JP3760566B2 - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の動弁装置において吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の弁開閉時期制御装置の一つとして、内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸(カムシャフトとこれに一体的に設けた内部ロータからなる)に所定範囲で相対回転可能に外装されクランクプーリからの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸に取り付けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材に形成され内部に前記回転軸に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記回転軸に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、この受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えたものがあり、例えば特開平1−92504号公報や実開平2−50105号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した各公報に開示されている弁開閉時期制御装置においては、第3流体通路を通して受容孔に供給される流体によってロックピンがばね付勢力に抗して移動する構成となっているため、受容孔に供給される流体の一部が、退避孔とロックピンの隙間を通して、ロックピンをばね付勢するスプリングを収容している背圧室に漏れる場合を想定して、背圧室から流体を排出すべく背圧室を大気開放としてある。
【0004】
ところで、当該装置において使用する流体が作動油であり、またクランクプーリからの回転動力がタイミングチェーンを介して回転伝達部材に伝達される場合には、背圧室から排出される作動油をタイミングチェーンの潤滑油として用いることが可能であるが、樹脂やゴム製のタイミングベルトを介して回転動力が伝達される場合には、作動油がタイミングベルトと回転伝達部材の係合をスリップさせたり、タイミングベルトを劣化させたりする。
【0005】
かかる問題を回避するために、本願出願人は特願平8−202288号出願にて、背圧室から作動油を的確に排出し得る装置を提案した。この装置では、第3流体通路を進角用室又は遅角用室に連通させる(ロックピンの解除用油圧に進角用油圧又は遅角用油圧を用いる)とともに、背圧室を第4流体通路を通して遅角用室又は進角用室に連通させていて、上記した問題は回避することができる。
【0006】
しかしながら、特願平8−202288号出願の装置において、解除用油圧に進角用油圧を用いた場合には、背圧室から遅角用室を介して油溜に至る排出通路が長いため、解除時の負荷が大きくて、ロックピンによるロックが完全に解除される前に位相変換作動が開始されたり、また解除用油圧に遅角用油圧を用いた場合には、最遅角位置から進角に切り替わる際にロックピンが受容孔へ進入して位相変換作動を妨げたりして、ロックピンの誤作動が発生するおそれがある。また、背圧室内に作動油を供給する構成であるため、作動油の圧力脈動によりロックピンが退避孔内で軸方向に微振動して回転軸の外周に当たり打音を発生させることがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、この回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランクプーリからの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に取り付けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材又は前記回転軸に形成され内部に前記回転軸又は前記回転伝達部材に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記回転軸又は前記回転伝達部材に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、この受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えて、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、前記流体として作動油を採用するとともに、前記退避孔にて前記ロックピンの背部に形成される背圧室を、前記回転伝達部材又は前記回転軸に設けた連通路を通して、内燃機関のシリンダヘッド内に連通させ、該連通路に絞りを設けたことに特徴がある。
【0008】
【発明の作用・効果】
本発明による弁開閉時期制御装置においては、退避孔とロックピンの隙間を通して背圧室内に漏れた作動油を連通路を通してシリンダヘッド内へ排出させることができるため、クランクプーリから回転伝達部材への回転動力の伝達手段として樹脂やゴム製のタイミングベルトが採用されても、タイミングベルトに作動油が付着することはなく、回転伝達部材とタイミングベルトの係合不良及び同ベルトの早期劣化を抑制することができる。また、背圧室内に加圧状態の作動油が供給されないため、ロックピンの誤作動及びロックピンの微震動の発生がなく、ロックピンを付勢するばね力の変更によりロックピンによるロックタイミングのチューニングが可能となる。さらに連通路に絞りを設けたので、ロックピンのロック側への戻り時間を遅らせてエンジン運転中はロックピンが受容孔に嵌入されないようにして、運転中の切換レスポンスを短くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示した本発明による弁開閉時期制御装置は、当該内燃機関のシリンダヘッド110に回転自在に支持されたカムシャフト10とこれの先端部に一体的に設けた内部ロータ20からなる弁開閉用の回転軸と、この回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装された外部ロータ30、フロントプレート40、キャップ41、リアプレート50、及びタイミングプーリ60等からなる回転伝達部材と、内部ロータ20に組付けた4枚のベーン70と、外部ロータ30に組付けたロックピン80等によって構成されている。なお、タイミングプーリ60には、周知のように、クランクプーリから樹脂又はゴム製のタイミングベルト(共に図示省略)を介して図2の時計方向に回転動力が伝達されるように構成されている。
【0010】
カムシャフト10は、吸気弁又は排気弁(図示省略)を開閉する周知のカム(図示省略)を有していて、内部にはカムシャフト10の軸方向に延びる進角通路11と遅角通路12が設けられている。進角通路11は、径方向の通路13と環状の通路14と接続通路P1を介して切換弁100の接続ポート101に接続されている。また、遅角通路12は、環状の通路15と接続通路P2を介して切換弁100の接続ポート102に接続されている。
【0011】
切換弁100は、ソレノイド103へ通電することによってスプール104をスプリング105に抗して図1の右方向へ移動できるものであり、非通電時には当該内燃機関によって駆動されるオイルポンプ(図示省略)に接続された供給ポート106が接続ポート101に連通するとともに、接続ポート102が排出ポート107に連通するように、また通電時には供給ポート106が接続ポート102に連通するとともに、接続ポート101が排出ポート108に連通するように構成されている。このため、ソレノイド103の非通電時には進角通路11に作動油が供給され、通電時には遅角通路12に作動油が供給される。
【0012】
内部ロータ20は、中空状のボルト19によってカムシャフト10に一体的に固着されていて、4枚の各ベーン70をそれぞれ径方向に取付けるためのベーン溝21を有するとともに、図2に示した状態、すなわちカムシャフト10及び内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相が所定の位相(最遅角位置)で同期したときロックピン80の頭部81が所定量嵌入される受容孔22と、この受容孔22に進角通路11から作動油を給排する通路23と、各ベーン70によって区画された進角用室R1(図2の右下のものは除く)に進角通路11から作動油を給排する通路24と、各ベーン70によって区画された遅角用室R2に遅角通路12から作動油を給排する通路25を有している。図2の右下の進角用室R1には、外部ロータ30に形成した通路31を通して受容孔22から作動油が給排されるように構成されている。受容孔22は、外端部が大径の段付孔であって、大径部にロックピン80の頭部81が嵌入されて頭部81の頂面が段部に当接するようになっており、大径部の外端には面取が施されている。なお、各ベーン70は、ベーン溝21の底部に収容したスプリング71(図1参照)によって径外方に付勢されている。
【0013】
外部ロータ30は、内部ロータ20の外周に所定範囲で相対回転可能に組付けられていて、その両側にはフロントプレート40とリアプレート50がシール部材S1,S2を介して接合され、タイミングプーリ60とともにボルトB1によって一体的に連結されている。フロントプレート40にはキャップ41が液密的に組付けられていて、これによってカムシャフト10の進角通路11と内部ロータ20の通路23,24を接続する通路42が形成されている。また、外部ロータ30には、各ベーン70を収容し各ベーン70によって進角用室R1と遅角用室R2とに二分される流体圧室Roを内部ロータ20とによって形成する凹所32が形成されるとともに、ロックピン80とこれを内部ロータ20に向けて付勢するスプリング91を収容する退避孔33が外部ロータ30の径方向に形成されている。
【0014】
退避孔33は、外端がプラグ92とシール部材93によって液密的に閉塞されていて、ロックピン80の背部に背圧室R3が形成されており、この背圧室R3は、図2及び図3に示したように、外部ロータ30に形成されて背圧室R3に連通する通路孔34と、リアプレート50に形成されて径外方端にて連通孔34に連通する連通溝(連通孔として実施することも可能)51と、リアプレート50のボス部52(内周にてカムシャフト10に回転自在に組付けられ、外周にてシリンダヘッド110に組付けたオイルシール111と係合している部分)の内周に軸方向に沿って形成されて連通溝51の径内方端に連通する連通溝(連通孔として実施することも可能)53と、シリンダヘッド110のカムシャフト支持部112に形成された連通孔113を通して、シリンダヘッド110内に連通している。なお、連通孔34の退避孔側開口は、通路23を通して受容孔22に供給される作動油によってロックピン80がスプリング81のばね付勢力に抗して移動したときにもロックピン80のスカート部82によって塞がれないように配設されている。また、プラグ92はタイミングプーリ60によって抜け止めされている。
【0015】
ロックピン80は、曲面(球面)形状の頭部81を有するとともに、スカート部82を有していて、スカート部82にて退避孔33に所定のリーク隙間で外部ロータ30の径方向にて移動可能に嵌合されており、スプリング91によって内部ロータ20に向けて付勢されている。このため、ロックピン80のスカート部82と退避孔33間のリーク隙間を通して作動油が流通可能である。
【0016】
上記のように構成した本実施形態の弁開閉時期制御装置においては、図2及び図3に示した状態、すなわち当該内燃機関が停止してオイルポンプが停止するとともに切換弁100が図1に示した状態にあり、またロックピン80の頭部81が受容孔22に所定量嵌入して、最遅角位置にて内部ロータ20と外部ロータ30の相対回転を規制しているロック状態にて、当該内燃機関が始動してオイルポンプが駆動されても、当該内燃機関の始動と略同時に切換弁100のソレノイド103が通電されておれば、切換弁100からカムシャフト10の進角通路11には作動油が供給されず、弁開閉時期制御装置は図2及び図3に示したロック状態に維持される。なお、当該内燃機関の停止時に、退避孔33と受容孔22との位置が一致していないことにより、ロックピン80が受容孔22に嵌入できない場合であっても、内燃機関の始動時に進角用室R1と遅角用室R2の作動油圧力が低いことにより、外部ロータ30及びタイミングプーリ60等が図2の時計方向に回転されて内部ロータ20及びベーン70等が遅角側に相対回転し、最遅角位置となると同時にロックピン80がスプリング91によって押動されて受容孔22に嵌入される。
【0017】
また、当該内燃機関が駆動しオイルポンプが駆動されている状態にて、切換弁100のソレノイド103が通電状態から非通電状態に切り替えられると、切換弁100からカムシャフト10の進角通路11に作動油が供給されて、同作動油が通路42と各通路24を通して各進角用室R1に供給されるとともに、通路42から通路23を通して受容孔22に供給され、また各遅角用室R2から各通路25と遅角通路12と切換弁100等を通して作動油が排出される。
【0018】
ところで、受容孔22に供給される作動油はロックピン80をスプリング91に抗して押動するため、ロックピン80が受容孔22から順次抜けでるとともにカムシャフト10,内部ロータ20及びベーン70等回転軸側部材が外部ロータ30及びタイミングプーリ60等回転伝達部材に対して図4及び図5に示したように相対回転する。また、受容孔22に供給される作動油は、外部ロータ30に形成した通路31を通して図4の右下の進角用室R1に供給される。
【0019】
図4及び図5に示した状態、すなわちロックピン80の曲面形状に形成されている頭部81が受容孔22に部分的に嵌入している状態では、カムシャフト10,内部ロータ20及びベーン70等回転軸側部材が外部ロータ30及びタイミングプーリ60等回転伝達部材に対して相対回転を許容されるため、ロックピン80の頭部81全体が受容孔22から抜け出す前に回転軸側部材と回転伝達部材の相対回転が開始する。したがって、受容孔22に作動油が流入し始めてから回転軸側部材と回転伝達部材が相対回転し始めるまでの時間を短くすることができて、当該装置の作動応答性(レスポンス)を向上させることができる。
【0020】
また、図4及び図5に示したようにロックピン80の頭部81が受容孔22に部分的に嵌入している状態では、受容孔22に供給される作動油のみならず、回転軸側部材と回転伝達部材の相対回転によりロックピストン80が受ける作用力Fの分力F1(図6参照)によってもロックピン80は抜け方向に押動されて受容孔22から素早く抜けでる。したがって、これによっても当該装置の作動応答性を向上させることができて、図2及び図3に示した状態(最遅角の状態)から図4〜図6に示した状態を経て図7及び図8に示した状態(最進角の状態)に応答性よく変化させることができる。
【0021】
また、図7及び図8に示した状態で切換弁100のソレノイド103が非通電状態から通電状態に切り替えられると、切換弁100からカムシャフト10の遅角通路12に作動油が供給されて、同作動油が各通路25を通して各遅角用室R2に供給されるとともに、各進角用室R1から各通路24または通路31,受容孔22及び通路23と進角通路11と切換弁100等を通して作動油が排出される。このため、カムシャフト10,内部ロータ20及びベーン70等回転軸側部材が外部ロータ30及びタイミングプーリ60等回転伝達部材に対して相対回転し、図7及び図8に示した状態から図2及び図3に示した状態となる。
【0022】
ところで、本実施形態においては、退避孔33とロックピン80の隙間を通して背圧室R3内に漏れた作動油を連通路(外部ロータ30に形成した通路孔34と、リアプレート50に形成した連通溝51,53と、シリンダヘッド110のカムシャフト支持部112に形成した連通孔113)を通してシリンダヘッド110内へ排出させることができるため、作動油の漏洩付着によるタイミングプーリ60とタイミングベルトの係合不良及び同ベルトの早期劣化を抑制することができる。また、上記した連通路は、背圧室R3とシリンダヘッド110内を最短で連通させるものであるため、通路抵抗が小さくて背圧室R3内に漏れた作動油をシリンダヘッド110内に素早く的確に排出することができ、ロックピン80によるロック解除を的確に行わせることができる。
【0023】
また、背圧室R3内には加圧状態の作動油が供給されないため、ロックピン80の誤作動及びロックピン80の微震動の発生がなく、ロックピン80を付勢するスプリング91のばね力変更によりロックピン80によるロックタイミングのチューニングが可能となる。また、本実施形態においては、リアプレート50のボス部52内周に形成した連通溝53を通して作動油を排出するようにしているため、この作動油によってカムシャフト10の外周とリアプレート50のボス部52内周間を的確に潤滑することができる。なお、連通溝53に相当する連通溝をカムシャフト10の外周に形成して実施しても、またはカムシャフト10の外周とボス部52の内周間のクリアランスを大きくして実施しても、上記実施形態と同様の作用効果が期待できる。
【0024】
上記実施形態においては、内部ロータ20にベーン70を取り付けるとともに、外部ロータ30にロックピン80とスプリング91を収容して実施したが、内部ロータにロックピンとスプリングを収容するとともに、外部ロータにベーンを取り付けるようにして実施することも可能である。
【0025】
また、上記実施形態においては、進角用室R1が最小容積となる状態(図2の最遅角状態)にて外部ロータ30に組付けたロックピン80の頭部81が内部ロータ20の受容孔22に嵌入されるように構成したが、遅角用室R2が最小容積となる状態(図7の最進角状態)にて外部ロータ30に組付けたロックピン80の頭部91が内部ロータ20の受容孔22に嵌入されるように構成して実施することも可能である。
【0026】
更に、上記実施形態において、受容孔22に作動油を給排する通路23を進角用室R1へ通じる通路24に連通させているが、通路23を遅角用室R2へ通じる通路25に連通させて実施することも可能である。この場合には、背圧室R3をシリンダヘッド110内に連通させる上記した連通路に絞りを設けて、ロックピン80のロック側への戻り時間を遅らせることにより、ロックピン80が受容孔22に嵌入する前に位相を変換させるというタイムラグを設けることができて、エンジン運転中はロックピン80を受容孔22に嵌入させないようにすることが可能となる。すなわち、ロックピン80は、エンジン始動時に切換弁100から十分な油圧が供給されないときに、タイミングプーリ60の回転に伴ってベーン70が最遅角位置となった時、或いはベーン70が最遅角位置にあってエンジンが停止した時等に、スプリング91の付勢力によって押動されて受容孔22に嵌入し、内部ロータ20と外部ロータ30との相対回転を規制するので、エンジンの通常運転中の切換レスポンスを短くすることができるとともに、エンジン停止後に内部の作動油が漏れ出る等により流体圧室Roに圧油が十分に満たされないときにベーン70が流体圧室Roの端壁に当接して発生する打音を防止できる。
【0027】
また、上記実施形態においては、進角通路11が切換弁100の接続ポート101に接続され、遅角通路12が切換弁100の接続ポート102に接続されているが、切換弁100のソレノイド103の非通電時に遅角通路12に図示しないオイルポンプからの作動油が供給され、通電時に進角通路11に同作動油が供給されるように、進角通路11を切換弁100の接続ポート102に接続し、遅角通路12を切換弁100の接続ポート101に接続して実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による弁開閉時期制御装置の一実施形態を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】 図1に示した内部ロータ、外部ロータ、ベーン、ロックピン、タイミングプーリ等の関係を示す部分破断正面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】 図2の状態から内部ロータ及びベーンが外部ロータ等に対して僅かに時計方向に相対回転した状態の図である。
【図5】 図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 図4の要部拡大断面図である。
【図7】 図4の状態から内部ロータ及びベーンが外部ロータ等に対して所定量時計方向に相対回転した状態の図である。
【図8】 図7の8−8線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10…カムシャフト、20…内部ロータ、22…受容孔、23…通路(第3流体通路)、24…通路(第1流体通路)、25…通路(第2流体通路)、30…外部ロータ、33…退避孔、34…連通孔(第1通路)、40…フロントプレート、50…リアプレート、51…連通溝(第2通路)、53…連通溝(第3通路)、60…タイミングプーリ、70…ベーン、80…ロックピン、81…頭部、82…スカート部、91…スプリング、100…切換弁、110…シリンダヘッド、Ro…作動室(流体圧室)、R1…進角用室、R2…遅角用室、R3…背圧室。

Claims (5)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、この回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランクプーリからの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に取り付けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材又は前記回転軸に形成され内部に前記回転軸又は前記回転伝達部材に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記回転軸又は前記回転伝達部材に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、この受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えて、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、前記流体として作動油を採用するとともに、前記退避孔にて前記ロックピンの背部に形成される背圧室を、前記回転伝達部材又は前記回転軸に設けた連通路を通して、内燃機関のシリンダヘッド内に連通させ、該連通路に絞りを設けたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
  2. 前記回転軸は、前記シリンダヘッドに回転自在に支持されたカムシャフトと、このカムシャフトの先端部に一体的に設けた内部ロータからなり、前記回転伝達部材は、内部ロータを収容する外部ロータ、フロントプレート及びリアプレートを有し、前記退避孔が前記外部ロータに形成されていることを特徴とする請求項1記載の弁開閉時期制御装置。
  3. 前記退避孔は前記外部ロータの径方向に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の弁開閉時期制御装置。
  4. 前記回転軸は、前記シリンダヘッドに回転自在に支持されたカムシャフトと、このカムシャフトの先端部に一体的に設けた内部ロータからなり、前記回転伝達部材は、内部ロータを収容する外部ロータ、フロントプレート及びリアプレートと外部ロータの外周に一体的に設けたタイミングプーリからなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の弁開閉時期制御装置。
  5. 前記回転軸は、前記シリンダヘッドに回転自在に支持されたカムシャフトと、このカムシャフトの先端部に一体的に設けた内部ロータからなり、前記回転伝達部材は、内部ロータを収容する外部ロータ、フロントプレート及びリアプレートと外部ロータの外周に一体的に設けたタイミングプーリからなり、前記退避孔が前記外部ロータに形成されるとともに、前記リアプレートがその内周部にて前記カムシャフトに回転自在に支持されており、また前記連通路が前記外部ロータに形成されて前記背圧室に連通する第1通路と前記リアプレートと前記外部ロータ間に形成されて前記第1連通路に連通する第2通路と前記リアプレートと前記カムシャフト間に形成されて前記第2通路と前記シリンダヘッド内を連通させる第3通路から構成されていることを特徴とする請求項1記載の弁開閉時期制御装置。
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