JP2014021172A - 粉体補給装置、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】新品の粉体容器が設置された場合であっても、初期的に粉体容器から排出される粉体の量が低下する不具合が軽減される、粉体補給装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】粉体容器を駆動してその粉体容器に収容された粉体を排出させる駆動モータが設置されている。そして、駆動モータは、新品の粉体容器が設置されて、その粉体容器の駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御される。
【選択図】図7
【解決手段】粉体容器を駆動してその粉体容器に収容された粉体を排出させる駆動モータが設置されている。そして、駆動モータは、新品の粉体容器が設置されて、その粉体容器の駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御される。
【選択図】図7
Description
この発明は、粉体容器に収容されたトナー等の粉体を現像装置等の被補給体に向けて補給する粉体補給装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置において、トナー容器(粉体容器)に収容されたトナー(粉体)を、トナー容器から離れた位置に配設された現像装置(被補給体)に向けて、搬送して補給するトナー補給装置(粉体補給装置)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなトナー補給装置には、トナー容器を駆動するための駆動モータが設置されている。
詳しくは、トナー容器には、外周面から内周面に向けて突出する螺旋状の突起が形成された略筒状の容器本体が設けられている。そして、駆動モータによって容器本体が回転駆動されることで、螺旋状の突起によって容器本体内のトナーが排出口に向けて搬送されて、排出口から容器外にトナーが排出されることになる。そして、トナー容器から排出されたトナーは、現像装置に補給されることになる。
ここで、駆動モータによるトナー容器の駆動は、現像装置の内部に収容されたトナーの消費に応じて、消費されたトナーを補充するために、適宜におこなわれる。
詳しくは、トナー容器には、外周面から内周面に向けて突出する螺旋状の突起が形成された略筒状の容器本体が設けられている。そして、駆動モータによって容器本体が回転駆動されることで、螺旋状の突起によって容器本体内のトナーが排出口に向けて搬送されて、排出口から容器外にトナーが排出されることになる。そして、トナー容器から排出されたトナーは、現像装置に補給されることになる。
ここで、駆動モータによるトナー容器の駆動は、現像装置の内部に収容されたトナーの消費に応じて、消費されたトナーを補充するために、適宜におこなわれる。
従来の粉体補給装置は、粉体容器の交換時等において、装置に新品の粉体容器が設置されて、粉体容器の駆動が開始されてから暫くの間、初期的に、粉体容器の駆動トルクがかなり大きくなっていた。このような現象は、新品の粉体容器の内部に収容された粉体量が最も多い状態であるということだけで生じる範囲を超えるものであって、保管時や運搬時などに粉体容器の内部に収容された粉体が固まった状態やそれに近い状態になってしまったり、容器本体が摺接するシール材がへたった状態でなく容器本体とシール材との摺動抵抗が最も大きな状態になっていたりすることによるものである。
そして、このような現象が生じると、駆動モータによって駆動される粉体容器の回転数が狙いの値よりも低下して、粉体容器から排出される粉体の量が少なくなったり、排出口の近傍で粉体が滞留して詰まりが発生したりすることになる。
そして、このような現象が生じると、駆動モータによって駆動される粉体容器の回転数が狙いの値よりも低下して、粉体容器から排出される粉体の量が少なくなったり、排出口の近傍で粉体が滞留して詰まりが発生したりすることになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、新品の粉体容器が設置された場合であっても、初期的に粉体容器から排出される粉体の量が低下する不具合が軽減される、粉体補給装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる粉体補給装置は、粉体容器に収容された粉体を被補給体に向けて補給する粉体補給装置であって、前記粉体容器を駆動して当該粉体容器に収容された粉体を排出させる駆動モータを備え、前記駆動モータは、新品の前記粉体容器が設置されて当該粉体容器の駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御される。
本発明は、新品の粉体容器が設置された場合であっても、初期時において粉体容器を駆動する駆動モータによる1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御しているため、初期的に粉体容器から排出される粉体の量が低下する不具合が軽減される、粉体補給装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31(ボトル収容部)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32K(粉体容器)が着脱可能に設置されている。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31(ボトル収容部)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32K(粉体容器)が着脱可能に設置されている。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム21の周囲に配設された帯電部4Y、被補給体としての現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、像担持体としての感光体ドラム1Yは、不図示のモータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K 、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写材Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写材Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置(被補給体)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤収容部54Yに開口を介して連通する補給部58Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤収容部54Yに開口を介して連通する補給部58Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、被補給体としての現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Y(粉体容器)に収容されているトナー(粉体)が、トナー補給装置40Yのトナー搬送パイプ43Yや補給部58Yを介して現像剤収容部54Y内に補給される。なお、粉体容器としてのトナー容器32Yの構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3〜図5にて、被補給体としての現像装置に粉体としてのトナーを供給する粉体容器としてのトナー容器について説明する。
先に図1で説明したように、トナー容器収容部31には、4つの粉体容器としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが、着脱可能に設置されている。トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、後述するトナー補給装置(粉体補給装置)によって、各作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
先に図1で説明したように、トナー容器収容部31には、4つの粉体容器としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが、着脱可能に設置されている。トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、後述するトナー補給装置(粉体補給装置)によって、各作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
まず、図3及び図4にて、トナー容器(粉体容器)の構成について説明する。
図3は、トナー容器32Yを示す斜視図である。図4は、トナー容器32Yの頭部側を示す断面図である。
なお、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kも、収容されたトナーの色が異なる以外は、イエロートナーを収容したトナー容器32Yとほぼ同様の構成となっている。以下、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略して、イエロートナーを収容したトナー容器32Yのみの説明をおこなうことにする。
図3は、トナー容器32Yを示す斜視図である。図4は、トナー容器32Yの頭部側を示す断面図である。
なお、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kも、収容されたトナーの色が異なる以外は、イエロートナーを収容したトナー容器32Yとほぼ同様の構成となっている。以下、他の3つのトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略して、イエロートナーを収容したトナー容器32Yのみの説明をおこなうことにする。
図3に示すように、粉体容器としてのトナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、その頭部に設けられたキャップ34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。
容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、開口部Cと、が設けられている(図4を参照できる。)。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア68Y(図5を参照できる。)と噛合して容器本体33Yを図3の回転軸Aを中心に矢印方向に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(粉体)をキャップ34Y内の空洞(スペース)に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、開口部Cと、が設けられている(図4を参照できる。)。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア68Y(図5を参照できる。)と噛合して容器本体33Yを図3の回転軸Aを中心に矢印方向に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(粉体)をキャップ34Y内の空洞(スペース)に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33aが設けられている。この螺旋状の突起33aは、容器本体33Yを回転駆動して開口部Cからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
図3を参照して、キャップ34Yの周面には、キャップ34Yを回転操作するための把手35Yと、トナー容器32Y内のトナーを外部に排出するためのトナー排出口D(図4を参照できる。)と、トナー排出口D(排出口)を開閉するシャッタ36Yと、が設けられている。
シャッタ36Yは、キャップ34Yのガイド部34bに係合するとともに、キャップ34Yの周面上をガイド部34bに沿って移動してトナー排出口Dの開閉ができるように構成されている。シャッタ36Yの一端にはスプリング44が設置されていて、このプリング44の付勢力によってシャッタ36Yはトナー排出口Dを閉鎖する。
キャップ34Yと容器本体33Yとは、周方向に相対的に回転できるように組み付けられる。これにより、ボトルセット時におけるキャップ34Yの回転操作と、トナー補給時における容器本体33Yの回転駆動と、が可能になる。
なお、容器本体33Yの開口部Cの外周部(キャップ34Yに対向する部分である。)には、キャップ34Yと容器本体33Yとの間からトナーが漏出する不具合を防止するために、発泡ポリウレタン等からなるシール材が貼着されている。
シャッタ36Yは、キャップ34Yのガイド部34bに係合するとともに、キャップ34Yの周面上をガイド部34bに沿って移動してトナー排出口Dの開閉ができるように構成されている。シャッタ36Yの一端にはスプリング44が設置されていて、このプリング44の付勢力によってシャッタ36Yはトナー排出口Dを閉鎖する。
キャップ34Yと容器本体33Yとは、周方向に相対的に回転できるように組み付けられる。これにより、ボトルセット時におけるキャップ34Yの回転操作と、トナー補給時における容器本体33Yの回転駆動と、が可能になる。
なお、容器本体33Yの開口部Cの外周部(キャップ34Yに対向する部分である。)には、キャップ34Yと容器本体33Yとの間からトナーが漏出する不具合を防止するために、発泡ポリウレタン等からなるシール材が貼着されている。
なお、画像形成装置本体1のトナー容器収容部31に対してトナー容器32Yは、以下のように着脱される。
トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31に装着する場合は、まず、図1に示すスタック部30を上方に開放してトナー容器収容部31を露出させる。そして、トナー容器32Yをトナー容器収容部31上に載置する。なお、トナー容器収容部31には、その頭部側に、各色ごとにトナー補給装置(図5を参照できる。)が設置されている。
その後、トナー容器収容部31上に載置した状態で、トナー容器32Yの把手35Yが把持されて、キャップ34Yが回転操作される。これにより、最終的に、トナー容器収容部31におけるトナー容器32Yの位置が定まることになる。このとき、キャップ34Yのシャッタ36Yがトナー排出口Dを開放する方向に相対的に移動して、トナー容器32Yのトナー排出口Dと、トナー補給装置40Yのトナー受け部(不図示であって、トナー搬送パイプ43Yに連通している。)と、が連通することになる。これにより、トナー容器収容部31に設置されたトナー容器32Y内のトナーを、トナー補給装置40Yによって、現像装置5Y(被補給体)に導くことが可能になる。
トナー容器32Yを装置本体100のトナー容器収容部31に装着する場合は、まず、図1に示すスタック部30を上方に開放してトナー容器収容部31を露出させる。そして、トナー容器32Yをトナー容器収容部31上に載置する。なお、トナー容器収容部31には、その頭部側に、各色ごとにトナー補給装置(図5を参照できる。)が設置されている。
その後、トナー容器収容部31上に載置した状態で、トナー容器32Yの把手35Yが把持されて、キャップ34Yが回転操作される。これにより、最終的に、トナー容器収容部31におけるトナー容器32Yの位置が定まることになる。このとき、キャップ34Yのシャッタ36Yがトナー排出口Dを開放する方向に相対的に移動して、トナー容器32Yのトナー排出口Dと、トナー補給装置40Yのトナー受け部(不図示であって、トナー搬送パイプ43Yに連通している。)と、が連通することになる。これにより、トナー容器収容部31に設置されたトナー容器32Y内のトナーを、トナー補給装置40Yによって、現像装置5Y(被補給体)に導くことが可能になる。
次に、図5及び図6にて、粉体補給装置としてのトナー補給装置40Yについて説明する。
図5は、トナー容器収容部31に載置されたトナー容器32Yがトナー補給装置40Yに連結された状態を示す図である。また、図6は、トナー補給装置40Yにおける駆動伝達装置60Y(駆動機構)を示す斜視図である。
粉体補給装置としてのトナー補給装置40Yは、トナー容器32Yに収容されたトナーを被補給体としての現像装置5Yに向けて補給する装置であって、中間転写ユニット15の側方(装置本体100の奥側である。)に固設されている。トナー容器32Yのトナー排出口側と、現像装置5Yの補給部58Yも中間転写ユニット15の側方に配設されている。
なお、各色にそれぞれ対応した4つのトナー補給装置(粉体補給装置)は、搬送されるトナー色が異なる以外はほぼ同一構造なので、以下、イエロートナーを搬送するトナー補給装置40Yについてのみ説明する。
図5は、トナー容器収容部31に載置されたトナー容器32Yがトナー補給装置40Yに連結された状態を示す図である。また、図6は、トナー補給装置40Yにおける駆動伝達装置60Y(駆動機構)を示す斜視図である。
粉体補給装置としてのトナー補給装置40Yは、トナー容器32Yに収容されたトナーを被補給体としての現像装置5Yに向けて補給する装置であって、中間転写ユニット15の側方(装置本体100の奥側である。)に固設されている。トナー容器32Yのトナー排出口側と、現像装置5Yの補給部58Yも中間転写ユニット15の側方に配設されている。
なお、各色にそれぞれ対応した4つのトナー補給装置(粉体補給装置)は、搬送されるトナー色が異なる以外はほぼ同一構造なので、以下、イエロートナーを搬送するトナー補給装置40Yについてのみ説明する。
図5に示すように、トナー補給装置40Y(粉体補給装置)には、トナー容器32Yの容器本体33Yやトナー搬送パイプ43Yのトナー搬送部材47Y(トナー搬送コイル)に駆動力を伝達する駆動伝達装置60Y(駆動機構)が設置されている。
駆動伝達装置60Yには、駆動モータ61Yが設置されている。そして、駆動モータ61Yによる駆動力が、駆動ギア68Yを介して、トナー容器32Yのボトル・ギア37Yに伝達されて、トナー容器32Yの容器本体33Yが回転することになる。また、駆動モータ61Yによる駆動力が、中継ギアを介して、トナー搬送パイプ43Yのトナー搬送部材47Y(トナー搬送パイプ43Yに内設された変形可能なコイル状部材である。)に伝達されて、トナー搬送部材47Yが回転することになる。
駆動伝達装置60Yには、駆動モータ61Yが設置されている。そして、駆動モータ61Yによる駆動力が、駆動ギア68Yを介して、トナー容器32Yのボトル・ギア37Yに伝達されて、トナー容器32Yの容器本体33Yが回転することになる。また、駆動モータ61Yによる駆動力が、中継ギアを介して、トナー搬送パイプ43Yのトナー搬送部材47Y(トナー搬送パイプ43Yに内設された変形可能なコイル状部材である。)に伝達されて、トナー搬送部材47Yが回転することになる。
ここで、容器本体33Yの回転によるトナー排出は、現像装置5Y内のトナー消費に応じておこなわれる。すなわち、図2に示す現像装置5Yの濃度検知センサ56Yが現像剤収容部54Yにおけるトナー濃度の不足を検知すると、制御部からの信号により駆動モータ61Yが稼動する。
また、先に説明したようにトナー容器32Yの容器本体33Yにおける内周面には、螺旋状の突起33aが形成されている。これにより、容器本体33Yの回転にともない、容器本体33Yの底部側から頭部のキャップ34Y側に、トナーが搬送される。そして、容器本体33Yの開口部Cから排出されたトナーは、キャップ34Y内の空洞を経由して,トナー排出口D(排出口)から容器外に排出される。
その後、トナー容器32Yから排出されたトナーは、トナー補給装置40Yのトナー受け部(不図示である。)に落下する。トナー受け部は、トナー搬送パイプ43Yに連通している。そして、駆動モータ61Yを稼動させることにより、容器本体33Yが回転すると同時に、トナー搬送パイプ43Y内のトナー搬送部材47Yが回転する。こうして、トナー受け部に落下したトナーは、トナー搬送パイプ43Y内を搬送されて、現像装置5Yの補給部58Yに補給される。
また、先に説明したようにトナー容器32Yの容器本体33Yにおける内周面には、螺旋状の突起33aが形成されている。これにより、容器本体33Yの回転にともない、容器本体33Yの底部側から頭部のキャップ34Y側に、トナーが搬送される。そして、容器本体33Yの開口部Cから排出されたトナーは、キャップ34Y内の空洞を経由して,トナー排出口D(排出口)から容器外に排出される。
その後、トナー容器32Yから排出されたトナーは、トナー補給装置40Yのトナー受け部(不図示である。)に落下する。トナー受け部は、トナー搬送パイプ43Yに連通している。そして、駆動モータ61Yを稼動させることにより、容器本体33Yが回転すると同時に、トナー搬送パイプ43Y内のトナー搬送部材47Yが回転する。こうして、トナー受け部に落下したトナーは、トナー搬送パイプ43Y内を搬送されて、現像装置5Yの補給部58Yに補給される。
図6を参照して、駆動伝達装置60Yには、駆動モータ61Y、ウォームギア64Y、ホイールギア(不図示である。)、ホルダ62Y、駆動ギア68Y、中継ギア66Y、67Y、等が設置されている。
なお、本実施の形態において、駆動伝達装置60Yは、1つのユニットとして、トナー補給装置40Yに対してネジの締結・解除によって着脱可能に構成されている。
なお、本実施の形態において、駆動伝達装置60Yは、1つのユニットとして、トナー補給装置40Yに対してネジの締結・解除によって着脱可能に構成されている。
駆動モータ61Yは、DCモータであって、そのモータ軸にウォームギア64Yが圧入されている。また、駆動モータ61Yは、ホルダ62Y(板金部材)に、ネジによる締結により固定・保持されている。
ウォームギア64Yは、ホイールギア(ホルダ62Yに軸受を介して支持されたシャフトに設置されている。)に噛合している。さらに、シャフトの両端部には、それぞれ、駆動ギア68Yと中継ギア66Yとが設置されている。
このような構成により、駆動モータ61Yが駆動されると、ウォームギア64Yからホイールギアに駆動力(駆動方向が90度変換されたものである。)が伝達され、駆動ギア68Yや中継ギア66Yがシャフトとともに回転することになる。
ウォームギア64Yは、ホイールギア(ホルダ62Yに軸受を介して支持されたシャフトに設置されている。)に噛合している。さらに、シャフトの両端部には、それぞれ、駆動ギア68Yと中継ギア66Yとが設置されている。
このような構成により、駆動モータ61Yが駆動されると、ウォームギア64Yからホイールギアに駆動力(駆動方向が90度変換されたものである。)が伝達され、駆動ギア68Yや中継ギア66Yがシャフトとともに回転することになる。
以下、図7等を用いて、本実施の形態において特徴的な、トナー補給装置40Y(粉体補給装置)の動作について説明する。
先に、図5及び図6を用いて説明したように、トナー補給装置40Y(粉体補給装置)には、トナー容器32Y(粉体容器)を駆動してトナー容器32Yに収容されたトナー(粉体)を排出させる駆動モータ61Yが設置されている。そして、本実施の形態において、駆動モータ61Yは、現像装置5Yによって感光体ドラム1Y上にトナー像(画像)が1回形成されるごとに(又は、被転写材Pが1枚通紙されるごとに)、現像装置5Y内で消費されるトナーの量(濃度検知センサ56Yで検知されるトナー濃度である。)に応じて駆動時間が可変されて1回の駆動がおこなわれるように制御される。すなわち、図7を参照して、トナー容器32Y(容器本体33Y)は、1回の画像形成プロセスごとに、現像装置5Y内で消費されるトナー量に応じて駆動モータ61Yによる駆動時間を可変しながら、間欠的に回転駆動されてトナーを排出することになる(1.3秒の周期内で駆動時間(オン時間)が可変される)。
先に、図5及び図6を用いて説明したように、トナー補給装置40Y(粉体補給装置)には、トナー容器32Y(粉体容器)を駆動してトナー容器32Yに収容されたトナー(粉体)を排出させる駆動モータ61Yが設置されている。そして、本実施の形態において、駆動モータ61Yは、現像装置5Yによって感光体ドラム1Y上にトナー像(画像)が1回形成されるごとに(又は、被転写材Pが1枚通紙されるごとに)、現像装置5Y内で消費されるトナーの量(濃度検知センサ56Yで検知されるトナー濃度である。)に応じて駆動時間が可変されて1回の駆動がおこなわれるように制御される。すなわち、図7を参照して、トナー容器32Y(容器本体33Y)は、1回の画像形成プロセスごとに、現像装置5Y内で消費されるトナー量に応じて駆動モータ61Yによる駆動時間を可変しながら、間欠的に回転駆動されてトナーを排出することになる(1.3秒の周期内で駆動時間(オン時間)が可変される)。
ここで、本実施の形態において、駆動モータ61Yは、新品のトナー容器32Y(粉体容器)が設置されて、そのトナー容器32Yの駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御される。
詳しくは、駆動モータ61Yは、新品のトナー容器32Yが設置されて、そのトナー容器32Yの駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間の最小値が、累積駆動回数が所定回数に達してからのものよりも長くなるように制御される。
詳しくは、駆動モータ61Yは、新品のトナー容器32Yが設置されて、そのトナー容器32Yの駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間の最小値が、累積駆動回数が所定回数に達してからのものよりも長くなるように制御される。
具体的に、本実施の形態では、図7に示すように、駆動モータ61Yは、新品のトナー容器32Yが設置されて、そのトナー容器32Yの駆動が開始されてから累積駆動回数が100回(又は、通紙枚数が100枚)に達するまで1回の駆動当りの駆動時間の最小値が0.3秒に設定され、累積駆動回数が100回(又は、通紙枚数が100枚)を超えてからの1回の駆動当りの駆動時間の最小値が0.2秒に設定されるように制御される。すなわち、図7を参照して、本実施の形態では、新品のトナー容器32Yの使用(駆動)が開始されてから、累積駆動回数が100回に達するまでの初期時には、現像装置5Y内のトナー消費量が少なくても駆動時間が0.3秒(s)未満にならないように制御される。これに対して、累積駆動回数が100回を超えた通常時(101回目以降である。)には、現像装置5Y内のトナー消費量に応じた通常の制御(駆動時間の最低時間が0.2秒となる制御である。)がおこなわれる。
ここで、図7において、累積駆動回数が4回目のときに、駆動モータ61Yの駆動時間が0.4秒となっているのは、このときの現像装置5Y内のトナー消費量が多くなっているためである。また、累積駆動回数が103回目のときに、駆動モータ61Yが駆動されていないのは、このときの現像装置5Y内のトナー消費量がゼロであるためである。
ここで、図7において、累積駆動回数が4回目のときに、駆動モータ61Yの駆動時間が0.4秒となっているのは、このときの現像装置5Y内のトナー消費量が多くなっているためである。また、累積駆動回数が103回目のときに、駆動モータ61Yが駆動されていないのは、このときの現像装置5Y内のトナー消費量がゼロであるためである。
このような制御をおこなうことで、トナー容器32Yの交換時等において、画像形成装置100に新品のトナー容器32Yが設置されて、トナー容器32Yの駆動が開始されてから暫くの間(本実施の形態では累積駆動回数100回である。)、初期的に、トナー容器32Yの駆動トルクがかなり大きくなって、駆動モータ61Yによって駆動されるトナー容器32Y(容器本体33Y)の回転数が狙いの値よりも低下しても、その間における駆動モータ61Yによる駆動時間を通常時よりも長めに設定しているため、トナー容器32Yから排出されるトナー量が少なくなる不具合や、トナー排出口Dの近傍でトナーが滞留して詰まりが発生する不具合が確実に軽減される。
すなわち、従来の制御によれば、図8に示すように、初期的にトナー容器32Yの駆動トルクが大きくなってトナー容器32Y(容器本体33Y)の回転数が狙いの値よりも低下しても、通常時の駆動制御と同様の制御がおこなわれることになるため、トナー容器32Yから排出されるトナー量が少なくなる不具合や、トナー排出口Dの近傍でトナーが滞留して詰まりが発生する不具合が生じてしまうことになる。
すなわち、従来の制御によれば、図8に示すように、初期的にトナー容器32Yの駆動トルクが大きくなってトナー容器32Y(容器本体33Y)の回転数が狙いの値よりも低下しても、通常時の駆動制御と同様の制御がおこなわれることになるため、トナー容器32Yから排出されるトナー量が少なくなる不具合や、トナー排出口Dの近傍でトナーが滞留して詰まりが発生する不具合が生じてしまうことになる。
以上説明したように、本実施の形態では、新品のトナー容器32Y(粉体容器)が設置された場合であっても、初期時においてトナー容器32Yを駆動する駆動モータ61Yによる1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御しているため、初期的にトナー容器32Yから排出される粉体の量が低下する不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、粉体容器としてトナー容器32Yを用いたが、粉体容器としてトナー以外の粉体やトナーを含む粉体が収容された粉体容器に対しても本発明を適用することもできる。特に、本実施の形態では、トナー容器32Y、32M、32C、32K内にトナーのみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置5に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器32Y、32M、32C、32K内に2成分現像剤を収容することもできる。
また、本実施の形態では、被補給体としての現像装置5Yに粉体を補給する粉体補給装置に対して本発明を適用したが、現像装置5Y以外の被補給体(例えば、トナー補給装置40Yと現像装置5Yとの間の補給経路を中継するサブホッパ等である。)に粉体を補給する粉体補給装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、被補給体としての現像装置5Yに粉体を補給する粉体補給装置に対して本発明を適用したが、現像装置5Y以外の被補給体(例えば、トナー補給装置40Yと現像装置5Yとの間の補給経路を中継するサブホッパ等である。)に粉体を補給する粉体補給装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、駆動モータ61Yによってトナー容器32Yの容器本体33Yを回転駆動するように構成された装置に対して本発明を適用した。これに対して、容器本体33Yがキャップ34Yとともに非回転でトナー容器収容部31に保持されるように構成されて、容器本体33Yの開口部Cを介して排出口Dに向けてトナーを搬送する搬送部材(例えば、軸部状に搬送コイルや複数の搬送羽根が設置されて、容器本体から独立したギアによって所定方向に回転する搬送部材である。)が設置されて、容器本体33Yの内部に収容したトナーが開口部Cに向けて搬送されるように構成されたトナー容器32Yに対して、駆動モータ61Yによってトナー容器32Yの搬送部材を回転駆動するように構成された装置に対して本発明を適用することもできる(図9を参照できる)。
詳しくは、図9に示すように、トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、ギア49Yと、キャップ34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。容器本体33Yの頭部には開口部Cが設けられていて、その開口部Cの外周部にはギア49Yが回転可能に設置されている。ギア49Yは、装置本体100の駆動ギア68Yと噛合してコイル46Yを回転中心軸を中心に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナーをキャップ34Y内のスペースに向けて排出するためのものである。ギア49Yには回転軸45Yが一体的に設けられていて、回転軸45Yには螺旋状のコイル46Y(搬送部材)が連結されている。回転軸45Yの一端は、キャップ34Yの軸受部34Yaに支持されている。コイル46Yは、容器本体33Y内部の開口部Cから底部にかけて延設されている。そして、ギア49Yが容器本体33Yの周りを回転することで、回転軸45Y及びコイル46Yも回転駆動される。これにより、容器本体33Yに収容されたトナーは、コイル46Yのトナー搬送力によって開口部C側に搬送されることになる。なお、ギア49Yは、容器本体33Yとキャップ34Yとに挟まれるように、開口部Cの外周部に挿設されている。ギア49Yの両端面のうち、一端面側には容器本体33Yとの間にゴム部材47Yが設けられていて、他端面側にはキャップ34Yとの間にシール材48Yが設けられている。このような構成によって、トナー容器32Y全体としてのシール性が担保されている。すなわち、ギア49Y、容器本体33Y、キャップ34Yのそれぞれの間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
そして、このようなトナー容器32Yに対しても、上述した本実施の形態と同様に本発明を適用することで、上述した本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
詳しくは、図9に示すように、トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、ギア49Yと、キャップ34Y(ボトルキャップ)と、で構成される。容器本体33Yの頭部には開口部Cが設けられていて、その開口部Cの外周部にはギア49Yが回転可能に設置されている。ギア49Yは、装置本体100の駆動ギア68Yと噛合してコイル46Yを回転中心軸を中心に回転駆動するためのものである。また、開口部Cは、容器本体33Y内に収容されたトナーをキャップ34Y内のスペースに向けて排出するためのものである。ギア49Yには回転軸45Yが一体的に設けられていて、回転軸45Yには螺旋状のコイル46Y(搬送部材)が連結されている。回転軸45Yの一端は、キャップ34Yの軸受部34Yaに支持されている。コイル46Yは、容器本体33Y内部の開口部Cから底部にかけて延設されている。そして、ギア49Yが容器本体33Yの周りを回転することで、回転軸45Y及びコイル46Yも回転駆動される。これにより、容器本体33Yに収容されたトナーは、コイル46Yのトナー搬送力によって開口部C側に搬送されることになる。なお、ギア49Yは、容器本体33Yとキャップ34Yとに挟まれるように、開口部Cの外周部に挿設されている。ギア49Yの両端面のうち、一端面側には容器本体33Yとの間にゴム部材47Yが設けられていて、他端面側にはキャップ34Yとの間にシール材48Yが設けられている。このような構成によって、トナー容器32Y全体としてのシール性が担保されている。すなわち、ギア49Y、容器本体33Y、キャップ34Yのそれぞれの間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
そして、このようなトナー容器32Yに対しても、上述した本実施の形態と同様に本発明を適用することで、上述した本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
5Y 現像装置(被補給体)、
32Y、32M、32C、32K トナー容器(粉体容器)、
33Y 容器本体、
34Y キャップ、
37Y ボトル・ギア、
40Y トナー補給装置(粉体補給装置)、
60Y 駆動伝達装置(駆動機構)、
61Y 駆動モータ、
68Y 駆動ギア、
100 画像形成装置本体(装置本体)。
32Y、32M、32C、32K トナー容器(粉体容器)、
33Y 容器本体、
34Y キャップ、
37Y ボトル・ギア、
40Y トナー補給装置(粉体補給装置)、
60Y 駆動伝達装置(駆動機構)、
61Y 駆動モータ、
68Y 駆動ギア、
100 画像形成装置本体(装置本体)。
Claims (7)
- 粉体容器に収容された粉体を被補給体に向けて補給する粉体補給装置であって、
前記粉体容器を駆動して当該粉体容器に収容された粉体を排出させる駆動モータを備え、
前記駆動モータは、新品の前記粉体容器が設置されて当該粉体容器の駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間が通常時よりも長くなるように制御されることを特徴とする粉体補給装置。 - 前記駆動モータは、新品の前記粉体容器が設置されて当該粉体容器の駆動が開始されてから累積駆動回数が所定回数に達するまで、1回の駆動当りの駆動時間の最小値が、累積駆動回数が所定回数に達してからのものよりも長くなるように制御されることを特徴とする請求項1に記載の粉体補給装置。
- 前記駆動モータは、新品の前記粉体容器が設置されて当該粉体容器の駆動が開始されてから累積駆動回数が100回に達するまで1回の駆動当りの駆動時間の最小値が0.3秒に設定され、累積駆動回数が100回を超えてからの1回の駆動当りの駆動時間の最小値が0.2秒に設定されるように制御されることを特徴とする請求項2に記載の粉体補給装置。
- 前記粉体は、トナーであって、
前記被補給体は、像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であって、
前記駆動モータは、前記現像装置によって前記像担持体上にトナー像が1回形成されるごとに当該現像装置内で消費されるトナーの量に応じて駆動時間が可変されて1回の駆動がおこなわれるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粉体補給装置。 - 前記粉体容器は、筒状に形成されるとともに、内周面に螺旋状の突起が形成された容器本体を具備し、
前記駆動モータは、前記容器本体を回転駆動することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉体補給装置。 - 前記粉体容器は、内部に収容された粉体を排出口に向けて搬送する搬送部材を具備し、
前記駆動モータは、前記搬送部材を回転駆動することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉体補給装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の粉体補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2018031856A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像剤供給装置及び画像形成装置 |
-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012157113A patent/JP2014021172A/ja active Pending
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