JP6745610B2 - 外壁パネルの取付構造 - Google Patents
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Description
前記建物躯体に固定される躯体側接合金物と、前記外壁パネルの上端部または下端部に固定されるパネル側接合金物と、前記躯体側接合金物と前記パネル側接合金物とを互いに結合する結合手段と、前記建物躯体に取付けられた前記外壁パネルの傾きを調整する傾き調整手段とを備え、
前記結合手段と前記傾き調整手段とが前記建物躯体の屋外方向に前後に並んで配置されている。
この構成であると、パネル側接合金物本体に対して位置調整用部材を外壁パネルの屋外方向および横幅方向の位置に調整することによって、建物躯体に対する外壁パネルの屋外方向および横幅方向の位置を調整することができる。
この構成であると、躯体側接合金物に対する位置調整用部材の高さ位置を調整することによって、建物躯体に取付けられた外壁パネルの高さ位置を調整することができる。
前記傾き調整手段は、前記躯体側接合金物から上方に突出し、前記位置調整用部材に設けられた傾き調整用貫通孔に挿通される傾き調整用ボルトと、この傾き調整用ボルトが前記傾き調整用貫通孔よりも突出した部分に螺着される傾き調整用ナットとを有し、
前記結合手段および前記傾き調整手段の他に、前記パネル側接合金物本体に設けられた上下方向に貫通する高さ調整用ボルト孔に上方から螺合し、下端部が前記躯体側接合金物の上面に当接する高さ調整用ボルトとを備えるとよい。
また、傾き調整用ボルトを傾き調整用貫通孔に挿通し、この傾き調整用ボルトの傾き調整用貫通孔よりも突出した部分に傾き調整用ナットを螺着し、この状態で傾き調整用ナットを位置調整用部材の上面に当接させ、そのときの傾き調整用ボルトの傾き調整用ボルトに対する螺着位置を調整することにより、外壁パネルの屋外方向の傾きを調整することができる。
さらに、高さ調整用ボルト孔に高さ調整用ボルトを上方から螺合させ、その下端を躯体側接合金物の上面に当接させておき、この高さ調整用ボルトの高さ調整用ボルト孔に対するねじ込み量を調整することにより、建物躯体に対する外壁パネルの高さを調整することができる。
この場合、外壁パネルが上端部で建物躯体に固定される。外壁パネルの上端部を複数箇所で固定すると、パネル側接合金物および躯体側接合金物にあまり剛性が高くない金物を使用しても、外壁パネルの屋外方向への傾きを一定に保持することができる。
図1は、この発明の一実施形態にかかる外壁パネルの取付構造の断面図に部分拡大図を加えた図である。この外壁パネルの取付構造は、例えば物流施設となる倉庫やコンビニエンスストア等の鉄骨系建物に適用される。使用される外壁パネル1は、建物躯体50に外壁面材を取付けるための下地となる下地フレーム2に複数枚の外壁面材3を上下に並べて取付けた下地一体型の外壁パネルである。図の例では、外壁面材3が上下4段に並べられている。
図8は図3のc部の拡大正面図、および底面図である。同図に示すように、下側の親胴縁5の下面における4箇所には、ダボピン23aを差込み可能なピン孔24aを有するダボピン受け板24が取付けられている。
先に説明したように、パネル側接合金物26Aは、パネル側接合金物本体20Aと位置調整用部材25Aとで構成する。位置調整用部材25Aは矩形の1つの角部が切欠かれた板材であって、外壁パネル1の屋外方向に沿って屋外側に位置する1つの締付用貫通孔27Aと、屋内側に位置する2つの傾き調整用貫通孔28Aとを有する。この位置調整用部材25Aは、パネル側接合金物本体20Aの上に重ねて使用される。位置調整用部材25Aの締付用貫通孔27Aとパネル側接合金物本体20Aの位置調整用貫通孔21Aとの水平位置を揃えた状態で躯体側接合金物30Aと結合される。
図9(A)のように、躯体側接合金物30Aの上方にパネル側接合金物本体20Aの水平部20bAと位置調整用部材25Aとを順に重ねて配置する。締付用ボルト31Aをパネル側接合金物本体20Aの位置調整用貫通孔21Aと位置調整用部材25Aの締付用貫通孔27Aに挿通させると共に、傾き調整用ボルト32Aを位置調整用部材25Aの傾き調整用貫通孔28Aに挿通させる。
先に説明したように、パネル側接合金物26Bは、パネル側接合金物本体20Bと位置調整用部材25Bとで構成する。位置調整用部材25Bは矩形の板材であって、外壁パネル1の屋外方向に沿って屋外側に位置する1つの締付用貫通孔27Bと、屋内側に位置する1つの傾き調整用貫通孔28Bとを有する。この位置調整用部材25Bは、パネル側接合金物本体20Bの上に重ねて使用される。締付用貫通孔27Bとパネル側接合金物本体20Bの位置調整用貫通孔21Bとの水平位置を揃えた状態で躯体側接合金物30Bと結合される。
外壁パネル1は、図11に示すように、クレーン等の揚重装置60によって吊り上げられて建物躯体(図示せず)の外壁パネル取付箇所まで運ばれる。この吊り上げられた外壁パネル1を、建物躯体に先行して取付けられている下段に位置する外壁パネル1の上部に勢いが付いたまま下ろすと、下段に位置する外壁パネル1の最上段に取付けた外壁面材3の凸部3a,3b(図4、図5)と、上段に位置する外壁パネル1の最下段に取付けた外壁面材3の凹部3c,3d(図4、図5)とがうまく嵌合せず、凸部3a,3bと凹部3c,3dに変形、損傷等が生じる可能性がある。そこで、以下に示す方法で、上段の外壁パネル1を建物躯体に取付ける。
2…下地フレーム
3…外壁面材
4…上側の親胴縁
5…下側の親胴縁
6…縦胴縁
20A,20B…パネル側接合金物本体
21A,21B…位置調整用貫通孔
22…高さ調整用ボルト孔
25A,25B…位置調整用部材
26A,26B…パネル側接合金物
27A,27B…締付用貫通孔
28A,28B…傾き調整用貫通孔
30A,30B…躯体側接合金物
31A,31B…締付用ボルト
32A,32B…傾き調整用ボルト
33A,33B…締付用ナット
34A,34B…傾き調整用ナット
35…高さ調整用ボルト
36…スペーサー
38A,38B…結合手段
39A,39B…傾き調整手段
50…建物躯体
Claims (4)
- 建物躯体に外壁パネルを取付ける構造であって、
前記建物躯体に固定される躯体側接合金物と、前記外壁パネルの上端部または下端部に固定されるパネル側接合金物と、前記躯体側接合金物と前記パネル側接合金物とを互いに結合する結合手段と、前記建物躯体に取付けられた前記外壁パネルの傾きを調整する傾き調整手段とを備え、
前記結合手段と前記傾き調整手段とが前記建物躯体の屋外方向に前後に並んで配置されていて、
前記パネル側接合金物は、前記外壁パネルの上端部または下端部に固定されるパネル側接合金物本体と、このパネル側接合金物本体に対して前記外壁パネルの取付け位置が調整可能な位置調整用部材とを有し、前記結合手段は、前記位置調整用部材と前記パネル側接合金物本体と前記躯体側接合金物とを結合するものであり、かつ前記傾き調整手段は、前記躯体側接合金物に対する前記位置調整用部材の屋外方向への傾きを調整するものである外壁パネルの取付構造。 - 請求項1に記載の外壁パネルの取付構造において、前記結合手段は、前記傾き調整手段よりも前記建物躯体の屋外側に位置し、かつ前記躯体側接合金物に対する前記位置調整用部材の高さ位置を調整可能に、前記位置調整用部材と前記パネル側接合金物本体と前記躯体側接合金物とを結合するものである外壁パネルの取付構造。
- 請求項2に記載の外壁パネルの取付構造において、前記結合手段は、前記躯体側接合金物から上方に突出し、前記位置調整用部材に設けられた締付用貫通孔に挿通される締付用ボルトと、この締付用ボルトが前記締付用貫通孔よりも突出した部分に螺着される締付用ナットとを有し、
前記傾き調整手段は、前記躯体側接合金物から上方に突出し、前記位置調整用部材に設けられた傾き調整用貫通孔に挿通される傾き調整用ボルトと、この傾き調整用ボルトが前記傾き調整用貫通孔よりも突出した部分に螺着される傾き調整用ナットとを有し、
前記結合手段および前記傾き調整手段の他に、前記パネル側接合金物本体に設けられた上下方向に貫通する高さ調整用ボルト孔に上方から螺合し、下端部が前記躯体側接合金物の上面に当接する高さ調整用ボルトとを備える、
外壁パネルの取付構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の外壁パネルの取付構造において、前記外壁パネルの上端部において互いに横幅方向位置が異なる複数箇所に前記パネル側接合金物が固定され、これら複数箇所の前記パネル側接合金物と対応する前記建物躯体の複数箇所に前記躯体側接合金物が固定されている外壁パネルの取付構造。
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