JP3753718B2 - シート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート状の原稿の画像を読み取るために、原稿の画像が形成されたシートを原稿トレイから供給しつつ搬送することにより、シート上に形成されている原稿の画像を読み取らせるシート給送装置に関し、またそのようなシート給送装置を備えた画像読取装置及び画像形成装置に関する。
原稿の画像が形成されたシートを多枚数原稿トレイに積層して収容させることによりセットしておき、この原稿トレイからシートを画像読取装置へ自動的に順次搬送し、シート上に形成された原稿の画像を順次的に読み取らせる原稿読取装置が近年の画像形成装置等に組み込まれていることが多い。このような原稿読取装置が組み込まれている画像形成装置等では、効率的な原稿の読み取り、画像形成が行なえるようになっている。また更に一方ではデジタル技術の進歩に伴って、原稿からの画像の読み取り及びその結果の電子データへの変換、更にそのようにして得られた電子データからの画像形成の速度が益々高速化している(特許文献1,2等参照)。
このような事情から、より多数枚のシート状の原稿を高速処理するために、上述のような原稿読取装置では原稿トレイに一度に収容させることができる原稿の枚数が 100乃至 200枚程度と非常に多くなっている。また、原稿読取装置の原稿搬送部の改良・進歩に伴って搬送することが可能な原稿の種類も多様化している。
特開平5−94063号公報 特開平7−301962号公報 特開平11−199065号公報
ところで、上述のような原稿の画像が形成されたシートを多枚数原稿トレイにセット(収容)して供給・搬送し、原稿の画像を画像読取装置に読み取らせる原稿読取装置では、原稿トレイにセットされたシートの最上部の1枚のみを取り出して(ピックアップして)画像読取装置へ供給・搬送する必要があるため、原稿トレイに昇降機能(上下方向への移動機能)を備えさせた昇降トレイが用いられる(特許文献3参照)。このような昇降トレイには、昇降トレイ自身の上下の移動範囲内において、昇降トレイ上にシートが正しくセットされているか否かを検出するシート検出器(原稿検出器)が備えられており、昇降トレイにシートがセットされている場合には更に昇降トレイの奥の正規の位置にまでシートが挿入されていて正しくセットされているか否かをも検出できるようになっている。
通常、上述のようなシート検出器は従来一般的な固定された原稿トレイであっても、上述のような昇降機能を有する昇降トレイであっても、トレイの下側又は上側に接触式のセンサとして取り付けられており、このセンサの棒状の接触子がシートの先端部に接触してシートが正しくセットされているか否かを検出する構成が採られている。
ところが、原稿トレイにセット可能なシートの量を多くした場合には図15及び図16に示すように、センサの接触子の長さを長くする必要が生じる。具体的には、図15に示すように原稿トレイ22の上側にセンサS1′を備える場合には、接触子S1a′の動作範囲をかなりの程度まで大きくする、換言すれば接触子S1a′の長さを長くする必要が生じ、接触子S1a′と呼込ローラR1,分離ローラ対R2,R2a及び分離ローラ軸との間で干渉が発生する。一方、図16に示すように原稿トレイ22の下側にセンサS1を備える場合には、接触子S1aの動作範囲は比較的小さくて済むが、カールしたシートSRが存在するような場合には、原稿トレイ22上のシート束SBの量が少なくなって原稿トレイ22が上昇した状態ではシートの検出ができなくなって誤検知が発生する虞がある。また、図示しないが、原稿トレイの上側にセンサを備えた場合でも、シートの枚数が少なくなり、しかもシートがカールしているような場合にはシートを検出ができなくなって誤検知が発生する虞がある。
一方、原稿トレイにセットされているシートの上面側から下面側へ、又は逆に下面側から上面側へ光を投射してシートを検出するように構成された光学式のセンサも実用化されている。しかしこのような光学式のセンサをシート検出器として用いた場合には、多種多様な種類のシートの検出を確実に行なわせるための調整が困難であると共に、透明なOHP用紙は勿論のこと、一部に半透明,透明の部分を有するシートに対しては使用できないという問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、端的には、接触式のシート検出器のセンサの接触子を原稿トレイの上下に分割して設けることにより、上述のような問題の解決を可能とすると共に、更に従来の接触式のセンサでは行ない得なかった種々の制御をも可能にしたシート給送装置の提供を主たる目的とする。また本発明は、そのようなシート給送装置を備えた画像読取装置及びそのような画像読取装置を備えた画像形成装置の提供を目的とする。
本発明に係るシート給送装置は、複数のシートを積層した状態で収容するシート収容手段と、該シート収容手段に収容されているシートの最上層のシートを順次的に取り出して搬送路へ給送するシート給送手段と、前記シート収容手段に収容されているシートに接触する接触子を有し、該接触子が前記シート収容手段に収容されているシートに接触することによりシートの有無を検出するシート検出手段とを備えたシート給送装置において、前記接触子は、前記シート収容手段よりも高い位置から下方へ延出された第1の接触子と、前記シート収容手段よりも低い位置から上方へ延出された第2の接触子とを含むことを特徴とする。
このような本発明のシート給送装置では、シート収容手段の上下両側に分割された接触子それぞれがシート収容手段に収容されているシートの有無を検出し、それぞれの検出結果を組み合わせて種々の判断が行なわれ、この判断結果に従って種々の制御が行なわれる。
また本発明に係るシート給送装置は、上述の発明において、前記シート検出手段は、前記シート収容手段よりも高い位置に配置された第1のシート検出器と、前記シート収容手段よりも低い位置に配置された第2のシート検出器とを含み、前記第1の接触子が前記第1のシート検出器に、前記第2の接触子が前記第2のシート検出器にそれぞれ備えられていることを特徴とする。
このような本発明のシート給送装置では、シート収容手段の上下両側にそれぞれ配置されたシート検出器に備えられた接触子それぞれがシート収容手段に収容されているシートの有無を検出し、それぞれの検出結果を組み合わせて種々の判断が行なわれ、この判断結果に従って種々の制御が行なわれる。
更に本発明に係るシート給送装置は、上述の各発明において、前記第1の接触子が前記シート収容手段に収容されているシートを検出する第1の検出領域の一部と、前記第2の接触子が前記シート収容手段に収容されているシートを検出する第2の検出領域の一部とが重複するように、前記第1,第2の接触子が形成されていることを特徴とする。
このような本発明のシート給送装置では、両接触子それぞれが検出する領域それぞれの一部が重複しているので、シート収容手段に収容されているシートを少なくともいずれかの接触子が検出する。
更に本発明に係るシート給送装置は、上述の各発明において、前記シート収容手段に収容されたシートの最上面の高さを検出する高さ検出手段と、前記シート収容手段を所定範囲内で所定速度で昇降させる昇降手段と、前記高さ検出手段の検出結果に応じて前記昇降手段を制御することにより、前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域内で前記シート収容手段に収容されているシートの最上面の高さが前記シート給送手段がシートを取り出す高さ位置になるように前記シート収容手段の位置を維持する制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
このような本発明のシート給送装置では、シート収容手段が多量のシートを収容している場合にも、シート収容手段に収容されているシートの最上部の高さが、シート給送手段がシートを取り出す予め定められている高さに維持される。
更に本発明に係るシート給送装置は、上述の各発明において、前記第1の接触子による検出結果と前記第2の接触子による検出結果とに基づいて、前記シート収容手段に収容されているシートの量を判断するシート量判断手段を更に備えたことを特徴とする。
このような本発明のシート給送装置では、両接触子の検出結果を組合せて判断することにより、シート収容手段に収容されているシートの量が大まかにではあるが判断可能になる。
更に本発明に係るシート給送装置は、上述の発明において、前記シート収容手段が前記所定範囲内の下限位置に位置しているか否かを検出するシート収容手段位置検出手段と、該シート収容手段位置検出手段が前記シート収容手段が最下位置に位置していることを検出しており、前記シート量判断手段が前記シート収容手段に収容されているシートの量が前記第1の検出領域内では検出されない量であると判断した場合に、前記昇降手段を制御して前記シート収容手段を前記所定速度よりも高速で上昇させる制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
このような本発明のシート給送装置では、シート収容手段が最大容量を収容可能な下限位置に位置しているにも拘わらずシートの収容量が少ないと判断された場合には、シート収容手段が通常よりも高速度で上昇する。
また、本発明に係る画像読取装置は、上述の各発明のいずれかのシート給送装置を備えたことを特徴とする。
このような本発明の画像読取装置では、上述の各発明のシート給送装置と同様の作用を有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、上述の各発明のいずれかのシート給送装置を備えたことを特徴とする。
このような本発明の画像形成装置では、上述の各発明のシート給送装置と同様の作用を有する。
更に本発明に係る画像形成装置は、上述の発明の画像読取装置を備えたことを特徴とする。
このような本発明の画像形成装置では、上述の画像読取装置と同様の作用を有する。
更に本発明に係る画像形成装置は、前述の発明の画像読取装置と、該画像読取装置が読み取った画像及び外部から入力された画像のデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されているデータに基づいて画像形成を行なう画像形成手段と、前記シート量判断手段が判断した前記シート収容手段に収容されているシートの量に応じて、前記画像読取装置が読み取った画像のデータを記憶するための前記記憶手段の割当容量を設定すると共に、前記画像読取装置が読み取った画像のデータに対する割当容量が所定値以下である場合に外部からの画像の入力を許可する制御手段とを備えたことを特徴とする。
このような本発明の画像形成装置では、たとえばシート収容手段に収容されたシートの量が少ない場合には読み取った画像データを記憶させるための記憶手段の容量も少なくて済むので、記憶手段の余分の容量が他の処理に割当てられる。
従来のシート給送装置では、シート収容手段上のシートの収容量が多くなった場合には1個の接触子をシートの先端部に接触させることにより、満杯状態からシートが無い状態までを検出するためには、接触子の長さを長くする必要があった。しかも、シートの上側から下方へ向けて接触子を設けた場合には、シートが給送される都度、接触子が大きく回動するために接触子を逃がすスペースが必要であったため、そのようなスペースと搬送手段のローラ,ローラ軸等が干渉する可能性があったため、あまり接触子を長くすることができなかった。また、シート収容手段の下側から上方へ向けて接触子を設けた場合には、上側へカールしたシートを検出できない可能性があり、誤検知が発生し易いという問題があった。
しかし、上述のような本発明のシート給送装置によれば、接触子をシート収容手段の上下両側に分割して配置することにより、両接触子の長さをいずれも短くすることができる。また、上側へカールしたシートを上側に配置された接触子で検出することが可能になるため、誤検知が生じる可能性が小さくなる。
更に本発明のシート給送装置によれば、第1,第2の接触子それぞれの検出領域が重複しているので、いずれの接触子でもシートが検出できなくなる領域が無くなる。また、両接触子による検出領域の重複量を充分に大きくすることにより、それぞれの接触子の特性のバラツキ等にも影響を受けない安定した検出が可能になる。
更に本発明のシート給送装置によれば、シート収容手段上のシートの収容量が多くなった場合には、シート収容手段に収容されたシートの最上部の高さが予め定められた一定の高さに維持されるように制御されるので、シートの最上部から1枚づつシートを取り出すことが可能になり、安定したシートの給送が可能になる。また、第1と第2の接触子の検出領域内でシート収容手段が昇降されるので、シート収容手段がどのような位置にある場合にも確実にシートの有無を検出することができる。
更に本発明のシート給送装置によれば、第1の接触子によるシートの検出結果と、第2の接触子によるシートの検出結果とを組み合せて判断することにより、シート収容手段に収容されているシートの概略の量を判断することができる。具体的には、第1の接触子がシート有りと検出し、第2の接触子がシート無しと検出した場合にはシートの収容量が少ないと判断される。第1,第2の接触子それぞれがシート有りと検出している場合はシートの収容量が多いと判断される。第1,第2の接触子が共にシート無しと検出している場合はシートが収容されていないと判断される。更に、第2の接触子のみがシート有りと検出している場合は、シート収容手段が上部に位置していてシートの収容量が少ないと判断される。第1の接触子のみがシート有りと検出している場合はシート収容手段が下方に位置していてシートの収容量が少ないと判断される。
更に本発明のシート給送装置によれば、シート収容手段が最大容量を収容可能な最下位置に位置しているにも拘わらずシートの収容量が少ないと判断された場合には、シート収容手段の昇降手段の駆動源のモータを高速回転させる等の制御を行なうことにより、シート収容手段からシートを取り出すことが可能な位置までシート収容手段が迅速に上昇する。
また、本発明の画像読取装置によれば、上述したシート給送装置の各発明が奏する効果を奏する。
また本発明の画像形成装置によれば、上述したシート給送装置の各発明が奏する効果を奏する。
更に本発明の画像形成装置によれば、上述した画像読取装置の発明が奏する効果を奏する。
更に本発明の画像形成装置によれば、たとえばシート収容手段に収容されたシートの量が少ない場合には読み取った画像データを記憶させるための記憶手段の容量も少なくて済むので、記憶手段の余分の容量を他の処理に割当てることにより、画像読取装置による画像読取処理に並行して他の処理、たとえば周辺機器から入力された画像データに基づいた画像形成を行なうことができ、効率的な処理が可能になる。
以下、本発明をそれを実施するための最良の形態を示す図面に基づいて詳述する。まず、本発明に係るシート給送装置の一構成例について、それを組み込んだADF(自動原稿搬送装置)を備えた画像読取装置の機械的構成を示す図1の縦断面図を参照して説明する。
画像読取装置1は概略的には、光学系2と、その上方に配置されたADF(自動原稿搬送装置:Automatic Document Feeder) 3とで構成されており、複写機,ファクシミリ装置等のスキャナ部として機能する。なお、図1に例示した画像読取装置1は詳細は後述するが原稿の両面を読み取ることが可能に構成されている。
光学系2は、第1の読取手段としてのCCD(Charge Coupled Device)読取ユニット11を平面ガラス板(プラテンガラス)である原稿台12の下方に備えている。CCD読取ユニット11は所定位置に固定されており、結像レンズ11a及びこの結像レンズ11aにより画像が結像される位置に配置されたCCDイメージセンサ11b等で構成されている。従って、平面ガラス板である原稿台12上にセットされることにより平面支持された原稿の画像が光源ユニット13及びミラーユニット14によりCCD読取ユニット11のCCDイメージセンサ11bに結像されるように、それぞれの構成要素の配置位置が決定されている。
光源ユニット13は、光源13aと、この光源13aからの読み取り用の照明光を原稿台12上の所定の読み取り位置に原稿台12の下側から集光するミラー13bと、原稿からの反射光のみを通過させるスリット13cと、このスリット13cを通過した光の光路を90°変換する反射ミラー13d等で構成されている。
ミラーユニット14は、光源ユニット13の反射ミラー13dからの光の光路を原稿台12のより下方の位置で逆方向に平行になるように更に 180°変換するためにそれぞれの反射面が相互に直行するように固定された一対の反射ミラー14a,14bを備えている。
光源ユニット13は参照符13e,13f等で示すように、原稿台12の面と平行に矢符15方向(副走査方向)に移動し、またミラーユニット14も同様に原稿台12の面と平行に矢符15方向(副走査方向)に移動することにより、原稿台12上にセットされている画像の画像を読み取るように構成されている。なおこの場合、光源ユニット13の移動速度をVとした場合、ミラーユニット14の移動速度はV/2にする必要がある。また、これらの光源ユニット13及びミラーユニット14の移動は図示しないステップピングモータ42(図7参照)により行なわれる。
なお、CCD読取ユニット11は、図示していないが、少なくともCCDイメージセンサ11b、結像レンズ11a及び光源13a等を一つのユニットに構成した縮小読取光学系または等倍読取光学系のユニットを移動速度Vで走査させつつ、光源13aから照射された光の原稿からの反射光を結像レンズ11aを介してCCDイメージセンサ11bに結像させる構成であってもよい。
また、この光学系2には、平面ガラスである原稿台12の一端部、具体的には図1上で左側の一端部から副走査方向に適宜距離離隔した位置に別の原稿台16が備えられている。光源ユニット13は、この原稿台16の直下の位置(図1に「Pos1」で示す位置)にまで移動して静止した状態で、この原稿台16上を搬送されてゆく原稿の一方の面(以下、この面、即ち図1上の原稿台16上で下側の面を原稿の表面とする)の画像を読み取ることができる。このようにして原稿台16を通過しつつ表面の画像を読み取られて搬送された原稿の画像読取装置1の出口付近には、そのような原稿を受け止めて集積しておくための排紙トレイ17が設けられている。
一方、ADF3には、第2の読取手段であるCIS(密着イメージセンサ: Contact Image Sensor)21が原稿台16の上面側の図1に「Pos2」で示す位置に備えられている。このCIS21はその下側面に画像読取のためのイメージセンサを備えている。従って、ADF3は、原稿トレイ22上に積層状態でセットされた原稿のシートを1枚ずつ取り込んでゆき、このCIS21にその原稿の他方の面以下、この面、即ち図1上の原稿台16上で上側の面を裏面とする)の画像を読み取らせることができる。
以上のような機能を実現するために、ADF3は、各種のローラR1〜R10、検出器S0〜S8、湾曲搬送経路23及びレジスト・斜行補正領域24等を備えている。CIS21は、たとえばアレイ状のイメージセンサと、アレイ状の導光手段(セルフォックレンズ等のレンズアレイ)と、光源(LEDアレイ光源または蛍光灯)と等からなる密着イメージセンサとして構成されている。
なお、各種のローラR1〜R10は図1には示されていない原稿搬送モータ43(図7参照)により駆動されるようになっている。また詳細は後述するが、呼込ローラR1及びこれとベルト等の伝動手段により連動連結されている分離ローラR2には呼込ローラクラッチ44が、レジストローラR8,R9のいずれか一方にはレジストローラクラッチ45(いずれも図7参照)がそれぞれ接続されている。これらのクラッチ44,45が後述する制御部41(図7参照)の制御により継断されることにより、原稿搬送モータ43の駆動力が呼込ローラR1,分離ローラR2,レジストローラR8,R9に伝動されたり、遮断されたりする。
原稿トレイ22は、本実施の形態では電動式のトレイ(電気モータの駆動力により昇降する昇降トレイ)である。原稿トレイ22に原稿がセットされた場合に原稿の先端部に当接して回動する接触子であるアクチュエータS1a及びこの回動を検知するセンサ本体S1bからなる接触式の下部原稿検出器S1の検出結果と、同様のアクチュエータS1a′及びセンサ本体S1b′からなる接触式の上部原稿検出器S1′の検出結果との組み合わせによって原稿トレイ22に原稿がセットされたことが検知されると、原稿の読み取りの指示を待機する待機状態になる。
更に、後述する制御手順に従って所定のタイミングでこの原稿トレイ22の上昇が開始される。この原稿トレイ22の上昇が開始されると、やがては原稿トレイ22上に収容されている原稿束の最上層の1枚の原稿がアーム25によって昇降移動自在に支持されている呼込ローラR1を押し上げる位置にまで原稿トレイ22が上昇する。この時点で、呼込ローラR1が押し上げられたことが呼込ローラ位置検出器S2によって検知されるので、これによって原稿トレイ22の上昇が停止され、その位置で原稿トレイ22の高さを維持したままで待機状態になるようにしてもよい。
図2は上述した下部原稿検出器S1及び上部原稿検出器S1′、更には原稿トレイ22が下限位置(基準位置)にあることを検出するための原稿トレイ下限位置検出器S8の配置状況及び検出範囲を説明するための模式図であり、図3乃至図5はそれらの動作状態を説明するための模式図である。
図2に示すように、アーム25の下方の位置には、原稿トレイ22上にセットされた原稿の先端部が揃った状態で、しかも原稿トレイ22にセットされている原稿束の最上部の原稿の上面が原稿トレイ22が上昇した場合に呼込ローラR1の下側に当接する位置に正しくセットされるようにするための原稿先端規制板28が備えられている。この原稿先端規制板28は呼込ローラR1の軸方向と平行な平板状に形成されており、その下端部が原稿トレイ22側へ折り曲げられて突出する形状に形成されていて、この部分が原稿トレイ22の下限位置のストッパ280を構成する。
従って、原稿トレイ22が下降した場合にはその先端部の底面が図2に破線にて示すようにストッパ280の上面に当接してそれ以上の下降が禁じられる。なお、この状態において、原稿トレイ下限位置検出器S8のアクチュエータS8aが原稿トレイ22の下面に当接して所定角度だけ回動するので、この回動をセンサ本体S8bが検知することにより、原稿トレイ22が下限位置に位置していることを原稿トレイ下限位置検出器S8が検出する。
下部原稿検出器S1はその本体S1bが、原稿トレイ22が下限位置に位置している場合にも干渉しないように原稿トレイ22の底面よりも更に若干低い位置に固定されている。また下部原稿検出器S1の接触子であるアクチュエータS1aは本体S1b側端部を回動中心として上方へ向けられていて原稿の給送方向へ回動可能な棒状の接触子である。この下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aはその回動時の先端の位置が原稿トレイ22の昇降範囲の中央位置よりは若干上側へ突出するような長さを有している。換言すれば、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの検出領域は、原稿トレイ22の昇降範囲の下限位置と中央位置との間の範囲である下部領域全体と、この下部領域を上側(後述する上部領域側)へ若干超えた部分までをカバーしている。
なお、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aが原稿トレイ22及び原稿先端規制板28のいずれにも接触しないように、原稿トレイ22及び原稿先端規制板28にはアクチュエータS1aの回動範囲に切欠きが設けられている。
一方、上部原稿検出器S1′はその本体S1b′が、原稿トレイ22が上限位置(具体的には、原稿トレイ22に原稿がセットされていない状態で原稿トレイ22が呼込ローラR1に当接する位置)に位置している場合にも干渉しないように原稿トレイ22の上面よりも更に若干高い位置に固定されている。また上部原稿検出器S1′の接触子であるアクチュエータS1a′は本体S1b′側端部を回動中心として下方へ向けられていて原稿の給送方向へ回動可能な棒状の接触子である。この上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′はその回動時の先端の位置が原稿トレイ22の昇降範囲の中央位置よりは若干下側へ突出するような長さを有している。換言すれば、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′の検出領域は、原稿トレイ22の昇降範囲の上限位置と中央位置との間の範囲である上部領域全体と、この上部領域を下部領域側へ若干超えた部分までをカバーしている。
なお、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′が原稿トレイ22及び原稿先端規制板28のいずれにも接触しないように、原稿トレイ22及び原稿先端規制板28にはアクチュエータS1a′の回動範囲に切欠きが設けられている。
図3は原稿トレイ22が下限位置に位置している場合に原稿束の最上面が上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′には接触しない程度の量の原稿がセットされた状態を示す模式図である。この状態では、原稿トレイ下限位置検出器S8は原稿トレイ22が下限位置に位置していることを検出している。また、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aは原稿トレイ22上にセットされている原稿束SBの先端部に当接して回動するので、これを本体S1bが検出することにより、下部原稿検出器S1は検知状態(オン状態)になる。一方、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′は原稿トレイ22にセットされた原稿束SBには接触しないため回動せず、これを本体S1b′が検出することにより、上部原稿検出器S1′は非検知状態(オフ状態)になる。
図4は原稿トレイ22が下限位置に位置している場合に原稿束SBの最上面が上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′にも接触する程度の量の原稿がセットされた状態を示す模式図である。この状態では、原稿トレイ下限位置検出器S8は原稿トレイ22が下限位置に位置していることを検出している。また、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aは原稿トレイ22上にセットされている原稿束SBの先端部に当接して回動するので、これを本体S1bが検出することにより、下部原稿検出器S1は検知状態(オン状態)になる。更に、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′も原稿トレイ22にセットされた原稿束SBの先端部に当接して回動するので、これを本体S1b′が検出することにより、上部原稿検出器S1′も検知状態(オン状態)になる。
図5は、たとえば原稿トレイ22にセットされた原稿束SBの原稿の数が少ない場合に原稿トレイ22が徐々に上昇し、原稿トレイ22にセットされている原稿束SBの最下部が下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの検出領域よりも上側にまで上昇した状態、または図示されている位置において待機状態にある原稿トレイ22に原稿の数が少ない原稿束SBがセットされた場合の状態を示す模式図である。この状態では、原稿トレイ下限位置検出器S8は原稿トレイ22が下限位置に位置していないことを検出している。また、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aは原稿トレイ22上にセットされている原稿束SBの先端部には接触しないため回動せず、これを本体S1bが検出することにより、下部原稿検出器S1は非検知状態(オフ状態)になる。一方、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′は原稿トレイ22にセットされた原稿束SBの先端部に当接して回動するので、これを本体S1b′が検出することにより、上部原稿検出器S1′は検知状態(オン状態)になる。
図6は下部原稿検出器S1のアクチュエータS1a、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′、両アクチュエータS1a,S1a′の回動中心間の距離、及び原稿トレイ22にセットされる原稿束の厚み(高さ)の関係の一例を示す図である。
この例では、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの有効長(回動中心から先端までの長さ)L1は33mmに、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′の有効長L2は24mmにそれぞれ設定されている。また、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの自由高さ(原稿に当接していない場合の回動中心を基準とする先端までの高さ)H1は27mmに、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′の自由高さH2は22mmに、更に下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの回動中心を基準とする上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′の回動中心までの高さH3は42mmにそれぞれ設定されている。
以上のような諸元の設定により、上部原稿検出器S1′が検出できない原稿トレイ22上にセットされる原稿束の高さ(厚み)h1は原稿100枚に相当する10mmになり、下部原稿検出器S1が検出できる原稿トレイ22上にセットされる原稿束の高さ(厚み)は上述のh1にh2(原稿70枚に相当する7mm)を合わせた高さ(17mm)になる。なお、本実施の形態においては、通常原稿トレイ22にセットされる原稿の最大枚数は200枚とし、その原稿トレイ22上にセットされた場合の高さh3は20mmになる。なお、原稿枚数とその高さ(厚み)との関係は通常の新品のPPC用紙による概数であり、厳密な数字ではない。
ここで、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの方が上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′よりも長く設定されているが、その主たる理由は下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aの回動中心が原稿トレイ22の底面よりも下方に位置させる必要があるためである。但し、一方のアクチュエータを長くすればするほど、他方のアクチュエータをより短くすることが可能になる。しかし現実には、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′は原稿の給送時には必ず原稿に接触するため、下部原稿検出器S1のアクチュエータS1aを短くするよりも、上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′を短くする方が好ましい。
なお、原稿トレイ22は、原稿がセットされて上述のようにして上昇して待機位置で待機状態になった後に読み取りを開始する信号が入力されずに所定時間経過した場合は、そのままの状態で待機状態を継続するようにしてもよいが、呼込みローラR1の変形を防止するために所定の高さ位置、または下限位置まで原稿トレイ22を下降させて待機させることが好ましい。
そして、原稿の給紙開始信号が与えられると、原稿トレイ22が比較的下方で待機状態になっている場合には、呼込ローラR1が押し上げられたことが呼込ローラ位置検出器S2によって検知されるまで原稿トレイ22が上昇され、その時点で呼込ローラR1が回転駆動される。これにより、原稿トレイ22にセットされている原稿束の最上層の原稿が順次取込まれてゆく。
呼込ローラR1の原稿の搬送方向の下流側には分離ローラ対R2,R2aが配置されている。ところで、呼込ローラR1はアーム25の先端側部分に支持されており、アーム25の基部側部分は分離ローラR2の回転軸を回動中心として回動可能に支持されている。そして自重または付勢力により呼込ローラR1が下方、具体的には原稿の最上層へ向けて付勢されていて原稿の最上層に接触するようになっている。また、呼込ローラR1が下降する際の下限位置は図示しないストッパによって規制されており、必要以上には下降しないようになっている。
アーム25の側面には凸部が形成されており、光センサ等で構成された呼込ローラ位置検出器S2がこの凸部を検出することにより、呼込ローラR1の高さをアーム25の回動角から検出できるようになっている。本実施の形態では、アーム25の側面に凸部を設けてこれを直接的に呼込ローラ位置検出器S2で検出する構成を採っているが、呼込ローラ位置検出器S2をアーム25から離隔した位置に設けることも可能である。この場合には、可動連結手段等を介装することにより、アーム25の高さを検出できるようにすることが可能である。
分離ローラR2にはトルクリミッタを備えたローラR2a(これに代えてたとえば摩擦パッドを利用することも可能)が対向して圧接状態で設けられている。このローラR2aが備えるトルクリミッタにより各1枚の原稿が確実に分離されて搬送されるようになっており、原稿が重送、即ち2枚以上が重なった状態で送られることはない。従って、呼込ローラR1によって仮に複数枚の原稿が重なった状態で取り込まれたとしても、呼込ローラR1に密着していた最上面の1枚の原稿のみが分離ローラ対R2,R2aにより取込まれ、湾曲搬送経路23へと搬送される。
なお、原稿が分離ローラ対R2,R2aで確実に分離供給されたか否かは、原稿に接触することにより回動するアクチュエータS3a及びこの回動を検知するセンサ本体S3bからなる給紙検出器S3によって、アクチュエータS3aが原稿に接触している時間から検知される。そして、分離ローラ対R2,R2aで確実に分離供給された1枚の原稿は所定のタイミングで下流側の湾曲搬送経路23へ搬送される。
湾曲搬送経路23では原稿は搬送ローラR3〜R7によって搬送される。この際、原稿が湾曲搬送経路23を無理なく搬送されているか否かは、原稿の先端が接触することにより回動するアクチュエータS4a及びこの回動を検知するセンサ本体S4bからなり、この湾曲搬送経路23からの原稿の排出を検知する給紙検出器S4によって検知される。湾曲搬送経路23は、あらゆる種類の原稿の安定供給が保証されるような曲率に形成されている。具体的には、湾曲搬送経路23は、画像読取装置1が読み取り可能な原稿の内の最も厚い、換言すれば最も腰のある原稿をも円滑に搬送できる曲率に形成されている。
湾曲搬送経路23から排出された原稿は、レジスト・斜行補正領域24へ搬送され、その先端がこのレジスト・斜行補正領域24の出口付近に備えられているレジストローラ対R8,R9の原稿搬送方向の若干上流側に配置されている給紙検出器S5によって検知されると、レジストローラ対R8,R9の回転が一旦停止される。そしてこの状態で所定時間にわたって上流側からの搬送力により原稿が後端部側から先端部側へ押されることにより、原稿の先端部がレジストローラ対R8,R9の合わせ目に衝突させられ、これによって原稿のレジスト及び斜行の補正が行なわれる。給紙検出器S5は、原稿の先端が当接することにより回動するアクチュエータS5a及びその回動を検知するセンサ本体S5bからなる。
レジスト・斜行補正領域24は、湾曲搬送経路23の最下流側の搬送ローラ対R6,R7の位置からレジストローラ対R8,R9までの区間である。このレジスト・斜行補正領域24において、上述のようなレジスト及び斜行の補正を行なうことができるように、搬送ローラ対R6,R7とレジストローラ対R8,R9との間で原稿Sの状態がほぼ直線となり、搬送経路のガイド面から極力フリーになるように、湾曲搬送経路23の最終の搬送ローラ対R6,R7からレジストローラ対R8,R9までの間の距離が考慮されている。なお、搬送ローラ対R6,R7とレジストローラ対R8,R9との間の距離は、ADF(原稿搬送装置)として処理することが可能な原稿の内の最も小さい原稿の搬送方向の長さが最低限設定されていればよい。即ち、湾曲搬送経路23内に残っている原稿の後端側の部分が短い程、原稿のレジスト及び斜行の補正がスムーズに行なえることとなる。
次に、上述のようにしてレジスト及び斜行の補正が行なわれた原稿は、所定のタイミングでレジストローラ対R8,R9の回転が再開されることにより搬送が再開され、原稿の表面を露光走査するための第1の読取位置Pos1へ搬送され、更に引続いて原稿の裏面を露光走査するための第2の読取位置Pos2を通過する。第1の読取位置Pos1には光源ユニット13が、第2の読取位置Pos2にはCIS21がそれぞれ臨んでいる。
このようにして表面または表裏両面の画像を読み取られた原稿は、排紙ローラ対R10,R11(排紙ローラR10はADF3側に、排紙ローラR11は光学系2側にそれぞれ設けられている)により原稿排出点よりも低い位置で原稿読取装置1の側面に支持されている排紙トレイ17上へ排出される。この原稿の排出動作の確認は、原稿の通過中に回動状態になるアクチュエータS6a及びこの回動状態を検知するセンサ本体S6bからなる排紙検出器S6によって検知される。
以上のような動作が、原稿トレイ22上にセットされた原稿が無くなるまで反復され、読み取りが完了した原稿は全て排紙トレイ17上に順次排出され、集積される。
ところで、原稿トレイ22上の原稿が順次給送されるに伴って徐々に原稿束の高さが下がってゆくため、その分だけ原稿トレイ22を上昇させることにより、常に原稿束の最上面と呼込ローラR1とが所定の高さ関係を維持するように制御される。このような制御を行なうために、原稿トレイ22は呼込ローラR1側とは逆側の端部に設けられている支点22aを中心として揺動可能になっており、その支点22aとは反対側の端部、即ち呼込ローラR1側端部近辺の側面に下方へ突出して設けられたリブ22bが、昇降プレート31によって押し上げられることにより昇降可能となっている。昇降プレート31は、リブ22bと当接する側とは反対側の端部がプレート支持軸32に固着されている。このプレート支持軸32には伝達部材(歯車)列からなり、昇降モータ33により回転駆動される昇降機構部34が接続されている。従って、昇降モータ33により昇降機構部34を構成する伝達部材が回転駆動されることによりプレート支持軸32が回動し、これによって昇降プレート31が回動してリブ22bを押し上げて原稿トレイ22を上昇させ、または逆に自重により原稿トレイ22を下降させる。
この原稿トレイ22の待機時の位置(図1に参照符号HPで示されているホームポジション)は昇降プレート31の回動位置によって決定されるが、呼込ローラ位置検出器S2の動作信号を基準にして後述する制御部が昇降機構部34の昇降モータ33を制御することにより維持される。この原稿トレイ22の待機時の位置は、原稿トレイ22にセットされる原稿の枚数の頻度に応じて、換言すれば日常の一般的な使用状態において原稿トレイ22にセットされる頻度が高い原稿枚数を考慮して、後述する操作部46の操作により任意に設定可能になっており、サービスマンまたは使用者が予め設定できるようになっている。
更に、原稿トレイ22は、上述したように安定した原稿の搬送を保証できるようにその曲率が設定された湾曲搬送経路23により必然的に形成されるこの湾曲搬送経路23の入口側と出口側との高さの範囲内で上下移動できるようになっている。原稿トレイ22がこの範囲内で下降方向に移動した場合には呼込ローラR1との間隔が大きくなるので大量の原稿のセットが可能になると共に、原稿トレイ22上にセットされた大量の原稿束の最上層の一枚を湾曲搬送経路23の入口へ給送可能な位置へ上昇させることにより、原稿トレイ22上にセットされた大量の原稿束の最上層の原稿を順次給紙することができるようになっている。
また、原稿トレイ22には、原稿の側部を人手で揃えるための原稿規制板30が設けられている。この原稿規制板30の位置は、第1原稿サイズ検出器S0によって検出され、セットされた原稿のサイズが検出できるようになっている。なお、原稿トレイ22には、原稿の長さ(原稿の給送方向の長さ)を検出するための第2原稿サイズ検出器S7(図7参照)も設置されている。これらの第1及び第2原稿サイズ検出器S0及びS7により、原稿トレイ22上にセットされている原稿のサイズが検出され、この検出結果に基づいて画像形成時の用紙選択等が行なわれると共に、後述するような制御部による原稿トレイ22の高さ位置の制御にも利用される。
一方、原稿台12上の原稿を読み取る際には、光源ユニット13は、図1中の位置Pos3(静止原稿の読み取り時の光源ユニット13のスタート位置)から位置Pos4(最大原稿の読み取り時の光源ユニット13のリターン位置)の方向へ、図1には示されていないが、原稿台12上にセットされている原稿のサイズを検出するための第3原稿サイズ検出器S9(図7参照)等で検出された原稿サイズに応じて所定距離を移動するようになっている。
これに対して、原稿を搬送しつつ読み取る際には、光源ユニット13は読取位置Pos1(走行原稿の読み取り時の光源ユニット13の位置)に停止している。また、光源ユニット13は、位置Pos3と位置Pos4との中間の位置、または位置Pos3と読取位置Pos1との中間の位置のいずれかを、光源ユニット13の位置検出器である光源ユニット検出器の検出結果に基づいてホームポジションとしている。従って、光源ユニット13は使用されていない待機中にはこのホームポジションで停止状態にある。
なお、ADF3は、原稿台12上にセットされた原稿を読み取るために、画像読取装置1の奥側(図1上で奥側)の部分が光学系2との間に設けられたヒンジ(図示せず)により回動可能に支持されている。このヒンジを回動支点として、ADF3は原稿台12に対して上方に回動して開くようにようになっている。換言すれば、ADF3が上方に回動して開くことにより、図1上で画像読取装置1の原稿台12の上面が手前側から開放できるようになっており、ADF3では搬送できないシート状ではない種類の原稿、たとえばブック物の原稿等を原稿台12上にセットできるようになっている。なお、ADF3の底面、換言すれば原稿台12と接する面には、原稿台12に対向して弾力性を有する素材で構成された原稿マット35が備えられている。
上述のように構成された画像読取装置1は、静止読取モード、走行読取モード、両面読取モードの3種類のモードで原稿の読み取りが可能である。静止読取モードは、ブック物等の原稿を読み取るモードであり、原稿台12上にセットされた原稿を、光源ユニット13及びミラーユニット14を矢符15で示す方向に走査しつつ(移動させつつ)、CCD読取ユニット11によって読み取るモードである。また、走行読取モード及び両面読取モードは、いずれも原稿トレイ22にセットされた原稿を、ADF3で自動的に1枚ずつ給送しながら読み取るモードである。なお、走行読取モードではCCD読取ユニット11又はCIS 21のいずれか一方を使用して、両面読取モードではCCD読取ユニット11及びCIS21の双方を使用してそれぞれ原稿の読み取りを行なう。
なお、本実施の形態においては、原稿セットトレイ22にセット可能な原稿の最大枚数はたとえば通常のコピー用紙程度の厚さであれば200枚程度である。
図7は図1に機械的構成を示した本発明の一実施の形態の画像読取装置1の機能的構成を示すブロック図である。なお、図7においては、前述の図1に示されている構成と同一または対応する部分には同一の参照符号を付してその説明を省略する。
マイクロコンピュータ等で実現される制御部41には、原稿トレイ22にセットされた原稿のサイズを検出する第1,第2原稿サイズ検出器S0,S7、原稿台12上にセットされた原稿のサイズを検出するために光学系2側に配置された第3原稿サイズ検出器S9の検出結果が与えられている。制御部41はこれらの原稿サイズ検出器S0,S7,S9の検出結果に基づいて、使用する記録用紙及びタイミング等の制御の切換えを行なう。
CCD読取ユニット11を使用しての読み取りに際しては、制御部41は、ステッピングモータ42を駆動制御して光源ユニット13及びミラーユニット14を前述の如く移動させると共に、光源ユニット検出器S10が検出した光源ユニット13の位置に応じて露光ランプ13a及びCCD11bを制御して原稿画像を読み取る。
これに対して、ADF3を使用しての読み取りに際しては、制御部41は、呼込ローラ位置検出器S2の検出結果に基づいて昇降モータ33を駆動制御することにより、原稿トレイ22にセットされている原稿束の最上面の高さを一定に維持しつつ、下部原稿検出器S1及び上部原稿検出器S1′の検出結果から原稿トレイ22上の原稿が無くなったと判断されるまで、各検出器S3〜S6の検出結果に基づいて原稿搬送モータ43、呼込ローラクラッチ44及びレジストローラクラッチ45を制御して原稿の搬送を行ないつつ、CCD11b及び/又はCIS21を制御して原稿画像を読み取る。
制御部41は更に、液晶タッチパネル等で構成されている操作部46(図8参照)に必要な情報を表示させると共に、操作部46に加えられる入力操作を受付ける。
なお、参照符号40は画像メモリであり、前述のようにして読み取った画像のデータを記憶するために利用される。この画像メモリ40の利用のための処理手順に関しては後述する。
図8は本発明の画像読取装置1の操作部46の一構成例を示す模式図である。操作部46は、図1には示されていないが、画像読取装置1の上面に設けられており、各種のキーK1〜K8を備えると共に、液晶タッチパネル等で構成した操作パネルPをも備えている。
なお、操作部46に備えられている各種のキーK1〜K8は、K1が数字入力のためのテンキーであり、K2が割り込み処理のためのキーであり、K3がクリアキーであり、K4がオールクリア(全解除)キーであり、K5が原稿の読み取りを開始させるためのスタートキーであり、K6,K7,K8はそれぞれファクシミリ通信、プリンタ、コピーの各機能に対応する機能切り替えキーである。なお、後述するように本発明の画像読取装置1がデジタル複合機100に組み込まれている場合には、コピーキーK8の操作によりデジタル複合機100がコピー装置として機能するが、その場合にはスタートキーK5はコピーの開始を指示するキーとして機能する。
操作パネルPの画面上には種々の画面が切り換え表示される。これらの画面中では、種々の条件を設定するためのタッチキーが表示され、それらのタッチキーをユーザが指で直接押圧操作することにより各種の条件設定が可能になる。また、操作のガイダンス及び警告等もこの操作パネルPに表示されるように構成されている。
図9は上述のような画像読取装置により原稿の画像を読み取って画像形成を行なう画像形成装置としてのデジタル複合機の概略構成を示す縦断面図である。このような画像形成装置では、シート状の原稿から画像を読み取る画像読取部のみならず、画像形成装置へ記録用シート(シート状の記録用紙)を供給する構成においても、前述したような本発明のシート給送装置を組み込むことが可能である。
デジタル複合機100には、前述の図1に示されている画像読取装置1が読取部110として組み込まれている。この読取部110により読み取られた原稿画像は図示しない画像データ入力部へ画像データとして送られ、所定の画像処理が施された後に図7に示した画像メモリ40に一旦記憶される。そして、出力指示が与えられた場合等に、画像メモリ40に記憶されている画像データが読み出されて画像形成部210の光書込装置であるレーザ書込ユニット227へ転送される。
レーザ書込ユニット227は、画像メモリ40から読み出された画像データ又は外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源,レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー,等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム222上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズ等から構成されている。なお、本実施の形態では、光書込装置としてレーザ書込みユニット227を備える構成としているが、LED又はEL等の発光素子アレイを用いた固体走査型の光書込ヘッドユニットを備える構成としてもよい。
画像形成部210にはその他に、感光体ドラム222の周囲に、感光体ドラム222を所定の電位に帯電させる帯電器223,感光体ドラム222上に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー顕像に現像する現像器224,このようにして感光体ドラム222の表面に形成されたトナー顕像を記録用シートに転写する転写器(転写チャージャ等)225,トナー顕像の転写後に感光体ドラム222の表面に残存しているトナーを除去するクリーニング器226,トナー顕像の転写後に感光体ドラム222の表面に残存している電荷を除去する除電器(除電チャージャ等)229等を備えている。この画像形成部210でトナー画像が転写された後の記録シートは次に定着ユニット217へ搬送され、熱圧着によりトナー画像が記録シートに定着される。
画像形成部210の排出側には、上述した定着ユニット217の他に、記録シートの裏面に再度画像を形成するために記録シートの表裏を反転させるスイッチバック路221,画像が形成された記録シートに対してステープル処理等を行なうと共に昇降トレイ261を有する後処理装置260が備えられている。定着ユニット217においてトナー画像が定着された記録シートは、必要に応じてスイッチバック路221を経由して排紙ローラ219により後処理装置260へ搬送され、ここで所定の後処理が施された後に昇降トレイ261へ排出される。
画像形成部210の下方には給紙部が配設されている。給紙部は、デジタル複合機100本体に備えられた手差トレイ254,両面ユニット255,用紙トレイ251と、デジタル複合機100本体とは分離可能な多段給紙部270に備えられた給紙トレイ252,253とで構成されている。また、デジタル複合機100本体には、これらのトレイ251,252,253,254から給紙された記録シートを画像形成部210の転写器225が配置された転写位置へ搬送するための搬送手段250も備えられている。
両面ユニット255は記録シートを反転させるためのスイッチバック路221へも通じており、記録シートの両面に画像形成を行なう際に用いられる。なお、両面ユニット255は通常の用紙カセットと交換可能に構成されている。更に、図示していないが、記録シートを数千枚収納可能な大容量の給紙トレイを装着することも可能に構成されている。
なお、図9に示されているデジタル複合機100においても、図7に示した制御部41が全体の制御を司り、図7に示した各機能ブロックが備えられているものとする。
次に、本発明のシート給送装置を組み込んだ上述のようなデジタル複合機100の動作の一例について、制御部41による処理手順を示す図10及び図11のフローチャートを参照して説明する。
制御部41は、デジタル複合機100の電源がオンであり且つ待機状態にある場合には原稿トレイ22が下限位置に位置しているか否かを原稿トレイ下限位置検出器S8から与えられている検出結果に従って判断している(ステップS11)。この結果、原稿トレイ22が下限位置に位置していない場合は(ステップS11でNO)、制御部41は昇降モータ33を制御して原稿トレイ22を下限位置まで下降させる(ステップS12)。この際、原稿トレイ22がその先端の下面がストッパ280に当接してその状態が原稿トレイ下限位置検出器S8により検出されるまで、ステップS11,S12の処理が反復される。
原稿トレイ22が下限位置に位置している場合(ステップS11でYES)、制御部41はその状態を維持する(ステップS13)。具体的には、上述のように原稿トレイ22を下降させる制御が行われていた場合には制御部41は昇降モータ33を停止させて原稿トレイ22の下降を停止させ、元々原稿トレイ22が下限位置に位置していた場合には制御部41は何らの制御も行なわない。
次に制御部41は下部原稿検出器S1の検出結果を判断する(ステップS14)。ここで下部原稿検出器S1の検出結果が検知状態(オン)でない場合、即ち非検知状態(オフ)である場合は(ステップS14でNO)、制御部41は次に上部原稿検出器S1′の検出結果を判断する(ステップS15)。ここで上部原稿検出器S1′の検出結果が検知状態(オン)でない場合、即ち非検知状態(オフ)である場合は(ステップS15でNO)、制御部41は原稿トレイ22には原稿がセットされていないと判断し、ステップS11へ処理を戻す。
一方、上部原稿検出器S1′の検出結果が検知状態(オン)である場合は(ステップS15でYES)、制御部41は原稿トレイ22には正常には原稿がセットされていないと判断し、原稿トレイ上の原稿のセット状態を確認するための案内の表示を操作部46の操作パネルPに表示する(ステップS16)。この後、制御部41はステップS11へ処理を戻す。
前述のステップS14での判断結果が「YES」であった場合、具体的には下部原稿検出器S1の検出結果が検知状態(オン)であった場合は、制御部41は次に上部原稿検出器S1′の検出結果を判断する(ステップS17)。ここで上部原稿検出器S1′の検出結果が検知状態(オン)である場合は(ステップS17でYES)、上部原稿検出器S1′及び下部原稿検出器S1の双方が検知状態(オン)であることから、原稿トレイ22には比較的多量、具体的には下部原稿検出器S1のみならず上部原稿検出器S1′にも原稿の存在が検出される前述の図4に示したような状態であると制御部41は判断する。この場合、制御部41は画像メモリ40の容量の内の比較的大きい部分を読込データ用の領域として確保する(ステップS18)。また同時に制御部41は他の処理、具体的には通信回線経由で外部から送られてくる画像データの受信等のような画像メモリ40を使用する必要がある処理の受付を禁止する(ステップS19)。
一方,ステップS17での上部原稿検出器S1′の検出結果が非検知状態(オフ)である場合は(ステップS17でNO)、下部原稿検出器S1のみが検知状態(オン)であることから、原稿トレイ22には比較的少量、具体的には下部原稿検出器S1のみで原稿の存在が検出される前述の図3に示したような状態であると制御部41は判断する。この場合、制御部41は画像メモリ40の容量の内の比較的小さい部分を読込データ用の領域として確保する(ステップS20)。また同時に制御部41は他の処理、具体的には通信回線経由で外部から送られてくる画像データの受信等のような画像メモリ40を使用する必要がある処理のために必要な容量を確保してそのような処理を同時処理可能に設定する(ステップS21)。
以上のステップS19又はS21の処理が行なわれた後、制御部41は昇降モータ33を制御することにより原稿トレイ22の上昇を開始させる(ステップS22)と共に、呼込ローラ位置検出器S2の検知状態を判断する(ステップS23)。当初は呼込ローラ位置検出器S2の検知状態は(オフ)であるが(ステップS23でNO)、やがて原稿トレイ22上に収容されている原稿束の最上層が呼込ローラR1を押し上げる位置にまで原稿トレイ22が上昇すると、そのことが呼込ローラ位置検出器S2によって検知(オン)される(ステップS23でYES)。この時点で制御部41は昇降モータ33を停止する制御を行なって原稿トレイ22の上昇を停止させ(ステップS24)、一旦待機状態になる。その後、たとえば操作部46のスタートキーK5が押圧操作される等により発生するスタート信号に従って、制御部41は原稿の給送及び搬送を開始し、原稿画像の読取を行なう(ステップS25)。
従って、この図10及び図11のフローチャートに示されている処理では、下部原稿検出器S1及び上部原稿検出器S1′双方の原稿の検知状態、即ちそれぞれが原稿トレイ22上に原稿がセットされていることを検知したか否かに基づいて、原稿が正常にセットされていない状態、比較的多量の原稿がセットされている状態、及び比較的少量の原稿がセットされている状態を制御部41が判断することが可能になる。
そして制御部41は、原稿が正常にセットされていない状態であると判断した場合には警報を発し、比較的多量の原稿がセットされている状態であると判断した場合には画像メモリ40の容量の内の比較的大容量を読込データ用として予め確保し、逆に比較的少量の原稿がセットされている状態であると判断した場合には画像メモリ40の容量の内の比較的小容量を読込データ用として予め確保するという準備を行なうことができる。
なお、画像メモリ40容量に関して簡単に説明しておく。たとえば1枚のA4版原稿の画像データは未圧縮である場合は約4MBのデータ量となる。従って、200枚のA3原稿を読み取ってそれらの画像データを全て記憶させるためには画像メモリ40には約1.6GBの容量が必要になる。そこで、画像メモリ40の容量が1.6GBであるとすると、原稿がステップS17において比較的少量である100枚以下しか原稿トレイ22にセットされていないと制御部41が判断し、しかも第1,大に原稿サイズ検出器S0,S7により原稿サイズがA4版であると判定された場合、それらの原稿の画像データを画像メモリ40に記憶させるためには約400MBの容量が必要になる。従って、この場合にはたとえば512MBの容量を読込データ用の容量として画像メモリ40内で確保すればよいことになる。そして、画像メモリ40の残りの容量は、上述した如く、通信回線経由で外部から送られてくる画像データの受信等のような処理に必要な容量として割り当てることにより、同時処理可能になる。
次に、本発明のシート給送装置を組み込んだ上述のようなデジタル複合機100の動作の他の例について、制御部41による処理手順を示す図12及び図13のフローチャートを参照して説明する。なお、図12及び図13のフローチャートにおいて、ステップS31乃至S37は図10及び図11のステップS11乃至17それぞれと全く同一の処理であるので、それらの説明は省略し、図10及び図11のフローチャートのステップS14での判断結果が「YES」であった場合に図12及び図13のフローチャートにおいて対応するステップS34での判断結果が「YES」であった場合以降について説明する。
ステップS34での判断結果が「YES」であった場合、具体的には下部原稿検出器S1の検出結果が検知状態(オン)であった場合は、制御部41は次に上部原稿検出器S1′の検出結果を判断する(ステップS37)。ここで上部原稿検出器S1′の検出結果が検知状態(オン)である場合は(ステップS37でYES)、上部原稿検出器S1′及び下部原稿検出器S1の双方が検知状態(オン)であることから、原稿トレイ22には比較的多量、具体的には下部原稿検出器S1のみならず上部原稿検出器S1′にも原稿の存在が検出される前述の図4に示したような状態であると制御部41は判断する。この場合、原稿トレイ22にセットされている原稿の最上層と呼込ローラR1との間の距離は比較的小であるので、制御部41は原稿トレイ22を通常の上昇速度として設定されている速度で上昇させるように昇降モータ33の制御状態を設定する(ステップS38)。
一方,ステップS37での上部原稿検出器S1′の検出結果が非検知状態(オフ)である場合は(ステップS37でNO)、下部原稿検出器S1のみが検知状態(オン)であることから、原稿トレイ22には比較的少量、具体的には下部原稿検出器S1のみで原稿の存在が検出される前述の図3に示したような状態であると制御部41は判断する。この場合、原稿トレイ22にセットされている原稿の最上層と呼込ローラR1との間の距離は比較的大であるので、制御部41は原稿トレイ22を通常の上昇速度として設定されている速度に比して比較的高速で上昇させるように昇降モータ33の制御状態を設定する(ステップS39)。
制御部41は以上のステップS38又はS39の処理で設定された原稿トレイ22の上昇速度に従って昇降モータ33を制御することにより原稿トレイ22の上昇を開始させる(ステップS40)と共に、呼込ローラ位置検出器S2の検知状態を判断する(ステップS41)。当初は呼込ローラ位置検出器S2の検知状態は(オフ)であるが(ステップS41でNO)、やがて原稿トレイ22上に収容されている原稿束の最上層が呼込ローラR1を押し上げる位置にまで原稿トレイ22が上昇すると、そのことが呼込ローラ位置検出器S2によって検知(オン)される(ステップS41でYES)。この時点で制御部41は昇降モータ33を停止する制御を行なって原稿トレイ22の上昇を停止させ(ステップS42)、一旦待機状態になる。その後、たとえば操作部46のスタートキーK5が押圧操作される等により発生するスタート信号に従って、制御部41は原稿の給送及び搬送を開始し、原稿画像の読取を行なう(ステップS43)。
従って、この図12及び図13のフローチャートに示されている処理では、下部原稿検出器S1及び上部原稿検出器S1′双方の原稿の検知状態、即ちそれぞれが原稿トレイ22上に原稿がセットされていることを検知したか否かに基づいて、原稿が正常にセットされていない状態、比較的多量の原稿がセットされている状態、及び比較的少量の原稿がセットされている状態を制御部41が判断することが図10及び図11のフローチャートの場合と同様に可能になる。
そしてこの図12及び図13のフローチャートに示されている処理では、制御部41は、原稿が正常にセットされていない状態であると判断した場合には警報を発し、比較的多量の原稿がセットされている状態であると判断した場合には原稿トレイ22の上昇速度を通常の速度に設定し、逆に比較的少量の原稿がセットされている状態であると判断した場合には原稿トレイ22の上昇速度を通常の速度よりも比較的高速に設定する。これにより、原稿トレイ22にセットされている原稿が比較的少量である場合には原稿トレイ22にセットされている原稿束の最上層と呼込ローラR1との間の距離が比較的大であるが、原稿トレイ22を比較的高速で上昇させることにより、迅速に原稿の給送を開始することが可能になる。
図14は上述の図12及び図13のフローチャートのステップS38,S39での昇降モータ33の制御状態(モータ回転数の制御状態)を示すグラフである。ステップS38で行なわれる原稿トレイ22を通常の上昇速度で上昇させる制御に際しては、図14(b) に示すように、昇降モータ33は500pps(毎秒500パルス)で時刻t1からt2までの間定速回転される。なお時刻t1はステップS37において上部原稿検出器S1′が検知状態(オン)であると制御部41が判断した時点であり、時刻t2はステップS41において呼込ローラ位置検出器S2の検知状態が(オン)であると制御部41が判断した時点である。
一方、ステップS36で行なわれる原稿トレイ22を通常よりも高速度で上昇させる制御に際しては、図14(a) に示すように、昇降モータ33は500ppsで時刻t1において起動した後、1500ppsにまで回転数を上昇させて定速回転となり、図12及び図13のフローチャートには記載していないが、上部原稿検出器S1′が検知状態(オン)になった時刻t4から500ppsにまで回転数を下降させ始めて500ppsで定速回転となり、呼込ローラ位置検出器S2の検知状態が(オン)であると制御部41が判断した時刻t6で停止する。
なお、図10及び図11に示したフローチャート及び図12及び図13に示したフローチャートはそれぞれ異なる処理として説明したが、両方の処理を平行して実行することも勿論可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明のシート給送装置によれば、原稿トレイ22に収容(セット)されているシート状の原稿を検出するセンサのアクチュエータ(接触子)を原稿トレイ22の上下両側に分割して配置することにより、両アクチュエータS1a,S1a′の長さをいずれも短くすることができる。また、上側へカールしたシートを上部原稿検出器S1′のアクチュエータS1a′で検出することが可能になるため、誤検知が生じる可能性が小さくなる。
更に本発明のシート給送装置によれば、両原稿検出器S1,S1′のアクチュエータS1a,S1a′それぞれの検出領域が重複しているので、いずれでもシートが検出できなくなる領域が無くなる。また、両原稿検出器S1,S1′による検出領域の重複量を充分に大きくすることにより、それぞれの原稿検出器S1,S1′の特性のバラツキ等にも影響を受けない安定した検出が可能になる。
更に本発明のシート給送装置によれば、原稿トレイ22上のシートの収容量が多くなった場合には、原稿トレイ22に収容されたシートの最上部の高さが予め定められた一定の高さに維持されるように制御部41が制御するので、シートの最上部から1枚づつシートを取り出すことが可能になり、安定したシートの給送が可能になる。また、両原稿検出器S1,S1′の検出領域内で原稿トレイ22が昇降されるので、原稿トレイ22がどのような位置にある場合にも確実にシートの有無を検出することができる。
更に本発明のシート給送装置によれば、両原稿検出器S1,S1′の検出結果を組み合せて判断することにより、原稿トレイ22に収容されているシートの概略の量を判断することができる。具体的には、上部原稿検出器S1′がシート有りと検出し、下部原稿検出器S1がシート無しと検出した場合にはシートの収容量が少ないと判断される。両原稿検出器S1,S1′それぞれがシート有りと検出している場合はシートの収容量が多いと判断される。両原稿検出器S1,S1′が共にシート無しと検出している場合はシートが収容されていないと判断される。更に、下部原稿検出器S1のみがシート有りと検出している場合は、原稿トレイ22が上部に位置していてシートの収容量が少ないと判断される。上部原稿検出器S1′のみがシート有りと検出している場合は原稿トレイ22が下方に位置していてシートの収容量が少ないと判断される。
更に本発明のシート給送装置によれば、原稿トレイ22が最大容量を収容可能な下限位置に位置しているにも拘わらずシートの収容量が少ないと判断された場合には、原稿トレイ22を昇降させる昇降モータ33を高速回転させる等の制御を制御部41が行なうことにより、原稿トレイ22からシートを取り出すことが可能な位置まで原稿トレイ22が迅速に上昇する。
また、本発明の画像読取装置によれば、上述したシート給送装置の各発明が有する効果を有する画像読取装置が実現される。
また本発明の画像形成装置によれば、上述したシート給送装置の各発明が有する効果を有する画像読取装置が実現する。
更に本発明の画像形成装置によれば、上述した画像読取装置の発明が有する効果を有する画像形成装置が実現される。
更に本発明の画像形成装置によれば、たとえば原稿トレイ22に収容されたシートの量が少ない場合には読み取った画像データを記憶させるための画像メモリ40の容量も少なくて済むので、画像メモリ40の余分の容量を他の処理に割当てることにより、画像読取装置による画像読取処理に並行して他の処理、たとえば周辺機器から入力された画像データに基づいた画像形成を行なうことができ、効率的な処理が可能になる。
本発明に係るシート給送装置を組み込んだADF(自動原稿搬送装置)を備えた画像読取装置の全体の概略構成の一実施の形態を示す縦断面図である。 下部原稿検出器及び上部原稿検出器、原稿トレイが下限位置(基準位置)にあることを検出するための原稿トレイ下限位置検出器の配置状況及び検出範囲を説明するための模式図である。 下部原稿検出器及び上部原稿検出器、原稿トレイが下限位置(基準位置)にあることを検出するための原稿トレイ下限位置検出器の動作状態を説明するための模式図である。 下部原稿検出器及び上部原稿検出器、原稿トレイが下限位置(基準位置)にあることを検出するための原稿トレイ下限位置検出器の動作状態を説明するための模式図である。 下部原稿検出器及び上部原稿検出器、原稿トレイが下限位置(基準位置)にあることを検出するための原稿トレイ下限位置検出器の動作状態を説明するための模式図である。 下部原稿検出器のアクチュエータ、上部原稿検出器のアクチュエータ、両アクチュエータ間の距離、及び原稿トレイにセットされる原稿束の厚み(高さ)の関係の一例を示す図である。 図1に機械的構成を示した本発明の一実施の形態の画像読取装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の画像読取装置の操作部の一構成例を示す模式図である。 本発明の画像読取装置により原稿の画像を読み取って画像形成を行なう画像形成としてのデジタル複合機の概略構成を示す縦断面図である。 本発明のシート給送装置を組み込んだデジタル複合機の動作の一例の処理手順を示すフローチャートである。 本発明のシート給送装置を組み込んだデジタル複合機の動作の一例の処理手順を示すフローチャートである。 本発明のシート給送装置を組み込んだデジタル複合機の動作の一例の処理手順を示すフローチャートである。 本発明のシート給送装置を組み込んだデジタル複合機の動作の一例の処理手順を示すフローチャートである。 図12及び図13のフローチャートにおける昇降モータの制御状態(モータ回転数の制御状態)を示すグラフである。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 光学系
3 ADF(自動原稿搬送装置:Automatic Document Feeder)
11 CCD読取ユニット
12 原稿台
21 CIS(密着イメージセンサ: Contact Image Sensor)
22 原稿トレイ
23 湾曲搬送経路
24 レジスト・斜行補正領域
33 昇降モータ
40 画像メモリ
41 制御部
100 デジタル複合機
110 読取部(画像読取装置)
210 画像形成部
R1 呼込ローラ
S 原稿
SB 原稿束
S1 下部原稿検出器
S1a 下部原稿検出器のアクチュエータ(接触子)
S1′ 上部原稿検出器
S1a′ 上部原稿検出器のアクチュエータ(接触子)
S2 呼込ローラ位置検出器
S8 原稿トレイ下限位置検出器

Claims (10)

  1. 複数のシートを積層した状態で収容するシート収容手段と、該シート収容手段に収容されているシートの最上層のシートを順次的に取り出して搬送路へ給送するシート給送手段と、前記シート収容手段に収容されているシートに接触する接触子を有し、該接触子が前記シート収容手段に収容されているシートに接触することによりシートの有無を検出するシート検出手段とを備えたシート給送装置において、
    前記接触子は、前記シート収容手段よりも高い位置から下方へ延出された第1の接触子と、前記シート収容手段よりも低い位置から上方へ延出された第2の接触子とを含むことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート検出手段は、前記シート収容手段よりも高い位置に配置された第1のシート検出器と、前記シート収容手段よりも低い位置に配置された第2のシート検出器とを含み、
    前記第1の接触子が前記第1のシート検出器に、前記第2の接触子が前記第2のシート検出器にそれぞれ備えられていること
    を特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記第1の接触子が前記シート収容手段に収容されているシートを検出する第1の検出領域の一部と、前記第2の接触子が前記シート収容手段に収容されているシートを検出する第2の検出領域の一部とが重複するように、前記第1,第2の接触子が形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のシート給送装置。
  4. 前記シート収容手段に収容されたシートの最上面の高さを検出する高さ検出手段と、
    前記シート収容手段を所定範囲内で所定速度で昇降させる昇降手段と、
    前記高さ検出手段の検出結果に応じて前記昇降手段を制御することにより、前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域内で前記シート収容手段に収容されているシートの最上面の高さが前記シート給送手段がシートを取り出す高さ位置になるように前記シート収容手段の位置を維持する制御手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載のシート給送装置。
  5. 前記第1の接触子による検出結果と前記第2の接触子による検出結果とに基づいて、前記シート収容手段に収容されているシートの量を判断するシート量判断手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかひとつに記載のシート給送装置。
  6. 前記シート収容手段が前記所定範囲内の下限位置に位置しているか否かを検出するシート収容手段位置検出手段と、
    該シート収容手段位置検出手段が前記シート収容手段が最下位置に位置していることを検出しており、前記シート量判断手段が前記シート収容手段に収容されているシートの量が前記第1の検出領域内では検出されない量であると判断した場合に、前記昇降手段を制御して前記シート収容手段を前記所定速度よりも高速で上昇させる制御手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれかひとつに記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項5に記載の画像読取装置と、
    該画像読取装置が読み取った画像及び外部から入力された画像のデータを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶されているデータに基づいて画像形成を行なう画像形成手段と、
    前記シート量判断手段が判断した前記シート収容手段に収容されているシートの量に応じて、前記画像読取装置が読み取った画像のデータを記憶するための前記記憶手段の割当容量を設定すると共に、前記画像読取装置が読み取った画像のデータに対する割当容量が所定値以下である場合に外部からの画像の入力を許可する制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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