JP6658158B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、現像カートリッジが用いられる。現像カートリッジは、トナーを供給するための現像ローラを有する。従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1,2に記載されている。特許文献1の画像形成装置は、ドロアユニットを有する。ドロアユニットは、感光ドラムを有する。現像カートリッジは、ドロアユニットに対して装着される。ドロアユニットに現像カートリッジが装着されると、感光ドラムと現像ローラとが接触する。
また、特許文献2の現像カートリッジは、ドラムカートリッジに対して装着される。ドラムカートリッジは、感光ドラムを有する。ドラムカートリッジに現像カートリッジが装着されると、感光ドラムと現像ローラとが接触する。そして、現像カートリッジが装着されたドラムカートリッジが、画像形成装置に装着される。
特開2011−59510号公報 特開2013−54058号公報
また、従来、記憶媒体を有する現像カートリッジが知られている。記憶媒体は、例えば、ICチップである。記憶媒体は、電気的接触面を有する。記憶媒体の電気的接触面は、画像形成装置またはドロアユニットに設けられた端子部と接触する。しかしながら、画像形成装置またはドロアユニットに対して、現像カートリッジが装着されるときに、画像形成装置またはドロアユニットの一部分に、電気的接触面が擦れる。
本発明の目的は、電気的接触面を有するカートリッジを使用する画像形成装置において、電気的接触面の擦れを低減することである。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、画像形成装置であって、カートリッジであって、第1方向に延び、現像剤を収容可能な筐体と、電気的接触面を有する記憶媒体と、前記第1方向における前記筐体の一方に位置し、前記電気的接触面と交差する第2方向の一方に位置する第1外表面に前記電気的接触面を保持し、前記筐体に対して前記第1外表面が第2方向に移動可能であるホルダと、を備えるカートリッジと、前記カートリッジが装着可能なフレームであって、第1ガイド面と、前記第1ガイド面と前記第2方向において対向する第2ガイド面と、前記電気的接触面と接触可能な電気接点と、前記電気接点と前記第2方向において対向する支持面と、を備えるフレームと、を備え、前記フレームに前記カートリッジが装着されるときに、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記ホルダが挿入方向に挿入され、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との前記第2方向の間隔が、前記挿入方向へ向かうにつれて、第1距離から第2距離に縮小し、前記電気接点は、前記第1ガイド面よりも、前記フレームの挿入口から遠く、前記電気接点と前記支持面との前記第2方向の間隔は、前記第2距離よりも大きいことを特徴とする。
本願の第2発明は、第1発明の画像形成装置であって、前記フレームに前記カートリッジが装着されるときに、前記第1外表面と前記第1ガイド面とが接触した後に、前記電気的接触面と前記電気接点とが接触することを特徴とする。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の画像形成装置であって、前記ホルダは、前記第2方向の他方に位置し、前記第1外表面に対して前記第2方向に移動可能な第2外表面をさらに備え、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に前記ホルダが挿入されるときに、前記第1外表面と前記第2外表面との前記第2方向の距離が変化することを特徴とする。
本願の第4発明は、第3発明の画像形成装置であって、前記ホルダは、前記第1外表面と前記第2外表面との間に位置し、前記第2方向に伸縮可能な弾性部材と、をさらに備え、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に前記ホルダが挿入されるときに、前記弾性部材の前記第2方向の長さが変化し、前記弾性部材の弾性力によって、前記電気的接触面が、前記電気接点に接触することを特徴とする。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記第1ガイド面および前記第2ガイド面の双方が、前記挿入方向に対して傾斜した平坦面であることを特徴とする。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記電気的接触面は、前記第1外表面において、前記第2方向に凹んだ位置に配置されることを特徴とする。
本願の第7発明は、第6発明の画像形成装置であって、前記ホルダは、前記電気的接触面と前記第1方向に隣接する表面を有し、前記電気的接触面は、前記表面よりも凹んだ位置に配置され、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に前記ホルダが挿入されるときに、前記表面が、前記第1ガイド面に接触することを特徴とする。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記フレームは、第3ガイド面と、前記第3ガイド面と前記第1方向において対向する第4ガイド面と、をさらに備え、前記フレームに前記カートリッジが装着されるときに、前記第3ガイド面と前記第4ガイド面との間に、前記ホルダが前記挿入方向に挿入され、前記第3ガイド面と前記第4ガイド面との前記第1方向の間隔が、前記挿入方向へ向かうにつれて縮小することを特徴とする。
本願の第9発明は、第8発明の画像形成装置であって、前記第3ガイド面および前記第4ガイド面は、前記電気接点よりも、前記挿入口側に位置することを特徴とする。
本願の第10発明は、第9発明の画像形成装置であって、前記第3ガイド面および前記第4ガイド面は、前記第1ガイド面および前記第2ガイド面よりも、前記挿入口側に位置することを特徴とする。
本願の第11発明は、第1発明から第10発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記フレームは、前記電気接点よりも前記挿入口からの距離が遠く、かつ、前記ホルダと前記挿入方向に対向するストッパ面をさらに備えることを特徴とする。
本願の第12発明は、第1発明から第11発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記フレームは、前記電気接点よりも前記挿入口からの距離が近く、かつ、前記ホルダと前記挿入方向に対向する第5ガイド面をさらに備えることを特徴とする。
本願の第13発明は、第1発明から第12発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記フレームは、第1方向に延びる第1軸について回転可能な感光ドラムをさらに備えることを特徴とする。
本願の第14発明は、第13発明の画像形成装置であって、前記フレームは、前記カートリッジが装着可能なスロットを複数有し、前記スロット毎に、前記感光ドラムを備えることを特徴とする。
本願の第15発明は、第13発明の画像形成装置であって、前記フレームは、画像形成装置に着脱可能なドラムカートリッジであることを特徴とする。
本願の第16発明は、第1発明から第15発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記カートリッジは、前記第1方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラをさらに備えることを特徴とする。
本願の第1発明〜第16発明によれば、ホルダが第1ガイド面と第2ガイド面との間を通過した後、電気的接触面が電気接点に接触する。これにより、電気的接触面の擦れを低減できる。
また、本願の第4発明によれば、弾性部材を利用して、電気的接触面と電気接点との接触を良好に維持できる。
また、本願の第6発明および第7発明によれば、第1ガイド面と第2ガイド面との間にホルダを挿入するときに、第1ガイド面に電気的接触面が擦れることを防止できる。
また、本願の第8発明によれば、ホルダを第1方向に位置決めできる。
また、本願の第9発明によれば、電気接点に電気的接触面が接触する前に、予めホルダが第1方向に位置決めされる。このため、電気接点に電気的接触面が接触した後に、電気接点に対する電気的接触面の位置が、第1方向にずれることが抑制される。これにより、電気的接触面の擦れをより抑制できる。
また、本願の第11発明によれば、フレームへのカートリッジの挿入後に、ホルダが挿入方向へさらに移動することを制限できる。
また、本願の第12発明によれば、フレームへのカートリッジの挿入後に、ホルダが挿入口側へ移動することを制限できる。
画像形成装置の概念図である。 ドロアユニットおよび現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 ICチップアセンブリの分解斜視図である。 ICチップアセンブリの断面図である。 ドロアユニットの斜視図である。 第1ガイドプレートおよび第2ガイドプレートの断面図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 現像カートリッジを装着するときの様子を示した図である。 離間動作を実行したときの様子を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像形成装置の構成>
図1は、画像形成装置100の概念図である。この画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては、レーザプリンタやLEDプリンタが挙げられる。画像形成装置100は、4つの現像カートリッジ1と、ドロアユニット90とを備える。ドロアユニット90は、4つの現像カートリッジ1が装着可能なフレームである。画像形成装置100は、4つの現像カートリッジ1から供給される現像剤(例えば、トナー)により、印刷用紙の記録面に画像を形成する。
図2は、ドロアユニット90および現像カートリッジ1の斜視図である。図1および図2に示すように、4つの現像カートリッジ1は、ドロアユニット90に対して、個別に交換可能である。現像カートリッジ1の交換時には、画像形成装置100の前面からドロアユニット90が引き出される。そして、ドロアユニット90に設けられた4つのスロット91において、それぞれ、現像カートリッジ1の取り外しおよび装着が行われる。ドロアユニット90は、4つの感光ドラム92を備える。感光ドラム92は、4つのスロット91の各々の底部付近に位置する。感光ドラム92は、水平に延びる回転軸(第1軸)について回転可能である。以下では、感光ドラム92の回転軸が延びる方向を「第1方向」と称する。
本実施形態では、1つのドロアユニット90に、4つの現像カートリッジ1が装着される。4つの現像カートリッジ1は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤を収容する。ただし、ドロアユニット90に装着される現像カートリッジ1の数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
図1および図2に示すように、4つの現像カートリッジ1は、それぞれ、ICチップ61を有する。ICチップ61は、情報の読み出しおよび書き込みが可能な記憶媒体である。また、画像形成装置100は、制御部80を備える。ドロアユニット90に4つの現像カートリッジ1が装着されると、各現像カートリッジ1のICチップ61と、制御部80とが、それぞれ電気的に接続される。制御部80は、例えば、回路基板により構成される。制御部80は、CPU等のプロセッサおよび各種のメモリを有する。制御部80は、プログラムに従ってプロセッサが動作することにより、画像形成装置100における諸処理を実行する。
<2.現像カートリッジの全体構成>
図3および図4は、現像カートリッジ1の斜視図である。図3および図4に示すように、本実施形態の現像カートリッジ1は、ケーシング10、アジテータ20、現像ローラ30、第1ギア部40、第2ギア部50、およびICチップアセンブリ60を有する。
ケーシング10は、現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング10は、第1端面11と第2端面12との間で第1方向に延びる。第1ギア部40およびICチップアセンブリ60は、第1端面11に位置する。第2ギア部50は、第2端面12に位置する。ケーシング10の内部には、収容室13が設けられる。現像剤は、収容室13内に収容される。ケーシング10は、開口部14を有する。開口部14は、ドロアユニット90に対する現像カートリッジ1の挿入方向におけるケーシング10の端部に位置する。収容室13と外部とは、開口部14を介して連通する。
アジテータ20は、アジテータシャフト21と撹拌羽根22とを有する。アジテータシャフト21は、第1方向に沿って延びる。撹拌羽根22は、アジテータシャフト21から径方向外側へ向けて拡がる。アジテータシャフト21の少なくとも一部と、撹拌羽根22とは、収容室13の内部に配置される。アジテータシャフト21の第1方向の両端部には、後述する第1アジテータギア44および第2アジテータギア51が、それぞれ連結される。したがって、アジテータシャフト21および撹拌羽根22は、第1アジテータギア44および第2アジテータギア51と共に回転する。撹拌羽根22が回転すると、収容室13内の現像剤が撹拌される。
現像ローラ30は、第1方向に延びる回転軸(第2軸)について回転可能なローラである。現像ローラ30は、ケーシング10の開口部14に配置される。本実施形態の現像ローラ30は、現像ローラ本体31と現像ローラシャフト32とを有する。現像ローラ本体31は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体31の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフト32の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ本体31は、現像ローラシャフト32に対して、相対回転不能に固定される。
現像ローラシャフト32の第1方向の一方の端部は、後述する現像ローラギア42に対して、相対回転不能に固定される。したがって、現像ローラギア42が回転すると、現像ローラシャフト32も回転し、現像ローラシャフト32と共に現像ローラ本体31も回転する。
なお、現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対の現像ローラシャフト32が、現像ローラ本体31の第1方向の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した供給ローラを有する。供給ローラは、現像ローラ30と収容室13との間に位置する。また、供給ローラは、第1方向に延びる回転軸について回転可能である。現像カートリッジ1が駆動力を受けると、ケーシング10内の収容室13から、供給ローラを介して、現像ローラ30の外周面に、現像剤が供給される。その際、供給ローラと現像ローラ30との間において、現像剤は摩擦帯電される。一方、現像ローラ30の現像ローラシャフト32には、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフト32と現像剤との間の静電気力によって、現像ローラ本体31の外周面に、現像剤が引き付けられる。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ本体31の外周面に供給された現像剤を、一定の厚みに成形する。その後、現像ローラ本体31の外周面の現像剤は、ドロアユニット90に設けられた感光ドラム92へ供給される。このとき、現像剤は、感光ドラム92の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体31から感光ドラム92へ移動する。これにより、感光ドラム92の外周面において、静電潜像が可視像化される。
第1ギア部40は、ケーシング10の第1端面11に位置する。図3は、第1ギア部40が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図3に示すように、第1ギア部40は、カップリング41、現像ローラギア42、アイドルギア43、第1アジテータギア44、および第1カバー45を有する。なお、図3では、各ギアの複数のギア歯の図示が省略されている。
カップリング41は、画像形成装置100から供給される駆動力を、最初に受けるギアである。カップリング41は、第1方向に延びる回転軸について回転することが可能である。カップリング41は、カップリング部411とカップリングギア412とを有する。カップリング部411およびカップリングギア412は、例えば、樹脂により一体に形成される。カップリング部411には、第1方向に凹む締結穴413が設けられている。また、カップリングギア412の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。
現像カートリッジ1が装着されたドロアユニット90が、画像形成装置100内に収納されると、画像形成装置100の駆動シャフトが、カップリング部411の締結穴413に挿入される。これにより、駆動シャフトとカップリング部411とが、相対回転不能に連結される。したがって、駆動シャフトが回転すると、カップリング部411が回転し、カップリング部411と共にカップリングギア412も回転する。
現像ローラギア42は、現像ローラ30を回転させるためのギアである。現像ローラギア42は、第1方向に延びる回転軸について回転することが可能である。現像ローラギア42の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と、現像ローラギア42の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、現像ローラギア42は、現像ローラシャフト32の第1方向の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、カップリングギア412が回転すると、現像ローラギア42が回転し、現像ローラギア42と共に現像ローラ30も回転する。
アイドルギア43は、カップリングギア412の回転を第1アジテータギア44に伝達するためギアである。アイドルギア43は、第1方向に延びる回転軸について回転することが可能である。アイドルギア43は、第1方向に配列された大径ギア部431および小径ギア部432を有する。小径ギア部432は、大径ギア部431とケーシング10の第1端面11との間に位置する。言い換えれば、大径ギア部431は、小径ギア部432よりも第1端面11から離れている。小径ギア部432の歯先円の径は、大径ギア部431の歯先円の径よりも小さい。大径ギア部431および小径ギア部432は、例えば、樹脂により一体に形成される。
大径ギア部431および小径ギア部432の外周部には、それぞれ、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。小径ギア部432のギア歯の数は、大径ギア部431のギア歯の数よりも少ない。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と、大径ギア部431の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、小径ギア部432の複数のギア歯の一部と、第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。カップリングギア412が回転すると、大径ギア部431が回転し、大径ギア部431と共に小径ギア部432も回転する。そして、小径ギア部432の回転に伴い、第1アジテータギア44も回転する。
第1アジテータギア44は、収容室13内のアジテータ20を回転させるためのギアである。第1アジテータギア44は、第1方向に延びる回転軸について回転することが可能である。第1アジテータギア44の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。上述の通り、小径ギア部432の複数のギア歯の一部と、第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、第1アジテータギア44は、アジテータシャフト21の第1方向の一方の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、カップリング41からアイドルギア43を介して第1アジテータギア44に動力が伝達されると、第1アジテータギア44が回転し、第1アジテータギア44と共にアジテータ20も回転する。
第1カバー45は、ケーシング10の第1端面11に、例えばねじ止めで、固定される。カップリングギア412、現像ローラギア42、アイドルギア43、および第1アジテータギア44は、第1端面11と第1カバー45との間に収容される。カップリング部411の締結穴413は、第1カバー45の外部に露出する。また、第1カバー45は、第1方向に延びる第1柱状突起46を有する。本実施形態の第1カバー45は、後述するICチップアセンブリ60のホルダ62を保持するホルダカバーを兼ねている。第1カバー45のホルダカバーとしての構造については、後述する。
第2ギア部50は、ケーシング10の第2端面12に位置する。図4は、第2ギア部50が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図4に示すように、第2ギア部50は、第2アジテータギア51、検知ギア52、導電部材53、および第2カバー54を有する。なお、図4では、第2アジテータギア51の複数のギア歯の図示が省略されている。
第2アジテータギア51は、アジテータシャフト21の回転を検知ギア52に伝達するためのギアである。第2アジテータギア51は、第1方向に延びる回転軸について回転することが可能である。第2アジテータギア51の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。現像カートリッジ1が新品(未使用)の状態では、第2アジテータギア51の複数のギア歯の一部は、検知ギア52の複数のギア歯の一部と、噛み合うことが可能である。また、第2アジテータギア51は、アジテータシャフト21の第1方向の他方の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、アジテータシャフト21が回転すると、第2アジテータギア51も回転する。
検知ギア52は、画像形成装置100に対して現像カートリッジ1の情報を伝達するためのギアである。現像カートリッジ1の情報には、現像カートリッジ1が新品(未使用)の現像カートリッジであるか、または、使用済みの現像カートリッジであるかの情報が含まれる。また、現像カートリッジ1の情報には、現像カートリッジ1の仕様が含まれる。現像カートリッジ1の仕様には、例えば、現像カートリッジ1内の現像剤の量、または、現像剤により印刷可能な印刷枚数を示すイールド情報が含まれる。
検知ギア52は、第1方向に延びる回転軸について回転することが可能である。検知ギア52は、外周部の一部分に複数のギア歯を有する。新品の現像カートリッジ1をドロアユニット90に装着して、ドロアユニット90を画像形成装置100内に収納すると、カップリング41は、画像形成装置100から駆動力を受ける。そして、カップリング41から、アイドルギア43、第1アジテータギア44、およびアジテータ20を介して伝達される駆動力により、第2アジテータギア51が回転する。検知ギア52は、第2アジテータギア51と噛み合うことによって回転する。ただし、検知ギア52は、外周面の一部分のみにギア歯を有する。このため、検知ギア52が所定の角度回転すると、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れ、検知ギア52の回転が停止する。
このように、画像形成装置100において一旦使用された現像カートリッジ1では、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れている。このため、一旦使用された現像カートリッジ1を、画像形成装置100から取り外して、再度画像形成装置100に装着した場合には、第2アジテータギア51の回転が、検知ギア52へ伝達されない。したがって、検知ギア52は回転しない。
なお、第2アジテータギア51と検知ギア52との間に、他のギアが配置されていてもよい。例えば、第2ギア部50は、第2アジテータギア51および検知ギア52の双方と噛み合う第2アイドルギアを有していてもよい。そして、第2アジテータギア51の回転が、第2アイドルギアを介して、検知ギア52に伝達されてもよい。
図4に示すように、検知ギア52は、検知突起521を有する。検知突起521は、第1方向に突出する。また、検知突起521は、検知ギア52の回転軸を中心として円弧状に延びる。検知ギア52が回転すると、検知突起521も回転する。すなわち、検知突起521の位置は、検知ギア52の回転に伴って変化する。
導電部材53は、導電性の部材である。導電部材53の材料には、導体である金属または導電性の樹脂が用いられる。導電部材53は、ケーシング10の第2端面12に位置する。導電部材53は、第1方向に突出した円筒状のギアシャフト531を有する。検知ギア52は、ギアシャフト531に支持されつつ、ギアシャフト531の周りを回転する。検知突起521は、ギアシャフト531の周囲を部分的に覆う。また、導電部材53は、軸受部532を有する。軸受部532は、現像ローラ30の現像ローラシャフト32に接触する。
ドロアユニット90は、ギアシャフト531に接触する導電性のレバー(図示省略)と、光センサ(図示省略)とを有する。ギアシャフト531にレバーが接触すると、導電部材53および現像ローラシャフト32が、レバーと電気的に導通する。画像形成装置100の駆動時には、レバーから供給される電力により、現像ローラシャフト32が所定のバイアス電圧に維持される。
検知突起521は、ギアシャフト531の外周面を部分的に覆う。このため、ドロアユニット90に新品の現像カートリッジ1が挿入された後、検知ギア52が回転しているときには、レバーとギアシャフト531との接触状態が、検知ギア52の形状に応じて変化する。すなわち、レバーが、ギアシャフト531から一時的に離れる。画像形成装置100は、レバーの変位を、光センサにより検出する。そして、画像形成装置100の制御部80は、光センサから得られる検出信号に基づいて、装着された現像カートリッジ1が新品であるか否か、および現像カートリッジ1の仕様を識別する。
このように、本実施形態では、光センサが、レバーを介して、検知突起521の移動を検出する。ただし、光センサは、第1突起の移動を直接検出してもよい。また、光センサに代えて、磁気センサあるいは接触式センサを用いてもよい。また、レバーとギアシャフト531との間の電気的導通の有無に基づいて、検知突起521の移動を検出してもよい。
また、本実施形態では、ギアシャフト531が導電部材53の一部である。しかしながら、導電部材53への給電経路とは別に、ギアシャフトを設けてもよい。例えば、ケーシング10が、第2端面12を貫通する貫通孔と、貫通孔に取り付けられたキャップとをさらに有し、当該キャップから第1方向にギアシャフトが延びてもよい。
また、検知突起521の周方向の位置や長さは、図4の例と異なってもよい。また、検知ギア52は、複数の検知突起521を有していてもよい。検知突起521の数、各検知突起521の周方向の位置、各検知突起521の周方向の長さ、各検知突起521の径方向の長さは、現像カートリッジ1の仕様ごとに異なっていてもよい。このように、検知突起521の数や形状にバリエーションを設けることによって、現像カートリッジ1の種々の仕様を、画像形成装置100に対して示すことができる。
また、検知ギア52は、複数の部材で構成されていてもよい。例えば、検知ギア52と検知突起521とが別体であってもよい。また、検知ギアは、検知ギア本体と、検知ギア本体の回転に応じて位置が変化する補助部材とを有していてもよい。そして、補助部材が、レバーの位置を変化させてもよい。また、検知ギアは、検知ギア本体と、検知ギア本体の回転に応じて回転するカムと、カムの回転によって変位する検知突起とを、有していてもよい。
また、検知ギア52は、回転に伴って第1方向に移動する可動ギアであってもよい。そして、検知ギア52が第1方向に移動することによって、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れるようになっていてもよい。その場合、検知突起521の外周部に、全周に亘って複数のギア歯が設けられていてもよい。検知ギア52は、第2端面12から離れる方向に移動してもよく、第2端面12に近づく方向に移動してもよい。
第2カバー54は、ケーシング10の第2端面12に、例えばねじ止めで、固定される。第2アジテータギア51、検知ギア52、および導電部材53は、第2端面12と第2カバー54との間に収容される。また、第2カバー54は、開口541を有する。検知突起521の一部分およびギアシャフト531の一部分は、開口541を介して露出する。上述したレバーは、開口541を介して、検知ギア52またはギアシャフト531に接触する。
また、図4に示すように、ケーシング10は、第2柱状突起55を有する。第2柱状突起55は、ケーシング10の第2端面12から第1方向に突出する。第2柱状突起55は、第2カバー54から露出する。
<3.ICチップアセンブリについて>
ICチップアセンブリ60は、ケーシング10の第1端面11の外側に配置される。図5は、ICチップアセンブリ60の分解斜視図である。図6は、ICチップアセンブリ60を第1方向に直交する面で切断した断面図である。図3〜図6に示すように、ICチップアセンブリ60は、記憶媒体であるICチップ61と、ICチップ61を保持するホルダ62とを有する。ICチップ61は、ホルダ62の外表面に固定される。ホルダ62は、ケーシング10と第1カバー45との間に保持される。ICチップ61は、電気的接触面611を有する。電気的接触面611は、導体である金属からなる。また、ICチップ61は、現像カートリッジ1に関する種々の情報を記憶可能である。
以下では、電気的接触面611と交差する方向(本実施形態では、電気的接触面611に対して垂直な方向)を「第2方向」と称する。また、ドロアユニット90のスロット91に対する現像カートリッジ1の挿入方向を「第3方向」と称する。
ホルダ62の一部は、第1カバー45に覆われる。ホルダ62は、第1ボス621a、第2ボス621b、および第3ボス621cを有する。第1ボス621aおよび第2ボス621bは、それぞれ、ホルダ62のケーシング10と向かい合う面とは反対側の面から第1カバー45へ向けて、第1方向に延びる。また、第1ボス621aと第2ボス621bとは、第3方向に並ぶ。一方、図3に示すように、第1カバー45は、第1貫通孔451aおよび第2貫通孔451bを有する。第1貫通孔451aおよび第2貫通孔451bは、それぞれ、第1カバー45を第1方向に貫通する。また、第1貫通孔451aと第2貫通孔451bとは、第3方向に並ぶ。第1ボス621aは第1貫通孔451aに挿入される。第2ボス621bは第2貫通孔451bに挿入される。
第3ボス621cは、ホルダ62のケーシング10と向かい合う面からケーシング10へ向けて、第1方向に延びる。一方、ケーシング10は、凹部15を有する。凹部15は、ケーシング10の第1端面11において、第1方向に凹む。第3ボス621cは、凹部15に挿入される。なお、第1ボス621a、第2ボス621b、および第3ボス621cのそれぞれの形状は、円柱であってもよいし、角柱等の他の形状であってもよい。
第1貫通孔451aの第2方向の大きさ(内寸)は、第1ボス621aの第2方向の大きさ(外寸)よりも大きい。第2貫通孔451bの第2方向の大きさ(内寸)は、第2ボス621bの第2方向の大きさ(外寸)よりも大きい。また、凹部15の第2方向の大きさ(内寸)は、第3ボス621cの第2方向の大きさ(外寸)よりも大きい。このため、ホルダ62は、第1ボス621a、第2ボス621b、および第3ボス621cと共に、ケーシング10および第1カバー45に対して、第2方向に相対移動することが可能である。ホルダ62が第2方向に移動すると、ホルダ62と共に、電気的接触面611を有するICチップ61も、第2方向に移動する。
また、第1貫通孔451aの第3方向の大きさ(内寸)は、第1ボス621aの第3方向の大きさ(外寸)よりも大きい。第2貫通孔451bの第3方向の大きさ(内寸)は、第2ボス621bの第3方向の大きさ(外寸)よりも大きい。また、凹部15の第3方向の大きさ(内寸)は、第3ボス621cの第3方向の大きさ(外寸)よりも大きい。このため、ホルダ62は、第1ボス621a、第2ボス621b、および第3ボス621cと共に、ケーシング10および第1カバー45に対して、第3方向に相対移動することが可能である。ホルダ62が第3方向に移動すると、ホルダ62と共に、電気的接触面611を有するICチップ61も、第3方向に移動する。
なお、ホルダ62は、ケーシング10の第1端面11と第1カバー45との間において、第1方向に移動可能であってもよい。また、ホルダ62に設けられるボスの数、第1カバー45に設けられる貫通孔の数、およびケーシング10に設けられる凹部の数は、本実施形態の例に限定されない。また、第1カバー45は、貫通孔に代えて、ボスが挿入される凹部を有していてもよい。
図5および図6に示すように、ホルダ62は、第1外表面710と第2外表面720とを有する。第1外表面710は、ホルダ62の第2方向の一方の端部に位置する。第2外表面720は、ホルダ62の第2方向の他方の端部に位置する。第2外表面720は、第1外表面710に対して、第2方向に移動可能である。
より詳述すると、本実施形態のホルダ62は、第1ホルダ部材71と、第2ホルダ部材72と、それらの間に位置するコイルばね73とを有する。第1ホルダ部材71は、例えば樹脂製である。第2ホルダ部材72は、例えば樹脂製である。第1ホルダ部材71は、第1外表面710を有する。ICチップ61は、第1外表面710に含まれる保持面620に固定される。第2ホルダ部材72は、第2外表面720を有する。組み立て後のホルダ62において、第1外表面710と第2外表面720とは、第2方向に離れている。
コイルばね73は、第2方向に延びる弾性部材である。コイルばね73は、第2方向において、第1外表面710と第2外表面720との間に配置される。コイルばね73は、少なくとも、第1状態と、第1状態よりも収縮した第2状態との間で、第2方向に伸縮する。第1状態におけるコイルばね73の第2方向の長さは、第2状態におけるコイルばね73の第2方向の長さよりも長い。したがって、第1状態における第1外表面710と第2外表面720との間の第2方向の距離は、第2状態における第1外表面710と第2外表面720との間の第2方向の距離よりも長い。また、少なくとも第2状態におけるコイルばね73の第2方向の長さは、コイルばね73の自然長よりも短い。
また、図5および図6に示すように、第1ホルダ部材71は、第1爪部715aおよび第2爪部715bを有する。第1爪部715aおよび第2爪部715bは、それぞれ、第1ホルダ部材71から第2方向に対して交差する方向に突出する。一方、第2ホルダ部材72は、第1開口721aおよび第2開口721bを有する。第1爪部715aは第1開口721aに挿入される。第2爪部715bは第2開口721bに挿入される。第1状態では、第1開口721aの第1外表面710側の縁において、第1爪部715aが第2ホルダ部材72に接触する。また、第1状態では、第2開口721bの第1外表面710側の縁において、第2爪部715bが第2ホルダ部材72に接触する。これにより、コイルばね73の第2方向の長さが、第1状態よりも長くなることが防止される。また、第1ホルダ部材71が、第2ホルダ部材72から取り外されるのが防止される。一方、第2状態では、第1爪部715aおよび第2爪部715bが、第2ホルダ部材72から離れる。
なお、第2ホルダ部材72は、開口に代えて、爪部に接触可能な凹部または段差を有していてもよい。また、第1ホルダ部材71が開口、凹部、または段差を有し、第2ホルダ部材72が爪部を有していてもよい。
上述した第1貫通孔451aおよび第1ボス621aの寸法差と、第2貫通孔451bおよび第2ボス621bの寸法差と、凹部15および第3ボス621cの寸法差と、コイルばね73の伸縮とによって、ホルダ62の保持面620は、ケーシング10に対して、第2方向に移動することが可能である。
以下では、ドロアユニット90に現像カートリッジ1を装着する前の、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置を、「初期位置」と称する。また、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の装着時において、コイルばね73が最も収縮する瞬間の、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置を、「中間位置」と称する。また、後述する端子部913に電気的接触面611が接触したときの、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置を、「接触位置」と称する。そして、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の装着が完了した後の、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置を、「終期位置」と称する。
第1外表面710は、上述した保持面620に加えて、第1表面711、第2表面712、第3表面713、および第4表面714をさらに有する。
第1表面711は、保持面620の第3方向の両側部のうち、現像ローラ30に近い側部に設けられる。第1表面711は、保持面620に保持されたICチップ61の電気的接触面611に対して傾斜している。
ここで、第1外表面710の第3方向の一方の端部を、第1外端位置711aとする。また、保持面620の第3方向の一方の端部を、第1内端位置711bとする。図6のように、第1表面711は、第1外端位置711aから電気的接触面611へ向かって第1内端位置711bまで延びている。第2方向および第3方向のいずれにおいても、第1外端位置711aは、第1内端位置711bよりも電気的接触面611から遠い。また、図6に示すように、第1外端位置711aと第1内端位置711bとの間の第2方向の距離d1は、電気的接触面611と第1内端位置711bとの間の第2方向の距離d2よりも大きい。
第2表面712は、保持面620の第3方向の両側部のうち、現像ローラ30から遠い側部に設けられる。第2表面712は、保持面620に保持されたICチップ61の電気的接触面611に対して傾斜している。
ここで、第1外表面710の第3方向の他方の端部を、第2外端位置712aとする。また、保持面620の第3方向の他方の端部を、第2内端位置712bとする。図6のように、第2表面712は、第2外端位置712aから電気的接触面611へ向かって第2内端位置712bまで延びている。第2方向および第3方向のいずれにおいても、第2外端位置712aは、第2内端位置712bよりも電気的接触面611から遠い。また、図6に示すように、第2外端位置712aと第2内端位置712bとの間の第2方向の距離d3は、電気的接触面611と第2内端位置712bとの間の第2方向の距離d4よりも大きい。
第3表面713は、第1方向において、電気的接触面611の両側のうちの一方に設けられる。第4表面714は、第1方向において、電気的接触面611の両側のうちの他方に設けられる。第3表面713および第4表面714は、それぞれ、第3方向に延びている。また、電気的接触面611は、第3表面713および第4表面714よりも、コイルばね73側へ凹んだ位置に配置される。すなわち、第2方向に関して、第3表面713および第4表面714は、電気的接触面611よりも、コイルばね73からの距離が遠い。
なお、第1表面711、第2表面712、第3表面713、および第4表面714は、それぞれ平面状であってもよく、湾曲していてもよい。ただし、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入時に引っ掛かりが生じないように、第1表面711、第2表面712、第3表面713、および第4表面714は、それぞれ、段差のない滑らかな面であることが好ましい。
<4.ドロアユニットについて>
図7は、ドロアユニット90の斜視図である。上述の通り、ドロアユニット90は、現像カートリッジ1が装着可能なスロット91を4つ有する。各スロット91は、挿入口910を有する。挿入口910は、スロット91の第3方向の両端部のうち、感光ドラム92とは反対側の端部に位置する。また、各スロット91は、第1ガイドプレート911と第2ガイドプレート912とを有する。第1ガイドプレート911および第2ガイドプレート912は、各スロット91の第1方向の一方の端部に位置する。
図8は、第1ガイドプレート911および第2ガイドプレート912の、第1方向に直交する断面図である。図7および図8に示すように、第1ガイドプレート911と第2ガイドプレート912とは、第2方向に間隔をあけて、互いに向かい合って配置される。第1ガイドプレート911および第2ガイドプレート912は、それぞれ、第1方向および第3方向に沿って広がる。
第1ガイドプレート911は、端子部913を有する。端子部913は、ICチップ61の電気的接触面611に接触可能な電気接点である。端子部913の位置は、後述するガイド突起914よりも、挿入口910から遠い。端子部913は、第1ガイドプレート911の表面から、第2ガイドプレート912へ向けて、第2方向に突出する。端子部913は、画像形成装置100内の制御部80と、電気的に接続される。端子部913の材料には、例えば、導体である金属が用いられる。
図7中の拡大図および図8に示すように、第1ガイドプレート911は、ガイド突起914を有する。ガイド突起914は、端子部913よりも挿入口910側に位置する。また、ガイド突起914は、第1ガイドプレート911から第2ガイドプレート912へ向けて突出する。また、第1ガイドプレート911は、第1ガイド面915を有する。図8の例では、ガイド突起914の挿入口側の傾斜面が、第1ガイド面915となっている。一方、第2ガイドプレート912は、第2ガイド面916を有する。第1ガイド面915と第2ガイド面916とは、第2方向に間隔をあけて配置される。また、第1ガイド面915と第2ガイド面916との第2方向の間隔は、第3方向に沿って感光ドラム92へ近づくにつれて、第1距離から第2距離へ漸次に短くなる。
ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入時には、ホルダ62の第1外表面710が第1ガイド面915に接触し、ホルダ62の第2外表面720が第2ガイド面916に接触する。これにより、第1外表面710と第2外表面720との間の第2方向の距離が変化する。
また、第2ガイドプレート912は、支持面921を有する。支持面921は、第2ガイド面916よりも感光ドラム92側に位置する。端子部913と支持面921とは、第2方向に対向する。端子部913と支持面921との第2方向の間隔は、上述した第2距離よりも大きい。ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入後には、ホルダ62の第2外表面720が、支持面921に接触する。
また、第1ガイドプレート911は、第3ガイド面917および第4ガイド面918を有する。第3ガイド面917および第4ガイド面918は、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入時に、ホルダ62を第1方向に位置決めする。第3ガイド面917および第4ガイド面918は、端子部913およびガイド突起914よりも、挿入口910側に位置する。第3ガイド面917と第4ガイド面918とは、第1方向に間隔をあけて配置される。また、第3ガイド面917と第4ガイド面918との第1方向の間隔は、第1ガイド面915へ近づくにつれて、漸次に短くなる。
また、図8に示すように、第2ガイドプレート912は、ストッパ面919を有する。ストッパ面919は、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入後に、ホルダ62の感光ドラム92側への移動を制限するための面である。ストッパ面919は、支持面921よりも感光ドラム92側に位置する。すなわち、ストッパ面919は、支持面921および端子部913よりも、挿入口910からの距離が遠い。また、ストッパ面919は、第2ガイドプレート912の第1ガイドプレート911側の面から、第1ガイドプレート911へ向けて拡がる。図8の例では、ストッパ面919は、第2方向および第3方向に斜めに拡がる。挿入後のホルダ62の一部分は、ストッパ面919と、第3方向に対向する。
なお、ストッパ面は、第1ガイドプレート911および第2ガイドプレート912の少なくとも一方に設けられていればよい。すなわち、第1ガイドプレート911が、ストッパ面を有していてもよい。その場合、ストッパ面は、端子部913よりも感光ドラム92側に位置する。また、ストッパ面は、第1ガイドプレート911の第2ガイドプレート912に対向する面から、第2ガイドプレート912へ向けて拡がる。
また、第1ガイドプレート911は、第5ガイド面920を有する。第5ガイド面920は、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入後に、ホルダ62の挿入口910側への移動を制限するための面である。第5ガイド面920は、第3方向において、端子部913と第1ガイド面915との間に位置する。すなわち、第5ガイド面920は、端子部913よりも挿入口910からの距離が近く、第1ガイド面915よりも挿入口910からの距離が遠い。挿入後のホルダ62の一部分は、第5ガイド面920と、第3方向に対向する。
図8の例では、ガイド突起914の端子部913側の傾斜面が、第5ガイド面920となっている。ただし、第5ガイド面920は、第1ガイドプレート911および第2ガイドプレート912の少なくとも一方に設けられていればよい。
また、図7に示すように、ドロアユニット90は複数の離間レバー93を有する。また、図8に示すように、ドロアユニット90は、複数の加圧部材94と、複数の押圧部材95とを有する。加圧部材94は、各スロット91の第1方向の両側部に設けられる。押圧部材95も、各スロット91の第1方向の両側部に設けられる。ドロアユニット90に現像カートリッジ1が装着されると、スロット91の第1方向の一方の側部において、第1柱状突起46が、加圧部材94と押圧部材95との間に配置される。また、スロット91の第1方向の他方の側部において、第2柱状突起55が、加圧部材94と押圧部材95との間に配置される。加圧部材94は、第1柱状突起46および第2柱状突起55を、感光ドラム92へ向けて、第3方向に加圧する。
押圧部材95は、離間レバー93と連動する。後述する離間動作時には、画像形成装置100からの駆動力によって、離間レバー93が押される。そうすると、押圧部材95が、加圧部材94へ向けて、第3方向に移動する。これにより、第1柱状突起46および第2柱状突起55のそれぞれが、押圧部材95に押される。そして、第1柱状突起46および第2柱状突起55のそれぞれが、加圧部材94の圧力に逆らって移動する。その結果、現像カートリッジ1のケーシング10および現像ローラ30が、第3方向に移動する。
<5.装着時の動作について>
続いて、ドロアユニット90に対する現像カートリッジ1の装着時の動作について、説明する。図9〜図15は、ドロアユニット90の1つのスロット91に対して、現像カートリッジ1を装着するときの様子を示した図である。
スロット91への現像カートリッジ1の装着時には、まず、図9のように、スロット91の挿入口910と対向する位置に、現像カートリッジ1が配置される。このとき、ホルダ62の第1外表面710および第2外表面720は、まだドロアユニット90に接触していない。したがって、コイルばね73は、上述した第1状態となっている。また、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置は、上述した初期位置となっている。現像カートリッジ1は、図9中の破線矢印のように、スロット91に対して、第3方向に挿入される。
スロット91へ現像カートリッジ1が挿入されると、図10のように、ホルダ62の第1表面711が、第1ガイドプレート911の第3方向の端部に接触する。そして、第1表面711が第1ガイドプレート911に押されることによって、ホルダ62が第2方向に移動する。このときのホルダ62の移動は、ケーシング10に対する相対移動である。これにより、第1ガイドプレート911と第2ガイドプレート912との間に、ホルダ62が第2方向に位置決めされる。
また、ホルダ62の一部分は、第3ガイド面917および第4ガイド面918に接触しながら、第3ガイド面917と第4ガイド面918との間に、第3方向に挿入される。これにより、ホルダ62が第1方向に位置決めされる。このように、本実施形態では、端子部913に電気的接触面611が接触する前に、予めホルダ62が第1方向に位置決めされる。このため、端子部913に電気的接触面611が接触した後に、端子部913に対する電気的接触面611の位置が、第1方向にずれることが抑制される。これにより、電気的接触面611の擦れが抑制される。
図11のように、第1ホルダ部材71の第1外表面710は、第1ガイドプレート911に接触する。第1外表面710は、第1ガイドプレート911の表面に沿って、第3方向に移動する。また、第2ホルダ部材72の第2外表面720は、第2ガイドプレート912に接触する。第2外表面720は、第2ガイドプレート912の表面に沿って、第3方向に移動する。コイルばね73は、第1状態よりも第2方向に収縮する。
現像カートリッジ1が第3方向にさらに挿入されると、ホルダ62は、第1ガイド面915と第2ガイド面916との間に挿入される。第1ホルダ部材71は、第1ガイド面915に接触し、第2ホルダ部材72は、第2ガイド面916に接触する。これにより、第1ホルダ部材71と第2ホルダ部材72とが、第2方向に接近する。すなわち、第1外表面710と第2外表面720との第2方向の距離が、徐々に短くなる。したがって、コイルばね73の第2方向の長さが、徐々に短くなる。やがて、図12のように、第1ホルダ部材71の第3表面713および第4表面714がガイド突起914の頂部に接触すると、コイルばね73の第2方向の長さは、最も短くなる。すなわち、コイルばね73が、上述した第2状態よりも短い最短状態となる。また、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置は、上述した中間位置となる。
このように、このICチップアセンブリ60は、ドロアユニット90への現像カートリッジ1の挿入時に、ICチップ61を保持する保持面620の位置を、第2方向に変化させることができる。このため、保持面620の第2方向の位置を、ガイド突起914に沿って変化させながら、現像カートリッジ1を挿入できる。したがって、ICチップ61の電気的接触面611の擦れを抑制しつつ、ドロアユニット90に現像カートリッジ1を挿入できる。
特に、本実施形態の現像カートリッジ1では、ICチップ61の電気的接触面611が、第1外表面710において、第2方向に凹んだ位置に配置されている。このため、図12の状態において、ガイド突起914の頂部は、第3表面713および第4表面714のみと接触し、電気的接触面611には接触しない。したがって、電気的接触面611に対してガイド突起914が擦れることを、避けることができる。
その後、現像カートリッジ1を第3方向にさらに挿入すると、第3表面713および第4表面714が、ガイド突起914を通過する。そして、図13のように、第2表面712が、ガイド突起914に接触する。これに伴い、コイルばね73は、最短状態から再び伸長して、上述した第2状態となる。その結果、図14のように、ICチップ61の電気的接触面611が、端子部913に接触する。これにより、画像形成装置100の制御部80は、ICチップ61からの情報の読み出しおよびICチップ61への情報の書き込みの少なくとも一方を行うことが可能となる。このとき、ホルダ62の第2外表面720は、第2ガイドプレート912の支持面921に接触する。
第2状態におけるコイルばね73の第2方向の長さは、第1状態におけるコイルばね73の第2方向の長さよりも短く、かつ、最短状態におけるコイルばね73の第2方向の長さよりも長い。また、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の相対位置は、上述した接触位置となる。
上記のように、第1外表面710は、第1ガイド面915に接触して、第2方向の位置を変化させながら、ガイド突起914を乗り越える。そして、第1外表面710がガイド突起914を乗り越えた後に、電気的接触面611が、直接、端子部913に接触する。このため、接触後には、電気的接触面611に対する端子部913の接触位置が、変化しにくい。これにより、電気的接触面611の擦れが、より低減される。
端子部913と支持面921のとの間の第2方向の長さは、装着前の現像カートリッジ1における電気的接触面611と第2外表面720との間の第2方向の長さよりも、短い。したがって、図14の状態において、コイルばね73の第2方向の長さは、コイルばね73の自然長よりも短い。このため、コイルばね73の弾性力(反発力)によって、電気的接触面611は、端子部913に押し付けられる。これにより、電気的接触面611と端子部913との接触を良好に維持できる。
ICチップアセンブリ60は、端子部913と支持面921との間に挟まれた状態で固定される。その後、本実施形態では、図15中の破線矢印のように、ケーシング10が、第2方向に傾けられる。これにより、ドロアユニット90の感光ドラム92に、現像ローラ30が接触する。このとき、ケーシング10に対する保持面620の第2方向の位置は、上述した接触位置から終期位置に変化する。また、第1ボス621aは、第1貫通孔451a内において第2方向に移動する。第2ボス621bは、第2貫通孔451b内において第2方向に移動する。第3ボス621cは、凹部15内において第2方向に移動する。これにより、ケーシング10および第1カバー45に対して、ホルダ62が非接触となる。したがって、画像形成装置100における印刷処理の実行中に、第1ギア部40等の駆動部から、ICチップアセンブリ60に振動が伝達しにくくなる。これにより、電気的接触面611と端子部913との接触状態を、より良好に維持することができる。
<6.離間動作について>
現像カートリッジ1の装着後、画像形成装置100は、現像ローラ30を一時的に感光ドラム92から引き離す、いわゆる「離間動作」を行うことができる。
図15の破線矢印の動作が完了すると、第1柱状突起46および第2柱状突起55のそれぞれは、加圧部材94に接触する。加圧部材94は、第1柱状突起46および第2柱状突起55を、それぞれ、感光ドラム92に近づく向きに加圧する。これにより、現像ローラ30が感光ドラム92に押し付けられる。すなわち、現像ローラ30と感光ドラム92とが、互いに接触する接触状態に維持される。
図16は、離間動作を実行したときの様子を示した図である。離間動作時には、画像形成装置100からの駆動力によって、離間レバー93が押される。そうすると、押圧部材95が、加圧部材94へ向けて、第3方向に移動する。これにより、第1方向の一方側に位置する押圧部材95は、第1柱状突起46に接触し、加圧部材94の圧力に逆らって、第1柱状突起46を挿入口910側へ押圧する。また、第1方向の他方側に位置する押圧部材95は、第2柱状突起55に接触し、加圧部材94の圧力に逆らって、第1柱状突起46を挿入口910側へ押圧する。その結果、図16中の破線矢印のように、現像カートリッジ1のケーシング10および現像ローラ30が、第3方向に移動する。その結果、現像ローラ30と感光ドラム92とが、互いに離れた離間状態となる。
接触状態と離間状態とのいずれの状態においても、ICチップアセンブリ60は、端子部913と支持面921との間に挟まれた状態で固定されている。そして、電気的接触面611は、端子部913に接触している。ホルダ62は、ケーシング10および第1カバー45と非接触である。また、第1ガイドプレート911および第2ガイドプレート912も、ケーシング10および第1カバー45と非接触である。したがって、離間動作時には、第1ガイドプレート911と第2ガイドプレート912との間にホルダ62が固定された状態で、ホルダ62に対してケーシング10を、移動させることができる。
すなわち、離間動作時には、ケーシング10および現像ローラ30が第3方向に移動するが、ドロアユニット90に対するICチップアセンブリ60の位置は、変化しない。また、コイルばね73の状態も、第2状態のまま変化しない。すなわち、ドロアユニット90に対する電気的接触面611の位置が固定されたまま、ケーシング10の第3方向の位置が変化する。したがって、電気的接触面611と端子部913とは、接触状態に維持される。また、離間動作時における電気的接触面611の擦れが低減される。
また、現像カートリッジ1がドロアユニット90に装着された状態で、画像形成装置100が運搬される際にも、電気的接触面611と端子部913との接触状態は維持される。これにより、電気的接触面611の擦れが、より低減される。
なお、上記の実施形態では、離間動作時に感光ドラム92から現像ローラ30が離れる方向(離間方向)は、第3方向であった。ただし、離間方向は、第3方向以外の方向であってもよい。離間方向は、電気的接触面611と端子部913とが向かい合う方向と交差する方向であればよい。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下では、種々の変形例について、上記の実施形態との相違点を中心に説明する。
上記の実施形態では、第1ガイド面および第2ガイド面の双方が、第3方向に対して傾斜していた。しかしながら、第1ガイド面および第2ガイド面の一方の面が第3方向に対して平行に延び、他方の面のみが第3方向に対して傾斜していてもよい。また、上記の実施形態では、第1ガイド面および第2ガイド面の双方が平坦面であった。しかしながら、第1ガイド面および第2ガイド面の一方または両方が、曲面であってもよい。
上記の実施形態では、ホルダに設けられたボスが、第1カバーに設けられた貫通孔に挿入されていた。しかしながら、第1カバーにボスを設け、ホルダ62に、ボスが挿入される貫通孔または凹部を設けてもよい。また、上記の実施形態では、ホルダに設けられたボスが、ケーシングに設けられた凹部に挿入されていた。しかしながら、ケーシングにボスを設け、ホルダ62に、ボスが挿入される貫通孔または凹部を設けてもよい。
また、上記の実施形態では、弾性部材としてコイルばね73が用いられていた。しかしながら、コイルばね73に代えて、板ばね、トーションばねなどの他の種類のばねが用いられてもよい。また、ICチップアセンブリは、弾性部材を有していなくてもよい。すなわち、ICチップアセンブリは、第2方向に伸縮しなくてもよい。その場合、画像形成装置は、電気的接触面を端子部に押し付けるための外力を、ICチップアセンブリに与える機構を有していてもよい。
また、上記の実施形態では、現像カートリッジがドロアユニットに装着された。しかしながら、現像カートリッジは、ドロアユニットではなく、感光ドラムを有するドラムカートリッジに装着されてもよい。そして、現像カートリッジが装着されたドラムカートリッジが、画像形成装置に装着されてもよい。すなわち、フレームは、画像形成装置に着脱可能なドラムカートリッジであってもよい。また、現像カートリッジは、ドロアユニットまたはドラムカートリッジを介することなく、画像形成装置の本体部に、直接装着されてもよい。感光ドラムは、画像形成装置の本体部内に設けられてもよい。
また、上記の実施形態では、ホルダの外表面に、電気的接触面を有するICチップが固定されていた。しかしながら、ホルダの外表面には、電気コネクタと接触する電気的接触面のみを固定し、ICチップの電気的接触面以外の部分は、現像カートリッジの他の箇所に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアが、互いに、ギア歯の噛み合いによって係合していた。しかしながら、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアは、摩擦力により互いに係合していてもよい。例えば、互いに係合する2つのギアの外周部に、複数のギア歯の代わりに、摩擦部材(例えばゴム)が設けられてもよい。
また、上記の実施形態では、カートリッジとして、現像ローラを有する現像カートリッジを用いていた。しかしながら、フレームに装着されるカートリッジは、現像ローラをもたないトナーカートリッジであってもよい。
また、画像形成装置を構成する各部品の細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 現像カートリッジ
10 ケーシング
11 第1端面
12 第2端面
13 収容室
20 アジテータ
30 現像ローラ
40 第1ギア部
41 カップリング
42 現像ローラギア
43 アイドルギア
44 第1アジテータギア
45 第1カバー
46 第1柱状突起
50 第2ギア部
51 第2アジテータギア
52 検知ギア
53 導電部材
54 第2カバー
55 第2柱状突起
60 ICチップアセンブリ
61 ICチップ
62 ホルダ
71 第1ホルダ部材
72 第2ホルダ部材
73 コイルばね
90 ドロアユニット
91 スロット
92 感光ドラム
93 離間レバー
94 加圧部材
95 押圧部材
100 画像形成装置
521 検知突起
611 電気的接触面
710 第1外表面
720 第2外表面
911 第1ガイドプレート
912 第2ガイドプレート
913 端子部
914 ガイド突起
915 第1ガイド面
916 第2ガイド面
917 第3ガイド面
918 第4ガイド面
919 ストッパ面
920 第5ガイド面
921 支持面


Claims (16)

  1. 画像形成装置であって、
    カートリッジであって、
    第1方向に延び、現像剤を収容可能な筐体と、
    電気的接触面を有する記憶媒体と、
    前記第1方向における前記筐体の一方に位置し、前記電気的接触面と交差する第2方向の一方に位置する第1外表面に前記電気的接触面を保持し、前記筐体に対して前記第1外表面が第2方向に移動可能であるホルダと、
    を備えるカートリッジと、
    前記カートリッジが装着可能なフレームであって、
    第1ガイド面と、
    前記第1ガイド面と前記第2方向に間隔をあけて配置される第2ガイド面と、
    前記電気的接触面と接触可能な電気接点と、
    前記電気接点と前記第2方向において対向する支持面と、
    を備えるフレームと、
    を備え、
    前記フレームに前記カートリッジが装着されるときに、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に、前記ホルダが挿入方向に挿入され、
    前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との前記第2方向の間隔が、前記挿入方向へ向かうにつれて、第1距離から第2距離に縮小し、
    前記電気接点は、前記第1ガイド面よりも、前記フレームの挿入口から遠く、
    前記電気接点と前記支持面との前記第2方向の間隔は、前記第2距離よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームに前記カートリッジが装着されるときに、前記第1外表面と前記第1ガイド面とが接触した後に、前記電気的接触面と前記電気接点とが接触することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記ホルダは、
    前記第2方向の他方に位置し、前記第1外表面に対して前記第2方向に移動可能な第2外表面
    をさらに備え、
    前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に前記ホルダが挿入されるときに、前記第1外表面と前記第2外表面との前記第2方向の距離が変化することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記ホルダは、
    前記第1外表面と前記第2外表面との間に位置し、前記第2方向に伸縮可能な弾性部材と、
    をさらに備え、
    前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に前記ホルダが挿入されるときに、前記弾性部材の前記第2方向の長さが変化し、
    前記弾性部材の弾性力によって、前記電気的接触面が、前記電気接点に接触することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1ガイド面および前記第2ガイド面の双方が、前記挿入方向に対して傾斜した平坦面であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記電気的接触面は、前記第1外表面において、前記第2方向に凹んだ位置に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記ホルダは、前記電気的接触面と前記第1方向に隣接する表面を有し、
    前記電気的接触面は、前記表面よりも凹んだ位置に配置され、
    前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に前記ホルダが挿入されるときに、前記表面が、前記第1ガイド面に接触することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームは、
    第3ガイド面と、
    前記第3ガイド面と前記第1方向に間隔をあけて配置される第4ガイド面と、
    をさらに備え、
    前記フレームに前記カートリッジが装着されるときに、前記第3ガイド面と前記第4ガイド面との間に、前記ホルダが前記挿入方向に挿入され、
    前記第3ガイド面と前記第4ガイド面との前記第1方向の間隔が、前記挿入方向へ向かうにつれて縮小することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記第3ガイド面および前記第4ガイド面は、前記電気接点よりも、前記挿入口側に位置することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記第3ガイド面および前記第4ガイド面は、前記第1ガイド面および前記第2ガイド面よりも、前記挿入口側に位置することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームは、
    前記電気接点よりも前記挿入口からの距離が遠く、かつ、前記ホルダと前記挿入方向に対向するストッパ面
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームは、
    前記電気接点よりも前記挿入口からの距離が近く、かつ、前記ホルダと前記挿入方向に対向する第5ガイド面
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームは、
    第1方向に延びる第1軸について回転可能な感光ドラム
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームは、前記カートリッジが装着可能なスロットを複数有し、前記スロット毎に、前記感光ドラムを備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項13に記載の画像形成装置であって、
    前記フレームは、画像形成装置に着脱可能なドラムカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、
    前記第1方向に延びる第2軸について回転可能な現像ローラ
    をさらに備えることを特徴とする画像形成装置。
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