JP2004005502A - 情報提供サーバ及び情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲食店等の店舗の情報を検索する際に、検索条件として時間および時刻を取り入れ、さらに乗換案内情報や地図情報と連動して検索を行う情報提供サーバ及び情報提供方法を提供する。
【解決手段】ユーザ端末5から入力された検索条件に従って適合する店舗を通知する際に、情報提供サーバ2は、少なくとも時刻を検索条件として、店名、ジャンル、最寄駅、所在地等の店舗の情報と共に、営業時間、準備時間、および平均滞在時間が記録された全店舗情報16を検索し、当該検索条件に適合する店舗を抽出する。また、情報提供サーバ2は、情報作成部8によって算出された店舗に移動する際に必要な移動時間を用いて、全店舗情報16を検索し、店舗の平均滞在時間と移動時間の加算値と、検索条件である時間とを比較し、当該検索条件に適合する店舗を抽出する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザ端末5から入力された検索条件に従って適合する店舗を通知する際に、情報提供サーバ2は、少なくとも時刻を検索条件として、店名、ジャンル、最寄駅、所在地等の店舗の情報と共に、営業時間、準備時間、および平均滞在時間が記録された全店舗情報16を検索し、当該検索条件に適合する店舗を抽出する。また、情報提供サーバ2は、情報作成部8によって算出された店舗に移動する際に必要な移動時間を用いて、全店舗情報16を検索し、店舗の平均滞在時間と移動時間の加算値と、検索条件である時間とを比較し、当該検索条件に適合する店舗を抽出する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食店等の店舗の情報を検索する際に、日付、曜日、時間、時刻等、時に関する情報を検索条件として、さらに乗換案内情報や地図情報と連動して検索を行う情報提供サーバ及び情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ、PDA、携帯電話等の情報通信端末の普及に伴い、今まで雑誌等で調べていた情報を簡易に調べることが可能になっている。
【0003】
例えば、携帯電話から、出発地、目的地、出発予定時刻等を入力することにより、最短時間(或いは最小金額、最小乗換回数)で移動できる電車等の乗換案内情報や、駅周辺の地図情報を提供する検索サービスや、駅名や料理のジャンルを入力することによって、該当する飲食店の情報を提供する検索サービスがある(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−331604号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の飲食店の情報を提供する検索サービスでは、飲食店の営業時間を検索条件とすることはできなかった。そのため、飲食店が開いているかどうかは、ユーザ自身が営業時間を確認しなければならず、検索の結果、多数の飲食店が抽出されたにもかかわらず、深夜や早朝等、時間帯によっては、検索結果に営業中の飲食店が1つも無く、検索結果が無駄になる場合もあった。
【0006】
また、飲食店の情報を提供する検索サービスには、検索結果から選択された飲食店の地図を提供するものはあるが、乗換案内情報や地図情報を提供する検索サービスに用いられる検索条件から、乗換案内情報や地図情報とあわせて、飲食店の情報を抽出し提供する検索サービスは無かった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、飲食店等の店舗の情報を検索する際に、日付、曜日、時間、時刻等、時に関する情報を検索条件とし、さらに乗換案内情報や地図情報と連動して検索を行う情報提供サーバ及び情報提供方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である情報提供サーバは、店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、およびラストオーダー時刻のいずれか1つ以上を記憶するデータベースと、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
ここで営業時間とは、ユーザがその店舗を利用可能な時間帯を意味し、開店時刻と閉店時刻(ラストオーダー時刻を含む)とからなる。また、準備時間とは、前述の利用可能な時間帯のうち、一時的に店舗を閉めるアイドル時間(アイドル開始時刻とアイドル終了時刻を含む)を示す。
【0010】
請求項1の発明によれば、店舗の営業時間と準備時間を用意することによって、その店舗の利用可能な時間帯が設定されるので、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、検索の結果、抽出された店舗が利用可能であるか確認する手間を省くことができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明である情報提供サーバは、店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を記憶するデータベースと、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出手段と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
ここで平均滞在時間とは、その店舗に一般客が滞在する時間の平均値であるだけでなく、一般客がその店舗に入るまでの平均的な待ち時間も含む。
【0013】
請求項2の発明によれば、店舗の平均滞在時間を用意し、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明である情報提供サーバは、店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間のいずれか1つ以上を記憶するデータベースと、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索手段と、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出手段と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索手段とを備え、特定時刻から特定時間内に利用可能な店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明によれば、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。さらに、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が利用可能であり、かつ時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明である情報提供サーバは、請求項2または請求項3に記載の情報提供サーバであって、前記データベースは、道路地図が記録された地図情報を記憶し、少なくとも出発地、目的地を検索条件として前記データベースを検索し、前記出発地から前記目的地までの所要時間と道筋を含む地図情報を作成する地図情報作成手段を備え、前記第2の店舗情報検索手段は、前記地図情報作成手段によって地図情報が作成された場合には、当該目的地までの所要時間を前記移動時間として用いることを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明によれば、道筋を基に算出される目的地までの所要時間を移動時間に置き換えて用いることによって、その店舗を利用するために必要な時間がより正確に算出可能となる。さらに、地図情報を付加することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明である情報提供サーバは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報提供サーバであって、前記データベースは、交通機関名、路線名、駅名、時刻表が記録された乗換情報をさらに記憶し、少なくとも出発駅、または到着駅を検索条件として前記データベースを検索し、出発時刻および到着時刻を含む交通機関の乗換案内情報を作成する乗換案内情報作成手段を備え、前記第1の店舗情報検索手段または前記第2の店舗情報検索手段は、少なくとも、前記出発時刻、前記到着時刻、前記出発時刻と前記到着時刻から算出される所要時間のいずれかを検索条件として前記データベースを検索し、利用可能な店舗を前記乗換案内情報と供に当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明によれば、交通機関の所要時間をあわせて用いることによって、例えばユーザは、移動時間を含めて所望の飲食店で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0020】
また、請求項6に記載の発明である情報提供方法は、店舗の店名、最寄駅、所在地からなる店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、前記情報提供サーバは、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、およびラストオーダー時刻を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索工程とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明によれば、店舗の営業時間と準備時間を用意することによって、その店舗の利用可能な時間帯が設定されるので、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、検索の結果、抽出された店舗が利用可能であるか確認する手間を省くことができる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明である情報提供方法は、店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、前記情報提供サーバは、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいすれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出工程と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索工程とを有することを特徴とする。
【0023】
請求項7の発明によれば、店舗の平均滞在時間を用意し、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0024】
また、請求項8に記載の発明である情報提供方法は、店舗の店名、最寄駅、所在地からなる店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、前記情報提供サーバは、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索工程と、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出工程と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索工程とを有し、特定時刻から特定時間内に利用可能な店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0025】
請求項8の発明によれば、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。さらに、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が利用可能であり、かつ時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0026】
また、請求項9に記載の発明である情報提供方法は、請求項7または請求項8に記載の情報提供方法であって、前記店舗端末は、所定の時間間隔をもって前記平均滞在時間、および前記待ち時間を算出し、送信する送信工程を有し、前記記録工程は、前記店舗端末から受信した前記平均滞在時間、および前記待ち時間を基に、前記データベースに記録されている当該平均滞在時間、および当該待ち時間を所定の時間間隔をもって更新することを特徴とする。
【0027】
また、請求項10に記載の発明である情報提供方法は、請求項7または請求項8に記載の情報提供方法であって、前記店舗端末は、前記店舗において会計処理が行われる度に前記平均滞在時間、および前記待ち時間を算出し、随時送信する送信工程を有し、前記記録工程は、前記店舗端末から受信した当該平均滞在時間、および当該待ち時間を基に、前記データベースに記録されている前記平均滞在時間、および前記待ち時間を随時更新することを特徴とする。
【0028】
また、請求項11に記載の発明である情報提供方法は、請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報提供方法であって、前記データベースは、道路地図が記録された地図情報を記憶し、前記情報提供サーバは、少なくとも出発地、目的地を検索条件として前記データベースを検索し、前記出発地から前記目的地までの所要時間と道筋を含む地図情報を作成する地図情報作成工程を有し、前記第2の店舗情報検索工程は、前記地図情報作成工程によって地図情報が作成された場合には、当該目的地までの所要時間を前記移動時間として用いることを特徴とする。
【0029】
請求項11の発明によれば、道筋を基に算出される目的地までの所要時間を移動時間に置き換えて用いることによって、その店舗を利用するために必要な時間がより正確に算出可能となる。さらに、地図情報を付加することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0030】
また、請求項12に記載の発明である情報提供方法は、請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報提供方法であって、前記データベースは、交通機関名、路線名、駅名、時刻表が記録された乗換情報を記憶し、前記情報提供サーバは、少なくとも出発駅、到着駅を検索条件として前記データベースを検索し、出発時刻および到着時刻を含む交通機関の乗換案内情報を作成する乗換案内情報作成工程を有し、前記第1の店舗情報検索工程または前記第2の店舗情報検索工程は、少なくとも、前記出発時刻、前記到着時刻、前記出発時刻と前記到着時刻から算出される所要時間のいずれかを検索条件として前記データベースを検索し、利用可能な店舗を前記乗換案内情報と供に当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0031】
請求項12の発明によれば、交通機関の所要時間をあわせて用いることによって、例えばユーザは、移動時間を含めて所望の飲食店で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、図1〜図16に基づいて説明する。
【0033】
図1に本実施形態における情報提供システム1の構成を示す。本実施形態における情報提供システム1は、情報提供サーバ2、各店舗に設置される複数の電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)、および複数のユーザ端末5から構成され、相互にインターネット等のネットワーク6によって接続される。
【0034】
情報提供サーバ2は、図2に示すように、通信制御部7、情報作成部8、乗換情報検索部9、店舗情報検索部10、検索履歴登録部11、店舗情報登録部12、来店状況取得部13、および各種情報を記憶するデータベース3を備える。
【0035】
通信制御部7は、ネットワーク6に接続されており、所定の検索結果を表示するためのHTML(HyperText Markup Language)ファイルをユーザ端末5へ送信する機能、ユーザ端末5から送信される各種情報の取得要求(検索条件を含む)を受信すると、その取得要求を情報作成部8に転送する機能、情報作成部8が作成したユーザ所望の情報を記録したHTMLファイルを情報要求元のユーザ端末5へ送信する機能、各店舗に設置されている電子式キャッシュレジスタ4から送信される登録要求を含む各種情報を店舗情報登録部12に転送する機能を有する。
【0036】
また、通信制御部7は、各店舗に設置されている電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)からSQL(Structured Query Language)等のデータベースシステム用の問い合わせ言語で記述されたクエリ(問合せ(query))を受信すると、そのクエリを来店状況取得部13に転送し、データベース3から抽出された情報を各店舗に設置されるコンピュータ端末へ送信する機能を有する。
【0037】
情報作成部8は、通信制御部7から転送される各種情報の取得要求(検索条件を含む)を、乗換情報検索部9と店舗情報検索部10に振り分け転送する機能、乗換情報検索部9と店舗情報検索部10とによって取得された各種情報を所定の表示形態で表示するためのHTMLファイルや画像ファイルを作成し、通信制御部7に転送する機能を有する。
【0038】
また、情報作成部8は、平均滞在時間、待ち時間、移動時間を基に、店舗を利用するために必要な合計時間を計算する機能、店舗が位置する緯度、経度、および基準点とを基に、店舗と基準点との直線距離を求め、その直線距離を移動時間に換算する機能を有する。
【0039】
乗換情報検索部9は、情報作成部8から転送される各種情報の取得要求(検索条件を含む)に従って、データベース3を検索し、その取得要求または検索条件に該当する情報から、乗換案内や終電案内、時刻表、駅周辺の地図、目的地までの道筋、移動時間等の情報を作成し、情報作成部8に転送する機能を有する。
【0040】
店舗情報検索部10は、情報作成部8から転送される検索条件に従って、データベース3を検索し、検索条件に該当する店舗の諸情報を抽出する機能、選択、または抽出された店舗の詳細情報をデータベース3から取得する機能を有する。
【0041】
検索履歴登録部11は、ユーザが店舗を検索した際の検索条件と、検索結果を基に最後に選択された店舗の情報をデータベース3に記録する機能を有する。
【0042】
店舗情報登録部12は、電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)から送信される諸情報をデータベース3に記録する機能を有する。
【0043】
来店状況取得部13は、SQL等のデータベースシステム用の問い合わせ言語で記述されたクエリを受信すると、そのクエリに記述されている一連の問合せ処理を実行し情報を抽出する機能を有する。
【0044】
また、データベース3は、ユーザ情報14、乗換情報15、全店舗情報16、店舗別情報17、および検索履歴情報18の各情報を所定のファイル形式で記憶しており、また、所定の検索画面を表示するための複数のHTMLファイル、店舗のキャッチコピーやクーポン等の店舗の詳細情報を所定のファイル形式で店舗毎に記憶している。
【0045】
ユーザ情報14は、図3に示すように、ユーザID、氏名、電話番号、住所、性別、生年月日、最寄駅、通勤駅、経由駅、およびメールアドレスの項目を有するデータテーブルであり、情報提供システム1に登録されているユーザの個人情報が記録される。
【0046】
乗換情報15は、交通機関名、路線名、駅名、時刻表、異なる路線の乗り継ぎを行える駅や乗り継ぎに必要な所要時間、駅の基準点(緯度、経度、高度)や改札、出口の情報を記録するデータであり、所定のファイル形式でデータベース3に記憶されている。また、駅の構内地図、駅周辺の地図等の諸画像情報もあわせて所定のファイル形式で乗換情報15としてデータベース3に記憶されている。
【0047】
全店舗情報16は、図4に示すように、日付、ID、曜日、店名、住所、電話番号、ジャンル、緯度、経度、高度、最寄駅、営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、平均滞在時間、および待ち時間(混雑度)の項目を有するデータテーブルであり、所定のタイミングで電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)から送信された各項目値が記録される。なお、この全店舗情報16を構成する項目は、上記のものに限定されるものではなく、いずれか1つ以上の項目をもって店舗の情報を登録すればよい。
【0048】
各項目値は、検索処理の際に検索条件に応じて店舗を抽出するために参照される。平均滞在時間とは、客がその店舗に入ってから去るまでの所要時間の平均値であり、例えば、飲食店であれば、注文から食事が終わるまでの時間である。平均滞在時間や待ち時間(混雑度)は時間帯毎に記録するようにしても良い。
【0049】
図4は各店舗の情報の一例であり、各店舗の月曜日の営業状態を表している。例えば、毎日同じ時間帯で営業するのであれば、曜日の項目には何も登録せず空白にしておけば良い。また特定の日(例えば、クリスマス12月25日や正月1月1日等)や時節に特別な営業時間を設ける場合は、その都度日付を設定し、特別な営業時間や想定される待ち時間等を登録することも可能である。
【0050】
また、営業時間を空白(開店時間および閉店時間を不明とする)にすることによって、営業時間を0時間として特定の曜日や特定の日を検索対象外とすることも可能であるが、別段定休日の項目を設け(図示しない)、特定日、または特定曜日を登録することによって、閉店日にはその店舗を検索対象から除外することも考えられる。
【0051】
店舗別情報17は、図5に示すように、店名、日付、時刻、性別、年齢、滞在時間、単価、および識別コードの項目を有するデータテーブルであり、各店舗の来店客の情報や滞在時間、客単価が記録される。また、識別コードの項目に検索履歴情報18の識別コードが記録されていると、その来店客は情報提供システム1で店舗の検索処理を行った上で来店し、その識別コードを提示したことを示す。なお、項目の構成は上記に示すものに限定されるものではなく、他にも、品名等の項目があっても良い。
【0052】
検索履歴情報18は、図6に示すように、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、出発駅、出発時刻、到着駅、到着時刻、および店名の項目を有するデータテーブルであり、ユーザが店舗を検索した際の検索条件と、最後に選択した店舗の情報が記録される。出発駅、出発時刻、到着駅、到着時刻の項目にデータが記録されていない場合は、検索の際に検索条件として指定されなかったことを示す。また、ユーザIDの項目にデータが記録されていない場合は、情報提供システム1に登録されていないユーザからの検索履歴であることを示す。
【0053】
電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)は、従業員が年齢や性別といった来店客の情報、滞在時間、客単価等、入力された各データを情報提供サーバ2へ送信し、その入力された各データを電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)内の補助記憶装置に保存する機能を有する。また、電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)は、補助記憶装置に保存された各データを基に、来店客の滞在時間から平均滞在時間を算出し、単位時間当たりの来店客数(会計処理を行った客数)と、各店舗の収容人数(席数やテーブル数)から待ち時間(混雑度)を算出する機能を有する。
【0054】
ユーザ端末5は、店舗情報、地図情報、乗換案内情報等、各種情報を得るためにユーザが入力した様々な検索条件を情報提供サーバ2へ送信し、情報提供サーバ2からのHTMLファイルや画像ファイル等の各種情報を受信するための通信機能を有する。また、ユーザ端末5は、ユーザが現在位置する緯度、経度、高度等の位置情報、正確な日付、時刻を取得するGPS機能を有し、さらに、それら位置情報等を検索条件として情報提供サーバ2へ送信する機能を有する。
【0055】
なお、本実施形態においては、情報提供サーバ2−ユーザ端末5間の諸データの送受信は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)等のリモートファイル転送プロトコルの規約に沿って行うこととする。また、ユーザ端末5が携帯電話等の移動体通信端末機器である場合は、ISP(Internet Service Provider(図示しない))−ユーザ端末5間の諸データの送受信は、WAP(Wireless Application Protocol)の規約に沿って行ってもよい。その場合、ユーザ端末5は、WAPプロキシサーバを介して情報提供サーバ2と諸データの送受信を行うこともある。
【0056】
また、情報提供サーバ2電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)間の諸データの送受信は、TCP接続によるソケット通信、または、HTTP、FTP等のリモートファイル転送プロトコルの規約に沿って行うこととする。
【0057】
また、ユーザ端末5は、受信したXHTML(Extensible HTML)ファイル、HTMLファイル、CHTML(Compact HTML)ファイル等(WAPの規約に沿って行う場合は、WML(Wireless Markup Language)バイナリデータを含む。以降、HTMLと総称する)に記述されているページの内容をレンダリングし、画面上に表示する機能を有するWebブラウザを備えていることとする。ユーザが入力するデータは、Webブラウザによって取得され、例えば、HTTPメッセージのメッセージボディ部に挿入され、情報提供サーバ2に送信される(WAPの規約に沿って諸データの送受信を行う場合は、ユーザ端末5から送信されるデータはバイナリコードに変換されることもある)。
【0058】
以降、本実施形態において特に断りの無い場合は、上記の通信方式に従って、情報提供サーバ2−ユーザ端末5間、および情報提供サーバ2−電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)間のデータ通信を行うこととするが、本発明は特にこの通信方式(通信プロトコル)に限定されるものではない。
【0059】
また、この実施形態では、例えば、登録ユーザ用のログインページと未登録ユーザ用のログインページが用意されており、ユーザIDを所有する登録ユーザが情報提供システム1を利用する際は、ログインページに対してユーザIDを入力しログインすることによって情報提供サーバ2は新規セッションを開始し、一連の処理(セッション)が継続している限り、またはタイムアウトが発生するまでは、情報作成部8がセッション情報と供にユーザIDを管理することとする。未登録ユーザがログインした場合は、情報作成部8はセッション情報と未登録ユーザであることを示す仮ユーザIDを発行し管理するが、この仮ユーザIDはデータベース3には記録されないこととする。
【0060】
次に、情報提供システム1の各処理について説明する。
【0061】
<店舗情報の記録>
まず、各店舗に設置される電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)から、来店客に関する情報を情報提供サーバ2に登録する場合の情報提供システム1の処理について、図7のシーケンス図に基づいて説明する。
【0062】
各店舗において、会計処理時に、従業員が年齢や性別といった来店客の情報、滞在時間、客単価等を入力すると(ステップS01)、電子式キャッシュレジスタ4は、入力された各データを情報提供サーバ2へ送信し(ステップS02)、その入力された各データを電子式キャッシュレジスタ4内の補助記憶装置に保存する(ステップS03)。この時、来店客が情報提供サーバ2から提供される検索結果に付加される識別コード(詳細については後述)を提示した場合は、従業員はこの識別コードも合わせて入力し、電子式キャッシュレジスタ4は、他のデータと供に識別コードを情報提供サーバ2へ送信する。
【0063】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、電子式キャッシュレジスタ4から各データを受信すると、受信した各データを店舗情報登録部12に転送し、店舗情報登録部12は、店舗別情報17の各項目にその受信した各データを記録する(ステップS04)。このステップS02〜S04までの処理は、従業員が電子式キャッシュレジスタ4にデータを入力する度に行われ、店舗別情報17には随時データが追加される。
【0064】
図5に示す店舗別情報17の例では、識別コードの項目に「KR000003」と記録されているが、これは検索履歴情報18に記録されている検索履歴を識別する情報であり、この識別コードを基に図6に示す検索履歴情報18に記録されているユーザIDを参照することによって、その店舗を検索したユーザを特定することができ、どのような来店客がどのような検索処理を行った上で来店したのかを把握することができる。
【0065】
また、電子式キャッシュレジスタ4内の補助記憶装置に保存された各データは、所定の集計プログラムによって集計される。本実施形態においては、来店客の滞在時間から平均滞在時間を算出し、単位時間当たりの来店客数(会計処理を行った客数)と、各店舗の収容人数(席数やテーブル数)から待ち時間(混雑度)を算出する。
【0066】
電子式キャッシュレジスタ4は、所定の集計プログラムを実行することによってデータの集計を行うと(ステップS05)、その集計したデータを情報提供サーバ2へ送信する。
【0067】
また、例えば、商品の完売、臨時休業、営業時間の変更等が発生した場合には、従業員が適宜営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻のデータを入力すると、電子式キャッシュレジスタ4は、それら入力されたデータを情報提供サーバ2へ送信する。
【0068】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、電子式キャッシュレジスタ4から集計されたデータを受信すると、その集計されたデータを店舗情報登録部12に転送し、店舗情報登録部12は、電子式キャッシュレジスタ4から集計されたデータを受信すると、全店舗情報16の各項目にその受信したデータを記録する(ステップS06)。
【0069】
このステップS05〜S07までの処理は定期的に行われ、例えば、30分毎や1時間毎に全店舗情報16のデータは更新される。このように、定期的に全店舗情報16を更新することによって、検索時における店舗の状況を検索結果に的確に反映することが可能となる。
【0070】
なお、本実施形態においては、平均滞在時間と待ち時間(混雑度)を定期的に送信するデータ、その他を随時送信するデータとしているが、特にこれに限定されるものではなく、平均滞在時間や待ち時間を随時更新するようにしても良い。
【0071】
<営業時間(特定時刻)検索>
次に、営業時間を検索条件として用いる場合の情報提供システム1の処理について、図8のシーケンス図に基づいて説明する。図9および図10は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0072】
まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図9(A)に示す画面を表示する(ステップS11)。この図9(A)の画面表示例では、ユーザは店舗を検索する検索条件として、駅名、地域名、料理ジャンル、店名、営業時間、クーポン券の有無を選択することが可能となっている。この検索条件は、任意の順で選択可能である。
【0073】
次に、ユーザが図9(A)の画面から「営業時間で探す」を選択すると、図9(B)に示す画面がユーザ端末5に表示され、ユーザは朝食やランチといった時間帯の選択や、特定の時刻の入力が可能となる。例えば、「ランチ(12−13時)」の時間帯を選択すると図9(C)に示す画面がユーザ端末5に表示され、ユーザは他の検索条件を必要に応じて選択することができる。
【0074】
ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS12)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS13)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。
【0075】
まず、情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS14)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10に転送すると、店舗情報検索部10は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0076】
図9(B)の検索条件入力画面の例では、最初に営業時間が検索条件として選択されているので、店舗情報検索部10は、選択された時間帯または時刻に営業中である店舗を、全店舗情報16に記録されている営業時間を基に検索し、検索条件に該当する店舗を抽出する(ステップS15)。例えば、図4に示す全店舗情報16において、営業時間が18時から24時までとなっているID0003の店舗は、「ランチ(12−13時)」には該当しないので、抽出されないことになる。
【0077】
また、この時、検索条件が準備時間に該当する場合を除くと設定されていれば(図9(B)中部)、店舗情報検索部10は、営業時間で抽出された店舗の準備時間を参照し、準備時間が検索条件に該当する店舗を除外する。
【0078】
次に、店舗情報検索部10は、営業時間で抽出された店舗から、料理ジャンル、駅名、地域名等、その他の検索条件を基に、抽出した店舗をさらに限定し(ステップS16)、結果を情報作成部8に転送する。
【0079】
次に、情報作成部8は、所定の優先順位に従って検索結果を並び替え、ユーザ端末5の表示形態にあわせた検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、さらに通信制御部7にその検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを転送する。通信制御部7は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5に送信する(ステップS17)。
【0080】
ユーザ端末5は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図9(D)に示す表示形態で表示する(ステップS18)。ユーザがユーザ端末5に表示された検索結果の一覧から所望の店舗を1つ選択すると(ステップS19)、ユーザ端末5は、ユーザが選択した店舗の詳細情報を情報提供サーバ2に対して要求する(ステップS20)。
【0081】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、店舗の詳細情報の要求を受信すると、受信した店舗の詳細情報の要求を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8は、店舗の詳細情報の要求を店舗情報検索部10に転送し、店舗情報検索部10は、要求された店舗の詳細情報をデータベース3から取得する(ステップS21)。
【0082】
店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図9に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、店名の項目に値が記録される。
【0083】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを店舗の詳細情報に挿入し(ステップS22)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS23)。
【0084】
ユーザ端末5は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図10(A)に示す表示形態で表示する(ステップS24)。ユーザが図10(A)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。この実施形態では、このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS25)。
【0085】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0086】
このように、営業時間等の情報を予め用意しておくことによって、特定の時刻に営業している店舗を抽出することができる。従って、ユーザは、時間帯や時刻を検索条件とすることで、営業中の店舗を知ることができ、その店舗が営業中であるかどうか営業時間を確認する手間を省くことができる。
【0087】
なお、上述した実施形態では、ユーザが適宜必要に応じて駅名や地名等を入力することとなっているが、最近はGPS機能を持った通信端末機器もあり、そのGPS機能を利用して位置情報や正確な日付・時刻を検索条件として送信する形態もあげられる。例えば、ユーザが検索条件を送信する際に、そのユーザが現在位置する緯度、経度、高度の情報を、GPS機能を利用してユーザ端末5から送信し、情報提供サーバ2は、それら位置情報から地域、最寄駅、住所を特定し、検索条件として利用しても良い。
【0088】
また、上述の実施形態では、日付や曜日は検索条件として用いていないが、ユーザ端末5から検索条件として日付や曜日が送信されれば、店舗情報検索部10は店舗情報の日付や曜日の項目を検索し、該当する店舗を抽出することは当然行なわれる。
【0089】
<所要時間検索>
次に、特定の駅から所望の店舗での所要時間を検索条件として用いる場合の情報提供システム1の処理について、図11のシーケンス図に基づいて説明する。図12は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0090】
まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図12(A)に示す画面を表示する(ステップS31)。
【0091】
この図12(A)の画面表示例では、ユーザは店舗を検索する検索条件として、駅と所要時間を入力することが可能となっている。ユーザが図12(A)の画面から「駅と所要時間」を選択すると、順次図12(B)、図12(C)に示す画面がユーザ端末5に表示され、図12(B)に示す画面に対してユーザが都道府県を入力すると、図12(C)の最寄駅と所要時間を入力する画面が表示される。この図12(C)の画面表示例では、「最寄駅が虎ノ門で、2時間以内に飲食できる店」という条件が入力されている。
【0092】
ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS32)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS33)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。
【0093】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS34)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10と乗換情報検索部9に転送すると、店舗情報検索部10と乗換情報検索部9は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0094】
まず、乗換情報検索部9は、入力された最寄駅の駅名から乗換情報15を検索し、その最寄駅の基準点(緯度、経度)を抽出し、情報作成部8に転送する(ステップS35)。
【0095】
また、店舗情報検索部10は入力された駅名が最寄駅として登録されている店舗の緯度、経度、平均滞在時間および待ち時間を、全店舗情報16から抽出し、情報作成部8に転送する(ステップS36)。平均滞在時間および待ち時間は、上述の通り、各店舗における実際の状況を反映しているので、到着時刻等を検索条件に含めた場合には、検索結果はその都度、変化することとなる。また、料理ジャンル等の検索条件をあわせて店舗を抽出してもよい。
【0096】
情報作成部8は、店舗情報検索部10によって抽出された緯度、および経度と、乗換情報検索部9によって抽出された基準点とを用いて、店舗と最寄駅との直線距離を求め、その直線距離を移動時間に換算する(ステップS37)。
【0097】
次に、情報作成部8は、全店舗情報16に記録されている平均滞在時間および待ち時間と、先に求めた移動時間を用いて、ユーザがその店舗を利用するために必要な合計時間を計算する(ステップS38)。
【0098】
合計時間=平均滞在時間+待ち時間+移動時間×2・・・・(式1)
情報作成部8は、この合計時間が、検索条件の2時間以内である店舗をさらに抽出し、所定の優先順位に従って並び替え、ユーザ端末5の表示形態にあわせた検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、さらに通信制御部7にその検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを転送する。通信制御部7は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5に送信する(ステップS39)。
【0099】
ユーザ端末5は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図12(D)に示す表示形態で表示する(ステップS40)。図12(D)中、「駅歩7」とあるのは、最寄駅からの移動時間が歩いて7分であることを示している。ユーザがユーザ端末5に表示された検索結果の一覧から所望の店舗を1つ選択すると(ステップS41)、ユーザ端末5は、ユーザが選択した店舗の詳細情報を情報提供サーバ2に対して要求する(ステップS42)。
【0100】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、店舗の詳細情報の要求を受信すると、受信した店舗の詳細情報の要求を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8は、店舗の詳細情報の要求を店舗情報検索部10に転送し、店舗情報検索部10は、要求された店舗の詳細情報をデータベース3から取得する(ステップS43)。
【0101】
店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図12に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、到着駅、店名の項目に値が記録される。
【0102】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを店舗の詳細情報に挿入し(ステップS44)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS45)。
【0103】
ユーザ端末5は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、前述の処理と同様に図10(A)に示す表示形態で表示する(ステップS46)。ユーザが図10(A)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS47)。
【0104】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0105】
このように、実際の店舗の状況に応じて更新される平均滞在時間および待ち時間と、店舗の位置(緯度、経度)に関する情報を用意することで、所望の店舗を利用するために必要な合計時間を算出することができる。従って、ユーザは、時間長を検索条件とすることで、所望の店舗で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0106】
<店舗情報+乗換案内情報>
乗換情報検索部9からの交通機関の乗換情報15と、店舗情報検索部10からの店舗の情報を連動させることによって、様々な情報提供の形態が発生する。図13のシーケンス図に基づいて、その一例について説明する。図14は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0107】
乗換情報検索部9からの交通機関の乗換情報15と、店舗情報検索部10からの店舗の情報を連動させる例として、出発駅から所望の店舗の最寄駅(到着駅)までの乗換案内と、その店舗の最寄駅に到着する時刻と、店舗の営業時間を連動させる場合があげられる。まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図14(A)に示す画面を表示する(ステップS51)。
【0108】
図14(A)に示す画面表示例では、既に店舗が1件表示されているが、これは直接店名を入力する場合と、例えば住所、または電話番号を用いて、店舗を検索する場合があげられる。なお、住所、または電話番号を用いて1つの店舗を抽出する処理手順の詳細については省略する。
【0109】
また、図14(A)でユーザが「次へ」を選択すると、ユーザ端末5は同様に情報提供サーバ2からHTMLファイルを取得し、図14(B)に示す画面を表示する。図14(B)の画面表示例では、ユーザは乗換案内を検索する検索条件として、駅名、日付、時刻等を入力することが可能となっている。ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS52)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS53)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。図14(B)では、検索条件は「出発駅が志木駅、10時発、到着駅が虎ノ門駅」となっている。
【0110】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS54)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10と乗換情報検索部9に転送すると、店舗情報検索部10と乗換情報検索部9は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0111】
まず、乗換情報検索部9は、入力された条件に従って、出発駅から最寄駅までの乗換案内と所要時間等を算出する(ステップS55)。この例では、出発駅志木から、最寄駅の虎ノ門までの所要時間は50分となっている。また、店舗情報検索部10は、例えば、料理のジャンルといった検索条件に従ってユーザ所望の店舗を抽出する(図14の画面表示例では既に1件選択されている)。
【0112】
次に、情報作成部8は、最寄駅が虎ノ門となっている店舗を抽出し(ステップS56)、店舗情報検索部10によって抽出された緯度、および経度と、乗換情報検索部9によって抽出された基準点とを用いて、それぞれ店舗と最寄駅との直線距離を求め、その直線距離を移動時間に換算する(ステップS57)。
【0113】
次に、情報作成部8は、この所要時間と移動時間の合計を出発時刻からの経過時間として店舗に到着する時刻を算出する(ステップS58)。例えば移動時間が10分であれば、経過時間は60分ということになり、この店舗に到着する時刻は11時ということになる。情報作成部8は、この到着時刻である11時を検索条件として、店舗情報検索部10に転送、店舗情報検索部10は、全店舗情報16に記録されている営業時間と比較することによって、その到着時刻に営業中の店舗を抽出し(ステップS59)、さらに、抽出した店舗の詳細情報をデータベース3から取得する(ステップS60)。
【0114】
店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図14に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、出発駅、出発時刻、到着駅、店名の項目に値が記録される。
【0115】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを、乗換案内情報を含む店舗の詳細情報に挿入し(ステップS61)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS62)。
【0116】
また、情報作成部8は、ユーザがその店舗を利用可能な時刻に到着不可能であると判定すると、到着不可能であること付加した店舗の情報と乗換案内情報を表示するためのHTMLファイルを作成し、通信制御部7に転送し、通信制御部7はそのHTMLファイルをユーザ端末5に送信する。
【0117】
ユーザ端末5は、乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、前述の処理と同様に図14(C)に示す表示形態で表示する(ステップS63)。ユーザが図14(C)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS64)。
【0118】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0119】
また、検索条件に出発駅、出発時刻、到着駅、往復時間を指定することで、交通機関の往復の所要時間、最寄駅から店舗までの移動時間、および店舗での平均滞在時間等を加味した情報をユーザに提供することも可能である。
【0120】
このように、交通機関の所要時間をあわせて用いることによって、ユーザは、移動時間を含めて所望の店舗で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0121】
<店舗情報+地図情報>
上記の実施形態の他に、乗換情報検索部9からの地図情報と、店舗情報検索部10からの店舗の情報を連動させることも可能である。図15のシーケンス図に基づいて、その一例について説明する。図16は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0122】
図15に示すように、乗換情報検索部9からの地図情報には、行き方Map、文字Map、ラリーMap、周辺Mapの4種類があり、ユーザは適宜表示形態を選択することができる。
【0123】
まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図16(A)に示す画面を表示する(ステップS71)。
【0124】
図16(A)に示す画面表示例では、既に店舗が1件表示されているが、これは直接店名を入力する場合と、例えば住所、または電話番号を用いて、店舗を検索する場合があげられる。なお、住所、または電話番号を用いて1つの店舗を抽出する処理手順の詳細については省略する。
【0125】
また、図16(A)でユーザが「次へ」を選択すると、ユーザ端末5は同様に情報提供サーバ2からHTMLファイルを取得し、図16(B)に示す画面を表示する。図16(B)の画面表示例では、ユーザは乗換案内を検索する検索条件として、駅名、日付、時刻等を入力することが可能となっている。ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS72)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS73)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。図16(B)では、検索条件は「最寄駅が虎ノ門駅」となっている。
【0126】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS74)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10と乗換情報検索部9に転送すると、店舗情報検索部10と乗換情報検索部9は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0127】
店舗情報検索部10は、ユーザが選択した店舗の緯度と経度、および最寄駅の情報を全店舗情報16から抽出し(ステップS75)、さらに、抽出した店舗の詳細情報をデータベース3から取得し(ステップS76)、これらの情報を目的地の情報として乗換情報検索部9に転送する。
【0128】
乗換情報検索部9は、最寄駅の基準点と、店舗の緯度と経度を基に、予め登録されている地図情報からその店舗を含む周辺の地図と、最寄駅からその店舗までの道筋を作成し、さらにその店舗までの所要時間と距離を算出する(ステップS77)。
【0129】
乗換情報検索部9がその店舗までの所要時間と距離を情報作成部8に転送し、さらに、店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図16に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、到着駅、店名の項目に値が記録される。
【0130】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを、地図情報を含む店舗の詳細情報に挿入し(ステップS78)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS79)。
【0131】
ユーザ端末5は、地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図16(C)に示す表示形態で表示する(ステップS80)。ユーザが図16(C)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS81)。
【0132】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0133】
このように、店舗の情報を基に地図情報等を作成し、さらに詳細な店舗情報に地図情報等を付加することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0134】
さらに、乗換情報検索部9が地図情報を基に算出する移動時間を、<所要時間検索>に用いる形態も考えられる。
【0135】
前述の<所要時間検索>で算出される移動時間は、直線距離から求められる概算値であるため、場合によっては実際の時間と大きく変わることもあり得る。しかし、この地図情報と共に算出される移動時間と距離は、実際の道順に基づいて算出されるので、正確な移動時間である。
【0136】
そのため、前述の<所要時間検索>を行う際に、乗換情報検索部9が、店舗までの移動時間を乗換情報検索部9に算出し、情報作成部8が、直線距離から求められる移動時間に置き換えて用いることによって、より正確な値をもって店舗を抽出することができる。従って、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【0137】
<来店状況の取得>
SQL等のデータベースシステム用の問い合わせ言語を用いて、店舗別情報17に記録された情報を検索、参照することが可能である。
【0138】
情報提供サーバ2に諸情報を提供する店舗に設置されているコンピュータ端末からSQLで記述されたクエリを、情報提供サーバ2に対して送信すると、情報提供サーバ2は一連の問合せ処理を開始する。
【0139】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、コンピュータ端末からSQLで記述されたクエリを受信すると、通信制御部7は、そのクエリを来店状況取得部13に転送し、来店状況取得部13は、転送されたクエリに記述されている一連の問合せ処理を実行し情報を抽出する。次に、来店状況取得部13は、抽出した情報を通信制御部7に転送し、通信制御部7は、来店状況取得部13から転送された情報をコンピュータ端末へ送信する。
【0140】
例えば、店舗に設置されているコンピュータ端末から「20代女性が検索を行って来店する店舗上位10件」を抽出するようSQLで問合せ処理が記述されていれば、来店状況取得部13は、店舗別情報17の店名、性別、年齢、識別コードの項目を参照して、20代女性が検索を行って来店する店舗上位10件の店名を抽出する。
【0141】
このように、情報提供サーバ2に蓄積された情報を各店舗に提供可能にすることによって、各店舗において、販売計画や営業戦略を検討する際に、蓄積された情報を参考資料として活用することができる。
【0142】
なお、本実施形態では、店舗の情報として飲食店の情報を提供する例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、映画館、美容院(理髪店を含む)、スポーツ遊戯施設(ボーリング場やバッティングセンター)等に応用することも可能である。映画館であれば、店舗情報の平均滞在時間の項目には上映時間を、また、ラストオーダー時刻の項目には、最終上映開始時間を設定することで、ユーザに映画館の情報を提供することが可能となる。その他の種類の店舗においても、適宜時間に関する情報を各項目に登録することによって、情報を提供することが可能となる。
【0143】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、予め店舗の営業時間や平均滞在時間等、時間に関する情報を用意し、時刻、時間を検索条件として検索することによって、ユーザは、抽出された店舗が利用可能であるか確認する手間を省くことができ、さらに、抽出された店舗が限られた時間内で利用可能であるかどうか知ることができるという従来には無かった効果を得ることができる。
【0144】
また、交通機関や地図情報と店舗の情報を連動させることによって、出発時刻や到着時刻、トータルの所要時間といった乗換案内情報や、店舗までの道筋や正確な移動時間等の地図情報を含めた店舗の情報をユーザに提供することが可能となり、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報提供システムのシステム構成図である。
【図2】情報提供サーバの機能ブロック図である。
【図3】ユーザ情報を示すデータテーブルである。
【図4】全店舗情報を示すデータテーブルである。
【図5】店舗別情報を示すデータテーブルである。
【図6】検索履歴情報を示すデータテーブルである。
【図7】各店舗に設置される電子式キャッシュレジスタ(コンピュータ端末)から、来店客に関する情報を登録する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図8】時刻を検索条件として、営業中の店舗を検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図9】時刻を検索条件として、営業中の店舗を検索する場合の画面表示例である。
【図10】店舗の詳細情報とクーポン情報の画面表示例である。
【図11】時間を検索条件として、限られた時間内に利用可能な店舗を検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図12】時間を検索条件として、限られた時間内に利用可能な店舗を検索する場合の画面表示例である。
【図13】店舗情報と乗換案内情報を連動させて検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図14】店舗情報と乗換案内情報を連動させて検索する場合の画面表示例である。
【図15】店舗情報と地図情報を連動させて検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図16】店舗情報と地図情報を連動させて検索する場合の画面表示例である。
【符号の説明】
1 情報提供システム
2 情報提供サーバ
3 データベース
4 電子式キャッシュレジスタ
5 ユーザ端末
6 ネットワーク
7 通信制御部
8 情報作成部
9 乗換情報検索部
10 店舗情報検索部
11 検索履歴登録部
12 店舗情報登録部
13 来店状況取得部
14 ユーザ情報
15 乗換情報
16 全店舗情報
17 店舗別情報
18 検索履歴情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食店等の店舗の情報を検索する際に、日付、曜日、時間、時刻等、時に関する情報を検索条件として、さらに乗換案内情報や地図情報と連動して検索を行う情報提供サーバ及び情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ、PDA、携帯電話等の情報通信端末の普及に伴い、今まで雑誌等で調べていた情報を簡易に調べることが可能になっている。
【0003】
例えば、携帯電話から、出発地、目的地、出発予定時刻等を入力することにより、最短時間(或いは最小金額、最小乗換回数)で移動できる電車等の乗換案内情報や、駅周辺の地図情報を提供する検索サービスや、駅名や料理のジャンルを入力することによって、該当する飲食店の情報を提供する検索サービスがある(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−331604号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の飲食店の情報を提供する検索サービスでは、飲食店の営業時間を検索条件とすることはできなかった。そのため、飲食店が開いているかどうかは、ユーザ自身が営業時間を確認しなければならず、検索の結果、多数の飲食店が抽出されたにもかかわらず、深夜や早朝等、時間帯によっては、検索結果に営業中の飲食店が1つも無く、検索結果が無駄になる場合もあった。
【0006】
また、飲食店の情報を提供する検索サービスには、検索結果から選択された飲食店の地図を提供するものはあるが、乗換案内情報や地図情報を提供する検索サービスに用いられる検索条件から、乗換案内情報や地図情報とあわせて、飲食店の情報を抽出し提供する検索サービスは無かった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、飲食店等の店舗の情報を検索する際に、日付、曜日、時間、時刻等、時に関する情報を検索条件とし、さらに乗換案内情報や地図情報と連動して検索を行う情報提供サーバ及び情報提供方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である情報提供サーバは、店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、およびラストオーダー時刻のいずれか1つ以上を記憶するデータベースと、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
ここで営業時間とは、ユーザがその店舗を利用可能な時間帯を意味し、開店時刻と閉店時刻(ラストオーダー時刻を含む)とからなる。また、準備時間とは、前述の利用可能な時間帯のうち、一時的に店舗を閉めるアイドル時間(アイドル開始時刻とアイドル終了時刻を含む)を示す。
【0010】
請求項1の発明によれば、店舗の営業時間と準備時間を用意することによって、その店舗の利用可能な時間帯が設定されるので、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、検索の結果、抽出された店舗が利用可能であるか確認する手間を省くことができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明である情報提供サーバは、店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を記憶するデータベースと、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出手段と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
ここで平均滞在時間とは、その店舗に一般客が滞在する時間の平均値であるだけでなく、一般客がその店舗に入るまでの平均的な待ち時間も含む。
【0013】
請求項2の発明によれば、店舗の平均滞在時間を用意し、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明である情報提供サーバは、店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間のいずれか1つ以上を記憶するデータベースと、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索手段と、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出手段と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索手段とを備え、特定時刻から特定時間内に利用可能な店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明によれば、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。さらに、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が利用可能であり、かつ時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0016】
また、請求項4に記載の発明である情報提供サーバは、請求項2または請求項3に記載の情報提供サーバであって、前記データベースは、道路地図が記録された地図情報を記憶し、少なくとも出発地、目的地を検索条件として前記データベースを検索し、前記出発地から前記目的地までの所要時間と道筋を含む地図情報を作成する地図情報作成手段を備え、前記第2の店舗情報検索手段は、前記地図情報作成手段によって地図情報が作成された場合には、当該目的地までの所要時間を前記移動時間として用いることを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明によれば、道筋を基に算出される目的地までの所要時間を移動時間に置き換えて用いることによって、その店舗を利用するために必要な時間がより正確に算出可能となる。さらに、地図情報を付加することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明である情報提供サーバは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報提供サーバであって、前記データベースは、交通機関名、路線名、駅名、時刻表が記録された乗換情報をさらに記憶し、少なくとも出発駅、または到着駅を検索条件として前記データベースを検索し、出発時刻および到着時刻を含む交通機関の乗換案内情報を作成する乗換案内情報作成手段を備え、前記第1の店舗情報検索手段または前記第2の店舗情報検索手段は、少なくとも、前記出発時刻、前記到着時刻、前記出発時刻と前記到着時刻から算出される所要時間のいずれかを検索条件として前記データベースを検索し、利用可能な店舗を前記乗換案内情報と供に当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明によれば、交通機関の所要時間をあわせて用いることによって、例えばユーザは、移動時間を含めて所望の飲食店で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0020】
また、請求項6に記載の発明である情報提供方法は、店舗の店名、最寄駅、所在地からなる店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、前記情報提供サーバは、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、およびラストオーダー時刻を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索工程とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明によれば、店舗の営業時間と準備時間を用意することによって、その店舗の利用可能な時間帯が設定されるので、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、検索の結果、抽出された店舗が利用可能であるか確認する手間を省くことができる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明である情報提供方法は、店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、前記情報提供サーバは、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいすれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出工程と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索工程とを有することを特徴とする。
【0023】
請求項7の発明によれば、店舗の平均滞在時間を用意し、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0024】
また、請求項8に記載の発明である情報提供方法は、店舗の店名、最寄駅、所在地からなる店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、前記情報提供サーバは、前記店舗の店名、最寄駅、所在地のいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索工程と、特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出工程と、少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索工程とを有し、特定時刻から特定時間内に利用可能な店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0025】
請求項8の発明によれば、ユーザが特定の時刻を検索条件として入力することによって、その時刻にユーザが利用可能である店舗が抽出される。さらに、その店舗までの移動時間を算出することによって、その店舗を利用するために必要な時間が算出可能となるので、ユーザが時間を検索条件として入力することによって、その時間内でユーザが利用可能である店舗が抽出される。従って、ユーザは、抽出された店舗が利用可能であり、かつ時間内で利用可能であることを知ることができる。
【0026】
また、請求項9に記載の発明である情報提供方法は、請求項7または請求項8に記載の情報提供方法であって、前記店舗端末は、所定の時間間隔をもって前記平均滞在時間、および前記待ち時間を算出し、送信する送信工程を有し、前記記録工程は、前記店舗端末から受信した前記平均滞在時間、および前記待ち時間を基に、前記データベースに記録されている当該平均滞在時間、および当該待ち時間を所定の時間間隔をもって更新することを特徴とする。
【0027】
また、請求項10に記載の発明である情報提供方法は、請求項7または請求項8に記載の情報提供方法であって、前記店舗端末は、前記店舗において会計処理が行われる度に前記平均滞在時間、および前記待ち時間を算出し、随時送信する送信工程を有し、前記記録工程は、前記店舗端末から受信した当該平均滞在時間、および当該待ち時間を基に、前記データベースに記録されている前記平均滞在時間、および前記待ち時間を随時更新することを特徴とする。
【0028】
また、請求項11に記載の発明である情報提供方法は、請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報提供方法であって、前記データベースは、道路地図が記録された地図情報を記憶し、前記情報提供サーバは、少なくとも出発地、目的地を検索条件として前記データベースを検索し、前記出発地から前記目的地までの所要時間と道筋を含む地図情報を作成する地図情報作成工程を有し、前記第2の店舗情報検索工程は、前記地図情報作成工程によって地図情報が作成された場合には、当該目的地までの所要時間を前記移動時間として用いることを特徴とする。
【0029】
請求項11の発明によれば、道筋を基に算出される目的地までの所要時間を移動時間に置き換えて用いることによって、その店舗を利用するために必要な時間がより正確に算出可能となる。さらに、地図情報を付加することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0030】
また、請求項12に記載の発明である情報提供方法は、請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報提供方法であって、前記データベースは、交通機関名、路線名、駅名、時刻表が記録された乗換情報を記憶し、前記情報提供サーバは、少なくとも出発駅、到着駅を検索条件として前記データベースを検索し、出発時刻および到着時刻を含む交通機関の乗換案内情報を作成する乗換案内情報作成工程を有し、前記第1の店舗情報検索工程または前記第2の店舗情報検索工程は、少なくとも、前記出発時刻、前記到着時刻、前記出発時刻と前記到着時刻から算出される所要時間のいずれかを検索条件として前記データベースを検索し、利用可能な店舗を前記乗換案内情報と供に当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする。
【0031】
請求項12の発明によれば、交通機関の所要時間をあわせて用いることによって、例えばユーザは、移動時間を含めて所望の飲食店で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、図1〜図16に基づいて説明する。
【0033】
図1に本実施形態における情報提供システム1の構成を示す。本実施形態における情報提供システム1は、情報提供サーバ2、各店舗に設置される複数の電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)、および複数のユーザ端末5から構成され、相互にインターネット等のネットワーク6によって接続される。
【0034】
情報提供サーバ2は、図2に示すように、通信制御部7、情報作成部8、乗換情報検索部9、店舗情報検索部10、検索履歴登録部11、店舗情報登録部12、来店状況取得部13、および各種情報を記憶するデータベース3を備える。
【0035】
通信制御部7は、ネットワーク6に接続されており、所定の検索結果を表示するためのHTML(HyperText Markup Language)ファイルをユーザ端末5へ送信する機能、ユーザ端末5から送信される各種情報の取得要求(検索条件を含む)を受信すると、その取得要求を情報作成部8に転送する機能、情報作成部8が作成したユーザ所望の情報を記録したHTMLファイルを情報要求元のユーザ端末5へ送信する機能、各店舗に設置されている電子式キャッシュレジスタ4から送信される登録要求を含む各種情報を店舗情報登録部12に転送する機能を有する。
【0036】
また、通信制御部7は、各店舗に設置されている電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)からSQL(Structured Query Language)等のデータベースシステム用の問い合わせ言語で記述されたクエリ(問合せ(query))を受信すると、そのクエリを来店状況取得部13に転送し、データベース3から抽出された情報を各店舗に設置されるコンピュータ端末へ送信する機能を有する。
【0037】
情報作成部8は、通信制御部7から転送される各種情報の取得要求(検索条件を含む)を、乗換情報検索部9と店舗情報検索部10に振り分け転送する機能、乗換情報検索部9と店舗情報検索部10とによって取得された各種情報を所定の表示形態で表示するためのHTMLファイルや画像ファイルを作成し、通信制御部7に転送する機能を有する。
【0038】
また、情報作成部8は、平均滞在時間、待ち時間、移動時間を基に、店舗を利用するために必要な合計時間を計算する機能、店舗が位置する緯度、経度、および基準点とを基に、店舗と基準点との直線距離を求め、その直線距離を移動時間に換算する機能を有する。
【0039】
乗換情報検索部9は、情報作成部8から転送される各種情報の取得要求(検索条件を含む)に従って、データベース3を検索し、その取得要求または検索条件に該当する情報から、乗換案内や終電案内、時刻表、駅周辺の地図、目的地までの道筋、移動時間等の情報を作成し、情報作成部8に転送する機能を有する。
【0040】
店舗情報検索部10は、情報作成部8から転送される検索条件に従って、データベース3を検索し、検索条件に該当する店舗の諸情報を抽出する機能、選択、または抽出された店舗の詳細情報をデータベース3から取得する機能を有する。
【0041】
検索履歴登録部11は、ユーザが店舗を検索した際の検索条件と、検索結果を基に最後に選択された店舗の情報をデータベース3に記録する機能を有する。
【0042】
店舗情報登録部12は、電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)から送信される諸情報をデータベース3に記録する機能を有する。
【0043】
来店状況取得部13は、SQL等のデータベースシステム用の問い合わせ言語で記述されたクエリを受信すると、そのクエリに記述されている一連の問合せ処理を実行し情報を抽出する機能を有する。
【0044】
また、データベース3は、ユーザ情報14、乗換情報15、全店舗情報16、店舗別情報17、および検索履歴情報18の各情報を所定のファイル形式で記憶しており、また、所定の検索画面を表示するための複数のHTMLファイル、店舗のキャッチコピーやクーポン等の店舗の詳細情報を所定のファイル形式で店舗毎に記憶している。
【0045】
ユーザ情報14は、図3に示すように、ユーザID、氏名、電話番号、住所、性別、生年月日、最寄駅、通勤駅、経由駅、およびメールアドレスの項目を有するデータテーブルであり、情報提供システム1に登録されているユーザの個人情報が記録される。
【0046】
乗換情報15は、交通機関名、路線名、駅名、時刻表、異なる路線の乗り継ぎを行える駅や乗り継ぎに必要な所要時間、駅の基準点(緯度、経度、高度)や改札、出口の情報を記録するデータであり、所定のファイル形式でデータベース3に記憶されている。また、駅の構内地図、駅周辺の地図等の諸画像情報もあわせて所定のファイル形式で乗換情報15としてデータベース3に記憶されている。
【0047】
全店舗情報16は、図4に示すように、日付、ID、曜日、店名、住所、電話番号、ジャンル、緯度、経度、高度、最寄駅、営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、平均滞在時間、および待ち時間(混雑度)の項目を有するデータテーブルであり、所定のタイミングで電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)から送信された各項目値が記録される。なお、この全店舗情報16を構成する項目は、上記のものに限定されるものではなく、いずれか1つ以上の項目をもって店舗の情報を登録すればよい。
【0048】
各項目値は、検索処理の際に検索条件に応じて店舗を抽出するために参照される。平均滞在時間とは、客がその店舗に入ってから去るまでの所要時間の平均値であり、例えば、飲食店であれば、注文から食事が終わるまでの時間である。平均滞在時間や待ち時間(混雑度)は時間帯毎に記録するようにしても良い。
【0049】
図4は各店舗の情報の一例であり、各店舗の月曜日の営業状態を表している。例えば、毎日同じ時間帯で営業するのであれば、曜日の項目には何も登録せず空白にしておけば良い。また特定の日(例えば、クリスマス12月25日や正月1月1日等)や時節に特別な営業時間を設ける場合は、その都度日付を設定し、特別な営業時間や想定される待ち時間等を登録することも可能である。
【0050】
また、営業時間を空白(開店時間および閉店時間を不明とする)にすることによって、営業時間を0時間として特定の曜日や特定の日を検索対象外とすることも可能であるが、別段定休日の項目を設け(図示しない)、特定日、または特定曜日を登録することによって、閉店日にはその店舗を検索対象から除外することも考えられる。
【0051】
店舗別情報17は、図5に示すように、店名、日付、時刻、性別、年齢、滞在時間、単価、および識別コードの項目を有するデータテーブルであり、各店舗の来店客の情報や滞在時間、客単価が記録される。また、識別コードの項目に検索履歴情報18の識別コードが記録されていると、その来店客は情報提供システム1で店舗の検索処理を行った上で来店し、その識別コードを提示したことを示す。なお、項目の構成は上記に示すものに限定されるものではなく、他にも、品名等の項目があっても良い。
【0052】
検索履歴情報18は、図6に示すように、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、出発駅、出発時刻、到着駅、到着時刻、および店名の項目を有するデータテーブルであり、ユーザが店舗を検索した際の検索条件と、最後に選択した店舗の情報が記録される。出発駅、出発時刻、到着駅、到着時刻の項目にデータが記録されていない場合は、検索の際に検索条件として指定されなかったことを示す。また、ユーザIDの項目にデータが記録されていない場合は、情報提供システム1に登録されていないユーザからの検索履歴であることを示す。
【0053】
電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)は、従業員が年齢や性別といった来店客の情報、滞在時間、客単価等、入力された各データを情報提供サーバ2へ送信し、その入力された各データを電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)内の補助記憶装置に保存する機能を有する。また、電子式キャッシュレジスタ4(またはコンピュータ端末)は、補助記憶装置に保存された各データを基に、来店客の滞在時間から平均滞在時間を算出し、単位時間当たりの来店客数(会計処理を行った客数)と、各店舗の収容人数(席数やテーブル数)から待ち時間(混雑度)を算出する機能を有する。
【0054】
ユーザ端末5は、店舗情報、地図情報、乗換案内情報等、各種情報を得るためにユーザが入力した様々な検索条件を情報提供サーバ2へ送信し、情報提供サーバ2からのHTMLファイルや画像ファイル等の各種情報を受信するための通信機能を有する。また、ユーザ端末5は、ユーザが現在位置する緯度、経度、高度等の位置情報、正確な日付、時刻を取得するGPS機能を有し、さらに、それら位置情報等を検索条件として情報提供サーバ2へ送信する機能を有する。
【0055】
なお、本実施形態においては、情報提供サーバ2−ユーザ端末5間の諸データの送受信は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)等のリモートファイル転送プロトコルの規約に沿って行うこととする。また、ユーザ端末5が携帯電話等の移動体通信端末機器である場合は、ISP(Internet Service Provider(図示しない))−ユーザ端末5間の諸データの送受信は、WAP(Wireless Application Protocol)の規約に沿って行ってもよい。その場合、ユーザ端末5は、WAPプロキシサーバを介して情報提供サーバ2と諸データの送受信を行うこともある。
【0056】
また、情報提供サーバ2電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)間の諸データの送受信は、TCP接続によるソケット通信、または、HTTP、FTP等のリモートファイル転送プロトコルの規約に沿って行うこととする。
【0057】
また、ユーザ端末5は、受信したXHTML(Extensible HTML)ファイル、HTMLファイル、CHTML(Compact HTML)ファイル等(WAPの規約に沿って行う場合は、WML(Wireless Markup Language)バイナリデータを含む。以降、HTMLと総称する)に記述されているページの内容をレンダリングし、画面上に表示する機能を有するWebブラウザを備えていることとする。ユーザが入力するデータは、Webブラウザによって取得され、例えば、HTTPメッセージのメッセージボディ部に挿入され、情報提供サーバ2に送信される(WAPの規約に沿って諸データの送受信を行う場合は、ユーザ端末5から送信されるデータはバイナリコードに変換されることもある)。
【0058】
以降、本実施形態において特に断りの無い場合は、上記の通信方式に従って、情報提供サーバ2−ユーザ端末5間、および情報提供サーバ2−電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)間のデータ通信を行うこととするが、本発明は特にこの通信方式(通信プロトコル)に限定されるものではない。
【0059】
また、この実施形態では、例えば、登録ユーザ用のログインページと未登録ユーザ用のログインページが用意されており、ユーザIDを所有する登録ユーザが情報提供システム1を利用する際は、ログインページに対してユーザIDを入力しログインすることによって情報提供サーバ2は新規セッションを開始し、一連の処理(セッション)が継続している限り、またはタイムアウトが発生するまでは、情報作成部8がセッション情報と供にユーザIDを管理することとする。未登録ユーザがログインした場合は、情報作成部8はセッション情報と未登録ユーザであることを示す仮ユーザIDを発行し管理するが、この仮ユーザIDはデータベース3には記録されないこととする。
【0060】
次に、情報提供システム1の各処理について説明する。
【0061】
<店舗情報の記録>
まず、各店舗に設置される電子式キャッシュレジスタ4(コンピュータ端末)から、来店客に関する情報を情報提供サーバ2に登録する場合の情報提供システム1の処理について、図7のシーケンス図に基づいて説明する。
【0062】
各店舗において、会計処理時に、従業員が年齢や性別といった来店客の情報、滞在時間、客単価等を入力すると(ステップS01)、電子式キャッシュレジスタ4は、入力された各データを情報提供サーバ2へ送信し(ステップS02)、その入力された各データを電子式キャッシュレジスタ4内の補助記憶装置に保存する(ステップS03)。この時、来店客が情報提供サーバ2から提供される検索結果に付加される識別コード(詳細については後述)を提示した場合は、従業員はこの識別コードも合わせて入力し、電子式キャッシュレジスタ4は、他のデータと供に識別コードを情報提供サーバ2へ送信する。
【0063】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、電子式キャッシュレジスタ4から各データを受信すると、受信した各データを店舗情報登録部12に転送し、店舗情報登録部12は、店舗別情報17の各項目にその受信した各データを記録する(ステップS04)。このステップS02〜S04までの処理は、従業員が電子式キャッシュレジスタ4にデータを入力する度に行われ、店舗別情報17には随時データが追加される。
【0064】
図5に示す店舗別情報17の例では、識別コードの項目に「KR000003」と記録されているが、これは検索履歴情報18に記録されている検索履歴を識別する情報であり、この識別コードを基に図6に示す検索履歴情報18に記録されているユーザIDを参照することによって、その店舗を検索したユーザを特定することができ、どのような来店客がどのような検索処理を行った上で来店したのかを把握することができる。
【0065】
また、電子式キャッシュレジスタ4内の補助記憶装置に保存された各データは、所定の集計プログラムによって集計される。本実施形態においては、来店客の滞在時間から平均滞在時間を算出し、単位時間当たりの来店客数(会計処理を行った客数)と、各店舗の収容人数(席数やテーブル数)から待ち時間(混雑度)を算出する。
【0066】
電子式キャッシュレジスタ4は、所定の集計プログラムを実行することによってデータの集計を行うと(ステップS05)、その集計したデータを情報提供サーバ2へ送信する。
【0067】
また、例えば、商品の完売、臨時休業、営業時間の変更等が発生した場合には、従業員が適宜営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻のデータを入力すると、電子式キャッシュレジスタ4は、それら入力されたデータを情報提供サーバ2へ送信する。
【0068】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、電子式キャッシュレジスタ4から集計されたデータを受信すると、その集計されたデータを店舗情報登録部12に転送し、店舗情報登録部12は、電子式キャッシュレジスタ4から集計されたデータを受信すると、全店舗情報16の各項目にその受信したデータを記録する(ステップS06)。
【0069】
このステップS05〜S07までの処理は定期的に行われ、例えば、30分毎や1時間毎に全店舗情報16のデータは更新される。このように、定期的に全店舗情報16を更新することによって、検索時における店舗の状況を検索結果に的確に反映することが可能となる。
【0070】
なお、本実施形態においては、平均滞在時間と待ち時間(混雑度)を定期的に送信するデータ、その他を随時送信するデータとしているが、特にこれに限定されるものではなく、平均滞在時間や待ち時間を随時更新するようにしても良い。
【0071】
<営業時間(特定時刻)検索>
次に、営業時間を検索条件として用いる場合の情報提供システム1の処理について、図8のシーケンス図に基づいて説明する。図9および図10は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0072】
まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図9(A)に示す画面を表示する(ステップS11)。この図9(A)の画面表示例では、ユーザは店舗を検索する検索条件として、駅名、地域名、料理ジャンル、店名、営業時間、クーポン券の有無を選択することが可能となっている。この検索条件は、任意の順で選択可能である。
【0073】
次に、ユーザが図9(A)の画面から「営業時間で探す」を選択すると、図9(B)に示す画面がユーザ端末5に表示され、ユーザは朝食やランチといった時間帯の選択や、特定の時刻の入力が可能となる。例えば、「ランチ(12−13時)」の時間帯を選択すると図9(C)に示す画面がユーザ端末5に表示され、ユーザは他の検索条件を必要に応じて選択することができる。
【0074】
ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS12)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS13)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。
【0075】
まず、情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS14)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10に転送すると、店舗情報検索部10は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0076】
図9(B)の検索条件入力画面の例では、最初に営業時間が検索条件として選択されているので、店舗情報検索部10は、選択された時間帯または時刻に営業中である店舗を、全店舗情報16に記録されている営業時間を基に検索し、検索条件に該当する店舗を抽出する(ステップS15)。例えば、図4に示す全店舗情報16において、営業時間が18時から24時までとなっているID0003の店舗は、「ランチ(12−13時)」には該当しないので、抽出されないことになる。
【0077】
また、この時、検索条件が準備時間に該当する場合を除くと設定されていれば(図9(B)中部)、店舗情報検索部10は、営業時間で抽出された店舗の準備時間を参照し、準備時間が検索条件に該当する店舗を除外する。
【0078】
次に、店舗情報検索部10は、営業時間で抽出された店舗から、料理ジャンル、駅名、地域名等、その他の検索条件を基に、抽出した店舗をさらに限定し(ステップS16)、結果を情報作成部8に転送する。
【0079】
次に、情報作成部8は、所定の優先順位に従って検索結果を並び替え、ユーザ端末5の表示形態にあわせた検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、さらに通信制御部7にその検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを転送する。通信制御部7は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5に送信する(ステップS17)。
【0080】
ユーザ端末5は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図9(D)に示す表示形態で表示する(ステップS18)。ユーザがユーザ端末5に表示された検索結果の一覧から所望の店舗を1つ選択すると(ステップS19)、ユーザ端末5は、ユーザが選択した店舗の詳細情報を情報提供サーバ2に対して要求する(ステップS20)。
【0081】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、店舗の詳細情報の要求を受信すると、受信した店舗の詳細情報の要求を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8は、店舗の詳細情報の要求を店舗情報検索部10に転送し、店舗情報検索部10は、要求された店舗の詳細情報をデータベース3から取得する(ステップS21)。
【0082】
店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図9に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、店名の項目に値が記録される。
【0083】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを店舗の詳細情報に挿入し(ステップS22)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS23)。
【0084】
ユーザ端末5は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図10(A)に示す表示形態で表示する(ステップS24)。ユーザが図10(A)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。この実施形態では、このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS25)。
【0085】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0086】
このように、営業時間等の情報を予め用意しておくことによって、特定の時刻に営業している店舗を抽出することができる。従って、ユーザは、時間帯や時刻を検索条件とすることで、営業中の店舗を知ることができ、その店舗が営業中であるかどうか営業時間を確認する手間を省くことができる。
【0087】
なお、上述した実施形態では、ユーザが適宜必要に応じて駅名や地名等を入力することとなっているが、最近はGPS機能を持った通信端末機器もあり、そのGPS機能を利用して位置情報や正確な日付・時刻を検索条件として送信する形態もあげられる。例えば、ユーザが検索条件を送信する際に、そのユーザが現在位置する緯度、経度、高度の情報を、GPS機能を利用してユーザ端末5から送信し、情報提供サーバ2は、それら位置情報から地域、最寄駅、住所を特定し、検索条件として利用しても良い。
【0088】
また、上述の実施形態では、日付や曜日は検索条件として用いていないが、ユーザ端末5から検索条件として日付や曜日が送信されれば、店舗情報検索部10は店舗情報の日付や曜日の項目を検索し、該当する店舗を抽出することは当然行なわれる。
【0089】
<所要時間検索>
次に、特定の駅から所望の店舗での所要時間を検索条件として用いる場合の情報提供システム1の処理について、図11のシーケンス図に基づいて説明する。図12は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0090】
まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図12(A)に示す画面を表示する(ステップS31)。
【0091】
この図12(A)の画面表示例では、ユーザは店舗を検索する検索条件として、駅と所要時間を入力することが可能となっている。ユーザが図12(A)の画面から「駅と所要時間」を選択すると、順次図12(B)、図12(C)に示す画面がユーザ端末5に表示され、図12(B)に示す画面に対してユーザが都道府県を入力すると、図12(C)の最寄駅と所要時間を入力する画面が表示される。この図12(C)の画面表示例では、「最寄駅が虎ノ門で、2時間以内に飲食できる店」という条件が入力されている。
【0092】
ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS32)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS33)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。
【0093】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS34)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10と乗換情報検索部9に転送すると、店舗情報検索部10と乗換情報検索部9は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0094】
まず、乗換情報検索部9は、入力された最寄駅の駅名から乗換情報15を検索し、その最寄駅の基準点(緯度、経度)を抽出し、情報作成部8に転送する(ステップS35)。
【0095】
また、店舗情報検索部10は入力された駅名が最寄駅として登録されている店舗の緯度、経度、平均滞在時間および待ち時間を、全店舗情報16から抽出し、情報作成部8に転送する(ステップS36)。平均滞在時間および待ち時間は、上述の通り、各店舗における実際の状況を反映しているので、到着時刻等を検索条件に含めた場合には、検索結果はその都度、変化することとなる。また、料理ジャンル等の検索条件をあわせて店舗を抽出してもよい。
【0096】
情報作成部8は、店舗情報検索部10によって抽出された緯度、および経度と、乗換情報検索部9によって抽出された基準点とを用いて、店舗と最寄駅との直線距離を求め、その直線距離を移動時間に換算する(ステップS37)。
【0097】
次に、情報作成部8は、全店舗情報16に記録されている平均滞在時間および待ち時間と、先に求めた移動時間を用いて、ユーザがその店舗を利用するために必要な合計時間を計算する(ステップS38)。
【0098】
合計時間=平均滞在時間+待ち時間+移動時間×2・・・・(式1)
情報作成部8は、この合計時間が、検索条件の2時間以内である店舗をさらに抽出し、所定の優先順位に従って並び替え、ユーザ端末5の表示形態にあわせた検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、さらに通信制御部7にその検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを転送する。通信制御部7は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5に送信する(ステップS39)。
【0099】
ユーザ端末5は、検索結果の一覧を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図12(D)に示す表示形態で表示する(ステップS40)。図12(D)中、「駅歩7」とあるのは、最寄駅からの移動時間が歩いて7分であることを示している。ユーザがユーザ端末5に表示された検索結果の一覧から所望の店舗を1つ選択すると(ステップS41)、ユーザ端末5は、ユーザが選択した店舗の詳細情報を情報提供サーバ2に対して要求する(ステップS42)。
【0100】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、店舗の詳細情報の要求を受信すると、受信した店舗の詳細情報の要求を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8は、店舗の詳細情報の要求を店舗情報検索部10に転送し、店舗情報検索部10は、要求された店舗の詳細情報をデータベース3から取得する(ステップS43)。
【0101】
店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図12に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、到着駅、店名の項目に値が記録される。
【0102】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを店舗の詳細情報に挿入し(ステップS44)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS45)。
【0103】
ユーザ端末5は、店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、前述の処理と同様に図10(A)に示す表示形態で表示する(ステップS46)。ユーザが図10(A)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS47)。
【0104】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0105】
このように、実際の店舗の状況に応じて更新される平均滞在時間および待ち時間と、店舗の位置(緯度、経度)に関する情報を用意することで、所望の店舗を利用するために必要な合計時間を算出することができる。従って、ユーザは、時間長を検索条件とすることで、所望の店舗で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0106】
<店舗情報+乗換案内情報>
乗換情報検索部9からの交通機関の乗換情報15と、店舗情報検索部10からの店舗の情報を連動させることによって、様々な情報提供の形態が発生する。図13のシーケンス図に基づいて、その一例について説明する。図14は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0107】
乗換情報検索部9からの交通機関の乗換情報15と、店舗情報検索部10からの店舗の情報を連動させる例として、出発駅から所望の店舗の最寄駅(到着駅)までの乗換案内と、その店舗の最寄駅に到着する時刻と、店舗の営業時間を連動させる場合があげられる。まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図14(A)に示す画面を表示する(ステップS51)。
【0108】
図14(A)に示す画面表示例では、既に店舗が1件表示されているが、これは直接店名を入力する場合と、例えば住所、または電話番号を用いて、店舗を検索する場合があげられる。なお、住所、または電話番号を用いて1つの店舗を抽出する処理手順の詳細については省略する。
【0109】
また、図14(A)でユーザが「次へ」を選択すると、ユーザ端末5は同様に情報提供サーバ2からHTMLファイルを取得し、図14(B)に示す画面を表示する。図14(B)の画面表示例では、ユーザは乗換案内を検索する検索条件として、駅名、日付、時刻等を入力することが可能となっている。ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS52)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS53)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。図14(B)では、検索条件は「出発駅が志木駅、10時発、到着駅が虎ノ門駅」となっている。
【0110】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS54)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10と乗換情報検索部9に転送すると、店舗情報検索部10と乗換情報検索部9は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0111】
まず、乗換情報検索部9は、入力された条件に従って、出発駅から最寄駅までの乗換案内と所要時間等を算出する(ステップS55)。この例では、出発駅志木から、最寄駅の虎ノ門までの所要時間は50分となっている。また、店舗情報検索部10は、例えば、料理のジャンルといった検索条件に従ってユーザ所望の店舗を抽出する(図14の画面表示例では既に1件選択されている)。
【0112】
次に、情報作成部8は、最寄駅が虎ノ門となっている店舗を抽出し(ステップS56)、店舗情報検索部10によって抽出された緯度、および経度と、乗換情報検索部9によって抽出された基準点とを用いて、それぞれ店舗と最寄駅との直線距離を求め、その直線距離を移動時間に換算する(ステップS57)。
【0113】
次に、情報作成部8は、この所要時間と移動時間の合計を出発時刻からの経過時間として店舗に到着する時刻を算出する(ステップS58)。例えば移動時間が10分であれば、経過時間は60分ということになり、この店舗に到着する時刻は11時ということになる。情報作成部8は、この到着時刻である11時を検索条件として、店舗情報検索部10に転送、店舗情報検索部10は、全店舗情報16に記録されている営業時間と比較することによって、その到着時刻に営業中の店舗を抽出し(ステップS59)、さらに、抽出した店舗の詳細情報をデータベース3から取得する(ステップS60)。
【0114】
店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図14に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、出発駅、出発時刻、到着駅、店名の項目に値が記録される。
【0115】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを、乗換案内情報を含む店舗の詳細情報に挿入し(ステップS61)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS62)。
【0116】
また、情報作成部8は、ユーザがその店舗を利用可能な時刻に到着不可能であると判定すると、到着不可能であること付加した店舗の情報と乗換案内情報を表示するためのHTMLファイルを作成し、通信制御部7に転送し、通信制御部7はそのHTMLファイルをユーザ端末5に送信する。
【0117】
ユーザ端末5は、乗換案内情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、前述の処理と同様に図14(C)に示す表示形態で表示する(ステップS63)。ユーザが図14(C)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS64)。
【0118】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0119】
また、検索条件に出発駅、出発時刻、到着駅、往復時間を指定することで、交通機関の往復の所要時間、最寄駅から店舗までの移動時間、および店舗での平均滞在時間等を加味した情報をユーザに提供することも可能である。
【0120】
このように、交通機関の所要時間をあわせて用いることによって、ユーザは、移動時間を含めて所望の店舗で時間内に飲食可能であるか知ることができる。
【0121】
<店舗情報+地図情報>
上記の実施形態の他に、乗換情報検索部9からの地図情報と、店舗情報検索部10からの店舗の情報を連動させることも可能である。図15のシーケンス図に基づいて、その一例について説明する。図16は、ユーザ端末5が携帯電話の場合の画面表示例である。
【0122】
図15に示すように、乗換情報検索部9からの地図情報には、行き方Map、文字Map、ラリーMap、周辺Mapの4種類があり、ユーザは適宜表示形態を選択することができる。
【0123】
まず、ログイン処理後、ユーザが所定のURLをユーザ端末5に入力(または選択)すると、ユーザ棚末は情報提供サーバ2にアクセスして検索条件入力画面を表示するためのHTMLファイルを取得し、図16(A)に示す画面を表示する(ステップS71)。
【0124】
図16(A)に示す画面表示例では、既に店舗が1件表示されているが、これは直接店名を入力する場合と、例えば住所、または電話番号を用いて、店舗を検索する場合があげられる。なお、住所、または電話番号を用いて1つの店舗を抽出する処理手順の詳細については省略する。
【0125】
また、図16(A)でユーザが「次へ」を選択すると、ユーザ端末5は同様に情報提供サーバ2からHTMLファイルを取得し、図16(B)に示す画面を表示する。図16(B)の画面表示例では、ユーザは乗換案内を検索する検索条件として、駅名、日付、時刻等を入力することが可能となっている。ユーザが画面表示に従って検索条件を入力、または選択すると(ステップS72)、ユーザ端末5は入力または選択された検索条件を順次情報提供サーバ2へ送信し(ステップS73)、情報提供サーバ2は、入力された検索条件に従って検索処理を開始する。図16(B)では、検索条件は「最寄駅が虎ノ門駅」となっている。
【0126】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、検索条件を受信すると(ステップS74)、受信した検索条件を情報作成部8に転送する。次に、情報作成部8が受信した検索条件を店舗情報検索部10と乗換情報検索部9に転送すると、店舗情報検索部10と乗換情報検索部9は、検索条件に従って検索処理を開始する。
【0127】
店舗情報検索部10は、ユーザが選択した店舗の緯度と経度、および最寄駅の情報を全店舗情報16から抽出し(ステップS75)、さらに、抽出した店舗の詳細情報をデータベース3から取得し(ステップS76)、これらの情報を目的地の情報として乗換情報検索部9に転送する。
【0128】
乗換情報検索部9は、最寄駅の基準点と、店舗の緯度と経度を基に、予め登録されている地図情報からその店舗を含む周辺の地図と、最寄駅からその店舗までの道筋を作成し、さらにその店舗までの所要時間と距離を算出する(ステップS77)。
【0129】
乗換情報検索部9がその店舗までの所要時間と距離を情報作成部8に転送し、さらに、店舗情報検索部10が取得した店舗の詳細情報を情報作成部8に転送すると、情報作成部8は、検索処理の識別コードを生成し、生成した識別コードと検索条件とを検索履歴登録部11に転送する。検索履歴登録部11は、転送された識別コードと検索条件とを検索履歴情報18の該当する項目に記録する。図16に示されている検索条件の例では、識別コード、ユーザID、検索日、検索時刻、到着駅、店名の項目に値が記録される。
【0130】
また、情報作成部8は、生成した識別コードを、地図情報を含む店舗の詳細情報に挿入し(ステップS78)、ユーザ端末5の表示形態にあわせた地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを作成する。次に、情報作成部8が作成した地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを通信制御部7に転送すると、通信制御部7は、地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルをユーザ端末5へ送信する(ステップS79)。
【0131】
ユーザ端末5は、地図情報を含む店舗の詳細情報を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図16(C)に示す表示形態で表示する(ステップS80)。ユーザが図16(C)に示す「クーポンはこちら」を選択すると、図10(B)に示すクーポン情報がユーザ端末5に表示される。このクーポン情報の中のクーポン番号がステップS22で挿入される検索処理の識別コードになっており、ユーザの操作に従って、ユーザ端末5は店舗の詳細情報をユーザ端末5内の記憶媒体に保存する(ステップS81)。
【0132】
ユーザがこの識別情報を会計時に提示し、従業員が会計処理とともに識別コードを電子式キャッシュレジスタ4に入力すると、上述の店舗情報の記録処理に従って、電子式キャッシュレジスタ4から情報提供サーバ2へ識別コードが送信される。
【0133】
このように、店舗の情報を基に地図情報等を作成し、さらに詳細な店舗情報に地図情報等を付加することによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0134】
さらに、乗換情報検索部9が地図情報を基に算出する移動時間を、<所要時間検索>に用いる形態も考えられる。
【0135】
前述の<所要時間検索>で算出される移動時間は、直線距離から求められる概算値であるため、場合によっては実際の時間と大きく変わることもあり得る。しかし、この地図情報と共に算出される移動時間と距離は、実際の道順に基づいて算出されるので、正確な移動時間である。
【0136】
そのため、前述の<所要時間検索>を行う際に、乗換情報検索部9が、店舗までの移動時間を乗換情報検索部9に算出し、情報作成部8が、直線距離から求められる移動時間に置き換えて用いることによって、より正確な値をもって店舗を抽出することができる。従って、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【0137】
<来店状況の取得>
SQL等のデータベースシステム用の問い合わせ言語を用いて、店舗別情報17に記録された情報を検索、参照することが可能である。
【0138】
情報提供サーバ2に諸情報を提供する店舗に設置されているコンピュータ端末からSQLで記述されたクエリを、情報提供サーバ2に対して送信すると、情報提供サーバ2は一連の問合せ処理を開始する。
【0139】
情報提供サーバ2の通信制御部7は、コンピュータ端末からSQLで記述されたクエリを受信すると、通信制御部7は、そのクエリを来店状況取得部13に転送し、来店状況取得部13は、転送されたクエリに記述されている一連の問合せ処理を実行し情報を抽出する。次に、来店状況取得部13は、抽出した情報を通信制御部7に転送し、通信制御部7は、来店状況取得部13から転送された情報をコンピュータ端末へ送信する。
【0140】
例えば、店舗に設置されているコンピュータ端末から「20代女性が検索を行って来店する店舗上位10件」を抽出するようSQLで問合せ処理が記述されていれば、来店状況取得部13は、店舗別情報17の店名、性別、年齢、識別コードの項目を参照して、20代女性が検索を行って来店する店舗上位10件の店名を抽出する。
【0141】
このように、情報提供サーバ2に蓄積された情報を各店舗に提供可能にすることによって、各店舗において、販売計画や営業戦略を検討する際に、蓄積された情報を参考資料として活用することができる。
【0142】
なお、本実施形態では、店舗の情報として飲食店の情報を提供する例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、映画館、美容院(理髪店を含む)、スポーツ遊戯施設(ボーリング場やバッティングセンター)等に応用することも可能である。映画館であれば、店舗情報の平均滞在時間の項目には上映時間を、また、ラストオーダー時刻の項目には、最終上映開始時間を設定することで、ユーザに映画館の情報を提供することが可能となる。その他の種類の店舗においても、適宜時間に関する情報を各項目に登録することによって、情報を提供することが可能となる。
【0143】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、予め店舗の営業時間や平均滞在時間等、時間に関する情報を用意し、時刻、時間を検索条件として検索することによって、ユーザは、抽出された店舗が利用可能であるか確認する手間を省くことができ、さらに、抽出された店舗が限られた時間内で利用可能であるかどうか知ることができるという従来には無かった効果を得ることができる。
【0144】
また、交通機関や地図情報と店舗の情報を連動させることによって、出発時刻や到着時刻、トータルの所要時間といった乗換案内情報や、店舗までの道筋や正確な移動時間等の地図情報を含めた店舗の情報をユーザに提供することが可能となり、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報提供システムのシステム構成図である。
【図2】情報提供サーバの機能ブロック図である。
【図3】ユーザ情報を示すデータテーブルである。
【図4】全店舗情報を示すデータテーブルである。
【図5】店舗別情報を示すデータテーブルである。
【図6】検索履歴情報を示すデータテーブルである。
【図7】各店舗に設置される電子式キャッシュレジスタ(コンピュータ端末)から、来店客に関する情報を登録する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図8】時刻を検索条件として、営業中の店舗を検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図9】時刻を検索条件として、営業中の店舗を検索する場合の画面表示例である。
【図10】店舗の詳細情報とクーポン情報の画面表示例である。
【図11】時間を検索条件として、限られた時間内に利用可能な店舗を検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図12】時間を検索条件として、限られた時間内に利用可能な店舗を検索する場合の画面表示例である。
【図13】店舗情報と乗換案内情報を連動させて検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図14】店舗情報と乗換案内情報を連動させて検索する場合の画面表示例である。
【図15】店舗情報と地図情報を連動させて検索する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
【図16】店舗情報と地図情報を連動させて検索する場合の画面表示例である。
【符号の説明】
1 情報提供システム
2 情報提供サーバ
3 データベース
4 電子式キャッシュレジスタ
5 ユーザ端末
6 ネットワーク
7 通信制御部
8 情報作成部
9 乗換情報検索部
10 店舗情報検索部
11 検索履歴登録部
12 店舗情報登録部
13 来店状況取得部
14 ユーザ情報
15 乗換情報
16 全店舗情報
17 店舗別情報
18 検索履歴情報
Claims (12)
- 店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、
前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、およびラストオーダー時刻のいずれか1つ以上を記憶するデータベースと、
少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索手段と、
を備えることを特徴とする情報提供サーバ。 - 店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、
前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を記憶するデータベースと、
特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出手段と、
少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索手段と、
を備えることを特徴とする情報提供サーバ。 - 店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を管理し、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供サーバであって、
前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間のいずれか1つ以上を記憶するデータベースと、
少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索手段と、
特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出手段と、
少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索手段と、
を備え、特定時刻から特定時間内に利用可能な店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする情報提供サーバ。 - 前記データベースは、道路地図が記録された地図情報を記憶し、
少なくとも出発地、目的地を検索条件として前記データベースを検索し、前記出発地から前記目的地までの所要時間と道筋を含む地図情報を作成する地図情報作成手段を備え、
前記第2の店舗情報検索手段は、前記地図情報作成手段によって地図情報が作成された場合には、当該目的地までの所要時間を前記移動時間として用いることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報提供サーバ。 - 前記データベースは、交通機関名、路線名、駅名、時刻表が記録された乗換情報をさらに記憶し、
少なくとも出発駅、または到着駅を検索条件として前記データベースを検索し、出発時刻および到着時刻を含む交通機関の乗換案内情報を作成する乗換案内情報作成手段を備え、
前記第1の店舗情報検索手段または前記第2の店舗情報検索手段は、少なくとも、前記出発時刻、前記到着時刻、前記出発時刻と前記到着時刻から算出される所要時間のいずれかを検索条件として前記データベースを検索し、利用可能な店舗を前記乗換案内情報と供に当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報提供サーバ。 - 店舗の店名、最寄駅、所在地からなる店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、
前記情報提供サーバは、
前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、およびラストオーダー時刻を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、
少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索工程と、
を有することを特徴とする情報提供方法。 - 店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいずれか1つ以上を含む店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、
前記情報提供サーバは、
前記店舗の店名、最寄駅、所在地のうちいすれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、
特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出工程と、
少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索工程と、
を有することを特徴とする情報提供方法。 - 店舗の店名、最寄駅、所在地からなる店舗情報と供に前記店舗毎に設置される店舗端末から送信される情報を記憶するデータベースを備える情報提供サーバが、ユーザ端末から検索条件を受信すると、当該検索条件に適合する店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知する情報提供方法であって、
前記情報提供サーバは、
前記店舗の店名、最寄駅、所在地のいずれか1つ以上を含む店舗情報と共に、前記店舗端末から送信される営業時間、準備時間、ラストオーダー時刻、前記店舗に客が滞在する時間の平均値である平均滞在時間、および待ち時間を受信し、前記データベースに記録する記録工程と、
少なくとも時刻を検索条件として前記データベースを検索し、当該検索条件に指定された時刻に利用可能な店舗を抽出する第1の店舗情報検索工程と、
特定の基準地点から前記店舗の所在地までの距離を基に、前記特定の基準地点から前記店舗に移動する際に必要な移動時間を算出する移動時間算出工程と、
少なくとも時間を検索条件として前記データベースを検索し、さらに、当該店舗の前記平均滞在時間、前記待ち時間,および前記移動時間の加算値と、検索条件である当該時間とを比較し、当該検索条件に指定された時間内に利用可能な店舗を抽出する第2の店舗情報検索工程と、
を有し、特定時刻から特定時間内に利用可能な店舗を抽出し、当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする情報提供方法。 - 前記店舗端末は、
所定の時間間隔をもって前記平均滞在時間、および前記待ち時間を算出し、送信する送信工程を有し、
前記記録工程は、前記店舗端末から受信した前記平均滞在時間、および前記待ち時間を基に、前記データベースに記録されている当該平均滞在時間、および当該待ち時間を所定の時間間隔をもって更新することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報提供方法。 - 前記店舗端末は、
前記店舗において会計処理が行われる度に前記平均滞在時間、および前記待ち時間を算出し、随時送信する送信工程を有し、
前記記録工程は、前記店舗端末から受信した当該平均滞在時間、および当該待ち時間を基に、前記データベースに記録されている前記平均滞在時間、および前記待ち時間を随時更新することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報提供方法。 - 前記データベースは、道路地図が記録された地図情報を記憶し、
前記情報提供サーバは、
少なくとも出発地、目的地を検索条件として前記データベースを検索し、前記出発地から前記目的地までの所要時間と道筋を含む地図情報を作成する地図情報作成工程を有し、
前記第2の店舗情報検索工程は、前記地図情報作成工程によって地図情報が作成された場合には、当該目的地までの所要時間を前記移動時間として用いることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報提供方法。 - 前記データベースは、交通機関名、路線名、駅名、時刻表が記録された乗換情報を記憶し、
前記情報提供サーバは、
少なくとも出発駅、到着駅を検索条件として前記データベースを検索し、出発時刻および到着時刻を含む交通機関の乗換案内情報を作成する乗換案内情報作成工程を有し、
前記第1の店舗情報検索工程または前記第2の店舗情報検索工程は、少なくとも、前記出発時刻、前記到着時刻、前記出発時刻と前記到着時刻から算出される所要時間のいずれかを検索条件として前記データベースを検索し、利用可能な店舗を前記乗換案内情報と供に当該ユーザ端末へ通知することを特徴とする請求項6乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報提供方法。
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