JP2009134361A - 広告配信装置、携帯端末、広告配信システムおよび広告配信方法 - Google Patents

広告配信装置、携帯端末、広告配信システムおよび広告配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の過去の行動と広告配信者の所望の広告配信時期との時間間隔等に依らずに、所望の時期に利用者の過去の行動に応じて広告を配信できるようにする。
【解決手段】行動情報登録手段252は、携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、その利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段251に記憶させる。条件記憶手段253は、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報がその条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する。広告配信条件登録手段203は、条件および検索日時を条件記憶手段253に記憶させる。利用者検索手段255は、検索日時となったときに、行動情報がその検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段251から検索する。
【選択図】図1

Description

本発明は、広告配信装置、携帯端末、広告配信システム、広告配信方法、広告配信プログラムおよび携帯端末用プログラムに関し、特に、定めた条件に合致する行動をすると予測される利用者、すなわち過去の行動履歴から、定めた行動をする確率が高い利用者に広告を配信可能とするための広告配信装置、携帯端末、広告配信システム、広告配信方法、広告配信プログラムおよび携帯端末用プログラムに関する。
位置を活用した広告を配信するシステムとして、広告の配信場所に訪れたという利用者の行動に応じて、その利用者の携帯端末に広告情報を提供するシステムがある。例えば、携帯電話機のGPS(Global Positioning System )機能を使い、携帯電話機の利用者が居る場所周辺の広告情報を配信するサービスがある。また、例えば、カーナビゲーションシステムと車両の現在位置情報を連動させ、車両が走行している場所近辺の店舗等の広告情報を車両に配信するサービス等がある。
また、利用者の行動を加味した広告配信技術として、カーナビゲーションシステムの移動履歴や旅行スケジュールを利用し、利用者の行動を予測して広告を配信する技術がある。例えば、特許文献1には、カーナビゲーションシステムにおいて、エンジン起動等のイベント検出時に、現在までの移動経路と蓄積された移動情報履歴を参照して車の行き先を予測し、予測された行き先に関する広告等の情報を利用者に提示する情報提供方法が記載されている。また、特許文献2には、特定された一人または複数人の旅行スケジュールを参照して、その旅行スケジュールの日時または場所に関して予め登録されている広告情報または参考情報を、その特定された人の端末に自動的に配信する情報配信方法が記載されている。
また、特許文献3には、所定の条件に該当するユーザを検索し、その検索結果に基づいて、そのユーザが所有する情報処理装置にサービスを提供する情報処理システムが記載されている。
また、特許文献4には、携帯情報端末保持者の行動パターンを収集してマーケッティング情報を得るマーケッティング情報取得方法が記載されている。
また、昭和48年7月12日の行政管理庁告示第143号「統計に用いる標準地域メッシュ及び標準地域メッシュ・コード」で定められた基準地域メッシュのコードを緯度および経度から求める方法が、非特許文献1に記載されている。
特開2006−215041号公報(段落0009等) 特開2002−41612号公報(段落0006等) 特開2003−122789号公報(段落0009等) 特開2004−264972号公報(段落0023−0059) "地域メッシュ統計の概要"、[online]、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL: http://www.stat.go.jp/data/mesh/pdf/gaiyo1.pdf>
広告の配信場所に訪れたという利用者の行動に応じて、その利用者の携帯端末に広告情報を提供するシステムでは、広告の配信場所を訪れた利用者にしか広告を配信できない。
また、特許文献1や特許文献2に記載された技術は、時間的に近い行動に即した情報を提供するものであるので、利用者の過去の行動と広告配信者の所望の広告配信時期との時間間隔が大きい場合には適用することができなかった。例えば、朝の通勤中にランチに関する情報を配信したり、金曜日に週末のイベントに関する情報を提供したりすることはできなかった。
そこで、本発明は、携帯端末の利用者が広告配信時に所定の場所に訪れているか否かに依らず、また、利用者の過去の行動と広告配信者の所望の広告配信時期との時間間隔に依らずに、所望の時期に利用者の過去の行動に応じて広告を配信可能とする広告配信装置、携帯端末、広告配信システム、広告配信方法、広告配信プログラムおよび携帯端末用プログラムを提供することを目的とする。
本発明の広告配信装置は、携帯端末の利用者が当該携帯端末を使用した記録を示す行動情報と前記利用者の利用者識別情報とを記憶する行動情報記憶手段と、携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる行動情報登録手段と、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する条件記憶手段と、前記条件記憶手段に前記条件と前記検索日時とを対応付けて記憶させる条件登録手段と、前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索する利用者検索手段と、前記利用者検索手段が検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する広告送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の携帯端末は、条件に合致する利用者に広告を配信する広告配信装置から広告を受信する携帯端末であって、利用者が行った行動内容を収集する行動内容収集手段と、利用者が行動を行った時を特定する時間特定手段と、利用者が行動を行った場所を特定する場所特定手段と、利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶手段と、前記利用者識別情報と、前記行動内容収集手段が収集した行動内容と、前記時間特定手段が特定した時と、前記場所特定手段が特定した場所とを、前記広告配信装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の広告配信システムは、携帯端末と、前記携帯端末に対して広告を送信する広告配信装置とを備え、前記広告配信装置が、携帯端末の利用者が当該携帯端末を使用した記録を示す行動情報と前記利用者の利用者識別情報とを記憶する行動情報記憶手段と、携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる行動情報登録手段と、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する条件記憶手段と、前記条件記憶手段に前記条件と前記検索日時とを対応付けて記憶させる条件登録手段と、前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索する利用者検索手段と、前記利用者検索手段が検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する広告送信手段とを有し、前記携帯端末が、利用者が行った行動内容を収集する行動内容収集手段と、利用者が行動を行った時を特定する時間特定手段と、利用者が行動を行った場所を特定する場所特定手段と、利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶手段と、前記利用者識別情報と、前記行動内容収集手段が収集した行動内容と、前記時間特定手段が特定した時と、前記場所特定手段が特定した場所とを行動情報として前記広告配信装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の広告配信方法は、広告の配信対象とする携帯端末の利用者を特定するための利用者の行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて条件記憶手段に記憶させ、携帯端末から当該携帯端末の利用者の利用者識別情報および当該利用者が前記携帯端末を使用した記録を示す行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を行動情報記憶手段に記憶させ、前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索し、検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信することを特徴とする。
また、本発明の広告配信プログラムは、携帯端末の利用者が当該携帯端末を使用した記録を示す行動情報と前記利用者の利用者識別情報とを記憶する行動情報記憶手段と、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する条件記憶手段とを備えたコンピュータに搭載される広告配信プログラムであって、前記コンピュータに、携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる行動情報登録処理、前記条件記憶手段に前記条件と前記検索日時とを対応付けて記憶させる条件登録処理、前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索する利用者検索処理、および前記利用者検索処理で検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する広告送信処理を実行させることを特徴とする。
また、本発明の携帯端末用プログラムは、利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶手段を備え、条件に合致する利用者に広告を配信する広告配信装置から広告を受信する携帯型コンピュータに搭載される携帯端末用プログラムであって、前記携帯型コンピュータに、利用者が行った行動内容を収集する行動内容収集処理、利用者が行動を行った時を特定する時間特定処理、利用者が行動を行った場所を特定する場所特定処理、および前記利用者識別情報と、前記行動内容収集処理で収集した行動内容と、前記時間特定処理で特定した時と、前記場所特定処理で特定した場所とを、前記広告配信装置に送信する送信処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末の利用者が広告配信時に所定の場所に訪れているか否かに依らず、また、利用者の過去の行動と広告配信者の所望の広告配信時期との時間間隔に依らずに、所望の時期に利用者の過去の行動に応じて広告を配信することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の広告配信システムを示すブロック図である。本実施形態の広告配信システムは、携帯端末100と、広告配信装置(以下、広告配信サーバと記す。)200とを備える。携帯端末100と広告配信サーバ200とは、通信ネットワーク300を介して接続される。図1では、1台の携帯端末100を示しているが、携帯端末100の台数は1台に限定されない。
携帯端末100は、利用者が携帯端末100を使用した記録を示す行動情報を広告配信サーバ200に送信する。なお、利用者とは、携帯端末の利用者である。また、携帯端末100は、広告配信サーバ200から広告を受信したときにその広告を表示する。
広告配信サーバ200は、携帯端末100から受信する行動情報を記憶する。また、広告配信サーバ200は、広告の配信対象とする利用者を特定するために用いる条件を保持している。この条件は、利用者の行動情報に関する条件である。また、広告配信サーバ200は、行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時を、条件と対応付けて保持する。その検索日時になると、広告配信サーバ200は、行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報を検索し、その利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する。
携帯端末100は、行動情報送信手段101と、行動情報収集手段102と、広告表示手段103と、記憶装置104とを備える。
行動情報収集手段102は、利用者が携帯端末100に対して行った行動情報を収集する。本実施形態では、行動情報が、利用者が携帯端末100に対して行った行動内容と、その携帯端末100への操作が行われた時に関する情報と、その操作が行われた場所に関する情報とを含む場合を例にして説明する。
行動情報収集手段102は、行動内容収集手段102aと、時間特定手段102bと、場所特定手段102cと、情報蓄積手段102dとを備える。
行動内容収集手段102aは、利用者が携帯端末100に対して行った行動内容を収集する。行動内容収集手段102aが収集する利用者の行動内容の例として、携帯端末を開ける操作、閉じる操作、電子メールの送信および受信、特定のWebページ(例えば所定の店舗のWebページ等)の閲覧、インターネットを介した商品等の購買等が挙げられるが、これらの行動に特定されるわけではない。
行動内容収集手段102aが行動内容を収集する処理の例を説明する。
携帯端末を開ける操作、閉じる操作は、折り畳み式携帯電話機等のような開閉可能な端末装置で行われる操作である。この場合、例えば、開閉される携帯端末の2つの筐体の一方に磁石を設け、他方の筐体に磁力検出回路を設ければよい。そして、閉状態で磁石と磁力検出回路が対向するように磁石および磁力検出回路を配置し、行動内容収集手段102aは、磁力検出回路が磁力を検出している状態から磁力を検出しない状態に移行したときに携帯端末を開ける操作が行われたと判定すればよい。また、磁力検出回路が磁力を検出しない状態から磁力を検出する状態に移行したときに携帯端末を閉じる操作が行われたと判定すればよい。行動内容収集手段102aは、このようにして携帯端末の開閉操作を収集すればよい。
また、行動内容収集手段102aは、例えば、予め定められた所定のURLによって特定されるWebページをWebサーバ(図示せず)から受信して表示したときに、Webページの閲覧が行われたを判定すればよい。
また、行動内容収集手段102aは、例えば、所定のWebページ上で商品等を購入するための所定の操作が行われたときに商品の購買が行われたと判定すればよい。
上記の行動内容の収集方法は、例示であり、行動内容収集手段102aは、他の方法で行動内容を収集してもよい。また、行動内容収集手段102aは、携帯端末の開閉の判定、利用者が特定のWebページを閲覧したことの判定、利用者が所定の操作を行ったことの判定等を、携帯端末に常駐するアプリケーションソフトウェアに従って行ってもよい。
また、行動内容収集手段102aは、例えば、テンキー等の入力装置を備え、その入力装置を介して利用者から行動内容を直接入力されてもよい。この行動内容の収集方法により、行動内容収集手段102aは、利用者の任意の行動を収集できる。例えば、行動内容収集手段102aは、通勤、食事等の任意の行動内容が入力装置に入力され、それらの行動内容を収集することができる。
また、行動内容収集手段102aは、具体的な操作等を特定せずに「ある時にある場所にいる」ということを示す行動内容を収集してもよい。そして、行動内容収集手段102aは、イベント発生時(利用者が行動を行ったとき)だけでなく、定期的に行動内容を収集してもよい。例えば、「ある時にある場所にいる」ことを示す行動内容を定期的に特定してもよい。
時間特定手段102bは、利用者による操作が行われた時に関する情報を特定する。例えば、時間特定手段102bは、行動内容収集手段102aが行動内容を収集したときに、その時の時刻(日時であってもよい。)を、携帯端末100が備えるタイマ(図示せず。)によって判定する。
場所特定手段102cは、利用者による操作が行われた場所に関する情報を収集する。場所特定手段102cは、例えば、GPS(Global Positioning System )アンテナを備える。そして、行動内容収集手段102aが行動内容を収集したときに、場所特定手段102cは、GPS衛星から信号を受信し、GPS衛星との位置関係に基づいて現在位置(場所に関する情報)を算出する。この場所に関する情報は、例えば、緯度および経度で表される。以下、場所特定手段102cが緯度および経度を算出する場合を例にして説明する。
情報蓄積手段102dは、行動内容収集手段102aが収集した行動内容、時間特定手段102bが特定した時刻、および場所特定手段102cが特定した緯度および経度を行動情報として記憶装置104に記憶させる。
行動情報送信手段101は、行動情報収集手段102が収集した行動情報を広告配信サーバ200に送信する。すなわち、行動内容収集手段102aが収集した行動内容、時間特定手段102bが特定した時刻、および場所特定手段102cが特定した緯度および経度を行動情報として広告配信サーバ200に送信する。このとき、行動情報送信手段101は、携帯端末100の利用者を識別するための利用者識別情報(以下、ユーザIDと記す。)を行動情報とともに広告配信サーバ200に送信する。例えば、記憶装置104が予めユーザIDを記憶しておく。
行動情報送信手段101は、行動情報を以下に示すように送信する。既に説明したように、情報蓄積手段102dは、行動内容、時刻、緯度および経度を記憶装置104に記憶させる。この結果、行動内容が収集される毎に、行動情報送信手段101は、行動情報である行動内容、時刻、緯度および経度を記憶装置104に蓄積させていくことになる。行動情報送信手段101は、一定時間毎に、記憶装置104に記憶されている行動情報を広告配信サーバ200に送信し、送信済となった行動情報を記憶装置104から削除する。
なお、行動情報送信手段101は、行動内容、時刻、緯度および経度が特定された時点で、それらの情報を行動情報として送信してもよい。ただし、通信ネットワーク300や広告配信サーバ200の負荷を軽減するために、行動情報送信手段101は、一定時間毎に記憶装置104に記憶されている行動情報を送信することが好ましい。
広告表示手段103は、広告配信サーバ200から広告を受信すると、その広告を表示する。
行動情報送信手段101、行動内容収集手段102a、時間特定手段102b、場所特定手段102c、情報蓄積手段102d、広告表示手段103は、例えば、プログラム(携帯端末用プログラム)に従って動作するCPUによって実現されていてもよい。CPUが、携帯端末用プログラムに従ってコンテンツを表示する場合、PCUは、携帯端末100が備えるLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置にコンテンツ等を表示させればよい。
広告配信サーバ200は、行動情報抽象化手段201と、行動抽象化情報データベース記憶手段(以下、行動抽象化情報DB記憶手段と記す。)202と、広告配信条件登録手段203と、広告配信条件データベース記憶手段(以下、広告配信条件DB記憶手段と記す。)204と、配信管理手段205と、行動情報抽出手段206と、広告配信手段207とを備える。
行動抽象化情報DB記憶手段202は、行動情報とユーザIDとを記憶する記憶装置である。
行動情報抽象化手段201は、携帯端末100の行動情報送信手段101からユーザIDおよび行動情報を受信したときに、その行動情報(行動内容、行動が行われた時および場所に関する情報)とユーザIDとを対応付けて行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させる。本実施形態では、行動情報抽象化手段201は、行動情報に含まれる時刻および場所に関する情報を抽象化してから行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させる。ここで、抽象化とは、時刻を、その時刻を含む時間帯の情報に変換し、場所の情報を、その場所を含む一定範囲の領域の情報に変換することである。すなわち、利用者が行動した時刻を、時間帯で表すように変換し、利用者が行動した地点を、一点ではなく領域で表すように変換することである。抽象化によって得られる領域の情報は、例えば、個々の領域を識別するための領域識別情報である。行動情報抽象化手段201は、時刻および場所を抽象化したのち、ユーザIDと、行動内容、行動が行われた時間帯、および行動が行われた領域の情報とを対応付けて行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させる。
また、携帯端末100の時間特定手段102bが日時を特定し、行動情報送信手段101がその日時を行動情報に含めて送信してもよい。この場合、行動情報抽象化手段201は、その日時が示す時刻を時間帯に変更し、日付から曜日を特定して時間帯および曜日を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させてもよい。
広告配信条件DB記憶手段204は、広告の配信対象とする利用者を特定するために用いる行動情報に関する条件を記憶する記憶装置である。本実施形態では、広告配信条件DB記憶手段204は、広告配信対象となる利用者を特定するための条件として、利用者が行った行動内容、行動が行われた時(具体的には時間帯)に関する情報、および行動が行われた場所(具体的には領域)に関する情報が満たすべき条件をを記憶する。広告配信条件DB記憶手段204は、条件だけでなく、行動情報が条件を満たしている利用者のユーザID(利用者識別情報)を行動抽象化情報DB記憶手段202から検索する検索日時も、条件と対応付けて記憶する。この検索日時は、条件を満たす行動情報があればその行動情報に対応する利用者に対して広告を送信する時期を意味している。また、本実施形態では、広告配信条件DB記憶手段204は、上述の検索日時および条件に対応付けて、広告も記憶する。
広告配信条件登録手段203は、検索日時、条件および広告を取得し、検索日時、条件および広告を対応付けて広告配信条件DB記憶手段204に記憶させる。例えば、広告配信条件登録手段203は、広告主の端末(図示せず。)からの要求に応じて、検索日時、条件および広告を入力するためのWebページを送信し、そのWebページに入力された検索日時、条件および広告を広告主の端末から受信する。そして、その検索日時、条件および広告を対応付けて広告配信条件DB記憶手段204に記憶させればよい。本実施形態では、広告配信条件登録手段203は、条件として、利用者が行った行動内容、行動が行われた時(具体的には時間帯)に関する情報、および行動が行われた場所(具体的には領域)に関する情報が満たすべき条件を広告主から取得し、広告配信条件DB記憶手段204に記憶させる。
配信管理手段205は、広告配信サーバ200が備えるタイマ(図示せず。)によって、現在時刻が、広告配信条件DB記憶手段204に記憶されている検索日時になったか否かを判定する。配信管理手段205は、例えば、この判定を定期的に行ってもよい。現在時刻が検索日時になっていると判定したならば、配信管理手段205は、その検索日時に対応する条件およびその条件に対応する広告を広告配信条件DB記憶手段204から読み出し、その条件を行動情報抽出手段206に渡す。
行動情報抽出手段206は、配信管理手段205からその条件を取得すると、行動情報がその条件を満たしている利用者のユーザID(利用者識別情報)を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶されたユーザIDの中から検索する。具体的には、行動情報抽出手段206は、行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶された行動情報の中から条件を満たす行動情報を検索し、その行動情報に対応するユーザIDを行動抽象化情報DB記憶手段202から読み込む。条件を満たす行動情報に対応するユーザIDを検索するということは、条件を満たす過去の行動に基づいて、特定の行動を行う確率が高いと予測される利用者のユーザIDを検索することを意味する。
広告配信手段207は、行動情報抽出手段206が検索した利用者の携帯端末100に広告を配信する。すなわち、条件を満たす過去の行動から特定の行動を行うであろうと予測される利用者の携帯端末100に広告を送信する。このとき、広告配信手段207は、配信管理手段205が広告配信条件DB記憶手段204から読み出した条件に対応する広告を携帯端末100に送信すればよい。
また、広告配信サーバ200は、行動情報抽出手段206が特定した利用者の携帯端末100のアドレス(例えばメールアドレス)を、ユーザIDと対応付けて予め記憶装置に記憶させておけばよい。例えば、各携帯端末100から予めユーザIDおよび携帯端末のアドレスを受信しておき、そのユーザIDおよびアドレスを対応付けて記憶装置に記憶させておけばよい。広告配信手段207は、行動情報抽出手段206が検索したユーザIDに対応するアドレスを読み込んで、そのアドレスを宛先として広告を送信すればよい。
また、携帯端末100のアドレスをユーザIDとして用いてもよい。この場合、広告配信手段207は、ユーザIDとなっているアドレス宛に広告を送信すればよい。
次に、動作について説明する。以下に示す例では、携帯端末100が開閉可能な折り畳み式の端末である場合を例にする。そして、携帯端末100の行動内容収集手段102aは、携帯端末を開く操作が行われると、「端末を開く」という行動内容を検出し、携帯端末を閉じる操作が行われると「端末を閉じる」という行動内容を検出する。また、定期的に(本例では30分毎に)、「ある時にある場所にいる」ことを示す行動内容を特定する場合を例にして説明する。また、携帯端末100が一定時間毎に行動情報をまとめて送信する場合を例にして説明する。
携帯端末100が行動情報を送信する動作について説明する。図2は、携帯端末100の行動情報送信動作の例を示すフローチャートである。まず、携帯端末100の行動情報収集手段102は、利用者が携帯端末を操作したというイベントの発生時に、その行動情報を収集する(ステップS11)。また、定期的(本例では30分毎)に、「ある時にある場所にいる」ことを示す行動内容を特定する。以下の説明では、「ある時にある場所にいる」ことを示す行動内容を「30分毎」と記すことがある。
具体的には、行動内容収集手段102aは、携帯端末を開く操作が行われると、「端末を開く」という行動内容を検出し、携帯端末を閉じる操作が行われると「端末を閉じる」という行動内容を検出する。また、30分毎に「ある時にある場所にいる」ことを示す行動内容を検出する。そして、行動内容収集手段102aが各種行動内容を検出すると、時間特定手段102bが、行動内容が検出された日時を特定する。さらに、場所特定手段102cは、GPS衛星から信号を受信し、GPS衛星との位置関係に基づいて現在位置(緯度および経度)を算出する。
行動内容収集手段102aが行動内容を検出し、時間特定手段102bがそのときの日時を特定し、場所特定手段102cがそのときの現在位置を算出すると、情報蓄積手段102dは、その行動情報(行動内容、日時、緯度および経度)を記憶装置104に記憶させる(ステップS12)。
図3は、行動情報の例を示す説明図である。なお、図3では、ユーザIDとともに、各行動情報を示している。図3に例示する“UserA”はユーザIDであり、その後に、行動内容(例えば「30分毎」、「端末開く」等)、日時、緯度(例えば35°64′56″83等)、経度(例えば139°74′75″09等)を並べて示している。
また、行動情報送信手段101は、記憶装置104に記憶されているユーザIDおよび行動情報を送信するタイミングになったか否かを判定する(ステップS13)。すなわち、行動情報送信手段101は、前回ユーザIDおよび行動情報を広告配信サーバ200に送信してから一定時間経過したか否かを判定する。
前回のユーザIDおよび行動情報の送信後、未だ一定時間が経過していなければ(ステップS13におけるNO)、ステップS11以降の処理を繰り返す。
また、前回ユーザIDおよび行動情報を広告配信サーバ200に送信してから一定時間経過したならば(ステップS13におけるYES)、行動情報送信手段101は、記憶装置104に記憶されている行動情報をユーザIDとともに広告配信サーバ200に送信する(ステップS14)。また、行動情報送信手段101は、送信した行動情報を記憶装置104から削除する。
このように、イベント発生の度に(換言すれば、行動内容を検出する度に)行動情報を送信せず、一定時間の間に行動情報を記憶装置104に蓄積させ、一定時間毎にまとめて行動情報を送信することで、通信ネットワーク300および広告配信サーバ200の処理負荷を軽減することができる。また、携帯端末100においても通信ネットワーク300の応答を待つ回数を少なくすることができる。
次に、携帯端末100がステップS14で送信したユーザIDおよび行動情報を受信したときの広告配信サーバ200の動作について説明する。図4は、ユーザIDおよび行動情報を受信した広告配信サーバ200の動作の例を示す説明図である。
携帯端末100がステップS14でユーザIDおよび行動情報を広告配信サーバ200に送信すると、広告配信サーバ200の行動情報抽象化手段201は、そのユーザIDおよび行動情報を受信する(ステップS21)。
次に、行動情報抽象化手段201は、受信した行動情報に含まれる日時、緯度および経度を抽象化する(ステップS22)。具体的には、行動情報抽象化手段201は、日時に含まれる時刻を時間帯に変換し、日付を曜日に変換し、緯度および経度を、その緯度および経度の地点を含む領域の情報に変換する。
ここで、時間帯とは、一日24時間を任意に区切った時間のまとまり(時間の範囲)である。本実施形態では、24時間を30分毎に区切り、時間帯を識別するための時間帯IDで各時間帯を表す。本実施形態では、深夜3:00〜3:30に対して時間帯ID“0”を割り当て、その後の各時間帯に対して値を1ずつ増やした時間帯IDを定める場合を例にする。例えば、3:30〜4:00の時間帯IDは“1”であり、4:00〜4:30の時間帯IDは“2”である。行動情報抽象化手段201は、行動情報に含まれる時刻が属する時間帯の時間帯IDを特定し、その時間帯IDで、行動が行われた時間帯を表す。また、行動情報抽象化手段201は、各日付と曜日とを対応付けたカレンダー情報を予め保持し、行動情報に含まれる日付に対応する曜日を検索することにより、日付を曜日に変換する。
また、領域の情報として、例えば、昭和48年7月12日の行政管理庁告示第143号「統計に用いる標準地域メッシュ及び標準地域メッシュ・コード」で定められた地域メッシュコードを用いることができる。また、その地域メッシュコードの例として、例えば、基準地域メッシュ(第3次地域区画)がある。この基準地域メッシュは3次メッシュと呼ばれることもある。本実施形態では、領域の情報として、基準地域メッシュのコード(以下、3次メッシュコードと記す。)を用いる場合を例にして説明する。
行動情報抽象化手段201は、ステップS22において、行動情報に含まれる緯度および経度を、その地点が属する3次メッシュコードに変換する。例えば、緯度および経度が、東京都港区のJR(登録商標)田町駅構内に該当する緯度35°64′56″83、経度139°74′75″09である場合、その緯度および経度は5339-3670 という3次メッシュに変換される。5339-3670 は、JR田町駅を含む1km四方のエリアであり、このエリア内であれば、どの位置を表す緯度および経度であっても5339-3670 に変換される。
行動情報抽象化手段201は、行動情報に含まれる緯度および経度を、以下のように3次メッシュコードに変換すればよい。行動情報抽象化手段201は、式(1)に示す乗算および除算を行い、その商をp、余りをaとする。
緯度×60分÷40分=p 余りa 式(1)
式(1)により得られるpは、2桁の値である。
行動情報抽象化手段201は、式(1)で得られる余りaを用いて、式(2)に示す除算を行い、その商をq、余りをbとする。
a÷5分=q 余りb 式(2)
式(2)により得られるqは、1桁の値である。
行動情報抽象化手段201は、式(2)で得られる余りbを用いて、式(3)に示す乗算および除算を行い、その商をq、余りをxとする。
b×60秒÷30秒=r 余りx 式(3)
式(3)により得られるrは、1桁の値である。
また、行動情報抽象化手段201は、経度を表す数字から100度を減じて得られる2桁の数字をsとし、その減算の端数(1度未満の値)をcとする。
行動情報抽象化手段201は、上記の端数cを用いて、式(4)に示す乗算および除算を行い、その商をt、余りをdとする。
c×60分÷7分30秒=t 余りd 式(4)
式(4)により得られるtは、1桁の値である。
行動情報抽象化手段201は、式(4)で得られる余りdを用いて、式(5)に示す乗算および除算を行い、その商をu、余りをyとする。
d×60秒÷45秒=u 余りy 式(5)
行動情報抽象化手段201は、以上のようにして求めたp,s,q,t,r,uを、psqtruの順に並べ、その結果得られる8桁の数字を3次メッシュコードとする。
図5は、抽象化された行動情報の例を示す説明図である。図5では、ユーザIDおよび抽象化された行動情報を示している。図5に示す例では、ユーザIDである“UserA”の後に、行動内容(例えば「30分毎」、「端末開く」等)、時間帯ID(例えば“29”等)、曜日(例えば、金曜日を表す“Fri”等)、および3次メッシュコードを並べて示している。図3に例示するユーザIDおよび行動情報から、図5に例示するユーザIDおよび抽象化された行動情報を得ることができる。
ステップS22の後、行動情報抽象化手段201は、ユーザIDおよび抽象化後の行動情報(本例では、行動内容、時間帯ID、曜日、3次メッシュコード)を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させる(ステップS23)。
図6は、行動抽象化情報DB記憶手段202が記憶する情報の例を示す説明図である。本実施形態では、行動抽象化情報DB記憶手段202は、ユーザIDと、時間帯IDおよび曜日(行動が行われた時に関する情報)と、3次メッシュコード(行動が行われた場所に関する情報)と、行動内容と、回数とを記憶する。ここで、回数とは、ユーザIDと、行動情報(具体的には、行動が行われた時に関する情報、行動が行われた場所に関する情報、および行動内容)との組の重複する数である。すなわち、ユーザIDおよび行動情報を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させるときに、現在までに行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させることとなったそのユーザIDおよびその行動情報の組の重複する回数である。行動情報抽象化手段201は、ユーザIDおよび行動情報を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させるときに、この回数(図6参照)もあわせて記憶させてもよい。以下、この回数も行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させる場合を例にして説明する。ユーザID、行動内容、ステップS22で求めた時間帯ID、曜日、3次メッシュコードの組が行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶されていない場合、行動情報抽象化手段201は、そのユーザID、行動内容、時間帯ID、曜日、3次メッシュコードの組を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶に記憶させ、さらにその組に対応する回数の初期値“1”を行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶に記憶させる。ユーザID、行動内容、ステップS22で求めた時間帯ID、曜日、3次メッシュコードの組が既に行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶されている場合、行動情報抽象化手段201は、その組に対応する回数の値を1インクリメントする。
次に、広告配信サーバ200が広告を配信する動作について説明する。
まず、広告配信条件登録手段203が、広告配信条件DB記憶手段204に広告の配信対象とする利用者を特定するための条件と、行動情報が条件を満たす利用者のユーザIDの検索日時とを広告配信条件DB記憶手段204に記憶させる。
図7は、広告配信条件DB記憶手段204が記憶する情報の例を示す説明図である。本例では、広告配信条件DB記憶手段204は、条件および検索日時の他に、広告(配信内容)と、その広告を識別するための広告IDと、広告の配信人数(広告を配信する人数の上限値)も記憶する。具体的には、広告配信条件DB記憶手段204は、図7に示すように、広告ID(カラムD1)と、検索日時を示す配信日および配信時間帯(カラムD2,D3)と、広告配信対象者を特定するための条件となる時間帯、曜日、3次メッシュコードおよび行動内容(カラムD4〜D7)と、配信人数(カラムD8)と、広告(カラムD9)とを対応付けて記憶する。カラムD4,D5に示す条件は、行動情報に含まれる時間帯および曜日に関する条件である。カラムD6に示す条件は、行動情報に含まれる3次メッシュコードに関する条件である。カラムD7に示す条件は、行動情報に含まれる行動内容に関する条件である。広告配信サーバ200は、カラムD4〜D7の条件に合致する行動情報に対応する利用者の携帯端末に広告を送信する。
広告配信条件登録手段203は、例えば、広告主の端末(図示せず。)からの要求に応じて、図7に示すカラムD1〜D9(広告ID、配信日、配信時間帯、時間帯、曜日、3次メッシュコード、行動内容、配信人数、広告)の入力欄を有するWebページを広告主の端末に送信する。そして、その端末において各項目の情報が入力され、その端末が入力された各情報を広告配信サーバ200に送信する。広告配信条件登録手段203は、その情報(広告ID、配信日、配信時間帯、時間帯、曜日、3次メッシュコード、行動内容、配信人数、広告)を受信し、広告配信条件DB記憶手段204に記憶させる。
図8は、広告配信サーバ200が広告を配信する動作の例を示すフローチャートである。広告管理サーバ200の配信管理手段205は、広告配信サーバ200が備えるタイマ(図示せず。)によって、現在時刻が、各時間帯(例えば3:00を起点として24時間を30分毎に区切った時間帯)の開始時刻になると、現在の時間帯を配信時間帯とする条件が広告配信条件DB記憶手段204に記憶されているか否かを判定する(ステップS30)。現在の時間帯を配信時間帯とする条件がなければ、次の時間帯の開始時に同様の判定(ステップS30)を行う。現在の時間帯を配信時間帯とする条件があれば、配信管理手段205は、その条件およびその条件に対応する広告を読み込み、行動情報抽出手段206に渡す(ステップS30におけるYES)。そのような条件がなければ、現在時刻が各時間帯の開始時刻になったときに再度ステップS30の判定を行う。
例えば、広告配信条件DB記憶手段204が図7に例示する情報を記憶していて、現在時刻が2007年10月5日の11時30分になったとする。この場合、広告配信条件DB記憶手段204には、2007年10月5日の時間帯18(11:30〜12:00に該当する。)に対応する条件が記憶されているので、配信管理手段205は、図7に例示する条件(時間帯“32”、曜日“Fri”、3時メッシュコード“5339-3670 ”、行動内容“ALL”)、およびその条件に対応する広告を読み込み、その条件および広告を行動情報抽出手段206に渡す。なお、“ALL”は、行動情報に含まれる行動内容がどのような内容であっても、行動内容に関する条件を満たすことを意味している。
行動情報抽出手段206は、配信管理手段205から条件および広告を渡されると、行動情報がその条件を満たしている利用者のユーザIDを検索する(ステップS31)。すなわち、行動情報抽出手段206は、行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶された行動情報の中から条件を満たす行動情報を検索し、その行動情報に対応するユーザIDを行動抽象化情報DB記憶手段202から読み込む。図7のカラムD4〜D7に示すように、条件として時間帯“32”、曜日“Fri”、3次メッシュコード“5339-3670 ”および行動内容“ALL”が定められている場合、金曜日(Fri)の時間帯“32(つまり18:30〜19:00)”に3次メッシュコード“5339-3670 ”の領域で行動(「30分毎」でもよい。)を行った利用者のユーザIDを検索する。
このとき、行動情報が条件を満たしている利用者の数が、配信人数(図7に示すカラムD8参照)で定められた数より多い場合、配信人数分のユーザIDを検索する。この場合、条件を満たす行動情報に対応付けられた回数(図6参照)の多い順にユーザIDを、配信人数分検索すればよい。すなわち、行動情報が条件を満たすユーザIDと回数の組を特定し、その回数が多い順に、配信人数分(図7に示す例では100人分)のユーザIDを抽出すればよい。
このように、行動情報抽出手段206は、条件を満たす行動情報およびユーザIDの組のうち、行動情報に対応付けられた回数が多い組から優先的にユーザIDを検索する。すると、条件を満たす過去の行動に基づいて、特定の行動を行う確率がより高いと予測される利用者のユーザIDを検索することができる。
ユーザIDの検索に失敗した場合(ステップS31におけるNO)、広告配信サーバ200は処理を終了する。一方、ユーザIDの検索に成功した場合、すなわち少なくとも1件のユーザIDを検索することができた場合(ステップS31におけるYES)、行動情報抽出手段206は、検索したユーザIDおよび配信管理手段205から渡された広告を、広告配信手段207に渡す。広告配信手段207は、そのユーザIDに対応する利用者の携帯端末100のアドレス(例えばメールアドレス)を宛先として、その広告を送信する(ステップS32)。なお、既に説明したように、例えば、広告配信サーバ200は、ユーザIDと広告とを対応付けて予め記憶装置に記憶しておけばよい。そして、広告配信手段207は、ユーザIDに対応するアドレスをその記憶装置から読み込み、そのアドレスを宛先として広告を送信すればよい。
図9は、ステップS32において広告配信手段207が送信した広告を受信する携帯端末100の動作の例を示すフローチャートである。携帯端末100の広告表示手段103は、広告配信サーバ200(広告配信手段207)が通信ネットワーク300を介して携帯端末100宛に送信した広告を受信する(ステップS41)。すると、広告表示手段103は、その広告を表示する(ステップS42)。
本発明によれば、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報がその条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する広告配信条件DB記憶手段204を備え、広告配信条件登録手段203が広告配信条件DB記憶手段204に条件および検索日時を記憶させる。そして、配信管理手段205は、現在時刻が検索日時となったときに、その検索日時に対応する条件を読み込み、行動情報抽出手段206は、行動情報がその条件を満たしている利用書のユーザIDを検索し、広告配信手段207がその利用者の携帯端末に広告を送信する。従って広告主は検索日時を所望の日時に設定することができる。その結果、利用者の過去の行動と広告主の所望の広告配信時期との時間間隔に依らずに、所望の時期に利用者の過去の行動に応じて広告を送信することができる。
また、行動内容収集手段102aは、利用者が所定の場所に訪れたかどうかに依らずに、利用者の行動内容を収集する。そして、時間特定手段102bは、行動が行われた時に関する情報を特定し、場所特定手段102cは、行動が行われた場所に関する情報を特定する。行動情報送信手段101は、利用者の行動内容とその行動が行われた時および場所に関する情報を広告配信サーバ200に送信する。行動情報抽象化手段201は、携帯端末100が送信した行動情報およびユーザIDを行動抽象化情報DB記憶手段202に記憶させる。そして、行動情報抽出手段206は、行動情報が条件を満たしている利用書のユーザIDを検索し、広告配信手段207がそのユーザIDが示す利用者の携帯端末100に広告を配信する。従って、携帯端末の利用者が広告配信時に所定の場所に訪れているか否かに依らず、所望の時期に利用者の過去の行動に応じて広告を配信することができる。
次に、本発明の概要について説明する。図10および図11は、本発明の広告配信装置の概要を示すブロック図である。また、図12および図13は、本発明の携帯端末の概要を示すブロック図である。
図10に示すように、本発明の広告配信装置200は、行動情報記憶手段251(例えば、行動抽象化情報DB記憶手段202)と、行動情報登録手段252(例えば、行動情報抽象化手段201)と、条件記憶手段253(例えば、広告配信条件DB記憶手段204)と、条件登録手段254(例えば、広告配信条件登録手段203)と、利用者検索手段255(例えば、行動情報抽出手段206)と、広告送信手段256(広告配信手段207)とを備える。
行動情報記憶手段251は、携帯端末の利用者が携帯端末を使用した記録を示す行動情報とその利用者の利用者識別情報とを記憶する。行動情報登録手段252は、携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、その利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段251に記憶させる。
条件記憶手段253は、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報がその条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する。条件登録手段254は、条件記憶手段253に条件と検索日時とを対応付けて記憶させる。
利用者検索手段255は、検索日時となったときに、行動情報がその検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段251から検索する。そして、広告送信手段256は、利用者検索手段255が検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する。
行動情報登録手段252は、利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段251に記憶させるときに、現在までに行動情報記憶手段251に記憶させることとなったその利用者識別情報とその行動情報の組の重複回数とともに行動情報記憶手段251に記憶させることが好ましい。そして、利用者検索手段255は、行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報を検索するときに、その条件を満たす行動情報および利用者識別情報の組のうち、重複回数が多い組から優先的に利用者識別情報を検索することが好ましい。
例えば、行動情報登録手段252が、携帯端末から、利用者が携帯端末に対して行った行動内容と、その行動が行われた時に関する情報と、その行動が行われた場所に関する情報とを行動情報として受信し、利用者識別情報とともに行動内容、その行動が行われた時に関する情報、およびその行動が行われた場所に関する情報を行動情報記憶手段251に記憶させ、条件登録手段254が、行動情報に含まれる行動内容、その行動が行われた時に関する情報、およびその行動が行われた場所に関する情報が満たすべき条件を条件記憶手段253に記憶させてもよい。
例えば、行動情報登録手段252が、携帯端末から、利用者が携帯端末に対して行った行動内容と、その行動が行われた時刻と、その行動が行われた地点の情報とを受信し、その時刻をその時刻が属する時間帯の情報に変換し、その地点の情報をその地点が属する領域の情報に変換し、利用者識別情報とともに行動内容、時間帯の情報および領域の情報を行動情報記憶手段251に記憶させ、条件登録手段254が、行動情報に含まれる行動内容、その行動が行われた時間帯、およびその行動が行われた領域が満足すべき条件を条件記憶手段253に記憶させてもよい。
領域の情報は、行政管理庁告示第143号で定められた地域メッシュコードであってもよい。
例えば、携帯端末に対する行動が行われた地点の情報は緯度および経度であり、行動情報登録手段252は、緯度および経度に対して所定の演算を行って地域メッシュコードを算出する。
また、例えば、図11に示すように、広告配信装置200が、領域の情報と、領域の緯度および経度の範囲とを対応付けて記憶する領域情報記憶手段256を備え、行動情報登録手段252が、携帯端末に対する行動が行われた地点に対応する領域の情報を領域情報記憶手段256から検索することにより、領域の情報を特定してもよい。
行動情報登録手段252は、携帯端末から一定時間毎にまとめて送信される利用者識別情報および行動情報を受信してもよい。
また、本発明の携帯端末100は、条件に合致する利用者に広告を配信する広告配信装置から広告を受信する。携帯端末100は、行動内容収集手段151(例えば、図1に示す行動内容収集手段102a)と、時間特定手段152(例えば、図1に示す時間特定手段102b)と、場所特定手段153(例えば、図1に示す場所特定手段102c)と、利用者識別情報記憶手段154(例えば、図1に示す記憶装置104)と、送信手段155(例えば、図1に示す行動情報送信手段101)とを備える。
行動内容収集手段151は、利用者が行った行動内容を収集する。また、時間特定手段152は、利用者が行動を行った時を特定する。場所特定手段153は、利用者が行動を行った場所を特定する。利用者識別情報記憶手段154は、利用者識別情報を記憶する。送信手段155は、その利用者識別情報と、行動内容収集手段151が収集した行動内容と、時間特定手段152が特定した時と、場所特定手段153が特定した場所とを、広告配信装置に送信する。
また、携帯端末100は、情報を記憶する記憶手段156と、情報蓄積手段157とを備える。情報蓄積手段157は、行動内容収集手段151が収集した行動内容と、時間特定手段152が特定した時と、場所特定手段153が特定した場所とを記憶手段156に記憶させる。そして、送信手段155が、記憶手段156に記憶された情報を一定時間毎に利用者識別情報とともに送信してもよい。
このような広告配信装置200、携帯端末200により、携帯端末の利用者が広告配信時に所定の場所に訪れているか否かに依らず、また、利用者の過去の行動と広告配信者の所望の広告配信時期との時間間隔に依らずに、所望の時期に利用者の過去の行動に応じて広告を配信することができる。
本発明は、携帯端末に広告を配信する広告配信システムに好適に適用可能である。
本発明の実施形態の広告配信システムを示すブロック図である。 携帯端末の行動情報送信動作の例を示すフローチャートである。 行動情報の例を示す説明図である。 ユーザIDおよび行動情報を受信した広告配信サーバの動作の例を示す説明図である。 抽象化された行動情報の例を示す説明図である。 行動抽象化情報DB記憶手段が記憶する情報の例を示す説明図である。 広告配信条件DB記憶手段が記憶する情報の例を示す説明図である。 広告配信サーバが広告を配信する動作の例を示すフローチャートである。 広告配信手段が送信した広告を受信する携帯端末の動作の例を示すフローチャートである。 本発明の広告配信装置の概要を示すブロック図である。 本発明の広告配信装置の概要を示すブロック図である。 本発明の携帯端末の概要を示すブロック図である。 本発明の携帯端末の概要を示すブロック図である。
符号の説明
100 携帯端末
101 行動情報送信手段
102 行動情報収集手段
102a 行動内容収集手段
102b 時間特定手段
102c 場所特定手段
102d 情報蓄積手段
103 広告表示手段
104 記憶装置
200 広告配信装置
201 行動情報抽象化手段
202 行動抽象化情報DB記憶手段
203 広告配信条件登録手段
204 広告配信条件DB記憶手段
205 配信管理手段
206 行動情報抽出手段
207 広告配信手段

Claims (20)

  1. 携帯端末の利用者が当該携帯端末を使用した記録を示す行動情報と前記利用者の利用者識別情報とを記憶する行動情報記憶手段と、
    携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる行動情報登録手段と、
    広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する条件記憶手段と、
    前記条件記憶手段に前記条件と前記検索日時とを対応付けて記憶させる条件登録手段と、
    前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索する利用者検索手段と、
    前記利用者検索手段が検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する広告送信手段とを備える
    ことを特徴とする広告配信装置。
  2. 行動情報登録手段は、利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段に記憶させるときに、現在までに行動情報記憶手段に記憶させることとなった前記利用者識別情報と前記行動情報の組の重複回数とともに行動情報記憶手段に記憶させ、
    利用者検索手段は、行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報を検索するときに、前記条件を満たす行動情報および利用者識別情報の組のうち、前記重複回数が多い組から優先的に利用者識別情報を検索する
    請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 行動情報登録手段は、携帯端末から、利用者が当該携帯端末に対して行った行動内容と、当該行動が行われた時に関する情報と、当該行動が行われた場所に関する情報とを行動情報として受信し、利用者識別情報とともに前記行動内容、当該行動が行われた時に関する情報、および当該行動が行われた場所に関する情報を行動情報記憶手段に記憶させ、
    条件登録手段は、行動情報に含まれる行動内容、当該行動が行われた時に関する情報、および当該行動が行われた場所に関する情報が満たすべき条件を条件記憶手段に記憶させる
    請求項1または請求項2に記載の広告配信装置。
  4. 行動情報登録手段は、携帯端末から、利用者が当該携帯端末に対して行った行動内容と、当該行動が行われた時刻と、当該行動が行われた地点の情報とを受信し、前記時刻を当該時刻が属する時間帯の情報に変換し、前記地点の情報を当該地点が属する領域の情報に変換し、利用者識別情報とともに前記行動内容、前記時間帯の情報および前記領域の情報を行動情報記憶手段に記憶させ、
    条件登録手段は、行動情報に含まれる行動内容、当該行動が行われた時間帯、および当該行動が行われた領域が満足すべき条件を条件記憶手段に記憶させる
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の広告配信装置。
  5. 領域の情報は、行政管理庁告示第143号で定められた地域メッシュコードである
    請求項4に記載の広告配信装置。
  6. 携帯端末に対する行動が行われた地点の情報は緯度および経度であり、
    行動情報登録手段は、緯度および経度に対して所定の演算を行って前記地域メッシュコードを算出する
    請求項5に記載の広告配信装置。
  7. 領域の情報と、領域の緯度および経度の範囲とを対応付けて記憶する領域情報記憶手段を備え、
    行動情報登録手段は、携帯端末に対する行動が行われた地点に対応する領域の情報を領域情報記憶手段から検索することにより、領域の情報を特定する
    請求項4または請求項5に記載の広告配信装置。
  8. 行動情報登録手段は、携帯端末から一定時間毎にまとめて送信される利用者識別情報および行動情報を受信する
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の広告配信装置。
  9. 条件に合致する利用者に広告を配信する広告配信装置から広告を受信する携帯端末であって、
    利用者が行った行動内容を収集する行動内容収集手段と、
    利用者が行動を行った時を特定する時間特定手段と、
    利用者が行動を行った場所を特定する場所特定手段と、
    利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶手段と、
    前記利用者識別情報と、前記行動内容収集手段が収集した行動内容と、前記時間特定手段が特定した時と、前記場所特定手段が特定した場所とを、前記広告配信装置に送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする携帯端末。
  10. 情報を記憶する記憶手段と、
    前記行動内容収集手段が収集した行動内容と、前記時間特定手段が特定した時と、前記場所特定手段が特定した場所とを前記記憶手段に記憶させる情報蓄積手段とを備え、
    送信手段は、前記記憶手段に記憶された情報を一定時間毎に利用者識別情報とともに送信する
    請求項9に記載の携帯端末。
  11. 携帯端末と、
    前記携帯端末に対して広告を送信する広告配信装置とを備え、
    前記広告配信装置は、
    携帯端末の利用者が当該携帯端末を使用した記録を示す行動情報と前記利用者の利用者識別情報とを記憶する行動情報記憶手段と、
    携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる行動情報登録手段と、
    広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する条件記憶手段と、
    前記条件記憶手段に前記条件と前記検索日時とを対応付けて記憶させる条件登録手段と、
    前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索する利用者検索手段と、
    前記利用者検索手段が検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する広告送信手段とを有し、
    前記携帯端末は、
    利用者が行った行動内容を収集する行動内容収集手段と、
    利用者が行動を行った時を特定する時間特定手段と、
    利用者が行動を行った場所を特定する場所特定手段と、
    利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶手段と、
    前記利用者識別情報と、前記行動内容収集手段が収集した行動内容と、前記時間特定手段が特定した時と、前記場所特定手段が特定した場所とを行動情報として前記広告配信装置に送信する送信手段とを有する
    ことを特徴とする広告配信システム。
  12. 行動情報登録手段は、利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段に記憶させるときに、現在までに行動情報記憶手段に記憶させることとなった前記利用者識別情報と前記行動情報の組の重複回数とともに行動情報記憶手段に記憶させ、
    利用者検索手段は、行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報を検索するときに、前記条件を満たす行動情報および利用者識別情報の組のうち、前記重複回数が多い組から優先的に利用者識別情報を検索する
    請求項11に記載の広告配信システム。
  13. 広告の配信対象とする携帯端末の利用者を特定するための利用者の行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて条件記憶手段に記憶させ、
    携帯端末から当該携帯端末の利用者の利用者識別情報および当該利用者が前記携帯端末を使用した記録を示す行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を行動情報記憶手段に記憶させ、
    前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索し、
    検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する
    ことを特徴とする広告配信方法。
  14. 利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段に記憶させるときに、現在までに行動情報記憶手段に記憶させることとなった前記利用者識別情報と前記行動情報の組の重複回数とともに行動情報記憶手段に記憶させ、
    行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報を検索するときに、前記条件を満たす行動情報および利用者識別情報の組のうち、前記重複回数が多い組から優先的に利用者識別情報を検索する
    請求項13に記載の広告配信方法。
  15. 利用者が携帯端末に対して行う行動内容、当該行動が行われた時に関する情報、および当該行動が行われた場所に関する情報が満たすべき条件を条件記憶手段に記憶させ、
    携帯端末から、利用者が当該携帯端末に対して行った行動内容と、当該行動が行われた時に関する情報と、当該行動が行われた場所に関する情報とを行動情報として受信し、利用者識別情報とともに前記行動内容、当該行動が行われた時に関する情報、および当該行動が行われた場所に関する情報を行動情報記憶手段に記憶させる
    請求項13または請求項14に記載の広告配信方法。
  16. 携帯端末の利用者が当該携帯端末を使用した記録を示す行動情報と前記利用者の利用者識別情報とを記憶する行動情報記憶手段と、広告の配信対象とする利用者を特定するための行動情報に関する条件と、行動情報が前記条件を満たしている利用者の利用者識別情報の検索日時とを対応付けて記憶する条件記憶手段とを備えたコンピュータに搭載される広告配信プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    携帯端末から利用者識別情報および行動情報を受信したときに、前記利用者識別情報および前記行動情報を前記行動情報記憶手段に記憶させる行動情報登録処理、
    前記条件記憶手段に前記条件と前記検索日時とを対応付けて記憶させる条件登録処理、
    前記検索日時となったときに、行動情報が当該検索日時に対応する条件を満たしている利用者の利用者識別情報を行動情報記憶手段から検索する利用者検索処理、および
    前記利用者検索処理で検索した利用者識別情報が示す利用者の携帯端末に広告を送信する広告送信処理
    を実行させるための広告配信プログラム。
  17. コンピュータに、
    行動情報登録処理で、利用者識別情報および行動情報を行動情報記憶手段に記憶させるときに、現在までに行動情報記憶手段に記憶させることとなった前記利用者識別情報と前記行動情報の組の重複回数とともに行動情報記憶手段に記憶させ、
    利用者検索処理で、行動情報が条件を満たしている利用者の利用者識別情報を検索するときに、前記条件を満たす行動情報および利用者識別情報の組のうち、前記重複回数が多い組から優先的に利用者識別情報を検索させる
    請求項16に記載の広告配信プログラム。
  18. コンピュータに、
    行動情報登録処理で、携帯端末から、利用者が当該携帯端末に対して行った行動内容と、当該行動が行われた時に関する情報と、当該行動が行われた場所に関する情報とを行動情報として受信したときに、利用者識別情報とともに前記行動内容、当該行動が行われた時に関する情報、および当該行動が行われた場所に関する情報を行動情報記憶手段に記憶させ、
    条件登録処理で、行動情報に含まれる行動内容、当該行動が行われた時に関する情報、および当該行動が行われた場所に関する情報が満たすべき条件を条件記憶手段に記憶させる
    請求項16または請求項17に記載の広告配信プログラム。
  19. 利用者識別情報を記憶する利用者識別情報記憶手段を備え、条件に合致する利用者に広告を配信する広告配信装置から広告を受信する携帯型コンピュータに搭載される携帯端末用プログラムであって、
    前記携帯型コンピュータに、
    利用者が行った行動内容を収集する行動内容収集処理、
    利用者が行動を行った時を特定する時間特定処理、
    利用者が行動を行った場所を特定する場所特定処理、および
    前記利用者識別情報と、前記行動内容収集処理で収集した行動内容と、前記時間特定処理で特定した時と、前記場所特定処理で特定した場所とを、前記広告配信装置に送信する送信処理
    を実行させるための携帯端末用プログラム。
  20. 情報を記憶する記憶手段を備えた携帯型コンピュータに、
    行動内容収集処理で収集した行動内容と、時間特定処理で特定した時と、場所特定処理で特定した場所とを前記記憶手段に記憶させる情報蓄積処理を実行させ、
    送信処理では、前記記憶手段に記憶された情報を一定時間毎に利用者識別情報とともに送信させる
    請求項19に記載の携帯端末用プログラム。
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