JP3098214U - 大引きバタ受 - Google Patents
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Abstract
【課題】1人で、水平度の正しい取り付けが可能で、安全性の高い、繰り返し使用可能な治具を提供する。
【解決手段】壁の型枠の上部に正確な姿勢で脱着容易な大引きバタ受であって、水平部2bの短いショートアーム1又は水平部7bの長いロングアーム6とし、大引き17を積載するための受け面4a、7eを有する治具とする。また、壁の型枠の上部に取り付けたときに受け面4a、7eが水平の面であって、壁の型枠の上端と前記受け面との垂直距離を、大引き17と根太18の寸法を加えた値の治具とする。さらに、スライドと位置決めが容易な止め部5を有するものとする。
【選択図】 図1
【解決手段】壁の型枠の上部に正確な姿勢で脱着容易な大引きバタ受であって、水平部2bの短いショートアーム1又は水平部7bの長いロングアーム6とし、大引き17を積載するための受け面4a、7eを有する治具とする。また、壁の型枠の上部に取り付けたときに受け面4a、7eが水平の面であって、壁の型枠の上端と前記受け面との垂直距離を、大引き17と根太18の寸法を加えた値の治具とする。さらに、スライドと位置決めが容易な止め部5を有するものとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンクリート建造物を施工するときに仮設する型枠であって、床スラブ、庇、廊下、ベランダなど、水平面となるコンクリートを施工する場合に必要となる、下側せき板を正確に取り付ける工事を容易にする治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、床スラブの下側せき板を施工する場合は、左右の壁を構成するための型枠を仮設した後に、前記型枠の内側せき板に多数の棧木(通常は30mm×60mmの断面の木材が使用される。)を現場合わせにより仮に取り付け、その後前記棧木の下に複数の根太(通常は60mmの角材が使用される。)や大引き(通常90mmの角材が使用される。)を取り付けた後に、下側から多数の支柱で保持して水平を出し、その後前記棧木を取り外しながら床スラブの下側せき板を取り付けていた。
また、庇、廊下、ベランダなどの下側せき板を施工する場合は、壁の型枠の外側せき板と足場との間に多数の棧木を仮に取り付け、その後前記棧木の下に複数の根太や大引きを取り付けた後に、下側から多数の支柱で保持して水平を出し、その後前記棧木を取り外しながら庇等の下側せき板を取り付けていた。
このような従来の工法では、棧木を仮に取り付けるときに複数の作業者を要する問題を有していた。また、現場合わせで仮の取り付けを行うため、根太や大引き及び下側せき板の水平度を容易に出すことができない問題を有していた。
また、比較的重量の重い材料を持った状態で、仮の取り付けをクギ打ちや番線を巻き付けるなどして行っているため、作業性の悪い困難な作業を足場の悪い高所で行うこととなり安全性の面で問題を有していた。
また、仮に取り付ける棧木は廃材となりこれを廃棄するため、資源の無駄な消費を来す問題を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためなされたもので、大引きを下から保持する受け面を有する大引きバタ受であって、1人で設置可能なものを提供することにある。
また、外壁の型枠に取り付けたときに、自動的に所定の高さかつ水平度の正しい受け面を提供する大引きバタ受とすることにより、水平度の正しい根太や大引きを取り付けを可能とし、ひいては水平度の正しい下側せき板の施工を容易にした治具を提供することにある。
また、大引きの取り付けを大引きバタ受の受け面に載せる作業とし、クギ穴を使用して大引きを仮固定することを可能とすることにより、高所作業を楽な作業として安全性の高い施工を可能とすることにある。
さらに、何回も繰り返し使用可能な大引きバタ受とすることにより、工事に伴い発生する廃材の減少を可能とし、資源の無駄な消費をしない工事を可能とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
壁の型枠の上部に脱着容易な大引きバタ受であって、大引きの下面を保持するための受け面を有する治具とする。
また、前記大引きバタ受を壁の型枠の上部に取り付けたときに前記受け面が水平の面であって、壁の型枠の上端と前記受け面との垂直距離を所定の値とした治具とする。
ここで前記所定の値とは、床スラブ、庇、廊下、ベランダなどの下側せき板の下面と大引きの下面との間隔をいい、通常は大引きと根太の高さ寸法を加えた寸法となる。
【0005】
【考案の実施の形態】
請求項1の考案は、フレーム及び止め部を有する大引きバタ受であって、前記フレームは掛け部を有し、前記掛け部は掛け面と指部を有するものとし、また、前記フレームは前記止め部をスライド可能に保持するものとし、前記止め部を所定の位置に位置決めする固定具を設け、さらに、前記フレームの一部を受け面とするか又は前記フレームに受け面を有する受け部を設けた大引きバタ受とする。前記掛け面は、前記大引きバタ受にかかる負荷及び自重を支える面で、前記指部は大引きバタ受にかかる偶力を前記止め部と一緒に支えるものである。共に負荷に対応して接触面に発生する面圧に対して、壁の型枠のせき板が耐えるような面積であればその形状にこだわるものではない。
また、前記止め部をスライド可能に保持させたのは、大引きや根太を前記受け面に載せた状態で、前記大引きバタ受を取り外すことを容易にするためである。スライド可能に保持する方法には、大径の円筒形状のガイドと前記より小さな円柱形状の止め部とする構成や、大きな四角形状のガイドと前記より小さな四角形状の止め部とする構成や、ありみぞやT溝などを使用する方法などあり特にその構成についてこだわるものではない。
また、前記止め部の所定の位置は、止め部の先端面を壁の型枠のせき板の面に当てる場合は、前記指部の指接面と前記止め部の先端面との水平距離が、前記壁の型枠のせき板の厚さと同じ寸法となる位置をいう。
一方、前記先端面をフォームタイを固定する横端太の外面に当てる場合には、前記指接面と前記先端面との水平距離が、前記壁の型枠のせき板の内面と前記横端太の外面との間の距離になるようにする。
また、前記固定具は、穴とピンとの組合せによるものや、ネジとボルトを使用してボルトを止め部に押し付けて固定するものや、偏心軸を回転させて止め部を押し付けて固定する方法や、楔を打ち込むことにより固定する方法などが考えられその構成についてこだわるものではない。
さらに、前記掛け面と前記受け面との垂直距離をそれぞれの工事において使用する大引きと根太を加えた高さ寸法とする。
【0006】
請求項2の考案は、請求項1に記載した大引きバタ受であって、フレームの形状を垂直部と短尺の水平部とを有するものとし、前記垂直部の上部に掛け部を設け、前記水平部の上部に受け部を設け、前記掛け部と前記受け部とが前記垂直部を挟んで互いに相反する位置になるようにした大引きバタ受とする。
ここで前記短尺の水平部とは、水平部の長さを100mm〜400mmとしたものをいい、水平部の長さが短いことからショートアームと呼ばれている。
ショートアームの大引きバタ受けでは、前記受け部の寸法を使用する大引きが丁度載る寸法にすることにより大引きの位置決めが容易になる。
請求項3の考案は、請求項1に記載した大引きバタ受であって、フレームの形状を垂直部と長尺の水平部とを有するものとし、前記垂直部の上部に掛け部を設け、前記水平部の上面を受け部とし、前記掛け部と前記受け部とが前記垂直部を挟んで互いに相反する位置になるようにした大引きバタ受とする。
ここで前記長尺の水平部とは、水平部の長さが400mm以上あればよく特にその長さを限定するものではないが、通常は水平部の長さを2500mm以下とすることが好ましい。このタイプの大引きバタ受は、水平部の長さが長いことからロングアームと呼ばれている。
請求項4の考案は、請求項3に記載した大引きバタ受であって、水平部の上面に受け面を有する受け部を設けた大引きバタ受とする。
あらかじめ大引きを取り付ける位置が決まっている場合は、大引きが位置ずれしない受け部とした方が作業が容易になるからである。
【0007】
請求項5の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した大引きバタ受であって、止め部の固定具をガイドに明けた固定穴と、前記止め部に明けた止め穴及びピンとで構成した大引きバタ受とする。
本考案は、前記ガイドに固定穴を前記止め部に止め穴をそれぞれ明けておき、ピンを差し込むことにより固定する構成としたものである。止め部の先端面は、壁の型枠のせき板の面に当てる場合と、フォームタイを固定する横端太の外面に当てる場合とあるので、それぞれの条件に合わせ、前記ガイドに明ける固定穴又は前記止め部に明ける止め穴の、いずれかを2個明けておくことが好ましい。
請求項6の考案は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載した大引きバタ受であって、止め部をスライド可能に保持するガイド及び前記止め部を大小の角パイプで構成した大引きバタ受とする。
前記止め部をスライド可能に保持する方法として角パイプを使用した構成としたものである。必要な剛性を維持しつつ材料を軽量化する点で好ましい。
請求項7の考案は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載した大引きバタ受であって、受け部又は受け面にクギ穴を設けた大引きバタ受とする。
受け面等にクギ穴を明けておき、前記クギ穴を通して大引きに釘を打つことにより、大引きを受け面に仮固定することが可能となり、大引きが位置ずれすることがなくなり作業性と安全性が向上する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の第1実施例を図1に示し説明する。第1実施例はフレーム2と止め部5を有する大引きバタ受であって、フレームの水平部2bが短尺であるためショートアーム1と呼ばれる大引きバタ受である。
フレーム2は垂直部2aと水平部2bとを直角に結合し、垂直部2aの上部に掛け部3を、水平部2bの先端に受け部4を、水平部2bと垂直部2aの交点部の下にガイド8をそれぞれ取り付けてなる形状とした。
掛け部3は平鋼の両端をそれぞれ直角に折り曲げ、一方を指部3aとし他方を垂直部2aに当てて取り付け、垂直部2aに対して掛け面3bが水平になるように構成した。
本実施例では90mm角の木材を大引きとしてまた60mm角の角パイプを根太として使用するので、掛け面3bと受け面4aとの垂直距離を150mmとした。
また受け部4は、90mmの幅を有する水平面たる受け面4aと、前記90mmの両端を折り曲げ、一方を傾斜面4cとし他方を直角に折り曲げて垂直面4dとし、前記垂直面4dにクギ穴4bを設けたものとした。
ガイド8は角パイプとし、側面に固定穴8aを明けた。そして、ガイド8の角パイプより少し小さな角パイプからなる止め部5をガイド8に挿入し、水平部2bと平行方向にスライド可能に取り付けた。
本実施例ではせき板12a、12bとして12mmのベニヤ合板を使用し、ベニヤ合板の補強用の棧木14として30mm×60mmの木材を使用するので、棧木14を含めたせき板12全体の寸法が72mmとなる。
また、フォームタイ16を取り付ける部分では60mm角の角パイプを横端太15として使用する。
また、ショートアーム1を取り付けたときに、先端面5cがせき板12aの外面に当たる場合と、先端面5cが横端太15に当たる場合とが考えられる。
そこで、止め具5の先端には板を取り付けて先端面5cとし、掛け部3の指接面3cと先端面5cとの水平距離を12mmとする位置及び指接面3cと先端面5cとの水平距離を132mmとする位置の両方の位置に止め具5を固定するよう2個の止め穴5bを設けてなるものとした。
また、ピン9を設け図示しないクサリを使用してフレーム2に吊り下げておいた。
【0009】
続いて実施例1の使用方法を図2に示し説明する。図2は右側に屋内25と屋外26とを仕切る外壁コンクリートのための、外壁空間11を有する内側せき板12a、外側せき板12b、棧木14、横端太15、フォームタイ16、クサビ23などからなる型枠を表した。実際には、外壁空間11には鉄筋を取り付けるが図面上は省略して記載した。
本実施例のショートアーム1は床スラブの下側せき板19を取り付けるためのものである。図2には右側の一部しか表示していないが、実際には左右両方の外壁コンクリート用の型枠にそれぞれショートアーム1を取り付け、左右に取り付けたショートアーム1の受け面4aに大引き17を積載する。
ショートアーム1は内側せき板12aの上面に掛け面3bを載せ、指接面3cを内側せき板12aの外壁空間11側の面に接触させる。そして、止め部5をスライドさせ先端面5cを内側せき板12aの室内25側の面に接触させてピン9を固定穴8aと止め穴5bに差し込んで止め部5を固定する。
せき板12aは12mmであり、指接面3cと先端面5cとの水平距離を12mmとする位置に止め具5を固定すると、ショートアーム1は内側せき板12aに固定される。
このようにして左右の型枠にそれぞれショートアーム1を取り付け、左右に取り付けたショートアーム1の受け面4aに大引き17を積載する。大引き17を積載した後にクギ穴4bを通してクギを仮打ちしておくと、ショートアーム1に対して大引き17を仮固定することができる。
所定の間隔を空けて左右のショートアーム1と大引き17の組合せを多数設置した後に、大引き17と直交させるようにして多数の根太18を積載し、大引き17の下に長さを調節可能とした多数の支柱21を設けて床面22により支持した後に、ショートアーム1を取り外しつつ、根太18の上に床スラブの下側せき板19を取り付ける。
【0010】
次ぎに本考案の第2実施例を図3に示し説明する。第2実施例はフレーム7と止め部5を有する大引きバタ受であって、フレームの水平部7bが長尺であるためロングアーム6と呼ばれる大引きバタ受である。
フレーム7は垂直部7aと水平部7bとを直角に結合し、垂直部7aの上部に掛け部3を、垂直部7aの下にガイド8をそれぞれ取り付け、補強部材7c、7dを有する形状とした。
掛け部3は実施例1と同様とした。また、水平部7bの上面を受け面7eとした。
本実施例でも、実施例1と同じサイズの大引きと根太をそれぞれ使用するので、掛け面3bと受け面7eとの垂直距離を150mmとした。
本実施例でも、実施例1と同じサイズのせき板12a、12b、棧木14及び横端太15を使用する。そこで、ガイド8と止め部5の構成及び止め具5を固定したときの指接面3cと先端面5cとの水平距離を12mm及び132mmの2段とすることも実施例1と同様とした。
【0011】
続いて実施例2の使用方法を図4に示し説明する。図4は右側に屋内25と屋外とを仕切る外壁コンクリートのための外壁空間11を有する内側せき板12a、外側せき板12b、棧木14、横端太15、フォームタイ16、クサビ23などからなる型枠を表した。実際には、外壁空間11には鉄筋を取り付けるが図面上は省略して記載した。
本実施例のロングアーム6は庇、廊下、ベランダなどの下面に当たるベランダ等の下側せき板24を取り付けるためのものである。
ロングアーム6は外側せき板12bの上面に掛け面3bを載せ、指接面3cを外側せき板12bの外壁空間11側の面に接触させる。そして、止め部5をスライドさせ先端面5cを横根太15に接触させてピン9を固定穴8aと止め穴5bに差し込んで止め部5を固定する。
せき板12b、棧木14及び横端太15を加えた寸法は132mmであり、指接面3cと先端面5cとの水平距離を132mmとする位置に止め具5を固定すると、ロングアーム6は外側せき板12bに固定される。
このようにして型枠の屋外26側に、ロングアーム6を適宜間隔を空けて多数取り付け、さらに適宜間隔を空けて、受け面7eの上に大引き17を複数本積載する。その後に、大引き17と直交させるようにして多数の根太18を積載し、大引き17の下に長さを調節可能とした多数の支柱21を設けて支持した後に、ロングアーム6を取り外しつつ、根太18の上にベランダ等の下側せき板24を取り付ける。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る大引きバタ受はショートアームもロングアームも共に軽量であり、外壁の型枠の上部に積載して取り付ける構成としたため、作業者が1人で設置可能な大引きバタ枠を提供することができた。
また外壁の型枠に取り付けたときに、自動的に所定の高さとなり水平度の正しい受け面となる大引きバタ受としたため、水平度の正しい根太や大引きの取り付けを可能とし、ひいては水平度の正しい下側せき板の施工を容易にした治具を提供することができた。
また、大引きの取り付けを大引きバタ受の受け面に載せる作業とし、クギ穴を使用して大引きを仮固定することを可能とすることにより、高所で行う作業を楽で安全性の高い作業とすることができた。
さらに、何回も繰り返し使用可能な大引きバタ受とすることにより、工事に伴い発生する廃材の減少を可能とし、資源の無駄な消費をしない工法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例たるショートアームの斜視図である。
【図2】第1実施例たるショートアームの使用状態を示す部分断面図である。
【図3】第2実施例たるロングアームの斜視図である。
【図4】第2実施例たるロングアームの使用状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 :ショートアーム 2 :フレーム 2a:垂直部
2b:水平部 3 :掛け部 3a:指部
3b:掛け面 3c:指接面 4 :受け部
4a:受け面 4b:クギ穴 4c:傾斜面
4d:垂直面 5 :止め部 5b:止め穴
5c:先端面 6 :ロングアーム 7 :フレーム
7a:垂直部 7b:水平部 7c:補強部材
7d:補強部材 7e:受け面 8 :ガイド
8a:固定穴 9 :ピン 11 :外壁空間
12a:内側せき板 12b:外側せき板 14 :棧木
15 :横端太 16 :フォームタイ 17 :大引き
18 :根太 19 :下側せき板 21 :支柱
22 :床面 23 :クサビ 24 :下側せき板
25 :屋内 26 :屋外
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンクリート建造物を施工するときに仮設する型枠であって、床スラブ、庇、廊下、ベランダなど、水平面となるコンクリートを施工する場合に必要となる、下側せき板を正確に取り付ける工事を容易にする治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、床スラブの下側せき板を施工する場合は、左右の壁を構成するための型枠を仮設した後に、前記型枠の内側せき板に多数の棧木(通常は30mm×60mmの断面の木材が使用される。)を現場合わせにより仮に取り付け、その後前記棧木の下に複数の根太(通常は60mmの角材が使用される。)や大引き(通常90mmの角材が使用される。)を取り付けた後に、下側から多数の支柱で保持して水平を出し、その後前記棧木を取り外しながら床スラブの下側せき板を取り付けていた。
また、庇、廊下、ベランダなどの下側せき板を施工する場合は、壁の型枠の外側せき板と足場との間に多数の棧木を仮に取り付け、その後前記棧木の下に複数の根太や大引きを取り付けた後に、下側から多数の支柱で保持して水平を出し、その後前記棧木を取り外しながら庇等の下側せき板を取り付けていた。
このような従来の工法では、棧木を仮に取り付けるときに複数の作業者を要する問題を有していた。また、現場合わせで仮の取り付けを行うため、根太や大引き及び下側せき板の水平度を容易に出すことができない問題を有していた。
また、比較的重量の重い材料を持った状態で、仮の取り付けをクギ打ちや番線を巻き付けるなどして行っているため、作業性の悪い困難な作業を足場の悪い高所で行うこととなり安全性の面で問題を有していた。
また、仮に取り付ける棧木は廃材となりこれを廃棄するため、資源の無駄な消費を来す問題を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためなされたもので、大引きを下から保持する受け面を有する大引きバタ受であって、1人で設置可能なものを提供することにある。
また、外壁の型枠に取り付けたときに、自動的に所定の高さかつ水平度の正しい受け面を提供する大引きバタ受とすることにより、水平度の正しい根太や大引きを取り付けを可能とし、ひいては水平度の正しい下側せき板の施工を容易にした治具を提供することにある。
また、大引きの取り付けを大引きバタ受の受け面に載せる作業とし、クギ穴を使用して大引きを仮固定することを可能とすることにより、高所作業を楽な作業として安全性の高い施工を可能とすることにある。
さらに、何回も繰り返し使用可能な大引きバタ受とすることにより、工事に伴い発生する廃材の減少を可能とし、資源の無駄な消費をしない工事を可能とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
壁の型枠の上部に脱着容易な大引きバタ受であって、大引きの下面を保持するための受け面を有する治具とする。
また、前記大引きバタ受を壁の型枠の上部に取り付けたときに前記受け面が水平の面であって、壁の型枠の上端と前記受け面との垂直距離を所定の値とした治具とする。
ここで前記所定の値とは、床スラブ、庇、廊下、ベランダなどの下側せき板の下面と大引きの下面との間隔をいい、通常は大引きと根太の高さ寸法を加えた寸法となる。
【0005】
【考案の実施の形態】
請求項1の考案は、フレーム及び止め部を有する大引きバタ受であって、前記フレームは掛け部を有し、前記掛け部は掛け面と指部を有するものとし、また、前記フレームは前記止め部をスライド可能に保持するものとし、前記止め部を所定の位置に位置決めする固定具を設け、さらに、前記フレームの一部を受け面とするか又は前記フレームに受け面を有する受け部を設けた大引きバタ受とする。前記掛け面は、前記大引きバタ受にかかる負荷及び自重を支える面で、前記指部は大引きバタ受にかかる偶力を前記止め部と一緒に支えるものである。共に負荷に対応して接触面に発生する面圧に対して、壁の型枠のせき板が耐えるような面積であればその形状にこだわるものではない。
また、前記止め部をスライド可能に保持させたのは、大引きや根太を前記受け面に載せた状態で、前記大引きバタ受を取り外すことを容易にするためである。スライド可能に保持する方法には、大径の円筒形状のガイドと前記より小さな円柱形状の止め部とする構成や、大きな四角形状のガイドと前記より小さな四角形状の止め部とする構成や、ありみぞやT溝などを使用する方法などあり特にその構成についてこだわるものではない。
また、前記止め部の所定の位置は、止め部の先端面を壁の型枠のせき板の面に当てる場合は、前記指部の指接面と前記止め部の先端面との水平距離が、前記壁の型枠のせき板の厚さと同じ寸法となる位置をいう。
一方、前記先端面をフォームタイを固定する横端太の外面に当てる場合には、前記指接面と前記先端面との水平距離が、前記壁の型枠のせき板の内面と前記横端太の外面との間の距離になるようにする。
また、前記固定具は、穴とピンとの組合せによるものや、ネジとボルトを使用してボルトを止め部に押し付けて固定するものや、偏心軸を回転させて止め部を押し付けて固定する方法や、楔を打ち込むことにより固定する方法などが考えられその構成についてこだわるものではない。
さらに、前記掛け面と前記受け面との垂直距離をそれぞれの工事において使用する大引きと根太を加えた高さ寸法とする。
【0006】
請求項2の考案は、請求項1に記載した大引きバタ受であって、フレームの形状を垂直部と短尺の水平部とを有するものとし、前記垂直部の上部に掛け部を設け、前記水平部の上部に受け部を設け、前記掛け部と前記受け部とが前記垂直部を挟んで互いに相反する位置になるようにした大引きバタ受とする。
ここで前記短尺の水平部とは、水平部の長さを100mm〜400mmとしたものをいい、水平部の長さが短いことからショートアームと呼ばれている。
ショートアームの大引きバタ受けでは、前記受け部の寸法を使用する大引きが丁度載る寸法にすることにより大引きの位置決めが容易になる。
請求項3の考案は、請求項1に記載した大引きバタ受であって、フレームの形状を垂直部と長尺の水平部とを有するものとし、前記垂直部の上部に掛け部を設け、前記水平部の上面を受け部とし、前記掛け部と前記受け部とが前記垂直部を挟んで互いに相反する位置になるようにした大引きバタ受とする。
ここで前記長尺の水平部とは、水平部の長さが400mm以上あればよく特にその長さを限定するものではないが、通常は水平部の長さを2500mm以下とすることが好ましい。このタイプの大引きバタ受は、水平部の長さが長いことからロングアームと呼ばれている。
請求項4の考案は、請求項3に記載した大引きバタ受であって、水平部の上面に受け面を有する受け部を設けた大引きバタ受とする。
あらかじめ大引きを取り付ける位置が決まっている場合は、大引きが位置ずれしない受け部とした方が作業が容易になるからである。
【0007】
請求項5の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した大引きバタ受であって、止め部の固定具をガイドに明けた固定穴と、前記止め部に明けた止め穴及びピンとで構成した大引きバタ受とする。
本考案は、前記ガイドに固定穴を前記止め部に止め穴をそれぞれ明けておき、ピンを差し込むことにより固定する構成としたものである。止め部の先端面は、壁の型枠のせき板の面に当てる場合と、フォームタイを固定する横端太の外面に当てる場合とあるので、それぞれの条件に合わせ、前記ガイドに明ける固定穴又は前記止め部に明ける止め穴の、いずれかを2個明けておくことが好ましい。
請求項6の考案は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載した大引きバタ受であって、止め部をスライド可能に保持するガイド及び前記止め部を大小の角パイプで構成した大引きバタ受とする。
前記止め部をスライド可能に保持する方法として角パイプを使用した構成としたものである。必要な剛性を維持しつつ材料を軽量化する点で好ましい。
請求項7の考案は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載した大引きバタ受であって、受け部又は受け面にクギ穴を設けた大引きバタ受とする。
受け面等にクギ穴を明けておき、前記クギ穴を通して大引きに釘を打つことにより、大引きを受け面に仮固定することが可能となり、大引きが位置ずれすることがなくなり作業性と安全性が向上する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の第1実施例を図1に示し説明する。第1実施例はフレーム2と止め部5を有する大引きバタ受であって、フレームの水平部2bが短尺であるためショートアーム1と呼ばれる大引きバタ受である。
フレーム2は垂直部2aと水平部2bとを直角に結合し、垂直部2aの上部に掛け部3を、水平部2bの先端に受け部4を、水平部2bと垂直部2aの交点部の下にガイド8をそれぞれ取り付けてなる形状とした。
掛け部3は平鋼の両端をそれぞれ直角に折り曲げ、一方を指部3aとし他方を垂直部2aに当てて取り付け、垂直部2aに対して掛け面3bが水平になるように構成した。
本実施例では90mm角の木材を大引きとしてまた60mm角の角パイプを根太として使用するので、掛け面3bと受け面4aとの垂直距離を150mmとした。
また受け部4は、90mmの幅を有する水平面たる受け面4aと、前記90mmの両端を折り曲げ、一方を傾斜面4cとし他方を直角に折り曲げて垂直面4dとし、前記垂直面4dにクギ穴4bを設けたものとした。
ガイド8は角パイプとし、側面に固定穴8aを明けた。そして、ガイド8の角パイプより少し小さな角パイプからなる止め部5をガイド8に挿入し、水平部2bと平行方向にスライド可能に取り付けた。
本実施例ではせき板12a、12bとして12mmのベニヤ合板を使用し、ベニヤ合板の補強用の棧木14として30mm×60mmの木材を使用するので、棧木14を含めたせき板12全体の寸法が72mmとなる。
また、フォームタイ16を取り付ける部分では60mm角の角パイプを横端太15として使用する。
また、ショートアーム1を取り付けたときに、先端面5cがせき板12aの外面に当たる場合と、先端面5cが横端太15に当たる場合とが考えられる。
そこで、止め具5の先端には板を取り付けて先端面5cとし、掛け部3の指接面3cと先端面5cとの水平距離を12mmとする位置及び指接面3cと先端面5cとの水平距離を132mmとする位置の両方の位置に止め具5を固定するよう2個の止め穴5bを設けてなるものとした。
また、ピン9を設け図示しないクサリを使用してフレーム2に吊り下げておいた。
【0009】
続いて実施例1の使用方法を図2に示し説明する。図2は右側に屋内25と屋外26とを仕切る外壁コンクリートのための、外壁空間11を有する内側せき板12a、外側せき板12b、棧木14、横端太15、フォームタイ16、クサビ23などからなる型枠を表した。実際には、外壁空間11には鉄筋を取り付けるが図面上は省略して記載した。
本実施例のショートアーム1は床スラブの下側せき板19を取り付けるためのものである。図2には右側の一部しか表示していないが、実際には左右両方の外壁コンクリート用の型枠にそれぞれショートアーム1を取り付け、左右に取り付けたショートアーム1の受け面4aに大引き17を積載する。
ショートアーム1は内側せき板12aの上面に掛け面3bを載せ、指接面3cを内側せき板12aの外壁空間11側の面に接触させる。そして、止め部5をスライドさせ先端面5cを内側せき板12aの室内25側の面に接触させてピン9を固定穴8aと止め穴5bに差し込んで止め部5を固定する。
せき板12aは12mmであり、指接面3cと先端面5cとの水平距離を12mmとする位置に止め具5を固定すると、ショートアーム1は内側せき板12aに固定される。
このようにして左右の型枠にそれぞれショートアーム1を取り付け、左右に取り付けたショートアーム1の受け面4aに大引き17を積載する。大引き17を積載した後にクギ穴4bを通してクギを仮打ちしておくと、ショートアーム1に対して大引き17を仮固定することができる。
所定の間隔を空けて左右のショートアーム1と大引き17の組合せを多数設置した後に、大引き17と直交させるようにして多数の根太18を積載し、大引き17の下に長さを調節可能とした多数の支柱21を設けて床面22により支持した後に、ショートアーム1を取り外しつつ、根太18の上に床スラブの下側せき板19を取り付ける。
【0010】
次ぎに本考案の第2実施例を図3に示し説明する。第2実施例はフレーム7と止め部5を有する大引きバタ受であって、フレームの水平部7bが長尺であるためロングアーム6と呼ばれる大引きバタ受である。
フレーム7は垂直部7aと水平部7bとを直角に結合し、垂直部7aの上部に掛け部3を、垂直部7aの下にガイド8をそれぞれ取り付け、補強部材7c、7dを有する形状とした。
掛け部3は実施例1と同様とした。また、水平部7bの上面を受け面7eとした。
本実施例でも、実施例1と同じサイズの大引きと根太をそれぞれ使用するので、掛け面3bと受け面7eとの垂直距離を150mmとした。
本実施例でも、実施例1と同じサイズのせき板12a、12b、棧木14及び横端太15を使用する。そこで、ガイド8と止め部5の構成及び止め具5を固定したときの指接面3cと先端面5cとの水平距離を12mm及び132mmの2段とすることも実施例1と同様とした。
【0011】
続いて実施例2の使用方法を図4に示し説明する。図4は右側に屋内25と屋外とを仕切る外壁コンクリートのための外壁空間11を有する内側せき板12a、外側せき板12b、棧木14、横端太15、フォームタイ16、クサビ23などからなる型枠を表した。実際には、外壁空間11には鉄筋を取り付けるが図面上は省略して記載した。
本実施例のロングアーム6は庇、廊下、ベランダなどの下面に当たるベランダ等の下側せき板24を取り付けるためのものである。
ロングアーム6は外側せき板12bの上面に掛け面3bを載せ、指接面3cを外側せき板12bの外壁空間11側の面に接触させる。そして、止め部5をスライドさせ先端面5cを横根太15に接触させてピン9を固定穴8aと止め穴5bに差し込んで止め部5を固定する。
せき板12b、棧木14及び横端太15を加えた寸法は132mmであり、指接面3cと先端面5cとの水平距離を132mmとする位置に止め具5を固定すると、ロングアーム6は外側せき板12bに固定される。
このようにして型枠の屋外26側に、ロングアーム6を適宜間隔を空けて多数取り付け、さらに適宜間隔を空けて、受け面7eの上に大引き17を複数本積載する。その後に、大引き17と直交させるようにして多数の根太18を積載し、大引き17の下に長さを調節可能とした多数の支柱21を設けて支持した後に、ロングアーム6を取り外しつつ、根太18の上にベランダ等の下側せき板24を取り付ける。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る大引きバタ受はショートアームもロングアームも共に軽量であり、外壁の型枠の上部に積載して取り付ける構成としたため、作業者が1人で設置可能な大引きバタ枠を提供することができた。
また外壁の型枠に取り付けたときに、自動的に所定の高さとなり水平度の正しい受け面となる大引きバタ受としたため、水平度の正しい根太や大引きの取り付けを可能とし、ひいては水平度の正しい下側せき板の施工を容易にした治具を提供することができた。
また、大引きの取り付けを大引きバタ受の受け面に載せる作業とし、クギ穴を使用して大引きを仮固定することを可能とすることにより、高所で行う作業を楽で安全性の高い作業とすることができた。
さらに、何回も繰り返し使用可能な大引きバタ受とすることにより、工事に伴い発生する廃材の減少を可能とし、資源の無駄な消費をしない工法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例たるショートアームの斜視図である。
【図2】第1実施例たるショートアームの使用状態を示す部分断面図である。
【図3】第2実施例たるロングアームの斜視図である。
【図4】第2実施例たるロングアームの使用状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 :ショートアーム 2 :フレーム 2a:垂直部
2b:水平部 3 :掛け部 3a:指部
3b:掛け面 3c:指接面 4 :受け部
4a:受け面 4b:クギ穴 4c:傾斜面
4d:垂直面 5 :止め部 5b:止め穴
5c:先端面 6 :ロングアーム 7 :フレーム
7a:垂直部 7b:水平部 7c:補強部材
7d:補強部材 7e:受け面 8 :ガイド
8a:固定穴 9 :ピン 11 :外壁空間
12a:内側せき板 12b:外側せき板 14 :棧木
15 :横端太 16 :フォームタイ 17 :大引き
18 :根太 19 :下側せき板 21 :支柱
22 :床面 23 :クサビ 24 :下側せき板
25 :屋内 26 :屋外
Claims (7)
- フレーム及び止め部を有する大引きバタ受であって、前記フレームは掛け部を有し、前記掛け部は掛け面と指部を有するものとし、また、前記フレームは前記止め部をスライド可能に保持するものとし、前記止め部を所定の位置に位置決めする固定具を設け、さらに、前記フレームの一部を受け面とするか又は前記フレームに受け面を有する受け部を設けたことを特徴とする大引きバタ受。
- 請求項1に記載した大引きバタ受であって、フレームの形状を垂直部と短尺の水平部とを有するものとし、前記垂直部の上部に掛け部を設け、前記水平部の上部に受け部を設け、前記掛け部と前記受け部とが前記垂直部を挟んで互いに相反する位置になるようにしたことを特徴とする大引きバタ受。
- 請求項1に記載した大引きバタ受であって、フレームの形状を垂直部と水平部とを有するものとし、前記垂直部の上部に掛け部を設け、前記水平部を長尺としその上面を受け部とし、前記掛け部と前記受け部とが前記垂直部を挟んで互いに相反する位置になるようにしたことを特徴とする大引きバタ受。
- 請求項3に記載した大引きバタ受であって、水平部の上面に受け面を有する受け部を設けたことを特徴とする大引きバタ受。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した大引きバタ受であって、止め部の固定具をガイドに明けた固定穴と、前記止め部に明けた止め穴及びピンで構成したことを特徴とする大引きバタ受。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載した大引きバタ受であって、止め部をスライド可能に保持するガイド及び前記止め部を大小の角パイプで構成したことを特徴とする大引きバタ受。
- 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載した大引きバタ受であって、受け部又は受け面にクギ穴を設けたことを特徴とする大引きバタ受。
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JP2003003124U JP3098214U (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 大引きバタ受 |
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ID=43251977
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6098966B1 (ja) * | 2016-10-13 | 2017-03-22 | 克 中里 | 大引配置具セット、大引配置具キット及び大引配置工法 |
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2003
- 2003-05-30 JP JP2003003124U patent/JP3098214U/ja not_active Expired - Lifetime
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