JP3738462B2 - 人工大理石、およびその製造法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、表面に熱可塑性アクリル樹脂層を有する人工大理石に関し、更に詳しく言えば、熱可塑性アクリル板、又は形状物に注型法により人工大理石層を裏打ちし透明感が あり質感に優れた外観を有する人工大理石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
機械成形性、光沢、平滑性に優れた熱可塑性アクリル樹脂層の裏側に着色と密着性の向上のためプライマー層を設けて、機械的強度を持たせるために繊維強化プラスチックス(FRPとも言う)で補強し、両者の特徴を兼ね備えた複合成形品を得ることは公知である。(特開平5−507032号公報)
しかし、複合成形品の着色は、熱可塑性アクリル樹脂層とFRP層の間のプライマー層を着色することにより行っていたため、透明感があり質感に優れたオニックス調人工大理石の外観を得る事はできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、生産性、層間接着性、透明性、質感に優れたオニックス調の外観を有する人工大理石成形品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題について鋭意研究の結果、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】
即ち、本発明は、熱可塑性アクリル樹脂層(A)、ビニルエステル樹脂からなるプライマー層(a)、不飽和ポリエステ ル樹脂からなる人工大理石層(b)とからなることを特徴とする人工大理石、及び下型内に熱可塑性アクリル樹脂成形体を配置し、その成形体にビニルエステル樹脂からなるプライマー層を形成し、その上に上型を配置し上型とアクリル樹脂成形体との間隙に不飽和ポリエステル樹脂からなる人工大理石組成物を注型することを特徴とする人工大理石の製造方法を提供するものである。
【0006】
(構成)
本発明に用いられる熱可塑性アクリル樹脂層(A)は、ポリメタクリル酸メチルの加熱成形可能な無色透明なアクリルシート(板)からなり、板状または特定の形、目的とする成形物(例えば浴槽、洗面台、流し台等)に賦形された形状物で公知の真空成形方法及び装置を用いて加熱成形される。この樹脂層(A)の厚さは、特に制限しないが質感が損なわれないようにすることから少なくとも0.3mmであり、好ましくは0.5から5.0mmが望ましい。
【0007】
真空成形方法での加熱温度は、アクリルシートの溶融特性により異なるが、好ましくは130〜220℃で行われる。
【0008】
この熱可塑性アクリル樹脂層(A)に裏打ちする人工大理石層(B)に用いられる樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂が挙げられ、これらの樹脂に充填材、着色剤、硬化触媒、硬化促進剤、低収縮剤が添加され、人工大理石組成物とされる。
【0009】
ビニルエステル樹脂としては、不飽和ポリエステルの末端基と不飽和グリシジル化合物を付加反応せしめた不飽和ポリエステルアクリレート又はエポキシ骨格(エポキシ樹脂)の末端と不飽和一塩基酸とを反応せしめて得られるエポキシアクリレートの各々単独、もしくはそれらの混合物の好ましくは30〜80重量部をα,β−不飽和単量体70〜20重量部に溶解して得られるものが挙げられる。
【0010】
本発明における不飽和ポリエステルアクリレートとしては、α,β-不飽和二塩基酸またはその酸無水物と芳香族飽和の二塩基酸またはその酸無水物とグリコール類の重縮合によって製造され、場合によっては酸成分として脂肪族あるいは脂環族飽和二塩基酸を併用して製造された不飽和ポリエステルの末端基と不飽和グリシジル化合物を付加反応させて得られる。
【0011】
α,β-不飽和二塩基酸またはその酸無水物としては、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタ コン酸、シトラコン酸、クロルマレイン酸およびこれらのエステル等があり、芳香族飽和二塩基酸またはその酸無水物としては、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ニトロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸およ びこれらのエステル等がある。
【0012】
脂肪族あるいは脂環族飽和二塩基酸としては、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸およびこれらのエステル等がありそれぞれ単独あるいは併用して使用される。
【0013】
グリコール類としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングルコール、ジプロ ピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチルプロパン−1,3−ジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、エチレングリコールカーボネート、2,2−ジー(4ーヒドロキシプロポキシジフェニル)−プロパン等が挙げられ、単独あるいは併用で使用され、その他にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等の酸化物も同様に使用できる。又、グリコール類と酸成分の一部としてポリエチレンテレフタレート等の重縮合物も使用できる。
【0014】
不飽和グリシジル化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和一塩基酸のグリシジルエステル、例えばグリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレート等がある。
【0015】
本発明におけるエポキシアクリレートとしては、ビスフェノールタイプのエポキシ樹脂単独または、ビスフェノールタイプのエポキシとノボラックタイプのエポキシとを混合したもので、末端エポキシ基と不飽和一塩基酸とを付加反応せしめて得られる。
【0016】
ビスフェノールタイプのエポキシとしては、エピクロルヒドリンとビスフェノールAまたはビスフェノールFとの反応により得られるグリシジルエーテル型のエポキシ樹脂、メチルエピクロルヒドリンとビスフェノールAまたはビスフェノールFとの反応により得られるジメチルグリシジルエーテル型のエポキシ樹脂あるいはビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物とエピクロルヒドリンまたはメチルエピクロルヒドリンとから得られるエポキシ樹脂などである。
【0017】
ノボラックタイプのエポキシとしては、フェノールノボラックまたはクレゾールノボラックと、エピクロルヒドリンまたはメチルエピクロルヒドリンとの反応により得られるエポキシ樹脂などがある。
【0018】
不飽和一塩基酸としてはアクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、クロトン酸、モノメチルマレート、ソルビン酸あるいはモノ(2−エチルヘキシル)マレート等が挙げられ、これらの不飽和一塩基酸は単独でも、2種以上混合しても用いられる。
【0019】
α,β−不飽和単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、 ジクロルスチレン、ビニルナフタレン、エチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、メチルアクリレ ート、エチルアクリレート、メチルメタアクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビ ニル化合物およびジアリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルシア ヌレート等のアリル化合物などの不飽和ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレートと架橋可能 なビニルモノマーあるいはビニルオリゴマー等が挙げられ、単独あるいは併用で使用されるが、一般にはスチレンが使用される。
【0020】
充填材としては、硬化時に半透明の人工大理石層を与えるガラス粉末、水酸化アルミニウム、シリカ粉末が好ましく使用され、厚さ8mmの人工大理石層(B)で全光線透過率が好ましくは5〜50%、特に好ましくは15〜30%が質感の上で優れる。またこれら充填材は、好ましくは耐熱水性を向上させるためシラン処理をしたものであることが望ましい。
【0021】
透明感が要求されない用途では、これ以外の炭酸カルシウム、クレー、アルミナ、マイカ、バライト、石こう、マイクロバルーン等必要に応じて選択し添加しても良い。
【0022】
着色剤としては、従来公知の有機及び無機の染顔料が使用できるが、耐熱性、透明性に優れ、かつ不飽和ポリエステル樹脂及びビニルエステル樹脂の硬化を著しく阻害することのないものが望ましい。
【0023】
硬化剤としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂に作用するもので、例えばジアリルパーオキサイド系、パーオキシエステル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオキサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネート系等の公知のものが使用され成形温度により適時選択され、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂100重量部に対して好ましくは0.3〜3重量部の範囲で用いることができる。
【0024】
硬化促進剤としては、例えばコバルト系、バナジウム系、マンガン系等の金属石鹸類、第3級アミン類、第4級アンモニウム塩、メルカプタン類等がある。
【0025】
低収縮剤としては、熱可塑性樹脂で、具体例としてはメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、 ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸の低級アルキルエステル類、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニルなどの単量体の単独重合体または共重合体類、前記ビニル単量体の少なくとも1種とラウリルメタクリレート、イソビニルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシルアルキルアクリレートまたはメタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、セチルステアリルメタクリレートよりなる単量体の少なくとも1種の共重合体などの他、セルロースアセテートブチレート及びセルロースアセテートプロピオネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、飽和ポリエステル等を挙げることができる。
【0026】
本発明では、人工大理石層(B)に上記ビニルエステル樹脂を使用した場合、熱可塑性アクリル樹脂層(A)との間にプライマー層を設けなくとも人工大理石層(B)と熱可塑性アクリル樹脂層(A)が一体となった人工大理石が得られる為、プライマー層(a)の塗布工程が省略され生産性の点でも優れている。人工大理石層(B)に不飽和ポリエステル樹脂組成物を使用した場合は、熱可塑性アクリル樹脂層(A)との密着性の問題から、ビニルエステル樹脂からなるプライマー層(a)が必要であるが、このプライマー層を着色せず、裏面の人工大理石層が透けて見えるようにすることにより、透明感があり、質感に優れた人工大理石を得ることができる。
【0027】
プライマー層(a)としては、上記のビニルエステル樹脂が使用でき、好ましくはスプレー塗布時の作業性からチキソ性か付与されたものが良く、耐熱水性の良いものが望ましい。
【0028】
本発明による人工大理石成形品の表面となる熱可塑性アクリル樹脂層(A)は、真空加熱成形方法により目的とする製品の形状に成形され、その成形体を下型に配置し、上型と熱可塑性アクリル樹脂成形体の間隙が、好ましくは4〜20mmで均一になるよう上型をセットし、ビニルエステル樹脂と充填材の配合比が好ましくは1:1〜4で、その他、着色剤、硬化剤を配合し硬化条件等により適時選択した硬化促進剤、低収縮剤を添加した人工大理石組成物を注入し、好ましくは常温または60〜90℃で30分〜60分加熱することにより硬化させ、上下型を脱型し熱可塑性アクリル樹脂層(A)と人工大理石層(B)が一体となった透明感、質感に優れた人工大理石を得ることができる。
【0029】
人工大理石層(B)に不飽和ポリエステル樹脂を使用する場合は、熱可塑性アクリル樹脂層(A)成形体に好ましくはビニルエステル樹脂に2〜3重量%のシリカを添加しチキソ性を付与したプライマーを用いる。その塗布厚みは、好ましくは0.1mm〜0.6mmで、好ましくは常温または60〜90℃に加熱硬化させる。上型をセットし、上型と熱可塑性アクリル樹脂成形体の間隙に不飽和ポリエステル樹脂、充填材、着色剤、硬化剤、硬化促進剤、低収縮剤等からなる人工大理石組成物を注入し、常温または60〜90℃で30〜60℃加熱することにより硬化させ、上下型を脱型することにより、熱可塑性アクリル樹脂層(A)と人工大理石層(B)が一体となった人工大理石成形物を得ることができる。
【0030】
【実施例】
以下に本発明を実施例により具体的に説明する。
【0031】
合成例1(エポキシアクリレート(VEー1)の調製)
ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応により得られたエポキシ当量が470なる「エピクロン1050」[大日本インキ化学工業(株)製のエポキシ樹脂]の4600g、メタクリル酸860g(エポキシ基/カルボキシル基=1/1モル比)とハイドロキノンの1.36gおよびトリエチルアミンの10.8gを仕込んで120℃まで昇温させ、同温度で10時間反応を続けた処、酸価が3.5で、色数が2なる液状エポキシアクリレートが得られた。
【0032】
合成例2(不飽和ポリエステルアクリレート(VEー2)の調製)
温度計、攪拌機及び冷却器を具備した反応容器にイソフタール酸2モル、1,2−プロピレングリコール3.5モルを窒素気流中220℃で10時間加熱縮合させて固形分の酸価が5なるものを得た。これを100℃まで冷却した。次に、無水マレイン酸2モルを仕込み200℃で5時間加熱脱水縮合させ固形分酸価65なるものをえた。これにハイドロキノン50ppmを添加して、140℃迄冷却した。 次にグリシジルメタクリレート1モルを仕込み140℃で10時間反応して固形分酸価5の不飽和ポリエステルアクリレートを得た。
【0033】
参考例1
合成例1で調製したVEー1の100部に硬化触媒(商品名:パーカッドクス16化薬アクゾ(株))1.0部と(商品名:パーキュアHO日本油脂(株)製)1.0部、顔料1.5部を加え攪拌溶解後、水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH−320ST昭和電工(株)製)を150部加え攪拌混合し、10mmHg以下で真空脱泡したものを、せきを設けて流し込みのできるようにした厚さ2mmのアクリル樹脂板に、注型層が8mm厚になるよう流し込み80℃で1時間加熱し硬化させ、アクリル樹脂板と人工大理石層が一体となった厚さ10mmの人工大理石成形物を得た。
【0034】
参考例2
合成例2で調製したVE−2の100部に硬化触媒(商品名:パーカッドクス16化薬アクゾ(株))1.0部と(商品名:パーキュアHO日本油脂(株)製)1.0部、顔料1.5部を加え攪拌溶解後、ガラス粉末(商品名:ガラスフリットM−50−S日本フェロー(株)製)を150部加え攪拌混合したものを実施例1と同様に真空脱泡し、アクリル樹脂板上に注型し、厚み10mmの人工大理石を得た。
【0035】
実施例1
不飽和ポリエステル樹脂(商品名:ポリライトTP−332大日本インキ化学工業(株)製)100部に硬化触媒(商品名:パーカッドクス16化薬アクゾ(株))1.0部と(商品名:パーキュアHO日本油脂(株)製)1.0部、顔料1.5部を加え攪拌溶解後、水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト H−320ST昭和電工(株)製)を150部加え攪拌混合し、10mmHg以下で真空脱泡し化合物Aを作成した。
【0036】
真空熱成形により浴槽形状に成形された熱可塑性アクリル樹脂成形体に合成例2で調製したVEー2を厚み0.1〜0.2mmにスプレー塗布し、この成形体を下型にセットし、上型と成形体との間隙が10mmで 均一になるよう型締めし、その間隙に化合物Aを10リットル/分の注入速度で圧入し、80℃で 1時間加熱硬化させ、熱可塑性アクリル樹脂成形体層(A)と人工大理石層(B)が一体となった人工大理石浴槽を得た。この人工大理石浴槽は透明感があり質感に優れ、透明ゲルコート付注型浴槽のもつオニックス調の外観を有していた。
【0037】
比較例1
厚さ2mmのアクリル樹脂板の裏打ちを450g/m2のチョップドストランドに不飽和ポリエステル樹脂(商品名:ポリライトFH−286大日本インキ化学工業(株)製)100部に炭酸カルシウム100部、白色顔料10部、6%ナフテン酸コバルト0.5部、55%MEKPO1.0部を添加したものをハンドレイアップ法により含浸させ行い、3プライ積層し60℃にて120分アフターキュアし全体で厚み5mmの複合成形品を得た。しかし、外観は、人工大理石様には見えないものであった。
【0038】
実施例1〜3、比較例1について成形品の透明性(全光線透過率)、生産性、層間密着性、質感についての評価結果を表1中に示した。
【0039】
<評価基準>
「透明性」
全光線透過率は、人工大理石の表面から日本電色製の濁度計(NDH−300A)で測定した。
【0040】
○:全光線透過率15%以上、 △: 同 5〜15%未満
×: 同 5%未満
「生産性」
プライマー塗布工程の有無で判断した。
【0041】
○:良い ×:悪い
「層間密着性」
○:切断中に剥離なし、×:切断中に剥離あり
「質感」
目視観察にて、深み等の外観を判断する。
【0042】
○:良好、×:悪い
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】
本発明は、ビニルエステル樹脂を用いることにより、層間密着性に優れ、透明な熱可塑性アクリル樹脂表面層(A)と半透明の人工大理石層を生かした、生産性、透明性、質感に優れた外観を有する人工大理石を提供する。
Claims (2)
- 熱可塑性アクリル樹脂層(A)、ビニルエステル樹脂からなるプライマー層(a)、不飽和ポリエステル樹脂からなる人工大理石層(b)とからなることを特徴とする人工大理石。
- 下型内に熱可塑性アクリル樹脂成形体を配置し、その成形体にビニルエステル樹脂からなるプライマー層を形成し、その上に上型を配置し上型とアクリル樹脂成形体との間隙に不飽和ポリエステル樹脂からなる人工大理石組成物を注型することを特徴とする人工大理石の製造方法。
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