JPH0229242Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229242Y2
JPH0229242Y2 JP1984047405U JP4740584U JPH0229242Y2 JP H0229242 Y2 JPH0229242 Y2 JP H0229242Y2 JP 1984047405 U JP1984047405 U JP 1984047405U JP 4740584 U JP4740584 U JP 4740584U JP H0229242 Y2 JPH0229242 Y2 JP H0229242Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
governor
bearing hole
crankcase
bearings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984047405U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60159844U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4740584U priority Critical patent/JPS60159844U/ja
Publication of JPS60159844U publication Critical patent/JPS60159844U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229242Y2 publication Critical patent/JPH0229242Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はクランク軸片持形エンジンのガバナ装
置の技術分野に属し、より詳しくはクランクケー
スの一側壁に軸受孔を長く形成し、軸受孔に片持
形のクランク軸をその軸心方向に適当間隔隔てた
複数の軸受に枢支し、クランク軸にガバナを連動
連結した構造のものに関する。
〈従来技術〉 従来、この種の装置としては第2図に示すもの
(実開昭58−66105号)が知られている。
これは、クランクケース2の一側壁24に軸受
29,30を適当間隔隔てて設け、この軸受2
9,30に亘つてクランク軸26を回転自在に枢
支し、軸受29,30間のクランク軸部分26a
に斜歯40を形成し、この斜歯40にカムギヤ4
1を噛合せて動弁カム42を駆動するようにして
ある。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 上記のように構成したクランク軸片持形エンジ
ンでは、ガバナ装置を付設する場合、カムギヤに
固定のカム軸をクランクケースの外方に突出さ
せ、この突出させた軸端部にガバナ装置を取付け
て駆動させるようにするので、ガバナ装置とクラ
ンク軸とを連結するガバナ装置駆動用の長い伝動
軸(カムギヤの軸)を必要とし、構造も複雑にな
つてしまう。
しかも、ガバナ装置がカムギヤの一端外に大き
く出張つて取付けられるから、エンジンが大形化
してしまうという問題もある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記問題を解決するために提案された
もので、軸受を支持している軸受孔内で複数個の
軸受同士が離れ合う間の空間にガバナを収容し、
このガバナの基枠をクランク軸に固定するように
したものであり、また、片持形のクランク軸であ
るためクランク軸を支持するクランクケース一側
壁とは反対側の側壁ではクランク軸を支持する必
要がなく、ここに利用可能なスペースが生じるこ
とから、このスペースに燃料供給部を形成するこ
とで上記スペースが有効利用したものである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図はクランク軸片持式の水冷2サイクルガ
スエンジンの縦断正面図を示す。
このエンジン1はクランクケース2の上方にピ
ストン4を上下摺動自在に内装したシリンダブロ
ツク3を載置固定し、シリンダブロツク3の上面
に、点火プラグ5が臨む燃焼室6を形成したシリ
ンダヘツド7を取付けてある。
ピストン4が上下摺動するシリンダ内周面8に
はピストン4で開閉制御される排気口9と掃気口
10とが上から順に開口させてあり、排気口9は
図外のマフラに連結し、掃気口10は掃気路11
を介してクランクケース2内に連通させてある。
クランクケース2の左側壁12にはリードバル
ブ13を設けた吸気口(燃料供給部)14を形成
してあり、吸気口14はリードバルブ13の外方
に設けた混合気供給装置15に連通させてある。
混合気供給装置15はリードバルブ13の外方
開口部を蓋する蓋材16の吸気入口17に、都市
ガス等のガス供給源18に圧力調整弁19を介し
て連結した混合器20を取付け、混合器20の前
にエアクリーナ21を固着して構成したものであ
る。
尚、蓋材16の吸気入口17の上部には潤滑油
供給ノズル22が設けてあり、エンジン1の回転
に連動する潤滑油ポンプ23で潤滑油タンク27
内の潤滑油を混合気の吸気時に潤滑油供給ノズル
22から混合気に供給するようになつている。
一方、クランクケース2の右側壁24にはコネ
クテイングロツド25を介してピストン4に連結
したクランク軸26が枢支さている。
これは、クランクケース2の右側壁24に軸受
孔28を長く形成し、軸受孔28の左右両端寄り
部にそれぞれ軸受29,30を設け、この軸受2
9,30に亘つて片持形クランク軸26を枢支し
たもので、軸受29,30同士間の軸受孔28に
はガバナ装置Gのガバナ31が組込まれている。
即ち、ガバナ装置Gは、遠心式ガバナ31で構
成され、フライウエイト32を支持する基枠33
をクランク軸26に固着し、フライウエイト32
が遠心力で揺動すると、これをガバナ軸34に伝
えて混合器20のスロツトル弁35を制御するス
ライダ36がガバナ31の基枠33より右方寄り
のクランク軸部分26aに摺動可能に嵌着して構
成してある。
また、クランク軸26の軸心部分には軸受潤滑
用の混合気通路37が軸受孔28の右端寄りに設
けた軸受30の外面位置にまで明けてあり、クラ
ンクケース2の肉壁2aに設けた通気路38で掃
気路11に連通させてある。
上記のように構成したエンジン1は、ピストン
4が実線図の下死点から上昇し、掃気口10及び
排気口9がピストン4で塞がれた後は燃焼室6の
混合気が圧縮され、クランクケース2内に負圧に
なる。
クランクケース2内が負圧になると、混合器2
0で形成された混合気をリード弁13を開いてク
ンクケース2内に吸入する。
ピストン4が上死点付近になると燃焼室6に臨
ませて設けた点火プラグ5で混合気が着火され、
ピストン4を押し下げる。
ピストン4が下降を始めるとクランクケース2
内の混合気が加圧され始め、シリンダ内周面の排
気口9と掃気口10とが順に開口し、クランクケ
ース2内で圧縮された混合気が掃気路11を通じ
てシリンダブロツク3内に流入して燃焼ガスを掃
気する。
このとき、潤滑油を含んだクランクケース2内
の混合気の一部は軸受29,30の隙間及びクラ
ンク軸26の混合気通路37から通気路38で掃
気路11に流れる時に、軸受29,30及びガバ
ナ31が潤滑されるようになる。
尚、上記実施例ではエンジンを水冷2サイクル
ガスエンジンで説明したが、空冷エンジンにして
もよい。
〈効果〉 即ち、クランクケースの一側壁に形成した軸受
孔を利用し、この軸受孔内で受同士間にガバナを
収容するので、エンジンを小形化することができ
る。
その上、片持形のクランク軸であるためクラン
クケースの上記一側壁とは反対側の側壁のうち軸
受孔に対向する部分に利用可能なスペースが生じ
ることから、このスペースに燃料供給部を形成す
ることで、このスペースを有効利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す2サイクルガス
エンジンの縦断正面図であり、第2図は従来例の
縦断正面図である。 1……エンジン、2……クランクケース、24
……2の一側壁、26……クランク軸、28……
軸受孔、29,30……軸受、31……ガバナ、
33……31の基枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン1のクランクケース2の一側壁24に
    軸受孔28を長く形成し、軸受孔28に片持形の
    クランク軸26をその軸心方向に適当間隔隔てた
    複数個の軸受29,30を介して枢支し、クラン
    ク軸26にガバナ31を連動連結したクランク軸
    片持形エンジンのガバナ装置において、軸受孔2
    8内で複数個の軸受29,30同士が離れ合う間
    の空間にガバナ31を収容し、そのガバナ31の
    基枠33をクランク軸26に固定し、クランクケ
    ース2の上記一側壁24とは反対側の側壁12の
    うち軸受孔28に対向する部分に燃料供給部を形
    成した事を特徴とするクランク軸片持形エンジン
    のガバナ装置。
JP4740584U 1984-03-30 1984-03-30 クランク軸片持形エンジンのガバナ装置 Granted JPS60159844U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4740584U JPS60159844U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 クランク軸片持形エンジンのガバナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4740584U JPS60159844U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 クランク軸片持形エンジンのガバナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60159844U JPS60159844U (ja) 1985-10-24
JPH0229242Y2 true JPH0229242Y2 (ja) 1990-08-06

Family

ID=30562702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4740584U Granted JPS60159844U (ja) 1984-03-30 1984-03-30 クランク軸片持形エンジンのガバナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60159844U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835641B2 (ja) * 1976-02-24 1983-08-04 株式会社クボタ 刈取機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835641U (ja) * 1981-09-01 1983-03-08 三菱重工業株式会社 汎用エンジンのガバナ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835641B2 (ja) * 1976-02-24 1983-08-04 株式会社クボタ 刈取機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60159844U (ja) 1985-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7287508B2 (en) Engine lubrication method
US20080083392A1 (en) Engine lubrication method
WO2001006099A1 (en) Reduced volume scavenging system for two cycle engines
JP3672564B2 (ja) 内燃機関
JP2011080412A (ja) 2サイクルエンジン
US4177772A (en) Method of operating a four-stroke internal combustion engine and internal combustion engine for carrying out this method
JPS6176716A (ja) 横置き型2サイクル内燃機関
JPH0229242Y2 (ja)
JP3258988B2 (ja) 4サイクル内燃エンジン
US6830030B2 (en) Four-cycle engine
JPS5932618A (ja) 4サイクル機関
JP3137868B2 (ja) クランクケース換気通路
FR2441064A1 (fr) Moteur a combustion interne turbocompresse
JPS6121553Y2 (ja)
JP2529537Y2 (ja) 2サイクルエンジン
JP3996692B2 (ja) 潤滑機能を有する4サイクルエンジン
JPS6313378Y2 (ja)
JP2581096Y2 (ja) 2サイクルエンジンの潤滑装置
JPH0247570B2 (ja)
JPH0245459Y2 (ja)
JPS5842578Y2 (ja) 2サイクル内燃機関の給気装置
JP2509844Y2 (ja) 2サイクル竪型エンジン
JP2750149B2 (ja) バーチカルクランク軸エンジン
JPS6113711Y2 (ja)
JPH0816448B2 (ja) 2サイクルエンジン