JP2003203084A - 情報端末装置、サーバ、情報配信装置及び情報配信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯情報端末装置において、ネットワークを用
いて自己の予定情報を簡易操作によって短時間に入手で
きるようにする。 【解決手段】携帯情報端末装置のメモリに保持した予定
表から、情報検索に必要なキーワードを抽出し、これに
よってネットワーク上のサーバで予定関連情報を検索
し、検索結果を予定表の予定と関連付けて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続する情報端末装置、サーバ、情報配信装置及び情報配
信方法並びにそのソフトウエアに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年の急速なデジタル技術向上に伴い、
ユーザが携帯情報端末装置などを用いて自己の予定を管
理する機会や、携帯情報端末装置をインターネットに接
続して、外出先などで自分の予定情報を得る機会が増え
ている。

【０００３】従来、ユーザがインターネットを通じて情
報を得る方法としては、ユーザが直接入力または登録し
たウェブサイトや、送信されたメール中に含まれるアド
レスのリンク先のウェブサイトから情報を得るのが一般
的である。ユーザが未知の情報を得るために最も広く用
いられているのは検索機能を備えたウェブサイトであ
り、ユーザが検索キーワードを入力して検索を実行する
ことにより、該当するウェブサイトのＵＲＬ（Uniform
Resource Locator）や該当する情報を仕入れるようにし
ている。また、予定の管理については電子化される以前
の手帳と機能的にほぼ同じで、予定の日時と内容の確認
を主体に、副次的な機能としてアラームや他の予定表と
の同期をとることなどが行われている。

【０００４】一方、このようなウェブサイトは上記のよ
うにしてユーザにより訪れられて初めて利用されるもの
であり、一般に受身である。従って、このようなウェブ
サイトの運営者は、なるべく多くのユーザが自分のウェ
ブサイトを訪れるように何かしらの宣伝活動を行うのが
一般的である。その方法としてネットワーク上では次の
ような方法が挙げられる。例えば、上述のような検索機
能を備えたウェブサイトに登録してもらったり、他のウ
ェブサイトに広告を出させてもらったり又は提携してリ
ンクを貼らせてもらったり、会員などの特定の者又は不
特定多数の者にダイレクトメールを送信したりする方法
である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】携帯情報端末装置でイ
ンターネットを用いて情報を検索する場合は、ＰＣにお
いて情報を検索する場合に比べ、キーボードなどの十分
な入力装置が確保されない上、十分な表示容量の表示装
置も確保されない場合が多い。このため、携帯情報端末
装置でインターネットを介して情報検索する場合は、入
力結果及び検索結果の確認に多大な苦労を要し、かつ操
作が煩雑となる。また、検索機能を備えたウェブサイト
による検索は、検索入力操作、ウェブサイトへの検索キ
ーの送信、ウェブサイトでの検索、検索結果の携帯情報
端末装置への送信と、煩雑操作と多くの過程を踏んで行
われ、時間もかかる。

【０００６】一方、上述したようなウェブサイトの宣伝
活動は、一般に相手を特定せず無差別に行われることが
多い。中には、ユーザの興味や履歴や操作内容に応じ
て、ユーザに関心があると推測される広告を表示したり
することもある。しかし、ユーザを１人ごと特定し、そ
のユーザのこれからの予定にまで対応させて宣伝活動を
行うことはしていない。上述の通り、ユーザは携帯情報
端末を予定管理として用いることが多く、またユーザが
検索して得ようとする情報はユーザの予定に関連した情
報であることが多い。従って、ウェブサイトの運営者
は、ユーザの予定に合わせた的確なタイミングと方法に
より、そのユーザに対して宣伝活動を行うことができれ
ば、その効果は通常の宣伝活動の効果よりも極めて大き
くなると考えられる。

【０００７】本発明の課題点は、かかる従来技術に鑑
み、携帯情報端末装置において、ネットワークを用いて
自己の予定情報を簡易操作によって短時間に入手できる
ようにすることである。

【０００８】また、本発明の課題点は、かかる従来技術
に鑑み、ウェブサイトの運営者が携帯情報端末に対して
そのユーザの予定に合わせて自己のウェブサイトの宣伝
活動をすることができるようにすることである。

【０００９】本発明の目的は、かかる課題点を解決でき
る技術の提供にある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、 （１）ネットワークに接続可能な携帯情報端末装置とし
て、入力された予定時刻データ、予定場所データ、また
は予定内容データの少なくともいずれかをネットワーク
上のサーバに送信する第１の手段と、該サーバから、予
定関連つまり上記予定時刻データ、予定場所データ、ま
たは予定内容データに関連したウェブサイトのＵＲＬ、
ウェブサイトに収められた情報の要約、原文、またはそ
れらの一部をサービスインフォメーションとして受信す
る第２の手段と、受信した該情報の要約、原文、または
それらの一部を表示する第３の手段と、を備えた構成と
する。

【００１１】（２）ネットワークに接続可能な携帯情報
端末装置として、入力された予定時刻データ、予定場所
データ、または予定内容データに含まれる単語を特定し
登録キーワードとして保存するとともに、ネットワーク
上のサーバに送信する第１の手段と、該サーバから、該
登録キーワードに対応した予定関連ウェブサイトのＵＲ
Ｌ、該ウェブサイトに収められた情報の要約、原文、ま
たはそれらの一部をサービスインフォメーションとして
受信する第２の手段と、該受信した情報の要約、原文、
またはそれらの一部を表示する第３の手段と、を備えた
構成とする。

【００１２】（３）上記（１）または（２）において、
上記第１の手段は、上記サーバからもらう予定関連のサ
ービスインフォメーションの項目を指定し、かつ、該指
定したサービスインフォメーションの送信要求を上記サ
ーバに対して行う構成を備える。

【００１３】（４）上記（１）または（２）において、
上記第１の手段は、ＧＰＳ、携帯電話またはＰＨＳを用
いて携帯情報端末装置自身の位置を特定する手段と、該
特定された位置情報をネットワーク上のサーバに送信す
る手段を備える。

【００１４】（５）上記（１）または（２）において、
上記第１の手段は、予定時刻、予定場所または予定内容
の少なくともいずれかから構成される単位予定に、携帯
情報端末装置自身内で判別可能なＩＤを付与する手段を
備える。

【００１５】（６）上記（１）または（２）において、
上記第１の手段は、該携帯情報端末装置のメモリ上に保
持されている辞書、またはネットワーク上のサーバに保
持されている辞書を参照し、該辞書に保持される単語と
同一の単語を予定検索キーワードとして、予定時間、予
定場所または予定内容から抽出する手段を備え、該予定
検索キーワードをネットワーク上のサーバに送信する構
成とする。

【００１６】（７）ネットワークに接続可能なサーバと
して、ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収めら
れた情報の要約、原文、またはそれらの一部をサービス
インフォメーションとして保持する記憶手段と、ネット
ワークを介し予定データのパックを受信する受信手段
と、該予定データのパックに含まれる単位予定データに
関連するサービスインフォメーションを検索する検索手
段と、該検索したサービスインフォメーションをネット
ワークに送信する送信手段とを備えた構成とする。

【００１７】（８）上記（７）において、上記検索手段
は、予定データのパックに含まれる単語をサービスイン
フォメーションと比較し、一致するサービスインフォメ
ーションを選出する手段を備えている構成とする。

【００１８】（９）ネットワークに接続することができ
るサーバとして、ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイ
トに収められた情報の要約、原文、またはそれらの一部
をサービスインフォメーションとして保持する記憶手段
と、ネットワークを介し予定データのパックを受信する
受信手段と、該予定データのパックに含まれる単位予定
データに関連するサービスインフォメーションを検索す
る検索手段と、該検索したサービスインフォメーション
のさらに要約を作成、保持及び検索する手段と、該検索
したサービスインフォメーションの要約を、ネットワー
クに送信する送信手段とを備えた構成とする。

【００１９】（１０）ネットワークに接続することがで
きるサーバとして、ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサ
イトに収められた情報の要約、原文、またはそれらの一
部をサービスインフォメーションとして保持する記憶手
段と、ネットワークを介し予定データのパックを受信す
る受信手段と、該予定データのパックに含まれる単位予
定データに関連するサービスインフォメーションを検索
する検索手段と、該検索したサービスインフォメーショ
ン及び該サービスインフォメーションに関連する受信者
の受益情報データを、ネットワークに送信する送信手段
とを備えた構成とする。

【００２０】（１１）ネットワークを介し情報を配信す
る情報配信装置として、ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェ
ブサイトに収められた情報の要約、原文、またはそれら
の一部をサービスインフォメーションとして保持する記
憶手段と、ネットワークを介し予定データのパックを受
信する受信手段と、該予定データのパックに含まれる単
位予定データに関連するサービスインフォメーションを
検索する検索手段と、該検索したサービスインフォメー
ションをネットワークに送信する送信手段と、サービス
インフォメーションの提供料金を計算し課金情報を作成
する手段と、を備えた構成とする。

【００２１】（１２）ネットワークを介し情報を配信す
る情報配信装置として、予定時刻データ、予定場所デー
タ、または予定内容データの少なくともいずれかをネッ
トワークから受信する受信手段と、予定関連のウェブサ
イトのＵＲＬ、ウェブサイトに収められた情報の要約、
原文、またはそれらの一部をサービスインフォメーショ
ンとして送信する送信手段と、送信するサービスインフ
ォメーションの提供料金を計算し課金情報を作成する手
段と、を備えた構成とする。

【００２２】（１３）ネットワークを介し情報を配信す
る情報配信装置として、予定時刻データ、予定場所デー
タ、または予定内容データに含まれる単語を特定した登
録キーワードを、ネットワークを介し携帯情報端末装置
から受信する受信手段と、該登録キーワードに対応した
予定関連ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収め
られた情報の要約、原文、またはそれらの一部をサービ
スインフォメーションとして携帯情報端末装置側に送信
する送信手段と、送信するサービスインフォメーション
の提供料金を計算し課金情報を作成する手段と、を備え
た構成とする。

【００２３】（１４）ネットワークを介し情報を配信す
る情報配信方法として、ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェ
ブサイトに収められた情報の要約、原文、またはそれら
の一部をサービスインフォメーションとして保持するス
テップと、ネットワークを介し予定データのパックを受
信するステップと、該予定データのパックに含まれる単
位予定データに関連するサービスインフォメーションを
検索するステップと、該検索したサービスインフォメー
ションをネットワークに送信するステップと、該サービ
スインフォメーションの提供料金を計算し課金情報を作
成してネットワークに送信するステップと、を備え、携
帯情報端末装置に予定関連情報を送信するようにする。

【００２４】（１５）ネットワークを介し情報を配信す
る情報配信方法として、予定時刻データ、予定場所デー
タ、または予定内容データの少なくともいずれかをネッ
トワークから受信するステップと、予定関連のウェブサ
イトのＵＲＬ、ウェブサイトに収められた情報の要約、
原文、またはそれらの一部をサービスインフォメーショ
ンとして送信するステップと、送信するサービスインフ
ォメーションの提供料金を計算し課金情報を作成するス
テップと、を備える。

【００２５】（１６）ネットワークを介し情報を配信す
る情報配信方法として、予定時刻データ、予定場所デー
タ、または予定内容データに含まれる単語を特定した登
録キーワードを、ネットワークを介し携帯情報端末装置
から受信するステップと、該登録キーワードに対応した
予定関連ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収め
られた情報の要約、原文、またはそれらの一部をサービ
スインフォメーションとして携帯情報端末装置側に送信
するステップと、送信するサービスインフォメーション
の提供料金を計算し課金情報を作成するステップと、を
備える。

【００２６】（１７）情報配信方法として、サーバが、
ユーザ端末に記憶されている単位予定データを該ユーザ
端末から受信するステップと、該サーバが、該受信した
単位予定データを用いて予定関連情報を検索するステッ
プと、該サーバが、該単位予定データと該予定関連情報
とを該ユーザ端末が関連付けて表示するように、該単位
予定データと該予定関連情報とを関連付ける情報を該予
定関連情報とともに該ユーザ端末に送信するステップ
と、を備えることを特徴とする。

【００２７】（１８）情報配信方法として、サーバが、
ユーザ端末の予定表データに含まれている単位予定デー
タと該単位予定データを識別する単位予定ＩＤとを該ユ
ーザ端末から受信するステップと、該サーバが、該受信
した単位予定データを用いて予定関連情報を検索するス
テップと、該サーバが、該単位予定データと該予定関連
情報とを該ユーザ端末が関連付けることができるよう
に、該予定関連情報とともに該単位予定ＩＤ又は該単位
予定ＩＤから生成されかつ該単位予定データを識別可能
なＩＤを該ユーザ端末に送信するステップと、を備える
ことを特徴とする。

【００２８】（１９）情報配信方法として、サーバが、
ユーザ端末に記憶されている予定表データを該ユーザ端
末から受信するステップと、該サーバが、該受信した予
定表データに含まれる単位予定データに対して該単位予
定データを用いて検索された予定関連情報を付加するこ
とにより生成された予定表データを該ユーザ端末に送信
するステップと、を備えることを特徴とする。

【００２９】（２０）情報配信方法として、サーバが、
ユーザ端末に記憶されている予定表データを該ユーザ端
末から受信するステップと、該サーバが、該受信した予
定表データに含まれる単位予定データに対して該単位予
定データを用いて検索された予定関連情報を付加し、該
受信した予定表データのうち該単位予定データが入力さ
れていない時間帯に対して広告を付加することにより生
成された予定表データを該ユーザ端末に送信するステッ
プと、を備えることを特徴とする。

【００３０】（２１）情報配信方法として、サーバが、
単位予定データの入力画面データをユーザ端末に送信す
るステップと、該サーバが、該入力画面に入力された該
単位予定データをユーザ端末から受信するステップと、
該サーバが、該受信した単位予定データを用いて検索さ
れた予定関連情報を該単位予定データと関連付けて予定
表データベースに記憶するステップと、該サーバが、該
単位予定データと該予定関連情報とを予定表データベー
スから読み出して、該単位予定データと該予定関連情報
とが関連付けられて表示される予定表画面データを生成
し、該予定表画面データを該ユーザ端末に送信するステ
ップと、を備えることを特徴とする。

【００３１】（２２）情報配信方法として、サーバが、
ユーザ認証情報をユーザ端末から受信するステップと、
該サーバが、該受信したユーザ認証情報を用いてユーザ
認証をするステップと、該サーバが、該ユーザ認証によ
り該ユーザが正当であると判断された場合に、予定表デ
ータベースから該ユーザの予定表データを読み出し、予
定表画面データを生成し、該予定表画面データを該ユー
ザ端末に送信するステップと、該サーバが、単位予定デ
ータの入力画面データの要求を該ユーザ端末から受信す
るステップと、該サーバが、該要求に応答して該入力画
面データを生成し、該入力画面データを該ユーザ端末に
送信するステップと、該サーバが、該入力画面に入力さ
れた該単位予定データをユーザ端末から受信するステッ
プと、該サーバが、該受信した単位予定データを用いて
検索された予定関連情報を該単位予定データと関連付け
て該予定表データベースに記憶するステップと、該サー
バが、該単位予定データと該予定関連情報とを予定表デ
ータベースから読み出して、該単位予定データと該予定
関連情報とが関連付けられて表示される予定表画面デー
タを生成し、該予定表画面データを該ユーザ端末に送信
するステップと、を備えることを特徴とする。

【００３２】（２３）上記（２１）又は（２２）におい
て、前記予定表画面データを前記ユーザ端末に送信する
ステップにおいて、前記予定表画面データは、前記単位
予定データが入力されていない時間帯に広告が表示され
るように生成されること、を特徴とする。

【００３３】（２４）情報配信装置として、ユーザ端末
が記憶している予定表データを該ユーザ端末から受信す
る通信部と、該受信した予定表データに含まれる単位予
定データを用いて予定関連情報を検索し、該予定関連情
報を該単位予定データに付加する制御部と、を備え、該
通信部は、該予定関連情報が該単位予定データに付加さ
れた予定表データを該ユーザ端末に送信すること、を特
徴とする。

【００３４】（２５）情報配信装置として、ユーザがユ
ーザ端末に入力した単位予定データを該ユーザ端末から
受信する通信部と、該受信した単位予定データを用いて
予定関連情報を検索する制御部と、該単位予定データと
該予定関連情報とを関連付けて記憶する記憶部と、を備
え、該通信部は、該ユーザ端末から該単位予定データの
表示の要求を受信し、該制御部は、該単位予定データと
該予定関連情報とを該記憶部から読み出し、該単位予定
データと該予定関連情報とが関連付けられて表示される
表示画面データを生成し、該通信部は、該表示画面デー
タを該ユーザ端末に送信すること、を特徴とする。

【００３５】（２６）ソフトウェアとして、制御部と通
信部と記憶部と表示部とを有するコンピュータに、該制
御部が、該記憶部に記憶されている予定表データに含ま
れている単位予定データを読み出す手順と、該通信部
が、該読み出された単位予定データを所定のサーバに送
信する手順と、該通信部が、該単位予定データを用いて
該サーバにより検索された予定関連情報を受信する手順
と、該記憶部が、該受信した予定関連情報を該送信した
単位予定データと関連付けて記憶する手順と、該表示部
が、該送信した単位予定データと該受信した予定関連情
報とを関連付けて表示する手順と、を実行させることを
特徴とする。

【００３６】（２７）情報配信方法として、端末装置か
ら送信された予定に関する予定データを受信するステッ
プと、受信した該予定データに関する予定関連情報を検
索するステップと、該予定データと該予定関連情報とを
該端末装置が関連付けて表示可能に、該予定データと関
連付けて該予定関連情報を送信するステップと、を備え
ることを特徴とする。

【００３７】（２８）情報配信装置として、端末装置か
ら送信された予定に関する予定データを受信する受信手
段と、受信した該予定データに関する予定関連情報を検
索する検索手段と、該予定データと該予定関連情報とを
該ユーザ端末が関連付けて表示可能に、該予定データと
関連付けて該予定関連情報を送信する送信手段と、を備
えることを特徴とする。

【００３８】（２９）情報端末装置として、予定に関す
る予定データを送信する送信手段と、該予定データを用
いて検索され、該予定データに関する予定関連情報を受
信する受信手段と、該受信した予定関連情報を表示する
表示手段と、を備えることを特徴とする。

【００３９】（３０）情報端末装置として、予定に関す
る予定データを送信する送信手段と、該予定データに関
して検索され、該予定データに関連付けられた予定関連
情報を受信する受信手段と、該受信した予定関連情報を
該予定データと関連付けて表示する表示手段と、を備え
ることを特徴とする。

【００４０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面を用いて説明する。

【００４１】説明中において、ＰＩＭ（Personal Infor
mation Manager）とは個人が携帯情報端末装置において
スケジュール表や住所録、作業予定表やメモなど個人の
情報を管理するためのソフトウェアを指し、ＰＩＭデー
タとは該ＰＩＭにより管理される個人の情報を指す。ま
た、サービスインフォメーションとは、店舗の開店時
間、閉店時間や名勝の位置、ニュースなどの情報の要約
や原文、またその情報が得られるウェブサイトへのリン
クを含む情報を指す。また、単位予定とは、予定の時
間、予定の場所、予定の内容が各１つ以下ずつ含まれて
構成される予定表を指す。また、予定パックとは、入力
された予定表をサービスサーバに送信する形へ整形した
ものを指す。

【００４２】図１は、本発明の携帯情報端末装置の実施
例を示す図である。

【００４３】図１において、１００は携帯情報端末装
置、１０１は装置制御用のＣＰＵ（Central Processing
Unit）、１０２は、ＲＡＭ（Random Access Memor
y）、ＲＯＭ（Read Only Memory）、またはハードディ
スクなどから構成され、ＰＩＭ（Personal Information
Manager（個人が携帯情報端末装置においてスケジュー
ル表や住所録、作業予定表やメモなど個人の情報を管理
するためのソフトウェア））、ＰＩＭデータ（ＰＩＭに
より管理される個人の情報）、制御ソフトウェア、通信
ソフトウェアなどを記録する記録部、１０３は年月日や
時刻を保持する時計、１０４はＬＣＤ（Liquid Crystal
Device）等の表示部、１０５は、ＰＩＭデータの入力
や、ウェブサイト上のコンテンツを視聴する場合など、
入力操作に用いられるボタンやタッチパネル等の入力
部、１０６は、本携帯情報端末装置をインターネットな
どのネットワークに接続する通信モジュールである。年
月日や時刻は上記記録部に保持するようにしてもよい。

【００４４】図２は、図１の携帯情報端末装置において
入力されるＰＩＭデータ例やその表示例を示す。

【００４５】図２において、２００は携帯情報端末装
置、２０１はＬＣＤ、２０２は入力装置、２０３は予定
日時、２０４は予定内容、２０５は予定場所である。本
例では携帯情報端末装置２００は、ＬＣＤ２０１上にＰ
ＩＭデータの一例である予定表を表示している。予定日
時２０３は、予定内容２０４及び予定場所２０５と関連
して表示されることにより、予定表としてユーザに確認
される。ユーザは、入力装置２０２を通じて予定表を入
力及び操作する。

【００４６】図３は、図２のように入力されたＰＩＭデ
ータに基づいて、携帯情報端末装置がネットワークを介
しサーバからサービスインフォメーションの提供を受け
る場合の説明図である。

【００４７】図３において、３０１は携帯情報端末装
置、３０２は基地局、３０３はサービスサーバ、３０４
はネットワーク、３０５、３０６はコンテンツサーバで
ある。携帯情報端末装置３０１は無線もしくは有線を用
いて、基地局３０２に接続される。基地局３０２は、ネ
ットワーク３０４に接続される。ネットワーク３０４に
は、サービスサーバ３０３とコンテンツサーバ３０５、
３０６が接続されている。サービスサーバ３０３は、携
帯情報端末装置３０１のＰＩＭデータに関連したサービ
スインフォメーションを提供するサーバである。コンテ
ンツサーバ３０５、３０６は、一般にはウェブサイトと
呼ばれるものがこれに該当する。

【００４８】図４は、図３の携帯情報端末装置の動作の
フローチャートを示す。

【００４９】図４のフローチャートにおいて、処理が開
始されると、ユーザは携帯情報端末装置３０１に予定表
を入力する（ステップ４０１）。本ステップ４０１で
は、予定時間、予定内容、予定場所の少なくともいずれ
かを含む予定表が入力される。予定表が入力されると、
携帯情報端末装置３０１は、予定表を基に予定パックを
作成する（ステップ４０２）。予定パックが作成される
と、携帯情報端末装置３０１は、サービスサーバ３０３
に予定パックを送信する（ステップ４０３）。送信され
た予定パックはサービスサーバ３０３に受信され、受信
された予定パックを基に返信パックを作成して送信する
（ステップ４０４）。送信された返信パックは携帯情報
端末装置３０１が受信する。受信された返信パックは携
帯情報端末装置３０１内に保持される（ステップ４０
５）。保持された返信パックに基づいた情報は、ユーザ
が本携帯情報端末装置３０１を使用する際に表示される
（ステップ４０６）。

【００５０】図５及び図６は、上記ステップ４０６の表
示画面例を示す。

【００５１】図５は、予定表に基づいたサービスインフ
ォメーションの表示例である。

【００５２】図５において、５００はＬＣＤ、５０１は
予定場所、５０２は、予定時間２０３または予定内容２
０４に関連するか、予定場所２０５のみに関連する情報
とその件数及び更新情報である。ユーザが、例えばお好
み有名店を選択したとすると、ＬＣＤ５００の表示は、
図６の表示に遷移する。なお、５００と６００は同一Ｌ
ＣＤとする。６０１はユーザの選択した項目、６０２は
各情報の概要、６０３は該当するウェブサイトのリンク
情報である。６０３を選択することにより該当するウェ
ブサイトを表示することができる。このような画面が表
示されることにより、ユーザは、簡易な操作で、予定表
に関連したサービスインフォメーションをネットワーク
経由で得ることができる。

【００５３】図７は、図４に示すステップ４０１の内容
を示すフローチャートである。

【００５４】図７において、処理が開始されると、携帯
情報端末装置はユーザに対して入力するかどうかを尋ね
る（ステップ７０１）。ステップ７０１では、携帯情報
端末装置が条件を設定し入力の可否を判断してもよい。
入力しない場合は処理を終了する。入力する場合は、携
帯情報端末がユーザに対し、どの項目について入力する
かの選択を求める（ステップ７０２）。ステップ７０２
は、携帯情報端末装置が条件を設定し、入力する項目を
携帯情報端末装置が選択してもよい。予定時刻、予定内
容、予定場所のいずれを選択した場合でも、選択した項
目の内容についてユーザが入力し（ステップ７０３）、
ステップ７０１に移行する。

【００５５】図８は、図７の処理により、入力された予
定データから、サービスサーバに送信するように形成さ
れた予定パックを示す。

【００５６】図８において、８００は予定表、８０１は
単位予定ＩＤの項目、８０２は開始日時の項目、８０３
は終了日時の項目、８０４は予定場所の項目、８０５は
予定検索キーワードの項目である。表８００は８０１か
ら８０５の５項目から成る。単位予定ＩＤ８０１は、図
２においては、予定時間２０３、予定内容２０４、予定
場所２０５の少なくともいずれかが組み合わされた単位
予定を特定するためのＩＤである。開始日時８０２は、
単位予定が開始される日時を示す。同様に終了日時８０
３は、単位予定を終了する日時を示す。予定場所８０４
は、単位予定に関連する場所を示す。なお、予定場所８
０４は、携帯情報端末装置内に保持される表により、入
力された文字列での予定場所を数値や英数字等の文字で
表されるコードに変換するか、または変換せずに入力さ
れた文字列を予定場所８０４として使用する。予定検索
キーワード８０５は、予定内容２０４の全部または、後
述する登録済みキーワードなどの辞書を用いて抽出した
一部の文字列や、ユーザの嗜好などを基に携帯情報端末
装置が作成する。予定検索キーワード８０５は、サービ
スインフォメーションの検索時に用いられる。予定検索
キーワード８０５は、登録済みキーワードを用いる場合
と、予定内容に記載される文字列をそのまま用いる場合
とがある。

【００５７】図９は、登録済みキーワードを用いる場合
の一例の説明図である。

【００５８】図９において、９００は登録済みキーワー
ド、９０１は、登録済みキーワードのＩＤであり、登録
済みキーワードの管理のために用いる。９０２は登録済
みキーワードであり、記載されている文字列は、ユー
ザ、携帯情報端末装置またはサービスサーバが登録した
文字列である。携帯情報端末装置が予定検索キーワード
を作成する際に、予定内容の文字列から登録済みキーワ
ードと同一の文字列を抜き出すことにより、よりユーザ
の意図した予定検索キーワードを自動的に作成し易くな
る。

【００５９】図１０は、上記登録済みキーワード９００
とユーザにより入力された予定データにより、予定表８
００を作成する動作の流れを示す。

【００６０】図１０において、処理が開始されると、携
帯情報端末装置は、予定場所を内蔵されている場所辞書
（場所辞書：場所の名前と地名や名勝などの名前をコー
ド化した変換表）に基づきコード変換する（ステップ１
００１）。また、該場所辞書は携帯情報端末装置内に全
てを保持する必要はなく、必要に応じてネットワーク経
由でダウンロードしてもよい。また、予定場所の文字列
をそのまま予定パックの予定場所８０４に使用する場合
は、ステップ１００１をスキップしてもよい。次に、ユ
ーザの入力した予定内容から登録済みキーを検索する
（ステップ１００２）。ステップ１００２においては、
登録済みキーワードを辞書として用いることにより、検
索キーワードとしてふさわしい名詞などの単語を、簡易
な操作で抽出することができる。また、検索キーワード
としてユーザが使用したくない単語を登録済みキーワー
ドとして登録しないことにより、検索を希望しないとい
うユーザの意図を反映させることができ、また、不必要
な情報を携帯情報端末装置外に漏出させない効果もあ
る。次に、ステップ１００２で検索された単語を予定検
索キーとして選出する（ステップ１００３）。このと
き、ステップ１００２で検索された単語以外に、ユーザ
の嗜好を表す単語を選出してもよい。次のステップとし
て、単位予定ＩＤ、開始日時、終了日時、予定場所、予
定検索キーから予定パックを作成する（ステップ１００
４）。以上で処理を終了する。

【００６１】図１１は、予定パックを携帯情報端末装置
３０１からサービスサーバ３０３へ送信する際に使用及
び付加される荷札１１００についての説明図である。

【００６２】図１１において、荷札１１００は、ユーザ
ＩＤ１１０１、送信日時１１０２、送信先サービスサー
バ１１０３、受信方法１１０４から構成される。ユーザ
ＩＤ１１０１は、本予定パックの所有者を明示するため
のものである。送信日時１１０２は、本予定パックを送
信した日時を記録するものであり、ネットワークやサー
バ等の都合でサービスサーバへの予定パック到着が開始
日時１１０２または終了日時１１０３より遅延した場合
などに、サービスサーバ３０３側で予定パックを廃棄す
るときなどの判断条件として用いられる。送信先サーバ
１１０３は、予定パックの送付先であるユーザが意図し
たサービスサーバを特定するためのアドレスもしくはＩ
Ｄなどであり、誤配信などを避ける場合に用いられる。
受信方法１１０４は後述する返信パックの携帯情報端末
装置の受信方法を記述したものであり、例えばＵＲＬ及
び要約、などと指定する。

【００６３】図１２は、荷札１１００に基づいて携帯情
報端末装置３０１がサービスサーバ３０３に予定パック
を送信する場合の手順を示すフローチャートである。

【００６４】図１２において、携帯情報端末装置３０１
は、基地局３０２に接続するなどして、ネットワーク３
０４へ接続される（ステップ１２０１）。ネットワーク
に接続されると、携帯情報端末装置３０１は、サービス
サーバ３０３に予定パックを送信する（ステップ１２０
２）。該ステップ１２０２において、予定パックの送信
方法としては、電子メールやファイル転送プロトコルを
利用した通信などが考えられる。

【００６５】図１３は、予定パックを受信して、返信パ
ックを返信するサービスサーバ１３００の実施例であっ
て、ハードウェアの構成例を示す。

【００６６】図１３において、１３０１はＣＰＵであ
り、各ユニットの制御により、サービスサーバのサービ
スを提供する。１３０２はＲＡＭ、ＲＯＭ、ハードディ
スクなどの記録部であり、返信パックを作成するために
必要なデータや、サービスサーバの制御ソフトウェアあ
るいは通信ソフトウェアなどを記録する。１３０３は年
月日や時刻を保持する時計である。年月日や時刻はＲＡ
Ｍ／ＲＯＭに保持されてもよい。１３０４は通信モジュ
ールであり、本サービスサーバをインターネットなどの
ネットワークに接続するために必要なモジュールを提供
する。

【００６７】図１４は、サービスサーバ３０３が予定パ
ックを受信した際のデータ処理手順のフローチャートで
ある。

【００６８】図１４において、サービスサーバ３０３
は、予定パックを受信すると（ステップ１４０１）、予
定パックを解析する（ステップ１４０２）。該ステップ
１４０２は、暗号化されている予定パックの復号や、予
定パックの文字列やコードをサービスサーバの内部コー
ドに変換する作業などがある。予定パックを解析する
と、返信パックを作成する（ステップ１４０３）。返信
パックは、図５や図６のような情報を表示するのに必要
なデータである。次に、返信パックを送信する（ステッ
プ１４０４）。

【００６９】図１５は、返信パックを作成する際に行わ
れるサービスインフォメーションの絞り込み検索処理に
ついての説明図である。処理が開始されると、まず場所
コードで絞り込む（ステップ１５０１）。ステップ１５
０１は場所コードと、サービスサーバ上のサービスイン
フォメーションの場所コードとの積で絞り込まれる。次
に予定検索キーワードを用いてサービスインフォメーシ
ョンを絞り込む（ステップ１５０２）。次に、予定日時
により、サービスインフォメーションを絞り込む（ステ
ップ１５０３）。ステップ１５０１からステップ１５０
３の順番は入れ替わってもよい。また、ステップ１５０
１からステップ１５０３のいずれかを省いてもよい。ま
た、サービスインフォメーションの絞り込みにおいて、
場所コードや日時での検索が不可能な場合は、場所コー
ドを場所名に変換して予定検索キーワードに追加しても
よい。また、日時を予定検索キーワードに追加してもよ
い。

【００７０】図１６及び図１７は、返信パックの構成の
説明図である。返信パックは、項目定義データ１６００
と情報データ１７００から構成される。項目定義データ
１６００は、サービスインフォメーションを項目別に分
けた場合の項目の意味を定義するために使用され、情報
データ１７００は情報ＩＤと加工されたサービスインフ
ォメーションから構成される。本例においては、項目は
６項目あり、項目１から項目６がそれぞれ、１６０２か
ら１６０７までに対応している。単位予定ＩＤ１６０１
は、予定パック８００の単位予定ＩＤ８０１に対応して
いる。サービスインフォメーションは項目１（１６０
２）から項目６（１６０７）まであり、各項目の意味は
１６００に記載されている。１７０１は、情報ＩＤであ
り、単位予定ＩＤに数値列が付加されている。情報ＩＤ
は携帯情報端末内のＩＤであって、単位予定ＩＤを類推
できるＩＤであれば、１７０１の作成方法以外の方法で
作成されてもよい。また、各項目のデータは１７００の
１７０２から１７０７までに記載されている。

【００７１】図１８は、返信パックをサービスサーバ３
０３から携帯情報端末装置３０１へ送付する際に使用及
び付加される荷札１８００についての説明図である。荷
札１８００は、ユーザ１８０１、送信日時１８０２、送
信元サービスサーバ、受信方法１８０４から構成され
る。ユーザＩＤ１８０１は、本返信パックの返信先を明
示するためのものである。送信日時１８０２は、本返信
パックを返信した日時を記録するものであり、ネットワ
ークやサーバ等の都合で携帯情報端末装置３０１への到
着が開始日時１８０２もしくは終了日時１８０３より遅
延した場合などに、携帯情報端末装置３０１側で返信パ
ックを廃棄する場合などの判断条件として用いられる。
送信元サーバ１８０３は、返信パックの送信元であるサ
ーバを特定するためのアドレスもしくはＩＤなどであ
り、誤配信を避ける場合に用いられる。受信方法１８０
４は返信パックの記述方法について記載されている。

【００７２】図１９は、上記荷札１８００に基づいてサ
ービスサーバ３０３が携帯情報端末装置３０１に返信パ
ックを送信する場合の手順についてのフローチャートで
ある。サービスサーバ３０３はネットワーク３０４へ接
続される（ステップ１９０１）。ネットワークに接続さ
れると、サービスサーバ３０１は、携帯情報端末装置３
０１に返信パックを送信する（ステップ１９０２）。こ
のステップ１９０２における返信パックの送信方法とし
ては、電子メールやファイル転送プロトコルを利用した
通信などが考えられる。

【００７３】上記実施例において、サービスサーバ３０
３が、携帯情報端末装置３０１へのサービスインフォメ
ーションの提供に関し料金を計算して課金情報として出
力する課金手段を備える。課金情報としては、携帯情報
端末装置３０１に対する情報提供料金情報や、サービス
サーバ３０３が、事業者等（または事業者等の端末）か
らの広告依頼等の情報提供依頼を受けて、返信パックに
広告情報等の有益情報を付加して送信する場合の該事業
者等（または事業者等の端末）への広告料金等の情報提
供料金の情報などがある。

【００７４】図２０から図２３は、上記事業者等（また
は事業者等の端末）に対し課金を行う場合の説明図であ
る。

【００７５】図２０は、本携帯情報端末装置とコンテン
ツサーバ及びサービスサーバを用いた情報配信システム
の説明図である。符号２００１から２００６は図２の場
合と同様である。携帯情報端末装置２００１は、無線ま
たは有線を用いて基地局２００２に接続される。基地局
２００２は、ネットワーク２００４に接続可能である。
ネットワーク２００４には、サービスサーバ２００４、
コンテンツサーバ２００５、２００６が接続されてい
る。２００７は、ネットワーク２００４に接続可能な認
証端末である。該認証端末２００７は、携帯情報端末装
置２００１とも無線または有線で接続可能になってい
る。事業者等２００８は、コンテンツサーバ２００６及
び認証端末２００７の使用権を有するものとする。該事
業者等２００８は、パソコン端末や携帯情報端末等によ
りコンテンツサーバ２００６に対し商品情報等広告情報
を提供する。

【００７６】図２１、図２２及び図２３は、本携帯情報
端末装置、コンテンツサーバ及びサービスサーバを用い
た情報配信システムの動作概要のフローチャートであ
る。図２１は携帯情報端末２００１の動作概要を示し、
図２２はサービスサーバ２００３の動作概要を示し、図
２３は事業者等２００８の操作端末の動作概要を示す。

【００７７】図２０から図２３において、事業者等２０
０８は、パソコン端末や携帯情報端末等により、サービ
スサーバ２００３に対して広告情報を登録する（ステッ
プ２３０１）。サービスサーバ２００３は、返信パック
を作成し送信するステップ４０４（図４）において、事
業者等２００８の広告情報等の有益情報を付加する（ス
テップ２２０１）。事業者等２００８の広告情報等の有
益情報としては、商品情報等の他に、例えば、事業者等
２００８に対して使用可能なクーポン券やサービス券な
どの情報も含む。サービスサーバ２００３は、携帯情報
端末２００１に対し有益情報付きの返信パックを送信す
る（ステップ２２０２）。携帯情報端末２００１は、返
信パックを受信し（ステップ２１０１）、広告情報等有
益情報も表示する（ステップ２１０２）。携帯情報端末
２００１は、事業者等２００８に対して、上記有益情報
がクーポン券やサービス券の場合であってこれを行使す
る際、認証端末２００７または基地局２００２に対し
て、該有益情報を行使したことを通知する（ステップ２
１０３）。同ステップにおいて、認証端末２００７また
は基地局２００２は、サービスサーバ２００３に対して
事業者等２００８の有益情報が行使されたことを通知す
る（ステップ２３０２）。サービスサーバ２００３は有
益情報が行使されたことを確認する（ステップ２２０
３）。サービスサーバ２００３は、有益情報送信に対す
る料金を計算し課金情報として作成して記憶し、所定時
期に事業者（広告主）２００８の端末に対し送信する。
事業者等２００８は、サービスサーバ２００３の課金情
報に基づき、サービスサーバで情報配信を行っている配
信業者等に対して情報提供料金の支払いを行う（ステッ
プ２３０３）。なお、サービスサーバは、課金情報とし
て、事業者等２００８またはその操作端末への課金情報
と、サービスインフォメーションを受ける携帯情報端末
またはその使用者への課金情報との双方を作成し送信す
るようにしてもよい。その場合、例えば、広告情報等有益
情報の付加されたサービスインフォメーションの受信回
数などによって、上記携帯情報端末またはその使用者へ
の課金額を割引くようにしてもよい。

【００７８】上記本発明の実施例によれば、（１）操作
者は簡易な操作で予定に関連した情報を入手でき、入手
先も知ることができる。（２）入力した予定表の一部か
ら、予定表に関連するサービスインフォメーションを得
ることができる。（３）携帯情報端末装置は必要な情報
及び型で予定表に関連するサービスインフォメーション
を得ることができる。（４）操作者が位置情報を入力す
る手間を軽減できるとともに、正確な位置情報を送信す
ることができる。（５）携帯情報端末装置は送信する単
位予定と受信する単位予定に基づいたサービスインフォ
メーションの同一性を確認することができる。（６）操
作者の操作を妨害しないタイミングで、自動的に予定表
を送信することができる。（７）操作者が希望する時間
に自動的に予定表を送信することができる。（８）ネッ
トワークに接続された他の機器も、予定パックの送信に
よりサービスインフォメーションを受信することができ
る。（９）予定場所に関連したサービスインフォメーシ
ョンを選出することができる。（１０）携帯情報端末装
置の操作者に対して地理的に関連の高いサービスインフ
ォメーションを選出することができる。（１１）携帯情
報端末装置の操作者や予定に関連の高いサービスインフ
ォメーションを選出することができる。（１２）操作者
はサービスインフォメーションの検索結果を簡便に確認
することができる。（１３）操作者は予定に関連したサ
ービスを受けることができ、サーバの管理者等サービス
提供者は的確なサービスの提供ができる。（１４）事業
者等からの広告や割引に関する有益情報を、予定パック
といっしょに受信できる。また、（１５）予定に関連す
るサービスインフォメーションの課金割引を受けること
も可能である。

【００７９】なお、特許請求の範囲に記載した発明に関
連した発明で、上記実施例に記載してある発明として
は、（１）予定時刻データ、予定場所データ、または予
定内容データに含まれる単語を特定し登録キーワードと
して保存するとともに、ネットワーク上のサーバに送信
する手段を備え、該手段として、単位予定の入力完了後
より設定された時間が経過したことを検出し、該検出に
よりネットワーク上のサーバに単位予定を含む予定デー
タのパックを送信するようになっている携帯情報端末装
置、（２）予定時刻データ、予定場所データ、または予
定内容データに含まれる単語を特定し登録キーワードと
して保存するとともに、ネットワーク上のサーバに送信
する手段を備え、該手段として、携帯情報端末装置自身
またはネットワーク上のサーバに保持されている予定デ
ータパックの送信の設定日時を参照する手段を備え、該
設定日時に予定データパックをネットワーク上のサーバ
に送信するようにした携帯情報端末装置、（３）検索手
段が、予定データのパックに含まれる予定日時データ、
予定場所データ、予定検索キーの少なくともいずれかを
用いてサービスインフォメーションと比較し、一致する
サービスインフォメーションを選出する手段を備えてい
るサーバ、（４）検索手段が、予定データのパックに含
まれる予定場所またはその周辺場所のサービスインフォ
メーションを選出する手段を備えているサーバ、（５）
検索手段が、予定データのパックに含まれる複数の予定
場所を結ぶ地図の経路上、交通機関の移動経路上または
それらの周辺場所のサービスインフォメーションを選出
する手段を備えているサーバ、（６）検索手段が、該携
帯情報端末装置の操作者の個人情報を参照する手段と、
受信した予定データのパックの予定検索キーに付加する
手段を備えているサーバ、（７）検索手段が、受信した
予定データのパックに含まれる予定時間、予定場所また
は予定検索キーのいずれかに合致するウェブサイトのＵ
ＲＬを、サービスインフォメーションの検索結果として
上記送信手段側に出力し、該送信手段は該ＵＲＬを送信
する構成を備えているサーバ、等がある。

【００８０】次に、本発明の第２の実施例を説明する。
第２の実施例は上述の第１の実施例とほぼ同様である。
主に異なっている点は、携帯情報端末が、予定表の画面
において送信した予定データと受信したサービスインフ
ォメーションとを関連付けて記憶し表示する点である。

【００８１】まず、ユーザが携帯情報端末の予定表に予
定を入力する。携帯情報端末は第１実施例と同様にして
予定パックを作成する。この予定パックには図８に示し
た通り単位予定を識別するためのＩＤである単位予定Ｉ
Ｄが含まれている。携帯情報端末は作成した予定パック
をサービスサーバに送信する。サービスサーバは、この
予定パックを受信し、この受信した予定パックに含まれ
ている単位予定ＩＤを記録部１３０２に一時記憶する。
サービスサーバは、受信した予定パックに含まれている
単位予定データに関連するＷＥＢ情報などを検索する。
ＷＥＢ情報とは、インターネットに接続されるウェブサ
イト上に存在するデータなどや、アクセスにより情報を
提供するすべての形態のサーバ上のデータを含む。ま
た、これらウェブサイトやサーバのネットワーク上の構
成は、図３の３０５に相当するものでも良い。サービス
サーバは、検索された予定関連ＷＥＢ情報それぞれに情
報ＩＤを割り当てる。情報ＩＤとは、単位予定ＩＤから
導き出されるＩＤであって、検索結果に含まれる複数の
関連ＷＥＢ情報それぞれに割り当てられるＩＤである。
サービスサーバは、クーポンなどの有益情報をこの検索
結果に付加してもよい。サービスサーバは、単位予定Ｉ
Ｄと情報ＩＤと検索結果とを返信パックとして携帯情報
端末に送信する。この返信パックを受信した携帯情報端
末は、単位予定ＩＤと情報ＩＤとを用いて、その単位予
定と予定関連ＷＥＢ情報とを関連付けて記録部１０２に
記憶する。携帯情報端末は、その単位予定を表示する際
に、予定関連ＷＥＢ情報を関連付けて表示する。また、
サービスサーバのネットワーク上の構成は、図３の３０
３に相当するものでも良い。

【００８２】図２４は、予定表のカレンダー表示におい
て単位予定と予定関連ＷＥＢ情報とを関連付けて表示し
ている表示画面の例を示す。図２４において、２４００
〜２４０５は図２の２００〜２０５に対応している。２
４０６はそれが付されている単位予定に予定関連ＷＥＢ
情報があることを示している。

【００８３】図２５は、単位予定の詳細表示において単
位予定と予定関連ＷＥＢ情報とを関連付けて表示してい
る表示画面の例を示す。２５０１は予定時刻を、２５０
２は予定場所を２５０３は予定内容にそれぞれ対応して
おり、これらはあらかじめユーザが入力したデータであ
る。２５０４はサービスサーバから受信したサービスイ
ンフォメーションである。この例ではサービスインフォ
メーションの表示欄を別途設けた例で説明しているが、
これに限るものではなく、単位予定とサービスインフォ
メーションとが関連付けられて表示されればよい。例え
ば、２５０３に表示される予定内容の中にサービスイン
フォメーションを追記する方法でも構わない。

【００８４】なお、以上の説明では予定表データに含ま
れる単位予定データをサービスサーバに送信するように
して説明したが、これに限られない。例えば、個々に送
信していた単位予定データの代わりに予定表データを送
信するようにしても良い。この場合、サービスサーバは
予定表データに含まれている単位予定データそれぞれに
ついて上述の処理をする。

【００８５】また、以上の説明では、単位予定データと
予定関連情報とを関連付ける情報として、単位予定ＩＤ
又は情報ＩＤを用いるように説明しているが、これに限
られない。例えば、携帯情報端末のＩＰアドレスと送信
時刻を用いて、以上の説明と同様に単位予定データと予
定関連情報とを関連付けることもできる。又は、検索に
用いた単位予定データを予定関連情報とともに返信する
ことにより、単位予定データと予定関連情報とを関連付
けるようにしてもよい。その他両者を関連付けられる方
法であればよい。

【００８６】以上説明した第２実施例によれば、ユーザ
は、携帯情報端末の予定表にて自分の予定を確認する際
に、その予定に関連するＷＥＢ情報を容易に入手するこ
とができる。またＷＥＢ情報を提供するサーバを運営す
るＷＥＢ運営者は、ユーザの予定に合わせた的確なタイ
ミングで、ユーザに対しＷＥＢの宣伝活動をすることが
できる。予定表の中にリンクが貼られるのでその宣伝効
果は極めて大きい。またサービスサーバを運営するサー
ビス業者は、ユーザとＷＥＢ運営者との仲介をし、ユー
ザに対してはユーザの予定に関連するＷＥＢ情報を提供
し、ＷＥＢ運営者に対してはユーザの予定に合わせた的
確なタイミングでそのＷＥＢの宣伝活動を支援する。こ
れにより、サービス業者はユーザ及びＷＥＢ運営者双方
にとって魅力的なサービスを提供することができる。サ
ービス業者は、ユーザからは情報提供料を徴収し、ＷＥ
Ｂ運営者からはＷＥＢ宣伝活動支援料を徴収する。ある
いは、ユーザからは情報提供料を徴収せず、ＷＥＢ宣伝
活動支援料のみを徴収するようにしても良い。これによ
り、サービス業者は収益をあげることができる。

【００８７】次に、本発明の第３実施例を説明する。第
３実施例は第２実施例をさらに一歩進めたものである。
主に異なっている点は、ユーザの予定表の空き時間の部
分に対して、その部分に適切な広告を挿入する点であ
る。

【００８８】図２６は、第３実施例における携帯情報端
末とサービスサーバとのフローチャートを示す図であ
る。

【００８９】まずステップ２６０１でユーザは、携帯情
報端末の予定表に予定を入力する。ステップ２６０２で
携帯情報端末は、入力された予定を用いて予定パックを
作成する。この予定パックには複数の単位予定が含まれ
るが、あらかじめ予定パックに含める単位予定の期間を
定めておくと良い。例えば、今日から２週間先までの予
定、という具合である。この場合、携帯情報端末は、今
日から２週間先までの単位予定を用いて予定パックを作
成する。もちろん全ての単位予定を用いて予定パックを
作成しても良い。ステップ２６０３で携帯情報端末は作
成した予定パックをサービスサーバに送信する。

【００９０】ステップ２６０４でサービスサーバは、予
定パックを受信する。ステップ２６０５でサービスサー
バは、ユーザプロファイルの読み出しをする。ユーザプ
ロファイルはサービスサーバの記録部１３０２（図１
３）に予め記憶されている。又はサービスサーバとは別
にデータベースを設置して、このデータベースがユーザ
プロファイルを記憶しても良い。ユーザプロファイルに
は、ユーザの嗜好に関する情報や過去の予定の履歴など
が含まれている。

【００９１】ステップ２６０６〜ステップ２６０９でサ
ービスサーバは、ユーザの予定表のうち予定のある部分
（ユーザが予定を入力した部分）について次のような処
理をする。ステップ２６０６でサービスサーバは、受信
した予定パックの中に含まれる複数の単位予定のうち最
初の１つを特定する。ステップ２６０７でサービスサー
バは、第２実施例と同様に、その特定された単位予定に
関連するＷＥＢ情報を検索する。ステップ２６０８でサ
ービスサーバは、クーポンなどの有益情報を検索結果に
付加する。ステップ２６０９でサービスサーバは、受信
した予定パックのうち未処理の単位予定があるかどうか
を判断する。もし未処理の単位予定がある場合にはステ
ップ２６０６に戻り、単位予定についての処理を繰り返
す。もし未処理の単位予定がない場合にはステップ２６
１０に進む。

【００９２】ステップ２６１０〜２６１４でサービスサ
ーバは、ユーザの予定表のうち予定のない部分（ユーザ
が予定を入力していない部分、即ち空き時間）について
次のような処理をする。ステップ２６１０でサービスサ
ーバは、予定パックの中に含まれる空き時間のうち最初
の１つを特定する。これは、予定パックに含める単位予
定の期間（例えば今日から２週間先まで）のうちユーザ
が予定を入力していない部分を検索して１つを特定す
る。

【００９３】ステップ２６１１でサービスサーバは、そ
の空き時間にユーザがいる可能性の高い場所（推測場
所）を推測する。これは、その空き時間の前後に予定が
ある場合には、その予定から推測する。例えば、空き時
間の前後の予定場所が同一であれば、その間の空き時間
はその予定場所にユーザがいると推測する。また、空き
時間の前後のうち片方のみに予定がある場合も同様にそ
の予定場所にいると推測してもよい。前後の予定が入力
されていない場合は、ユーザプロファイルを用いて推測
場所を推測しても良い。例えば、ユーザの住所や勤務地
の情報をもとに、その場所あるいはその周辺地域を推測
場所として推測しても良い。またユーザプロファイルに
含まれるユーザの行動履歴をもとに、頻繁に訪れる場所
や前日または前週にユーザがいた場所を推測場所として
推測しても良い。

【００９４】ステップ２６１２でサービスサーバは、ユ
ーザの行動を推測し、ユーザが欲する情報は何であるか
を推測する。これは、ステップ２６１３でサービスサー
バが広告を選択する際に用いる情報である。具体的に
は、ユーザプロファイルから判断されるユーザの嗜好に
合わせて、ユーザがその空き時間に欲する情報を推測す
ることが出来る。例えば、映画の好きなユーザに対して
は映画の情報、喫茶店でくつろぐことが多いユーザに対
しては周辺の喫茶店の情報、本が好きなユーザに対して
は新刊の情報や周辺の本屋の情報、を推測する。また逆
に、ユーザが欲しない情報についても推測する。例え
ば、その空き時間の前後に食事の予定がある場合に、ユ
ーザがその空き時間に食事の情報を欲することは少ない
と推測することができる。あるいは、その空き時間が昼
食時でありながら昼食の予定が入力されていなく、かつ
前後にも食事の予定が無い場合は、その空き時間にはユ
ーザはおそらく昼食を取るであろうと推測することがで
きる。また例えば、空き時間の前後の予定の予定場所が
異なり、空き時間とその２ヶ所の移動時間とが近い場合
は、ユーザはその空き時間は専ら移動をしていることが
推測される。従って、ユーザはこの空き時間では、移動
に関する情報または移動しながらでも可能な行動に関す
る情報を欲すると推測できる。例えば交通情報や、移動
中に携帯情報端末で閲覧可能なＷＥＢ情報などである。

【００９５】ステップ２６１３でサービスサーバは、そ
の空き時間に挿入する広告を選択する。具体的には、ス
テップ２６１０で特定された空き時間と、ステップ２６
１１で推測された推測場所と、ステップ２６１２で推測
されたユーザの推測行動とを用いて、その時間・場所・
行動に適合した広告を選択する。例えば、まず時間帯で
広告を絞り込み、場所で広告を絞り込み、行動で広告を
絞り込むことができる。時間帯で絞り込むとは、例え
ば、催し物など時間帯が重要な情報において、その時間
帯では利用不可能なものを選択の対象から外すことをい
う。場所で絞り込むとは、例えば、その推測場所では利
用不可能なものを選択の対象から外すことをいう。行動
で絞り込むとは、例えば、その推測行動に合致する広告
を選択することをいう。

【００９６】ここで、選択された広告が多数ある場合
は、その選択の範囲を狭くし、適切な数（ユーザが予め
設定してもよく、あるいはサービス業者が設定しても良
い）になるようにする。例えば、その時間帯に特に特典
があるときはその情報を優先し、推測場所により近い場
所で利用できる情報を優先し、推測行動との合致の度合
いが高い情報を優先するようにして、選択の範囲を狭く
すれば良い。逆に選択された広告が無いあるいは少ない
場合は、その選択の範囲を広くして適切な数になるよう
にする。例えば、推測場所周辺に該当する広告が無い場
合でもその推測場所から近い順に複数を選択するように
し、その推測行動に合致する広告が無い場合でもその行
動に関連する広告を選択するようにする。そして、以上
により選択された広告が、現在処理中の空き時間に広告
として挿入される。

【００９７】なお、ここで広告は複数選択され、さらに
最も適切なものとその他のものとで分けられること又は
優先順位がつけられることが望ましい。複数選択される
ことによりユーザに広告を選択させる余地を残し、最も
適切なもの又は優先順位の最も高いものを最初にユーザ
に提示することによりユーザの使い勝手や広告の利用率
を向上させることができる。

【００９８】また、広告とはできる限り広い意味で解釈
し、商品やサービスやＷＥＢサイトの宣伝、イベント情
報、広く世の中に知らせること、などを含む。さらに、
ニュース、天気予報、占い、交通情報、「今日は何の
日」などの情報も広告とみなして空き時間に挿入するこ
とができる。

【００９９】ステップ２６１４でサービスサーバは、未
処理の空き時間があるか否かを判断する。未処理の空き
時間がある場合には、ステップ２６１０に戻り、上述し
たような空き時間の処理を繰り返す。未処理の空き時間
がない場合には、ステップ２６１５に進む。

【０１００】ステップ２６１５でサービスサーバは、返
信パックを作成して、携帯情報端末に送信する。これは
第１実施例と同様である。返信パックは図１７のように
単位予定ごとに作成して送信してもよく、または受信し
た期間内の全ての単位予定の返信パックをまとめた形で
作成して送信してもよい。

【０１０１】ステップ２６１６で携帯情報端末は、この
返信パックを受信する。ステップ２６１７で携帯情報端
末は、この受信した返信パックを記録部１０２に記憶す
る。ステップ２６１８で携帯情報端末は、予定表のアプ
リケーションを起動して予定を表示させる際に、返信パ
ックに含まれている予定関連情報と広告とをその予定と
関連付けて表示する。関連付けて表示するとは、第２実
施例と同様に、予定表のカレンダー表示において、単位
予定については、単位予定に予定関連情報が付加されて
いることを示すマーク等がその周辺に表示され、空き時
間については、その空き時間に広告自体または広告の縮
小版または広告がある旨のマーク等が表示される。一
方、予定表の詳細表示においては、単位予定であればそ
の内容と予定関連情報の内容とが表示され、空き時間で
あればそこに挿入された広告が表示される。

【０１０２】なお、ユーザが自分の予定のみを閲覧した
い場合もあるため、広告についてはいつでもその表示／
非表示を切り換えることができるようにする。また、広
告の表示方法としては、複数の広告が挿入されている場
合に、最も適切なもの又は最も優先順位の高いもののみ
を最初に表示し、あわせて残りの広告を表示するための
マーク等を表示させることもできる。この場合、そのマ
ークがユーザ操作により選択されたときに、残りの広告
を表示するようにする。また、ユーザが入力しようとす
る単位予定は広告より優先される。即ち、広告で埋めら
れた空き時間の部分にユーザが予定を入力しようとする
と、その広告は非表示になるか又は削除されるようにす
る。あるいはその空き時間の前後に移動可能な広告であ
れば、そこに移動するようにしてもよい。

【０１０３】また、本実施例では全ての空き時間に広告
を挿入するように説明したが、必ずしもこのようにする
必要は無い。例えば、サーバで任意に間引く（例えば空
き時間２つに対しいずれか一方にのみ広告を挿入する、
あるいは各空き時間に対して一定の確率で広告を挿入す
る）ようにしてもよい。この場合、ステップ２６１０に
おいてサービスサーバが空き時間を特定する際に、全て
の空き時間を特定するのではなく、上述のように間引い
て特定するようにする。またユーザが広告を挿入するか
否かを選択できるようにしてもよい。その選択は、例え
ば、全ての空き時間に一切広告を挿入しないようにする
ことも可能であり、または空き時間ごとに広告を挿入す
るか否かの選択をすることも可能である。前者の場合、
サービスサーバはステップ２６１０〜２６１４の処理を
しない。後者の場合は例えば次のようにすることができ
る。ユーザは１週間単位でどの時間帯には広告を挿入
し、どの時間帯には広告を挿入しないかを予め設定して
おく。例えば、平日９時から１７時まで（会社にいるた
め）及び全曜日の２４時から６時まで（睡眠中であるた
め）は広告を挿入しないがその他の時間帯には広告を挿
入する、という設定をしておく。この設定は携帯情報端
末に記憶され、予定パックを送信する際に、この設定を
予定パックに含めて送信する。サービスサーバは予定パ
ックに含まれているこの設定を一時記憶し、ステップ２
６１０において空き時間を特定する際に、広告を挿入し
ないと設定されている時間帯にある空き時間は特定せ
ず、広告を挿入すると設定されている時間帯にある空き
時間のみを特定する。

【０１０４】図２７は、第３実施例における携帯情報端
末の予定表のカレンダー表示の表示画面の例を示した図
である。図２７において、２７０１〜２７０５は図２の
２００〜２０５に対応しており、説明を省略する。２７
０６は、このマークが付された予定には予定関連情報が
付加されていることを示すマークである。２７０７はサ
ービスサーバにより挿入された広告である。ユーザが入
力した予定とサービスサーバが挿入した広告とを見分け
るために表示方法を変える。ここでは広告の前に「Ｐ
Ｒ」マークを付し、これは広告であることを見て分かる
ようにしている。また文字のサイズや色やフォントや位
置などを変えることにより、見分けるようにしても良
い。２７０８もサービスサーバにより挿入された広告で
ある。この広告はプルダウン式になっており、展開する
ことにより複数の広告を見て選択することができるよう
になっている。上述の通り広告が複数選択されているの
で、そのうち最も適切なもの又は最も優先順位の高い広
告が最初に表示され、展開したときに残りの広告が表示
される。

【０１０５】図２８は、第３実施例における携帯情報端
末の予定表の広告の詳細画面の表示の例を示した図であ
る。第３実施例において広告は単位予定と同様のデータ
構造をしている。即ち、日時と場所と内容とを有したデ
ータ構造である。これにより通常の単位予定と同様に表
示をすることができる。そしてサービスインフォメーシ
ョンとして上述の通り複数選択された広告それぞれのＷ
ＥＢ情報が表示される。

【０１０６】なお、広告の表示方法は図２８のような表
示方法に限られるものではなく、他の方法でも構わな
い。例えば、カレンダー表示で広告を選択すると、詳細
画面が表示されるのではなく直接その広告のＷＥＢサイ
トにリンクしてもよい。

【０１０７】以上説明した第３実施例によれば、ユー
ザ、ＷＥＢ運営者、サービス業者ともに第２実施例と同
様の効果を得ることができる。さらに、ユーザは、ユー
ザが予定を入力していない空き時間についても、その時
間や場所やユーザ行動が推測された上で選択される広告
が挿入されるので、空き時間を有効利用するための情報
を容易に入手することができる。ＷＥＢ運営者は、ユー
ザが予定を入力していない空き時間については、ユーザ
に利用される可能性の高い広告を挿入することにより、
ＷＥＢの宣伝活動をより有効にすることができる。サー
ビス業者は、ＷＥＢ運営者からＷＥＢ宣伝活動支援料に
加え広告料も徴収することができる。また、広告の挿入
を許可することを条件としてユーザの情報提供料を無料
とし、利用ユーザ数の増加を期待することもできる。こ
のようにしてサービス業者は収益をあげることができ
る。さらに、携帯情報端末をあまり使わない人や予定表
にマメに入力しない人であっても、予定表にはその空き
時間に適切な広告が挿入されるので、携帯情報端末を使
う楽しみが増える。

【０１０８】次に、本発明の第４の実施例を説明する。
第４の実施例は上述の第１〜３の実施例とほぼ同様であ
る。異なっている点は主に、第１〜３の実施例では予定
データの記憶は携帯情報端末で行うが、第４の実施例で
はサービスサーバが予定データを記憶する点である。

【０１０９】図２９は、第４実施例における携帯情報端
末とサービスサーバとのフローチャートを示す図であ
る。

【０１１０】ステップ２９０１で携帯情報端末は、サー
ビスサーバの予定表ホームページにアクセスする。ステ
ップ２９０２でサービスサーバは、携帯情報端末からの
予定表ホームページアクセスを受信する。ステップ２９
０３でサービスサーバは、ユーザの予定表データを予定
表データベースから読み出し、予定表画面を作成する。
予定表データベースには既に登録済みの予定データと検
索済みの予定関連情報と挿入済みの広告が、第３実施例
と同様に含まれている。サービスサーバは、これらのデ
ータを読み出し、予定表画面を作成する。予定表画面
は、例えば図２７のような画面である。ここでは、予定
表画面は日単位で表し、ユーザからアクセスされて最初
の表示では「今日」の予定表を表示するようにする。な
お、予定表画面は日単位ではなく週単位や月単位や年単
位で表してもよく、最初の表示は「今日」に限るもので
はなく、最後に表示した日など他の日でも良い。また、
日単位や週単位や月単位や年単位はユーザの所定の操作
により自由に表示切替をすることができる。ステップ２
９０４でサービスサーバは、作成した予定表画面を携帯
情報端末に送信する。

【０１１１】ステップ２９０５で携帯情報端末は、予定
表画面を受信して表示する。ステップ２９０６でユーザ
は、予定入力を選択する。予定入力の選択は、日単位で
表示している場合には入力する予定の開始時刻をクリッ
クし、週単位や月単位や年単位の場合には入力する予定
の日付をクリックすることにより選択する。または、図
示していないが「予定入力」ボタンを設けて、このボタ
ンをクリックすることにより、予定入力の選択をしても
よい。ステップ２９０７で携帯情報端末は、予定入力画
面の要求をサービスサーバに送信する。この際、既に予
定データとして存在するものもサービスサーバに送信す
る。例えば、開始時刻をクリックした場合は、日付と開
始時刻のデータを送信する。日付がクリックされた場合
は、その日付を送信する。なお、ここでは週単位や月単
位や年単位の場合に日付をクリックすると予定入力とし
て説明したが、日付をクリックした場合はその日付の日
単位の表示に切り替り、時刻をクリックすることで予定
入力が選択されるようにしても良い。

【０１１２】ステップ２９０８でサービスサーバは、予
定入力画面の要求を受信する。ステップ２９０９でサー
ビスサーバは、予定入力画面を作成する。これは、新規
予定入力の場合は図２５や図２８において各項目が空欄
になっているものである。なお、上述のように日付や開
始時刻を受信している場合は、その日付や開始時刻を予
め入力された予定入力画面を作成する。ステップ２９１
０でサービスサーバは、作成した予定入力画面を携帯情
報端末に送信する。

【０１１３】ステップ２９１１で携帯情報端末は、予定
入力画面を受信して表示する。ステップ２９１２でユー
ザは、予定を入力する。これは図２５や図２８の画面に
おいて空欄を入力し、または既に入力されている日付や
開始時刻を編集することにより、予定入力をする。ステ
ップ２９１３で携帯情報端末は、入力された単位予定か
ら予定パックを作成し、予定パックをサービスサーバに
送信する。

【０１１４】ステップ２９１４でサービスサーバは、予
定パックを受信する。ステップ２９１５でサービスサー
バは、その予定パックに含まれる単位予定のデータに関
連するＷＥＢ情報を検索し、また、新たに発生した空き
時間に対して適切な広告を選択し挿入する。この予定関
連ＷＥＢ情報の検索や広告の選択挿入は、第３実施例と
同様である。サービスサーバは、この予定関連ＷＥＢ情
報や広告を、ユーザの予定表データと関連付けて予定表
データベースに記憶する。ステップ２９１６でサービス
サーバは、ユーザの予定表データを予定表データベース
から読み出し、予定表画面を作成する。この際、ステッ
プ２９０３と同様に、予定表データベースに記憶されて
いる登録済みの予定データと検索済みの予定関連情報と
選択済みの広告とを読み出して予定表画面を作成する。
当然、このときの予定表データベースにはステップ２９
１５で記憶した予定データと予定関連情報と広告とが含
まれているので、ここで作成される予定表画面には上述
の新規予定入力が反映されている。ステップ２９１７で
サービスサーバは、この作成された予定表画面を携帯情
報端末に送信する。

【０１１５】ステップ２９１８で携帯情報端末は、サー
ビスサーバが送信した予定表画面を受信して表示する。
この表示画面は図２７と同様である。ステップ２９１９
でサービスサーバは、予定詳細画面の選択をする。予定
詳細画面の選択は、表示されている予定または広告を選
択することにより行う。これは、その予定または広告の
詳細を確認するためまたは編集するために行われる。ス
テップ２９２０で携帯情報端末は、予定詳細画面の要求
をサービスサーバに送信する。

【０１１６】ステップ２９２１でサービスサーバは、予
定詳細画面の要求を受信する。ステップ２９２２でサー
ビスサーバは、そのユーザのその要求されている予定詳
細画面に対応する予定表データと予定関連ＷＥＢ情報と
広告とを予定表データベースから読み出し、予定詳細画
面を作成する。ステップ２９２３でサービスサーバは、
この作成した予定詳細画面を携帯情報端末に送信する。

【０１１７】ステップ２９２４で携帯情報端末は、サー
ビスサーバが送信した予定詳細画面を受信して表示す
る。予定詳細画面は図２８と同様である。これによりユ
ーザは、その予定または広告の詳細について確認するこ
とができる。また予定詳細画面は各項目を編集可能とな
っており、ユーザは必要があればその項目を編集するこ
とができる。編集のフローは新規予定の入力のフロー
（ステップ２９１２〜２９１８）と同様である。即ち、
ユーザが各項目を編集して「ＯＫ」ボタンをクリックす
ることにより、編集後の内容がサービスサーバに送信さ
れる。サービスサーバはこれを受信して、新たな内容に
基づいて予定関連ＷＥＢ情報を検索し、新たに空き時間
が発生する場合はその空き時間に対して適切な広告を挿
入する。サービスサーバは、再度予定表データベースか
ら予定表データと予定関連情報と広告とを読み出して予
定表画面を作成し、携帯情報端末に送信する。携帯情報
端末はこれを受信して表示する。

【０１１８】以上説明した第４実施例によれば、ユー
ザ、ＷＥＢ運営者、サービス業者ともに第３実施例と同
様の効果を得ることができる。さらに、ユーザは、携帯
情報端末の中に予定表のソフトもデータも有している必
要が無いので、メモリ容量の使用量の削減に役立つ。予
定表のデータはサービスサーバに記憶されているので、
ユーザはどの端末からでもサービスサーバにアクセスし
て自分の予定を管理することができるという効果もあ
る。サービス業者は、ユーザの予定表データを予定表デ
ータベースに保有しユーザに負担をかけないため、ユー
ザ獲得をより容易にすることができる。またユーザにと
ってもサービス業者にとっても、１回に送受信するデー
タサイズが第３実施例よりも小さくなるため、通信料の
節約という効果がある。

【０１１９】次に、本発明の第５の実施例を説明する。
第５の実施例は上述の第３の実施例をさらに一歩進めた
ものである。主に異なっている点は、ユーザによる予定
表の入力が無くても広告等の情報が配信され、ユーザの
予定表に表示される点である。

【０１２０】図３０は、第５実施例における携帯情報端
末とサービスサーバとのフローチャートを示す図であ
る。

【０１２１】まずステップ３００１でユーザは、登録情
報を入力する。登録情報とは、ユーザの年齢や名前、住
所、性別、電話番号、嗜好、趣味など、ユーザの個人情
報を指す。登録情報には、例えば自動車や子供向け情報
など、どのような広告の配信を希望するかなどの情報も
含まれる。また、好きな会社や嫌いな会社、広告の配信
を行う広告代理店などの指定を行うこともできる。ま
た、雑誌名を指定し、該当する雑誌に掲載されている情
報の受信を希望するかどうかなどの情報も含まれる。こ
れら入力された登録情報は、サービスサーバに送信され
る。ステップ３００２でサービスサーバは、受信した登
録情報を記憶する。ステップ３００３でサービスサーバ
は、登録情報を記録部から読み出す。これらステップ３
００１からステップ３００３は無くてもよい。その場合
は、ステップ３００４から開始される。ステップ３００
４では、携帯情報端末に送信する広告を選択する。登録
情報が存在する場合には、登録情報に関連した広告を選
択する。例えば、ユーザの登録情報が自動車の広告の配
信を希望する指定になっている場合、自動車の展示会の
広告など、関連した広告を選択する。ステップ３００４
の別の方法では、処理開始時点で予め決められている配
信したい広告を、ユーザがその広告を必要とするかどう
かを登録情報により判定してもよい。例えば、処理開始
時点でサービスサーバがバーゲンの情報を配信したい場
合、登録情報ではバーゲン情報の受信を希望しない指定
になっているユーザに対しては、ステップ３００４で処
理が終了する。ステップ３００５でサービスサーバは、
ステップ３００４で選択された広告を元に返信パックを
作成し、送信する。ステップ３００６で携帯情報端末
は、返信パックを受信する。ステップ３００７で携帯情
報端末は、返信パックを記憶する。ステップ３００８で
携帯情報端末は、受信した返信パックに基づいて広告な
どを予定表に表示する。表示画面例は、図２７の２７０
７や２７０８と同様である。以上で処理が終了する。

【０１２２】なお、広告配信のタイミングは以下の通り
である。１つには広告配信の準備ができたらすぐに配信
することができる。即ち、サービスサーバの記録部に広
告が登録され、配信できる状態になったときに、すぐに
配信する。

【０１２３】また、決まった日時まで待つこともでき
る。例えば、バーゲン開始５分前に配信する、というよ
うに広告配信のタイミングを見計らうことができる。こ
の予め広告配信するタイミングをサービスサーバに登録
しておいてもよく、あるいは広告配信を指示するメッセ
ージを例えば店員が用いる端末から受信したときに広告
配信するようにしてもよい。また、ネットワークのトラ
フィックを考慮して配信することもできる。例えば、サ
ービスサーバがネットワークのトラフィックを監視して
おり、予め定めた条件を満たしている場合に広告配信を
するようにしても良い。また、日時のみを広告配信のタ
イミングの条件とすることも勿論できる。即ち、予め定
めた日時になったときに広告を配信する。

【０１２４】あるいは、広告が所定の量だけ集まったと
きに配信するようにしても良い。これは複数の広告をま
とめて配信する場合に有効である。またこの際、複数の
広告をまとめて圧縮して配信することもできる。

【０１２５】また、以上の説明では返信パックを送信す
るとして説明したが、次のようにしても良い。即ち、配
信する情報としては、広告と広告に付随する情報があ
り、それぞれ以下に説明する。

【０１２６】まず広告については、文字より構成される
広告や、画像で構成される広告や、音声や音楽・動画な
どがあってもよい。そして広告を提示する方法として、
点滅などのスクリプトが含まれていても良い。

【０１２７】また、広告に付随する情報としては、広告
を表示すべき日時の情報、広告の種類、広告の配信元を
特定する情報、などがある。広告を表示すべき日時の情
報は、端末が予定表に広告を表示する際に、その表示す
る位置を決定する際に用いられる。なお、広告を表示す
べき日時の情報は、必ずしも日付と時刻との双方を含む
必要はなく、例えば、広告を表示すべき日時の情報は日
付のみを含み、時刻については端末側で指定することも
可能であり、逆に広告を表示すべき日時の情報は時刻の
みを含み、日付については端末側で指定することも可能
である。広告の種類とは、その中身が何であるかの情報
であり、例えば、自動車に関する情報、飲食店に関する
情報、などである。

【０１２８】そして、広告の配信元を特定する情報と
は、例えば、次のように用いることができる。まずユー
ザが広告配信元を登録する。この登録は、例えば、広告
配信元のホームページにアクセスし、ユーザと広告配信
元が広告配信に関する契約を交わし、広告配信元は端末
上に広告を表示するためのパスワードを取得する。そし
て、広告配信元は、ユーザを特定しないで、いわゆるブ
ロードキャストで広告を配信する。但、ユーザを特定し
ても構わない。そして、端末上に広告を表示するパスワ
ードを含んだ広告のみが、端末の予定表に表示される。

【０１２９】また、配信する広告は、予定表のデータ形
式に準拠するようにしてもよい。このようにすれば、予
定表に簡単に広告を表示することができる。また、予定
表に表示した広告はリンクとすることもでき、この場合
は、その広告を選択することにより、ブラウザ等のアプ
リケーションが起動され、そのアプリケーション上で表
示されるようにしても良い。

【０１３０】また、広告と広告の種類の情報を配信し、
端末側で表示するか否かの判断をするようにすることも
できる。即ち、端末にユーザの登録情報と同様の情報を
記憶しておき、受信した広告に付随している広告の種類
の情報とユーザの登録情報とを対比して、ユーザが表示
を希望する広告である場合に表示するようにする。例え
ば、ユーザの嗜好を登録しておき、その嗜好に合致する
広告のみを表示するようにすることもできる。

【０１３１】また受信した広告をどこに表示するかを端
末側で設定できるようにしても良い。例えば、金曜日の
夜や土曜日・日曜日の昼から夕方がゴールデンタイムで
あるというユーザの場合は、この時間帯にはユーザの嗜
好に最も合致する広告を表示するようにすることもでき
る。

【０１３２】この場合は、サーバは、広告に広告の種類
の情報を付随して配信するようにする。そして、端末
は、受信した広告の種類の情報と予め記憶しているユー
ザの登録情報に含まれる例えば嗜好に関する情報とを対
比させて表示する場所を決定する。決定の方法として
は、まず、ユーザの嗜好に対応した時間帯を準備する。
これはユーザが作成してもよく、あるいは、サービス業
者が作成したものをユーザがダウンロードしてもよい。
例えば、飲食店の情報であれば金曜日の夜に表示し、屋
外で行われるイベントの情報であれば日曜日の昼に表示
する、という表示すべき時間帯を設定する。そして、端
末は広告を受信すると、広告の種類の情報と準備した時
間帯とに従って、表示すべき場所を決定する。なお、同
じ時間帯に表示すべき広告が複数ある場合は、広告の種
類の情報とユーザの登録情報とを対比して、合致する項
目が多い順に優先順位を高く設定し、優先順位の高い順
に表示し、あるいは最も高いもののみを表示するように
する。

【０１３３】また、広告を表示する位置が空き時間か否
かを端末が判断しても良い。判断しないとした場合は、
既に予定がある時間帯には並列に表示することとしても
良い。判断するとした場合は、既に予定がある時間帯に
は広告を表示しないとしてもよく、あるいは並列に表示
するようにしても良い。

【０１３４】また、以上の説明ではユーザの登録情報を
用いて広告の選択をしたが、他の情報を用いて選択をす
ることもできる。例えば、友人からの推薦が付いている
広告は優先的に表示するようにしても良い。あるいは、
流行に適合する広告を優先的に表示するようにしても良
い。

【０１３５】以上説明した第５実施例によれば、多くの
広告をユーザに提示することができるので、ＷＥＢ運営
者等の広告主のメリットが増加する。従って、サービス
業者は多くの広告主から依頼を受けることができる。ま
た、第１〜第４の実施例においてユーザへのサービスを
有料としている場合において、その料金を減額あるいは
無料化することができる。

【０１３６】以上、第１実施例から第５実施例を説明し
た。しかし本発明はこれらに限られるものではなく、そ
の本質を変えず様々な実施の形態があることは言うまで
も無い。

【０１３７】以上の説明では、ユーザが用いる端末は全
て携帯情報端末として説明しているが、パソコンやその
他ネットワークと接続してデータの送受信ができる端末
であってもよい。もちろん携帯情報端末にはＰＤＡや携
帯電話やＰＨＳが含まれている。

【０１３８】また、携帯情報端末に予定データを入力後
サービスサーバに送信するタイミングについては、いく
つかの方法がある。例えば、入力した直後に送信するこ
とができる。これはすぐに予定関連情報や広告を入手で
きるので良い。又は、入力後一定時間が経過するのを待
って送信することができる。一定時間の間に複数の予定
を入力すれば１回の送信になるので便利であり通信費の
節約になる。又は、予定表を終了したときに送信するこ
とができる。これは時間をかけて複数の予定を入力した
際にも１回の送信になるので便利であり通信費の節約に
なる。又は所定の時刻に自動的に送信するようにしても
良い。例えば、毎日０：００に送信するようにし、翌日
以降の予定について予定関連情報や広告を入手するよう
にしてもよい。この場合、長期間にわたり予定表に予定
を入力していなくても、広告が更新される。又は「送
信」ボタンを設けて、このボタンを操作することにより
送信するようにしても良い。これにより、ユーザの意思
を直接反映させることができる。

【０１３９】一方、サーバが携帯情報端末に予定関連情
報や広告を送信するタイミングについても、いくつかの
方法がある。例えば、サーバが予定関連情報の検索をし
た直後にその結果を送信するようにすることができる。
この場合、ユーザは直ちに検索結果を知ることができ便
利である。又は、予定パックを受信してもすぐには処理
せず、予定日あるいはその前日に検索をして携帯情報端
末に送信することもできる。この場合、検索結果は最新
のものとなり、より有効な情報を提供することができ
る。又は、ユーザが一旦予定表を終了し次に予定表を開
いたときに送信することもできる。これはユーザが予定
入力のみをし確認をせずに予定表を終了する場合もある
ため、その場合に送信するのではなく、ユーザが予定表
を確認するタイミングに合わせて必要な情報を送信する
ようにしたものである。

【０１４０】また、多くのユーザは朝、その日の予定を
確認するために予定表を開くことが多いので、朝にサー
ビスサーバの負荷が集中することが懸念される。これに
対応するため、深夜（例えば２：００〜５：００）の間
に、携帯情報端末とサービスサーバとの間で、自動的に
予定データや予定関連情報や広告の送受信を行うように
してもよい。そして携帯情報端末とサービスサーバとの
双方にタイムスタンプを付し、その後ユーザが予定を確
認しようとした際にタイムスタンプも送信し、サービス
サーバは自ら記憶しているタイムスタンプと受信したタ
イムスタンプとが一致するときは処理を行わないように
することもできる。これにより朝の負荷の集中を軽減す
ることができる。

【０１４１】また、予定関連ＷＥＢ情報としては、直接
関連するホームページのみではなく、そのようなホーム
ページにアクセスできるような情報でも良い。例えば、
レストランに関して具体的に説明すると、予定に関連す
るレストランについて掲載されているホームページのみ
ではなく、レストランの検索サイトにおいてそのユーザ
の予定に合わせた条件で検索した結果そのものを予定関
連ＷＥＢ情報としてもよく、あるいは、ディレクトリ型
検索サイトにおけるその予定に関連するカテゴリを予定
関連ＷＥＢ情報としても良い。

【０１４２】また、以上の説明では予定関連情報の検索
や広告の選択の際にユーザプロファイルを用いた。ユー
ザプロファイルとは、ユーザに関する様々な情報のこと
である。例えば、ユーザの名前や住所、連絡先、生年月
日、年齢、性別、職業、勤務先などの個人情報や、ユー
ザの好きな物や好きな場所、興味のあることなどの嗜好
情報や、ユーザのこれまでの予定データの蓄積である履
歴情報や、その履歴情報から求めた統計情報や、誕生日
や結婚記念日などの記念日情報などがある。なお、これ
らの情報は、ユーザが最初にユーザ登録をするように
し、その際にこれらの情報を登録するようにすると良
い。あるいは、携帯情報端末がこれらの情報を記憶して
おり、必要に応じてサービスサーバに送信するようにし
ても良い。

【０１４３】また、サービス業者は、自らが提供するサ
ービス内容を掲載したホームページやカタログ等の資料
を作成して、そのサービスを宣伝する。例えば次のよう
にすることができる。ホームページにはユーザ登録画面
へのリンクが貼られている。ユーザはこのホームページ
を閲覧してサービス内容を知り、ユーザ登録画面へ飛ん
でユーザ登録を行う。またホームページには他のＷＥＢ
運営者向けの説明も掲載されており、またＷＥＢ運営者
登録ページへのリンクもある。ＷＥＢ運営者はこの説明
によりサービス内容を理解し、ＷＥＢ運営者登録ページ
で登録をする。又はサービス業者からＷＥＢ運営者に営
業をかけて、登録を促しても良い。

【０１４４】また、以上の説明では予定表ソフトウェア
について特定していないが、具体的には次のようにして
実現する。例えば、携帯情報端末に本発明に好適な予定
表ソフトウェアをインストールする。このソフトウェア
は、通常の予定表ソフトウェアの機能に加え、上述した
本発明の機能を有している。又は、予定表ソフトウェア
は通常の予定表ソフトウェアを用いて、さらにその予定
表ソフトウェアを本発明に対応させるためのプラグイン
のような補助ソフトウェアをインストールすることもで
きる。なお、これらのソフトウェアは、コンピュータ読
取り可能な記憶媒体に記憶されて配布されたり、ネット
ワークを介して配布されたりする。なおソフトウェアと
はコンピュータの動作に関するプログラムのことをい
う。

【０１４５】また、以上の説明では省略しているが、ユ
ーザ端末がサービスサーバにアクセスしたときに、ユー
ザ認証を行うようにしても良い。例えば、ユーザ登録の
際に予めユーザＩＤとパスワードなどのユーザ認証情報
を各ユーザに付与しておき、ユーザ認証の際にユーザが
そのユーザＩＤとパスワードなどのユーザ認証情報を入
力する。サービスサーバはユーザに関する情報を記憶し
ているユーザファイルを参照して、そのユーザＩＤとパ
スワードなどのユーザ認証情報が正しいか否かを判断
し、正しい場合は正当なユーザであると判断する。これ
により、不当なユーザによる不正行為を防ぐことができ
る。

【０１４６】また、以上の説明では、ユーザ操作におい
て「クリック」という操作を用いたが、これは便宜的な
ものであり、タッチパネルであれば「タップ」でもよ
く、さらに、その他のキー操作であっても構わない。

【０１４７】また、以上の説明では、「予定関連情報」
や「予定関連ＷＥＢ情報」との用語を用いたが、これら
は「予定に関連している情報」の意であり、サービスイ
ンフォメーションと同様である。即ち、店舗の開店時
間、閉店時間や名勝の位置、ニュースなどの情報の要約
や原文、またその情報が得られるウェブサイトへのリン
クを含む情報である。

【０１４８】また、以上の説明において、広告は自動的
に予定表の中に挿入されるようにしているが、他の方法
でも広告を挿入することができる。例えば、サービスサ
ーバは、以上説明した方法と同様にユーザの空き時間に
挿入するのに適切な広告を選択する。サービスサーバ
は、その広告を予定表の中にすぐに挿入するのではな
く、その広告をそのユーザにメールで配信する。このメ
ールの中には、その広告を予定表に挿入するためのリン
クが貼られている。ユーザはこのリンクをクリックする
ことにより、その広告を予定表に挿入することができ
る。詳細には、予定表データを携帯情報端末が記憶して
いる場合には、そのリンクをクリックすることにより携
帯情報端末の予定表が開き、その広告が所定の空き時間
に挿入される。また、予定表データをサービスサーバが
記憶している場合には、そのリンクをクリックすること
により、携帯情報端末はサービスサーバにアクセスし予
定表ホームページを開き、その広告が所定の空き時間に
挿入される。このようにすることにより、ユーザはまず
メールで広告を見ることができ、必要な広告のみを予定
表に挿入することができるようになる。また、サービス
業者は、広告の挿入の選択をユーザの判断に任せること
により、より充実したサービスを提供することができる
ようになる。

【０１４９】また、以上の説明において、携帯情報端末
はおよびサービスサーバおよびコンテンツサーバは、サ
ーバ・クライアントモデルにおいてサーバ機能もしくは
クライアント機能の少なくともいずれかの機能を持つ装
置である。携帯情報端末およびサービスサーバおよびコ
ンテンツサーバは、それぞれが対等な関係であってもよ
い。対等な関係とは、それぞれがサーバ機能を有し、ま
たクライアント機能を有する。これら対等な関係はピア
ツーピア技術を用いて実現されてもよい。また、以上の
説明において、携帯情報端末およびサービスサーバおよ
びコンテンツサーバは、装置として存在するものである
必要はなく、ソフトウェアとして存在してもよい。例え
ば、携帯情報端末は携帯情報端末機能ソフトウェアとし
て、サービスサーバはサービスサーバ機能ソフトウェア
として、コンテンツサーバはコンテンツサーバ機能ソフ
トウェアとして存在してもよい。

【０１５０】

【発明の効果】本発明によれば、携帯情報端末装置にお
いて、自己の予定情報を、簡易操作によって短時間に入
手できる。ＷＥＢ運営者は、携帯情報端末に対してその
ユーザの予定に合わせて自己のウェブサイトの宣伝活動
をすることができる。そして、サービス業者は、ユーザ
とＷＥＢ運営者との双方に対して魅力的なサービスを提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す図である。

【図２】図１の実施例における予定表入力例を示す図で
ある。

【図３】サーバからサービスインフォメーション提供を
受ける説明図である。

【図４】図３の携帯情報端末装置の動作のフローチャー
トを示す図である。

【図５】予定表入力の結果得られる情報例を示す図であ
る。

【図６】予定表入力の結果得られる情報例を示す図であ
る。

【図７】予定表入力のフローチャートである。

【図８】入力データに基づく予定パック例を示す図であ
る。

【図９】登録済みキーワード例を示す図である。

【図１０】予定パック作成のフローチャートである。

【図１１】予定パックに使用する荷札例の図である。

【図１２】予定パックのサービスサーバへの送信のフロ
ーチャートである。

【図１３】サービスサーバの構成例を示す図である。

【図１４】サービスサーバの動作のフローチャートであ
る。

【図１５】サービスサーバによるサービスインフォメー
ション検索のフローチャートである。

【図１６】サービスサーバが送信する返信パックの項目
定義データ例を示す図である。

【図１７】サービスサーバが送信する返信パックの情報
データ例を示す図である。

【図１８】返信パックの送信に使用する荷札例を示す図
である。

【図１９】返信パックの送信のフローチャートである。

【図２０】情報配信システムの説明図である。

【図２１】図２０における携帯情報端末の動作のフロー
チャートである。

【図２２】図２０におけるサービスサーバの動作のフロ
ーチャートである。

【図２３】図２０における事業者（広告主）の操作端末
の動作のフローチャートである。

【図２４】予定表のカレンダー表示において単位予定と
予定関連ＷＥＢ情報とを関連付けて表示している表示画
面の例を示す図である。

【図２５】単位予定の詳細表示において単位予定と予定
関連ＷＥＢ情報とを関連付けて表示している表示画面の
例を示す図である。

【図２６】第３実施例における携帯情報端末とサービス
サーバとのフローチャートを示す図である。

【図２７】第３実施例における携帯情報端末の予定表の
カレンダー表示の表示画面の例を示した図である。

【図２８】第３実施例における携帯情報端末の予定表の
広告の詳細画面の表示の例を示した図である。

【図２９】第４実施例における携帯情報端末とサービス
サーバとのフローチャートを示す図である。

【図３０】第５実施例における携帯情報端末とサービス
サーバとのフローチャートを示す図である。

【符号の説明】

１００…携帯情報端末装置、 １０１…ＣＰＵ １０２
…記録装置、 １０３…時計、 １０４…表示装置、
１０５…入力装置、 １０６…通信モジュール。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 15/00 Ｇ０６Ｆ 15/00 ３１０Ｕ 15/02 ３３５ 15/02 ３３５Ｅ ３５５ ３５５Ａ 17/60 ３２６ 17/60 ３２６ ５０６ ５０６ ＺＥＣ ＺＥＣ (72)発明者 藤原 正樹 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Ｆターム(参考） 5B019 GA10 HE18 KA04 5B075 KK07 KK35 KK40 ND20 PP28 PQ02 PQ32 UU08 UU40 5B085 AA08 AC04 BE03 BE07 BG03

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ネットワークに接続可能な携帯情報端末装
   置であって、 入力された予定時刻データ、予定場所データ、または予
   定内容データの少なくともいずれかをネットワーク上の
   サーバに送信する第１の手段と、 該サーバから、予定関連のウェブサイトのＵＲＬ、ウェ
   ブサイトに収められた情報の要約、原文、またはそれら
   の一部をサービスインフォメーションとして受信する第
   ２の手段と、 受信した該情報の要約、原文、またはそれらの一部を表
   示する第３の手段と、 を備えたことを特徴とする携帯情報端末装置。
2. 【請求項２】ネットワークに接続可能な携帯情報端末装
   置であって、 入力された予定時刻データ、予定場所データ、または予
   定内容データに含まれる単語を特定し登録キーワードと
   して保存するとともに、ネットワーク上のサーバに送信
   する第１の手段と、 該サーバから、該登録キーワードに対応した予定関連ウ
   ェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収められた情報
   の要約、原文、またはそれらの一部をサービスインフォ
   メーションとして受信する第２の手段と、 該受信した情報の要約、原文、またはそれらの一部を表
   示する第３の手段と、 を備えたことを特徴とする携帯情報端末装置。
3. 【請求項３】上記第１の手段は、上記サーバからもらう
   予定関連のサービスインフォメーションの項目を指定
   し、かつ、該指定したサービスインフォメーションの送
   信要求を上記サーバに対して行う構成を備える請求項１
   または請求項２に記載の携帯情報端末装置。
4. 【請求項４】上記第１の手段は、ＧＰＳ、携帯電話また
   はＰＨＳを用いて携帯情報端末装置自身の位置を特定す
   る手段と、該特定された位置情報をネットワーク上のサ
   ーバに送信する手段を備える請求項１または請求項２に
   記載の携帯情報端末装置。
5. 【請求項５】上記第１の手段は、予定時刻、予定場所ま
   たは予定内容の少なくともいずれかから構成される単位
   予定に、携帯情報端末装置自身内で判別可能なＩＤを付
   与する手段を備える請求項１または請求項２に記載の携
   帯情報端末装置。
6. 【請求項６】上記第１の手段は、該携帯情報端末装置の
   メモリ上に保持されている辞書、またはネットワーク上
   のサーバに保持されている辞書を参照し、該辞書に保持
   される単語と同一の単語を予定検索キーワードとして、
   予定時間、予定場所または予定内容から抽出する手段を
   備え、該予定検索キーワードをネットワーク上のサーバ
   に送信する請求項１または請求項２に記載の携帯情報端
   末装置。
7. 【請求項７】ネットワークに接続可能なサーバであっ
   て、 ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収められた情
   報の要約、原文、またはそれらの一部をサービスインフ
   ォメーションとして保持する記憶手段と、 ネットワークを介し予定データのパックを受信する受信
   手段と、 該予定データのパックに含まれる単位予定データに関連
   するサービスインフォメーションを検索する検索手段
   と、 該検索したサービスインフォメーションをネットワーク
   に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ。
8. 【請求項８】上記検索手段は、予定データのパックに含
   まれる単語をサービスインフォメーションと比較し、一
   致するサービスインフォメーションを選出する手段を備
   えている請求項７に記載のサーバ。
9. 【請求項９】ネットワークに接続することができるサー
   バであって、 ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収められた情
   報の要約、原文、またはそれらの一部をサービスインフ
   ォメーションとして保持する記憶手段と、 ネットワークを介し予定データのパックを受信する受信
   手段と、 該予定データのパックに含まれる単位予定データに関連
   するサービスインフォメーションを検索する検索手段
   と、 該検索したサービスインフォメーションのさらに要約を
   作成、保持及び検索する手段と、 該検索したサービスインフォメーションの要約を、ネッ
   トワークに送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ。
10. 【請求項１０】ネットワークに接続することができるサ
    ーバであって、 ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収められた情
    報の要約、原文、またはそれらの一部をサービスインフ
    ォメーションとして保持する記憶手段と、 ネットワークを介し予定データのパックを受信する受信
    手段と、 該予定データのパックに含まれる単位予定データに関連
    するサービスインフォメーションを検索する検索手段
    と、 該検索したサービスインフォメーション及び該サービス
    インフォメーションに関連する受信者の受益情報データ
    を、ネットワークに送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ。
11. 【請求項１１】ネットワークを介し情報を配信する情報
    配信装置であって、 ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収められた情
    報の要約、原文、またはそれらの一部をサービスインフ
    ォメーションとして保持する記憶手段と、 ネットワークを介し予定データのパックを受信する受信
    手段と、 該予定データのパックに含まれる単位予定データに関連
    するサービスインフォメーションを検索する検索手段
    と、 該検索したサービスインフォメーションをネットワーク
    に送信する送信手段と、 サービスインフォメーションの提供料金を計算し課金情
    報を作成する手段と、 を備えたことを特徴とする情報配信装置。
12. 【請求項１２】ネットワークを介し情報を配信する情報
    配信装置であって、 予定時刻データ、予定場所データ、または予定内容デー
    タの少なくともいずれかをネットワークから受信する受
    信手段と、 予定関連のウェブサイトのＵＲＬ、ウェブサイトに収め
    られた情報の要約、原文、またはそれらの一部をサービ
    スインフォメーションとして送信する送信手段と、 送信するサービスインフォメーションの提供料金を計算
    し課金情報を作成する手段と、 を備えたことを特徴とする情報配信装置。
13. 【請求項１３】ネットワークを介し情報を配信する情報
    配信装置であって、 予定時刻データ、予定場所データ、または予定内容デー
    タに含まれる単語を特定した登録キーワードを、ネット
    ワークを介し携帯情報端末装置から受信する受信手段
    と、 該登録キーワードに対応した予定関連ウェブサイトのＵ
    ＲＬ、該ウェブサイトに収められた情報の要約、原文、
    またはそれらの一部をサービスインフォメーションとし
    て携帯情報端末装置側に送信する送信手段と、 送信するサービスインフォメーションの提供料金を計算
    し課金情報を作成する手段と、 を備えたことを特徴とする情報配信装置。
14. 【請求項１４】ネットワークを介し情報を配信する情報
    配信方法であって、 ウェブサイトのＵＲＬ、該ウェブサイトに収められた情
    報の要約、原文、またはそれらの一部をサービスインフ
    ォメーションとして保持するステップと、 ネットワークを介し予定データのパックを受信するステ
    ップと、 該予定データのパックに含まれる単位予定データに関連
    するサービスインフォメーションを検索するステップ
    と、 該検索したサービスインフォメーションをネットワーク
    に送信するステップと、 該サービスインフォメーションの提供料金を計算し課金
    情報を作成してネットワークに送信するステップと、 を備え、携帯情報端末装置に予定関連情報を送信するこ
    とを特徴とする情報配信方法。
15. 【請求項１５】ネットワークを介し情報を配信する情報
    配信方法であって、 予定時刻データ、予定場所データ、または予定内容デー
    タの少なくともいずれかをネットワークから受信するス
    テップと、 予定関連のウェブサイトのＵＲＬ、ウェブサイトに収め
    られた情報の要約、原文、またはそれらの一部をサービ
    スインフォメーションとして送信するステップと、 送信するサービスインフォメーションの提供料金を計算
    し課金情報を作成するステップと、 を備えたことを特徴とする情報配信方法。
16. 【請求項１６】ネットワークを介し情報を配信する情報
    配信方法であって、 予定時刻データ、予定場所データ、または予定内容デー
    タに含まれる単語を特定した登録キーワードを、ネット
    ワークを介し携帯情報端末装置から受信するステップ
    と、 該登録キーワードに対応した予定関連ウェブサイトのＵ
    ＲＬ、該ウェブサイトに収められた情報の要約、原文、
    またはそれらの一部をサービスインフォメーションとし
    て携帯情報端末装置側に送信するステップと、 送信するサービスインフォメーションの提供料金を計算
    し課金情報を作成するステップと、 を備えたことを特徴とする情報配信方法。
17. 【請求項１７】サーバが、ユーザ端末に記憶されている
    単位予定データを該ユーザ端末から受信するステップ
    と、 該サーバが、該受信した単位予定データを用いて予定関
    連情報を検索するステップと、 該サーバが、該単位予定データと該予定関連情報とを該
    ユーザ端末が関連付けて表示するように、該単位予定デ
    ータと該予定関連情報とを関連付ける情報を該予定関連
    情報とともに該ユーザ端末に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
18. 【請求項１８】サーバが、ユーザ端末の予定表データに
    含まれている単位予定データと該単位予定データを識別
    する単位予定ＩＤとを該ユーザ端末から受信するステッ
    プと、 該サーバが、該受信した単位予定データを用いて予定関
    連情報を検索するステップと、 該サーバが、該単位予定データと該予定関連情報とを該
    ユーザ端末が関連付けることができるように、該予定関
    連情報とともに該単位予定ＩＤ又は該単位予定ＩＤから
    生成されかつ該単位予定データを識別可能なＩＤを該ユ
    ーザ端末に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
19. 【請求項１９】サーバが、ユーザ端末に記憶されている
    予定表データを該ユーザ端末から受信するステップと、 該サーバが、該受信した予定表データに含まれる単位予
    定データに対して該単位予定データを用いて検索された
    予定関連情報を付加することにより生成された予定表デ
    ータを該ユーザ端末に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
20. 【請求項２０】サーバが、ユーザ端末に記憶されている
    予定表データを該ユーザ端末から受信するステップと、 該サーバが、該受信した予定表データに含まれる単位予
    定データに対して該単位予定データを用いて検索された
    予定関連情報を付加し、該受信した予定表データのうち
    該単位予定データが入力されていない時間帯に対して広
    告を付加することにより生成された予定表データを該ユ
    ーザ端末に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
21. 【請求項２１】サーバが、単位予定データの入力画面デ
    ータをユーザ端末に送信するステップと、 該サーバが、該入力画面に入力された該単位予定データ
    をユーザ端末から受信するステップと、 該サーバが、該受信した単位予定データを用いて検索さ
    れた予定関連情報を該単位予定データと関連付けて予定
    表データベースに記憶するステップと、 該サーバが、該単位予定データと該予定関連情報とを予
    定表データベースから読み出して、該単位予定データと
    該予定関連情報とが関連付けられて表示される予定表画
    面データを生成し、該予定表画面データを該ユーザ端末
    に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
22. 【請求項２２】サーバが、ユーザ認証情報をユーザ端末
    から受信するステップと、 該サーバが、該受信したユーザ認証情報を用いてユーザ
    認証をするステップと、 該サーバが、該ユーザ認証により該ユーザが正当である
    と判断された場合に、予定表データベースから該ユーザ
    の予定表データを読み出し、予定表画面データを生成
    し、該予定表画面データを該ユーザ端末に送信するステ
    ップと、 該サーバが、単位予定データの入力画面データの要求を
    該ユーザ端末から受信するステップと、 該サーバが、該要求に応答して該入力画面データを生成
    し、該入力画面データを該ユーザ端末に送信するステッ
    プと、 該サーバが、該入力画面に入力された該単位予定データ
    をユーザ端末から受信するステップと、 該サーバが、該受信した単位予定データを用いて検索さ
    れた予定関連情報を該単位予定データと関連付けて該予
    定表データベースに記憶するステップと、 該サーバが、該単位予定データと該予定関連情報とを予
    定表データベースから読み出して、該単位予定データと
    該予定関連情報とが関連付けられて表示される予定表画
    面データを生成し、該予定表画面データを該ユーザ端末
    に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
23. 【請求項２３】請求項２１又は請求項２２において、 前記予定表画面データを前記ユーザ端末に送信するステ
    ップにおいて、前記予定表画面データは、前記単位予定
    データが入力されていない時間帯に広告が表示されるよ
    うに生成されること、 を特徴とする情報配信方法。
24. 【請求項２４】ユーザ端末が記憶している予定表データ
    を該ユーザ端末から受信する通信部と、 該受信した予定表データに含まれる単位予定データを用
    いて予定関連情報を検索し、該予定関連情報を該単位予
    定データに付加する制御部と、 を備え、 該通信部は、該予定関連情報が該単位予定データに付加
    された予定表データを該ユーザ端末に送信すること、 を特徴とする情報配信装置。
25. 【請求項２５】ユーザがユーザ端末に入力した単位予定
    データを該ユーザ端末から受信する通信部と、 該受信した単位予定データを用いて予定関連情報を検索
    する制御部と、 該単位予定データと該予定関連情報とを関連付けて記憶
    する記憶部と、 を備え、 該通信部は、該ユーザ端末から該単位予定データの表示
    の要求を受信し、 該制御部は、該単位予定データと該予定関連情報とを該
    記憶部から読み出し、該単位予定データと該予定関連情
    報とが関連付けられて表示される表示画面データを生成
    し、 該通信部は、該表示画面データを該ユーザ端末に送信す
    ること、 を特徴とする情報配信装置。
26. 【請求項２６】制御部と通信部と記憶部と表示部とを有
    するコンピュータに、 該制御部が、該記憶部に記憶されている予定表データに
    含まれている単位予定データを読み出す手順と、 該通信部が、該読み出された単位予定データを所定のサ
    ーバに送信する手順と、 該通信部が、該単位予定データを用いて該サーバにより
    検索された予定関連情報を受信する手順と、 該記憶部が、該受信した予定関連情報を該送信した単位
    予定データと関連付けて記憶する手順と、 該表示部が、該送信した単位予定データと該受信した予
    定関連情報とを関連付けて表示する手順と、 を実行させることを特徴とするソフトウェア。
27. 【請求項２７】端末装置から送信された予定に関する予
    定データを受信するステップと、 受信した該予定データに関する予定関連情報を検索する
    ステップと、 該予定データと該予定関連情報とを該端末装置が関連付
    けて表示可能に、該予定データと関連付けて該予定関連
    情報を送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
28. 【請求項２８】端末装置から送信された予定に関する予
    定データを受信する受信手段と、 受信した該予定データに関する予定関連情報を検索する
    検索手段と、 該予定データと該予定関連情報とを該ユーザ端末が関連
    付けて表示可能に、該予定データと関連付けて該予定関
    連情報を送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする情報配信装置。
29. 【請求項２９】予定に関する予定データを送信する送信
    手段と、 該予定データを用いて検索され、該予定データに関する
    予定関連情報を受信する受信手段と、 該受信した予定関連情報を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする情報端末装置。
30. 【請求項３０】予定に関する予定データを送信する送信
    手段と、 該予定データに関して検索され、該予定データに関連付
    けられた予定関連情報を受信する受信手段と、 該受信した予定関連情報を該予定データと関連付けて表
    示する表示手段と、 を備えることを特徴とする情報端末装置。
31. 【請求項３１】端末装置の予定表から抽出された単位予
    定データを受信し、 該単位予定データに関する予定関連情報を検索し、 該予定関連情報を該予定データと関連付けて該端末装置
    に送信することを特徴とする情報配信方法。
32. 【請求項３２】端末装置の予定表に関する予定表データ
    を受信し、 該予定表データに含まれる単位予定データに関する予定
    関連情報を検索し、 該予定関連情報を、該予定表の空き領域に表示するよう
    に該予定表データに付加して該端末装置に送信すること
    を特徴とする情報配信方法。
33. 【請求項３３】記録部に記録されているユーザの登録情
    報を該記録部から読み出すステップと、 該読み出したユーザの登録情報を用いて端末装置に送信
    する広告を選択し、該広告と該広告を表示すべき日時の
    情報とを該記録部から読み出すステップと、 該広告を表示すべき日時の情報に従い該広告を該端末装
    置が予定表に表示するように、該広告と該広告を表示す
    べき日時の情報とを該端末装置に送信するステップと、 を備えることを特徴とする情報配信方法。
34. 【請求項３４】広告と該広告を表示すべき日時の情報と
    を受信する受信手段と、 該受信した広告を表示すべき日時の情報に従い、予定表
    の中に該受信した広告を表示する位置を決定する制御手
    段と、 予定表の中の該決定された位置に広告を表示する表示手
    段と、を備えることを特徴とする端末装置。