JP4948101B2 - 粉体搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、画像形成装置では、トナー補給装置によって搬送されるトナーは、トナーカートリッジの形で交換可能な構成が従来から採用されている。トナーカートリッジを交換する構成では、トナーカートリッジ内のトナーの残量が少なくなって画像に影響を及ぼす(トナーエンド)前にトナーカートリッジを交換するため、トナーカートリッジ内のトナーの残量を検出するトナー残量検出手段を備えている。トナー残量検出手段としては、圧電式のセンサをトナー検出位置に配置し、センサによりトナーの残量を検出するものがある。センサを用いてトナー残量を検出するトナー補給装置としては、トナーカートリッジから現像装置までのトナーの搬送経路にセンサを配置して、センサを配置した箇所でのトナーの量を検出するものがある。しかし、このようなトナー補給装置では、トナー量をセンサで検出するためにトナーを貯留するスペースの確保が必要となり、装置の大型化につながる。さらに、センサ表面にトナーが付着することを防止するために、センサ表面のトナー掻落とし機構を設けると、装置が複雑になり、装置のコストアップにつながる。
このような構成であれば、粉体ポンプの一回の補給駆動時間の長短により、単位時間当りのトナー補給量が異なっていても、トナー補給量予測値を精度良く算出することができる。
図8は、粉体ポンプを搬送駆動させる一回の補給駆動時間を一定として駆動させた場合の、粉体ポンプのON‐OFFのタイミングと、粉体ポンプが負圧を発生させる空間の圧力変動との関係の概略を示すグラフである。
図8(a)は、駆動間隔tが比較的長い場合の概略を示すグラフであり、図8(b)は、駆動間隔tが比較的短い場合の概略を示すグラフである。図8に示すように、粉体ポンプをONすると粉体ポンプが発生させる負圧は上昇し始める。そして、一定の駆動時間の後、粉体ポンプをOFFにすると、粉体ポンプが発生させた負圧はすぐにはなくならず、ある程度の時間をかけてなくなっていく。図8(a)にしめすように、駆動間隔tを十分に長くすると、各回の搬送駆動における粉体ポンプが発生させた負圧の大きさは同じように変動する。一方、図8(b)に示すように、駆動間隔tを短くして、前の搬送駆動で粉体ポンプが発生させた負圧が無くなり切らない状態で、次の搬送駆動を行うと、ONにしたときに残った大きさの負圧の状態から増加するように負圧の大きさが変動する。すなわち、一つ前の搬送駆動によって発生した負圧がなくなりきらないうちに、次の搬送駆動を開始すると、駆動間隔tが長い場合よりも全体的に負圧が大きい状態で圧力が変動する。このように、前回の搬送駆動に対する駆動間隔tによって負圧の大きさにバラツキが生じるため、一回の駆動時間が同じであっても、一回の搬送駆動による粉体搬送量にバラツキが生じる。そして、一回の搬送駆動による粉体搬送量にバラツキが生じているにもかかわらず、一回の搬送駆動による粉体搬送量を一定として、粉体搬送量予測値の算出を行うと、粉体搬送量予測値を精度良く算出することができない。
また、請求項2の発明は、請求項1の粉体搬送装置において、上記粉体ポンプの駆動間隔と閾値となる所定時間との大小関係により、上記粉体搬送量予測値を補正することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の粉体搬送装置において、設置環境に温度及び湿度を検出する温湿度検出手段を備え、該温湿度検出手段の検出結果に応じて上記粉体搬送量予測値を補正することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の粉体搬送装置において、上記粉体収容部は装置本体に対して着脱可能な粉体収容器であり、該粉体収容器は、上記粉体ポンプの累積駆動回数と上記粉体搬送量予測値とから算出される累積粉体搬送量予測値を記録する累積搬送量記録手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の粉体搬送装置において、上記粉体収容部は装置本体に対して着脱可能な粉体収容器であり、該粉体収容器は、上記粉体ポンプの最新の駆動時刻を記録する最新駆動時刻記録手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4、または5の粉体搬送装置において、上記粉体ポンプは、駆動が入力されることによりスクリュ形状の回転体が回転することにより粉体収容部内の粉体に負圧を作用させるスクリュポンプであることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の粉体搬送装置において、上記粉体ポンプが備える上記回転体の回転角度を検出する回転角度検出手段を備え、該回転角度検出手段の検出結果である該回転体の実回転角度と、該粉体ポンプの一回の駆動に対して基準搬送量を得ることができる基準回転角度とを用いた以下の(1)式に基づいて上記粉体搬送量予測値を補正することを特徴とするものである。
一回の駆動の粉体搬送量予測値=基準搬送量×(実回転角度)/(基準回転角度)・・・・・(1)
また、請求項8の発明は、粉体である補給用トナーを用いて記録体または転写部材の表面に画像を形成する画像形成部と、該補給用トナーを収容する補給用トナー収容部から補給用トナー搬送先である画像形成部へ該補給用トナーを搬送するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、該トナー補給手段として、請求項1、2、3、4、5、6又は7の粉体搬送装置を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記補給用トナー収容部として装置本体に対して着脱可能な補給用トナー収容器と、該補給用トナー収容器を着脱するときに開放する外装カバーとを有し、該補給用トナー収容器は、上記粉体ポンプの最新の駆動時刻を記録する最新駆動時刻記録手段を備え、該外装カバーを開放すると最新駆動時刻記録手段に該最新の駆動時刻値を記録することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項8または9の画像形成装置において、上記粉体搬送量予測値であるトナー補給量予測値に基づいて、上記補給用トナー収容部内のトナー残量を算出することを特徴とするものである。
まず、プリンタ200の基本的な構成について説明する。図1は、プリンタ200を示す概略構成図である。図1において、プリンタ200は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成する画像形成部としての4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
図2は、4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kの一つの概略構成を示す拡大図である。
図2に示すように、プロセスユニット1は、像担持体であるドラム状の感光体2、ドラムクリーニング装置3、除電装置(不図示)、帯電装置4、現像装置5等を備えている。このプロセスユニット1は、プリンタ200本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
ボトル部101の駆動は、粉体ポンプ70(図5参照)の作動と同期して500[msec]回転するような制御仕様となっている。ボトル部101の回転数は46[rpm]である。トナーカートリッジはこれ以上の時間回転させても、トナー吸引部105付近にトナーを押し込む程の搬送力は無く、問題とはならない。しかし、ボトル部101はその先端がシール部材118に押し付けられた状態にて回転する構成となっているため、ボトル部101の先端とシール部材118との摺動によりシール部材118ちぎれなどが発生してしまう懸念がある。そこで、最低限必要な回転時間のみ回転させている。
なお、カラー画像を形成する画像形成装置であるプリンタ200は、4組の現像装置5Y、M、C,Kに対して、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーをそれぞれ補給する4つのトナー補給装置300を備えている。
図6は、トナー補給装置300のブロック図である。トナー補給装置300では、現像装置5の一部に設けられたTセンサ9の検出結果が制御部301に送信される。そして検出結果に基づき現像装置5内のトナーとキャリアとの混合比の変化を検知し、トナー量が少ないと検知されると、制御部301が粉体ポンプ70を駆動制御する。詳しくは、駆動ギヤ76aに駆動を伝達する駆動モータ76と補給クラッチ75とを制御することで、粉体ポンプ70の回転軸74に駆動が伝達し、回転軸74が回転し粉体ポンプ70が作動する。粉体ポンプ70により現像装置5内に移送されてきたトナーがある一定量以上となるとTセンサ9の検出信号によって、制御部301が駆動を遮断し粉体ポンプ70の駆動を停止する。これ以外の方法として感光体2上のトナー像の反射濃度を検知し同様のトナー補給量を制御する方法等、従来周知の技術を転用することも可能である。
トナー補給経路を形成するトナー移送部材であるチューブ78は、内径φ4〜10[mm]のチューブ状で、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れたゴム材料(exポリウレタン、ニトリル、EPDM、シリコン等)やプラスチック材料(ポリエチレン、ナイロン等)を用いることが非常に有効である。
トナー補給装置300では、粉体ポンプ70を補給駆動させる一回の補給駆動時間を一定の駆動時間(本実施形態では200[msec])として、粉体ポンプ70の駆動回数により、トナーの補給量予測値を算出する。
トナー補給量予測値を算出するときには、予め実験データなどから粉体ポンプ70の一回の補給駆動でのトナー補給量である基準搬送量としての基準補給量を把握しておく。そして、トナー補給装置300が備える記憶手段である本体側メモリ302にこの基準補給量を記憶しておく。トナー補給装置300でのトナー補給予測値の算出は、基準補給量を利用して実際の駆動回数からトナー補給予測量を算出するシステムである。このシステムを成立させるためには、トナーカートリッジ100内のトナーを使い切る前に交換された場合なども考慮しなければならない。それに対して、トナー補給装置300ではトナーカートリッジ100に設けられた累積補給量予測値記録手段である不揮発性メモリ106に累積現像剤補給量予測値である累積トナー補給量予測量としてのトナー消費量のデータを常時書き込むことにより対応している。トナーを使い切る前にプリンタ200から取り外されたトナーカートリッジ100が、再度プリンタ200に装着されると不揮発性メモリ106内のトナー消費量のデータが呼び出されトナー残量の検出に用いられる。なお、不揮発性メモリ106へのデータの書き込み及び不揮発性メモリ106からのデータの呼び出しには、プリンタ200本体のカートリッジ載置に設けられた外部メモリ通信部303によって行われる。このように、トナーカートリッジ100が備える不揮発性メモリ106にトナー消費量のデータを書き込むことによって、トナーを使い切る前に交換されても再びプリンタ200に装着することによりトナー残量の検出を行うことができる。なお、トナーカートリッジ100が備える不揮発性メモリ106に予め入力された総トナー量とトナー残量の差が所定の値を下回ったときにトナーエンドの検出が成される。
図8を用いて説明したように、粉体ポンプ70の特性として、駆動間隔が長い場合に比べて、駆動間隔が短い場合は減圧の機会が無いため発生する負圧の圧力が高くなる傾向にある。そして、総駆動時間が同じであってもそれぞれの場合でトナー補給量が異なることが判っている。そのため、粉体ポンプ70の一回の補給駆動の駆動時間を200[msec]と固定していても、駆動間隔が短い場合(0〜2[sec]間隔)のトナー補給量予測値と、駆動間隔が長い場合(2[sec]間隔以上)のトナー補給量予測値とを同じとして積算すると、トナーカートリッジ100の一本分のトナー消費量では、算出した累積トナー補給予測量が実際の累積トナー補給量から大きく外れてしまうことになりかねない。
図7は、トナー補給装置300のトナー補給量予測値の補正制御を示すフローチャートである。
粉体ポンプ70に駆動が入力されると、駆動開始時刻tONが算出され本体側メモリ302に書き込まれる(S1)。そして、本体側メモリ302が記憶している駆動停止時刻tOffと駆動開始時刻tONとによって、駆動間隔tを、t=tON−tOffで算出する(S2)。算出した駆動間隔tが10[min]以上の場合(S3でY)、トナー補給量予測値C1を基準補給量C0に対してC1=0.9×C0で算出する(S4)。一方、算出した駆動間隔tが10[min]未満(S3でY)、且つ、2[s]以上(S5でY)の場合、トナー補給量予測値C1を基準補給量C0に対してC1=C0で算出する(S6)。また、駆動間隔tが2[s]未満(S5でN)の場合、トナー補給量予測値C1を基準補給量C0に対してC1=1.1×C0で算出する(S7)。
そして、粉体ポンプ70の駆動停止時刻tOffが算出され、本体側メモリ302に書き込まれる(S8)。そして、算出したトナー補給量予測値C1を前回の補給駆動までの累積トナー補給量予測値Cに加えて、累積トナー補給量予測値Cを更新する(S9)。更新した累積トナー補給量予測値Cと不揮発性メモリ106に記憶されているトナーカートリッジ100の総トナー量CEとを比較し、累積トナー補給量予測値Cが総トナー量CE以上となった場合(S10でY)、トナーエンド処理を行う(S11)。また、累積トナー補給量予測値Cが総トナー量CE未満であった場合(S10でN)、通常の補正制御を繰り返す。
なお、トナー補給装置300は、不図示の温湿度検出手段を備え、装置の設置環境が32[℃]以上となれば、基準補給量C0に基づいて算出したトナー補給量予測値C1の値に、さらに0.9を乗じる等の補正を行う。また、湿度が所定の湿度以上の場合も同様の補正を行う。高温多湿の環境ではトナー流動性が低下するため、このように環境の変化に応じた補正を行うことにより、トナー補給量予測値C1の精度は向上する。
また、トナーカートリッジ100に設けられた不揮発性メモリ106には、外装カバーの開閉時に最新の粉体ポンプ駆動時刻が記録される。これにより、トナーを使い切っていないトナーカートリッジ100を脱着しても粉体ポンプ70の駆動間隔は不明確となる事無く正確に補正値が決定される。なお、トナー消費量のデータは常時不揮発性メモリ106に書き込まれる。
なお、図7に示すフローチャートでは、駆動停止時刻toffを記憶しているが、1回の駆動時間は一定なので、駆動開始時刻tonのみを記憶し、最新の補給動作の駆動開始時刻tonと、前回の補給動作の駆動開始時刻tonとを比較し、駆動間隔tを算出しても良い。
累積トナー補給量予測値を記録しているが、累積回数を記録する構成であっても良い。このような場合、基準補給量に補正値を乗じる補正を要する駆動間隔の補給動作の回数は、通常は1回というカウントを、0.9回や1.1回というカウントに補正した値を累積回数として記録する。
また、本実施形態の粉体ポンプ70の一回の補給駆動の駆動時間は一定として200[msec]としているが、一定の駆動時間である一回の補給駆動の駆動時間をどれぐらいの長さにするかは、設定によって変更可能としても良い。
以上は粉体の中でも特に複写機などの画像形成装置に用いられる新規トナーを搬送し、補給するトナー補給装置について説明したが、本発明の特徴部を備えた粉体搬送装置としては、トナー補給装置に限るものではない。近年の環境問題、資源のリサイクル化という種々の要請を満たす為に、回収した残留トナーを再度現像装置に戻して現像剤としてリサイクルするためのトナーリサイクル機構が種々提案されている。本発明の粉体補給装置としては、粉体とてリサイクルトナーを搬送するリサイクル機構にも適用可能である。また、補給用現像剤がトナーである構成について説明したが、これに限らず、補給用トナーにキャリアを混合させた現像剤を補給する現像剤補給装置にも適用可能である。このように、補給用トナーにキャリアを混合させた現像剤を補給することにより、現像装置5内のキャリアを入れ替えることが可能となり、現像装置5内の現像剤の長寿命化を図ることができる。
また、粉体ポンプの駆動間隔tと閾値となる所定時間である10[min]や2[sec]との大小関係により、トナー補給量予測値を補正することにより、粉体ポンプ70の駆動間隔tの値に応じたトナー補給量予測値の補正を実現することができる。
また、温湿度検出手段の検出結果に応じて、トナー補給量予測値を補正することにより、設置環境の変化によって変化するトナーの流動性に応じたトナーの補給量予測値の補正を行うことができる。
また、粉体収容器であるトナーカートリッジ100が累積粉体搬送量予測値である累積トナー補給量予測値を記録する累積搬送量記録手段としての不揮発性メモリ106を備えることにより、トナーカートリッジ100がトナー消費量の情報を備えているので、トナー消費量の情報の管理を確実に行うことができる。
また、トナーカートリッジ100の不揮発性メモリ106が、最新駆動時刻記録手段として、粉体ポンプ70の最新の駆動時刻を記録することにより、トナーを使い切っていないトナーカートリッジ100を脱着しても粉体ポンプ70の駆動間隔は不明確となる事無く正確に補正値が決定される。
また、粉体ポンプ70がスクリュ形状の回転体であるロータ71が回転することによりトナーに負圧を作用させるスクリュポンプであることによって、粉体ポンプ70の占有スペースを小さくすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
また、ロータ71の回転軸74の実回転角度と、粉体ポンプ70の一回の駆動に対して基準搬送量を得ることができる基準回転角度とによって、トナー補給量予測値を、基準補給量量×(実回転角度)/(基準回転角度)によって、算出することにより、クラッチすべりなどのよるロス分やクラッチ停止時の連れ回り、モータの連結時間ロスなどの誤差分も補正することができる。
また、画像形成装置のトナー補給手段としての、トナー補給装置300を備えることにより、高精度なトナー補給量予測値を算出することができる。
また、トナーカートリッジ100に設けられた不揮発性メモリ106には、外装カバーの開閉時に最新の粉体ポンプ駆動時刻が記録される。これにより、トナーを使い切っていないトナーカートリッジ100を脱着しても粉体ポンプ70の駆動間隔は不明確となる事無く正確に補正値が決定される。
また、算出したトナー補給量予測値に基づいて、トナーカートリッジ100内のトナー残量を算出することにより、より正確にトナー残量を検出することができる。これにより、トナーエンド間際の画像かすれなどの不具合のないトナー補給装置300を備えた画像形成装置としてのプリンタ200を実現することができる。
また、トナー補給装置300のトナーの代わりに、トナーとキャリアとを混合した現像剤を用いることにより、現像装置5内の現像剤中のキャリアを入れ替えることができ、現像剤の長寿命化を図ることができる。
2 感光体
3 ドラムクリーニング装置
4 帯電装置
5 現像装置
6 帯電ローラ
9 Tセンサ
41 中間転写ベルト
70 粉体ポンプ
71 ロータ
72 ステータ
73 ハウジング
74 回転軸
75 補給クラッチ
76 駆動モータ
76a 駆動ギヤ
100 トナーカートリッジ
105 トナー吸引部
106 不揮発性メモリ
200 プリンタ
300 トナー補給装置
Claims (10)
- 粉体収容部内の粉体である補給用トナーに負圧を作用させ、該補給用トナーを搬送先に搬送する粉体ポンプを備え、
該粉体ポンプを搬送駆動させる一回の搬送駆動時間を一定の駆動時間として、駆動回数によって該補給用トナーの搬送量の予測値である粉体搬送量予測値を算出する粉体搬送装置において、
粉体ポンプの駆動間隔に応じて、該粉体搬送量予測値を補正することを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項1の粉体搬送装置において、
上記粉体ポンプの駆動間隔と閾値となる所定時間との大小関係により、上記粉体搬送量予測値を補正することを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項1または2の粉体搬送装置において、
設置環境に温度及び湿度を検出する温湿度検出手段を備え、該温湿度検出手段の検出結果に応じて上記粉体搬送量予測値を補正することを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項1、2または3の粉体搬送装置において、
上記粉体収容部は装置本体に対して着脱可能な粉体収容器であり、
該粉体収容器は、上記粉体ポンプの累積駆動回数と上記粉体搬送量予測値とから算出される累積粉体搬送量予測値を記録する累積搬送量記録手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項1、2、3または4の粉体搬送装置において、
上記粉体収容部は装置本体に対して着脱可能な粉体収容器であり、
該粉体収容器は、上記粉体ポンプの最新の駆動時刻を記録する最新駆動時刻記録手段を備えることを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項1、2、3、4、または5の粉体搬送装置において、
上記粉体ポンプは、駆動が入力されることによりスクリュ形状の回転体が回転することにより粉体収容部内の粉体である上記補給用トナーに負圧を作用させるスクリュポンプであることを特徴とする粉体搬送装置。 - 請求項6の粉体搬送装置において、
上記粉体ポンプが備える上記回転体の回転角度を検出する回転角度検出手段を備え、
該回転角度検出手段の検出結果である該回転体の実回転角度と、該粉体ポンプの一回の駆動に対して基準搬送量を得ることができる基準回転角度とを用いた以下の(1)式に基づいて上記粉体搬送量予測値を補正することを特徴とすることを特徴とする粉体搬送装置。
一回の駆動の粉体搬送量予測値=基準搬送量×(実回転角度)/(基準回転角度) ・・・・・(1) - 粉体である補給用トナーを用いて記録体または転写部材の表面に画像を形成する画像形成部と、
該補給用トナーを収容する補給用トナー収容部から補給用トナー搬送先である画像形成部へ補給用トナーを搬送するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、
該トナー補給手段として、請求項1、2、3、4、5、6又は7の粉体搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8の画像形成装置において、
上記補給用トナー収容部として装置本体に対して着脱可能な補給用トナー収容器と、
該補給用トナー収容器を着脱するときに開放する外装カバーとを有し、
該補給用トナー収容器は、上記粉体ポンプの最新の駆動時刻を記録する最新駆動時刻記録手段を備え、
該外装カバーを開放すると最新駆動時刻記録手段に該最新の駆動時刻値を記録することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8または9の画像形成装置において、
上記粉体搬送量予測値であるトナー補給量予測値に基づいて、上記補給用トナー収容部内のトナー残量を算出することを特徴とする画像形成装置。
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