JP4008122B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関を備えた車両の盗難防止装置、特にこの車両に傾斜センサーを設けた車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばディーゼルエンジンを搭載した建設作業用の車両では、電源バッテリーと、駆動回路(グロープラグ回路、スタータ回路等)とを接続する電源回路に、機械的なシリンダー錠からなるイグニッションスイッチを設けてある。このイグニッションスイッチは、固有のイグニッションキーのみによって開閉(オンオフ)可能となる。
【0003】
ところで、ディーゼルエンジンは、吸入空気の圧縮熱によって燃料を自己着火し、燃焼させる。このため、エンジン始動時に燃焼室の空気を熱する始動補助装置としてのグロープラグが各気筒の燃焼室に取り付けられている。従って、エンジンの始動時には、このグロープラグに通電して発熱させ、この熱により燃料が加熱され、着火し燃焼となる。
【0004】
グローブプラグの発熱は、イグニッションスイッチをオンすることにより行われる。発熱が開始されるとグロープラグ作動表示灯が点灯する。運転者は、グロープラグ作動表示灯が消灯したことを確認して、スタータモータをクランキングさせることにより、エンジンを始動させる。
【0005】
従って、固有のイグニッションキーを用いなければイグニッションスイッチをオンすることができず、イグニッションキーを有しない者のエンジンの始動を禁止することができた。
【0006】
また、従来より、駐車中の車両が、車体の前部、または後部をレッカー車等にて引き上げられて盗難されることがある。
このような盗難の対策として、特開昭61−84514号公報に開示されている傾きセンサを用いた車両の盗難防止装置がある。
この傾きセンサは、駐停車状態の車両の車体が引き上げられることで傾いたことを検知し、この傾きセンサの出力する信号に基づいて警報を発するものであり、車両を盗難しようとする者への威嚇を行い、盗難を未然に防止させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の車両の盗難を防止する構成として、前者のイグニッションスイッチによるものでは、エンジンの始動を可能にする駆動回路への電源供給が、このイグニッションスイッチの接点のみにより開閉制御される構造であり、イグニッションスイッチに接続される駆動回路配線、電源回路配線が、運転席におけるイグニッションスイッチの背部に接続されるため、容易に取り出すことができる欠点を有する。
【0008】
このため、これらの配線を不正に結線すれば、電源バッテリーからの電圧を駆動回路に印加でき、車両固有のイグニッションキーを持たない者によっても、エンジンを始動でき、その結果、車両を走行させて盗むことができた。
【0009】
また、後者の傾きセンサによるものでは、車両を傾斜させたときに警報を発し盗難者を威嚇させるものであるが、盗難者がその警報を気に掛けなければ、警報を発しても、その周囲では車両の修理と勘違いされたりし、周囲の人に関心がないと盗難防止としての効果を得られない。また、人里離れた場所では、警報を発しても、盗難防止としての効果がなく、従って、警報を発するという受け身の防衛対策では確実な車両の盗難を防止することができない。
【0010】
さらに、上記した後者の例では、車両をレッカー車にて、車体の前部若しくは後部を引き上げて盗難を行う例をあげたが、建設作業用車両など重量のある産業車両は、自走速度が比較的低速であるため、自走によって一旦他の搬送用車両、例えば大型のトラックや専用のトレーラ等に、荷台に掛けた傾斜面を用いて荷台に載せ、積み込んだ後、移送され盗難されてしまう場合がある。
【0011】
そこで、本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、イグニッションスイッチに接続される駆動回路配線、電源回路配線を不正に結線してエンジンを始動させた場合であっても、トラック等の搬送用車両への積み込み時に、エンジンが強制停止され、自走が不能となる車両盗難防止装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1の車両盗難防止装置は、車両の傾斜を感知し感知信号を送出する傾斜センサーと、
燃料タンクから燃料をエンジンに供給する燃料供給配管に設けられ、前記エンジンの停止を行うエンジン停止手段と、
電子的コードが入力される入力手段と、
前記傾斜センサーの感知信号に基づき、前記エンジン停止手段を作動させるとともに、前記入力手段の電子的コードに基づき、前記エンジン停止手段の作動を解除する制御手段と、
を具備するとともに、
前記エンジン停止手段は、前記傾斜センサーの感知信号に基づき作動した際に、前記燃料供給配管内に対してエアを供給し、前記燃料タンクから前記エンジンへ供給される燃料にエアを混入させるエア供給手段であり、
前記制御手段は、前記傾斜センサーの感知信号が送出された際に該エア供給手段を作動させるスイッチ手段と、前記入力手段の電子的コードに基づき該スイッチ手段を無効とし、該エア供給手段の作動を解除させ前記燃料供給配管内へのエアの混入を停止する解除手段とを備えてなることを特徴とする。
【0013】
この車両盗難防止装置では、入力手段の電子的コードが制御手段に入力された時のみ、解除手段がスイッチ手段の作動をキャンセルさせる。従って、イグニッションスイッチの接続配線を不正に結線し、自走させた場合でも、車両積み込み時に車両が傾くことから傾斜センサーがこれを感知し、制御手段のスイッチ手段によりエア供給手段が働いてエンジンへの燃料供給にエアを強制的に混入させて、燃料との混合比を異常にし、これにより、エンジンが強制停止して、自走が不能になる。
【0014】
なお上記の車両盗難防止装置は、前記エンジン停止手段は、前記傾斜センサーの感知信号に基づき作動した際に、前記燃料供給配管内を閉塞し、前記燃料タンクから前記エンジンへの燃料の供給を停止する燃料遮断電磁弁であり、
前記制御手段は、前記傾斜センサーの感知信号が送出された際に該燃料遮断電磁弁を作動させるスイッチ手段と、前記入力手段の電子的コードに基づき該スイッチ手段を無効とし、該燃料遮断電磁弁の作動を解除させ前記燃料供給配管内を開放する解除手段とを備えてなることとしてもよい。
【0015】
この車両盗難防止装置では、入力手段の電子的コードが制御手段に入力された時のみ、解除手段がスイッチ手段の作動をキャンセルさせる。従って、イグニッションスイッチの接続配線を不正に結線し、自走させた場合でも、車両積み込み時に車両が傾くことから傾斜センサーがこれを感知し、制御手段のスイッチ手段により燃料遮断電磁弁が働いてエンジンへの燃料供給を停止し、これにより、エンジンが強制停止して、自走が不能になる。
【0018】
請求項2の車両盗難防止装置は、前記入力手段が、暗証番号を入力するキー入力手段であることを特徴としている。
【0019】
この車両盗難防止装置では、キー入力手段、例えばテンキーなどにより、暗証番号を入力することで、その入力される暗証番号が制御手段に読み込まれる。
【0020】
請求項3の車両盗難防止装置は、前記入力手段が、ネームカードホルダーであることを特徴としている。
【0021】
この車両盗難防止装置では、ネームカードホルダーに、固有のネームカードが挿入されると、例えば磁気情報等の形式でネームカードに書き込まれている固有の電子的コードが、ネームカードホルダーを介して制御手段に読み込み可能になる。
【0022】
請求項4記載の車両盗難防止装置では、前記入力手段が、非接触カードであることを特徴としている。
【0023】
この車両盗難防止装置では、非接触カードに書き込まれている固有の電子的コードが、非接触で制御手段に読み込まれる。従って、接触式のネームカードを用いる場合に比べて、磨耗によるコード読み取り性能の劣化が防止される。
【0024】
請求項5記載の車両盗難防止装置では、前記入力手段が、電波式又は赤外線式のリモートコントロールキーであることを特徴としている。
【0025】
この車両盗難防止装置では、リモートコントロールキーによって固有の電子的コードが、電波式又は赤外線によって送信され、非接触で制御手段に読み込まれる。従って、接触式のネームカードの場合と同様、磨耗によるコード読み取り性能の劣化が防止されるとともに、コード信号送信可能距離も大きくなる。
【0026】
請求項6記載の車両盗難防止装置は、前記入力手段が、暗証番号を入力するキー入力手段と、IDコードを入力する補助入力手段とで構成されていることを特徴としている。
【0027】
この車両盗難防止装置では、暗証番号の入力と、この暗証番号とは別のIDコードを入力し、それらの入力情報を、固有情報と照合して、適合したときのみエンジン停止手段の作動を解除することから、盗難防止装置として、二段階の盗難防止を図ることが可能となる。
【0028】
請求項7記載の車両盗難防止装置は、前記補助入力手段が、ネームカードホルダーであることを特徴としている。
【0029】
この車両盗難防止装置では、ネームカードホルダーに、固有のネームカードが挿入されると、例えば磁気情報等の形式でネームカードに書き込まれている固有のIDコードが、ネームカードホルダーを介して制御手段に読み込み可能になり、前記キー入力手段による暗証番号の入力とで、二段階の盗難防止を図ることが可能となる。
【0030】
請求項8記載の車両盗難防止装置は、前記補助入力手段が、非接触カードであることを特徴としている。
【0031】
この車両盗難防止装置では、非接触カードに書き込まれている固有のIDコードが、非接触で制御手段に読み込まれる。従って、接触式のネームカードを用いる場合に比べて、磨耗によるコード読み取り性能の劣化が防止される。そして、前記キー入力手段による暗証番号の入力とで、二段階の盗難防止を図ることが可能となる。
【0032】
請求項9記載の車両盗難防止装置は、前記補助入力手段が、電波式又は赤外線式のリモートコントロールキーであることを特徴としている。
【0033】
この車両盗難防止装置では、リモートコントロールキーによって固有のIDコードが、電波式又は赤外線によって送信され、非接触で制御手段に読み込まれる。従って、接触式のネームカードの場合と同様、磨耗によるコード読み取り性能の劣化が防止されるとともに、コード信号送信可能距離も大きくなる。そして、前記キー入力手段による暗証番号の入力とで、二段階の盗難防止を図ることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両盗難防止装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る車両盗難防止装置の概念図、図2は本発明に係る車両盗難防止装置の回路図、図3は制御系の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の車両盗難防止装置には、エンジン停止手段5と、傾斜センサー7と、入力手段14と、制御手段18とで大略構成されている。
【0035】
車両としての建設作業用車両1には、走行駆動用の内燃機関としての図1に示すディーゼルエンジン3が搭載されている。ディーゼルエンジン3には、不図示の燃料噴射ポンプが配管接続される。また、この燃料噴射ポンプには、燃料タンク4が配管接続される。燃料タンク4の燃料は、燃料噴射ポンプを介して、燃焼室上部に設けられた渦流室の噴射ノズルに供給される。
【0036】
燃料タンク4と噴射ノズルとの間の燃料供給配管2における燃料フィルターよりもエンジン側には、エンジン停止手段としての燃料遮断電磁弁5が介装されている。燃料遮断電磁弁5は、非通電時には励磁されず内蔵するバネなどの付勢手段によって閉弁し、通電時には励磁されて付勢手段の付勢力に抗して開弁する。従って、ディーゼルエンジン3は、燃料遮断電磁弁5が閉弁することにより、燃料タンクから噴射ノズルへの燃料の供給が遮断され、強制停止されることとなる。
【0037】
図2に示すように、燃料遮断電磁弁5の通電回路6には、制御手段18を構成するスイッチ手段8が直列に接続されて介装されている。スイッチ手段8は、水銀接点スイッチなどよりなる傾斜センサー7の感知信号に基づいて動作する。この傾斜センサー7は、車両1の所定の箇所に固設され、車両1が傾斜すると、これを感知し感知信号を出力する。そして、スイッチ手段8は、通常時、燃料遮断電磁弁5の通電回路6を閉じる一方、傾斜センサー7の車両1が傾斜した時に送出する感知信号によりこの通電回路6を開く接点8aを有している。
【0038】
従って、車両1が傾斜していない時には、燃料遮断電磁弁5への通電回路6は閉じられている。一方、車両1が傾斜すると、傾斜センサー7によりスイッチ手段8の接点8aが開き、燃料遮断電磁弁5への通電回路6は開くことになる。つまり、車両1が傾斜すれば、燃料遮断電磁弁5への通電が遮断され、噴射ノズルへの燃料の供給が遮断されることになる。
【0039】
なお、傾斜センサー7は、感度が高いことが好ましく、傾斜を感知したら速やかに感知信号を送出することが望ましい。具体的には、傾斜センサー7が、車両1の傾斜を感知してから、3〜5秒以内に燃料遮断電磁弁5が作動することとする。
また、この傾斜センサー7は、車両1を回送車30に載せる傾斜面31の角度を基準に設定される。この基準となる傾斜角は、車両1の大きさや、その車両1を載せるのに見合った回送車30の大きさ、床上への傾斜角によって決定されるが、この基準となる傾斜角は一般に9°〜15°の範囲内であり、この基準の傾斜角に達する以前、すなわち車両1の前部だけ若しくは後部だけが傾斜面31に載ったときに、傾斜センサー7が車両1の傾斜を感知することが好ましく、例えば、5°以内で感知信号を送出することとし、さらには車両の傾き方向が前後方向だけではなく左右方向など、車両の全周にわたって感知可能なことが好ましい。
さらには、この傾斜センサー7の感知する傾斜角度は、任意に設定できることが好ましく、例えば、路面が傾斜している場合などには、その路面の傾斜角度から、さらに傾斜した場合に感知するなど、その設定が容易に変更可能なことが好ましい。
【0040】
燃料遮断電磁弁5への通電回路6には、図2に示すように、スイッチ手段8と並列接続され、このスイッチ手段8をバイパスする解除手段としての補助継電器9の接点9aが接続されている。この補助継電器9の接点9aは、通常時(駆動許可信号の非入力時)に開き、制御部9bへの駆動許可信号の入力時に、閉じるようになっている。この駆動許可信号は、後述する制御手段18によって印加される。つまり、スイッチ手段8が開いていても、補助継電器9の接点9aが閉じれば、燃料遮断電磁弁5の通電回路6は閉じられることになる。
【0041】
このディーゼルエンジン3を搭載した車両1には、従来と同様の機械的シリンダー錠からなるイグニッションスイッチ11が設けられている。イグニッションスイッチ11は、固有のシリンダーキー11bのみにより操作されることで、開閉が行われ、上記通電回路6及び後述する制御手段18、スタータモータなどの電装品へ電源バッテリー23を電源として供給させるための主スイッチである。
【0042】
また、この実施の形態による車両盗難防止装置13には、図3に示すように、補助継電器9を制御するための、入力手段14を構成する補助入力手段であるネームカードホルダー兼電源スイッチ(カードホルダー)15と、キー入力手段である暗証番号入力機器17と、制御手段18を構成する入力機器信号処理メイン基板(メイン基板)19と、電源部であるDCコンバータ21とを備えている。
【0043】
DCコンバータ21は、イグニッションスイッチ11を介して電源バッテリー23に接続され、車両の電源バッテリー23からの電源電圧を、所定の電圧に変えてメイン基板19へ供給する。メイン基板19は、電源が供給されることにより、同時に、カードホルダー15、暗証番号入力機器17へ動作電圧を印加する。従って、車両盗難防止装置13は、イグニッションスイッチ11が固有のシリンダーキー11bにより操作され、メイン基板19に電源が供給されることで動作が可能となる。
【0044】
カードホルダー15は、例えば暗証番号入力機器17を介してメイン基板19に接続されている。カードホルダー15には、固有のネームカード15aが挿入されるようになっている。このネームカード15aには、固有の電子的コードであるIDコードが、例えば磁気情報等の形式で書き込まれている。
【0045】
暗証番号入力機器17は、テンキー17aを有し、押下されたテンキー17aに対応した番号情報が入力されるようになっている。
そして、カードホルダー15、暗証番号入力機器17により入力された入力情報は、メイン基板19へ出力される。
【0046】
メイン基板19は、イグニッションスイッチ11がオンされることにより、DCコンバータ21を介して電源供給される。電源供給されたメイン基板19は、カードホルダー15から読み込まれたカードのIDコードと、暗証番号入力機器17から入力された暗証番号とを照合し、結果が共に適合したときに上述の補助継電器9へ駆動許可信号を出力する。
【0047】
次に、このように構成される車両盗難防止装置13の作用及びこの車両盗難防止装置13による車両の盗難防止状態の解除手順について説明する。
図4は本発明に係る車両盗難防止装置の動作手順を表したフローチャートである。
【0048】
車両1が駐停車の状態、つまり、運転作業者が車両1から離れた際には、図2に示すようになり、すなわち、スイッチ手段8の接点8aは閉じているが、イグニッションスイッチ11がオフであり、このことから、燃料遮断電磁弁5は非通電となって閉弁状態であり、エンジン3に対する燃料供給が遮断され、車両1は盗難防止状態となっている。
【0049】
次に、車両1を走行可能な状態、すなわち、上記駐停車状態の車両を始動するには、先ず、運転作業者が、車両に取り付けられているイグニッションスイッチ11に対応した固有のシリンダーキー11bを用いて、イグニッションスイッチ11をオンにする(st1)。
これにより、先ず第一段階として、固有のシリンダーキー11bを持たない者による車両の駆動が禁止されることとなる。
【0050】
イグニッションスイッチ11が正常にオンされると、車両1の電源バッテリー23からDCコンバータ21を介してメイン基板19へ電源が供給される(st3)。この結果、カードホルダー15は、ネームカードの挿入待ち状態となる(st5)。
【0051】
運転作業者によりカードホルダー15にネームカード15aが挿入されると、補助入力機器であるカードホルダー15がオンされる(st7)。
ここで、第二段階としての、ネームカード15aを持たない者による盗難が防止される。
【0052】
カードホルダー15は、挿入されたネームカード15aから、磁気情報等の形式で書き込まれているコードを読み取る。読み取られたネームカード15aのコードは、電気信号としてメイン基板19へと送出される(st9)。
【0053】
メイン基板19は、ネームカード15aから読み取ったIDコードに対応する予め記憶させておいた「格納暗証番号」を取り出す(st11)。
【0054】
運転作業者は、次いで、暗証番号入力機器17のテンキー17aの操作によって、固有の「暗証番号」を入力する(st13)。
この「暗証番号」は、例えば運転作業者本人が定めた固有のものであり、運転作業者の所持するネームカード15aのIDコードに対応されてメイン基板19に予め記憶されるもので、このメイン基板19に予め記憶される暗証番号が「格納暗証番号」である。
【0055】
「暗証番号」が入力されたなら、メイン基板19は、ネームカード15aのIDコードに対応した取り出された「格納暗証番号」との照会を行う(st15)。これらの「暗証番号」と「格納暗証番号」とが一致したなら、ネームカード15a及び運転作業者が真正のものであると判定する。
これにより、第三段階として、「暗証番号」を知らない者による車両1の駆動が禁止され、ネームカード15aを所持し使用しても盗難が防止されることとなる。
【0056】
なお、入力された「暗証番号」が「格納暗証番号」と一致しない場合には、「暗証番号」の入力手順st13へ戻す。例えばこの再入力回数は、3回程度に限定し、それ以上の入力があった場合には、「暗証番号」の入力を拒否する。従って、この場合には、この時点で車両1の駆動が不能となる。
【0057】
そして、メイン基板19は、補助継電器9の制御部9bへ駆動許可信号を出力する(st17)。従って、スイッチ手段8の接点8aをバイパスして設けられた接点9aは、スイッチ手段8の開閉状態に係わらず閉じることとなり、燃料遮断電磁弁5への通電回路6を閉じ状態にする。
これにより、スイッチ手段8の動作がキャンセルされてこのスイッチ手段8を無効とし、車両1が傾斜し、傾斜センサー7が感知状態であっても、自走が可能となる。
【0058】
なお、車両1が、不正結線などにて始動してしまい、盗難者が車両1を走行させて回送車30に積み込む際に、傾斜面31の中途で傾斜センサー7が車両の傾斜を感知して停止してしまった場合(図1参照)、すなわち、車両1が盗難に遭ってしまい、この車両1が本発明の盗難防止装置にて盗難を阻止され、傾斜状態で停止してしまった後に、これを解除させる手順も、上記した手順にて盗難防止状態を解除できる。
【0059】
このように、上述の車両盗難防止装置13は、燃料遮断電磁弁5と、傾斜センサー7と、スイッチ手段8と、このスイッチ手段8の接点8aをバイパスし無効とする補助継電器9とを設け、カードホルダー15と暗証番号入力機器17からの照合結果が合致した時に、メイン基板19から駆動許可信号を補助継電器9に出力することとした。
【0060】
このため、暗証番号の入力によりスイッチ手段8の作動が補助継電器9にてキャンセルされていないと、例えイグニッションスイッチ11の接続配線を不正に結線し、自走を可能にした場合であっても、車両1を回送車30に積み込む際、傾斜センサー7がこれを感知してスイッチ手段8が作動し、燃料遮断電磁弁5が閉弁となり燃料供給が遮断されてしまうのでエンジン3が強制停止されることになる。
すなわち、駐停車状態の車両は、図2に示すようにスイッチ手段8の接点8aが閉じ、イグニッションスイッチ11がオフであり、また、補助継電器9はメイン基板19が電源を供給されないことから接点9aが開いており、燃料遮断電磁弁5は非通電であり閉弁状態とされ、エンジン3に対する燃料供給が遮断されている。そして、不正結線を行うと、スイッチ手段8の接点8aが閉じていることから、燃料遮断電磁弁5に通電が行われ、これにより開弁してエンジン3は燃料の供給が行われて始動してしまうが、補助継電器9はその接点9aが閉じておらず、ここで車両1を自走させて、この車両1が傾くことがあれば、それを傾斜センサー7が感知しスイッチ手段8の接点8aを開いてしまい、これにより燃料遮断電磁弁5への通電を断ってしまい、閉弁となり、エンジン3を停止させてしまう。
この結果、イグニッションスイッチ11の接続配線を不正に結線することによる、車両1の盗難を確実に防止することができる。
【0061】
なお、上述した実施の形態では、燃料遮断電磁弁5が非通電である場合に燃料供給配管2内を閉塞し、スイッチ手段8が閉じた際にこの燃料遮断電磁弁5が通電状態となって燃料供給配管2内を開放することとし、傾斜センサー7の感知信号が、閉じたスイッチ手段8を開くことで、燃料遮断電磁弁5を非通電とさせる例として述べたが、燃料遮断電磁弁5を、非通電状態の際には燃料供給配管2内を開放して、傾斜センサー7が車両1の傾きを感知した際に、スイッチ手段8を閉じ、燃料遮断電磁弁5を励磁させて燃料供給配管2内を閉塞する構成としてもよい。この場合は、解除手段(補助継電器9)が、閉じたスイッチ手段8を開かせる構成とすることで、盗難防止状態を解除することができる。
【0062】
また、上述した実施の形態では、エンジン停止手段を、燃料遮断電磁弁5にて構成し、燃料タンク4からのエンジン3への燃料供給を強制的に断つ構成として説明したが、このエンジン停止手段は、これに限定されることはなく、例えば、エア供給手段にて構成してもよい。
このエア供給手段は、燃料タンク4と噴射ノズルとの間の燃料供給配管2における燃料フィルターよりもエンジン側に配設し、この燃料供給配管2にエアを供給する供給弁を介装させる。そして、傾斜センサーが車両の傾きを感知した際に、スイッチ手段にて供給弁を開弁させ、燃料供給配管2内に強制的にエアを送り込む、または単に開口し大気が流入する構成とする。また、解除手段にて、スイッチ手段を無効としてエア供給手段の作動を解除し供給弁を閉弁して、エアの流入を停止させる。
これによれば、車両1が盗難に遭い、この車両1が傾いた際には、燃料供給配管2内にエアが供給されることから、エンジン3内には燃料タンク4からの燃料とともにエアが混入することとなり、燃料との混合比が異常となることで、着火不能となり、エンジンは停止してしまう。従って、エンジン3が、強制停止されて、盗難が防止される。
【0063】
また、上述した実施の形態では、傾斜センサー7が、車両1が5°以上傾いたことを感知するとスイッチ手段8の接点8aが開く構成について説明したが、この傾斜センサー7が車両1の傾きを感知した後、スイッチ手段8の接点8aが開くまでに、ディレイタイマーを用いて、このスイッチ手段8の動作をやや遅延させることとしてもよい。すなわち、制御手段18のメイン基板19にディレイタイマーを構成する遅延回路を設け、傾斜センサー7の感知信号が出力されてから、3〜5秒遅延させて燃料遮断電磁弁5が作動するように予め調整して構成し、図1に示すように、回送車30に設けられるセフティローダの傾斜面31を、盗んだ車両1が上昇する途中でエンジン3が停止してしまうようにする。これによれば、盗難作業中に車両1が停止してしまい、この車両1の盗難を未然に防げることとなるとともに、回送車30についても、車両1が乗り掛かっていることから、移動不能となり、盗難行為を失策なものとすることが可能となる。
【0064】
さらに、上述した実施の形態では、車両1が通常に使用される場合、すなわち真正の作業運転者が運転を行う場合は、補助継電器9の接点9aが閉じており、傾斜センサー7が車両1の傾きを感知してスイッチ手段8の接点8aを開いても、この傾斜センサー7によるスイッチ手段8の動作はキャンセルされる構成の例、すなわち、車両1が作業を行う状態であっても、傾斜センサー7が車両1の傾きを感知してしまう構成の例であるが、この傾斜センサー7は、真正の作業運転者が車両1の運転を行う場合には、車両1の感知を行わない構成としてもよい。すなわち、車両1の始動時に、傾斜センサー7の感知信号が発しないようにこの傾斜センサー7の作動を停止させるように構成させてもよく、また、車両1を停止させ駐停車状態とした際、すなわちシリンダキーを抜いた後に、この傾斜センサー7が感知を開始するように構成してもよい。
【0065】
また、上述した実施の形態では、傾斜センサー7を、水銀接点スイッチなどにて構成する例について述べたが、この傾斜センサー7の構成はこれに限ることはなく、磁石とリードスイッチとで構成されるセンサなどとして構成してもよく、また、構造としては、垂下式や不倒翁式(スタンドマンタイプ)などとしてもよい。
【0066】
さらに、上述の実施の形態では、車両1に搭載される内燃機関がディーゼルエンジンである場合を例に説明したが、本発明に係る車両盗難防止装置は、ガソリンエンジンにも適用可能なものである。
【0067】
また、上述の実施の形態では、カードホルダー15と暗証番号入力機器17からの情報を照合し、その結果によりメイン基板19から駆動許可信号を補助継電器9に出力することとしたが、本発明に係る車両盗難防止装置は、カードホルダー15、暗証番号入力機器17のいずれかで構成されることとしてもよく、さらには、電磁誘導式の非接触カード(IDカード)や、電波式又は赤外線式のリモートコントロールキーであってもよい。これらの入力機器(入力手段14)を用いる場合には、IDカード又はリモートコントロールキーからのコード信号を受信するための入力機器信号処理基板をメイン基板19に接続する。
【0068】
このようなIDカードを用いれば、接触式のネームカード15aを用いる場合に比べて、磨耗によるIDコード読み取り性能の劣化を防止することができる。
また、リモートコントロールキーを用いれば、IDカードの場合と同様、IDコード読み取り性能の劣化を防止することができるとともに、非接触式のIDカードに比べてコード信号送信可能距離を大きくすることができ、離れた場所からのコード信号送出も可能になり、例えば身体に装着したままIDコードの送出を行え、利便性を向上させることができる。
【0069】
また、上記した実施の形態では、補助入力手段であるネームカード15aのIDコードにて照合用の固有情報としての「格納暗証番号」を取り出し、その「格納暗証番号」とキー入力手段17による「暗証番号」とを照合して判断する例として説明したが、入力されるIDコードと暗証番号と、予め記憶される格納暗証番号とのそれぞれを同時に比較し判断する構成や、固有情報を、IDコードに対応するものと暗証番号とに対応するものとで複数持ち、それぞれに判断する構成など、補助継電器9に駆動許可信号を出力する制御を行う制御手段は、補助入力手段15とキー入力手段17のそれぞれから入力情報を得る構成であれば、限定されるものではない。
【0070】
さらに、上述した実施の形態では、入力手段14を、キー入力手段17と、補助入力手段15とで構成させ、二重の照合を行う構成であるが、いずれか一方のみの構成としてもよく、例えばテンキーによる暗証番号の入力を行うことで、入力手段14を構成してもよく、さらにはこの入力手段14を、ネームカードホルダーのみや非接触カードのみ、リモートコントロールキーのみなどの単体で構成させてもよい。
【0071】
さらに、上述の実施の形態では、カードホルダー15と暗証番号入力機器17からの情報を照合し、その結果によりメイン基板19から駆動許可信号を補助継電器9に出力することとしたが、本発明に係る車両盗難防止装置は、カードホルダー15、暗証番号入力機器17、メイン基板19を設けずに、補助継電器9へ直接に駆動許可信号を出力するスイッチ等を、操縦席の目立たない場所に設けるものであってもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る車両盗難防止装置は、入力手段の電子的コードが制御手段に入力された時のみ、エンジン停止手段の作動が停止となる。従って、イグニッションスイッチの接続配線を不正に結線し、自走を可能にした場合でも、車両積み込み時に車両が傾くことから、傾斜センサーが感知信号を送出し、これにより燃料供給配管に設けられるエンジン停止手段がエンジンを強制停止させることができる。
この結果、イグニッションスイッチの接続配線を不正に結線することによる車両の盗難が確実に防止されることとなる。
【0073】
また、上記エンジン停止手段を、前記傾斜センサーの感知信号に基づいて作動した際に前記燃料供給配管内を閉塞する燃料遮断電磁弁にて構成し、制御手段を、スイッチ手段とこのスイッチ手段を無効とする解除手段にて構成した車両盗難防止装置では、入力手段の電子的コードが制御手段に入力された時のみ、解除手段スイッチ手段の作動がキャンセルされる。従って、イグニッションスイッチの接続配線を不正に結線し、自走させた場合でも、車両積み込み時に車両が傾くことから傾斜センサーがこれを感知し、制御手段により燃料遮断電磁弁が働いてエンジンへの燃料供給を停止し、これにより、エンジンが強制停止して、自走が不能となり、車両の盗難を防止することが可能となる。
【0074】
さらに、上記エンジン停止手段を、前記傾斜センサーの感知信号に基づいて前記燃料供給配管内へエアを供給するエア供給手段とし、制御手段を、スイッチ手段とこのスイッチ手段を無効とする解除手段とで構成した車両盗難防止装置では、入力手段の電子的コードが制御手段に入力された時のみ、解除手段スイッチ手段の作動がキャンセルされる。従って、イグニッションスイッチの接続配線を不正に結線し、自走させた場合でも、車両積み込み時に車両が傾くことから傾斜センサーがこれを感知し、制御手段によりエア供給手段が働いてエンジンへの燃料供給にエアを強制的に混入させて、燃料との混合比を異常にし、これにより、エンジンが強制停止して、自走が不能となり、車両の盗難を防止することが可能となる。
【0075】
また、本発明の車両盗難防止装置は、入力手段を、暗証番号を入力するキー入力手段を備えた構成とすることで、このキー入力手段に正当な操作、すなわち暗証番号の入力が行われなければ、車両の始動を行うことが不可能であり、仮に車両の始動が行えたとしても、上記したように車両が傾いた際には、燃料の供給が断たれる、またはエア供給による燃料の混合比の異常を発生させることから、エンジンが停止してしまい、車両の盗難が防止されることとなる。
【0076】
さらに、入力手段を、ネームカードホルダーとした構成では、固有のネームカードが挿入されることで、例えば磁気情報等の形式でネームカードに書き込まれている固有の電子的コードが、ネームカードホルダーを介して制御手段に読み込み可能となり、すなわち、車両の運転作業者を特定させることが可能となる。
【0077】
また、入力手段を、非接触カードとした構成では、その非接触カードに書き込まれている固有の電子的コードが、非接触で制御手段に読み込まれ、従って、接触式の前記ネームカードを用いる場合に比べて、磨耗によるコード読み取り性能の劣化が防止される。
【0078】
また、入力手段を、電波式又は赤外線式のリモートコントロールキーとした構成では、このリモートコントロールキーによって固有の電子的コードが、電波式又は赤外線によって送信され、非接触で制御手段に読み込まれ、従って、接触式のネームカードの場合と同様、磨耗によるコード読み取り性能の劣化が防止されるとともに、コード信号送信可能距離も大きくなる。
【0079】
さらに、入力手段を、暗証番号を入力するキー入力手段と、補助入力手段とで構成することで、暗証番号の入力と、この暗証番号とは別のIDコードの入力を必要とすることとなり、それらの入力情報を、固有情報と照合して、適合したときのみエンジン停止手段を解除することから、盗難防止装置として、二段階の盗難防止を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両盗難防止装置の概念図
【図2】本発明に係る車両盗難防止装置の回路図
【図3】制御系の構成を示すブロック図
【図4】本発明に係る車両盗難防止装置の動作手順を表したフローチャート
【符号の説明】
1…車両
2…燃料供給配管
3…エンジン
4…燃料タンク
5…エンジン停止手段(燃料遮断電磁弁)
7…傾斜センサー
8…スイッチ手段
9…解除手段(補助継電器)
13…車両盗難防止装置
14…入力手段
15…補助入力手段(ネームカードホルダー)
17…キー入力手段
18…制御手段

Claims (9)

  1. 車両の傾斜を感知し感知信号を送出する傾斜センサーと、
    燃料タンクから燃料をエンジンに供給する燃料供給配管に設けられ、前記エンジンの停止を行うエンジン停止手段と、
    電子的コードが入力される入力手段と、
    前記傾斜センサーの感知信号に基づき、前記エンジン停止手段を作動させるとともに、前記入力手段の電子的コードに基づき、前記エンジン停止手段の作動を解除する制御手段と、
    を具備するとともに、
    前記エンジン停止手段は、前記傾斜センサーの感知信号に基づき作動した際に、前記燃料供給配管内に対してエアを供給し、前記燃料タンクから前記エンジンへ供給される燃料にエアを混入させるエア供給手段であり、
    前記制御手段は、前記傾斜センサーの感知信号が送出された際に該エア供給手段を作動させるスイッチ手段と、前記入力手段の電子的コードに基づき該スイッチ手段を無効とし、該エア供給手段の作動を解除させ前記燃料供給配管内へのエアの混入を停止する解除手段とを備えてなることを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 前記入力手段が、暗証番号を入力するキー入力手段であることを特徴とする請求項1記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記入力手段が、ネームカードホルダーであることを特徴とする請求項1記載の車両盗難防止装置。
  4. 前記入力手段が、非接触カードであることを特徴とする請求項1記載の車両盗難防止装置。
  5. 前記入力手段が、電波式又は赤外線式のリモートコントロールキーであることを特徴とする請求項1記載の車両盗難防止装置。
  6. 前記入力手段が、暗証番号を入力するキー入力手段と、IDコードを入力する補助入力手段とで構成されることを特徴とする請求項1記載の車両盗難防止装置。
  7. 前記補助入力手段が、ネームカードホルダーであることを特徴とする請求項6記載の車両盗難防止装置。
  8. 前記補助入力手段が、非接触カードであることを特徴とする請求項6記載の車両盗難防止装置。
  9. 前記補助入力手段が、電波式又は赤外線式のリモートコントロールキーであることを特徴とする請求項6記載の車両盗難防止装置。
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