JP7277150B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像手段にトナーを補給するためのスクリューへ駆動源からの駆動力を伝達するクラッチの異常を判定する判定処理に関する。
画像形成装置は、トナーが感光体に静電潜像を形成し、感光体に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する。このような画像形成装置は現像器を備えている。この画像形成装置は、画像を形成することで現像器のトナーが消費されるので、着脱可能な収容容器を用いて当該収容容器から現像器へトナーを適宜補給する必要がある。画像形成装置は、補給スクリューを回転させることで、収容容器から現像器へトナーを補給する。
また、画像形成装置は、現像器内のトナーを搬送したり、撹拌するための現像スクリューと、当該現像スクリューへ駆動源の駆動力を伝達するクラッチとを備えている。この画像形成装置は、現像器内のトナーを検知するセンサの出力値に基づいて、現像スクリューが回転しているか否かを判定している。
特開2018-194701号公報
ところで、駆動源の数を減らすため、現像器へ現像剤を補給する補給スクリューへ駆動源からの駆動力を伝達するため、補給スクリューと駆動源との間にクラッチを設けることが検討されている。
しかしながら、補給スクリューと駆動源との間のクラッチが故障した場合、現像器へトナーが過剰に補給されてしまう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、駆動源と補給スクリューとの間に設けられたクラッチの異常を検知することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、トナーを収容した収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、感光体と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記感光体を露光する露光手段と、前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、前記現像手段に設けられ、前記現像手段の前記トナーを撹拌するために回転する現像スクリューと、前記現像スクリューを回転する駆動源と、前記現像手段に補給するための前記トナーを収容した収容容器が装着される装着部と、回転することによって前記現像手段へ前記トナーを補給する補給スクリューと、前記補給スクリューが回転することで前記補給スクリューと一緒に回転する回転体と、前記駆動源の駆動力を前記補給スクリューへ伝達する連結状態と、前記駆動源の駆動力を前記補給スクリューへ伝達しない非連結状態とに制御される電磁クラッチと、前記収容容器を装着するために開閉される扉と、
前記扉の開閉を検知する開閉検知手段と、前記回転体に設けられたフラグと、前記回転体の回転によって前記フラグが検知位置を通過することを検知するフラグ検知手段と、前記電磁クラッチを非連結状態に制御した状態、且つ、前記開閉検知手段の検知結果が前記扉の閉じた閉状態において前記駆動源を駆動させたときの前記フラグ検知手段の検知結果を取得し、前記検知結果に基づいて前記電磁クラッチの異常を判定する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、駆動源と補給スクリューとの間に設けられたクラッチの異常を検知することができる。
画像形成装置100の概略断面図 画像形成装置100の制御ブロック図 現像器51と補給機構との要部断面図 トナー補給制御のタイミングチャート 診断処理のフローチャート クラッチ状態判定処理のフローチャート
図1は画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置100は、複数の画像形成部1a、1b、1c、1dを有するフルカラープリンタである。画像形成部1aはイエローのトナー像を形成し、画像形成部1bはマゼンタのトナー像を形成し、画像形成部1cはシアンのトナー像を形成し、画像形成部1dはブラックのトナー像を形成する。中間転写ベルト3は、画像形成部1a、1b、1c、及び1dにより形成されたトナー像が転写される中間転写体として機能する。
分離ローラ8は、カセット4からシートPを1枚ずつ分離しながら、シートPをレジストレーションローラ9へ送り出す。レジストレーションローラ9は、中間転写ベルト3上のトナー像が転写される二次転写領域TeへシートPを搬送する。
画像形成部1a、1b、1c、1dは、それぞれの現像器で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下に、画像形成部1dについて説明するが、必要な場合を除いて符号末尾を省略するものとする。
画像形成部1は、感光ドラム10を含むプロセスカートリッジである。感光ドラム10は、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層(感光体)が形成されており、ドラムモータ110(図2)によって回転する。画像形成部1に内蔵された帯電ローラ41は、感光ドラム10の表面を帯電する。
露光装置6は光源とポリゴンミラーと光学系とを備える。露光装置6は、画像データに基づいて生成されたレーザ駆動信号に基づいて光源を制御すると共に、ポリゴンミラーの回転を制御する。光源からのレーザ光は、ポリゴンミラーや光学系により変更され、回転する感光ドラム10の表面を走査する。これによって、感光ドラム10には静電潜像が形成される。画像形成部1に内蔵された現像器51は、感光ドラム10上の静電潜像を、トナーを用いて現像する。これによって、感光ドラム10にはトナー像が担持される。
一次転写ローラ2は中間転写ベルト3を押圧して、感光ドラム10と中間転写ベルト3との間に一次転写領域T(Ta,Tb,Tc,Td)を形成する。一次転写ローラ2に電圧が印加されることにより、感光ドラム10に担持されたトナー像が、一次転写領域Tを通過する中間転写ベルト3へ転写される。
中間転写ユニット20は、画像形成部1の上方に配置されて、画像形成装置100から回転駆動に係る着脱無しに一体に着脱して交換が可能な交換ユニットであって、中間転写ベルト3の支持機構及び駆動機構を含む。
中間転写ベルト3は、二次転写内ローラ25、ベルト駆動ローラ26、及びテンションローラ27、28、29に掛けまわされている。中間転写ベルト3はベルト駆動ローラ26が駆動することで矢印R2方向に回転する。中間転写ベルト3は無端状のベルト部材である。
また、中間転写ユニット20は、中間転写ベルト3上のトナー像を検出する光学センサ80を備えている。
画像形成部1a、1b、1c、1dに対応させて、中間転写ユニット20には、一次転写ローラ2a、2b、2c、2dが組み立てられている。一次転写ローラ2a、2b、2c、2dは、それぞれ感光ドラム10a、10b、10c、10dに向かってバネ付勢されることにより、中間転写ベルト3を感光ドラム10a、10b、10c、10dに当接させて、トナー像の一次転写領域を形成する。
二次転写領域Teは、中間転写ベルト3と二次転写外ローラ22との間のニップ部に相当する。二次転写外ローラ22は中間転写ベルト3を二次転写内ローラ25の方向へ押圧している。不図示の電源から二次転写外ローラ22に電圧が印加されることで、二次転写内ローラ25との間に転写電界が形成される。
定着装置5は、ヒータを設けた定着ローラ5aに加圧ローラ5bを圧接して加熱ニップを形成する。シートPは、加熱ニップで挟持搬送される過程で、加熱加圧を受けてトナー像を溶融させ、フルカラー画像を表面に定着される。排出ローラ11は、定着装置5により画像が定着されたシートPを、画像形成装置100のトレイ7に排出する。
次に、図2に画像形成装置100の制御ブロック図を示す。
画像形成装置100の各ユニットは、制御ユニット200によって統括的に制御される。制御ユニット200は、画像形成装置100の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析、画像制御、そして操作部202、即ちユーザインターフェースとのデータの交換の役割を担っている。
制御ユニット200の内部構成は、上述した役割を担うために、CPU201aを搭載している。CPU201aは、制御ユニット200のROM201bに格納されたプログラムによって、予め決められた画像形成シーケンスに纏わる様々なシーケンスを実行する。制御ユニット200は、一時的または恒久的に保存することが必要な書き換え可能なデータを格納するために、システムワークメモリとして機能するRAM201cも搭載している。RAM201cには、例えば、高圧制御部205への高圧設定値、後述する各種データ、操作部202からの画像形成指令情報などを保存する。
操作部202は、ユーザにより設定された複写倍率、濃度設定値などの情報が入力可能なオペレーションパネルを有する。操作部202は、画像形成装置100の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等をユーザに示すためのデータを送信したり、操作部202が有するディスプレイに表示する。また、操作部202は、サービスマンに対して、必要に応じてレジ位置調整、濃度調整などの調整や初期化動作のガイダンスを表示したり、ユーザによる操作を受け付ける。
画像形成装置100は、装置内部の各所にモータ、クラッチ、ソレノイド等のDC負荷及び、フォトインタラプタやマイクロスイッチ等のセンサを配置している。モータの駆動や各DC負荷を適宜駆動させることで、転写材の搬送や各ユニットの駆動を行っており、その動作を監視しているものが各種センサである。
CPU201aは、各種センサ類214からの信号をプルアップ/プルダウン回路(不図示)、フィルタ回路(不図示)等からなるセンサIF209を介して信号を検出可能な状態にしてセンサ信号を取得する。センサIF209に接続されるセンサとしては、ホッパー423内のトナーの有無を検出するトナー有無検知センサ641、スクリュー回転検知センサ431、収納扉開閉センサ435が含まれる。モータ制御部207は、各種センサ類214からの信号に基づいて、各モータ212を制御する。
画像形成装置100は、感光ドラム10を回転させるドラムモータ110、現像器51を駆動させる現像モータ111、トナーボトル402(図3)内のトナーを現像器51へ排出させるために駆動するトナーボトル回転モータ160を備える。なお、トナーボトル402(図3)は、画像形成装置100に着脱可能な、補給用のトナーを収容した収容容器である。
また、画像形成装置100はクラッチ/ソレノイド213を備える。クラッチ/ソレノイド213は、例えば、現像モータ111の駆動を適切なタイミングでパドル425へ伝達させるトナー補給駆動部クラッチ163を含む。トナー補給駆動部クラッチ163は電磁クラッチである。DC負荷制御部208はクラッチ/ソレノイド213を制御する制御回路である。
さらに、CPU201aは高圧制御部205から高圧制御信号を高圧ユニット206に入力し、高圧ユニット206は、帯電ローラ41、現像器51内の現像スリーブ421、一次転写ローラ2、及び二次転写内ローラ25に適切な高圧を印加させている。
定着ローラ5aには、ローラを加熱するためのヒータが内蔵されている。CPU201aはACドライバ210によってヒータの発熱を制御する。また、定着装置5にはヒータの温度を測定するためのサーミスタ204が設けられている。
A/D203によって、定着ローラ5aの温度変化に応じたサーミスタ204の抵抗値変化を電圧値に変換した後、デジタル値としてCPU201aは取得する。この温度データをもとにCPU201aは前述のACドライバ210を制御する。また、画像制御部220は、外部から入力される画像データに対して処理を行い、画像形成部1へと送られる。
図3は、現像器51と現像器51へトナーを補給する補給機構との要部断面図である。
図3において、トナーボトル402は筒状の装着部400に収納され、トナーボトル402交換時は収納扉401を開けてトナーボトル402を取り出し、新規のトナーボトル402を装着部400に挿入し、収納扉401を閉じてトナーボトル402を格納する。この開閉に同期して、収納扉401の入口の内側に配置されたマイクロスイッチ式の収納扉開閉センサ435が反応する。CPU201aは、この状態に応じて収納扉401の開閉を検知する。収納扉開閉センサ435は収納扉401の開閉検知用のセンサである。
トナーボトル402から、ホッパー423へのトナー補給制御は収納扉401を閉めた状態で実行する。
トナーボトル回転モータ160を駆動させると、ギア410、411を介してトナーボトル402が回転し、トナーボトル402内のトナーを排出口404に向かって搬送させ、排出口404からホッパー423へトナーを補給する。ホッパー423内のトナーの有無を検知するトナー有無検知センサ641が“トナー無し状態”を検出していた場合にモータ制御部207によりトナーボトル回転モータ160を駆動させてトナーをホッパー423へ補給する。トナー有無検知センサ641が“トナーあり状態”を検出したらトナーボトル回転モータ160を停止させホッパー423へのトナー補給を停止する。
また、ホッパー423から現像器51へトナーを補給するため、現像モータ111を駆動させ、トナー補給駆動部クラッチ163が連結されると、ギア419、420、422を介してパドル425が回転する。これによって、ホッパー423から搬送路424にトナーが供給される。ここで、ホッパー423と搬送路424とは、補給用のトナーが一旦補給されるバッファ部として機能する。また、ギア422、413を介して搬送路424内の補給スクリュー405が回転し、搬送路424のトナーは排出口407から現像器51に排出される。また、ギア413には、補給スクリュー405と同期して回転するフラグ430が設けられている。また、このフラグを検知するフォトインタラプタであるスクリュー回転検知センサ431が設けられている。スクリュー回転検知センサ431はフラグ検知に用いられる。
ドラムモータ110を駆動させると、ギア416、415を介し、感光ドラム10が回転し、ドラム表面に各色のトナー像を形成させる。感光ドラム10は現像スリーブ421に接するように設置させる。現像スリーブ421は導電性のローラであり、ローラ軸に高圧を印加し帯電させることで現像スリーブ421から感光ドラム10にトナーが移動する。
現像スリーブ421と並列に設置された現像スクリュー409を回転させることで、搬送路から搬送された現像器内のトナーを撹拌搬送し、現像スリーブ421にトナーを搬送させる。
現像スリーブ421と現像スクリュー409は、トナー補給駆動部クラッチ163の連結、解放によらず、現像モータ111により回転させることができる。現像モータ111の駆動力は、ギア419、及び414を介し、現像スクリュー409に伝達されると共に、ギア417、及び418を介して現像スリーブ421に伝達される。現像スクリュー409が回転することで現像器51内のトナーは撹拌されると共に循環経路に沿って搬送される。
尚、ホッパー423から現像器51へのトナー補給は、外部から入力される画像データに基づいて画像形成時に使用されたトナー量をCPU201a内で算出し現像器51への補給が必要と判断されたときに行われる。
図4は、補給機構に含まれるホッパー423から現像器51へトナーを補給するトナー補給制御のタイミングチャートである。
CPU201aは、画像形成要求があると、時刻T1において、現像モータ111を回転開始する。次に、画像データに基づいて、トナー補給が必要だと判断されると、時刻T2においてトナー補給駆動部クラッチ163を連結する。本図では、補給スクリュー405の3回転分の補給要求があった場合を想定している。
補給スクリュー405は、トナー補給駆動部クラッチ163の連結と同期して、回転を開始するのが理想である。しかし、現実には補給スクリュー405の負荷状態とトナー補給駆動部クラッチ163の個体バラツキ等の影響で、補給スクリュー405は、時刻T2より後の時刻T3から回転を開始する。この後、スクリュー回転検知センサ431は、補給スクリュー405の回転位相に応じて出力が変わる。時刻T4において1回目の立下りエッジ、時刻T5において2回目の立下りエッジ、時刻T6において3回目の立下りエッジを検出する。
CPU201aは、3回目の立下りエッジを検出すると、時刻T7においてトナー補給駆動部クラッチ163の開放に指示を出す。補給スクリュー405はトナー補給駆動部クラッチ163の解放指示と同期して停止するのが理想である。しかし、現実には補給スクリュー405の回転停止時も、補給スクリュー405の負荷状態とトナー補給駆動部クラッチ163の個体差の影響で、停止タイミングが変化してしまう。本実施例の補給スクリュー405は、時刻T7より遅延し、時刻T8に回転を停止する。
ここで、トナー補給駆動部クラッチ163について詳細を説明する。トナー補給駆動部クラッチ163は、駆動源(現像モータ111)に接続された回転部材と、負荷(パドル425と補給スクリュー405)に接続された被回転部材と、巻線とを有する。トナー補給駆動部クラッチ163は、巻線に電流が流れることによって電磁力が発生し、回転部材と被回転部材とが吸着する。これによって、トナー補給駆動部クラッチ163は駆動源の回転駆動力を負荷へ伝達可能とする。
つまり、回転部材と被回転部材とが吸着した連結状態においては、現像モータ111の回転トルクがパドル425及び搬送路424内の補給スクリュー405へ伝達可能である。一方、回転部材と被回転部材とが吸着していない非連結状態においては、現像モータ111の回転トルクがパドル425及び補給スクリュー405へ伝達されない。そのため、パドル425及び補給スクリュー405は回転できない。
トナー補給駆動部クラッチ163が連結状態であれば、パドル425及び搬送路424内の補給スクリュー405は回転し、ホッパー423内のトナーが搬送路424を経由して現像器51に補給される。しかし、画像形成中にトナー補給駆動部クラッチ163が意図せずに連結状態を保ってしまった場合、パドル425及び搬送路424内の補給スクリュー405が回転してしまい、トナーが現像器51へ補給され続けてしまう。これによって、現像器51へのトナーが過剰に補給される可能性があるまた、トナーが現像器51へ過剰に補給されてしまうと、現像器51からトナーが溢れて画像形成装置100の内部を汚損してしまうおそれがある。
そのため、トナー補給駆動部クラッチ163の異常により連結状態にないこと(現像器51にトナーを補給し続けていないか)を判定する必要がある。
上記内容を判断するには、トナー補給駆動部クラッチ163に対して連結指示(励磁指示)していないタイミング(現像器51へのトナー補給が不要であるタイミング)で、スクリュー回転検知センサ431の反応があるかどうかを確認すればよい。トナー補給駆動部クラッチ163に対して連結指示(励磁指示)していないタイミングで立下りエッジがカウントアップされれば、トナー補給駆動部クラッチ163が異常であるという判断である。しかしながら、以下の理由で、単純に上記の方法だけでは判断は難しい。
前述したように、補給スクリュー405は、補給スクリュー405とパドル425の負荷状態と、トナー補給駆動部クラッチ163の個体バラツキ等の影響で、解放指示より遅延して停止する。
通常の補給動作においては、ホッパー423、搬送路424にトナーが充填した状態である。そのため、補給スクリュー405とパドル425には所定以上の負荷がかかる。これによって、フラグ430は、スクリュー回転検知センサ431のフラグ読取り範囲から遠い位置で停止する。
ところが、装置のダウンタイム低減のために、トナーボトル402内のトナーが無くなった状態で画像形成動作を行うことが出来る画像形成装置においては、ボトル交換中に画像形成動作が可能である。このような装置においてトナーボトル402交換中は、ホッパー423内のトナーの充填量が減ることでホッパー423内の負荷が軽くなり、フラグ430が、スクリュー回転検知センサ431のフラグ読取り範囲から近傍で停止する場合がある。
この場合、ホッパー423内の負荷が軽いため、画像形成動作による微小な振動であっても、これに同期してスクリュー回転検知センサ431が反応する場合がある。また、そもそも、トナーボトル402を装着部400に着脱する際に、トナーボトル402が装着部400の内壁に接触する場合がある。これによって生じる振動が内壁を伝わり、スクリュー回転検知センサ431の出力が変化してしまうことがある。
以下の説明においては、トナー補給駆動部クラッチ163に異常がないことを確実かつ迅速に診断するための診断処理を、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、CPU201aは、例えば、画像形成装置100の主電源がオンされた場合に、ROM201bから診断処理のプログラムをRAM201cに読み出し、当該診断処理のプログラムを実行する。
診断処理が開始された場合、CPU201aは、ドラムモータ110、及び現像モータ111を駆動し(S400)、トナー補給駆動部クラッチ163の状態を判定するクラッチ状態判定を実行する(S401)。ステップS401のクラッチ状態判定においてエラーが判定されなかった場合(S402でN)、CPU201aは10msecの間だけ待機した後(S403)、画像形成を要求するコマンドが入力されたか否かを判定する(S404)。ステップS404において画像形成要求がなければ、CPU201aはドラムモータ110、及び現像モータ111の駆動を停止させ(S405)、診断処理を終了する。
一方、ステップS404において画像形成要求が入力された場合、CPU201は処理をステップS401へ移行させ、画像形成動作を実行しながらクラッチ状態判定を再度実行する。つまり、CPU201aは、画像形成装置100の主電源がオンされた後に画像形成要求が入力されている場合、画像形成動作と並行してクラッチ状態判定を実行する。これによって、画像形成装置100のダウンタイムを抑制すると共に、トナー補給駆動部クラッチ163に異常を速やかに検知することができる。
また、ステップS401のクラッチ状態判定においてエラーが判定された場合、CPU201aはドラムモータ110、及び現像モータ111の駆動を停止させ(S406)、診断処理を終了する。これによって、トナー補給駆動部クラッチ163に異常が生じた場合であっても、現像器51からトナーが溢れることを抑制できる。なお、CPU201aは、画像形成を要求するコマンドが入力された場合であっても、画像形成動作を禁止すると共に、操作部202のディスプレイに異常が発生したことを通知する。
次に、図5のステップS401において実行されるクラッチ状態判定処理の詳細を、図6のフローチャート図を用いて説明する。
クラッチ状態判定が開始された場合、CPU201aは、トナー補給駆動部クラッチ163を非連結状態に制御しているか否かを判定する(S500)。ステップS500において、CPU201aは、DC負荷制御部208がトナー補給駆動部クラッチ163に電流を供給しているか否かを判定する。
ステップS500において、トナー補給駆動部クラッチ163に電流が供給されていないと判定された場合、CPU201aは収納扉開閉センサ435の検知信号が閉状態に相当する値であるか否かを判定する(S501)。ステップS501において、収納扉開閉センサ435の検知信号が閉状態を示していれば、CPU201aはトナーボトル402の交換作業中ではないと判定する。
CPU201aはトナー補給駆動部クラッチ163を非連結状態に制御されており、且つ、収納扉開閉センサ435の検知信号が閉状態を示している場合、スクリュー回転検知センサ431が立下りエッジを検出したか否かを判定する(S502)。ステップS502においてスクリュー回転検知センサ431の検知結果として立下りエッジが検出された場合、CPU201aはエラーエッジカウントAを1カウントアップする(S503)。次いで、CPU201aはエラーエッジカウントAの値が10以上であるか否かを判定する(S504)。ステップS504においてエラーエッジカウントAの値が10以上ならば、CPU201aはトナー補給駆動部クラッチ163のエラーを検知し、クラッチ状態判定処理を終了させる。
一方、ステップS504においてエラーエッジカウントAの値が10未満ならば、CPU201aはエラーを検知せずに、クラッチ状態判定処理を終了させる。なお、エッジカウントAの閾値は、意図しない補給によって現像器51からのトナーが溢れることが無いような数値が設定されている。
また、ステップS500でトナー補給駆動部クラッチ163に電流が供給されていると判定された場合、CPU201aはエラーエッジカウントAの値を0に書き換えて(S506)、クラッチ状態判定を終了する。これは、トナー補給駆動部クラッチ163が連結状態ならばスクリュー回転検知センサ431が立下りエッジを検出するからである。
ステップS501で収納扉開閉センサ435の検知信号が開状態を示している場合も、CPU201aはエラーエッジカウントAの値を0に書き換えて(S506)、クラッチ状態判定を終了する。これは、トナーボトル402の交換作業中である可能性が高く、スクリュー回転検知センサ431が立下りエッジを検出する可能性があるためである。
なお、ステップS502でスクリュー回転検知センサ431が立下りエッジを検出しなかった場合、あるいはステップS504でエラーエッジカウントAが10未満であることを検知した場合は、特に処理をせずにクラッチ状態判定を終了する。
このように、現像モータ111の回転中、且つ、トナー補給駆動部クラッチ163を非連結状態に制御している状態、且つ、収納扉401が閉状態の期間に、CPU201aはトナー補給駆動部クラッチ163の異常を判定する。これによって、トナー補給駆動部クラッチ163のエラーを迅速に検知すると共に、誤検知を抑制することができる。そして、現像器51への補給が不要であるにもかかわらず、トナー補給駆動部クラッチ163が連結状態に維持されることで、意図していない現像器51へのトナー補給を抑制することができる。
402 トナーボトル
10 感光ドラム
6 露光装置
51 現像器
409 現像スクリュー
111 現像モータ
400 装着部
405 補給スクリュー
163 トナー補給駆動部クラッチ
401 収納扉
435 収納扉開閉センサ
431 スクリュー回転検知センサ
201a CPU

Claims (7)

  1. トナーを収容した収容容器が着脱可能な画像形成装置であって、
    感光体と、
    前記感光体に静電潜像を形成するために前記感光体を露光する露光手段と、
    前記感光体に形成された前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、
    前記現像手段に設けられ、前記現像手段の前記トナーを撹拌するために回転する現像スクリューと、
    前記現像スクリューを回転する駆動源と、
    前記現像手段に補給するための前記トナーを収容した収容容器が装着される装着部と、
    回転することによって前記現像手段へ前記トナーを補給する補給スクリューと、
    前記補給スクリューが回転することで前記補給スクリューと一緒に回転する回転体と、
    前記駆動源の駆動力を前記補給スクリューへ伝達する連結状態と、前記駆動源の駆動力を前記補給スクリューへ伝達しない非連結状態とに制御される電磁クラッチと、
    前記収容容器を装着するために開閉される扉と、
    前記扉の開閉を検知する開閉検知手段と、
    前記回転体に設けられたフラグと、
    前記回転体の回転によって前記フラグが検知位置を通過することを検知するフラグ検知手段と、
    前記電磁クラッチを非連結状態に制御した状態、且つ、前記開閉検知手段の検知結果が前記扉の閉じた閉状態において前記駆動源を駆動させたときの前記フラグ検知手段の検知結果を取得し、前記検知結果に基づいて前記電磁クラッチの異常を判定する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記フラグ検知手段が前記フラグを検知する回数が所定回数以上ならば、前記電磁クラッチの異常を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定回数は1より大きな数であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転体は、前記駆動の駆動力を前記補給スクリューへ伝達するギアであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記電磁クラッチを連結状態に制御する度に、前記フラグ検知手段が前記フラグを検知する回数を0に設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記開閉検知手段の検知結果が前記扉の開いた開状態を示す度に、前記フラグ検知手段が前記フラグを検知する回数を0に設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段により前記電磁クラッチの異常が判定された場合、ディスプレイに異常が発生したことを通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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