JP3749484B2 - ガスショックアブソーバのためのガス充填装置及びガス充填方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスショックアブソーバのガス充填装置及びガス充填方法に関し、特に、コーキング前にショックアブソーバのベースシェル組立体へのガス充填を可能にする装置及び方法に関するものである。本発明の装置及び方法は、ガス充填のためのガス注入口を別途にベースシェル組立体の外周縁に穿孔する必要がない。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車は、地面から運転者への衝撃を緩和すると共に車体を保護するための懸架装置を備えている。
【0003】
懸架装置は、バネ及びガスショックアブソーバを含む。バネは、地面から伝達される衝撃を吸収し、ショックアブソーバは、バネの膨脹を抑えることによりバネの振動を減衰させるものである。
【0004】
図1に示されているように、ガスショックアブソーバは、シリンダ構造のベースシェル組立体75と、ベースシェル組立体の内部に往復運動自在に組み込まれたロッド組立体71と、ロッドガイド73と、オイルシール74とを有し、ベースシェル組立体75の内部空間にはオイル及びガスが充填されている。
【0005】
ここで、従来の技術におけるガス充填方法を以下に説明する。
【0006】
まず、ベースシェル組立体75の外周面を穿孔することによってガス注入口を形成する。穿孔した穴からチューブ組立体及びベースシェル組立体75内にオイルを注入する。その後、ロッド組立体71をチューブ組立体に固定し、ロッドガイド73及びオイルシール74をベースシェル組立体75に結合した後、コーキング装置によってベースシェル組立体75の上部をコーキングする。
【0007】
コーキング装置によりベースシェル組立体75の上部を完全密封した後、ガス注入口からガスを注入する。その後、ガス注入口を完全に溶接する。
【0008】
しかし、このような従来のガス充填方法では、ガスを注入するためのガス注入口を別途にベースシェル組立体の外周面に穿孔する不便があった。この方法では、ベースシェル組立体75の損傷及び耐久性低下の点で問題があった。
【0009】
上記問題点を解消するために、本発明の出願人は、別途にガス注入口をベースシェル組立体に穿孔する必要がなく、充填ジグを利用してロッドとロッドガイドの間の隙間からガスをガスショックアブソーバに充填し、ベースシェル組立体の上部をコーキングするようなガス充填装置及びその方法を出願した。
【0010】
しかし、このときの出願にも欠点があり、それは充填ジグを間に挿入する過程でロッドの表面又はオイルシールを損傷してしまうことであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とすることは、ベースシェル組立体上に別途にガス注入口を穿孔する必要がなく且つガス充填工程中にロッド及びオイルシールを損傷しないような、ガスショックアブソーバのためのガス充填装置及びガス充填方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一様態によれば、ガスショックアブソーバのベースシェル組立体内にガスを注入するためのガス充填装置であって、ロッドチャッキング手段、コーキングジグ、オイルシールプッシング手段及びジグ筐体を有し、ベースシェル組立体の上部からガスを充填した後直ちに仮コーキングすることにより密封することができるガス充填ユニットと、充填したオイルの圧力によって上昇されたロッドを押すことによりベースシェル組立体の内部にチューブ組立体及びロッドガイドを所定の位置に配置できるようにする組立位置補正ユニットとを含むことを特徴とするガスショックアブソーバのガス充填装置が提供される。
【0013】
また、本発明の他の様態によれば、ガスショックアブソーバのベースシェル組立体の内部にガスを注入するためのガス充填方法であって、チューブ組立体とロッドガイドの組立位置を補正して所定の位置に固定するステップと、ガス充填ユニットに移送されたベースシェル組立体をクランプするステップと、ガス充填ユニットを1次下降させてコーキングジグによってベースシェル組立体の上部を密封するステップと、ロッドチャッキング手段を下降させてロッドの雄ネジ部をコレットの内部に嵌め込むステップと、コレット筐体装置を下降させてコレットによってロッドの雄ネジ部をチャッキングするステップと、ロッドチャッキング手段110を持ち上げることによりオイルシール74をベースシェル組立体75の上部から離脱させるステップと、オイルシールとベースシェル組立体の上端部との間にガスを注入するステップと、ガス充填ユニットを2次下降させてオイルシールをベースシェル組立体の上部に挿入すると同時にコーキングジグの内側に突出したコーキング突起によってベースシェル組立体の上部を1次コーキング(仮コーキング)するステップと、1次コーキングされたベースシェル組立体をガス充填ユニットから分離後2次コーキング(本コーキング)するステップとを含むことを特徴とするガスショックアブソーバのガス充填方法が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施例について、図1乃至図18を参照して以下に詳細に説明する。
【0015】
図1は、通常のガスショックアブソーバの正面図であり、ベースシェル組立体75、ロッド71、チューブ組立体72、ロッドガイド73及びオイルシール74が含まれ、ベースシェル組立体75内には所定の混合比のオイル−ガス混合体が充填されている。このとき、ガスショックアブソーバの長さは、必要なダンパ特性又は車種によって異なる可能性がある。
【0016】
図2は、本発明に基づくガス充填装置の正面図であり、図3は、図2の側面図である。
【0017】
図2に示されているように、ベースシェル組立体75内にガスを注入するためのガス充填ユニットには、ロッドチャッキング手段110、コーキングジグ130及びジグ筐体150を有するガス充填ユニット10と組立位置補正ユニット90が含まれている。組立位置補正ユニット90は、オイル圧力によって上昇したロッド71を押し下げることにより、チューブ組立体72及びロッドガイド73をベースシェル組立体75の内部に配置する。ガス充填ユニットは、ベースシェル組立体の上部からガスを充填した後に仮コーキングして密封することができる。
【0018】
ガス充填ユニット10は、複数のフレーム60に支持されており、ガス充填ユニット昇降ガイド30(例えば垂直方向に設けられたリニアモータガイド)に結合されている。ガス充填ユニット10及びガス充填ユニット昇降ガイド30は、昇降アクチュエータ20によって垂直方向に移動する。
【0019】
ガス充填ユニット10の下部には、フレーム60に支持されたベースシェル組立体固定ユニット40が設けられており、ベースシェル組立体75を堅くクランプしている。
【0020】
コンベヤーシステム(図示せず)によって搬送されるパレット移送ユニット50は、ベースシェル組立体固定ユニット40より下に設置される。ベースシェル組立体75は、パレット移送ユニット50上に設置されて、ガス充填ユニット10に移送される。ベースシェル組立体75の下部は、パレット80に支持されている。
【0021】
チューブ組立体72、ロッドガイド73及びロッド71は、従来の組立工程によって組み立てられ、ベースシェル組立体75内に配置されたものであるが、固定がなされておらず、ベースシェル組立体75にはオイルが既に充填されているため、不安定な状態になっている。このように不安定な条件下でガス充填及びコーキング工程を実行すれば、チューブ組立体72及びロッドガイド73をベースシェル組立体75の所定位置に取り付け損なう可能性がある。従って、ベースシェル組立体75をガス充填ユニット10に移送する前にこのような不良発生要因を取り除いておくことが望ましい。
【0022】
上記問題の発生を防止するために、ガス充填ユニット10の左側に組立位置補正ユニット90が設けられている。
【0023】
図2に示されているように、組立位置補正ユニット90には、ベースシェル組立体クランピング手段160及びロッドプッシング手段170が含まれている。組立位置補正ユニット90は、ロッド71を押し下げることにより、チューブ組立体72及びロッドガイド73をベースシェル組立体75内の各所定の位置にしっかり取り付ける。それによって、ロッドガイド73及びチューブ組立体72がベースシェル組立体から離脱しないようにし得る。また、ガスを注入する際、或いは主としてベースシェル組立体75の上部をコーキングする際に、ベースシェル組立体75及びチューブ組立体72の位置がずれないようにし得る。
【0024】
図4及び図5は、本発明に基づくベースシェルクランピング手段160のそれぞれ正面図及び平面図であり、図6は、本発明に基づくロッドプッシング手段170の正面図である。
【0025】
図4及び図5に示されているように、ベースシェルクランピング手段160は、従来の組立工程から移送されてきたベースシェル組立体75をクランプし、ロッドプッシング手段170の直下に設置するものである。ベースシェルクランピング手段160には、シリンダ361、2枚のプレート362、2つのブラケット363、2つのガイドブロック364、2つのガイド365及び2つのジョイントホルダ366が含まれている。
【0026】
水平方向の往復運動を供給する各シリンダ361は、ベースシェル組立体75の対応する端部の隣に配置された対応するブラケット363によって、対応するプレート362上に固着される。ガイド365は、シリンダ361の往復運動の方向に沿って往復摺動するように、各プレート362の一端に摺動自在に結合される。
【0027】
各シリンダ361のロッドの端部は、ガイドブロック364によってガイド365に噛合している。これにより、シリンダ361の往復運動によってガイド365が往復運動する。ジョイントホルダ366は、各ガイド365の頂端に設けられている。各ジョイントホルダ366はV字構造を有し、それによって、シリンダ構造を有するベースシェル組立体75の外周面に密着し、ベースシェル組立体75を堅くクランプする。好適には、両ジョイントホルダ366の一方を平面状のジョイントホルダ366a、他方をV字状のジョイントホルダ366bとして提供する。これは、ベースシェル組立体75及び両ホルダが三点支持されるので、ベースシェル組立体75の中心を保持するのに効果的である。
【0028】
図6に示されているように、ロッドプッシング手段170には、上部及び下部固定プレート372、シリンダ371、ジョイントバー382及びロッド加圧プレート383が含まれている。上部固定プレートは、垂設されている1対のポスト375によって下部固定プレート上に取り付けられる。上部固定プレート372上には、往復運動を提供するシリンダ371が垂設される。ジョイントバー382及びロッド加圧プレート383は、シリンダ371のロッドの頂端に結合され、ロッド71の上部を加圧する。
【0029】
更に、垂直方向に往復運動をするコンパクトシリンダ373が下部固定プレート372上に設けられる。コンパクトシリンダ373のロッドの端に駆動プレート374を水平方向に設けると、駆動プレート374はコンパクトシリンダ373によって垂直方向に動かされる。駆動プレート374の両端は、ボールブシュ376手段を介して1対のポスト375によってガイドされる。駆動プレート374の下部では、シリンダ構造のフランジ378がシリンダ371のロッドの周りに螺合されている。フランジ378の下部では、ガイドバー380がシリンダ371のロッドと平行に垂設される。ガイドバー380の端部では、オイルシール74を加圧するようにオイルシールプッシング部381が設けられている。
【0030】
図6に示されているように、シリンダ371のロッドとロッド加圧プレート383は、ジョイントバー382を介して連結されている。ロッド加圧プレート383は、ガイドプレート385及びボールブシュ386を介して1対のガイドバー380に摺動自在に結合されている。ロッド加圧プレート383の中心部では、ネジにより垂直方向の高さ調節が自在であるようにロッドプッシング部384が結合される。
【0031】
更に、下部固定プレート372上に筐体379が設けられ、フランジ378の外面に摺動自在に結合される。筐体379とフランジ378は、安定して上下に移動することができる。フランジ378とガイドバー380が互いに干渉しないように、一定の空間部が筐体379の内部に形成されている。筐体379は空間部を除く残りの部分に摺動自在に接触し、オイルレスブッシュ387はスライディング接触部に装着される。
【0032】
従来の組立工程によってベースシェル組立体75が組立位置補正ユニット90に到達すると、ベースシェル組立体75の外周面はベースシェル組立体クランピング手段160によってクランプされる。その後、ロッドプッシング手段170はオイルシール74とロッド71を独立して加圧し、それらを所定位置に配置する。
【0033】
ここで、以下にロッドプッシング手段170の動作の説明する。
【0034】
コンパクトシリンダ373が圧縮されると、駆動プレート374、フランジ378、ガイドバー380及びオイルシールプッシング部381が下降し、それによってオイルシール74の上部を押し下げる。その後、シリンダ371を下方に伸張させることにより、ジョイントバー382及びロッド加圧プレート383が下降し、それによってロッドプッシング部384がロッド71の上部を押す。ここで、ベースシェル組立体75の内部にロッド71を挿入すればするほど、ベースシェル組立体75の内部の空間部が減少し、それによって空気が圧縮される。このようにして、ベースシェル組立体75に含まれている空気が圧縮されるにつれてオイルシール74が押し上げられる。一方、オイルシール74はオイルシールプッシング部381によって加圧されている状態であるため、コンパクトシリンダ373を伸張させてオイルシールプッシング部381をゆっくり持ち上げることにより、圧縮空気が外部へ排出される。
【0035】
前述のように、ベースシェル組立体75内に一時的に組み立てられたチューブ組立体72及びロッドガイド73は、それぞれの所定の位置に配置することができ、ベースシェル組立体75の位置不良及び故障は回避し得る。
【0036】
組立位置補正ステップは、従来の組立工程から移送されたロッド71の引抜程度によって選択的に省略することもできる。すなわち、ベースシェル組立体75にオイルが充填されている条件下では、ロッド71の位置が所定高さより低ければ組立位置補正ステップを省略することができる。
【0037】
一方、ロッド71の位置が所定高さより高い場合にのみ、組立位置補正ステップを行うことが望ましい。組立位置補正ステップを行うために、ロッド71の引抜程度を検知するセンサが更に取り付けられる。
【0038】
図7、図8及び図9は、本発明に基づくガス充填ユニット10のそれぞれ正面図、平面図及び側面図である。図10は、本発明に基づくガス充填ユニット10の内部結合構造を拡大して示した正面図である。
【0039】
前述のように、ガス充填ユニット10には、ロッドチャッキング手段110、コーキングジグ130、オイルシールプッシング手段140及びジグ筐体150が含まれている。
【0040】
一方、ガス充填ユニット10を支持するベースプレート11がガス充填ユニット昇降ガイド30を介してフレーム60上に設けられ、ガス充填ユニット昇降アクチュエータ20によって上昇及び下降する。
【0041】
上部プレート12及び下部プレート13は、ベースプレート11の上下に水平に固着される。サイドプレート14は、上部プレート12と下部プレート13の両端に垂設される。
【0042】
ロッドチャッキング手段110は、サイドプレート14に隣設される。ジグ筐体150は、下部プレート13の下に固着される。コーキングジグ130は、ジグ筐体150の下に設けられる。オイルシールプッシング手段140は、ジグ筐体150内に設けられる。ロッドチャッキング手段110のコレット筐体343及びコレット組立体213は、ジグ筐体150の中心部を介して垂設される。
【0043】
ここで、ロッドチャッキング手段110は、複数のコレット331によってベースシェル組立体75においてロッド71をチャッキングするためのものであり、ロッドチャッキング手段110には、ロッドチャッキング手段駆動装置210、コレット筐体装置212、コレット組立体213、ロッド検知バー214及びロッド検知バーセンサ215が含まれる。
【0044】
ロッドチャッキング手段駆動装置210には、サーボモータ310、ボールスクリュー313、タイミングベルト317、ナット筐体316、ナット筐体プレート318、リニアモータガイド319、320が含まれ、サーボモータ310は固定ブラケット321によってサイドプレート14に隣設され、ボールスクリュー313は支持ブロック314、315によってサイドプレート14の隣りに回動自在に垂設され、タイミングベルト317は駆動力をサーボモータ310及びボールスクリュー313の下方に設けられたプーリ311、312に伝達するために設けられ、ナット筐体316はボールスクリュー313の回転運動を直線運動に変換するべくボールスクリュー313に結合され、ナット筐体プレート318はナット筐体316に隣設され、リニアモータガイド319、320はサイドプレート14に隣設されたリニアモータブロック322、323に摺動自在に結合されるようにナット筐体プレート318上に設けられている。
【0045】
ロッドチャッキング手段駆動装置210内のボールスクリュー313は、サーボモータ310を駆動することにより回動させる。ナット筐体316及びナット筐体プレート318は、ボールスクリュー313の回動によって垂直方向に上昇及び下降する。リニアモータガイド319、320は、ナット筐体プレート318の往復運動を安定して支持する役割をする。
【0046】
図10に示されているように、コレット筐体装置212及びコレット組立体213は、ナット筐体プレート318の下方に設けられる。
【0047】
コレット組立体213は、内部が中空をなしているコレット連結バー332及びコレット連結バー332端部の複数のコレット331から構成される。各コレット331は傾斜曲面をなしており、複数のコレット331は円錐構造をなしている。また、コレット331は、コレット連結バー332から所定区間に沿って水平方向に動くことができるように、結合部に余分な空間を確保している。
【0048】
一方、コレット筐体装置212は、円錐構造をなすコレット331を締め付けるためのものであり、シリンダ341、駆動プレート342及びコレット筐体343を含む。シリンダ341はナット筐体プレート318の下方に固着され、コレット筐体343はシリンダ341によって垂直方向に往復運動するように駆動プレート342を介して設けられている。図10を参照すると、コレット筐体343は、中空部を有するシリンダ構造からなり、ジグ筐体150とコレット連結バー332の外周縁との間で往復運動するように摺動自在に結合されている。コレット筐体343の端は、コレット331の傾斜曲面に対して反対方向に傾斜曲面をなしており、それによって、コレット筐体343が下降する際に傾斜面に沿って接触することにより複数のコレット331が漸次締め付けられる。すなわち、コレット331の内部に挿入されたロッドはチャッキングされる。Oリング216及びブッシュ217は、密封状態で摺動自在になるようにコレット筐体343とコレット連結バー332の間に配置される。
【0049】
ロッド検知バー214は、コレット連結バー332の中空部に挿入され、ロッド71と接触する。ロッド検知バー検知センサ215によって検知される検知部226及びロッド検知バー214の下降を停止するストッパー227は、ロッド検知バー214の上部に設けられる。ストッパー227は、自重によってコレット連結バー332の上部で懸吊されて停止し、それによってロッド検知バー214を停止させる。
【0050】
ロッド検知バー検知センサ215は、ナット筐体プレート318に固着されており、ロッド検知バー214がロッド71によって所定高さより高い位置まで持ち上げられると、ロッドチャッキング手段110の下降を検知部226により検知することにより制御することができる。
【0051】
Oリング218及びブッシュ219は、コレット連結バー332とロッド検知バー214の間の間隙が密封状態であってもロッド検知バー214の上下運動が可能であるように、コレット連結バー332とロッド検知バー214の間に挿入されている。
【0052】
ロッドチャッキング手段110は、ベースシェル組立体75の上部からガスを注入するために、サーボモータ310によって下降させる。ロッド71がコレット331内に挿入されると、ロッド検知バー214及びロッドバー検知センサ215によってロッドチャッキング手段110が停止される。その後、シリンダ341の駆動によってコレット筐体343が下降し、それによって、コレット331を締め付けることによりロッド71がチャッキングされる。チャッキングされたロッド71は上方にわずかに持ち上げられ、同時にオイルシールプッシング手段140もオイルシール74と同様に持ち上げられる。そのため、ベースシェル組立体75の上部とオイルシール74の間にガスを注入するための空間が設けられる。
【0053】
図11に示されているように、ジグ筐体150内に設けられたオイルシールプッシング手段140は、ガス充填ユニット10を下降させる際にオイルシール74を加圧するためのものである。オイルシールプッシング手段140は、ガス充填ユニット昇降アクチュエータ20の駆動力を吸収してオイルシール74に直接伝達されないようにする構造を有している。オイルシールプッシング手段140には、プッシャ244、ピン243、コイルバネ242、バネ筐体247及びバネボルト241が含まれ、プッシャ244はオイルシール74の上部と接触しており、ピン243は緩衝力が働く方向にプッシャ244の上部に設けられてプッシャ244に緩衝ストロークを提供しており、コイルバネ242はピン243の上部に固着されてプッシャ244に緩衝力を提供しており、バネ筐体247はコイルバネ242及びピン243の端が挿入される空間を提供し、ジグ筐体150と下部プレート13の間に気密に結合されており、バネボルト241はコイルバネ242の上部に螺合されている。更に、スライディング接触部が気密に保持されるように、Oリング245がプッシャ244とジグ筐体150の間に挿入される。Oリング246は、バネ筐体247とピン243の間にも気密に挿入される。Oリング248及びブッシュ249は、バネ筐体247とコレット筐体343の間のスライディング接触部にも気密に挿入される。
【0054】
このようにして、オイルシールプッシング手段140は、オイルシール74がプッシャ244によって加圧されて過負荷がかけられた際に、コイルバネ242を圧縮することにより超過圧力がオイルシール74に伝達されないようにする。
【0055】
図12は、本発明に基づくコーキングジグの概略部分断面図である。
【0056】
図示のように、コーキングジグ130は、ジグ筐体150の下方に固着されており、ジグ筐体挿入部131、フランジ部132及びガス充填部133から構成されている。ジグ筐体挿入部131の外周面は結合部を気密に保持するためにOリング溝231を形成し、フランジ部132はジグ筐体150と螺合するための複数の螺合溝232が形成されており、ガス充填部133の内部にはベースシェル組立体75を気密に保持するためのパッキン溝233が形成されている。Oリング234及びパッキン235は、Oリング溝231及びパッキン溝233に挿入される。
【0057】
ガス充填部133の内径は、ベースシェル組立体75の外径に対応するように形成される。ガス充填部133の端部にガス注入口236が形成され、ここを通ってガスが通過するようにする。ガス注入口236にガス供給ライン(図示せず)を連結することにより、高圧ガスが供給される。
【0058】
ステージ段部237が、ガス充填部133の内側切断面の上部に内周縁に沿って形成される。ステージ段部237の内径は、プッシャ244の外径と対応するように形成される。複数のコーキング突起238が、ステージ段部237の底面に内周面に沿って一定の間隔で形成される。V字型のコーキング突起238は、コーキングジグ130が下降する際にベースシェル組立体75の上部を加圧して曲げる。
【0059】
一方、図13は本発明に基づくコーキングジグ130の下面図である。コーキングジグ130には、ベースシェル組立体検知センサ432及びオイルシール検知センサ433が含まれている。ベースシェル組立体検知センサ432は、ベースシェル組立体75の上部がガス充填部133の内部に入ってくるのを検知することによりガス充填ユニット10の下降を停止させるためのものであり、オイルシール検知センサ433は、ロッドチャッキング手段110がロッド71及びオイルシール74を持ち上げる際にオイルシール74を検知することによりロッドチャッキング手段110の上昇を停止させるためのものである。ベースシェル組立体検知センサ432にはアプローチセンサが適用され、オイルシール検知センサ433には光センサが適用される。
【0060】
ベースシェル組立体検知センサ432は、コーキングジグ130のガス充填部133がベースシェル組立体75の上部が密封されるように十分深く挿入できるように適切な高さに設けられることが望ましい。
【0061】
オイルシール検知センサ433は、ガス注入口236がベースシェル組立体75の上部と離脱したオイルシール74との間に位置し得るように、ガス注入口236の位置より高い所定位置に設けられることが望ましい。
【0062】
図14は、ガス充填ユニット10の荷重がベースシェル組立体75を支持しているコンベヤー装置(パレット移送ユニット)50に移送されないようにするためのサイドロック装置120を示した斜視図である。
【0063】
図3に示されているように、サイドロック装置120はパレット移送ユニット50を保護するために設けられる。
【0064】
図14に示されているように、サイドロック装置120には、駆動支持板222、支持板昇降シリンダ220、支持スリーブ221、支持ブロック225、支持ブロック挿入シリンダ223が含まれ、支持板昇降シリンダ220は駆動支持板222に昇降運動力を提供するために水平に設けられているフレーム60を貫通しその下方に設けられており、支持スリーブ221は支持板昇降シリンダ220のロッドの往復運動を支持するようにフレーム60の下方に設けられており、支持ブロック225は駆動支持板222に加えられる荷重をフレーム60に与えることができるように駆動支持板222とフレーム60の間に挿入されており、支持ブロック挿入シリンダ223は支持ブロック225を水平方向に往復運動させるように設けられている。ブラケット224は、支持ブロック225と支持ブロック駆動シリンダ223を結合するためのものである。
【0065】
図示のように、ベースシェル組立体75を含むパレット80がガス充填ユニット10の下部に到達すると、サイドロック装置120が動作を開始する。すなわち、駆動支持板222は、支持板昇降シリンダ220によって一定の高さに上昇してパレット80を持ち上げ、駆動支持板222とフレーム60の間に支持ブロック225が出入りすることができる空間を設ける。その後、支持ブロック225は、支持ブロック駆動シリンダ223によって水平方向に移動し、フレーム60と駆動支持板222との間に挿入される。駆動支持板222に加えられる荷重は、支持ブロック225によって、フレーム60にガイドし、支持板昇降シリンダ220及びパレット移送ユニット50に伝達されることを防止する。支持板昇降シリンダ220のロッドとの干渉が起こらないように、支持ブロック225にU字型溝226が形成されている。
【0066】
図15は、本発明に基づくロッドバープッシング装置180の正面図であり、ロッドバープッシング装置180は、ロッドチャッキング手段110が下降する際にロッド71によって持ち上げられたロッドバー214を押し下げて元の位置に戻すことができるようにするものである。
【0067】
ロッドバープッシング装置180には、シリンダ280、ヒンジバー284、ヒンジブラケット282が含まれ、シリンダ280はナット筐体プレート318の端に垂設されており、ヒンジバー284の一方はシリンダ280のロッドの端部にヒンジ結合されており、ヒンジバー284の他方はロッド検知バー214の上部に位置し、ヒンジブラケット282はヒンジバー284がレバー運動(シーソー運動)することができるようにヒンジバー284の中間部を支持している。ナックル283は、シリンダ280のロッドとヒンジバー284のヒンジ結合から生じるヒンジ結合点の曲面運動によって発生する変位を吸収するためのものであり、ヒンジ結合点の曲面運動による横方向の変位は、ヒンジ結合部に水平に設けられる長孔285に吸収される。
【0068】
本発明に基づくガスショックアブソーバのガス充填装置を用いるガス充填方法について以下に説明する。
【0069】
図16は、本発明に基づくガス充填方法を示した工程ブロック図である。
【0070】
図示のように、ガス充填方法は、チューブ組立体72及びロッドガイド73が所定の位置に固定されるように組立位置を補正するステップと、ガス充填ユニット10に移送されたベースシェル組立体75をクランプするステップと、コーキングジグ130によってベースシェル組立体75の上部を密封するためのガス充填ユニット10を1次下降するステップと、コレット331の内部にロッド71の雄ネジ部を入れるためのロッドチャッキング手段110を下降するステップと、コレット331によってロッド71の雄ネジ部をチャッキングするためのコレット筐体装置212を下降するステップと、ロッドチャッキング手段110を持ち上げることによりオイルシール74をベースシェル組立体75の上部から離脱させるステップと、オイルシール74とベースシェル組立体75の上部の間にガスを注入するステップと、オイルシール74をベースシェル組立体75の上部に挿入すると同時にコーキングジグ130の内側に突出したコーキング突起234によってベースシェル組立体75の上部を1次コーキング(仮コーキング)するためのガス充填ユニット10を2次下降するステップと、仮コーキングされたベースシェル組立体75をガス充填ユニット10から分離することにより2次コーキング(本コーキング)するステップとを有する。
【0071】
組立位置補正ステップは、ベースシェル組立体クランピング手段160によって行われるベースシェル組立体クランピングステップと、ロッドプッシング手段170によって行われるロッドプッシングステップに分けられる。
【0072】
ベースシェル組立体クランピングステップでは、従来の組立工程から移送されてきたベースシェル組立体75をロッドプッシング手段170の下方に設置する。
【0073】
ロッドプッシングステップでは、コンパクトシリンダ373を圧縮して駆動プレート374、フランジ378、ガイドバー380及びオイルシールプッシング部381を下降させることにより、オイルシール74の上部が押される。次に、シリンダ371が下方に伸張される際にジョイントバー382及びロッド加圧プレート383が下降し、それによりロッドプッシング部384がロッド71の上面を押す。その後、コンパクトシリンダ373を伸張することによりオイルシールプッシング部381がゆっくり持ち上げられ、これが結果的にオイルシール74を持ち上げ、ベースシェル組立体75内の圧縮空気を外部に排出することを可能にする。
【0074】
一方、組立位置補正ステップは、前述のように従来の組立工程を通じて移送されたロッド71の引抜程度によって選択的に省略することもできる。すなわち、ロッド引抜量検知センサを利用することによって、ロッド71の引抜位置が所定の高さ以下であれば組立位置補正ステップを省略し、ロッド71の引抜位置が所定の高さ以上である場合のみ組立位置補正ステップを行うことが望ましい。
【0075】
組立位置補正ユニット90において組立位置が補正されたベースシェル組立体75は、パレット80に載せられた後、ガス充填ユニット10に移送される。
【0076】
ガス充填ユニット10に移送されたパレット80及びベースシェル組立体75は、ベースシェル組立体クランピングステップを行う前にサイドロック挿入ステップを行うことが望ましい。
【0077】
図18に示されているように、サイドロック挿入ステップでは、駆動支持板222は支持板昇降シリンダ220によって所定位置に持ち上げられる。これによりパレット80を持ち上げ、結果としてフレーム60と駆動支持板222の間に支持ブロック225が出入りすることができる空間が設けられる。駆動支持板222に加えられる荷重は、支持板昇降シリンダ220及びパレット移送ユニット50を昇降及び下降する支持板に伝達されることを防止する。その代わりに、前記荷重を支持ブロック225によってフレーム60にガイドされる。
【0078】
図3に示されているように、サイドロック装置120によって持ち上げられたベースシェル組立体75は、ベースシェル固定ユニット40によってクランピングされる。
【0079】
次に、ガス充填ユニット10は、ガス充填ユニット昇降アクチュエータ20によって1次下降する。ガス充填ユニット10は、ベースシェル検知センサ232がベースシェル組立体75の上部に接触するまで下降することになる。ガス充填ユニット10の1次下降によって、ベースシェル組立体75の上部の外周縁は、コーキングジグ130のガス充填部133が十分密封される深さで挿入される。
【0080】
次に、ロッドチャッキング手段110は、ロッドチャッキング手段駆動装置210によって下降する。ロッド71の雄ねじ部がコレット332の内部に挿入されることによりロッド検知バー214を持ち上げて、ロッド検知バー214の検知部216がロッド検知バーセンサ215によって検知されるとき、ロッドチャッキング手段110の下降は停止する。
【0081】
一方、ロッドチャッキング手段駆動装置210では、ボールスクリュー313はサーボモータ310の駆動によって回動する。ナット筐体316及びナット筐体プレート318は、ボールスクリュー313の回動によって垂直方向に上昇及び下降する。
【0082】
次に、コレット筐体343は、コレット筐体装置212のシリンダ341によって下降する。コレット筐体343の端部は、コレット331の傾斜曲面に対して反対の傾斜曲面をなしており、コレット筐体343の端部を下げれば下げるほど、複数のコレット331は漸次締め付けることができる。
【0083】
次に、ロッドチャッキング手段110が上昇するとき、コレット331によってチャッキングされたロッド71が共に持ち上げられる。このとき、オイルシールプッシング手段140が作動して上昇するので、オイルシール74が上昇してベースシェル組立体75の上部とオイルシール74の間にガスを注入する空間が設けられる。ロッドチャッキング手段110のサーボモータ310は、オイルシール検知センサ433によって検知信号が入力されるとき、停止する。
【0084】
次に、ガスがガス注入口236から充填される。
【0085】
ガスが十分充填された後、ガス充填ユニット10は2次下降する。ガス充填ユニット10の2次下降によって持ち上げられていたオイルシール74がベースシェル組立体75の上部に挿入されると共に、1次コーキングが行われる。
【0086】
一方、オイルシールプッシング手段140は、ガス充填ユニット10が下降するとき、オイルシール74に直接伝達されるガス充填ユニット昇降アクチュエータ20からの駆動力を緩衝させる。オイルシールプッシング手段140は、最適荷重が加えることによりオイルシール74の損傷を防止する役割をする。
【0087】
すなわち、プッシャ244がオイルシール74を加圧するとき、コイルバネ242が圧縮されることにより、過剰な加圧力がオイルシール74に伝達されることを防止する。
【0088】
一方、1次コーキングは、ガス充填ユニット昇降アクチュエータ20の加圧力で下降するコーキング突起238によって行われる。
【0089】
このように、ガス充填及び1次コーキングが終了したベースシェル組立体75は、2次コーキング工程及び仕上げ工程に移行する。
【0090】
一方、ロッドバープッシング装置180は、ロッドチャッキング手段110が下降するとき、ロッドバー214がロッド71によって持ち上げられた後、ロッドバー214を押し下げて元の位置に戻す役割をする。
【0091】
上記において本発明の好適な実施の形態について説明したが、当業者であれば、本発明の請求範囲を逸脱することなく種々の改変をなし得ることを理解されたい。
【0092】
【発明の効果】
従って、本発明によれば、ショックアブソーバのベースシェル組立体をコーキングする前にベースシェル組立体にガスを注入することができるガス充填装置及びガス充填方法を提供し、ガス充填のため別途にガス注入口をベースシェル組立体の外周縁に穿孔する必要がなく且つガス充填過程でロッド及びオイルシールが損傷することを防止することができる。
【0093】
更に、ベースシェル組立体にガスを注入する前に組立位置補正ステップを経ることにより、ベースシェル組立体の内部に仮組立された状態を保持しているチューブ組立体及びロッドガイドが所定の位置を探すことができ、製品不良を予防することができる。
【0094】
また、オイルシールプッシング手段によって、オイルシールを適正な加圧力で挿入することができる。
【0095】
また、サイドロック装置によって、ガス充填ユニット昇降アクチュエータの加圧力をフレームに誘導し、パレット移送ユニットを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なガスショックアブソーバを示す正面図である。
【図2】本発明に基づくガス充填装置を示す正面図である。
【図3】本発明に基づくガス充填装置を示す側面図である。
【図4】本発明に基づくベースシェルクランピング手段を示す正面図である。
【図5】本発明に基づくベースシェルクランピング手段を示す平面図である。
【図6】本発明に基づくロッドプッシング手段を示す正面図である。
【図7】本発明に基づくガス充填ユニットを示す正面図である。
【図8】本発明に基づくガス充填ユニットを示す平面図である。
【図9】本発明に基づくガス充填ユニットを示す側面図である。
【図10】本発明に基づくガス充填ユニットの内部構造を示す正面図である。
【図11】本発明に基づくオイルシールプッシング手段を示す正面図である。
【図12】本発明に基づくコーキングジグの概略部分断面図である。
【図13】本発明に基づくコーキングジグを示す下面図である。
【図14】本発明に基づくサイドロック装置を示す斜視図である。
【図15】本発明に基づくロッドバープッシング装置を示す正面図である。
【図16】本発明に基づくガス充填方法を示す工程ブロック図である。
【図17】本発明に基づくロッドプッシングステップの工程ブロック図である。
【図18】本発明に基づき組立位置補正ステップを選択的に行うための工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ガス充填ユニット
20 ガス充填ユニット昇降アクチュエータ
30 ガス充填ユニット昇降ガイド
40 ベースシェル組立体固定ユニット
50 パレット移送ユニット
60 フレーム
80 パレット
90 組立位置補正ユニット
110 ロッドチャッキング手段
120 サイドロック手段
130 コーキングジグ
140 オイルシールプッシング装置
150 ジグ筐体
160 ベースシェル組立体クランピング手段
170 ロッドプッシング手段
Claims (15)
- 内部に往復自在に組み込まれたロッドとオイルシールとを有するシリンダ構造で内部空間にオイル及びガスが充填されるガスショックアブソーバのベースシェル組立体の内部にガスを注入するためのガス充填装置であって、
充填されたオイルの圧力によって持ち上げられたロッドを押すことにより、前記ベースシェル組立体内でチューブ組立体及びロッドガイドをおのおの所定の位置に配置するための組立位置補正ユニットと、
前記ベースシェル組立体の上部からガスを充填した後直ちに仮コーキングすることにより前記ベースシェル組立体の上部を密封することができるようなガス充填ユニットとを含み、
前記ガス充填ユニットは、
前記ベースシェル組立体の一端を密封するための、その一端が挿入される中空の部材であるコーキングジグと、
前記ベースシェル組立体内の前記ロッドの末端をチャッキングするためのロッドチャッキング手段と、
前記コーキングジグの一端を支持するジグ筐体と、
前記ジグ筐体内に設けられて、前記ガス充填ユニットが下降したときに前記オイルシールを加圧するオイルシールプッシング手段とを有することを特徴とするガスショックアブソーバのガス充填装置。 - 前記ガス充填ユニット10が、ガス充填ユニット昇降アクチュエータ20によって昇降することができるように、リニアモータガイド30を介してフレーム60に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記組立位置補正ユニット90が、
ベースシェル組立体75をクランプするベースシェル組立体クランピング手段160と、
前記ベースシェル組立体75内に配置されたオイルシール74及びロッド71を独立して加圧するロッドプッシング手段175とを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記ロッドチャッキング手段が、
前記ロッドチャッキング手段を往復動させるモータを有するロッドチャッキング手段駆動装置210と、
円錐構造をなしロッドを把持しうる複数のコレットと、前記複数のコレットの末端でそれらを連結させる内部が中空のコレット連結バーとを有するコレット組立体213と、
前記ロッドを保持するべく前記複数のコレットを締め付けるコレット筐体装置212と、
前記コレット連結バーの中空部に挿入されて、ロッドと接触するロッド検知バー214と、
前記ロッド検知バーが前記ロッドによって所定高さより高い位置まで持ち上げられたことを検出するロッド検知バー検知センサ215とを有することを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記オイルシールプッシング手段140が、
前記オイルシール74の上部と接触するプッシャ244と、
緩衝ストロークをプッシャに供給するために、前記プッシャ244の上部に緩衝力が働く方向に沿って設けられるピン243と、
前記プッシャ244に緩衝力を提供するために前記ピン243の上部に装着されるコイルバネ242と、
前記コイルバネ242及び前記ピン243の一端が挿入される空間を提供し、前記ジグ筐体150と前記下部プレート13の間に気密に結合されるバネ筐体247と、
前記コイルバネ242の上部に螺合するバネボルト241とを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記コーキングジグ130が、
前記ジグ筐体内に螺合される突出した部分であるジグ筐体挿入部131と、
前記ジグ筐体挿入部に隣接して径方向外向きに延在し、前記ジグ筐体挿入部を前記ジグ筐体に螺合したとき前記ジグ筐体の末端に接触するフランジ部132と、
前記フランジ部から前記ジグ筐体挿入部の反対向きに突出し、ガスを充填するべく前記ベースシェル組立体が挿入されるように前記ベースシェル組立体の外径に対応する内径の中空部を有するガス充填部133とを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - ガスショックアブソーバのベースシェル組立体の内部にガスを注入するためのガス充填方法であって、
チューブ組立体とロッドガイドの組立位置を補正して所定の位置に固定するステップと、
ガス充填ユニットに移送された前記ベースシェル組立体をクランプするステップと、
前記ガス充填ユニットを1次下降させて、コーキングジグによって前記ベースシェル組立体の上部を密封するステップと、
ロッドチャッキング手段を下降させて、ロッドの雄ネジ部をコレットの内部に嵌め込むステップと、
コレット筐体装置を下降させて、前記コレットによって前記ロッドの雄ネジ部をチャッキングするステップと、
前記ロッドチャッキング手段110を持ち上げることにより、オイルシール74を前記ベースシェル組立体75の上部から離脱させるステップと、
前記オイルシールと前記ベースシェル組立体の上端部の間にガスを注入するステップと、
前記ガス充填ユニットを2次下降させて、前記オイルシールを前記ベースシェル組立体の上部に挿入すると同時に、前記コーキングジグの内側に突出したコーキング突起によって前記ベースシェル組立体の上部を1次コーキング(仮コーキング)するステップと、
前記1次コーキングされたベースシェル組立体を前記ガス充填ユニットから分離後に2次コーキング(本コーキング)するステップとを含むことを特徴とするガスショックアブソーバのガス充填方法。 - 前記組立位置補正ステップが、ベースシェル組立体クランピング手段160によるベースシェル組立体クランピングステップと、ロッドプッシング手段170によるロッドプッシングステップとを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記ロッドプッシングステップが、
コンパクトシリンダ373を圧縮した後でオイルシールプッシング部381を下降させることによりオイルシール74を押すステップと、
シリンダ371の伸張によってロッドプッシング部384を下降させることによりロッドの上端面を押すステップと、
前記オイルシールプッシング部を持ち上げることにより、ベースシェル組立体75内の圧縮空気を排出させるステップとを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。 - 前記組立位置補正ステップが、ロッド引抜量検知センサによってロッド71の引抜位置が所定位置より低いと判定された場合には選択的に省略可能であり、ロッド71の引抜位置が所定位置より高いと判定された場合には実行可能であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記ガス充填ユニットの1次下降ステップが、アプローチセンサによって制御されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記ロッドチャッキング手段を下降するステップが、ロッド検知バー214によって制御されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記オイルシール離脱ステップが、オイルシール検知センサ433によって制御されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- ガス充填ユニット2次下降ステップにおいて、オイルシール74がオイルシールプッシング手段によってベースシェル組立体75の上部に挿入されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記オイルシールプッシングステップが、ガス充填ユニット昇降アクチュエータ20の駆動力を吸収し、オイルシール74に直接伝達されることを防止するためのものであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
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