JP2003192747A - 樹脂組成物、それを用いた成形材料および成形品 - Google Patents

樹脂組成物、それを用いた成形材料および成形品

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JP2003192747A
JP2003192747A JP2001393343A JP2001393343A JP2003192747A JP 2003192747 A JP2003192747 A JP 2003192747A JP 2001393343 A JP2001393343 A JP 2001393343A JP 2001393343 A JP2001393343 A JP 2001393343A JP 2003192747 A JP2003192747 A JP 2003192747A
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unsaturated
resin
resin composition
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JP2001393343A
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English (en)
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Hidefumi Matsutani
英史 松谷
Hiroshi Takano
啓 高野
Ichiro Mihata
一朗 御幡
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度、耐水性等の必要不可欠な性能を有して
いるだけでなく、質感、光沢を兼ね備えた成形品を、生
産性に優れたプレス硬化法により成形して得られる作業
性良好な樹脂組成物、成形材料及びそれを用いて得られ
る成形品を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸を反応さ
せて得られる不飽和基含有エポキシ樹脂の水酸基の少な
くとも一部に、カルボキシル基を付与し得る化合物を反
応させてなるカルボキシル基含有不飽和樹脂、重合性不
飽和単量体、無機充填材および重合開始剤を含有する樹
脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス硬化により
質感、光沢に優れた成形品を得るために用いられる、バ
ルクモールディングコンパウンド(BMC)やシートモ
ールディングコンパウンド(SMC)に好適な、樹脂組
成物、成形材料およびそれらを用いて得られる成形品に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住設部材、特にシステムキッチ
ン、システムバス等に用いられる成形品は、高級感が求
められてきている。高級感をもつ成形品としては、人工
大理石がその代表として挙げられる。しかし、高級感を
保持する反面、プレス成形によって得られる成形品と比
し、工程が多い等の事情により、生産性の点で大きく劣
る。そこで、プレス成形によって、人工大理石様の外観
が得られるような、高級感ある成形材料および成形品の
開発がなされてきた。特に、深み感を増す手段として、
成形品の透明性を向上させることがあり、材料構成成分
の屈折率を合わせ込む工夫がなされている。例えば、特
開2001−114998号公報では、材料に使用する
不飽和ポリエステル樹脂に特定のグリコールを使用する
ことによって、配合する充填材等に近い屈折率を得、透
明性、深み感を達成する手法が開示されている。しかし
ながら、これで得られた成形品は、透明性、深み感には
優れているが、成形品の光沢性に劣り、人工大理石様の
高級感が不足するものであった。
【0003】また、屈折率を合わせ込む方法として、使
用する樹脂、例えば不飽和ポリエステル樹脂の一部を不
飽和基含有エポキシ樹脂に置換する方法等が挙げられる
が、これまでの不飽和基含有エポキシ樹脂では、金属化
合物を用いた増粘が不可能であったため、得られた成形
材料の作業性が悪くなる、といった欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、強
度、耐水性等の必要不可欠な性能を有しているだけでな
く、質感、光沢を兼ね備えた成形品を、生産性に優れた
プレス硬化法により成形して得られる作業性良好な樹脂
組成物、成形材料及びそれを用いて得られる成形品を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、樹脂組成物、成形材料について鋭意
研究した結果、無機充填材等に近い屈折率を得ることが
容易な不飽和基含有エポキシ樹脂の一部にカルボキシル
基を付与し得る化合物を反応させて得られた樹脂を用い
ることにより、作業性良好なる樹脂組成物、あるいは成
形材料が得られるという知見を得、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち、本発明は、エポキシ樹脂に不飽
和一塩基酸を反応させて得られる不飽和基含有エポキシ
樹脂の水酸基の少なくとも一部に、カルボキシル基を付
与し得る化合物を反応させてなるカルボキシル基含有不
飽和樹脂、重合性不飽和単量体、無機充填材、および重
合開始剤を含有する樹脂組成物、その成形材料およびそ
れらを硬化させてなる成形品に関する。
【発明の実施の形態】
【0007】本発明におけるエポキシ樹脂に不飽和一塩
基酸を反応させて得られる不飽和基含有エポキシ樹脂の
水酸基の少なくとも一部にカルボキシル基を付与し得る
化合物を反応させてなるカルボキシル基含有不飽和樹脂
とは、公知の方法により不飽和基含有エポキシ樹脂を
得、次いで、少なくともその水酸基の一部にカルボキシ
ル基を付与し得る化合物を反応させて得られるものであ
る。
【0008】不飽和基含有エポキシ樹脂とは、1分子内
に少なくとも2個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹
脂と不飽和一塩基酸とを反応せしめて、エポキシ基に不
飽和一塩基酸の酸基が付加してなる不飽和基含有樹脂を
指称し、好ましくはジ(メタ)アクリレートおよび/ま
たはトリ(メタ)アクリレートにかかるものである。不
飽和基含有エポキシ樹脂の平均エポキシ当量が、好まし
くは100〜500なる範囲内にあるようなエポキシ樹
脂と、不飽和一塩基酸とを、エステル化触媒の存在下で
反応せしめて得られるものであり、エポキシ樹脂として
は次に例示されるような化合物が代表的なものとして挙
げられる。
【0009】末端エポキシ基を有するエポキシ樹脂とし
ては、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応
物、ビスフェノールFとエピクロルヒドリンとの反応
物、水素化ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの
反応物、シクロヘキサンジメタノールとエピクロルヒド
リンとの反応物、ノルボルナンジアルコールとエピクロ
ルヒドリンとの反応物、テトラブロモビスフェノールと
エピクロルヒドリンとの反応物、トリシクロデカンジメ
タノールとエピクロルヒドリンとの反応物、フェノール
ノボラックとエピクロルヒドリンとの反応物、クレゾー
ルノボラックとエピクロルヒドリンとの反応物、1,6
ナフタレンジオールとエピクロルヒドリンとの反応物、
ジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂、ジシ
クロペンタジエンアリサイクリックジエポキシアジペー
ト、アリサイクリックジエポキシカーボネート、アリサ
イクリックジエポキシアセタール、アリサイクリックジ
エポキシカルボキシレート等が挙げられる。
【0010】また、水酸基を2個以上有する化合物の末
端水酸基にエチレンオキサイドおよび/またはプロピレ
ンオキサイドを付加せしめたグリシジルエーテル型化合
物としては、例えば水酸基を2個以上有する化合物に該
オキサイドを付加し、エピクロルヒドリンを反応せしめ
て得られるものである。例えば、ビスフェノールAエチ
レンオキサイド付加物、ビスフェノールAプロピレンオ
キサイド付加物、ビスフェノールFエチレンオキサイド
付加物、ビスフェノールFプロピレンオキサイド付加
物、シクロヘキサンジメタノールエチレンオキサイド付
加物、シクロヘキサンジメタノールプロピレンオキサイ
ド付加物、水素化ビスフェノールAエチレンオキサイド
付加物、水素化ビスフェノールAプロピレンオキサイド
付加物、ジフェニルエチレンオキサイド付加物、ジフェ
ニルプロピレンオキサイド付加物、等の各グリシジルエ
ーテル型化合物が挙げられる。これら付加物の場合、エ
チレンオキサイド、プロピレンキサイドの付加モル数
は、不飽和単量体との混合物の硬化物屈折率が1.54
0〜1.580の範囲にあるものであれば、特に限定さ
れるものではない。但し、付加モル数が大きくなると、
屈折率は低下してしまう。
【0011】水酸基を2個以上有する化合物としては、
ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、シクロヘ
キサンジメタノール、ノルボルナンジアルコール、テト
ラブロモビスフェノールA、トリシクロデカンジメタノ
ール、1,6−ナフタレンジオール等が挙げられ、エポ
キシ伸長等の調整に用いられる。
【0012】上記エポキシ樹脂としては、得られるカル
ボキシル基含有不飽和樹脂と重合性不飽和単量体からな
る混合物の硬化物屈折率が1.540〜1.580の範
囲になるようなものであれば、単独で用いても2種以上
併用して用いても良い。
【0013】不飽和基含有エポキシ樹脂を調整するにあ
たって使用される、不飽和一塩基酸として特に代表的な
ものを挙げれば、アクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、
クロトン酸、ソルビン酸、モノメチルマレート、モノプ
ロピルマレート、モノブチルマレート等があり、特にア
クリル酸、メタクリル酸が好ましい。
【0014】なお、これらの不飽和一塩基酸は、単独で
使用しても2種以上併用して用いても良い。上記したエ
ポキシ樹脂と不飽和一塩基酸との反応は、公知の方法で
合成することが可能であるが、好ましくは、60〜14
0℃、特に好ましくは、80〜120℃なる範囲内の温
度において、エステル化触媒を用いて行われる。エポキ
シ樹脂と不飽和一塩基酸との使用量は、酸基/エポキシ
基の当量比で好ましくは0.7〜1.3/1、より好ま
しくは0.8〜1.2/1である。
【0015】エステル化触媒としては、公知慣用の化合
物がそのまま使用できるが、そのうちでも特に代表的な
もののみを挙げれば、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルベンジルアミン、2−メチルイミダゾール、N,N
−ジメチルアニリンもしくはジアザビシクロオクタンの
如き、各種のアミン類;またはジエチルアミン塩酸塩、
スズ、亜鉛、鉄、クロム、バナジウム、リン含有化合
物、などである。
【0016】かかる不飽和基含有エポキシ樹脂の数平均
分子量としては、500〜3000なる範囲内が好まし
い。かかる分子量範囲であれば、金属化合物による増粘
が容易であり、成形材料の取り扱い作業性がより優れ、
しかも無機充填材との混練性や強化繊維を用いる場合の
含浸性も良好となる。
【0017】本発明におけるエポキシ樹脂に不飽和一塩
基酸を反応させて得られる不飽和基含有エポキシ樹脂の
水酸基の少なくとも一部にカルボキシル基を付与し得る
化合物を反応させてなるカルボキシル基含有不飽和樹脂
において、カルボキシル基の導入方法としては、特に限
定されるものではないが、エポキシ樹脂と不飽和一塩基
酸の反応により生じた水酸基、すなわち、エポキシ基の
開環反応により生成した二級水酸基に酸無水物を反応さ
せて得ることが好ましい。この反応は、不飽和基含有エ
ポキシ樹脂を製造後、不飽和基含有エポキシ樹脂中に酸
無水物を添加するか、あるいは、不飽和基含有エポキシ
樹脂と上記重合性不飽和単量体の混合物中に酸無水物を
添加することにより得られる。
【0018】カルボキシル基を付与し得る化合物の好ま
しいものである酸無水物としては、代表的なものを挙げ
れば、具体的には、無水マレイン酸、無水イタコン酸、
無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸、無水トリメ
リット酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水物、等
が挙げられる。尚、カルボキシル基を付与し得る化合物
としては、上記酸無水物が好ましいが、例えばイソシア
ネート基とカルボキシル基を有する化合物やシリル基と
カルボキシル基を有する化合物等も使用することができ
る。
【0019】本発明において用いられるカルボキシル基
含有不飽和樹脂は、カルボキシル基を付与し得る化合物
によって導入されたカルボキシル基由来の酸価が、5〜
130の範囲内にあることが好ましい。該酸価がかかる
範囲であれば、金属化合物による増粘が容易であり、成
形材料の取り扱い作業性がより優れ、とプレス成形等の
際、金型からの脱型にも優れ、良好な成形品が得られ
る。
【0020】本発明にて使用される重合性不飽和単量体
としては、上記カルボキシル基含有不飽和樹脂と架橋反
応可能な不飽和モノマーあるいは不飽和オリゴマー等が
挙げられる。重合性不飽和単量体として代表的なものと
してビニル基を有するモノマーが挙げられるが、その具
体的な例としては、スチレン、p−クロルスチレン、ビ
ニルトルエン、α−メチルスチレン等が挙げられる。ア
クリロイル基を有するモノマーの具体的な例としては、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オ
クチル、アクリル酸デシル、アクリル酸2−ハイドロキ
シエチル、アクリル酸2−ハイドロキシプロピル、アク
リル酸β−エトキシエチル、アクリル酸2−シアノエチ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ジエチルア
ミノエチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エ
チル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリル酸ヘキシ
ル、メタアクリル酸デシル、メタアクリル酸ラウリル、
メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸2−ハイド
ロキシエチル、メタアクリル酸2−ハイドロキシプロピ
ル、p−t−ブチルシクロヘキシルメタアクリレート、
メタアクリル酸フェニルカルビトールアクリレート、ノ
ニルフェニルカルビトールアクリレート、ノニフェノキ
シプロピルアクリレート、N−ビニルピロリドン、ポリ
カプロラクトンアクリレート、アクリロイルオキシエチ
ルフタレート、アクリロイルオキシサクシネート、ジシ
クロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテ
ニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリシクロデ
カニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0021】本発明における重合性不飽和単量体として
は、一分子中に少なくとも2個の重合性二重結合を有す
る化合物も使用可能であり、得られる成形品の耐衝撃
性、耐熱水性、耐薬品性等を向上させる目的で使用され
る。この一分子中に少なくとも2個の重合性二重結合を
有する化合物、即ち多官能不飽和モノマーとしては、多
官能の(メタ)アクリル酸エステルモノマーが挙げら
れ、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,2−プロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート
のようなアルカンジオールジ−(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、テトラエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン−
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルフタレート、トリアリルフタレート、トリ
アリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ア
リル(メタ)アクリレート、ジアリルフマレート等が挙
げられ、これらは単独で、又は2種以上の併用で用いら
れる。
【0022】上記した重合性不飽和単量体は、得られる
成形品の性能を損なわない範囲内で、単独で使用して
も、2種以上併用して用いても良く、その使用量は、カ
ルボキシル基含有不飽和樹脂との合計に於いて、好まし
くは5〜90重量%、より好ましくは10〜80重量%
である。
【0023】本発明では、硬化せしめて得られる成形品
の深み感を得るために、不飽和樹脂と重合性単量体の混
合物からなる硬化物の屈折率を無機充填材や、強化繊維
に合わせることが好ましい。不飽和樹脂および重合性不
飽和単量体からなる混合物の硬化物の屈折率は、1.5
40〜1.580が好ましい。特に最低限の深み感維持
のためには、不飽和樹脂と重合性単量体の混合物からな
る硬化物の屈折率と無機充填材と、または無機充填材お
よび強化繊維との相互の屈折率の差が、0.030以内
になるように調整することが好ましい。
【0024】本発明に使用される無機充填材としては、
カルボキシル基含有不飽和樹脂、重合性不飽和単量体か
らなる混合物の硬化物屈折率と合わせるため、水酸化ア
ルミニウム、ガラス粉、ガラスパウダーが好ましく、表
面処理剤で表面処理されたものから未処理品まで幅広く
使用することが可能である。これらの平均粒径として
は、成形品の表面平滑性を得るために、0.1〜100
μmのものが好ましい。
【0025】上記無機充填材の他に、深み感を保持する
範囲で別の無機充填材を使用することも可能である。具
体的には、炭酸カルシウム粉、炭酸マグネシウム、炭酸
バリウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化アルミ
ニウム、カオリン、クレー、アルミナ粉、珪砂、硅石
粉、タルク、シリカパウダー、シラスバルーン、ガラス
バルーン、ガラスビーズ、有機系バルーン、マイカ、セ
ルロース糸、雲母粉末、寒水石、大理石屑、砕石などが
挙げられる。
【0026】上記無機充填材は、性能を損なわない範囲
内で、単独で使用しても、二種以上併用して用いても良
い。また、無機充填材の添加量としては、不飽和樹脂と
重合性単量体との合計100重量部に対し、50〜40
0重量部添加可能であり、材料製造、成形性、得られる
成形品外観等を考慮した場合、100〜350重量部の
添加が好ましい。
【0027】本発明で用いられる重合開始剤としては、
特に限定されるものではないが、成形法、生産性等を考
慮し、公知の有機過酸化物を使用することが好ましい。
配合される有機過酸化物としては、代表的なものを挙げ
るにとどめれば、具体的には、メチルエチルケトンパー
オキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等のケト
ンパーオキサイド類、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、t−ブチルパーオキシオクトエート、t−ヘキシル
パーオキシベンゾエート、t−ヘキシルパーオキシオク
トエート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエー
ト、t−アミルパーオキシイソプロピルカーボネート、
t−アミルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−
アミルパーオキシ3,5,5−トリメチルヘキサノエー
ト、t−アミルパーオキシベンゾエート、1,1−ジ−
t−ブチルパーオキシシクロヘキサン、1,1−ジ−t
−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t
−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン、ベンゾイルパーオキサイド、クメンハイド
ロパーオキサイド等公知のものが挙げられる。これら有
機過酸化物は、成形法、温度等の成形条件、生産性等に
応じて適宜選択され、少なくとも一種単独で、場合によ
り2種以上併用して用いられ、通常不飽和樹脂と重合性
不飽和単量体との合計100重量部に対して、0.3〜
5重量部配合して使用される。
【0028】本発明の樹脂組成物には、更に強化繊維を
併用することができる。かかる強化繊維としては、強度
性能、外観等を損なわない限り、材質、形状等、特に限
定されるものではないが、例えばガラス繊維、アミド、
アラミド、ビニロン、ポリエステル、フェノール等の有
機繊維、カーボン繊維、金属繊維、セラミック繊維、天
然繊維或いはこれらを組合わせて使用することが可能で
あり、得られる成形品の性能、経済性等を考慮した場
合、好ましいのはガラス繊維、有機繊維である。ガラス
繊維の場合、具体的にはミルドファイバーと呼ばれるも
の、あるいはガラスロービングをチョップドストランド
にカットしたもの等が挙げられ、この場合のガラス長
は、10μm程度の短いものから、2インチ程度の長い
ものまで幅広く使用することができる。ガラス繊維の形
態、長さについては、得られる成形品の強度、平滑性等
の性能に応じて適宜選択され、少なくとも一種単独で、
場合により2種以上併用して使用することが可能であ
る。また、本発明の性能を損なわない範囲でマット状の
形態のもの等を使用しても良い。有機繊維の場合、具体
的にはアラミド、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、
フェノール樹脂等が挙げられ、その形態としては、織物
状のマット等が挙げられるが特に限定されるものではな
い。強化繊維を使用する場合の配合量は、樹脂組成物、
あるいは成形材料全量に対して、2〜50重量部配合す
ることが可能である。
【0029】また、本発明の樹脂組成物には、更に低収
縮化剤を併用することができる。かかる低収縮化剤とし
ては、例えば、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリメ
チルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ−ε−カプロラクタム、飽和ポリエステル、ポリ塩
化ビニル、ポリブタジエン、スチレン−アクリル酸共重
合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、スチレンブタジエンゴム、ニト
リルゴム等が挙げられ、これらを単独で、あるいは二種
以上併用して使用することができる。また、単官能、多
官能不飽和単量体の共重合体、あるいは一部に重合性不
飽和基が残っているような共重合体等を用いても良い。
その際使用することのできるモノマーとしては、重合性
不飽和基を含有していれば特に限定されるものではない
が、スチレン、p−クロルスチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸のアルキルエステル類、無水マレイン酸、マレ
イン酸、フマル酸、単官能アルコール、多官能アルコー
ルやエーテルグリコールの(メタ)アクリル酸エステル
類等が挙げられる。低収縮化剤としての上記共重合体
は、適宜選択して単独であるいは二種以上併用して用い
ることができ、その配合量は、成形品の収縮率、光沢、
表面平滑性等の成形品外観維持等の点から、不飽和樹脂
と重合性単量体の合計100重量部に対し、60重量部
以下の範囲で使用することが可能であり、好ましくは5
0重量部以下である。尚、低収縮化剤の種類や添加量の
選択については、本発明の効果を損なわない範囲で行わ
れる必要がある。
【0030】更に、本発明の樹脂組成物には、性能を損
なわない範囲で、重合禁止剤、内部離型剤、増粘剤、着
色剤等を配合することができる。
【0031】重合禁止剤としては、代表的なものを挙げ
れば、ハイドロキノン、p−t−ブチルカテコール若し
くはモノ−t−ブチルハイドロキノンなどのハイドロキ
ノン類;ハイドロキノンモノメチルエーテル若しくはジ
−t−ブチル−p−クレゾールなどのフェノール類:p
−ベンゾキノン、ナフトキノン若しくはp−トルキノン
などのキノン類;ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン、
または2,5−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、ナフテン酸銅の如き銅塩などがある。これらは通
常、不飽和樹脂と重合性単量体の合計100重量部に対
して、0.001〜2重量部配合される。
【0032】内部離型剤としては、ステアリン酸のよう
な脂肪族有機酸やステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム等のその金属塩、ワックス系、シリコーン系等が
挙げられ、これらを単独で場合により二種以上併用して
使用することが可能である。これらは、成形条件等によ
り適宜選択されるが、成形温度よりも低融点の金属塩が
好ましく使用される。その配合量としては、不飽和樹脂
と重合性不飽和単量体の合計100重量部に対し、0.
5〜15重量部とすることが好ましい。かかる配合量で
あれば、離型性が良好で、成形品外観や強度等も優れ
る。
【0033】増粘剤としては、酸化マグネシウム、水酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化カリウム、水酸
化カリウム、酸化亜鉛等が挙げられ、増粘性等の点か
ら、酸化マグネシウムが好ましく使用される。尚、イソ
シアネート系増粘剤も場合により使用することができ
る。増粘剤の配合量としては、不飽和樹脂と重合性不飽
和単量体の合計100重量部に対し、0.2〜10重量
部とすることが好ましい。かかる配合量であれば、良好
な増粘性となり、成形材料が固くなり過ぎず、組成物、
成形材料の作業性や成形性を維持するものとなる。
【0034】着色剤としては、成形品を着色する場合に
使用するものであり、酸化チタン、カーボンブラック、
弁柄等の無機顔料や、フタロシアニンブルー等の有機顔
料、染料等が挙げられる。これら着色剤の配合量として
は、通常、不飽和樹脂と重合性不飽和単量体の合計10
0重量部に対して、30重量部以下である。尚、得られ
る成形品に特に深み感を持たせる場合には、着色剤量
は、できるかぎり少なくすることが好ましく、場合によ
っては添加しないほうがよい。
【0035】また、本発明における樹脂組成物および成
形材料には、性能を損なわない範囲で上記添加剤以外の
各種添加剤も添加することができる。かかる添加剤とし
ては、低収縮化剤の分離防止剤、減粘剤あるいは粘度低
減剤と呼ばれるもの等があり、その添加量としては、不
飽和樹脂と重合性不飽和単量体の合計100重量部に対
して、好ましくは0.1〜10重量部である。
【0036】本発明においては、例えば2枚のフィルム
に均一な厚みで塗布された、上記樹脂組成物等により、
含浸装置を用いて強化繊維をはさみこみ含浸させ、シー
ト状成形材料(SMC)を得ることができる。この際、
使用されるフィルムとしては、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム等が挙げられる。このシート状成形材料は、ロ
ール状に巻き取るか、あるいは、専用コンテナへ折り畳
んで梱包し、必要に応じて熟成(増粘促進工程)等を行
うことができる。この熟成は、通常、室温〜50℃の温
度にて1〜3日間程度で行われる。
【0037】本発明においては、塊状成形材料(BM
C)とすることも可能である。塊状成形材料を配合する
場合、上記詳細に説明した各種成分が混合されるが、混
合方法、順序等は特に限定されるものではない。
【0038】本発明における樹脂組成物および成形材料
は、例えば、加熱圧縮成形、トランスファー成形、コー
ルドプレス等により硬化させて得ることができる。
【0039】加熱圧縮成形の条件としては、生産性、得
られる成形品外観等を考慮すれば、型温を40〜200
℃、より好ましくは80℃〜160℃に加熱し、面圧を
0.5〜50MPa、より好ましくは1〜30MPaと
することが好ましい。また、型表面は、優れた成形外観
を得るために、鏡面平滑に処理されたものを用いること
が好ましい。
【0040】本発明において得られた成形品の用途とし
ては、特に限定されるものではないが、代表的なものを
挙げれば、例えば、システムキッチン、システムバス等
の壁材、防水パン、洗い場パン、天井、エプロン、浴
槽、カウンターや、浄化槽、洗面台、建材等の各種住宅
設備機器、パイプ、タンク製品、マンホール、コンクリ
ート壁、橋梁等の建設部・資材、トレイ等の雑貨品、エ
アロパーツ、サンルーフ、ヘッドランプリフレクター、
エアインテイク等の車両部材等が挙げられる。
【0041】
【実施例】以下本発明を実施例によって更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また表中の配合の単位は、重量部を示すものであ
る。
【0042】<製造例1>(本発明の樹脂組成物) エポキシ当量300のビスフェノールA型のエポキシ樹
脂226部とエポキシ当量182のノボラック型エポキ
シ樹脂225部とメタクリル酸168部とを反応してエ
ポキシメタクリレートを得た。次いで、それに酸無水物
として無水マレイン酸を63部反応させて、カルボキシ
ル基を有する不飽和樹脂を得、スチレン含量40重量%
の樹脂組成物Aとした。樹脂組成物Aの酸価は40であ
った。 <製造例2>(カルボキシル基非含有エポキシメタクリ
レート含有樹脂組成物) エポキシ当量410のビスフェノールA型のエポキシ樹
脂620部とメタクリル酸124部とを反応してエポキ
シメタクリレートを得、スチレン含量38重量%の樹脂
組成物Xとした。 <製造例3>(不飽和ポリエステル樹脂組成物) イソフタル酸133部、無水マレイン酸235部と、ネ
オペンチルグリコール218部、プロピレングリコール
91部とを脱水縮合反応して不飽和ポリエステルを得、
スチレン含量40重量%の不飽和ポリエステル樹脂組成
物Yとした。樹脂組成物Yの酸価は13であった。 <製造例4>(不飽和ポリエステル樹脂組成物) フマル酸232部とプロピレングリコール84部および
ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物32
5部とを反応して不飽和ポリエステルを得、スチレン含
量42重量%の不飽和ポリエステル樹脂組成物Zとし
た。樹脂組成物Zの酸価は10であった。
【0043】<実施例1〜3、比較例1〜3>製造例1
〜4に示した樹脂、低収縮化剤、無機充填材、顔料、禁
止剤、重合開始剤、離型剤、増粘剤、ガラス繊維を用
い、表1に示された実施例および比較例の配合比率のS
MCを公知の製造方法によって製造した。この際、低収
縮化剤を使用する場合には、ポリスチレンのスチレンモ
ノマー溶液(スチレン含量65%)または綜研化学
(株)製SGP−70Cを、充填材としては、平均粒子
径6μmの水酸化アルミニウム、顔料としては、フタロ
シアニンブルー系有機顔料を、禁止剤としては、トルハ
イドロキノン(THQ)を、重合開始剤としては、t−
ブチルパーオキシベンゾエート(TBPB)を、離型剤
としては、ステアリン酸亜鉛(Zn−St)を、増粘剤
としては、酸化マグネシウムを、繊維補強材としては、
ガラス繊維を使用した。
【0044】SMCにおいては増粘剤およびガラス繊維
以外の原料を十分に攪拌した後、その配合物に増粘剤を
加え、SMC含浸機を用いてガラス繊維とともに含浸
し、得られたSMCを45℃雰囲気下において24時間
熟成させてSMC成形材料を得た。このSMC成形材料
を145℃、10MPaの条件下で8分間加熱圧縮成形
し、厚み5mmの成形品を得た。この成形品の成形性、
平滑性、光沢、深み感、材料作業性について、観察およ
び確認した結果を表1に示した。
【0045】材料作業性については、熟成して得られた
SMC成形材料を成形する前に、フィルムに挟み込まれ
ている材料を取り出す際、材料がベタつかない場合を◎
〜○、ベタつく場合を×とした。成形性については、離
型不良等の問題が成形時に起こらない場合を○とした。
光沢については、光沢のあるものを◎〜○、そうでない
ものを×、有るものと無いものの中間に位置すると思わ
れるものを△とした。平滑性については、表面に凹凸の
無いものを◎〜○、ガラスによる凹凸が見えるようなも
のを×、その中間に位置すると思われるものを△とし
た。深み感については、透明性の有無について目視で観
察し、良いものを○、良いものと比し、劣るものを△と
した。
【0046】実施例1〜3においては、若干深み感に差
はあるものの、外観、材料の作業性の両者を満足できる
ような成形材料、および成形品が得られた。
【0047】比較例1〜3においては、外観、作業性の
両者を満足する結果が得られなかったことを示した。具
体的には、比較例1および3においては、成形品の深み
感はまずまずであるが、光沢に劣っており、比較例2に
おいては成形材料の作業性が劣っている結果を示した。
【0048】
【表1】
【0049】表1中の硬化物屈折率は、不飽和樹脂組成
物A〜Zから選択されたものを硬化したものの数値であ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物ならびに成形材料で
は、深み感のある成形品が得られると同時に、これまで
困難であった優れた光沢をも兼ね備える成形品を与える
ことができる。しかも、SMCのようなシート状材料形
態をとる場合には、連続的に生産でき、成形材料の作業
性も問題なく、金型を用いたプレス成形により、これま
でと同等の生産性を保持したまま成形品が得られる、極
めて有用な組成物、成形材料である。。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/02 C08K 7/02 C08L 63/10 C08L 63/10 Fターム(参考) 4F072 AA07 AB09 AD05 AD34 AD38 AE09 AF03 AF06 AG03 AK05 AK14 4J002 BC032 BQ001 CD201 DE079 DE146 DL006 DL007 EG048 FA047 FD016 FD168 FD202 FD339 GL00 4J011 PA07 PA15 PB04 PB21 PC02 PC08 4J027 AE02 AE03 AE04 AE07 BA05 BA07 BA08 BA15 BA29 CA14 CA36 CB07 CC02 CD01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂に不飽和一塩基酸を反応さ
    せて得られる不飽和基含有エポキシ樹脂の水酸基の少な
    くとも一部に、カルボキシル基を付与し得る化合物を反
    応させてなるカルボキシル基含有不飽和樹脂、重合性不
    飽和単量体、無機充填材および重合開始剤を含有する樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】 カルボキシル基含有不飽和樹脂および重
    合性不飽和単量体からなる混合物の硬化物の屈折率が、
    1.540〜1.580である請求項1記載の樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 カルボキシル基を付与し得る化合物が、
    多塩基酸の無水物である請求項1または2記載の樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】 無機充填材が、水酸化アルミニウムおよ
    びガラス粉から選ばれる少なくとも1種以上である請求
    項1〜3の何れか一つに記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 さらに強化繊維を配合してなる請求項1
    〜4の何れか一つに記載の成形材料。
  6. 【請求項6】 さらに低収縮化剤、増粘剤を配合してな
    る請求項1〜5の何れか一つに記載の成形材料。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一つに記載の樹脂
    組成物または成形材料を硬化させてなる成形品。
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