JP2020128634A - コンクリート型枠支持装置 - Google Patents

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JP2020128634A JP2019020960A JP2019020960A JP2020128634A JP 2020128634 A JP2020128634 A JP 2020128634A JP 2019020960 A JP2019020960 A JP 2019020960A JP 2019020960 A JP2019020960 A JP 2019020960A JP 2020128634 A JP2020128634 A JP 2020128634A
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Yuichi Sakamoto
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Abstract

【課題】しっかりとコンクリート型枠を支持することができ、簡単な構造で構成することができるコンクリート型枠支持装置を提供する。【解決手段】コンクリート型枠支持装置10は、ベランダのコンクリート型枠100における立ち壁用の外側型枠120を支持するものである。コンクリート型枠支持装置10は、コンクリート型枠100から外側に向かって水平に延びる根太用端太材111に固定されると共に、外側型枠120の下端の桟木124を前端にて支持する下部固定部20と、下部固定部20から立設され、外側型枠120の上部を支持する支柱部30とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、立ち壁をコンクリートにより形成するための型枠を支持するコンクリート型枠支持装置に関するものである。
例えば、ベランダの床と、床の端部から立ち上がる立ち壁とは、コンクリート型枠にコンクリートを打設して形成される。立ち壁を形成するための型枠はコンクリートを打設したときの圧力によりずれが生じることがあるため、ベランダサポートと称される支持棒を床の配筋から立ち壁の内側型枠に延ばして、型枠を支持させている。
しかし、ベランダサポートでは、コンクリートが固化した後に、ベランダサポートを撤去すると、床に穴が残ってしまうため、埋め直しをしなければならない。
そこで、ベランダの立ち壁用のコンクリート型枠における内側型枠を支持するものではなく、外側型枠を支持するコンクリート型枠支持装置が特許文献1にて提案されている。
特許文献1には、ベランダ手摺の外側に張り出したスラブ受用端太材に垂直に立設固定する支柱を設け、この支柱とベランダ手摺構築用の型枠とを連結する伸縮自在な支持金具を支柱の側部に高さ調整自在に設け、支柱が支柱の下端と直交する水平材と、支柱および水平材を連結固定する補強材とを備えており、この補強材の下部側面でベランダ手摺構築用の型枠の下端部を押圧固定するベランダ用型枠支持装置が記載されている。
実開昭63−85754号公報
しかし、特許文献1に記載のベランダ用型枠支持装置では、支柱の側面から斜め下方に延び手摺外壁面の下端に当接する補強材であり、支柱とほぼ同じ太さの棒状部材により形成された補強材が、支柱に取り付けられている。
従って、補強材が支柱に取り付けられている分、装置の重量が重くなり、装置を搬送するときには嵩張り、現場での設置が煩雑である。
そこで本発明は、しっかりとコンクリート型枠を支持することができ、簡単な構造で構成することができるコンクリート型枠支持装置を提供することを目的とする。
本発明のコンクリート型枠支持装置は、コンクリート型枠における立ち壁用の外側型枠を支持するコンクリート型枠支持装置であって、前記コンクリート型枠から外側に向かって水平に延びる根太用端太材に固定されると共に、前記外側型枠の下端の桟木を前端にて支持する下部固定部と、前記下部固定部から立設され、前記外側型枠の上部を支持する支柱部とを備えたことを特徴とする。
本発明のコンクリート型枠支持装置によれば、下部固定部が、根太用端太材に固定されると共に、下部固定部の前端に位置する桟木用支持部が、外側型枠の桟木を支持する。従って、本発明のコンクリート型枠支持装置は、しっかりとコンクリート型枠を支持することができる。また、外側型枠の桟木を支持する桟木用支持部が下部固定部の前端に形成されているため、簡単な構成とすることができる。
前記下部固定部は、前記根太用端太材の上面に配置され、前記支柱部が立設された底板部と、前記根太用端太材に固定される固定用脚部と、前記底板部の前端に形成された桟木用支持部とを備え、前記桟木用支持部は、前記底板部の前端から立ち上がり、前記外側型枠の下端の桟木に突き当たる突き当て部と、前記突き当て部から水平方向に向かうように折れ曲げて形成された押さえ部とから形成されたものとすることができる。
桟木用支持部の突き当て部が外側型枠の下端の桟木に突き当てられ、底板部が根太用端太材に固定されているため、外側型枠が外側方向に押されることを阻止することができる。また、桟木用支持部の押さえ部が桟木を押さえているため、外側型枠の浮き上がりを阻止することができる。
前記押さえ部に、前記外側型枠の桟木に釘留めするための貫通孔を形成することができる。押さえ部を桟木に釘留めすることができるため、外側型枠の浮き上がりを確実に阻止することができる。
前記支柱部は、前記底板部の中央部に立設すると共に、前記底板部の後端部に、前記根太用端太材の被さる断面コ字状の補助脚が形成されたものとすることができる。外側型枠の押圧により支柱部に軸回転する応力が作用しても、補助足部が底板部の後端部の回転を防止するため、しっかりと外側型枠の移動を阻止することができる。
前記底板部と前記桟木用支持部とに跨ってそれぞれの上面にリブ部が立設されたものとすることができる。外側型枠が外側に移動しようして桟木用支持部を押圧しても、リブ部が、底板部と桟木用支持部とを補強するため、底板部および桟木用支持部の変形を防止することができる。
前記支柱部の下端に、前記リブ部が貫通するスリットを形成することができる。支柱部の下端にスリットにリブ部が貫通しているため、支柱部を安定した状態で立設させることができる。
前記下部固定部は、根太用端太材の上面に位置する第1底板部と、前記第1底板部から上方に向かって折れ曲がった後に、床用下型枠の厚み分の高さから水平方向に向かって折れ曲がった第2底板部とを備えることができる。
床用下型枠が外側型枠から外側に突出していても、第1底板部を根太用端太材にしっかりと固定させることができ、桟木用支持部により外側型枠の桟木を支持させることができる。
前記支柱部の上部に、前記外側型枠の上部に配置された端太材を把持する上部支持部を配置することができる。支柱部の上部に配置された上部支持部が端太材を把持して保持しているため、外側型枠の上部が内側方向への移動しようとしても、その移動を防止することができる。
前記上部支持部が配置された位置の前記支柱部が、左右方向に向く側面が、前記支柱部の中心軸線に面するように形成され、前記上部支持部は、前記中心軸線に位置するように配置されたものとすることができる。上部支持部が、支柱部の中心軸線に位置しているため、支柱部の左右方向の中心に対して偏り無く応力を作用させることができる。従って、外側型枠の移動に応じて上部支持部が引っ張られても、支柱部を軸回転し難くすることができる。
本発明のコンクリート型枠支持装置によれば、しっかりとコンクリート型枠を支持することができ、簡単な構造で構成することができる。よって、本発明のコンクリート型枠支持装置は、軽量に構成することができ、搬送時には嵩張らず、設置も容易である。
本発明の実施の形態1に係るコンクリート型枠支持装置を示す図であり、(A)は斜め前方から見た斜視図であり、(B)は斜め後方から見た斜視図である。 図1に示すコンクリート型枠支持装置が設置されたベランダの施工状態を説明するための図である。 図2に示すベランダの施工状態を説明するための図からコンクリート型枠支持装置を含む範囲を拡大した図である。 図3に示すベランダの施工状態の変形例である。 本発明の実施の形態2に係るコンクリート型枠支持装置を示す図であり、(A)は斜め前方から見た斜視図であり、(B)は右側面図である。 図5に示すコンクリート型枠支持装置が設置された状態を説明するための図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るコンクリート型枠支持装置を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、ベランダを形成するコンクリート型枠を例に説明する。なお、本明細書においては、コンクリート型枠支持装置の位置からベランダを形成するためのコンクリート型枠の外側型枠へ向かう側を前、反対側を後ろとして説明する。
図1(A)および同図(B)に示すコンクリート型枠支持装置10は、ベランダのコンクリート型枠における立ち壁用の外側型枠を支持するものである。
実施の形態1に係るコンクリート型枠支持装置10は、例えば、金属製の手摺柵などが上面に設置される立ち壁であり、高さが低い立ち壁を形成するためのコンクリート型枠を支持するものである。
コンクリート型枠支持装置10は、下部固定部20と、支柱部30とを備えている。
下部固定部20は、コンクリート型枠から外側に向かって水平に延びる根太用端太材に固定されると共に、外側型枠の下端の桟木を前端にて支持するものである。
下部固定部20は、底板部21と、固定用脚部22と、リブ部23と、桟木用支持部24と、補助足部25を備えている。
底板部21は、根太用端太材の上面と、立ち壁から突出した床用下型枠の上面とに配置される。底板部21は、根太用端太材の上面に位置する第1底板部211と、第1底板部211から上方に向かって折れ曲がった後に、床用下型枠の厚み分の高さから水平方向に向かって折れ曲がった第2底板部212とを備えている。
固定用脚部22は、断面コ字状に形成されている。固定用脚部22は、底板部21の中央部の位置で、根太用端太材の両側部から下方に向かって延びるように形成されている。
固定用脚部22の下部22aには、縦長のスリット221が形成されている。
また、固定用脚部22には、スリット221に挿入して、コンクリート型枠支持装置10を根太用端太材に固定するための台形状の楔26が、ワイヤ26aにより連結されている。
リブ部23は、底板部21と桟木用支持部24とに跨って、それぞれの上面に立設されている。
桟木用支持部24は、下部固定部20の前端に形成され、コンクリート型枠における外側型枠の桟木を支持する。桟木用支持部24は、第2底板部212(底板部21)の前端から立ち上がり、外側型枠の下端の桟木に突き当たる突き当て部241と、突き当て部241から水平方向に向かうように折れ曲げて形成された押さえ部242とから形成されている。
押さえ部242には、釘を打ち込み、桟木に固定するための貫通孔242aが、リブ部23を挟んで両側に形成されている。
補助足部25は、下方に向かって開く断面コ字状に、固定用脚部22より短く形成されている。補助足部25は、底板部21の後端部に位置し、根太用端太材に被さるように形成される。
支柱部30は、下部固定部20の第1底板部211から立設され、第1底板部211に固定されている。支柱部30は、約40cmから約50cmの四角棒状に形成されている。支柱部30の下端は、スリット30aが形成され、リブ部23が貫通している。
以上のように構成された本発明の実施の形態1に係るコンクリート型枠支持装置10の使用状態を図面に基づいて説明する。
なお、ベランダは、下階から順番に施工されるため、下階のベランダは施工済であり、図2および図3においては、コンクリート型枠における立ち壁の内側型枠は省略されている。
図2および図3に示すように、コンクリート型枠支持装置10は、床用下型枠110から、水平に、かつ外側に向かって突出した根太用端太材111に配置される。根太用端太材111は、コンクリート型枠100の床用下型枠110を支持しており、下階のベランダBから延びるサポート器具130により支持されている。コンクリート型枠100の外側型枠120は、上部の桟木121が横端太材122により支持されている。
また、本実施の形態1では、横端太材122から、設置されるコンクリート型枠支持装置10の支柱部30に向かって、切梁123aが配置されており、桟木121と横端太材122と切梁123aとのそれぞれの上面に跨る桟木123bが、桟木121と切梁123aとに釘留されて、切梁123aを固定している。
コンクリート型枠支持装置10を根太用端太材111に配置するときには、固定用脚部22および補助足部25が根太用端太材111に跨るようにコンクリート型枠支持装置10を根太用端太材111に載せる。次に、桟木用支持部24の突き当て部241を外側型枠120の下端の桟木124に突き当てることで、押さえ部242を桟木124の上面に位置させる。
次に、固定用脚部22のスリット221に楔26を挿入して金槌などにより楔26を打ち込み、固定用脚部22を根太用端太材111に拘束状態とすることで、コンクリート型枠支持装置10を根太用端太材111に固定する。
そして、桟木用支持部24の押さえ部242に形成された貫通孔242a(図1参照)に釘131を打ち付け、外側型枠120の桟木124に桟木用支持部24を固定する。
コンクリート型枠支持装置10が設置されると、支柱部30が切梁123aおよび桟木123bに少しの隙間を介した状態で、または隙間なく接触した状態で、支柱部30が位置する。
図2に示すように、梁を形成する型枠127にコンクリートが打設されると、コンクリートはベランダの床用下型枠110側へ広がり、立ち壁用型枠へ流れ込む。このとき、外側型枠120がコンクリートの流動により押圧される。
この押圧により、外側型枠120は、下部および上部ともに外側に向かって移動しようとする。
しかし、図3に示すように、コンクリート型枠支持装置10は、桟木用支持部24の突き当て部241が外側型枠120の下端の桟木124に突き当てられており、底板部21が根太用端太材111に固定されているため、外側型枠120が外側方向に押されることを阻止することができる。
また、支柱部30の上部が、切梁123aと横端太材122とを介して外側型枠120の桟木121を押圧支持するため、外側型枠120が外側方向に押されることを阻止することができる。
更に、桟木用支持部24の押さえ部242が桟木121を押さえているため、外側型枠120の浮き上がりを阻止することができる。また、押さえ部242が桟木121に釘留めされているため、外側型枠120の浮き上がりを確実に阻止することができる。
このように、本実施の形態1に係るコンクリート型枠支持装置10によれば、下部固定部20が、根太用端太材111に固定されると共に、下部固定部20の前端に位置する桟木用支持部24が、コンクリート型枠100における外側型枠120の桟木121を支持する。
そのため、コンクリート型枠支持装置10は、しっかりとコンクリート型枠100を支持することができる。また、外側型枠120の桟木124を支持する桟木用支持部24が下部固定部20の前端に形成されているため、特許文献1に記載のベランダ用型枠支持装置のように、太い棒状部材により形成され、支柱の側面から斜め下方に延びて手摺外壁面の下端に当接する補強材を形成する必要がない。
従って、コンクリート型枠支持装置10は、しっかりとコンクリート型枠100を支持することができ、簡単な構造で構成することができる。
よって、コンクリート型枠支持装置10は、特許文献1に記載のベランダ用型枠支持装置と比較して軽量に構成することができ、搬送時には嵩張らず、設置も容易である。
また、図1(A)および同図(B)に示すように、下部固定部20が、根太用端太材111の上面に位置する第1底板部211と、第1底板部211から上方に折れ曲がった後に、床用下型枠110の厚み分の高さから水平方向に向かって折れ曲がって形成された第2底板部212と、下部固定部20の前端に形成され、コンクリート型枠における外側型枠120(図3参照)の桟木124を支持する桟木用支持部24とを備えている。
そのため、床用下型枠110が外側型枠120から外側に突出していても、第1底板部211を根太用端太材111にしっかりと固定させることができ、桟木用支持部24により外側型枠120の桟木124を支持させることができる。
また、リブ部23が、底板部21と桟木用支持部24とに跨って、それぞれの上面に立設され、支柱部30の下端にスリット30aが形成され、リブ部23が貫通している。そのため、図3に示す外側型枠120が外側に移動しようして桟木用支持部24を押圧しても、リブ部23が、底板部21と桟木用支持部24とを補強する。従って、底板部21および桟木用支持部24の変形を防止することができる。また、支柱部30の下端にスリット30aにリブ部23が貫通しているため、支柱部30を安定した状態で立設させることができる。
固定用脚部22は、底板部21の中央部の位置で、根太用端太材111の両側部から下方に向かって延びるように形成され、底板部21の後端部に、補助足部25が、根太用端太材111の両側部から下方に向かって延びるように形成されている。そのため、外側型枠120の押圧により支柱部30に軸回転する応力が作用しても、補助足部25が底板部21の後端部の回転を防止するため、しっかりと外側型枠120の移動を阻止することができる。
更に、支柱部30の上部は、桟木121と横端太材122と切梁123aと、それぞれの上面に跨る桟木123bとより、外側型枠120を支持しているが、図4に示すように、横端太材122と支柱部30との間に、脱落を防止するための顎部が形成された桟木123cを設けるようにしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るコンクリート型枠支持装置を図面に基づいて説明する。本実施の形態2に係るコンクリート型枠支持装置は、例えば、立ち壁としてコンクリート製の手摺壁を形成するコンクリート型枠を支持するものである。
なお、図5および図6においては、図1から図3と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図5(A)および同図(B)に示すように、コンクリート型枠支持装置11は、支柱部31が下部固定部20に立設されている。支柱部31は、下部31aより上部31bが細く形成されており、左右方向F2に向く上部31bの側面31cが支柱部31の中心軸線に面するように形成されている。
本実施の形態2では、下部31aが四角棒状に形成され、上部31bが下部31aの四角形から一方の側部を潰した(押圧変形させた)三角棒状に形成されている。
つまり、上部31bを平面視した形状は、四角形から対角線を境に半分切り取ったような三角形に形成されていることで、上部31bの側面が支柱部31の中心軸線に面するように形成されている。
支柱部31は、高さが高い立ち壁用として、下部31aが約80cm、上部31bが約60cm、合計約140cmの長さに形成されている。
支柱部31は、四角棒状に形成された下部31aの対角線が前後方向F1に向くように下部固定部20に配置されている。
そして、支柱部31の上部31bには、上部支持部40が配置されている。
上部支持部40は、支柱部31の上部31bから外側型枠の上部を支持するものである。上部支持部40は、支柱部31に固定するための取付部41と、取付部41に螺合して取付部41からの突出量が調整されるねじ部42と、ねじ部42の前端に形成され、外側型枠の上部に配置された端太材を把持する把持部43とを備えている。
取付部41は、支柱部31を挿通させ、支柱部31に固定される固定部411と、ねじ部42を挿通させ、保持する保持部412とを備えている。
ねじ部42は、ねじ山が周面に形成されたねじ棒部421と、ねじ棒部421が回転自在に連結され、把持部43に接合された円盤状の接合部422とを備えている。
把持部43は、外側型枠の端太材(横端太材)に引っ掛けるために逆J字状に形成されている。
支柱部31における上部31bの側面31cが支柱部31の中心軸線に面しているため、上部支持部40が、支柱部31の中心軸線に位置しており、上部31bに配置された上部支持部40のねじ部42が、支柱部31の中心軸線から外側型枠に向かって直交する方向へ延びるように配置される。
以上のように構成された本発明の実施の形態2に係るコンクリート型枠支持装置11の使用状態について図面に基づいて説明する。
本実施の形態2では、図6に示すように、コンクリート型枠101の立ち壁用型枠は、外側型枠125と、内側型枠126との間に、セパレータ128aおよびPコン128bが配置され、その間隔が確保されている。
外側型枠125は、上下方向に延びる桟木125aを左右方向F2(横方向)に延びる横端太材112により支持されている。
図6に示すようにコンクリート型枠支持装置11は、図3に示すコンクリート型枠支持装置10と同様に、根太用端太材111に配置され、外側型枠125の左右方向F2(図5参照)に延びる桟木125bであって、外側型枠125の下端の桟木125bに桟木用支持部24が釘留めされている。
そして、上部支持部40の把持部43を横端太材112に掛け、ねじ部42のねじ棒部421を回転して支柱部31が垂直な状態となるよう調整する。このようにしてコンクリート型枠支持装置11が配置される。
ベランダを形成するためのコンクリートがコンクリート型枠101に打設されると、コンクリートは床用下型枠110を流れ、立ち壁用型枠(外側型枠125,内側型枠126)へ流れ込む。このとき、外側型枠125がコンクリートの流動により押圧される。
図6に示す実施の形態2の立ち壁は、図3に示す実施の形態1の立ち壁より高さが高いため、コンクリートの流動による押圧は、外側型枠120の下部が外側に向かって押されるが、反対に外側型枠120の上部は、内側へ向かって移動しようとする。
しかし、コンクリート型枠支持装置11では、支柱部31の上部31bに配置された上部支持部40が横端太材112を把持して保持しているため、外側型枠125の上部が内側方向への移動することを防止することができる。
そのため、コンクリート型枠支持装置11は、高さが高い立ち壁であっても、しっかりとコンクリート型枠100を支持することができる。
また、外側型枠125の上部が外側へ移動しようする際に、外側型枠125の下部は内側方向への移動と共に浮き上がろうとする。
しかし、コンクリート型枠支持装置11では、桟木用支持部24の押さえ部242が桟木125bを押さえているため、外側型枠125の浮き上がりを阻止することができる。また、押さえ部242が桟木125bに釘留めされているため、外側型枠125の浮き上がりを確実に阻止することができる。
更に、支柱部31の上部31bに配置された上部支持部40のねじ部42が、支柱部31の中心軸線から直交する方向(横端太材112へ向かう方向)へ延びるように配置されているため、外側型枠125の移動に応じて、支柱部31の左右方向F2の中心に対して偏り無く応力を作用させることができる。
従って、外側型枠125の移動に応じて上部支持部40が引っ張られても、支柱部31を軸回転し難くすることができる。
以上、本実施の形態1,2に係るコンクリート型枠支持装置10,11を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されない。
例えば、図1に示す底板部21は、第1底板部211と第2底板部212とを備えていたが、床用下型枠が外側型枠よりはみ出していなければ第2底板部212による段差は不要である。
また、固定用脚部22と補助足部25とは別体により形成されていたが、一体的に形成されていてもよい。
更に、図5に示す支柱部31は、上部31b全体が三角棒状に形成されていたが、左右方向F2に向く上部31bの側面31cであって、上部支持部40が配置された位置の側面31cだけが、支柱部31の中心軸線に面するように形成されていればよい。
本実施の形態1,2では、立ち壁用の外側型枠がベランダにおけるコンクリート型枠を例に説明したが、ベランダだけでなく、例えば、廊下や庇、その他の立ち壁などを形成する際の立ち壁用のコンクリート型枠でも、本発明を適用することが可能である。
本発明のコンクリート型枠支持装置は、立ち壁をコンクリート型枠により形成する際に好適である。
10,11 コンクリート型枠支持装置
20 下部固定部
21 底板部
211 第1底板部
212 第2底板部
22 固定用脚部
22a 下部
221 スリット
23 リブ部
24 桟木用支持部
241 突き当て部
242 押さえ部
242a 貫通孔
25 補助足部
26 楔
26a ワイヤ
30,31 支柱部
30a スリット
31a 下部
31b 上部
31c 側面
40 上部支持部
41 取付部
411 固定部
412 保持部
42 ねじ部
421 ねじ棒部
422 接合部
43 把持部
100,101 コンクリート型枠
110 床用下型枠
111 根太用端太材
112 横端太材
120,125 外側型枠
121 桟木
122 横端太材
123a 切梁
123b 桟木
124 桟木
125a,125b 桟木
126 内側型枠
127 型枠
128a セパレータ
128b Pコン
130 サポート器具
131 釘
B ベランダ
F1 前後方向
F2 左右方向

Claims (9)

  1. コンクリート型枠における立ち壁用の外側型枠を支持するコンクリート型枠支持装置であって、
    前記コンクリート型枠から外側に向かって水平に延びる根太用端太材に固定されると共に、前記外側型枠の下端の桟木を前端にて支持する下部固定部と、
    前記下部固定部から立設され、前記外側型枠の上部を支持する支柱部とを備えたコンクリート型枠支持装置。
  2. 前記下部固定部は、前記根太用端太材の上面に配置され、前記支柱部が立設された底板部と、前記根太用端太材に固定される固定用脚部と、前記底板部の前端に形成された桟木用支持部とを備え、
    前記桟木用支持部は、前記底板部の前端から立ち上がり、前記外側型枠の下端の桟木に突き当たる突き当て部と、前記突き当て部から水平方向に向かうように折れ曲げて形成された押さえ部とから形成された請求項1記載のコンクリート型枠支持装置。
  3. 前記押さえ部には、前記外側型枠の桟木に釘留めするための貫通孔が形成された請求項2記載のコンクリート型枠支持装置。
  4. 前記支柱部は、前記底板部の中央部に立設され、
    前記底板部の後端部に、前記根太用端太材の被さる断面コ字状の補助脚が形成された請求項2または3記載のコンクリート型枠支持装置。
  5. 前記底板部と前記桟木用支持部とに跨ってそれぞれの上面にリブ部が立設された請求項2から4のいずれかの項に記載のコンクリート型枠支持装置。
  6. 前記支柱部の下端に、前記リブ部が貫通するスリットが形成された請求項5記載のコンクリート型枠支持装置。
  7. 前記下部固定部は、根太用端太材の上面に位置する第1底板部と、前記第1底板部から上方に向かって折れ曲がった後に、床用下型枠の厚み分の高さから水平方向に向かって折れ曲がった第2底板部とを備えた請求項1から6のいずれかの項に記載のコンクリート型枠支持装置。
  8. 前記支柱部の上部に、前記外側型枠の上部に配置された端太材を把持する上部支持部が配置された請求項1から7のいずれかの項に記載のコンクリート型枠支持装置。
  9. 前記上部支持部が配置された位置の前記支柱部は、左右方向に向く側面が、前記支柱部の中心軸線に面するように形成され、
    前記上部支持部は、前記中心軸線に位置するように配置された請求項8記載のコンクリート型枠支持装置。
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CN116201242A (zh) * 2023-05-04 2023-06-02 中铁建工集团有限公司 一种超长悬挑结构转换施工方法

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