように形成されている。
【0043】
固定プレート33は、開口部23両脇のネジ挿通孔25、26と対向する位置に開口33a、33bが各々設けられており、開口33a、33bを挿通する固定ネジ24によってエアクリーナ基板21と共に気化器10に固定される。そして、固定プレート33の開口33a側の端部33cは、ネジ挿通孔25の側方に更に所定長さ延出して、チョークレバー32の枢支軸32cの頭頂面32fと接触する。
【0044】
したがって、枢支軸32cは、固定プレート33によりエアクリーナ基板21の表面21a側への移動を抑制され、枢支孔27からの落脱を防止される。これにより、チョークレバー32は、エアクリーナ基板21に対して回動可能に保持される。
【0045】
次に、チョークプレート31とチョークレバー32の動作について説明する。図2の実線に示したように、チョークレバー32の操作部32bがエンジン下部に操作されている場合、チョークプレート31は開口部23の下方側に位置して開口部23を開放している。この場合、気化器10の吸気口12の開口面積は最大であり、エンジンには適切な混合気が吸入され、エンジンは通常運転を行う。
【0046】
そして、チョークレバー32の操作部32bがエンジン上部に操作された場合(図2中、破線で示す)、第2噛合部32eの回動により第2噛合部32eと歯合している第1噛合部31gが回動され、チョークプレート31は支承口31cを中心として下方から上方へ回動される。
【0047】
これにより、チョークプレート31の弁部31eは、周縁面23a上を開口部23の下方位置から上方へ移動して開口部23を閉塞する。この結果、気化器10の吸気口12の開口面積は減少され、エンジン1への吸入空気量が減少される。そして、エンジンに供給される混合気は相対的に濃くなり、エンジンはチョーク運転状態とされる。
【0048】
したがって、上記構成を有するチョーク機構によれば、チョークレバー32の操作部32bをエンジン上部に操作した場合、チョーク運転状態とされ、エンジン下部に操作した場合は通常運転状態とされる。この結果、従来から行われているチョークレバーの慣行的操作をそのまま維持することができる。
【0049】
そして、チョークレバー32及びチョークプレート31のエアクリーナプレート21に対する軸着位置を開口部23の側方に設けたことによって、エンジン高さを開口部23の上部位置まで低くすることができる。したがって、チョークレプート31を開口部23の近傍位置に設けたことに起因したエンジン高さの増大を防止することができ、チョーク機構を有するOHV型4サイクルエンジンの小型化を図ることができる。
【0050】
また、チョークレバー32をエンジン上部に操作した際における操作部32bの位置をエンジンの最上部、ここではエアクリーナボックス20の頭頂部20aよりも低い位置とすることができ、チョーク時におけるチョークレバー32の操作部32bのエンジン上方への突出を防止できる。これにより、例えば、汎用エンジンを原動機とした草刈り機による作業中において、木枝等がチョークレバー32に引っかかる等の不具合を防止することができる。
【0051】
更に、チョークレバー32を支承する枢支孔27をエンジンの側方に近い位置に設けたことによって、チョークレバーのレバー部の長さを短くすることができ、操作部の上下方向の移動量を小さくすることができるという効果も有する。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る小型4サイクルエンジンのチョーク機構によれば、従来から行われているチョークレバーの操作、すなわち、チョークレバーを上方に操作した場合はチョーク運転状態とされ、下方に操作した場合は通常運転状態とされるという慣行的操作を維持しつつ、エンジン高さを低くすることができ、4サイクルエンジンをより小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用される汎用小型4サイクルエンジンを概略的に示す断面説明図である。
【図2】本実施の形態にかかるチョーク機構を説明する正面説明図である。
【図3】上面から要部断面により示した説明図である。
【図4】チョークレバーのエアクリーナ基板に対する装着方法を示した説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン
10 気化器
12 吸気口
21 エアクリーナ基板(基板)
23 開口部
30 チョーク機構
31 チョークプレート
32 チョークレバー
32b 操作部(他端部)
31g 第1噛合部(連動手段)
32e 第2噛合部(連動手段)

Claims (4)

  1. 小型4サイクルエンジンのチョーク機構において、
    エンジンの側部に設けられた気化器に固定され、該気化器の吸気口と連通する開口部を有する基板と、
    該基板軸着され回動することにより前記開口部を開・閉するチョークプレートと、
    該チョークプレートと別体であって、一端部が前記基板に軸着され他端部が前記基板の側方に突出して、エンジンの上下方向に揺動操作可能なチョークレバーと、
    前記チョークレバーの他端部をエンジン下部側へ揺動操作することにより前記チョークプレートを前記開口部より下方に向かって移動させて前記開口部を開放し、前記チョークレバーの他端部をエンジン上部側へ揺動操作することにより前記チョークプレートを上方に移動させて前記開口部を閉塞するように、前記チョークプレートを前記チョークレバーと連動させる連動手段とを備えことを特徴とした小型4サイクルエンジンのチョーク機構。
  2. 前記連動手段は、
    前記チョークプレートの軸着されている側に形成される従動ギヤと、
    前記チョークレバーの前記一端部側に形成される主動ギヤと、からなり、前記従動ギヤと主動ギヤとの歯合によって前記チョークプレートとチョークレバーとを連動させることを特徴とする請求項1に記載の小型4サイクルエンジンのチョーク機構。
  3. 前記チョークレバーを軸着する軸着部は、
    前記チョークレバーに突出形成された枢支軸と、前記基板に穿設された枢支孔と、からなることを特徴とする請求項に記載の小型4サイクルエンジンのチョーク機構。
  4. 前記チョークレバーは、前記他端部側から前記枢支孔内に挿通可能な大きさでかつ前記主動ギヤが前記枢支軸の突出端部から径方向に所定高さ突出するように形成されており、
    前記チョークレバーの前記基板への取付けは、前記チョークレバーを前記基板に対して直交させた状態で前記他端部側から前記枢支孔内に挿通させ、前記枢支軸と枢支孔との当接後に該接触部分を始点として前記他端部を前記基板の側方側に転回させて、前記枢支軸を前記枢支孔内に嵌入させることにより行われることを特徴とする請求項3に記載の小型4サイクルエンジンのチョーク機構。
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