JP2004254024A - 情報提供サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者の情報を容易に取得できる情報提供サーバを提供する。
【解決手段】本発明に係る情報提供サーバ10においては、受信部14がユーザの携帯端末30から電話番号及びユーザ位置情報を受信すると、その電話番号と同じ電話番号を含む店舗情報の系列が系列検出部16によって格納部12から検出される。そして、検出された系列と同じ系列を有する複数の店舗から、ユーザ位置情報の位置をそのサービス提供エリアに含む店舗のサービス提供者情報が、提供者検出部18によって格納部12から検出される。検出されたサービス提供者情報の電話番号及び固有情報の少なくとも一方は、送信部20によってユーザの携帯端末30に送信され、アドレス検索や項目選択を要することなく、ユーザは容易に店舗の情報を取得することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザ所望の電話番号を検出する情報提供サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが、例えばA社提供のピザ宅配サービスを受けたい場合には、自宅に配布されたA社のパンフレットに記載の電話番号に連絡し、ユーザが外出先(自宅外)で同様のサービスを受けたい場合には、その外出先に配布されたA社のパンフレットを入手して、そのパンフレットに記載の電話番号に連絡するのが一般的である。このように、パンフレットをA社などの宅配サービス業者が配布するのは、宅配サービスを提供する場所によってサービス店舗(サービス提供者)が異なり、その各サービス提供者の電話番号がそれぞれ異なるためである。なお一般に、このような宅配サービスにおいては、サービス提供者の配達エリア(サービス提供エリア)は市町村などの住所によって区分けされている。
【0003】
ところが外出先においては、ユーザは、A社のパンフレットの保管場所を知らないのが普通であり、このパンフレットを入手することは一般に困難なことである。そのためユーザは、例えばインターネット接続可能な携帯端末を利用して、外出先におけるサービス提供者の電話番号を取得することとなる。すなわち、ユーザは携帯端末を用いてA社のサーバ(情報提供サーバ)のアドレスを探し、そのサーバ上のホームページにアクセスする。そして、外出先(現在地)の住所をユーザが認識している場合には、ホームページ上で現在地をサービス提供エリアに含むサービス提供者を複数のサービス提供者の中から選択して、そのサービス提供者の電話番号を取得する。このように、携帯端末に電話番号を提供するサーバは、例えば、下記の特許文献1に開示されている。なお、ユーザが現在地の住所を認識していない場合には、ユーザは、携帯端末が有するGPS機能などの位置検出機能を用いて現在地の住所情報を予め取得する必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−187469号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の情報提供サーバは、次のような課題が存在している。すなわち、ユーザが携帯端末を用いて情報提供サーバにアクセスし、ユーザ所望の情報である電話番号を取得するには、ユーザはアドレス検索やホームページの項目選択等の煩雑な操作をしなければならなかった。しかも、ユーザが現在地の住所を認識していない場合には、さらなる煩雑な操作と時間の浪費をユーザに強いることとなる。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者の情報を容易に取得できる情報提供サーバを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る情報提供サーバは、系列グループを構成するサービス提供者のサービス提供エリアを示すサービスエリア情報と、サービス提供者の電話番号及び固有情報のうちの少なくともその電話番号と、サービス提供者が属する系列グループを示す系列識別情報とが互いに関連づけられたサービス提供者情報が複数格納される格納手段と、ユーザの携帯端末から送信される、電話番号及びユーザの位置を示すユーザ位置情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した電話番号に基づき、この番号と同じ電話番号を含むサービス提供者情報の系列識別情報を格納手段から検出する系列検出手段と、受信手段で受信したユーザ位置情報に基づき、系列検出手段で検出した系列識別情報と同じ系列識別情報を有する複数のサービス提供者情報から、サービス提供エリア内にこのユーザ位置情報の位置を含んでいるサービスエリア情報のサービス提供者情報を格納手段から検出する提供者検出手段と、提供者検出手段で検出されたサービス提供者情報の電話番号及び固有情報の少なくとも一方を携帯端末に送信する送信手段とを備える。
【0008】
この情報提供サーバにおいては、受信手段がユーザの携帯端末から電話番号及びユーザ位置情報を受信すると、その電話番号と同じ電話番号を含むサービス提供者情報の系列識別情報が系列検出手段によって格納手段から検出される。そして、検出された系列識別情報と同じ系列識別情報を有する複数のサービス提供者情報から、ユーザ位置情報の位置をそのサービス提供エリアに含むサービス提供者のサービス提供者情報が、提供者検出手段によって格納手段から検出される。検出されたサービス提供者情報の電話番号及び固有情報の少なくとも一方は、送信手段によってユーザの携帯端末に送信される。すなわち、この情報提供サーバにおいては、携帯端末から受信する電話番号によって、サービス提供者の系列グループが検出され、携帯端末から受信するユーザ位置情報によって、ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者が検出される。したがって、ユーザは、所望のサービスを提供する系列グループのいずれかのサービス提供者の電話番号と、GPS衛星等を利用して取得したユーザ位置情報とを情報提供サーバに送信すれば、ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者の電話番号及び固有情報の少なくとも一方を受信して取得することができるため、アドレス検索や項目選択が必要な従来の情報提供サーバに比べて容易にサービス提供者の情報を取得することができる。
【0009】
本発明に係る情報提供サーバは、緊急時に通報される被通報署の所轄エリアを示す所轄エリア情報と、その被通報署の電話番号とが互いに関連づけられた所轄情報が複数格納される格納手段と、ユーザの携帯端末から送信される、通報用電話番号、ユーザの位置を示すユーザ位置情報及び携帯端末が利用する基地局の位置を示す基地局位置情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した通報用電話番号に基づき、その通報用電話番号の被通報署種別を判断する種別判断手段と、受信手段で受信したユーザ位置情報に基づき、種別判断手段で判断された被通報署種別の所轄情報のうち、所轄エリア内にこのユーザ位置情報の位置を含んでいる所轄エリア情報の所轄情報を格納手段から検出する所轄情報検出手段と、受信手段で受信した基地局位置情報に基づき、所轄情報検出手段で検出された所轄情報の所轄エリア情報の所轄エリア内に、この基地局情報の位置が含まれているか否かを判断する判断手段と、判断手段の判断に基づき、基地局情報の位置が所轄エリア情報の所轄エリアに含まれている場合には、受信手段で受信した通報用電話番号を携帯端末に送信し、基地局情報の位置が所轄エリア情報の所轄エリアに含まれていない場合には、所轄情報検出手段で検出した所轄情報の電話番号を携帯端末に送信する送信手段とを備える。
【0010】
この情報提供サーバにおいては、受信手段がユーザの携帯端末から通報用電話番号、ユーザ位置情報及び基地局位置情報を受信すると、種別判断手段によって、その通報用電話番号から被通報署種別(例えば、警察署や消防署等)が判断される。そして、所轄情報検出手段が、種別判断手段で判断された被通報署種別の所轄情報であって、ユーザ位置情報の位置をその所轄エリアに含む所轄情報を格納手段から検出する。すなわち、この情報提供サーバにおいては、携帯端末から受信する通報用電話番号によって、被通報署の被通報署種別が判断され、携帯端末から受信するユーザ位置情報によって、ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署が検出される。そして、検出した所轄情報の所轄エリア内に、基地局位置情報の位置が含まれているか否かが判断手段によって判断され、含まれている場合には送信手段から通報用電話番号が携帯端末に送信され、含まれていない場合には送信手段から所轄情報の電話番号が携帯端末に送信される。すなわち、ユーザ位置と基地局位置とが同一の所轄エリアに含まれる場合には、ユーザの携帯端末には通報用電話番号が送信され、同一の所轄エリアに含まれない場合には格納手段に格納された電話番号が送信される。そのため、ユーザは、通報用電話番号と、GPS衛星等を利用して取得したユーザ位置情報とを情報提供サーバに送信すれば、ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署の連絡先電話番号を受信して取得することができ、アドレス検索や項目選択が必要な従来の情報提供サーバに比べて容易に被通報署の情報を取得することができる。また、ユーザ位置と基地局位置とが同一の所轄エリアに含まれる場合には、ユーザが送信した通報用電話番号と同じ番号が返信されるため、通報の際に非課金通話を効率よく利用することができる。
【0011】
情報提供方法は、系列グループを構成するサービス提供者のサービス提供エリアを示すサービスエリア情報と、サービス提供者の電話番号及び固有情報のうちの少なくともその電話番号と、サービス提供者が属する系列グループを示す系列識別情報とが互いに関連づけられたサービス提供者情報を格納手段に複数格納しておき、受信手段が、ユーザの携帯端末から送信される、電話番号及びユーザの位置を示すユーザ位置情報を受信するステップと、系列検出手段が、受信手段で受信した電話番号に基づき、この番号と同じ電話番号を含むサービス提供者情報の系列識別情報を格納手段から検出するステップと、提供者検出手段が、受信手段で受信したユーザ位置情報に基づき、系列検出手段で検出した系列識別情報と同じ系列識別情報を有する複数のサービス提供者情報から、サービス提供エリア内にこのユーザ位置情報の位置を含んでいるサービスエリア情報のサービス提供者情報を格納手段から検出するステップと、送信手段が、提供者検出手段で検出されたサービス提供者情報の固有情報を携帯端末に送信するステップとを備える。
【0012】
この情報提供方法においては、受信手段がユーザの携帯端末から電話番号及びユーザ位置情報を受信すると、その電話番号と同じ電話番号を含むサービス提供者情報の系列識別情報が系列検出手段によって格納手段から検出される。そして、検出された系列識別情報と同じ系列識別情報を有する複数のサービス提供者情報から、ユーザ位置情報の位置をそのサービス提供エリアに含むサービス提供者のサービス提供者情報が、提供者検出手段によって格納手段から検出される。検出されたサービス提供者情報の電話番号及び固有情報の少なくとも一方は、送信手段によってユーザの携帯端末に送信される。すなわち、この情報提供方法においては、受信手段で受信する電話番号によって、サービス提供者の系列グループが検出され、受信手段で受信するユーザ位置情報によって、ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者が検出される。したがって、ユーザは、所望のサービスを提供する系列グループのいずれかのサービス提供者の電話番号と、GPS衛星等を利用して取得したユーザ位置情報とを受信手段に送信すれば、ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者の電話番号及び固有情報の少なくとも一方を受信して取得することができるため、アドレス検索や項目選択が必要な従来の情報提供方法に比べて容易にサービス提供者の情報を取得することができる。
【0013】
情報提供方法は、緊急時に通報される被通報署の所轄エリアを示す所轄エリア情報と、その被通報署の電話番号とが互いに関連づけられた所轄情報を格納手段に複数格納しておき、受信手段が、ユーザの携帯端末から送信される、通報用電話番号、ユーザの位置を示すユーザ位置情報及び携帯端末が利用する基地局の位置を示す基地局位置情報を受信するステップと、種別判断手段が、受信手段で受信した通報用電話番号に基づき、その通報用電話番号の被通報署種別を判断するステップと、所轄情報検出手段が、受信手段で受信したユーザ位置情報に基づき、種別判断で判断された被通報署種別の所轄情報のうち、所轄エリア内にこのユーザ位置情報の位置を含んでいる所轄エリア情報の所轄情報を格納手段から検出するステップと、判断手段が、受信手段で受信した基地局位置情報に基づき、所轄情報検出手段で検出された所轄情報の所轄エリア情報の所轄エリア内に、この基地局情報の位置が含まれているか否かを判断するステップと、送信手段が、判断手段の判断に基づき、基地局情報の位置が所轄エリア情報の所轄エリアに含まれている場合には、受信手段で受信した通報用電話番号を携帯端末に送信し、基地局情報の位置が所轄エリア情報の所轄エリアに含まれていない場合には、所轄情報検出手段で検出した所轄情報の電話番号を携帯端末に送信するステップとを備える。
【0014】
この情報提供方法においては、受信手段がユーザの携帯端末から通報用電話番号、ユーザ位置情報及び基地局位置情報を受信すると、種別判断手段によって、その通報用電話番号から被通報署種別(例えば、警察署や消防署等)が判断される。そして、判断された被通報署種別の所轄情報から、ユーザ位置情報の位置をその所轄エリアに含む所轄情報が検出される。したがって、この情報提供方法においては、携帯端末から受信する通報用電話番号によって、被通報署の被通報署種別が判断され、携帯端末から受信するユーザ位置情報によって、ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署が検出される。そして、検出した所轄情報の所轄エリア内に、基地局位置情報の位置が含まれているか否かが判断手段によって判断され、含まれている場合には送信手段から通報用電話番号が携帯端末に送信され、含まれていない場合には送信手段から所轄情報の電話番号が携帯端末に送信される。すなわち、ユーザ位置と基地局位置とが同一の所轄エリアに含まれる場合には、ユーザの携帯端末には通報用電話番号が送信され、同一の所轄エリアに含まれない場合には格納手段に格納された電話番号が送信される。そのため、ユーザは、通報用電話番号と、GPS衛星等を利用して取得したユーザ位置情報とを受信手段に送信すれば、ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署の連絡先電話番号を送信手段から受信して取得することができ、アドレス検索や項目選択が必要な従来の情報提供サーバに比べて容易に被通報署の情報を取得することができる。また、ユーザ位置と基地局位置とが同一の所轄エリアに含まれる場合には、ユーザが送信した通報用電話番号と同じ番号が返信されるため、通報の際に非課金通話を効率よく利用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明に係る情報提供サーバの好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
【0016】
まず、本発明の第1実施形態に係る情報提供システムについて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システム1は、情報提供サーバ10と携帯端末30とで構成されている。この情報提供システム1は、携帯端末30のユーザが、インターネット40を介して情報提供サーバ10から所望のサービスを提供するサービス提供者の情報を取得する態様に適用される。
【0017】
携帯端末30は、インターネット通信機能及びGPS機能を有する携帯端末機である。情報サーバ10は、物理的な構成要素として、主にCPU(中央演算装置)、ハードディスクやメモリなどの格納装置、情報送受信装置、GPS情報受信装置等を備えており、機能的な構成要素として、格納部12(格納手段)、受信部14(受信手段)、系列検出部16(系列検出手段)、提供者検出部18(提供者検出手段)、送信部20(送信手段)を備えている。
【0018】
格納部12には、データベース22が格納されている。データベース22には、図2に示すように、系列D1、店舗名D2、サービス提供エリアD3、電話番号D4、住所D5の5つの項目で構成された店舗情報(サービス提供者情報)が複数格納されており、それらの項目が互いに関連づけられている。「A−ピザ」や「B−ピザ」で示されている系列D1とは、特定のサービス(例えば、ピザ宅配サービス)を提供する系列グループを識別する情報である。また、「A1店」や「A2店」等で示されている店舗名D2とは、上記系列グループを構成する店舗(サービス提供者)の名称情報である。さらに、「○×市1丁目」等で示されているサービス提供エリアD3とは、上記各店舗がサービスを提供する範囲を示すエリア情報であり、一般に同一系列の各店舗のサービス提供エリアは互いに重複しないことになっている。「042−aaa−1111」等で示されている電話番号D4とは、各店舗に固有の電話番号であり、この番号に発呼すると各店舗のサービス窓口の電話につながる。「○×市2−2−2」等で示されている住所D5とは、各店舗の所在地を示す情報である。
【0019】
なお、図2に示したデータベース22では、単一の特定サービス(ピザ宅配サービス)を示しているが、このデータベース22に他の特定サービス(例えば、ケータリングサービス)を併せて格納してもよく、また、系列グループの種類を3つ以上にしてもよい。さらに、店舗情報を構成する項目は、上述した項目以外に、営業時間情報、営業日情報などであってもよい。このような情報が店舗情報としてユーザに提供される場合には、ユーザは営業時間等を認知することができるため、営業時間外にユーザが発呼するような事態を未然に回避することができる。
【0020】
受信部14は、任意番号及びユーザ位置情報をユーザの携帯端末30からインターネット40を介して受信する。この任意番号とは、ユーザ所望のサービスを提供する系列グループの店舗のうち、ユーザが認知している任意の店舗の電話番号である。また、ユーザ位置情報とは、携帯端末30のGPS機能を利用して取得した携帯端末30の位置情報であり、実質的にはユーザのいる位置(ユーザ位置)の位置情報と同じである。
【0021】
系列検出部16は、受信部14が受信した任意番号に基づき、格納部のデータベース22からその任意番号と同じ電話番号を有する店舗の系列を検出する。すなわち、系列検出部16は受信部14が受信した任意番号(例えば、042−bbb−1111)と同じ番号を電話番号D4から検出すると共に、その電話番号に関連づけられた系列D1(例えば、B−ピザ)を検出する。
【0022】
提供者検出部18は、受信部14が受信したユーザ位置情報に基づき、系列検出部16で検出した系列の店舗であって、そのユーザ位置情報の位置をサービス提供エリアに含む店舗の店舗情報を格納部12のデータベース22から検出する。例えば、ユーザ位置情報の位置が「○×市2丁目3番地4号」である場合には、提供者検出部18は、系列検出部16が検出した系列D1(例えば、B−ピザ)に含まれる店舗名D2の中から、そのユーザ位置情報を含むサービス提供エリアD3(○×市2丁目、4丁目)を検出すると共に、そのサービス提供エリアD3に関連づけられた店舗名D2(B2店)の店舗情報を検出する。
【0023】
送信部20は、提供者検出部18で検出した店舗情報の電話番号D4及び固有情報の少なくとも一方を、ユーザの携帯端末30にインターネット40を介して送信する。この固有情報とは、同一系列においては各店舗固有となっている情報であり、例えば、データベース22に格納された店舗名D2、サービス提供エリアD3、住所D5等の情報である。なお、送信部20が電話番号D4をユーザの携帯端末30に送信した場合には、ユーザは受信した電話番号へ発呼することで、容易に宅配サービスの注文等をすることができる。
【0024】
次に、上述した情報提供システム1を用いて、ユーザ位置をサービス提供エリアに含む店舗の電話番号をユーザが取得する手順について、図3のフロー図を参照しつつ説明する。
【0025】
ユーザは、携帯端末30のGPS機能を利用してユーザ位置情報を取得し(S10)、このユーザ位置情報と任意番号とを情報提供サーバ10に送信する(S12)。これらの情報を情報提供サーバ10の受信部14が受信すると(S14)、まず系列検出部16が任意番号と同じ電話番号を有する店舗の系列を格納部12のデータベース22から検出する(S16)。そして、提供者検出部18が格納部12のデータベース22から、その系列の店舗のうち、ユーザ位置情報をサービス提供エリアに含む店舗の店舗情報を検出する(S18)。送信部20がその店舗情報の電話番号D4を携帯端末30に送信し(S20)、その電話番号をユーザが携帯端末30で受信して取得する(S22)ことにより、処理フローが終了する。
【0026】
以上詳細に説明したように、ユーザは、任意番号とユーザ位置情報とを情報提供サーバ10に送信すれば、ユーザ位置をサービス提供エリアに含む店舗の情報、すなわち電話番号や固有情報等を取得することができるため、アドレス検索や項目選択が必要な従来の情報提供サーバに比べて容易に店舗の情報を取得することができる。
【0027】
なお上述した例では、情報提供サーバ10が、住所形式のユーザ位置情報(例えば、○×市2丁目3番地4号等)を携帯端末30から受信する態様を示したが、座標形式のユーザ位置情報(経度及び緯度)を受信する態様であってもよい。この場合には、図4に示すように、情報提供サーバ10に住所変換部23を設ける。この住所変換部23は、受信部14が受信したユーザ位置情報の形式をデータベース22に格納されたサービス提供エリアD3の形式に変換する部分である。すなわち、携帯端末30から送信されるユーザ位置情報が座標形式である場合には、住所変換部23はそのユーザ位置情報を住所形式に変換すると共に、提供者検出部18は変換後のユーザ位置情報に基づいて店舗情報をデータベース22から検出する。この場合、座標形式の位置情報と住所形式の位置情報とが互いに関連づけられたデータベースが必要となるが、このデータベースは格納部12等に格納しておく。
【0028】
ユーザが移動の最中に、ユーザ位置をサービス提供エリアに含む店舗の情報を取得したい場合には以下の方法で対応することが可能である。すなわち、移動中のユーザは、携帯端末30のGPS機能を用いて現在位置(ユーザ位置情報)を、所定時間(例えば、10秒)だけ間隔をあけて2回検出して移動距離及び移動方位を取得する。また、移動距離を10秒の時間差で割って移動速度を取得する。そして、取得した移動距離がGPSの測位誤差範囲内(±30m以下)である場合には、ユーザはほとんど移動していないとの判断で、1回目に検出した現在位置をユーザ位置情報として携帯端末30から情報提供サーバ10に送信する。一方、取得した移動距離がGPSの測位誤差範囲外である場合には、2回目の位置検出からの経過時間と移動速度とに基づいて2回目の位置検出時からのユーザ移動距離を取得すると共に、このユーザ移動距離、移動方位及び2回目に検出した位置からユーザの現在位置を取得して、この取得したユーザの現在位置をユーザ位置情報として携帯端末30から情報提供サーバ10に送信する。
【0029】
次に、本発明の第2実施形態に係る情報提供システムについて説明する。図5に示すように、本実施形態に係る情報提供システム1Aは、第1実施形態と同様のユーザの携帯端末30と、情報提供サーバ10Aとで構成されている。この情報提供サーバ10Aは、系列検出部16が種別判断部16A(種別判断手段)になっている点、提供者検出部18が所轄情報検出部18A(所轄情報検出手段)になっている点、データベース22がデータベース22Aになっている点、判断部24(判断手段)を備えている点でのみ、第1実施形態の情報提供サーバ10と異なる。この情報提供システム1Aは、携帯端末30のユーザが、インターネット40を介して情報提供サーバ10Aから警察署又は消防署の連絡先電話番号を取得する態様に適用される。すなわち、警察署等を個人財産の保護や犯罪の取り締まりサービスを提供する一種のサービス提供者とみなし、所轄エリアをそのサービスのサービス提供エリアと同一視して以下話をすすめる。
【0030】
情報提供サーバ10Aの格納部12に格納されたデータベース22Aには、図6に示すように、被通報署種別D6、被通報署D7、所轄エリアD8、電話番号D9、通報用電話番号D10、住所D11の6つの項目で構成された所轄情報が複数格納されており、それらの項目が互いに関連づけられている。「警察署」や「消防署」で示されている被通報署種別D6とは、ユーザが緊急時に通報する被通報署の種別を識別する情報である。また、「C1署」や「C2署」等で示されている被通報署D7とは、被通報署種別の一組織である警察署(又は消防署)の名称情報である。さらに、「○×市」等で示されている所轄エリアD8とは、上記被通報署が担当する所轄のエリア情報であり、一般に各警察署の互いの所轄エリアや各消防署の互いの所轄エリアは重複しない。「042−ccc−0110」等で示されている電話番号D9とは、各被通報署に固有の電話番号であり、この番号に発呼すると各被通報署の通報窓口の電話につながる。通報用電話番号D10には、被通報署種別が警察署であれば「110」が、一方、消防署であれば「119」が格納されている。「○×市5−5−5」等で示されている住所D11とは、各被通報署の所在地を示す情報である。
【0031】
受信部14は、通報用番号、ユーザ位置情報及び基地局位置情報をユーザの携帯端末30からインターネット40を介して受信する。この通報用番号とは、ユーザが通報しようとする被通報署種別、すなわち警察署及び消防署のいずれかの通報用電話番号であり、110番及び119番のいずれかである。また、基地局位置情報とは、ユーザが情報提供サーバ10Aに情報送信する際に利用する基地局の位置情報であり、多くの場合ユーザが利用する基地局はユーザ最寄りの基地局である。なおこの基地局位置情報は、ユーザの携帯端末30から情報提供サーバ10Aに送信される態様以外に、基地局(図示せず)において基地局位置情報を上記通報用番号及びユーザ位置情報に関連づけて、情報提供サーバ10Aに送信される態様であってもよい。
【0032】
種別判断部16Aは、情報提供サーバ10Aの受信部14が受信した通報用番号に基づき、その通報用番号の被通報用種別、すなわち、その通報用番号が警察署宛てのものであるか消防署宛てのものであるかを判断する。
【0033】
所轄情報検出部18Aは、受信部14が受信したユーザ位置情報に基づき、種別判断部16Aで検出した被通報署種別の被通報署であって、そのユーザ位置情報の位置を所轄エリアに含む被通報署の所轄情報を格納部のデータベース22Aから検出する。例えば、ユーザ位置情報の位置が「○×市2丁目3番地4号」である場合には、所轄情報検出部18Aは、種別判断部16Aが検出した被通報署種別D6(例えば、警察署)に含まれる被通報署D7の中から、そのユーザ位置情報を含む所轄エリアD8(○×市)を検出すると共に、その所轄エリアD8に関連づけられた被通報署D7(C1署)の所轄情報を検出する。
【0034】
判断部24は、受信部14が受信した基地局位置情報に基づき、所轄情報検出部18Aで検出した所轄情報の所轄エリアD8のエリアに、その基地局位置情報の位置が含まれるか否かを判断する。具体的に説明すると、例えば所轄情報検出部18Aで検出した所轄情報の所轄エリアD8が「○×市」で示される場合、基地局位置情報の位置が「○×市2丁目3番地2号」のときには判断部24は所轄エリアに基地局位置が「含まれる」と判断して、基地局位置情報の位置が「□△市1丁目3番地2号」のときには判断部24は所轄エリアに基地局位置が「含まれない」と判断する。換言すれば、判断部24はユーザ位置及び基地局位置が同一の所轄エリアD8に含まれる場合には「含まれる」と判断し、そうでない場合には、「含まれない」と判断する。
【0035】
送信部20は、インターネット40を介して連絡先電話番号をユーザの携帯端末30に送信する。この連絡先電話番号は、判断部24の判断に基づいて決定されるものであり、判断部24が「含まれる」と判断した場合には通報用番号であり、一方、判断部24が「含まれない」と判断した場合には所轄情報検出部18Aで検出した所轄情報の電話番号D9である。なお、送信部20が通報用番号を送信する場合における通信用番号は、受信部14が受信したもの、所轄情報検出部18Aで検出した所轄情報の通報用電話番号D10から抽出したもの、いずれを用いてもよい。
【0036】
上述のように、送信部20が携帯端末30に送信する連絡先電話番号は判断部24の判断結果によって変化する。従来より、携帯端末を用いてユーザが110番通報した場合、ユーザ位置を所轄エリアに含まない警察署につながってしまうという問題が指摘されていた。これは、通報先の警察署が、携帯端末との無線通信をおこなう、ユーザが利用する基地局の位置に基づいて決定されているためであり、所轄エリアの境界線を挟んでユーザの携帯端末と基地局とが存在し、通報の際に携帯端末が隣の所轄エリア内にあるその基地局を利用する場合に生じる。このような場合、ユーザは通報用電話番号(110番)を利用できないため、ユーザ位置を所轄エリアに含む警察署の通常の電話番号(例えば、042−ccc−0110)を調べて発呼しなければならない。
【0037】
そこで、判断部24の判断に基づき、ユーザ位置及び基地局位置が同一の所轄エリアD8に含まれる場合、すなわち、110番に発呼するとユーザ位置を所轄エリアとする警察署につながる場合には通報用番号を連絡先電話番号とし、一方、ユーザ位置及び基地局位置がそれぞれ異なる所轄エリアD8に含まれる場合、すなわち、110番に発呼してもユーザ位置を所轄エリアとする警察署につながらない場合には所轄情報検出部18Aがデータベース22Aから検出した所轄情報の電話番号D9(通常の電話番号)を連絡先電話番号として、前述の問題の解決が図られている。
【0038】
次に、上述した情報提供システム1Aを用いて、ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署の電話番号をユーザが取得する手順について、図7のフロー図を参照しつつ説明する。
【0039】
ユーザは、携帯端末30のGPS機能を利用してユーザ位置情報を取得すると共に、基地局位置情報を取得して(S30)、これらの位置情報と通報用番号とを情報提供サーバ10Aに送信する(S32)。これらの情報を情報提供サーバ10Aの受信部14が受信すると(S34)、まず種別判断部16Aが通報用番号から被通報署種別を判断する(S36)。そして、所轄情報検出部18Aが格納部12のデータベース22Aから、被通報署種別の被通報署のうち、ユーザ位置情報を所轄エリアに含む被通報署の所轄情報を検出する(S38)。さらに、判断部24によってユーザ位置及び基地局位置が同一の所轄エリアに含まれるか否かが判断され(S40)、判断部24の判断に基づいて送信部20が連絡先電話番号を携帯端末30に送信し(S42)、その連絡先電話番号をユーザが携帯端末30で受信して取得する(S44)ことにより、処理フローが終了する。
【0040】
以上詳細に説明したように、ユーザは、通報用番号、ユーザ位置情報及び基地局位置情報を情報提供サーバ10Aに送信すれば、ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署の連絡先電話番号を取得することができるため、アドレス検索や項目選択が必要な従来の情報提供サーバに比べて容易に被通報署の連絡先電話番号を取得することができる。すなわち、例えば110番発呼ではユーザ位置を所轄エリアとする警察署につながらない場合であっても、ユーザ位置を所轄エリアとする警察署の電話番号D9をユーザは容易に取得することができる。また、ユーザ位置と基地局位置とが同一の所轄エリアに含まれる場合には、ユーザが送信した通報用の電話番号が返信されるため、通報の際に非課金通話を効率よく利用することができる。
【0041】
なお、この第2の実施形態における情報提供サーバ10Aにおいても、第1の実施形態同様、上述した住所変換部(図示せず)を設けてもよい。この場合には、携帯端末30から座標形式のユーザ位置情報(経度及び緯度)を受信する場合であっても、適切な被通報署の電話番号が情報提供サーバ10Aから携帯端末30に送信される。また、この住所変換部が、基地局IDを住所に変換する機能を有してもよい。一般に、基地局各々には識別情報として基地局IDが割り当てられているが、携帯端末30から受信する上述の基地局位置情報が、基地局IDに代わった場合に、住所変換部は、受信部が受信した基地局IDをデータベース22の所轄エリアD8と同じ形式の位置情報に変換する。この場合、基地局IDと位置情報とが互いに関連づけられたデータベースが必要となるが、このデータベースは格納部12等に格納しておく。
【0042】
第2の実施形態においては、情報提供サーバ10Aを警察署及び消防署のみに利用する態様を示したが、海上保安庁等の他の機関に利用してもよい。なお、海上保安庁の通報用電話番号は「118」である。
【0043】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、固有情報は店舗名や住所に限らず、例えば、メールアドレスやURLアドレス等であってもよい。また、携帯端末は携帯電話機に限らず、PHSやPDA、パソコンなどの通信端末であってもよく、この場合には、利用するネットワークをインターネットから他のネットワーク(PHS通信網等)に適宜変更してもよい。さらに、上記実施形態ではデータベース22とデータベース22Aとを別々に扱ったが、両データベース22,22Aが融合したデータベースであってもよい。情報提供サーバに送信する携帯端末の位置情報として、携帯端末の格納部に格納されている位置情報を用いることにより、ユーザの「現在地」をサービス提供エリア(又は所轄エリア)に含むもの以外に、ユーザが「過去にいた地点」をサービス提供エリア等に含むものの情報をユーザが取得することも可能となる。
【0044】
また、携帯端末から送信されるユーザ位置情報は、GPS衛星から取得される位置情報に限定されず、基地局を利用したものや自動販売機に取り付けられた位置情報提供装置を利用したものであってもよい。さらに、ユーザ位置(及び基地局位置)とサービス提供エリア(又は所轄エリア)との比較は、住所形式(例えば、○×市2丁目3番地4号等)でおこなっているが、座標形式(経度及び緯度)やエリアコード、メッシュコードでおこなってもよい。
【0045】
ここで、「エリアコード」とは、通信事業者等が独自に定義した、地区(エリア)を特定するための識別コードであり、例えば、オープンiエリア(NTTドコモの登録商標)におけるエリアコード等である。なお、このエリアコードは、エリアの西端経度、南端緯度、東端経度、北端緯度によって区分けされている。すなわち、例えばエリアコードが「06801」である場合、このエリアは、西端経度が501918750(ミリ秒)、南端緯度が128400000(ミリ秒)、東端経度が502340625(ミリ秒)、北端緯度が128681250(ミリ秒)というように定義される。以下、このエリアコードを利用した態様について、要部のみ説明する。
【0046】
まず、予め情報提供サーバのデータベースの「サービス提供エリア」項目にエリアコードを格納しておく。そして、携帯端末が、周辺基地局から取得した自機位置のエリアコードを情報提供サーバに送信する。情報提供サーバは、提供者検出部において携帯端末から受け取ったエリアコードと同じエリアコードを有するサービス提供者を検出して、そのサービス提供者の電話番号等を携帯端末に返信する。
【0047】
また、「メッシュコード」とは、網目状に区画された地域の各区画(メッシュ)を特定するための識別コードであり、その区画には日本工業規格(JIS C 6304)で指定されている区分方法(経緯度法)等が利用される。このメッシュコードは、一辺の長さに応じて、1次メッシュコード(1辺の長さが80km、4桁)、2次メッシュコード(1辺の長さが10km、6桁)3次メッシュコード(1辺の長さが5000m、7桁)、4次メッシュコード(1辺の長さが2500m、8桁)等に分類される。
【0048】
1次メッシュコードは、偶数緯度の間隔を3等分(40分間隔)した緯線と1度間隔の経線とによって、当該地域を分割した区画の識別コードである。この1次メッシュコードは、メッシュの南端緯度と西端経度とから算出される。すなわち、1次メッシュコードは、当該メッシュの南端緯度を1.5倍した2桁の数字と、その西端経度から経度から100を引いた2桁の数字とを組み合わせた4桁の数字である。例えば、ユーザの位置(東経、北緯)が(139.25.47.2(すなわち、501947200ミリ秒)、35.40.54.5(すなわち、128454500ミリ秒))である場合、メッシュの南端緯度は35.20、西端経度は139度であるため、1次メッシュコードは「5339」となる。
【0049】
2次メッシュコードは、1次メッシュコードの区画を縦横に8等分(すなわち、64等分)した区画の識別コードである。そして、縦横に8等分されたそれぞれの区画に、経線方向は南から、緯線方向は西からそれぞれ0〜7の数字をつけ、経線方向と緯線方向に組み合わせた2桁の数字を、当該1次メッシュコードの末尾につけた6桁の数字である。例えば、上述したユーザの位置(東経、北緯)の2次メッシュコードは「533943」となる。
【0050】
3次メッシュコードは、2次メッシュコードの区画を縦横に2等分(すなわち、4等分)した区画の識別コードである。そして、縦横に2等分されたそれぞれの区画に、左下、右下、左上、右上の順に0〜3の数字をつけ、その数字を、当該2次メッシュコードの末尾につけた7桁の数字である。例えば、上述したユーザの位置(東経、北緯)の3次メッシュコードは「5339430」となる。
【0051】
4次メッシュコードは、3次メッシュコードの区画を縦横に2等分(すなわち、4等分)した区画の識別コードである。そして、縦横に2等分されたそれぞれの区画に、左下、右下、左上、右上の順に0〜3の数字をつけ、その数字を、当該3次メッシュコードの末尾につけた8桁の数字である。例えば、上述したユーザの位置(東経、北緯)の3次メッシュコードは「53394301」となる。
【0052】
なお、5次以降のメッシュコードを、さらに縦横に2等分した区画の識別コードとして利用してもよい。この場合も、縦横に2等分されたそれぞれの区画に、左下、右下、左上、右上の順に0〜3の数字をつけて、末尾に1桁ずつ付加する。すなわち、高い次数の、あるメッシュコードの数字は、それより低い次数のメッシュコードと同じ数字を先頭部に引き継ぐ。
【0053】
以下、メッシュコードを利用した態様について、要部のみ説明する。まず、予め情報提供サーバのデータベースの「サービス提供エリア」項目に、所定次数のメッシュコード(例えば、2次メッシュコード)を格納しておく。そして、携帯端末が、GPS衛星等から自機位置の経度及び緯度を取得すると共に、その経度及び緯度から上述のメッシュコード(例えば、4次メッシュコード)を算出し、そのメッシュコードを情報提供サーバに送信する。情報提供サーバは、提供者検出部において、携帯端末から受け取ったメッシュコードの先頭部の数字と同じ数字であるメッシュコードを有するサービス提供者を検出して、そのサービス提供者の電話番号等を携帯端末に返信する。
【0054】
この場合、情報提供サーバのデータベースに格納しておくメッシュコードの次数を、所望の次数に設定することで、サービス提供者が提供するサービスに応じ、サービス提供エリアで規定するエリアの範囲を容易に変更することが可能となる。なお、情報提供サーバの住所変換部が、携帯端末から受け取った経度及び緯度をメッシュコードに変換する態様でもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザ位置をサービス提供エリアに含むサービス提供者の情報を容易に取得できる情報提供サーバが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報提供システムのシステム構成図である。
【図2】図1のデータベースのデータ構成を示した図である。
【図3】ユーザ位置をサービス提供エリアに含む店舗の電話番号をユーザが取得する手順を示したフロー図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る情報提供システムの異なる態様を示したシステム構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る情報提供システムのシステム構成図である。
【図6】図4のデータベースのデータ構成を示した図である。
【図7】ユーザ位置を所轄エリアに含む被通報署の連絡先電話番号をユーザが取得する手順を示したフロー図である。
【符号の説明】
1,1A…情報提供システム、10,10A…情報提供サーバ、12…格納部、14…受信部、16…系列検出部、16A…種別判断部、18…提供者検出部、18A…所轄情報検出部、20…送信部、22,22A…データベース、24…判断部、30…携帯端末。

Claims (2)

  1. 系列グループを構成するサービス提供者のサービス提供エリアを示すサービスエリア情報と、前記サービス提供者の電話番号及び固有情報のうちの少なくともその電話番号と、前記サービス提供者が属する系列グループを示す系列識別情報とが互いに関連づけられたサービス提供者情報が複数格納される格納手段と、
    ユーザの携帯端末から送信される、電話番号及び前記ユーザの位置を示すユーザ位置情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記電話番号に基づき、この番号と同じ電話番号を含むサービス提供者情報の前記系列識別情報を前記格納手段から検出する系列検出手段と、
    前記受信手段で受信した前記ユーザ位置情報に基づき、前記系列検出手段で検出した前記系列識別情報と同じ系列識別情報を有する複数の前記サービス提供者情報から、前記サービス提供エリア内にこのユーザ位置情報の位置を含んでいる前記サービスエリア情報の前記サービス提供者情報を前記格納手段から検出する提供者検出手段と、
    前記提供者検出手段で検出された前記サービス提供者情報の前記電話番号及び前記固有情報の少なくとも一方を前記携帯端末に送信する送信手段とを備える、情報提供サーバ。
  2. 緊急時に通報される被通報署の所轄エリアを示す所轄エリア情報と、その被通報署の電話番号とが互いに関連づけられた所轄情報が複数格納される格納手段と、
    ユーザの携帯端末から送信される、通報用電話番号、前記ユーザの位置を示すユーザ位置情報及び前記携帯端末が利用する基地局の位置を示す基地局位置情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記通報用電話番号に基づき、その通報用電話番号の被通報署種別を判断する種別判断手段と、
    前記受信手段で受信した前記ユーザ位置情報に基づき、前記種別判断手段で判断された被通報署種別の前記所轄情報のうち、前記所轄エリア内にこのユーザ位置情報の位置を含んでいる前記所轄エリア情報の前記所轄情報を前記格納手段から検出する所轄情報検出手段と、
    前記受信手段で受信した前記基地局位置情報に基づき、前記所轄情報検出手段で検出された前記所轄情報の所轄エリア情報の所轄エリア内に、この基地局情報の位置が含まれているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断に基づき、前記基地局情報の位置が前記所轄エリア情報の所轄エリアに含まれている場合には、前記受信手段で受信した前記通報用電話番号を前記携帯端末に送信し、前記基地局情報の位置が前記所轄エリア情報の所轄エリアに含まれていない場合には、前記所轄情報検出手段で検出した前記所轄情報の前記電話番号を前記携帯端末に送信する送信手段とを備える、情報提供サーバ。
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