JP3532623B2 - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JP3532623B2
JP3532623B2 JP23919294A JP23919294A JP3532623B2 JP 3532623 B2 JP3532623 B2 JP 3532623B2 JP 23919294 A JP23919294 A JP 23919294A JP 23919294 A JP23919294 A JP 23919294A JP 3532623 B2 JP3532623 B2 JP 3532623B2
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義広 吉田
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根の中央部が低くなっ
ていて、その中央部に沿って排水溝が設けられた屋根構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中央部が低くなるように屋根が左
右に配され、その低くなった中央部に沿って排水溝が設
けられた屋根構造が知られている。この屋根構造は無落
雪屋根構造とも呼ばれ、雪の多い地方において庭が狭く
家の周りに雪を落とせないような場合に、積もった雪を
そのまま屋根の上で溶かしてその雪溶け水を中央部の排
水溝を通して下水道などに送るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の屋根
構造においては、中央部の排水溝で屋根が左右に分断さ
れているだけでなく、その上に積もった雪を支えなけれ
ばならないので、屋根構造の強度上の問題点があって、
それを簡単に解決する技術は知られていなかった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、屋根の中央部が低くなっていて、その
中央部に沿って排水溝が設けられた屋根の構造上の強度
を簡単な構成で高めた屋根構造を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、中央部が低くなるよう
に屋根が左右に配され、その低くなった中央部に沿って
排水溝が設けられた屋根構造であって、前記左右の屋根
を裏側からそれぞれ支え、下面が前記排水溝よりも下方
に位置する左右の梁間に補強部材が掛け渡され、前記梁
は、傾斜した屋根の裏面に対して垂直に固定されている
ことを特徴とする。
【0006】請求項2記載に記載した発明は、中央部が
低くなるように屋根が左右に配され、その低くなった中
央部に沿って排水溝が設けられた屋根構造であって、前
記左右の屋根のうち一方の屋根を裏側から支える耐力壁
と、もう一方の屋根を裏側から支え、下面が前記排水溝
よりも下方に位置する梁との間に補強部材が掛け渡さ
れ、前記梁は、傾斜した屋根の裏面に対して垂直に固定
されていることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載した発明は、請求項1又は
2記載の屋根構造において、前記補強部材は、前記排水
溝の長手方向に沿う長尺の補強板材によって構成されて
いることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載した発明は、請求項1〜3
の何れか一項に記載の屋根構造において、前記補強部材
の少なくとも1つは補強金物によって構成されているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項5に記載した発明は、請求項1記載
の屋根構造において、前記補強部材の少なくとも1つは
補強金物によって構成され、前記補強金物は、底板とこ
の底板の左右両端からそれぞれ立ち上がる左右の起立片
とからなり、前記左右の起立片が前記左右の屋根の梁の
側部にそれぞれ固定されていることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載した発明は、請求項1〜5
の何れか一項に記載の屋根構造において、前記梁は金属
製の梁であることを特徴とする。
【0011】請求項7に記載した発明は、請求項1〜6
の何れか一項に記載の屋根構造において、前記補強部材
は、前記排水溝の長手方向に空気流通可能な間隔を隔て
て複数掛け渡されていることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1に記載した発明によれば、排水溝の裏
側を介して左右の屋根間に掛け渡された補強部材によっ
て、中央部が低くなるように屋根が左右に配され、その
低くなった中央部に沿って排水溝が設けられた屋根構造
が強固に補強される。また、補強部材が、左右の屋根を
裏側からそれぞれ支える左右の梁間に掛け渡されている
ので、左右の梁とこれら左右の梁間に掛け渡された補強
部材とにより屋根構造が強固に補強される。
【0014】請求項2に記載した発明によれば、排水溝
の裏側を介して左右の屋根間に掛け渡された補強部材に
よって、中央部が低くなるように屋根が左右に配され、
その低くなった中央部に沿って排水溝が設けられた屋根
構造が強固に補強される。また、補強部材が、左右の屋
根のうち一方の屋根を裏側から支える耐力壁と、もう一
方の屋根を裏側から支える梁との間に掛け渡されている
ので、梁と耐力壁との間に掛け渡された補強部材によっ
て屋根構造が強固に補強される。
【0015】請求項3に記載した発明によれば、請求項
1又は2記載の発明において、補強部材が、排水溝の長
手方向に沿う長尺の補強板材によって構成されているの
で、屋根構造が強固に補強される。
【0016】請求項4に記載した発明によれば、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明において、補強部材の
少なくとも1つが補強金物によって構成されているの
で、屋根構造がより簡単な構成でもってより強固に補強
される。
【0017】請求項5に記載した発明によれば、請求項
1記載の屋根構造において、補強金物が、底板とこの底
板の左右両端からそれぞれ立ち上がる左右の起立片とか
らなり、前記左右の起立片が左右の屋根の梁の側部にそ
れぞれ固定されているので、補強金物を屋根の梁の側部
に簡単に取り付けることができ、屋根構造を簡単な構成
で強固に補強できる。
【0018】請求項6に記載した発明によれば、請求項
1〜5の何れか一項に記載の発明において、梁が金属製
の梁なので、屋根構造がより強固に補強される。
【0019】請求項7に記載した発明によれば、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、補強部材
が、排水溝の長手方向に空気流通可能な間隔を隔てて複
数掛け渡されているので、補強部材によって屋根構造が
強固に補強されるとともに、排水溝の裏側の通気性が保
たれる。
【0020】
【0021】
【実施例】本発明に係る屋根構造の実施例を、図1乃至
図11に基づいて、以下に説明する。それらのうち、図
1は本発明に係る屋根構造を適用した建物の一例の概略
を示す全体斜視図、図2〜図3は本発明に係る屋根構造
の第1実施例を示す図、図4は本発明に係る屋根構造の
第2実施例を示す図、図5〜図8は本発明に係る屋根構
造の第3実施例を示す図、図9は本発明に係る屋根構造
の第4実施例を示す図、図10〜図11は本発明に係る
屋根構造の第5実施例を示す図である。
【0022】本発明に係る屋根構造は、図1に示すよう
に、左右に分断された屋根2L,2Rが建物1の屋根面
の中央部1Cを低くするように傾斜して配され、その低
くなった中央部1Cに沿って排水溝3が設けられた所謂
無落雪屋根と呼ばれる屋根構造において、排水溝3の裏
側、即ち建物1の内部にて左右の屋根2L,2R間に図
示しない補強部材を掛け渡すことによって補強するよう
にしたものである。以下、その構造について具体的に説
明する。なお、各実施例において共通の部材や構成等に
ついては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0023】(第1実施例)図2及び図3はそれぞれ本
発明に係る屋根構造の第1実施例における排水溝周辺部
分の縦断面図及び要部分解斜視図であるが、両図におい
て、101は第1実施例の屋根構造、2L,2Rはそれ
ぞれ前記左右の屋根、3は前記排水溝、4L,4Rはそ
れぞれ左右の屋根2L,2Rを支える梁、5は補強部材
の一例である補強板材、6は補強板材5の左右の長手方
向の縁5a,5aと左右の梁4L,4Rとを結合する結
合桁、7は補強板材5の短手方向を補強する補強材であ
る。
【0024】この屋根構造101は、図2及び図3に示
すように、排水溝3の裏側にて左右の屋根2L,2Rの
各梁4L,4R間に補強板材5が掛け渡されたことによ
って補強されている構造となっている。そして、各梁4
L,4Rの内側の側部4a,4aにそれぞれ対向して結
合桁6,6がスクリュー釘等の止着部材8aによって止
着され、その結合桁6,6に補強板材5の左右の長手方
向の縁5a,5aがそれぞれ釘等の止着部材8bによっ
て止着されているとともに、補強板材5の短手方向には
補強材7が配され釘等の止着部材8cによって止着され
た構造となっている。
【0025】補強板材5は、例えば厚さ9mm、長さ18
20mmで左右の梁4L,4R間の長さに応じた幅寸法
(910mm以下)に切断された長尺の合板でできてい
る。補強板材5は、排水溝3に沿って、適度に通気用の
開口部を設けるように離されて配される。特に限定しな
いが、強度上、以下のように補強板材5を配するのが好
ましい。即ち、建物1の外周から910mm以内の部分は
開口部とならないように、その部分に補強板材5を配す
る。また、一つの開口部における開口の大きさは、長さ
が1820mm以内で幅が910mm以内になるようにす
る。さらに、隣り合う開口部間の部分が長さ1820mm
以上の無開口部分となるように、その部分に補強板材5
を配する。加えて、開口部の長さの合計が排水溝3の長
さの半分以下で、かつ開口部の総面積が5m2 以下とな
るようにする。このようにすれば、屋根構造101の強
度が十分に確保されるとともに、排水溝3の裏側の換気
も十分に確保され、換気と補強のバランスが良い。
【0026】左右の梁4L,4Rは、矩形状のフレーム
に面材を接合一体化してなる各種パネル、例えば壁パネ
ルや床パネルや屋根パネルを組み合わせて建物を構築す
るパネル構法による木質系プレファブ建築において用い
られる一般的な屋根梁材と同等のもので、断面角形状の
木材(角材)でできている。そして、梁4L,4Rはそ
れぞれ左右の屋根2L,2Rの屋根勾配に合わせて傾斜
して配置されており、排水溝3の底よりも下方まで突出
している。
【0027】結合桁6は、例えば木質の角材であり、外
側面6aが屋根勾配と同じ勾配(例えば、12分の1の
勾配)を有していて下方に行くに連れて外側に広がるよ
うな勾配面となっており、それによって結合桁6が梁4
L,4Rに取り付けられると結合桁6の内側面6bが鉛
直面となるようになっている。
【0028】補強材7は、特に限定しないが、例えば、
断面30mm×90mmの木質の角材であり、1820mm等
の所定間隔おきに補強板材5の上面に配される。
【0029】また、この屋根構造101においては、排
水溝3の底部分に補強用の例えば厚さ9mmの合板3aが
角材よりなる結合材3b,3bを介して取り付けられて
いることによっても屋根構造の補強がなされている。即
ち、分離している左右の屋根2L,2Rを補強用の合板
3aでつないで剛構造とすることにより、一つの面(水
平構面)としての連続性を保っている。
【0030】なお、左右の屋根2L,2Rは、特に限定
しないが、例えば屋根パネルなどが敷設されて構成され
ている。
【0031】上記構成の屋根構造101の施工手順は以
下の通りである。先ず、通常のパネル構法による木質系
プレファブ建築の場合と同様にして左右の梁4L,4R
及びその上の左右の屋根2L,2Rを設けた後、左右の
屋根2L,2Rの対向する縁に、前記結合桁6と同様に
屋根勾配を吸収するための調整材2a,2aをそれぞれ
取り付ける。そして、その調整材2a,2aを介して排
水溝3の側部となる垂直板材3c,3cを取り付けると
ともに、排水溝3の底部分に合板3aを取り付ける。し
かる後、左右の梁4L,4Rにそれぞれ結合桁6,6を
止着するとともに、補強板材5に所定間隔おきに補強材
7を止着し、それを結合桁6,6を介して左右の梁4
L,4R間に掛け渡す。その際、排水溝3の裏側に通気
用の開口部が開口するように、補強板材5を適度に離し
て配する。
【0032】上記第1実施例によれば、補強板材5が、
左右の屋根2L,2Rを支える左右の梁4L,4R間
に、排水溝3の長手方向に沿って、空気の流通が可能な
間隔を隔てて複数掛け渡されているため、中央部1Cが
低くなるように左右の屋根2L,2Rが配され、その低
くなった中央部1Cに沿って排水溝3が設けられた屋根
構造101が強固に補強されるので、そのような屋根の
構造上の強度を簡単な構成で高めることができるととも
に、排水溝3の裏側の通気性が保たれる。
【0033】なお、上記第1実施例においては、補強板
材5を左右の梁4L,4R間に結合桁6,6を介して掛
け渡しているが、これに限らず、左右の梁4L,4Rの
下端にそれぞれ調整材を介して補強板材5の左右の長手
方向の縁5a,5aを止着するなど、補強板材5を左右
の梁4L,4R間に掛け渡すことができれば、如何よう
にしてもよい。
【0034】(第2実施例)図4は本発明に係る屋根構
造の第2実施例における排水溝周辺部分の縦断面図であ
るが、同図において、102は第2実施例の屋根構造、
4は一方の屋根2L(屋根2Rでもよい。)を支える
梁、9はもう一方の屋根2R(屋根2Lでもよい。)を
支える耐力壁である。
【0035】この屋根構造102が上記第1実施例と異
なるのは、左右の屋根2L,2Rの一方の屋根2Lが梁
4によって支えられているとともに、もう一方の屋根2
Rが耐力壁9によって支えられている点である。この場
合には、梁4の下端に梁4自身の傾きを吸収する調整材
10が図示しない釘等により止着され、その調整材10
を介して梁4の下端に補強板材5の一方の長手方向の縁
5aが図示しない釘等により止着されている。また、耐
力壁9の側部には結合材11が図示しない釘等により止
着され、その結合材11に補強板材5のもう一方の長手
方向の縁5aが図示しない釘等により止着されている。
【0036】さらに、補強板材5の下面には、所定間隔
おきに短手方向に沿う補強材7及び左右の長手方向の縁
5a,5aに沿う補強材12,12がそれぞれ止着され
ていて、補強板材5はそれら補強材7,12,12によ
り補強されている。
【0037】この実施例においても、上記第1実施例と
同様に、補強板材5は、排水溝3の裏側に通気用の開口
部が開口するように、適度に離されて配されている。
【0038】なお、耐力壁9は、特に限定しないが、例
えば壁パネルで構成されており、図4において、9aは
壁パネルの芯材、9bは壁パネルの壁面材である。そし
て、屋根2Rは、壁パネルの上端に止着された屋根勾配
を吸収する結合桁13上に載置されて固定されている。
【0039】上記構成の屋根構造102の施工手順は以
下の通りである。先ず、通常のパネル構法による木質系
プレファブ建築の場合と同様にして耐力壁9、梁4及び
その上の左右の屋根2L,2Rを設けた後、上記第1実
施例と同様に、調整材2a,2a、排水溝3の側部とな
る垂直板材3c,3c及び排水溝3の底部分の合板3a
を取り付ける。しかる後、耐力壁9の側部に結合材11
を止着するとともに、梁4の下端に調整材10を止着す
る。そして、それら調整材10及び結合材11の下面に
補強板材5を止着して梁4と耐力壁9との間に補強板材
5を掛け渡した後、補強板材5の下面に補強材7,1
2,12を止着する。或は、補強板材5の下面に補強材
7,12,12を止着したものを調整材10及び結合材
11の下面に止着してもよい。その際、排水溝3の裏側
に通気用の開口部が開口するように、補強板材5を適度
に離して配する。
【0040】上記第2実施例によれば、補強板材5が、
一方の屋根2Lを支える梁4ともう一方の屋根2Rを支
える耐力壁9との間に、排水溝3の長手方向に沿って、
空気の流通が可能な間隔を隔てて複数掛け渡されている
ため、中央部1Cが低くなるように左右の屋根2L,2
Rが配され、その低くなった中央部1Cに沿って排水溝
3が設けられた屋根構造102が強固に補強されるの
で、そのような屋根の構造上の強度を簡単な構成で高め
ることができるとともに、排水溝3の裏側の通気性が保
たれる。
【0041】なお、上記第2実施例においては、補強板
材5の一方の長手方向の縁5aを梁4の下端に調整材1
0を介して止着しているが、これに限らず、梁4の側部
に上記第1実施例の結合桁6に相当する桁材を止着し、
その桁材に補強板材5の縁5aを止着するなど、補強板
材5を梁4と耐力壁9との間に掛け渡すことができれ
ば、如何ようにしてもよい。
【0042】(第3実施例)図5及び図6はそれぞれ本
発明に係る屋根構造の第3実施例における排水溝周辺部
分の要部斜視図及び縦断面図であり、図7はその第3実
施例において用いられる補強金物の一例の全体斜視図で
ある。それらの図において、103は第3実施例の屋根
構造、20は補強部材の一例である補強金物である。
【0043】この屋根構造103が上記第1実施例と異
なるのは、左右の屋根2L,2Rをそれぞれ支える左右
の梁4L,4R間に補強金物20が掛け渡されているこ
とによって、屋根構造103が補強されている点であ
る。この場合には、補強金物20は、左右の梁4L,4
R間に水平に渡される底板20Bと、その底板20Bの
左右両端からそれぞれ立ち上がって左右の梁4L,4R
の側部4a,4aに止着される起立片20L,20Rと
を有している。そして、補強金物20は排水溝3の長手
方向に所定間隔(少なくとも空気の流通が可能な間隔)
おきに配されており、それによって排水溝3の裏側の換
気が十分になされるようになっている。
【0044】この補強金物20は、底板20Bの長さが
左右の梁4L,4R間の長さに応じた長さ(910mm以
下)となるように、短冊状の金属製(鉄やステンレスな
ど)の板材の両端を折り曲げることにより形成されてい
る。起立片20L,20Rは、左右の梁4L,4Rの傾
きに合わせて、底板20Bに対して内側に倒れるように
傾斜しており、梁4L,4Rの側部4a,4aに丁度当
接するようになっている。また、各起立片20L,20
Rには、補強金物20を左右の梁4L,4Rに止着する
ための釘等の止着部材8dを通す釘孔(貫通孔)20a
が、その数と位置を特に限定しないが、例えば縦横2列
ずつの計4つずつ設けられている。
【0045】上記構成の屋根構造103の施工手順は以
下の通りである。先ず、上記第1実施例と同様にして、
左右の梁4L,4R、左右の屋根2L,2R、調整材2
a,2a、排水溝3の側部となる垂直板材3c,3c及
び排水溝3の底部分の合板3aを取り付ける。しかる
後、左右の梁4L,4Rに、予め底板20Bの長さが適
当になるように調整された補強金物20の起立片20
L,20Rを止着して補強金物20を掛け渡す。
【0046】上記第3実施例によれば、補強金物20
が、左右の屋根2L,2Rを支える左右の梁4L,4R
間に、排水溝3の長手方向に沿って、空気の流通が可能
な間隔を隔てて複数掛け渡されているため、中央部1C
が低くなるように左右の屋根2L,2Rが配され、その
低くなった中央部1Cに沿って排水溝3が設けられた屋
根構造103が強固に補強されるので、そのような屋根
の構造上の強度を簡単な構成で高めることができるとと
もに、排水溝3の裏側の通気性が保たれる。
【0047】なお、補強金物20については、上記第3
実施例の構成のものに限らず、補強金物20の強度を高
めるためにリブなどを設けてもよいのはいうまでもな
い。
【0048】また、図8に変形例として示した補強金物
25のように、起立片25L,25Rの幅を底板25B
の幅よりも広くし、止着用の釘等を通す釘孔25a,2
5b,25c,25d,25e,25f,25g,25
hを起立片25L,25Rの、底板25Bを逃げた位置
に設けてもよい。このようにすれば、補強金物25の下
方から、釘等を打ち込むことによって起立片25L,2
5Rを左右の梁4L,4Rに止着する際に、釘等の打ち
込みを容易に行なえる。
【0049】(第4実施例)図9は本発明に係る屋根構
造の第4実施例における排水溝周辺部分の縦断面図であ
るが、同図において、104は第4実施例の屋根構造、
14L,14Rはそれぞれ左右の屋根2L,2Rを支え
る梁、30は補強部材の一例である補強金物である。
【0050】この屋根構造104が上記第1実施例と異
なるのは、左右の梁14L,14Rが鋼製の梁であり、
その梁14L,14R間に補強金物30が掛け渡されて
いることによって、屋根構造104が補強されている点
である。この場合には、補強金物30は、排水溝3の下
側にて水平に渡される底板30Bと、その底板30Bの
左右両端からそれぞれ立ち上がって左右の梁14L,1
4Rの側部14a,14aに止着される起立片30L,
30Rとから構成されている。そして、補強金物30は
排水溝3の長手方向に少なくとも空気の流通が可能な間
隔おきに配されており、それによって排水溝3の裏側の
換気が十分になされるようになっている。
【0051】この補強金物30は、底板30Bの長さが
左右の梁14L,14R間の長さに応じた長さ(910
mm以下)となるように、短冊状の鉄やステンレス等の金
属製の板材の両端を折り曲げることにより形成されてい
る。起立片30L,30Rは、左右の梁14L,14R
の傾きに合わせて、底板30Bに対して内側に倒れるよ
うに傾斜しており、梁14L,14Rの側部14a,1
4aに丁度当接するようになっている。そして、梁14
L,14Rが鋼製であるため梁成が低く、梁14L,1
4Rの下端が排水溝3の底の合板3aよりも上方に位置
してしまうので、起立片30L,30Rが梁14L,1
4Rの下端よりもさらに下方に突出し、排水溝3の底を
逃げた状態で底板30Bが渡されるようになっている。
従って、補強金物30を左右の梁14L,14Rに止着
するための釘等の止着部材8eを通す釘孔は、図示省略
するが、各起立片30L,30Rの上部に設けられてい
る。
【0052】なお、この第4実施例は、木質系のプレフ
ァブ住宅などにおいて梁14L,14Rに鋼製梁を用い
た場合や、鉄骨等によって構成した躯体にカーテンウォ
ール等を取り付けることによって建物を構築する場合な
どに有効である。
【0053】上記構成の屋根構造104の施工手順は以
下の通りである。先ず、上記第1実施例と同様にして、
左右の梁14L,14R、左右の屋根2L,2R、調整
材2a,2a、排水溝3の側部となる垂直板材3c,3
c及び排水溝3の底部分の合板3aを取り付ける。しか
る後、左右の梁14L,14Rに、予め底板30Bの長
さが適当になるように調整された補強金物30の起立片
30L,30Rを止着して補強金物30を掛け渡す。
【0054】上記第4実施例によれば、補強金物30
が、左右の屋根2L,2Rを支える左右の鋼製梁14
L,14R間に、排水溝3の長手方向に沿って、空気の
流通が可能な間隔を隔てて複数掛け渡されているため、
中央部1Cが低くなるように左右の屋根2L,2Rが配
され、その低くなった中央部1Cに沿って排水溝3が設
けられた屋根構造104において、左右の屋根2L,2
Rが鋼製梁によって支えられている場合にも屋根構造1
04が強固に補強されるので、そのような屋根の構造上
の強度を簡単な構成で高めることができるとともに、排
水溝3の裏側の通気性が保たれる。
【0055】なお、補強金物30については、上記第4
実施例の構成のものに限らず、補強金物30の強度を高
めるためにリブなどを設けてもよいのはいうまでもな
い。
【0056】(第5実施例)図10は本発明に係る屋根
構造の第5実施例における排水溝周辺部分の縦断面図で
あり、図11はその第5実施例において用いられる補強
金物の一例の全体斜視図である。それらの図において、
105は第5実施例の屋根構造、40は補強部材の一例
である補強金物である。
【0057】この屋根構造105が上記第1実施例と異
なるのは、左右の屋根2L,2Rの一方の屋根2Lが梁
4によって支えられ、もう一方の屋根2Rが耐力壁9に
よって支えられているとともに、梁4と耐力壁9との間
に補強金物40が掛け渡されていることによって、屋根
構造105が補強されている点である。この場合には、
補強金物40は、梁4と耐力壁9との間に水平に渡され
る底板40Bと、その底板40Bの左右両端からそれぞ
れ立ち上がって梁4の側部4a及び耐力壁9の側部9c
に止着される起立片40L,40Rとから構成されてい
る。そして、補強金物40は排水溝3の長手方向に少な
くとも空気の流通が可能な間隔おきに配されており、そ
れによって排水溝3の裏側の換気が十分になされるよう
になっている。
【0058】この補強金物40は、底板40Bの長さが
梁4と耐力壁9との間の長さに応じた長さ(910mm以
下)となるように、短冊状の鉄やステンレス等の金属製
の板材の両端を折り曲げることにより形成されている。
起立片40Lは梁4の傾きに合わせて底板40Bに対し
て内側に倒れるように傾斜しており、一方、起立片40
Rは耐力壁9の側部9cに沿うように底板40Bに対し
て垂直に起立している。また、各起立片40L,40R
には、それぞれ、補強金物40を梁4及び耐力壁9に止
着するための釘等の止着部材8dを通す釘孔40aが、
その数と位置を特に限定しないが、例えば縦横2列ずつ
の計4つずつ設けられている。
【0059】上記構成の屋根構造105の施工手順は以
下の通りである。先ず、通常のパネル構法による木質系
プレファブ建築の場合と同様にして耐力壁9、梁4及び
その上の左右の屋根2L,2Rを設けた後、上記第1実
施例と同様に、調整材2a,2a、排水溝3の側部とな
る垂直板材3c,3c及び排水溝3の底部分の合板3a
を取り付ける。しかる後、梁4及び耐力壁9に、予め底
板40Bの長さが適当になるように調整された補強金物
40の起立片40L,40Rを止着して補強金物40を
掛け渡す。
【0060】上記第5実施例によれば、補強金物40
が、一方の屋根2Lを支える梁4ともう一方の屋根2R
を支える耐力壁9との間に、排水溝3の長手方向に沿っ
て、空気の流通が可能な間隔を隔てて複数掛け渡されて
いるため、中央部1Cが低くなるように左右の屋根2
L,2Rが配され、その低くなった中央部1Cに沿って
排水溝3が設けられた屋根構造105が強固に補強され
るので、そのような屋根の構造上の強度を簡単な構成で
高めることができるとともに、排水溝3の裏側の通気性
が保たれる。
【0061】なお、補強金物40については、上記第5
実施例の構成のものに限らず、補強金物40の強度を高
めるためにリブなどを設けてもよいのはいうまでもな
い。
【0062】また、補強部材として、上記構成の補強板
材5と上記構成の補強金物20,25,30,40とを
適宜組み合わせて用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、排水
溝の裏側を介して左右の屋根間に掛け渡された補強部材
によって、中央部が低くなるように屋根が左右に配さ
れ、その低くなった中央部に沿って排水溝が設けられた
屋根構造が強固に補強されるので、そのような屋根の構
造上の強度を簡単な構造で高めることができる。また、
補強部材が、左右の屋根を裏側からそれぞれ支える左右
の梁間に掛け渡されているので、左右の梁とこれら左右
の梁間に掛け渡された補強部材とにより屋根構造が強固
に補強される。
【0064】請求項2に記載した発明によれば、排水溝
の裏側を介して左右の屋根間に掛け渡された補強部材に
よって、中央部が低くなるように屋根が左右に配され、
その低くなった中央部に沿って排水溝が設けられた屋根
構造が強固に補強される。また、補強部材が、左右の屋
根のうち一方の屋根を裏側から支える耐力壁と、もう一
方の屋根を裏側から支える梁との間に掛け渡されている
ので、梁と耐力壁との間に掛け渡された補強部材によっ
て屋根構造が強固に補強される。
【0065】請求項3に記載した発明によれば、請求項
1又は2記載の発明において、補強部材が、排水溝の長
手方向に沿う長尺の補強板材によって構成されているの
で、屋根構造が強固に補強される。
【0066】請求項4に記載した発明によれば、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明において、補強部材の
少なくとも1つが補強金物によって構成されているの
で、屋根構造がより簡単な構成でもってより強固に補強
される。
【0067】請求項5に記載した発明によれば、請求項
1記載の屋根構造において、補強金物が、底板とこの底
板の左右両端からそれぞれ立ち上がる左右の起立片とか
らなり、前記左右の起立片が左右の屋根の梁の側部にそ
れぞれ固定されているので、補強金物を屋根の梁の側部
に簡単に取り付けることができ、屋根構造を簡単な構成
で強固に補強できる。
【0068】請求項6に記載した発明によれば、請求項
1〜5の何れか一項に記載の発明において、梁が金属製
の梁なので、屋根構造がより強固に補強される。
【0069】請求項7に記載した発明によれば、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、補強部材
が、排水溝の長手方向に空気流通可能な間隔を隔てて複
数掛け渡されているので、補強部材によって屋根構造が
強固に補強されるとともに、排水溝の裏側の通気性が保
たれる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根構造を適用した建物の一例の
概略を示す全体斜視図である。
【図2】本発明に係る屋根構造の第1実施例における排
水溝周辺部分の縦断面図である。
【図3】その第1実施例の要部分解斜視図である。
【図4】本発明に係る屋根構造の第2実施例における排
水溝周辺部分の縦断面図である。
【図5】本発明に係る屋根構造の第3実施例における排
水溝周辺部分の斜視図である。
【図6】その第3実施例における排水溝周辺部分の縦断
面図である。
【図7】その第3実施例において用いられる補強金物の
一例の全体斜視図である。
【図8】補強金物の変形例の全体斜視図である。
【図9】本発明に係る屋根構造の第4実施例における排
水溝周辺部分の縦断面図である。
【図10】本発明に係る屋根構造の第5実施例における
排水溝周辺部分の縦断面図である。
【図11】その第5実施例において用いられる補強金物
の一例の全体斜視図である。
【符号の説明】
1C 中央部 2L,2R 屋根 3 排水溝 4,4L,4R,14L,14R 梁 5 補強板材(補強部材) 9 耐力壁 20,25,30,40 補強金物(補強部材) 20B,25B,30B,40B 底板 20L,20R,25L,25R,30L,30R,4
0L,40R 起立片 101,102,103,104,105 屋根構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 9/16 E04D 13/04,13/064

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部が低くなるように屋根が左右に配さ
    れ、その低くなった中央部に沿って排水溝が設けられた
    屋根構造であって、 前記左右の屋根を裏側からそれぞれ支え、下面が前記排
    水溝よりも下方に位置する左右の梁間に補強部材が掛け
    渡され、前記梁は、傾斜した屋根の裏面に対して垂直に固定され
    ている ことを特徴とする屋根構造。
  2. 【請求項2】中央部が低くなるように屋根が左右に配さ
    れ、その低くなった中央部に沿って排水溝が設けられた
    屋根構造であって、 前記左右の屋根のうち一方の屋根を裏側から支える耐力
    壁と、もう一方の屋根を裏側から支え、下面が前記排水
    溝よりも下方に位置する梁との間に補強部材が掛け渡さ
    れ、前記梁は、傾斜した屋根の裏面に対して垂直に固定され
    ている ことを特徴とする屋根構造。
  3. 【請求項3】前記補強部材は、前記排水溝の長手方向に
    沿う長尺の補強板材によって構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の屋根構造。
  4. 【請求項4】前記補強部材の少なくとも1つは補強金物
    によって構成されていることを特徴とする請求項1〜3
    の何れか一項に記載の屋根構造。
  5. 【請求項5】前記補強部材の少なくとも1つは補強金物
    によって構成され、 前記補強金物は、底板とこの底板の左右両端からそれぞ
    れ立ち上がる左右の起立片とからなり、前記左右の起立
    片が前記左右の屋根の梁の側部にそれぞれ固定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の屋根構造。
  6. 【請求項6】前記梁は金属製の梁であることを特徴とす
    る請求項1〜5の何れか一項に記載の屋根構造。
  7. 【請求項7】前記補強部材は、前記排水溝の長手方向に
    空気流通可能な間隔を隔てて複数掛け渡されていること
    を特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の屋根構
    造。
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