JP2014149454A - 粉体補給装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

粉体補給装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の粉体容器から排出・落下されて貯留部に貯留された粉体が、貯留部排出口からスムーズに排出される、粉体補給装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数のトナー容器32Y(粉体容器)から排出・落下されて貯留部62Yに貯留されたトナー(粉体)を、傾斜面62Y10、62Y20(流動手段)によって、貯留部排出口62Y4又はその近傍で合流するように流動させている。
【選択図】図7

Description

この発明は、粉体容器に収容されたトナー等の粉体を現像装置等の被補給体に向けて補給する粉体補給装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置において、同一色のトナー(粉体)を収容した複数のトナーボトル(粉体容器)がそれぞれ着脱可能に設置されたトナー補給装置(粉体補給装置)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1において、複数のトナーボトル(粉体容器)は、トナー補給装置における貯留部の長手方向に沿って並設されている。複数のトナーボトルは、それぞれ、外周面から内周面に向けて突出する螺旋状の突起が形成された略筒状の容器本体が設けられている。そして、駆動モータによって容器本体(トナーボトル)が回転駆動されることで、螺旋状の突起によって容器本体内のトナー(粉体)が排出口に向けて搬送されて、排出口からトナーが排出される。そして、複数のトナーボトルから排出されて落下したトナーは、その下方に位置する貯留部において混ざり合うように貯留される。そして、トナー補給装置の貯留部に貯留されたトナーは、長手方向一端側に向けて搬送されて、貯留部排出口から搬送部に向けて排出される。そして、搬送部に流入されたトナーは、搬送部によって、トナーボトルから離れた位置に配設された現像装置(被補給体)に向けて、搬送されて補給されることになる。
特許文献1に記載の粉体補給装置は、複数のトナーボトル(粉体容器)から排出されて貯留部に落下したトナー(粉体)が、貯留部排出口が設けられた長手方向一端側に向けて搬送されるように構成されている。そのため、長手方向他端側に設置された一方のトナーボトルから貯留部に排出されたトナーは、長手方向一端側に搬送されて、他方のトナーボトルの排出口の下方の位置で、他方のトナーボトルの排出口から排出されたトナーと合流した後に、貯留部排出口に向けて搬送されることになる。
そのため、他方のトナーボトルの排出口の下方の位置(合流部)で、他方のトナーボトルから排出されたトナーと長手方向一端側に向けて搬送されているトナーとが干渉して、トナーの流動(搬送)が停滞してしまったり、他方のトナーボトルの排出口に向かってトナーが逆流してしまったりする問題が生じてしまうことがあった。
そして、このような問題が生じると、貯留部排出口からトナーを充分に排出することができずに、現像装置(被補給体)に向けてのトナー補給量が不足してしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、複数の粉体容器から排出・落下されて貯留部に貯留された粉体が、貯留部排出口からスムーズに排出される、粉体補給装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる粉体補給装置は、粉体容器に収容された粉体を被補給体に向けて補給する粉体補給装置であって、複数の前記粉体容器からそれぞれ排出されて落下した粉体が貯留される貯留部を備え、前記貯留部は、その内部に貯留された粉体が排出される貯留部排出口が1箇所に形成され、前記複数の粉体容器からそれぞれ排出されて落下した粉体が前記貯留部排出口又はその近傍で合流するように流動させる流動手段を具備したものである。
本発明は、複数の粉体容器から排出・落下されて貯留部に貯留された粉体が、貯留部排出口又はその近傍で合流するように流動させているため、貯留部に貯留された粉体が貯留部排出口からスムーズに排出される、粉体補給装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 トナー容器を示す斜視図である。 トナー容器の内部を示す断面図である。 トナー容器がトナー補給装置に設置された状態を示す概略図である。 トナー容器が画像形成装置本体に設置された状態を示す概略断面図である。 トナー容器がトナー補給装置に設置された状態を長手方向に直交する断面で示す概略断面図である。 変形例1としての、(A)トナー容器を示す概略斜視図と、(B)トナー容器が画像形成装置本体に設置された状態を示す概略断面図と、である。 変形例2としての、トナー容器が画像形成装置本体に設置された状態を示す概略断面図である。 変形例3としての、トナー容器がトナー補給装置に設置された状態を長手方向に直交する断面で示す概略断面図である。 トナー容器の駆動モータの異常を検知するときの制御を示すフローチャートである。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にある設置部31(トナー容器受台)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4色の略筒状のトナー容器32Y、32M、32C、32K(粉体容器)がそれぞれ2つずつ着脱可能に載置されている。また、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置の貯留部62Y、62M、62C、62Kが配設されている。
設置部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、被補給体としての現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、像担持体としての感光体ドラム1Yは、不図示のモータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K 、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写材Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置(被補給体)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤収容部54Yに開口を介して連通する補給部58Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、被補給体としての現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Y(粉体容器)に収容されているトナー(粉体)が、トナー補給装置40Yのトナー搬送パイプ43Y(粉体搬送部)や補給部58Yを介して現像剤収容部54Y内に補給される。なお、粉体容器としてのトナー容器32Yの構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の長手方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3〜図7にて、被補給体としての現像装置に粉体としてのトナーを供給する粉体容器としてのトナー容器について説明する。
先に図1で説明したように、設置部31(トナー容器受台)には、4種類の粉体容器としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが、2つずつ着脱可能に設置されている。トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、後述するトナー補給装置(粉体補給装置)によって、各作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
本実施の形態では、同じ種類(同じ色)のトナー容器が、それぞれ、2つずつ設置されているため、1つ1つのトナー容器の容量をそれほど大きくすることなく、全体として大容量のトナーを収容することができる。
まず、図3及び図4にて、トナー容器(粉体容器)の構成について説明する。
図3は、トナー容器32Yを示す斜視図である。図4は、トナー容器32Yの頭部側を示す断面図である。
なお、2つのイエロー用のトナー容器32Yは、それぞれ同様の構成となっている。また、他の3種類のトナー容器32M、32C、32Kも、収容されたトナーの色が異なる以外は、イエロートナーを収容したトナー容器32Yとほぼ同様の構成となっている。以下、他の3種類のトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略して、イエロートナーを収容した1つのトナー容器32Yのみの説明をおこなうことにする。
図3に示すように、粉体容器としてのトナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、その頭部に設けられたキャップ34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。
容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、開口部Cと、が設けられている(図4及び図6を参照できる。)。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア68Y(図5を参照できる。)と噛合して容器本体33Yを図3の回転軸Aを中心に矢印方向に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(粉体)をキャップ34Y内の空洞(スペース)に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33aが設けられている。この螺旋状の突起33aは、容器本体33Yを回転駆動して開口部Cからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
図3を参照して、キャップ34Yの周面には、キャップ34Yを回転操作するための把手35Yと、トナー容器32Y内のトナーを外部に排出するためのトナー排出口D(図4を参照できる。)と、トナー排出口D(排出口)を開閉するシャッタ36Yと、が設けられている。
シャッタ36Yは、キャップ34Yのガイド部34bに嵌合するとともに、キャップ34Yの周面上をガイド部34bに沿って移動してトナー排出口Dの開閉ができるように構成されている。シャッタ36Yの一端にはスプリング44が設置されていて、このスプリング44の付勢力によってシャッタ36Yはトナー排出口Dを閉鎖する。
キャップ34Yと容器本体33Yとは、周方向に相対的に回転できるように組み付けられる。これにより、ボトルセット時におけるキャップ34Yの回転操作と、トナー補給時における容器本体33Yの回転駆動と、が可能になる。
なお、容器本体33Yの開口部Cの外周部(キャップ34Yに対向する部分である。)には、キャップ34Yと容器本体33Yとの間からトナーが漏出する不具合を防止するために、発泡ポリウレタン等からなるシール材が貼着されている。
なお、画像形成装置本体1の設置部31(トナー容器受台)に対してトナー容器32Yは、以下のように着脱される。
トナー容器32Yを装置本体100の設置部31に装着する場合は、まず、図1に示すスタック部30を上方に開放して設置部31を露出させる。そして、トナー容器32Yを設置部31上に載置する。なお、設置部31には、その頭部側に、各色ごとにトナー補給装置(図5を参照できる。)や貯留部62Y、62M、62C、62K(ホッパ部)が設置されている。
その後、設置部31上に載置した状態で、トナー容器32Yの把手35Yが把持されて、キャップ34Yが回転操作される。これにより、最終的に、設置部31におけるトナー容器32Yの位置が定まることになる。このとき、キャップ34Yのシャッタ36Yがトナー排出口Dを開放する方向に相対的に移動して、トナー容器32Yのトナー排出口D(排出口)と、トナー補給装置40Yの貯留部62Y(図6に示すように、トナー搬送パイプ43Yに連通している。)と、が連結することになる。これにより、設置部31に設置されたトナー容器32Y内のトナーを、トナー補給装置40Yによって、現像装置5Y(被補給体)に導くことが可能になる。
次に、図5〜図7にて、粉体補給装置としてのトナー補給装置40Yについて説明する。
図5は、設置部31に載置されたトナー容器32Yがトナー補給装置40Yに連結された状態を示す概略側面図である。また、図6は、設置部31に載置されたトナー容器32Yがトナー補給装置40Yに連結された状態を示す概略断面図である。さらに、図7は、同色の2つのトナー容器32Yがトナー補給装置40Yに設置された状態を長手方向(図3中の2点鎖線Aで示す回転軸方向であって、図4〜図6の左右方向である。)に直交する断面で示す概略断面図である。なお、図7では、簡単のため、図6に記載した貯留部撹拌部材81Yの図示を省略している。
粉体補給装置としてのトナー補給装置40Yは、トナー容器32Yに収容されたトナーを被補給体としての現像装置5Yに向けて補給する装置であって、中間転写ユニット15の側方(装置本体100の奥側である。)に固設されている。トナー容器32Yのトナー排出口側と、現像装置5Yの補給部58Yも中間転写ユニット15の側方に配設されている。
なお、各色にそれぞれ対応した4つのトナー補給装置(粉体補給装置)は、搬送されるトナー色が異なる以外はほぼ同一構造なので、以下、イエロートナーを搬送するトナー補給装置40Yについてのみ説明する。
図5に示すように、トナー補給装置40Y(粉体補給装置)には、トナー容器32Yの容器本体33Yやトナー搬送パイプ43Y(粉体搬送部)のトナー搬送部材47Y(トナー搬送コイル)に駆動力を伝達する駆動伝達装置60Y(駆動手段)が設置されている。
駆動手段としての駆動伝達装置60Yには、駆動モータ61Y(第1駆動モータ61Y1及び第2駆動モータ61Y2)が設置されている。そして、駆動モータ61Yによる駆動力が、駆動ギア68Yを介して、トナー容器32Yのボトル・ギア37Yに伝達されて、トナー容器32Yの容器本体33Yが回転することになる。なお、本実施の形態では、一方のトナー容器32Yの容器本体33Yを回転駆動するための第1駆動モータ61Y1と、他方のトナー容器32Yの容器本体33Yを回転駆動するための第2駆動モータ61Y2と、が別々に設けられていて、2つのトナー容器32Yから貯留部62Yに向けて別々にトナーを排出できるように構成されている(図7を参照できる)。
また、図5を参照して、粉体搬送部としてのトナー搬送パイプ43Yにおけるトナー搬送部材47Y(トナー搬送パイプ43Yに内設された変形可能なコイル状部材である。)の軸部に設置されたギア47Yaに駆動力を伝達する第3駆動モータ(不図示である。)が設置されている。そして、この第3駆動モータによってトナー搬送部材47Yが回転駆動されることになる。なお、本実施の形態では、図6に示すように、貯留部61Yに貯留部撹拌部材81Y(回転軸部上に、マイラー等の可撓性部材が複数設置されたものである。)が設置されていて、この第3駆動モータによって貯留部撹拌部材81Yも図6の矢印方向に回転駆動されることになる。
ここで、容器本体33Yの回転によるトナー排出やトナー搬送部材47Yの回転駆動は、原則的に、現像装置5Y内のトナー消費に応じておこなわれる。すなわち、図2に示す現像装置5Yの濃度検知センサ56Yが現像剤収容部54Yにおけるトナー濃度の不足を検知すると、制御部からの信号により駆動モータ61Yの駆動(2つの駆動モータ61Y1、61Y2のいずれかの駆動又は双方の駆動である。)がおこなわれるとともに、トナー搬送部材47Yや貯留部撹拌部材81Yを駆動する第3駆動モータが稼働する。
ここで、本実施の形態において、現像装置5Y内のトナー消費に応じておこなわれる駆動モータ62Yの制御は、2つの駆動モータ61Y1、61Y2のそれぞれの総駆動時間がメモリされていて、ある時点まで2つのトナー容器32Yのトナー残量がほぼ均等になるようにバランスよく交互に駆動されて、ある時点を経過した後には1つのトナー容器32Yの駆動が優先されるようにおこなわれている。これにより、全体的にトナー容器32Yのトナー大容量化を達成しつつ、トナー容器32Yの交換時期が同時におとずれる不具合を防止することができる。なお、駆動モータ62Yの制御は、上述したものに限定されることなく、種々の形態のものを用いることができる。
また、先に説明したようにトナー容器32Yの容器本体33Yにおける内周面には、螺旋状の突起33aが形成されている。これにより、容器本体33Yの回転にともない、容器本体33Yの底部側から頭部のキャップ34Y側に、トナーが搬送される。そして、容器本体33Yの開口部Cから排出されたトナーは、キャップ34Y内の空洞を経由して、トナー排出口D(排出口)から容器外に排出される。
その後、トナー容器32Yから排出されたトナーは、トナー補給装置40Yの貯留部62Y(図6を参照できる。)に落下して貯留される。貯留部62Y(ホッパ部)は、貯留部排出口62Y4を介して、トナー搬送パイプ43Y(粉体搬送部)に連通している。そして、駆動モータ61Yを稼動させることにより容器本体33Yが回転すると同時に、第3駆動モータの稼動によりトナー搬送パイプ43Y内のトナー搬送部材47Yが回転する。こうして、貯留部62Yに貯留されたトナーは、トナー搬送パイプ43Y(粉体搬送部)内を搬送されて、現像装置5Yの補給部58Yに補給される。
以下、図7等を用いて、本実施の形態において特徴的な、トナー補給装置40Y(粉体補給装置)の構成・動作について説明する。
図7に示すように、本実施の形態におけるトナー補給装置40には、2つのトナー容器32Y(複数の粉体容器)からそれぞれ排出されて落下したトナー(粉体)が貯留される貯留部62Y(トナー受部、ホッパ部)が設けられている。この貯留部62Yは、先に説明したように、トナー搬送パイプ43Yを介して、現像装置5Y(被補給体)に間接的に接続されている。
ここで、本実施の形態では、貯留部62Yに、仕切り部材62Y3(仕切り壁)や貯留部排出口62Y4(開口部)が設けられている。詳しくは、仕切り部材62Y3は、2つのトナー容器32Yから排出されて落下したトナーが貯留されるそれぞれの空間(第1空間62Y1と第2空間62Y2とである。)を仕切るものである。仕切り部材62Y3は、貯留部62Yの内部をほぼ均等に2つに分割するように、底部から隙間をあけた位置から上方に向けて延設されている。
貯留部排出口62Y4は、貯留部62Yの内部に貯留されたトナーがトナー搬送パイプ43Y(粉体搬送部)に向けて排出されるように、貯留部62Yの底部に1箇所形成されている。また、貯留部排出口62Y4は、2つのトナー容器32Yの排出口D(トナー排出口)に対して水平方向中央部(複数の粉体容器のうち両端の粉体容器の排出口に対して水平方向中央部である。)に形成されている。すなわち、貯留部排出口62Y4は、2つのトナー容器32Yの排出口Dに対してほぼ等距離となる位置に形成されている。
なお、本実施の形態において、貯留部排出口62Y4を複数の小さな孔の集合体として形成することもできる(このような貯留部排出口62Y4も1箇所に形成されたものと定義する)。
また、粉体搬送部としてのトナー搬送パイプ43Yには、その上方の位置であって貯留部排出口62Y4の下方の位置でトナーの量を検知する粉体検知手段としての圧電センサ70が設置されている。
そして、圧電センサ70(粉体検知手段)の検知結果に基いて、その位置がトナーで埋没するように、2つのトナー容器32Y(又は、一方のトナー容器32Y)からトナーが排出されることになる。具体的には、圧電センサ70がトナーがない状態を検知すると、その検知結果に基いて制御部75によって圧電センサ70がトナーを検知するまで第1駆動モータ61Y1や第2駆動モータ61Y2が駆動される。
ここで、本実施の形態における貯留部62Yには、複数のトナー容器32Yからそれぞれ排出されて落下したトナーが貯留部排出口62Y4(又はその近傍)で合流するように流動させる流動手段が設けられている。
詳しくは、図7に示すように、この流動手段は、2つのトナー容器32Yの排出口Dに対してそれぞれ下方の位置から貯留部排出口62Y4に向けてさらに下方に傾斜する貯留部62Yの内壁面(一点鎖線で示す傾斜面62Y10、62Y20である。)である。
すなわち、一方のトナー容器32Yから排出されたトナーは、第1空間62Y1にて落下して一方の傾斜面62Y10を滑落する。これに対して、他方のトナー容器32Yから排出されたトナーは、第2空間62Y2にて落下して他方の傾斜面62Y20を滑落する。そして、双方の傾斜面62Y10、62Y20を滑落したトナーは、貯留部排出口62Y4(又はその近傍)で合流して、その直後に貯留部排出口62Y4から排出されることになる(図7中、白矢印で示すトナーの流動である。)。
そのため、2つのトナー容器32Yのうち一方から排出されたトナーが、その排出口Dの下方の位置で、他方のトナー容器32Yから排出されたトナーと干渉して、トナーの流動(搬送)が停滞してしまう不具合や、トナー容器32Yの排出口Dに向かってトナーが逆流してトナー補給装置40Yとの隙間(図6中の実線で囲んだ部分Xである。)から外部に飛散してしまう不具合が生じにくくなる。
すなわち、2つのトナー容器32Yから貯留部62Yに排出・落下されたトナーが、互いに干渉したり逆流したりすることなく、貯留部排出口62Y4からスムーズに排出されることになる。そのため、上述したトナー搬送パイプ43Y内における圧電センサ70を用いたトナー量制御を精度良く安定的におこなうことができて、現像装置5Y(被補給体)に向けてのトナー補給を確実におこなうことができる。
ここで、本実施の形態において、貯留部62Yは、その内壁面の一部又は全部が低摩擦材料で形成されている。詳しくは、傾斜面62Y10、62Y20にフッ素樹脂材料等の低摩擦材料からなるシート材を貼着したり、傾斜面62Y10、62Y20にフッ素材料等の低摩擦材料をコーティングしたりしている。
これにより、傾斜面62Y10、62Y20においてトナーがさらに滑落しやすくなるために、上述した本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
また、本実施の形態では、上述したように、貯留部排出口62Y4が、2つのトナー容器32Yの排出口Dに対して水平方向中央部であって、貯留部62Yの底部に形成されている。そのため、2つのトナー容器32Yから同じタイミングで排出されたトナーが、同じタイミングで貯留部排出口62Y4の近傍で合流しやすくなるため、上述した本発明の効果がさらに確実に発揮されることになる。
また、本実施の形態では、先に図6を用いて説明したように、貯留部排出口62Y4の近傍に、貯留部62Yの内部に貯留されたトナーを撹拌する貯留部撹拌部材81Yが設置されている。そのため、貯留部62Y内においてトナーが充分に貯留されていて貯留部排出口62Y4の上方の空間がトナーで埋没しているような場合であっても、それらのトナーは貯留部撹拌部材81Yによって撹拌されることになるため、貯留部62Y内でトナーが凝集・停滞する不具合を防止することができる。
なお、本発明が適用される画像形成装置100(トナー容器32Y、トナー補給装置40Y)は、本実施の形態のものに限定されることなく、例えば、図8に示すトナー容器32Yやトナー補給装置40Y(特開平11−231630号公報等に開示されたものに対応するものである。)であっても、当然に本発明を適用することができる。
詳しくは、図8(A)に示すトナー容器32Yは、螺旋状の突起33aが形成された容器本体33Y、容器本体33Yの開口部(トナー排出口D)を開閉する開口キャップ38Y、容器本体33Yとともに回転可能に設置された回転軸部39Y、などで構成されている。一方、図8(B)に示すトナー補給装置40Yは、トナー容器32Yの開口部(トナー排出口D)が連結される貯留部62Y、開口キャップ38Y(回転軸部39Y)の先端に設置された金属板38Yaが磁力によって吸着されるマグネット66Y、マグネット66Yが設置された回転軸に中継ギア64Yを介して回転駆動力を伝達する駆動モータ61Y、設置部31のコロ31b上へのトナー容器32Yの着脱動作に連動して開口キャップ38Yを挟持して開口(トナー排出口D)の開閉をおこなうチャック部67Y、などで構成されている。そして、このように構成されたトナー補給装置40Yにおいても、複数のトナー容器32Yから排出されたトナーが貯留部62Yで干渉して停滞する不具合や、貯留部62Yでトナーが逆流してトナー補給装置40Y(貯留部62Y)とトナー容器32Y(開口部)との隙間Xからトナー飛散が飛散する不具合を防止するために、本実施の形態のものと同様に、複数のトナー容器32Yから排出されたトナーを貯留部排出口62Y4の近傍で合流させる流動手段としての傾斜面62Y10、62Y20を貯留部62Yに形成している。
このように構成されたトナー補給装置40Yであっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、駆動モータ61Yによってトナー容器32Yの容器本体33Yを回転駆動するように構成された装置に対して本発明を適用した。これに対して、容器本体33Yがキャップ34Yとともに非回転で設置部31に保持されるように構成されて、容器本体33Yの開口部Cを介してトナー排出口Dに向けてトナーを搬送する搬送部材(例えば、軸部状に搬送コイルや複数の搬送羽根が設置されて、容器本体から独立したギアによって所定方向に回転する搬送部材である。)が設置されて、容器本体33Yの内部に収容したトナーが開口部Cに向けて搬送されるように構成されたトナー容器32Yに対して、駆動モータ61Yによってトナー容器32Yの搬送部材を回転駆動するように構成された装置に対して本発明を適用することもできる。
詳しくは、図9に示すように、トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、ギア49Yと、キャップ34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。容器本体33Yの頭部には開口部Cが設けられていて、その開口部Cの外周部にはギア49Yが回転可能に設置されている。ギア49Yは、装置本体100の駆動ギア68Yと噛合してコイル46Yを回転中心軸を中心に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナーをキャップ34Y内のスペースに向けて排出するためのものである。ギア49Yには回転軸45Yが一体的に設けられていて、回転軸45Yには螺旋状のコイル46Y(搬送部材)が連結されている。回転軸45Yの一端は、キャップ34Yの軸受部34Yaに支持されている。コイル46Yは、容器本体33Y内部の開口部Cから底部にかけて延設されている。そして、ギア49Yが容器本体33Yの周りを回転することで、回転軸45Y及びコイル46Yも回転駆動される。これにより、容器本体33Yに収容されたトナーは、コイル46Yのトナー搬送力によって開口部C側に搬送されることになる。なお、ギア49Yは、容器本体33Yとキャップ34Yとに挟まれるように、開口部Cの外周部に挿設されている。ギア49Yの両端面のうち、一端面側には容器本体33Yとの間にゴム部材71Yが設けられていて、他端面側にはキャップ34Yとの間にシール材48Yが設けられている。このような構成によって、トナー容器32Y全体としてのシール性が担保されている。すなわち、ギア49Y、容器本体33Y、キャップ34Yのそれぞれの間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
そして、このようなトナー容器32Yが複数設置されるトナー補給装置40Yにも、上述した本実施の形態のものと同様に、複数のトナー容器32Yから排出されたトナーが貯留部62Yで干渉して停滞する不具合や、貯留部62Yでトナーが逆流してトナー補給装置40Y(貯留部62Y)とトナー容器32Y(開口部)との隙間Xからトナー飛散が飛散する不具合を防止するために、複数のトナー容器32Yから排出されたトナーを貯留部排出口62Y4の近傍で合流させる流動手段としての傾斜面62Y10、62Y20を貯留部62Yに形成している。
このように構成されたトナー補給装置40Yであっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、複数のトナー容器32Yから排出されたトナーを貯留部排出口62Y4の近傍で合流させる流動手段として、傾斜面62Y10、62Y20を貯留部62Yに形成した。
これに対して、図10に示すように、複数のトナー容器32Yから排出されたトナーを貯留部排出口62Y4の近傍で合流させる流動手段として、複数のトナー容器32Yのトナー排出口Dに対してそれぞれ下方の位置から貯留部排出口62Y4に向けてトナーを搬送する貯留部搬送部材62Y5を用いることもできる。詳しくは、貯留部搬送部材62Y5は、所定方向に回転駆動される軸部上に、軸方向左側にトナーを右方に搬送する第1スクリュ部が形成され、軸方向右側にトナーを左方に搬送する第2スクリュ部が形成された、スクリュ状部材である。
このような貯留部搬送部材62Y5を用いた場合であっても、2つのトナー容器32Yから排出されたトナーが貯留部排出口62Y4の近傍で合流されることになるため、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、貯留部62Yの内壁面においてトナーが凝集・停滞するのを確実に防止するために、貯留部62Yの内壁面の一部又は全部が加振手段によって振動するように形成することができる。
具体的に、図10に示すように、貯留部62Yの底部(ほぼ水平面である。)に、不図示のリンク機構によって両矢印方向に比較的高速で往復運動する振動板62Y6(加振手段)が設置されている。これにより、貯留部62Yの底部(振動板62Y6)上のトナーが常に振動することになり、その位置でトナーが凝集・停滞する不具合が抑止されることになる。
なお、このような振動板62Y6(加振手段)は、図7に示す傾斜面62Y10、62Y20にも設置することができる。
また、本実施の形態では、コイル状のトナー搬送部材47Yが内設された粉体搬送部43Yに接続されたトナー補給装置40Yに対して本発明を適用した。
これに対して、図10に示すように、スクリュ状のトナー搬送部材77Y、78Yが内設された粉体搬送部43Yに接続されたトナー補給装置40Yに対しても当然に本発明を適用することができる。そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
ここで、本実施の形態におけるトナー補給装置40Y(画像形成装置100)には、図7を参照して、2つのトナー容器32Yからそれぞれ別々にトナーが排出されるように稼働する複数の駆動手段としての第1駆動モータ61Y1及び第2駆動モータ61Y2と、2つの駆動モータ61Y1、61Y2のそれぞれの異常を検知する異常検知手段としての第1異常検知部83A及び第2異常検知部83Bと、2つの駆動モータ61Y1、61Y2のうち異常検知部83A、83Bによって異常が検知された駆動モータがあるときにその存在を報知する報知手段としての表示パネル84(液晶パネル)と、が設けられている。
第1異常検知部83Aは、一方のトナー容器32Yを駆動する第1駆動モータ61Y1に流される電流の変化(異常)を検知することで、第1駆動モータ61Y1の異常の有無を検知するものである。同様に、第2異常検知部83Bは、他方のトナー容器32Yを駆動する第2駆動モータ61Y2に流される電流の変化(異常)を検知することで、第2駆動モータ61Y2の異常の有無を検知するものである。また、表示パネル84は、装置本体100においてユーザーが見やすい外装部の位置に設置されている。
そして、2つの駆動モータ61Y1、61Y2のうち異常検知部83A、83Bによって異常が検知された駆動モータが稼働されないように制御して、異常検知部83A、83Bによって異常が検知されていない駆動モータのみを稼働できるように制御している。例えば、第1異常検知部83Aによって第1駆動モータ61Y1の異常が検知された場合には、第1駆動モータ61Y1の稼働を停止して第1のトナー容器32Yからのトナー排出を中止し、異常が検知されていない第2駆動モータ61Y2のみを稼働して第2のトナー容器32Yからのみトナー排出をおこなう。このような制御をおこなうことで、サービスマンが異常のある駆動モータのメンテナンスを完遂するまでの間に、画像形成装置100(トナー補給装置40Y)の画像形成動作をおこなうことが可能になる(ダウンタイムが生じるのを軽減することができる)。
なお、このような駆動モータの異常検知は、先に図8で説明したような、開口キャップ38Yの開閉動作をもおこなう駆動モータの異常検知をおこなうときにも当然に適用できる。
また、本実施の形態では、異常検知手段としての異常検知部83A、83Bは、駆動モータ61Y1、61Y2の異常を検知する判断基準を可変できるように形成されている。具体的には、異常検知部83A、83Bによって駆動モータ61Y1、61Y2に流れる電流の異常値がN回(サービスマン等が任意に設定できる値である。)連続して検知されたときに、異常のあった駆動モータ61Y1、61Y2の稼働ができなくなるように制御している。
このように異常検知の判断基準(設定値N)を任意に可変できるように構成することで、装置本体100へのトナー容器32Yの着脱作業に対して不慣れなユーザーが、誤セットされたトナー容器32Yを再び装置本体100にセットすることによって異常検知部83A、83Bの異常検知が解消されるようなケースを増やすることができる。すなわち、駆動モータ61Y1、61Y2の故障ではなくて、ユーザーの作業ミスによるもので、サービスマンコールがされてしまう不具合を軽減することができる。
また、本実施の形態では、異常検知部83A、83B(異常検知手段)が駆動モータ61Y1、61Y2の異常を検知したときに、表示パネル84(報知手段)によって表示(報知)するタイミングを可変できるように形成している。具体的には、異常検知部83A、83Bによって駆動モータ61Y1、61Y2に異常があるものと判断されたときに、そのときから表示パネル84上に異常を知らせるまでの時間T(サービスマン等が任意に設定できる値である。)を調整できるように構成している。
このような構成により、ユーザーの居所からサービスマンが常駐する拠点までの距離(サービスマンの到着時間)が短い場合などに、画像形成装置100のダウンタイムを生じさせることなく、最適なタイミングでサービスマンがメンテナンスをおこなうことができる。また、サービスマンによる定期メンテナンスが間近に迫っている場合などに、そのメンテナンスを同時におこなうことも可能になって、メンテナンスの効率を向上させることができる。
以下、図11にて、トナー容器32Yの駆動モータ61Y1、61Y2の異常を検知するときの制御について簡単に説明する。
まず、2つの駆動モータ61Y1、61Y2のうち、いずれかの駆動モータに電流異常がないかが、異常検知部83A、83Bによって判別される(ステップS1)。その結果、いずれかの駆動モータに電流異常がある場合に、その異常がN回(任意の設定値である。)連続したものであるかが判断されて(ステップS2)、N回連続したものであるときに駆動モータの異常があるものとして、その駆動モータの稼働を停止する(ステップS3)。そして、異常のない駆動モータのみを稼働する(ステップS4)。
その後、ステップS3にて駆動モータの異常を判断したときからT秒(任意の設定値である)が経過しているかが判別されて(ステップS5)、T秒が経過したときに表示パネル84に異常を表示する(ステップS6)。このときの表示パネル84への表示としては、例えば、駆動モータに異常がありサービスマンによるメンテナンスが必要である旨の表示や、異常のある駆動モータを特定する表示、などである。
その後、ステップS4にて稼働させた駆動モータに異常がないかを判別する(ステップS7)。このときの異常の判断基準としては、ステップS1〜S2のものと同様のものを用いることができる。そして、他方の駆動モータにも異常があるものと判断された場合には、表示パネル84にその旨を表示するとともに、画像形成装置100による画像形成動作を停止して(ステップS8)、サービスマンによるメンテナンスに備える。これに対して、ステップS7において他方の駆動モータの異常が検知されなかった場合には、そのまま画像形成装置100による画像形成動作が可能になるように制御する。
以上説明したように、本実施の形態では、複数のトナー容器32Y(粉体容器)から排出・落下されて貯留部62Yに貯留されたトナー(粉体)が、貯留部排出口62Y4又はその近傍で合流するように流動させているため、貯留部62Yに貯留されたトナーを貯留部排出口62Y4からスムーズに排出させることができる。
なお、本実施の形態では、粉体容器としてトナー容器32Yを用いたが、粉体容器としてトナー以外の粉体やトナーを含む粉体が収容された粉体容器に対しても本発明を適用することもできる。特に、本実施の形態では、トナー容器32Y、32M、32C、32K内にトナーのみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置5に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器32Y、32M、32C、32K内に2成分現像剤を収容することもできる。
また、本実施の形態では、被補給体としての現像装置5Yに粉体を補給する粉体補給装置に対して本発明を適用したが、現像装置5Y以外の被補給体(例えば、トナー補給装置40Yと現像装置5Yとの間の補給経路を中継するサブホッパ等である。)に粉体を補給する粉体補給装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、貯留部62Yから粉体搬送部43Yを介して現像装置5Yに粉体を補給する粉体補給装置に対して本発明を適用したが、貯留部62Yから現像装置5Yに粉体を直接的に補給する粉体補給装置に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、各色に対応したトナー補給装置において、それぞれ、同色のトナー容器が2つ設置されるカラー(複数色)プリント用の画像形成装置に対して、本発明を適用した。これに対して、各色に対応したトナー補給装置において、それぞれ、同色のトナー容器が3つ以上設置される画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。また、同色のトナー容器が複数設置される単色プリント用の画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、このように構成されたトナー補給装置40Yであっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
5Y 現像装置(被補給体)、
32Y、32M、32C、32K トナー容器(粉体容器)、
33Y 容器本体、
34Y キャップ、
38Y 開口キャップ、
40Y トナー補給装置(粉体補給装置)、
43Y トナー搬送パイプ(粉体搬送部)、
61Y1 第1駆動モータ(駆動手段)、
61Y2 第2駆動モータ(駆動手段)、
62Y、62M、62C、62K 貯留部(ホッパ部)、
62Y1 第1空間、
62Y2 第2空間、
62Y3 仕切り部材、
62Y4 貯留部排出口、
62Y5 貯留部搬送部材(流動手段)、
62Y6 振動板(加振手段)、
62Y10、62Y20 傾斜面(内壁面、流動手段)、
70 圧電センサ(粉体検知手段)、
81Y 貯留部撹拌部材、
83A 第1異常検知部(異常検知手段)、
83B 第2異常検知部(異常検知手段)、
84 表示パネル(報知手段)、
100 画像形成装置本体(装置本体)。
特開2009−80402号公報

Claims (14)

  1. 粉体容器に収容された粉体を被補給体に向けて補給する粉体補給装置であって、
    複数の前記粉体容器からそれぞれ排出されて落下した粉体が貯留される貯留部を備え、
    前記貯留部は、その内部に貯留された粉体が排出される貯留部排出口が1箇所に形成され、前記複数の粉体容器からそれぞれ排出されて落下した粉体が前記貯留部排出口又はその近傍で合流するように流動させる流動手段を具備したことを特徴とする粉体補給装置。
  2. 前記貯留部排出口は、前記貯留部の底部に形成され、
    前記流動手段は、前記複数の粉体容器の排出口に対してそれぞれ下方の位置から前記貯留部排出口に向けてさらに下方に傾斜する前記貯留部の内壁面であることを特徴とする請求項1に記載の粉体補給装置。
  3. 前記流動手段は、前記複数の粉体容器の排出口に対してそれぞれ下方の位置から前記貯留部排出口に向けて粉体を搬送する貯留部搬送部材であることを特徴とする請求項1に記載の粉体補給装置。
  4. 前記貯留部排出口から排出された粉体を前記被補給体に向けて搬送する粉体搬送部を備え、
    前記粉体搬送部は、当該粉体搬送部の上方の位置であって前記貯留部排出口の下方の位置で粉体の量を検知する粉体検知手段を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粉体補給装置。
  5. 前記貯留部は、その内壁面の一部又は全部が低摩擦材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉体補給装置。
  6. 前記貯留部は、その内壁面の一部又は全部が加振手段によって振動するように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の粉体補給装置。
  7. 前記貯留部は、前記貯留部排出口の近傍に、内部に貯留された粉体を撹拌する貯留部撹拌部材を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の粉体補給装置。
  8. 前記貯留部排出口は、前記複数の粉体容器のうち両端の粉体容器の排出口に対して水平方向中央部であって、前記貯留部の底部に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の粉体補給装置。
  9. 前記複数の粉体容器からそれぞれ別々に粉体が排出されるように稼働する複数の駆動手段と、
    前記複数の駆動手段のそれぞれの異常を検知する異常検知手段と、
    を備え、
    前記複数の駆動手段のうち前記異常検知手段によって異常が検知された駆動手段が稼働されないように制御して、前記異常検知手段によって異常が検知されていない駆動手段のみを稼働できるように制御することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の粉体補給装置。
  10. 前記異常検知手段は、前記駆動手段の異常を検知する判断基準を可変できるように形成されたことを特徴とする請求項9に記載の粉体補給装置。
  11. 前記複数の駆動手段のうち前記異常検知手段によって異常が検知された駆動手段があるときに、その存在を報知する報知手段を備え、
    前記異常検知手段が駆動手段の異常を検知したときに前記報知手段によって報知するタイミングを可変できるように形成されたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の粉体補給装置。
  12. 前記粉体は、トナーであって、
    前記被補給体は、前記貯留部からトナーが補給されるように前記貯留部に直接的又は間接的に接続されて、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の粉体補給装置。
  13. 前記粉体容器は、筒状に形成されるとともに、内周面に螺旋状の突起が形成されて所定方向に回転する容器本体を具備し、前記貯留部の上方に着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の粉体補給装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の粉体補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2019109326A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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