JP3741249B2 - カーポートのアーチ形屋根の構築工法 - Google Patents

カーポートのアーチ形屋根の構築工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アルミ押出形材からなるカーポートにおいて、屋根を湾曲に組むカーポートのアーチ形屋根の構築工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のカーポートにおいては、一般的に複数の支柱から梁材を斜め上に向けて突設し、梁材の上に母屋材を架設し、さらに母屋材に垂木を架設し、垂木に掛けた屋根板材を垂木カバーで止めている。支柱は一側にのみ立設して、梁材を片持ちになされることが多いが、両側に支柱を設けて、その間に梁材を架設する場合や、前記片持ち形態のものを拝み状に合わせて、両側に支柱を有する場合もある。
【0003】
いずれにしても、屋根板材が湾曲したアーチ形に張られる関係から、それを受ける垂木もアーチ形であるために、従来、アーチ形に曲げ加工が施されたコスト高の梁材を使用し、その上に母屋材を直接載せ、ビスやボルト等で止めてその母屋材を架設していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
支柱に持たせる梁材にアーチ形部材を使用すると、太いアルミ押出形材に曲げ加工を施すことから、部材がコスト高となる。また、支柱と梁材との間には、L字形の連結部材10が嵌入されるが(図1参照)、曲がりによりこの嵌入が支障を受ける結果、梁材の支持強度に安定性を欠くことになる。
【0005】
さらに、言えることは、デザイン上の問題であって、好みによっては、梁材がアーチ形であるよりも、真っ直ぐでシンプルであるアーチ形屋根を好む傾向もある。また、シンプルであると、複雑であるよりも飽きが来ない。
【0006】
この発明は、上記のような実情から、支柱に持たせる梁材に真っ直ぐな直進部材を使用しても、屋根をアーチ形に施工できるカーポートのアーチ形屋根の構築工法を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、支柱に真っ直ぐな直進梁材を持たせ、直進梁材の上に、それと直交する中央と左右一対の母屋材を高さが中央部で高くなるようその中央のスペーサーと、それを中心に左右に対等に配置される端部のスペーサーとを立設し、スペーサーの上に載置して結合した母屋材の上に、前記スペーサーの高低に沿ったアー チ形垂木を架設し、アーチ形垂木の上に屋根板材を掛け止めると共に、垂木カバーによって押え止め、屋根板材をスペーサーの高さの差異によってアーチ形に葺くカーポートのアーチ形屋根の構築工法において、アルミ押出形材を短く切断することにより各スペーサーを製造し、高い中央のスペーサーを中心とする左右両端部のスペーサーについては、アーチ形の湾曲斜面に沿うように、母屋材の載置面が傾斜しており、その傾斜を取る手段として、同一断面のアルミ押出形材で成形して、中央のスペーサーを中心に左右対称の配置とすることを特徴とするカーポートのアーチ形屋根の構築工法を構成した。
【0008】
上記の構成によれば、支柱に持たせる梁材が真っ直ぐであることから、それに曲げ加工を施す手間が省ける。しかも、支柱との連結について、L字形の連結部材を使用するときには、その一部を直進梁材の中に密嵌することができる。
【0009】
さらに、付け加えるならば、従来のアーチ形梁材では、中央が上へ反る状態から下に反る安定した状態に転回するように、上からの荷重が働くことになるが、直進梁材では、このような無理な転回力が支柱との間に働くことは全くなく、支柱と直進梁材との連結がこの点でも安定する。
【0010】
上記の構成において、アルミ押出形材を短かく切断することにより各スペーサーを製造し、高い中央のスペーサーを中心に左右に対等に配置される端部のスペーサーについては、アーチ形の湾曲斜面に沿うように、母屋材の載置面が傾斜しており、その傾斜を取る手段として、同一断面のアルミ押出形材で形成して、左右対称の配置とするため、スペーサー毎に異なる断面形状のアルミ押出形材を成形する必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】
スペーサーの結合について、直進梁材3に対しては、ビス止めの他、蟻溝との結合、熔接等の方法があり、母屋材5a,5b,5bに対しては、これらの手段を取り得るが、実施例に示すように、スペーサー7a,7b,7bに挟持爪21,21を設け、母屋材5a,5b,5bに切欠口31,31を設けると、組合せだけで安定した結合となる。
【0012】
また、カーポートの形態については、実施例のような片持ちの場合、その一対の拝み状の場合、両支持間に直進梁材を架設する場合等があり、梁材が真っ直ぐであるために、カーポートの様々の形態に対応しやすい。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、真っ直ぐな直進梁材を使用することによって、アーチ形屋根を構築できるために、この種のカーポートの安価な提供が可能であり、そのデザイン性も高めることができ、さらに、支柱に対して直進梁材を安定して支持でき、荷重に耐えやすい構造となるので、殊に積雪地域のカーポートの構築に適し、特に、対等配置の左右両端部のスペーサーに同一形材を用いるため、さらに、カーポートの安価な提供に適するという優れた効果がある。
【0014】
【実施例】
次に、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
【0015】
図面は、一実施例を示したもので、そのカーポートは、図1に示すように、片持ちであって、前後一対の支柱1,1にそれぞれ直進梁材3,3を持たせ、そのうえには、三本の母屋材5a,5b,5bが架設され、直進梁材3,3と母屋材5a,5b,5bとの間に、高さが異なるスペーサー7a,7b,7bが介在され、その高さの差異によって、屋根がアーチ形に構築される。
【0016】
母屋材5a,5b,5bの配列上には、多数のアーチ形垂木9,9,・・が交差して配列され、その上にアーチ形の屋根板材13を掛けて垂木カバー11,11,……によって止められている。
【0017】
支柱1と直進梁材3との組合せには、L字形の連結部材10が用いられ、それを両方に嵌め込み、両方の突き合わせ箇所には、熔接を施し目隠し12が嵌められている。
【0018】
直進梁材3,3は、ほゞ矩形断面の中空形材であって、その上にスペーサー7a,7b,7bがビス止めされる。そのうち、中央スペーサー7aが高く、両方の端部スペーサー7b,7bが低くなっているため、母屋材5a,5b,5bもそれによって高さが異なり、アーチ形の面に沿った配列となっている。
【0019】
スペーサー7a,7b,7bは、アルミ押出形材を短く切断したもので、それぞれ直進梁材3にビス止めされる座板15の上に左右一対の側板17,17をやや拝み状に傾斜させて立設し、上端部において両側板17,17間の連結板19を設け、連結板19よりも上の両側が母屋材5a,5b,5bを保持する挟持爪21,21として形成される。つまり、挟持爪21,21の上端には、逆止めの爪部23,23が相対向して設けてある。
【0020】
中央のスペーサー7aは、最も高いが、両端部のスペーサー7b,7bには、同じ押出形材が使用され、対称にして梁材3の上にビス止めされ、これによって、両側の母屋材5b,5bの載置面20,20が外側へ傾斜している。
【0021】
母屋材5a,5b,5bは、断面ほぼ矩形の中空形材であって、下端部にスペーサー7a,7b,7bによる被挟持部を幅狭く形成するとともに、下端に幅広くなる方向へ鍔部27,27を形成し、被挟持部の両側に爪部23,23が掛かる掛止溝28,28を形成してあり、また、上端の一側には起立片29が設けられる。
【0022】
母屋材5a,5b,5bとスペーサー7a,7b,7bとの組合わせについては、母屋材5a,5b,5bの両側の鍔部27,27に挿入切欠口31,31を設け、それをスペーサー7a,7b,7bの挟持爪21,21が差し込まれる幅に形成される。また、起立片29には、アーチ形垂木9,9,…が挟み込まれる落し切欠部33,33,…が等間隔おきに設けられる。
【0023】
屋根を構築するときには、直進梁材3,3の上に予めスペーサー7a,7b,7bをビス止めしておき、その上に母屋材5a,5b,5bを切欠口31,31で合わせて押し込み、このようにして架設した母屋材5a,5b,5bの配列上に、アーチ形垂木9,9,…を切欠部33,33,…に嵌めてビス34で止め、それから屋根板材13の縁をアーチ形垂木9に掛け、次に、アーチ形の垂木カバー11を被せて、ビス35で止め合わせる。
【0024】
なお、ビス35が下から操作できるようになっているため、垂木カバー11をビス35の中途の螺入状態において仮止めしておき(工場等で)、屋根に据え付けてから、横から屋根板材13を垂木カバー11の下に挿入してから、ビス35を本締めとすることによって、屋根板材13を言わば後付けとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るカーポートの正面図である。
【図2】 図1のA部を拡大して示す断面図である。
【図3】 この発明の要部を分解して示す断面斜視図である。
【図4】 図2のB−B線矢視の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支柱
3 直進梁材
5a,5b,5b 母屋材
7a 中央のスペーサー
7b 端部のスペーサー
9 アーチ形垂木
13 屋根板材
20 両端の母屋材の載置面

Claims (1)

  1. 支柱に真っ直ぐな直進梁材を持たせ、直進梁材の上に、それと直交する中央と左右一対の母屋材を高さが中央部で高くなるようその中央のスペーサーと、それを中心に左右に対等に配置される端部のスペーサーとを立設し、スペーサーの上に載置して結合した母屋材の上に、前記スペーサーの高低に沿ったアーチ形垂木を架設し、アーチ形垂木の上に屋根板材を掛け止めると共に、垂木カバーによって押え止め、屋根板材をスペーサーの高さの差異によってアーチ形に葺くカーポートのアーチ形屋根の構築工法において、アルミ押出形材を短く切断することにより各スペーサーを製造し、高い中央のスペーサーを中心とする左右両端部のスペーサーについては、アーチ形の湾曲斜面に沿うように、母屋材の載置面が傾斜しており、その傾斜を取る手段として、同一断面のアルミ押出形材で成形して、中央のスペーサーを中心に左右対称の配置とすることを特徴とするカーポートのアーチ形屋根の構築工法。
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