JP6380195B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は,電子写真方式によって画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には,給紙トレイの押圧板を上昇させる制御に関するものである。
従来から,電子写真方式の画像形成装置では,給紙トレイに収容されたシートを,シートの搬送を開始する位置である搬送位置まで持ち上げる押圧板を備え,押圧板をメインモータからの駆動力によって上昇させる構成が知られている。画像形成装置では,例えば,給紙トレイの装置本体へのセット直後にメインモータを回転させて押圧板を上昇させることで,印刷の早期開始を図ることができる。
また,押圧板の駆動源となるメインモータは,感光体,定着ローラ,現像ローラ等,各種の消耗品にも接続され,その駆動力を伝達する。そのため,押圧板の上昇のためにメインモータを回転させると,これら消耗品も回転させることになり,これら消耗品の寿命を低下させる。そこで,印刷に必要な定着ローラの予熱やトナーの撹拌等,他の消耗品の準備期間を含めて,押圧板を移動させる構成も知られている。
押圧板と接続するメインモータの制御を開示した文献としては,例えば,特許文献1がある。特許文献1では,押圧板を搬送位置まで上昇させる際には,シート搬送時と比較して,メインモータを低速にする構成が開示されている。
特開2005−292456号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,メインモータは,前記したように各種の消耗品の駆動源となることから,押圧板の移動のみに回転させることは好ましくない。そこで,印刷指示が入力された際に押圧板を移動させることが考えられる。その際,メインモータを高速にすると,押圧板の移動に時間がかからず,印刷を早期に開始できるものの,騒音が大きくなる。一方で,メインモータを低速にすると,騒音は小さくなるものの,押圧板の移動に時間がかかり,印刷開始が遅延する。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,給紙トレイ内にメインモータを駆動源とする押圧板を備える画像形成装置であって,メインモータの好適な制御を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,モータと,前記モータからの駆動力を用いて,シートに画像を形成する画像形成部と,前記モータからの駆動力を用いて,前記画像形成部にてシートに形成された画像を,当該シートに定着させる定着部と,前記画像形成部に搬送されるシートを収容するトレイと,前記モータからの駆動力を用いて,前記トレイに収容されるシートを,シートの搬送を開始する位置である搬送位置まで持ち上げる押圧板と,記憶部と,制御部と,を備え,前記モータの動作モードには,第1の速度で回転させる第1モードと,前記第1の速度よりも低速の第2の速度で回転させる第2モードとがあり,前記制御部は,前記トレイが装置本体にセットされてからの前記モータの回転量を,前記記憶部に記憶させる記憶処理と,印刷指示を受け付けたことを契機に,前記押圧板を前記搬送位置まで移動させる移動処理であって,前記押圧板を装置本体にセットされたときの位置から前記搬送位置まで移動させるために必要な回転量である目標回転量と,前記記憶処理にて記憶された前記回転量と,の差分である残回転量が,所定の閾値回転量よりも多い場合には,前記モータを前記第1モードで動作させ,前記残回転量が前記閾値回転量未満の場合には,前記モータを前記第2モードで動作させる,前記移動処理と,を実行することを特徴としている。
本明細書に開示されるモータは,シートを搬送位置まで持ち上げる押圧板の他,画像形成部や定着部にも接続される。このことから,例えば,押圧板が設置されたトレイ以外のトレイからシートを給紙して印刷を行う場合や,画質補正やクリーニング動作等,印刷を行わない場合にも,モータは回転する。つまり,トレイが装置本体に装着された後の最初の給紙時であっても,押圧板がある程度上昇している可能性がある。そこで,本明細書に開示される画像形成装置では,残回転量が少なければ,モータを低速で回転させても押圧板を搬送位置まで移動させるのに時間がかからないことから,モータを低速で回転させて騒音を抑える。一方,残回転量が多ければ,モータを高速で回転させて,印刷開始の遅延を抑える。これにより,騒音の低減と,印刷開始の遅延の低減と,の均衡を図ることが期待できる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,給紙トレイ内にメインモータを駆動源とする押圧板を備える画像形成装置であって,メインモータの好適な制御が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの内部構成を示すブロック図である。 図1に示したプリンタの電気的構成を示す図である。 押圧板の位置が低い場合の,押圧板の位置とモータの速度との関係を示す図である。 押圧板の位置が高い場合の,押圧板の位置とモータの速度との関係を示す図である。 モータ制御回路とモータとの関係を示すブロック図である。 実施の形態のプリンタにて実行される起動処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態のプリンタにて実行される回転量記憶処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態のプリンタにて実行されるモード決定処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式によって画像を形成するプリンタに本発明を適用したものである。
[プリンタの内部構成]
実施の形態のプリンタ100は,図1に示すように,電子写真方式によってトナー像を形成し,そのトナー像をシートに転写するプロセス部50と,シート上の未定着のトナーを当該シートに熱定着させる定着装置8と,プロセス部50に搬送されるシートを収容する本体トレイ91と,マルチパーパストレイ93(以下,「MPトレイ93」)と,プロセス部50に搬送されたシートを収容する排紙トレイ92と,各種の回転体の駆動源となるモータ20とを備えている。定着装置8は,ヒータを内蔵する定着ローラ81を備えている。モータ20としては,例えば,DCブラシレスモータを用いる。プロセス部50は,画像形成部の一例である。定着装置8は,定着部の一例である。本体トレイ91は,トレイの一例である。MPトレイ93は,第2のトレイの一例である。
また,プリンタ100内には,底部に位置する本体トレイ91に収容されたシートが,給紙ローラ71,レジストローラ72,プロセス部50,定着装置8を通り,排紙ローラ76を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように,略S字形状の搬送路70(図1中の一点鎖線)が設けられている。また,プリンタ100内には,側面に位置するMPトレイ93に収容されたシートが,給紙ローラ77を介して,レジストローラ72の手前で搬送路70に合流するように,直線状の搬送路78(図1中の二点鎖線)が設けられている。給紙ローラ71,レジストローラ72,定着ローラ81,排紙ローラ76,給紙ローラ77の,各種の回転体は,モータ20と接続し,モータ20からの駆動力が伝達されることで回転する。
プロセス部50は,ドラム状の感光体1と,感光体1の表面を一様に帯電する帯電装置2と,プロセス部50に光を照射する露光装置3と,トナーを供給する現像装置4と,感光体1上のトナーをシートに転写させる転写ローラ5とを有している。現像装置4は,トナーを感光体1に供給する現像ローラ41と,トナーを収容するトナータンク42と,トナータンク42内のトナーを撹拌するアジテータ43と,を有している。感光体1,現像ローラ41,アジテータ43,転写ローラ5の,各種の回転体は,モータ20と接続し,モータ20からの駆動力が伝達されることで回転する。トナータンク42は,トナー収容部の一例であり,アジテータ43は,撹拌部の一例である。
プロセス部50では,感光体1の表面が帯電装置2によって一様に帯電される。その後,露光装置3からの光により露光され,シートに形成すべき画像の静電潜像が感光体1の表面に形成される。次いで,現像装置4を介して,トナーが感光体1に供給される。これにより,感光体1上の静電潜像は,トナー像として可視像化される。
プリンタ100は,本体トレイ91から給紙する印刷指示を受け付けた場合,本体トレイ91に載置されているシートを1枚ずつ取り出し,そのシートを給紙ローラ71,レジストローラ72を介してプロセス部50に搬送する。プリンタ100は,MPトレイ93から給紙する印刷指示を受け付けた場合,MPトレイ93に載置されているシートを1枚ずつ取り出し,そのシートを給紙ローラ77,レジストローラ72を介してプロセス部50に搬送する。そして,プロセス部50にて形成されたトナー像をそのシートに転写する。その後は,トナー像が転写されたシートを定着装置8に搬送し,トナー像をそのシートに熱定着させる。そして,当該シートを定着ローラ81,排紙ローラ76を介して排紙トレイ92に排出する。
また,本体トレイ91は,プリンタ100本体に対して前後方向(図1中の矢印A方向)にスライド移動可能であり,プリンタ100本体に着脱自在である。本体トレイ91内には,本体トレイ91内に収容されたシートを所定の位置まで持ち上げる押圧板911と,押圧板911上の最上位のシートを搬送路70に取り出すためのピックアップローラ912と,押圧板911の前端部を上下方向(図1中の矢印B方向)に変位させる昇降機構913とが設けられる。
押圧板911は,ピックアップローラ912に対して遠い方の端部である後端部が揺動可能に支持されているとともに,近い方の端部である前端部が昇降機構913によって上下方向の上側に持ち上げられる。すなわち,押圧板911は,前端部が本体トレイ91の底部であってピックアップローラ912から離間した位置にある載置位置(図1中の二点鎖線の位置)と,後端部を支点として前端部が上方に持ち上がるように傾斜して前端部がピックアップローラ912に近接する位置にある搬送位置(図1中の実線の位置)と,の間で移動可能である。
昇降機構913は,本体トレイ91の前端部側に設けられ,押圧板911を持ち上げるためのレバー914を備えている。レバー914は,押圧板911の前端側から押圧板911の下側に回り込むように断面L字形状に形成されており,その一端が本体トレイ91の前端部に設けられた軸915に固定され,その他端が押圧板911の下面に当接している。そして,レバー914が軸915を支点として回転することで,レバー914の他端が押圧板911の前端部を持ち上げる。軸915は,モータ20と接続され,モータ20からの駆動力が伝達されることで回転する。すなわち,押圧板911は,軸915にモータ20からの駆動力が伝達されることで移動する。
具体的に,押圧板911は,その前端部がレバー914によって持ち上げられることによって上昇し,載置位置から搬送位置に移動する。そして,押圧板911上の最上位のシートを,ピックアップローラ912に対して押圧させる。押圧板911が搬送位置にある状態で,ピックアップローラ912を回転させると,押圧板911上の最上位のシートが,ピックアップローラ912によって取り出され,給紙ローラ71によって当該シートが搬送路70に搬送される。プリンタ100は,最上位のシートが取り出された後,次位のシートをピックアップローラ912に対して押圧させる位置に,押圧板911を移動させる。すなわち,シートの搬送に伴って,押圧板911の搬送位置は徐々に上昇する。なお,印刷完了後も昇降機構913が押圧板911の位置を維持する。
また,本体トレイ91をプリンタ100本体から離脱させると,昇降機構913がモータ20の駆動力を伝達する伝達機構から外れ,押圧板911の位置を維持しなくなる。そのため,押圧板911は,その自重によって前端部が降下する。そして,押圧板911が載置位置に移動する。押圧板911が載置位置にある状態では,押圧板911上にシートを載置できる。
[プリンタの電気的構成]
続いて,本形態のプリンタ100の電気的構成について,図2を参照しつつ説明する。プリンタ100は,図2に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34とを有するコントローラ30を備えている。また,プリンタ100は,プロセス部50と,定着装置8と,操作部40と,押圧板センサ61と,トレイセンサ62と,温度センサ63と,モータ駆動回路21と,電磁クラッチ22と,通信インターフェース37とを備え,これらがCPU31によって制御される。なお,図2中のコントローラ30は,CPU31等,プリンタ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にプリンタ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には,プリンタ100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33ないしNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM34は,記憶部の一例である。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよい。
操作部40は,プリンタ100の外装に設けられ,ユーザからの入力操作を受け付ける各種のボタンや,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルを有している。各種のボタンとしては,例えば,画像処理の開始指示を入力する実行ボタンや,画像処理のキャンセル指示を入力するキャンセルボタンがある。また,操作部40は,ユーザがタッチパネルに指を接触させることによっても,各種の入力を受け付ける。
押圧板センサ61は,プリンタ100の外装に取り付けられ,本体トレイ91がプリンタ100本体に取り付けられている状態において,押圧板911が搬送位置にあるか否かに応じて異なる信号を出力する。トレイセンサ62は,プリンタ100の外装に取り付けられ,本体トレイ91がプリンタ100本体に装着されているか否かに応じて異なる信号を出力する。温度センサ63は,定着装置8に取り付けられ,定着ローラ81の表面温度に応じて異なる信号を出力する。
モータ制御回路21は,モータ20への通電状態を切り替えるドライバを含み,CPU31からの指示に応じて,モータ20の回転速度制御を行う。具体的にモータ制御回路21は,CPU31からの指示に応じて,モータ20を,第1の速度と,第1の速度よりも低速の第2の速度と,で切り換えて回転させることができる。以下の説明では,モータ20を,第1の速度で回転させる場合を,高速で動作させるとし,第2の速度で回転させる場合を,低速で動作させるとする。
電磁クラッチ22は,駆動列によって伝達される駆動力を電気的に接続ないし切断するものであり,モータ20からの駆動力を昇降機構913の軸915に伝達するまでの駆動列に設けられる。
通信インターフェース37は,他の装置との通信を可能にするハードウェアである。具体的な通信インターフェース37としては,例えば,ネットワークインターフェース,シリアル通信インターフェース,パラレル通信インターフェースが該当する。プリンタ100は,印刷対象となる画像データを,通信インターフェース37を介して外部デバイスから受信できる。
[押圧板の上昇制御]
続いて,プリンタ100における押圧板911の上昇制御について説明する。本形態のプリンタ100では,本体トレイ91を装着してからのモータ20の回転量,すなわち押圧板911の上昇量に応じて,モータ20の動作を決定する。なお,本形態では,本体トレイ91に1枚のみのシートが収容されている場合,モータ20を200回転させることで,押圧板911を載置位置(図1中の二点鎖線の位置)から搬送位置(図1中の実線の位置)まで上昇させることができるものとする。
プリンタ100では,印刷ジョブに基づいて本体トレイ91からのシートの搬送を開始するにあたって,押圧板911が搬送位置にある必要がある。そのため,押圧板911が搬送位置にない場合,プリンタ100はモータ20を回転させ,昇降機構913によって押圧板911を搬送位置まで上昇させる。
具体的に,印刷ジョブに基づいてシートの搬送を開始するにあたって,押圧板911が載置位置にある状態,すなわち本体トレイ91を装着してからのモータ20の回転量が0の場合は,モータ20の目標回転量を200回転として,モータ20を高速で動作させ,押圧板911を速やかに搬送位置まで移動させる。一方,押圧板911が搬送位置にある場合,押圧板911の上昇のためにモータ20を動作させる必要はない。そのため,他の装置の準備動作に応じてモータ20を動作させる。
また,印刷ジョブに基づいてシートの搬送を開始するにあたって,押圧板911が載置位置と搬送位置との間にある場合がある。例えば,本体トレイ91をプリンタ100本体に装着した後であって,本体トレイ91から給紙を行う前に,MPトレイ93から給紙を行う印刷ジョブを実行する場合がある。この場合,当該先行する印刷ジョブである先行ジョブの実行に伴ってモータ20が動作する。そのため,先行ジョブの実行に必要なモータ20の回転量分,本体トレイ91の押圧板911が上昇する。そのため,押圧板911を搬送位置まで上昇させるために必要なモータ20の残りの回転量である残回転量が,200回転よりも少ない場合がある。
そこで,プリンタ100は,図3に示すように,本体トレイ91をプリンタ100本体に装着してからのモータ20の回転量が閾値Thよりも多い,すなわち残回転量Rが閾値回転量よりも少ない場合には,モータ20を低速で動作させる。モータ20を低速で動作させることで,騒音を抑制する。また,残回転量Rが少ないことから,低速で動作させたとしても早期に目標回転数に到達することから,印刷開始が遅延する可能性は低い。
一方,プリンタ100は,図4に示すように,本体トレイ91をプリンタ100本体に装着してからのモータ20の回転量が閾値Thよりも少ない,すなわち残回転量Rが閾値回転量よりも多い場合には,押圧板911が載置位置にある場合と同様に,モータ20を高速で動作させる。つまり,印刷開始の遅延の抑制を優先する。
より具体的に,本形態のプリンタ100では,印刷前の動作モードとして,押圧板上昇優先モードと,定着装置高温モードと,定着装置低温モードと,がある。プリンタ100では,印刷前の準備動作として,押圧板911の搬送位置への移動の他,定着装置8の予熱を行う。この予熱に必要な時間は,準備動作の開始時における定着装置8の定着ローラ81の温度が所定温度よりも高いか低いかによって異なる。つまり,定着ローラ81の温度が所定温度よりも高い場合,予熱にかかる時間は短い。そのため,本形態では,高温時の予熱に必要な時間を0.5秒とする。本形態では,モータ20を高速で20回転させるのに必要な時間が0.5秒とする。一方,定着ローラ81の温度が所定温度よりも低い低温時の予熱に必要な時間を5.0秒とする。本形態では,モータ20を高速で250回転させるのに必要な時間が5.0秒とする。この予熱に必要な時間分,少なくともモータ20を動作させる。ここでいう,所定温度とは任意に設定することができるが,定着装置8の稼働時の温度よりも低く室温よりも高い温度である。なお,定着ローラ81の温度としたが,定着ローラ81の温度だけに限定されるものではなく,定着装置8近傍に設けられたセンサによる画像形成装置の機内温度を利用してもよい。
また,定着ローラ81の温度が所定温度よりも低い場合,定着ローラ81に用いられるグリスの粘度が大きいために駆動の負荷が生じる可能性が高く,グリスが柔らかく粘度が低下するまでは定着ローラ81を低速で回転させる方が望ましい。本形態では,モータ20を低速で100回転させるのに必要な時間が5.0秒とする。
そこで,プリンタ100は,定着ローラ81の温度が所定温度よりも高い場合の動作である定着装置高温モードでは,目標回転量を20回転として,モータ20を高速で動作させる。また,定着ローラ81の温度が所定温度よりも低い場合の動作である定着装置低温モードでは,目標回転量を100回転として,モータ20を低速で動作させる。
また,予熱動作中に押圧板911が搬送位置まで到達しない場合,すなわち定着ローラ81の温度が高い場合には残回転量が20回転以上,定着ローラ81の温度が低い場合には残回転量が100回転以上,ある場合には,プリンタ100は,押圧板上昇優先モードとして,目標回転量を250回転として,モータ20を高速で動作させる。
また,モータ20の回転量は,モータ20のFGパルス信号あるいはエンコーダから出力されるフィードバックパルスに基づいて求められる。具体的に本形態では,図5に示すように,CPU31からモータ制御回路21に対して速度指示が入力され,モータ制御回路21では当該速度指示に応じた駆動電力をモータ20に供給する。これにより,モータ20が回転し,その駆動力が電磁クラッチ22を介して昇降機構913に伝達され,押圧板911が上昇する。なお,電磁クラッチ22はCPU31からの開閉信号に基づいてモータ20からの駆動力を接続ないし切断する。CPU31は,少なくとも押圧板911が搬送位置に到達していない間は,電磁クラッチ22を接続状態に保つ。
モータ制御回路21は,モータ20のFGパルス信号あるいはエンコーダからフィードバックパルス信号を受信し,当該パルス信号に基づく回転信号をCPU31に出力する。すなわち,CPU31は,モータ20の1回転当たり所定数のパルス数となる回転信号を取得する。そして,CPU31は,電磁クラッチ22が接続状態での回転信号のパルス数をカウントする。そして,CPU31は,そのカウント値に基づく押圧板911の上昇量をNVRAM34に記憶させる。
[起動処理]
続いて,前述した押圧板911の上昇制御を実現するプリンタ100の各種の処理について説明する。始めに,起動処理について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。起動処理は,電源がオンされたことを契機に,プリンタ100のCPU31によって実行される。
起動処理では,CPU31は先ず,押圧板911の上昇が完了しているか否かを判断する(S01)。CPU31は,押圧板911の上昇が完了していることを,例えば,押圧板センサ61が押圧板911が搬送位置にあることを示す信号を出力していることによって判断できる。押圧板911は,例えば,電源がオフされている間に本体トレイ91が取り出された場合や,電源がオフされた時点で搬送位置に達していなかった場合に,押圧板911の上昇が完了していない状態になる。
そこで,CPU31は,押圧板911の上昇が完了している場合には(S01:YES),押圧板911の上昇量をNVRAM34から読み出して取得する(S02)。CPU31は,本体トレイ91をプリンタ100本体に装着してからの押圧板911の上昇に用いたモータ20の回転量を,上昇量としてNVRAM34に記憶させている。一方,CPU31は,押圧板911の上昇が完了していない場合には(S01:NO),上昇量を0にリセットする(S03)。S02あるいはS03の後,起動処理を終了する。
[回転量記憶処理]
次に,本体トレイ91を装着してからモータ20の回転量を記憶する回転量記憶処理について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。回転量記憶処理は,100ms間隔等,定期的に,プリンタ100のCPU31によって実行される。回転量記憶処理は,RAM33を用いて一時的に行い,モータ20の停止タイミング等に合わせてNVRAM34に記憶してもよい。
回転量記憶処理では,CPU31は先ず,モータ20の稼働状態を取得する(S11)。稼働状態としては,例えば,高速で回転中,低速で回転中,停止中,が該当する。
S11の後,CPU31は,本体トレイ91が開状態から閉状態に変化したか否かを判断する(S12)。CPU31は,本体トレイ91が開状態であるか閉状態であるかを,トレイセンサ62からの信号に基づいて判断できる。
本体トレイ91が開状態から閉状態に変化した場合(S12:YES),本体トレイ91が開状態であったことから押圧板911が載置位置に戻されており,CPU31は上昇値を0にリセットする(S21)。さらにCPU31は,電磁クラッチ22が接続状態での回転信号のパルス数をカウントするカウンタを0にリセットする(S22)。S22の後,回転量記憶処理を終了する。
本体トレイ91が開状態から閉状態に変化していない場合(S12:NO),CPU31は,本体トレイ91が開状態か否かを判断する(S13)。本体トレイ91が開状態の場合(S13:YES),回転量記憶処理を終了する。
本体トレイ91が閉状態の場合(S13:NO),CPU31は,モータ20が停止中あるいは電磁クラッチ22が切断状態か否かを判断する(S14)。CPU31は,モータ20が停止中であることは,S11にて取得した稼働状態によって判断できる。モータ20が停止中あるいは電磁クラッチ22が切断状態であれば(S14:YES),昇降機構913に駆動力が伝達されておらず,上昇量を変更する必要がないため,回転量記憶処理を終了する。
モータ20が停止中でもなく電磁クラッチ22が切断状態でもなければ(S14:NO),CPU31は,NVRAM34に記憶される上昇量が最大値以上か否かを判断する(S15)。最大値は,押圧板911を載置位置から搬送位置まで上昇させるために必要なモータ20の回転量であり,本形態では200とする。上昇量が最大値以上の場合(S15:YES),押圧板911が既に搬送位置にあると推測されることから,回転量記憶処理を終了する。
一方,上昇量が最大値よりも少ない場合(S15:NO),CPU31は,電磁クラッチ22が接続状態での回転信号のパルス数をカウントするカウンタの値に基づいて,モータ20の回転量を算出し,算出した回転量を押圧板911の上昇量としてNVRAM34に記憶させる(S16)。S16は,記憶処理の一例である。S16の後,回転量記憶処理を終了する。
[モード決定処理]
次に,印刷前の動作モードを決定するモード決定処理について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。モード決定処理は,印刷命令が有ったことを契機に,プリンタ100のCPU31によって実行される。
モード決定処理では,CPU31は先ず,定着ローラ81の表面温度Tが所定温度よりも高いか否かを判断する(S51)。CPU31は,温度センサ63が所定温度よりも高い温度である旨の信号を出力している場合には,表面温度Tが所定温度よりも高いと判断する。
表面温度Tが所定温度よりも高い場合(S51:YES),CPU31は,印刷命令が本体トレイ91から給紙を行う命令か否かを判断する(S52)。本体トレイ91から給紙を行う命令でない場合(S52:NO),すなわちMPトレイ93から給紙を行う命令の場合,MPトレイ93は押圧板を有しておらず,さらに印刷を開始するにあたって本体トレイ91の押圧板911を移動させる必要もないため,CPU31は,動作モードを定着装置高温モードに決定する(S54)。なお,定着装置高温モードの実行に伴ってモータ20が回転するため,押圧板911を移動させる処理を行わないまでも,当該回転によって押圧板911は上昇する。
一方,本体トレイ91から給紙を行う命令の場合(S52:YES),CPU31は,押圧板911を搬送位置まで上昇させるために必要なモータの残りの回転量が第1閾値よりも少ないか否かを判断する(S53)。押圧板911を搬送位置まで上昇させるために必要なモータの残りの回転量は,押圧板911を載置位置から搬送位置まで上昇させるために必要な回転量(本形態では200回転)と,NVRAM34に記憶する上昇量に対応するモータ20の回転量との差から求められる。第1閾値は,定着装置8が高温時の予熱に必要な時間でモータ20が高速で回転し得る回転量であり,本形態では20回転である。
残りの回転量が第1閾値よりも少ない場合(S53:YES),定着装置8の準備動作に伴うモータ20の回転量によって押圧板911を搬送位置に移動させることができることから,CPU31は,動作モードを定着装置高温モードに決定する(S54)。
残りの回転量が第1閾値よりも少なくない場合(S53:NO),定着装置8の準備動作に伴うモータ20の回転量では押圧板911を搬送位置に移動させることができないことから,CPU31は,動作モードを押圧板上昇優先モードに決定する(S71)。
一方,表面温度Tが所定温度よりも高くない場合(S51:NO),CPU31は,印刷命令が本体トレイ91から給紙を行う命令か否かを判断する(S61)。本体トレイ91から給紙を行う命令でない場合(S61:NO),すなわちMPトレイ93から給紙を行う命令の場合,押圧板911を移動させる処理が不要なため,CPU31は,動作モードを定着装置低温モードに決定する(S63)。
一方,本体トレイ91から給紙を行う命令の場合(S61:YES),CPU31は,押圧板911を搬送位置まで上昇させるために必要なモータの残りの回転量が第2閾値よりも少ないか否かを判断する(S62)。第2閾値は,定着装置8が低温時の予熱に必要な時間でモータ20が低速で回転し得る回転量であり,本形態では100回転である。
残りの回転量が第2閾値よりも少ない場合(S62:YES),定着装置8の準備動作に伴うモータ20の回転量によって押圧板911を搬送位置に移動させることができることから,CPU31は,動作モードを定着装置低温モードに決定する(S63)。
残りの回転量が第2閾値よりも少なくない場合(S62:NO),定着装置8の準備動作に伴うモータ20の回転量では押圧板911を搬送位置に移動させることができないことから,CPU31は,動作モードを押圧板上昇優先モードに決定する(S71)。なお,S62以降の処理は,移動処理の一例である。
S54,S63,またはS71の後,CPU31は,決定された動作モードに従って,モータ20を稼働させる(S81)。すなわち,定着装置高温モードの場合は,目標回転量を20回転として,モータ20を高速で動作させる。定着装置低温モードの場合は,目標回転量を100回転として,モータ20を低速で動作させる。圧板上昇優先モードの場合は,目標回転量を250回転として,モータ20を高速で動作させる。また,CPU81は,定着装置8の定着ローラ81の予熱を開始する(S82)。S82は,予熱処理の一例である。S82の後,モード決定処理を終了する。
以上詳細に説明したように実施の形態のプリンタ100のモータ20は,押圧板911の他,プロセス部50や定着装置8にも接続される。このことから,本体トレイ91から給紙して印刷を行う場合以外に,例えば,MPトレイ93から給紙して印刷を行う場合や,画質補正やクリーニング動作等,印刷を行わない場合にも,モータ20は回転する。つまり,本体トレイ91がプリンタ100本体に装着された後の最初の給紙時であっても,押圧板911が途中まで上昇していることがある。そこで,プリンタ100では,残回転量が少なければ,モータ20を低速で回転させても押圧板911を搬送位置まで移動させるのに時間がかからないことから,モータ20を低速で回転させて騒音を抑える。一方,残回転量が多ければ,モータ20を高速で回転させて,印刷開始の遅延を抑える。これにより,プリンタ100では,騒音の低減と,印刷開始の遅延の低減と,の均衡を図ることが期待できる。
また,プリンタ100では,定着装置高温モードや定着装置低温モードのように,予熱動作中に押圧板911が搬送位置まで到達する場合,モータ20を予熱動作に必要な回転量以上に回転させない。すなわち,モータ20の回転量が少なくて済むことから,押圧板911を載置位置から搬送位置まで移動させるのに必要な回転量を目標回転量とする場合と比較して,感光体1等,モータ20と接続する他の回転体の消耗を抑えることができる。さらに,アジテータ43の回転量を抑えることができることから,トナーの劣化も抑えることができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置は,プリンタに限らず,コピー機,FAX装置,複合機等,印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また,実施の形態のプリンタ100は,モノクロプリンタであり,プロセス部50を1つしか有していないが,複数のプロセス部を備えるカラープリンタであってもよい。
また,実施の形態では,モータ制御回路21から出力される回転信号に基づいてモータ20の回転量を取得しているが,モータ20の回転量,すなわち押圧板911の上昇量は,これ以外の方法であっても取得可能である。例えば,CPU31からモータ制御回路21に入力される信号に基づいて,モータ20の駆動時間と速度とから算出してもよい。なお,実施の形態のようにモータ制御回路21から出力される回転信号に基づいてモータ20の回転量を取得する方が,モータ20の駆動時間と速度からモータ20の回転量を算出する場合と比較して,より正確な回転量に基づく制御が期待できる。
また,実施の形態では,定着装置8の定着ローラ81の表面温度に応じて動作モードを決定しているが,定着ローラ81の表面温度を利用せずに,モータ20の動作モードを決定してもよい。例えば,押圧板911を載置位置から搬送位置まで上昇させるために必要なモータの回転量よりも少ない閾値回転量を有し,上昇量に基づく残回転量が閾値回転量よりも多い場合は,押圧板911を載置位置から搬送位置まで上昇させるために必要なモータの回転量を目標回転量として,モータ20を高速で回転させ,残回転量が閾値回転量よりも多くない場合は,閾値回転量を目標回転量として,モータ20を低速で回転させるようにしてもよい。
また,実施の形態では,モータ20からの駆動力が電磁クラッチ22を介して押圧板911に伝達されるが,電磁クラッチ22を設けずに,モータ20と押圧板911とを接続してもよい。この場合,カウンタは,電磁クラッチ22の状態に関係なく,回転信号のパルス数をカウントする。
また,実施の形態のプリンタ100では,2つの給紙トレイ91,93を備えているが,3つ以上の給紙トレイを備えていてもよい。例えば,本体トレイ91の下に本体トレイ91と同様の構成の増設トレイを備え,当該増設トレイにモータ20からの駆動力を接続ないし切断する電磁クラッチを設けてもよい。この場合,プリンタ100は,本体トレイ91と増設トレイとで別々に押圧板911の上昇量をNVRAM34に記憶させ,各電磁クラッチによってモータ20の駆動力が伝達されているときの押圧板911の上昇量をそれぞれ記憶させるとよい。また,例えば,増設トレイから給紙する印刷指示を受け付けた場合,本体トレイ91の押圧板911を移動させる処理は不要である。一方,本体トレイ91から給紙する印刷指示を受け付けた場合,増設トレイの押圧板を移動させる処理は不要である。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
8 定着装置
20 モータ
21 モータ制御回路
22 電磁クラッチ
31 CPU
34 NVRAM
50 プロセス部
91 本体トレイ
93 MPトレイ
100 プリンタ
911 押圧板
912 ピックアップローラ
913 昇降機構

Claims (8)

  1. モータと,
    前記モータからの駆動力を用いて,シートに画像を形成する画像形成部と,
    前記モータからの駆動力を用いて,前記画像形成部にてシートに形成された画像を,当該シートに定着させる定着部と,
    前記画像形成部に搬送されるシートを収容するトレイと,
    前記モータからの駆動力を用いて,前記トレイに収容されるシートを,シートの搬送を開始する位置である搬送位置まで持ち上げる押圧板と,
    記憶部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記モータの動作モードには,第1の速度で回転させる第1モードと,前記第1の速度よりも低速の第2の速度で回転させる第2モードとがあり,
    前記制御部は,
    前記トレイが装置本体にセットされてからの前記モータの回転量のうち,前記押圧板の上昇に用いた回転量に対応する前記押圧板の上昇量を,前記記憶部に記憶させる記憶処理と,
    印刷指示を受け付けたことを契機に,前記押圧板を前記搬送位置まで移動させる移動処理であって,
    前記押圧板を装置本体にセットされたときの位置から前記搬送位置まで移動させるために必要な回転量である目標回転量と,前記記憶処理にて記憶された前記上昇量に対応する回転量と,の差分である残回転量が,所定の閾値回転量よりも多い場合には,前記モータを前記第1モードで動作させ,
    前記残回転量が前記閾値回転量未満の場合には,前記モータを前記第2モードで動作させる,前記移動処理と,
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記定着部の温度に応じて異なる信号を出力する温度センサを備え,
    前記制御部は,
    前記印刷指示を受け付けたことを契機に,前記定着部を予熱する予熱処理であって,
    前記温度センサから前記定着部の温度が所定の閾値温度よりも低いもしくは同じ旨の信号が出力されている場合には,第1の時間分の予熱動作を行い,
    前記温度センサから前記定着部の温度が前記閾値温度よりも高い旨の信号が出力されている場合には,前記第1の時間よりも短い第2の時間分の予熱動作を行う,前記予熱処理を実行し,さらに,
    前記印刷指示を受け付けたことを契機に,
    前記温度センサから前記定着部の温度が前記閾値温度よりも低いもしくは同じ旨の信号が出力されている場合には,前記第1の時間中に前記第2の速度で前記モータを回転させた場合の回転量を前記閾値回転量として,前記移動処理を実行し,
    前記温度センサから前記定着部の温度が前記閾値温度よりも高い旨の信号が出力されている場合には,前記モータを前記第1モードで動作させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記温度センサから前記定着部の温度が前記閾値温度よりも低いもしくは同じ旨の信号が出力されている場合において,
    前記第1モードでは,前記モータを前記目標回転量分回転させ,
    前記第2モードでは,前記モータを前記閾値回転量分回転させ,
    前記温度センサから前記定着部の温度が前記閾値温度よりも高い旨の信号が出力されている場合において,
    前記残回転量が,前記第2の時間中に前記第1の速度で前記モータを回転させた場合の回転量である第2閾値回転量よりも少ない場合には,前記モータを前記第2閾値回転量分回転させ,
    前記残回転量が,前記第2閾値回転量よりも少なくない場合には,前記モータを前記目標回転量分回転させる,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記トレイが装置本体に装着されているか否かに応じて異なる信号を出力するトレイセンサを備え,
    前記制御部は,
    前記トレイが装置本体に装着されていない旨の信号を前記トレイセンサが出力したことを条件として,前記記憶部に記憶される前記上昇量を0にリセットすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記画像形成部には,
    トナーを収容するトナー収容部と,
    前記モータからの駆動力を用いて,前記収容部に収容されたトナーを撹拌する撹拌部とが含まれることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記モータから出力されるパルス信号のパルス数のうち,前記押圧板の上昇に用いた前記パルス数をカウントするカウント処理を実行し,
    前記記憶処理では,前記カウント処理でのカウント値から算出される前記モータの回転量を,前記上昇量として前記記憶部に記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記モータからの駆動力を前記押圧板に伝達させる駆動列の駆動を電気的に接続ないし切断するクラッチを備え,
    前記制御部は,
    前記記憶処理において,前記クラッチが接続されているときの前記モータの回転量を,前記上昇量として前記記憶部に記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記画像形成部に搬送されるシートを収容する第2のトレイを備え,
    前記第2トレイに収容されているシートを前記第2トレイから取り出すローラと,前記トレイに収容されているシートを前記トレイから取り出すローラと,がともに前記モータからの駆動力によって回転し,
    前記制御部は,
    前記トレイからシートを供給する印刷指示を受け付けた場合,前記移動処理を実行し,前記第2トレイからシートを供給する印刷指示を受け付けた場合,前記移動処理を実行しない,ことを特徴とする画像形成装置。
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