JPH08156742A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH08156742A
JPH08156742A JP30629094A JP30629094A JPH08156742A JP H08156742 A JPH08156742 A JP H08156742A JP 30629094 A JP30629094 A JP 30629094A JP 30629094 A JP30629094 A JP 30629094A JP H08156742 A JPH08156742 A JP H08156742A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯機による遠隔操作によってのみ施錠・警
戒状態をリセットすることができ、しかも、施錠・警戒
状態にあっては、適正なるエンジン始動キーを用いてド
アが解錠された場合にも所定の警報動作が行われるよう
にした車両用盗難防止装置において、携帯機を紛失した
ような場合には、適正なるエンジン始動キーを所持する
限り、警報を直ちに停止させることができる。 【構成】 固有コードを内蔵させてなるエンジン始動キ
ーと、前記エンジン始動キーから固有コードを読み取る
読取手段と、前記読取手段にて読み取られた固有コード
を車両側のそれと照合する照合手段と、前記照合手段に
おける一致判定を条件として前記警報動作を停止させる
警報動作停止手段とを車両側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯機との無線交信
によってのみ施解錠及び警戒状態(警報可能な状態)に
セット・リセット可能とした車両用盗難防止装置に係
り、特に、携帯機を紛失した場合における警戒状態解除
方法に工夫を加えた車両用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯機との無線交信により固有コードの
照合を行い、両者の一致を条件として施解錠を可能とし
た車両用盗難防止装置としては、例えば、特開昭61−
122379号公報に記載のものが知られており、本出
願人も、先にこのような装置を開発実用化している。
【0003】すなわち、先に、本出願人により開発され
た装置においては、固有コードを保有する携帯機と、こ
の携帯機から無線にて受信した固有コードを車両側のそ
れと照合し両者の一致を少なくとも条件として当該車両
を施錠・警戒状態にセット或いは解錠・非警戒状態にリ
セットする車載機とが設けられており、上述の施錠・警
戒状態において、メカニカルキーを用いた解錠動作、ド
アの開き動作、フードの開き動作、キーシリンダの抜き
取り操作等の車両盗難に関連するなんらか行為がセンサ
で検出されると、直ちに、ヘッドランプの点滅、警報ホ
ーンの鳴動等により警報が発せられ、これにより車両盗
難が未然に防止される。
【0004】尚、携帯機と車載機との無線交信には、電
波、赤外線、超音波等のような種々の通信媒体が使用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな先の開発に係る車両用盗難防止装置にあっては、偽
造されたメカニカルキー(エンジン始動キー)の使用に
よる解錠操作も想定して警報条件を設定しているため、
適正なるエンジン始動キーを用いてドアが解錠された場
合にも警報動作が行われてしまう。そのため、携帯機を
紛失したような場合には、自己の所有する車両でありな
がら、車内への侵入に際し警報が発せられてしまい、そ
の後、一定の時間が経過するまで警報を停止させること
もできないという不都合があった。
【0006】この発明は、上述の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、携帯機による
遠隔操作によってのみ施錠・警戒状態をリセットするこ
とができ、しかも、施錠・警戒状態にあっては、適正な
るエンジン始動キーを用いてドアが解錠された場合にも
所定の警報動作が行われるようにした車両用盗難防止装
置において、携帯機を紛失したような場合には、適正な
るエンジン始動キーを所持する限り、警報を直ちに停止
させることができるようにした車両用盗難防止装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、固有コードを保有する携帯機と、前記携帯機から
無線にて受信した固有コードを車両側のそれと照合し両
者の一致を少なくとも条件として当該車両を施錠・警戒
状態にセット或いは解錠・非警戒状態にリセットする車
載機と、を有し、前記施錠・警戒状態にあっては、適正
な機械式キーを用いてドアが解錠された場合にも所定の
警報動作が行われるようにした車両用盗難防止装置にお
いて、電気的な固有コードを内蔵させてなるエンジン始
動キーと、前記エンジン始動キーから固有コードを読み
取る読取手段と、前記読取手段にて読み取られた固有コ
ードを車両側のそれと照合する照合手段と、前記照合手
段における一致判定を条件として前記警報動作を停止さ
せる警報動作停止手段とを車両側に設けたこと、を特徴
とするものである。
【0008】この出願の請求項2の発明は、固有コード
を保有する携帯機と、前記携帯機から無線にて受信した
固有コードを車両側のそれと照合し両者の一致を少なく
とも条件として当該車両を施錠・警戒状態にセット或い
は解錠・非警戒状態にリセットする車載機と、を有し、
前記施錠・警戒状態にあっては、適正な機械式キーを用
いてドアが解錠された場合にも所定の警報動作が行われ
るようにした車両用盗難防止装置において、電気的な固
有コードを内蔵させてなるエンジン始動キーと、前記エ
ンジン始動キーから固有コードを読み取る読取手段と、
前記読取手段にて読み取られた固有コードを車両側のそ
れと照合する照合手段と、前記照合手段による一致判定
を条件としてエンジンの運転を開始させる一方、不一致
判定を条件としてエンジンを停止させるエンジン制御手
段と、前記照合手段における一致判定を条件として前記
警報動作を停止させる警報動作停止手段とを設けたこ
と、を特徴とするものである。
【0009】この出願の請求項3の発明は、固有コード
を保有する携帯機と、前記携帯機から無線にて受信した
固有コードを車両側のそれと照合し両者の一致を少なく
とも条件として当該車両を施錠・警戒状態にセット或い
は解錠・非警戒状態にリセットする車載機と、を有し、
前記施錠・警戒状態にあっては、適正な機械式キーを用
いてドアが解錠された場合にも所定の警報動作が行われ
るようにした車両用盗難防止装置において、電気的な固
有コードを記憶させたチップが埋め込まれたエンジン始
動用のメカニカルキーと、前記メカニカルキーを受け入
れると共に、内蔵コイルから高周波を発信させて前記メ
カニカルキーから電磁誘導の原理でチップに記憶された
固有コードを読み取るエンジン始動用のキーシリンダ
と、前記キーシリンダで読み取られた固有コードを車両
側の固有コードとを照合すると共に、通信機能を備えて
いるイモビライザユニットと、エンジン制御に必要な各
種センサ群からの信号に基づいて所定の制御演算を実行
すると共に、その演算結果に基づいてエンジン制御に必
要な各種アクュエータ群に出力信号を送出し、更に、通
信機能を備えているエンジン制御ユニットと、を有し、
かつ、前記エンジン制御ユニットは、前記イモビライザ
ユニットとの通信を介して固有コード照合結果を確認
し、両者が一致する場合にはエンジン運転を開始するの
に対し、不一致の場合にはエンジン運転を停止させるも
のであり、更に、前記車載機には、前記イモビライザユ
ニットとの通信を介して固有コード照合結果を確認し、
両者が一致する場合には前記警報動作を停止させる機能
が内蔵されていること、を特徴とするものである。
【0010】この出願の請求項4の発明は、前記請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用盗難防止装置
において、前記施錠・警戒状態にあっては、車体のドア
が開かれたこと、車体の各種錠が解錠されたこと、車体
のトランクやフードが開かれたこと、車体のキーシリン
ダが抜き取られたこと、等の車両窃盗に関連する行為の
いずれかが検出されるのに応答して、所定の警報動作を
行うことを特徴とするものである。
【0011】この出願の請求項5の発明は、前記請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用盗難防止装置
において、前記所定の警報動作とは、警報ホーンを連続
的又は断続的に鳴動させる等の聴覚的警報を行うもので
あることを特徴とするものである。
【0012】この出願の請求項6の発明は、前記請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用盗難防止装置
において、前記所定の警報動作とは、ヘッドランプの点
滅等の視覚的警報を行うものであることを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】この出願の請求項1の発明によれば、携帯機を
紛失してやむなく適正なるエンジン始動キーでドア錠を
解錠させた場合には、その後、読取手段にてエンジン始
動キーに内蔵された固有コードを読み取らせることによ
り、直ちに、警報動作を停止させることができるのに対
し、形状のみを模倣して偽造されたエンジン始動キーに
よりドア錠の解錠が行われた場合には、警報動作を停止
させることができない。
【0014】この出願の請求項2の発明によれば、携帯
機を紛失してやむなく適正なるエンジン始動キーでドア
錠を解錠させた場合には、その後、読取手段にてエンジ
ン始動キーに内蔵された固有コードを読み取らせること
により、直ちに、警報動作を停止させ、また、エンジン
の始動を正常に行うことができるのに対し、形状のみを
模倣して偽造されたエンジン始動キーによりドア錠の解
錠が行われた場合には、警報動作の停止は元よりエンジ
ンの始動さえも行うことができない。
【0015】この出願の請求項3の発明によれば、携帯
機を紛失してやむなく適正なるエンジン始動用のメカニ
カルキーでドア錠を解錠させた場合には、その後、キー
シリンダにメカニカルキーを差し込んでエンジン始動操
作を行えば、エンジン始動と共に警報も自動的に停止さ
れるのに対し、形状のみを模倣して偽造されたエンジン
始動用のメカニカルキーによりドア錠の解錠が行われた
場合には、警報動作の停止は元よりキーシリンダを破壊
してイグニッションスイッチを直結させたとしても、固
有コードの照合一致が判定されない以上、エンジンの始
動を行うことができない。
【0016】この出願の請求項4の発明によれば、前記
請求項1乃至請求項3の発明の作用に加え、偽造キーに
よるドア錠の解錠のみならず、車体の各種錠が解錠され
たこと、車体のトランクやフードが開かれたこと、車体
のキーシリンダが抜き取られたこと、等の車両窃盗に関
連する行為のいずれかが検出されるのに応答して、直ち
に警報を発すると共に、適正なるキーの所持者に限り、
その後、警報を停止させることができる。
【0017】この出願の請求項5の発明によれば、前記
請求項1乃至請求項3の発明の作用に加え、偽造キーに
よるドア錠の解錠に対しては、これを周囲の第三者に対
して聴覚的に報知し、そのような窃盗行為を思い止どま
らせることができる。
【0018】この出願の請求項6の発明によれば、前記
請求項1乃至請求項3の発明の作用に加え、偽造キーに
よるドア錠の解錠に対しては、これを周囲の第三者に対
して視覚的に報知し、そのような窃盗行為を思い止どま
らせることができる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の好適な一実施例を添付図面
を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本発明に係る車両
用盗難防止装置が適用された車両の外観を図1に概略的
に示す。
【0020】同図において、携帯機1は車両所持者によ
り常時携帯されるべきものであり、その長方形薄型ハウ
ジング内には、車両側からの送信リクエスト信号の受信
に応答して、あらかじめ固定的に記憶させた固有コード
を車両に対して返送するための電子回路を搭載した回路
基板が内蔵されている。なお、この実施例では、携帯機
1と車両2との無線交信は、電磁波を介して行われてい
る。通信媒体としては、超音波、赤外線、レーザー等の
他の通信媒体を利用できることは勿論である。
【0021】一方、車両2の側には、送受信アンテナ3
を介して固有コードの照合を行い、その照合結果を少な
くとも条件として、施解錠・警戒状態のセット,リセッ
トを司る施解錠・警報制御ユニット(図2参照)4が内
蔵されている。この施解錠・警報制御ユニット4は、た
とえばフード5の内部に収納されている。なお、この携
帯機1と施解錠・警報制御ユニット4との間で行われる
無線交信処理等の詳細については、後に、図3のフロー
チャートを参照しつつ詳細に説明する。
【0022】さらに、車両2の側には、フード5の開閉
状態を検出するためのフード開閉状態スイッチ6、ドア
7,7の開閉状態を検出するためのドア開閉状態スイッ
チ8、トランク9の開閉状態を検出するためのトランク
開閉状態スイッチ10、ドア7に組み込まれたキーシリ
ンダが抜き取られたことを検出するためのキーシリンダ
タンパースイッチ11が設けられており、これらのスイ
ッチによって、車両窃盗に関わる様々な行為が検出され
る。なお、この実施例では、図示されてはいないが、ド
ア7にはさらに、ドア錠が施錠状態にあるか、解錠状態
にあるかを検出するための、錠状態スイッチが組み込ま
れており、この錠状態スイッチによって、ドア錠の施解
錠状態が検出される。つまり、後述するように、ドアの
キーシリンダにメカニカルキーが差し込まれて、ドア錠
が解錠された場合、この錠状態スイッチによってその行
為が検出される。なお、ドアなどの不正な開き動作によ
り、警報を発する処理については、後述するように、図
4の警報制御処理のフローチャートを参照しつつ、詳細
に説明する。
【0023】加えて、車両2のヘッドランプ12は、後
述するように、視覚的警報動作のために利用され、さら
に警報ホーン13は聴覚的警報動作のために利用され
る。なお、ドア7,7に取り付けられたドア操作スイッ
チ14は、携帯機1を用いた無線式施解錠に際し、ドア
7,7に対して開閉指令を与えるために利用される。な
お、このドア開閉操作についても、後に、図3の遠隔施
解錠制御処理フローチャートを参照しつつ詳細に説明す
る。
【0024】次に、本発明に係る車両用盗難防止装置の
ハードウェア構成の一例を図2のブロック図に概略的に
示す。
【0025】同図において、メカニカルキー15は車両
所持者が常時携帯すべきものであり、良く知られている
ように、エンジンの始動、ドアの開閉、トランクの開閉
などに共用されるものである。このメカニカルキー15
には、固有コードを記憶させたチップ15aが内蔵され
ており、このチップ15aに記憶された固有コードは、
高周波を用いて電磁誘導的に読取りが可能に成されてい
る。なお、この様なチップの詳細は種々の文献において
公知で有るため、特にここでは説明はしない。
【0026】キーシリンダ16は、エンジンを始動する
ためにメカニカルキー15が差し込まれるものであり、
このキーシリンダ16の内部には、差し込まれたメカニ
カルキー15を包囲するように電磁コイルが内蔵されて
おり、この電磁コイルに流れる高周波を介して、メカニ
カルキー15のチップ15aから固有コードの読取りが
行われる。
【0027】イモビライザユニット17は、その基本的
な機能として、キーシリンダ16が破壊されるなどによ
り、キースイッチが直結されて、不正にエンジンが始動
された場合、エンジンの始動を牽制して、これを停止さ
せる処理を司るものである。具体的には、このイモビラ
イザユニット17は、マイクロプロセッサを主体とした
CPUにより統括制御されており、前述した施解錠・警
報制御ユニット4および後述するエンジン制御ユニット
18との間でシリアル通信が可能に成されている。
【0028】エンジン制御ユニット18は、エンジンの
制御に必要な各種のセンサを総称するエンジンセンサ群
19からの信号に基づきエンジン制御演算を行うととも
に、その演算結果によりエンジンの制御に必要な各種の
アクチュエータを総称するエンジンアクチュエータ群2
0に対し必要な信号を出力するものである。このエンジ
ン制御ユニット18も、その基本的な構成については従
来と同様であるが、特にこの実施例のエンジン制御ユニ
ットの場合、イモビライザユニット17との間でシリア
ル通信が可能に成されている。
【0029】なお、イモビライザユニット17とエンジ
ン制御ユニット18との間で行われるエンジン始動牽制
処理の詳細については、後に、図5のエンジン始動処理
フローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
【0030】一方、施解錠・警報制御ユニット4は、前
述した無線式施解錠制御を司るものであり、この施解錠
・警報制御ユニット4には前述した各種のスイッチ群
6,8,10,11,14からの信号が入力されるとと
もに、ドア7の施解錠を制御するソレノイドプランジャ
などに代表されるアクチュエータ群21に対し必要な信
号を出力するように成されている。そして、この施解錠
・警報制御ユニット4からの警報出力(ヘッドライト,
警報ブザーなど)によって、前述したヘッドランプ12
が点滅駆動され、また警報ホーン13が断続的に駆動さ
れることとなる。なお、この警報の出し方については、
勿論ヘッドランプ12を連続的に点灯させたり、或いは
警報ホーン13を連続的に駆動しても良いことは勿論で
ある。
【0031】次に、上述した携帯機1と施解錠・警報制
御ユニット4との間で行われる遠隔施解錠制御処理の詳
細を、図3の遠隔施解錠制御処理フローチャートを参照
しつつ詳細に説明する。
【0032】車載機を構成する施解錠・警報制御ユニッ
ト4の側では、常時ドア操作スイッチ14の状態を読み
込み(ステップ301)、何等かの操作が成されたこと
を待機する状態にある(ステップ302NO)。
【0033】この状態において、運転者が車から降り、
ドア7を閉めて、ドア操作スイッチ14を操作すると、
操作ありとの判定が行われ(ステップ302YES)、
直ちに送受信アンテナ3を介して、携帯機1に対し送信
要求信号が無線により送信され、その後車載機の側では
携帯機から固有コードID1が返送されるのを待機する
状態となる(ステップ304NO)。
【0034】一方、携帯機1の側では、常時車載機側よ
り送信要求信号が到来するのを待機する状態にあり(ス
テップ313NO)、送信要求の到来とともに(ステッ
プ313YES)、車載機へと直ちに固有コードID1
の無線送信を行う(ステップ314)。
【0035】すると、車載機の側では、この固有コード
ID1の受信が行われ(ステップ304YES)、直ち
に携帯機側の固有コードID1と車両側のそれとの照合
を行う(ステップ305)。
【0036】ここで、両者が不一致の場合には(ステッ
プ306NO)、施解錠に関しなんの制御も行われず、
直ちに車載機側の処理は終了し、再びドア操作スイッチ
14の操作を待機する状態となる(ステップ301,3
02)。
【0037】これに対して、携帯機側の固有コードID
1と車載機側の固有コードとの一致が判定されると(ス
テップ306YES)、直ちにその時のドア錠の状態
(施錠状態または解錠状態)が前述した図示しない錠状
態スイッチを介して読み込まれ(ステップ307)、こ
の場合ドア錠は解錠状態にあるため、続いて施錠処理が
行われ(ステップ309)、ドア7に内蔵されたソレノ
イドプランジャの作用に依って、ドア錠は施錠され、そ
の後車両を警戒状態とするための警報フラグがセットさ
れる(ステップ310)。
【0038】この様に、携帯機1を所持する運転者など
が、ドア7に取り付けられたドアスイッチ14を軽く指
先で操作するという簡単な操作で、ドア7に組み込まれ
たドア錠を施錠状態とすることができ、一方携帯機1を
所持しない限り、いかなるものがドアスイッチ14を操
作しようとも、施錠処理もしくは解錠処理が行われるこ
とは決してない。
【0039】なお、車両所持者が駐車位置へ戻り、ドア
7のドア錠を解錠させる場合にも同様であって、この場
合には、固有コード一致処理に続いて(ステップ30
6)、ドア錠は施錠状態と判定されるため(ステップ3
08)、解錠処理(ステップ311)、および警報フラ
グリセット処理(ステップ312)が実行され、ドア錠
の解錠とともに、警戒状態もリセットされる。
【0040】次ぎに、施解錠・警報制御ユニット4にお
いて行われる警報制御処理の詳細を、図4の警報制御処
理フローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
【0041】この警報制御処理プログラムでは、警報フ
ラグ(図3のフローチャートにおいて、ステップ310
または312において制御されている)の状態がり常時
に読み込まれており(ステップ401)、この警報フラ
グの状態がセット状態またはリセット状態のいずれにあ
るかにより、警戒状態または非警戒状態の制御が行われ
る。
【0042】すなわち、警報フラグがリセット状態と判
定されれば(ステップ402)、車両2のフード5,ド
ア7,トランク9,キーシリンダの取り付け状態などに
異常があっても、何等警報動作は行われない。
【0043】これに対して、警報フラグの読み込み処理
が行われた後(ステップ401)、警報フラグがセット
状態と判定されると(ステップ402)、以後車両窃盗
に備えた警戒処理が実行される。すなわち、この警戒状
態においては、ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態
スイッチ8の状態の読み込み(ステップ403)、フー
ド5の開閉状態を検出するためのフード開閉状態スイッ
チ6の読み込み(ステップ405)、トランク9の開閉
状態を検出するトランク開閉状態スイッチ10の読み込
み(ステップ407)、図示しないドア錠の施解錠状態
を検出するための錠スイッチの読み込み(ステップ40
9)およびドア7に組み込まれたキーシリンダの装着状
態を検出するキーシリンダ装着スイッチ(キーシリンダ
タンパースイッチ)11の状態の読み込み(ステップ4
11)が繰り返し実行される。
【0044】この状態において、ドア7の開状態(ステ
ップ404)、フード5の開状態(ステップ406)、
トランク9の開状態(ステップ408)、ドア錠の解錠
状態(ステップ410)、キーシリンダが抜き取られた
こと(ステップ412)のいずれかが検出されると、直
ちに警報動作が開始されることとなる(ステップ41
3)。
【0045】この警報動作においては、前述したよう
に、警報ホーン13が断続的に駆動され、相当な音量を
もって周囲のものに対し、警報音が断続的に発せられ
る。同時に、ヘッドランプ12が点滅を繰り返し、周囲
のものに対し視覚的に警報表示が行われる。そのため、
これらの聴覚的および視覚的報知によって、周囲のもの
に対し、車両2に何等かの異常が生じたことを報知させ
ることができ、この警報状態は、周囲のものが車両2に
何等かの異常が生じたことを察知するに十分な時間タイ
マーによって継続される。すなわち、その後何等かの警
報停止処理が行われなければ、この警報動作はドアの開
閉等を行ったものが、正当な運転者であるか、窃盗犯で
あるかを問わず相当な期間継続的に行われるわけであ
る。
【0046】そこで、この実施例では、携帯機1を紛失
してしまった運転者などのために、特に以下の処理(ス
テップ414〜417)を新たに付加したものである。
すなわち、警報動作の開始に続いて(ステップ41
3)、施解錠・警報制御ユニット4では前述したイモビ
ライザユニット17との間で通信処理を行い、後述する
固有コードの照合結果を受信する(ステップ414)。
【0047】そして、両者の固有コードが一致したと判
定した場合、すなわちメカニカルキー15のチップ15
aから読み込まれた固有コードが車両側のそれと一致し
て、鍵コードが正常と判定された場合には(ステップ4
15YES)、直ちに警報停止処理(ステップ416)
および警報フラグリセット処理(ステップ417)が実
行され、以上説明した警報動作が停止するとともに、車
両における警戒状態は直ちに解除される。これに対し
て、イモビライザユニット17においてキーシリンダ1
6から読み込まれた固有コードが、車両側のそれと不一
致か、或いは固有コードそれ自体が存在しない場合には
(ステップ415)、以上説明した警報停止処理(ステ
ップ416)および警報フラグリセット処理(ステップ
417)はスキップされ、その結果警報動作は停止する
こと無く、所定のタイマー時間にわたり継続することと
なる。
【0048】次に、以上説明した本実施例の特徴である
警報停止処理(ステップ416)および警報フラグリセ
ット処理(ステップ417)と関連する、イモビライザ
ユニット17における動作を、図5のエンジン始動処理
フローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0049】イモビライサユニット17の側では、キー
シリンダ16においてイグニッションスイッチのON操
作が行われると、直ちにキーシリンダ16より固有コー
ドID2の読み込みを行う(ステップ501)。すなわ
ち、前述したようにこの実施例で使用されるメカニカル
キー15には、固有コードを記憶させたチップ15aが
内蔵されており、この固有コードはメカニカルキー15
がキーシリンダ16に差し込まれ、かつキーシリンダ1
6を構成するキースイッチが、イグニッション位置まで
回されると、イモビライザユニット17が動作してメカ
ニカルキー15からその固有コードID2を読み込むわ
けである。
【0050】続いて、イモビライザユニット17では、
その読み込まれた固有コードID2(鍵コード)を車両
側のそれと照合する(ステップ502)。ここで、車両
盗難にかかわる最もありふれた手口としては、メカニカ
ルキー15の形状のみを模倣してこれを偽造したり、或
いはドア7の窓ガラスを割ってドアを開け、その後キー
シリンダ16を破壊して、内蔵されたスイッチの接点を
直結してエンジンを始動することがあり、これらの手口
による車両窃盗の場合、固有コードID2は存在しない
ため、鍵コードID2の照合処理(ステップ502)の
結果は、鍵コードID2は不一致であるとの判定が行わ
れる(ステップ502)。
【0051】次いで、イモビライザユニット17とエン
ジン制御ユニット18との間でシリアル通信による交信
が行われる(ステップ503)。
【0052】一方、エンジン制御ユニット18の側で
は、イモビライザユニット17との交信を行い(ステッ
プ505)、この交信を通して鍵コードID2の照合結
果を受取り(ステップ505)、これをエンジン始動許
可コードとして認識する(ステップ506)。
【0053】次で、エンジン制御ユニット18側では、
上述した鍵コードID2の照合結果に基づき、エンジン
の始動が許可されたか否かの判定を行う(ステップ50
7)。すなわち、メカニカルキー15から読み込まれた
固有コードID2と車両側のそれとが一致した場合に限
り、エンジン始動が許可されたものと判定するのに対
し、両者が不一致の場合にはエンジン始動は不許可であ
ると判定する(ステップ507)。
【0054】その後、エンジン始動が許可された場合に
限り、正常なエンジン運転処理が行われ、これによりエ
ンジンセンサ群19から読み込まれた各種の信号に応
じ、正常なエンジン制御演算が行われ、インジェクタな
どのエンジンアクチュエータ群21に対し必要な信号が
出力され、以後エンジンは正常に動作するのに対し、エ
ンジン始動が不許可と判定された場合には(ステップ5
07NO)、直ちにエンジンアクチュエータ群20に対
する必要な信号は停止され、これによりエンジンは停止
に至ることとなるのである(ステップ509) この様に、イモビライザユニット17とエンジン制御ユ
ニット18とを通信線を介して結び、しかもイモビライ
ザユニット17において固有コードの照合一致が確認さ
れた場合に限り、エンジン制御ユニット18に対し正常
な運転を許可するわけであり、この様な観点からイモビ
ライザユニット17はエンジンの始動を牽制しているも
のと考えることができる。
【0055】一方、イモビライザユニット17において
上述のエンジン始動牽制処理が完了すると、続いてイモ
ビライザユニット17では前述した施解錠・警報制御ユ
ニット4との間で交信を行い、上述した鍵コードID2
の照合結果(ステップ502)を施解錠・警報制御ユニ
ット4に対して送り出す(ステップ504)。
【0056】一方、図4に戻って、前述したように、施
解錠・警報制御ユニット4の側では、警報開始処理(ス
テップ413)を実行した後、イモビライザユニット1
7との間で交信を行い(ステップ414)、前述した鍵
コードID2の照合結果を受け取るわけである(ステッ
プ414)。
【0057】その後、前述したように、この鍵コードが
正常なものでなければ(ステップ415NO)、警報停
止処理(ステップ416)および警報フラグリセット処
理(ステップ417)はスキップされるのに対し、鍵コ
ードが正常と判定されれば(ステップ415YES)、
直ちに警報停止処理(ステップ416)および警報フラ
グリセット処理(ステップ417)を実行して、警報動
作を停止し警戒状態を解除することは前述した通りであ
る。
【0058】この様に、本実施例装置によれば、図3の
フローチャートに示されたように、施解錠処理(ステッ
プ309または311)および警報フラグセット,リセ
ット処理(ステップ310または312)は、携帯機1
と施解錠・警報制御ユニット4との無線交信を介しての
み、一般的には、行われることとなる。
【0059】また、警報フラグがセットされている状
態、すなわち車両が警戒状態にある場合では、図4のフ
ローチャートに示されるように、ドアの開状態、フード
の開状態、トランクの開状態、ドア錠の解錠状態、キー
シリンダの抜き取り状態が検出されるのに応答して、直
ちに警報ホーン13の断続的鳴動、ヘッドランプ12の
点滅駆動が一定時間継続的におこなわれる。
【0060】しかも、この警報動作は、たまたま携帯機
1を紛出してしまった車両所持者自身が適正なメカニカ
ルキー15を用いてドア7のドア錠を解錠した場合にも
行われる。そのため、メカニカルキー15の形状のみを
模倣して偽造された場合にも、その様な偽造行為による
車両窃盗を確実に防止することができる。
【0061】一方、車両所持者が適切なるメカニカルキ
ー15を用いてドア錠を解錠し、その後そのメカニカル
キー15をキーシリンダ16に差し込んで、エンジン始
動のためにイグニッションスイッチをイグニッション位
置まで回転させると、図5のフローチャートに示される
ように、イモビライザユニット17においては固有コー
ドID2の読み込みおよび照合が行われ、両者が一致し
た場合に限り、エンジン制御ユニット18は正常に起動
され、エンジンの運転が開始される。また、この様にし
て固有コードID2の照合一致が判定された場合に限
り、図4のフローチャートに示されるように、施解錠・
警報制御ユニット4において警報停止処理が行われ、ヘ
ッドランプ12の点滅駆動および警報ホーン13の断続
駆動により行われた警報は、直ちに停止されることとな
る。
【0062】その結果、たまたま携帯機1を紛失してし
まった車両所持者が、ドア7のドア錠を適切なるメカニ
カルキー15で解錠し、その後そのメカニカルキーをキ
ーシリンダ16に挿入してエンジンを始動させた場合に
は、直ちに警報動作を停止し警戒状態を解除させること
ができる。つまり、適切なるエンジン始動用のキーを用
いてドア7を開けた場合にも警報動作は一応行われるも
のの、その後エンジン始動のために当該メカニカルキー
をキーシリンダに差し込んでエンジン始動操作を行え
ば、警報動作を直ちに停止させることができるから、運
転者が車両所自者でありかつ適切なるエンジン始動キー
を所持している限りにおいては、警報ホーン13がなり
続け、ヘッドランプ12が点滅を長時間繰り返すと行っ
た不都合を回避することができる。一方、適性なるメカ
ニカルキーを形状的に偽造したり、あるいはドア7の窓
ガラスを破損して車内に侵入し、その後キーシリンダ1
6を破壊して不正な手段でエンジンを始動させようとし
た場合には、エンジン始動が不能であることは勿論のこ
と、警報動作を停止させることも出来ず、そのためこの
様な不正な手口による車両窃盗を確実に防止しつつも、
たまたま運転者が携帯機1を紛失したような場合にあっ
ては、適切なる車両所自車でありながら警報音が大音量
でなり続けるといった不都合を回避できるわけである。
【0063】なお、以上の実施例では、メカニカルキー
15に内蔵された固有コードを読み取る手段として、キ
ーシリンダ16を用いたが、別途専用のコード読取装置
を用いても良いことは勿論であり、また車両所持者によ
る正常な行為に対し警報音を停止させることだけを考慮
すれば、必ずしもイモビライザユニット17は必要では
ないことは言うまでもない。
【0064】また、以上の実施例では、ドアの施解錠の
制御で使用する固有コードID1と、イモビライザユニ
ットで使用する固有コードID2とを区別していたが、
同一のコードを用いても良い。ただし、車両窃盗を防止
する上では異なるコードを用いた方が良い。
【0065】さらに、以上の実施例では、施解錠・およ
び警報のための制御を、施解錠・警報制御ユニット4に
より行ったが、施解錠・処理と警報処理とを別々のユニ
ットにて行っても良いことは勿論である。
【0066】
【発明の効果】この出願の請求項1の発明によれば、携
帯機を紛失してやむなく適正なるエンジン始動キーでド
ア錠を解錠させた場合には、その後、読取手段にてエン
ジン始動キーに内蔵された固有コードを読み取らせるこ
とにより、直ちに、警報動作を停止させることができる
のに対し、形状のみを模倣して偽造されたエンジン始動
キーによりドア錠の解錠が行われた場合には、警報動作
を停止させることができない。
【0067】この出願の請求項2の発明によれば、携帯
機を紛失してやむなく適正なるエンジン始動キーでドア
錠を解錠させた場合には、その後、読取手段にてエンジ
ン始動キーに内蔵された固有コードを読み取らせること
により、直ちに、警報動作を停止させ、また、エンジン
の始動を正常に行うことができるのに対し、形状のみを
模倣して偽造されたエンジン始動キーによりドア錠の解
錠が行われた場合には、警報動作の停止は元よりエンジ
ンの始動さえも行うことができない。
【0068】この出願の請求項3の発明によれば、携帯
機を紛失してやむなく適正なるエンジン始動用のメカニ
カルキーでドア錠を解錠させた場合には、その後、キー
シリンダにメカニカルキーを差し込んでエンジン始動操
作を行えば、エンジン始動と共に警報も自動的に停止さ
れるのに対し、形状のみを模倣して偽造されたエンジン
始動用のメカニカルキーによりドア錠の解錠が行われた
場合には、警報動作の停止は元よりキーシリンダを破壊
してイグニッションスイッチを直結させたとしても、固
有コードの照合一致が判定されない以上、エンジンの始
動を行うことができない。
【0069】この出願の請求項4の発明によれば、前記
請求項1乃至請求項3の発明の効果に加え、偽造キーに
よるドア錠の解錠のみならず、車体の各種錠が解錠され
たこと、車体のトランクやフードが開かれたこと、車体
のキーシリンダが抜き取られたこと、等の車両窃盗に関
連する行為のいずれかが検出されるのに応答して、直ち
に警報を発すると共に、適正なるキーの所持者に限り、
その後、警報を停止させることができる。
【0070】この出願の請求項5の発明によれば、前記
請求項1乃至請求項3の発明の効果に加え、偽造キーに
よるドア錠の解錠に対しては、これを周囲の第三者に対
して聴覚的に報知し、そのような窃盗行為を思い止どま
らせることができる。
【0071】この出願の請求項6の発明によれば、前記
請求項1乃至請求項3の発明の効果に加え、偽造キーに
よるドア錠の解錠に対しては、これを周囲の第三者に対
して視覚的に報知し、そのような窃盗行為を思い止どま
らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用盗難防止装置が適用された
車両の外観を示す斜視図。
【図2】本発明に係る車両用盗難防止装置のハードウェ
ア構成を概略的に示すブロック図。
【図3】遠隔施解錠制御処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【図4】警報制御処理の詳細を示すフローチャート。
【図5】エンジン始動処理の詳細を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 携帯機 2 車両 3 送信アンテナ 4 施解錠・警報制御ユニット 5 フード 6 フード開閉状態スイッチ 7 ドア 8 ドア開閉状態スイッチ 9 トランク 10 トランク開閉状態スイッチ 11 キーシリンダタンパースイッチ 12 ヘッドランプ 13 警報ホーン 14 ドア操作スイッチ 15 メカニカルキー 15a 固有コードを内蔵するチップ 16 キーシリンダ 17 イモビライザユニット 18 エンジン制御ユニット 19 エンジンセンサ群 20 エンジンアクュエータ群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有コードを保有する携帯機と、前記携
    帯機から無線にて受信した固有コードを車両側のそれと
    照合し両者の一致を少なくとも条件として当該車両を施
    錠・警戒状態にセット或いは解錠・非警戒状態にリセッ
    トする車載機と、を有し、前記施錠・警戒状態にあって
    は、適正な機械式キーを用いてドアが解錠された場合に
    も所定の警報動作が行われるようにした車両用盗難防止
    装置において、 電気的な固有コードを内蔵させてなるエンジン始動キー
    と、前記エンジン始動キーから固有コードを読み取る読
    取手段と、前記読取手段にて読み取られた固有コードを
    車両側のそれと照合する照合手段と、前記照合手段にお
    ける一致判定を条件として前記警報動作を停止させる警
    報動作停止手段とを車両側に設けたこと、を特徴とする
    車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 固有コードを保有する携帯機と、前記携
    帯機から無線にて受信した固有コードを車両側のそれと
    照合し両者の一致を少なくとも条件として当該車両を施
    錠・警戒状態にセット或いは解錠・非警戒状態にリセッ
    トする車載機と、を有し、前記施錠・警戒状態にあって
    は、適正な機械式キーを用いてドアが解錠された場合に
    も所定の警報動作が行われるようにした車両用盗難防止
    装置において、 電気的な固有コードを内蔵させてなるエンジン始動キー
    と、前記エンジン始動キーから固有コードを読み取る読
    取手段と、前記読取手段にて読み取られた固有コードを
    車両側のそれと照合する照合手段と、前記照合手段によ
    る一致判定を条件としてエンジンの運転を開始させる一
    方、不一致判定を条件としてエンジンを停止させるエン
    ジン制御手段と、前記照合手段における一致判定を条件
    として前記警報動作を停止させる警報動作停止手段とを
    設けたこと、を特徴とする車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 固有コードを保有する携帯機と、前記携
    帯機から無線にて受信した固有コードを車両側のそれと
    照合し両者の一致を少なくとも条件として当該車両を施
    錠・警戒状態にセット或いは解錠・非警戒状態にリセッ
    トする車載機と、を有し、前記施錠・警戒状態にあって
    は、適正な機械式キーを用いてドアが解錠された場合に
    も所定の警報動作が行われるようにした車両用盗難防止
    装置において、 電気的な固有コードを記憶させたチップが埋め込まれた
    エンジン始動用のメカニカルキーと、 前記メカニカルキーを受け入れると共に、内蔵コイルか
    ら高周波を発信させて前記メカニカルキーから電磁誘導
    の原理でチップに記憶された固有コードを読み取るエン
    ジン始動用のキーシリンダと、 前記キーシリンダで読み取られた固有コードを車両側の
    固有コードとを照合すると共に、通信機能を備えている
    イモビライザユニットと、 エンジン制御に必要な各種センサ群からの信号に基づい
    て所定の制御演算を実行すると共に、その演算結果に基
    づいてエンジン制御に必要な各種アクュエータ群に出力
    信号を送出し、更に、通信機能を備えているエンジン制
    御ユニットと、を有し、 かつ、前記エンジン制御ユニットは、前記イモビライザ
    ユニットとの通信を介して固有コード照合結果を確認
    し、両者が一致する場合にはエンジン運転を開始するの
    に対し、不一致の場合にはエンジン運転を停止させるも
    のであり、 更に、前記車載機には、前記イモビライザユニットとの
    通信を介して固有コード照合結果を確認し、両者が一致
    する場合には前記警報動作を停止させる機能が内蔵され
    ていること、 を特徴とする車両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記施錠・警戒状態にあっては、車体の
    ドアが開かれたこと、車体の各種錠が解錠されたこと、
    車体のトランクやフードが開かれたこと、車体のキーシ
    リンダが抜き取られたこと、等の車両窃盗に関連する行
    為のいずれかが検出されるのに応答して、所定の警報動
    作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の車両用盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の警報動作とは、警報ホーンを
    連続的又は断続的に鳴動させる等の聴覚的警報を行うも
    のであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の車両用盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の警報動作とは、ヘッドランプ
    の点滅等の視覚的警報を行うものであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用盗難
    防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100801874B1 (ko) * 2006-09-30 2008-02-12 주식회사 퓨트로닉 차량 시동과 주행정보 관리를 위한 차량용 제어시스템의 제어장치 및 그 방법
JP2009019414A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Fuji Heavy Ind Ltd アラームシステム
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