JPH10159515A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JPH10159515A
JPH10159515A JP31982396A JP31982396A JPH10159515A JP H10159515 A JPH10159515 A JP H10159515A JP 31982396 A JP31982396 A JP 31982396A JP 31982396 A JP31982396 A JP 31982396A JP H10159515 A JPH10159515 A JP H10159515A
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JP
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pressure
oil
engine
lock pin
hydraulic
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JP31982396A
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Kazuhisa Sanpei
和久 三瓶
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブタイミング可変機構の小型化に伴って
そのロックピン自体も小型化される場合であれ、その誤
作動を的確に回避することのできるバルブタイミング制
御装置を提供する。 【解決手段】 ロックピン33の周囲に設けられた係止
解除用の2つの圧力室34a,73には、第1油圧室3
0を介して供給される油圧と、第2油圧室31を介して
供給される油圧とが、独立に作用する。ロックピン33
は、それら2つの圧力室34a,73には各々対応して
「aの面積>Aの面積」となる異なる面積の受圧面a,
Aを有する。エンジン始動時及び停止時には、受圧面積
の小さい受圧面Aに対応した一方の油圧室31のみに油
圧を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の気筒に
設けられた吸気バルブ又は排気バルブの少なくとも一方
のバルブタイミングを変更するためのバルブタイミング
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の気筒に設けられた
吸気バルブ又は排気バルブの開閉時期、即ちバルブタイ
ミングを変更可能とする制御装置が種々提案されてい
る。(例えば、実開平2−50105号公報に開示され
た「弁開閉時期制御装置」等)。図9に、こうした従来
のバルブタイミング制御装置におけるバルブタイミング
可変機構の一例を示している。
【0003】同図に示すように、このバルブタイミング
可変機構90は、内周部に形成された突状部911間に
油圧室912を有するタイミングプーリ91と、油圧室
912に配置される羽根(ベーン)921を備える。
又、タイミングプーリ91はタイミングベルトを介して
クランクシャフトと連結され、羽根車92にはカムシャ
フト94が連結されている。
【0004】又、一部の突状部911は半径方向に延び
る長孔913を有しており、長孔913内にはバネ95
1によってタイミングプーリ91の軸心方向に付勢され
ているロックピン95が収容されている。一方、羽根車
92は、ロックピン95が係合される係止孔922を有
しており、この係止孔922の軸心側には、ロックピン
95を係止孔922から開放するために油圧室912に
供給される油圧を伝達する油通路923が接続されてい
る。
【0005】従って、油圧が発生しておらず、エンジン
始動時には、ロックピン95はバネ951によって軸心
方向に付勢され係止孔922に係合している。やがて、
十分な油圧が得られるようになると、ロックピン95に
は油圧が供給されるので、ロックピン95は付勢力に抗
して係止孔922から開放される。
【0006】そして、前記油圧室912内において、羽
根921の左右いずれか一方の区画における油圧が他方
の区画における油圧よりも高くなると、羽根921は油
圧の低い油圧室93へ向かって移動し、タイミングプー
リ91と羽根車92は相対回動する。このバルブタイミ
ング可変機構90においては、タイミングプーリ91は
クランクシャフトによって回転が規制されているため、
羽根車92がタイミングプーリ91に対して相対的に回
動することとなり、クランクシャフトに対するカムシャ
フト94の回転位相が変位する。この結果、クランク角
に対するバルブタイミングが進角側、あるいは、遅角側
に変更される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
バルブタイミング制御装置にあっては、機関始動時にお
いて、油圧室912に十分な油圧が供給され羽根が相対
回動可能な状態となった時期においてもロックピン95
にはバネ951の付勢力に抗する十分な油圧が供給され
てない場合など、ロックピン95が完全に解除される前
に羽根車921が揺動を始めるような場合には、ロック
ピン95又は係止孔922に損傷を与える恐れがある。
【0008】又そうかといって、バネ951の付勢力を
弱化させる等の手法によりロックピン95の解除を容易
にした場合には、油圧室912に油が十分供給される以
前にロックピン95が解除されてしまったり、機関停止
時にロックピン95が確実に係止孔922に挿入されな
い等に起因して、機関の始動時に羽根921と突状部9
11との衝突による打音が発生する場合がある。
【0009】特にバルブタイミング可変機構の小型化に
伴ってロックピン95自体も小型化され、その係合を解
除するための油圧を作用させる受圧面の受圧面積が縮小
される場合には、こうした問題も深刻である。
【0010】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、バルブタイミング
可変機構の小型化に伴って上記ロックピン自体も小型化
される場合であれ、その誤動作を的確に回避することの
できるバルブタイミング制御装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、同一の回転軸心を有し
て内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動する
カムシャフトの一方及び他方に連結された第1及び第2
の回転体を備えるとともに、前記第1の回転体に形成さ
れた凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区
画することによりベーンの両側に第1及び第2の液室を
形成し、該形成した液室に対する液圧制御に基づき前記
第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸
と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更し、前記バ
ルブの開閉タイミングを可変制御する内燃機関のバルブ
タイミング制御装置において、付勢手段による付勢力に
基づき前記第1及び第2の回転体をそれらの最大若しく
は最小相対回転位相に係止するロック手段と、前記第1
及び第2の液室にそれぞれ対応して、前記付勢手段によ
る付勢力に抗して前記ロック手段による係止を解除する
ための液圧を同ロック手段に付与する第1及び第2の圧
力室とを備え、機関の始動時及び停止時には前記第1及
び第2の液室のうち前記第1及び第2の回転体を前記ロ
ック手段にて係止された相対回転位相に保持する一方の
液室のみに作動液を供給するとともに、前記第1及び第
2の圧力室のうち該作動液が供給される一方の液室に対
応した圧力室の受圧面積を他方の液室に対応した圧力室
の受圧面積よりも小としたことを要旨とする。
【0012】同構成によれば、例えば機関始動時、ロッ
ク手段は受圧面積の小さい圧力室の液圧しか受けないた
め、たとえ付勢手段による付勢力が小さくともその係止
状態が誤って解除されることはない。
【0013】又、機関始動後は、受圧面積の比較的大き
い他方の圧力室の液室も併せ受けることとなるため、そ
れら液圧が付勢手段による付勢力を越える所定値に達し
て以後は、同ロック手段による係止も好適に解除される
ようになる。
【0014】更に、機関停止時、ロック手段は再び受圧
面積の小さい圧力室の液圧しか受けなくなるため、上記
同様、たとえ付勢手段による付勢力が小さくともその係
止性が阻害されることもない。
【0015】従って、第1及び第2の回転体の小型化に
伴ってロック手段自身が小型化され、又これを補うべく
付勢手段の付勢力が弱められることがあっても、同ロッ
ク手段の誤作動等は好適に回避されるようになる。
【0016】なお、受圧面積が小さいとはいえ、機関の
高回転、高負荷時には、前記一方の液室に対応する圧力
室にも、同ロック手段による係止解除状態を維持し得る
十分な液圧が付与される。
【0017】請求項2に記載の発明においては、前記ロ
ック手段にて係止する前記第1及び第2の回転体の相対
回転位相は、前記カムシャフトの相対位相を最遅角せし
める最小相対回転位相に選ばれるものであり、機関のア
イドル運転時にはこのカムシャフトの相対回転位相を最
遅角せしめる液圧制御が行われることを要旨とする。
【0018】同構成によれば、上記アイドル運転時等、
第1及び第2の回転体の相対回転位相が最小相対回転位
相に制御され、しかもその対応する液室並びに圧力室に
供給される液圧が低くなるときには、ロック手段により
それら第1及び第2の回転体が係止されるようになる。
そしてこのため、同低液圧時における第1及び第2の回
転体間の不要な回転位相変動やガタツキ等も回避される
ようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る内燃機関の
バルブタイミング制御装置を具体化した実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】この実施形態では、内燃機関としてのガソ
リンエンジンにおいて、その吸気側カムシャフトに対し
て設けられたバルブタイミング制御装置について説明す
る。図1は、吸気側カムシャフト(以下、単に「カムシ
ャフト」という)11の先端側(同図の左側)に設けら
れたバルブタイミング可変機構(以下「VVT」とい
う)12、及び同VVT12に油を供給するためのオイ
ルポンプ13(以下、単に「ポンプ」という)、同機構
12に供給する油圧を調節するためのオイルコントロー
ルバルブ(以下「OCV」という)40等を示す断面図
である。
【0021】同図に示すように、シリンダヘッド14の
上端部及びベアリングキャップ15は、カムシャフト1
1のジャーナル11aを回転可能に支持する。カムシャ
フト11は、その先端部に拡径部11bを有する。拡径
部11bの外周に相対回転可能に設けられたスプロケッ
ト17は、その外周にタイミングチェーン(図示略)が
掛けられる外歯17aを有する。同チェーンは、クラン
クシャフト(図示略)の回転力をスプロケット17に伝
達する。
【0022】カムシャフト11は、その基端側(図1の
右側)に複数のカム(図示略)を有し、それらカムは吸
気バルブ(図示略)の上端部に当接する。カムシャフト
11の回転に伴って、各カムは吸気バルブを開閉する。
【0023】拡径部11b及びスプロケット17の先端
面に順に取り付けられた側板18、ハウジング16、及
びハウジングカバー20は、ボルト21によりスプロケ
ット17に固定され同スプロケット17と一体に回転す
る。カムシャフト11の先端面にボルト22によって取
り付けられた羽根車19は、図示しないノックピンによ
って同シャフト11に固定され同シャフト11と一体に
回転する。
【0024】図2は図1の2−2線に沿った断面を示す
(尚、図1は図2の1−1線に沿った断面を示す)。同
図に示すように、羽根車19は、その中央部に位置する
円筒状のボス23と、同ボス23を中心に略90°毎の
間隔をもって形成された4つの羽根(ベーン)24とを
備える。
【0025】又、ハウジング16は、その内側におい
て、中心へ向かって突出し互いに所定の間隔をもって配
置された4つの突状部25を有する。各突状部25の間
にそれぞれ形成された凹部は上記羽根車19の各羽根2
4を収容する。各羽根24の外周面は各凹部の内周面に
接し、各突状部25の内周面は、ボス23の外周面に接
している。
【0026】図4は各羽根24の一つを拡大して示し、
図5は図4の5−5線に沿った断面を示す。両図に示す
ように、各羽根24は、その外周面にそれぞれ形成され
た溝27を有する。各溝27内には、シールプレート2
8がそれぞれ配置されている。各シールプレート28
は、上記突状部25の間に形成された凹部の内周面に接
している。各シールプレート28と各溝部27の底壁と
の間には弾性部材としての板バネ29がそれぞれ配設さ
れている。各板バネ29は、各プレート28を上記凹部
の内周面に向けて押圧している。なお、これらシールプ
レート28は、羽根24の外周面とハウジング16に形
成された凹部の内周面との間を封止するための封止部材
に相当する。
【0027】一方ハウジングカバー20(図1)は、ハ
ウジング16及び羽根車19の先端側面を覆っている。
各羽根24は、このカバー20、ハウジング16の凹部
26、ボス23、及び側板18(図1、図5)によって
囲まれた4つの空間を各々2つの油圧室30,31(図
2、図4)に区画する。スプロケット17の回転方向
(図2において矢印で示す)と逆方向(以下、この方向
を「遅角方向」という)の側に位置する第1油圧室30
には、バルブタイミングを進める際に油が供給される。
回転方向と同方向(以下、この方向を「進角方向」とい
う)の側に位置する第2油圧室31には、バルブタイミ
ングを遅らせる際に油が供給される。
【0028】又、図1,図2に示すように、羽根24の
一つは、断面円形状をなしカムシャフト11の軸方向に
沿って延びる貫通孔32を有する。貫通孔32内に移動
可能に設けられたロックピン33は、その内部に収容孔
33aを有する。この収容孔33a内に設けられたバネ
35は、同ピン33を側板18に形成された係止孔34
に向けて付勢する。ロックピン33が係止孔34に係合
することにより、ハウジング16に対する羽根車19の
位置は、図2に示すように、各第1油圧室30側の羽根
24の側面が、各突状部25と密着する位置に固定され
る。これにより、羽根車19と側板18との間の相対的
な回転が規制され、カムシャフト11とスプロケット1
7とが一体に回転する。
【0029】図6は、図2の6−6線に沿った断面拡大
図であり、羽根車19とハウジング16との相対回動を
ロックピン33によって規制及び規制解除するための機
構(以下ロックピン機構という)82を示す。羽根車1
9に備えられた4枚の羽根の1つには、カムシャフト方
向に向かって同羽根を貫通するロックピン収容孔81が
設けられている。該ロックピン収容孔81においては、
ハウジングカバー20側の口径が側板18側より大き
く、途中段差を形成している。ロックピン33は、円柱
形状の末端部と、末端部より径の小さい円柱形状を有す
る中央部と、中央部と同径の底面を有し、先端に向かっ
て細くなっている円錐台形状の先端部より形成されてい
る。又、その末端部には前記バネ35が埋設されてお
り、該ロックピン33に側板18方向への付勢力を付与
している。ロックピン33が前記付勢力によって最も側
板18方向に収容孔81内を進入した場合、その先端部
には第1圧力室34aが残される。
【0030】同ロックピン33において、その先端部と
中央部の境には、その境界線に沿って溝74が形成され
ている。この溝74は、第1油圧室側油路71と連絡し
て第1油圧室30内の油圧を係止孔34及び第1圧力室
34aに伝達する油の径路を形成している。又、ロック
ピン33の中央部外周に在って、ロックピン収容孔81
の内壁に沿って形成された空間は、第2油圧室側油路7
2を介してして第2油圧室31内の油が解除用油圧とし
て供給される第2圧力室73を形成している。
【0031】ここで、ロックピン33の小径をdとする
と、ロックピン33が第1圧力室34aに供給される油
によって油圧を受ける際、ハウジングカバー20の方向
へ有効に作用する受圧面aの受圧面積Saは、 Sa=πd^2/4 として表され(ただし、πは円周率、「^2」は二乗を表
す)、又、同様にロックピン33が第2圧力室73に供
給される油によって油圧を受ける際、ハウジングカバー
20の方向へ有効に作用する受圧面Aの受圧面積Sa
は、 SA=π(D^2-d^2)/4 として表される。
【0032】ロックピン33に作用する油圧作用の大き
さはこれら受圧面の大きさと比例関係にあり、本実施形
態のロックピン33における受圧面Aの受圧面積SA
は、受圧面aの受圧面積Saよりも小さく形成されてい
る。
【0033】次に、図1〜図3を併せ参照して、上述し
た各第1油圧室30及び各第2油圧室31に対して油の
給排を行うための油通路Pについて説明する。シリンダ
ヘッド14は、その内部に形成された進角側油路38、
遅角側油路39を有する。各油路38,39は、OCV
40の後述する第1のポート55及び第2のポート56
に接続されている。OCV40は、オイルフィルタ4
1、ポンプ13、オイルストレーナ42を介してオイル
パン43に通じている。
【0034】進角側油路38は、ジャーナル11aの全
周に形成された油溝44、ジャーナル11aの内部に形
成された油孔45を介して、カムシャフト11の内部に
形成された油通路46に通じている。同油通路46の先
端側は、羽根車19のボス23の基端側内周部、ボルト
22、及び側板18によって区画された環状空間47に
開口する。図2に示すように、ボス23の内部、各羽根
24及び各突状部25の一部において、放射状に形成さ
れた4つの油孔48は、環状空間47と各第1油圧室3
0とを連通し、環状空間47内に供給された油を各第1
油圧室30に供給する。
【0035】一方、遅角側油路39は、シリンダヘッド
14の上端部及びベアリングキャップ15に形成された
油溝50に通じている。拡径部11bに形成された油孔
53は、この油溝50と、側板18の基端側面と拡径部
11bの先端側面との間に形成された環状の油空間51
とを連通する。側板18は、図1、図2に示すように各
突状部25の側面近傍にて開口する4つの油孔52を有
する。各油孔52は、油空間51と各第2油圧室31と
を連通し、同油圧室31内に油空間51内の油を供給す
る。
【0036】本実施形態において、進角側油路38、油
溝44、油孔45、油通路46、環状空間47、及び各
油孔48は、各第1油圧室30に油を供給するための第
1油路P1を構成し、遅角側油路39、油溝50、油孔
53、油空間51、及び各油孔52は、各第2油圧室3
1に油を供給するための第2油路P2を構成する。各油
路P1,P2は油通路Pを構成する。
【0037】前記OCV40は、第1油路P1及び第2
油路P2と、ポンプ13及びオイルパン43との連通状
態を切り換える。図1に示すように、OCV40を構成
するケーシング54は、第1〜第5のポート55〜59
を有する。第1のポート55は進角側油路38に、第2
のポート56は遅角側油路39にそれぞれ通じている。
第3及び第4のポート57,58はオイルパン43に、
第5のポート59はオイルフィルタ41を介してポンプ
13の吐出側に通じている。
【0038】ケーシング54の内部において往復可能に
設けられたスプール60は、円柱状をなす4つの弁体6
1を有する。電磁ソレノイド62は、スプール60を図
1に示す「遅角位置」と、図3に示す「進角位置」との
間で移動させる。ケーシング54内に設けられたバネ6
4は、スプール60を「遅角位置」側へ向けて付勢す
る。
【0039】電子制御装置(以下「ECU」という)6
5は、電磁ソレノイド62駆動態様をデューティ制御す
る。すなわちECU65は、電磁ソレノイド62の駆動
態様を100%のデューティ比で駆動することにより、
スプール60の位置を「進角位置」に保持する。これに
より、図3に示すように、進角側油路38は第1のポー
ト55及び第5のポート59を介してポンプ13の吐出
側に接続され、遅角側油路39は第2のポート56及び
第4のポート58を介してオイルパン43に接続され
る。その結果、各第1油圧室30内には第1油路P1を
通じて油が供給される一方で、各第2油圧室31内の油
は第2油路P2を通じてオイルパン43に戻される。
【0040】又ECU65は、電磁ソレノイド62に対
する通電を停止(デューティ比が0%)することによ
り、スプール60の位置を「遅角位置」に保持する。こ
れにより、図1に示すように、遅角側油路39が第2の
ポート56及び第5のポート59を介してポンプ13の
吐出側に接続される一方で、進角側油路38が第1のポ
ート55及び第3のポート57を介してオイルパン43
に接続される。その結果、各第2油圧室31内には第2
油路P2を通じて油が供給される一方で、各第1油圧室
30内の油は第1油路P1を通じてオイルパン43に戻
される。
【0041】更にECU65は、電磁ソレノイド62を
50%のデューティ比で駆動することにより、スプール
60の位置を「保持位置」に保持する。これにより、ス
プール60の弁体61は、第1及び第2のポート55,
56を閉塞する。その結果、第1油圧室30及び第2油
圧室31に対する油の供給及び排出は行われず、各油圧
室30,31の油圧は現状の状態に保持される。
【0042】ECU65に接続された回転数センサ66
及び吸気圧センサ67はそれぞれ、エンジンの回転数、
及び吸気圧力を検出する。ECU65に接続されたクラ
ンク角センサ68及びカム角センサ69はそれぞれ、ク
ランクシャフト(図示略)及びカムシャフト11の回転
位相を検出する。ECU65は各センサ66〜69から
入力される検出信号に基づき、エンジンの運転状態に適
合するカムシャフト11の目標回転位相(目標バルブタ
イミング)を算出し、且つ同カムシャフトの実回転位相
(実バルブタイミング)を検出する。そしてECU65
は、これらカムシャフト11の実回転位相と目標回転位
相との偏差が所定値以下となるようにOCV40を制御
する。
【0043】次に、上記のように構成された本実施形態
の動作について説明する。本実施形態によれば、エンジ
ンが始動されると、ポンプ13によって吸引されたオイ
ルパン43内の油が同ポンプ13から第1油路P1内に
圧送される。これにより、油圧室49内の油圧が増加
し、ロックピン33はその油圧によって係止孔34から
抜ける。その結果、羽根車19とスプロケット17との
相対回転が許容された状態となる。そして、吸気バルブ
は、カムシャフト11の回転により所定のバルブタイミ
ングをもって開閉される。
【0044】ECU65は、吸気バルブのバルブタイミ
ングを進めるために、電磁ソレノイド62を100%の
デューディ比で駆動する。その結果、各第1油圧室30
には油が供給され、各第2油圧室31内の油はオイルパ
ン43に戻される。従って、各第1油圧室30内の油圧
が各第2油圧室31内の油圧よりも相対的に増加するた
め、各羽根24には前記「進角方向」の回転力が作用す
る。そして、この回転力により羽根車19はスプロケッ
ト17に対して「進角方向」に相対的に回転し、カムシ
ャフト11の回転位相がスプロケット17の回転位相に
対して相対的に進角されることにより、吸気バルブのバ
ルブタイミングが現状よりも進められる。本実施形態に
おいて、羽根車19がスプロケット17に対して「進角
方向」に相対回転し、各羽根24が各突状部25に当接
した状態となると、バルブタイミングは最も進んだ状態
となる。
【0045】これに対して、ECU65は、吸気バルブ
のバルブタイミングを遅らせるために、電磁ソレノイド
62に対する通電を停止する(デューティ比が0%)。
この結果、各第2油圧室31には油が供給され、各第1
油圧室30内の油はオイルパン43に戻される。従っ
て、各第2油圧室31内の油圧が各第1油圧室30内の
油圧よりも相対的に増加するため、各羽根24には前記
「遅角方向」の回転力が作用する。そして、この回転力
により羽根車19はスプロケット17に対して「遅角方
向」に相対的に回転し、カムシャフト11の回転位相が
スプロケット17の回転位相に対して相対的に遅角され
ることにより、吸気バルブのバルブタイミングが現状よ
りも遅らせられる。本実施形態において、羽根車19が
スプロケット17に対して「遅角方向」に相対回転し、
各羽根24が各突状部25に当接した状態となると、バ
ルブタイミングは最も遅れた状態となる。
【0046】ECU65は、吸気バルブのバルブタイミ
ングを現状のバルブタイミングに保持するために、電磁
ソレノイド62を50%のデューティ比で駆動する。こ
の結果、各油圧室30,31への油の供給及び各油圧室
30,31からの油の排出は行われなくなる。従って、
羽根車19とスプロケット17との相対回転は停止する
ため、吸気バルブのバルブタイミングは現状のタイミン
グに保持される。
【0047】上記のように、ECU65が電磁ソレノイ
ド62を通電制御することにより、吸気バルブのバルブ
タイミングを最遅角のタイミングと最進角のタイミング
との間で所定のタイミングに連続的(無段階)に変更す
ることができ、更にそのバルブタイミングを保持するこ
とができる。
【0048】ここで、本実施形態におけるハウジング1
6及び羽根車19といった両回転体の相対回動規制及び
規制解除機構の動作について図7及び図8を参照して説
明する。
【0049】図7(a)は、エンジン停止時におけるロ
ックピン33の位置を前述のロックピン機構82を示す
図6と同方向よりみた断面の概略図、又図7(b)は、
同様にエンジン停止時における羽根車19とハウジング
16の相対回転位相を示す概略図である。他方、図8
(a)は、エンジン運転時におけるロックピン33の位
置を前述のロックピン機構82を示す図6と同方向より
みた断面の概略図、又図8(b)は、同様にエンジン運
転時時における羽根車19とハウジング16の相対回転
位相を示す概略図である。
【0050】図7(a)に示すように、エンジン停止時
においては、前記油圧室30,31には油圧が供給され
ていないために、前記ロックピン33はその先端部がバ
ネ35の付勢力により側板18上に設けられた係止孔3
4に貫入し、定位置に固定されている。この時、側板1
8上に設けられた前記係止孔34の定位置は、図7
(b)に示すように、羽根車19が最遅角位置となるよ
う、すなわち羽根24とハウジング16の内壁が、第1
油圧室30内において向かい合う側面が互いに密着した
状態となるよう配設されている。
【0051】さて、本実施形態の装置にあって、エンジ
ン始動時には、クランキングの開始に伴い、ECU65
は、先ず第2油圧室31のみに油圧を供給するようにO
CV40を制御する。これにより、同油圧室31と直接
連結した油路72を介し同等の油圧が前記ロックピン機
構82内の第2圧力室73に伝達される。ここで、本実
施形態にあっては上述のように、第2油圧室31内に油
が満たされ、且つ同油圧室内の油圧が充分高まった状態
になるまで前記受圧面Aのロックピン33を解除するた
めに十分な油圧がロックピン33に作用しにくいよう
に、当該ロックピン33の前記受圧面Aの受圧面積SA
が前記受圧面aの受圧面積Saに比べ相対的に小さく形
成されている。そしてこの受圧面積SAは、該エンジン
の始動時に第2油圧室31に供給される油圧のみではバ
ネ35の付勢力に打ち勝つだけの圧力が得られないよう
な面積に設定されている。
【0052】続いて、第1油圧室30への油圧の供給が
開始されると、前記と同様に第1油圧室30と直接連結
された第1圧力室側油路71を介してロックピン機構8
2内の第2圧力室34aに油圧が伝達される。このと
き、この第2圧力室34aに面するロックピン33の受
圧面aにも併せて同油圧が作用することによって、それ
ら解除用の油圧は、バネ35の付勢力に打ち勝って確実
に同ロックピン33を解除できる大きさに達する。又こ
のときには、ハウジング16内の両油圧室30,31に
も充分な油圧が供給されているため、羽根24が揺動を
起こすこともない。
【0053】一方、エンジンの運転中には、OCVの動
作により制御される油圧によって、羽根車19は適時左
右に回動しており、又図8(a)及び8(b)に示すよ
うに、ロックピン33は、自身が埋設された羽根24の
両側に位置する両油圧室30,31から、前記第1油圧
室側油路71及び第2油圧室側油路72を介して供給さ
れる油圧により継続的に規制解除された状態に維持され
ている。
【0054】又、エンジン停止時においては、先ず第2
油圧室31内の油圧を高く保持した状態で、第1油圧室
30内への油圧供給が停止される。このため図7(b)
に示すように、羽根車19とハウジング16の相対回転
位相は羽根24にかかる第2油圧室31側からのみの油
圧によって、前述したエンジン始動時の定位置に固定さ
れる。そしてこのとき、ロックピン33は再び受圧面A
のみが油圧を受けるようになるため、その解除圧力がバ
ネ35の付勢力を下まわり、その先端部は規制位置に貫
入される(図7(a))。
【0055】このように、一連のロックピン33の規制
及び規制解除動作が上述のロックピン機構82の構成に
より確実に行われる。以上説明したように、本実施形態
によれば以下に列記する効果が奏せられるようになる。
【0056】(a)本実施形態において、エンジン始動
時には、先ず第2油圧室31に油圧が供給される。従っ
て、ロックピン33が解除される前に羽根車19に回動
力が発生することが防止される。
【0057】(b)本実施形態において、エンジン停止
時には、先ず第2油圧室31に油圧が供給された状態で
第1油圧室30の油圧供給を停止させる。従って、羽根
車19とハウジング16の位相が確実に相対回動規制の
所定位置に戻された後に、前記ロックピン33による規
制が実現される。
【0058】(c)例えばエンジンの高回転・高負荷運
転時には、エンジン性能を高めるために、VVT12が
最遅角となるようOCV40を制御するが、その際VV
T12に供給される油圧は十分に高いため、受圧面積の
小さい受圧面のみへの解除油圧の供給によってもロック
ピン33の規制解除状態は好適に維持される。
【0059】(d)例えばアイドリング時のように、V
VT12に供給される油圧が低いときには羽根車19と
ハウジング16との相対回転位相を最遅角に制御するこ
とによりロックピン33によるそれら相対回転の規制が
行われ、羽根車19とハウジング16との間の不要な回
転位相変動やガタツキ等も回避される。
【0060】なお、この発明を以下のように変更して具
体化することも可能である。 (1)ロックピン機構82は、複数の異なる羽根24内
に配設してもよい。 (2)ロックピン機構82は、ハウジング16の突状部
25内に配設してもよい。
【0061】(3)前記実施形態のVVT12を構成す
る上記シールプレート28に相当する封止部材は、ハウ
ジング16の突状部25と羽根車19のボス23との摺
接面に設けてもよい。
【0062】(4)封止部材は、ハウジング16の凹部
と羽根24との摺接面及び前記ハウジング16の突状部
25と羽根車19のボス23との摺接面の両方に設けて
もよい。
【0063】(5)羽根車19が有する羽根24の数
は、3以下、又は5以上でもよい。 (6)本実施形態においてはハウジング16はスプロケ
ット17に、羽根車19はカムシャフト11にそれぞれ
固定され連動するとしたが、異なる組合わせとして羽根
車19がスプロケット17に、そしてハウジング16が
カムシャフト11にそれぞれ固定され連動する機構とす
ることもできる。
【0064】(7)本実施形態では、VVT12を吸気
側カムシャフト11側に設けてクランクシャフトに対す
る吸気側カムシャフト11の回転位相を変更制御する構
成を示したが、これに限定されるものではない。
【0065】例えば、VVT12を同様に吸気側カムシ
ャフト11側に設けるとともに、同吸気側カムシャフト
11をクランクシャフトに駆動連結し、クランクシャフ
トに対する排気側カムシャフト11(VVT12が設け
られていない側のカムシャフト)の回転位相を変更制御
するようにしてもよい。
【0066】或いは、VVT12を排気側カムシャフト
の側に設けるとともに、吸気側カムシャフト11をクラ
ンクシャフトに駆動連結し、クランクシャフトに対する
排気側カムシャフトの回転位相を変更制御するようにし
てもよい。
【0067】又、同様にVVT12を排気側カムシャフ
トの側に設けるとともに、同排気側カムシャフトをクラ
ンクシャフトに駆動連結し、クランクシャフトに対する
吸気側カムシャフト(VVT12が設けられていない側
のカムシャフト)の回転位相を変更制御するようにして
もよい。
【0068】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載した
発明では、例えば機関始動時、ロック手段は受圧面積の
小さい圧力室の液圧しか受けないため、たとえ付勢手段
による付勢力が小さくともその係止状態が誤って解除さ
れることはない。
【0069】又、機関始動時は、受圧面積の比較的大き
い他方の圧力室の液室も併せ受けることとなるため、そ
れら液圧が付勢手段によるに付勢力を越える所定値に達
して以後は、同ロック手段による係止も好適に解除され
るようになる。
【0070】更に、機関停止時、ロック手段は再び受圧
面積の小さい圧力室の液圧しか受けなくなるため、上記
同様、たとえ付勢手段による付勢力が小さくともその係
止性が阻害されることもない。
【0071】従って、第1及び第2の回転体の小型化に
伴ってロック手段自身が小型化され、又これを補うべく
付勢手段の付勢力が弱められることがあっても、同ロッ
ク手段の誤作動等は好適に回避されるようになる。
【0072】なお、受圧面積が小さいとはいえ、機関の
高回転、高負荷時には、前記一方の液室に対応する圧力
にも、同ロック手段による係止解除状態を維持し得る十
分な液圧が付与される。
【0073】請求項2に記載した発明では、上記アイド
ル運転時等、第1及び第2の回転体の相対回転位相が最
小相対回転位相に制御され、しかもその対応する液室並
びに圧力室に供給される液圧が低くなるときには、ロッ
ク手段によりそれら第1及び第2の回転体が係止される
ようになる。そしてこのため、同低液圧時における第1
及び第2の回転体間の不要な回転位相変動やガタツキ等
も回避されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバルブタイミング制御装置の一
実施形態を示す断面図。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図。
【図3】OCVの作動様態の一例を示す一部断面図。
【図4】羽根及びシールプレート等を拡大して示す断面
図。
【図5】図4の5−5線に沿った断面図。
【図6】図2の6−6線に沿った拡大断面図。
【図7】エンジン停止時のVVT及びロックピンの状態
を模式的に示す概略図。
【図8】エンジン運転時のVVT及びロックピンの状態
を模式的に示す概略図。
【図9】従来のバルブタイミング可変機構の一例を示す
断面図。
【符号の説明】
12…VVT(バルブタイミング可変機構)、16…ハ
ウジング、17…スプロケット、18…側板、19…羽
根車、20…ハウジングカバー、24…羽根、30…第
1油圧室、31…第2油圧室、33…ロックピン、34
…係止孔、34a…第1圧力室、73…第2圧力室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の回転軸心を有して内燃機関の出力
    軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトの一
    方及び他方に連結された第1及び第2の回転体を備える
    とともに、前記第1の回転体に形成された凹部を前記第
    2の回転体に形成されたベーンにて区画することにより
    ベーンの両側に第1及び第2の液室を形成し、該形成し
    た液室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回
    転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフ
    トとの相対回転位相を変更し、前記バルブの開閉タイミ
    ングを可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装
    置において、 付勢手段による付勢力に基づき前記第1及び第2の回転
    体をそれらの最大若しくは最小相対回転位相に係止する
    ロック手段と、 前記第1及び第2の液室にそれぞれ対応して、前記付勢
    手段による付勢力に抗して前記ロック手段による係止を
    解除するための液圧を同ロック手段に付与する第1及び
    第2の圧力室と、 を備え、機関の始動時及び停止時には前記第1及び第2
    の液室のうち前記第1及び第2の回転体を前記ロック手
    段にて係止された相対回転位相に保持する一方の液室の
    みに作動液を供給するとともに、前記第1及び第2の圧
    力室のうち該作動液が供給される一方の液室に対応した
    圧力室の受圧面積を他方の液室に対応した圧力室の受圧
    面積よりも小としたことを特徴とする内燃機関のバルブ
    タイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバルブタイミング制御装
    置において、 前記ロック手段にて係止する前記第1及び第2の回転体
    の相対回転位相は、前記カムシャフトの相対回転位相を
    最遅角せしめる最小相対回転位相に選ばれるものであ
    り、 機関のアイドル運転時にはこのカムシャフトの相対回転
    位相を最遅角せしめる液圧制御が行われることを特徴と
    する内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2771134A1 (fr) * 1997-11-14 1999-05-21 Mitsubishi Electric Corp Dispositif hydraulique pour regler la synchronisation d'ouverture et de fermeture d'une soupape de moteur
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