JP3737963B2 - 建設機械 - Google Patents

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/24Safety devices, e.g. for preventing overload

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盗難防止手段が設けられた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルなどの建設機械は、動力源であるエンジンと、エンジンの起動停止等の操作スイッチが配置された運転室を備えている。一般的に建設機械は自動車と異なり1種類のエンジンキーで複数の建設機械を運転できるようにエンジンキーの共通化を図っていることが多い。そのため、盗難や悪戯に遭いやすく、その防止策として盗難防止装置を装着している。
【0003】
図9に従来技術の一例として盗難防止装置の構成図を示す。図10は、盗難防止ユニットの制御ブロック図を示し、図11は建設機械の一例として油圧ショベルのシステム構成図を示す。
【0004】
図9に示されるように、エンジンキー8の操作によりバッテリ9から供給された電力を切換えてエンジンの始動・停止操作をするスタータスイッチ10が設けられ、このスタータスイッチ10で励磁されるメインリレー11は、エンジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13に接続されている。メインリレー11は、スタータスイッチ10の操作によってオン/オフされ、図示していない建設機械本体の各機器にも電源を供給する。
【0005】
電磁弁用リレー13には、オペレータが運転時に操作する油圧ロックスイッチ14が接続されている。この油圧ロックスイッチ14は、非作業時にオフにして安全を確保するものである。
【0006】
エンジン始動用リレー12には、エンジンを始動するためのスタータモータ15が接続され、電磁弁用リレー13にはパイロット圧油を切換える電磁切換弁16が接続されている。17はアースである。
【0007】
盗難防止装置は、盗難防止ユニット1、スタータスイッチ10に組込まれたアンテナ6、エンジンキー8に取付けられた個人識別用のアイデンティティ・タグ7(以下、アイデンティティを「ID」という)などを備えている。
【0008】
盗難防止ユニット1は、制御部2、電源部3、制御部2の出力により制御されるリレー4,5を備えている。
【0009】
図10は、制御部2の制御ブロック線図を示し、制御部2には、IDコード判定器20と、このIDコード判定器20に接続された機体識別用のIDコード記憶器21が設けられている。
【0010】
アンテナ6とIDタグ7の間は無線通信が行われ、制御部2にIDコードが読込まれる。制御部2には、スタータスイッチ10のACC接点信号が入力され、スタータスイッチ10のACC接点がONの時に、IDコード判定器20が作動して、IDタグ7のIDコードとIDコード記憶器21のIDコードとを照合し、その判定結果に基づいてリレー4およびリレー5が駆動される。
【0011】
図11において、エンジン22によって駆動されるメインポンプ23から供給される圧油は、コントロール弁24により配分制御され、油圧シリンダ25に供給される。ポンプ吐出回路の回路圧は、リリーフ弁26により制限される。
【0012】
エンジン22によって駆動されるパイロットポンプ27から吐出されたパイロット圧油は、前記電磁切換弁16に供給され、この電磁切換弁16により、電磁切換弁28a,28b,28cに供給されるか、タンクに排出されるかが選択される。電磁切換弁28a,28b,28cは、コントロール弁24を制御するリモコン弁であり、パイロット圧は、パイロット用リリーフ弁29により一定圧に抑えられる。
【0013】
次に、この従来例の作用を説明する。
【0014】
図9において、IDタグ7を取付けたエンジンキー8をスタータスイッチ10に差し込み、オフ位置からACC位置に回すと、アンテナ6とIDタグ7の間で無線通信が行なわれ、IDタグ7のIDコードが盗難防止ユニット1に読込まれる。
【0015】
図10に示された制御部2のIDコード判定器20で、IDコード記憶器21に記憶されているIDコードとIDタグ7のIDコードとが照合され、一致している場合は、IDコード判定器20からオン信号が出力され、リレー4,5を介してエンジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13が励磁される。
【0016】
この状態で、スタータスイッチ10をスタート位置STに回すと、メインリレー11、エンジン始動用リレー12を介してスタータモータ15に電流が供給され、エンジン22が始動する。
【0017】
また、オペレータが油圧ロックスイッチ14を入れると、電磁切換弁16は室nから室aに切換えられ、パイロットポンプ27の圧油がリモコン弁28に供給され、リモコン弁28を操作することによりコントロール弁24が切換わり、メインポンプ23の圧油が油圧シリンダ25に供給される。
【0018】
上記の作用により、登録されたIDタグ7付きのエンジンキー8を用いれば、建設機械を運転することができる。
【0019】
登録されていないIDタグ7や、IDタグ7を未装着のエンジンキー8でエンジン始動操作した場合は、IDコードが一致しないので、エンジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13ともに励磁されず、エンジンの始動および建設機械の操作ともにできなくなる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
従来の盗難防止装置は、盗難防止ユニット1を運転席内等の比較的取付けやすい場所に装着すると、簡単に取外されたり、ケーブルを切断されて、機能を果たさなくなることが多い。
【0021】
また、IDコード照合のみでエンジンの始動を許可しているので、バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結してエンジン22を始動されて、建設機械を盗まれる場合もある。
【0022】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、従来より盗難に遭うおそれが少ない建設機械を提供することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、機体と、機体の動力源となるエンジンと、エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキー抜取り検出手段と、機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、エンジンキーを抜いた状態にて機体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止手段とを具備した建設機械であり、エンジンキーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動して機体を動かしたときは、その状態をキー抜取り検出手段と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止手段により警報信号を出力するので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0024】
請求項2に記載された発明は、下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、下部走行体および上部旋回体の動力源となるエンジンと、エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキー抜取り検出手段と、上部旋回体の旋回姿勢を検出する姿勢検出手段と、エンジンキーを抜いた状態にて上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止手段とを具備した建設機械であり、エンジンキーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動して上部旋回体を動かしたときは、その状態をキー抜取り検出手段と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止手段により警報信号を出力するので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0025】
請求項3に記載された発明は、請求項1または2記載の建設機械における盗難防止手段が、個人識別可能のエンジンキーと異なるエンジンキーを用いた場合はエンジンを始動させないとともに警報信号を出力する機能を備えたものであり、個人識別不可能のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止手段が機能して、エンジンを始動させないとともに警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作による建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0026】
請求項4に記載された発明は、請求項1または2記載の建設機械における盗難防止手段が、エンジンキーを抜いた状態にて不正な手段でエンジンを始動することにより所定の駐機姿勢でなくなった場合はエンジンを強制停止させるとともに警報信号を出力する機能を備えたものであり、バッテリをスタータモータに直結するなどの不正な手段でエンジンを始動しても、所定の駐機姿勢でなくなった場合は盗難防止手段が機能して、そのエンジンを強制停止させるとともに警報信号を出力するので、建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0027】
請求項5に記載された発明は、請求項2乃至4のいずれか記載の建設機械における盗難防止手段が、エンジンキーを抜いた状態にて上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止ユニットであり、上部旋回体の下部内であって所定の駐機姿勢で下部走行体と対向する位置に配置された盗難防止ユニット取付用のユニット取付部と、ユニット取付部を下側から塞ぐカバーとを具備した建設機械であり、上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号が出力されるので、オペレータは常に上部旋回体を所定の駐機姿勢にして駐機することになり、上部旋回体が所定の駐機姿勢にあるときは、盗難防止ユニット取付用のユニット取付部を塞ぐカバーと下部走行体との隙間が狭く、下部走行体によりカバーや盗難防止ユニットを取外すことが困難であり、盗難防止ユニットを外されて建設機械を盗まれるおそれを防止できる。
【0028】
請求項6に記載された発明は、識別コードが付与された機体と、機体オペレータの識別コードを入力する識別コード入力手段と、機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、機体の駐機時の姿勢を記憶する姿勢記憶手段と、姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較して機体が作動したことを判定する判定手段と、判定手段の機体作動判定に基づいて読込んだ機体オペレータの識別コードと機体の識別コードとを照合する照合手段と、照合手段による照合結果が一致しないときに機体を強制停止させる機体停止手段とを具備した建設機械であり、判定手段が、姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較して機体が作動したと判定すると、照合手段が自動的に機能して、機体オペレータの識別コードと機体の識別コードとを照合し、照合手段による照合結果が一致しないときは、不正な手段で建設機械を動かしていると考えられるから、機体停止手段により機体を強制停止させることで、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0029】
請求項7に記載された発明は、請求項6記載の建設機械において、照合手段による照合結果が一致しないときに警報を出力する警報出力手段を具備した建設機械であり、照合手段による照合結果が一致しないときは機体停止手段により機体を強制停止させるとともに、警報出力手段から警報を出力させることで、建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0030】
請求項8に記載された発明は、請求項7記載の建設機械における機体が、上下方向に作動される作業アームを備え、作業アームは、この作業アームを作動する流体圧アクチュエータを備え、流体圧アクチュエータは、作業アーム先端の接地の有無を検出する圧力検出器を備え、姿勢検出手段は、作業アームの姿勢を検出する位置に設けられ、警報出力手段は、駐機時に圧力検出器が作業アーム先端の非接地状態を検出したときに警報を出力する建設機械であり、不正な手段で作業アームを動かしたときも、機体停止手段により機体を強制停止させるので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減でき、また、駐機時に作業アーム先端を接地しなければ警報出力手段より警報が出力されるので、駐機状態では作業アーム先端を接地した安定姿勢を確保できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図1乃至図5に示された第1の実施の形態、図6乃至図8に示された第2の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0032】
先ず、図1乃至図5に示された第1の実施の形態を説明する。なお、図1に盗難防止装置の装着回路に関する一例を示し、図2は盗難防止ユニットの制御部の制御ブロック線図を示し、図3乃至図5は油圧ショべルの構造および盗難防止ユニットと角度検出器の装着状況を示す。
【0033】
図1において、油圧ショベルの本体回路の機器構成は、図9に示された従来技術の回路と同様であるので、同様部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0034】
図1に示された盗難防止装置は、盗難防止手段としての盗難防止ユニット31に、スタータスイッチ10に組込まれたキー抜取り検出手段としてのアンテナ6が接続されている。スタータスイッチ10を回動操作するエンジンキー8には、機体オペレータの識別コードを自動的に入力する識別コード入力手段としての個人識別用のアイデンティティ・タグ7(以下、アイデンティティを「ID」という)が取付けられている。
【0035】
盗難防止ユニット31は、制御部32と、電源部3と、制御部32の出力により制御されるリレー4,5,33,34とを備えている。
【0036】
制御部32には、旋回姿勢(旋回角度)を検出するための姿勢検出手段としての角度検出器35が接続されている。リレー33にはエンジン停止用リレー36が接続され、さらにこのエンジン停止用リレー36には、エンジンへの燃料をカットするためのエンジン停止弁37が接続されている。また、リレー34には、警報器38が接続されている。
【0037】
リレー33、エンジン停止用リレー36およびエンジン停止弁37は、機体を強制停止させるための機体停止手段を構成している。また、リレー34および警報器38は、警報を出力する警報出力手段を構成している。
【0038】
IDタグ7のIDコードを照合して、エンジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13を駆動する機能については、図10に示す従来技術と同じであるので省略し、本発明に関わる制御演算回路のみを図2に示す。
【0039】
図2は、制御部32の制御ブロック線図を示し、この制御部32には、角度検出器35の信号と、スタータスイッチ10のACC接点信号と、アンテナ6を介してIDタグ7のIDコードとが入力される。
【0040】
角度検出器35は角度判定器40に接続され、この角度判定器40は角度検出器35の信号に基づいてオン/オフ信号を出力する。すなわち、角度が規定範囲に入っているときにオフ、規定範囲外でオンを出力する。
【0041】
アンテナ6には、IDコード判定器41,42が接続され、これらのIDコード判定器41,42には、IDコード記憶器43が接続されている。
【0042】
IDコード判定器41は、角度判定器40がオンの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器43のIDコードと照合して一致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有する。
【0043】
IDコード判定器42は、ACC接点信号がオフの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器43のIDコードと照合して一致しない場合にオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有する。
【0044】
角度判定器40およびIDコード判定器42はアンド演算器44の入力端子に接続され、このアンド演算器44およびIDコード判定器41の各出力端子は、タイマ45に接続されている。このタイマ45は、IDコード判定器41の信号とアンド演算器44の信号のどちらか一方の出力がオンになると、一定時間オン信号を出力するものである。
【0045】
IDコード判定器41は、エンジン停止用リレー36を駆動するリレー33に接続され、タイマ45は、警報器38を駆動するリレー34に接続されている。
【0046】
次に、図3は油圧ショベルの正面図、図4は平面図、図5は運転室部の拡大図を示す。
【0047】
これらの図3、図4、図5において、50は下部走行体であり、この下部走行体50に上部旋回体51が旋回自在に結合され、この上部旋回体51に、作業アーム52が上下方向揺動自在に軸支され、また運転室53が設置され、これらにより、機体55が構成されている。
【0048】
図4に示すように、下部走行体50には、上部旋回体51との結合部の前後位置にて突起板54f,54rが設けられ、上部旋回体51には前記角度検出器35が設けられ、作業アーム52の方向を検出している。
【0049】
また、図5に示すように盗難防止ユニット31は、運転室53の下部であって、好ましくは図4に示される駐機姿勢におい下部走行体50上に位置する場所にて、下面開口状に設けられたユニット取付部30内に取付けられ、このユニット取付部30の下側面はカバー56で塞がれている。
【0050】
なお、作業アーム52は、上部旋回体51との間に設けられた流体圧アクチュエータとしての油圧シリンダ57により上下方向に回動される。
【0051】
次に、この第1の実施の形態の作用を説明する。なお、図1においてエンジン始動作用は従来技術と同様であるので、その説明は省略し、ここでは、本発明に関わる作用を説明する。
【0052】
(1)建設機械を停止し、エンジンキーを抜いた場合
図1において、スタータスイッチ10をオフにして建設機械を停止し、エンジンキー8をスタータスイッチ10から抜いてアンテナ6から遠ざけた場合の作用について説明する。
【0053】
スタータスイッチ10をオフにすると、ACC接点信号はオフになり、IDコード判定器42が作動する。
【0054】
IDコード判定器42は、ACC接点信号がオフでIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器43のIDコードと照合して一致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有している。
【0055】
したがって、スタータスイッチ10をオフにして、エンジンキー8をスタータスイッチ10から抜取ってアンテナ6から遠ざけると、1Dコードが読めなくなるので、IDコード判定器42はオンを出力する。
【0056】
一方、図4に示すように作業アーム52が前後進方向に向いている場合は、角度検出器35は突起板54fまたは54rを検出するので、角度判定器40はオフを出力し、一方、作業アーム52が前後進方向に向いていない場合は、角度検出器35は突起板54f、54rを検出できないので、角度判定器40はオンを出力する。
【0057】
角度判定器40とIDコード判定器42の信号は、アンド演算器44に入力され、論理積演算され、その出力によりタイマ45を介してリレー34が駆動される。
【0058】
上記の作用により、エンジンキー8をスタータスイッチ10から抜いたときに、作業アーム52が所定の駐機姿勢すなわち前後進方向に向いた姿勢でない場合は、角度判定器40とIDコード判定器42の出力はともにオンになるのでアンド演算器44はオン信号を出力するので、タイマ45を介してリレー34が励磁され、警報器38が駆動され、オペレータに注意を促す。
【0059】
(2)不正な手段でエンジンを始動して建設機械を運転した場合
バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結して、機体55の動力源であるエンジン22を始動し、建設機械を運転した場合について説明する。
【0060】
エンジン22を始動して建設機械を運転すると、上部旋回体51が動き、角度判定器40がオンになり、IDコード判定器41が作動する。
【0061】
IDコード判定器41は、IDコードが読込めない場合や、IDコード記憶器43のIDコードと照合して一致しない場合にオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有している。
【0062】
したがって、不正な手段で運転して上部旋回体51を動かすと、IDコード判定器41はオンを出力するので、リレー33、エンジン停止リレー36を介してエンジン停止弁37が駆動され、エンジン22への燃料が遮断されエンジン22が停止する。
【0063】
また、タイマ45を介してリレー34が励磁され、警報器38が駆動され、警報が鳴り盗難を防止する。
【0064】
(3)個人識別可能のエンジンキーと異なるエンジンキーを用いた場合
盗難防止ユニット31は、IDタグ7により個人識別可能のエンジンキー8と異なるエンジンキーを用いた場合は、IDコード判定器41がオンを出力するので、リレー33、エンジン停止用リレー36を介してエンジン停止弁37が働き、エンジン22を始動させない。同時に、IDコード判定器41がオンを出力すると、タイマ45が一定時間オン信号すなわち警報信号を出力するので、リレー34により警報機38が作動する。
【0065】
以上の作用により、次の効果が得られる。
【0066】
(1)作業アーム52を進行方向に向けて駐機しない場合は警報を出力するので、オペレータは常に作業アーム52を進行方向に向けて駐機せざるを得ない。したがって、図5に示すように盗難防止ユニット31のユニット取付部30を塞ぐカバー56と下部走行体50の隙間が狭く、カバー56や盗難防止ユニット31を取外すことが困難になり、盗難防止ユニット31を外されて盗まれることを防止できる。
【0067】
(2)不正な手段でエンジン22を始動して上部旋回体51を動かした時は、エンジン停止および警報を出力するので、不正な手段でエンジン22を始動して盗まれることを防止できる。
【0068】
(3)IDタグ7による個人識別が不可能のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止ユニット31が機能して、エンジン22を始動させないとともに警報器38に警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作による建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0069】
次に、図6乃至図8に示された第2の実施の形態を説明する。なお、図6に盗難防止装置の装着回路に関する一例を示し、図7に盗難防止ユニットの制御ブロック線図を示し、図8に油圧ショべルにおける角度検出器および圧力検出器の装着状況を示す。
【0070】
これらの図において、油圧ショべルの本体回路の機器構成は、図9に示された従来技術と同様であるので、同様部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0071】
図6に示された盗難防止装置は、盗難防止ユニット61に、スタータスイッチ10に組込まれたアンテナ6が接続されている。スタータスイッチ10を回動操作するエンジンキー8には、機体オペレータの識別コードを入力する識別コード入力手段としての個人識別用のIDタグ7が取付けられている。
【0072】
盗難防止ユニット61は、制御部62と、電源部3と、制御部62の出力により制御されるリレー4,5,33,34とを備えている。
【0073】
制御部62には、機体55の姿勢すなわち作業アーム52の傾倒姿勢(角度)を検出するための姿勢検出手段としての角度検出器63と、作業アーム52を上下方向に回動する流体圧アクチュエータとしての油圧シリンダ57のヘッド側の圧力を検出する圧力検出器64とがそれぞれ接続されている。
【0074】
この圧力検出器64は、油圧シリンダ57のヘッド側の圧力状態を検出することで、作業アーム52の先端が接地されているか否かを検出する。ヘッド側の圧力が低いときは、作業アーム52の先端が接地されている。
【0075】
リレー33にはエンジン停止用リレー36が接続され、さらにこのエンジン停止用リレー36には、エンジンへの燃料をカットするためのエンジン停止弁37が接続されている。また、リレー34には、警報器38が接続されている。
【0076】
図6において、リレー33、エンジン停止用リレー36およびエンジン停止弁37は、機体を強制停止させるための機体停止手段を構成している。また、リレー34および警報器38は、警報を出力する警報出力手段を構成している。
【0077】
IDタグ7のIDコードを照合して、エンジン始動用リレー12および電磁弁用リレー13を駆動する機能については、図10に示す従来技術と同じであるので省略し、本発明に関わる制御演算回路のみを図7に示す。
【0078】
図7は、制御部62の制御ブロック線図を示し、この制御部62には、角度検出器63の信号と、油圧シリンダ57の圧力検出器64の信号と、スタータスイッチ10のACC接点信号と、アンテナ6を介してIDタグ7のIDコードとが入力される。
【0079】
角度検出器63は、機体55の駐機時の姿勢すなわちACC信号がオフになったときの作業アーム52の傾倒姿勢(角度)を記憶する姿勢記憶手段としての角度記憶器65に接続され、圧力検出器64は、油圧シリンダ57の圧力検出器64の信号が所定範囲以上であるときオンを出力し所定範囲以下に低下したときオフを出力する圧力判定器66に接続され、角度検出器63および角度記憶器65は、角度検出器63の信号と角度記憶器65の信号を比較して機体55が作動したことを判定する判定手段としての比較器67に接続され、圧力判定器66および比較器67は、これらから出力された信号の論理和演算を行うオア演算器68に接続されている。
【0080】
アンテナ6には、機体オペレータの識別コードと機体55の識別コードとを照合する照合手段としてのIDコード判定器69,70が接続され、これらのIDコード判定器69,70には、機体55に付与された識別コードを記憶したIDコード記憶器71が接続されている。
【0081】
IDコード判定器69は、オア演算器68がオンの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器71のIDコードと照合して一致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有する。
【0082】
IDコード判定器70は、ACC接点信号がオフの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器71のIDコードと照合して一致しない場合にオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有する。
【0083】
圧力判定器66およびIDコード判定器70はアンド演算器72の入力端子に接続され、このアンド演算器72およびIDコード判定器69の各出力端子は、タイマ73に接続されている。このタイマ73は、IDコード判定器69の信号とアンド演算器72の信号のどちらか一方の出力がオンになると、一定時間オン信号を出力するものである。
【0084】
IDコード判定器69は、エンジン停止用リレー36を駆動するリレー33に接続され、タイマ73は、警報器38を駆動するリレー34に接続されている。
【0085】
図8に示されるように、作業アーム52の揺動関節部には角度検出器63が設けられ、かつ作業アーム52を駆動する油圧シリンダ57のヘッド側には圧力検出器64が設けられ、駐機時の作業アーム52の状態を検出する。
【0086】
次に、この第2の実施の形態の作用を説明する。なお、図6において、エンジン始動作用は従来技術と同様であるので説明を省略する。ここでは、本発明に関わる作用について説明する。
【0087】
(1)建設機械を停止しエンジンキーを抜いた場合
図6において、スタータスイッチ10をオフにして建設機械を停止し、エンジンキー8をスタータスイッチ10から抜取って、アンテナ6から遠ざけた場合の作用について説明する。
【0088】
スタータスイッチ10をオフにすると、ACC接点信号はオフになり、図7のIDコード判定器70が作動する。
【0089】
IDコード判定器70は、ACC接点信号がオフの状態でIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合や、IDコード記憶器71のIDコードと照合して一致しない場合はオンを出力し、IDコードが一致した場合はオフを出力する機能を有している。
【0090】
したがって、スタータスイッチ10をオフにしてエンジンキー8を抜取り、アンテナ6から遠ざけると、IDコード判定器70はオンを出力する。
【0091】
一方、図8に示された圧力検出器64により油圧シリンダ57のヘッド側の圧力が検出される。
【0092】
作業アーム52の先端が地面に確実に接地されているときは、油圧シリンダ57のヘッド側圧力が低下するので、圧力判定器66はオフを出力する。
【0093】
作業アーム52の先端が接地されていない場合は、油圧シリンダ57の圧力が低下しないので圧力判定器66はオンを出力する。
【0094】
圧力判定器66とIDコード判定器70の出力に基づき、アンド演算器72で論理積が求められ、その出力によりタイマ73を介してリレー34が駆動される。
【0095】
上記の作用により、駐機時の、エンジンキー8を抜取ったときに、作業アーム52の先端を確実に接地しない場合は、圧力判定器66とIDコード判定器70の出力はともにオンになるので、アンド演算器72はオンを出力し、タイマ73を介してリレー34が励磁され、警報器38が駆動され、オペレータに作業アーム52の先端が接地されていないことを警告する。
【0096】
(2)不正な手段でエンジンを始動して建設機械を運転した場合
バッテリ9の+ラインをスタータモータ15に直結してエンジン22を始動し、建設機械を不正に運転した場合について説明する。
【0097】
作業アーム52を動かすと、作業アーム52の角度検出器63の信号は、比較器67で角度記憶器65の値と比較される。
【0098】
角度記憶器65は、スタータスイッチ10がオフになったときの角度を記憶しているので、比較器67で作業アーム52を動かしたことを判定する。
【0099】
また、圧力判定器66は、油圧シリンダ57の圧力の状態により作業アーム52の先端が接地されているか否かを判定する。
【0100】
したがって、作業アーム52を動かすと、比較器67または圧力判定器66からオンが出力され、オア演算器68の出力がオンになり、IDコード判定器69が作動する。
【0101】
IDコード判定器69はIDコードを読込み、IDコードが読込めない場合やIDコード記憶器71のIDコードと照合して一致しない場合はオン信号を出力し、IDコードが一致した場合はオフ信号を出力する機能を有しているので、不正な手段でエンジン22を始動して作業アーム52を動かした場合は、IDコード判定器69がオン信号を出力するので、リレー33およびタイマ73を介してリレー34が駆動され、エンジン停止用リレー36を介してエンジン停止弁37が駆動され、このエンジン停止弁37がエンジン22への燃料を遮断してエンジン22を停止するとともに、警報器38を駆動して周囲に盗難を知らせる。
【0102】
(3)個人識別可能のエンジンキーと異なるエンジンキーを用いた場合
盗難防止ユニット61は、IDタグ7により個人識別可能のエンジンキー8と異なるエンジンキーを用いた場合は、IDコード判定器69がオンを出力するので、リレー33、エンジン停止用リレー36を介してエンジン停止弁37が働き、エンジン22を始動させない。同時に、IDコード判定器69がオンを出力すると、タイマ73が一定時間オン信号すなわち警報信号を出力するので、リレー34により警報機38が作動する。
【0103】
次に、この第2の実施の形態の効果を説明する。
【0104】
以上の作用により、
(1)建設機械を停止しエンジンキー8を抜いたとき、すなわち駐機時に、作業アーム52の先端が接地していなければ警報が出力されるので、駐機状態では、作業アーム52の先端を確実に接地した姿勢にするので、安全性を確保できる。
【0105】
(2)不正な手段でエンジン22を始動して作業アーム52を動かしたときは、エンジン停止信号および警報を出力するので、従来の盗難防止装置に比較して盗難に遭うおそれが少なくなる。
【0106】
(3)IDタグ7による個人識別が不可能のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止ユニット61が機能して、エンジン22を始動させないとともに警報器38に警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作による建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0107】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、エンジンキーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動して機体を動かしたときは、その状態をキー抜取り検出手段と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止手段により警報信号を出力するので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0108】
請求項2記載の発明によれば、エンジンキーを用いないで不正な手段によりエンジンを始動して上部旋回体を動かしたときは、その状態をキー抜取り検出手段と姿勢検出手段とにより検出して、盗難防止手段により警報信号を出力するので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0109】
請求項3記載の発明によれば、個人識別不可能のエンジンキーを用いた場合は、盗難防止手段が機能して、エンジンを始動させないとともに警報信号を出力するので、不正なエンジンキー操作による建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0110】
請求項4記載の発明によれば、バッテリをスタータモータに直結するなどの不正な手段でエンジンを始動しても、所定の駐機姿勢でなくなった場合は盗難防止手段が機能して、そのエンジンを強制停止させるとともに警報信号を出力するので、建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0111】
請求項5記載の発明によれば、上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号が出力されるので、オペレータは常に上部旋回体を所定の駐機姿勢にして駐機することになり、上部旋回体が所定の駐機姿勢にあるときは、盗難防止ユニット取付用のユニット取付部を塞ぐカバーと下部走行体との隙間が狭く、下部走行体によりカバーや盗難防止ユニットを取外すことが困難であり、盗難防止ユニットを外されて建設機械を盗まれるおそれを防止できる。
【0112】
請求項6記載の発明によれば、判定手段が、姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較して機体が作動したと判定すると、照合手段が自動的に機能して、機体オペレータの識別コードと機体の識別コードとを照合し、照合手段による照合結果が一致しないときは、不正な手段で建設機械を動かしていると考えられるから、機体停止手段により機体を強制停止させることで、従来より建設機械の盗難のおそれを低減できる。
【0113】
請求項7記載の発明によれば、照合手段による照合結果が一致しないときは機体停止手段により機体を強制停止させるとともに、警報出力手段から警報を出力させることで、建設機械の盗難を確実に防止できる。
【0114】
請求項8記載の発明によれば、不正な手段で作業アームを動かしたときも、機体停止手段により機体を強制停止させるので、従来より建設機械の盗難のおそれを低減でき、また、駐機時に作業アーム先端を接地しなければ警報出力手段より警報が出力されるので、駐機状態では作業アーム先端を接地した安定姿勢を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の建設機械に用いられた盗難防止装置の第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】 同上盗難防止装置における盗難防止ユニットの制御部の制御ブロック線図である。
【図3】 同上盗難防止装置が適用された建設機械としての油圧ショべルの正面図である。
【図4】 同上油圧ショべルにおける盗難防止ユニットおよび角度検出器の装着状況を示す平面図である。
【図5】 同上油圧ショべルにおける盗難防止ユニットの装着状況を示す運転室部の拡大正面図である。
【図6】 本発明の建設機械に用いられた盗難防止装置の第2の実施の形態を示す回路図である。
【図7】 同上盗難防止装置における盗難防止ユニットの制御部の制御ブロック線図である。
【図8】 同上盗難防止装置が適用された建設機械としての油圧ショべルにおける角度検出器および圧力検出器の装着状況を示す運転室部の拡大正面図である。
【図9】 従来の建設機械に用いられた盗難防止装置の一例を示す回路図である。
【図10】 同上盗難防止装置における盗難防止ユニットの制御部の制御ブロック線図である。
【図11】 油圧ショベルの油圧回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
6 キー抜取り検出手段としてのアンテ
7 識別コード入力手段としてのIDタグ
8 エンジンキー
22 エンジン
30 ユニット取付部
31 盗難防止手段としての盗難防止ユニット
33 機体停止手段を構成するリレー
34 警報出力手段を構成するリレー
35 姿勢検出手段としての角度検出
36 機体停止手段を構成するエンジン停止用リレー
37 機体停止手段を構成するエンジン停止弁
38 警報出力手段を構成する警報器
50 下部走行体
51 上部旋回体
52 作業アーム
55 機体
56 カバー
57 流体圧アクチュエータとしての油圧シリンダ
63 姿勢検出手段としての角度検出器
64 圧力検出器
65 姿勢記憶手段としての角度記憶器
67 判定手段としての比較器
69,70 照合手段としてのIDコード判定

Claims (8)

  1. 機体と、
    機体の動力源となるエンジンと、
    エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキー抜取り検出手段と、
    機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    エンジンキーを抜いた状態にて機体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止手段と
    を具備したことを特徴とする建設機械。
  2. 下部走行体と、
    下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、
    下部走行体および上部旋回体の動力源となるエンジンと、
    エンジン停止後エンジンキーを抜いたことを検出するキー抜取り検出手段と、
    上部旋回体の旋回姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    エンジンキーを抜いた状態にて上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止手段と
    を具備したことを特徴とする建設機械。
  3. 盗難防止手段は、個人識別可能のエンジンキーと異なるエンジンキーを用いた場合はエンジンを始動させないとともに警報信号を出力する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械。
  4. 盗難防止手段は、エンジンキーを抜いた状態にて不正な手段でエンジンを始動することにより所定の駐機姿勢でなくなった場合はエンジンを強制停止させるとともに警報信号を出力する機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械。
  5. 盗難防止手段は、エンジンキーを抜いた状態にて上部旋回体が所定の駐機姿勢でない場合は警報信号を出力する盗難防止ユニットであり、
    上部旋回体の下部内であって所定の駐機姿勢で下部走行体と対向する位置に配置された盗難防止ユニット取付用のユニット取付部と、
    ユニット取付部を下側から塞ぐカバーと
    を具備したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載の建設機械。
  6. 識別コードが付与された機体と、
    機体オペレータの識別コードを入力する識別コード入力手段と、
    機体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    機体の駐機時の姿勢を記憶する姿勢記憶手段と、
    姿勢検出手段および姿勢記憶手段の出力を比較して機体が作動したことを判定する判定手段と、
    判定手段の機体作動判定に基づいて読込んだ機体オペレータの識別コードと機体の識別コードとを照合する照合手段と、
    照合手段による照合結果が一致しないときに機体を強制停止させる機体停止手段と
    を具備したことを特徴とする建設機械。
  7. 照合手段による照合結果が一致しないときに警報を出力する警報出力手段
    を具備したことを特徴とする請求項6記載の建設機械。
  8. 機体は、上下方向に作動される作業アームを備え、
    作業アームは、この作業アームを作動する流体圧アクチュエータを備え、
    流体圧アクチュエータは、作業アーム先端の接地の有無を検出する圧力検出器を備え、
    姿勢検出手段は、作業アームの姿勢を検出する位置に設けられ、
    警報出力手段は、駐機時に圧力検出器が作業アーム先端の非接地状態を検出したときに警報を出力する
    ことを特徴とする請求項7記載の建設機械。
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