JP4108092B2 - 作業足場支持装置および作業足場設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリートによる室内外の隔壁などのコンクリート構造物を構築する際に用いられる型枠、とくに大型型枠パネルを使った型枠への作業足場を着脱可能に設置するために用いられる支持装置、およびそれを用いた足場設置方法に関するものである。
一般に、コンクリートの建築物や構造物における内・外壁、バルコニー、ベランダ等の立ち上がり壁を構築するには、面板(パネル)に横バタ材および縦バタ材を組み合わせて形成する型枠が用いられる。そして、対峙させた一対の型枠の間にコンクリートを打設するとき、その型枠自体が大きいものでは、コンクリートの打設作業やバイブレータ掛け作業などを、該型枠の上部側から頻繁に行う必要があり、これらの作業を効率よく行うためには、作業用足場の設置が必要となる。
従来、壁体構築用型枠に絡む作業としては、たとえば、足場掛け作業の場合、該型枠に面して複数の脚立を適当な間隔をあけて配置し、その脚立の天板間に足場板を掛け渡す方法が好適であり、作業者はその足場板上に乗って所要の作業を行っていた。
しかしながら、このような脚立を用いた足場は、安定性に欠ける他、それを確保するには十分な配慮と手間とが必要である。また、作業区間の下部空間は作業が終了するまで使用することができないために、作業現場が狭い場合には作業性の悪化を招くという問題もあった。
これに対し、特許文献1では、非使用時には断面がコの字状の水平材の中に斜材が収納できるようにした作業足場支持装置が提案されている。この従来装置は、水平材の長さが調整できるような構造とすることが特徴であるが、部品点数が多くなり費用が嵩むという問題点があった。
また、特許文献2は、水平材、鉛直材および斜材からなる作業足場支持装置であって、水平材の一端に設けられた掛止め部と、鉛直材に予め設けられた掛止め部を有する点に特徴があるが、掛止め部が水平材および鉛直材に固定されているため、掛止め部の設置間隔を、横バタ材の設置間隔に応じて変動させることができないという問題点があった。
特開平10−61173 特開平11−229614
そこで、この発明の主たる目的は、構造が簡易で、しかも仮設コストの安い作業足場支持装置を提供すること、とくに、足場の仮設作業を能率良く行うことができるとともに、安定感のある足場を構築することができ、足場板や作業者の転落のおそれが少なく、コンクリート壁体を高くした場合でも安全に作業をすることができる装置とそれの設置方法とを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、壁体構築用型枠それ自体を利用して足場板を簡便にかつ着脱容易に取付けることができると共に、横バタ材や縦バタ材の設置間隔に関係なく、足場の位置、とくに高さを自由に移動・変更させることができるようにすることにある。
そこで、発明者らは、上記目的の実現向けて鋭意研究を重ねた。その結果、一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる足場ブラケットと、
コ字形材の両側片のそれぞれの遊端部側に横バタ材に係止する把持溝を設けると共に、該コ字形材の基端部側には、前記横バタ材に接して立設される前記支持部材を挿通させる挾持空間に相当する離間位置の該両側片に、一対の楔挿通用T形楔孔を設けてなるコ字形固定金具、および断面T形のT形楔片からなるブラケット取付金具とからなり、
該ブラケット取付金具を、前記足場ブラケットの支持部材と型枠パネル支持用横バタ材とが接する上下方向の少なくとも2箇所に、前記T形楔片を介して着脱可能に取付けてなることを特徴とする作業足場支持装置が有効であることがわかった。
また、本発明は、一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる足場ブラケットと、
コ字形材の両側片のそれぞれの遊端部側に横バタ材に係止する把持溝を設けると共に、該コ字形材の基端部頂部に、前記横バタ材に接して立設される前記支持部材を挿通させる挾持空間内の該支持部材に向けて進退する締付けねじを設けてなる、ブラケット取付け金具とからなり、
該ブラケット取付け金具を、前記足場ブラケットの支持部材と型枠パネル支持用横バタ材とが接する上下方向の少なくとも2箇所に、前記締付けねじを介して着脱可能に取付けてなることを特徴とする作業足場支持装置を提案するものである。
なお、前記作業足場支持装置においては、前記ブラケット取付け金具の一部を、コ字形材の両側片のそれぞれの遊端部側に横バタ材に係止する把持溝を設けると共に、該コ字形材の基端部側には、前記横バタ材に接して立設される前記支持部材を挿通させる挾持空間に相当する離間位置の該両側片に、一対の楔挿通用T形楔孔を設けてなるコ字形固定金具および断面T形のT形楔片からなるブラケット取付金具とし、前記締付けねじに代えてT形楔片を用いて取付けてなることが好ましい。
そして、さらに、本発明は、大型型枠パネルの所定の位置に、このパネルの外面に固定された横バタ材に対し、一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる一の足場ブラケットを着脱可能に取り付けて作業足場を設置するに当たり、
該足場ブラケットの支持部材が横バタ材と接する上下方向の少なくとも2箇所に設けた、コ字形固定金具と締付けねじからなるブラケット取付け金具の、該コ字形固定金具の挟持空間に、前記支持部材を嵌め入れると共に、前記コ字形固定金具の把持溝を、横バタ材に上方もしくは下方より係止させ、さらに前記コ字形材の基端部頂部に設けた締付けねじにより、前記支持部材をこれと直交する横バタ材に堅固に固定することを特徴とする作業足場設置方法を提案するものである。
また、本発明は、大型型枠パネルの所定の位置に、このパネルの外面に固定された横バタ材に対し、一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる一の足場ブラケットを着脱可能に取り付けて作業足場を設置するに当たり、
該足場ブラケットの支持部材が横バタ材と接する上下方向の少なくとも2箇所に設けた、コ字形固定金具と締付けねじからなるブラケット取付け金具の、該コ字形固定金具の挟持空間に、前記支持部材を嵌め入れると共に、前記コ字形固定金具の把持溝を、横バタ材に上方もしくは下方より係止させ、さらに前記コ字形材の基端部頂部に設けた締付けねじにより、前記支持部材をこれと直交する横バタ材に堅固に固定することを特徴とする作業足場設置方法を提案するものである。
なお、前記作業足場設置方法においては、前記ブラケット取付け金具の一部を、コ字形固定金具とT形楔片からなるブラケット取付け金具とし、前記締付けねじに代えて、T形楔片を用いることが好ましい。
また、本発明においては、前記T字形楔片は、コ字形固定金具に設けられた楔孔に対し、そのT形上面が、前記支持部材に当接するように挿通されること、前記型枠パネルは、外面側に、上下方向において間隔の異なる横バタ材を固定してなる大型型枠パネルであること、および前記棚受金具が、くの字形に屈曲した金具からなると共に、この金具の垂直部には、手摺支柱挿入穴、手摺支柱止め孔および水抜き穴が設けられていることが好ましい。
本発明にかかる作業足場支持装置およびそれを用いた作業足場設置方法は、壁体構築用型枠それ自体を利用するものであり、型枠の横バタ材と足場ブラケットの支持部材とが交差する位置に、複数個の足場ブラケット取付け金具を設けて横バタ材に足場ブラケットを固着させてなる簡易な構造をしており、そのため、枠組足場などを別途用意する必要がない。しかも、コンクリート打設用の足場を簡易に設置することができるので、足場設置費用を低く抑えることが可能となるとともに、足場の組み立て作業を効率よく行うことができる。とくに、T形楔片を用いて足場ブラケットを、横バタ材に堅固に固着させることにより、作業用足場の安定性を向上させることができる。
また、本発明によれば、足場ブラケット取付け金具の設置位置を、横バタ材の設置間隔に合わせて簡単に移動することが可能で、そのため、各種の大型型枠のいずれにも適用することができ、とくにコンクリート打設時の負荷状態に応じて横バタ材の設置位置が変わるときにも自由に対応させることができる。
本発明は、図1に示すように、複数個の足場ブラケットBを、該ブラケットの複数箇所に設けた足場ブラケット取付け金具6を用いて、型枠パネルPを支持する横バタ材13に固定し、このようにして固定された複数個の足場ブラケットBに足場板19を架け渡して作業足場を構築してなる作業足場支持装置およびそれを用いた作業足場設置方法を提案するものである。
以下に、この作業足場支持装置の構成について詳しく説明する。
足場ブラケットBは、支持部材を主要部材として構成されている。図2は、本発明にかかる足場ブラケットBの最も基本的な構造を示す概略図である。支持部材1は、断面角形鋼材からなり、その一方の側面には足場板を載置するための足場受金具2がこの支持部材の一側面から突設される態様にて溶接固定されている。また、その他方の側面の上端部には、横バタ材に引っ掛けて用いる溝形の係止部3が設けられている。そして、前記足場受金具2には、その先端部と前記支持部材1との間に、棚受金具4の補強のために斜めに架け渡す態様にて、固定してあり、略三角形状の枠材部からなる足場ブラケットが構成される。
前記足場受金具2は、断面角形鋼材からなり、本発明にかかる作業足場支持装置が型枠に取付けられた状態では、その型枠パネル面から突き出た状態となり、その上に足場板19が載置され、作業足場を構築することができる。また、前記係止部3は、足場を設置しようとする横バタ材の上方から横バタ材に引っ掛けて用いるものであり、該足場ブラケットを予定の位置に仮設置するときに有用であると共に、とくに溝形の係止部とすることで、足場が落下するのを防止する役割をも果たすものである。また、前記棚受金具4は、足場受金具2を水平に保つ役割と、足場ブラケットBの強度を向上させる役割を担うものである。
図3は、本発明にかかる足場ブラケットBの他の実施形態を例示する略線図である。この形態の足場ブラケットは、支持部材1、足場受金具2および係止部3については、図2のものと同様の構造であるが、棚受金具4が斜めに下支えする態様ではなく、該足場受け金具の先端をくの字形に屈曲した棚受金具5にて補強してなる形態である。
この場合、前記くの字形に屈曲した棚受金具5の垂直部22には、上端から手摺支柱を嵌め入れるための手摺支柱挿入穴23を設けると共に、その側面の複数箇所に手摺支柱止め孔24を設ける。そして、この手摺支柱挿入穴23に手摺支柱を嵌め入れた後、手摺支柱止め孔24にピン等を挿通することにより、手摺支柱を所定の位置に固定することができる。
また、前記棚受金具5の垂直部22の高さは、当接する足場受金具2より高くすることが好ましく、このようにすることで、棚受金具5上に載置した足場板19が落下することを防ぐことができる。
さらに、上記手摺支柱挿入穴23の下端の最も低い位置から、垂直部22の下端に亘り、直径10mm程度の水抜き穴25(貫通孔)を設けることが好ましい。これにより、雨水等が手摺支柱挿入穴23に溜まることがなく、手摺支柱挿入穴23や手摺支柱が腐食するのを防ぐことができる。
次に、足場ブラケット取付け金具6について説明する。この足場ブラケット取付け金具6は、一個の足場ブラケットに対して、上下方向の少なくとも2箇所に取り付けるものである。図4(a)に示すように、この足場ブラケット取付け金具6は、コ字形固定金具(本体)7と断面T形のT形楔片11とからなるものであり、コ字形固定金具(本体)7の基端部側の挟持空間9には、前記横バタ材13に接して立設される足場ブラケットの支持部材1を嵌め入れると共に、コ字形固定金具7の両側片のそれぞれの遊端部側に設けられた把持溝8を、横バタ材13に上方もしくは下方より係止させ、さらに前記コ字形固定金具7の基端部側の挟持空間9に相当する離間位置に、一対に設けたT形楔孔10に、T形楔片11を挿入して締付けることにより、前記支持部材1をこれと直交する横バタ材13に堅固に固定することができる。なお、T形楔片11は、T形上面11aが支持部材1の側面に当接するように挿通して、前記支持部材1を横バタ材13に堅固に取付ける。
本発明においてT形楔片11を用いる理由は、支持部材1を、横バタ材13に対して平行な方向(11a方向)と垂直な方向(11b方向)の2方向から押圧して横バタ材に堅固に締付けることができること、およびT形楔片11のT形上面11aに対して垂直に突出する部分11bが、補強リブの役割を果たし、楔の反り返りによる楔着力の低下を防止できることにあり、前記支持部材1が横バタ材13に堅固に固定し、作業用足場の安定性を向上させることに有効である。
また、本発明では、図4(b)に示すように、コ字形固定金具7と締付けねじ21からなる足場ブラケット取付け金具6を用いることができる。前記と同様に、コ字形固定金具7の基端部側の挟持空間9に、前記横バタ材13に接して立設される足場ブラケットの支持部材1を嵌め入れると共に、コ字形固定金具7の両側片のそれぞれの遊端部側に設けられた把持溝8を、横バタ材13に上方もしくは下方より係止させ、さらに前記コ字形固定金具7の基端頂部に設けた貫通孔20に締付けねじ21を挿入してねじ止めすることにより、前記支持部材1をこれと直交する横バタ材13に堅固に固定させることができる
なお、本発明において、前記コ字形固定金具7の把持溝8および挟持空間9は、支持部材1や横バタ材13の大きさに合わせて構成することが好ましい。例えば、挟持空間9について説明すると、挟持空間9の大きさが支持部材1の大きさよりも小さいと、該支持部材1を足場ブラケット取付け金具7の挟持空間9内に嵌め入れることができなくなり、一方で、その大きさが、支持部材1に対して大きすぎると、支持部材1を足場ブラケット取付け金具7の挟持空間9に嵌め入れることはできるものの、支持部材1との間に遊びが生じるために、横バタ材13と支持部材1とが堅固に楔着することができなくなってしまうからである。
また、本発明に係る足場ブラケットBを用いた足場は、コ字形固定金具7を横バタ材13の設置位置に合わせて上下に自由に移動させることができるので、横バタ材13の設置間隔が異なるような型枠パネルにも好適に用いることができる。
なお、本発明に係る足場ブラケットBを用いた足場は、足場ブラケットBの支持部材1の長さより高さ方向に高い型枠パネルに対して設置可能であるが、一般に、型枠パネルのうち、高さ方向の長さが、数mを超えるような大型型枠パネルに対して設置するケースでの使用がより好ましい。その理由は、あまりに小さいと、本発明に係る足場ブラケットを用いるまでもなく、安定な足場を設置することが可能であり、一方、本発明に係る足場ブラケットでは、これがあまりに大きすぎると、型枠パネルの上部に取付けて用いるものであることから、足場自体の重みにより型枠パネルがたわみが生じ、足場がかえって不安定になる。
以下に、大型の立ち上がり壁用型枠に、本発明に係る作業足場を取り付ける方法について、図1に基づいて説明する。
はじめに、前記大型型枠パネルの施行現場への移設方法について説明する。組立構台の作業面上で製作された大型型枠パネル16は、型枠移動台車にて施工現場に運び、所定の位置に立設する。実際の施工にあたっては、はじめに、内壁側のコンクリート型枠を構成する大型型枠パネルが型枠移動台車にて運ばれて立設され、次に外壁側のコンクリート型枠を構成する大型型枠パネルを台車にて運び、レッカーで吊り上げて、先組の内壁側大型型枠パネルと対峙するように、後組の外壁側大型型枠パネルを所定の間隔をおいて配置し、垂直建入れ、角締めの施工を行う。
次に、上記の型枠に対し、本発明に係る足場ブラケットBを外壁側のコンクリート型枠を構成する型枠パネル16に取り付ける。以下は、T形楔片11を用いて締付けを行った場合である。まず、足場ブラケットBを、溝形の係止部3を介して型枠パネル16を支持する横バタ材13に引っ掛けて仮りに架設して位置合わせを行う。その後、その足場ブラケットBの支持部材1と横バタ材13とが交差する上下方向の2つの位置に、いずれかの足場ブラケット取付け金具6を取り付ける。このとき、ブラケット取付け金具6のコ字形固定金具7基端部側の挟持空間9に、前記支持部材1を嵌め入れ、さらに固定金具7の把持溝8を支持部材1と交差する横バタ材13に上方または下方から係合させ、その後、該固定金具7基端部側に設けたT形楔孔10に、T形楔片11を打ち込んで楔着する。このことにより、該足場ブラケットBは、支持部材1を一辺として足場板19が型枠パネル16から突出した状態で取付けられる。
上述した足場ブラケットBの型枠パネルの仮設に当たり、横バタ材13と前記支持部材1との交点、即ち、足場ブラケット取付け金具6の取付け数は、該支持部材1の長さに応じて増減させることができるが好ましい。例えば、足場ブラケット取付け金具6によって該支持部材1を固定する位置は、少なくとも2箇所、場合によっては更に多くの場所に取付ける。設置する足場ブラケットBの横方向のぶれを確実に抑制するには、少なくとも2箇所の前記交点において足場ブラケット取付け金具6を用いて固定する。
その後、複数の足場ブラケットを、横バタ材13の長手方向に沿って取り付ける。このような実施形態では、図1に示すように、一枚の型枠に対して、複数個の足場ブラケットBが取り付けられている。そして、複数個の足場ブラケットBの各棚受金具5の垂直部22に設けられた手摺支柱挿入穴23に、上方から手摺支柱17を嵌め入れ、手摺支柱止め孔24にピンを挿通して手摺支柱17を固定した後、各手摺支柱17に手摺18を掛け渡し、手摺18を組み付ける。さらに、各足場受金具2上に、足場板19を載置することにより、コンクリート打設用の作業足場を形成することができる。
本発明の活用例としては、コンクリートによる室内の隔壁や梁などのコンクリート壁体を型枠を用いて構築するにあたって、コンクリート材の投入や、バイブレータ掛けなど、型枠の上側からの作業が頻繁に必要となる場合に利用される。
本発明に係る作業足場支持装置を施工した例を示す斜視図である。 本発明に係る作業足場支持装置に用いる足場ブラケットの概略図である。 本発明に係る作業足場支持装置に用いる足場ブラケットの好ましい例を示す概略図である。 本発明に係る作業足場支持装置に用いる足場ブラケット取付け金具であり、(a)T形楔片を用いる場合、(b)締付けねじを用いる場合、の概略図である。
符号の説明
B 足場ブラケット
1 支持部材
2 足場受金具
3 係止部
4 棚受金具
5 くの字形棚受金具
6 足場ブラケット取付け金具
7 コ字形固定金具
8 把持溝
9 挾持空間
10 T形楔孔
11 T形楔片
13 横バタ材
14 縦バタ材
15 外付け縦バタ材
16 型枠パネル
17 手摺支柱
18 手摺
19 足場板
20 貫通孔
21 締付けねじ
22 くの字形棚受金具垂直部
23 手摺支柱挿入穴
24 手摺支柱止め孔
25 水抜き穴

Claims (12)

  1. 一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる足場ブラケットと、
    コ字形材の両側片のそれぞれの遊端部側に横バタ材に係止する把持溝を設けると共に、該コ字形材の基端部側には、前記横バタ材に接して立設される前記支持部材を挿通させる挾持空間に相当する離間位置の該両側片に、一対の楔挿通用T形楔孔を設けてなるコ字形固定金具および断面T形のT形楔片からなるブラケット取付金具とからなり、
    該ブラケット取付金具を、前記足場ブラケットの支持部材と型枠パネル支持用横バタ材とが接する上下方向の少なくとも2箇所に、前記T形楔片を介して着脱可能に取付けてなることを特徴とする作業足場支持装置。
  2. 前記T字形楔片は、コ字形固定金具に設けられた楔孔に対し、そのT形上面が、前記支持部材に当接するように挿通されることを特徴とする請求項1に記載の作業足場支持装置。
  3. 一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる足場ブラケットと、
    コ字形材の両側片のそれぞれの遊端部側に横バタ材に係止する把持溝を設けると共に、該コ字形材の基端部頂部に、前記横バタ材に接して立設される前記支持部材を挿通させる挾持空間内の該支持部材に向けて進退する締付けねじを設けてなるブラケット取付け金具とからなり、
    該ブラケット取付け金具を、前記足場ブラケットの支持部材と型枠パネル支持用横バタ材とが接する上下方向の少なくとも2箇所に、前記締付けねじを介して着脱可能に取付けてなることを特徴とする作業足場支持装置。
  4. 前記ブラケット取付け金具の一部を、コ字形材の両側片のそれぞれの遊端部側に横バタ材に係止する把持溝を設けると共に、該コ字形材の基端部側には、前記横バタ材に接して立設される前記支持部材を挿通させる挾持空間に相当する離間位置の該両側片に、一対の楔挿通用T形楔孔を設けてなるコ字形固定金具および断面T形のT形楔片からなるブラケット取付金具とし、前記締付けねじに代えてT形楔片を用いて取付けてなることを特徴とする請求項3に記載の作業足場支持装置。
  5. 前記型枠パネルは、外面側に、上下方向において間隔の異なる横バタ材を固定してなる大型型枠パネルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業足場支持装置。
  6. 前記棚受金具が、くの字形に屈曲した金具からなると共に、この金具の垂直部には、手摺支柱挿入穴、手摺支柱止め孔および水抜き穴が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業足場支持装置。
  7. 大型型枠パネルの所定の位置に、このパネルの外面に固定された横バタ材に対し、一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる一の足場ブラケットを着脱可能に取り付けて作業足場を設置するに当たり、
    該足場ブラケットの支持部材が横バタ材と接する上下方向の少なくとも2箇所に設けた、コ字形固定金具とT形楔片からなるブラケット取付け金具の、該コ字形固定金具の挟持空間に、前記支持部材を嵌め入れると共に、前記コ字形固定金具の把持溝を、横バタ材に上方もしくは下方より係止させ、さらに前記コ字形材の基端部側に設けた楔孔を介してT形楔片を挿入して締め付けを行うことにより、前記支持部材をこれと直交する横バタ材に堅固に固定することを特徴とする作業足場設置方法。
  8. 前記T字形楔片は、コ字形固定金具に設けられた楔孔に対し、そのT形上面が、前記支持部材に当接するように挿通されることを特徴とする請求項7に記載の作業足場設置方法。
  9. 大型型枠パネルの所定の位置に、このパネルの外面に固定された横バタ材に対し、一方の側面に足場板を載置する足場受金具を突設すると共に、その他方の側面の上端部には横バタ材に引っ掛けて用いる係止部を有する断面角形鋼材からなる支持部材と、前記足場受金具の遊端部と該支持部材の下部との間に掛け渡した棚受金具とからなる一の足場ブラケットを着脱可能に取り付けて作業足場を設置するに当たり、
    該足場ブラケットの支持部材が横バタ材と接する上下方向の少なくとも2箇所に設けた、コ字形固定金具と締付けねじからなるブラケット取付け金具の、該コ字形固定金具の挟持空間に、前記支持部材を嵌め入れると共に、前記コ字形固定金具の把持溝を、横バタ材に上方もしくは下方より係止させ、さらに前記コ字形材の基端部頂部に設けた締付けねじにより、前記支持部材をこれと直交する横バタ材に堅固に固定することを特徴とする作業足場設置方法。
  10. 前記ブラケット取付け金具の一部を、コ字形固定金具とT形楔片からなるブラケット取付け金具とし、前記締付けねじに代えて、T形楔片を用いることを特徴とする請求項9に記載の作業足場設置方法。
  11. 前記型枠パネルは、外面側に、上下方向において間隔の異なる横バタ材を固定してなる大型型枠パネルであることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の作業足場設置方法。
  12. 前記棚受金具が、くの字形に屈曲した金具からなると共に、この金具の垂直部には、手摺支柱挿入穴、手摺支柱止め孔および水抜き穴が設けられていることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の作業足場設置方法。
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