JP3137868B2 - クランクケース換気通路 - Google Patents
クランクケース換気通路Info
- Publication number
- JP3137868B2 JP3137868B2 JP07079831A JP7983195A JP3137868B2 JP 3137868 B2 JP3137868 B2 JP 3137868B2 JP 07079831 A JP07079831 A JP 07079831A JP 7983195 A JP7983195 A JP 7983195A JP 3137868 B2 JP3137868 B2 JP 3137868B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation passage
- crankcase
- cam gear
- lubricating oil
- crankcase ventilation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、クランクケース換気通
路に関し、特に振動加速度の高い機器の動力に適したエ
ンジンのクランクケース換気通路に関するものである。
路に関し、特に振動加速度の高い機器の動力に適したエ
ンジンのクランクケース換気通路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、小型・軽量で比較的高出力が得ら
れることから、可搬式機器の動力として２サイクルエン
ジンが多用されているが、近年、省燃費化や排気清浄化
の対策が比較的容易であることから、４サイクルエンジ
ンが用いられる傾向にある。この４サイクルエンジン
は、例えばカム軸に形成された換気通路を介してクラン
クケース内をエアクリーナに連通することにより、ピス
トンの移動によるクランクケース内圧の変動を緩和する
ようにしている。
れることから、可搬式機器の動力として２サイクルエン
ジンが多用されているが、近年、省燃費化や排気清浄化
の対策が比較的容易であることから、４サイクルエンジ
ンが用いられる傾向にある。この４サイクルエンジン
は、例えばカム軸に形成された換気通路を介してクラン
クケース内をエアクリーナに連通することにより、ピス
トンの移動によるクランクケース内圧の変動を緩和する
ようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地盤をてん
圧するランマのエンジンは、高い振動加速度を受けてク
ランクケース内で潤滑油が激しく飛散するため、クラン
クケース換気通路に潤滑油が侵入し易く、混合気に潤滑
油が混入する結果、排気管から白煙が噴出する不都合が
生じがちである。
圧するランマのエンジンは、高い振動加速度を受けてク
ランクケース内で潤滑油が激しく飛散するため、クラン
クケース換気通路に潤滑油が侵入し易く、混合気に潤滑
油が混入する結果、排気管から白煙が噴出する不都合が
生じがちである。
【０００４】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
高い振動加速度が加わるエンジンに於いて、潤滑油が侵
入し難くなるよう改善されたクランクケース換気通路を
提供することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
高い振動加速度が加わるエンジンに於いて、潤滑油が侵
入し難くなるよう改善されたクランクケース換気通路を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、クランクケース換気通路の開口を、カム軸
をクランク軸と連動させるためのカムギヤの側面に形成
した凹所の底部に設けることによって達成される。特に
開口の回転方向進み側に隣接する位置に壁を立設すると
良い。
明によれば、クランクケース換気通路の開口を、カム軸
をクランク軸と連動させるためのカムギヤの側面に形成
した凹所の底部に設けることによって達成される。特に
開口の回転方向進み側に隣接する位置に壁を立設すると
良い。
【０００６】
【作用】このような構成によれば、クランクケース内に
飛散してカムギヤに付着した潤滑油は、遠心力により跳
ね飛ばされるため、カムギヤの側面に開口したクランク
ケース換気通路に侵入し難くなる。また換気通路の開口
の回転方向の進み側に壁を立てることにより、カムギヤ
の側面を伝わる潤滑油の流れが遮られるため、潤滑油の
侵入防止効果がより一層高まる。
飛散してカムギヤに付着した潤滑油は、遠心力により跳
ね飛ばされるため、カムギヤの側面に開口したクランク
ケース換気通路に侵入し難くなる。また換気通路の開口
の回転方向の進み側に壁を立てることにより、カムギヤ
の側面を伝わる潤滑油の流れが遮られるため、潤滑油の
侵入防止効果がより一層高まる。
【０００７】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【０００８】図１は、本発明が適用された４サイクル単
気筒エンジンの概略縦断面図を示している。このエンジ
ン１のシリンダブロックに画成されたシリンダ２には、
ピストン３が摺合しており、このピストン３には、クラ
ンク軸４のクランクピン部５がコネクティングロッド６
を介して連結されている。
気筒エンジンの概略縦断面図を示している。このエンジ
ン１のシリンダブロックに画成されたシリンダ２には、
ピストン３が摺合しており、このピストン３には、クラ
ンク軸４のクランクピン部５がコネクティングロッド６
を介して連結されている。
【０００９】シリンダ２の側方には、バルブスプリング
７をもって閉弁付勢された吸気弁並びに排気弁８が設け
られている。これらの弁８は、クランク軸４と平行に延
設され、かつクランク軸４と１：２の速度比でギヤ結合
されたカム軸９に形成された吸気弁駆動用カム９ａ並び
に排気弁駆動用カム９ｂに対し、プッシュロッド１０を
介して連結されている。
７をもって閉弁付勢された吸気弁並びに排気弁８が設け
られている。これらの弁８は、クランク軸４と平行に延
設され、かつクランク軸４と１：２の速度比でギヤ結合
されたカム軸９に形成された吸気弁駆動用カム９ａ並び
に排気弁駆動用カム９ｂに対し、プッシュロッド１０を
介して連結されている。
【００１０】これにより、吸気弁並びに排気弁８は、ク
ランク軸４の回転に同期して開閉駆動され、シリンダヘ
ッドに画成された燃焼室１１に対し、混合気の吸入と燃
焼ガスの排気とを所定のタイミングで行う。
ランク軸４の回転に同期して開閉駆動され、シリンダヘ
ッドに画成された燃焼室１１に対し、混合気の吸入と燃
焼ガスの排気とを所定のタイミングで行う。
【００１１】クランク軸４のカウンタウェート部１２に
は、クランクケース１３に一体形成されたオイルパン１
４内の潤滑油を掻き上げてカム９ａ・９ｂとプッシュロ
ッド１０との摺接部や、シリンダ２とピストンと３の摺
接部に向けて、潤滑油を跳ね掛けるためのオイルスリン
ガ１５が設けられている。
は、クランクケース１３に一体形成されたオイルパン１
４内の潤滑油を掻き上げてカム９ａ・９ｂとプッシュロ
ッド１０との摺接部や、シリンダ２とピストンと３の摺
接部に向けて、潤滑油を跳ね掛けるためのオイルスリン
ガ１５が設けられている。
【００１２】カム軸９をクランク軸４と連動するべくカ
ム軸９の軸端に設けられたカムギヤ１６には、ガバナ機
構１７がギヤ結合している。そしてガバナ機構１７に連
結されたガバナアーム１８がスロットル弁（図示せず）
に連結され、負荷に応じて一定の回転速度を保つように
なっている。
ム軸９の軸端に設けられたカムギヤ１６には、ガバナ機
構１７がギヤ結合している。そしてガバナ機構１７に連
結されたガバナアーム１８がスロットル弁（図示せず）
に連結され、負荷に応じて一定の回転速度を保つように
なっている。
【００１３】カム軸９には、ピストン３の往復運動によ
るクランクケース１３の内圧変動を緩和するための換気
通路１９が形成されている。この換気通路１９は、図２
に示すように、カムギヤ１６の外側面に形成された凹所
２０の底面近くに開口し、カム軸９の軸心に沿ってカム
ギヤ１６と反対側の軸端に至って穿設されている。そし
てこの側の軸受け部２１に連通した通路２２・２３を介
し、シリンダブロックに設けられた気液分離チャンバ２
４に連通し、この気液分離チャンバ２４を介して図示さ
れないエアクリーナに連結されている（図３参照）。
るクランクケース１３の内圧変動を緩和するための換気
通路１９が形成されている。この換気通路１９は、図２
に示すように、カムギヤ１６の外側面に形成された凹所
２０の底面近くに開口し、カム軸９の軸心に沿ってカム
ギヤ１６と反対側の軸端に至って穿設されている。そし
てこの側の軸受け部２１に連通した通路２２・２３を介
し、シリンダブロックに設けられた気液分離チャンバ２
４に連通し、この気液分離チャンバ２４を介して図示さ
れないエアクリーナに連結されている（図３参照）。
【００１４】換気通路１９のカムギヤ１６側の部分１９
ａは、軸心から径方向外側に向けて斜めに穿設してあ
る。そしてカムギヤ１６の外側面の換気通路１９の開口
１９ｂから見て回転方向の進み側に隣接する位置には、
径方向リブ２５が立設されている（図４参照）。このよ
うにして、カムギヤ１６の側面に付着して回転と共に流
れる潤滑油は、リブ２５により堰き止められる。また換
気通路１９の開口１９ｂは、軸心部分から径方向につい
て離間した位置に、径方向外向きに設けられているの
で、潤滑油が侵入しても遠心力で排出されることとな
る。
ａは、軸心から径方向外側に向けて斜めに穿設してあ
る。そしてカムギヤ１６の外側面の換気通路１９の開口
１９ｂから見て回転方向の進み側に隣接する位置には、
径方向リブ２５が立設されている（図４参照）。このよ
うにして、カムギヤ１６の側面に付着して回転と共に流
れる潤滑油は、リブ２５により堰き止められる。また換
気通路１９の開口１９ｂは、軸心部分から径方向につい
て離間した位置に、径方向外向きに設けられているの
で、潤滑油が侵入しても遠心力で排出されることとな
る。
【００１５】
【発明の効果】このように本発明によれば、クランクケ
ース内に飛散してカムギヤに付着した潤滑油は、カム軸
の回転による遠心力で跳ね飛ばされ、しかもカムギヤの
側面を伝わる潤滑油の流れは、換気通路の開口の回転方
向の進み側に隣接する位置に立てられたリブによって遮
られる。このため、ランマのように高い振動加速度を発
生する機器の動力用エンジンに於けるクランクケース換
気通路に対し、オイルパン内で飛散した潤滑油が侵入し
難くなるため、混合気に潤滑油が混入して排気中に白煙
が生じるような不都合を回避することができる。
ース内に飛散してカムギヤに付着した潤滑油は、カム軸
の回転による遠心力で跳ね飛ばされ、しかもカムギヤの
側面を伝わる潤滑油の流れは、換気通路の開口の回転方
向の進み側に隣接する位置に立てられたリブによって遮
られる。このため、ランマのように高い振動加速度を発
生する機器の動力用エンジンに於けるクランクケース換
気通路に対し、オイルパン内で飛散した潤滑油が侵入し
難くなるため、混合気に潤滑油が混入して排気中に白煙
が生じるような不都合を回避することができる。
【図１】本発明が適用された４サイクル単気筒エンジン
の概略縦断面図
の概略縦断面図
【図２】図１に於けるII−II線に沿う横断面図。
【図３】図２に於けるIII−III線に沿う部分的な断面
図。
図。
【図４】カムギヤの外側面図。
１ エンジン ２ シリンダ ３ ピストン ４ クランク軸 ５ クランクピン ６ コネクティングロッド ７ バルブスプリング ８ 弁 ９ カム軸 １０ プッシュロッド １１ 燃焼室 １２ カウンタウェート部 １３ クランクケース １４ オイルパン １５ オイルスリンガ １６ カムギヤ １７ ガバナ機構 １８ ガバナレバー １９ 換気通路 ２０ 凹所 ２１ 軸受け部 ２２・２３ 通路 ２４ 気液分離チャンバ ２５ リブ
Claims (2)
- 【請求項１】 クランクケース内に設けたカム軸に形成
されたクランクケース換気通路であって、 当該通路の開口が、前記カム軸をクランク軸と連動させ
るためのカムギヤの側面に形成した凹所の底部に設けら
れることを特徴とするクランクケース換気通路。 - 【請求項２】 前記開口の回転方向進み側に隣接する位
置に壁が立設されることを特徴とする請求項１に記載の
クランクケース換気通路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07079831A JP3137868B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | クランクケース換気通路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07079831A JP3137868B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | クランクケース換気通路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08246839A JPH08246839A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3137868B2 true JP3137868B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=13701159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07079831A Expired - Fee Related JP3137868B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | クランクケース換気通路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3137868B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100453780C (zh) * | 2006-03-08 | 2009-01-21 | 方洪伟 | 凹凸轮旋转式发动机 |
| CN102235204B (zh) * | 2010-04-29 | 2013-04-03 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种发动机油气分离装置 |
| JP6102468B2 (ja) * | 2013-04-25 | 2017-03-29 | スズキ株式会社 | エンジンのブリーザ構造 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP07079831A patent/JP3137868B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08246839A (ja) | 1996-09-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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