JP6375609B2 - 着脱可能装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、それに着脱可能に設置される着脱可能装置に関する。
従来から、複写機等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に対して現像剤容器(トナーボトル、トナー収容容器、インクカートリッジ)やプロセスカートリッジ等の着脱可能装置を着脱可能に設置する技術が多く用いられている。着脱可能装置には、画像形成装置本体との間でやり取りするための情報が記憶されたIDチップ等の情報記憶装置(情報記録部、不揮発メモリ)が設置されている。画像形成装置本体に着脱可能装置がセットされた状態で、情報記憶装置に記憶された情報が画像形成装置本体の制御部に送信される。さらに、画像形成装置本体から情報記憶装置へ情報が送信されたりすることで、画像形成装置本体と着脱可能装置との充実した品質管理がされている。
情報記憶装置に記憶された情報としては、たとえば着脱可能装置の製造年月日、製造ロット番号、トナーの色、種類等の情報である。画像形成装置本体から情報記憶装置へ情報としては、画像形成装置での使用履歴等の情報である。
特許文献1では、画像形成装置本体と着脱可能装置との間で通信される情報が記憶される情報記憶部、画像形成装置本体に設置された本体側端子に接触して画像形成装置本体との間で情報を通信するための端子、情報記憶部と端子とが保持されると共に画像形成装置本体に設置された突起部に係合するガイド部が形成された基板を有する情報記憶装置と、着脱可能装置が画像形成装置本体に設置された本体側端子に近づく際に、その移動方向に対して交差する仮想平面上を、情報記憶装置の基板が移動可能に保持する保持部を備えた着脱可能装置が提案されている。
特許文献1においては、情報記憶装置の基板が着脱可能装置の保持部によってその移動方向に対して交差する仮想平面上を移動可能に保持されている。このため、画像形成装置本体へ着脱可能装置を装着するに際し、基板のガイド部が本体側突起部に案内されて移動することになる。しかし、その際、基板は保持部に押し付けられて移動するため、基板と保持部との摺動性が悪いと本体側突起部と基板のガイド部が引っかかることがある。この摺動性が悪くなる要因としては、保持部の表面性の悪さやバリに基板のエッジなどに引っかかることが挙げられる。このように、本体側突起部と基板のガイド部が引っかかることと、着脱可能装置が画像形成装置本体に正しく挿入されない場合、本体側端子が基板に届かず、通信不良の要因となってしまう。
本発明は、本体側突起と基板のガイドが引っかかることを防止して、正規の位置へと確実に装着して通信不良の発生しない着脱可能装置及び画像形成装置を提供することを、その目的とする。
本発明における、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された着脱可能装置は、画像形成装置本体と着脱可能装置との間で通信される情報が記憶される情報記憶部、画像形成装置本体に設置された本体側端子に接触する端子、情報記憶部と端子とが保持されると共に画像形成装置本体に設置された突起部が挿入されるガイド部が形成された基板とを有する情報記憶装置と、着脱可能装置が画像形成装置本体に設置された本体側端子に近づく際に、その移動方向に対して交差する仮想平面上を移動可能に基板を保持する保持部を備え、保持部は、基板と対向する対向部を複数備え突起部がガイド部に挿入される際に基板が移動する上方向に位置する対向部の基板に対する接触面積を、上方向に位置する対向部よりも下方向に位置する他の対向部の基板に対する接触面積に比べて小さくしたことを特徴としている。
本発明によれば、画像形成装置本体と着脱可能装置との間で通信され、ガイド部が形成された情報記憶装置の基板と、着脱可能装置が画像形成装置本体に設置された本体側端子に近づく際に、その移動方向に対して交差する仮想平面上を、情報記憶装置の基板を移動可能に保持する保持部とを備え、基板と保持部との接触領域に低摩擦構造を有するので、基板と保持部との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、本体側突起と基板のガイドが引っかかることを防止して、正規の位置へと確実に装着して通信不良の発生しない着脱可能装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図。 実施の形態1における画像形成装置の作像部を示す断面図。 トナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す模式図。 トナー容器収容部に4つのトナー容器が設置された状態を示す概略斜視図。 トナー容器収容部に1つのトナー容器が設置された状態を示す概略斜視図。 トナー容器収容部にトナー容器が設置された状態を示す側面図。 キャップ受部にキャップ部が設置された状態を示す断面図。 トナー容器収容部のキャップ受部を示す斜視図。 (A)はキャップ受部を示す背面図、(B)は(A)におけるキャップ受部において破線で囲んだ被当接溝の近傍を示す部分拡大図。 キャップ受部を斜め下方から示す斜視図。 コネクタを示す斜視図。 キャップ部の情報記憶装置がキャップ受部のコネクタにセットされる状態を示す模式図。 トナー容器を斜め下方から示す斜視図。 トナー容器を示す側面図。 トナー容器のキャップ部側を斜め上方から示す斜視図。 情報記憶装置が取出された状態のキャップ部を示す斜視図。 情報記憶装置の保持部材を示す6面図。 情報記憶装置を示す3面図。 本発明の実施の形態2におけるトナー容器を示す概略断面図。 図19のトナー容器におけるキャップ部を示す背面図。 保持部材に嵌合する保持蓋を示す斜視図。 本発明の実施の形態3におけるトナー容器の情報記憶装置がキャップ受部のコネクタにセットされる状態を示す模式図。 本発明の実施の形態4における情報記憶装置の基板を示す3面図。 本発明の実施の形態5における情報記憶装置の基板を示す3面図。 情報記憶装置と保持部材とコネクタとを示す斜視図。 情報記憶装置がコネクタに係合した状態を示す斜視図。 情報記憶装置の電気回路とコネクタの電気回路とを示す概略図。 情報記憶装置を示す正面図。 検査工程における情報記憶装置を示す図。 本発明の実施の形態6におけるトナー容器を示す斜視図。 面板が設置される前の状態のトナー容器を示す正面図。 情報記憶装置及び面板が設置された状態のトナー容器を示す断面図。 コネクタに対して情報記憶装置が挿入されていく状態を示す図。 本発明の実施の形態7における画像形成装置を示す斜視図。 図34の画像形成装置に設置されるトナーカートリッジを示すであり、(A)は断面図、(B)は下面図。 本発明の実施の形態8における画像形成装置を示す斜視図。 図36の画像形成装置においてコネクタが情報記憶装置に接続される状態を示す概略図。 本発明の実施の形態9におけるインクカートリッジを示す斜視図。 図38のインクカートリッジが設置された画像形成装置を示す上面図。 本発明の実施の形態10における画像形成装置のコネクタを示す斜視図。 図40のコネクタに接触する情報記憶装置を示す3面図。 別形態の情報記憶装置を示す3面図である。 本発明の実施の形態11におけるトナー容器を示す斜視図。 本発明の実施の形態11における情報記憶装置と保持部材との固定状態を示す拡大斜視図。 実施の形態11における情報記憶装置と保持部材との構成を示す分解斜視図。 本発明の実施の形態12における情報記憶装置と保持部材との固定状態を示す拡大斜視図。 実施の形態12における情報記憶装置と保持部材との構成を示す分解斜視図。 実施の形態13における情報記憶装置と保持部材との構成を示す部分拡大断面図。 情報記憶装置と保持部材との接触部の拡大図。 保持部材の基板との接触面の面形状を示す拡大図。 実施の形態14に係る情報記憶装置の構成示す平面図。 実施の形態15における情報記憶装置と保持部材との構成を示す部分拡大断面図。 実施の形態15における弾性体の配置を説明する拡大図。 弾性体の配置を変更した態様を説明する拡大図。 弾性体の配置を変更した態様を説明する拡大図。 実施の形態16における情報記憶装置と保持部との構成を示す部分拡大断面図。 実施の形態16における情報記憶装置と保持部とキャップ受部との配置を説明する拡大図。 実施の形態17における情報記憶装置と保持部との構成を示す部分拡大断面図。 実施の形態17における情報記憶装置と保持部とキャップ受部との配置を説明する拡大図。 基板に突起部を設けた実施の形態17の変形例を示す拡大図。 実施の形態18における情報記憶装置と保持部との構成を示す部分拡大断面図。 実施の形態18における情報記憶装置と保持部とキャップ受部との配置を説明する拡大図。 保持部に突起部を設けた実施の形態18の変形例を示す拡大図。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、画像形成装置の全体構成と動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像剤を用いてフルカラー画像を形成可能な複写機である。画像形成装置本体100の上方に配置されるトナー容器収容部70には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した4つの着脱可能装置としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱可能(交換自在)に設置されている。
トナー容器収容部70の下方には、中間転写ユニット15が配設されている。中間転写ユニット15が備える中間転写ベルト8には対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。着脱可能装置としてのトナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容された現像剤となるトナーは、それぞれトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、不図示の除電部等で構成されている。作像部6Yでは、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明を行なうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、不図示の駆動モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である)。感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である)。
感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である)。感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である)。最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。こうして、感光体ドラム1Y上で行われる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエローの作像部6Yと同様に行われる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング部等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されると共に、2次転写バックアップローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
中間転写ベルト8は、不図示の中間転写クリーニング部の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。こうして、中間転写ベルト8上で行われる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び加圧ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Yを備えている。現像装置5Yは、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、を備えている。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下搬送経路64Yに連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転に伴い現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置60Y(図3等を参照できる)を介して現像剤収容部54Y内に補給される。なお、トナー補給装置の構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gと共に混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアと共に現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転に伴い現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3〜図5にて、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kについて詳述する。図3を参照して、画像形成装置本体100のトナー容器収容部70に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内にはトナーが収納されている。これらトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって適宜に各現像装置内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kやトナー容器32Y、32M、32C、32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。このため、イエローに対応したトナー補給装置50Yやトナー容器32Yのみの説明をおこない、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M、60C、60Kやトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略する。
ここで、図1を参照して、画像形成装置本体100の手前側(図1の紙面垂直方向手前側である)に設置された本体カバー(不図示である。)を開放すると、トナー容器収容部70(挿入口部71)が露呈される。そして、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの長手方向を水平方向とした状態で、画像形成装置本体100の手前側から各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの着脱操作(トナー容器の長手方向を着脱方向とする着脱操作である。)が行われる。
図4に示すように、トナー容器32Y、32M、32C、32Kが画像形成装置本体100のトナー容器収容部70に装着(矢印Q方向の移動である)されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのシャッタ部材34dが移動する。するとトナー排出口W(排出口)が開放されると共に、トナー補給装置32Y、32M、32C、32Kのトナー補給口73w(図3を参照できる)とトナー排出口Wとが連通する。これにより、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容されたトナーが、トナー排出口Wから排出されて、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kのトナー補給口73wからトナータンク部61Y内に貯溜されることになる。
ここで、図3の模式図を参照して、トナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、主として、トナー容器収容部70に非回転で保持されるキャップ部34Yと、ギア33cが一体的に形成された容器本体33Y(ボトル本体)とで構成されている。容器本体33Yは、キャップ部34Yに対して相対的に回転可能に保持されていて、駆動部91(駆動モータ、駆動ギア81等で構成されている。)によって図3の矢印方向に回転駆動される。そして、容器本体33Y自体が回転すると、容器本体33Yの内周面に螺旋状に形成された突起33bによって、トナー容器32Y(容器本体33Y)の内部に収容されたトナーが長手方向に搬送される。ここでは図3の左方から右方へ搬送され、キャップ部34Yのトナー排出口Wからトナーが排出される。すなわち、駆動部91によってトナー容器32Yの容器本体33Yが適宜に回転駆動されることで、トナータンク部61Yにトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったとき)に新品のものに交換される。
図3を参照して、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kは、トナー容器収容部70、トナータンク部61Y、トナー搬送スクリュ62Y、撹拌部材65Y、トナーエンドセンサ66Y、駆動部91等で構成されている。トナータンク部61Yは、トナー容器32Yのトナー排出口Wの下方に配設されていて、トナー容器32Yのトナー排出口Wから排出されたトナーが貯留される。トナータンク部61Yの底部は、トナー搬送スクリュ62Yの上流部に接続されている。
また、トナータンク部61Yの壁面(底部から所定高さの位置である)には、トナータンク部61Yに貯留されたトナーが所定量以下になったことを検知するトナーエンドセンサ66Yが設置されている。トナーエンドセンサ66Yによってトナータンク部61Yに貯留されたトナーが所定量以下になったことが制御部90にて検知(トナーエンド検知)される。すると、制御部90の制御により駆動部91(駆動ギア81)によってトナー容器32Yの容器本体33Yを所定時間回転駆動してトナータンク部61Yへのトナー補給を行なう。さらに、このような制御を繰り返してもトナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知が解除されない場合には、トナー容器32Y内にトナーがないものとして、画像形成装置本体100の不図示の表示部にトナー容器32Yの交換を促す旨の表示を行なう。
トナータンク部61Yの中央(トナーエンドセンサ66Yの近傍である)には、トナータンク部61Yに貯留されたトナーの凝集を防ぐ撹拌部材65Yが設置されている。撹拌部材65Yは、軸部に可撓性部材が設置されたものであって、図3の時計方向に回転することによりトナータンク部61Y内のトナーを撹拌する。さらに、撹拌部材65Yの可撓性部材の先端が、回転周期でトナーエンドセンサ66Yの検知面に摺接することで、トナーエンドセンサ66Yの検知面にトナーが固着して検知精度が低下する不具合を抑止している。
トナー搬送スクリュ62Yは、トナータンク部61Yの底部(最下点)から現像装置5Yの上方に向けてトナーを直線的に搬送する。そして、トナー搬送スクリュ62Yによって搬送されたトナーは、トナー落下搬送経路64Y(図2を参照できる。)を自重落下して現像装置5Y(現像剤収容部54Y)内に補給される。
図4を参照して、トナー容器収容部70は、主として、トナー容器32Yのキャップ部34Yを保持するための装着部となるキャップ受部73を備えている。トナー容器収容部70は、トナー容器32Yの容器本体33Yを保持するためのボトル受部72(容器本体受部)と、トナー容器32Yの装着動作時における挿入口となる挿入口部71とを備えている。
次に、図6〜図12等にて、トナー容器収容部70(ボトル受部72、キャップ受部73)について詳述する。
先に図4、図5にて説明したように、トナー容器収容部70には、ボトル受部72やキャップ受部73や挿入口部71(図5では図示が省略されている)が設けられている。そして、トナー容器32Yは、把持部33dを把持するユーザーによって、長手方向を水平方向とした状態で、容器本体33Yに対してキャップ部34Yを先頭にして長手方向を装着方向として、挿入口部71からトナー容器収容部70に装着される。挿入口部71から挿入されたトナー容器32Yは、ボトル受部72のボトル受面72a(図5、図6をも参照できる)を滑動しながら、キャップ受部73に向けてユーザーによって押し込まれる。ここで、図6等を参照して、ボトル受部72には、色毎にボトル受面72aが形成されていて、それぞれに対応するトナー容器32Y、32M、32C、32Kが挿入される(白矢印方向の挿入である)。さらに、図8を参照して、キャップ受部73にも、色毎にボトル受部73Y、73M、73C、73Kが形成されている。ボトル受部73Y、73M、73C、73Kは、それぞれに対応するトナー容器32Y、32M、32C、32Kが挿入(白矢印方向の挿入である)される。キャップ部は、トナー容器32Y、32M、32C、32Kが挿入された位置において非回転で保持される。
図5を参照して、トナー容器収容部70のボトル受部72には、ボトル受面72a、ストッパ解除付勢部72b等が設けられている。ボトル受面72aは、図6に示すように、トナー容器32Yの着脱動作時にはトナー容器32Yの滑動面として機能し、トナー容器32Yのセットが完了した後には回転駆動する容器本体33Yの保持部として機能する。図5を参照して、ストッパ解除付勢部72bは、ボトル受面72aの上方(トナー容器32Yの装着方向下流側である)に形成された台形状のリブである。ストッパ解除付勢部72bは、トナー容器32Yの装着動作に連動して、シャッタ部材34Yの図示しないストッパ解除部1を押し上げてストッパ部と当接部との当接状態を解除するためのものである。
図9、図10を参照して、トナー容器収容部70のキャップ受部73には、主基準ピン73a、従基準ピン73b、被当接溝73m、壁部73g、貫通穴73f等が設けられている。位置決めピンとしての主基準ピン73a及び従基準ピン73bは、それぞれ、図12に示すトナー容器32Yにおけるキャップ部34Yの第1の位置決め穴部34aと第2の位置決め穴部34bとに嵌合する。そして、キャップ受部73におけるキャップ部34Yの位置決めが行われる。
ここで、図7等を参照して、主基準ピン73aは、従基準ピン73bよりも長手方向に長く形成されている(根元部となる基準面の位置は同一平面上に形成されている)。また、主基準ピン73aは、その先端部が先細り形状となっている。これらにより、キャップ受部73へのトナー容器32Yの長手方向の装着動作において、キャップ受部73へのトナー容器32Yのスムーズな装着が可能になる。
図9、図10を参照して、被当接溝73mはキャップ受部73の内壁であって主基準ピン73aの上方に主基準ピン73aの先端部よりも装着方向上流側から溝状に形成された凹部である。被当接溝73mは、後述するトナー容器32Yのキャップ部34Yの外周上方に長手方向に延在するように形成された図示しないガイドレール部34eが、主基準ピン73aの位置決め穴34aへの挿入に先立って嵌りこむようになっている。
また、図9、図10等を参照して、キャップ受部73の奥側壁面(装着方向奥側において鉛直方向に起立する壁面である)には、鉛直方向に延在する長円穴と方形穴とが互いの縁線を一致させて重なった状態の形状からなる貫通穴73fが形成されている。そして、この貫通穴73fを介して、後述するコネクタ73e(図11を参照できる)が、キャップ受け部73の内壁側に露呈するように設置される(図12)等を参照できる)。キャップ受部73(画像形成装置本体100)にトナー容器32Yが装着されると、そのキャップ部34Yの先端に配された情報記憶装置としてのIDチップ35に対してコネクタ73eが対向接触する。そして、IDチップ35と装置本体100(制御部90)との間での情報通信が可能になる。
次に、トナー容器収容部70のキャップ受部73へのコネクタ73eの設置形態について述べる。
図8を参照して、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー容器32Y、32M、32C、32Kに対応して4つのコネクタ73eが、各キャップ受部73に配置されている。4つのコネクタ73eは、1つの長方形の共通電子基板95上に並設されている。詳しくは、図11に示すコネクタ73eの底部に形成されたスナップフィット73e4を、共通電子基板95に形成された不図示の穴部に嵌め込むことで、共通電子基板95上にコネクタ73eを固定している。
図8、図12を参照して、4つのコネクタ73eが固定された共通電子基板95は、4つのコネクタ73eがそれぞれ貫通孔73fを介してキャップ受部73の内部に入り込んだ状態で架設・固定される。4つのコネクタ73eは4つのキャップ受部73K、73C、73M、73Yの配列方向に沿うように共通電子基板95は固定されている。詳しくは、4つのネジ99が、共通電子基板95に形成された穴部を介して、4つのキャップ受部73K、73C、73M、73Yの外壁部の下方に形成された雌ネジ部73xにそれぞれ螺合される。これにより、キャップ受部73に対して共通電子基板95が外側からネジ締結されている。
以下、コネクタ73eの構成・動作について述べる。
図11を参照して、コネクタ73eは、コネクタ本体73e1、4つの本体側端子73e2、2つの位置決めピン73e3(位置決め用の突起部)等で構成されている。コネクタ73eにおける4つの本体側端子73e2は、それぞれ、板状(又は線状)の金属部材であって、その一端側を固定端として他端側を自由端としてコネクタ本体73e1に固定支持されている。また、4つの本体側端子73e2は、それぞれ、その他端側にIDチップ35の側に向けて湾曲した湾曲部(金属板としての金属パット35aとの接点となる部分である)が形成されている。そして、キャップ受部73へのキャップ部34Yの装着動作に伴い、本体側端子73e2の湾曲部は、図11のX方向に変位する。そして、キャップ部34Yに設置されたIDチップ35の金属パット35a(金属板)に対する接触圧を徐々に強めながら、長手方向中央部から図18の左方(第1の仮想直線S1近傍である)に向けてスライドすることになる。なお、図11に示すように、位置決めピン73e3の先端部は、IDチップ35の切欠部35b1との係合がスムーズに行われるように、テーパ状に形成されている。
図9、図10、図12を参照して、壁部73gは、コネクタ73eが設置される貫通穴73fの下方及び側方を囲むように設置されている。壁部73gを設けることで、トナー容器32Yのトナー排出口Wの近傍から外部にトナーが飛散した場合でも、壁部73gによって飛散トナーが遮られるため、コネクタ73eやIDチップ35に飛散トナーが直接的に付着し難くなる。したがって、飛散トナーによるコネクタ73e(本体側端子73e2)とIDチップ35(金属パット35a)との接触不良(通信不良)を抑止することができる。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kにそれぞれ設けられるIDチップ35と、画像形成装置本体100のコネクタ73eとが接触すると、両者の間で必要な情報の授受が行われる。双方の間で通信される情報としては、トナー容器やIDチップそのものの製造番号、製造日、リサイクル回数等の情報や、トナーの容量、ロット番号、色等の情報や、画像形成装置本体100の使用履歴等の情報がある。IDチップ35には、これらの電子情報が画像形成装置本体100に設置される前に予め記憶されている(又は、設置された後に画像形成装置本体100から受け取った情報が記憶される)。なお、IDチップ35については、後でさらに詳しく説明する。
次に、図13〜図15を参照して、トナー容器32Y、32M、32C、32Kについて詳述する。トナー容器32Yは、主として、容器本体33Y(ボトル本体)と、その頭部に設けられたキャップ部34Y(ボトルキャップ)とで構成されている。キャップ部34Yには、シャッタ部材34d、IDチップ35等が分解可能に設置されている。
容器本体33Yの頭部には、図14に示すように、容器本体33Yと共に一体的に回転するギア33cと、開口部Aとが長手方向の一端側に設けられている。開口部Aは、容器本体33Yの頭部(装着動作において先方となる位置である)に設けられていて、容器本体33Y内に収容されたトナーをキャップ部34Y内の空洞に向けて排出するためのものである。なお、容器本体33Y内からキャップ部34Y内の空洞へのトナー搬送(容器本体33Yの回転駆動)は、画像形成装置本体側のトナー消費に応じて適宜に行われる。
ギア33cは、画像形成装置本体100のトナー容器収容部70に設けられた駆動ギア81と噛合して、容器本体33Yを、回転軸を中心に回転駆動させるためのものである。詳しくは、ギア33cは、後述するキャップ部34Yの外周面に形成された切欠穴部34x(図13等を参照できる)から露呈して、画像形成装置本体100の駆動ギア81と噛合する。そして、駆動ギア81からギア33cに駆動力が伝達されて、容器本体33Yが時計方向に回転することになる。
図13を参照して、容器本体33Yの長手方向他端側(装着方向の後方の端部である)には、トナー容器32Yの着脱作業を行なう際にユーザーが把持するための把持部33dが設けられている。ユーザーは把持部33dを把持しながら、画像形成装置本体100に対してトナー容器32Yの装着を行なうことになる(図13の矢印方向へのトナー容器32Yの移動である)。
容器本体33Yの内周面には、螺旋状の突起33bが設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている)。この螺旋状の突起33bは、容器本体33Yを所定方向に回転駆動して開口部Aからトナーを排出するためのものである。このように構成された容器本体33Yは、その周面上に配設されるギア33cや把持部33dと共にブロー成形にて製造することができる。
図14を参照して、容器本体33Yの頭部33Yc(ギア33cが形成された位置近傍である)の内径は、トナーが収容された収容部33Ya(螺旋状の突起33bが形成された位置である)の内径よりも小さくなるように形成されている。容器本体33Yにおいて、頭部33Ycと収容部33Yaとの間には、その内周面が内部に向かってせり出すように形成された汲み上げ部33Yb(図15の一点鎖線で囲んだ部分である)が設けられている。そして、容器本体33Yの回転に伴い螺旋状の突起33bによって開口部Aに向けて搬送されたトナーは、汲み上げ部33Ybによって頭部33Ycの小径部に汲み上げられる。その後、頭部33Ycの小径部に汲み上げられたトナーは、図示しない撹拌部材に撹拌されながら、開口部Aからキャップ部34Yの空洞に向けて排出される。
図15を参照して、キャップ部34Yの上部(天井部)には、長手方向に直交するキャップ部34Yの端面から長手方向に延設された第1の位置決め穴部34aが形成されている。この第1の位置決め穴部34aは、画像形成装置本体100におけるキャップ部34Yの位置決め主基準となる。詳しくは、トナー容器収容部70へのトナー容器32Yの長手方向の装着動作に連動して、キャップ部34Yの第1の位置決め穴部34aにキャップ受部73の位置決めピンとしての主基準ピン73a(図9、図12等を参照できる)が嵌合する。
また、キャップ部34Yの下部(底部)には、長手方向に直交するキャップ部34Yの端面から長手方向に延設された第2の位置決め穴部34bが、トナー排出口Wの位置に達しないように形成されている。この第2の位置決め穴部34bは、画像形成装置本体100におけるキャップ部34Yの位置決め従基準となる。詳しくは、トナー容器収容部70へのトナー容器32Yの長手方向の装着動作に連動して、キャップ部34Yの第2の位置決め穴部34bにキャップ受部73の位置決めピンとしての従基準ピン73b(図9、図12等を参照できる)が嵌合する。このように構成された2つの位置決め穴部34a、34bによって、トナー容器収容部70におけるキャップ部34Yの位置決めが行われる。
以下、本実施の形態における着脱可能装置としてのトナー容器32Yの特徴的な、IDチップ35について詳述する。
図15、図16等を参照して、キャップ部34Yの端面上には、第1の位置決め穴部34aと第2の位置決め穴部34bとの間に設置された保持部を構成する保持部材34kの位置に、種々の電子情報が記憶されたIDチップ35が設置されている。IDチップ35は、トナー容器収容部70(キャップ受部73)にキャップ部34Yが装着された状態で、キャップ受部73のコネクタ73eに接続されるように構成されている(図3、図12等を参照できる)。具体的には、トナー容器収容部70(キャップ受部73)にキャップ部34Yが装着された状態で、IDチップ35の複数の金属パット35a(金属板)と、コネクタ73eの複数の本体側端子73e2とが接触する。そして、IDチップ35は、キャップ部34Yがキャップ受部73に保持された状態で、図3で示すようにコネクタ73eを介して制御部90との間で通信(有線通信)を行なう。
図16〜図18を参照して、本実施の形態1において、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器32Yに設置される保持機構は、IDチップ35、保持部材34k等で構成されている。また、保持機構に保持されるIDチップ35は、基板35b、情報記憶部35c、複数の端子としての金属パット35a(金属板)等で構成されている。
図18を参照して、情報記憶部35cは、画像形成装置本体100の制御部90とトナー容器32Yとの間でやり取りされる種々の情報が記憶されている電子回路である。図18では簡略のため斜線にて箱状のものとして表しているが、メモリーICやノイズ低減のためのコンデンサ、抵抗等の集合体が該当する。この情報記憶部35cは、基板35bの裏面35ba(本体側端子73e2と接触する面と反対の面)に配置されていて、複数の金属板としての金属パット35aの全部又は一部に電気的に接続されている。
複数の端子としての金属パット35aは、キャップ受部73(画像形成装置本体100)に設置されたコネクタ73eにおける複数の本体側端子73e2にそれぞれ接触して、画像形成装置本体100(制御部90)との間で情報における電気信号をやり取りする。この複数の金属パット35aは、基板35bにおける本体側端子73e2と接触する面としてのオモテ面側35bbに配置されている。また、複数の金属パット35aは、略矩形状に形成されていて、短手方向(図29(A)のZ方向(鉛直方向)である)に隙間を空けて並設されている。
情報記憶部35cや金属パット35aが配置される基板35bには、ガイド部となる位置決め用の切欠部35b1(長円円周の直線部で二分したときの片方の形状である)が鉛直方向の両端にそれぞれ形成されている。位置決め用の切欠部35b1は、コネクタ73eに設置された位置決め用の円柱状の突起部としての位置決めピン73e3(図11、図12等を参照できる)に嵌合し、複数の本体側端子73e2に対する複数の金属パット35aの位置を定める。そして、このように構成されたIDチップ35は、キャップ部34Yに着脱可能に構成された保持部材34kによって保持されている。
保持部材34kは、本体側端子73e2に対して金属パット35a(端子)が近づいて接触するときの移動方向(図12の白矢印で示す方向である)に対して交差する仮想平面(略直交する仮想平面である)上を移動可能に、IDチップ35を保持する。
具体的に、本実施の形態1において、保持部材34kは、画像形成装置本体100に対するトナー容器32Yの着脱方向に対して直交する仮想平面(図15のXZ平面である)上を移動できるようにIDチップ35(基板35b)を保持する。換言すると、IDチップ35(基板35b)は、図15に示すように保持部材34k(キャップ部34Y)に保持された状態で、図15のXZ平面上をある程度自由に移動(1mm程度の移動である)できるように構成されている。具体的には、IDチップ35(基板35b)は、箱型形状の保持部材34kの内部にて、ある程度ルーズに保持されている。つまり、IDチップ35は、保持部材34kの内部において、XZ平面方向に予め定められた間隔を側壁との間に開けて保持されている。また、図17、図18を参照して、IDチップ35は、保持部材34kの内部において、基板35bの厚さt(0.8mm程度である。)に対して±Y方向に僅かな隙間Δt(例えば、Δt+t=0.85〜1.05mm程度)が生じるように保持されている。そのため、位置決めピン73e3の挿入方向に対して、ある程度直交差するように、基板35bを起立させることができる。これにより、位置決めピン73e3の挿入方向に対して基板35bが大きく倒れすぎて、位置決めピン73e3と切欠部35b1とがこじってしまい双方の部材の嵌合がうまくいかなくなる不具合を抑止できる。
このような構成とすると、画像形成装置本体100やトナー容器32Yの小型化に伴い、そこに設置されるIDチップ35を小型化しようとして基板35b上の複数の金属パット35a(端子)を密集して配列したとする。このような場合でも、関連部品の寸法精度や組み付け精度の高低に関らず、複数の金属パット35aと、コネクタ73eの本体側端子73e2と、の位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
図12等を参照して、キャップ受部73へのトナー容器32Yのキャップ部34Yの装着動作が進められると、位置決め穴部34a、34bに位置決めピン73a、73bが挿入されて、キャップ受部73におけるキャップ部34Yの位置決めがされる。さらにキャップ部34Yの装着動作が進められると、IDチップ35における基板35bの切欠部35b1にコネクタ73eの位置決めピン73e3(図11、図12等を参照できる)が挿入される。そして、コネクタ73e(複数の本体側端子73e2)に対する基板35b(複数の金属パット35a)の位置決めがされる。より細かく述べると、切欠部35b1の縁部(又は内面)に位置決めピン73e3が接触して基板35bの動きが規制されることになる。このとき、切欠部35b1が形成されたIDチップ35(基板35b)は、保持部材34kにおいてXZ平面上を移動可能に構成されている。そのため、大量生産にともなう関連部品の寸法精度や組み付け精度の許容ばらつきを大きくせざるを得なくなった。その結果、トナー容器32Yと画像形成装置本体100との位置決めを行なう際に、位置決めピン73e3に対して切欠部35b1の位置が当初からずれてしまうことがある。しかし、位置決めピン73e3の先端のテーパ形状に規制されることでIDチップ35(基板35b)自体がXZ平面内を移動して位置決めピン73e3の円柱部と切欠部35b1との嵌合が可能になる。換言すると、トナー容器32Yと画像形成装置本体100との位置決めとは独立して、位置決めピン73e3の円柱部と切欠部35b1との嵌合が可能になる。したがって、複数の金属パット35aと、コネクタ73eの本体側端子73e2と、の位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
ここで、図16を参照して、保持部としての保持部材34kは、キャップ部34Yに対して着脱可能に構成されると共に、IDチップ35を挿脱するための挿入口34k1が上方に形成された箱状部材である。
詳しくは、キャップ部34Yへの保持機構の組み付け時において、まず、挿入口34k1から保持部材34kの内部に向けてIDチップ35(情報記憶装置)を挿入する(図16の矢印方向の移動である)。その後、IDチップ35が装着された状態の保持部材34kを、図16の矢印方向に移動して、装着部と対向する面となるキャップ部34Yの端面34Yaに形成された凹部35Aaへ圧入する。このとき、保持部材34kは、キャップ部34Yの凹部35Aaに設けられた保持部としての台座部34q(基板35bに接触しない位置に配設されている)に当接する位置で固定・保持される。なお、キャップ部34YからIDチップ35を取出する場合には、上述した手順と逆の手順で作業が行われる。なお、台座部34qは、キャップ部34Yの凹部35Aaにおいて、トナー容器32Yの装着方向に(又は保持部材34kに向けて)起立するリブであって、コネクタ73eの位置決めピン73e3が挿入される場所から外れた位置に設けられている。
なお、本実施の形態1では、保持部材34kをキャップ部34Yの凹部35Aaへ圧入して固定するように構成したが、保持部材34kをキャップ部34Yの凹部35Aaへ装着してネジ止めして固定するように構成することもできる。具体的には、保持部材34kの側壁に穴部を有する片状のリブを突起させて、キャップ部34Yの端面に雌ネジ部を形成する。そして、保持部材34kをキャップ部34Yの凹部へ装着して、キャップ部34Yの端面に保持部材34kの片状のリブを接触させた状態で、保持部材34kにおけるリブの穴部を介してキャップ部34Yの雌ネジ部にネジを螺合させる。このような構成の場合でも、キャップ部34Yに対して保持部材34kを比較的容易に着脱することができる。
このように、IDチップ35(基板35b)がキャップ部34Yに対して着脱可能に構成されているため、着脱可能装置としてのトナー容器32YへのIDチップ35(基板35b)の組み付け性が高められる。また、トナー容器32Yのリサイクルを行なう場合におけるIDチップ35(基板35b)の分解作業の効率が高められることになる。特に、本実施の形態1におけるIDチップ35の基板35bは12mm×8mm〜15mm×10mm程度の小型の基板である。そのため、製造工程においてキャップ部34Yに基板35bを装着した状態でのデータ入出力を行なおうとした場合、複雑な形状のキャップ部34Y上では、作業がしづらく工程時間を長くしてしまうおそれがある。ここでのデータ入出力は、プローブ端子を金属パット35aに接触させてのデータ入出力である。したがって、本実施の形態1のようにIDチップ35(基板35b)を着脱可能に構成し、必要に応じてIDチップ35を単独で(又は保持部材34kごと)データ入出力作業ができるようにする効果は大きい。
図12及び図16を参照して、キャップ部34Yには、凹部に保持部材34kが装着された状態で挿入口34k1を塞ぐ起立部34fが形成されている。これにより、キャップ部34YにIDチップ35(保持部材34k)が装着された後に、保持部材34kの挿入口34k1からIDチップ35が脱落する不具合が抑止される。
また、図17を参照して、保持部材34k(箱状部材)の内部には、第1対向部34k4と第2対向部34k5とが形成されている。第1対向部34k4は、基板35bの第1平面(図18を参照して、複数の金属パット35aが配置された面である)に対向している。第1対向部34k4は、複数の金属パット35aが干渉しないように金属パット35aが配置されていない第1平面の外周域にもっぱら当接して滑動可能になるよう形成されている。第2対向部34k5は、基板35bの第2平面(図18を参照して、情報記憶部35cが配置された裏面35baである)に対向すると共に、情報記憶部35cが干渉しないように第2平面の一部が滑動可能に形成されている。これにより、保持部材34kの内部において、IDチップ35は、保持部材34kから脱落することなく、金属パット35aや情報記憶部35cがダメージを受けることなく、XZ面内を自由に移動することができる。
さらに、保持部材34kの表裏面には、それぞれ、第1の開口34k2と第2の開口34k3が形成されている。第1の開口34k2は、基板35bがXZ面内をある程度移動しても、複数の金属パット35aと位置決め用の切欠部35b1とがコネクタ73eに対向する側に露呈するように形成されている。これにより、基板35bのXZ平面内の移動に伴う位置決めピン73e3と切欠部35b1との係合と、金属パット35aと本体側端子73e2との接続(接触)とが可能になる。なお、第2の開口34k3は、基板35bがXZ面内をある程度移動しても、情報記憶部35cがキャップ部34Yの凹部に対向する側に露呈するように形成されている。
また、図17を参照して、保持部材34kのおもて面に形成された第1の開口34k2は、左側方が凸状に形成され、右側方が凹状に形成されている。これにより、図17の破線で囲んだ領域が、IDチップ35が第1の開口34k2から脱落するのを防止する引っ掛かりとなるストッパとして機能することになる。
図18は、IDチップ35を示す3面図である。
図18に示すように、IDチップ35における基板35bの第1平面(オモテ面35bb)には、4つの金属板としての金属パット35aがZ方向に並設されている。この金属パット35aは、基板35b側から銅層、ニッケル層、金層の3層からなる多層構造体であって、表層となる金層は比較的高価であるものの酸化防止のため設けられている。また、金属パット35aは、予めマスキングした基板35b上への電界蒸着によって形成されたものである。
位置決め用の切欠部35b1は、4つの金属パット35aを挟むように4つの金属パット35aの配列方向(Z方向)の両端部にそれぞれ形成されている。切欠部35b1の中心を通り複数の金属パット35aの配列方向に対して平行となる第1の仮想直線S1が、複数の金属パット35aにおける長手方向の中心を結ぶ第2の仮想直線S2に対して、重ならない位置にあるように構成されている。詳しくは2つの位置決め用の切欠部35b1を結ぶ第1の仮想直線S1が、複数の金属パット35aにおける長手方向の中心を結ぶ第2の仮想直線S2に対して、重ならない位置にあるように構成されている。換言すると、切欠部35b1において基板35bの内側に向けて最も食い込んでいる部分をつないだ仮想直線S1が、仮想直線S2に対して重ならない位置にあるように構成されている。さらには、仮想直線S1は、仮想直線S2に対して略平行となるように構成されている。
本実施の形態1では、図18における寸法a〜fが、それぞれ、6.2mm、5.2mm、1.5mm、2mm、6mm、11.7mmに設定されている。このように小面積の基板35bは、万一外力が加わったとしても絶対的な撓み量が小さく、せん断力に対する耐性(剛性)が比較的大きくなる。本実施の形態1では、IDチップ35を保持部材34kの内部で移動可能に保持して、大面積のIDチップ35であれば切欠部35b1への位置決めピン73e3の挿入によって「こじり」を発生させるおそれがある位置決め方式を採用している。「こじり」とは切欠部35b1に対して位置決めピン73e3が垂直でなく斜めに入り、切欠部35b1と本体側突起部73e3の両者の摺動負荷が上がって基板35bが撓んで移動しなくなる状態である。しかし本実施の形態1では、上述したように基板35bが小面積である点をうまく利用して剛性を上げ、「こじり」の原因となるたわみが生じにくい位置決め方式を成立させている。また、基板35bにおける金属パット35a同士の間隔が狭小であるものの、基板35bのXZ平面内の移動にともなう高精度の位置決めにより、金属パット35aと本体側端子73e2との接触不良を抑止することができる。このため、金層を含む高価な金属パット35aの面積を極小に抑えることができている。
図16に示すように、IDチップ35の基板35bにおける、本体側端子73eと接触する面となるオモテ面35bbと反対側で、保持部材34kの内壁34k5との間には、低摩擦構造としての摺動向上部材200が配置されている。つまり、摺動向上部材200は、IDチップ35(基板35b)と保持部材34kとの接触領域に設けられている。摺動向上部材200は、内壁34k5と基板35bとの摺動性を良くするために、摺動性や耐摩耗性が高く、摩擦係数が低い樹脂部材として、例えばポリエチレンテレフタラート(以下「PET」と記す)などで構成されている。本実施の形態1では図18に示すように、情報記憶部35cを除く基板35bの裏面35baに両面テープなどの粘着部材201で貼り付けられて装着されている。摺動向上部材200の厚さは、少なくとも0.1mm程度がよい。作業性を考慮すると、0.1mmよりも厚い方がよく、少なくとも0.2mm程度が好ましい。
このようにIDチップ35(基板35b)と内壁34k5の間に摺動向上部材200を配することで、IDチップ35(基板35b)と内壁34k5との接触抵抗が低減して摺動性が向上する。このため、本体側突起部73e3が基板35bの切欠部35b1で案内されて移動する際に、本体側突起部73e3と基板35bの切欠部35b1とが引っかかることを防止できる。また、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生を防止することができる。
図11は、画像形成装置本体100側のコネクタ73eを示す概略斜視図である。
図11を参照して、コネクタ73eにおける4つの本体側端子73e2は、板状(又は線状)の金属部材であって、その一端側を固定端として他端側を自由端としてコネクタ本体73e1に固定支持されている。また、4つの本体側端子73e2は、その他端側にIDチップ35(トナー容器32Y)の側に向けて湾曲した湾曲部が形成されている。すなわち、本体側端子73e2は、IDチップ35に向けて、くの字状に屈曲している。この本体側端子73e2の湾曲部は、金属パット35aとの接点となる部分である。
そして、キャップ受部73へのキャップ部34Y(トナー容器32Y)の装着動作に伴い、まず、本体側端子73e2の湾曲部が金属パット35aの長手方向略中央部に接触する。そして、キャップ部34Yの装着動作がさらに進むと、IDチップ35(基板35b)がさらにコネクタ73e側に近づく。続いて本体側端子73e2が金属パット35aに押圧されて弾性変形(曲がっていたくの字が伸びるような状態である)しながら本体側端子73e2の湾曲部が第1の仮想直線S1に近づくように変位する。すなわち、キャップ部34Yの装着動作に伴い、本体側端子73e2の湾曲部は、金属パット35aに対する接触圧を徐々に強めながら、長手方向中央部から図18の左方(第1の仮想直線S1近傍である。)に向けてスライドすることになる。
このような構成により、関連部品の寸法精度や組み付け精度のばらつきにより本体側端子73e2に対する金属パット35aの長手方向(Y方向)の位置がずれてしまっても、本体側端子73e2と金属パット35aとの接触不良を確実に抑止することができる。さらに、最終的に本体側端子73e2と金属パット35aとは、位置決めピン73e3と切欠部35b1とが係合する位置の近傍(第1の仮想直線S1の近傍である)で接触するため、位置決め部から接触部までの水平方向の距離を縮めることができる。その結果、本体側端子73e2と金属パット35aとの接触位置の精度が高められることになる。
本実施の形態1では、複数の金属パット35aの配列方向が鉛直方向(Z方向)になるように並設されている。これにより、キャップ受部73におけるキャップ部34Yの位置決め方向と、コネクタ73eと基板35bとの位置決め方向とが同一方向になる。すなわち、位置決めピン73a、73bや位置決め穴部34a、34bの配列方向と、位置決めピン73e3や切欠部35b1の配列方向とが同一方向になる。このため、本体側端子73e2と金属パット35aとの接触不良がより生じ難くなる。
図15を参照して、キャップ部34Yの位置決め穴部34a、34bは、IDチップ35を挟むように鉛直方向の離れた位置にそれぞれ形成されている。位置決め穴部34a、34bは、2つの位置決め穴部34a、34bの中心を結ぶ第3の仮想直線S3が、図18に示した2つの位置決め用の切欠部35b1を結ぶ第1の仮想直線S1に対して平行になるように構成されている。
このように、IDチップ35が第1の位置決め穴部34a(主基準)と第2の位置決め穴部34b(従基準)との間に固設されているために、キャップ受部73のコネクタ73eに対してIDチップ35の位置が高精度に定められることになる。したがって、コネクタ73eに対するIDチップ35の位置ずれによる通信不良を抑止することができる。また、キャップ受部73におけるキャップ部34Yの位置決め方向と、コネクタ73eと基板35bとの位置決め方向とが同一方向になる。すなわち、位置決めピン73a、73bや位置決め穴部34a、34bの配列方向と、位置決めピン73e3や切欠部35b1の配列方向とが同一方向になる。このため、トナー容器32Yの画像形成装置本体100への位置決め動作が、コネクタ73eに対する基板35bの位置決めをしやすい方向に寄与する。その結果、本体側端子73e2と金属パット35aとの接触不良が生じ難くなる効果がさらに大きくなる。
本実施の形態1では、接触式のIDチップ35が、本体側端子73e2に対して金属パット35aが近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるように、保持部材34kに保持されている。このため、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器32Yに、IDチップ35を設置した場合でも、画像形成装置本体100のコネクタ73eの本体側端子73e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
また、IDチップ35(基板35b)と内壁34k5の間に摺動向上部材200を配置している。このため、IDチップ35(基板35b)と内壁34k5との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、本体側突起部73e3が基板35bの切欠部35b1で案内されて移動する際に、本体側突起部73e3と基板35bの切欠部35b1とが引っかかることを防止できる。その結果、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態2
図19〜図21にて、本発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図19は、実施の形態2におけるトナー容器232Yを示す概略断面図である。図20は、トナー容器232Yにおけるキャップ部234Yを示す背面図である。また、図21は、保持部材234kに嵌合する保持蓋234k8を示す斜視図である。本実施の形態2におけるトナー容器232Yは、情報記憶装置を保持する保持部としての保持部材234kの構成が、前記実施の形態1のものと相違する。
本実施の形態2におけるトナー容器232Yも、実施の形態1のものと同様に、容器本体33Yとキャップ部234Yとで構成されている。そして、キャップ部234Yには、情報記憶装置としてのIDチップ35が着脱可能に設置されている。ここで、本実施の形態2におけるキャップ部234Yは、IDチップ35の一部(金属パット35aと切欠部35b1とである)が露呈する開口34k2が形成された保持部材234kが、一体的に形成されている。そして、IDチップ35は、キャップ部234Yの内側から図19の白矢印方向に挿入されて保持部材234kの位置にセットされる。そして、保持部材234kの位置にIDチップ35がセットされた状態で、キャップ部234Yの内側から図191の白矢印方向に保持蓋234k8が挿入されて保持部材234kに嵌合される(図20の状態である)。
保持蓋234k8には、図21に示すように、基板35bに接触しないように保持部材134kに嵌合するための台座部234qが設けられている。保持蓋234k8は、トナー容器232Y内のトナーが漏出してIDチップ35に付着しないように、キャップ部234Yの内壁に対して隙間なく密着するように設置される。本実施の形態2においても、保持部材234k(及び、保持蓋234k8)において、IDチップ35(基板35b)がXZ平面内を移動できるように保持されている。無論、本実施の形態2においても、図19に示すように、内壁34k5と対向するIDチップ35の基板35bの裏面側35baには、摺動向上部材200を配置している。
本実施の形態2では、実施の形態1と同様に、接触式のIDチップ35が、本体側端子73e2に対して金属パット35aが近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるように保持部材234kに保持されている。これにより、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器232Yに、IDチップ35を設置した場合でも、画像形成装置本体100のコネクタ73eの本体側端子73e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
また、IDチップ35(基板35b)と内壁34k5の間に摺動向上部材200を配置している。このため、IDチップ35(基板35b)と内壁34k5との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、本体側突起部73e3が基板35bの切欠部35b1で案内されて移動する際に、本体側突起部73e3と基板35bの切欠部35b1とが引っかかることを防止でき。その結果、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態3.
図22にて、本発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図22は、実施の形態3におけるトナー容器332YのIDチップ35(情報記憶装置)がキャップ受部73のコネクタ73eにセットされる状態を示す模式図であって、実施の形態1における図16に相当する図である。
本実施の形態3は、保持部材34kの内部にクッション材334k10が設置されている点と、キャップ受部373における壁部373gの構成とが実施の形態1と相違している。
本実施の形態3におけるトナー容器332Yも、各実施の形態のものと同様に、容器本体33Yとキャップ部34Yとで構成されている。そして、キャップ部34Yには、情報記憶装置としてのIDチップ35が着脱可能に設置されている。さらに、保持部材34kの内部において、IDチップ35がXZ平面内を移動できるように保持されている。
ここで、本実施の形態3では、保持部材34kの内壁34k5と基板35bとの間にクッション材334k10が設けられている。このクッション材334k10は、発泡ポリウレタン等の弾性材料からなり、基板35bの裏面35baに装着されている。これにより、IDチップ(基板35b)のXZ平面内の移動を妨げることなく、位置決めピン73e3が切欠部35b1に係合するときに基板35bに生じるダメージを軽減することができる。
本形態において、クッション材334k10と内壁34k5の間には摺動向上部材200を配置している。本形態では、摺動向上部材200をクッション材334k10側に両面テープなどの粘着部材201により貼り付けて配置している。
本実施の形態3では、キャップ受部373における壁部373gが、コネクタ73gの四方を囲むように設置されている。そして、これに対応するように、キャップ部34Yには、壁部373gとの干渉を避けるための凹部が設けられている。このように、壁部373gを設けることで、トナー容器332Yのトナー排出口Wの近傍から外部にトナーが飛散してしまっても、コネクタ73eやIDチップ35に飛散トナーが直接的に付着し難くなる。したがって、飛散トナーによるコネクタ73e(本体側端子73e2)とIDチップ35(金属パット35a)との接触不良(通信不良)を抑止することができる。
本実施の形態3においても、各実施の形態と同様に、接触式のIDチップ35が、本体側端子73e2に対して金属パット35aが近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるように保持部材34kに保持されている。これにより、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器332Yに、IDチップ35を設置した場合でも、画像形成装置本体100のコネクタ73eの本体側端子73e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
また、基板35bの裏面35baに設けたクッション材334k10と内壁34k5の間に摺動向上部材200を配置している。このため、IDチップ35(基板35b)と内壁34k5との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、本体側突起部73e3が基板35bの切欠部35b1で案内されて移動する際に、本体側突起部73e3と基板35bの切欠部35b1とが引っかかることを防止できる。その結果、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態4.
図23にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図23は、実施の形態4における情報記憶装置となるIDチップ435の基板435bを示す3面図であって、前記実施の形態1における図9に相当する図である。
本実施の形態4におけるトナー容器(432Y)も、前記各実施の形態のものと同様に、容器本体33Yとキャップ部34Yとで構成されている。そして、キャップ部34Yには、情報記憶装置としてのIDチップ435が着脱可能に設置されている。さらに、保持部材34kの内部において、IDチップ435がXZ平面内を移動できるように保持されている。
本実施の形態4におけるIDチップ435の基板435bには、前記各実施の形態における位置決め用の切欠部35b1の代わりに、ガイド部として位置決め用の穴部435b11、435b12が基板435bを貫通して設けられている。そして、トナー容器(432Y)の装着動作に伴い、基板435bがXZ平面内を自由に移動しながら、コネクタ73eの位置決めピン73e3に対して位置決め用の穴部435b11、435b12が係合して挿入することになる。詳しくは、穴部435b11、435b12の縁部(又は、内面)に位置決めピン73e3が接触して、基板435bの動きが規制されることになる。これにより、複数の金属パット35aと、コネクタ73eの本体側端子73e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。本形態では、基板435bの裏面435baに摺動向上部材200を粘着部材201により貼り付けて配置している。
本実施の形態4では、基板435bの下方に円形の位置決め用の穴部435b11を形成し、基板435bの上方に長穴形状の位置決め用の穴部435b12を形成している。これは、位置決め用の穴部435b11、435b12が位置決めピン73e3に係合する直前まで、基板435b自体の重量によって保持部材34k内において基板435bが下方に位置していることを考慮したためである。下方の穴部435b11が位置決めピン73e3に拾われることで基板435bが持ち上がり、もう一方の長穴(穴部435b12)にもスムーズに位置決めピン73e3が挿入される。仮に下方の穴部が長穴であって上方の穴部が丸穴の場合には、位置決めピン73e3で基板435bを持ち上げることができずに、上方の丸穴に位置決めピン73e3が挿入し難くなるおそれがある。
本実施の形態4では、IDチップ435の基板435bにおいて、2つの位置決め用の穴部435b11、435b12を形成した。これに対して、IDチップ435の基板435bにおいて、一方を位置決め用の穴部435b11(又は、435b12)として、他方を位置決め用の切欠部35b1(前記各実施の形態で用いられたものである)とすることもできる。そして、そのような場合でも、本実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態4においても、各実施の形態と同様に、接触式のIDチップ435が、本体側端子73e2に対して金属パット35aが近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるように保持部材34kに保持されている。これにより、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器に、IDチップ435を設置した場合でも、画像形成装置本体100のコネクタ73eの本体側端子73e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
下方の位置決め用の穴部435b11が位置決めピン73e3に拾われて案内されて基板435bが持ち上がって移動し、もう一方の長穴(位置決め用の穴部435b12)に位置決めピン73e3が案内されて挿入される。この際、基板435bの裏面435baに摺動向上部材200を配置しているので、IDチップ435(基板435b)と内壁34k5との接触抵抗が低減して摺動性が向上する。このため、本体側突起部73e3と基板435bの各穴部435b11、穴部435b12とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態5.
図23〜図29にて、本発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図23は、実施の形態5における情報記憶装置となるIDチップ535の基板535bを示す3面図であって、前記実施の形態1における図18に相当する図である。図25は、IDチップ535と保持部材534k(534k25)とコネクタ573eとを示す斜視図であって、3つの部材534k(534k25)、535、573eの相対位置関係を示す斜視図である。図26は、IDチップ535がコネクタ573eに係合した状態を示す斜視図である。また、図27は、IDチップ535の電気回路とコネクタ573eの電気回路とを示す回路図である。図28(A)はIDチップ535がコネクタ573eに保持された状態を示す正面図であって、図28(B)はIDチップ535がガイド部となる位置決め用の穴部535b21を中心に回転している状態を示す正面図である。図29は、工場製造時の検査工程においてプローブ端子401が当接された状態のIDチップ535を示す図である。
本実施の形態5では、IDチップ535の基板535bに位置決め用の穴部535b21が1つだけ形成されている。本実施の形態5では、位置決め用の穴部535b21が複数の矩形状の金属パット35a1、35a2、35a3(金属板)の間に配置されている。この二点が前記各実施の形態と相違している。
図24を参照して、本実施の形態5におけるIDチップ535は、基板535bの重心よりも鉛直方向上方の位置に、位置決め用の穴部535b21が基板535bを貫通するように形成されている。そして、この穴部535b21の内径部と周囲とには、接地(アース)用の金属端子535dが設置されている。本実施の形態5において、本体側端子73e2と接触する面側となる基板535bの表面535bbに形成された金属端子535dは、円環状の部分に対して2つの突出部535d1が水平方向に延設されるように形成されている。また、位置決め用の穴部535b21に対して、鉛直方向上方の位置には1つの矩形状の金属パット35a1が設置され、鉛直方向下方の位置には2つの矩形状の金属パット35a2、35a3が設置されている。
基板535bの裏面(本体側端子73e2と接触する面と反対の面)535baには、半球面状のエポキシ等の樹脂材料からなり情報記憶部35Cを覆って保護する保護部材535eが設けられている。本実施の形態5において、基板535bの形状や保護部材535eの裏面の構成・配置によるが、内部にIC等の情報記憶部35Cを有する。このこともあって、裏面535baで最も大きく重量がある構成物であるところの保護部材535eの上方に穴部535b21を配置した。このため、前述したIDチップ535の重心の鉛直上方に穴部535b21があるという位置関係を実現している。具体的には、図28(A)を参照して、本実施の形態5におけるIDチップ535は、位置決め用の穴部535b21の中心位置が、IDチップ535の重心から距離Zaだけ上方になるように形成されている。
基板535bの裏面535baには、位置決め用の穴部535b21と保護部材535eとを避けるように、摺動向上部材200を粘着部材201により貼り付けて配置している。この裏面535baは、図25に示す保持部材534kの第2対向部534k25と対向する。
図25を参照して、コネクタ573eは、樹脂製で中空の箱であるコネクタ本体573e21を有している。コネクタ本体573e21には1本の中空円筒で先端にテーパ形状を有する位置決めピン573e23(位置決め用の突起部)が水平方向に起立するように設けられている。そして、この位置決めピン573e23には、接地用の本体側端子573e25(アース端子)が設置されている。この接地用の本体側端子573e25は、板状(又は線状)の金属部材であって、その一部がコネクタ本体73e21と一体で形成された位置決めピン573e23の中空部に収納されている。本体側端子573e25は、その湾曲部が中空円筒の周面の一部に形成されたスリット状の開口から露出して円筒外周面から突出している。位置決めピン573e23(接地用の本体側端子573e25)に対して、鉛直方向上方の位置には1つの本体側端子73e2が設置され、鉛直方向下方の位置には2つの本体側端子73e2が設置されている。これらの本体側端子73e2は、板状(又は線状)の金属部材であって、設置位置が異なる以外は、前記各実施の形態のものとほぼ同様に形成されている。
コネクタ本体573e21の下方であって、位置決めピン573e23を挟む両側の位置には、振れ防止部材573e24が設けられている。振れ防止部材573e24は、互いの先端内側のテーパ面が線対称になるよう形成された一対のリブからなり、IDチップ535の両側端面であって穴部535b21の中心よりも鉛直下方の箇所に対向する規制部材として機能する。
保持部材534kは、前記各実施の形態のものと同様に、トナー容器(532Y)に固定され、コネクタ573eとIDチップ535との間に位置する。その形状は前記各実施の形態のものとほぼ同一であって、その機能(IDチップ535を、XZ平面内を移動可能に保持する機能である)も同一である。図25を参照して、本実施の形態5における保持部材534kは、第1対向部534k24が垂直方向の軸を基準に線対称に構成され、IDチップ535の上端の2つの角から穴部535e21の両側までの領域を覆うように形成されている。また、保持部材534kは、下方においても基板535bの最下段の金属パット35a3よりも下方を覆うように形成されており、これらの構成により保持部材534kからのIDチップ535の脱落を防止している。
保持部材534kにおいて、コネクタ573eの4つの本体側端子73e2、573e25に対向する領域を含む第1対向部534k24の大部分は開口となっている。特に、保持部材534kにおいて、一対の振れ防止部材573e24に対応する部分まで開放された凸型の開口534k22になっている。そして、トナー容器532Yの装着時には、位置決めピン573e23の開口534k22への侵入に続いて、振れ防止部材573e24も開口534k22を介して保持部材534kの内部に侵入することになる。
IDチップ535の裏面535ba側に対向する保持部となる平板状の第2対向部534k25は、保持部材534kに接着又は図示しないスナップフィット等で固定されている。第2対向部534k25は、第1対向部534k24と同様に、凸型の開口534k26を有し、保護部材535eや侵入してくる振れ防止部材573e24との干渉を避けることができる。その一方で、IDチップ535の穴部535b21に位置決めピン573e23が挿入されるときにIDチップ535が押されることになる。しかし、第2対向部534k25が基板535bを後ろから支えることになるため、端子同士の当接状態を維持することができる。
図26は、実施の形態5におけるトナー容器532Yが画像形成装置本体100に装着された際に、本体側端子73e2、573e25と上述の金属パット35a1〜35a3、アース端子535dとが接続した状態を示す。この状態は、画像形成装置本体100側のコネクタ573eとIDチップ535の位置決めが完了したときの状態である。図26では、理解容易のため、コネクタ573eとIDチップ535との間にある保持部材534k(534k25)と金属パット35a1〜35a3の図示は省略されている。
トナー容器532Yの一連の装着動作のうち、キャップ部534Yの主基準及び従基準の位置決め穴部34a、34bが、キャップ受け部73の主基準及び従基準の位置決めピン73a、73bに嵌合されてキャップ部534Yの位置決めがされる。この部分までは、実施の形態1の装着動作と同じである。その後、キャップ部534Yの位置が定まった後に、IDチップ535の穴部535b21は、コネクタ573eの位置決めピン573e23の先端のテーパに拾われるように位置決めピン573e23に案内されて嵌合される。そしてIDチップ535の水平方向及び垂直方向の位置が同時に決まる。さらに、図28(A)に示すように、基板535bの左右両側であって穴部535b21の中心よりも下方である下側の縁部にコネクタ573e2の振れ防止部材573e24が侵入する。このときIDチップ535の姿勢が図28(B)のようにずれていたとする。この場合でもリブ先端のテーパ面が縁部に当接すると、それをトリガーにして重心の作用で姿勢を鉛直にする方向に基板535bが回転する。そして、回転方向(図28(B)に示す両矢印方向の回転である)の姿勢のずれを矯正する(図28(A)の状態にする)。これによって、IDチップ535の位置決めが完了する。このとき、IDチップ535のアース端子535dの一部(穴部535b21の内径部に相当する部分である)が、図26に示す位置決めピン573e23の接地用の本体側端子573e25に接触して、IDチップ535の接地(導通)がとられることになる。さらに、その接地がとられた後、図27(A)に示すように、IDチップ535の3つの金属パット35a(35a1、35a2、35a3)も、コネクタ573eの3つの本体側端子73e2にそれぞれ接触する。このため、IDチップ535と本体側コネクタ573e(画像形成装置本体100)との間で情報の伝達が可能になる。
このように、本実施の形態5では、下記(1)から(6)のさまざまな工夫を加えたことで安価な構成で高精度の位置決め機構を実現している。
(1)位置決め用の穴部535b21を1つにしている。これによって、基板535bの加工費の抑制が可能になる。
(2)接地用の本体側端子573e25を位置決めピン573e23の側周面に一体的に設置している。これによって、位置決めピン573e23と本体側端子573e25との距離を実質0にすることができ、本体側端子573e25に対するアース端子535dの位置精度を高めることができる。
(3)図26の装着完了状態において、コネクタ573e側の3つの本体側端子73e2の湾曲部(接触部)を結ぶ線上に位置決め用の穴部535b21の穴中心を一致させるように穴部535b21と本体側端子573e2の湾曲部との配置関係を調整している。これによって、位置決め部である穴部535b21から接触部までの水平方向の距離を縮めて0mm近傍にするにすることができる。その結果、3つの金属パット35a1、35a2、35a3と本体側端子73e2とが接触するときの位置精度が向上する。
(4)位置決め用の穴部535b21の位置を、複数の金属パット35a1、35a2、35a3を並べたときに生じる複数の間隙のうち、いずれかの間隙に配置している。このため、複数の金属パット35a1、35a2、35a3の並びの外側である上方又は下方に穴部を配置した場合に比べ、位置決め用の穴部535b21の中心から最も離れた位置にある金属パット35a3までの距離を短くすることができる。具体的には、金属パット35a1、35a2、35a3の並びの外側に穴部を配置した場合、腕長さは穴中心から金属パット3つ分の距離になるが、本実施の形態5では、腕長さを金属パット2つ分の距離にすることができる。振れの腕長さが短くなることで、最も遠い位置の金属パット35a3の本体側端子73e2に対する平行度が量産ばらつき等の理由でずれてしまったとしても、そのずれを最低限に抑えることができる。
(5)トナー容器を単品で保管する際、異物が保持部材534kの中に入ってIDチップ535と対向部534k24、534k25との間に挟まり位置がずれたままになってしまう恐れがある。このような課題に対して、本実施の形態5では、IDチップ535の穴部535b21が重心よりも鉛直方向上方にあるように配置している。このため、振れ防止部材573e24が回転中心である穴部535b21よりも鉛直方向下方に侵入するときに、振れ防止部材573e24のテーパ面との当接をトリガーにして重心の作用で姿勢を鉛直方向に沿うように回転することができる。その結果、位置ずれを規制して姿勢を矯正することができ、位置決め用の穴部535b21が1つでも、複数の本体側端子573e2に対する複数の金属パット35a1、35a2、35a3の位置精度を同時に高めることができる。
(6)IDチップ535の裏面535ba側と、これに対向する平板状の第2対向部534k25の間に摺動向上部材200を配置したので、IDチップ435(基板435b)と第2対向部534k25との接触抵抗が低減して摺動性が向上する。このため、穴部535b21が位置決めピン573e23に拾われて案内されて基板535bが持ち上がって移動する際に、位置決めピン573e23と基板535bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
さらに、本実施の形態5における工夫及び作用効果について、上述したものと別のものについて述べる。
まず金属パット35a1、35a2、35a3それぞれについて詳述する。最上位にある金属パット35a1は、通信制御のためのクロック信号が入力される。逐次通信のため速度は遅いが低コストなシリアル通信方式を採用し、シリアルバスとしてI2C(Inter-Integrated Circuit)を採用し、本体側コネクタと接続した状態でシリアルクロックが入力される信号線を形成する。金属パット35a1がクロック信号入力方向側の端子に相当するが、クロック信号は信号の流れが片方向であるため、後述するVcc(電源、金属パット35a3)との短絡によるIDチップ535の破壊の可能性が他の端子と比較して高いと予測される。そのためIDチップ535の破壊を避けるために、Vccから離れた場所に配置してある。万一GND(アース端子535d)と短絡しても壊れる可能性は低いからである。
金属パット35a2もシリアル通信方式を採用し、シリアルバスとしてI2Cを採用、本体側コネクタと接続した状態でシリアルデータが入出力される信号線を形成する。このパットは入出力双方向であることから、片方向入力の金属パット35a1よりも短絡によるIDチップ535破壊の可能性は小さい。
金属パット35a3は、電源入力部(Vcc)であり、本体側コネクタと接続した状態で5V又は3.3Vの電圧が入力される。電源とGNDの短絡という機器全体にとっての故障の危険性を小さくするためにGND(アース端子535d)及び、シリアルクロック入力端子(金属パット35a1)と間にシリアルデータ入力端子(金属パット35a2)を挟んで配置されている。Vccである金属パット35a3は、図24に示すようにIDチップ裏側の保護部材535eと基板535bを介して重なっており、保護部材535e内のIC駆動回路とも近くなっている。これによって電源ラインも短く太くでき、電源動作の安定(=ノイズ誤動作の低減)化を図ることができる。
次にアースに関する工夫を述べる。トナー容器532Yの装着動作において、IDチップ535のアース端子535dが位置決めピン573e23(コネクタ573e)の接地用の本体側端子573e25に接触する。その後に、IDチップ535の3つの金属パット35a1、35a2、35a3がコネクタ573eの3つの本体側端子73e2に接触開始されるように構成されている。換言すると、トナー容器532Yの離脱動作において、IDチップ535の3つの金属パット35a1、35a2、35a3のコネクタ73eの3つの本体側端子73e2への接触が解除される。その後、IDチップ535のアース端子535dが位置決めピン573e23(コネクタ573e)の接地用の本体側端子573e25に接触解除(離間)されるように構成されている。具体的には、図27(A)を参照して、コネクタ573eにおいて、3つの本体側端子73e2に比べて接地用の本体側端子573e25の接触開始位置がIDチップ535の側に近い位置になるように形成されている。
このような構成により、トナー容器532Yの装着動作においては常にIDチップ535のアースがとられている状態で金属パット35a1、35a2、35a3と本体側端子73e2との接続が開始される。そして、トナー容器532Yの離脱動作においては常にIDチップ535のアースがとられている状態で金属パット35a1、35a2、35a3と本体側端子73e2との離間(接触解除)が開始されることになる。そのため、IDチップ535側の電気回路においてアースがとられずに電気的に浮いた状態になることが防止され、IDチップ535に電気的な破損が生じ難くなる。
すなわち、IDチップ535側の電気回路においてアースがとられずに電気的に浮いた状態であるとき、電気回路は非常に大きなインピーダンスで接地されている状態となる。このため、金属パット535aと本体側端子573e2との接触時又は離間時に発生した静電気が僅かでも電気回路に流れ込むと、その電流にインピーダンスを掛けたものと同等の高電圧が発生する。そして、この高電圧によりIDチップ535におけるIC内部での絶縁破壊が生じて、ICが壊れてしまう。このような不具合は、図27(B)に示すように、コネクタ573eにおいて、3つの本体側端子73e2と接地用の本体側端子573e25とのIDチップ535に対する接触開始位置が同位置に形成されているような場合に生じやすくなる。
本実施の形態5では、本体側端子73e2においてIDチップ535側に最も突出した部分である湾曲部より、位置決めピン573e23のスリット状の開口から露出した本体側端子573e25の湾曲部の方がIDチップ535に近い位置になるよう配置している。これにより、接触時の回路の接地が最初に行なわれ、離間時の回路の接地が最後になるため、インピーダンスが常に理論上ゼロとなり、静電気が電気回路内に流れ込んでもIC内部での絶縁破壊を防ぐことができる。
また、本実施の形態5におけるIDチップ535(情報記憶装置)には、先に図24で説明したように、アース端子535dの外周の一部に2つの突出部535d1を設けている。このようにIDチップ535の基板535bのオモテ面535bbに突出部535d1を設けることで、工場での製造時における検査工程(IDチップ535の良・不良を検査する工程である)において通電検査用のプローブの当接作業を容易にすることができる。詳しくは、図29に示すように、検査台に載置された状態のIDチップ535の金属パット35aやアース端子535dに対して、上方から通電検査装置400の複数のプローブ端子401の先端部をそれぞれ押し当てる。このとき、アース端子535dの突出部535d1は、プローブ端子401の先端部が当接するのに充分な面積が確保されているため、プローブ端子401の接触不良による通電検査不良を防止することができる。また、プローブ端子401の先端部をアース端子535d(突出部535d1)に上方から当接させて通電検査を行なっている。このため、プローブ端子401を穴部535b21に挿入して通電検査を行なう場合に比べて、検査毎に繰り返し使用されるプローブ端子401自体の耐性を向上させることができる。さらに、IDチップ535の穴部535b21が通電検査によって磨耗する不具合も防止することができる。
アース端子535dの円環と矩形の金属パット35aとの間のくさび状に広がる余剰空間において、突出部535d1は、その水平方向の境界(境界線)が円環の外周に接すると共に、金属パット35a1、35a2、35a3と平行になるように配置している。これによって、突出部535d1が鉛直方向へ突出することなく、第1対向部534k24と滑動する基板535bの左右の滑動領域への突出部535d1の突出(水平方向への突出である。)を抑制することができる。その結果、基板535bを大型化することなく、製造上において定尺寸法が決まっている基板素材からの基板535bの取り数を出来る限り多いものにすることができて、IDチップ535の原価上昇を抑制することができる。
本実施の形態5においても、IDチップ535が本体側端子573e2に対して金属パット35a1、35a2、35a3が近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動可能に保持部材534kで保持される。これにより、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器532YにIDチップ535を設置した場合でも、コネクタ573eの本体側端子573e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本実施の形態5では、IDチップ535の裏面535ba側と、これに対向する平板状の第2対向部534k25の間に摺動向上部材200を配置した。このため、IDチップ435(基板435b)と第2対向部534k25(保持部)との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、トナー容器32Yを画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
本実施の形態5では、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器532Yに、接触式のIDチップ535を設置した。この場合でも、IDチップ535の基板535bに形成された1つの穴部535b21に、コネクタ573eの位置決めピン573e23に形成された接地用の本体側端子573e25に係合するアース端子535dを形成している。このため、IDチップ535に電気的な破損が生じ難くなる。
実施の形態6.
図30〜図33にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図30は実施の形態6における着脱可能装置となるトナー容器632Yを示す斜視図である。図30(A)は実施の形態5で説明したIDチップ535が装着される前の状態を示す分解図であり、図30(B)はIDチップ535が装着された状態を示す図である。図31は、面板634pが設置される前の状態のトナー容器632Yを示す正面図である。図32は、IDチップ535及び面板634pが設置された状態のトナー容器632Yの要部を示す断面図である。図33は、コネクタ573eに対してIDチップ535が挿入されていく状態を示す図である。
本実施の形態6において、IDチップ535は、実施の形態5のものと同一であり、装着部に対向するキャップ部634Yの端面634Yaに形成された凹部635AaにIDチップ535が遊挿される。そして、IDチップ535は、面板634pによってXZ方向に移動可能に保持されている点が実施の形態5と異なり、他の構成は実施の形態5と同じである。
本実施の形態6におけるトナー容器632Yも、前記各実施の形態のものと同様に、容器本体33Yとキャップ部634Yとで構成されている。そして、キャップ部634Yには、IDチップ535が着脱可能に設置されている。
本実施の形態6では、図30を参照して、IDチップ535が保持部材534kの内部に遊挿された状態でキャップ部534Yに設置されてはいない。本実施の形態6では、IDチップ535がキャップ部634Yに形成された凹部635Aa内に遊挿された状態で脱落防止用の面板634pがキャップ部634Yにネジ締結される。
詳しくは、図30(A)及び図31を参照して、キャップ部634Yの端面634Yaには、IDチップ535がXZ平面内を移動できるように保持するための凹部635Aaが形成されている。この凹部635Aaには、IDチップ535の一部にのみ面接触する保持部となる台座部634qが複数形成されている。そして、キャップ部634Yの凹部635AaにIDチップ535が遊挿された状態で、凹部635AaからのIDチップ535の脱落を防止するための面板634pが設置される。面板634pは、図30(B)及び図31,図32を参照して、実施の形態5と同様、金属パット35a1、35a2、35a3や位置決め用の穴部535b21(アース端子535d)等が露呈した状態で、IDチップ35の基板35bの一部に接触可能にネジ締結される。
詳しくは、キャップ部634Yには、凹部635Aaを挟み、この凹部に向かって右側に面板634pを位置決めするための位置決めピン634s1が形成されている。キャップ部634Yには、向かって左側に面板634pをネジ止めするためのネジ穴634s11がそれぞれ形成されている。一方、面板634pには、位置決めピン634s1に対応する位置に位置決め穴634p1が形成され、ネジ穴634s11に対応する位置にネジ680が貫通する穴634p2が形成されている。また、面板634pの下方には、第2の位置決め穴部34bの外周縁と当接して回り止めとして機能する当接部634p3が形成されている。面板634pは、位置決め穴634p1と回り止めのための当接部634p3によってキャップ部634Yに対して位置が決まる。そして、ネジ680が、面板634pに形成された穴634p2を介して、キャップ部634Yに形成されたネジ穴634s11に螺合されて、面板634pがキャップ部634Yに固定される。これにより、IDチップ535は、キャップ部634Yから脱落することなくXZ平面内を移動できるようにキャップ部634Yに保持されることになる。
図33を参照して、実施の形態5のものと同様、トナー容器632Yの装着動作に伴い、画像形成装置本体100のコネクタ573eの位置決めピン573e23(アース用の本体側端子573e25)にIDチップ535の位置決め用の穴部535b21(アース端子535d)が係合する。そして、その後にコネクタ573eの本体側端子73e2がIDチップ535の金属パット35a1、35a2、35a3に接触して、コネクタ73eとIDチップ35との電気的な接続が完了する。その際、トナー容器632Yのキャップ部634Yにおいては、IDチップ535はXZ平面内を移動可能に保持されている。このため、前記各実施の形態のものと同様、画像形成装置本体100のコネクタ573eの本体側端子73e2、573e25との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。通常の状態において、IDチップ535は、重力によってキャップ部634Yの凹部635Aaの下方に沈んでいる。そして図33に図示した3つのIDチップ535のうち最も左側に図示したもののように、IDチップ535の穴部535b21の中心位置が、位置決めピン573e23の軸中心位置に対して下方にずれた状態になっている。
トナー容器632Yの装着動作が開始されてIDチップ535と位置決めピン573e23とが接触する。すると、位置決めピン573e23の先端テーパ部に穴部535b21が沿うようにIDチップ535が上方(Z方向)にすくいあげられて移動する。そして、位置決めピン573e23に穴部535b21が嵌合し、最終的に金属パット35a1、35a2、35a3に本体側端子573e2が接触する。
本実施の形態6では、面板634pをネジ680によってキャップ部634Yに固定(ネジ締結)した。しかし、ネジ680ではなく、スナップフィットで面板634pをキャップ部634Yに固定しても、本実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態6では、面板634pを組み付け後にも再度交換できるように構成している。このため、外国の協力会社にトナー容器と面板とをまず製造してもらってこれを輸入し、国内でトナー容器にトナーを充てんする工程を想定する。この場合、トナーを充てんする工程の前後に別会社から仕入れたIDチップ535を組み付けてトナー情報を入力するという手順でトナー容器を製造することができる。これにより、トナー容器の製造工程の効率化を図ることができる。
使用済みのトナー容器を市場から回収し、それを清掃した後にトナーを再充填するリサイクルの工程を想定する。その場合において、IDチップ535を交換することや、IDチップ535を一旦トナー容器から外して情報を書き換え再度キャップ部に装着するという手順で行なうことができる。これにより、トナー容器の再使用工程の効率化も図ることができる。
本実施の形態6では、IDチップ535が本体側端子573e2に対して金属パット35a1、35a2、35a3が近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるようにキャップ部634Yと凹部635Aaに保持されている。このため画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器632Y(着脱可能装置)に、IDチップ535を設置した場合でも画像形成装置本体100のコネクタ573eの本体側端子573e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本実施の形態6においても、実施の形態5と同様に、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器632Yに、IDチップ355を設置した。この場合でも、IDチップ535の基板535bに形成された1つの穴部535b21に、コネクタ573e(画像形成装置本体100)の位置決めピン573e23(突起部)に形成された接地用の本体側端子573e25に係合するアース端子535dを形成している。このため、IDチップ535に電気的な破損が生じ難くなる。
本形態の場合、IDチップ535の裏面535ba側とこれに対向する凹部635Aa内の台座部634qとの間に摺動向上部材200を配置されることになる。このため、IDチップ535(基板535b)と台座部634q(保持部)との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、トナー容器632Y(着脱可能装置)を画像形成装置本体100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態7.
図34及び図35にて、この発明の実施の形態7について詳細に説明する。
図34は、実施の形態7における画像形成装置を示す斜視図である。図35(A)はその画像形成装置に設置される着脱可能装置としてのトナーカートリッジ1106Yの一部を示す断面図であり、図35(B)はトナーカートリッジ1106Yの一部を示す下面図である。
本実施の形態7における画像形成装置は、情報記憶装置となるIDチップ635が設置されたトナーカートリッジ1106Yが画像形成装置本体1100に対して上方から装着される。この点が、IDチップ535が設置されたトナー容器532Y、632Y、732Y、832Yが長手方向を装着方向として画像形成装置本体100に対して水平方向に装着される前記各実施の形態のものと相違する。
図34を参照して、本実施の形態7における画像形成装置1100は、4つの着脱可能装置としてのトナーカートリッジ1106Y、1106M、1106C、1106Kが上方から着脱されるように構成されている。なお、図34は、イエロー用のトナーカートリッジ1106Yを除く3つのトナーカートリッジ1106M、1106C、1106Kが装置本体1100に装着された状態を示している。そして、トナーカートリッジ1106Y、1106M、1106C、1106Kは、図34に示すように、本体カバー1110(本体ドアー)が開放された状態で、画像形成装置本体1100の設置部に着脱されることになる。
一方、トナーカートリッジ1106Y、1106M、1106C、1106Kは、図示しないシャッタ付きの開口部を現像装置に対向する下方の位置に備え、内部には対応する色のトナー(1成分現像剤)が収容されている。そして、図35を参照して、トナーカートリッジ1106Y、1106M、1106C、1106Kの長手方向端部の下面には、保持部材1134kによってIDチップ635が水平面方向(図35(B)の紙面方向である)を移動可能に保持されている。すなわち、IDチップ635(情報記憶装置)は装着方向に対して直交する方向に移動可能に保持されている。IDチップ635は基本的にはIDチップ535と同一構成であるが、摺動向上部材200が、金属パット35a1、35a2、35a3が設けられ、保持部材1134kと対向する基板635bのオモテ面635bbと保持部材1134kの間に配置されている。
保持部材1134kは、実施の形態5のものと類似のIDチップ635の金属パット35a1、35a2、35a3や位置決め用の穴部535b21(アース端子535d)等が露呈している。保持部材1134kは、この露呈状態で、IDチップ635の基板635bの一部に接触可能にトナーカートリッジ1106Yにネジで締結される。詳しくは、トナーカートリッジ1106Yの端部に形成されたボス部1181に保持部材1134kの穴部を合わせる。そして、ネジ1180が保持部材1134kに形成された穴部を介してトナーカートリッジ1106Yのボス部1181とはIDチップ635を挟んで反対側に形成されたネジ穴部に螺合される。これらより、保持部材1134kがトナーカートリッジ1106Yに固定される。これにより、IDチップ635は、トナーカートリッジ1106Yから脱落することなく水平面内を移動できるように保持されることになる。そして、図34を参照して、画像形成装置本体1100に対するトナーカートリッジ1106Yの上方からの装着動作に伴い、画像形成装置本体1100の設置部に設置されたコネクタ573eの位置決めピン573e23にIDチップ635の位置決め用穴部535b21が嵌合する。そして、その後にコネクタ573eの本体側端子73e2がIDチップ635の金属パット35a1、35a2、35a3に接触して、コネクタ573eとIDチップ635との電気的接続が完了する。その際、トナーカートリッジ1106YにおいてIDチップ635は水平面内を移動可能に保持されている。このため、各実施の形態のものと同様に、装置本体1100のコネクタ573eの本体側端子73e2、573e25との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本実施の形態7では、IDチップ635が、本体側端子573e2に対して金属パット35a1、35a2、35a3(端子)が近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるようにトナーカートリッジ1106Yに保持されている。このため、画像形成装置本体1100に対して着脱可能に設置されたトナーカートリッジ1106YにIDチップ635を設置した場合でも、画像形成装置本体1100のコネクタ573eの本体側端子73e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
また、摺動向上部材200が、IDチップ635の基板635bのオモテ面635bbと保持部材1134kの間に配置されているので、IDチップ635(基板635b)と保持部材1134k(保持部)との接触抵抗が低減して摺動性が向上する。そのため位置決めピン573e23(突起部)と基板635bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、トナーカートリッジ1106Y(着脱可能装置)を画像形成装置本体1100に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
本実施の形態7では、実施の形態5〜6と同様に、画像形成装置本体1100に対して着脱可能に設置されるトナーカートリッジ1106Yに、接触式のIDチップ635を設置した。この場合でも、IDチップ635の基板635bに形成された1つの穴部535b21に、コネクタ573eの位置決めピン573e23に形成された接地用の本体側端子573e25に係合するアース端子535dを形成している。このため、IDチップ535に電気的な破損が生じ難くなる。
実施の形態8.
図36及び図37にて、この発明の実施の形態8について詳細に説明する。
図36は、実施の形態8における画像形成装置を示す斜視図であって、前記実施の形態7における図34に相当する図である。図37は、画像形成装置本体1200の本体カバー1210の閉鎖動作に伴いコネクタ573eがIDチップ635に接続される状態を示す概略図である。
本実施の形態8における画像形成装置は、着脱可能装置がトナーカートリッジではなくプロセスカートリッジ1206Yである。プロセスカートリッジ1206Yの上面にはIDチップ535が設置されている。画像形成装置本体1200の本体カバー1210にはコネクタ573eが設置されている。この三点が実施の形態7と相違している。
図36を参照して、本実施の形態8における画像形成装置1200は、4つの着脱可能装置としてのプロセスカートリッジ1206Y、1206M、1206C、1206Kが上方から着脱されるように構成されている。なお、図36は、イエロー用のプロセスカートリッジ1206Yを除く3つのプロセスカートリッジ1206M、1206C、1206Kが装置本体1200に装着された状態を示している。
プロセスカートリッジ1206Y、1206M、1206C、1206Kは、図36に示すように、本体カバー1210(本体ドアー)が開放された状態で、装置本体1200の設置部に着脱されることになる。
本実施の形態8では、本体カバー1210における、4つのプロセスカートリッジ1206Y、1206M、1206C、1206Kに対応する位置に、露光工程を行なうためのLEDユニット1207Y、1207M、1207C、1207Kが設置されている。図36では、2つのLEDユニット1207Y、1207Mの図示を省略している。そして、図37を参照して、本体カバー1210が閉鎖されると、プロセスカートリッジ1206Yにおける感光体ドラム1201Yの静電潜像を形成する位置に対向するように、LEDユニット1207Yが移動することになる。
一方、プロセスカートリッジ1206Y、1206M、1206C、1206Kは、それぞれ、感光体ドラム、帯電部、現像部、クリーニング部が一体的に形成されていて、現像部の内部には対応する色のトナー(1成分現像剤)が収容されている。図36を参照して、プロセスカートリッジ1206Y、1206M、1206C、1206Kの長手方向端部の上面には、保持部材1134kによってIDチップ535が水平面方向を移動可能に保持されている。水平面方向とは、図37の紙面垂直方向及び左右方向である。
保持部材1134kは、IDチップ535の金属パット35a1、35a2、35a3や位置決め用の穴部535b21(アース端子535d)等が露呈した状態で、基板535bの一部に接触可能にプロセスカートリッジ1206Yの外装カバーにネジ締結される。これにより、IDチップ535は、プロセスカートリッジ1206Yから脱落することなく水平面内を移動できるように保持されることになる。そして、図36を参照して、装置本体1200に対するプロセスカートリッジ1206Yの上方からの装着動作に伴い、本体カバー1210に設置されたコネクタ573eの位置決めピン573e23にIDチップ535の位置決め用穴部535b21が嵌合する。すなわち、アース用の本体側端子573e25にアース端子535d)が嵌合する。ここでの装着動作とは、本体カバー1210の閉鎖動作をともなう動作である。
その後にコネクタ573eの本体側端子73e2がIDチップ535の金属パット35a1、35a2、35a3に接触して、コネクタ573eとIDチップ535との電気的接続が完了することになる。その際、プロセスカートリッジ1206YにおいてIDチップ535は水平面内を移動可能に保持されている。このため、前記各実施の形態のものと同様に、装置本体1200のコネクタ573eの本体側端子573e2、573e25との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本形態の場合、摺動向上部材200が、IDチップ535の裏面535baと保持部材1134k5の間に配置されることになるので、IDチップ535(基板535b)と保持部材1134kとの摺動性が向上する。このため、位置決めピン573e23(突起部)と基板635bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、プロセスカートリッジ1206Y(着脱可能装置)を画像形成装置本体1200に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
本実施の形態8では、図37を参照して、本体カバー1210に対して支持アーム1211を介してLEDユニット1207Yが図37の時計方向・反時計方向に回動可能(首振り可能)に設置されている。LEDユニット1207Yは、その長手方向端部にコネクタ573eが設置されている。
また、LEDユニット1207Yは、支持アーム1211に内設された圧縮スプリング1212に付勢されている。この首振り機能と、プロセスカートリッジ側への付勢力とによって4つのLEDユニットを各プロセスカートリッジに装着させようと本体カバー1210を閉める。そのとき、図37に示すようにLEDユニット1207Yは、プロセスカートリッジ1206Yの壁面に沿って首を振り、所定の位置へと導かれる。これと同時に、コネクタ573eもIDチップ535に近づくように移動して、前記実施の形態5〜7と同様に位置決めがされる。また、圧縮スプリング1212の付勢力によって装置本体1200の設置部に装着されたプロセスカートリッジ1206YのIDチップ535に対してコネクタ573eが適度な力で接触することになる。
本実施の形態8では、IDチップ535が、本体側端子573e2に対して金属パット35a1、35a2、35a3が近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるようにプロセスカートリッジ1206Yに保持されている。このため、画像形成装置本体1200に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジ1206Yに、IDチップ535を設置した場合でも画像形成装置本体1200のコネクタ573eの本体側端子573e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本実施の形態8では、画像形成装置本体1200に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジ1206Yに、接触式のIDチップ535を設置した。この場合でも、IDチップ535の基板35bに形成された1つの穴部535b21に、コネクタ573eの位置決めピン573e23(突起部)に形成された接地用の本体側端子573e25に係合するアース端子535dを形成している。このため、IDチップ535に電気的な破損が生じ難くなる。
また、IDチップ535の裏面535baと保持部材1134k5の間に摺動向上部材200を配置した。このため、IDチップ535(基板535b)と保持部材1134kとの接触抵抗が低減して摺動性が向上し、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。その結果、プロセスカートリッジ1206Y(着脱可能装置)を画像形成装置本体1200に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態9.
図38及び図39にて、この発明の実施の形態9について詳細に説明する。
図38は、実施の形態9における着脱可能装置としてのインクカートリッジ1306Yを示す斜視図である。また、図39は、着脱可能装置としてインクカートリッジ1306Y、1306M、1306C、1306Kが設置された画像形成装置としてのインクジェットプリンタを示す上面図である。本実施の形態9におけるインクジェットプリンタは、IDチップ535が側面に設置されたインクカートリッジ1306Yが画像形成装置本体1300に対して側方から装着される点が、前記各実施の形態のものと相違する。
図39を参照して、本実施の形態9におけるインクジェットプリンタは、記録ヘッド1301a、1301bが設置されて両矢印方向に移動するキャリッジ1301と、ガイドロック1302を備えている。インクジェットプリンタは、各色のインクカートリッジ1306Y、1306M、1306C、1306Kからキャリッジ1301のサブタンクにインクを供給するための供給チューブ1303、記録媒体Pを白矢印方向に搬送する搬送ベルト1304を備えている。画像形成装置本体1300の端部に設けられた設置部に、各色のインクカートリッジ1306Y、1306M、1306C、1306Kが着脱可能に設置されることになる(図39の上下方向を着脱方向とする設置である)。インクジェットプリンタの主たる構成は、例えば、特開2010−234801号公報等に記載されたものと同等であり公知なものであるため、その詳細説明を省略する。
図38を参照して、内部にインク袋1307が収容されている着脱可能装置としてのインクカートリッジ1306Yは、装着部に対向する面となるその側面1306Yaに凹部1308が形成されている。この凹部1308には保持部材1334kにXZ方向に移動可能に保持されたIDチップ535が設置されている。
この保持部材1334kやIDチップ535の構成は、前記実施の形態5のものと同様である。すなわち、保持部材1334kは、IDチップ535の金属パット35a1、35a2、35a3や位置決め用の穴部535b21(アース端子535d)等が露呈した状態で、インクカートリッジ1306Yの凹部1308に嵌合される。これにより、IDチップ535は、インクカートリッジ1306Yから脱落することなく保持部材1334kにおいてXZ面内を移動できるように保持されることになる。
そして、図38を参照して、画像形成装置本体1300に対する装着動作に伴い、画像形成装置本体1300に設置されたコネクタ573eの位置決めピン573e23にIDチップ535の位置決め用穴部535b21が挿入嵌合する。すなわちアース用の本体側端子573e25にアース端子535dが挿入嵌合する。そして、その後にコネクタ573eの本体側端子73e2がIDチップ535の金属パット35a1、35a2、35a3に接触して、コネクタ573eとIDチップ535との電気的接続が完了する。その際、インクカートリッジ1306YにおいてIDチップ535はXZ面内を移動可能に保持されている。このため、前記各実施の形態のものと同様に、装置本体1300のコネクタ573eの本体側端子573e2、573e25との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本実施の形態9では、本体側端子573e2に対し金属パット35a1、35a2、35a3が近づいて接触するときの移動方向に対し略直交する仮想平面上を移動可能にIDチップ535が保持部材1334kを介してインクカートリッジ1306Yに保持される。このため、画像形成装置本体1300に対し着脱可能に設置されるインクカートリッジ1306Yに、IDチップ535を設置した場合でも、画像形成装置本体1300のコネクタ573eの本体側端子573e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
さらに、本実施の形態10においては、画像形成装置本体1300に対して着脱可能に設置されるインクカートリッジ1306Yに、接触式のIDチップ535を設置した。この場合でも、IDチップ535の基板535bに形成された1つの穴部535b21に、コネクタ573e(画像形成装置本体1300)の位置決めピン573e23(突起部)に形成された接地用の本体側端子573e25に係合するアース端子535dを形成している。このため、IDチップ535に電気的な破損が生じ難くなる。
また、IDチップ535と保持部材1334kの間に摺動向上部材200を配置したので、IDチップ535(基板535b)と保持部材1334k(保持部)との摺動性が向上する。このため、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、インクカートリッジ1306Y(着脱可能装置)を画像形成装置本体1300に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態10.
図40〜図42にて、この発明の実施の形態10について詳細に説明する。
図40は、実施の形態10における画像形成装置のコネクタ1473eを示す斜視図であって、前記実施の形態1における図11に相当する図である。図41は、図40のコネクタ1473eに接触する情報記憶装置としてのIDチップ1435を示す3面図であって、前記実施の形態1における図18に相当する図である。また、図42は、別形態の情報記憶装置としてのIDチップ1535を示す3面図であって、前記実施の形態4における図35に相当する図である。
本実施の形態10は、コネクタ1473eの位置決めピン1473e3に接地用の本体側端子1473e5が設置されている。また、IDチップ1435、1535に接地用の本体側端子1473e5に接触する接地用の金属端子1435d、1535d(アース端子)がそれぞれ設置されている。この二点前記実施の形態1、4のものと相違する。
図40を参照して、本実施の形態10における画像形成装置には、コネクタ1473eが設置されている。このコネクタ1473eは、実施の形態1のものと同様、コネクタ本体1473e1、4つの本体側端子1473e2、2つの位置決めピン1473e3(位置決め用の突起部)、スナップフィット1473e4等を備えている。本実施の形態10におけるコネクタ1473eは、位置決めピン1473e3の内側(IDチップ1435の切欠部1435b1や穴部1535b11に接触する部分)に、接地用の本体側端子1473e5(アース端子)が設置されている。
一方、図41を参照して、本実施の形態10におけるIDチップ1435(基板1435b)は、ガイド部となる2つの切欠部1435b1の内径部と周囲とに、接地用の金属端子1435d(アース端子)が設置されている。また、基板1435bの裏面1435baには、摺動向上部材200が情報記憶部35cを回避して粘着部材201によって貼り付けられて配置されている。
このような構成により、トナー容器の装着動作においてIDチップ1435のアース端子1435dが位置決めピン1473e3(コネクタ1473e)の接地用の本体側端子1473e5(図56を参照できる)に接触する。その後に、IDチップ1435の4つの金属パット35aがコネクタ1473eの4つの本体側端子1473e2に接触開始されることになる。換言すると、トナー容器の離脱動作において、IDチップ1435の4つの金属パット35aのコネクタ1473eの4つの本体側端子1473e2への接触が解除される。その後に、IDチップ1435のアース端子1435dが位置決めピン1473e3(コネクタ1473e)の接地用の本体側端子1473e5に接触解除(離間)されることになる。具体的には、コネクタ1473eにおいて、4つの本体側端子1473e2に比べて接地用の本体側端子1473e5の接触開始位置がIDチップ1435の側に近い位置になるように形成されている。
このような構成により、トナー容器の装着動作においては常にIDチップ1435のアースがとられている状態で金属パット35aと本体側端子1473e2との接続が開始される。そして、トナー容器の離脱動作においては常にIDチップ1435のアースがとられている状態で金属パット35aと本体側端子1473e2との離間(接触解除)が開始されることになる。そのため、IDチップ1435側の電気回路においてアースがとられずに電気的に浮いた状態になることが防止され、IDチップ1435に電気的な破損が生じ難くなる。
また、前記実施の形態1におけるIDチップと、前記実施の形態4におけるIDチップとの関係と同様に、図41に示すIDチップ1435を図42に示すIDチップ1535に置き換えることもできる。詳しくは、図42を参照して、IDチップ1535には、一方の位置決め用の穴部1535b11の内径部と周囲とに、接地用の金属端子1535d(アース端子)が設置されている。無論のIDチップ1535の基板1535bの裏面1535baにも、摺動向上部材200が情報記憶部35cを回避して粘着部材201によって貼り付けられて配置されている。
このような構成により、トナー容器の装着動作において、IDチップ1535のアース端子1535dが位置決めピン1473e3(コネクタ1473e)の接地用の本体側端子1473e5(図56を参照できる)に接触する。その後に、IDチップ1535の4つの金属パット35aがコネクタ1473eの4つの本体側端子1473e2に接触開始されることになる。換言すると、トナー容器の離脱動作において、IDチップ1535の4つの金属パット35aのコネクタ1473eの4つの本体側端子1473e2への接触が解除される。その後に、IDチップ1535のアース端子1535dが位置決めピン1473e3(コネクタ1473e)の接地用の本体側端子1473e5に接触解除(離間)されることになる。具体的には、コネクタ1473eにおいて、4つの本体側端子1473e2に比べて接地用の本体側端子1473e5の接触開始位置がIDチップ1535の側に近い位置になるように形成されている。
このような構成により、トナー容器の装着動作においては常にIDチップ1535のアースがとられている状態で金属パット35aと本体側端子1473e2との接続が開始される。そしてトナー容器の離脱動作においては常にIDチップ1535のアースがとられている状態で金属パット35aと本体側端子1473e2との離間(接触解除)が開始されることになる。そのため、IDチップ1535側の電気回路においてアースがとられずに電気的に浮いた状態になることが防止され、IDチップ1535に電気的な破損が生じ難くなる。
本実施の形態10においても、接触式のIDチップ1435、1535が、本体側端子1473e2に対して金属パット35aが近づいて接触するときの移動方向に対して略直交する仮想平面上を移動できるように保持部材34kに保持されている。このため、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるトナー容器に、接触式のIDチップ1435、1535を設置した場合でも、画像形成装置本体のコネクタ1473eの本体側端子1473e2との位置決め不良による接触不良が生じ難くなる。
本実施の形態10においては、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されるトナー容器(着脱可能装置)に、接触式のIDチップ1435、1535(情報記憶装置)を設置した。この場合でも、IDチップ1435、1535の基板1435b、1535bに形成された切欠部1435b1や穴部1535b11に、コネクタ1473eの位置決めピン1473e3に形成された接地用の本体側端子1473e5に係合するアース端子1435d、1535dを形成している。よって、IDチップ1435、1535に電気的な破損が生じ難くなる。
また、本形態においてもIDチップ1435の基板1435bの裏面1435baや、IDチップ1535の基板1535bの裏面1535baに摺動向上部材200が配置されている。このため、IDチップ1435、1535(基板1435b、基板1535b)と保持部材34k(保持部)との摺動性が向上する。その結果、位置決めピン1473e3(突起部)と基板1435bの切欠部1435b1や基板1535bの穴部1535b21とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。このため、IDチップ1435、1535を備えた着脱可能装置を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態11.
図43〜図45にて、この発明の実施の形態11について詳細に説明する。
図43は、実施の形態11における着脱可能装置としてのトナー容器1632Yを示す斜視図である。このトナー容器1632Yは、容器本体1633Yと同様な構成の容器本体1633Yと、容器本体1633Yに形成された図示しないトナーの排出口を外側から覆うキャップ部1634Yを備えている。トナー容器1632Yは、キャップ部1634Yの先端に取り付けられる情報記憶装置としてのIDチップと、IDチップ5保持する保持部1635とを備えている。IDチップとしては、例えば実施の形態5で説明したIDチップ535を用いる。実施の形態11では、本体側コネクタとして、実施の形態5で説明した図25、38、33のコネクタ573eがトナー補給装置のトナー容器キャップ端面と対向する位置に配置されている。
IDチップ535には、図44、図45に示すように、既に説明した位置決め用の穴部535b21が形成されていて、この位置決め用の穴部535b21には、先に説明した装置本体側に設置されているコネクタの、例えば位置決めピン573e23が挿入される。
保持部1635は、IDチップ535をXZ方向に移動可能に保持する保持部材1635Aと、保持部材1635Aに着脱可能に嵌合するカバー部材としての保持蓋1635Bとを備えている。保持部材1635Aは、図45に示すように、装着部に対向する面となるキャップ部1634Yの先端に形成された鉛直で平坦なIDチップ取付面1634Yaに形成された凹部1635Aaを備えている。保持部材1635Aは、凹部1635Aa内に形成されてIDチップ535が設置される台座部1635qと、凹部1635Aaと台座部1635qを外方から囲むように形成された略額縁状のIDチップ設置壁部1635Abも備えている。IDチップ設置壁部1635Abは、台座部1635qよりもIDチップ取付面1634Yaから外方に向かって突出して形成されている。IDチップ設置壁部1635Abは、外形が長方形のIDチップ535を収納可能な大きさで、その内側にIDチップ535がセットされたときに、XZ方向に移動可能に保持するものである。つまり、IDチップ535は台座部1635qに設置されるが、キャップ部1634Yに対しては固定されず、台座部1635qに設置されたときに、外側から囲まれるように形成されたIDチップ設置壁部1635Abと隙間を持った状態で設置される。
IDチップ取付面1634Yaには、IDチップ設置壁部1635Abの上下に位置する部位に、保持蓋1635Bを取付けためのネジ穴1651a、1651b形成されている。IDチップ設置壁部1635Abは、キャップ部1634Yと樹脂で一体成形されている。
保持蓋1635Bは、保持部1635AにIDチップ535を内包させた状態で着装され、その後、ネジ1650a、1650bによってIDチップ取付面1634Yaに締結固定される。保持蓋1635Bの中央部には、IDチップ535の図示しない接点や位置決め用の穴部535b21を外部に露呈すると共に、コネクタの図示しないコネクタ端子や位置決めピン573e23が挿入される開口1635Bcが形成されている。保持蓋1635Bは、IDチップ設置壁部1635Ab内にセットされたIDチップ535をIDチップ設置壁部1635Ab(台座部1635q)との間で挟み込み、脱落しないように構成されている。保持蓋1635Bの開口1635Bcの上下には、ネジ穴1651a、1651bに対応する位置に取付穴1635Ba、1635Bbが形成されている。
このような構成において、IDチップ535をキャップ部1634Yに装着する場合、台座部1635qに摺動向上部材200が配置されたIDチップ535の基板535bの裏面535baを当設させて奥行き方向の位置決めを行う。そして、IDチップ設置壁部1635Abによって上下左右の位置決めが周囲からなされる。保持蓋1635BをIDチップ設置壁部1635Abとの対面方向からIDチップ設置壁部1635Abに重ね合わせて、取付穴1635Ba、1635Bbに締結部材1650a、1650bを挿通する。そして、IDチップ取付面1634Yaのネジ穴1651a、1651bにねじ込むことで保持蓋1635Bをキャップ部1634Yに固定する。ここでは、キャップ部1634Yに予めネジ穴1651a、1651bを形成して締結部材1650a、1650bをねじ込む構成としている。しかし、例えばねじ込まれると同時にキャップ部1634Yにねじ溝を形成していくセルフタップねじなどを用いて締結固定してもよい。この場合、IDチップ取付面1634Yaに筒状の下穴を形成するだけでよい。
実施の形態11においては、IDチップ535の基板535bの裏面535baと台座部1635qとの間に摺動向上部材200が配置されている。このため、IDチップ535(基板535b)と台座部1635qとの接触抵抗が低減して摺動性が向上し、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535bとが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、IDチップ535を備えたトナー容器1632Yを画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態12.
図46、図47にて、この発明の実施の形態12について詳細に説明する。
本形態では、保持蓋を熱カシメ等の加工や締結部材で締め込んでキャップ部1634Yに固定するものではなく、爪部材による嵌め合い方式で固定することを特徴としている。他のトナー容器の部位、及びトナー補給装置の形態は、実施の形態11と同様である。
本形態に係る保持蓋1635Cは、基本的には保持蓋1635Bと同一機能を備えたものである。具体的には、保持蓋1635Bから取付穴1635Ba、1635Bbを削除し、図46、図47に示すように、代わりに上部1635Caと下部1635Cbに、中央部に形成した開口1635Ccまで貫通する引掛り部1636a、1636bを形成している。開口1635Ccは、開口1635Bc同様、IDチップ535の図示しない接点や位置決め用の穴部535b21が外部に露呈するとともに、コネクタの図示しないコネクタ端子や位置決めピン573e23が挿入される。
本形態において、キャップ部1634Y側には、図47に示すように、引掛り部1636a、1636b内に進入して引掛り部1636a、1636bと係合する係合部としての爪部1637a、1637bが形成されている。本形態において、爪部1637a、1637bは、保持蓋1635Cが覆い被されるIDチップ設置壁部1635Abの上部と下部にそれぞれ配置形成している。爪部1637a、1637bは、挿入側に傾斜面1637a1、1637b1が形成されていて、保持蓋1635Cと位置合わせをして装着される際に保持蓋1635Cを各爪部1637aの頂部へと案内するように構成されている。
このような構成であると、IDチップ535をIDチップ設置壁部1635Ab内にセットし、保持蓋1635CをIDチップ設置壁部1635Abと重合するように、IDチップ設置壁部1635Abに向かって移動すると、キャップ部1634Y側となるIDチップ設置壁部1635Abに形成した爪部1637aが保持蓋1635Cに形成された引掛り部1636a、1636b内に入り込み、両者の嵌め合いで保持蓋1635Cがキャップ部1634Yに固定することができる。
本形態においても、IDチップ535の基板535bの裏面535baと台座部1635qとの間に摺動向上部材200が配置されている。このため、IDチップ535(基板535b)と台座部1635qとの接触抵抗が低減して摺動性が向上し、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535bとが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、本形態においても、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
本形態では、保持蓋1635Cの上下2箇所を爪部1637a、1637bと引掛り部1636a、1636bとの嵌合い箇所としたが、上下ではなく、保持蓋1635Cの左右もしくは上下左右などとしてもよく、嵌合い箇所や個数を本形態に制限するものではない。
上記実施の形態11、12では、保持蓋1635B、1635Cをキャップ部1634Yから着脱可能に締結方式あるいは嵌め合い方式として説明したが、これ以外の固定方法としては、例えばカバー部材をIDチップ設置壁部1635Abに接着剤で固定する形態が挙げられる。この場合、カバー部材には、装置本体に対するトナー容器1632Yの脱着時に脱落しなければよいだけの接着力があればよく、接着剤の種類や、接着面積を特別制限するものではない。
このような実施の形態11〜12においては、何れの形態においても、トナー容器1632Yに接触式の情報記憶装置となるIDチップ535を設置した構成であっても、装置本体のコネクタの端子との位置決め不良による接触不良が生じにくくなる。
上記各形態において、摺動向上部材200にはPETを用いたが、一般的なPETの表面抵抗値は1017程度あるため、擦れることにより静電気を発生する。各IDチップの基板には情報記憶部35cが配備されているので、摺動向上部材200が擦れることで大きな静電気がかかると静電破壊を起こしてしまうことが想定される。
そこで、各IDチップと保持部の間に配置する摺動向上部材200としては、帯電防止樹脂とするのがよい。帯電防止樹脂としては、1010程度の表面抵抗値を有するPETを摺動向上部材200として用いる。無論別な材質のものでもよい。帯電防止樹脂の仕様は製造メーカによって様々なため、帯電防止樹脂となるPETの表面抵抗値に関しては上述のものに限定されるものではない。このような帯電防止樹脂を摺動向上部材200として用いると、各IDチップと各保持部が摺動した場合でも、静電気の発生を抑制することができ、各基板の静電破壊を事前に防止することができる。
薄いPETで成形された摺動向上部材200を配置するスペースが無い場合、振動等により折れ曲がったりすることが懸念され、安定して配置することができないことがある。そこで、上記形態では両面テープ等の粘着部材201で各基板に摺動向上部材200を貼り付けているので、摺動向上部材200がずれることを防止することができる。
摺動向上部材200としては、保持部側に貼り付けるようにしても良い。ただし、保持部に摺動向上部材200を貼る場合、保持部との接触面積が小さく、貼り付け部分が複数になり作業性が悪くなる。これに対し、IDチップの基板に摺動向上部材200を貼る場合は、保持部に比べて面積が大きく、貼り付け部分も複数にならないので、1枚で済むため、作業性がよいので好ましい。つまり、台座などの保持部は小さいスペースのため、基板の裏側に貼付部材201で摺動向上部材200を貼ることで、安定して配置することが出来と共に、貼り付け作業が容易に行える。さらに、基板の裏側と摺動向上部材200の間に貼付部材201を介在させることで、摺動向上部材200から静電気が各IDチップの基板へ流れ難くなるので、静電破壊の抑止という観点からも好ましい。
実施の形態13.
図48、図49、図50にて、この発明の実施の形態13について詳細に説明する。本形態では、低摩擦構造を、基板に接触する保持部の接触面積を低減することで構成している。
本形態において、IDチップ(情報記憶装置)は実施の形態6で説明したIDチップ535であり、装着部に対向するキャップ部634Yの端面634Yaに形成された凹部635AaにIDチップ535が遊挿される。そして、IDチップ535は、面板634pによってXZ方向(図30参照)に移動可能に保持されている。ただし、実施の形態13では、IDチップ535は摺動向上部材200を備えていない。
凹部635Aaには、IDチップ535の一部にのみ面接触する保持部となる台座部634qが複数形成されている。そして、キャップ部634Yの凹部635AaにIDチップ535が遊挿された状態で、凹部635AaからのIDチップ535の脱落を防止するための面板634pが設置される。本形態において、IDチップ535は凹部635Aaに遊挿されることから、コネクタ本体573e21に設けた位置決めピン573e23が、基板に形成した穴部535b21に挿入される前は、凹部635Aaの下面635Ab部に、その下端が載置した状態にある。この状態において、台座634qと接触する基板535bの接触面となるIDチップ535の裏面535baが台座634qと接触すると、接触面積によっては抵抗が大きく、IDチップ535の摺動性が悪くなる要因となってしまう。
そこで、本形態では、位置決めピン573e23が、基板に形成した穴部535b21に挿入される際にIDチップ535が移動する移動方向に位置する台座634q1の面積を減少させた。具体的には、本形態において移動方向とは図中上方となるZ方向である。このため、Z方向に位置する台座634q1のZ方向への幅を、実施の形態6における台座634qに比べて小さくした。
このため、基板に形成した穴部535b21に位置決めピン573e23が挿入される場合において、台座634q1とIDチップ535の裏面535baとの接触面積が減少して接触抵抗が低減することにより摺動性が向上する。よって、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535bとが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、本形態においても、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
IDチップ535の裏面535baと接触する台座634q1の接触面634q1aの面形状は、図48、図49に示すように、平坦面であってもよいが、図50(a)、(b)に示すように、円弧形状としてもよい。
このように台座634q1の接触面634q1aの面形状を円弧形状に形成すると、IDチップ335と接触面634q1a(台座634q1)との接触が線接触となり、接触面積が低減する。これにより、台座634q1とIDチップ535との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態14.
図51を用いてこの発明の実施の形態14について詳細に説明する。本形態では、低摩擦構造として、IDチップの基板と保持部が接触する基板の部位に、少なくともパターンを配置しない構成とした。
本形態に係るIDチップ735の基本構成は、実施の形態13のIDチップ535と同様であるが、保持部となる台座634qと接触する図51に斜線で示す領域以外に、基板535bのパターンを形成している。すなわち、図51に斜線で示す台座634qとの接触領域には、基板535bの配線やパターンが露呈して形成しないようにした。ここでいうパターンとは、図51に二点鎖線で囲った配線や接点などのパターンと、アルファベットのAAで示した記号などのパターンを指す。
このように構成すると、台座634qと基板535bの配線やパターンが当接しないので、基板535bと台座634qとの接触抵抗が低減して摺動性が向上することとなり、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535bとが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、本形態においても、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
実施の形態15.
図52、図53にて、この発明の実施の形態15について詳細に説明する。本形態では、保持部と基板とが接触する部位に弾性体を有している。
本形態において、IDチップ(情報記憶装置)は実施の形態6で説明したIDチップ535であり、装着部に対向するキャップ部634Yの端面634Yaに形成された凹部635AaにIDチップ535が遊挿されて自由度をもって保持されている。そして、基板となるIDチップ535は、面板634pによってXZ方向(図30参照)に移動可能に保持されている。ただし、実施の形態13では、IDチップ535は摺動向上部材200を備えていない。
そして画像形成装置へのセットに際し、IDチップ535に形成した穴部535b21は、本体側突起部となるコネクタ本体573e21に設けた位置決めピン573e23のテーパに拾われ、すくい上げられるようにIDチップ535は上側に移動する。その際に、IDチップ535は台座部634qに押し付けられて上側に移動するため、IDチップ535と台座部634qの摺動性が悪いと、位置決めピン573e23のテーパの途中でIDチップ535の穴部535b21が噛んでしまうことがある。
そこで、本形態では、図52、図53に示すように、凹部635AaとIDチップ535とが接触する部位に弾性体500を設けることにより、XZ方向への移動を許容しながらもIDチップ535を凹部635Aaにおける位置を常に保持することにより、位置決めピン573e23と接触する際のIDチップ535の移動量を小さくしている。
本形態に係る弾性体500は額縁状を成し、IDチップ535の四方の面535c1〜535c4と、これら面と対面する保持部の部位であり、凹部635Aaの内側面となる凹部の下面635Abと上面635Acとの間に配置されている。弾性体500は、表面の摺動性や弾性維持性に考慮して高密度マイクロセルウレタンシートを用いている。この点から、本形態においても、基板と保持部との接触領域に低摩擦構造を有することになる。弾性体500は、IDチップ535の四方の面35c1〜535c4に嵌め込んで、下面635Abと上面635Ac(内側面)との間に配置しても良い。あるいは予め下面635Abと上面635Ac(内側面)に接着あるいは嵌め込み、そこへIDチップ535を装着することで、四方の面535c1〜535c4と下面635Abと上面635Acとの間に配置してもよい。
このように凹部635AaとIDチップ535とが接触する部位に弾性体500を設けると、位置決めピン573e23と接触する際のIDチップ535の移動量を少なくする事により、穴部535b21と位置決めピン573e23とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。このため、本形態においても、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
本形態では、弾性体500を額縁状に形成して、IDチップ535の四方の面535c1〜535c4と凹部635Aaの内側面(下面635Abと上面635Ac)との間に配置したが、IDチップ535は、弾性体500の装着前、あるいは穴部535b21に位置決めピン573e23が挿入される前は、重力により下方に下がった位置、すなわち、凹部635Aaの下面635Abに、その下端に位置する面535c4が載置した状態にあるものと推察される。位置決めピン573e23との位置関係において少なくともZ方向への移動を少なくできれば、位置決めピン573e23のテーパの途中でIDチップ535の穴部535b21が引っかかることや噛んでしまうことは低減できる。このため、弾性体500は、図54に示すように、少なくとも凹部635Aaの下面635AbとIDチップ535の下部(面535c4)とが接触する部位に設けられていればよい。図54では、下面635AbとIDチップ535の面535c4との間にシート状の弾性体500を配置した。
このような構成とすると、位置決めピン573e23と接触する際のIDチップ535の移動量を少なくする事により、穴部535b21と位置決めピン573e23とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。このため、本形態においても、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。また、額縁状に弾性体500を形成して配置する場合よりも、使用量が少なく、加工費も低減できることからコスト上昇を抑える効果もある。
図52、53では、弾性体500を額縁状に形成して、IDチップ535の四方の面535c1〜535c4と凹部635Aaの内側面との間に配置したが、シート状あるいは棒状の弾性体500をIDチップ535と凹部635Aaの内側面との間に配置しても良いし、図55に示すように、弾性体500をIDチップ535と凹部635Aaの下面635Ab及び上面635Acの間に分割して配置しても、同様の効果を得ることができる。なお、本形態において、凹部635Aaの内側面とは、凹部635Aaの下面635Ab及び上面635Acを例示したが、凹部635Aaが下面635Ab及び上面635Acの間に側面を有している場合、その側面も凹部635Aaの内側面に含まれる。
実施の形態16.
図56、図57にて、この発明の実施の形態16について詳細に説明する。本形態では、低摩擦構造を、基板又は着脱可能装置の少なくとも一方に対して保持部を相対変位可能にすることで構成している。
本形態において、IDチップ(情報記憶装置)は実施の形態6で説明したIDチップ535であり、装着部に対向するキャップ部634Yの端面634Yaに形成された凹部635AaにIDチップ535が遊挿されて自由度をもって保持されている。そして、基板となるIDチップ535は、面板634pによってXZ方向(図30参照)に移動可能に保持されている。ただし、本実施の形態において、IDチップ535は摺動向上部材200を備えていない。
画像形成装置へのトナー容器のセットに際し、IDチップ535に形成した穴部535b21は、本体側突起部となるコネクタ本体573e21に設けた位置決めピン573e23のテーパに拾われ、すくい上げられるようにIDチップ535は上側に移動する(図33参照)。その際に、IDチップ535は凹部635Aa内に形成されている台座部634qに押し付けられて上側に移動するが、IDチップ535の保持部接触面となる裏面535baにはプリント配線等の凹凸が形成されている。このため、この凹凸と台座部634qが接触することにより摺動性が悪化し、IDチップ535の動きを阻害する場合があるが、IDチップ535の裏面535baの凹凸を無くすことは構造上難しい。IDチップ535の動きが阻害されると、位置決めピン573e23のテーパの途中でIDチップ535の穴部535b21が噛んでしまうことがある。
そこで、本形態では、IDチップ535と凹部635Aaに対して相対変位可能とした保持部600により、底摩擦構造を構成している。保持部600は、額縁状を成し、IDチップ535の四方の面(接触面となる端面)535c1〜535c4と、これら面と対面する凹部635Aaの内側面であり接触面となる下面635Abと上面635Acとの間に配置されている。額縁状の保持部600は、その外形が凹部635Aaの内部の大きさよりも小さく形成されていて、XZ方向に移動可能に凹部635Aa内に収められる。保持部600は、その内部の大きさが、IDチップ535の外形よりも大きく形成されていて、IDチップ535をXZ方向に移動可能に、その内部に収められている。保持部600は、その全体が摺動性を有する樹脂部材で構成されている。このため、IDチップ535との対向面となる保持部600の内側面としての四つの面600A1〜600A4と、凹部635Aaの下面635Abと上面635Acとの対向面となる保持部600の外側面600B1、600B2が摺動性を有することとなる。保持部600としては、摺動性を有する樹脂部材で全体を構成せずに、四つの面600A1〜600A4と外側面600B1、600B2に摺動性を有する部材を張り付けて構成したものであっても良い。
このように凹部635AaとIDチップ535との間に保持部600を介装し、凹部635AaとIDチップ535に対して隙間を形成し、保持部600を凹部635AaとIDチップ535に対して相対変位可能とすることにより、凹部635AaとIDチップ535との自由度が増す。このため、IDチップ535と穴部535b21とが引っかかり、IDチップ535の移動が阻害された場合でも、保持部600が移動することで、IDチップ535と一緒に移動してIDチップ535が任意の位置へ移動可能となる。このため、穴部535b21と位置決めピン573e23とが引っかかることや噛み込むのを防止できるとともに、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
また、保持部600は、摺動性を有する樹脂部材で構成しているので、保持部600がIDチップ535から受ける弱い力でも凹部635Aaに対して移動することが可能となる。すなわち、凹部635Aaに対する移動が容易となり、より穴部535b21と位置決めピン573e23とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。
実施の形態17.
図58、図59にて、この発明の実施の形態17について詳細に説明する。図48〜図50で説明した実施の形態13では、基板となるIDチップに接触する保持部の接触面積を低減したが、本形態では、低摩擦構造を、保持部に接触する基板の接触面積を低減することで構成している。
本形態に係るIDチップ835の基本構成は、実施の形態13のIDチップ535と同様であるが、IDチップ835の端面となる四方の面835c1〜835c4に、これら各面から外方に向かって突出した突起部836を複数形成している。各突起部836の突出方向は、各面835c1〜835c4と対面する凹部635Aaの内側面方向である。すなわち、本形態に係るIDチップ835は、凹部635Aaの内側面となる下面635Abと上面635Acと左右の側面635Ad、635Aeに向かって複数の突起部836を形成することで、IDチップ835の各端面を凹凸形状にしたものである。このため、本実施形態に係るIDチップ835においては、凹部635Aaの内側面との接触部の幅が、図中Z方向を含む上下方向と、図中X方向を含む幅方向において、突起部836の無いものに比べて小さくなっている。
このため、基板に形成した穴部535b21に位置決めピン573e23が挿入される場合において、IDチップ835の端面となる四方の面835c1〜835c4と、凹部635Aaの下面635Ab、上面635Ac、左右の側面635Ad、635Aeとの接触面積が減少して接触抵抗が低減することにより摺動性が向上する。よって、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535bとが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、本形態においても、IDチップ835を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
突起部836の形状としては、円弧形状あるいは、図60に示すように、平坦面のいずれであっても良い。突起部836を円弧形状に形成すると、IDチップ835と、凹部635Aaの下面635Ab、上面635Acと左右の側面635Ad、635Aeとの接触が線接触となり、接触面積が低減する。これにより、下面635Ab、上面635Ac、左右の側面635Ad、635AeとIDチップ835との接触抵抗がより低減して摺動性が向上し、IDチップ835を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。また、図60に示すように、突起部836の形状を角型として接触面を平坦面に形成すると、円弧形状の場合よりも加工の手間を省くことができるので、コスト低減という点で好ましい。
実施の形態18.
図61、図62にて、この発明の実施の形態18について詳細に説明する。図48〜図50で説明した実施の形態13では、IDチップ535の裏面535baと、これに接触する保持部となる凹部635Aaの台座634q1との接触面積を低減したが、本形態では、低摩擦構造を、IDチップ535と保持部となる凹部635Aaの内側面との接触面積を低減することで構成している。
本形態において、IDチップ(情報記憶装置)は実施の形態6で説明したIDチップ535であり、装着部に対向するキャップ部634Yの端面634Yaに形成された保持部となる凹部635AaにIDチップ535が遊挿されて自由度をもって保持されている。そして、基板となるIDチップ535は本実施の形態では、IDチップ535は摺動向上部材200を備えていない。
IDチップ535の四方の面535c1〜535c4と対向する凹部635Aaの内側面としての下面635Abと上面635Ac及び左右の側面内635Ad、635Aeには、四方の面535c1〜535c4に向かって突出した複数の突起部840が形成されている。各突起部840は、下面635Abと上面635Ac及び左右の側面内635Ad、635Aeに対して隙間を形成可能な大きさの角型形状をなし、四方の面535c1〜535c4との接触部が平坦面とされている。通常、IDチップ535は、その自重によって下面635Abに形成した突起部840の上に載置された状態にある。
すなわち、本形態に係る凹部635Aaの内側面となる下面635Abと上面635Acと左右の側面635Ad、635Aeは、IDチップ535の四方の面535c1〜535c4に向かって複数の突起部840を形成することで、凹部635Aaの内側面を凹凸形状にしたものである。このため、本形態に係る凹部635Aaの内側面は、IDチップ535との接触幅が、図中Z方向を含む上下方向と、図中X方向を含む幅方向において、突起部840の無いものに比べて小さくなっている。
このため、基板535bに形成した穴部535b21に位置決めピン573e23が挿入される場合において、IDチップ535の端面となる四方の面535c1〜835c4と凹部635Aaの下面635Ab、上面635Ac、左右の側面635Ad、635Aeとの接触面積が減少して接触抵抗が低減することにより摺動性が向上する。よって、位置決めピン573e23(突起部)と基板535bの穴部535bとが引っかかることや噛み込むのを防止できる。また、本形態においても、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
IDチップ535の四方の面535c1〜535c4と接触する凹部635Aaの下面635Abと上面635Acと左右の側面635Ad、635Aeに設けた突起部840の接触面の面形状は、図61、図62に示すように、平坦面であってもよいが、図63に示すように、円弧形状としてもよい。
このように突起部840の接触面の面形状を円弧形状に形成すると、IDチップ535の四方の面535c1〜535c4と突起部840との接触が線接触となり、接触面積が低減する。これにより、突起部840とIDチップ535との接触抵抗が低減して摺動性が向上し、IDチップ535を備えたトナー容器1632Y(図43参照)を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
なお凹部635Aaに設ける突起部840は、IDチップ535の四方の面535c1〜535c4の内の少なくとも1つの面と対向する部位に配設されていればよく、本形態のように、四方の面535c1〜835c4の全てに設けなくても良い。
各着脱可能装置は、画像形成装置本体に対して交換時やメンテナンス時に着脱可能である。そのため、本体側突起とIDチップ基板のガイド部とが、一度噛んで傷が付いてしまうと、別の着脱可能装置を再度セットすることが出来なくなってしまい、本体側突起を有する部品の交換・修理に時間を有することになる。しかし、上記各形態のように、基板と保持部(台座634q、634q1、600、635Aa)との接触領域に低摩擦構造として、摺動向上部材200を配置したり、台座634q1を位置しないように構成したり、配線や回路パターンが位置しないように構成することで、位置決めピン(突起部)と基板のガイド部とが引っかかることや噛み込むのを防止できる。このため、着脱可能装置の交換・修理に有する時間を短くすることができるという効果も得られる。
実施の形態1〜7では、現像剤容器としてのトナー容器(符号32Y、32M、32C、32K等を付したものである。)の内にトナー(1成分現像剤)のみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器(現像剤容器)の内に2成分現像剤を収容することもできる。さらには、湿式トナーやインクを現像装置に適宜に供給する画像形成装置に対しては現像剤容器内に湿式トナーやインク等の現像剤を収容することもできる。そして、それらの場合でも、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
前記実施の形態1〜7において、作像部6Y、6M、6C、6Kの一部又は全部をプロセスカートリッジとすることもできる。その場合でも、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では、IDチップ(35、535、735,835等を付したもの)の基板(35b、535b等を付したものである)において複数の金属パット35aを長手方向の位置がずれないように鉛直方向に整列させた。これに対して、各IDチップの基板において複数の金属パット35aを長手方向の位置が交互に千鳥状にずれるように鉛直方向に配列させることもできる。この場合、千鳥状に配列された金属パット35aに合わせるように、コネクタ(符号73e、573e等を付したものである)における複数の本体側端子(73e2、573e2等を付したもの)も千鳥状に配列されることになる。そして、そのような場合でも、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記各実施の形態では、画像形成装置本体100等に対して着脱可能に設置される着脱可能装置としてのトナー容器32Y(現像剤容器)等に設置されるIDチップ(情報記憶装置)に対して本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、画像形成装置本体100等に対して着脱可能に設置されるその他の着脱可能装置でも、情報記憶装置が設置されたものであれば、前記各実施の形態と同様に本発明を適用することができる。例えば、図1に示す画像形成装置100において、着脱可能装置としてのプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6K、定着装置20、中間転写ユニット15等に、情報記憶装置が設置されている場合でも、それらに対して各実施の形態と同様に本発明を適用することができる。そして、そのような場合でも、上述した前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、各実施の形態で説明した、低摩擦構造の構造を複数併用して低摩擦構造を構成するようにしても良い。例えば実施の形態1で説明した摺動向上部材200を、他の実施の形態と併設するようにすることで、各実施の形態の低摩擦構造を単独構成で用いる場合よりも、各IDチップと各保持部の接触抵抗が低減することにより摺動性が向上する。このため、位置決めピン(突起部)と基板の穴部とが引っかかることや噛み込むのを防止できるとともに、各IDチップを備えたトナー容器を画像形成装置本体に対して正しくセットすることができ、通信不良の発生をより確実に防止することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
32(Y、M、C、K) トナー容器(着脱可能装置)
34k、1334k、1635、600、635Aa 保持部
34b1、 ガイド部
34Yb、1308 凹部
34q、635q、1635q 台座
34Ya,1634Ya 対向する面
35、435、535、735、835、1435、1535 IDチップ(情報記憶装置)
35a、35a1、35a2、35a3 端子
35b、535b、1435b、1535b 基板
35b1、1435b1 切欠き
35b11、35b12、1535b11、1435b12 穴部
35c 情報記憶部
35d、535d、1435d、1535d アース端子
73 キャップ受部(装着部)
73e2、573e2 本体側端子
73e3、573e3 突起部
100、1100、1200、1300 画像形成装置本体
200 低摩擦構造、摺動向上部材
435b11、435b12 穴部
500 弾性体
535(c1、c2、c3、c4) 基板の四方の面
535b21 穴部
535ba 基板の接触面
573e25、1473e5 接地用の本体側端子(アース端子)
600A1〜600A4 保持部の基板との対向面
600B1、600B2 保持部の着脱可能装置との対向面
634q1a 台座との接触面
635Ab 下面(保持部の部位)
635Ac 上面(保持部の部位)
635Ab、635Ac、635Ad、635Ae 保持部の端面
836、840 突起部
1106(Y、M、C、K) トナーカートリッジ(着脱可能装置)
1206(Y、M、C、K) プロセスカートリッジ(着脱可能装置)
1306(Y、M、C、K) インクカートリッジ(着脱可能装置)
特許第4886084号公報

Claims (15)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された着脱可能装置であって、
    前記画像形成装置本体と前記着脱可能装置との間で通信される情報が記憶される情報記憶部と、前記画像形成装置本体に設置された本体側端子に接触する端子と、前記情報記憶部と前記端子とが保持されると共に前記画像形成装置本体に設置された突起部が挿入されるガイド部が形成された基板とを有する情報記憶装置と、
    前記着脱可能装置が画像形成装置本体に設置された本体側端子に近づく際に、その移動方向に対して交差する仮想平面上を移動可能に前記基板を保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記基板と対向する対向部を複数備え、前記突起部が前記ガイド部に挿入される際に前記基板が移動する上方向に位置する対向部の前記基板に対する接触面積を、前記上方向に位置する対向部よりも下方向に位置する他の対向部の前記基板に対する接触面積に比べて小さくしたことを特徴とする着脱可能装置。
  2. 画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された着脱可能装置であって、
    前記画像形成装置本体と前記着脱可能装置との間で通信される情報が記憶される情報記憶部と、前記画像形成装置本体に設置された本体側端子に接触する端子と、前記情報記憶部と前記端子とが保持されると共に前記画像形成装置本体に設置された突起部が挿入されるガイド部が形成された基板とを有する情報記憶装置と、
    前記着脱可能装置が画像形成装置本体に設置された本体側端子に近づく際に、その移動方向に対して交差する仮想平面上を、前記基板を移動可能に保持する保持部を備え、
    前記情報記憶装置は長方形であり、前記基板の四方の端面に各面から外方に向かって突出した複数の突起部を有することを特徴とする着脱可能装置。
  3. 画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された着脱可能装置であって、
    前記画像形成装置本体と前記着脱可能装置との間で通信される情報が記憶される情報記憶部と、前記画像形成装置本体に設置された本体側端子に接触する端子と、前記情報記憶部と前記端子とが保持されると共に前記画像形成装置本体に設置された突起部が挿入されるガイド部が形成された基板とを有する情報記憶装置と、
    前記着脱可能装置が画像形成装置本体に設置された本体側端子に近づく際に、その移動方向に対して交差する仮想平面上を移動可能に前記基板を保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記基板と対向する対向部を複数備え、前記着脱可能装置が前記画像形成装置本体に装着された状態において、前記ガイド部よりも上方に位置する対向部の前記基板に対する接触面積を、前記ガイド部よりも下方に位置する対向部の前記基板に対する接触面積に比べて小さくしたことを特徴とする着脱可能装置。
  4. 前記上方向に位置する対向部又は前記上方に位置する対向部は、円弧形状であることを特徴とする請求項1又は3に記載の着脱可能装置。
  5. 前記基板に形成されたガイド部は、切欠部または穴部であって、前記画像形成装置本体の前記突起部に形成された接地用の本体側端子に接触するアース端子が形成されていて、 前記保持部は、前記接地用の本体側端子に対して前記アース端子が近づいて接触するときに、その移動方向に対して交差する仮想平面上を移動できるように前記基板を保持することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  6. 前記保持部は、前記画像形成装置本体に形成された装着部に対向する面に形成された凹部内に位置し、前記基板を、前記仮想平面上を移動可能に保持する台座部であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  7. 前記基板と前記保持部との間に摺動向上部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  8. 前記摺動向上部材は、ポリエチレンテレフタラートまたは帯電防止樹脂であることを特徴とする請求項記載の着脱可能装置。
  9. 前記摺動向上部材は、粘着部材により前記基板又は前記保持部に貼り付けられていることを特徴とする請求項7又は8記載の着脱可能装置。
  10. 前記基板と前記保持部が接触する前記基板の部位に、少なくともパターンを配置しないで構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  11. 前記保持部と前記基板とが接触する部位に弾性体を有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  12. 前記弾性体は、前記基板と接触する前記保持部の部位または前記保持部と前記基板の下部とが接触する部位に設けられていることを特徴とする請求項11記載の着脱可能装置。
  13. 前記保持部は、少なくとも前記基板又は前記着脱可能装置との対向面が摺動性を有する樹脂部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  14. 前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設置され、内部にトナーを収容するトナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、内部にインクを収納するインクカートリッジのうちのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の着脱可能装置。
  15. 請求項1乃至14の何れか1項に記載の着脱可能装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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