JP3739741B2 - 目的地情報提供サーバ、それを用いた目的地情報提供システム及び目的地情報提供プログラム並びに目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

目的地情報提供サーバ、それを用いた目的地情報提供システム及び目的地情報提供プログラム並びに目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、インターネット等のネットワークを介して利用者が用いる移動体通信端末に複数の目的地情報を提供する目的地情報提供サーバ、それを用いた目的地情報提供システム及び目的地情報提供プログラム並びに目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、観光協会や商店街等による集客目的のイベントとして、スタンプラリーがあり、各種のスタンプラリーが頻繁に行われている。このスタンプラリーとは、複数の中間地点にそれぞれ固有のスタンプを準備しておき、これらの中間地点を巡って、それぞれのスタンプを用紙等に印すというものである。参加者は、すべての中間地点に立ち寄って、すべてのスタンプを集めることにより主催者から景品等が与えられる。
【0003】
このスタンプラリーは、各中間地点で、スタンプだけでなく、他の道具やスタンプを押すためのスペースや用紙が必要となり、スタンプラリーの実施には、充分な準備が必要であり、手間がかかっていた。
【0004】
このような問題は、オリエンテーリングにも共通して生ずる問題でもあり、従来のオリエンテーリングにおいては、各中間地点(以下、チェックポイントとする。)に監視員を配置する等の手間を要していた。
【0005】
そこで、以上のような問題を解決するべく、インターネット等のネットワーク上に送受信可能な移動体端末を用いたオリエンテーリング(スタンプラリー)の実施方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
この移動体端末を用いたオリエンテーリングの実施方法は、予め設定されたシナリオ(コース)上の複数のチェックポイントに利用者が到達したか否かを判定するための構成として、GPS(Global Positioning System)等の位置検出手段により前記利用者が用いる移動体端末の位置を特定する構成を採用している。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−132610号公報(段落〔0029〕−〔0033〕、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような位置検出手段及び移動体通信端末を用いたオリエンテーリングにおいては、出発地(基点)、チェックポイント及び終点が予め設定されており、開催される地域の規模も限定されるため、利用者の参加機会が制限されていた。
【0009】
また、インターネット等の通信回線を介して移動体端末を用いているのにも関わらず、チェックポイントは単なる有体物であればよく、コースの設定は主催者の独断で行われているため、利用者の参加意欲を低下させていた。
【0010】
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、2つ以上の目的地を要する利用者に対して連続的かつ効率的にそれらの目的地に関する情報を提供することができ、目的地を含む地域の活性化に役立てることができる目的地情報提供サーバ、それを用いた目的地情報提供システム及び目的地情報提供プログラム並びに目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
前記課題を解決するために提供する本願第1の発明は、ネットワークを介して利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末との送受信を可能とする通信手段と、前記利用者端末の表示画面に前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報に関する情報を表示させる表示情報出力手段と、前記通信手段で得られた情報より前記利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段と、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段によって特定された前記利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベースと、前記通信手段によって前記利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して前記利用者の基点及び複数の目的地を設定し、前記利用者端末へ伝えるための目的地設定手段と、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段とを有し、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段であることを特徴とする。
【0012】
係る構成とすることにより、移動体通信端末を用いて行うオリエンテーリングのように主催者側の意図に制限されることなく、利用者をそれぞれの要望に基づいた目的地に擬似的なオリエンテーリングといった態様で連続的かつ効率的に目的地に誘導することができる。すなわち、本願発明は、従来の移動体通信端末を用いたオリエンテーリングの要件であった「予め設定されたコース」を必要とせず、主催者側(サーバ)は、利用者それぞれが自らコースを設定するために必要な情報を利用者のニーズに基づいて利用者端末に与えるといった構成をなすものである。
【0013】
また、ここでいう利用者は2つ以上の目的地を要していればよく、従来のオリエンテーリングとは異なり利用者の意思によって終点を自由に設定することができるので、利用者の参加意識を高め、前述の擬似的なオリエンテーリングにチェックポイントとなり得る飲食店や販売店等への利用が多くなり、結果としてそれらが所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0014】
さらに、このように移動体通信端末を用いて利用者が目的とする地点の情報を提供する従来技術としては他に、要望する目的地に関する情報(所在地等)を検索キーとして利用者がインターネット等に接続可能な端末を用いて提供するサーバに送信し、そのサーバが前記目的地の詳細な情報を提供するシステムがあるが、このような移動体端末を用いた目的地情報の提供を行う構成においては、目的地が2つ以上あった場合に、利用者がその都度検索しなければならないという問題があった。本願発明は2つ以上の目的地を連続的に設定することを前提としているため、そのような利用者側の操作上の負担を軽減することができる。
【0015】
前記課題を解決するために提供する本願第2の発明は、ネットワークを介して利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末及び前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末との送受信を可能とする通信手段と、前記利用者端末の表示画面に前記目的地情報に関する情報を表示させる表示情報出力手段と、前記通信手段で得られた情報より前記利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段と、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段によって特定された前記利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベースと、前記通信手段によって前記利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して前記利用者の基点及び複数の目的地を設定し、前記利用者端末へ伝えるための目的地設定手段と、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段とを有し、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段であることを特徴とする。
【0016】
係る構成により、利用者が自ら設定した本来の目的地と利用者の現在の位置との間に、利用者が望むカテゴリに基づいた新たな目的地(寄り道箇所)が設定されるので、利用者にとっては使い勝手がよいばかりでなく、前記カテゴリに基づく新たな情報を得ることができる。また、目的地提供者にとっても、本来であれば立ち寄らずに素通りしていた利用者が立ち寄ることになり、目的地の認知度が高まり、結果としてその目的地がある地域の活性化に役立てることができる。
【0017】
前記課題を解決するために提供する本願第3の発明は、請求項1からのいずれかに記載の目的地情報提供サーバにおいて、前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段が設けられたことを特徴とする。
【0018】
係る構成とすることにより、サーバを管理する主催者が目的地情報を更新する手間を省き、人的費用的負担を軽減することができる。また、目的地提供者は、任意に自己の目的地情報を登録、更新することができるので、参加意識が高まり、目的地提供者の参加が増大する。従って、目的地提供者の参加増大に伴って利用者が当該目的地に訪れる機会を増やし、結果としてその目的地周辺の地域活性化につながる。
【0019】
前記課題を解決するために提供する本願第4の発明は、請求項に記載の目的地情報提供サーバにおいて、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段が設けられたことを特徴とする。
【0020】
係る構成とすることにより、利用者の年齢層、性別、利用地域及び好み(嗜好性)等を把握できる。すなわち、目的地提供者は、利用者の嗜好性等を単にアンケートして自己の営業計画や販売計画等を立てるよりも実質的な分析結果を得ることができる。
【0021】
前記課題を解決するために提供する本願第5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の目的地情報提供サーバにおいて、前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする。
【0022】
係る構成とすることにより、従来のオリエンテーリングにみられるように予め設定された基点に利用者を集結させることがないため、利用者の参加意思を向上させることができる。また、移動体通信端末を用いる利用者の現在地を基点とすることによって、フレキシブルにかつ効率的に目的地に関する情報を利用者に提供することができるので、利用者に参加意思向上に伴い各目的地が所在する地域に活性化をもたらすこととなる。
【0023】
前記課題を解決するために提供する本願第6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の目的地情報提供サーバにおいて、前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して利用者を振り分ける振り分け手段が設けられたことを特徴とする。
【0024】
係る構成は、例えば利用者が望む目的地が、利用者の現在地からそれほど差のない距離に複数あり、かついずれの目的地もその後の目的地へ向かうのに支障がない程度に位置している場合、前記複数の目的地のそれぞれの許容量に基づき各利用者を振り分けるものである。このように各目的地における利用者の分布を制御することで、利用者に複数の目的地をスムーズに辿らせることができ、利用者の参加意思を高め、結果として目的地が存在する地域の活性化に役立てることができる。
【0025】
前記課題を解決するために提供する本願第7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の目的地情報提供サーバにおいて、前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計手段が設けられたことを特徴とする。
【0026】
係る構成とすることにより、利用者の参加意思を向上させることができ、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
尚、ここでいうインセンティヴとは、利用者が目的地に到達したことを契機に所定のポイントを付与し、その付与されたポイントの累積数に応じて利用者に与えられる商品や、前記目的地が例えば飲食店だった場合に利用者がその目的地に到達した際に使用できる割引券等を指すものである。
【0027】
前記課題を解決するために提供する本願第8の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の目的地情報提供サーバにおいて、所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を送信する割り込み手段が設けられたことを特徴とする。
【0028】
前記所定の条件とは時間や場所を指すものである。例えば、正午になると前記割り込み手段は利用者端末に対して昼食を促す情報として当該利用者の現在地に基づき昼食をとり得る目的地に関する情報を送信する。また、前記所定の条件が場所であれば予め設定された場所の近くを移動する利用者に対して当該場所を割り込み目的地としてその情報を送信して誘導する。これらの時間や場所は、予め登録された目的地が主催するイベントの開催事情に依存してもよい。従って、利用者は自らが望む目的地に限定されることなく、幅広い情報を得られるので、その多くの参加意思が向上し、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0029】
前記課題を解決するために提供する本願第9の発明に係る目的地情報提供システムは、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末と前記利用者の移動の目的地となり得る目的地に関する複数の情報を前記利用者に提供する目的地情報提供サーバとがネットワークを介して送受信可能に接続されてなり、前記目的地情報提供サーバには、前記利用者端末に送受信可能とする通信手段と、前記利用者端末の表示画面に前記目的地情報に関する情報を表示させる表示情報出力手段と、前記通信手段で得られた情報より前記利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段と、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段によって特定された前記利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベースと、前記通信手段によって前記利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して前記利用者の基点及び複数の目的地を設定し、前記利用者端末へ伝えるための目的地設定手段と、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段とを有し、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段であることを特徴とする。
【0030】
係る構成とすることによって、移動体通信端末を用いて行うオリエンテーリングのように主催者側の意図に制限されることなく、利用者をそれぞれの要望に基づいた目的地に擬似的なオリエンテーリングといった態様で連続的かつ効率的に目的地に誘導することができる。すなわち、本願発明は、従来の移動体通信端末を用いたオリエンテーリングの要件であった「予め設定されたコース」を必要とせず、主催者側(サーバ)は、利用者それぞれが自らコースを設定するために必要な情報を利用者のニーズに基づいて利用者端末に与えるといった構成をなすものである。また、利用者が自ら設定した本来の目的地と利用者の現在の位置との間に、利用者が望むカテゴリに基づいた新たな目的地(寄り道箇所)が設定されるので、利用者にとっては使い勝手がよいばかりでなく、前記カテゴリに基づく新たな情報を得ることができる。また、目的地提供者にとっても、本来であれば立ち寄らずに素通りしていた利用者が立ち寄ることになり、目的地の認知度が高まり、結果としてその目的地がある地域の活性化に役立てることができる
【0031】
前記課題を解決するために提供する本願第10の発明は、請求項9に記載の目的地情報提供システムにおいて、前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段が設けられたことを特徴とする。
【0032】
係る構成とすることにより、サーバを管理する主催者が目的地情報を更新する手間を省き、人的費用的負担を軽減することができる。また、目的地提供者は、任意に自己の目的地情報を登録、更新することができるので、参加意識が高まり、目的地提供者の参加が増大する。従って、目的地提供者の参加増大に伴って利用者が当該目的地に訪れる機会を増やし、結果としてその目的地周辺の地域活性化につながる。
【0033】
前記課題を解決するために提供する本願第11の発明は、請求項10に記載の目的地情報提供システムにおいて、前記目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末が前記ネットワークに接続され、前記通信手段は前記目的地情報提供サーバとの前記目的地情報の送受信が可能とされたことを特徴とする。
【0034】
係る構成とすることにより、サーバを管理する主催者が目的地情報を更新する手間を省き、人的費用的負担を軽減することができる。また、目的地提供者は、任意に自己の目的地情報を登録、更新することができるので、参加意識が高まり、目的地提供者の参加が増大する。従って、目的地提供者の参加増大に伴って利用者が当該目的地に訪れる機会を増やし、結果としてその目的地周辺の地域活性化につながる。
【0035】
前記課題を解決するために提供する本願第12の発明に係る目的地情報提供システムは、請求項11に記載の目的地情報提供システムにおいて、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段が設けられたことを特徴とする。
【0036】
係る構成とすることにより、利用者の年齢層、性別、利用地域及び好み(嗜好性)等を把握できる。すなわち、目的地提供者は、利用者の嗜好性等を単にアンケートして自己の営業計画や販売計画等を立てるよりも実質的な分析結果を得ることができる。
【0037】
前記課題を解決するために提供する本願第13の発明は、請求項9から12のいずれかに記載の目的地情報提供システムにおいて、前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする。
【0038】
係る構成とすることにより、従来のオリエンテーリングにみられるように予め設定された基点に利用者を集結させることがないため、利用者の参加意思を向上させることができる。また、移動体通信端末を用いる利用者の現在地を基点とすることによって、フレキシブルにかつ効率的に目的地に関する情報を利用者に提供することができるので、利用者に参加意思向上に伴い各目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0039】
前記課題を解決するために提供する本願第14の発明に係る目的地情報提供システムは、請求項9から13のいずれかに記載の目的地情報提供システムにおいて、前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して利用者を振り分ける振り分け手段が設けられたことを特徴とする。
【0040】
係る構成は、例えば利用者が望む目的地が、利用者の現在地からそれほど差のない距離に複数あり、かついずれの目的地もその後の目的地へ向かうのに支障がない程度に位置している場合、前記複数の目的地のそれぞれの許容量に基づき各利用者を振り分けるものである。このように各目的地における利用者の分布を制御することで、利用者に複数の目的地をスムーズに辿らせることができ、利用者の参加意思を高め、結果として目的地が存在する地域の活性化に役立てることができる。
【0041】
前記課題を解決するために提供する本願第15の発明に係る目的地情報提供システムは、請求項9から14のいずれかに記載の目的地情報提供システムにおいて、前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計手段が設けられたことを特徴とする。
【0042】
係る構成とすることにより、利用者の参加意思を向上させることができ、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
尚、ここでいうインセンティヴとは、利用者が目的地に到達したことを契機に所定のポイントを付与し、その付与されたポイントの累積数に応じて利用者に与えられる商品や、前記目的地が例えば飲食店だった場合に利用者がその目的地に到達した際に使用できる割引券等を指すものである。
【0043】
前記課題を解決するために提供する本願第16の発明に係る目的地情報提供システムは、請求項9から15のいずれかに記載の目的地情報提供システムにおいて、所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を送信する割り込み手段が設けられたことを特徴とする。
【0044】
前記所定の条件とは時間や場所を指すものである。例えば、正午になると前記割り込み手段は利用者端末に対して昼食を促す情報として当該利用者の現在地に基づき昼食をとり得る目的地に関する情報を送信する。また、前記所定の条件が場所であれば予め設定された場所の近くを移動する利用者に対して当該場所を割り込み目的地としてその情報を送信して誘導する。これらの時間や場所は、予め登録された目的地が主催するイベントの開催事情に依存してもよい。従って、利用者は自らが望む目的地に限定されることなく、幅広い情報を得られるので、その多くの参加意思が向上し、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0061】
前記課題を解決するために提供する本願第17の発明に係る目的地情報提供プログラムは、複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、
前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする。
【0062】
従って、移動体通信端末を用いて行うオリエンテーリングのように主催者側の意図に制限されることなく、利用者をそれぞれの要望に基づいた目的地に擬似的なオリエンテーリングといった態様で連続的かつ効率的に目的地に誘導することができる。すなわち、本願発明は、従来の移動体通信端末を用いたオリエンテーリングの要件であった「予め設定されたコース」を必要とせず、主催者側(サーバ)は、利用者それぞれが自らコースを設定するために必要な情報を利用者のニーズに基づいて利用者端末に与えるといった構成をなすものである。
【0063】
前記課題を解決するために提供する本願第18の発明に係る目的地情報提供プログラムは、複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末及び前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする。
【0064】
従って、利用者が自ら設定した本来の目的地と利用者の現在の位置との間に、利用者が望むカテゴリに基づいた新たな目的地(寄り道箇所)が設定されるので、利用者にとっては使い勝手がよいばかりでなく、前記カテゴリに基づく新たな情報を得ることができる。また、目的地提供者にとっても、本来であれば立ち寄らずに素通りしていた利用者が立ち寄ることになり、目的地の認知度が高まり、結果としてその目的地がある地域の活性化に役立てることができる。
【0065】
前記課題を解決するために提供する本願第19の発明は、請求項17から18のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムにおいて、前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段として機能させることを特徴とする。
【0066】
従って、サーバを管理する主催者が目的地情報を更新する手間を省き、人的費用的負担を軽減することができる。また、目的地提供者は、任意に自己の目的地情報を登録、更新することができるので、参加意識が高まり、目的地提供者の参加が増大する。従って、目的地提供者の参加増大に伴って利用者が当該目的地に訪れる機会を増やし、結果としてその目的地周辺の地域活性化につながる。
【0067】
前記課題を解決するために提供する本願第20の発明に係る目的地情報提供プログラムは、請求項19に記載の目的地情報提供プログラムにおいて、前記目的地情報提供サーバを、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段を有して機能させることを特徴とする。
【0068】
従って、利用者の年齢層、性別、利用地域及び好み(嗜好性)等を把握できる。すなわち、目的地提供者は、利用者の嗜好性等を単にアンケートして自己の営業計画や販売計画等を立てるよりも実質的な分析結果を得ることができる。
【0069】
前記課題を解決するために提供する本願第21の発明は、請求項17から20のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムにおいて、前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする。
【0070】
従って、従来のオリエンテーリングにみられるように予め設定された基点に利用者を集結させることがないため、利用者の参加意思を向上させることができる。また、移動体通信端末を用いる利用者の現在地を基点とすることによって、フレキシブルにかつ効率的に目的地に関する情報を利用者に提供することができるので、利用者に参加意思向上に伴い各目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0071】
前記課題を解決するために提供する本願第30の発明に係る目的地情報提供プログラムは、請求項25から29のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムにおいて、前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して前記利用者を振り分ける振り分け過程を有することを特徴とする。
【0072】
従って、利用者に複数の目的地をスムーズに辿らせることができ、利用者の参加意思を高め、結果として目的地が存在する地域の活性化に役立てることができる。
【0073】
前記課題を解決するために提供する本願第31の発明に係る目的地情報提供プログラムは、請求項25から30のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムにおいて、前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計過程を有することを特徴とする。
【0074】
従って、利用者の参加意思を向上させることができ、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
尚、ここでいうインセンティヴとは、利用者が目的地に到達したことを契機に所定のポイントを付与し、その付与されたポイントの累積数に応じて利用者に与えられる商品や、前記目的地が例えば飲食店だった場合に利用者がその目的地に到達時に使用できる割引券等を指すものである。
【0075】
前記課題を解決するために提供する本願第32の発明に係る目的地情報提供プログラムは、請求項25から31のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムにおいて、所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を割り込み送信する割り込み過程を有することを特徴とする。
【0076】
従って、利用者は自らが望む目的地に限定されることなく、幅広い情報を得られるので、その多くの参加意思が向上し、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0077】
前記課題を解決するために提供する本願第25の発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする。
【0078】
従って、移動体通信端末を用いて行うオリエンテーリングのように主催者側の意図に制限されることなく、利用者をそれぞれの要望に基づいた目的地に擬似的なオリエンテーリングといった態様で連続的かつ効率的に目的地に誘導することができる。すなわち、本願発明は、従来の移動体通信端末を用いたオリエンテーリングの要件であった「予め設定されたコース」を必要とせず、主催者側(サーバ)は、利用者それぞれが自らコースを設定するために必要な情報を利用者のニーズに基づいて利用者端末に与えるといった構成をなすものである。
【0079】
前記課題を解決するために提供する本願第26の発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末及び前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする。
【0080】
従って、利用者が自ら設定した本来の目的地と利用者の現在の位置との間に、利用者が望むカテゴリに基づいた新たな目的地(寄り道箇所)が設定されるので、利用者にとっては使い勝手がよいばかりでなく、前記カテゴリに基づく新たな情報を得ることができる。また、目的地提供者にとっても、本来であれば立ち寄らずに素通りしていた利用者が立ち寄ることになり、目的地の認知度が高まり、結果としてその目的地がある地域の活性化に役立てることができる。
【0081】
前記課題を解決するために提供する本願第27の発明は、請求項25から26のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段として機能させることを特徴とする。
【0082】
従って、サーバを管理する主催者が目的地情報を更新する手間を省き、人的費用的負担を軽減することができる。また、目的地提供者は、任意に自己の目的地情報を登録、更新することができるので、参加意識が高まり、目的地提供者の参加が増大する。従って、目的地提供者の参加増大に伴って利用者が当該目的地に訪れる機会を増やし、結果としてその目的地周辺の地域活性化につながる。
【0083】
前記課題を解決するために提供する本願第28の発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項27に記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段を有して機能させることを特徴とする。
【0084】
従って、利用者の年齢層、性別、利用地域及び好み(嗜好性)等を把握できる。すなわち、目的地提供者は、利用者の嗜好性等を単にアンケートして自己の営業計画や販売計画等を立てるよりも実質的な分析結果を得ることができる。
【0085】
前記課題を解決するために提供する本願第29の発明は、請求項25から28のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする。
【0086】
従って、従来のオリエンテーリングにみられるように予め設定された基点に利用者を集結させることがないため、利用者の参加意思を向上させることができる。また、移動体通信端末を用いる利用者の現在地を基点とすることによって、フレキシブルにかつ効率的に目的地に関する情報を利用者に提供することができるので、利用者に参加意思向上に伴い各目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0087】
前記課題を解決するために提供する本願第38の発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項33から37のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して前記利用者を振り分ける振り分け過程を有することを特徴とする。
【0088】
従って、利用者に複数の目的地をスムーズに辿らせることができ、利用者の参加意思を高め、結果として目的地が存在する地域の活性化に役立てることができる。
【0089】
前記課題を解決するために提供する本願第39の発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項33から38のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計過程を有することを特徴とする。
【0090】
従って、利用者の参加意思を向上させることができ、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
尚、ここでいうインセンティヴとは、利用者が目的地に到達したことを契機に所定のポイントを付与し、その付与されたポイントの累積数に応じて利用者に与えられる商品や、前記目的地が例えば飲食店だった場合に利用者がその目的地に到達時に使用できる割引券等を指すものである。
【0091】
前記課題を解決するために提供する本願第40の発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項33から39のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を割り込み送信する割り込み過程を有することを特徴とする。
【0092】
従って、利用者は自らが望む目的地に限定されることなく、幅広い情報を得られるので、その多くの参加意思が向上し、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0093】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る目的地情報提供システムの実施の形態における構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明に係る目的地情報提供システムは、複数の利用者が用いる移動体通信端末である各々の利用者端末A(A1,・・・,An)と、目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる各々の目的地提供者端末B(B1,・・・,Bn)と、目的地情報提供サーバ1(以下、サーバ1とする)とがインターネット等のネットワーク3を介して送受信を可能に接続されてなる。
前記利用者端末Aは、少なくとも前記ネットワーク3を介して送信された情報を表示する表示情報出力手段及び操作することによってその操作内容に係る情報が前記ネットワーク3を介して送信することができる入力手段を有する。
前記サーバ1は、前記利用者端末A及び目的地提供者端末Bに対して各種情報通信を行う通信手段10と、その通信手段10を用いてサーバ1内で処理された各種情報を利用者端末Aや目的地提供者端末Bの表示画面上で閲覧できるようにする表示情報出力手段11と、前記通信手段で得られた情報より利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段12と、少なくとも目的地に対する利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段12によって特定された利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベース2と、前記通信手段10によって利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して利用者の基点及び複数の目的地を設定し、利用者端末へ伝えるための目的地設定手段13と、利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段13に新たな目的地の設定を指示する判定手段14と、係る判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段15とを有している。
尚、前記データベース2は、サーバ1の内部に設置されずにサーバ1の外部にあってサーバ1に送受信可能に接続されてもよく、複数設けられてもよい。
また、データベース2に蓄積された目的地情報は、単なる所在地や名称に基づいた情報に限られることなく、利用者端末Aから送信される利用者の要望に応答可能なように目的地の業種等様々なカテゴリに選別されている。
ここで、本発明における目的地とは、物品等を販売したりサービスを提供する店舗やテーマパークや文化施設(公共施設)が好ましく、目的地をこのように設定することにより、到着した利用者が当該目的地を利用することができる。
また、前記サーバ1には、前記位置抽出手段12によって得られた利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して利用者を振り分ける振り分け手段16が設けられている。
さらに、前記サーバ1には、前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計手段17が設けられている。
加えて、前記サーバ1には、所定の条件に基づき利用者端末Aに目的地情報を送信する割り込み手段18が設けられている。また、前記サーバ1には、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき利用者の属性と利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成し、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段が設けられてもよい。ここで、この分析手段は前記通信手段を用いて前記目的地提供者端末にファクシミリ送信してもよく、分析情報を受信する目的地情報提供者側のファクシミリ機器は前記目的地提供者端末に内蔵されても外部接続されてもかまわない。
【0094】
ここで、前記サーバ1に設けられた各手段について以下に説明する。以下に記載された各種手段は必要に応じてデータベース2に蓄積された情報を参照しながら処理を行うものとする。
【0095】
(通信手段)
通信手段10は、サーバ1内で処理された各種情報をインターネット等のネットワーク3を介して利用者端末Aや目的地提供者端末Bに対し送信したり、利用者端末Aや目的地提供者端末Bから送信された各種情報を受信する手段である。また、この通信手段10はサーバ1に設けられた各手段の要求を受けて前記各種情報を送受信するものである。
【0096】
(表示情報出力手段)
サーバ1内で処理された各種情報を、例えばHTTP(Hyper TextTransfer Protocol)等を用いてインターネット等のネットワーク3に接続した利用者端末Aや目的地提供端末Bの表示画面上で閲覧できるようにする手段である。
【0097】
(位置抽出手段)
利用者端末Aの位置を経時的に特定する手段であり、例えば利用者端末Aの位置を特定するのに利用者端末Aが最短距離で交信する中継局(アンテナ)や交換局の位置を検出することにより利用者端末Aの位置を特定する手段である。また、利用者端末Aの位置を特定する手段として前述したGPSを利用してもよく、内的、外的を問わずGPS機能が付加された移動体端末を利用者が用いることによって、利用者の現在地を位置抽出手段が特定できるようにされることが望ましい。
【0098】
(目的地設定手段)
目的地設定手段13は、利用者の基点及び複数の目的地を設定する手段であり、利用者に目的地に関する要望がある場合にはその要望のカテゴリ及び利用者端末Aの位置(現在地)に基づきデータベース2内の目的地情報から適当とされる目的地を検索する手段である。ここで、利用者は基点を出発し、複数の目的地を辿るので目的地設定手段が設定する目的地は第1の目的地を除いて直前に設定した目的地を現在地として設定していく。すなわち、第3の目的地を設定する場合には、直前の第2の目的地に利用者が到着していると見なしその場所を現在地として設定する。また、前記基点は前記位置抽出手段によって特定された利用者端末Aの位置(現在地)に設定してもよい。
【0099】
(判定手段)
判定手段14は、利用者、すなわち利用者端末Aが、前記目的地設定手段13によって設定された目的地に到着したか否かを判定する手段であり、GPS等を用いて判定してもよいし、利用者端末Aからの送信内容の正誤によって判定してもよい。ここで、前記利用者端末Aからの送信内容とは例えば、サーバ1から利用者端末Aに対して目的地に到着した際に回答するべき問題を表示し、利用者が当該目的地に到着した際に回答する内容であり、その目的地に到着することで特定できる内容(例えば外観の特徴等)が好ましい。このようにして利用者が目的地に到着したと判定した判定手段14は、新たな目的地の設定を目的地設定手段に指示する。
【0100】
(更新手段)
更新手段15は、前記目的地設定手段13及び前記判定手段14によって得られた情報に基づき、予め前記データベース2に蓄積された前記目的地情報及び前記利用者履歴情報を更新し、前記目的地設定手段13及び前記判定手段14がデータベース2内に蓄積された情報を参照する際に有効な情報が得られるように更新する手段である。
【0101】
(振り分け手段)
振り分け手段16は、例えば利用者が望む目的地が、利用者の現在地からそれほど差のない距離に複数あり、かついずれの目的地もその後の目的地へ向かうのに支障がない程度に位置している場合、前記複数の目的地のそれぞれの許容量に基づき各利用者を振り分ける手段である。
【0102】
(集計手段)
集計手段17は、前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する手段である。尚、ここでいうインセンティヴとは、利用者が目的地に到達したことを契機に所定のポイントを付与し、その付与されたポイントの累積数に応じて利用者に与えられる商品や、前記目的地が例えば飲食店だった場合に利用者がその目的地に到達時に使用できる割引券等を指すものである。
【0103】
(割り込み手段)
割り込み手段18は、時間や場所等の所定の条件に基づき利用者端末に目的地情報を送信する手段であり、例えば、正午になると前記割り込み手段は利用者端末に対して昼食を促す情報として当該利用者の現在地に基づき昼食をとり得る目的地に関する情報を送信する手段である。また、前記所定の条件が場所であれば予め設定された場所の近くを移動する利用者に対して当該場所を割り込み目的地としてその情報を送信して誘導する。これらの時間や場所は、予め登録された目的地が主催するイベントの開催事情に依存してもよい。
【0104】
(分析手段)
分析手段19は、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき利用者の属性と利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成し、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する手段であり、この分析手段によって、利用者の年齢層、性別、利用地域及び好み(嗜好性)等を把握できる。すなわち、目的地提供者は、利用者の嗜好性等を単にアンケートして自己の営業計画や販売計画等を立てるよりも実質的な分析結果を得ることができる
【0105】
次に、本発明に係る目的地情報提供方法の実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図2及び図3は、本発明に係る目的地情報提供方法の実施形態においてサーバ1と利用者端末Aとの間でなされる動作を示すシーケンス図である。
【0106】
まず、図2に示すように、目的地提供者端末Bからサーバ1に対してネットワーク3を介して目的地情報が送信される(S1−Yes)。この目的地情報は、サーバ1内の前記更新手段によって各カテゴリに選別されてデータベース2内の目的地情報として蓄積されていく(S1a)。
ここで、前記目的地情報は、必ずしもネットワーク3を介して目的地提供者端末Bからサーバ1に対して送信される必要はない。すなわち、本発明に係る目的地情報提供システムに前記目的地提供者端末Bが参加しているか否かに関わらず目的地情報の授受が行われてもよい。従って、目的地情報の授受は、前記ネットワークとは別のネットワークを用いたり、ファクシミリなど異なる通信手段で行われてもよい。
【0107】
そして、この目的地情報がデータベース2に蓄積されたことを当該目的地提供者端末Bへサーバ1が送信する(S1b)。このような目的地情報の提供は、異なる目的地提供者が用いる目的地提供者端末Bからサーバ1へ随時行われている。従って、目的地提供者端末Bからサーバ1へ目的地情報の提供がなされなかった場合(S1−No)は、最新に更新された前記目的地情報を保持しつつ利用者端末Aがネットワーク3を介してサーバ1にアクセスした際に前記表示情報出力手段11が参加募集情報を利用者端末Aの表示画面に表示できるようにしている(S2)。
【0108】
この参加募集情報の表示を利用者が要求、すなわち利用者が自らの利用者端末Aを用いてサーバ1が提供するホームページにアクセスすると(S3)、前記表示情報出力手段11は当該参加募集画面を利用者端末Aに送信する(S4)。この送信された参加募集画面を画面上で閲覧し、参加申込を利用者が要望する場合には、利用者端末Aから参加申込情報を送信する(S5)。このときサーバ1は、この参加申込情報がユーザ登録かプレイ開始かを判別し(S6)、プレイ開始であった場合にはプレイ設定画面を利用者端末Aに送信する。
尚、本実施形態における「プレイ」とは、利用者が目的地(従来のオリエンテーリングでいうチェックポイント)に関する情報の提供に参加することを指す。
【0109】
前記参加申込情報がユーザ登録であった場合には、利用者登録画面を利用者端末Aに対して送信し(S7)、その利用者登録画面に表示された内容に基づき利用者端末Aから利用者登録情報がサーバ1に送信される(S8)。
【0110】
その後、この利用者登録情報はデータベース2に蓄積される(S9)。このようにして利用者登録が行われた後、サーバ1は、プレイ開始可否画面を利用者端末Aに送信する(S10)。
【0111】
ここで、本実施形態の説明において前記プレイとは、便宜上、移動体通信端末を用いた擬似的なオリエンテーリングを意味するものであるが、利用者自身がこのようなオリエンテーリングに参加する意思を有するか否かは問わない。すなわち、本発明が提供する目的地情報は、移動体通信端末を用いたオリエンテーリングに参加する意思を持ち合わせた利用者を対象としたものに限られるものではなく、利用者の要望に応えうる2つ以上の目的地を提供することが本来の目的である。
【0112】
その後、利用者はプレイ開始か否かを判断し(S11)、そのままプレイを開始する場合(S12−Yes)には、その旨を利用者端末の表示画面上の表示内容に基づきサーバ1に送信し、すぐにプレイを行わない場合(S12−No)には、その旨を利用者端末Aの表示画面上の表示内容に基づきサーバ1に送信し、終了する。そしてそのいずれかの内容を利用者端末Aから受信したサーバ1は、利用者がすぐにプレイする場合には図3に示すプレイ実行過程へ進み、利用者がすぐにプレイを実行しない場合には再び利用者からアクセスが来る(前記S3)まで待ち受けることとなる。
【0113】
(プレイ実行過程)
図3に示すように、まず、サーバ1は、利用者端末Aの表示画面上に目的地設定画面を表示させる情報を利用者端末Aに送信する(S13)。その目的地設定画面を閲覧した利用者は、当該目的地設定画面の表示項目に基づき条件を利用者端末Aの入力手段等を操作して入力し、その入力した情報がサーバ1に送信される(S14)。ここで、前記目的地設定画面の表示項目及び条件は、利用者がこれから向かう目的地に関する要望を抽出するための項目及び条件であり、例えば「どのような場所に行きたいのか」や「何をしたいのか」といった利用者の今後の行動に関する抽象的な要望を抽出する項目であったり、利用者が向かいたい具体的な目的地の名称等を入力する機会を与える項目である。
【0114】
このようにして利用者端末Aから送信された利用者の要望及び利用者端末Aの現在地に基づき、サーバ1内の目的地設定手段13が目的地を設定し(S15)、その設定された目的地を利用者端末Aに送信する(S16)。
【0115】
目的地に関する情報を利用者端末Aに受信した利用者は、その内容に基づいて目的地を目指す。そして目的地に到達した場合に、その旨を利用者端末Aからサーバ1に送信する(S17)。利用者端末Aが目的地に到達した旨を受信したサーバ1は、利用者端末Aが真に目的地に到達したか否かを判定手段14によって判定する(S18)。ここで、前記判定手段14が判定する手法は、GPS等を用いて判定してもよいし、利用者端末Aからの送信内容の正誤によって判定してもよい。ここで、前記利用者端末Aからの送信内容とは例えば、サーバ1から利用者端末Aに対して目的地に到着した際に回答するべき問題を表示し、利用者が当該目的地に到着した際に回答する内容であり、その目的地に到着することで特定できる内容(例えば外観の特徴等)が好ましい。そして、この判定手段14による判定によって利用者端末Aが目的地に到達していないと判断された場合(S18−No)、再び目的地に関する情報を利用者端末Aに送信する(S16)。利用者端末Aが真に目的地に到達したと判断された場合(S18−Yes)には、到達した目的地を現在地として新たな目的地を設定する(S19)。
ここで、判定手段14により利用者端末Aが真に目的地に到達したと判断され、新たな目的地を設定する場合に、改めて利用者に要望を問うプロセス(前記S13〜S14)を経てもよい。
その後、新たな目的地に関する情報を利用者端末Aに送信し(S20)、目的地に関する情報を利用者端末Aに受信した利用者は、その内容に基づいて新たな目的地を目指す。そして新たな目的地に到達した場合に、その旨を利用者端末Aからサーバ1に送信する(S21)。利用者端末Aが新たな目的地に到達した旨を受信したサーバ1は、利用者端末Aが真に新たな目的地に到達したか否かを判定手段14によって判定する(S22)。ここで、前記判定手段14が判定する手法は、前述と同様である。
【0116】
これまで記載したように、目的地に関する利用者の要望を抽出し、目的地を設定する過程は、本発明が利用者に目的地を2つ以上提供することを要件としている。従って、前記S15〜S18とS19〜S22は利用者の現在地こそ異なるが同様の過程である。ここで、本発明では、2つ以上の目的地を提供するのにその目的地数に応じて目的地を設定する回数が決定することに限定されない。例えば、利用者が目的地を1つ設定するための条件を挙げて、それによって設定された目的地と、その目的地及び利用者の現在地に基づいた第2の目的地をサーバ1が設定することによって利用者が希望する条件が1つの目的地に対してであっても複数の目的地を設定することができる。そして、利用者端末Aが2つ目の目的地に到達したことが前記判定手段14によって真とされた場合(S22−Yes)には、サーバ1がプレイ継続、すなわち3つ目の目的地を設定し、そこへ行くか否かを利用者に問う旨を利用者端末Aに送信する(S23)。これによって利用者はプレイを継続するか否かを判断し(S24)、継続しない場合(S27−終了)にはその旨を利用者端末Aの表示に基づいて送信し(S26)して終了する。また継続する場合(S27−継続)にはその旨を利用者端末Aの表示に基づいて送信し(S25)、それを受信したサーバ1は前記目的地設定を再び行う(S19)。尚、この2つ目以降の目的地設定は、その都度利用者に要望を問うプロセス(前記S13〜S14)を経てもよい。
【0117】
(目的地設定)
次に、本発明に係る目的地情報提供方法の実施形態においてサーバ1の目的地設定手段13が行う目的地設定について図面を参照して以下に説明する。
図4は本実施形態における目的地設定のプロセスを示すフローチャートである。
図4に示すように、目的地設定が開始されると、まず利用者の現在地を特定する(S31)。ここで、利用者の現在地を特定する方法は、前述の位置抽出手段が行う方法による。次に、目的地設定に関する利用者の要望があるか否かを判定し(S32)、ある場合にはそれが具体的な場所か否かを判定する(S33)。目的地設定に関する利用者の要望が具体的な場所に特定されていない場合、すなわち「○○が食べたい」といった行動に関する抽象的な要望であった場合、どのようなカテゴリの要望なのかを問い、その回答を受信(S34)した後、利用者の要望のカテゴリ及び利用者端末Aの現在地に基づいてデータベース2内の目的地情報を検索し(S35)、目的地を決定する(S36)。また、利用者に要望がなければ(S32−No)、利用者端末Aの現在地に基づいてランダムデータベース2内の目的地情報を検索し(S37)、目的地を決定する(S36)。さらに、利用者に具体的な目的地が挙げられる場合(S33−Yes)には、その場所(例えば名称)を利用者端末Aの入力手段によって入力し、その内容がサーバ1に送信されることによって目的地を決定する(S36)。
【0118】
その後、決定された目的地が過去に目的地として設定されたことがあるか否かを判定し(S38)、過去に目的地として設定されたことがない場合には目的地情報を作成し(S40)、その目的地情報を利用者端末Aに送信(S41)して、終了する。また決定された目的地が過去にされたことがある場合には、データベース2内の利用者履歴情報から同じ利用者における当該目的地情報を読み出し(S39)、その目的地情報を利用者端末Aに送信(S41)して、目的地設定過程を終了する。
【0119】
ここで、目的地設定を行う際に参照される目的地情報をはじめとする各種情報が蓄積されたデータベースの構成について図面を参照して説明する。
【0120】
(目的地情報)
図5(a)に示すように、目的地情報は、「提供者の詳細情報」、「抽出条件」及び「カウンタ」に分類される。
【0121】
「提供者の詳細情報」は、目的地の態様を示す情報群であり、目的地を識別する「目的地ID」、店舗名等による「目的地名称」、所在地を示す「住所」、連絡先としての「電話番号」、前記「住所」を位置抽出手段によって識別されるための「位置情報」、当該目的地の視覚的特徴等を示す「キーワード」、前記振り分け手段16によって天候による振り分けを行う指標となる「天気関連」、当該目的地が店舗等であった場合の活動時間である「営業時間」、利用者に対して特に来所して欲しい時間帯(前記割り込み手段に用いられる)を示す「希望紹介時間帯」、前記振り分け手段16による振り分け時の接客可能人数である「許容人数」、割引販売等当該目的地のサービス情報を示す「特典」及び前記「キーワード」の問題となる「出題方法」を有する。
【0122】
「抽出条件」は、前記目的地設定手段13が目的地を設定する際の検索対象となる情報群であり、利用者が要望する行動を抽象的に分類した大分類や具体的な行動に分類した小分類等複数に分類された「カテゴリ」、利用者の性別、年代、家族構成等利用者の対象を規定する「対象とする利用者」、地域選択をする際、当該目的地がどこに属するかの最小単位を示す「最小対象地域」及び当該目的地を利用者の目的地対象とする際の期間を示す「提供期間」を有する。
【0123】
「カウンタ」は、当該目的地における利用者の利用状況として当日の立ち寄り人数である「当日」、所定期間中又は前記「提供期間」中の立ち寄り人数である「期間中」及びトータルの立ち寄り人数である「トータル」を有する。
【0124】
(利用者情報)
図5(b)に示すように、利用者情報は、「利用者の詳細情報」及び「クリア情報」に分類される。
【0125】
「利用者情報」は、前述の利用者登録を行った際に得られる利用者の個別情報であり、利用者を識別する「利用者ID」、利用者名である「氏名」、利用者の住所を示す「住所」、利用者の連絡先を示す「電話番号」、利用者の性別を示す「性別」、利用者の生年月日を示す「生年月日」及び利用者が取得したポイント数の合計を示す「ポイント数」を有する。
【0126】
「クリア情報」は、クリア(到達)した目的地のIDを示す「目的地ID」、目的地を最新にクリア(到達)した日付を示す「日付」、同一の目的地間をクリア(到達)した最速記録(時間)を示す「所要時間」及び当該利用者がクリア(到達)した同一目的地間の回数を示す「クリア回数」を有する。
【0127】
(利用者履歴情報)
図6(a)に示すように、利用者履歴情報は、本発明の実施形態における利用者の履歴情報を示す群であり、「利用者情報」、「開催情報」、「抽出条件」、「目的地情報」、「現在地情報」及び「寄り道情報」に分類される。
【0128】
「利用者情報」は、利用者を識別する「利用者ID」、前記集計手段17に基づいて得られる獲得ポイント数やボーナスポイントを示す「本日のポイント数」、「本日のボーナスポイント」、利用者に同行している人数を示す「同行者数」及び当日にクリア(到達)した目的地の数を示す「本日のクリア数」を有する。
【0129】
「開催情報」は、目的地情報の提供を開始した日時である「開始日時」、その開始時の位置情報である「開始時の位置情報」、利用者が希望する終了日時である「終了予定日時」、提供される複数の目的地の終了目標地域を示す「目標地域」及び目標値クリア設定を示す「クリア数」を有する。
【0130】
「抽出条件」は、どのイベントのオリエンテーリング、すなわちサーバ1を運用する主催者が企画した複数の目的地からなるイベントの種類を示す「イベント」、利用者が選んだ目的地の分類である「分類」、利用者が選んだ開催地域である「地域」及び目的地を決定した時の目的地周辺の天候を示す「天気」を有する。
【0131】
「目的地情報」は、利用者が最新にクリア(到達)した目的地を識別する「現在の目的地ID」、利用者が直前の目的地を出発した時間を示す「直前のポイント出発時間」、利用者がこれから向かう目的地を識別する「目標の目的地ID」、利用者がこれから向かう目的地の位置情報を示す「目標の位置情報」、利用者がこれから向かう目的地のキーワードを示す「目標のキーワード」、目的地をクリア(到達)するまでの回数を示す「トライ数」及び目的地をクリア(到達)するまでの所要時間を示す「所要時間」を有する。
【0132】
「現在地情報」は、利用者の現在の位置情報を示す「位置情報」、利用者が利用者端末Aを用いてサーバ1に送信したキーワードを示す「キーワード」及び前記「位置情報」をサーバ1が受信した時刻を示す「受信時刻」を有する。
【0133】
「寄り道情報」は、前記割り込み手段18が作用した場合に用いられる情報群であり、利用者が寄り道をする場合の目的地を識別する「寄り道目的地ID」、利用者が寄り道をする場合の目的地の位置情報を示す「寄り道位置情報」及び利用者が寄り道をする場合の目的地のキーワードを示す「寄り道キーワード」を有する。
【0134】
(到達時間情報)
「到達時間情報」は、各利用者につき所定の目的地間に要した時間が記録された情報群であり、終点となった目的地を識別する「終点ポイント」、(一区間内の)基点となった目的地を識別する「基点ポイント」、前記「終点ポイント」と「基点ポイント」との距離を示す「距離」、同一区間での所要時間が最短を記録した利用者を識別する「記録保持者」及びその所要時間を示す「所要時間」を有する。
【0135】
(イベント情報)
「イベント情報」は、前述したように、サーバ1を運用する主催者が企画した複数の目的地からなるイベントの種類を示す情報群であり、当該イベントの識別をする「イベントID」、そのイベントの名称を示す「イベント名」及び目的地追加の可否を示す「目的地の増加」を有する。
【0136】
次に、本発明の実施の形態が以上のようにして行われた場合の利用者端末Aの表示画面の表示内容について、図面を参照して以下に説明する。
【0137】
図7〜図12は、本発明に係る目的地情報提供方法を行った場合の利用者端末Aの表示画面に表示される内容を示す図である。以下、前述した本発明に係る目的地情報提供方法におけるシーケンス図(図2〜図4)と併せて説明する。尚、本実施形態における表示内容には、利用者に対して「オリエンテーリング」、「コース」及び「チェックポイント」といった語を使用するが、これらは実施時に便宜上そのように呼称するものであって、本願における「目的地情報の提供」及び「目的地」を限定するものではない。
【0138】
図7に示すように、インターネット等のネットワークを介してサーバ1を運用する主催者のホームページにアクセスした利用者端末Aの表示画面には、トップページ100が表示される(図2−S2)。このトップページ100には、本願発明に係る目的地情報の提供の説明を表示する「ルール」ボタン101と本願発明に係る目的地情報の提供を利用者が受け得る「参加申込」ボタン102とが表示されている。
【0139】
前記「参加申込」ボタン102を利用者端末Aの入力手段によって選択する(図2−S3)と、図7(b)に示すように、利用者の登録を行う「ユーザ登録」ボタン111と、目的地情報の提供を要求する「プレイ開始」ボタン112とが表示された参加申込画面110が利用者端末Aの表示画面に表示される(図2−S4)。この画面で、利用者が「ユーザ登録」ボタンを選択する(図2−S5)と、図7(c)に示すユーザ登録画面120が表示される(図2−S6〜S7)。このユーザ登録画面120には、「氏名」項目121、「住所」項目122、「電話番号」項目123、「性別」コンボボックス124、「生年月日」項目125及び「送信」ボタン126が表示される。これらの表示それぞれについて利用者が利用者端末Aの入力手段を用いて入力し、前記送信ボタン126を選択する(図2−S8)ことによって、その入力内容に係る情報は利用者情報の一部(利用者登録情報)としてサーバ1に送信される。そしてこの利用者登録情報は、データベース2内の利用者情報に蓄積される(図2−S9)。
【0140】
その後、利用者登録後にプレイを開始するか否かを問う画面が表示され(図2−S10)、プレイを開始する場合(図2−S11−Yes)には以下に説明する「プレイ開始」ボタン112を選択した場合と同様のプロセスが行われ、プレイを開始しない場合(図2−S11−No)には、図8(c)に示すような終了画面140が利用者端末Aの表示画面に表示される。この終了画面140には、「ポイント間の所要時間」項目141、「本日の得点」項目142、「本日のボーナス」項目143及び「現在の得点合計」項目144といった前記データベース2に蓄積される利用者情報及び利用者履歴情報が表示される。
【0141】
ここで、前記「ボーナス」や「得点」は、利用者が提供された目的地に到達した場合に利用者に対して与えられるインセンティヴであり、目的地の態様(例えば店舗等)にあわせて適宜用途が設定される。
【0142】
一方、図7(b)に示す参加申込画面110の「プレイ開始」ボタン112を利用者が選択した場合(図2―S6−プレイ開始)には、図8(a)に示すコースプランニング画面130が表示される(図3−S13)。このコースプランニング画面130には、「現在の天気」コンボボックス131、目的地を設定する「カテゴリ」コンボボックス132、「コースの決め方」コンボボックス133、ゴール(終点)の条件として以下「ゴール」コンボボックス134、「目標地域」コンボボックス135、「終了日時」コンボボックス136、「クリア数」コンボボックス137及び「送信」ボタン138が表示される。
【0143】
この「コースプランニング」画面130の各コンボボックスを利用者が入力手段を用いて選択し、「送信」ボタン138を選択することにより、目的地設定のための条件に係る情報がサーバ1に送信され(図3−S14)、図9(a)に示すような利用者に提供する目的地を示す「チェックポイント情報」画面150が表示される(図3−S16)。この「チェックポイント情報」画面150には、目的地の名称を示す項目151、その目的地に到達するヒントを示す項目152及び利用者が目的地に到達した場合にサーバ1にその旨を送信する契機となる項目153が表示され、この項目153は、主に利用者が真に目的地に到達したか否かを判断する画面を表示するURL等が表示される。
【0144】
ここで、利用者に予め目的地の目処がついている場合には、前記「コースの決め方」コンボボックス133において、「自分で決める」を選択する。これを選択することにより、図8(b)に示すような「コース選択」画面190が利用者端末Aの表示画面に表示される。この「コース選択」画面190には、利用者の現在地に基づいて候補となりうる施設等を列挙し、選択可能とした項目191と、係る項目191に挙げられた施設等を目的地として利用者が決定する場合に選択する「送信」ボタン192とからなる。
【0145】
利用者が利用者端末Aの入力手段を用いて前記項目191から目的地を選択し、「送信」ボタン192を選択する(図4−S33−Yes)と、その選択された内容に係る情報がサーバ1に送信され、その情報に基づきサーバ1内の目的地設定手段13が目的地を設定し、前記「チェックポイント情報」画面150に当該目的地に関する情報を表示する。
【0146】
利用者が目的地に到達すると、前記チェックポイント情報画面150に表示された項目153を利用者が利用者端末Aの入力手段を用いて選択する(図3−S17)と、図9(b)に示す判定画面である「キーワード入力」画面160が表示される。この「キーワード入力」画面160には、目的地を特定できる問題(目的地情報における「出題方法」情報)を示す項目161と、その答えを利用者が利用者端末Aの入力手段を用いて入力する項目162と、「送信」ボタン163とが表示され、利用者が前記項目162を入力し、「送信」ボタン163を選択することによって、その情報がサーバ1に送信される。送信された情報は、前記判定手段14によって図6(a)に示す利用者履歴情報における目的地情報の内容と照合、判定され(図3−S18)る。
【0147】
尚、利用者が提供された目的地に到達したか否かを判定する方法については、このようなキーワード入力の他にGPS等を用いて自動的に判定する手段を用いた画面を用意してもよい。
【0148】
その送信された情報が正解であり、利用者が真に目的地に到達したと見なされた場合には、図10(a)に示す正解画面170を表示する。この正解画面170には、ポイント等インセンティヴを表示する項目171が表示され、第2の目的地以降を提供する過程においては、プレイを続行するか否かを問う「続ける」ボタン172及び「やめる」ボタン173も同画面に表示される(図3−S23)。
【0149】
ここで、「続ける」ボタン172を利用者が選択した場合(図3−S25〜S26)には、再び前述の目的地設定画面130又はサーバ1が前回と同じ条件で検索して設定した目的地情報を示す「チェックポイント情報」画面150を示してプレイを続行する(図3−S27−継続)。
【0150】
また、前記正解画面170の「やめる」ボタン173を選択した場合には、前述の図8(c)に示すような終了画面140が利用者端末Aの表示画面に表示される。この終了画面140には、「ポイント間の所要時間」項目141、「本日の得点」項目142、「本日のボーナス」項目143及び「本日の得点合計」項目144といった前記データベース2に蓄積される利用者情報及び利用者履歴情報が表示されて終了する。
【0151】
さらに、図9(b)に示す判定画面である「キーワード入力」画面160の項目162に入力した情報が誤りであると判定手段14が判定した場合(図3−S18−No)、図10(b)に示すような不正解を表す画面180を利用者端末Aの表示画面に表示する。この画面180には、不正解である旨を示す項目181と、「続ける」ボタン182及び「やめる」ボタン183とが表示される。利用者が「続ける」ボタン182を選択した場合には、再び目的地情報を利用者端末Aに送信するなどして項目162が正解と判定されるまで判定を繰り返す。また、利用者が「やめる」ボタン182を選択した場合には、前述の図8(c)に示すような終了画面140が利用者端末Aの表示画面に表示される。この終了画面140には、「ポイント間の所要時間」項目141、「本日の得点」項目142、「本日のボーナス」項目143及び「本日の得点合計」項目144といった前記データベース2に蓄積される利用者情報及び利用者履歴情報が表示されて終了する。
【0152】
次に、本発明の実施形態における前記割り込み手段によるプロセスについて図面を参照して以下に説明する。
図11は、前記割り込み手段18が利用者端末Aに対して送信する情報、すなわち、割り込み手段18が作用した場合における利用者端末Aの表示内容を示す図である。
【0153】
図11に示すように、前記割り込み手段18が作用すると、利用者に提供した目的地に関わりなく、時間や利用者の現在地に基づいた利用者にとって有効であると考えられる情報を表示する画面200が利用者端末Aの表示画面に表示される。
【0154】
この画面200には、利用者にとって有効であると考えられる情報、例えば昼食時の情報を示す項目201と、それを行うか否かを問う「続ける」ボタン202及び「やめる」ボタン203とが表示される。利用者が利用者端末Aの入力手段を用いて前記「続ける」ボタン202を選択した場合、前述の目的地情報を表示する画面150にように割り込まれる目的地が表示され、通常の目的地の情報を提供する場合と同様に利用者を誘導する。また、利用者が利用者端末Aの入力手段を用いて前記「やめる」ボタン203を選択した場合、本来設定されている目的地(利用者が向かっているチェックポイント)に利用者を誘導する。
【0155】
次に、本発明の実施形態において目的地情報をサーバ1(詳しくはデータベース2内に蓄積される目的地情報)が得るための複数の目的地提供者(目的地提供者端末B)とサーバ1との間のやりとりについて図面を参照して以下に説明する。
【0156】
ここで、前述したように、目的地提供者端末Bは、必ずしもネットワーク3に接続されている必要はない。すなわち、目的地提供者端末Bによる目的地情報の提供をサーバ1が受ける場合には、本発明に係る目的地情報提供システムに目的地提供者端末Bが接続されているか否かに関わらず目的地情報の授受が行われるべきである。従って、目的地情報の授受は、前記ネットワークとは別のネットワークを用いたり、ファクシミリなど異なる通信手段で行われてもよい。
【0157】
図12は、サーバ1が目的地提供者端末Bに対して送信する情報、すなわち、サーバ1が利用者端末Aに対して設定する際に予め用意される目的地に関する情報を得るプロセスが行われるときの目的地提供者端末Bの表示内容を示す図である。以下、前述した本発明に係る目的地情報提供方法におけるシーケンス図(図2)及び図5と併せて説明する。
【0158】
図12(a)に示すように、目的地提供者端末Bがインターネット等のネットワークを介してサーバ1にアクセスすると、目的地に関する情報の提供を促す画面300が表示される。この画面300には、目的地提供者に当該目的地の提供を促す項目301と、それを容認する場合に選択するボタン302が表示される。
【0159】
このボタン302を目的地提供者が目的地提供者端末Bの入力手段を用いて選択すると、図12(b)に示すような目的地を登録する画面である「チェックポイント登録」画面310が表示される。
【0160】
この「チェックポイント登録」画面310には、店舗名等を入力する「チェックポイント名」項目311、所在地を入力する「住所」項目312、電話番号等の連絡先を入力する「電話番号」項目313、利用者を受け入れる場合の有効時間帯を入力する「営業時間」項目314及びこれらの項目を入力した後に当該情報をサーバ1に送信するための「申込」ボタン315が表示される。
【0161】
このように表示された各項目に目的地提供者が目的地提供者端末Bを用いて入力することにより、図5(a)に示す目的地情報が作成される。例えば、前記「チェックポイント名」項目311に入力した内容は、「目的地名称」に格納され、前記「住所」項目312、電話番号等の連絡先を入力する「電話番号」項目313、利用者を受け入れる場合の有効時間帯を入力する「営業時間」項目314に入力した内容はそれぞれ、「住所」、「電話番号」及び「営業時間」といった目的地情報における「提供者の詳細情報」に対応する項目に格納される。
【0162】
以上の入力項目を目的地提供者が目的地提供者端末Bの入力手段を用いて入力し、「申込」ボタン215を選択することによって、入力された情報はサーバ1に送信される(図2−S1)。送信された情報は、サーバ1がデータベース2内の目的地情報として蓄積し(図2−S1a)、蓄積した旨をサーバ1が目的地提供者端末Bに送信する(図2−S1b)ことで、目的地提供者は自身の店舗等が目的地としてサーバ1(詳しくはデータベース2)に登録されたことを確認する。
【0163】
尚、本発明における目的地提供者が提供する目的地は、目的地提供者の保有する店舗等でなくてもよい。すなわち、本発明の実施形態が所謂オリエンテーリングにも適用できるように、目的地が公共の施設であってもよい。
【0164】
本発明に係る目的地情報提供プログラムは、以上に説明した目的地情報提供方法のプロセスがプログラムとして構成されたものであり、その実施の形態は前述の目的地情報提供方法と同様である。
【0165】
また、本発明に係る目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、以上に説明した目的地情報提供方法のプロセスがプログラムとして構成されたものを記録媒体に記録し、その記録媒体の内容をコンピュータに読みとらせ、実行させるものである。従って、その実施の形態は前述の目的地情報提供方法と同様である。
【0166】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明記載の請求項1,9,17及び25によれば、移動体通信端末を用いて行うオリエンテーリングのように主催者側の意図に制限されることなく、利用者をそれぞれの要望に基づいた目的地に擬似的なオリエンテーリングといった態様で連続的かつ効率的に目的地に誘導することができる。
【0167】
また、本発明記載の請求項2,10,18及び26によれば、前記目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末が前記ネットワークに接続され、前記通信手段は前記目的地情報提供サーバとの前記目的地情報の送受信が可能とされたので、サーバを管理する主催者が目的地情報を更新する手間を省き、人的費用的負担を軽減することができる。また、目的地提供者は、任意に自己の目的地情報を登録、更新することができるので、参加意識が高まり、目的地提供者の参加が増大する。従って、目的地提供者の参加増大に伴って利用者が当該目的地に訪れる機会を増やし、結果としてその目的地周辺の地域活性化につながる。
【0168】
また、本発明記載の請求項3,11,19及び27によれば、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき利用者の属性と利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段を設けたので、利用者の年齢層、性別、利用地域及び好み(嗜好性)等を把握できる。すなわち、目的地提供者は、利用者の嗜好性等を単にアンケートして自己の営業計画や販売計画等を立てるよりも実質的な分析結果を得ることができる。
【0169】
また、本発明記載の請求項4,12,20及び28によれば、基点を利用者(端末)の現在地に設定したので、従来のオリエンテーリングにみられるように予め設定された基点に利用者を集結させることないため、利用者の参加意思を向上させることができる。また、移動体通信端末を用いる利用者の現在地を基点とすることによって、フレキシブルにかつ効率的に目的地に関する情報を利用者に提供することができるので、利用者に参加意思向上に伴い各目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0170】
また、本発明記載の請求項5,13,21及び29によれば、中間地点を設定したので、利用者が求める目的地につき設定操作を要さないので、利用者に利便性を与える。
【0171】
また、本発明記載の請求項6,14,22及び30によれば、振り分け手段を設けたので、各目的地における利用者の分布を制御し、利用者に複数の目的地をスムーズに辿らせることができるだけでなく、各目的地の混雑も防ぐことができる。従って、利用者の参加意思を高め、結果として目的地が存する地域の活性化に役立てることができる。
【0172】
さらに、本発明記載の請求項7,15,23及び31によれば、集計手段を設けたので、インセンティヴの設定に応じて利用者の参加意思を向上させる余地ができ、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【0173】
加えて、本発明記載の請求項8,16,24及び32によれば、割り込み手段を設けたので、利用者は自らが望む目的地に限定されることなく、幅広い情報を得られるので、その多くの参加意思が向上し、結果として目的地が所在する地域の活性化に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目的地情報提供システムの実施形態における構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る目的地情報提供方法の実施形態においてサーバと利用者端末との間で行われる動作を示すシーケンス図である。
【図3】本発明に係る目的地情報提供方法の実施形態においてサーバと利用者端末との間で行われる動作を示すシーケンス図である。
【図4】本発明に係る目的地情報提供方法の実施形態における目的地設定の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態における目的地データベース及び利用者情報データベースの構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における利用者履歴情報データベース、到達時間データベース及びイベントデータベースの構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態における利用者端末の画面上に表示される内容を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における利用者端末の画面上に表示される内容を示す図である。
【図9】本発明の実施形態における利用者端末の画面上に表示される内容を示す図である。
【図10】本発明の実施形態における利用者端末の画面上に表示される内容を示す図である。
【図11】本発明の実施形態における利用者端末の画面上に表示される内容を示す図である。
【図12】本発明の実施形態における利用者端末の画面上に表示される内容を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ
2 データベース
3 ネットワーク
10 通信手段
11 表示情報出力手段
12 位置抽出手段
13 目的地設定手段
14 判定手段
15 更新手段
16 振り分け手段
17 集計手段
18 割り込み手段
19 分析手段

Claims (32)

  1. ネットワークを介して利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末との送受信を可能とする通信手段と、
    前記利用者端末の表示画面に前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報に関する情報を表示させる表示情報出力手段と、
    前記通信手段で得られた情報より前記利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段と、
    少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段によって特定された前記利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベースと、
    前記通信手段によって前記利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して前記利用者の基点及び複数の目的地を設定し、前記利用者端末へ伝えるための目的地設定手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段とを有し、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段であることを特徴とする目的地情報提供サーバ。
  2. ネットワークを介して利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末及び前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末との送受信を可能とする通信手段と、
    前記利用者端末の表示画面に前記目的地情報に関する情報を表示させる表示情報出力手段と、
    前記通信手段で得られた情報より前記利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段と、
    少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段によって特定された前記利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベースと、
    前記通信手段によって前記利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して前記利用者の基点及び複数の目的地を設定し、前記利用者端末へ伝えるための目的地設定手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段とを有し、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段であることを特徴とする目的地情報提供サーバ。
  3. 前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段が設けられたことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の目的地情報提供サーバ。
  4. 前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の目的地情報提供サーバ。
  5. 前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の目的地情報提供サーバ。
  6. 前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して利用者を振り分ける振り分け手段が設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の目的地情報提供サーバ。
  7. 前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計手段が設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の目的地情報提供サーバ。
  8. 所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を送信する割り込み手段が設けられたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の目的地情報提供サーバ。
  9. 利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末と前記利用者の移動の目的地となり得る目的地に関する複数の情報を前記利用者に提供する目的地情報提供サーバとがネットワークを介して送受信可能に接続されてなり、
    前記目的地情報提供サーバには、
    前記利用者端末に送受信可能とする通信手段と、
    前記利用者端末の表示画面に前記目的地情報に関する情報を表示させる表示情報出力手段と、
    前記通信手段で得られた情報より前記利用者の現在地を特定して利用者位置情報を抽出する利用者位置抽出手段と、
    少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報及び前記利用者位置抽出手段によって特定された前記利用者の経時的な所在地を示す利用者履歴情報が蓄積されたデータベースと、
    前記通信手段によって前記利用者端末から送信された目的地に関する要望情報に基づき前記データベースに蓄積された目的地情報を参照して前記利用者の基点及び複数の目的地を設定し、前記利用者端末へ伝えるための目的地設定手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段とを有し、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段であることを特徴とする目的地情報提供システム。
  10. 前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段が設けられたことを特徴とする請求項9に記載の目的地情報提供システム。
  11. 前記目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末が前記ネットワークに接続され、前記通信手段は前記目的地情報提供サーバとの前記目的地情報の送受信が可能とされたことを特徴とする請求項10に記載の目的地情報提供システム。
  12. 前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段が設けられたことを特徴とする請求項11に記載の目的地情報提供システム。
  13. 前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の目的地情報提供システム。
  14. 前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して利用者を振り分ける振り分け手段が設けられたことを特徴とする請求項9から13のいずれかに記載の目的地情報提供システム。
  15. 前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計手段が設けられたことを特徴とする請求項9から14のいずれかに記載の目的地情報提供システム。
  16. 所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を送信する割り込み手段が設けられたことを特徴とする請求項9から15のいずれかに記載の目的地情報提供システム。
  17. 複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、
    前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、
    前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、
    前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする目的地情報提供プログラム
  18. 複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末及び前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、
    前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、
    前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、
    前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする目的地情報提供プログラム
  19. 前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段と
    して機能させることを特徴とする請求項17から18のいずれかに記載の目的地情報提供プログラム
  20. 前記目的地情報提供サーバを、前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段を有して機能させることを特徴とする請求項19に記載の目的地情報提供プログラム
  21. 前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする請求項17から20のいずれかに記載の目的地情報提供プログラム
  22. 前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して利用者を振り分ける振り分け手段が設けられたことを特徴とする請求項17から21のいずれかに記載の目的地情報提供プログラム
  23. 前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計手段が設けられたことを特徴とする請求項17から22のいずれかに記載の目的地情報提供プログラム
  24. 所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を送信する割り込み手段が設けられたことを特徴とする請求項17から23のいずれかに記載の目的地情報提供プログラム
  25. 複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、
    前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、
    前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、
    前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  26. 複数の目的地に関する情報を利用者に提供するために、利用者が用いる移動体通信端末である利用者端末及び前記利用者の移動の目的地となり得る目的地情報を提供する複数の目的地提供者が用いる目的地提供者端末とネットワークを介して送受信可能に接続され、少なくとも目的地に対する前記利用者の要望に基づいて複数のカテゴリに選別された前記目的地情報を蓄積したデータベースを有する目的地情報提供サーバを、
    前記利用者の現在地を特定する利用者位置抽出手段と、
    前記目的地情報に関する情報について移動の目的となる要望を入力するようガイドする表示内容を前記利用者端末に表示させる表示情報出力手段と、
    前記利用者の現在地及び前記利用者端末から送信された前記利用者の前記要望に関する情報に基づいて前記データベースに蓄積された前記複数のカテゴリに選別された目的地情報から前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を設定する目的地設定手段と、
    前記利用者の基点及び/又は複数の目的地を前記利用者端末に送信する通信手段と、
    前記利用者が基点及び/又は目的地に位置しているか否かを判定し、前記利用者が基点及び/又は目的地に位置している場合には前記目的地設定手段に新たな目的地の設定を指示する判定手段と、
    前記目的地設定手段は、第1の目的地を設定し、その第1の目的地と前記基点とを結ぶ経路上に位置する第2の目的地を設定する手段として機能させることを特徴とする目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  27. 前記判定手段及び前記目的地設定手段によって得られた情報に基づき、前記利用者履歴情報を更新する更新手段として機能させることを特徴とする請求項25から26のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  28. 前記目的地情報、前記利用者履歴情報及び前記利用者の個別情報に基づき前記利用者の属性と前記利用者の動向とを関連づけた分析情報を作成すると共に、前記通信手段を介して前記目的地提供者端末に送信する分析手段を有して機能させることを特徴とする請求項27に記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  29. 前記基点が前記利用者の現在地に設定されることを特徴とする請求項25から28のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  30. 前記利用者位置抽出手段によって得られた前記利用者の位置情報と、目的地毎に設定された許容人数とに基づいて設定された前記目的地情報を変更して前記利用者を振り分ける振り分け過程を有することを特徴とする請求項25から29のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  31. 前記利用者履歴情報に基づきインセンティヴ提供のためのポイントを集計する集計過程を有することを特徴とする請求項25から30のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  32. 所定の条件に基づき前記利用者端末に目的地情報を割り込み送信する割り込み過程を有することを特徴とする請求項25から31のいずれかに記載の目的地情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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