JP4227938B2 - 型枠用補助部材 - Google Patents

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本発明は、種々の型枠を枠組みしてコンクリートを打設し壁と共に梁や天井を成形する際、特に、梁を成形する梁下面用型枠パネルを水平な状態でその下面から容易に支持し得るようにした型枠用補助部材に関するものである。
従来、例えば、床、壁、梁を有するコンクリート製の建物を構築する場合、床面上にコンクリート壁を成形する壁面用型枠パネルを立設し、その上端部の一側面にコンクリート梁を成形する梁下面用型枠パネルを連設する。更に、該梁下面用型枠パネルの一側縁に梁側面用型枠パネルを立設して組み立てている。そして、この状態で床面にサポートと称する伸縮自在なジャッキを複数本立てると共にその上端を前記梁下面用型枠パネルの下面に押し当てて支持し、コンクリートを打設したとき、その重さで本来水平な状態にある梁下面用型枠パネルが下方へ傾かないようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−248740号公報(第6−7頁、図7、図10、図11)
しかしながら、前記特許文献1のサポートである伸縮ジャッキは、金属製であって作業者の丈ほどの長さを有すると共に重量もあることから、作業上持ち運びや取扱いが面倒であるばかりか、場所を取り保管しにくい。また、前記梁下面用型枠パネルは梁を成形する上においてほぼ水平に保持する必要があるが、前記伸縮ジャッキを複数用いて各梁下面用型枠パネルをすべて同じ高さ位置でしかも水平状態に保つことが難しいことから、各梁下面用型枠パネルを組み立てるに苦慮しているのが現状である。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、小型軽量であって作業上扱い易いばかりか場所も取らないことから保管がし易く、しかも、各梁下面用型枠パネルをすべて同じ高さ位置でしかも水平な状態で下面から容易に支持することができる型枠用補助部材を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明に係る型枠用補助部材は、コンクリート壁を成形するために立設した壁面用型枠パネルの表面の所定位置に適宜固定手段により取着され、前記壁面用型枠パネルの表面に当接する主体部と上面が該主体部の背面に対して直角をなしコンクリート梁を成形する梁下面用型枠パネルを水平な状態でその下面から支持し得る副体部とから構成される。
前記固定手段として、例えば、前記主体部の背面に設けられ前記壁面用型枠パネルの表面に成形された水平な横桟部に載る保持板が選ばれる。また、本発明の型枠用補助部材はコンクリート梁以外にコンクリート天井を成形するべく天井面用型枠パネルを組み立てる場合にも使用できるものである。
本発明に係る型枠用補助部材は、壁面用型枠パネルの表面に当接する主体部と梁下面用型枠パネルを水平な状態でその下面から支持し得る副体部とより構成されることから、小型軽量となり作業上取扱い易い。また、場所も取らないことから保管もし易い。更に、型枠用補助部材の主体部を壁面用型枠パネルの表面に当接するのみで、副体部の上面が水平になるように設定されることになり、連接される複数の梁下面用型枠パネルが水平な状態で支持できしかも同じ高さ位置で下面から容易に支持することができるという有益な効果を奏するものである。
以下、本発明に係る型枠用補助部材の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明に係る型枠用補助部材の斜視図である。この型枠用補助部材Aは、例えば、所要の強度を有する金属製の角パイプからなり、略中央部で逆L字状に曲げて成形されている。そして、主体部である縦杆部1の背面1aと副体部である横杆部2の上面2aとは直角となるように製作されている。また、縦杆部1の背面1aの所定の高さ位置に固定手段としての保持板3が一体に設けられている。この保持板3の下面3aは前記横杆部2の上面2aと平行になるように設定される。
具体的に、前記型枠用補助部材Aは一辺が60mm程度の角パイプから成形され、例えば、縦杆部1の上下の長さ寸法が555mm、横杆部2の前後の長さ寸法が360mmである。また、前記保持板3の上下の長さ寸法は150mm、厚さは8mmである。この保持板3は縦杆部1の背面1aにその上端面から135mm下がった位置に設けられ、縦杆部1の背面1aを後記する壁面用型枠パネル4の表面に当接すると共に所定の水平な横桟部8bの上面に載せられる。このとき、横杆部2が縦杆部1の上端部から前方へ延設され梁W2を成形する梁下面用型枠パネル21を所定の高さで水平に支持する位置に配置されることになる。
本実施の形態では、主体部と副体部を一本の角パイプにより成形したが、主体部の背面1aと副体部の上面2aとが直角となりかつ固定手段である保持板3の下面3aが副体部の上面2aと平行になれば、主体部と副体部は三角形または四角形等の多角形状の枠または板であっても良く、固定手段も角パイプまたは三角形またはその他の多角形であっても良く、これら自由にその形状が選択できる。
壁面用型枠パネル4は、FRP製であって、例えば縦寸法が1800mm、横寸法が600mmの縦長方形状の基板5からなる。基板5の縦寸法は、一定の長さに限定されるものではないが、少なくともコンクリート建物の各階の床と天井間の距離より短く設定される。そして、該基板5の表面5aに、その長手方向に沿って両側縁と中央部にそれぞれ二本(合計四本)のアルミ製の固定枠6a,6bがネジ(図示せず。)によって平行に添設固定される。基板5の表面5aの上端縁には木製の上縁枠7が固定される。また、前記各固定枠6a,6bの下端部は基板5の下端縁から下方へ所定の長さ突出している。
前記基板5の表面5aに、中央の縦桟部8aと複数本の横桟部8b,8b…が格子状に前方へ突出している。縦桟部8aにはその長手方向に沿って、対向する壁面用型枠パネル4,4間の間隔を所定の寸法に設定するため後記するセパレーター11を挿通する複数の取付孔9が等間隔に開設される。また、基板5の両側端縁に位置する固定枠6a,6aは、帯板状に成形され、横に連接する壁面用型枠パネル4,4同士を接合するためその長手方向に沿って後記する連結金具24を挿通する複数の通孔10が等間隔に列設される。
セパレーター11は、図3に示すように金属棒からなる胴部12の両端部にねじ溝13,13を刻設すると共に両ねじ溝13,13に円錐台形状の調節子14,14が螺合される。また、その外側に同じく両ねじ溝13,13に螺合するナット15,15が配置され、各ナット15,15に上下に貫通する長細透孔16,16を貫設した一対の帯片17,17が固着される。両長細透孔16,16には、楔18が上下に挿通されることになる。なお、図3では他方の帯片17,17と楔18は図示が省略してある。
次に、型枠用補助部材Aを使用してコンクリート型枠を組み立てる施工方法を説明する。図4はコンクリート建物のある階の施工途中の断面図を示す。図中、W1は壁、W2は梁、W3は天井をそれぞれ示し、これらがコンクリート型枠内にコンクリートを打設した後に成形されることになる。このため、まず床F面に底板19を敷設すると共にその端縁の上面に複数の下部自在パネル20を連接して立設固定し、それらの上に前記壁面用型枠パネル4を壁状に複数枚連接して立設する。この際、各壁面用型枠パネル4の下端縁から下方へ突出する各固定枠6a,6bが下部自在パネル20の表面に当接することになり、打設されたコンクリートの圧力に耐え得るようになっている。図示は省略するが、同様に各壁面用型枠パネル4と対向位置させ所定の幅(壁W1の厚み)離して複数の壁面用型枠パネル4が壁状に連接されることになる。
前記各壁面用型枠パネル4の上端縁に梁W2の下面を成形する梁下面用型枠パネル21が前方へほぼ水平に突出され、更に、それらの前端縁の上面に梁W2の側面を成形する梁側面用型枠パネル22が立設される。所定の間隔離して対向位置する両壁面用型枠パネル4,4間には、調節子14で間隔を設定すると共に対応する取付孔9,9にセパレーター11における胴部12両端のねじ溝13,13を挿通する。そして、各壁面用型枠パネル4の表側から各ねじ溝13にナット15を螺着する。更に、両帯片17,17間に挿通するようにして各壁面用型枠パネル4,4の表側に横木23を押し当て、この状態で両長細透孔16,16に上から楔18を挿通させる。これにより、対抗位置する壁面用型枠パネル4,4がしっかりと固定される。
一方、隣接する壁面用型枠パネル4,4は、それぞれ側端縁の固定枠6a,6aを当接して、互いに連通する通孔10に連結金具24を挿通することにより互いにしっかりと締付固定される。この連結金具24は、前記通孔10に挿通される挿通部24aと二つの固定枠6a,6aを外側から挟着する挟着部24b,24bとにより平面略Oの字状に成形されている。そして、前記挟着部24b,24b間の寸法は、両固定枠6a,6aの幅よりも僅かに狭く設定され、両固定枠6a,6aが弛むことなくしっかりと連結固定できるようになっている。
本発明は、図5、図6に示すように各壁面用型枠パネル4について一番上にあるセパレーター11に横木23を挿通する際、あらかじめ型枠用補助部材Aを各壁面用型枠パネル4の表面5aに取り付ける。すなわち、各縦杆部1の背面1aを各基板5の表面5aに当接すると共に保持板3を最上部の横桟部8bの上面に載せる。このとき、横杆部2の上面2aは、ほぼ水平に位置すると共に梁W2を成形する梁下面用型枠パネル21の下側に位置する。
コンクリート型枠の組み立てが完了した後、型枠内にコンクリートを打ち込む。この際、前記梁W2部位の重みにより梁下面用型枠パネル21が下方へ傾こうとしても、各型枠用補助部材Aにより所定の高さでしかも水平状態で下から支持されるので、各梁下面用型枠パネル21の水平度が狂うようなことはない。コンクリートが硬化した後は、各セパレーター11、各横木23、各型枠用補助部材A、壁面用型枠パネル4、梁下面・側面用型枠パネル21,22を外す。そして、これらを次の階へ運んで同様に作業を行なうことになる。
このように本発明は、壁面用型枠パネル4の表面5aに当接する主体部1と梁下面用型枠パネル21を水平な状態でその下面から支持し得る副体部2とより構成されることから、小型軽量となり作業上取扱い易い。また、場所も取らないことから保管もし易い。更に、型枠用補助部材Aの主体部1を壁面用型枠パネル4の一側面5aに当接するのみで、副体部2の上面2aが主体部1の背面1aに対して直角をなして水平に設定されることになり、連接される複数の梁下面用型枠パネル21が同じ高さ位置でしかも水平な状態で支持できるものである。
本発明に係る型枠用補助部材の斜視図。 壁面用型枠パネルの斜視図。 セパレーターの斜視図。 コンクリート建物のある階の施工途中の断面図。 同要部の拡大断面図。 同要部の拡大正面図。
符号の説明
1 主体部
1a 背面
2 副体部
3 保持板
4 壁面用型枠パネル
8b 横桟部
21 梁下面用型枠パネル
A 型枠用補助部材
W1 壁
W2 梁

Claims (1)

  1. コンクリート壁を成形するために立設した壁面用型枠パネルの表面の所定位置に適宜固定手段により取着され、前記壁面用型枠パネルの表面に当接する主体部と上面が該主体部の背面に対して直角をなしコンクリート梁を成形する梁下面用型枠パネルを水平な状態でその下面から支持し得る副体部とからなり、前記固定手段は前記主体部の背面に設けられ前記壁面用型枠パネルの一側面に成形された水平な横桟部に載る保持板であることを特徴とする型枠用補助部材。
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