JP3845986B2 - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の動弁装置において吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の弁開閉時期制御装置の1つとして、例えば実開平2−50105号公報に、弁開閉用の回転軸(カムシャフトとこれに一体的に設けた内部ロータからなる)に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸に取り付けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材に形成され内部に前記回転軸に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記回転軸に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で前記退避孔と同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、この受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えたものが開示されている。
【0003】
上記公報に開示されている弁開閉時期制御装置においては、受容孔に流体を給排する第3流体通路が進角用室に流体を給排する第1流体通路に接続されて常時連通しているため、第1流体通路を通して進角用室に流体を供給し遅角用室から第2流体通路を通して流体を排出すると、受容孔にも第1流体通路から第3流体通路を通して流体が供給されて、ロックピンがばね付勢力に抗して退避孔に退避し、ロックピンの頭部が受容孔から外れてロックピンによるロックが解除された後に、回転軸が回転伝達部材に対して進角側に相対回転する。また、第2流体通路を通して遅角用室に流体を供給し進角用室から第1流体通路を通して流体を排出すると、回転軸が回転伝達部材に対して遅角側に相対回転すると共に、受容孔からも第3流体通路から第1流体通路を通して流体が排出されて、ロックピンがばね付勢力により押動され、回転軸と回転伝達部材の相対位相が所定の位相で受容孔と退避孔が同期したときロックピンの頭部がばねの付勢力により受容孔に挿入されてロック(回転軸と回転伝達部材の相対回転が規制)される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に開示されている弁開閉時期制御装置においては、退避孔へ収容されたロックピンに第3流体通路の流体圧が受容孔を通して作用すると、進角用室及び第1流体通路にて生じる圧力変動が第3流体通路を通して受容孔に伝わって、その圧力変動によりロックピンが退避孔内でバタツクことがあり、このロックピンのバタツキにより音が発生することがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ロックピンによるロックの目的が主として内燃機関の始動開始から所定時間(回転が不安定で回転変動が大きいとき)における回転軸と回転伝達部材の不必要な相対回転を規制することであることに着目し、上記した問題に対処すべくなされたものであり、弁開閉用の回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に取り付けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材又は前記回転軸に形成され内部に前記回転軸又は前記回転伝達部材に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記回転軸又は前記回転伝達部材に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で前記退避孔と同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、該受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えて、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、内燃機関の始動時に前記受容孔と前記退避孔が同期するとともに前記進角用室に前記第1流体通路を通して流体が供給される或いは前記遅角用室に第2流体通路を通して流体が供給されるように構成し、また前記受容孔と前記退避孔の位置が同期時に前記第3流体通路が前記第1流体通路および前記第2流体通路のいずれか一方の通路に連通し、
前記受容孔と前記退避孔とが非同期時に前記第3流体通路と前記一方の通路との連通を遮断する構成としたことに特徴がある。
【0006】
上記した本発明による弁開閉時期制御装置によれば、受容孔と退避孔の非同期時に第3流体通路への流体が遮断されて、受容孔が密封化されるため、かかる状態では第1流体通路或いは第2流体通路と受容孔間での流体の変動はなく、進角用室及び遅角用室への流体の給排を的確に制御することができて、吸気弁又は排気弁の開閉時期を応答性良く制御することができるとともに、仮に進角用室(第1流体通路)又は遅角用室(第2流体通路)の流体圧が変動しても、その圧力変動は受容孔に及ばず、ロックピンが退避孔内でバタツクことなくて、ロックピンのバタツキによる音の発生及び摩耗を抑制することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従った弁開閉時期制御装置の一実施形態を図面に基づき、説明する。
【0008】
図1乃至図4に示した弁開閉時期制御装置は、当該内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に支持されたカムシャフト10とこれの先端部に一体的に組付けた内部ロータ20とからなる弁開閉用の回転軸と、内部ロータ20に所定範囲で相対回転可能に外装された外部ロータ30、フロントプレート40、リアプレート50及び外部ロータ30の外周に一体的に設けたタイミングスプロケット31から成る回転伝達部材と、内部ロータ20とフロントプレート40間に組付けたトーションスプリング60と、内部ロータ20に組付けた4枚のベーン70と、外部ロータ30に組付けたロックピン80等によって構成されている。なお、タイミングスプロケット31には、周知のように、図示省略したクランク軸からクランクスプロケットとタイミングチェーンを介して図2の時計方向に回転動力が伝達されるように構成されている。
【0009】
カムシャフト10は、吸気弁(図示省略)を開閉する周知のカム(図示省略)を有していて、内部にはカムシャフト10の軸方向に延びる進角通路11と遅角通路12が設けられている。進角通路11は、カムシャフト10に設けた径方向の通路及び環状溝14とシリンダヘッド100に設けた接続通路16を通して図示しない切換弁の第1接続ポートに接続されている。また、遅角通路12は、カムシャフト10に設けた径方向の通路及び環状溝13とシリンダヘッド100に設けた接続通路15を通して図示しない切換弁の第2接続ポートに接続されている。尚、切換弁は図示はしないが、ソレノイドへ通電することによりスプールをスプリングに抗して移動できる周知なものであり、非通電時には当該内燃機関によって駆動されるオイルポンプ(図示省略)に接続された供給ポートが第2接続ポートに連通すると共に、第1接続ポートが排出ポートに連通するように、また通電時には供給ポートが第1接続ポートに連通すると共に、第2接続ポートが排出ポートに連通するように構成されている。このため、切換弁のソレノイドの非通電時には遅角通路12に作動油が供給され、通電時には進角通路11に作動油が供給される。
【0010】
内部ロータ20は、単一の取付ボルト91によってスペーサ90を介してカムシャフト10に一体的に固着されていて、4枚の各ベーン70を夫々径方向に移動可能に取り付けるためのベーン溝21を有すると共に、図2に示した状態、すなわちカムシャフト10及び内部ロータ20と外部ロータ30の相対位相が所定の位相(最遅角位置)で同期したとき円筒状のロックピン80の頭部が所定量嵌入される受容孔22と、この受容孔22に進角通路11から作動油を給排可能な通路23と、各ベーン70によって区画された進角用油室R1(図2の上のものは除く)に進角通路11から作動油を給排する通路24と、各ベーン70によって区画された遅角用油室R2に遅角通路12から作動油を給排する通路25を有している。図2の上の進角用油室R1には、通路23の外方端が連通する内部ロータ20の外周に形成される周方向溝27を介して作動油が給排されるようになっている。また、受容孔22が開口する内部ロータ20の外周面には受容孔22の開口から後方に軸方向溝28が形成されていると共に、通路23の外方端が開口する内部ロータ20の外周面には通路の開口から後方に軸方向溝26が形成されている。これら溝28、26は図2に示す最遅角位置において、外部ロータ30の後端面に形成される周方向溝32を介して連通されるようになっていて、したがって受容孔22には最遅角状態にてのみ進角通路11からの作動油が給排されるように構成されている。尚、各ベーン70はベーン溝21の底部に収容したベーンスプリング71(図1参照)によって径方向外方に付勢されている。また、受容孔22の径は、ロックピン80の外径(及びロックピン80の外径とほぼ同等な後述する退避孔34の内径)よりも少量大きく設定されている。
【0011】
外部ロータ30は、内部ロータ20の外周に所定範囲で相対回転可能に組付けられていて、その両側にはフロントプレート40とリアプレート50が接合され、4本の連結ボルト92によって一体的に連結されていて、リアプレート50が接合されるその後端外周にタイミングスプロケット31が一体的に形成されている。また、外部ロータ30の内周には周方向間隔で4個の突部33が径方向内方に向けて夫々突出形成されていて、これら突部33の内周面が内部ロータ20の外周面に摺接する構成で外部ロータ30が内部ロータ20に回転自在に支承されており、1つの突部33にはロックピン80とスプリング81を収容する退避孔34が形成されていると共に、退避孔34の周方向両側に空洞部36、37が設けられている。
【0012】
フロントプレート40は、円筒部41を有する環状のプレートであり、各空洞部36、37に対応して図示しない連通孔が設けられると共に、円筒部41にトーションスプリング60の一端を係止する切り欠き46が設けられている。リアプレート50は、環状のプレートであり、フロントプレート40と同様に、各空洞部36、37に対応して図示しない連通孔が設けられている。
【0013】
トーションスプリング60は、一端をフロントプレート40に係止し他端を内部ロータ20に係止して組付けられており、内部ロータ20を外部ロータ30、フロントプレート40及びリアプレート50に対して図2の時計方向に付勢している。このトーションスプリング60は、内部ロータ20及び各ベーン70に対する進角側への回転を阻害する力を考慮して設けたものであり、内部ロータ20を外部ロータ30、フロントプレート40及びリアプレート50に対して進角側へ付勢しており、これによって内部ロータ20の進角側への作動応答性の向上が図られている。
【0014】
各ベーン70は、両プレート40、50間にて外部ロータ30の各突部33と内部ロータ20との間に形成される流体圧室R0を進角用室R1と遅角用室R2とに二分していて、図2の上の流体圧室R0を区画する突部33の周方向端面に同流体圧室R0内に位置する1つのベーン70が当接することにより、当該弁開閉時期制御装置により調整される位相(相対回転量)が制限されるようになっている。
【0015】
ロックピン80は、退避孔34内に軸方向へ摺動可能に組付けられていて、スプリング81によって内部ロータ20に向けて付勢されている。スプリング81はロックピン80とリテーナ82の間に介装されている。本実施形態においては、退避孔34の径方向外方端に退避孔34をカムシャフト10の軸方向に貫通し、その一端側が外部ロータ30の前端面に開口する溝35が形成されていて、この溝35内には、外部ロータ30の前端面から後端に向けて図5に示す板状のリテーナ82が嵌合され、スプリング81の一端を係止している。リテーナ82は、その4隅に突部を有し、これら突部が溝35内に嵌合されることにより、外部ロータ30の径方向に保持されると共に、フロントプレート40と外部ロータ30の後端側の溝35の底面との間で外部ロータ30の軸方向に保持される。
【0016】
上記のように構成した本実施形態の弁開閉時期制御装置においては、当該内燃機関の停止時、各部材が図1及び図2に示した状態(遅角用室R2の容積が最大となり最遅角の状態でロックピン80によるロックがなされている状態)にあり、また図示しないオイルポンプが停止していて各接続通路15、16に作動油が供給されない状態にある。このため、内燃機関の始動時には、大きな回転変動に伴うカムシャフト10、内部ロータ20及び各ベーン70等回転軸と外部ロータ30等回転伝達部材の不必要な相対回転が規制され、回転軸と回転伝達部材の不必要な相対回転に伴う不具合(例えば、ベーン70による打音)を解消することができる。
【0017】
また、この始動時には、図示しない切換弁が通電されてオイルポンプから切換弁を介して接続通路16に少なくとも所定時間作動油が供給されることにより、カムシャフト10の進角通路11及び通路24並びに、通路23及び周方向溝27を通して進角用室R1に作動油が供給されると共に、進角通路11、通路23、軸方向溝26、周方向溝32及び軸方向溝28を通して受容孔22に作動油が供給されるため、ロックピン80がスプリング81に抗して移動し、内燃機関の始動開始から所定時間(受容孔22に作動油が所定量供給されるに要する時間)経過後には、図3に示したように、ロックピン80の頭部が受容孔22から退避孔34に退避して、ロックピン80によるロックが解除される。
【0018】
したがって、内燃機関の始動開始から所定時間経過した後には、図3に示したように、カムシャフト10、内部ロータ20等回転軸と外部ロータ30等回転伝達部材を相対回転可能とすることができて、当該内燃機関の駆動状態に応じた図示しない切換弁の切換作動に伴い、遅角用室R2から作動油を排出すると共に進角用室R1へ作動油を供給することにより、カムシャフト10、内部ロータ20等回転軸と外部ロータ30等回転伝達部材を相対回転させて、図3の状態から図4の状態を経て遅角用室R2の容積が最小となる状態(最進角状態)とすることができるとともに、進角用室R1から作動油を排出するとともに遅角用室R2へ作動油を供給することにより、カムシャフト10、内部ロータ20等回転軸と外部ロータ30等回転伝達部材を相対回転させて、最進角状態から図4の状態を経て図3の状態とすることができて、内燃機関の動弁装置において吸気弁の開閉時期を的確に制御することができる。尚、進角用室R1及び遅角用室R2の各油圧を保持することにより、例えば図4に示す状態(最進角状態から所定量進角した状態=中間進角状態)に保持することも可能である。
【0019】
また、本実施形態の弁開閉時期制御装置においては、受容孔22と退避孔34の非同期時(最進角状態から所定量進角した時=中間進角時)に図4に示したように、周方向溝32及び軸方向溝28(第3流体通路)への作動油の通路23及び軸方向溝26を介した給排が遮断されて、受容孔22が密封化されるため、かかる状態では通路23(及び軸方向溝26)と受容孔22間で作動油の流動はなく、進角用室R1及び遅角用室R2への作動油の給排を的確に制御することができて、吸気弁の開閉時期を応答性良く制御することができると共に、仮に通路23(及び軸方向溝26)の油圧が変動しても、その圧力変動は受容孔22には及ばず、ロックピン80が退避孔34内でバタツクことがなくて、ロックピン80のバタツキによる音の発生を抑制することができる。
【0020】
上記実施形態においては、進角用室R1が最小容積となる状態(最遅角状態)にて外部ロータ30に組付けたロックピン80の頭部が内部ロータ20の受容孔22に嵌入されるように構成したが、遅角用室R2が最小容積となる状態(最進角状態)にて外部ロータに組付けたロックピンの頭部が内部ロータの受容孔に嵌入されるように構成して実施することも可能である。この場合には、受容孔22への作動油を給排する第3流体通路を遅角用室R2へ作動油を給排する通路25に受容孔22と退避孔34の同期時に連通させ、非同期時(最進角状態から所定量遅角した時)に第3流体通路と通路25との連通を遮断するように、第3流体通路を上記実施形態のように軸方向溝及び周方向溝で形成すれば良い。
【0021】
また、上記実施形態においては、吸気用のカムシャフト10に組付けられる弁開閉時期制御装置に本発明を実施したが、本発明は排気用のカムシャフトに組付けられる弁開閉時期制御装置にも同様に実施し得るものである。また、上記実施形態では、各ベーン70をベーン溝21の底部に収容したベーンスプリング71により径方向外方に付勢する構成としたが、カムシャフト10のジャーナル部の潤滑のために供給されるジャーナル油圧をベーン70の背面に供給することによりベーンスプリング71を廃止して実施することも可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、受容孔と退避孔の非同期時に第3流体通路への流体が遮断されて、受容孔が密封化されるため、仮に進角用室(第1流体通路)又は遅角用室(第2流体通路)の流体圧が変動しても、その圧力変動は受容孔に及ばず、ロックピンが退避孔内でバタツクことなくて、ロックピンのバタツキによる音の発生及び摩耗を抑制することができる。また、受容孔が密封された状態では第1流体通路或いは第2流体通路と受容孔間での流体の変動はないため、進角用室及び遅角用室への流体の給排を的確に制御することができて、吸気弁又は排気弁の開閉時期を応答性良く制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った弁開閉時期制御装置の一実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図2に示したロックピンがスプリングに抗して移動した状態の作動説明図である。
【図4】図3に示した状態から回転軸が回転伝達部材に対して時計方向に僅かに相対回転した状態を示す作動説明図である。
【符号の説明】
10 カムシャフト(回転軸)
11 進角通路
12 遅角通路
20 内部ロータ(回転軸)
22 受容孔
23 通路(第1流体通路)
24 通路(第1流体通路)
25 通路(第2流体通路)
27 周方向溝(第1流体通路)
28 軸方向溝(第3流体通路)
30 外部ロータ(回転伝達部材)
32 周方向溝(第3流体通路)
34 退避孔
40 フロントプレート(回転伝達部材)
50 リアプレート(回転伝達部材)
70 ベーン
80 ロックピン
81 スプリング
R0 流体圧室
R1 進角用室
R2 遅角用室

Claims (1)

  1. 弁開閉用の回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、
    前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に取り付けられたベーンと、
    前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、
    前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、
    前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、
    前記回転伝達部材又は前記回転軸に形成され内部に前記回転軸又は前記回転伝達部材に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、
    前記回転軸又は前記回転伝達部材に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で前記退避孔と同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、
    該受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えて、
    内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、
    内燃機関の始動時に前記受容孔と前記退避孔が同期するとともに前記進角用室に前記第1流体通路を通して流体が供給される或いは前記遅角用室に第2流体通路を通して流体が供給されるように構成し、
    また前記受容孔と前記退避孔の位置が同期時に前記第3流体通路が前記第1流体通路および前記第2流体通路のいずれか一方の通路に連通し、
    前記受容孔と前記退避孔とが非同期時に前記第3流体通路と前記一方の通路との連通を遮断する構成としたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
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